男「俺は孤独だ。孤高の一匹狼だ」

男「今日もまた、嫌な一日が始まるのか」

男「なんで朝磨かなきゃならんのだ……面倒だぜ」

男「……外は快晴………俺は憂鬱」

男「はぁ……」

男「またひきこもりに戻りてえなぁ」

男友「おーい！男〜！」

男「あ、おう」

男友「今日もまた随分と冴えない顔してるなァ」

男「仕方ねえだろ」

男友「てか、あれ見ろよ。女ちゃんだぜ」

男「本当だ……で？」

男友「いや、お前女ちゃん好きかなってさ」

男「そんなことないよ……しかも、俺なんかそんな器じゃない」

男友「よくわかんねえな」

男「わかんなくていいよ」

男「授業が辛い……勉強は嫌いだ」

男友「それが義務なんだろ」

男「もう義務教育はないだろ。高校生なんだぞ」

男友「それでも親の金で通ってんだろ？義務だ」

男「あ、そ」

男友「俺は先に教室行ってから。じゃあなー」

男「ああ……わかった」

男「(……VIPやりてえなぁ)」

男「ん？手紙……」ｶﾞｻｯ

男「これは……ラブレター？」

男「昼休み……裏庭まで、か」

男「いかねえよ。どうせDQNが俺をはめるための罠だろ」

男「……」

男「なんか俺の人生、つまんねぇな」

男「………しにてぇなぁ」

男「いっそのこと、自殺でもしちゃおうかな」

男「でもなぁ、俺にはそんな勇気無いし」

男「俺って中途半端……」

男「………」

男「よう、男友」

男友「ああ」

今日も俺は憂鬱な日々(メランコリック・デイズ）を送っていた
料理可変(オーダー・キャンセル）したら
ババアが怒りの雷(フューリー・ボルト）してきたから
真実の涙(トゥルー・ティアーズ）により
姉の支援(シスター・サポート）により事無きをえた

男「……(時間あるし、少し寝たふりでもするかな」

男「ごめん、俺睡眠不足で。寝るけど」

男友「ああ、ちゃんと授業始まるまでに起きろよ」

男「わかってるって……」

ｶﾞﾔｶﾞﾔ
男「……(教室、うるせえなぁ)」

男「(そろそろかな、起きよう)」

先生「ほら、始めるぞー」

男「………」

男「……(授業だりぃな)」

男「携帯でVIP見るか」

男「ｸｽｯ(ワロスｗこのスレおもすれーｗ)」

先生「ん？」

男「あ、いや、なんでもないです」

先生「ちゃんと集中しろよ」

男「はい(危ねぇ危ねぇ……)」

男「……HRも終わったか」

男「帰るか」

女「うん。そうだよねー」

同級生「あはは」

男「……(あ、女……)」

男「そういえばさっきの手紙って……」

男「一応行って見るか」

男「……(あれは……)」

DQN「あのきめぇ男はいつくんだよ」

男「（ただの不良じゃねえか。なにもねえな。帰ろう」

男「石ころ……か」

男「……(石投げるか)」ﾋﾞｼｭﾝｯ

DQN「いてっ」

男「(逃げよう)」

男「……さて、ここまで来れば安心だろ」

男「それにしても……不良に石があたった時の快感……」

男「あれは、なんだ？」

男「もしや……悪事は気持ちいいのやもしれん」

男「もっと、しよう。ストレス発散のために」

男「ここら辺か……不良グループがたむろしてるとこってのは」

男「ん……あれは」

不良達「ガヤガヤ」

男「石ころで大丈夫なんだろうか……返り討ちにされるんじゃねーのか？」

男「……」

男「………」

男「……結局、帰ってきちまった」

男「ホント、俺って中途半端だな」

男「はは、VIPでもやろう」

男「……つまんねえな。VIP」

男「生甲斐も、なんにもない」

男「寝よう……」ｽｰｽｰ

男「……眠れねえ。しかも目から汁が……」

男「どうすりゃいいんだよ」

男「また、明日からも学校……」

男「嫌だなぁ……でもなぁ、うーん……」

男「ニコニコの実況プレイ動画でも見るか」

男「……こいつ、なんか他の実況者とネタ被ってるな」

男「つまんね」

男「……はっ！」

男「寝ていたのか……」

男「時間は……あれ？5時……早いな」

男「VIPするか」

男「何もねえな。本当何もねえVIPだ」

男「さて、そろそろ行くか」

男「……」

しえん

男友「よう！来ちまった！」

男「わざわざ俺の家まで来なくていいのに」

男友「近いからな」

男「そうか……」

男友「最近、あんまり顔色よくないな。なんか悪いもん食ったん？」

男「いや、そんなことはない(VIPがつまらねえんだよ)」

男友「あんまり無理するなよ」

男「ああ」

男友「(話すことねぇ……)」

男「……」

男「政権さ、どこに渡ると思う？」

男友「興味ねえ」

男「そうか……(VIPで得た情報いいたかったのにな)」

男「……今日は曇り空だな」

男友「微妙って感じだなー」

男「じゃ、先行っててくれ(俺はのろまだしな……)」

男「……はぁ。疲れた」

男「ここまで来るだけで疲れるなんてな。地元なのに……」

男「……ラブレター」

男「なんで昨日、来てくださらなかったんですか？」

男「笑わせんなよDQNのくせによ」

男「……いつもと同じ。いやそれ以下」

男「同じことの繰り返し……度重なる劣化」

男「つまらねえ世の中だ……。ただ時間がすぎるだけ……」

女友「ねぇ、女ちゃん。あいつさ、きもくない？」

女「そうねぇー」

男「ﾋﾟｸﾝｯ」

男「え……？」

男「(なんで……？え？今、なんて……)」

男「(聞き間違いだろ。俺はそんなブサメンでもないんだぜ？)」

男「(……)」

女友「独り言とか超きもいー」

男「(独り言、か……！)」

男「(だからってどうすりゃいいんだよ！俺は憂鬱なんだ！)」

男「早く、教室へ……行こう」

ﾋﾟｸﾝｯ！

ｼｴﾝﾇ

支援

男「……」

男「もう、なにもやることなんて……」

男友「おい、男」

男「……ん？」

男友「男ってさ、なんのために生きてる？」

男「……！」

男「俺は、そういうのないかな」

男友「そうだよ、な。今はまだ、いいよな」

男「……どうしたんだ？」

男友「あ、いや。なんでもないんだ」

男「そうか……？」

男友「うん。本当に」

男「それならいいが(なんかあるな)」

男「……始まるぞ」

男友「あァ。わかった」

男「(疲れてるのかな、俺も、男友も)」

男「疲れてるのって、俺だけじゃないのかな……」

先生「はい。じゃー始めるぞー」

男「………(……)」

男「……終わったか」

男友「俺は部活があるから。じゃあなー」

男「あ、うん」

男「……今日から中途半端は、終わりにしよう」

男「いや、明日からだ。まず、計画しないと……！」

男「犯罪でもしちゃおうかな」ﾜｸﾜｸ

男「……それはさすがに無理か。でも、少しくらいなら、犯罪まがいのことだって……」

男「万引き……とか」

男「……帰ってから、ゆっくりと考えるか」

女「あはは」

女友「それってさー」

男「(あ、女だ……！)」

女「あ……」

女友「どうしたの？」

女「男と目あったんだけど」

女友「嫌だねー」

男「……」

うわぁぁああぁああああああぁああぁあああああああああああ

男「……なんもなく帰ってきたけど、やっぱなぁ……」

男「疲れた」

男「明日は……どうなるんだろう。俺の一日」

男「なんか、したいな」

男「つまんないし……」

男「……ちょっとコンビニでも行くかな」

男「……」ﾄｺﾄｺ

男「……外の空気は……汚い」

男「都会だしな……」

男「田舎に生まれたかった」

男「……はあ」

男「自転車でくればよかったかな」

男「結構長かったんだな」

男「万引き……」ﾎﾞｿｯ

男「……(雑誌とか)」

男「監視カメラあるのかな」

男「きずかれないためには……」

男「(瞬時にとって、カバンに入れりゃあいいんだッ！！)」ｽｯ

店員「ふんふ〜ん♪」

男「(あれ？俺結構才能あるんじゃね？きずかれてないみたいだし」

男「あとは安いもの買ってくか……」

しえん

店員「合計、120円です」

男「あ、はい」ｻｻｯ

店員「ありがとうございましたー(あれだけかよ。顔だけじゃなく、財布もしけてんな)」

男「……」

男「よし……帰ろう」

男「俺は……万引きしたんだよな」

男「実感ねえな。鬱だ」

男「万引きってどんくらい悪いんだろう」

男「まぁ、いいや。終わったことだし」

男「雑誌……サンデーか」

男「見たところジャンプよりつまんねーな。毎週見てないけど」

男「……なんか、だめだな。俺の人生」

男「はぁ……もうヤダ」

男「……今日は、VIPしなくてもいいかな」

男「寝よう、普通に眠い」

男「グーグー」

男「……ｽｩｰ………ｽｩ」

男「……むにゃ……」

男「はぁ……起きたけど、まだ眠いな」

友達がいる意外当てはまるわ
お前俺のこと盗撮してんだろ？

男「……VIP」

男「うーん、最近過疎だな」

男「しかもつまらない」

男「チョン騒動も最近収まったし……」

男「朝飯食うか」

男「母がいないのって……悲しいなぁ」

男「ベーコンエッグ……か」

父「男。お前、バイトしたらどうだ」

男「え？なに、率直に」

父「良い社会勉強になると思うぞ」

男「バイト……」

父「ほら、あそこのコンビニでバイト募集してたじゃないか」

男「ぁ……(万引き……)」

父「まぁ、放課後くらいにでも行ってきなさい」

男「わかった……」

>>39
万引きしたのかよ

男「(バイト……か)」

男「行ってきます(良いかもな)」

父「おう」

男「……」

男「今日も曇り……」

男「俺には曇り空が似合ってんのかな」

男「ははは」

男「男友は……迎えにこないのか」

男「……。なんかもう何でも良いや」

男「自暴自棄になりたいくらいだな」

男「何独り言してんだ……俺。また気持悪がられるだろが」

男「……(そう、こうして、なにも喋らなければ……いいんだろ)」

男「喋らなければ……」

男「……」

男「早く、放課後にならないかな……」

男「着いた、けど……」

男「やっぱ、馴染めないな」

男「……人に見つかる前に、教室に」

男「………」

男「あれ、男友がいない……」

男「熱でも、出したのかな」

男「……終わったのか？」

男「あんま聞いてなかったけど、いいのかな」

男「まぁ、いいだろ」

男「うん、うん」

男「帰ろう……」

男「その前に、男友ん家いかなきゃな」

男「……」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

男友「ゲホッゲホッ……はい」ｶﾞﾁｬﾘ

男友「あ、男か」

男「やっぱ熱か。ちゃんと寝てろよ。じゃあな」

男友「ああ(？なんだったんだ？)」

男「バイトって……このまま言ってもいいのかな」

男「なんか、ないのかな……」

男「……」

男「着いた」

男「万引きしたコンビニに行くのって、なんかなァ……」

男「……」

ちょっと休憩……します。
書いてて鬱になるな……。

おつ

頑張れ

店長「面接の方ですね」

男「はい」

店長「高校生ですね」

男「はい」

店長「(ただのゆとりか……暮らそう出し、要らないな」

店長「えー、今回の件では、不採用とさせて頂きます」

男「」

男「……なにが悪かったんだろう」

男「畜生めが……！」

男「父さんになんて言えばいいんだ……」

男「……でも、嫌、だな。なんか」

男「おかしいじゃないか。だってなんで俺が不採用なんだよ」

男「暗いからか？そりゃないわ」

男「……ゆとり、だから？」

男「嘘……だろ、そんなの！」

男「ただいま」

男「ニコニコでも見よう」

男「お。今日は俺の好きな実況動画がうｐされてる」

男「見よう」

男「……なんだこれ。荒らしわいてやがる」

男「荒らしやめろよ、っと」

男「なんか嫌な気分になったからVIPでも見るか」

男「……やっぱつまんね」

男「もうだめだな。この時代。楽しいことがなにもない」

男「……寝て、たのかぁ……？」

男「むにゃ……ふあ……」

男「今日は行きたくねえ気持だな、学校」

男「ベッドに入ってりゃいいだろ」

男「……PCやるのは何だし、携帯でやるか」

男「……」ｺｿｺｿ

男「(父さんはここ来ないよな)」

男｢このスレ久々の良スレ。朝なのに笑わせんな！」

男「……朝で、学校行かないのに、俺何やってんだ」

男「駄目人間になっちまうだろが」

男「いや、すでに……？考えちゃだめだ、うん」

男「……ネットって便利だなー」

男「暇潰しに最適だ」

男「ははっ……」

男「少し寝よう」

男「………ｽｰ」

男「……死のう」

死にたい

男「自殺方法……痛くならないで死ぬ方法」

男「ないかな……」

男「……縄を用意して」

男「……」

男「もう、覚悟は決めたんだ」

男「首を、かけて……」

男「グッ！？」

男「ごぼぼぼがああぁあ」

男「……っ……」

男「……」

男「………」

―――……

男「俺は、死んだのか……」

男「てか、ここは……」

男「暗い、真っ暗だ」

スー……

男「あ、あれは……俺！？」

男「顔が真っ青で……！」

男「父さんが、泣いてる……？」

男「男友が、泣いてる……！」

男「俺って、俺って……！」

男「自分勝手、だったのか……？」

男「まだ父さんに、学費すら返せてないのに……」

男「もう、死んじゃった……」

ｼｭｳｩ――………

男「あ、消えた……」

男「俺は、最低だ」

男「自殺、って、悪いんだよな」

男「ごめん、父さん。ごめん、男友」

男「……来世では、もっと、ちゃんと生きよう」

男「……うん！そうだよ！次では、もっと、ちゃんと！」

悪魔「てめえは自殺したから地獄行きだ。一生働いてもらうぞ？」

悪魔「行きたくても死ななくちゃいけない奴だっているのに、お前は自分の人生を放棄した。」

悪魔「だからこの地獄では重罰だ。よって重労働を与える」

男「」

終わり。ありがとうございました。

えっ

悪魔が地獄を仕切ってるなんて大きな思い違いだな
いや、これといった正解なんてないけど
とりあえず乙

乙

閻魔大王が地獄を動かしてるよ

閻魔がｗｗｗ地獄をｗｗｗｗｗｗｗ
笑わせる

うっせえそれが俺の解釈だ

まぁ良くわからんけど

乙。面白かったよ。
すげぇダークな気持ちになったけどな。

まぁ、個人個人の妄想がぴったり一致してたらそれもそれで怖いしいいと思うよ