('A`)合わないようです

サマー三国志に参加させて頂いております。

次のレスより投下いたします。よろしくお願いします。

一番乗りかな？
支援

（　＾ω＾）「ドクオ」

('A`)「……ん？」ｶﾁｶﾁ　ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

（　＾ω＾）「……大事な話があるお」

('A`)「何だよ、改まって」ｶﾁﾁ　ﾃﾚﾚﾝ

('A`)「……こいつ倒してからでいいか、ボスなんだよ」

（　＾ω＾）「今すぐがいいんだお」

('A`)「聞き流すけど良いか」　ﾄﾞｰﾝ　ﾋﾟｺﾋﾟｺﾝ

（　＾ω＾）「ドクオ、僕は真剣なんだお」

('A`)「だったらちょっとだけ待ってくれよ」　ﾋﾞﾋﾞﾋﾞｰ!

（　＾ω＾）「いやだお」

('A`)「あーもう、何だよ、わかったから言ってみろよ」

（　＾ω＾）「ドクオ、好きだお。付き合ってくれお」

('A`)　　　　　　　　ﾁｭﾄﾞｰﾝ!


　　　　　　　　　　　　　　('A`)合わないようです

一番乗りおめでとう支援

支援しようか

〜以下濃厚なホモスレ〜

（　＾ω＾）アンチ三国志からきますた

（　＾ω＾）中止しろー
（　＾ω＾）つまらんからやめちまえー

（　＾ω＾）アンチ三国志からきますた

（　＾ω＾）中止しろー
（　＾ω＾）つまらんからやめちまえー


（　＾ω＾）アンチ三国志からきますた

（　＾ω＾）中止しろー
（　＾ω＾）つまらんからやめちまえー

死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑
死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑
死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死

('A`)「……あ、死んだ」

（　＾ω＾）「ドクオ、返事を聞かせてほしいお」

('A`)「……最後にセーブしたのどこだったっけ……」

（　＾ω＾）「いや、もうドクオなんて呼び方嫌だお、ドックンって呼ぶお」

('A`)「コンティニューするか……」

（　＾ω＾）「ドックンすきすき愛してる」

('A`)「やめろ気持ち悪い」

（　＾ω＾）「聞こえてるんじゃないかお」

（　＾ω＾）「僕は本気だお、ドックン」

（　＾ω＾）「返事を聞かせて欲しいお」

('A`)「……マジで言ってんの？」

（　＾ω＾）「本気と書いてマジと読ませるお」

（　＾ω＾）「……ダメかお」

('A`)「……ダメも何も」

('A`)「俺、プログラムなんだけど」

支援

　社会不適合者矯正措置法。
　全世界的新型インフルエンザ流行の影響により、地球人口はおよそ2/3になった。
　むろん俺たちの国である日本も例外ではない。
　運悪く天災も重なり、日本の人口は半減してしまった。
　前から予測されていた東海地震に加え、瀬戸内海で群発した地震、相次ぐ火山の噴火。
　もちろんそれだけでは飽き足らず、長雨による土砂災害、洪水などなど。
　よくここまでいろいろな不幸が続いたもんだ。
　一部の宗教じゃ、ノアの箱舟の如く、残すべき人間を神が選んだとか、大先生の加護のおかげで助かっただとか言われたりしている。
　
　そんな中、政府が復興を目指して施行した法律がこれだ。
　文字通り、社会に適合できなかった者たちを矯正する措置。
　矯正した後、労働力となることを期待するそうだ。
　政府曰く、社会不適合者の殆どは、信頼できる「友人」が存在しなかったと。
　よって、友人を作成し、その友人から社会復帰を薦めれば全てが上手くいくのではないかと考えたらしい。
　
　そのために作られたプログラムが、俺達「みんなのともだち」である。
　
　性格パターンはごまんとあり、簡単な心理テストによって俺たちのうち誰かが選ばれるというわけだ。
　そんなわけで、俺はこいつ、ブーンの友達として存在しているプログラムなわけだが……。

（　＾ω＾）「だからなんだっていうんだお」

（　＾ω＾）「愛があればそんなの関係無いお」

　……俺は「みんなのともだち」であって、「こいびと」ではない。
　ついでに言えば、俺は男性型プログラムで、ブーンも生物学上ホモサピセンスのオスの筈だ。

('A`)「……ちょっと待ってくれ」

支援

　話を戻すと、友達がプログラムだけでうまくいくはずが無いことは明らかだ。
　なので、俺たち「みんなのともだち」が他の「みんなのともだち」と関わることで、俺たちを介して現実の友達を作るという機能もある。
　それを利用して、俺たちが情報交換することも多々ある。
　……さっき俺がやってたゲームも、プログラムとして他の「ともだち」から借りたんだけどな。

　まあ、そんなわけで、ちょっとこの状況を整理するために、数多の「ともだち」が集まる「ともだちひろば」へとやってきたのである。

('A`)「えーっと……」

(´･ω･`)「おや、ドクオじゃないか」

('A`)「おぉ、ショボン」

　ちなみに「ともだちひろば」には「ともだち」を介して人間も入ってくることができる。
　つまり、俺たちが紹介しなくとも自分から現実の友達を作ることもできるわけだ。

　このショボンも人間であり、ブーンとも知り合いである。
　ショボンの「ともだち」であるジョルジュを介して知り合った。

(´･ω･`)「今日はブーンは来てないのかい？」

('A`)「あぁ、ちょっとあってな」

(´･ω･`)「どうかしたの？　何か力になれるかな」

('A`)「うーん……」

　ショボンに相談するべきだろうか。
　……いや、しかし。

しえん

支援

　せっかくできた現実の友達に、ブーンのこの件を話した場合どうなるだろう。
　もしかしたら、もしかしたらではあるが。
　……関係を断ってしまう可能性がある。
　ブーンとショボンだけの関係ならまだいい。
　しかし、ショボンがブーンと関わりたくないがために、この「ともだちひろば」にまで来なくなったら？
　ショボンが社会復帰することは無くなるだろう。

　俺たち「ともだち」は、中々大変なのだ。

('A`)「いや、大丈夫だ。ショボンの手を煩わせることでもねーよ」

(´･ω･`)「そうかい？　まあ、何かあったら言ってくれよ」

('∀`)「あぁ、ありがとな」

(´･ω･`)「じゃ、また」

　……社会不適合に陥る人間にはパターンがある。
　確かに友達が出来ないというのは大きい。
　しかし、その原因は何なのだろうか？
　ある者は容姿だったり、あるものは服装だったり、あるものは傾倒した趣味だったり、言動だったりする。

　しかし、その中でも特に多いのが俗に言う「厨二病」だ。
　……定義は忘れたが、中学二年生頃になると陥りやすい思考の一つで、
　「自分が他者とは違う、何か特別な人間」であると錯覚することであると言える。
　この思考の下、特殊能力を持っている自分を妄想したり、もう一人の自分を妄想したりする。
　悪化すると精神病の一種となってしまう、恐ろしいものだ。

　そして、「孤独」へのあこがれが芽生える。

wktk

しえん

　「俺はお前らとは違うんだ」
　　　　　　「俺にかかわると大変なことになる」
　　　「やめろ、触るんじゃない」
　　　　　　　　　　「やめた方がいい、痛い目を見るぞ」

　このようなことを実際に口走り、周囲と距離を取る。
　本人は距離を取っているつもりでも、実際は距離を取られていることに気付かない。

　……ようやく人恋しくなったところで、時すでに遅し、ってなわけだ。

　ショボンもそのタイプだった。

('A`)「最初は苦労したっけ」

────
──
─

(´･ω･`)『なんだ、プログラム風情が』

（　＾ω＾）『お、初めましてだお』
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『ひろばで暇そーにしてたから連れてきたんだよ、お前と話が合うかもしれねーぜ』

(´･ω･`)『……ほう、機関を知っているのか？』

（　＾ω＾）『おｗｗ蒸気機関は素晴らしい発明だおｗｗｗｗｗ』

(´･ω･`)『……はぁ？』

支援！

しえん

支援

('A`)『スチームボーイ、面白かったな』

（　＾ω＾）『なｗｗｗつｗｗっうぃｗｗｗｗｗ』

(´･ω･`)『……何だ、それ』

（　＾ω＾）『お、結構昔の映画だお』

（　＾ω＾）『ロンドン万博の──……』

(´･ω･`)『へぇ……』

('A`)『あぁ、ビデオデータならあるし、やろうか？』

(´･ω･`)『……どうしても見てほしいって言うなら、見てやらんことも無い』

（　＾ω＾）『おｗｗｗショボンにも是非見てほしいおｗｗｗｗｗ』
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『ちょｗｗｗｗ俺も見るからｗｗｗｗｗｗ』

（　＾ω＾）『お前はｗｗｗｗｗｗｗｗだｗｗｗｗｗｗめｗｗｗｗｗｗｗ』

('A`)『……ほい、このデータだ』

(´･ω･`)『あぁ、御苦労』
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『そーじゃないだろー？　ショボン』

(´･ω･`)『……ありがとう』

支援

─
──
────
　それからもショボンはあんな調子だったしな。
　今でもその感じは残っちゃいるが……大分薄れたようだ。
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「お、ドクオじゃねーか」

('A`)「ん、あぁ」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「ショボン見なかったか？」

('A`)「さっき向こうで……」

('A`)「そうだ、ジョルジュ」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「ん？」

('A`)「ちょっと相談に……」

　待て。
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「？　どした？」

　こいつ、口軽いしな……。

('A`)「わりぃやっぱ何でもない」
　_
(#ﾟ∀ﾟ)「まてお前なんか失礼なこと考えたろ」

('A`)「ﾊﾊﾊｿﾝﾅｺﾄｱﾘﾏｾﾝﾖﾊﾊﾊ」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「まぁいいや、何かあったら言ってくれよ」

('A`)「おう、そうする」

　さて。
　社会不適合に陥った人間のその後にもパターンがある。
　大半は引きこもり、外界との接触を断つ。
　また、自ら命を断つことで外界との接触を断つこともある。
　最後のもう一つ。
　それが、社会を自分の望み通りに変えてしまおうとすることだ。
　外界が自分を認めないならば、自分を認める外界を作ればいい。
　そんな考えってところか。
　もちろん、そいつらもこの措置法の対象である。
　何を考えてるんだかね？　政府って本当は馬鹿の集まりじゃ無いのか。

(*ﾟ∀ﾟ)「あひゃ、ドクオー！」

('A`)「おぉ、つーか」

(*ﾟ∀ﾟ)「どしたんだー？　暗い顔してー」

从 ﾟ∀从「ばーか、こいつはもともと暗い顔だろーｗｗ」

(*ﾟ∀ﾟ)「あひゃ、そうだったなーｗｗ」

　このつーも、そのパターンの社会不適合者の一人である。

　弱冠１４歳にして一つの政令都市の機能をダウンさせ、「建国」を謀ったトンデモ少女。
　もちろん逮捕はされたものの、直後の不況、大災害によりその罪も曖昧に、さっさと放り出されてしまった。

(*ﾟ∀ﾟ)「なードクオ、暇ならあそぼーぜ」

　しかし、放り出されてからは特に何もせず、他の社会不適合者と同様に部屋に閉じこもりきりだったらしい。
　そこにこの「みんなのともだち」法施行により、ハインという同じような考えを持つ「ともだち」に出会ったそうだ。

从 ﾟ∀从「誰か探してんのか？」

('A`)「あー、まあちょっとな」

　話してみても、どうしても独裁を謀るような人間とは思えないし、喋りも若干幼く感じる。
　こいつが本当に都市機能を殺したのか、疑問さえ持ってしまうほどだ。

(*ﾟ∀ﾟ)「えー？　あそぼーぜドクオー」

(*ﾟ∀ﾟ)「なんでもいーぞ？　将棋でもチェスでも」

('A`)「やだよ、お前全部のパターン把握してるじゃねえか」

　しかし、天才なのは確かだ。
　将棋やチェス、オセロなどのボードゲームは一瞬で全てのパターンを把握し、必勝を誇っている。
　プログラムなどの構築も一瞬で終わらせてしまうため、こいつは政府からも少し注目されているようだ。
　新たな日本の頭脳となれる可能性が、ある。

　……もっとも、本人はそんなこと考えていないんだろうけどな。

('A`)「んじゃ、またな」

支援

しえ

面白い
支援

(*ﾟ∀ﾟ)「おー、次会ったら絶対あそぼーなー」

('A`)「あぁ、わかったよ」

　……正直、こいつは苦手だ。
　本人にその気はないのだろうが、頭の悪い生き方をしてきた俺にとって、こいつの頭脳は解し難い。
　まぁ、要するに嫉妬だ。醜いもんだな。

　……待て、今、俺は何を……？

('A`)「……？」

　まぁ、良い。

　とにかく、相談する相手を……。

　……こうして探して、どうするんだろう？

　相談、するんだろう？

　……何を？

　ブーンの、こと。

　……相談してどうすｒ

川 ﾟ -ﾟ)「お、ドクオじゃないか」

　思考中断。

なん…だと…

('A`)「お、なんだか久しぶりだな？」

川 ﾟ -ﾟ)「あぁ、ツンが熱を出してな……」

　俺たちプログラムは、所有者の持つネットワーク媒体にインストールされる。
　というよりも、政府がその媒体ごと配布するわけだがな。
　つまり、所謂同梱パック扱いだ。

('A`)「あぁ、なるほどな」

　よって、所有者である人間がそのネットワーク媒体を起動しない限り、俺たちは行動することが出来ない。
　しかし、別に存在自体が消えているような状態になるわけではなく、スリープモードのような扱いとなる。
　更に、長時間起動しないと……丸二日程度だったか？　自動で起動し、プログラムが覚醒、状況の確認を行う。

　クーと会うのはおよそ五日ぶりなので……。

('A`)「でも、来ようと思えば来れただろう？」

川 ﾟ -ﾟ)「ま、そうなんだが……」

川 ﾟ ｰﾟ)「ツンに話し相手がいなくなったらかわいそうだろう？」

(；'A`)「あぁ、はい」

　こいつはクールなんだか、情に厚いんだかよくわからない。
　あまり得意なタイプじゃぁ、無いな。

ξﾟ�听)ξ「あら、ドクオじゃない」

支援

しっえん

(；'A`)「あぁ、久しぶりだなツンも」

ξﾟ�听)ξ「えぇ、そうね」

ξﾟ�听)ξ「……暫く会わなければ少しは変化でも出たかもと思ったんだけど」

(；'A`)「……は？」

ξﾟ�听)ξ「あんたの貧相な顔のことよ」

( ；A；)

ξﾟ�听)ξ「泣くんじゃないわよ余計に気持ち悪い」

( TAT)

川；ﾟ -ﾟ)「……すまない、ドクオ、否定できない」

　ツンの過去の話はあまり自分から話したがらないせいで、殆ど知らない。
　だが、大体想像できる。

　こいつのこの性格のせいだろうからな！！！

　もうホントこいつ嫌い……。
　なんと言うか、古傷を抉られるような……。

( ；A；)「……？」

　……古傷？

　なんか変だな、俺。

ξﾟ�听)ξ「ところで……」

('A`)「ん？」

ξ*ﾟ�听)ξ「ぶ、ブーンはどこかしら？」

　……嫌いだというのにこいつと付き合わなければならない理由、それがブーンだ。
　なんだか知らんが、こいつはブーンに好意を抱いているらしい。

　それはそれでいいと思う。
　……友達から恋人、なんてこともよくあるしな。

　つまり、だ。
　俺はこいつにとって、ブーンのついでにどうしても付いてきてしまうモノで、
　久々にグリコキャラメルが食べたくなっても買うとなるとどうしてもおまけがついてきてしまう状況に酷似している。

　今この状況を説明すれば、グリコキャラメル買ったつもりが下の赤い箱は空箱で、上のおもちゃだけが入っているという感じか。

　要するに、ブチ切れて文句を言われてもおかしくない状況である。

(；'A`)「あー、その」

ξ*ﾟ�听)ξ「べ、別にどうしても会いたいってわけじゃぁ無いんだけどね、久々だし顔くらい見たいなぁって思って……」

　……お察しの通り、現実に存在しているツンデレである。
　こいつに会うまでは、ツンデレってのは二次元にしか存在しない愛すべきモノだと思っていたよ。
　だが、な。

　現実にも、いるんだな。

　……そして、ツンデレという性質を説明する上で必要不可欠な条件、それが

　"デレる対象以外には徹底的にツン"

　であるということ。

　いや、もうツンなんて可愛いもんじゃねえけどなこいつは。
　濁音が必要だ。むしろ二文字じゃ足りねえ。それくらいの酷さだ。

　……あー、言いたくねえ。
　ブーンがいないって言ったらどうなるんだ俺。

　……確か前にブーン抜きで出会ったときは

ξ#ﾟ�听)ξ『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ？？？』

ξ#ﾟ�听)ξ『何？　あんたブーン抜きでなんで来れんの？？？』

ξ#ﾟ�听)ξ『どういうこと？　場合によっちゃ存在ごと消し去るわよ？？？』

　とひどい剣幕でぶっ飛ばされたな。

　何で来れんのっておかしいだろ普通に考えて……。
　来たいときに来るだろ馬鹿じゃねえの……。

　……あー、言いたくねえ。

　でも言わないとなあ……。

ξ#ﾟ�听)ξ

　言い渋ってるせいか機嫌悪くなってるし……。

ξ#ﾟ�听)ξ「何よ。早く言いなさいよ！」

(；'A`)「あー、えーとだな……」

(；'A`)「今日は、来てないんだ……」

　ひいいい罵倒が飛んでくるぅぅぅぅうう。

＜(；'A`)＞　ｷｺｴﾅｰｲ

　……と思っていたが。

ξ；ﾟ�听)ξ

　……何だ、その顔。

川；ﾟ -ﾟ)

　クーまで、一体どうしたんだ？

ξ；ﾟ�听)ξ「……あんた」

　　　　　　　　　────「どうして、来れんのよ……」

　……どうして？　って何だ？

　Why的な意味か？　それともHow的な意味か？

川；ﾟ -ﾟ)「……なぁ、ドクオ」

(；'A`)「な、んだよ、その訝しげな顔……」

　何か、怖い。
　寒気がする。
　いやだ、何が起こるんだ。

　　　　　　これから　　　　
　　何が起こ
　　　る

　　　　　　　　　　　ん　　　　　　　　　　　だ









ξ；ﾟ�听)ξ「……あなた、人間よね？」

ξ；ﾟ�听)ξ「どうして、一人でひろばに来れるの？」

支援

支援

wktk支援だ

(；'A`)「……はぁ？」

ξ；ﾟ�听)ξ「いや、あなたは人間でしょう？」

川；ﾟ -ﾟ)「ツン！」

(；'A`)「何馬鹿なこと言って……」

　─────？

　待て。待て待て。

　俺が人間？
　違うぞ、俺はプログラムの「ともだち」だ。
　ブーンのところに送り込まれた「ともだち」で……。

　　　　　　　　　「こんにちはだお、ドクオ」

　　　　「僕の名前は、ブーンだお」

　　　　　　　　　　　　　「はじめましてだお」

　……ブーンを、社会復帰するために政府の法律によって送り込まれたプログラムで。

　　　　　　「今日から、ブーンはドクオの「ともだち」だお！」

　　　　　　　　　　ぷつん

('A`)「あ……」

('A`)「あ……あ……」

川；ﾟ -ﾟ)「ドクオ、落ち着くんだ！」

　俺は。



　───社会不適合……だったのか。



(・∀ ・)「やーい！　ドクオのばーか！」

(　＾Д＾)9m「気持ち悪い顔すんじゃねーよｗｗｗｗｗプギャーｗｗｗｗｗｗｗ」

(；‘_Ｌ’)「こら、君たち何してるんですか！」

(；・∀ ・)「げ、先生だ」

(　＾Д＾)「にげるぞｗｗｗｗ」

(；‘_Ｌ’)「こら待ちなさい！」

(‘_Ｌ’)「……全く」

(‘_Ｌ’)「ドクオ君、大丈夫ですか？」

支援

( ；A；)「うっ……うっ……」

(‘_Ｌ’)「大丈夫です、今度は何を言われたんですか？」

( ；A；)「きゅう……しょく、に、どろ、いれら……」

(；‘_Ｌ’)「段々酷くなりますね……」

( ；A；)「うっ……うっ……」

(；‘_Ｌ’)「あの二人には、先生がなんとか言っておきますから、ね」

( ；A；)「うっ……うっ……」

ﾐｾ；ﾟーﾟ)ﾘ「うわ、鬱田また泣いてるし」

ζ(ﾟーﾟ；ζ「あんなことされたら誰だって泣くんじゃない？」

ﾐｾ；ﾟーﾟ)ﾘ「まーね……」

(；‘_Ｌ’)「君たちも、なんとか言ってくれませんか、プギャー君とまたんき君に」

ﾐｾ；ﾟーﾟ)ﾘ「やだよ、怖いもん」

(ﾟ、ﾟ；ﾄｿﾝ「先生がなんとかしてくださいよ」

(；‘_Ｌ’)「うーん、しかし……」

(　ﾟ∋ﾟ)「鬱田も、何も言わないからされるがままなんじゃないのか？」

ﾐｾ；ﾟーﾟ)ﾘ「ああ、それ言えてる」

ζ(ﾟ、ﾟ；ζ「確かにそうだね」

(　ﾟ∋ﾟ)「何かガツんと言ってやれ、そしたら何か変わるかもしれないぞ」

(‘_Ｌ’)「そうですね、それが一番かもしれないです」

( A )「……」

　────言ったところで。

(；'A`)「や、やめ、ろ、よ」

(・∀ ・)「え？　なんかいったドクオくん？」

(　＾Д＾)「きｗｗｗこｗｗっうぇｗｗｗｗｗｗまｗｗｗせんｗｗｗｗｗｗｗｗ」

(；'A`)「や、やめろって」

(・∀ ・)「なに？」

(　＾Д＾)「もーいっかいｗｗｗｗもーいっかいｗｗｗｗ」

(；'A`)「やめて！」

(・∀ ・)「ｗｗｗｗｗｗｗｗ」

(　＾Д＾)「やｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗだｗｗｗｗｗｗｗ」

(；'A`)「やめろ！！！！！」

(・∀ ・)「……あ？」

(　＾Д＾)「今なんつったてめえ」

(；'A`)「いや、やめろって……」

(・∀ ・)「……は？」

(＃＾Д＾)「何命令してんだよコラ！」

(；'A`)「い、いた」

(＃＾Д＾)「何様のつもりだオイ！」

(；'A`)「や、やめ」

(＃＾Д＾)「まだ命令すんのかテメェ！」

(； A )「がっ……」

　────余計酷くなっただけだった。

支援

(；ﾟ∋ﾟ)ﾐｾ；ﾟーﾟ)ﾘζ(ﾟ、ﾟ；ζ(ﾟ、ﾟ；ﾄｿﾝ

　クラスメイトは見ているだけ。

(；‘_Ｌ’)

　……先生でさえも。

(　＾Д＾)「けっ、この辺にしといてやるよ」

(・∀ ・)「やさしーだろ、ははは」

(； A )「うっ……ぐ……」

(；‘_Ｌ’)「ドク、オ君、大丈夫ですか？」

　何で止めなかった。

　責めたいのに、声が出せない。

　俺は何も悪いことをしていないのに。



　どうして。



　……どうしてこうなった。

ドクオ…

支援

　数日後、俺は隠されているであろう上履きを探すために、午後七時を過ぎた学校に来ていた。
　朝早く来て探しても良いのだが、俺は朝が弱い。

　ならもって帰ればいいじゃないか、というだろう。

　ああ、お察しの通り、持って帰った結果がこの絆創膏さ。

　あいつらも、つくづく暇なんだと思うよ。

(；'A`)「……無いな」

　夜の学校は好きだ。
　お化けが出そう、とか言って怖がる人が大半だろうが、俺は好きだ。
　何より静かだし、いつもの学校とは違う一面が見られる。

(；'A`)「あとは職員棟か……」

　職員棟。
　名前の通り、職員室や校長室を始め、各科目の準備室等がある棟だ。

　善良な生徒であれば、あまりこちらの方には来ないんじゃないかと思う。

　まじめな生徒なら来るかもな。

　……生憎、善良で無い生徒と多くかかわり、更に授業もまともに受けていないため、結構お世話になっている棟であるが。

(；'A`)「隠せるとしたら職員室か校長室だろうけど……」

　なんて一人呟きながら明りのついた職員室を目指していると、その手前にある部屋からも光が漏れていることに気付いた。

('A`)「ん……？」

　喫煙室。
　学生の受動喫煙防止のために作られた部屋である。

　とはいえ、最近じゃ利用する人間も少ないと聞いていたのだが。

　　　　　　　　「ところでさ、そっちのクラスのイジメ、どうなーの？」

　聞き覚えがあるようで無いような声が聞こえてきた。

　　　　　　　　「どうって、何さ？」

　聞き覚えがある声が聞こえた。

(；'A`)（フィレンクト先生？）

　扉の隙間から中を覗く。

(　´ー｀)y-~「解決しそうなーの？　放置しとくわけにはいかないんじゃネーノ？」

　隣のクラスの担任である、シラネーヨ先生。

(‘_Ｌ’)y-~「あぁ、そうだなぁ」

　それとフィレンクト先生が、紫煙を燻らせながら無気力そうに会話していた。
　……イジメ、ってのは俺のことなんだろうか。

(；'A`)「……」

なるほど

(‘_Ｌ’)y-~「まぁ、解決なんて無理でしょ」

(； A )

(　´ー｀)y-~「あー……」

(‘_Ｌ’)y-~「加害者が市長の息子とPTA会長の息子だよ？　どうしろって言うのさ」

(；´ー｀)y-~「うわ、マジかーよ」

(‘_Ｌ’)y-~「マジもマジ、大マジだよ」

(‘_Ｌ’)y-~「それ知らねえで家に乗り込んだんだ」

(‘_Ｌ’)y-~「そしたらどうなったと思う？」

(　´ー｀)y-~「大体想像付くけどいってみろーよ」

(#‘_Ｌ’)y-~「うちの子がそんなことするわけあｑｗせｄｒｃｆｖｔｇｙふじこｌｐ；！！！！！！！！！！！」

(‘_Ｌ’)y-~「だってよｗｗｗｗｗｗ」

(　´ー｀)y-~「テンプレじゃないかーよｗｗｗｗｗｗｗｗ」

(‘_Ｌ’)y-~「まぁ、解決したいとは思うんだがな」

(； A )「……」

(‘_Ｌ’)y-~「でもほら、あんまり露骨に注意するとこっちまで殴られそうじゃん」

(　´ー｀)y-~「あー」

(‘_Ｌ’)y-~「言い方悪いけどさぁ、なんつーか」

　やめろ、それ以上言わないでくれ。

(‘_Ｌ’)y-~「鬱田にだけ被害が集中してればさ、他の生徒たちも俺も安全なんだよね」

(；ﾟAﾟ)

(　´ー｀)y-~「あぁ、そういうのはあるよーね」

(‘_Ｌ’)y-~「隠れ蓑みたいな感じかな」

　……信じられなかった。
　味方だと思ってたのに。
　先生は味方だと思ってたのに。

(‘_Ｌ’)=3「つーわけで下手につつくより放置した方が得策だと判断したわけよ」

(　´ー｀)y-~「ま、いーんじゃネーノ」

　大人は汚い。
　表向きじゃ都合のいいことを言って、本心は自分が一番。
　もう、信用できない。

タバコすいまくりだなこいつら

先生なんてみんなそんなもんさ…

　家に帰ると、考えるのも億劫になり、そのまま床に就く。

( A )「これは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だ」

　願望を呟き続ける。

　夢であってほしい。





　嘲笑うかのように朝は来た。
　鳥たちも俺のことを笑っている。
　小学生も俺のことを笑いながら学校へと向かっている。
　太陽さえも俺のことを笑っているのだろう。

( A )「……いや、まだ」

　先生が敵だとしても、クラスメイトならきっと……。


ﾐｾﾟーﾟ)ﾘ「話しかけないでくれない？　仲間とか思われたくないし」
　　　　　　　　　　　　　　　　「すいません、あなたの話を聞いている時間はないんです」(ﾟ、ﾟﾄｿﾝ
　　　　　　　(　ﾟ∋ﾟ)「……………………………………」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ごめん、鬱田くん、また今度ね」ζ(ﾟーﾟζ


　そんなわけあるはずなかった。

(；∀；)「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　　　　ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　　　　ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　　　　ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　　　　ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　　　　ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

川；ﾟ -ﾟ)「ドクオ、おい！　どうした！　しっかりしろ！」

ξ；ﾟ�听)ξ「なに？　いったいどうしちゃったの！？」

(；∀；)「あーっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　　　　ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
　　　　ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

川；ﾟ -ﾟ)「落ち着くんだ！　ドクオ！」

（(；∀；)「いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
　　　　　いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
　　　　　いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ」

ξ；ﾟ�听)ξ「……」

( （；A；)「俺は悪くないんだ俺は何もしてないぞ悪いのはあいつらだだから俺がこんな目に会うのはおかしいんだいやだいやだいやだ」

川；ﾟ -ﾟ)「……まさか」

　　　　　　　　　　　　　　[アクセス　→ブーン] fromクー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　error!!

川；ﾟ -ﾟ)「……そんな馬鹿な」

ξ；ﾟ�听)ξ「なんなのよ、クー」

ξ；ﾟ�听)ξ「何かわかったなら教えなさいよ！」

川；ﾟ -ﾟ)「ブーンが、存在しない」

川；ﾟ -ﾟ)「……ドクオとブーンが、一体化している」

( ＾A；)『よくわかったおね』

（　＾A＾）『ドクオがいったんだお』

（　＾ω＾）『ブーンみたいに、最初から友達がいればこんなことにはならなかったのかなって』

（　＾ω＾）『そうできたらいいのにって、言ったんだお』

（　＾ω＾）『友達の願いを聞き入れるのは、当然だお』

（　＾ω＾）『僕はドクオが大好きだお』

（　＾ω＾）『だから尚更だお』

（　＾ω＾）『ドクオと一つになりたかったお』

川；ﾟ -ﾟ)「まさか、現実のドクオは……」

（　＾ω＾）『もういないお』

うつだしえん

この展開は流石に予想外

この展開こわい

（　＾ω＾）『ずっとこのせかいで暮らすんだお』

（　＾ω＾）『ふたりでずっといっしょだお』

（　＾ω＾）『そのために記憶もいじったお』

（　＾ω＾）『データ化されてるんだから改ざんは簡単だったお』

川；ﾟ -ﾟ)「なんてこと……」

（　＾ω＾）『こっちのセリフだお』

（　＾ω＾）『お前らが変なこと言わなければずっとしあわせだったんだお』

（　＾ω＾）『ドクオも』「ブーンも」

('A`)「俺はこの世界で生きる」

('A`)「人間だったころの苦痛な記憶はもう味わいたくはない」

（　＾ω＾）『僕はそれを手伝うお』

（　＾ω＾）『ドクオの幸せは僕の幸せだお』

('A`)「ツンやショボン、つー、いや、ここにいる人間」

('A`)「お前たちもそうじゃないのか」

('A`)「現実なんかに戻りたいのか」

ξﾟ�听)ξ「……戻りたいわけないじゃない」

川；ﾟ -ﾟ)「ツン！」

('A`)「そうだろう。だったらこっちに来ればいい」

(*ﾟ∀ﾟ)「俺もだ」

(´･ω･`)「まったくもって同感だね」

ξﾟ�听)ξ「でもね」

(*ﾟ∀ﾟ)「ここに残ったところで、何が楽しいんだ？」

(´･ω･`)「楽しいことなんて一つも無いじゃないか」

ξﾟ�听)ξ「せいぜいお話しするくらいね」

(*ﾟ∀ﾟ)「すぐに飽きるぞ？」

(´･ω･`)「飽きてもなおこの閉鎖的空間に留まれるかい？」

('A`)「……」

(´･ω･`)「無理だろうね」

ξﾟ�听)ξ「そんなの耐えられないわ」

ξﾟ�听)ξ「だったら私たちは」

しえんしえん

　　　　　　　　　　　　　「存在を無へと還すわ」

おおう・・・

　　　　　　　　　直後、彼らはひろばから「姿」を消した。

　　　　　　　ドクオと「ともだち」しかいなくなった広場では

　　　誰も見ていないにも関わらず、映像と音声が淡々と流れていた。


　　　「社会不適合者矯正措置法対象者の集団自殺に関する……」




　　　　　　　　　　　　残された最後の人間は呟いた。

　　　　　　───ただ、友達が欲しかっただけなのに。───


　　　　　　　　　　　　　　　　「政府はこれを……」


　　　　　　　　　　　　('A`)合わないようです　じ・えんど

乙！？

乙

あとがき

一番槍目指したらマジで取れて涙出ました。

作品のテーマは壊れた世界です。

では、何か質問等有りましたらどうぞ！

乙！

乙
何だよ展開読めちまったぜと思ってたら良い意味で裏切られた。
面白かったぜ

欝だな　乙
さぁしたらばへ投下報告へ行くんだ

いい展開だった

乙

中学生？

乙！

たくさんの乙ありがとうございます。

>>79
ぎくぅ


あとラジオ乙です。飯時以外聞きますね

グリコキャラメルのくだり必要？

>>82
邪魔なおまけ　というものを表現するのに的確なものが思いつかなかった
やけに長くなってしまい今では反省している

>>1
面白かった。乙
ところで(*ﾟ∀ﾟ)が玖渚にしかみえないんだが

いやわかんなかったらごめん

>>84
ありがとうございます
ごめんなさいわかんないです……
ググってくるわ

戯言シリーズですね
どうも無知で申し訳ない

>>85
そっか
戯言シリーズ面白いから機会があったら読んでみて
多分>>1に『合う』と思う

病院坂

>>87
了解しました！
お金が出来たら買ってみますです

ではあんまり話すと本酉ばれそうで怖いので逃げますね

おつ

なんか…よかったなあ…