紳助「ヘキサゴンのインテリ枠なくそうかな」

紳助「最近ヘキサゴンの視聴率落ちてきてるな……」

紳助「やっぱり、マンネリがきてるんやろうな」

紳助「マンネリ打破のためのアホ投入と歌をバンバン流す」

紳助「やれることはやったのに、何でやろ。何があかんのかな」

紳助「これからもバンバンやってくけど、効果出るんやろうか」

紳助「ほんまに、何があかんのやろ」

紳助「……出演者か？　ひょっとしたら出演者に問題があるんか？」

パー速でやれや

パークソでやれ

ラサール子

紳助「誰やねん一体。ヘキサゴンを衰退させてる奴等ってのは」

紳助「アホ軍団は問題なし」

紳助「芸人も何らおかしいトコはない」

紳助「……カシコか！」

紳助「よう考えたらヘキサでは賢い奴は目立たん」

紳助「となると、一番切ったほうがええところか」

紳助「……よっしゃ、ヘキサゴン大革命や」

紳助「ヘキサゴンのインテリ枠なくそうかな」


山根（……な、何てことだ！）

山根は芸人かインテルか

クソガキ「ヘキサゴンよりイナズマイレブン見たいー！」

山根（インテリ枠がなくなる→俺、クビ→コンビ解散→田中が無職になる）

山根（この状況、めちゃくちゃヤバいよね）

山根（なんとしても阻止しないと！）

ピ、ポ、パ

山根「……緊急事態緊急事態。ヘキサゴンの六賢者、全員集合してください」

>>7
それが正しい

会議室

山根「僕も含めて六賢者の皆様に集まってもらったのは他でもありません」

山根「……って、あれ？　麻木さんは！？」

崎本「来ていません」

ラサール「来ないって連絡があったが」

山根「ちょっと、何でですか？」

ラサール「麻木、ヘキサゴン離れて久しいからなぁ」

ラサール「六月の特番以来全然出演してないし」

水野「あれから三ヶ月ですよね……もう、来ないのかな」

渡辺「一気に華がなくなるな」

ヘキサゴンって見てる奴いたのかよ

山根「……五賢者ですかそうですか。しょうがないですよねいないんだもの」

山根「何のための六角形なんだよ、全く」

崎本「まぁまぁ。ひょっとしたら気が変わって来てくれるかもしれないし」

山根「新入りは黙ってて」

崎本「サーセン」

山根「というわけで六賢者改め五賢者会議を開始いたします」

崎本って誰だよｗｗｗｗｗ

山根「皆さんはヘキサゴンの知能を司る賢者です」

山根「ヘキサゴンが発展したのはおバカさんだけではなく、我々の力あってこそです」

水野「それはどうだろうなぁ……」

山根「しかし、その賢者達をあのアホ司会者は追放しようとしています」

崎本「山根さんが毒づいている……」

山根「万年三位は黙ってて」

崎本「すいません」

山根「これは、緊急事態です」

山根「我々を追放した場合、ヘキサゴンがガラガラ音を立てて崩れるのは目に見えています」

山根「紳助さんは何をトチ狂ったかは知ったことじゃありません」

山根「とにかく我々五賢者が力を合わせて、それを阻止しなければなりません」

山根「何か妙案はありませんか？」

水野「……正直、どうでもいいですね」

山根「は？」

地味におもしろい

水野「ヘキサゴンってさ、頭いい人目立たないでしょ」

水野「空気以外の何物でもないじゃないですか」

水野「それだったらヘキサゴン出るより別のクイズ番組に出る」

水野「その方が、こっちとしては利があると思うんですけど」

山根「し、しかし……」

水野「ヘキサゴンの環境自体を変えるのは不可能に等しいのでは？」

山根「う……！」

崎本「……僕も正直、出るのやめようかなと思ってるんです」

山根「おいお前、入りたてのくせに何を言ってるんだよ」

崎本「半年以上、ヘキサゴンを体験しての結論です」

崎本「インテリでなくとも、俳優がこの番組に出て、利益があるとは思えないんです」

崎本「この番組が何のステップアップになるんですか」

崎本「むしろ芸人方々にネタを仕込まれ、ギャグをぶちかます日々」

崎本「僕は役者なんだ！　芸人じゃない！」

山根「そりゃあ相手が悪かったとしか……」

山根「何、皆はヘキサゴンに愛がないわけ！？」

山根「そこの二人、何か言ってみせてくださいよ」

渡辺「え！？　俺達には一応、愛はあるけどさぁ……」

ラサール「他のインテリとか呼ばれている人間達にはないだろ」

ラサール「ヘキサゴンはほとんどのインテリを敵に回している」

ラサール「クイズ的評判が悪すぎるぐらいだな」

ラサール「いい成績を取っても目立たない。むしろ自分より馬鹿な人間が目立つ」

ラサール「他のクイズ番組では絶対にありえないような事ばかり」

ラサール「ひたすら自尊心を傷つけられる。そうしてヘキサゴンを避ける」

山根「プライドが高いって、本当に嫌ですね」

崎本「そういう問題じゃないと思いますが」

サキモンサキモンーｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗサキモンサキモンーｗｗｗｗｗｗｗｗ
因数分解カイカイカイｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

山根「じゃあ、そんな番組になんで出続けているかって話ですよ」

ラサール「おバカさんがいい奴等で、会いたいと思うからに決まってるだろ」

渡辺「クイズは正解するためにあるわけじゃないだろ」

山根「まさにその通りですよ。すべては愛です」

山根「崎本君と水野さんもそれを否定しますか！？」

崎本「か、彼らに罪はないでしょう」

水野「嫌いなわけないでしょう？」

山根「ほら！」

山根「では、その愛を砕いたのは誰ですか！？」

崎本「……」

水野「……」

山根「……そうです、新しく投入されたバカですよ」

山根「何のこっちゃかさっぱりわからない」

山根「わからせようともしてくれない」

山根「俺はあいつらを許せません」

なんだそっちかヾ(^▽^)ﾉ
つまんねヾ(^▽^)ﾉ

山根「よって、あのバカ達に断固として抗議するべきです！」

崎本「勝手にやってください。僕は一抜けします」

水野「私もやりたくないな」

山根「何でですか！？」

ラサール「そのやり口が間違っているからだろ」

山根「何が間違っていると。だって、あいつらのせいでしょ！？」

渡辺「仮にあいつらに抗議して、それが理解されると思うか？」

山根「あ、そうか。そりゃそうだ。僕が間違ってました」

山根「じゃあどうしろと？」

水野「ヘキサゴンの体質そのものを改善したほうがいいんじゃないですか？」

水野「どうせ無理でしょうけど」

山根「やる前から諦めてどうするんですか！？」

山根「俺達五賢者は「やる前に諦めない」が鉄則でしょ！？」

崎本「そんな鉄則聞いたことないです」

山根「そりゃあ君は新入りだから」

崎本「理不尽すぎる……」

山根「とにかく、紳助さんに抗議しにいきましょう。干されるのは承知の上で！」

ラサール「俺たちが、やるしかないんだよな」

山根「そうと決まれば早速決行です！」

ガチャ

山田「みなさんこんにちは」

山根「山田、どうしたのさ」

山田「皆さんに差し入れです。美味しい美味しい泡盛はいりませんか？」

山根「お、ちょうどいいや。一口貰っとくわ」

渡辺「俺も俺も！」

別に俺が早く読みたいとかそういうわけじゃないけど
ほかにわくわくして読んでる奴がいるかもしれないんだから指速く動かせよ

十分後

山根「……うぃー。出来上がりましたぁ！　これでいくらでも毒づけます！」

ラサール「いくら何でも飲みすぎだろ……大丈夫か？」

崎本「いいぃぃやぁ、何だか今日はいけそうな気がします」

水野「ヘキサゴンやめるついでに一発、やっときましょう！」

渡辺「よっしゃあ、酔った勢いで特攻だな！」

品川さんってこの番組にいらないよね

一瞬山田って誰だと思った

>>1
しんすけに消されるぞ・・・ｗｋｔｋ

>>29
こいつ庄司じゃね？

紳助の楽屋

紳助「……そういうわけか。よっしゃ、わかった」

ガッチャーン

山根「紳助えええぇ！」

紳助「な、何や！？」

渡辺「あっるぇー、紳助さん以外にも誰かいるよ！？」

山田「サーターアンダーギー」

辻「こんにちは！」

水野「こまけぇこたぁいいんだよ！」

崎本「特攻抗議で散りましょう！」

紳助「こいつらおかしいんちゃう？」

山根「僕ら五賢者は、紳助さんに断固抗議します！」

紳助「突然入り込んで何やねん！？」

山根「僕らインテリの待遇を改善しろ！　クビだなんて言語道断だ！」

水野「もうちょっとインテリにもおいしい企画用意してくださいよ」

崎本「こっちからやめてやらぁ！」

ラサール「いやいやそれはまずいって」

渡辺「愛だけじゃやっていけないこともあるんだよね……酒もってこい、酒！」

山田「はいはい」

紳助「……断る！」

山根「ことわる？　どの口がそんなこと言ってるんですか？」

紳助「俺や。何でお前らの待遇よくせなあかんねん」

紳助「インテリなんて空気やないか。いてもいなくても同じ」

紳助「それやったらいないほうがせいせいするって話や」

山根「全然わかってねぇな」

水野「こうなったら実力行使しちゃいますか！？」

紳助「はたして、お前らにそれが出来るかな？」

崎本「え……？」

バタンッ

山根「何、これ……」

渡辺「うっ……！」

バタバタッ

紳助「ちょうどええタイミングで効果が出たやん」

水野「これは一体！？」

山田「泡盛って、ものすごく効きますよね」

紳助「こいつがお前らのおる会議室に泡盛差し入れてたやろ？」

紳助「その泡盛は睡眠入りやったってだけの話や」

ラサール「何だって！？」

紳助「山根が俺の独り言を盗み聞きしていたことには気付いた」

紳助「あいつのことや、何かやってくるやろうともう察してたんや」

紳助「そこで、それをパーにするために山田の力を借りたってわけ」

水野「山田君、どうして！？」

山田「……紳助さんが言っていたんです」

山田「インテリの人を亡くせば、僕のことをわかってくれる人が来るって」

山田「僕の人をわかってくれる人は今のヘキサゴンにはいない」

山田「僕の言いたいことをわかってくれない、それがとってももどかしかった」

山田「だからこれは、僕のための戦いなんです」

水野「何てことなの……！？」

紳助「というよりもお前ら、早う寝ろや！」

ラサール「いや、俺は禁酒してるんで飲みませんでした」

紳助「シラフか！？　水野は？」

水野「私は泡盛は飲みました。でも、こんな薬では眠りません」

水野「スポーツマンたるもの、薬物の誘惑に耐えなければならない！」

紳助「案外やっかいなやつを敵に回したかもな……！」

紳助「けど、その勢いもそこまでや。眠ってた方が楽やったと思うで？」

ジャキン

山田「完全武装です」

辻「やっちゃいましょう♪」

水野「何これ！？」

紳助「こうなったらこっちも実力行使や！」

ラサール「もう、根本的に間違ってる……」

水野「……ラサールさんは下がっててください」

ラサール「け、けど」

水野「運動神経のない奴は足手まといなんです！」

ラサール「ひぃやぁ！」

山田「二対一。こっちが有利ですね」

辻「楽勝だピョン」

水野「それはどうかな？」

ブォウウン

山田「……なんだ、あのオーラは！？」

水野「戦闘力・解放！」

水野「うらああああああぁっ！」

シュタタタタタタタタッ

山田「ぐふっ」

辻「きゃぁっ！」

バタバタッ

水野「弱い……武装しているくせに弱すぎる！」

紳助「水野、お前になんでそんな力があるんや！？」

水野「ヘキサゴンでは使うことなんてないから隠していました。ただそれだけです」

ラサール「日常生活でも絶対に使わない気がするけど」

水野「残るはドンのあなただけですね！」

紳助「ちぃっ！」

水野「もう一度訊きます。インテリの待遇をを改善する気は？」

紳助「ない！　俺はただ、ヘキサゴンが終わらんようにしたいだけや！」

紳助「そのために俺は」

ラサール「そのためのやり口が間違っているんですよ！」

ラサール「俺たちがいなければ、誰がおバカさんをわかってあげられるんですか！？」

水野「愛が無ければわからないとはよく言うものです」

水野「インテリかどうかは正直もう、知ったことじゃありません」

水野「けど、ヘキサゴンを愛している人間を切ろうということ自体が間違っている！」

水野「あなたにはわからないんですか！？」

紳助「……」

紳助「ああ、さっぱりわからんなぁ」

水野「！？」

紳助「俺にはわからん。頭ええやつの考えが！」

紳助「何がインテリや……！　ちょっと知識あるだけやろ！？」

紳助「それだけの話やのに、もてはやされるほうがおかしいやろ！？」

水野「それがあなたの本当の考えですか……！」

1乙！なかなか面白かったぞ！

紳助「俺はヘキサゴンを絶対に終わらせない！」

紳助「絶対に頭いい奴を追放する！」

紳助「これは、俺の絶対の意思や！」

水野「やはり、殴られないとわからないようですね！」

ラサール「……うああああ！」

ガッチャーン

紳助「な、何や！？」

神原「ヘキサゴンの打ち切りが決定しました」

紳助「は？　プロデューサーさん何言うてんの？」

神原「ですから、ヘキサゴンの打ち切りが決定したんです」

神原「会議がありまして、この冬の改変で、打ち切りが確定しました」

神原「視聴率も落ちてきていましたからね……残念です」

紳助「いやいや残念とかやなくて、これからどうにかしようってなってたやん」

神原「上が「もう待てない」と」

紳助「何やそれ！？」

紳助「ウソやろ、おい……！」

紳助「あいつら……Paboと羞恥心の三分の二は知ってるんか？」

神原「いいえ。最後まで知らせることなく、ひっそりと終わらせるつもりです」

神原「打ち切りを知って一番ショックを受けるのは、多分彼らですから……」

紳助「……そうか。そうやったんか」

ラサール「……」

水野「争っているヒマはないようですね」

紳助「……もう、どうでもよくなった」

紳助「どうしようもないんやろ。クビは白紙や」

ラサール「あんまり嬉しくない」

紳助「最後くらい、いつものヘキサにしようや」

水野「何だか気の毒になってきた……」

なんだこりゃ

ヘキサゴンの最終回収録日

紳助「ヘキサゴン�Uクイズパレード！」

紳助「今日で最終回ですけど、いつもどおり頑張っていきましょう！」

麻木「本当に終わっちゃうんですね……」

崎本「けど、最後の最後に麻木さんが来てくれるとは思いませんでした」

麻木「だって、仮にもヘキサゴンの六賢者だもの。最後くらいは来ないと」

水野「本当に今日で終わってしまうんですね」

渡辺「長かったなぁ……」

普通に読めるから困る

山根「こんな結末、望んでいたわけじゃないよ？　でももう覆らない」

ラサール「最後の最後にヘキサゴンらしい姿を取り戻したってことで、いいじゃん」

ラサール「……この後Pabo、どうするんだろうか」

山根「彼らだったら大丈夫ですよ」

水野「きっと、たくましく生きていきますって。私達が保証します！」

水野「番組はヘキサゴンだけじゃないんですから！」

ラサール「他のクイズ番組に出るってことか？」

ラサール「それだと……ここの繰り返しになりそうな気がするんだけど」

水野「だからぁ、彼女達に罪はないって言いましたよね？」

水野「すべてはその番組を支配する人間しだいなんですよ」

水野「本当に優しい人がそこにいれば、繰り返しは起きない」

麻木「優しい、ねぇ……」

紳助「……ん、何や。俺の顔に何かついてるか？」

麻木「別に、何もついてませんよー」

山根「ま、今日で六賢者は解散ってことで」

山根「長い間ありがとうございました」

山根「また、どこかで会える様に願いましょう」

水野「寂しくなりますね」

ラサール「俺等がクイズ番組に出続ける限り、会える機会は無限にある！」

崎本「僕ももう少し、この世界で頑張ります」

渡辺「あと何年頑張れるかな……」

麻木「三十年、いや何年でも頑張りましょう！」

六賢者「解散！」

〜一年後・山根宅〜

水野「ちわーっす」

山根「いらっしゃい。もうみんな来てるから」

水野「いやー、突然「六賢者、集合」って号令かかったときはびっくりしたよ」

山根「俺ももうかけることはないと思ったけど」

麻木「新しいヘキサゴンが始まると聞いちゃあねぇ。見守らないわけにはいかないっしょ」

ラサール「あれから一年か……」

崎本「果たして、どうなっていることやら……」

麻木「ほら、始まりますよ！　テレビテレビ！」

紳助『ヘキサゴン�Vクイズパレード！』

山根「司会者変わってねぇな」

紳助『リニューアル初回です！』

紳助『この番組は、インテリさんお断り！』

紳助『初回からバカがどんどん炸裂していきますんで、よろしく！』

六賢者「あいつ……全然反省してねぇ！」


過ちは　繰り返される　ためにある？

おしまい

以上です。大した盛り上がりも無く終わりました。
今のヘキサゴンの何がだめなのかを考えたらこうなりました。
六賢者で主役はちょっと無理でした。

乙
おもしろかったよ

乙
一回バカ抜きでやってほしい

うふ

面白かった
一度でいいから最後までクイズだけやってるヘキサゴンを見たい