1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
紬「いのり」
澪「えいしょう」
律「ねんじろ!」
梓「おおっと」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 21:49:31.07 ID:t6BTkPVjO
唯「いっけえええええ!!!」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:06:38.81 ID:iq68HXk90
唯「あずにゃんが灰になっちゃったああああああ!!!」
澪「り、律がディで良いじゃんとか言うから!」
律「あ、あたしのせいにすんのかよ!!」
唯「いやあああ、あずにゃあああん!!!」
紬「唯ちゃん落ち着いて、それは砂糖じゃないのよ!紅茶に入れちゃ駄目えええ!!」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:10:21.07 ID:iq68HXk90
唯「あずにゃあああん!あずにゃあああん!」
澪「わ、私がおさえてる間になんとかしてくれ!」
律「わ、わかった。まずは灰を集めないと」
紬「律ちゃん、それは砂糖壷よ!!」
ワロタ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:22:00.09 ID:iq68HXk90
澪「ぜえ、ぜえ…」
唯「あずにゃん…うう…」
律「なんとか集まったな」
紬「塩壷にコショウ壷にとうがらし壷、他もろもろ…家の中にある壷全部使っちゃったわ」
律「骨壷なんて普通家にないもんな」
澪「でもこれで一安心だよ。唯も落ち着いたか?」
唯「うん…もう大丈夫。早くカント寺院に連れていこう」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:25:48.81 ID:iq68HXk90
澪「その前に資金調達だろ。4人になって苦しいけど、頑張らないと。」
律「それくらい、そのへんでカドルト使える人つかまえて…」
澪「……」
律「…ごめんなさい。」
唯「あずにゃんのためなら、私死の指輪だって持つよ!」
紬「まあ、すばらしいわ、唯ちゃん!!」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:28:29.17 ID:iq68HXk90
−3週間後−
律「なんとか溜めたぜー!」
澪「長い道のりだった……」
律「よーし、酒場でお祝いだー!」
澪「待てええええぇ!!!!」
唯「はやく!カント寺院に行こうよ!」
澪「行くぞ唯。金は私が持ってるからな。」
律「あーん、そんな殺生なぁ。」
いて
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:33:01.03 ID:iq68HXk90
サラサラ…
唯「あずにゃん、もう少しの辛抱だからね。」
サラサラ……
神官「灰は全て集まりましたか?」
紬「はい。この壷で全部です。」
神官「では始めましょう。」
唯「神官さん、あずにゃんを…お願いします…」
神官「心配なさらずに。我がカント神が、迷える子羊をお見捨てになることはありません。」
律「よく言うよ」
澪「しっ!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:37:51.66 ID:iq68HXk90
神官「では始めましょう…呼吸を合わせて…いきますよ」
唯「ささやき!」
紬「いのり…」
澪「えいしょう…!」
律「ねんじろ!」
梓「あずさは げんきに なりました」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:48:12.62 ID:iq68HXk90
梓「う、うう……ん。」
唯「あずにゃあああん!よかったあああ!」
梓「むぎゅ!…唯…先…?…わ…たし…」
澪「…よかった…梓、覚えてるか?」
梓「…唯……輩……さ…ぎ…」
律「…大丈夫。ゆっくりでいいよ、梓。死に上がりだもんね。すぐに体も慣れるからさ。」
紬「唯ちゃんがボーパルバニーを撫でようとしたところを、梓ちゃんが助けてくれたのよ。」
唯「ごめんねえ、ごめんねえええ」
梓「……無事……よ…った……」
澪「神官さん、ありがとうございました。では私たちはこれで…」
神官「うむ、カント神への信仰を忘れるでないぞ」
律「あんたらは信仰っていうか─もがもが」
澪「さあ、さっさと行こうな。律。」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:53:48.80 ID:iq68HXk90
──ギルガメッシュの酒場──
紬「梓ちゃんは?」
澪「部屋で寝てる。明日には体も元通り動かせるようになるだろう。」
律「唯も朝まで一緒についてるつもりか?無理もないけどさ」
澪「いやあ、ついてるっていうか…梓の横で寝てるよ、唯も。」
紬「あらあら。唯ちゃんが一番頑張ってたものね。無理もないわ。」
律「それでは、梓の生還を祝して、乾杯だあああ!!」
澪「こら、蘇生費用ぼったくられて金無いんだぞ!?今は!!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:54:02.46 ID:W7ZDeJ1QO
XならLostしても大丈夫
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:56:02.98 ID:hDNfTxnAO
ハイニンジャに首をはねられるシーンはまだでしょうか
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:56:38.29 ID:iq68HXk90
──翌朝──
律「おあよー。どうだー?唯ー。梓の調子は…」
律「…寝とる。」
律「おーい唯ー。お前はずっと生きてたんだから、梓よりも早起きしないと格好つかんぞー?」
唯「うーん、むにゃむにゃ…えらいひとのしぼりじる…」
律「だめだこりゃ」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 22:58:05.55 ID:vDvm0P5FO
マイルフィックとの熱い戦闘を
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:01:05.27 ID:iq68HXk90
澪「おーい、起きたかー?」
紬「おはようございますー」
律「おお、ちょうど唯が起きたとこだよ。」
唯「ふあーあ、あーい、おいたよー」
澪「梓は…」
梓「う、うう…ん」
梓「ほぇ…(ぼーっ)」
唯「おはよう、あずにゃん!」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:05:17.42 ID:iq68HXk90
梓「…先輩…」
澪「どうだ?体の方は、大丈夫か?」
グイッ、グイッ
梓「…はいっ!」
律「ずいぶん長いこと死んでたからな。少しぐらいなまってても、あたしたちがカバーするからさ。」
唯「うん、今度はあたしがあずにゃんを守るよ!」
梓「先輩…」
紬「声は大丈夫?ちゃんと喋れる?」
梓「はいっ、大丈夫デブ!」
四人「デブ?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:07:32.21 ID:iq68HXk90
梓「?どうしたデブか?先輩。」
唯「あ、あずにゃん?あああ、あずにゃもごもごっ」
澪「あ、あは、あはは、なんでもないんだなんでもない。ちょっと待っててな。」
ガチャ バタン
澪「なんだよ、あれは!」
律「あたしに聞くなよ!」
唯「あずにゃんが…あずにゃんが…」
紬「………」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:09:04.89 ID:iq68HXk90
澪「ムギ…何か知ってそうだな」
唯「そうだよ、ムギちゃんビショップだもん、何か知ってるんでしょ!?」
律「そうなのか、ムギ?」
紬「ええ、これは…多分…」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:12:29.24 ID:iq68HXk90
紬「梓ちゃんの灰を入れるのに、色々な壷を使ったわよね」
律「あ、ああ…でもちゃんと中身は抜いたぞ!?」
紬「でも、念入りに水で洗ったわけじゃないわ…」
澪「まさか…壷の中に残ってた各種スパイスと梓の灰が混ざって…」
紬「しかも3週間漬け込まれ…灰にはスパイスが完全に浸透したと見れば…」
唯「ど、どういうことムギちゃん!?私にはわかんないよ!」
紬「唯ちゃん…気を確かに持ってね…梓ちゃんは…」
澪「梓は…カレーになってしまったんだよ!!」
唯「えええええええええええええっ!!!」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:15:04.91 ID:W7ZDeJ1QO
えらいひとのしぼりじるwww
よく覚えてるなwww
妙なシビアさがWIZっぽいなw
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:23:16.03 ID:iq68HXk90
唯「あずにゃんが…カレーになっちゃった…カレーに…」
紬「落ち着いて唯ちゃん。混ざったスパイスは極少量。体への影響は少ないはず。」
澪「カレーになっても、梓は梓だ。そうだろ?」
律「よーし、そうと決まれば梓の回復を祝うのに何の支障も無いな!」
バーン!
梓「あ、おかえりなさい!どうしたんデブか?」
紬「ふふ、ちょっとね(よく見ると、心なしか肌の色も黒くなって…)」
律「梓が元気になったから、どんなお祝いするか相談してたんだよ、なあ!(いい匂い…)」
澪「ああ!期待してていいぞ、梓!(かすかにカレーの匂いが…)」
唯「あずにゃんびっくりするよ、きっと!(おなかすいた…)」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:28:41.86 ID:iq68HXk90
──ボルタック商店──
梓「あの先輩、私どのくらい死んデブ?」
律「ぶふぅっ!…ぶく…くくっ…」
澪「…いかん、律がツボにハマった!」
柚「律ちゃん、こっちへ!」
唯「あずにゃん、私とまわろうね♪」
梓「?は、はい…」
唯「そうだね、あれから3週間くらいかなぁ…」
律「ぜぇ、ぜぇ……死んデブってなんだよ!死んデブって!」
紬「きっと「どのくらい死んでたんデブか?」が省略されたのね…」
律「省略ってなんだよ!それもカレーの効果だってのか!?」
澪「東洋から伝わったとされるカレー、その神秘にはまだまだ謎が多い……」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:46:52.88 ID:iq68HXk90
…ネタ切れです。
あとは戦闘時に隠れた梓がカレーの匂いで敵に見つかってピンチとか、
そんな感じのしか思い浮かびません。
当初はカント寺院で復活した時点でカレーが発覚して
唯「あずにゃんがカレーになっちゃったああああ!」で
>>3の冒頭のセリフに繋げてfin、と行く予定でしたが、
色々Wiz要素を入れようと試行錯誤しているうちに間延びしてこんなことに。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:47:01.33 ID:iq68HXk90
最後に想定パーティ構成。
唯 G-Fig
とにかく突っ込む脳筋戦士。
唯「あー、あれなんてモンスターだろ、かわいい〜♪」
澪 N-Sam
戦闘では唯のフォローにかかりっきり。
血が出るくらいは平気になったけど、
内臓ぐろげちょ系の敵はやっぱり苦手。
澪「こわくないこわくない精神統一精神統一」
律 G-Pri
意外と面倒見の良い肉弾僧侶。
メイスでオークの頭蓋を陥没させながら、
澪や唯の負傷にも即反応する優秀ヒーラー。
律「ンモー、あたしがいないと、なんもできないんだからなー」
梓 N-Nin
蝶のナイフで転職。
転職してから、変な期待に満ちたまなざしを受けて困惑している。
梓「レベル上がっても脱ぎませんから。絶対」
紬 G-Bis
ビショップのくせに、呪文の習得速度が通常職と変わらない天才肌。
実は律と同等の呪文も覚えているが、彼女のプライドを傷つけないために内緒にしている。
が、どうしようもないピンチの時は、詠唱してしまう時もある。
紬「今のは、マディじゃないわ…ディオスよ!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 23:50:34.57 ID:l+eMRkWiO
あきらめんなよ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 00:28:00.14 ID:CIa9qfVE0
お
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 00:41:32.45 ID:BiM9XkRU0
紬「らかにと!」
ゆいはちっそくした!
みおはちっそくした!
りつはちっそくした!
あずさはちっそくした!
紬「うふふふ…」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 01:05:19.53 ID:iMilajL3O
続き期待
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 01:44:30.11 ID:iCnVWbli0
保守
こない?
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 02:33:43.45 ID:iCnVWbli0
ほ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 02:34:38.33 ID:RfkTFPVf0
細かいネタは浮かんでくるけど、しっかりしたストーリー組めるような感じじゃあないなあ。
梓「なんか最近、友好的なモンスターに会わない気がするんデブけど…」
澪「そりゃあ…(うまそうな匂いさせてるから…)」
唯「うん…それに最近、お腹が空くのが早くなったような気が…」グー
律「それは地味に困るよな…」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 02:38:03.28 ID:RfkTFPVf0
紬「ムムム……ピーン! わかったわ、これは『きりさきのけん』よ!」
律「おー!よかったな澪ー!」
澪「ヒィィッ!い、いや私は…ほら、もう一本あっただろ、そっちでいいよ!!」
律「ンモー、遠慮しちゃってー。」
紬「ピーン! こっちは、『まっぷたつのけん』よ!!」
澪「あううぅぅぅぅ」 ガタガタ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 02:43:41.54 ID:RfkTFPVf0
カチャカチャ……ブシュー!!
梓「きゃあああっ!デブ」
唯「あずにゃん!!」
澪「しまった、梓が毒を!律!!」
律「私もムギも、LV4の僧侶呪文は使い果たしてるんだ…!」
澪「そんな!」
紬「大丈夫!こんなこともあろうかと、ポーションを作っておいたの!!」
澪「えっ」
紬「対ヴェン秘薬」
律「えっ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 02:53:15.87 ID:RfkTFPVf0
律の手記
最近ムギがおかしい。
モンスターの死骸を食料として持っていこうなんて言い出すし、
私も作り方を知らないようなポーションをいくつも作っているようだし。
体力回復の薬や、解毒の薬ならまだわかる。(対ヴェン秘薬というのは何かの暗号だろうか。)
しかし、失った魔力を回復する薬(彼女は「いい秘薬」だと言っていた。)なんて、
宮廷魔術師であろうと作れるものではない。
彼女は何者なのだろうか。
少なくとも、我々が知っている魔術や法術とは別の…別の次元の術を知っていることは確かだろう。
この別の次元という言葉が、我々より卓越しているという意味ならば、たいした問題ではない。
しかし、文字通り別の次元から来訪した術法だとすれば……
──ここから先は走り書きとなっていて解読は難しい。
しかし、かろうじて読み取れる部分には、こう書いてあった。
『彼女の正体がワードナであったとしても、あたしは驚かない。』
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:07:28.10 ID:RfkTFPVf0
澪「ムギのことで何か気づいたこと?何言ってんだ律。」
律「いや、なんか変じゃないかと思ってさ。ほら、最近。」
澪「別に何も変わらないと思うけどな。そういえば最近薬とかくれて便利になってるけど」
律「それだよ、それ!どこからその薬を持ってきてるのか!」
澪「そりゃ買ってるか、作ってるかだろ。へそくりとか結構持ってるんじゃないか?」
律「売ってないし、作れないよ!つか澪も魔術使うんだから、それぐらいわかるだろ!」
澪「え?いやあ、あたしの魔法は、ほら、ガーって気合い入れればバーって飛んでくだけだから。」
律「ああもう、この脳筋!ムキムキ!ムキ澪!」
澪「なんで私がそんなこと言われなきゃなんないんだよ!この馬鹿律!」
律「うっさい、ムキ澪!ムキ澪!」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:10:18.09 ID:RfkTFPVf0
唯「あずにゃんは今日もいい匂いだねぇ。」
梓「そうデブか?別に香水とかはつけてないんデブが。」
唯「あずにゃん自体が香水だよー。うーんいい香りー」ギュ
梓「や、やだ先輩、やめてくださーい。デブ」
律「ムキ澪!ムキ澪!」 澪「馬鹿律!馬鹿律!」
唯「あ、りっちゃんと澪ちゃんだ。今日も仲良く喧嘩してるみたい」
梓「あの人たちはいつも飽きませんね。」
唯「おーい、りっちゃーん。澪ちゃーん。」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:13:48.56 ID:RfkTFPVf0
律「ムキみ……うん?この香り…」
澪「梓?」
唯「おーい、りっちゃーん。澪ちゃーん。」
律「おお、唯!なあ、聞いてくれよー。澪が馬鹿なんだよー。」
澪「うるさい、おまえにだけは言われたくない!」
梓「もう…喧嘩の原因はなんなんデブか?」
律「うん?……あ、そうだ。ちょっと集まれ。真面目な話するぞ。」
唯「え?なになに。」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:16:41.99 ID:RfkTFPVf0
かくかく
しかじか
唯「へー、ムギちゃんってすごいんだねー。」
梓「いいことじゃないですか。ムギ先輩たのもしいです。」
澪「なぁ?私もそう思うよ。」
律「だー、そうじゃなくて!お前ら、未知の術法に危機感とか感じないのか!?」
唯「なんで?」
梓「なんで?」
澪「なんで?」
律(だめだこいつら…早くなんとかしないと)
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:17:38.72 ID:iCnVWbli0
さる避け支援
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:25:11.24 ID:RfkTFPVf0
律(澪ならなんとか…同じ術法使いとしてこの危機感を理解してくれるかと思ったけど、)
(ああまで脳筋だったなんて…ガーとかバーとかってなんだよ。そんな単純じゃねえよ魔術)
唯「律ちゃん黙っちゃった。」
澪「うーん、術法のことはあたしもよくわかんないしなー。」
律(いやわかってるはずだよ!お前ハリトとか唱えてるだろ!したり顔でターザンメとか唱えてるだろ!)
梓「あ、そうだ!紬先輩にポーションの作り方教えてもらえばいいんですよ!」
律「……あー、まあ…私に作れる代物ならなー。」
唯「大丈夫だよ、ガーっと混ぜてバーっと作るだけでしょ?かんたんかんたん!」
律(…ああもうこのパーティ馬鹿ばっかり)
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:29:36.69 ID:RfkTFPVf0
すまん 寝る
つかいつでも寝れるように小ネタを小出しにしようとしたはずが
なんでいつのまにかストーリーついてんだこれー!(ガビーン)
たぶんこの先は各々考えてる通りの展開であってると思う
だから今は寝る
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:38:00.82 ID:RfkTFPVf0
あああ、駄目だやっぱ中途半端だと眠れない!
つじつま合わせの部分だけ書いて寝る!
柚「ポーションの作り方!」
唯「うん、りっちゃんが知りたいんだって!」
律「いや…あたしは、別に…」
紬「そう…でもごめんなさい。この秘術は人に教えるわけにはいかないの…」
律「…そうか。うん、そうじゃないかとは…思ってたよ。」
紬「ごめんなさい、律ちゃん…」
律「………いいんだ。」
唯(…なんか二人とも目つきが怖い…)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:41:51.63 ID:6LQDKisrO
まばりこ!
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:46:51.72 ID:RfkTFPVf0
紬の手記
あれから何年が経つだろうか。
ロードカオスに挑み、敗れた私は、カオスの迷宮の入り口で私が見た
ほかの勇者たちと同じように、鏡の中に封印された……はずだった。
しかし、何の間違いが起きたのか、私はここ、リルガミンの地で目を覚ました。
これがロードカオスの余興による幻覚なのか、今わの際に見るという幻影なのか、
それとも、紛れも無い現実なのか、それを判断する術を私は持っていない。
しかし、ここで出来た仲間たちと過ごす日々は、本当に楽しいものなのだ。
だから、私はこの世界を大切にしたいと思っている。
はやくかけ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:48:04.90 ID:hDFwvXZf0
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 03:54:21.61 ID:RfkTFPVf0
私は、この世界に来てから以前の世界の魔術を使っていない。
…いや、正確には、可能な限り使わないように努めている。
私も法術の道を歩むものの一端として、
異なる次元の魔術を他の世界に持ち込むことの危険さは承知しているつもりだ。
特に己が魔力を結晶と化し、秘薬と貸す僧侶術法。
これはリルガミンで行われる術法形態とは一線を画すものだ。
この術法が王宮の魔道機関に知られると、私や仲間の身にどんな危険が及ぶか、想像もつかない。
だから、私はビショップとして、この世界の魔法を一から学ぶ道を選んだ。
しかし、だからといって、
仲間の死を目の前にしても、自分の意志を貫けるほど私は強い人間ではない。
梓が毒を受けて、治療をしなければ確実に死んでしまうという状況を前にして、
私の口は無意識のうちに、ヴィー・ヴロと呪文を唱えてしまっていた。
そうして懐のフラスコに出来た対ヴェン秘薬の結晶を梓に与えることで危機を脱したわけだが、
決して間違った選択をしたわけではないと、私は信じている。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 04:04:53.89 ID:RfkTFPVf0
同じように、最下層で私と律の魔力が尽きた時に、
宿屋で作っておいた秘薬イーを渡したことがあった。
解毒効果のあった対ヴェン秘薬はともかくとして、
秘薬イーの存在はさすがに律の心にも疑問を残したようだ。
あれ以来、律の私を見る目が以前と違うことがわかる。
警戒されているのだろう。敵意を向けられているとは思いたくない。
いっそ、話してしまえば楽になるのだろう。
しかし、信じてもらえるだろうか。
同じ術法使いとして、未知の術法を扱う者に対する警戒心はよくわかる。
自分が理解できない術法を使う者を、心から信用することは難しい。
私が律なら、私のことをどう思うだろうか───
─ここから先は、ここまで以上に強固な認識プロテクトがかかり、解読することは難しい。
しかし、たった一つだけ、認識できる単語を拾うことができた。
『ワードナ』
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 04:09:28.34 ID:RfkTFPVf0
うわあ、4時だ!とりあえずのお話はここまで!つーかこの先は考えてねえ!
紬をワードナと疑う律と、自分がワードナと疑われていることを知った紬はどうするのか!?
うわあ気になる!誰か俺に教えてくれ!
あと紬はワードナを打倒した後、元の世界を戻る方法を見つけるか、
それともこの仲間たちと一緒に冒険を続けるか、2つの道で迷ってるよ!
カオス城の鏡にはまだ紬の仲間が捕らえられてるよ!
そのへんの葛藤も想像してニヤニヤすると楽しいよ!
じゃあ、さすがの俺もここまでのようだ!
なんかもうテンションも変だから、みんなおやすみ!
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/19(水) 04:33:36.11 ID:RfkTFPVf0
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
後で書けるようになれたら続きを期待したい。
とりあえず、ご苦労さん