【Anarchy】ローゼンメイデンがロックバンドだったら【in the UK】
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :
2009/08/15(土) 23:13:12.35 ID:6V2ixVYs0
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/08/15(土) 23:17:38.58 ID:6V2ixVYs0
復活してくれ!! スレタイはSex Pistols
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/08/15(土) 23:53:15.95 ID:6V2ixVYs0
早速だけど、放置しっぱなしだった「ROCK IS DEAD」の続き書きます。 それまで、保守
4 :
Rock is DEAD. :2009/08/16(日) 00:20:51.96 ID:BZEHbCGc0
Rock is DEAD.第二章 第二十三話「We Are ROCK BAND〜サラワレタ薔薇水晶〜4」 「私たちは、ロックバンドですので、多くの敵を持ちます。もちろん、片っぱしから片付けるのが、私たちの流儀です…ねぇ、ばらしーちゃん」 「…怖かったけど…ロックは止められないよ…大切な…モノだからね…エヘヘ」 そこは、暗い地下室だった。 ステンドグラスで薔薇の紋章が描かれた窓があちこちにあり、それのみがスポットライトによって照らされていた。 そこらじゅうに、KKKのような格好をした人間がいて 祭壇には1人の女性がくくりつけられていた。薔薇水晶だ。 「彼女らは、我らが神を汚した」 怪しい恰好の人間の一人がそう言った。 彼らこそ、聖ローズ会のメンバー。 狂ったカルト集団の一員だ。 ロック音楽の否定、その代表格たるローゼンメイデンを排除するために 薔薇水晶を誘拐した異常な宗教家たちだ。 「………姉さん…銀ちゃん…」 薔薇水晶はおびえていた。 ロックという音楽をやっていれば、脅しや攻撃をされることはよくあった。 しかし、ここまでの行動を起こす奴らは今までいなかった。 「…これで、奴らのライブは阻止できる。我々の行動は聖書により裏付けられた正しい行動なのだ!!」 そう言って人物がKKKのような覆面の下で、狂喜しているのがわかる。
5 :
Rock is DEAD. :2009/08/16(日) 00:22:38.55 ID:BZEHbCGc0
と、その時であった。 外で、けたたましい音が鳴り響いているのがわかる。 それは、音質の悪いスピーカーから響いてるのがわかる爆音だった。 あたりの信者たちが、外への唯一の通路である階段を見つめる。 間違いなくこの教会の上から、音は響いていた。 薔薇水晶はその音に耳を傾ける。 最初は、何の音かよくわからなかった。 しばらくして、それが音楽であることがわかった。 ツーバスを叩きつける激しいドラムサウンドだった。 地面を揺るがす力強いベースの音だった。 狂気に満ちた不気味なギターリフだった。 技巧的で、情熱的な激しいギターソロだった。 悪魔のような怒りの満ちたデスヴォイスだった。 ハイトーンの力強く、美しいディーヴァの歌だった。 それらが合わさったとき、薔薇水晶にははっきりわかった。 あぁ、彼女たちだ。 私の最も大切な彼女たちだ。 私を最も大切にしてくれる彼女たちだ。 音楽の女神たちだ。 私の仲間だ。 「…ローゼンメイデン…」 薔薇水晶が…笑った。
6 :
Rock is DEAD. :2009/08/16(日) 00:24:17.45 ID:BZEHbCGc0
信者たちが外に駈け出した。 一台の街宣車が止まっていた。 ラッカースプレーで大きく描かれた文字に信者たちは硬直した。 『We are ROZEN MAIDEN』 曲がとまり、街宣車の扉が開いた。 中から降りてきたのは、凛々しく雄々しく美しい乙女たち… ローゼンメイデンだ。 「敵さんのお出ましかしら〜」 「ばらしーを取り返しにきてやったですぅ!」 「もう、好き勝手にむちゃくちゃやっちゃったからね…こうなりゃ自棄だよ。一人残らずぶっつぶさせてもらうからね!」 「私たちのライブを潰そうなんて、ふざけたまねやってくれたわねぇ…」 「私の大切な妹にした仕打ち…そっくりそのまま返して差し上げますわ」 「さぁ、本番前のウォーニングアップなのだわ…」 全員が、怒りに満ちていた。 「さぁ、行くわよぉ…」 「We Are Rozeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeen maideeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeen!!」 真紅のシャウトと同時に、全員が信者たちに飛びかかった。 その勢いに、信者たちはたじろぐ。 気を取り直して、反撃に出ようとするも ローゼンメイデンのメンバーはそれぞれ、格闘技等に精通していたりするのだ。 勝ち目などない… あっという間に、信者たちは教会へと押し戻されていった。
7 :
Rock is DEAD. :2009/08/16(日) 00:25:41.92 ID:BZEHbCGc0
薔薇水晶は、信者たちが押し戻されてくるのをじっと見ていた。 すぐに、ローゼンメンバーがやってくるのを見てその顔に満面の笑みが浮かぶ。 「ばらしー」 ふと、耳元で声がかけられた。 そっちを振りむく。金糸雀だ。 「金糸雀!」 「助けにきたかしらぁ〜」 金糸雀が薔薇水晶の体にかけられたロープを外しかかった時だ。 「…あっ………」 雪華綺晶の声が響いた。 「?…!!お姉さん!!」 薔薇水晶の目に映ったのは、力なく地面に座り込む雪華綺晶の姿だった。
8 :
Rock is DEAD. :2009/08/16(日) 00:26:32.82 ID:BZEHbCGc0
以上です。 もうすぐ最終回の段階です。 みんな、帰ってきてくれ!!
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :
2009/08/16(日) 00:44:58.82 ID:gVB89ok70 UKてウクライナじゃね?