唯「あっ、知ってる?クレヨンしんちゃんの作者が死んじゃったんだって」
紬「駄目よ唯ちゃん、そんな話題の振り方は」
律「そこは"お亡くなりになられました"だろ」
唯「ごめん、ふと思い出して」
澪「…」ガタッ
憂「誰?」
『平沢憂』
憂「?…それは私だよ」
『私は憂だよ。人は自分の中にもう一人の自分を持っているの』
『自分と言うのは常に2人でできているもの』
憂「2人?」
『実際に見られる自分と、それを見つめている自分だよ』
『平沢憂と云う人物だって何人もいるよ
あなたの心の中にいるもう一人の平沢憂
平沢唯の心の中にいる平沢憂、秋山澪の中の憂、田井中律の中の憂、中野梓の中の憂……』
『みんなそれぞれ違う平沢憂だけど、どれも本物の平沢憂だよ』
唯「ケーキおいしいね、でさーこの前憂が」
澪「そんなもんなのかよ…」
唯「?…澪ちゃん?」
澪「そんな一言二言で畳まれるような人物かよ!
しんちゃんを!その程度の認識でしか!見てねぇのかよ!!」
律「お、おい澪…」
紬「澪ちゃん?大丈夫?」
澪「前が見えねェゾ…」グスッ
唯「澪ちゃん…しんちゃん大好きなのかな…」
律「人間とは居なくなった瞬間に大きな存在感を示すものなのかもな」
紬「澪ちゃん…悲しいけど…これがげんじつなのよ?」
澪「ふざけんなよ…最終回も無いままで…
こんな…ハンパな終わり方…あんまりだ…畜生…畜生…!」グスッ
ダッ
澪は部室から飛び出してしまった
律「澪ってそんなアニメとか見る方だったっけ」
澪「涙で前が見えねェゾ…」フラフラ
梓「あっ、澪先p…ウッ…」
澪の周りに漂う「鬱オーラ」の威力が凄まじく
梓は話しかける事ができなかった
いや、話し掛ければ、自分も只では済まないだろう
梓の動物的な本能がそう反応したのだ
澪「見えねェゾ…」フラフラ
澪のネガティブオーラは段々とその範囲、威力を高めていっていた
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:36:24.89 ID:+V+oqg+vO
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:37:57.76 ID:h/sAtjxw0
律「?」
唯「りっちゃんどうかした?」
律「なんか聞こえないか?人の…声だ」
部室の外から、無数の人間の声が聞こえて来た
「うぅ…」
「悲しい…」
「鬱だ死のう…」
律「様子が変だな…ちょっと出て見ようぜ」
律が立ち上がり、部室から出ようとしたその時…
ブオッ!!
律「うっ!?」
律の目の前…いや部室の外に黒い霧が立ちこめていた
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:41:23.84 ID:h/sAtjxw0
律「おおおお毒ガスかあああ!!?」
バターン!
律は速攻で部室の扉を閉めた
紬「今の煙は…」
唯「え?どうしたの?何?」
律「澪…!やべぇ…」
唯「ねーどうしたの?」
紬「鬱のオーラ…聞いたことがあるわ」
律「え?」
うわ…俺何書いてんの…
なんかにとりつかれていたみたいだな
睡眠をしっかり取らないとこうなるから、みんなも規則正しい睡眠を心がけようね
登山の時も、周り、足元をしっかりと確認して
安全第一を心がけようね おわり
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 22:48:36.60 ID:UOcNUmQ0O
………
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 23:01:04.11 ID:GsQdzv6bO
乗っ取りしたかったが腹と眠気がヤバい
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ゴースト骨塚じゃないのか