1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
なんか停止しちゃったんでまた立てました
あれは一体何?
律「…はぁ。和がそんなんじゃ武道館は無理そうだな」
憂「え…?みなさんプロになるつもりですか?」
澪「そうだよ。みんなで約束したんだ。必ず武道館に行くって」
和「………」
律「でも和がこの調子じゃなぁ…。私達は行けないまま終わるかもしれない」
憂「!…そんなことありません!きっと行けますっ!!!」
紬「憂ちゃん…?」
憂「ご…ごめんなさい…」
律「…今日は解散だ。みんな、また明日」
気分でスレスト。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/17(月) 23:20:38.77 ID:8ntaKssuO
支援
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/17(月) 23:21:55.02 ID:XXBx1V9c0
あれがスレストか…
律「…はぁ。和がそんなんじゃ武道館は無理そうだな」
憂「え…?みなさんプロになるつもりですか?」
澪「そうだよ。みんなで約束したんだ。必ず武道館に行くって」
和「………」
律「でも和がこの調子じゃなぁ…。私達は行けないまま終わるかもしれない」
憂「!…そんなことありません!きっと行けますっ!!!」
紬「憂ちゃん…?」
憂「ご…ごめんなさい…」
律「…今日は解散だ。みんな、また明日」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/17(月) 23:21:56.30 ID:vtMkSQ0jO
支援
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/17(月) 23:25:36.20 ID:PIHSo5ed0
新しくスレ立ってたか。良かった
支援するよ!
てか2とかつけると荒れるぞ
sage進行したほうがいいと思う
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/17(月) 23:26:39.30 ID:XXBx1V9c0
支援ありがとうです
憂「和さん!一緒にかえりませんか?」
和「…別にいいわよ」
憂「…和さんは武道館を目指してるんですか?」
和「…そうよ。でも、もうダメみたい」
憂「なんでですか…?」
和「…私が武道館に行きたい理由はね、唯の夢を叶えたいからなの。
その為には誰よりもギターがうまくなくちゃいけない。…憂ちゃんよりも」
憂「…なんだ。そんなことだったんですか」
和「そんなこと…?」
憂「そんなことですよ。私と同じです」
またスレストされるぞ……
革命軍(笑)がまた動き出したか
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/17(月) 23:28:04.18 ID:Piru8h190
つまんね
>>7分かりました sageます
憂「私がギターを始めた理由は…お姉ちゃんの意思を継ごうと思ったからなんですよ」
和「え…?」
憂「お姉ちゃん良く言ってたじゃないですか。武道館に行きたいって」
憂「…だから私は、お姉ちゃんの代わりに武道館に行こうと思ったんです。ほら、和さんと同じじゃないですか」
和「でも、なんでそのことを黙ってたの…?」
憂「どうせ周りに話したって馬鹿にされると思ってました。プロになんかなれる訳ないのにって…」
和「………」
憂「…でも、私は和さん達の演奏をみて思ったんです。この人達とならプロになれるかもって。
それと、今日の皆さんの話を聞いて確信しました。この人達は私の夢を馬鹿になんかしないって」
憂「だから…お願いです和さん。私と一緒に、武道館に行きましょう!」
そうだ。私は大事なことを忘れていた。
一人で武道館に行くんじゃない。みんなで行くんだって、あの日みんなと約束したじゃないか。
私が一番になるんじゃない。みんなで一番になればいいんだ。
…なんでこんな大事なことを忘れてたんだろう。
和「…だめよ」
憂「え…?なんでですか…?」
和「…だって、それは私の台詞だもの」
和「憂ちゃん。私達と一緒に武道館目指してくれる?」
憂「!…はい!」
唯の夢は、今も確実に生き続けてる。
和「でも、なんで唯のギターを私に?憂ちゃんが使えばよかったのに…」
憂「…私には使うことができませんでした」
和「?」
憂「だって、そのギターを使うと…お姉ちゃんのことを思い出しちゃうんです」
憂「涙が…止まらなくなってしまうんです」ぐす
和「あ…」
憂「…和さん。ひとつお願いしてもいいですか?」
和「なに…?」
憂「そのギター…。お姉ちゃんのギターで、今演奏してもらえませんか?」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/17(月) 23:40:18.05 ID:8ntaKssuO
>>10 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/08/17(月) 23:19:45.30 ID:8ntaKssuO
>>1の全裸画像一枚うp
実行しないの?
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/17(月) 23:41:55.78 ID:8ntaKssuO
他スレの事で失礼しました
支援
和「ここで?…いいわよ」
憂「すみません…。変なお願いしちゃって」
和「別にいいわよ。それじゃ…」
〜〜♪
私は、唯がよく弾いていた曲を弾いた。
憂ちゃんもこの曲が好きだったはずだ。唯の演奏を良く二人で聞いていたっけ。
憂「……お姉ちゃん」
憂「…お姉ちゃん…おねえちゃあん……」ぽろぽろ
憂「うわあああん!おねえちゃああん!寂しいよぉ!!」ぼろぼろ
和「憂ちゃん…」
私は前になんていった?憂ちゃんが強い?
違う…。強くなんかない。悲しいに決まってるじゃないか。
この子は、寂しいのをずっと我慢してきたんだ。唯を悲しませないように…。
支援
がんばって!
憂「…すみません。取り乱してしまいました」ぐす
和「…泣きたいときはいつだって泣いていいのよ?」
憂「はい…。ありがとうございます。少し楽になりました」
和「いえいえ。どういたしまして」
憂「やっぱりそのギターを和さんに預けて正解でした。お姉ちゃんもきっと喜んでいます」
和「ありがとう…。憂ちゃん」
憂「はい♪よかったね。ギー太!」
和「ギー太?」
憂「はい。お姉ちゃんのギターの名前です。お姉ちゃんがつけたんですよ」
和「…まぁ、なんとも唯らしいわね」
憂「えへへ♪それじゃ私はここらへんで。また明日頑張りましょう♪」
和「ええ…。また明日」
―次の日
がちゃっ
律「おーっす。お、和に憂ちゃん。二人とも早いな」
憂「こんにちは律さん」
和「私はいつも早いわよ」
律「そうだっけ?…どうやら悩みは吹っ切れたみたいだな」
和「ふふ、おかげ様でね」
がちゃっ
澪「悪い。遅れた」
紬「ごめんなさい」
律「よし。みんな揃ったことだし練習するか」
和「ちょっとまって。その前に私から話があるの」
律「?なんだよ改まって」
和「みんな…昨日は迷惑かけて本当にごめんなさい」
律「いいよ。きにするなよ」
澪「そうだぞ。元気が出たみたいでよかった」
紬「心配したのよ?」
和「ありがとうみんな…それともう一つ…」
和「もう一度言わせてほしいの。…みんな…私と一緒に武道館に行きましょう!」
律「…だから、その台詞は部長の私のだ!」
律「よし!みんなぁ!絶対に行くぞ!武道館!」
和澪紬憂「おー!!!」
―数カ月後
律「そろそろ学祭だな。あと2週間後か」
和「もうそんな時期なのね」
紬「時間がたつのは早いわねぇ」
憂「去年の学祭では何を演奏したんですか?」
律「去年はふわふわ時間だよ。その頃はそれしか持ち歌がなかったんだ」
紬「今年は何を演奏するの?」
律「うーん…。いつもライヴハウスで演奏してる曲でもやるか?」
和「でも、たまには違う曲も演奏したいわよね」
律「そうだよなぁ。澪ー。新しい曲作ってないのー?」
澪「ふふふ…。そういうと思って作ってきたんだ!」
律「マジ!?ちょっと見せてよ!」
律「………」
律「…カレーのち…ライス…?」
やっと新スレにたどり着いたのに…
終わり?
律「…曲名からしてあれなんだけど…」
澪「なんだと!?いいから歌詞を読んでみろ!」
和「どれどれ…」
紬「どきどき…」
憂「見せてください…」
―キミにときめき恋かもねアワアワ
ハングリー精神とめらんないクラクラ
律「………」
和「………」
紬「………」
憂「………」
澪「…どう?自信作なんだけど…」
律「…やっぱりこれはないよな和」
和「…私はもうなれたわ」
律「…ムギは?」
紬「どんとこいです…」
律「ですよねー」
律「そうだ!憂ちゃんはどう思う!?」
憂「…素晴らしいです…。可愛い歌ですね…」
澪「だろ?特にここの所なんて最高だと思わないか」
憂「はい♪私もそう思います!」
律「…あれ?私がおかしいのか?」
全力で支援
しえ
―学祭当日
その日の私達の演奏は大成功だった。
ライヴハウスやいろんなイベントにも参加しているおかげだろう。
プロになる為に、それだけの数をこなしてきたんだから当然の結果だ。
律「いや〜!今日の演奏も大成功だったな!」
澪「当然だ。私達はそれだけ数をこなしてきたんだからな」
憂「でも、初めての学祭楽しかったです!」
和「そうね。また来年も楽しみましょうね」
がちゃっ
さわ子「みんな。今日のライヴ大成功だったわね。おめでとう」
憂「先生!ありがとうございます」
さわ子「憂ちゃんもよく頑張ったわ。…そういえばムギちゃんは?」
和「そういえば…どこいったのかしら」
さわ子「ちょっと!?ムギちゃんがいないとお茶が飲めないじゃない!
私はいつものライヴ後のティータイムを楽しみに来たのよ!?」
律「あんた最低だな…」
がちゃっ
紬「………」
律「ムギ?お前どこ行ってたんだよ」
紬「………」
澪「…ムギ?」
憂「紬さん…?」
さわ子「ちょっとムギちゃん!早くお茶の準備しなさいよ!」
律「あんたは黙ってろ…」
紬「………」
和「ムギ…?一体どうしたの?」
紬「……みんな…私達…」
紬「…メジャーデビューできるかもしれない」
和「……え?」
しえん
また変なのに目をつけられないといいのだが
紬「私のお父様の知り合いでね、レコード会社の社長さんがいるんだけど…」
紬「私達の評判を良く聞くみたいで…今日の学祭に来ていたらしいの…」
澪「そ…それで…?」
紬「会ってきたわ…。話を聞くために…」
律「そ…それでそいつは…私達のことをなんて…?」
紬「…私達を…プロデュースしたいって…」
和「………」
澪「………」
憂「………」
さわ子「………」
律「……マジ?」
書き駄目がなくなりました
ちょっくら書きだめて来ますね
2時までには戻ります
ちなみに今日で完結させますね
とりま乙
やっと続きだ
支援
そろそろ上げる?
支援支援支援支援
支援・ザ・サード!
明日まで残ってますように。
スレストされないか心配
支援
支援
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 00:34:43.92 ID:i2s6Q6wzO
支援
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 00:44:32.40 ID:FNamijBb0
保守
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 00:47:25.98 ID:W/Jo15CbO
支援
あんまり頻繁にageるとスレストにあうぞ…
自動焼人 ★ = 自動保守 ◆KAWORUKOFI = 自動保守#K9K?_D[L
名言集 その2
『お前が規制系キャップ取れるか審査してやるよ』
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1249830540/ ID:PVAf+dux0 = 自動焼人 ★
> 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2009/08/10(月) 00:31:30.02 ID:PVAf+dux0
>
>>33 > キャップとコテハンの違いは何?
> 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2009/08/10(月) 00:38:05.34 ID:PVAf+dux0
>
>>45 > その回答では落ちるなw
> 答えは教えないがw
> 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2009/08/10(月) 00:41:29.96 ID:PVAf+dux0
> Q.キャップとコテハンの違いは何?
> A.2ちゃんねるのボランティアの登録制度
> それがお前の答えかw
> 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2009/08/10(月) 00:43:10.06 ID:PVAf+dux0
> まぁ、どうせ正解が出るわけもないし、次の問題。
> 君が思う面白いスレはどんなの?
> 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2009/08/10(月) 00:44:58.13 ID:PVAf+dux0
> ところで、2ちゃんねるでのボランティアって何?
----------------------------------------------
この自動焼人 ★メールマガジンの配信停止をご希望される方は
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/sec2chd/1250169591/ にて自動焼人 ★までご連絡ください
さげ
前の途中で見れなかったけど支援支援
しえん
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 01:41:35.31 ID:ruw24wfx0
ho
がんばれ!
支援ありがとごじます
それから私達は、『放課後ティータイム』というバンド名で見事メジャーデビューを果たした。
最初は大した人気が出なかったものの、一部のファンの口コミや、さわ子先生…今はマネージャーか。
の売り込みのお陰で、曲の全体の完成度の高さ、澪の書く歌詞の素晴らしさ(どうやらずれていたのは私と律の方だったらしい)
などが徐々に世間一般に評価され始め、私達の人気は『今、日本で一番熱いガールズバンド!』
と週刊誌にも歌われるほどになった。
…ちなみに、この『放課後ティータイム』というバンド名だが、私達がバンド名を決めるための相談をしている時に
さわ子先生がお茶が飲みたいとうるさかったので、律がその時に…
さわ子「バンド名よりお茶にしましょうよ〜。私喉乾いた〜」
澪「………」
さわ子「お茶〜!お茶が飲みたいの〜!」
紬「………」
さわ子「私は放課後のティータイムが楽しみで顧問になったのよ!」
和「…え?私の夢がどうとか言ってましたよね?」
憂「だからライヴの後ぐらいにしか、音楽室に来なかったんですね…」
さわ子「いったかしら?とにかく私はお茶が飲みたいのよ!」
律「…うるせえな!そんなに放課後ティータイムがしたいんなら一人でやってろ!
私達はバンド名を決めるのに忙しいんだよ!まったく…」
さわ子「ならバンド名は放課後ティータイムで決まり!よかったわねあなた達!
さぁムギちゃん!早くお茶ちょうだい!」
おお…ふっかつ!だな…
支援
澪「先生!そんないい加減な…。ここはやっぱりぴゅあ☆ぴゅあを…」
紬「私は充電期間を推奨するわ♪」
憂「私は雲譚がいいと思います…」
和「レッドフレームなんてどうかしら?」
律「…いや、まて…。案外いいかもな『放課後ティータイム』って…」
律「…よし決めた!私達のバンド名は『放課後ティータイム』だ!いいだろみんな!?」
和澪紬憂「え〜〜〜〜?」
律「うるせえ!このままじゃいつまでたっても決まらねえだろ!!
大体、バンド名決めるだけなのに一週間かかるってどういうことだ!?」
という理由で決まった。私はレッドフレームの方がよかったと今でも思う。
それからの私達の人気は留まることをしらず、高校を卒業してからはテレビ出演やライヴ、
雑誌のインタビューなどの仕事で大忙しだった。
そして私達は気がつけば…
がちゃ
さわ子「みんな!今日のお仕事お疲れ様!…それと…とうとうやったわよ!」
律「なんだよ?やっと彼氏でもできたか?」
さわ子「…あぁ?」
律「…冗談です」
紬「それで、なにがあったんですか?」
さわ子「ふふふ…。なんと…なんとね?」
澪「もったいぶらないでください」
さわ子「私達『放課後ティータイム』の…武道館公演が決定したのよ!」
和「えっ!?」
憂「和さん!!!やりましたね!!!」
夢にまで見た武道館に、たどりついていた。
しえん
―武道館
律「すげぇ…。私達、ここで演奏するんだ…」
澪「流石に広いな…。人はどれくらい入るんだろう」
紬「武道館には、最大で1万人以上入れるらしいわよ」
憂「1万人!?そんな大人数の前で、私達演奏するんですね…」
律「流石に緊張するなぁ…。和はボーカルだから特に緊張しそうだな」
和「……大丈夫よ。ここまで来たんだから…大丈夫…」
律「……の〜どか!」ぎゅっ
和「きゃっ!?な、なにするのよ急に!」
律「安心しろよ。お前一人でステージに立つんじゃない。みんなで立つんだろ?」
和「…ありがとう律。わかってるわ…」
…そう、わかっている。分かっているんだけど…怖くて怖くてたまらない…。
もし失敗したら?ここでのチャンスは一度きりなんだ。失敗なんかできない。
失敗したら、私は唯の夢を潰すことになるんだ。絶対に成功させなきゃ…。
…でも、不安な気持ちが頭から離れてくれない。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 02:24:30.76 ID:rV/7fNhdO
いまになってよくかんかえてみると………ゴキにゃんいねぇwwwww
―武道館 ライヴ前日
スタッフA「今日の練習はこれで終わりです。お疲れ様でした」
スタッフB「皆さん!明日のライヴ頑張ってください!」
律「はい!皆さんお疲れ様です!…さて、私達はこれからどうする?」
さわ子「この後の予定はないわよ?あなた達の好きにしなさい」
澪「明日の為にホテルに帰って休んだ方がいいんじゃないか?」
紬「私もその方がいいと思います」
律「そうすっか。それじゃみんな、帰ろうぜー」
和「…ごめんなさい。私、行きたいところがあるの」
律「そうなのか?ならみんなで行くか」
和「ごめんなさい。…憂ちゃんと二人きりで行きたいの」
憂「え…?」
澪「そうなのか。明日は本番だぞ?二人ともあまり遅くまで出歩くなよ」
和「わかってるわ、ごめんなさい。それじゃ憂ちゃん、行きましょう」
憂「は、はい!」
―平沢家
チーン…
和「………」
…唯。私ね、とうとうやったよ。
唯が夢にまで見た武道館に…私達はたどりついたんだ。
明日のライヴ…絶対に成功させるから…。
唯も見守っていてね。
でも…、本当はね。怖くてたまらないのよ…。
もし私が、明日のライヴを失敗しても…唯は私の友達でいてくれる?
憂「和さん。ありがとうございます」
和「ありがとうって…。私は無理やり来たんだもの。お礼を言うのはこっちの方だわ」
憂「いえ…。お姉ちゃんはきっと喜んでくれています」
和「そうよね…。後は唯の為にライヴを成功させるだけね」
憂「はい!明日、頑張りましょう!」
和「ええ、頑張りましょう」
―武道館 ライブ当日
律「とうとうこの日が来たか…」
澪「ああ…ここまで来たら後はやるだけだな」
紬「緊張するわね…」
憂「和さん…。大丈夫ですか?」
和「ええ…。大丈夫よ」
律「和。今日の出だし頼んだぞ」
和「……ええ、任せて」
律「よし!それじゃあみんな!!!いっちょかましてくるか!!!」
…大丈夫。きっと成功する。
ワーワー!!!
キャー!!!
澪ちゃーん!!!りっちゃーん!!!ムギちゃーん!!!憂ちゃーん!!!和ちゃーん!!!
律「す…すげぇ…!なんつう人の数だ…」
澪「よくよく考えると…私達ってすごいところに立ってるんだな…」
紬「…今まで実感がなかったわね」
憂「…和さん…そろそろ…」
和「………」
律「和…?」
和「………」
澪「和…!早くしゃべって…!」
和「…あ……あ…」
紬「和ちゃん…!」
憂「和さん…」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 02:55:28.22 ID:NUV46ajN0
なんか泣けてきた
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 02:56:34.39 ID:/pe6vAmOO
もうね、スレタイで泣けるし
ざわざわ…
…あれ?まだはじまんねーの?
…これってなんかの演出?
…おい、はやくはじめろよ…
澪「まずい…観客がざわめき始めてる…!律…!お前がバンド紹介を…」
律「………」
澪「律…!お前リーダーだろ…!?」
律「……私達をここまで導いてくれたのは和だ」
澪「………」
律「あいつがあの日、武道館に行こうって言わなきゃ、私達は今ここに立ってねぇよ…」
律「…だから和がこのバンドの、本当のリーダーだよ。あいつなら大丈夫だって信じてる…」
澪「………」
律「…頑張れ和…。ここまで来たんだ。後は声を出すだけだぞ…」
sieeeeeeeeen
なんてことだ…。話すタイミングを見失ってしまった。
…どうしよう。何を話せばいいんだっけ?頭の中が真っ白だ。
ざわざわ…
…どうしたの?なんで始まらないの?
…ふざけんなよ!なにもしないんなら金返せ!
周りの声が聞こえる。みんな怒ってるんだ。
当たり前だよね…。私がなにも喋らないんだから。それでもなにか…
ざわざわ…
…いい加減にしろ!ひっこめ!
…馬鹿らしい。帰ろうかな
…もう駄目だ…。今更しゃべったって遅い。
みんなごめん。私のせいで、今日のライヴ失敗しちゃったよ。
唯もごめん…。結局夢を叶えられなかった…。
本当に…ごめん…。
唯「和ちゃん」
和「唯…?」
唯「そうだよ。和ちゃん」
和「唯…。私ね…、頑張ったよ…頑張ってここまで来たんだよ…?」ぽろぽろ
唯「しってるよ…。ずっと見てたもん」
和「ごめんね唯…。私…、唯の夢…叶えられそうにないよ…」ぽろぽろ
唯「………」
和「ごめんなさい…ごめんなさい…!」ぽろぽろ
唯「…前を見てよ和ちゃん。みんな、待ってるよ」
和「え…?」
唯「和ちゃんが喋るのをみんなが待ってるんだよ…」
和「………」
唯「和ちゃんは今、みんなに夢を見せるためにここにいるんだよ」
唯「だからみんなにも見せてあげようよ。私達の夢を」
和「唯…」
昨日けいおん全話見返した俺に隙は無い
和はイケメン
俺のID憂じゃねーか!クッ・・・ククク・・・これは良いことだ
そうだ…。私は何の為にここまで来た?
唯「がんばって。和ちゃん…」
唯の夢を叶える為だ。その為にみんなでここに来た。
唯「……」
そして、その夢をここに来てくれた人達に…今度は見せてあげなくちゃならない。
唯「……」
そうやって、夢や意思は受け継がれていくから。
唯「……」
しっかりしろ真鍋和…。まだ、大事な仕事が残っているだろ。
唯「……」
和「ほら…しっかりしなさい」
…私はもう迷わない。
唯「……」にこ
おいついた!
涙腺崩壊寸前!
和「…みなさん!お騒がせしてすみません!放課後ティータイムです!」
澪「和…!」
紬「和ちゃん…!」
憂「和さん…!」
律「…やっぱり、私の言ったとおりだったな」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 03:26:58.62 ID:GBNNki6UO
支援
支援
もう寝ちまう
保守任せた
和「…ライヴの前に、皆さんにお話ししたいことがあります!」
和「…私の友達に、ずっと武道館を目指していた人がいました。
その人はとても演奏が上手で、私は彼女ならきっと…と思っていました」
和「でも…その友達は、…事故で亡くなってしまいました」
憂「………」
和「私は、彼女を失ってからずっと何もしない日々を過ごしてきました。
そして高校に入ってから、私はHTTのメンバーと運命的な出会いを果たしました」
澪「………」
和「リーダーの律は、廃部の危機の為、ギターも何も弾けなかった私を勧誘し、
私は、軽音部に入部することになりました。」
和「その時、律がいったんです。武道館を目指しているって。
私はその時に、亡くなった友達のことを思い出しました。彼女の夢も同じだったからです」
律「………」
和「それから私達は、武道館に行く為にひたすら努力してきました。
ライヴハウスで演奏してみたり、休みの日にみんなで練習したり…」
紬「………」
和「そして…その努力が実ったんです。私達はここに立つことができました。それはなぜか…
いっぱい努力をしたから?…それもあります。でも一番の理由は…」
和「私達が夢を諦めなかったからです」
和「だから皆さんも自分の夢を信じてください」
和「だって…叶わない夢はないんですから!」
ワーワー!
和「話が長くなってしまいすみません…」
和「それじゃあ早速聞いてください!」
和「ふわふわ時間!」
おしまい
これでおしまいです
こんな駄文に付き合ってくれた方々
本当にありがとうございます!
SS書くのは2回目なので至らないところもいっぱいありましたが
それでも支援、保守してくれた方々のヌクモリティは絶対忘れません
それじゃあまた ノシ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 03:48:25.39 ID:NUV46ajN0
おつかれ〜
―番外編
和「ふわふわ時間!」
〜〜〜♪
すごい…。やっぱりHTTは歌もうまいし演奏も上手だ。
私もいつか武道館に…。
?「すごいね純ちゃん…」
純「うん…!すごい…」
?「私達もいつかここに立とうね…」
純「うん!絶対に立とう。私、明日からもっとベース頑張る…」
?「私も…ギター頑張る」
―中学校 軽音部
がちゃっ
?「お邪魔します」
純「いいよそんなかしこまんなくたって。どうせ私達二人だけだし」
?「…悲しいこと言わないでよ」
純「でも本当のことでしょー?」
?「たしかに…このままじゃ武道館行くどころか一回もバンド組めないで終っちゃいそうだね」
純「もう中学のうちでは無理じゃない?」
?「そうだね…。純ちゃんはどこの高校に行くの?」
純「○○高校だよ」
?「え〜!?私と一緒に桜高行こうよ!」
純「それこそ、え〜!?だよ!家からだと結構遠いよ?」
?「それは…頑張って通うもん」
純「そもそもなんで桜高?どうせHTTの出身校だからでしょ?」
?「そうだよ。悪い?」
純「影響されすぎ…」
支援
―1年後
純「…まさか本当に桜高に入学することになるとはね…」
?「純ちゃんもなんだかんだで桜高に来たんだね」
純「はぁ!?それはあんたが行こう行こうってしつこいから…」
?「はいはい…純ちゃん、ありがとね」
純「…はぁ。あんたがここまで連れてきたんだから。必ず武道館に行くよ?」
?「うん!まずは軽音部に行こう!」
こういうのは良いな…
しえん
「柔道部に入りませんか〜?」
「オカルト研究部!一緒に不思議を探しましょう!」
?「すいません通してください!私は軽音部に行きたいんです!」
「軽音部?あの廃部寸前の?」
純「え…?それ本当ですか!?」
「ああ…部員が足りないんだとか…」
?「まさか…私はここでも音楽を満足にできないの?」
純「…せっかく桜高まで来たのにね。とりあえず行ってみようか」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 04:15:46.25 ID:NUV46ajN0
純?
純はごきにゃんのお友達
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 04:17:54.47 ID:F2b0RsVu0
ほんとブッサイクやの
―音楽室前
?「…中からまったく声がしない。やっぱり部員が…」
純「今からでも遅くないよ。別の部にしない?入部したら最後だよ」
?「…いや、私は軽音部に入部するんだ。そして…武道館にいく!」
がちゃっ!
?「武道館だって!?」
純「ひっ!?き…急に中から人が…」
?「おどろかしちゃってごめんねぇ」
?「キミも武道館目指してるの?」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 04:22:47.17 ID:DcY4kd9vO
>>99 一瞬「?」に混乱したが大丈夫れす(`・ω・´)
?「キミもってことは…先輩方もですか!?」
?「そうだよ♪目指すは武道館!なんだ♪」
?「やっぱり…思ってた通りだよ純ちゃん!私を入部させてください!」
純「ちょっと!?」
?「入部…ほんとに…?」
?「はい!私も一緒に武道館目指したいです!」
?「…やった。やったー!大歓迎だよ!一緒に頑張ろうね♪ええっと…」
?「あ…申し遅れました!私、中野梓って言います!」
梓「これからもよろしくお願いします!先輩方!」
?「梓…あずにゃん…。そうだ!今日から君はあずにゃんね!あずにゃ〜ん!」だきっ
梓「わっ!?ち、ちょっと…!急に抱きつかないでください!ええ〜っと…」
?「あ…私の名前もまだだったね。私の名前は…」
和達の与えた夢は、確かに生き続けている。
夢は途絶えることはないだろう。これからもずっと…。
本当におしまい
以上でした。
これは純ちゃんではないですね。そもそもどんな子でしたっけ?
それじゃあお休みなさい。またどこかで会いましょう。ノシ
和を誘った理由とか唯の事とか
武道館に行ったら話す的な伏線なかったっけ?
とりま乙!
>>104 律が和を誘ったのは廃部を逃れるためです
武道館にいったら話すことは、律から和に対して「ここまで連れてきてくれてありがとう」って言わせるつもりでした
でも回収し忘れです。すみません。
あと…唯のことってなんでしたっけ?
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 04:47:30.65 ID:DcY4kd9vO
>>1乙!
最後が泣けるなぁ…
最後の「?」は唯の生まれ変わりだと信じている!(`・ω・´)
>>106 そこはご想像にお任せします。最後までありがとうございました。
今日はもう寝ないで仕事に行くぞ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 04:51:29.94 ID:DcY4kd9vO
>>107 そういえば、これでSSは2回目って言っていたけど、1回目はどんな内容?
>>108 一回目のは唯「ただいまギー太」ギー太「………」というSSです
唯がその日に起こったことを部屋でギー太に聞いてもらうというSSです
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 05:00:54.66 ID:DcY4kd9vO
>>109 あぁ!あのスレね!
見てました。
なんかあの視点が今までになくて好きだったな…
>>110 ありがとうごじます。
もっといいのが書けるように頑張りたいです。
また似たようなスレがあった時はよろしくお願いします
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 05:22:50.74 ID:NUV46ajN0
がんばってください
とりま(笑)
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 06:55:49.06 ID:duRw0bL0O
乙
おもしろかった
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 07:17:41.95 ID:S4M7kH+1O
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 07:55:18.06 ID:MiaMsRWN0
乙!おもしろかったです。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 08:47:21.80 ID:5g/dWN/GO
>>1乙ミサイル
最後にタイトルとリンクさせるあたり憎いねぇ
お盆に帰省してた頃から張りついててよかった
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 09:03:13.15 ID:advkxFCQO
唯が死んでるだと…
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 09:38:31.68 ID:W/Jo15CbO
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 11:24:18.55 ID:qesJDhBg0
乙〜
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 12:07:14.10 ID:GBNNki6UO
乙
面白かった
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/18(火) 12:32:09.03 ID:+498LoQm0
乙!!!
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
お疲れ