【Anarchy】ローゼンメイデンがロックバンドだったら【in the UK】

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
*355th take!!*
SAD DOLLS OF DESTINY RISE UP FROM THE ABYSS
INTO THE MAIDEN HEAVENS
HERALDING A NEW AGE THAT BECKONS REVENGE
FROM THE ALICE OF ROSE
                         ROZEN MAIDEN
悲しき運命の人形たちは 冥き深淵より
乙女の天国へと舞い上がる
薔薇の少女による復讐を呼び寄せる
新たな時代を告げながら
                 ローゼンメイデン

絵師、文士、作詞、作曲、女性ボーカル求む。
メンバー紹介(これは決定事項ではないので乙女達の各パートは自由に変更可能)
ttp://www10.atwiki.jp/rozenrock/pages/4.html
まとめwiki
ttp://www10.atwiki.jp/rozenrock/
過去ログまとめ
ttp://rozen.sync2ch.cc/series/band1/
前スレ  *354rd take!!*  
【Fucking】ローゼンメイデンがロックバンドだったら【Hostile】
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1249814626/
コテは原則作品投下時のみ、直接描写はキスまで(週刊少年漫画レベル)
荒らし・煽りは薔薇乙女クオリティーで華麗にスルーして頂戴
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/15(土) 23:17:38.58 ID:6V2ixVYs0
復活してくれ!!

スレタイはSex Pistols
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/15(土) 23:53:15.95 ID:6V2ixVYs0
早速だけど、放置しっぱなしだった「ROCK IS DEAD」の続き書きます。
それまで、保守
4Rock is DEAD.:2009/08/16(日) 00:20:51.96 ID:BZEHbCGc0
Rock is DEAD.第二章 第二十三話「We Are ROCK BAND〜サラワレタ薔薇水晶〜4」

「私たちは、ロックバンドですので、多くの敵を持ちます。もちろん、片っぱしから片付けるのが、私たちの流儀です…ねぇ、ばらしーちゃん」
「…怖かったけど…ロックは止められないよ…大切な…モノだからね…エヘヘ」

そこは、暗い地下室だった。
ステンドグラスで薔薇の紋章が描かれた窓があちこちにあり、それのみがスポットライトによって照らされていた。
そこらじゅうに、KKKのような格好をした人間がいて
祭壇には1人の女性がくくりつけられていた。薔薇水晶だ。

「彼女らは、我らが神を汚した」

怪しい恰好の人間の一人がそう言った。
彼らこそ、聖ローズ会のメンバー。
狂ったカルト集団の一員だ。

ロック音楽の否定、その代表格たるローゼンメイデンを排除するために
薔薇水晶を誘拐した異常な宗教家たちだ。

「………姉さん…銀ちゃん…」

薔薇水晶はおびえていた。
ロックという音楽をやっていれば、脅しや攻撃をされることはよくあった。
しかし、ここまでの行動を起こす奴らは今までいなかった。

「…これで、奴らのライブは阻止できる。我々の行動は聖書により裏付けられた正しい行動なのだ!!」

そう言って人物がKKKのような覆面の下で、狂喜しているのがわかる。
5Rock is DEAD.:2009/08/16(日) 00:22:38.55 ID:BZEHbCGc0
と、その時であった。
外で、けたたましい音が鳴り響いているのがわかる。
それは、音質の悪いスピーカーから響いてるのがわかる爆音だった。
あたりの信者たちが、外への唯一の通路である階段を見つめる。
間違いなくこの教会の上から、音は響いていた。
薔薇水晶はその音に耳を傾ける。
最初は、何の音かよくわからなかった。
しばらくして、それが音楽であることがわかった。
ツーバスを叩きつける激しいドラムサウンドだった。
地面を揺るがす力強いベースの音だった。
狂気に満ちた不気味なギターリフだった。
技巧的で、情熱的な激しいギターソロだった。
悪魔のような怒りの満ちたデスヴォイスだった。
ハイトーンの力強く、美しいディーヴァの歌だった。

それらが合わさったとき、薔薇水晶にははっきりわかった。

あぁ、彼女たちだ。
私の最も大切な彼女たちだ。
私を最も大切にしてくれる彼女たちだ。
音楽の女神たちだ。
私の仲間だ。


「…ローゼンメイデン…」

薔薇水晶が…笑った。
6Rock is DEAD.:2009/08/16(日) 00:24:17.45 ID:BZEHbCGc0
信者たちが外に駈け出した。
一台の街宣車が止まっていた。
ラッカースプレーで大きく描かれた文字に信者たちは硬直した。

『We are ROZEN MAIDEN』

曲がとまり、街宣車の扉が開いた。
中から降りてきたのは、凛々しく雄々しく美しい乙女たち…

ローゼンメイデンだ。

「敵さんのお出ましかしら〜」
「ばらしーを取り返しにきてやったですぅ!」
「もう、好き勝手にむちゃくちゃやっちゃったからね…こうなりゃ自棄だよ。一人残らずぶっつぶさせてもらうからね!」
「私たちのライブを潰そうなんて、ふざけたまねやってくれたわねぇ…」
「私の大切な妹にした仕打ち…そっくりそのまま返して差し上げますわ」
「さぁ、本番前のウォーニングアップなのだわ…」

全員が、怒りに満ちていた。

「さぁ、行くわよぉ…」
「We Are Rozeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeen maideeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeen!!」

真紅のシャウトと同時に、全員が信者たちに飛びかかった。
その勢いに、信者たちはたじろぐ。
気を取り直して、反撃に出ようとするも
ローゼンメイデンのメンバーはそれぞれ、格闘技等に精通していたりするのだ。
勝ち目などない…
あっという間に、信者たちは教会へと押し戻されていった。
7Rock is DEAD.:2009/08/16(日) 00:25:41.92 ID:BZEHbCGc0
薔薇水晶は、信者たちが押し戻されてくるのをじっと見ていた。
すぐに、ローゼンメンバーがやってくるのを見てその顔に満面の笑みが浮かぶ。

「ばらしー」

ふと、耳元で声がかけられた。
そっちを振りむく。金糸雀だ。

「金糸雀!」
「助けにきたかしらぁ〜」

金糸雀が薔薇水晶の体にかけられたロープを外しかかった時だ。

「…あっ………」

雪華綺晶の声が響いた。

「?…!!お姉さん!!」

薔薇水晶の目に映ったのは、力なく地面に座り込む雪華綺晶の姿だった。
8Rock is DEAD.:2009/08/16(日) 00:26:32.82 ID:BZEHbCGc0
以上です。
もうすぐ最終回の段階です。

みんな、帰ってきてくれ!!
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
UKてウクライナじゃね?