('A`)がバイトをするようです

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↑まとめさま

第六話

やもやVIP店

（ ´∀｀）「ドクオくん、作業してるとこ悪いんだけど、ちょっといいかい？」

('A`)「はい？」

（ ´∀｀）「いや、大したことじゃないんだけどね」

('A`)「？」

（ ´∀｀）「実は最近、他の支店でクレームがあったらしくてね」

（ ´∀｀）「なんでも、従業員の身だしなみがキチンとしていないとかなんとかでさ、そりゃもう、なんでそんなに怒ってるのか分からないほど怒鳴られたらしいんだ」

('A`)「そりゃまた難儀な」

（ ´∀｀）「いやもうホントに。んで、当然ながらウチにも矛先が向くわけだね」

('A`)「えーっと。店長は俺の格好がだらしないと？」

（ ´∀｀）「いや、服装に関しては言う事ないよ。たださ」

('A`)「ああ…」

（ ´∀｀）「その髪の毛だけはなんとかしてほしいなぁ。前髪も目を完全に隠しちゃってるからねぇ」

('A`)「確かに無造作に伸びすぎですね。面倒なんで切ってなかったんですが…まずいですかね」

（ ´∀｀）「できれば切ってもらいたいなぁ」

('A`)「あー、わかりました。明日は丁度休みですし、床屋行ってきます」

（ ´∀｀）「ああ、助かるよ…」

从 ﾟ∀从「おー？何の話だ？髪の毛とか聞こえたが」

（；´∀｀）「あらら…」

('A`)「？」

从 ﾟ∀从「なんだ糞店長、そのニヤケ顔がさらに気色悪いぞ」

（；´∀｀）「それ、いいすぎ！」

('A`)「うわ、なつかしいなそれ」

（ ´∀｀）「友達と対戦したときはマダンテとだいぼうぎょの読み合いだけだったわ」

从 ﾟ∀从「…？で、なんの話をしてたんだよ」

('A`)「ああ、俺の髪の毛が長いってんで、店長が散髪してこいって」

从 ﾟ∀从「ははぁ、なるほど」

（；´∀｀）「は、ハインちゃん。今日は仕入れだから忙しいし、仕事の方に…」

从 ﾟ∀从「私のノルマは終わった」

（；´∀｀）「…」

从 ﾟ∀从「よーし、ドクオ。散髪に関しては、私が腕の良いのを紹介してやろう」

('A`)「え！？本当ですか！？」

从 ﾟ∀从「ああ、本当だとも。もちろん、料金も私がなんとかしてやろう」

('A`)「なんか悪いなぁ、そんなことまで」

从 ﾟ∀从「なに、気にするな。それで、いつ暇だ？」

('A`)「あ、明日には切りに行こうと思ってたんですけど…」

从 ﾟ∀从「なら明日に決まりだ！明日の朝１０時に駅前に来い。私が送ってやる」

('A`)「なんかわざわざすいません。じゃあ、お願いしますね」

从 ﾟ∀从「おうよ、任された」

（；´∀｀）「…」

('A`)「店長、どうかしたんですか？なんか顔色が…」

从 ﾟ∀从「そうだぞ、しけた面しやがって。いつもどおりだが」

支援

今日は流石に投下が多いな

（；´∀｀）「あ、いや、ドクオくん」

('A`)「？」

（；´∀｀）「ああ、ううん、なんでもないよ…」

('A`)「はぁ…？」

从 ﾟ∀从「よーし、仕事仕事！」

('A`)「…」

支援

翌日、駅前

('A`)「…」

从 ﾟ∀从「おお、ドクオ。ちゃんと時間通りだな」ﾄﾞﾙﾙﾙﾙﾙ

('A`)「いや、あの…」

从 ﾟ∀从「どうした？はやく乗れ。お前のためにわざわざサイドカー付きのを飛ばしてきたんだ」

('A`)「はぁ…」

从 ﾟ∀从「さぁ乗った乗った！さっさとしねえと日が暮れるぞ」

('A`)「…」

よう、来たか

支援

从 ▼∀从「ひゃっほおおおお」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

(；ﾟA`)「のわあああああああ」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

从 ▼∀从「どうだぁ！？気持ち良いだろ！！」

(；ﾟAﾟ)「いや死んじゃうから！！法定速度ブッチぎってるから！！」

从 ▼∀从「そうかそうか！ブッチぎるか！！よおし、きっちり掴まっとけ！！」ﾌﾞｫｫｫｫｫｫ

(；；ﾟAﾟ)「ぎゃああああああ」

支援

しえ

しえんぬ

从 ﾟ∀从「はいとおちゃく〜」

(；ﾟA`)「はぁ、はぁ…やっと…」

(；'A`)「って…」

从 ﾟ∀从「ん？どうした？」

(；'A`)「どう考えても倉庫なんですが…」

从 ﾟ∀从「まあ倉庫だしな」

(；'A`)「いやなんか怖いっすよ、中にソチラの職の人とか居そうですもん」

从 ﾟ∀从「まぁあながちまちがっちゃいないな」

(；'A`)「えええええ！？」

(；'A`)「いやすんません帰らせてください」

从 ﾟ∀从「ここまできてなに言ってんだ」

(；'A`)「電車かタクシー使うんでマジその手はなしてえええええ」ｽﾞﾘｽﾞﾘ

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

<ヽ｀∀´> 「…」

( ,,ﾟДﾟ) 「あ？」ｼﾞﾛﾘ

(；；'A`)（ひぃっ！？）

从 ﾟ∀从「…」ﾂｶﾂｶ

(；；'A`)（は、ハインさん、まずい、まずいですこれぇえええ）

<ヽ｀∀´> 「…」

从 ﾟ∀从「…」

(；'A`) 「…ッ」

<ヽ｀∀´> 「姉御、おかえりなさいやし！」

( ,,ﾟДﾟ) 「おかえりなさいやし！」

('A`) 「は？」

从 ﾟ∀从「おー帰ったぞ野郎ども！コイツはみやげだ、食え」

<；ヽ｀∀´>「おお！これはかの有名な仙台名物、『は○のつき』！！」

( ,,ﾟДﾟ) 「うっは！オレっち大好物っす！いただきやす！」

<#ヽ｀∀´>「まてまてまてぇええい！」ﾊﾞｼﾝ!

( ；,,ﾟДﾟ) 「あぐぅ…」

<ヽ｀∀´> 「はるばる来てくださったお客人に茶請けの一つもださねぇでどうすんだアホんだらがぁ」

('A`) 「あ、あの、御気になさらず…」

( ；,,ﾟДﾟ)「うう…お預けっすか、そりゃないっすよ」

从 ﾟ∀从「おいニダー、こいつの分も取っといてやれ」

( ,,；Д；)「あねごぉ！」

<ヽ｀∀´> 「しかし」

从 ﾟ∀从「どうせ余るくらいあるんだ、好きなだけくれてやれ」

<ヽ｀∀´> 「かしこまりやした…！」

<ヽ｀∀´> 「姉御のせっかくのご好意だぁ！感謝しろぃ！！」

( ,,；Д；)「ありがとうございやす！ありがとうございやす！」

('A`) 「…」

从 ﾟ∀从「まぁ見てのとおり、アホばっかりだ。お前をどうこうしようなんてヤツはいねえよ」

('A`) 「なんというか…その…」

从 ﾟ∀从「ん？」

('A`) 「ハインさんって何者なんですか」

从 ﾟ∀从「秘密」

('A`) 「…」

<ヽ｀∀´> 「よぉ味わって食え！よぉ味わって食え！！」

( ,,；Д；)「うめぇっす！うめぇっすよ！」

<ヽ｀∀´> 「へぇ、それで…」

从 ﾟ∀从「ああ、面倒だとは思うが、頼めるか？」

<ヽ｀∀´> 「そんな…姉御の頼みでさぁ、お任せください」

从 ﾟ∀从「うん、よろしく」

('A`) 「あの…」

<ヽ｀∀´> 「おうお兄さん、今から俺がかっこよくしてやっからな」

(；'A`) 「…」

从 ﾟ∀从「心配ねえ、腕は確かだ」

('A`) （というか、俺に拒否権はあるんだろうか）

<ヽ｀∀´> 「さぁ、腕がなるぜぇ」

<ヽ｀∀´> ﾁｮｷﾁｮｷ

('A`) 「…」

<ヽ｀∀´> ﾁｮｷﾁｮｷ

('A`) 「あの…」

<ヽ｀∀´> 「ん〜？」ﾁｮｷﾁｮｷ

('A`) 「訊きたい事があるんですが…」

<ヽ｀∀´> 「なんだ、言ってみろ」ﾁｮｷﾁｮｷ

この作品好きだ

支援

さるよけ支援

('A`) 「…ハインさんって何者なんですか？」

<ヽ｀∀´> ﾋﾟﾀ

('A`) 「…？」

<ヽ｀∀´> 「お兄さん」

(；'A`)「は、はい…」

<ヽ｀∀´> 「世の中にゃぁ、知らねえ方がいいこともあるんだぜ…」

(；'A`)「…」

<ヽ｀∀´> 「さぁ、続けるから前向きねぇ」

('A`) 「は、はい」

<ヽ｀∀´> ﾁｮｷﾁｮｷ

('A`) 「…」

从；ﾟ∀从「こりゃぁ…」

( ,,ﾟДﾟ) 「ほぉぉ〜…」

('A`) 「…」

<ヽ｀∀´> 「どうです？なかなかでしょう」

从 ﾟ∀从「お前、ちゃんと整えたら結構イケメンだな」

('A`) 「バッサリいかれました」

( ,,ﾟДﾟ) 「いやぁ兄ちゃん、すげえかっけぇよ。雑誌のモデルさんみてぇだ」

('A`) 「なにもそこまでじゃ…」

しえん

<ヽ｀∀´> 「今回はなかなか、自分でもうまくいったと思ってやして…」

从 ﾟ∀从「ああ、上出来だ。よくやったぞ」

<ヽ｀∀´> 「ありがたき幸せ…！」

(；'A`) 「…」

从 ﾟ∀从「いや〜しかし」

('A`) 「？」

从 ﾟ∀从「明日の反応が楽しみだな。ｸｸｸ」

(；'A`)「…」

やだ、このニダーさんかっこいい……///

VIP高校・朝

（；＾ω＾）「…」

('A`) 「…」

（；＾ω＾）「あの〜…」

('A`) 「あ？」

（　＾ω＾）「そこはドクオの席ですお」

('A`) 「いや俺だよなんでお前が間違えんだよ」

（　＾ω＾）「あなたは変わってしまった」

('A`) 「ほっとけ」

（　＾ω＾）「それにしても、人間変われば変わるもんだお」

('A`) 「うるせぇなぁ…朝っぱらから皆俺の方ちらちら見やがってうっとうしいんだよな」

（　＾ω＾）「こんだけ劇的ビフォーアフターじゃ仕方ないお」

('A`) 「そんなもんかね」

ｶﾞﾗﾗ

川 ﾟ -ﾟ)「…」

（　＾ω＾）「おはようさんだお」

('A`) 「おいすー」

川 ﾟ -ﾟ)「…」

('A`) 「？」

川 ﾟ -ﾟ)「あの…」

('A`) 「あ？」

川 ﾟ -ﾟ)「そこはドクオの席ですよ」

('A`) 「目から汗が」

VIP高校・授業中

「この文章…鬱田くん、読んでみて」

('A`) 「あ、はい」

('A`) 「ある人、弓射ることを―」


「ドクオくんさぁ、かなり変わったよね」ﾋｿﾋｿ

「うんうん、前は結構地味な感じだったのに」ﾋｿﾋｿ

「髪に隠れて顔はっきり見たことなかったけど、けっこうストライクかも」ﾋｿﾋｿ

「あ〜私アタックかけてみようかなぁ」ﾋｿﾋｿ

川 ﾟ -ﾟ)「…」

放課後

('A`) 「っと。今日も五時からか。いくぞクー」

川 ﾟ -ﾟ)「ああ」

(*ﾟーﾟ)ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ドクオく〜ん」

('A`) 「あ？」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ねぇドクオくん、今日一緒に帰らない？帰り道にいいお店があるんだけどぉ」

川 ﾟ -ﾟ)「…！」

支援

　








髪切っただけでイケメンとか何だよ……すいーつかっこわらいかよ……ちくしょう……
この現行楽しみにしてたのに……

(；'A`)「ああ、すまん。俺今日バイトなんで…」

(*ﾟーﾟ)「そっかぁ…」

川 ﾟ -ﾟ)=3

(*ﾟーﾟ)「じゃあさ、いつなら大丈夫？」

(；'A`)「え？」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「今度遊びいかない？みんなでカラオケとか！」

川；ﾟ -ﾟ)「…！」

(；'A`)「えっと…俺はそういうのあんまり…」

川 ﾟ -ﾟ)「ドクオ、バイトの時間に間に合わない。いくぞ」ｸﾞｲ!

(；'A`)「お、おいクー？ごめん、俺帰るから…」ｽﾀｽﾀ

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「考えといてね〜！」

川 ﾟ -ﾟ)「…」

やもや

（ ´∀｀）「こりゃまた印象変わるねェ」

川 ﾟ -ﾟ)「私も最初誰かわかりませんでした」

（；´･ω･`）「またハインちゃんかい？」

('A`) 「…またとは？」

（´･ω･`） 「時々ね。知り合いの誰かを気まぐれで連れていくんだよ。確かに腕はいいんだけど、あの倉庫は驚くよね」

('A`) 「しずめられるかと思いましたよ」

（；´･ω･`）「あはは…」

从 ﾟ∀从「おはようさーん」

('A`) 「あ、おはようございます」

从 ﾟ∀从「はっはっは、どうだこいつ。こうやって立ってるだけで絵になるじゃないか」

(；'A`)「いや、ですから…」

从 ﾟ∀从「んで、どうだった？」

('A`) 「どうだったって。何が？」

从 ﾟ∀从「ばぁろ、学校での反応だよ」

('A`) 「あ〜…」

从 ﾟ∀从「なんだ、そうでもなかったか？」

('A`) 「いや、なんか皆こっちの方みてヒソヒソ話始めたり、帰りなんて何故か女子に話しかけられたりして…」

从 ﾟ∀从「ほう」ﾁﾗﾘ

川 ﾟ -ﾟ)「…なんですか」

从 ﾟ∀从「いやべっつに」

('A`) 「ゆっくりできなくて、ホント困りますよ」

川 ﾟ -ﾟ)「…ふぅ〜ん」ｼﾞﾄ

ベタな展開だが好きだ！支援

('A`) 「…？なんだよ…」

川 ﾟ -ﾟ)「別に。私は仕事に戻るから」ｽﾀｽﾀ

(；'A`)「な、なんだよアイツ…」

（´･ω･`） 「あらら」

从 ﾟ∀从「これは面白くなってきたなオイ」

（´･ω･`） 「あんまりからかわないであげてよ、さっきのクーちゃん見たろう？」

从 ﾟ∀从「わかってるって。いや〜これから目が離せんな」

（ ´∀｀）「…」

('A`) 「…」



第六話END

イケメン死ね乙

髪切っただけでそんな変わるとか素材良すぎだろドクオ

乙！
ドクオもげろ

ドクオがイケメンなんて絶対に許さんぞ


乙

いつも楽しみにしております。乙

おつ、次も楽しみにしてます

尾も白かった乙