1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
・このスレは「けいおん!」関係のSSを皆で好きなように書き続けるスレです
・話を繋げてもいいし、複数の書き手による別の話同時進行でもおkです
・別に一人で書いても良いけどね
・読みやすさ重視のため酉を付けること推奨です
・次スレは
>>950あたりが立ててください
・落ちても勝手に立てちゃってね
・まったり雑談でもおk。唐突に誰かSS書き始めたら皆飛んで喜びます
・ジャンルは問いません。けいおん!ならなんでもありです。カオス歓迎。
・(`・ω・´)ここのスレの住人は支援されると俄然、発情したみたいにやる気が出ます!(さるさん的に)
・ここに書いたら誰かが勝手にまとめwikiに載せてくれます。
・変態レスは自重・荒らしはスルーで
まとめwiki
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・このスレは「けいおん!」関係のSSを皆で好きなように書き続けるスレです
・話を繋げてもいいし、複数の書き手による別の話同時進行でもおkです
・別に一人で書いても良いけどね
・読みやすさ重視のため酉を付けること推奨です
・次スレは
>>950あたりが立ててください
・落ちても勝手に立てちゃってね
・まったり雑談でもおk。唐突に誰かSS書き始めたら皆飛んで喜びます
・ジャンルは問いません。けいおん!ならなんでもありです。カオス歓迎。
・(`・ω・´)ここのスレの住人は支援されると俄然、発情したみたいにやる気が出ます!(さるさん的に)
・ここに書いたら誰かが勝手にまとめwikiに載せてくれます。
・変態レスは自重・荒らしはスルーで
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すまん被った
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 20:11:21.90 ID:e7TCW2WS0 BE:1531060447-2BP(222)
なんぞこれ
一物
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 20:11:30.54 ID:RB72VrIM0
・このスレは「けいおん!」関係のSSを皆で好きなように書き続けるスレです
・話を繋げてもいいし、複数の書き手による別の話同時進行でもおkです
・別に一人で書いても良いけどね
・読みやすさ重視のため酉を付けること推奨です
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13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 20:14:04.96 ID:RB72VrIM0
・このスレは「けいおん!」関係のSSを皆で好きなように書き続けるスレです
・話を繋げてもいいし、複数の書き手による別の話同時進行でもおkです
・別に一人で書いても良いけどね
・読みやすさ重視のため酉を付けること推奨です
・次スレは
>>950あたりが立ててください
・落ちても勝手に立てちゃってね
・まったり雑談でもおk。唐突に誰かSS書き始めたら皆飛んで喜びます
・ジャンルは問いません。けいおん!ならなんでもありです。カオス歓迎。
・(`・ω・´)ここのスレの住人は支援されると俄然、発情したみたいにやる気が出ます!(さるさん的に)
・ここに書いたら誰かが勝手にまとめwikiに載せてくれます。
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15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 20:15:01.64 ID:RB72VrIM0
落ち着けよ
さあ投下恋!
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 20:15:39.83 ID:XWDdmyVRO
_人_ /´ :..  ̄` `\ +
`Y´ / / 、:.. \ ヽ
/ :/ :.′ :. \:. ヽ _人_
_人_ / : .:| /:. :ヽ. ヽ. :. `Y´ |
`Y´ / i: /,{ :ト、:. |>ミ:. :i: iハ. _ 人 _
x. | :i :|:. 厶イ{´ \:. :|` ー ヽ :|:. |: | `Y
´
| | :!∧ ′ 斗、 \ :!rー ': :}:. |: | |
>>1さん乙です・・・
_ 人. _ ! | :.rミんz=ミ ヽr=ミ }ん: l: ′
`Y´ '. :| } j }/爽V`) 「∨爽i V /7 ' イ
| 丶 :| | | {{::Y/ /Y 「`l ヒ:Yソ/ //: / {:|
∧ !:r! l V_7 / / /,ヘ. ヽ V_/ { i_ ′ト{ _人_
|| | {| / ヘ ' / ノ{: {ヽ `Y´
|.} :lハ { r‐,} /.小:. ! ヽ.
|′} 小 ヽ `´ ノ /: :{:|:.:.∧ \
_人_ ノ-‐/ : l:.:ヽ ト --{ / | |7ー‐ヽ. \ +
`Y´ ./i′ 八:. l V /\ /ヽ ∨ :V′ ト、 ヽ.
/.::| ハ:. V / ムぅ、 i ヽ :| }:.\ ト
/ .:/i ト/ /∨イn.トヽ| V| / ト、:.. ヽ } i
/. .:/ ∧ / 小 { j ハ{ }.il V {:|ヽ:. '.
||
{ :/ /.:/ / l 八 '/ |iUノ,! ∨ |:.! \:} ノ
|
ID:MfdV0Rr40自重しろ
きめえんだよお前
>>18 被った件については重ね重ね謝るから落ち着け
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 20:18:05.10 ID:RB72VrIM0
自分らしさって大切ですよね・・・という訳でなんとなく投下します
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 20:19:57.93 ID:XWDdmyVRO
ロクな武器が無いな
麦茶がんばれ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 20:27:27.89 ID:RB72VrIM0
くそぉぉぉぉ!安価とれなかったぁ!
武器
琴吹紬の陰毛
琴吹紬の脇毛
コイルの頭のねじ
ムギの陰毛で麦茶が覚醒します
唯「むぎちゃ〜ん お菓子おかわり〜」
紬「はい どうぞ」
唯「わぁありがと〜むぎちゃん!」
澪「んもぅこれ食べたらちゃんと練習するからな」
唯「ごめん なんか今日お腹すいちゃって」
澪「まったく・・・そういや律がまだ来てないな」
唯「りっちゃんは聡君が風邪拗らせちゃったから早退したって」
紬「まぁ・・・可愛そうに 部活が終わったらみんなで様子を伺いましょうか」
澪「う〜ん でもあの律が聡君のために早退かぁ・・・なんか引っかかるぞ」
唯「りっちゃんにだって家族を想う気持ちぐらいはちゃんと持ってるよ」
澪「唯が真面目な事を言っている」
唯「だから今日はそっとしておいてあげよ?」
紬「そうですね せっかくの姉弟愛に水を差す訳にはいかないものね」
澪「姉・弟・愛?」
おや? 澪のようすが……
>>28 まとめありがとう
陰毛と脇毛はお守りにするとして…ネジか…そうか…
ちょっと考える時間くれ
全力で安価とったかいがあった
>>34 もっとまともな武器をくれ!
仕方ない、森の中で武器を探す展開も入れるか…
紬「え?私なにか変なこと言いました?」
澪「いや・・・まぁいいんだうん」
唯「私も姉妹愛ってあるよ〜憂にはいつも助けてもらって ういやつじゃなんちゃって///」
澪「寒いし姉妹愛つっても唯がだめなだけだぞ?憂ちゃんが唯を見ててどうしてもお節介やかなくちゃ気が済まないんだろう」
唯「澪ちゃんひどい〜」
紬「うふふっさぁそろそろ練習しましょうか」
澪「そうだな じゃ始めよっか ほら立て唯」
唯「うぅ〜・・・仕方あるまい」
澪「侍じゃないんだから」
ネジさえあれば充分だと思うんだが……
凪「…悪魔を知ってるみたいだから、ひょっとしたらと思ったけど…。」
律「あ、ああ、まあ、色々あってな…。」
慌てて言葉を濁す律。
まあ、深い事情は敢えて聞くまい。
凪「で、だ。封印する為には、それに応じた道具が要る。律が扱いに長けた物でも構わないけど。何かある?」
律「扱いに長けた…ん〜、携帯ぐらいかなあ。」
携帯…か。
まあ、今時使えない子の方が少ないか。
…ぼくはどうも最近の電子機器が苦手なのだが。
報告書の作成も、偶々事務所にあったタイプライターを使わせてもらっている。
律(むしろそれ使える方がすげーよ、ってツッコんだら負けだよな。)
後から投下するお (^ω^)
麦茶「☆G3 異国の森の主」
麦茶「ああ…暇だな」ゴロゴロ
紬(娘)「じゃあ海外旅行行かない?くじ引きで当てちゃったの♪」
紬(ゴキ)「海外!?わぁ〜楽しみ〜!」キャッキャッ
麦茶「行き先は…ニュージーランドか、今度の休みだな…よし、準備しに行こうぜ」
W紬「わぁい!」
―今度の休み―
紬(娘)「…ということで、着きましたニュージーランド!」
紬(ゴキ)「ああ…楽しみだわぁ〜!」
???「…様!お嬢様〜!」
麦茶「ん、なにやら騒がしいな…」
支援
♪〜♪〜♪〜♪〜
唯「はう 疲れましたぜ秋山先輩 今日はこのへんで・・・」
澪「勝手に先輩にするな なんだか今日の唯は今まで以上に体力ないなぁ」
紬「そうだわ せっかくいいものが観れてたのに」
澪「いいもの?」
紬「愛ですわ 愛」
澪「はぁ・・・じゃあ唯がこれじゃしょうがないからこれで終わりにするか」
紬「そうしましょ」
澪「その代わり唯今日は絶対に安静に体を休ませろよ?」
唯「うん 分かってるよ ありがと澪ちゃん」
澪「ふむ!そんじゃ帰るぞ」
唯「おー・・・」
紬「まぁまぁ・・・」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 20:53:50.99 ID:RB72VrIM0
???「ハァハァ、いったいどこに…あっ!お嬢様!………が、二人!?」
麦茶「ちょ、あなたなんなんですか!?」
斉藤「あ、申し遅れました私琴吹家の執事斉藤です」
麦茶「は、はぁ…で、何なんですか?この二人は私の娘ですが…」
斉藤「なんと、人違いだったか…」ガクン
麦茶「(待てよ…そんなに瓜二つなのか?この子達と…)あ、あの!」
斉藤「はい?」
麦茶「その子、見つけたら助け出してあげましょうか?」
斉藤「おお、ありがたい…ちなみに、当初いなくなったのはあそこの森でしてな」
麦茶「はぁ…じゃあそこを探せば」
斉藤「いえ、あの森に魔獣が住み着いたらしいんですよ…お嬢様がいなくなった日から…」
むぎゅうううううう
うひょおおおおおおおおおおおお
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 20:56:20.26 ID:RB72VrIM0
あふぅうううううううううううううううううううううううう
麦茶「そりゃ大変だ、俺が探してみますよ」タッ
W紬「あっ、待って!」タタタ
斉藤「ああっ、お待ちください!武器を………」
斉藤「……行ってしまわれたか…」
―ホテル―
紬(娘)「……ねぇお父さん、いいの?安請け合いして…」
麦茶「いいんだ、どうも俺はお前達みたいな子をほっとけない性分でね」
紬(ゴキ)「おいしいものを食べれるようにしたお父さんには感謝してるよ!ありがとう!」
麦茶「礼なんていいよ。……さてと、パソコンつけるか」カチッ
紬(娘)「何するの?」
麦茶「武器について質問さ(…VIPで)」
>>50 唯「ねえういあの人みて! 何か叫んでるよ〜」
憂「お姉ちゃん! あんま見ちゃダメだよ!」
フヒヒwwww今俺フィンランドに旅行中wwwwwww
で、何か森の魔獣とwwwwww決闘wwwwwww
する事になったんだけどwwwwwww
武器がないんだよwwwwwwwwっうえwwwwwwwwww
てなわけで、お前ら武器を考えてくれやwwwwwwwwww
とりあえず
>>60 >>65でいいや
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 21:06:36.03 ID:RB72VrIM0
紬の髭
俺
kskst
俺
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 21:10:42.25 ID:RB72VrIM0
FNP90
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 21:12:02.13 ID:RB72VrIM0
ksk
平沢憂
平沢憂
ごきにゃん
俺と憂で頑張って戦ってくださいね
これはひどい
憂が闘うのか
細かいのが麦茶の盾になって細切れにされる未来が視えたんだが……
触手に犯されるこま良と憂
改行が多すぎますって言われましたので
ちょっとROMしますね
カサカサ・・・カサカサ・・・
まだハッピーエンドと決まったわけじゃない
麦茶「よーし来たぞ来たぞ…ってなんじゃこりゃあ」
麦茶「ID:SwHPi0j/Oって奴、使える人材なのかな…よし、お前現地集合な!明日絶対来いよ!」カタカタ
麦茶「で〜二つ目の武器は…平沢さんちの憂ちゃんか」
紬(娘)「うーん、今回ちょっと無理よね…」
麦茶「だよなぁ…仕方ねえ、人材は確保できたけど武器は買うか拾うかするか…」
紬(ゴキ)「でも、もうお金がないんじゃ…」
麦茶「……そこ、悲しいこと言わない!」
麦茶「マズいな…戦闘はすべてID:SwHPi0j/Oに委ねてみるか…」
oi,anka ha zettai dazo
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 21:22:46.27 ID:RB72VrIM0
いや嗚呼アアアアああああああああああああああああ
憂と一緒になれないなら俺は自害するぞ
代わりに天倉でも使ってくれよ
イメージを伝えようと触手の怪物を書いてみたら何かもうカオス
W紬「よくじつ!」
麦茶「……あぁ〜ダメだ、何か怖くなってきた…」ビクビク
紬(娘)「お、お父さん頑張って!」
麦茶「うーん…しかしもし死んじゃったら何かなぁ…そうだ」
麦茶「そ、その…おふたりとも…ちょっと…」モジモジ
紬(ゴキ)「ん、どうしたの?」
麦茶「いや、あのね…陰毛と、脇毛…くれないかな」
W紬「ええっ!?」
紬(娘)「…ふーん、お父さんってそんな人だったんだ」
紬(ゴキ)「幻滅しました…」
麦茶「違うんだ、違うんだよ!ただお守りにしたいと思って!」
(<、,,> ":::::::::::::::::::::::::::: 、
〜〈/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<、 ど ロ こ
~そ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,) も リ の
、_ ,, /::::::::::::::::::::::::、,ゝ===く:::::::,:::::ヽ め コ
`V::::::::::::::::::::、_γ `ヾ,_ < ! ン
l::::::::::::::::::::::く( r,J三;ヾ )> く,
〜v,ん:::::::::::::::´:::::::=; {三●;= } ,=ニ `/l/!/⌒Y
l:::::::::::::::::::::::::::::ゝ≡三=イ ´::::゙:::::::::::::::::::::::::::::::
、m,.. ,ゞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
´ " ~ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
これに触手足したみたいな感じだろ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 21:27:25.09 ID:RB72VrIM0
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 21:28:46.95 ID:RB72VrIM0
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 21:29:37.22 ID:RB72VrIM0
>>88 おいかきふらい食ってるときにグロ画像みせんな
>>88 なにこれ呪いでもかけようとしたの?
とりあえず保存した
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 21:31:29.96 ID:RB72VrIM0
そういえば麦茶って他スレでもコテつけてるのか
麦茶「だ、だってさ!死んじゃったら寂しいじゃん!こんなことは今回だけにするから!ねっねっ!」
紬(娘)「はぁ…まぁいいわ、でも死なないでよね?………んっ」プチン
紬(ゴキ)「ずっと待ってるから…生きて帰ってきてね?………つっ」プチン
麦茶「ありがとう…そしてごめんなさい…本当にごめんなさい…頑張ってくるからね…!」スタスタ
W紬「…いってらっしゃい!」
―空港―
麦茶「さて…ID:SwHPi0j/Oの到着を待つか」
おい細かいの早く空港に行けよ
いや持病のしゃくが
>>88 おわああああきもちわりいいいい
やめる!僕戦うのやめるよ!
>>93 のぞいたね…ムギちゃんが一番スレを…!
まぁあそことここくらいだ、気にすんな
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 21:36:10.83 ID:RB72VrIM0
>>101 やれと言うのか?
しかし安価の奴が来ないようじゃ…
>>102 奇行って何さ!?
な、何もやらないんだからね!
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 21:39:09.69 ID:RB72VrIM0
期待
>>109 俺「さぁ行こうか麦茶さん」
G「ゴキキ」
『非常食もついていきました」
しかしまずいな…十分以内に何もなかったら、
俺一人で何も持たずに森に向かう展開になるぞ…
>>110 非常食は別のものにしてくれないか、たのむ
>>108 最初の方のはそのまま貼り付ければいいかな?
115 :
天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/09(日) 21:46:33.42 ID:mcsAdUsnO
袖「天倉さん!」
天「や、やめてください 偽物だということは分かっています」
紬「天倉さん!」
天「ですからにs」
ベチン!!!!
天「痛い・・・まさか」
紬「本物です」
天「ごめんなさい!もうほんとにごめんなさい!!私の目が節穴でした!すみませんでした!許してください!あとちょっと剥がれそうですよ」
紬「もぉ、次はありませんからねあとこれは地毛ですよ」
>>112 唯「実はいなごでした」
梓「なんというわな」
>>114 はいんぽ
それで大丈夫だとおもいまんこ
>>116 どうして虫ばかりなんだお前は
よし決定な
―数分後―
麦茶「…なんだ遅いな…」
???「お前が麦茶って奴か?」
麦茶「ああ…ってなんだその袋は…!」
???「イナゴだよ」
麦茶「お前…俺に近寄るなよ!?いいな、絶対だぞ!?あと、お前のこと害虫皇って呼ばせてもらうからな!」
害虫皇「こ れ は ひ ど い」
>>118 どこが害虫なんだよ立派な非常食じゃねーか
……………
封印の儀が終わり、携帯にモー・ショボーが緑色の光になって吸い込まれていく。
モー・ショボー「今後ともヨロシクね、りつおねーちゃん!」
律「ありがとな、凪。んじゃ、そろそろ教室に戻るか。」
気付けば既に昼休み終了2分前。
ぼく達は足早に音楽室を後にした。
第壱話 その名は、ハヅキ 完
さて、何故か浮かんできた別ネタを投下
するかどうかは麦茶RPGを見届けてから考える
麦茶「というわけで、件の森に着きました」
害虫皇「何というご都合主義」
麦茶「だからちかよんなよ気持ち悪い…とりあえず虫を捨てろ」
害虫皇「いやだ!これは俺の仲間達だ!」ボリボリ
麦茶「ぉう゛ぇ…げぇえ」
―しばらくお待ちください―
害虫皇「…スッキリしたか?」
麦茶「うっせえちかよんな害虫皇が!」
害虫皇「それより早く入ろうぜ」
麦茶「お前のせいで時間が無駄になったじゃないかちくしょううう」ワナワナ
>>121 乙
アトラスのゲームをやりたくなってきた
>>122 無茶言うな!ムギちゃん×触手の美麗モンスター絵を描くか描かないか悩んでるというのに!
麦茶「……で?武器は?」
害虫皇「ない」
麦茶「えっ」
害虫皇「えっ」
麦茶「おい…どうしてくれんだよ…」
害虫皇「心配ない、いざとなったら奥の手がある」ゴキキ
麦茶「ヒィッ、今イヤなオーラが…!頼む、もっと離れてくれ!」
害虫皇「わがままな奴ですね」スタスタ
麦茶「よし、それくらいでいい…さぁ行くぞ」スタスタ
>>118 害虫皇と書いてガイキングと読む
いや読め
ギャッギャッギャッ
麦茶「ヒィィ…!見えない聞こえない見えない聞こえない…!」
害虫皇「怖いならしがみついてもいいですよ」
麦茶「冗談はやめてくれ」
害虫皇「…しかし、みごとに何もいないな」
麦茶「まぁいずれ会えるだろ」ザッザッ
―数分経過―
麦茶「お、でかい棍棒見っけ」ヒョイ
害虫皇「これで安心だな」
麦茶「それはないだろ…触手の化け物らしいぞ、敵は」
害虫皇「触手………(加えたい…俺のコレクションに)」
麦茶「おい、早くしろよ」
俺は一体どこへ向かってるんだ
一体麦茶はどこへ向かっているんだ
>>128 害虫皇のほうなら唯あずのことがあるんで…
ドゥ…シュルッ…シュルル
害虫皇「ん、何か聞こえますね」
麦茶「うわ怖い、何!?何なの!?」ビクビク
シュドッ!バシィ!
麦茶「あいたぁ!…ああ、棍棒が!」
害虫皇「面白そうだな…」ニヤリ
紬(?)「ア…ァア…ア゙ア゙ア゙ッ!」シュルルル…
害虫皇「麦茶よ、しばらくこっちを見ない方がいい…虫が嫌いなのだろう?」
麦茶「あ、ああ…」
害虫皇「行け…空を駆る戦闘機(ト ン ボ)!」ゴウッ!
森だよ
唯「さようなら」はとりあえず投下されてる分はまとめといたわ
>>135 聡「ありがとう、このご恩は一生忘れません」
聡「俺にはこんなことしかできませが……」ヌギヌギ
トンボと言われて竜騎のあれを思い出した
紬(?)「ギギィィイ!」バシッ!バシィ!
害虫皇「…音を支配する者(セ ミ)」ミ゙ミ゙ミ゙ミ゙…ジィイイイイ!
紬(?)「ゲギャア!ガァッ!」ビシィ!ズバッ!
害虫皇「クッ…これでどうだ!大いなる角虫(カ ブ ト ム シ)!」ブゥウウン!
紬「グギャアアア!」ビスッ!バシィ!
害虫皇「よし…効いてる、効いてるぞ!いけっ!空を切り裂く鋏(ク ワ ガ タ ム シ)!」ブブブブ…!
麦茶「何が…いったい何が起きているんだ…!」
>>136 じゃあ、今から投下しますお (^ω^)
その前に確認したいことがあるんだった。すまない。
さっき編集してる時に思ったんだけど、
部室って音楽室なのかな?
それとも音楽準備室?
音楽室
145 :
ハートのキング ◆wYFB8z4udM :2009/08/09(日) 22:24:37.19 ID:Q3uv8U+20
>>144 だよな〜?
さっき1話を見直した時もそうだったし
紬(?)「ガ…ァ…ヤ…メテ…」
麦茶「!!」
麦茶「おい害虫皇、攻撃をやめろ」
害虫皇「何故?こいつを倒さなければいけないはずでは」
麦茶「いや…元人間だ。なりはあれだがな」
害虫皇「…だがしかし、害虫は排除しなければならない…それはわかっているはずだ」
麦茶「なら、まずお前が排除しろよ。さっきまでお前が飛ばしてる奴全部害虫じゃん(俺にとって)」
害虫皇「そんなことは…ハッ、来るぞ!カブトムシ、力を貸してくれ!カブトスライサー!」ブンッ!
ビュン!シュルル!
カブトムシ「ギチチィ!」ポキッ!
害虫皇「ああ!カブ太郎のツノが!…おのれ許さん!」
断言しよう
今回の麦茶の話は駄作
「――オレは絶対に嫌だからな!!」
休日に珍しく練習三昧でくたくたに疲れきった律が家に帰り着くやいなや、
弟の聡の叫び声が玄関まで響き渡ってきた。
律は少し不審に思ったが、別段気にすることもなく自分の部屋に直行しようと靴を脱いだ。
「いい加減聞き分けてくれ、仕方が無いだろう!」
「何フールだか知らないけど、とにかくオレは反対なの!!」
何フールって、何よ?と律は疑問に思ったが、すぐにそれを頭の中から排除した。
今日は両親がいつもより早く家に帰っているので顔を出した方が良いかとも
少し思案したが、聡が親と口論をしている様なのでやはり自室に行くことにした。
>>148 きたtttttttttt
今から支援部隊が入りますおっおっ
今日は夏至ということもあって日が長い。
午後7時を回っているが部屋の灯りをつけるまでもない。
律はそのまま漫画でも読みつつ口論の収拾がつくのを待つことにした。
「あ、この2冊、買ったけどまだ読んでなかったんだよなー。よし、今から読むぞー!」
そう言って律はベッドの上に寝転んで、黄色を基調とした表紙の漫画本を読み始めた。
「おい……嘘だろ? 兄貴ー!! 死ぬなー!!」
周りを夕闇が包み込んでいくが、そんなことは気にもとめずに律は漫画を読み進める。
「あ!兄貴生きてたっ!」
律はベッドから起き上がり、体勢を立て直した。
「必殺ッ!!! ギィガァ……ドゥォリルゥ……ブレイクゥゥゥウウァァァァ!!!!」
律はこれから自分に知らされる事実を予期すること無く漫画に没頭していった。
唯「ということで久しぶりに単発フォルダをあけてみました」
梓「書き溜めがありませんでした」
唯「また即興ですね」
梓「がんばりましょう」
唯「はい」
「はぁ……都道府県の歴史を調べるなんて宿題、面倒だなぁ……」
自称世界一不幸な少年、野比のび太は自室の襖を開け、
わざとドラえもんに聞こえるよう、ため息混じりに一人で愚痴をこぼした。
襖を開けた先にはいつもいるはずのドラえもんの姿は無かった。
「あれぇ?ドラえもーん!いないの〜?」
ドラえもんの寝床である押入れ上段を覗いて見るが、
頼みの綱のドラえもんの姿は無かった。
その代わりに、机の上にメモ書きがポツンと置いてあった。
「え〜、何々……体の検査を急にしなくちゃならなくなったから2日くらい……ええ!?」
よくあることではあるが、タイミングの悪さにのび太は愕然としつつも続きを読んだ。
「そりゃないよ……でも道具を置いていってくれてるのか……何があるのかな?」
初めに言っておく
コエカタマリンは「ワ」が最強
唯「昨日は花火大会に行ってきたわけですが」
梓「きれいでしたね」
唯「ええ、かわいかったです」
梓「えっ」
唯「あの幼女はほんと今まで見た中で10本には入るかわいさでしたよ」
梓「なんですかそれ」
唯「もう食べちゃいたいくらいです」
梓「なにそれこわい」
紬(?)「オ…トウ…サン…オカア…サン…」シュルッ…シュルルル…
害虫皇「ちっ、まだやるのか…こいつだけは使いたくなかった」
害虫皇「集え…この星の全ての黒き影どもよ…!」
………ゴキキ
……ゴキキゴキキ
ゴキキゴキキゴキキゴキキ
害虫皇「空を黒く染めろ…己の力を誇示せよ!汝、ここに全ての生物を統べるものとする―――」
麦茶「――黒雲…!?いや、これはまさか―――!?」
害虫皇「―――黒光りする魔界の支配者(ゴ キ ブ リ)!」ザザァッ!!!
紬(?)「!!?ヤ…ダァ…!」シュルルルル
麦茶「(クッ…)ウォオオ!やめろぉっ!」ヌギッ…ブン!バサッ!バサァッ!
害虫皇「!?な、何を!?」
ドラえもんは一人ではろくに日常生活もできないのび太の為に、
ひみつ道具を幾つか押入れ下段に残して未来へ時間跳躍をしたらしい。
「あんまり見ない道具だなぁ……」
道具が入った袋を広げてみても、のび太に馴染み深い道具は殆ど見当たらなかった。
「ちぇ、最初からスペアポケットを貸してくれればいいのに……」
のび太はドラえもんの好意にケチをつけつつも、
残された道具を駆使して宿題を完成させようと考えた。
「タイム電話しか使い方覚えてないなぁ。でもドラえもんと連絡を取るためには必要かな」
因みにのび太に課せられた宿題というのはは、京都府の歴史についてを
原稿用紙一枚に纏めてくるという至って簡単なものである。
唯「もう夏休みも残り半分を切りました」
梓「早いですね」
唯「そうですね。体感時間ではまだ1週間ぐらいしか経ってないのですが……」
梓「それは一日の半分を寝て過ごしてるからでしょう」
唯「やはりそうでしたか」
梓「もっと早く起きてくださいよ」
唯「嫌ですよせっかくの休みに」
和「こうしてニートが生まれるのね……」
唯「えっ」
梓「えっ」
和「えっ」
「そういえば、タイムマシンは!?」
身近で偉大なひみつ道具の存在を思い出したのび太は、勢いよく引き出しを開け放った。
「あったあった!なるほどそういうことか!」
のび太は健康診断に行き渋ったドラえもんをドラミが強制連行したという仮説を立てた。
極めてどうでもいい時に冴え渡るのび太の勘。
実際4時間前にドラえもんは、チューリップ型タイムマシンで22世紀へ向かっている。
「そうだ、京都へ行こう。それも過去の京都だ。自分で見た方が早いに決まってるよ!」
考え方は短絡的だが歴史を調べる上で過去への実地調査はこれ以上ない程有効な手だ。
もちろんのび太以外の人間には不可能なやり方ではあるが。
本当は本などで調べた方が、宿題が早く終わるという事までは考えつかなかった。
「よーし!手始めに100年前の今日へ行ってみよーっと!」
のび太は手ぶらのまま過去へ行こうとしていることに気がついた。
「あ、道具も一応持っていこうかな……」
役立つかどうか分からないひみつ道具持ち、のび太は引き出しの中へ飛び込んだ。
ペンやノートなどの文房具類は手に持っていない。
机の上に誰にも読まれることの無かった、もう一枚のメモ書きが残されている。
そこにこう記されていた。
――タイムマシンは故障中だからくれぐれも使わないようにね――
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:39:44.27 ID:e7TCW2WS0
唯「お、すいかですか」
梓「おいしいですよ」
唯「どれどれ、私も一口」
がぶっ
梓「っ……」
唯「ちゅーちゅー」
梓「な、何を……」
唯「相変わらずのおいしさですね」
梓「そろそろ貧血で倒れそうです」
>>147 じゃあやめても…いいよね…?
俺もどうしていいかわかんなくなってきた…
麦茶「…こいつは紬だ!手は出させねえ!」
紬(?)「ア…ア…」
害虫皇「よく見ろ、そいつはただの怪物だ!」
麦茶「いいや、紬だよ…何よりこの眉毛、そして―――時たまにかいま見える温かい心」
紬(?)「―――」トクン…トクン…
害虫皇「フン…怪物に毒されたか…なら、まとめて殺すまで」
麦茶「やれるもんならやってみろ…!戦うぞ、ムギちゃん!」
紬(?)「―――!は、はい!」
害虫皇「ははは、こいつは滑稽だな…行かせてもらうぞ!闇の狩人(ク モ)!」
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:42:33.19 ID:mcsAdUsnO
寝ます
おやすみなさい
唯「私は鳥になりたい」
梓「どうしたんですか急に」
唯「そしてあの白く大きな空へと羽ばたくのです」
梓「今度は何に影響されたんですか」
唯「いえ、私の願望です」
梓「えっ」
「おう、来たか唯、ムギ! それに梓も一緒だったのか。珍しいな。で、律はどうした?」
HRが早めに終わった澪は一足先に音楽準備室に来ており、
他の部員達の到着を首を長くして待っていたらしい。
「りっちゃんなら、今日は学校休んでるよ。どうしたんだろ〜ね?」
「どうしたのかしらねぇ?ちょっと心配ね……」
唯と紬にも律が学校を休んでいるということしか知らない様である。
「へぇ……まあ律のことだから布団を着ずに寝て夏風邪でもこじらせたんだろ」
「きっとそうですよ。明日になったらいつも通り学校に来ると思います!」
澪の解釈に梓も賛同したらしく、残りの二人もそれに同意した。
一人少ない放課後ティータイムはいつも通りお茶をしてから、
ドラム不在ゆえにリズムが狂いながらも一通り練習をこなして部活を終えた。
>>162 唯「おやすみなさい」
梓「いいゆめを」
太陽が完全に沈みきる直前、律の部屋にノックもせずに聡が入ってきた。
「姉ちゃんはこのままでいいって言うの?」
「うん。仕方ないよ……」
律がいつになくか細い声で、聡の問いに後ろめたそうに短く答えた。
「嘘つけって。今日だって学校休んでたくせによく言うよ」
「今日はたまたま体調が悪かっただけ。もう良くなったから明日から行くってば……」
律は体調不良を口実に学校を休んだが聡は学校へ行ってたので、
姉弟が二人だけで今回の事について話し合うのは実質的に今が初めてだ。
「何がたまたまだよ。がっつり落ち込んでたでしょ?」
「お、お前、それは、あれだ!兄貴が死んだからだ!!」
律のいつもの調子が戻ってきたが、聡には律が何を言っているのかは分かっていない。
「……兄貴って誰?」
「いいから」
唯「最近、ひとりえっちをしませんね」
梓「性欲が薄れてきたのでしょうか」
唯「おそらくは」
梓「それでは、ふたりえっちはどうですか?」
唯「えっ」
梓「わたしのほうは準備万端ですが」
唯「なにそれひわい」
「それにしてもいきなり過ぎるよな、スーダンに行くだなんて……どこだよスーダンって」
「結構前から決まってたみたいだし……どーしようも無かったんだよ」
律の両親は共にNGO団体に所属しており、今回ダルフール紛争での難民を救助する為に
自らフィールドまで赴き、そこで働く事を決めたという。
それを律が知ったのは先日、オレンジを基調とした表紙の漫画を読み終えた頃だった。
律も始めは信じられなかった。
しかし一日経って冷静に考えると現実味が帯びてきたようで、
半ば諦めにも似た表情で聡の話に耳を傾け続ける。
「勝手だよな、オレ達を残して二人だけで行っちゃうなんてさ。しかもその間ずっと
オレ達は伯母さんにあずけられるからホンジュラスだぜ……どこだよホンジュラスって」
一度だけ会った事のある律の伯母は20年前からホンジュラスに移住している。
二人がそれを知ったのもつい昨日の事だ。
聡はまだ生まれていなかったので完全に面識が無い。
それは律としても同じような状況であることには違いないのだが。
唯「単発にすらならない気がしますね」
梓「支援ネタですしそんなものでしょう」
唯「それもそうですか」
梓「そろそろ本命を完成させないと」
唯「本命だらけでどれを選べば……」
梓「私を選びましょう」
唯「えっ」
梓「えっ」
唯「SSの話ですよ」
梓「これは失礼」
唯「地震大きかったね」
憂「でも震度3だったみたいだよ」
唯「へぇー」
律「なぁ澪、地震のたびに私にメール爆撃するのやめてくれないか?」
澪「だって怖くないのか、地面が揺れるんだぞ!?」
律「おまえは初めて日本に来て地震を体験したヨーロッパ人か」
麦茶「さわるのがイヤなら、蹴ればいいんだ…だああっ!」
紬(?)「ふっ、はぁあ!」ドシュッ、シュルルルル!
害虫皇「…カブトシールドォ!」
ザザァッ!
麦茶「げぇっ!?…く、くそ!」
紬(?)「大丈夫です、頑張りますから!」ビシィ!バシッ!
麦茶「さすが…触手が生えてもムギちゃんだ!てい!」ヒュッ
害虫皇「…クワバサミ」ガブッ
麦茶「いっいてえーっ!ク、クワガタムシが足に!」
紬(?)「……スキあり!触手アッパー!」ブンッ!
害虫皇「ぬ…ぬおお!ぐはぁ!」ドッ
「向こうに行く手続きは全部済ましてるんだってさ」
「こっちは姉ちゃんより先に聞いてるよ!オレ達だけでもやっていけると思うんだけどな」
「いやー、どうだろうね……」
律の両親は自分達が不在の間、二人だけで暮らさせる事も始めは視野に入れていた。
しかしそれは不可能と判断したのですぐにホンジュラス行きが決定したという。
それを聡は全くもって快く思っていない。
勿論律も同じ気持ちではあるがそれを言葉にすることは無かった。
「父さん達だって無事に帰ってこれるとも限らないわけだし、危険すぎるだろ!」
「うん……でもなんとかなるって!」
「本当に姉ちゃんはもう諦めてるのか」
「そりゃそうでしょ、アンタもさっさと諦めちまいなって、楽になるぞ」
ふいに律は聡の方を向いて無理矢理笑みを作って見せた。
「おいおい、他人事じゃないんだよ。しっかりしてくれよな」
しかし聡も律の考えなどお見通しなので、それが強がって見せている
だけだということは重々理解している。
「とにかく明日は学校行けよな。学校に行けるのもあと2週間くらいだからな」
「うん。分かってるよー」
聡が出て行った薄暗い部屋で律は、軽音部のメンバーに思いを廻らせていた。
「こんなこと、言えるわけないじゃん……」
唯「ポケモン金銀のリメイクが発売されるそうですが」
梓「どうするんですか?」
唯「買いたいですが家計が……」
梓「では体を売りましょう」
唯「えっ」
梓「肝臓ぐらいなら大丈夫ですよ」
唯「なにそれこわい」
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:54:27.24 ID:RB72VrIM0
「りっちゃん!昨日は心配してたんだよ〜。」
教室に入ってすぐに律を発見した唯が律に抱きついてきた。
「ゴメンゴメン。ちょっと風引いちゃってさー。ていうか放せやい!」
3年に進級した際にも律と唯と紬は同じクラスになっていた。
例によって澪は別のクラスな上に今回は和も一緒ではないので、
精神面が少々不安定な時期が先月まで続いていた。
最近ようやくクラスに馴染んできたばかりの澪が調度教室の前を通りがかったので、
唯は急いで澪を引止めにかかった。
「澪ちゃ〜ん!りっちゃん来てるよ〜!やっぱり風邪だったんだって〜」
「やっぱりな。おい律、気をつけろよ。お前がいないと練習の時困るんだからな」
顔を赤らめながら澪なりに律を気遣いそう言った。
ここまでは普段の風景と何ら変わりの無い日常だ。
だが、ここからはいつもと違った。
律は自分でも驚くほど二の句を継ぐことが出来ない。
「……お、おう」
と頼りなく返答するだけで精一杯だった。
>>175 唯「そもそも私はグッズとかそういうのは買わないのです」
梓「ここにいる人たちは皆さん持ってらっしゃるみたいですが……」
唯「ほとんどが楽器なり本代に……」
梓「悲しいです」
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:57:05.90 ID:RB72VrIM0
麦茶「ハァハァ…もう帰れよお前」
害虫皇「…そうさせてもらう」スッ
麦茶「…ムギちゃん、いこうか」
紬(?)「ううん…私はいいの」
麦茶「何でだよ…君は悪い怪物じゃないんだろ?」
紬(?)「そうだけど…実は子供がいて、ね…ここから離れられないのよね」
麦茶「子供…か…立派に森の主やってるんだな…頑張れよ、応援してるから」スタスタ
紬(?)「うん、ありがとう…!いつか、また来てね!子供見せてあげますよ!」
麦茶「はは、またな!」ニコッ
紬(?)「…また来てくれたら、いいなぁ…そしたら、あの人と結婚しようかな」
完
「と、とにかく良くなるまでは無理するなよ!うつされたら困るからな!」
いつもと違う律を澪が見逃すわけもなく訝しるが、
まだ風邪が完治していないのだろうと思い、そう付け足した。
「なんだ?澪はそんなに私のことが心配なのかー?」
このままでは不味いと踏んだ律は平生を装うと必死にそう言い返した。
「うるさい!やっぱり今日はみっちり練習するからな」
そうは言っても澪は律の調子が戻っていたことに内心ホッとしている。
この日の部活で律は至って自然に振舞うことに専念した。
それは思った以上に難しいことであったが、朝以降は誰にも不審がられることは無かった。
だがそれと同時に、皆に言わなければならないことを言い出す
チャンスが完全に失われてしまった。
帰路の途中で律は練習とは別の疲れが溜まり、がっくり肩を落とした。
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:57:57.10 ID:RB72VrIM0
ここまで乙なし
>>178 乙でした!私も本売ることにしようと想います!
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:58:40.69 ID:RB72VrIM0
>>178 唯「勘弁してください」
梓「私の命です」
>>179 唯「乙」
梓「変な方向に向かうから……」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:59:36.95 ID:RB72VrIM0
最近何もかってねぇや
>>179 乙
どこに向かってるのかと思ったがきれいにまとまったな
唯「それではそろそろ」
梓「寝ることにしましょうか」
唯「みなさま」
梓「おやすみなさいませ――」
「憂〜、ただいま〜、帰ったよ〜」
間延びした声で唯が自らの帰りを憂に知らせる。
「お帰り、お姉ちゃん。最近帰り少し遅いね」
「うん。最近練習が大変でさ〜。お茶する時間が足りないよ……」
このところ唯達はさわ子のリクエストした曲を練習していおり、
お菓子を食べたり、紅茶を飲んだりする時間が削られているようだ。
「そっかぁ。練習頑張ってね。」
「うんっ!私頑張る!!というわけで憂、ご飯」
「もうできてるよ。あ、先に手を洗って、あとついでに着替えてきてね」
「ハーイ! 今日のおかずは何だろな?う〜ん、この匂いは……鯖の味噌煮!!」
平沢家では見慣れた光景が繰り広げられる一方で、唯の部屋にあるベッドの上
1メートルくらいの高さの空間に突如として小さな円形の穴が開いた。
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 23:02:42.38 ID:XWDdmyVRO
>>179 何かいい話になってる
乙
>>187 阿部「おやすみ」
阿部さん「おやすみ」
阿部高和「おやすみ」
高和「おやすみ」
「やっと出られたー! って、あれ!?」
その穴から一人の少年がひょっこりと出てきてそう叫んだのと同時に、
自らの置かれている状況に対して疑問を抱いた。
勿論この少年は野比のび太である。
「ここって……絶対に100年前の京都じゃないよ!一体どうなってるんだ!?」
明らかに今風の女の子の部屋、といった感じの部屋にいきなり出てきてしまい
のび太は驚いたが、タイムマシンに異常があるということは容易に推測できた。
「タイムマシンの故障……だよね?でも一体どうして??」
のび太は当初予定していた時代への超越に失敗して今に至っているわけだが、
自分の身に何が起こっているのかよく分かっていない様子で周りを見回している。
「この雰囲気は僕のいた時代と近いみたいだ……そうだ!カレンダー!」
本人も鈍い頭でどうにか問題を処理して現状を把握しようと努め始めた。
「読める!……読めるぞ!!平成21年……って来年じゃないか! 良かったぁ」
元いた時代から約一年後の日本だと知ってのび太はひとまず胸をなでおろした。
収束のつけようがなかった!だから無理矢理終わらせた!
けいおん!関連がほとんど出なくてごめんな…
もうなんか黒歴史だしwikiには載せないでやってくれ…
>>179 乙
唯「最近はSS投稿が活発になってきて、なりよりだね」
憂「そうだね、おねえちゃん」
「ん?」
部屋に誰かが近づいてくる足音が聞こえてきた。
「だ、誰か来る!見つかると不味いな……隠れなきゃ!」
咄嗟にのび太はベッドの中に潜りこんだのとほぼ同時にドアが開かれた。
「ご飯の前に着替えなきゃ、え〜っと、TシャツTシャツ……ってあれ?」
ベッドの妙な膨らみに流石の唯でもこれには気がついた。
だが、その上にある通常では存在し得ない穴には、何故だか目が行かなかった。
剥がされる掛け布団。
何度となく絶体絶命のピンチを乗り越えてきたのび太ではあったが、
残念ながらこの危機的状況を回避することは出来なかった。
「……うわあぁ!?えぇ?? だ、誰!?」
「ひぃー!ごめんなさい!ごめんなさぁーい!!」
「どうして私のベッドの中に?え?ここ、私の部屋だよね?」
「今回だけは見逃して下さい!何でもするから。払うから!」
両者共に錯乱状態にあるらしく、暫らくの間まったく会話にならなかった。
「……え〜っと、君、憂のお友達か何か?」
先に平常心を取り戻したのは唯だった。
唯のその言葉でのび太も我に返ったが、質問の意味が理解できなかった。
「え!?あの、よく分からないけど、たぶん違います……」
何か答えなければと思い、のび太は謝罪も含めて事情を説明しようと考えた。
「え?違うの?じゃあどうしてここに?」
「僕はこの時代の人間ではありません。ちょっと過去から来ました」
「え?過去?……ええ〜!?」
のび太は事の成り行きを、数少ないボキャブラリーを最大限駆使して説明した。
しかしまだ唯は状況が飲みこめていないようだった。
それはのび太の語彙力や表現力が欠如しているからと言うより、
のび太の言っている事があまりにも荒唐無稽だったからだ。
「信じてもらえないかな?」
「うーん……いきなりそんなこと言われても……」
「でも、君はもうこの穴を見てるでしょ?」
そう言ってのび太は唯の左横に空いている空間の通り穴を指差した。
「え!?何これ!?どうなってるの?」
唯はようやくその目を疑うような光景に気がつき、驚いた様子でのび太に尋ねた。
「え?気づいてなかったの?」
「うん……」
これにはのび太も少し呆れてしまったが、これで信じてもらえたと思い安堵した。
「ほら、この中にあるタイムマシンでここに来たんだ。この中に……」
「ホントだ!!なにこれスゴい!!」
「信じてもらえたみたいだね。さっき説明した通り壊れちゃってるみたいだけど…」
唯は目を丸くして御釈迦になったタイムマシンに魅入った。
この異空間と謎めく機械はのび太の話を信用させる要素としては充分過ぎる。
「お姉ちゃーん。何してるの〜?ご飯冷めちゃうよ〜」
唯がなかなか降りて来ないので、憂が一階から声をかけてきた。
「あ!ご飯忘れてた!! 君もおいでよ」
「え?いいの?」
「帰れなくて困ってるんでしょ? 私は平沢唯!よろしくねっ」
「ありがとう。僕、野比のび太。よろしく。ところでさっきの声は妹さん?」
遅めの自己紹介を終えて、のび太は先ほどの声の主が誰なのかを尋ねた。
「そうだよ〜。憂っていうの。さ、行こう」
また最初から説明するのは骨が折れそうだと思いながら唯と共に階段を下りていった。
殆どの生徒が昼食を取り終えている昼休み終了のお知らせ10分前、
律は憂に会う為に2年生の教室の前まで来ていた。
「憂ちゃーん、ちょといいかな?」
自分を呼ぶ大きな声がしたので憂もすぐに律に気がついた。
「律さん、どうしたんですか?」
「いやー、ちょっと話したいことがあってね」
「話って何ですか?」
「憂ちゃん、ドラムやってみる気ない?」
「え?私がですか?」
「そうそう!ギターをすぐマスターしたんだからドラムだって出来ると思うんだけど」
すばやく律が畳み掛ける。
「ウチにドラムなんて無いですし……」
「そ、そうだな。でも部室にある私のを使ってくれても全然構わないし!」
「律さんはどうするんですか?」
「そ、そっか……いきなりごめんねー。さっきのは気にしないで。じゃあまた」
律はそういうと急いで教室を後にした。
「さっきの人、軽音部の先輩じゃない。どうしたの?」
傍で二人の会話を聞いていた純が憂に尋ねた。
「う〜ん、なんだったんだろう……?」
さっき日付間違えてたお。すまぬお (^ω^)
律が学校からいなくなるとは思ってもいない憂は、律の行動の
意図が分からなかったが、とりわけこの事を唯に伝えはしなかった。
帰宅後に律は国際電話がかけられる携帯の機種変更をする為に
最寄の家電量販店へ赴いた。
「お客様、どういった商品をお探しでしょうか?」
「外国でも使えるやつをですねぇ――」
優しそうな女性店員に細かく説明してもらった結果、
現時点での最新モデルを買うことにした。
「この携帯、結構気に入ってたんだけどな……」
しえんしえん
もう…僕はカオスしか書けない体になったようだ…
今は例年通りなら雨が降り続く梅雨真っ盛りなはずだが、今年はやけに晴れる日が多い。
朝から暑い初夏の日ざしが玄関先に差し込んでくる。
そこには憂とのび太の姿があった。
「のび太君、私達学校行ってくるから自由にしててね」
「うん、分かったよ。二人ともいってらっしゃい」
「ほら!お姉ちゃん急いで!遅刻しちゃうよ。」
「まだ眠い〜。あ、のび太くんじゃあねぇ〜」
のび太に見送られて憂と、まだ瞼の重そうな唯は高校に登校していった。
結局のところのび太は少しの間だけ平沢家に厄介になることとなった。
唯よりも理解力がある憂にのび太が助けられたことは言うまでもない。
唯達の両親が5日前から来月の中旬まで長期の旅行で不在ということもあり、
のび太は両親の部屋を使わせてもらうことになった。
てす
>>179 おつおつ
ところでのび太の声は新か旧、それとも黒柳徹子のどれで再生すればいいですかね?
デイブムステイン
のび太は暇だったのでテレビでも見ようと思い、リモコンの電源ボタンを押した。
「へぇ、来年はデーブ・スペクターさんが朝の情報番組に出るんだ〜」
しかし知らない番組だったのでチャンネルを何度か切り替えてみた。
「うーん、やっぱりこっちは見たことのないヤツばっかりだなぁ……」
特に何もすることのないのび太は一人でテレビを見ていたが、
目当ての番組が放送していなかったのですぐにテレビを消した。
「こんな事してる場合じゃないな……居候になってるんだから何かしなくっちゃ!」
とりあえずのび太は家の掃除することにした。
日頃はずぼらなのび太だが、悪い意味での厄介者にならないように奮闘してる。
唯の主なテリトリー以外は綺麗なので、掃除自体はすぐに終わりそうな勢いだ。
「そういえば……ママ達心配してるだろうなぁ……」
雑巾で窓を拭いている時にのび太は久しぶりに元いた時代のことを考えた。
「ドラえもんもそろそろ帰ってくるころだし……なんとかなるでしょ」
この家や唯達とも短い付き合いだったな、と感慨に浸りながらのび太は一人雑巾を絞った。
205 :
琴吹紬:2009/08/09(日) 23:29:59.73 ID:MfdV0Rr40
ニューヨーク行ってくるわ
初めてさるくらったァァァ!!!
ペース配分を間違えたな…
自治会の夏祭りの手伝いから戻りますた。
唯…やどらん(仮)
澪…ふりーざーorブラッキー(仮)
律…まんきーorおこりざる(仮)
紬…さんどorカイリュー(仮
梓…にゅーらorぺるしあん(仮
憂…れあこいる(仮)
で、取り敢えず捕まえてみます。何か他にあれば意見下さい。
桜高では終礼のチャイムが鳴ってから30分ほど経ち、
練習中の運動部員の声が近くの特別教室に小さく響いている。
音楽室では軽音部の面々がお馴染みのティータイムを過ごしていた。
「ムギちゃん今日のお菓子は何〜?」
待ちきれなくなった唯が机から身を乗り出した。
「今日はティラミスを持ってきたの」
紬がティラミスが入っている洒落た箱を、寄せ集めている机の中央に置いた。
「よっしゃー!私それ好きなんだよねー。一つもらうぞー!」
いち早く律がティラミスを自分の皿の上にのせて、すぐさま食べ始めた。
このところ律は自分を偽る事に徐々に慣れてきたので、
部内でも自然に振舞うことが出来るようになってきた。
勿論カミングアウトは出来ずにいるのだが。
日毎に切り出しづらくなってきていることは律としても感じてきていが、
自分がそれを言ってしまった後の軽音部の事を考えると怖くてとても言い出せなかった。
律もこのジレンマの図式に気がついてはいるが打開出来ずにいる。
ペルソナを無くして今の律は学校生活を送ることは不可能。
お茶が終わると練習をして皆と連れ立って帰宅する。
律には最後の日までそれがループするように思えた。
「律、お前いつの間にケータイ買い変えたんだ?」
一人で考え事をしている律に対して、澪が脈絡無しに携帯電話のことを尋ねた。
「ん?ああ、このケータイ?昨日だよ。前のヤツなんか壊れちゃってさー」
「まったく、乱暴に扱ってるからこうなるんだぞ」
「あはは、これは大切にするぞー!なあムギ?」
「えっ」
律は機種変更した携帯電話を澪に指摘されただけで盛大に肝を冷やした。
その後の律はと言うと、下校時に澪と別れるまで調子が狂ったままだった。
麦茶乙
唯「お前の魂、戴くよ!」
夜の街を駆ける少女。
その手には、彼女が持つには重いであろうギターを抱えている。
少女の向かう先、街の広場では、奇妙な姿の男が薄青く輝く塊−恐らくは人魂−を喰らっている。
「見つけた!今度は逃がさないよ!」
少女は男に向かって指差し叫ぶ。
『油断は禁物だぜ、唯。』
ギターから声が響く。
「だいじょーぶい!」
根拠なさげな自信満々の言葉で応える少女−唯。
「お前の魂、戴くよ!」
「グヒヒ…返り討ちにしてヤルゼエエ!」
男は唯に飛びかかる。唯はそれを回避し、ギターをかき鳴らす。音が波動となって男に直撃する。
「グガッ!まだまだァ!」
男の鋭利な刃物の如き爪が唯に襲いかかる。唯はギターでそれをたたき落とすと、再びギターをかき鳴らす。
「グゲ!」
「コレで…トドメ!」
ダメ押しの早弾きで攻撃する唯。
「ギャアアアア…。」
男は、その姿を魂へと変えた。
【ある日・・・】
夏休みまであと1週間。例年より気温が高い猛暑の日だった
その日、暑さにやられて5人は音楽室でぐだぐだしていた
「カキ氷が入りましたよ〜」
「おっ、ムギっ!待ってました!」
ムギがおぼんに5人分のカキ氷をのせてテーブルに向かってきた
それらをテーブルの上に乗せると、5人はすぐに食べ始めた
「はむはむっ・・・やっぱり夏はコレに限りますねっ!」
「アイスもいいけどカキ氷もいい!もうどっちもいい!」
「ありがとな、ムギ。だけど、どうやって作ったんだ?これ」
イチゴ味のカキ氷を食べながら澪が尋ね
「音楽室に小型の冷蔵庫とかき氷機を持ってきたの。だからお変わりし放題よ」
「ムギっ!おかわり〜っ!」
「おいおい・・おなか壊すなよ」
すっかりかき氷を食べ終わると、5人は練習を始めた
いつものように・・・そう、いつものように
・・・ゴゴゴゴゴ
「・・・?」
ちょうど5人が曲の合わせをしている時だった。それが起きたのは
「うわぁあっ!」
律がドラムセットから投げ出される。アンプが壁まで飛んでいった
ムギのキーボードもあっけなく床に落ち、5人は立っていられなくなった
「じ・・・地震っ?」
「結構大きいな」
「大きいどころの騒ぎじゃないぞ」
「うわっ!」
もう一台のアンプが窓ガラスを突き破って外に飛んでいってしまった
数秒後、外から悲鳴が聞こえてきた
「・・・ご愁傷さまです」
そう言うと、律は立ち上がりドアの方へ駆け出した
「とりあえず、こっから出るぞ!」
揺れはもう収まっているようだ。だが、音楽室の中はひどいことになっていた
棚は倒れ、窓ガラスは割れ、テーブルはひっくり返っていた
「――無い! 無い!!タイムマシンが無い!!!」
ドラミと共に21世紀に戻ってきたドラえもんは自分の目を疑った。
そこにあるはずの故障したタイムマシンがそこに無かったからだ。
「お兄ちゃん、これってもしかして……」
ドラミもすぐにそのことに気がついた。
もちろんその悪い予感は見事に的中することになる。
「2日前にのび太君が消えた?」
「そうなのよ! それとドラちゃん、これなんだけど……」
ドラえもんは21世紀から戻ってきていきなりのび太の失踪の知らせを受けた。
そしてのび太の母、玉子から2日前に自分が走り書きしたメモが手渡された。
ドラえもんの中で予感が確信に変わった。
「やっぱり……」
のび太失踪の原因ががタイムマシンであることを悟った。
現時点では予想の域を出ないが、のび太が故障したタイムマシンに乗ってどこかへ
行こうとして、その途中乃至は行き先で帰れなくなっている可能性が高いと説明した。
「お兄ちゃんが押入れに入れておいた道具が無くなってるわよ」
「良かった。これでのび太君の居場所が分かるかもしれない」
ドラえもんとドラミは解決策を練るために22世紀にまた戻ることに決め、
のび太の勉強机の引き出しから22世紀へととんぼ返りした。
216 :
支援代わりに単発とか:2009/08/09(日) 23:53:15.32 ID:e7TCW2WS0 BE:656168843-2BP(240)
唯「ぽけもんばとるをしましょう」
梓「いいですね」
唯「ダグトリオ、地割れ!」
梓「えっ」
唯「全部先行地割れで勝ちました」
梓「たまによくありますがこれはひどいでしょう」
唯「浮遊を入れればよかっただけの話でしょう」
梓「それもそうでした」
「クソっ!中々開かないっ!」
地震のせいで曲がってしまったらしく、中々ドアが開かない
「せーのっ!」
バリバリッ!
律と唯が一緒にドアを蹴破ると、5人はそのまま音楽室を飛び出した
学校の中も惨憺たる状況だった
蛍光灯は所々床に落ちて割れているし、教室を飛び出した机が廊下に散乱していた
5人はそれをなんとかかいくぐり、とりあえずグラウンドに出た
「ハァハァ・・・ココまでくればとりあえず何とかなるだろ・・・」
その時、唯が声を上げた
「あ〜っ!」
「どうした、唯?」
「ギー太、ギー太忘れてきちゃったっ!」
すぐに音楽室に戻ろうとする唯
だがそれを澪が引き止めた
「待てっ、楽器と命どっちが大切なんだ」
「えっ・・・」
「校舎をよく見てみろ、唯」
どうやら火災が発生しているようだった。校舎の所々から煙が上がっている
「そんな・・・」
唯は呆然としてしまった。このままでは楽器が燃えてしまう
唯「今日はなんだか投下が多いですね」
梓「そうですね」
唯「うれしいです」
梓「そうですね」
唯「? ……死にたい」
梓「そうですね」
唯「私は和ちゃんが好きです」
梓「許しません」
唯「えっ」
「痛っ!」
「梓、怪我してるじゃないか」
「だ、だいじょうぶです、このくらいっ」
梓は左足をガラス破片で切っていた
血がだらだらと流れている
「うっ・・・」
澪は思わず目を背けた
「唯先輩・・・楽器助けに行きましょうよ」
「でも・・・どうやって?」
「一番近いところから校舎に入れば、すぐに助けに行けるはずですっ!」
「でも、危ないんじゃ・・・」
校舎の火災はどんどん広がっているように見える。どう見ても危険だ
「あぁ、雨でも降ってくれればなぁ」
澪がそう呟いた、その瞬間
・・・ポツリ
「・・・え?」
「雨だ」
律が思わず空を見上げる
雨が降るような天気ではない。どうやら夕立のようだ
「・・・助かった!これで火が消えるぞ!」
「よかったぁ」
5人はほっと一息をついた
・・・が
ザーッ
いきなり降ってきた雨でびしょぬれになってしまいましたとさ
「運がいいのか悪いのか」
澪がしかめっ面でそう呟いた
唯「激しいのもいいですがゆっくりなのも気持ちいですね」
梓「なるほど、焦らされるのがいいのですね」
唯「えっ」
梓「えっ」
唯「曲の話ですよ」
梓「それは失礼」
『地震はいつどこで起きるかわかりません。避難場所の確認や
非常食の保管するなど、日ごろから危機意識を持つことが大切です』
「どひゃ〜、この想定ドラマ怖いねっ!りっちゃん」
「あぁ、それに結構グロかったよな・・・・」
「備えあれば憂いなし、だな。みんなちゃんと対策しておくんだぞ」
「澪、声が震えてるぞ」
「う、うるさいっ!こわいものはこわいんだっ!」
Fin
>>223 唯「お疲れ様でした」
梓「地震は本当に怖いですね」
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 23:58:24.89 ID:RB72VrIM0
227 :
西暦 2126年 9月12日:2009/08/09(日) 23:58:49.88 ID:hWtsng6EO
22世紀へと戻ってきたドラえもんとドラミ。
こちら側からコンタクトをとれるひみつ道具はタイム電話のみ。
それだけで十分に思えたが、何故か通信状況が悪い。
「おかしいぞ!のび太君のタイム電話と通信できない!」
「悔しいけど今はのび太さんからの連絡を待つしかないのね……」
結局その後ものび太とは連絡が取れずに終わった。
「向こうのタイム電話が故障してないといいけど……」
またも悪い予感がドラえもんの脳裏に浮かぶ。
幸か不幸かその悪い予感は的中することはないのだが。
唯「0時までレスがなければ」
梓「?」
唯「のどかちゃんはわたしのよめ」
梓「ちょ」
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:02:10.32 ID:6RBOLjzd0
そして、深夜、俺一人の紬祭りが始まる
>>223 おつかれにゃん
地震ってそんなに怖いかな…でかい奴食らったことないからあんまりわからん
なんかグラグラ揺れてることもあったけどすぐやむから怖くないもの
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:03:46.83 ID:6RBOLjzd0
>>229 させないからね?させないからね?
ムギちゃんは私のなんだからね?
のび太く〜ん。起きて〜。ご飯出来てるよ〜」
「えぇ……?うーん……あと5分だけ〜」
憂がなかなか起きてこないのび太を部屋の外から起こそうとしているが、
のび太は起きようとしない。
「お姉ちゃんもまだ起きてなかったんだった……」
学校が休日なのを良いことに唯もまだベッドの中だ。
そろそろ正午が近いが唯は一向に起きる気配を見せようとしない。
「うぅ、眠い……」
のび太もようやく怠け者としての本性を現し始めた。
まるでテキオー灯を使ったかのように平沢家に順応している。
程なくして昼食時になったので、憂は少々強引に二人を起こした。
「いや〜。よく寝た〜」
「僕も久しぶりにぐっすり寝ちゃった」
慣れないことをしてきたツケがのび太に回ってきているようだ。
唯「Beというものをやってみましたが」
梓「いろいろと面倒な機能ですね」
唯「のんびりと溜まるのを待ちますか」
梓「そうですね」
梓「近いうちに地震が起きそうな気がします」
唯「みんな〜!あずにゃんの耳がピクピクしてる!間違いないよ!」
律「それって」
澪「耳じゃなくて」
紬「触角じゃぁ、ないのかなッ!?よぉく見てみるんだッ!」
支援ありがとうございました
唯「今夜中にもう一作投下したいな」
憂「がんばって、おねえちゃん」
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:05:19.63 ID:6RBOLjzd0
鳩金のIDかわってないだと
>>231 関西なのにあまり影響なかったよ、俺の町じゃ
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:06:12.51 ID:RB72VrIM0
ID変わってないの多くね?
唯「投下が多くて支援が追いつきません」
梓「これはひどい」
唯「即興だと速さが足りないです」
梓「かといって書き溜めは中途半端ですし」
唯「あきらめますか」
梓「がんばりましょう」
唯「えっ」
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:08:29.03 ID:bHOGMh3p0
「のび太君もお姉ちゃんの真似しなくていいんだからね」
「え!?ああ、うん。そ、そうだね!」
のび太の本性が暴かれるのも時間の問題である。
「そういえば、のび太君ってお姉ちゃんに似てるからか妙に親近感がわくっていうか……」
「僕達ってそんんなに似てるかな?」
「うん。朝弱いとことか、すぐ怠けるとことかそっくり」
そう言いつつも憂はそんな唯やのび太の性格を気に入っている。
「もうバレちゃってたか……」
のび太の本性は憂によって既に暴かれていたようだ。
「ぶ〜ぶ〜」
唯は少し不満そうに口を尖らせて憂に不服申し立てをした。
「姉ちゃんごめんね、でも明日からはもう少し早く起きてね」
「ゴメンなさい!起きれません!ていうかさっきのはただの狸寝入りだよ〜」
唯は潔く明日も寝坊します宣言をした後に、つまらない嘘を付け足した。
「あ!ドラえもんのことすっかり忘れてた!!」
ドラえもんを彷彿とさせるワードでようやくドラえもんの存在を思い出した。
のび太は急いで自分の持ってきたひみつ道具の入った袋を取りに二階へと向かった。
タイム電話を使うことをようやく思いついたのだ。
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:09:41.29 ID:e7TCW2WS0
唯「そろそろ疲れてきました」
梓「カタカタうるさいです」
唯「近所迷惑ですか」
梓「そうおん!」
IDチェコスロバッキンガム宮殿
俺はこのID嫌いじゃないぜ
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:12:23.92 ID:6RBOLjzd0
D.C.的な意味で?
なんでしょうそれ
AC/DCのことですか?
「ん?調子が変だな……雑音が酷いや」
タイム電話は故障はしていない様だったが、正常に動いてくれなかった。
「それな〜に? のび太君のケータイ?」
唯と憂が部屋の入り口付近から覗きこんでいた。
のび太は簡潔にタイム電話の用途と、それの調子が悪いことを説明した。
ドラえもんの事やひみつ道具については出会った日にしておいたので、
いきなりの説明だったが唯にもどうにか理解できた。
そしてその時、タイム電話のノイズが僅かだが弱まった。
「あれ? なんか前より良くなった気がする」
「ウチってそんなに電波悪かったっけ?」
唯は自分の携帯電話を基準に考えてそう呟いた。
「電波、電波、電波……んー」
電波という単語、そしてノイズが弱まったのが唯達に説明する為に
数歩移動した時だったので、のび太は直ぐにピンときた。
「もしかしたら!」
そう言ってのび太は唯の部屋に駆け足で向かった。
のび太はタイムマシンへと繋がる穴を素早く潜り抜けタイムマシンに飛び乗った。
そこでもう一度ドラえもんとの交信を試みた。
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:15:20.65 ID:6RBOLjzd0
ギターはB系ファッションに身を包んだ少年に変身した。
「お疲れさん。唯。」
「お疲れ様、ギー太!」
そう言うと唯は、少年−ギー太−に抱きつく。
「お、おい!やめろって!」
慌てて突き放すギー太。
「んふふ〜照れない照れない♪」
「…ったく、事あるごとに抱きつくなっての…。」
顔を真っ赤にしながら毒づくギー太。
「それより、さっさと食べちゃいなよ、それ。」
「ん…そーだな。いただきます。あぐっ。」
先ほどの男の魂を喰らうギー太。
「さてと。報告報告♪」
唯は手近な窓に息をかけ、文字を書き、呪文を唱える。
『愛羅武軽音不破不破時間』
すると、窓に波紋が浮かび、どこかの映像が映し出される。
「ハロハロ、死神様?」
IDチャキがてら即興
今日は憂と出かけることになりました
憂「あ、あずさちゃーん」
梓「わわっ、どうしたの憂!?」
憂「あぁんあずにゃん抱き心地最高だよ〜」
梓「もういいよ、放してよぉ」
憂「えぇっ、残念だなぁ…」
梓「というか、唯先輩、なにしてるんですか」
唯「よくわかったな、あずにゃん」
梓「抱いてる途中であずにゃんっていったじゃないですか」
唯「てへっ!」
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:16:52.64 ID:6RBOLjzd0
名前だけは聞いたことあるな
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:19:01.91 ID:EjSTsFPP0
「ドラえもん!聞こえる!?」
「のび太君なのか!?一体今どこにいるんだ?」
この空間ではタイム電話が通じるようで、のび太はドラえもんとの交信に見事成功した。
「タイムマシンの上だよ!!」
のび太は自信満々にそう答えた。
「……え?」
それからのび太は、ほぼ一年後の京都にいることなど、自分の身に起こった
全ての事柄を15分にもわたって必死に説明した。
その情報を基に、ドラえもん達は今すぐに2008年6月27日の京都へ向かう事を決めた。
それからのび太は酷くもたつきながら、一年前の世界に帰る支度を済ませた。
「二人とも今までありがとう!そろそろドラえもんが来る頃だ」
「う、うん……短い間だったけど……楽しかったよ……うぅ……」
「のび太君がいなくなると思うと急に寂しくなるね……」
泣いてる唯はともかくとして、憂も俯いてのび太との別れを惜しんでいた。
「でも二度と会えなくなるわけじゃないんだしさ!」
「そ、そうだね。憂、東京までどれくらいかかるかな?」
「ええと、ちょっと待ってね……」
「いやいや、僕にはどこでもドアというそれはそれは便利な道具があってだね――」
この後もこういった会話が何時間も続いた。
その日、ドラえもん達が迎えに来ることは無かった。
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:20:58.51 ID:EjSTsFPP0
>>255 ホントだ
これで安心して寝られるぜ
さんきゅ
さみしがりやなみおは認められますか?
>>259 六話で大発揮してたじゃないですか
何を今さら…
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:24:53.34 ID:6RBOLjzd0
「結局昨日は来なかったね。ドラえもんさん」
唯とのび太は休日にしては早くに起きて話し合っていた。
「まったく、ドラえもんは昨日何をしてたんだろう?」
「何か急用でもできたんじゃないかな〜?」
「うーん……ドラえもんは当てにならないな…これだったらまだ僕の方が……あ!!」
愚痴を言っている最中にのび太は何かを閃いた。
「この時代にも僕やドラえもんがいるじゃないか!何で今まで気がつかなかったんだろう」
のび太は電話を借りて自宅の番号を押した。
「この時間ならママが出ると思うんだけど……ん?」
――おかけになった電話番号は現在使われておりません――
「あれ?間違えちゃったかな。もう一度」
その後5回ほどかけ直したが結果は全て同じだった。
「繋がらないの?」
憂が心配そうにのび太に尋ねる。
「うん……電話番号変えたのかな?」
のび太はやはり自分の時代のドラえもんに頼ることにした。
>>262 ロリコンまじきめぇな……と思ったけど見たらはまったわ
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:28:07.01 ID:6E7S5xbs0
こういうSS系のスレに初めて来たんだけど、
みんな普通に面白いって思えた。普通に違和感なく読めるのが多いな。
特にギー助ってやつの文章はうまい。
読んでるときニヤニヤしてアニメ見てる感覚だった。
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:31:06.68 ID:6RBOLjzd0
>>267 ようこそいらっしゃいまし
律「新入部員確保か!?ついにきたのか!?」
澪「ああああわてるな律!まだ入るとは」
唯「ムギちゃん、お茶出してあげて〜」
紬「はぁい♪」コポコポ
梓(エヘヘ…ついに私も先輩かな…?)ドキドキ
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:33:15.19 ID:1tXhdEV50
唯「憂〜アイス〜」
憂「お姉ちゃん・・・今日わたし」
/ ̄\ ご飯はできてないし / ̄\
|/ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄\|
| /V\\\ | /V\\\
| / /|| || | | //| || |
| | |(゚) (゚)| | | | (゚) (゚) /|
ノ\|\| (_●_) |/ \| (_●_) |/|/\ お風呂もわいてないの
彡、 |∪| 、` ̄ ̄ヽ /彡、 |∪| ミ \
/ __ ヽノ Y ̄) | ( (/ ヽノ_ |\_>
(___) Y_ノ ヽ/ (___ノ
\ | | /
| /\ \ / /\ |
| / ) ) ( ( ヽ |
∪ ( \ / ) ∪
\_) (_/
/ ̄\
|/ ̄ ̄ ̄ ̄\
(ヽノ// //V\\|/)
(((i)// (゜) (゜)||(i))) そのうえ私はせ・い・り☆
/∠彡\| (_●_)||_ゝ\
(___、 |∪| ,__)
| ヽノ /´
| /
>>268 脱線してとんでもない方向に向かってるのも居ますけどね。
タイムマシンに乗ってタイム電話をかけてみるとドラえもんがすぐに電話に出た。
「のび太君!昨日はどこに行ってたんだよ?そこから動いちゃダメじゃないか!」
「ドラえもんこそ何言ってるの?僕は昨日からずっとここにいるよ」
「な、何だってー!? 僕だって家の外にいるぞ!!」
ドラえもんは確かに昨日、2009年の6月27日に平沢家を訪れていた。
人が全員出払っていた様なので、そのままそこで電話がかかるのを待っていたという。
「おかしいな……間違ってるわけないんだけどな……」
のび太は先ほど自宅に電話が津ながらなかった事を思い出した。
「ドラえもん、こっちの僕の家に電話をかけたんだけど繋がらなかったよ……」
「それはない!一年後も電話番号は変わっていないはずだぞ!かけ間違いじゃないの?」
「自分の家の電話番号をそんなに何回もかけ間違えないよ!!」
「と、ということは……これは思ったより不味いことになってるかも知れないぞ!」
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:35:12.31 ID:6RBOLjzd0
>>271 きっと敷かれたレールの上を走りたくないんだよ
>>268 麦茶「おいおい、嘘はよせよ」
こわい人「SATSUGAIするぞ〜」
オカ研部員らしき人「…………………」ニュッ
亀・兎「……………」
校長の像「………………………」
ちょっと初めてで下手かもしんないけど・・・
書いてみていいですか?
>>276 どうぞどうぞ!!!!!!!
むしろこちらからお願いします!!!!!!
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:38:26.81 ID:6RBOLjzd0
>>274 忘れたの?
過去スレ読みなさい
あなたが言ったのですよ
こわい人とかいろんな人達つれてくるの勘弁!
>>276 紬「ドンとこいです!」
唯「どんなの書いてもいいよ、みんな楽しんでるから!ねっ」クルッ
澪「誰に言ってるんだ…?」
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:39:04.58 ID:1tXhdEV50
/)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ こまけぇこたぁいいんだよ!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
>>275 HAHAHA、儂に決まってるじゃないですかw
>>276 最初は誰だって同じですよ。恥ずかしがらずにレッツ投下。
さみしがりやしかこねぇぇぇぇl!!!
ドラえもんはのび太が平行世界にいると結論づけた。
のび太はタイムマシンの故障が原因で時を遡ろうとして、
偶然にもパラレルワールドへワープしてしまっていたのだ。
どちらの世界も非常に似ている世界だったので、のび太も全く気がつかなかった。
これはドラえもんにもすぐに解決できる問題ではなかった。
ドラえもんは時間がかかるかも知れないが解決策を模索するとのび太に伝え電話を切った。
のび太にはこれまでにパラレルワールドへ行った経験があったので、
事態を理解することができたが、それを唯達に説明するのには苦戦した。
「よく分かんないけど、帰れるまではずーっとウチにいてね!」
「いいのかい?とにかくありがとう。唯ちゃん」
「不謹慎かも知れないけど、私ものび太君と一緒にいられる時間が増えて嬉しいな」
憂は一度のび太が帰ってしまうと、自分とは全く別の世界から来たのび太には
もう二度と会うこと出来ないとすぐに理解していた。
「うん……ありがとう。また少しの間よろしくね」
のび太も憂の思っていることを何となく感じ取った。
この日、ホンジュラスで軍事クーデターが発生した。
IDに+が入ってたらさわ子にプロポーズしてくる
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:43:07.92 ID:6RBOLjzd0
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 00:43:58.49 ID:6RBOLjzd0
律「あら大変、予定より10分遅れてるわ…夜は眠りの時間よ」モソモソ
澪「律…何のマンガに影響されたんだ?」
律「えへへ、ローゼンメイデンだよ」
澪「そうか…」
唯「もう眠たいから寝ちゃおうよ…あずにゃん一緒にねよっ♪」
梓「は、はい…特別ですからねっ」
紬「ふわぁ…もうこんな時間だったのね、時が過ぎるのは早いわ」
麦茶「じゃあ一緒に寝ようか、ムギちゃん」
みんな(紬以外)「…誰!?」
今日も何事も無く軽音部の練習は終わった。
練習が終わり帰ろうとした時にさわ子が律を引き止めた。
唯達に先に帰るように言って、律とさわ子だけが音楽室に残った。
律はホンジュラス行きの件がついにさわ子に知られたのだと悟った。
「りっちゃん……聞いたわよ……」
律の思った通り、やはりその事についてだった。
「な、なんだ、先に聞いちゃったのかー。明日言おうと思ってたんだけどさー」
「そう……みんなにもまだなんでしょ?」
「あー、そーいやまだだったなー」
さわ子には律が無理をしている様にしか見えなかった。
「アレだったら私から言ってもいいのよ?」
「ゴメン!さわちゃん!みんなには黙っといてくれないか?」
「でも……ホントにいいの?」
「なるべく早く自分で言うからさ!じゃあなー、さわちゃん!」
そう言うと律は足早に音楽室を後にした。
「りっちゃん、大丈夫かしら……」
澪「麦茶さん」
麦茶「^^;」
梓「麦茶さん」
麦茶「^^#」
和「麦茶さん」
麦茶「d^^」
律「麦茶」
麦茶「`_´」
さわこ「むぎぃちゃあああ」
麦茶「((((゜д゜;))))」
憂「麦茶さん」
麦茶「^^b」
唯「麦茶さ〜ん」
麦茶「^。^」
紬「麦茶さん」
麦茶「^^^^^^^^^^^^^^」
天「麦茶さん」」
麦茶「( ̄ー ̄)」
唯「ああーりっちゃぁん!!」
律「ん?おお唯?」
唯「えへへへー、ん?隣の子誰?」
律「ん?ああ、紹介するよ・・・、えと・・」
こなちゃん「泉です。泉こなた」
唯「ほえー、唯です初めまして」
皆さんよろしくお願いします
良かった
ようやくPCが使える
いつもより遅めに律が帰宅した。
もう辺りはすっかり暗くなり玄関にも明かりがついていた。
「ただいま」
家族全員に聞こえるか聞こえないかの瀬戸際くらいの声で自分の帰宅を知らせた後、
律はそのまま自室に向かった。
さわ子との約束を今日は守ることができなかった。
鞄を置き、ベッドに倒れこんだ時に部屋の扉が開かれた。
このところ部屋に篭りがちな律のもとに聡がやってきたのだ。
「聡か。何か用かー?」
「いや、姉ちゃんが元気無いみたいだからさ」
「そんな事ないぞ」
「学校の人達にはホンジュラスへ行くこと、伝えたのか?」
「……まだ言ってない」
「やっぱりか……実はオレもまだなんだよね」
先生以外はホンジュラス行きを知らないという状況が続いているのは聡も同じだった。
聡がもうとっくに言っているものと思っていた律は、驚いたのと同時に少し安心もした。
もう……さみしがりやで許して下さい……
「一昨日クーデター起きたばっかだから言い難いよなー。タイミング悪すぎだっつーの」
ホンジュラスのクーデターでは律達の出国予定に変化は無かったが、
田井中家全体に不安だけを植え付ける結果となった。
「そうだけどさ、逆に注目されてるし……今がチャンスな気もする」
「え?本当にそう思ってんの?」
「うん。オレ、明日みんなに言うよ!」
聡は堂々と公言した。
「じゃあ私もそろそろ言おうかねー」
そうは言ったが自信は全く無かった。
「あと一週間くらいだしな……」
ここ数日で聡は、ホンジュラス行きを現実的に考える事が出来るようになっていた。
律は聡の成長に感心しつつ自分の不甲斐無さに嫌気が差した。
姉ちゃんも頑張れよ、とだけ言い残して聡は律の部屋を出て行った。
「これじゃ立場が始めと逆じゃんか……」
始めは形だけでも自分が聡をなだめる立場だったが、
今では聡に大きく差をつけられていると思った。
「早いもんだな、6月も今日で終わりか……」
この日を含めて律に残された時間はあと9日となった。
桜高の教室に夏の日差しが燦々と照りつける。
流石に七月なだけあって、冷房無しでは今日日の女子高生には少々キツい暑さだ。
律は適度に冷えた教室の中で聡のことを考えていた。
たぶん聡は今日みんなに告白する。
それは律に少なからずプレッシャーを与えていたが、まだ踏ん切りはつきそうにない。
「りっちゃん、次の授業何だっけ?」
「え!? な、何が?」
律は考え事をしていたので突然の唯からの質問に激しく動揺した。
「いや〜、ただ次の授業何だったかな〜って」
「そ、そうか。確か英語だった気がするぞ。あー、課題やってなかったなー」
「え〜!? 宿題なんてあったったけ?」
「わが同士よ!共に説教を食らいましょう!」
律は久しぶりに素の自分を見せてしまった気がして焦っていた。
やはり油断すると感情をコントロールするのが難しくなるようだった。
そして、さわ子との約束もまだ守れそうになかった。
自分にはまだ無理だと改めて実感した律は、帰宅後に聡の様子をうかがうことにした。
『ヤッホー!元気しちゃってるー?』
呑気な声と共に、窓におかしな格好の人物が現れる。死神様である。
「バリバリ元気ですよ〜。たった今99個目の鬼神の卵と化した魂を回収しました!」
『素晴らしいね〜。んじゃ、あとは魔女の魂だけだね〜。頑張っちゃってね〜!』
「がってんだ!」
誰かあとを頼む…
寝まし
一方聡はこの日、クラス全員の前で自分が
ホンジュラスに行かなくてはならない事を告白していた。
律は帰宅してすぐに聡の偉業を知ることになった。
律の目には聡の顔がいつもより清々しく映った。
「いや〜、緊張したけどスッキリしたよ」
「やるじゃーん、聡。私は勉強しないとな。一応まだ受験生だし。じゃ!」
律は聡に軽い祝辞を述べた後、する気もない受験勉強にかこつけて自室へ向かった。
未だに自分が告白出来ずにいることを伏せたままにして。
こなちゃん「―――――ってことがあってさぁ・・・」
つかさ「ふんふん。新しいお友達ができたのかぁ」
こなちゃん「うん、だいぶ感じの良さそうなおっとりした子だったよ
かがみんと違ってね」ニヤ
かがみん「な、なによ!!突然!!
確かに私は感じは良くないかもしんないけど!!でもそれを言うことないだろ!!
親しき仲にも礼儀ありだ!ばか!」
律「おい、何、勝手にらき☆すたのSS書いてるんだよ・・・」
紬「いいじゃないですか?たまには」
律「で、でも・・・」
こうですかわかりません><
>>300 マルマインだとあまりに掛け離れてたので、色的にもおこりざるで許してくださいorz
午前中の授業が終わり昼休みが訪れ、唯達のクラスに澪が梓を連れてやってきた。
「よーう。って律はいないのか……まあいい。ちょっとみんな集まってもらえるか?」
「どしたの? 澪ちゃん。あずにゃんまで」
係の仕事で職員室に行っている律を除いた軽音部メンバーが揃った。
「実は今年も夏休みに合宿をしようと考えているんだ。早めに伝えておこうと思ってな」
「いいねいいね〜。そういうの大歓迎〜。また新しい水着買いに行かなきゃ!」
唯はさっそく行く気満々になっている。
「……ムギ、今年も頼めるか?」
「うん。早めに頼むから去年よりは広い別荘が借りられるかも知れないわ」
「毎度毎度悪いな……それと唯!仮にもお前は受験生だぞ!今年は遊び無しだからな!」
「え〜!?仮にもってどういう……じゃなくて、遊んじゃダメなの?」
唯は思いっきり期待を裏切られたと言わんばかりの顔をしている。
「当たり前だろ。梓には悪いけど今回は練習と勉強だけでいかせてもらう」
「私は別に構いませんけど……」
梓も心なしか残念そうな顔をしていたが、合宿へ行くことには賛同した。
その時、帰りのHRで配る予定のプリントを両手に抱えた律が職員室から戻ってきた。
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 01:15:43.68 ID:6E7S5xbs0
澪「ちょっと、やっぱり唯にはSSは早すぎたみたいだな」
唯「そんなぁ」
澪「こんなんじゃギー助さんとかの常連に迷惑だぞ。
明日までに練習だな」
唯「よおーし!!私頑張る!」
「みんな集まってどうしたんだー?」
「りっちゃん、調度いい時に戻ってきてくれたぁ……」
「どうしたんだ?唯。浮かない顔して」
「澪ちゃんがね、夏休みに合宿しようって言うんだけどね、遊んじゃダメだって……」
「え……」
律は一瞬にして言葉を失った。
「練習以外は勉強漬けって言うんだよ!?りっちゃんも遊びたいよね〜?」
「律、まさかお前まで遊びたいとか言う気じゃないだろうな?」
「ちょっと……考えさせてくれないか……」
プリントの束を所定の位置に置くなり律は教室を出て行った。
「律……?」
「行っちゃった」
「りっちゃん、そんなに勉強したくなかったのかしら?」
紬が心配そうに律が出て行ったばかりの扉を見つめながらそう言った。
「律先輩、遊びたかったんでしょうか……」
まだ梓は遊びに重点を置いているようだった。
「あいつ……」
澪だけは律の異変にいち早く気がついたが、それだけで核心に迫ることは難しかった。
いつもと違う親友を見てもホンジュラスへ行く事に繋がるわけがない。
昼休み終了の予鈴が鳴る頃にようやく律が帰ってきた。
澪と梓はそれぞれのクラスに戻っていたので、教室では唯と紬だけが律を待っていた。
「りっちゃん、さっきはどうしたの?」
「いやー、ちょっとね。まあそれは部活の時にでも。ていうか次地理じゃん。じゃあなー」
律は口早にそう言うと間髪容れずに、地理選択者のみが集まる教室へ行ってしまった。
「また行っちゃった」
日本史選択の唯と紬は自分達の教室に残り、幕末の政治体制についての授業を受けた。
放課後になりバンド名の由来にもなっているティータイムが始まった。
今日のメニューはアールグレイとロールケーキというベーシックな品だ。
「律、さっきはどうしたんだ?」
ティーカップを手に取る前に澪が律に尋ねた。
「んぐ、そうだよ、あの後もだけど、りっちゃんなんか今日おかしいよ」
ロールケーキを食べながらではあるが唯も澪に続く。
「合宿の件なんだけどさ……悪いけど今回私はパスかな」
律の発言に四人は酷く驚いき、口々に理由を尋ねてきた。
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 01:26:10.60 ID:6E7S5xbs0
なんかまたレス読み返してみたけど、ギー助の話はスジが通ってるよな
論理的っつうかさ
ファンになりそうだわ
律はこの機会を逃しては次は無いのではないかと思った。
「いやー、今年の夏は外出禁止令出ててさー。勉強が目的でもたぶんダメだろうなー」
しかし律の口を衝いて出てきたのは、一時凌ぎにしかならない嘘だった。
「私ってそんなに信用ないのかなー? んっふ、困ったものです……」
「律が来れないなら合宿の開催自体を考え直さないとな……」
全員が揃わないと意味が無いと他の3人も思っているらしく、
合宿の話は白紙にしようという流れになったが、律がその流れを食い止めにかかった。
「いやいや!私抜きで行ってくれよ!勉強も大事だしさ!頼む!」
その後も律は自分がいなくなった後の事を思って、必死に懇願し続けた。
律の気迫に負けた澪達は、律不参加で合宿が行うことを渋々承諾した。
殆ど練習をする間もなくその日の部活は終了した。
声には出さなかったが皆が律の様子がおかしいことに気がつきいてきた。
>
>>310 ウチの期待の新人だからな!
この前投下された作品も即効でwikiに編集したぜッ!
あずにゃんはいじっぱりとなまいきのどちらがニアッテマスカ?
なぬ……終わっていたか……
まあSS書くのってなかなか難しいしな
>>310 ギー助の話は日常系と見せかけていつの間にか壮大な話になるよな
他にも最近の人たちのSSはクオリティ高いから見てみるといいよ
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 01:38:15.64 ID:TdrYvDhkO
ギー助面白い。
他の物語はつまらん。
>>313 究極の決断……
俺的にはいじっぱりだと
明日から週末というだけで、普段に比べて学校全体が
マシュマロみたいにふわふわ浮ついている。
それとは対照的に、浮き足立っている律の姿があった。
律は昨日を境に平静を装うことが出来なくなっている。
授業中もぼーっとしている時間が以前にもまして増え、勉強どころではい。
それは唯や紬の目から見ても一目瞭然だった。
部活にも身が入らずにいつもなら起こさないようなミスを連発した。
律のドラムから鳴らされるリズムは遅れ気味だった。
今日も様子の変な律に、澪が声をかける。
「どうした?また具合悪いんじゃないのか?あれだったら――」
「ゴメン、何でもない!次からは気をつけるから!さ、続けようぜー」
律としてもここで帰宅するわけにはいかなかった。
こうしてこのメンバー達と一緒に過ごせるのもあと少しなのだから。
「無理だけはするなよな」
昨日から律が少しおかしいので澪は律を労わる言葉をかけた。
「ありがと。よし、もう一回サビの始めからいくぞ!」
澪の気持ちを察した律もいつものように茶化さなかった。
その後はいつも通りのスティック捌きを披露し、そのままこの日の練習を終えた。
律は寄り道もせずに自宅へと直行した。
「今日も言えなかったな……ヤバいぞ、本格的にヤバい。もう時間無いじゃん……」
律は気を紛らわすためにまだ完結していない漫画を読むことにした。
「こんな時、兄貴ならどうする……?」
平沢家ではのび太が久しぶりにドラえもんと連絡を取り合っていた。
憂は夕食の買出しへ行っており、唯は久しぶりに買い物に出かけている。
「それで、何か分かった?」
「うーん、それがねぇ――」
内容は現時点ではドラえもん側から施す術は無いということであった。
のび太の正確な位置も補足していないので、救出に向かうことはほぼ不可能に近いからだ。
先にのび太側から何らかのアクションを起こせばそれが引き金となり、
場所を特定する事に繋がる可能性があるとドラえもんは伝えた。
「そう言われてもなぁ……難しいことはよく分からないや」
「僕も考えるから君も何か考えておいてくれ。どうせ何もすることがないんだろう?」
「失礼な!僕だって……言われて見れば最近何もしてない気がしてきた……」
「だろうね。とにかく君はこのままじゃ帰って来られないんだから頑張ってくれよ」
「分かってるよ」
始めこそ勤勉に生活していたのび太ではあったが、日毎に本来のルーズさを
着実に取り戻してきており、部屋も散らかってきた。
「何かあったらそっちから連絡してくれ。しずかちゃん達も心配してるんだぞ」
「うん……分かった。じゃあね」
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 01:50:19.57 ID:TdrYvDhkO
ギー助以外はなんつーか、駄目オタクだな・・・
のび太はここにきて初めて自分が元の世界に帰れなかった時のことを想像してみた。
唯や憂とずっと一緒に暮らすわけにもいかないということは分かっていたが、
こちらの世界に愛着がわき始めているのも事実だった。
のび太はとりあえずひみつ道具の確認でもしようかと思ったが面倒になり断念した。
買い物に行っている憂が帰ってくるまで時間があるので、
のび太三大得意技の一つでもある、あやとりをすることにした。
「うーん……腕が鈍ったかな……薬指が上手く動かないじゃないか」
のび太はエッフェル塔を作るのに時間がかかり過ぎたのでぼやいた。
憂が買い物帰ってきた後、のび太は持ってきた道具を見直してみることにした。
「本当に使えそうな道具が無いなぁ……なんだこれ?」
鞄から出てきたのはのび太にはあまり見覚えの無い道具ばかりだった。
「この石ころみたいな道具何だったかなぁ……あまりいい思い出が無い気がするけど」
石に赤いスイッチがついている道具をポイと床に起いて確認作業を続行した。
「小型のロケットに何かついてるな……あと、これはムチ?何に使うんだろう?」
ドラえもんはひみつ道具を適当に置いていったので、名前も使い方も分からない。
記憶を頼りに道具を手にとっては置くという作業が続く。
「この粘土は、確か……どうぶつ粘土だったっけな? 役には立たないよね……」
作った動物が自律行動をするという奇妙奇天烈な粘土は、今ののび太には不要だった。
「この調子じゃ使えそうなのは無いだろうなぁ。どうしよう……」
のび太はタイム電話意外に使えそうな道具が無いと判断して作業を中断した。
憂がいる1階へ向かうために階段を下って行った。
その時、唯がちょうど帰ってきたことにのび太は気がついた。
「唯ちゃん、おかえりなさい」
「ただいま〜。暑い〜」
「おかえり、姉ちゃん。麦茶冷えてるよ。」
気の利く憂が冷えた麦茶を唯に差し出した。
「ありがと〜。あ、 りっちゃんからメールだ。」
――あした日曜だけど午前中だけ学校で練習しない?――
軽音部全員に律から練習のお誘いメールが着ていた。
「え〜と……うん。私は、行けるよ……っと。」
「律さんって、練習熱心なんだね」
「あれ?そうだったっけ……?」
結局、律の提案がそのまま通り、翌日全員が音楽室に集まることになった。
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 02:00:16.90 ID:TdrYvDhkO
>>322 聞いて下さい!
このスレでギー助くんが暴れて大変だったんです!
それだけです!
眠くなったけぇ今日は寝るわ。いやマジで。
まさしくまさしくん!
保守よろしゅう頼みますわい
俺も寝る
誰か保守してくれるだろ
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 02:10:27.70 ID:TdrYvDhkO
保守
ギー助出てこいやあああああああああああああああんあああいあい!!!
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 02:13:15.69 ID:TdrYvDhkO
ギー助降臨しないかなあ
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 02:17:06.16 ID:TdrYvDhkO
はやく物語を書け、ギギギギギギィ助
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 02:22:03.95 ID:TdrYvDhkO
僕はただギー助くんを探しに来ただけだ、ギギギギギ
332 :
目次@携帯 ◆index/9a7s :2009/08/10(月) 02:36:10.24 ID:haOzQd8qO
べ、別に落ちてほしくないから保守するんじゃないんだからね!
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 02:56:40.38 ID:9vmIdkS4O
ほしゅ
澪「誰もいない…うんたん、しちゃおうかな…」
澪「う、うん、たん、うん、たん…は、恥ずかしい!」
保守
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 03:04:52.09 ID:9vmIdkS4O
澪「でも…うんたん…うんたん…楽しい…!」
澪「けっけどただうんたんするだけじゃ駄目だな…」
澪「よし…
>>339でも使おうかな」
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 03:22:06.81 ID:9vmIdkS4O
律「あ、瞳を閉じてがある、懐かしいなー再生再生!」
澪「お待たせり―」
♪職に〜就けぬニート、釣りにマジレ〜ス〜♪
澪「…」
律「澪…このスレを閉じてって替え歌は…」
澪「ひっ人のPCを勝手に使うな…」
律「他にもVIP STARとか初音ミクとか…」
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 03:26:58.65 ID:9vmIdkS4O
澪「律、友達でいてくれるなら今見た情報はすべて消去してくれないか…」
律「やたらG数を消費しているDドライブには―」
澪「人の話きけー!そしてDはやめてくれ!私の人権にかかわる!」
律「なになに…Ritsuフォルダ?」
カチッ
律「私がお風呂に入ってる画像…自宅の…いつ…誰が…どうやってとったんだ?」
澪「だから見るなって」
律「ん?なんだこのフォルダ」
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 03:29:43.50 ID:9vmIdkS4O
律「ガチムチパン―」
澪「いやあああああああああ!」
律「澪、安心しろ」
澪「律…?」
律「友達でいるも何も私たち最初から友達じゃないし!」
澪「………あ、とっかー!あたしバカだからきぢゅかなかったー」
あははは
終幕
木魚
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 03:40:18.66 ID:9vmIdkS4O
澪「よし…木魚とこのちーんで」
澪「うんたん」
ぽんぽん
澪「うんたん」
ぽんぽん
澪「うんたんたん」
ちーん
澪「…」
澪「すごくいいかも♪」
律「いやよくないだろ」
澪「…へ?」
唯「みっ澪ちゃん…」
梓「澪先輩…」
紬「くすくす…」
澪「死のう…」
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 03:44:59.17 ID:9vmIdkS4O
寝よう…
澪の扱いが最低な駄SSを2つも…ごめんなさい><
ホシュレにしとくべきだった…
とりあえずほしゅ
梓「にゃー」
粘土でムギちゃんつくろうとしたら邪神になったの巻
おやすみなさい
またまた寝落ちしてしまった・・・
唯「なんかギー助について色々書いてあるね」
憂「ギー助っておねぇちゃんのギターケースについてるギターのキーホルダーでしょ?」
唯「ちがうよ、ギー助はギー太の弟で澪ちゃんのベースのいとこで
あずにゃんのギターとは異父母の関係なんだよ」
憂「なにそれこわい」
それだけ期待されてるって事だよ
幼女が…書きたいです…orz
後頭部が何だかチュクチュクしちゃう
なにも考えられない…なにも…
ムッギちゃんっはねっ♪
タックアンがだっいすっきほんとだよ♪
まいにち まいにち あさはいつもひとり
となりに つむぎがいるけどなんだかさびしいよ
おい…いるんだろ?
俺にはわかるんだ…出てこいよ
へっへ…このスレの魔獣どもはこれをすれば必ず出てくるんだ…!
十分レスがなければ紬とデートできるッッ!!!!!
唯「おめでとう!麦茶さん!」
梓「ムギ先輩とのデート、楽しんできてくださいね」
そう言って、梓は音楽室のドアを閉めた
律「…誰も、来なかったな」ポン
麦茶「そうか…俺は止められたくないと思う反面、どこかで止めてくれ!と思ってたが…」
律「まぁ…これで念願のムギとデートだ、頑張れよ」
麦茶「りっちゃん…いつにも増して優しいな…うん、ムギちゃんとイチャイチャしてくるよ」
律「何を言うんだ、私はいつも優しいよ」
麦茶「えぇー…そんなのりっちゃんのキャラじゃないよ…」
ボグッ!
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 07:37:51.15 ID:YWuwcWxEO
<●><●>
>>354 澪「これも・・・やさしさなのかもな。あぁ、恥ずかしい」
いつになく人がいない予感
投下しようかな
舞
・・・と思ったらトリップ付け忘れてしまった
8時から投下開始しようと思います
>>355 また視姦オールスターズの流れか
六話の澪ちゃんの気分だ…
>>358 きたい
と思ったらもう少しで出社時間じゃないかちくしょう
>>359 <●><●>ハァハァ
<●><●>ハァハァ
<●><●>ハァハァ
<●><●>ハァハァ
<●><●>ハァハァ
<●><●>ハァハァ
<●><●>ハァハァ
<●><●>ハァハァ
<●><●>ハァハァ
今日も会社の門をくぐるときに仮面ライダーっぽく社員証を出して抜ける仕事が始まるお…
【けいおん×春合宿】
第1話「合宿決定」
コンサートの前座、ホームページ作り。今年に入ってから軽音部は大忙しだった
だが、今はもう3月の下旬。明日で学校も終わりである
音楽室の窓辺で、律はなんとなく外を見ていた。温かい日差しが気持ちいい
「あぁ・・・もう春か・・・」
唯が近づいてきた
「どうしたの?りっちゃん」
「春だよな・・・・」
「それは私の頭の中がってこと?」
「唯、お前の頭の中は『ギ―太でいっぱい!』だろ」
「そうだったね★テヘッ!」
と、返してみたものの、律はそのまま窓の外を見続けている
「・・・りっちゃん元気ないね」
「あたしたちもう3年になるんだぞ。3年生・・・・」
そう言って、また律は窓の外を向いてしまった
唯はテーブルに戻って行った。ムギがちょうどティータイムの用意を終えたところだった
「りっちゃん隊長!紅茶が入ったでごわす!」
「そうか・・・今行く」
ムギ、澪、唯、梓が座っているテーブルに向かって、律がふらふらと歩いてきた
「どうしたんだ・・・律らしくもない」
澪が心配そうに律の顔を覗き込む
「なぁ澪・・・・」
「なんだ律」
「・・・なんでもない」
「なんでもないことはないだろ」
「じゃぁ、抱きしめて」
「・・・・は?」
「寂しき乙女を抱いてくだされ」
「・・・ホントにどうしたんだ?」
澪だけでなく4人全員が律を不安そうに見つめていた
「もしかして5月病!?」
ムギが思いついたように口にした
「今はまだ3月ですよ、ムギ先輩」
「じゃぁ3月病か」
澪はそう言いながら律のおでこに手を当てた
「・・・熱は無いみたいだし」
「澪の手、あったかい」
「そうか、よしよし」
澪は律の頭を軽くなでてやった
「りっちゃんだけずるい〜」
「はいはい」
開いていた手で澪は唯の頭もなでてやった
支援しながら仕事へ行く
昼になったら読むよ
突然、律が口を開いた
「なぁ、春休みはみんな何するんだ?」
「う〜ん、また新しい歌詞でも考えようかなぁ」
「とくにありせんわ」
「家でアイスいっぱい食べるぅ。あと、ギ―太とたくさん遊ぶっ」
「私も家でギターの練習でもしようかなって思ってます」
みんなの返事を聞き、律がはぁ、と息をもらした
「みんなといっしょにいたいなぁ」
しばしの沈黙が続いた。そして、その沈黙を澪の言葉が破った
「春合宿。するか」
「みおっ!愛してるっ!」
澪の言葉を聞くや否や律の目に火がともり、澪に抱きついた
「あっ、こらっ!」
「いいじゃんいいじゃん、ちょっとだけ」
こうして軽音部の春合宿が決まった
温かい春の陽気。その中でさっきと変らず5人はまた、うとうとしながら紅茶をすすり始めたのだっ
た
「ムギちゃんがいれてくれた紅茶はやっぱりおいしいや」
「そんな、照れちゃいますよ」
「あ、ミルキャラコーヒークッキーとるなよ、唯」
「ごめ〜ん、じゃこれ食べちゃお」
「唯先輩!私のムギチョコ入りぱふぱふチョコパイ取らないでくださいっ」
「ぶひ〜っ、あずにゃんまでっ!」
「唯先輩はお菓子食べすぎなんですよっ。もう10個も食べてるじゃないですか」
「だってぇ、食べても太らないし〜」
4人が声をそろえて
「うらやましい」
と言ったのはいうまでもない
第2話 「ハワイ?グアム?春合宿はリゾート気分!?」へ続く
支援
>>365 紬「お仕事、がんばってきてくださいね」
支援ありがとうございます
第2話は今日の夜に投下する予定です
そろそろ私も仕事に行ってきます。でわ
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 08:42:09.18 ID:YWuwcWxEO
40分和
甘いわ
……30分和
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 09:31:12.71 ID:KyU/onXDO
唯「たんぺん!」
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 09:31:59.49 ID:KyU/onXDO
唯「私……けいおん部のみんなに虐められてるの…」
憂「よくもお姉ちゃんを!」
憂は台所から包丁を持ち出した。
そして唯を虐めていたけいおん部のみんなを切り刻んだ
憂「お姉ちゃんは私のもの…」
おしまい。
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 09:34:32.29 ID:KyU/onXDO
紬「この紅茶をどうぞ♪」
唯「なんか変な色してるよ?」
律「匂いも変だし…」クンクン
紬「いいから♪いいから♪」
唯律「ゴクゴク…」
唯「んっ…なんかムラムラするよぉ」
律「唯……」
唯「りっちゃん……」
唯律「ちゅぱちゅぱ…」
紬「ふふふ…」
おしまい。
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 09:37:38.60 ID:KyU/onXDO
唯「りっちゃん!いつまでこんなことする気なの!?」
唯の手足には鎖が繋がれて固定されていた。
律「かわいいなぁ唯は。このままここに一緒にいような!」
唯「嫌だよ!ここから出して!」
数ヶ月後……
唯は死んだ。
白骨化した体にはまだ鎖が繋がれていた。
律「唯…ずって一緒だぞ」
おしまい。
…昨日深夜に書いた駄作が今更読み返すとやっぱりヒドい…
おはよう 投下再開するかの
今日は朝から暑かったが、空気が適度に乾燥していて不快指数はそこまで高くない。
朝寝坊をして遅刻しかけている唯が小走りで学校の階段を駆け上がっていた。
「ギリギリセ〜フ!」
「唯、もう少し時間にゆとりををだな……」
唯が予定時間ぴったりに音楽室に入ったところで軽音部のメンバーが揃った。
「まあでも、唯ちゃんも一応間に合ったわけだし」
ここで心優しい紬が唯を庇い立てた。
「うーん、ま、それもそうだな。とりあえず全員集まったというわけだ」
そう言って澪は律に視線を向けた。
「いやー、みんな悪いねー。無理言って私のワガママで付き合ってもらっちゃって!」
律は今日集まってもらったことに対しての侘びを入れた。
「そんなことないですよ!律先輩が練習に目覚めてくれて私嬉しいです!あとは……」
梓が少々興奮気味に言って唯の方を一瞥した。
「え? 私?私も一生懸命練習してるよ。家で!」
「ならいいんですけど……」
梓はまだ完全に納得しきっていないのが表情から見て取れる。
律はドラムを叩いている間ずっと迷っていた。
昨日全員にメールを一斉送信した時は明日こそはと決意を固めてはいたが、
今のところ言えそうな雰囲気ではないと思い、逃げの姿勢を貫いている。
そうしている間にも刻一刻と練習終了時間が迫ってきた。
「そろそろ時間だな。今日はこの辺で終わりにしよう」
澪が時間通りに練習をストップさせた。
練習の質だけは良く、律のドラムテクニックだけが上がった。
休日に自分から召集をかけて皆に集まってもらい、あえて逆境を作る作戦に出たが、
最終的に不発に終わってしまい、律はより一層気を落とした。
「じゃあ私は鍵返してくるから先に帰ってて。じゃあまた明日!」
音楽室に施錠し終えると、律はそう言い残して一人事務室へ向かった。
鍵を返して事務室から昇降口へ帰る途中、合唱部の顧問として学校に来ていた
さわ子と偶然鉢合わせになった。
「あ、さわちゃん……」
「もうみんなには言えた?」
律は力なく首を横に振ることしか出来ない。
「なるほどね……ところで今から時間あるかしら?」
「……え?ああ、うん」
「少し付き合ってもらうわよ」
「はい?」
どうやらさわ子は律をどこかに連れて行こうとしているらしい。
律は校舎の裏にある職員専用駐車場まで連れてこられた。
さわ子はご自慢のサルサレッド色のニュービートルの前に立ち、
「さあ、乗ってちょうだい」
と言って助手席のドアを開けた。
律はさわ子の言われるがままに車に乗り込んだ。
さわ子の粗い運転に不安を抱きつつ律は車の中で外の風景を眺めていた。
車内にはさわ子の趣味らしい際どいハードな曲が流れている。
銀閣寺の近くまできていたので外国人観光客の姿が多く目に映るようになった。
さわ子はそのまま近くの駐車場に車を止めた。
「着いたわよ!」
「どこへ行くんだよー?さわちゃん」
「いいからいいから」
さわ子は律の背中を押して歩き始めた。
哲学の道を通っている最中、さわ子にもう一度どこへ行くのか尋ねたが、
さわ子はそろそろ着くとだけしか答えてくれない。
何分か歩いたところで唐突にさわ子が立ち止まった。
「ここよ!」
自信満々にさわ子が東の方角を指差した。
「おいおいおいおい、山登りでもするつもりか?」
「その通り!」
律は何故だかさわ子と共に如意ヶ岳、通称大文字山に登る羽目になった。
「あ〜、暑いわねぇ。もう疲れたわ……」
「自分から誘っておいてそりゃないだろ……でもホントあっついわ」
山道は案外開けていており一個団体で優に登山できる広さであったが、
何分この暑さなので登山客は疎らだ。
律はこの時、さわ子の行動の意図がよく分からなかった。
その後も二人は暑い暑いと文句を付けながらも、小一時間かけて頂上付近に到達した。
「や、やっと着いた。はぁ、疲れた……」
「そ、そうね……それより、りっちゃんこっちよ!」
1、2分歩いたところでようやくさわ子の言う目的地に着いた。
「おー!」
そこは京都市街が展望できるスポットだった。
平たい大地の奥には山並みもよく見える。
「私はちょっと疲れたから向こうで休んでおくわ……」
さわ子は日頃運動していなかったので相当身体にきていた。
律はその後も長い間その光景を眺めていた。
さわ子はそんな律の様子に少し離れた場所から視線を向けていた。
「まだ足が言うことを聞かないけど、そろそろ帰るわよ」
ある程度休んだ所でさわ子は律まで聞こえるよう少し大きな声で律に下山を促した。
「分かった。今行くー。ていうかまた歩くのか……」
下り坂は上り坂よりも膝に負担がかかるとよく言うように、
二人とも無意識に上る時よりも長く時間を費やした。
登山口から駐車場までの距離も結構あったのでさわ子の足は限界に近づいていたが、
どうにか駐車場までたどり着いた。
「思っていた以上にキツい道のりだったわね……」
「そ、そうだな……」
「もう、こんな時間……帰りましょうか」
二人は車に乗り込み、さわ子は愛車を発進させた。
さわ子の体力と比例しているのか、赤いビートルは鴨川沿いを北へ、
往路よりも随分ゆっくりと走っている。
はじまってるぅぅ!
仕事しながら支援
「なー、さわちゃん、どうして私を山登りなんかに連れて行ったんだ?」
律がずっと気になっていた事を尋ねた。
「それはね……私達二人だけの思い出作りの為よ!!」
さわ子は急におどけて見せた。
「何じゃそりゃ」
律は物凄く久しぶりに人にツッコミを入れた。
車内にはさわ子のフェイバリット『Thank you, my twilight』がかかっている。
「本当はね……りっちゃんに故郷の姿をしっかり目に焼きつけてもらいたかったのよ」
「さわちゃん……」
さわ子はさっきとは一変して真面目な顔をして律に伝えるべきことを伝え始めた。
「この場所はあなたが必ず帰ってくる場所よ。私もここでりっちゃんの帰りを待ってる」
「うん……」
律がか細い声で相槌を打つ。
「後のことは私に任せなさい!意地でも何とかしてみせるから」
「でも……私に言えると思うのか?」
「私からみんなに言うつもりは無いわよ。約束したものね」
律は何も言えずに少しの間BGMだけが車内に響いた。
「奇跡って起こらないのかな……?」
「うーん、それはりっちゃん次第なんじゃないかしら?」
「私、次第?」
「あとはみんなを信じることね。そうすれば絶対にみんなもそれに応えてくれるはず」
「そう……だよね……」
律はもう殆ど泣きかけていたが必死に堪えている。
「前途有望な若人よ!下を向くな!前を向け! 足元には必ず道はあるんだから」
「う、うん……さわちゃん、ありがと……私、明日、必ずみんなに言うよ」
こういう時に限って律は不思議と頭が働いた。
強烈な西日が鴨川を背に二人を乗せたビートルを照らしつけているので、
運転手席側からは自分の表情は逆光でよく見えないだろうと。
泣いている姿をさわ子に見られたくなかったので、律は心の中で夕日に感謝した。
さわ子は律の震えた声だけで泣いていることには気がついてはいたが、
それ以上は何も言わずアクセルを吹かした。
今日は五日ぶりに真夏日となり、茹だるような暑さが京都全体を覆っている。
空調の利いた教室内は、唯のようなクーラー嫌いの人間以外には
とても快適に勉強する環境が整っていると言える。
クーラーとは関係なく、律は久しぶりに落ち着いていて授業を受けることが出来た。
一度覚悟を決めてしまえば、人は冷静になれるものだと知った。
クラスメイトには悪いが、軽音部で先に告白すると律は決めていた。
ついにその日の授業日程は全て終わっので律は唯と紬と共に音楽室へ向かった。
先に澪と梓の姿があったが、そこにさわ子の姿は無かった。
律は今日こそはさわ子の信頼に応えようと誓った。
同時にそれがさわ子の為ではなく、自分達の為であるという実感がわいてくる。
天「おはようございます」
あくびをしながら私はあいさつした。
唯「おは〜澪ちゃん」
律「やぁ 澪」
梓「おはようございます」
紬「おはようございます♪」
みんないつものようにあいさつを返してきてくれた。よかった、まだ私にも居場所はある。
天「さぁ、お菓子〜」
紬「は〜い どうぞ」
なぜかは分からないけど胸がドキッとした。
でもこの気持ちはきっと大事なんだと思う。
天「今日はブルーベリーかぁ」
紬「おいしいわよ 我ながら手作りなのよ」
なんだろう・・・この胸の高鳴りは・・・
「全員揃ったな。じゃあ早速……」
「ムギちゃん、ケーキ!!」
「はい、今日はイチゴのショートケーキよ」
澪が練習開始の合図とろうとしたが、唯が強引に皆を放課後ティータイムへと誘う。
いつもと何も変わらない日常、それはいつも律が臆病風に吹かれる最大の原因だった。
だが今日は一味違う。
やっぱり軽音部はこうでなくっちゃと律は思い、
最後の決意を決める為に右頬をパチンとはたき、自分に渇を入れた。
「よーし、みんな食べ終わったな?実はみんなに話さなきゃいけないことがある!」
「先輩どうしたんですか?」
梓がそう尋ねる横では、最近の律の様子を一番心配していた澪が
どこか不安そうな顔をしている。
「いきなりだけど最後まで私の話を聞いてくれ」
「なになに〜?」
唯は興味津々に立ち上がったばかりの律を見上げている。
「え−、この度、わたくし田井中律は、一身上の都合により渡洪することになりました」
「おい、律!お前一体何を言ってるんだ?渡洪って何なんだよ?」
澪が至極普通の反応を見せた。
他の四人も、漫画なら頭上に?が描かれているであろう顔をしている。
「この前調べたらホンジュラスって漢字で洪都拉斯って書くみたいなんだよね……」
「ホンジュラスってお前……本気で言ってるのか?どうせ何かの冗談だろ?」
澪以外の三人は、律と澪の会話を理解しようとするだけで精一杯だった。
「冗談じゃないんだわこれが……本当はもっと早くに言うべきだったんだけどさ……」
「あ!分かった。旅行だろ?クーデター起きたばかりだから気をつけて行ってくるんだぞ」
「ゴメン、澪……旅行じゃない……この場合、移住って言った方が分かり易いかな?」
「……じゃあ勉強が忙しくて合宿に行けないっていうのも?」
「そういういうこと……今まで嘘ついてて悪かったな」
律は今までに澪にも見せたことのない程真剣な顔をしている。
その表情で律が嘘や冗談を言っていないと澪は悟って膝から崩れ落ちた。
そんな澪を見てようやく三人も律が本当の事を言っていると気がついた。
唯はのび太が部屋に現れた時の五倍は驚いている。
↑の日にち6日だわ
何回も間違えてるなぁ
澪達に申し訳ないと思いながらも律は出来る限り感情を抑えながら
淡々とこれまでの経緯を説明していった。
両親がダルフール紛争の難民救助に行くこと。
その間は自分と弟の聡はホンジュラスにいる親戚の家に預けられること。
自分達もこのことを知ったのは二週間程前であること。
紛争が一段落するまでは向こうで暮らすということ。
だから今年度卒業できる可能性は殆ど無いということ。
律がここまで説明した時に、澪が口を開いた。
「……それで、いつなんだ?」
もちろん出国する日を尋ねたのだと律はすぐに察したが、一瞬言葉にするのを躊躇った。
「……明後日の夜」
「律、色々といきなり過ぎるぞ!何か変だとは思っていたが!こんな大事な事を!」
澪と当人の律以外の三人は律のリアルな説明を聞いている時から既に泣いていた。
「ゴメン……何となく気づいてたのか……」
「当たり前だろ?私が何年お前と一緒にいると思ってるんだ?」
「えっと、幼稚園からだから……」
「数えんでいい!!」
「痛ってー、何も殴らなくても」
何故か二人はいつものコント調の会話が成立していた。
両者とも無理をしているのは誰の目にも明らかだったが、
そのお陰で唯達をほんの少しだけ元気付けた。
「明日、ここで律の送別会をしないか?」
本当は今一番辛いはずの澪が唐突にそう提案した。
「……え!?明日?」
「明後日だったら時間無いんだろ?」
「いいわね……私は賛成……」
紬が最初に賛成して、その後唯と梓もどうにか喋れるようになり賛成の意を示した。
律はその事に対して素直に礼を述べた。
奇しくも明日は年に一度の七夕。
とりあえず七夕風でいくということだけが何となく決定した。
澪が今からじゃ時間も無いし今日の練習はここまでだな、
と言ってこの日の練習はここで中止という事になった。
勿論、この件を全員納得している訳が無かったのは分かってはいたが、
律は自分の告白は全て終わり、少しだけ肩の荷が下りた気がした。
澪は相当無理をしていたのであろう、
「私が適当に笹持ってくるから各々何か適当に持ってきてくれ」
とだけ言って一足先に音楽室を後にした。
今は澪を一人にさせておくべきたと思い、あえて誰も後を追わなかった。
律は昨日さわ子と別れた後に自宅で何度も脳内シュミレーションを繰り返していたので、
上手く首尾した方だと思ったが、澪の行動だけは想定の範囲外だった。
律としてもやれるだけのことはやったので思い残すことがあるとすれば、
全て明日と明後日にぶつけようと考えた。
必殺「朝から昼寝」してたら始まってた
唯は浮かない表情のまま帰宅した。
「ただいまぁ……」
家では憂とのび太が唯の帰りを待っていた。
「おかえり、どうしたの?お姉ちゃん」
憂が真っ先に唯の異変に気がついた。
「うぅ……りっちゃんが、りっちゃんが」
「え?律さんがどうかしたの?」
唯は律が明後日ホンジュラスへ行ってしまう事を泣きながら説明した。
「律さんいなくなると……寂しくなるね……」
「え?どうしたの?」
憂には聞き取れたがのび太は唯が何を言っている意味がよく分かっていなかった。
「お姉ちゃんのお友達が外国に引っ越しちゃうんだって……」
「そ、そうだったのか……」
のび太は暫く考えてから、唯を元気付けようと考えた。
「唯ちゃん、元気出して。その友達にはまた会えるじゃない」
「でも……どこか遠い国に行っちゃうんだよ」
「何も別の世界へ行くわけじゃないんだ……僕みたいにね」
>>397 キートン「まる子、それは昼寝ではない」
「のび太君、もう帰っちゃうの!?」
「まだ帰る方法が分からないけど、その時がきたら僕は元の世界に帰らなくちゃ」
「そうだよね……」
自分に言い聞かせるように唯が頷いた時、憂も寂しげな顔を浮かべていた。
そのことにのび太もようやく気がついたようだ。
「なんか余計しんみりさちゃったね……ごめん」
「あ、晩ご飯もうできてるんだった。早く食べないと冷めちゃうよ」
気を利かせた憂が玄関先にいる二人をリビングの方へ導いた。
三人は重い空気が漂い続けるなか夕食をとった。
「そうだ、明日りっちゃんを送る会があるんだった」
「そうなんだ。学校であるの?」
「うん。そういえば澪ちゃんが笹でも持って来るって言ってた」
そこで憂は明日が七夕だということを思い出した。
「お姉ちゃんは何か持っていかなくていいの?」
「う〜ん、折り紙の飾りつけは間に合わないよね……」
唯お得意の折り紙は広い教室を飾るには時間がかかり過ぎてしまう。
何を思ったか、のび太がいきなり立ち上がった。
「いや、みんなで作ればすぐに終わるよ!」
「そうだね。お姉ちゃん、頑張ろう!」
憂もその提案に快く賛同した。
「ありがとう。じゃ、みんなで作ろう」
「――ふぅー、これをテープでくっつけたら終わりだ」
三人で協力して作ると、思いの外早く作業は終わった。
「よく考えたらこれ、学校に持って行くとしたら大変だね……」
全て作り終えてから憂が折り紙の量が多いことに気がついた。
「大丈夫!何としてでも持って行くから!まだまだ余裕があるくらい!」
帰宅後、初めて唯が元気良く喋ったのでのび太もようやく安心した。
「なら、僕からも何か……」
と言って、のび太は使えそうなひみつ道具を取りに部屋に二人を連れて行った。
「手品だと思って何か持っていってよ」
のび太は乱雑にひみつ道具を床に広げて見せた。
「何これ?」
「実は僕にもよく分からなくて……この粘土の使い方が分かってるんだけなんだ」
「普通の粘土に見えるけど」
「この粘土で動物を作るとその動物が動き出すんだ。それだけなんだけどね」
「ホントに?面白そう!だけど、みんな驚いちゃうかな。あ!これは?」
そう言って唯はロケットの形をしたひみつ道具を指差した。
「それ何だっか思い出せないんだよねぇ。たぶん飛ぶんだと思うけどな〜」
「何だか分かんないけどすごい!」
「これって……」
その道具を見た瞬間、憂が小さく呟いた。
「ん?何かついてるよ?これ何なのかな?」
唯は道具の付属品に目をとめた。
「たぶんだけど、それ……短冊じゃない?」
そう答えたのはのび太ではなく憂だった。
「ホントだ。そうかも知れない。憂ちゃんよく分かったねぇ」
「うん、大きさとか形とかでなんとなく……」
「でも明日の七夕にはぴったり。これ持っていっていい?」
「もちろん!」
のび太は二つ返事で了承した。
唯とのび太は憂の歯切れが悪かったことには気がつかなかった。
「律さんもだけど、お姉ちゃん……大丈夫かな?それにあのロケット……」
憂は自室に戻ってからも先ほどの道具について考えていた。
「なーんか引っかかるなぁ……でも、そろそろ寝なきゃ」
憂いはおもむろに立ち上がり蛍光灯の灯りを消した。
この日の京都は久々の曇り空で太陽が雲に隠れてしまっていたが、
午後になると雲が少し薄くなってきた。
「さて、飾りつけはだいたい終わったな!」
昨日とは打って変わって調子の良い声で澪が部屋の飾り付けの指揮をとっている。
「何で私の送別会なのに私まで手伝わされたんだよー?」
先ほど帰りのHRで、クラス全体に激震を与えたばかりの律が澪に文句をつけた。
「そのお陰で早く済んだんだ。いいじゃないか」
「なーんか納得いかないんだけど」
とは言いつつも、律は澪が割と元気に見えたので内心少しホッとしていた。
唯が持参した大量の折り紙、紬の持ってきたお菓子をメインとした豪華な食品群、
梓の持ってきた変装グッズ数点、そして澪がどこからか持ってきた笹の木で
音楽室は華麗に変身を遂げた。
「まさに、大改造!!劇的ビフォーアフター SEASON Uって感じだな」
「はい?」
「なんということでしょう……」
残念ながら律の例えは紬には伝わらなかった。
律が一人でつぶやいていると誰かが音楽室に入ってきた。
「遅れてごめんなさいね。あら?良かった。まだ始まっていないようね」
準備完了の時を狙いすましたようなタイミングでさわ子がやってきた。
「さわちゃん、わざとだな……」
「さぁ何のことかしらね、さぁ、始めましょうか」
「えっと、僭越ではございますが、乾杯の音頭をとらせていただきます……」
梓が手にメモを携えてそれを読みながらぎこちなく妙に堅苦しいスピーチを始めた。
「り、律先輩の今後のご健勝と、ご発展をお祈りいたしまして、乾杯」
全員の乾杯という声が部屋に短く響いた。
その後、送別会は滞りなく進み、外もかなり暗くなってきた。
「はぁー食った食った」」
律はずり落ちそうなくらい深く椅子に座って腹部を摩っている。
「あずにゃんはそのコスプレいつまでしてるの?」
「今日は特別なんです!分かりましたもう着替えます!」
梓は顔を赤くして着替えに行った。
ふとさわ子が窓の外を確認してから入り口付近に置いておいた物を取る為に席を立った。
「みんなで屋上に行かない?」
さわ子の両手には花火が入った袋が握られていた。
「お!花火か。いいねー。」
「なんだか合宿を思い出すわぁ〜」
紬はかつての夢だった夏の合宿の事を思い返している。
着替えに行っている梓を除いた全員が即座に賛成した。
「ついでにみんなでこれを書かないか?七夕といったらコレだろ」
少し大きめの掌の上に澪お手製と思われる短冊が五枚。
「誰の分とは言わないけど一枚足りないわね……」
さわ子の鋭い視線が澪を襲う。
「べ、別に先生を忘れてたわけじゃ、そ、そうだ!使えそうな紙が鞄の中に……」
「あー!忘れてたっ!!私の分はいいから、それはさわちゃん先生に渡してあげて」
唯が普段は使っていない大き目の鞄からロケット型のひみつ道具を取り出しにかかる。
「やっぱり私のことを忘れていたようね、澪ちゃん……」
「あ、いや……おい!唯が余計なこと言うからだぞ!」
澪は責任転換をしようと試みるが、唯は構わないでロケットを取り出した。
「これで人数分だね!」
「えーと、何これ?」
当然ながらこの奇妙な物体を見て短冊だと瞬時に理解する人間はいなかった。
「空に飛んでいくんだよ!すごいでしょ?」
「あの〜唯ちゃん、説明になってない気が……」
「あ、こっちに短冊がついてるんだよ」
紬の指摘を受けてようやく唯も肝心の短冊を見せた。
「短冊は分かったけど、飛ぶとか言われてもなぁ……」
やはり空を飛ぶという言葉がネックになっていたが、
ともかく笹の木と謎のロケット型ひみつ道具を持って屋上へ上がることにした。
その時、何の前触れも無しに部屋の扉が勢い良く開かれた。
「もう絶対に着ませんからね!」
部屋に入るが早いか梓が全員に対して、金輪際猫の格好をしないと堂々宣言。
「梓、屋上へ行くぞ」
律はそれを軽く受け流した。
「え?」
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 12:25:33.97 ID:4uy/j3A6O
さるったかな?
支援
さわ子が屋上の扉を開錠し、笹の木や花火などが運び込まれた。
夕方から夜にかけて京都一帯を包み込んでいた薄い雲は
疎らに散らばり、屋上からは月と星がよく見える。
だがそこには紬の姿だけが見当たらなかった。
「あれ?ムギちゃんは?」
そこに少し遅れてなるほどバケツと印刷されたバケツを二つ持って紬が現れた。
「水を持ってきましたぁ」
花火を楽しむ上で最も忘れてはならない物を紬は熟知している。
「ごめんなさい、私としたことが、完全に忘れていたわ……」
「ありがとな、ムギ。じゃあ花火の前に、短冊に願い事を書くとするか」
澪から順番にふでペンを回して、一人ずつ短冊に思い思いの願い事を書いていった。
書き終わった紬は笹に短冊をつるしに行き、先に書いた澪と梓の短冊に目をとめた。
「やっぱり澪ちゃんも梓ちゃんも同じ事を書いてるのね」
短冊に書かれた内容は言い回しが少しずつ違っているだけで三つとも同じ願いだった。
律の少しでも早い帰国を願う気持ちは皆同じようだ。
「次は私の番ね」
と言ってさわ子が全く悩みもせずにスラスラと願い事を書いていった。
――クリスマスよりも前に素敵な彼ができますように――
あとは律と唯を残すのみとなった。
律はふでペンを堅く握ったままで、なかなか書き始めようとしない。
何を書くか決まらないわけではない。
「うーん……こうして書くとなるとちょっと恥ずかしいな」
「別に笑ったりしないって」
普段の律と澪の立ち位置が完全に逆転していた。
その横では唯が何を書くべきか必死に考えている。
「ところで唯先輩の持ってるそれ何ですか?」
梓はまだロケット型ひみつ道具を知らなかったので唯に尋ねた。
「空を翔ける短冊!」
「え……」
「でも、これが飛んでいっちゃったら短冊も一緒に飛んで行っちゃうね」
唯の言葉を聞いて律は閃いた。
「なあ、唯。そのロケットの短冊私に書かせてくれないか?」
「うん、いいけど、どうして?」
「誰にも見られないで済むから」
「……飛ばす前に見せて!」
「それじゃ意味無いだろ!」
律と唯が書き終わり、花火をする準備が整った。
「さて、唯ちゃんも書き終わったみたいだし、始めるわよ!」
さわ子の号令と同時に次々とチャッカマンが花火に火を点していく。
学校の屋上から六つの光が暗闇に華やかな彩りを与え、
夜空に煌めく星に負けずとばかりに淡くも眩い光を放っている。
「綺麗ね」
「そうですね」
「打ち上げ花火が無いから、これはその代わりだな」
律がロケット型ひみつ道具を打ち上げた。
空に舞い上がる短冊付きロケットは5メートルほどゆっくりと上昇した後、
急加速して上空まで飛んで行き、すぐに肉眼では確認できなくなった。
そこにいる全員が唖然とした顔をしている。
「お、おい唯、あれは一体何だったんだ!?」
「……さぁ?」
「さぁって……」
律が半ば呆れながら空を見上げ、ロケットが通ったばかりの軌道を目でなぞった。
その後はお決まりの線香花火の流れになった。
線香花火がパチパチと小さな音を発している。
「さっきの短冊には何て書いたんだ?」
澪は先ほどの短冊の件が気になったのでさりげなく律に尋ねてみた。
「それはヒミツ」
「ケチ……本当に明日行くんだよな?」
「うん、まあね」
律は意識して口角を上げ短く返答した。
「正直まだ実感がわかないんだよな……」
澪の持つ線香花火の先端から、松葉の形に似た閃光を放つ小さな塊が
万有引力の法則に従ってぽとりと落ちた。
少し間を置いて律が立ち上がった。
「学校も今日までか……」
「そういえば明日はおじさん達が先に行くのか」
律の両親は明日の正午過ぎに日本を発つことになっている。
その見送りに行くので律が登校するのは今日が最後だった。
まさか…このひみつ道具は…
やべえどっかでみた気がする!バイバインの時だったような…
29 :貴族 ◆ikeda//b/w [↓] :2009/08/10(月) 10:47:11.70 ID:h2m/KzJmP ?PLT(83974)
お試し●くれちゃるわーい
[email protected] nywin01
29 :貴族 ◆ikeda//b/w [↓] :2009/08/10(月) 10:47:11.70 ID:h2m/KzJmP ?PLT(83974)
お試し●くれちゃるわーい
[email protected] nywin01
「私達の出発は夜の11時前なんだけどな」
「見送りに行くよ、みんなで。」
澪が線香花火に火をつけた。
「遠いのに悪いな。お、それが最後の一本だな……」
二人はこの時間に終わりが近づいていることを悟った。
「またここで――」
やっぱ何でもない、と言って、律は言おうとした台詞を中断した。
「変な律」
「うるせーやい!それ終わったら戻るぞ」
自分からこの時間を終わらせることで、けじめをつけようと考えたようだ。
程なくして澪の線香花火は儚く散った。
>>413 もしかしたら原作には出てないかも
アニメオリジナルかな?
生徒会の仕事を終えた和が帰ろうと昇降口から校庭に出てきた。
振り返ると一つだけ明りのついたままの部屋が目に付いた。
「あら?こんな時間まで?」
だいたいの位置から音楽室だとすぐに気づいた。
「ああ、明日律が外国に行くから……」
和はこの件を唯からのメールで他の人より早く知っていた。
和は暫くの間、昇降口に戻ろうか逡巡していたが、校門の方向へ歩き出した。
「結局さよならが言えなかったわね……でも――」
何故かこの時、和は律が案外早く帰って来るような気がしていた。
29 :貴族 ◆ikeda//b/w [↓] :2009/08/10(月) 10:47:11.70 ID:h2m/KzJmP ?PLT(83974)
お試し●くれちゃるわーい 第二弾
M8R-2rdx1h @mailinator.com
nywin02
一方、平沢家では憂が自室の収納スペースから物を沢山ひっぱり出していた。
「確かこの奥に……あ、あった!」
憂は収納スペースの奥の方から何かを発見した。
「やっぱり。でもどうして?」
そこには先ほど律が発射したばかりのロケットに酷似したものが
年季の入った玩具とごったになってしまわれていた。
それを取り出して埃を掃った。
やはりこの小型ロケットにも短冊がついていたが、
そこに何か別の紙も取り付けられていた。
「これは、手紙……」
憂の頭の中で、薄っすらとした記憶がフラッシュバックした。
29 :貴族 ◆ikeda//b/w [↓] :2009/08/10(月) 10:47:11.70 ID:h2m/KzJmP ?PLT(83974)
お試し●くれちゃるわーい 第二弾
M8R-2rdx1h @mailinator.com
nywin02
29 :貴族 ◆ikeda//b/w [↓] :2009/08/10(月) 10:47:11.70 ID:h2m/KzJmP ?PLT(83974)
お試し●くれちゃるわーい 第二弾
M8R-2rdx1h @mailinator.com
nywin02
手紙を読み終わった憂は、ロケットに付属してある短冊にボールペンで願い事を書いた。
その後、のび太に気取られないように玄関を出て、近くの公園へと向かった。
公園は都合よく人気が全くなかった。
憂は開けたスペースを見つけ、そこでロケットを打ち上げた。
ロケットは律の時と同じように物凄い速さで垂直上向きに飛んでいった。
「これで良かったんだよね……」
――のび太君が元の世界に帰れませんように――
成層圏を高速で飛翔する小型ロケットにつけられた短冊にはそう書かれていた。
桜高に下校時間が訪れいそいそと生徒達が三三五五帰っていく。
唯達は律の待つ大阪国際空港に向かう為にバス停へと向かっている。
バス停に着いた時に運よく街へと向かうバスがやってきた。
「あ、これだ。調度いいな」
「澪ちゃん待って!唯ちゃんが遅れてるわ」
唯はのん気に赤く派手な自動販売機でペットボトルのジュースを買って飲んでいる。
「唯先輩何やってるんですか!?バス出ちゃいますよー」
「ごめん、急がなきゃ……あ痛ッ!」
走る為ににと左足で地面を蹴ろうとした時に足が縺れて唯が転倒した。
「唯ちゃん大丈夫!?」
「どうして何も無い所でこけるんだよ……」
澪と紬が唯に手を差し伸べている間に、バスは無情にも次のバス停目指して発進した。
「バス行っちゃいましたね……」
「えーっと、次のバスはいつかな?」
「私のQooオレンジ……」
唯のペットボトルは地面に転がっている。
空け口からは橙色の液体が流れ出ていた。
大阪国際空港4階の展望デッキで、律と聡が滑走路から離陸する旅客機を眺めていた。
二人は両親の乗った飛行機をそこで見送ってから空港内を見て回ったが、
特にすることもなく結局展望デッキに戻ってきていたのである。
「姉ちゃん、あと5時間もあるよ」
暇をもてあました聡が切り出した。
「私からすればあと5時間しか無いって感じだけどな」
律が感慨深そうにして言った。
「日本にいられるのもあと少しだもんね。明日の今頃はまだハワイか……」
日本からはホンジュラスへの直行便が無い。
聡はポケットからホンジュラスへ行くまでの予定表を取り出した。
「大阪を22時45分に出発して、明日の正午調度ににホノルルに到着。そこで
18時55分発ヒューストン行きの飛行機を待つ。出発したら明後日の7時55分に
ヒューストン到着。9時05分のテグシガルパ行きに乗って11時04分に到着っと」
聡は日本時間を基準にしたこれからの予定をざっと読み上げた。
「読むだけでも疲れた……」
「ご丁寧にどーも。それにしても長いな……」
律達はJALとコンチネンタル航空を利用し、
一日半かけてホンジュラスの首都へ向かうことになる。
「ちょっと時間かかるってレベルじゃねーぞ……」
聡が文句をつけ終わると、マナーモードにしていた律の携帯電話が着信を告げた。
「あ、澪からメールだ……色々あって、遅れそう、ごめん、か。何やってんだか」
「澪さんどうかしたの?」
「こっちに来るの遅れるんだって。さてはアイツら、迷ったな」
メールが着て3時間ほど経ち聡の退屈が限界に近づいてきた時だった、
「あ、いたいた。 りっちゃ〜ん!!」
律の名を呼ぶ大きな声が聞こえた。
自然と周囲の人間の視線が唯の方に集まる。
「遅れてごめんね〜。私がみんなに迷惑かけたばっかりに……」
公共の交通機関と相性が悪いのか、唯があの後も電車に乗り過ごしたり、
迷子になったりしたので一行の空港への到着が著しく遅れてしまったのだという。
「気にすんなって。んで、コイツは弟の聡。澪意外は初めてだよな?」
「こんばんは、田井中聡です」
それから律が簡単に軽音部員の紹介をしていった。
「さわちゃん先生はお仕事があるから間に合うかどうか分かんないんだって……」
「そっかー、あの人も人知れず頑張ってたんだなー」
聡を含む一行はさわ子が来るのを待ちながら雑談をした。
長い間雑談をした後、出発時間まで30分を切ったので2階の出発ロビーに降りた。
「さわちゃん先生間に合わないのかな?」
「私ならここよ!」
そこにはさわ子が待ち構えていた。
「さわちゃん!着てくれてたのか!」
「今着いたばっかりなんだけどね……酷い渋滞だったけど無理矢理かっ飛ばしてきたわ!」
「みんな、さわちゃんの車には乗らない方がいいぞ。ホントおっかないから」
自らの体験を基に律が忠告した。
「私達、帰るとき先生に送ってもらう予定なんだけど……」
可愛そうに、澪は早くも怯え始めている。
「車はいい車なんだけどな」
律は三日前の事を思い出していた。
「りっちゃん、先生の車に乗ったことあったんだ」
「えっ、あー、うん前にちょっとな!」
さわ子は少し慌てる律を横目に、すました顔をして車のキーをじゃらつかせている。
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 13:18:42.97 ID:4uy/j3A6O
唯一人で迷惑かけすぎだろww
律達はその後も一頻り他愛も無い話をした。
しかし刻々と飛行機の出発時間も迫ってきている。
出発手荷物検査場では様々な面持ちをした人達が長い行列を作っている。
「姉ちゃん、じゃオレ先に行ってるから。あ、皆さん、さようなら」
聡は邪魔してはいけないと思い、列の最後尾へ向かった。
「そろそろ私も行かないとな……」
律は床に置いておいた少しばかりの荷物に手をかけた。
「最後に謝っておきたい事があるんだよな」
そのまま手にしていた荷物を持ち上げた。
「私のドラムでも無いと練習し難くなるだろ?……ごめんな、みんな」
「気にしないで。私達は大丈夫だから、ね?」
紬が即座にフォローに入るが、律は自分では納得できていない。
「いや、でも!」
そこでさわ子が律の言葉を遮りにかかった。
「りっちゃんが帰ってくるまでの間、私が代わりにドラムをやっておくわ」
「え?でも、さわちゃんドラムなんてできないんじゃ?」
「任せてって言ったでしょ?」
律はまた三日前の事を思い出した。
後の事は私に任せなさい、というさわ子の力強い言葉が鮮明に蘇ってくる。
「それなりに叩けるようになってきたんだから。要は気合よ!」
この所さわ子はドラムを買って寝る間も惜しんで練習していたのである。
非常に近所迷惑な話ではあるが、結果的には律の唯一の心残りは杞憂に終わった。
我慢の限界が訪れたのか唯と梓の額には涙が伝っている。
「お前ら泣くなって、もう二度と会えないわけじゃないんだしさー」
唯はのび太が律と同じことを言っていたのを思い起こした。
だがそれは感情を抑えることには繋がらなかった。
「で、でも〜。ううぅ、りっちゃぁあん!……うぐぅ……」
「律先輩!早く帰ってきて下さいね……待ってます……」
「私も早く帰ってきたいのは山々なんだけど、こればっかりはなー」
「紛争が終わったらすぐにでも帰って来れるのよね?」
困ったような顔をしている律に紬が助け舟を出した。
「そうそう。それなんだよ。紛争のバカヤロー!!ほら、みんな一緒に!せーの」
恥ずかしいから止めろと言って、澪が律の叫びを静止させた。
「まぁともかく、元気でな、律」
「お前もな、澪」
そう言って律は澪の右肩を軽く押し、澪も律の左肩を押し返した。
支援
「というわけで、ドラムの事はさわちゃんに任せたからな」
「ええ。それより気をつけて行くのよ」
「分かってるって。じゃ、みんな、行ってくる!」
律はピークを過ぎて先ほどよりも随分短くなった列に並ぶ。
すぐに順番が回ってきて検査場を通過し、搭乗口へと向かう準備が完全に整った。
後ろを振り返ると遠くで五人が手を振っているのが分かる。
律は手を出来る限り大きく振り返した。
自分の進むべき方角に身体を向き直し、持っていた手荷物を肩に引っ掛けた。
そして振り返ることなく、律は誰にも聞こえない声で一言呟いた。
「あばよ、ダチ公」
現在五人は律と聡の乗った飛行機を見送る為に4階の展望デッキにいる。
「あ、あれかな?」
唯が離陸直後の飛行機の明かりを指差した。
真昼間ならそこから滑走路と離着陸する飛行機が望めるだろう。
だが今は深夜なので飛行機全体を目視することができない。
「そうね、あれがりっちゃん達の乗ってる飛行機だわ……」
紬が加速を続ける飛行機の光から目を逸らさずに唯の質問に答えた。
遠ざかる飛行機の光も徐々に見えなくなっていく。
「律先輩ホントに行っちゃいましたね……」
梓は今でも信じられないといった顔をしている。
今までの事は全部冗談でしたー!ゴメンな!と言って、
音楽準備室にひょっこり現れる律の姿が梓には脳内再生余裕でした。
「ああ……」
澪が少し遅れて力無く相槌を打つ。
「澪先輩?」
「く……りつぅ……何で行っちゃったんだよぉ……グスン……」
意外なことに澪の泣いている姿を見るのは皆にとって久しぶりだった。
澪は律の前では絶対に泣かないと心に誓っていた。
だが律のいなくなった今、澪の涙腺は決壊してしまったのだ。
そんな澪を見てさわ子は昨年、紬から発せられたある一言を思い出した。
――りっちゃんの代わりはいません!――
ドラムで代わりを務めることは本当の意味での律の代わりというわけではない。
それを分かった上でドラムを買ったはずだったのだが、やはり割り切れない自分がいた。
「もうこんな時間!さあ。みんな、帰るわよ!」
自らの不安を断ち切るように、思考を保護者モードに切り替える。
今からは4人を自宅まで無事送り届けることがさわ子に与えられた任務だ。
律と聡は機内の右側の席に並んで座っていた。
一番右の席の律が上体を曲げて窓を覗きこんでいる。
「姉ちゃん、何やってんの?」
「雲の上まで上がってきたから星が綺麗に見えるかなと思ってな……」
飛行機の窓から見た星は律が思っていた程でもなく、
桜高の屋上から見た星空の方が客観的にも主観的にも美しかった。
「今どの辺りかな〜?」
流れをぶった切って聡が疑問を投げかけた。
「日本上空でしょ。30分も経ってないし」
「ですよね〜」
至って冷静な姉を見て聡は少し安心した。
「いつ戻ってこれるのかな……」
「姉ちゃん……」
「って、考えてても仕方ないか。もう寝るかなー!普段ならそろそろ寝る時間だし」
「そ、そうだな。オレはもうちょっと起きてるよ」
律は右手の親指と人差し指で鼻をつまんで一度耳抜きをしてから
配られた毛布を顔まで深く被った。
「おやすみ……」
「ああ、おやすみ」
律は瞼を閉じて聡に気づかれないように涙を流した。
「――みんなまたね」
唯がゆっくり前進する赤いニュービートルに向かって手を振っている。
ビートルは次の目的地である梓の自宅を目指して加速していった。
唯は身体をくるりと反転して数歩歩き自宅のドアノブに手をかけた。
鍵は空いたままになっているので憂がまだ起きてくれているのが分かる。
「ただいま」
靴を脱いでいるとリビングから憂が出てきた。
「お帰りなさい……」
憂の声は明らかに曇っている。
「りっちゃん、行っちゃった……」
「うん……寂しくなるね……」
「のび太君は、流石にもう寝てるよね?」
日常会話中の自然な流れで生まれた質問に対して憂は一瞬目を伏せ、口篭った。
「どうしたの?」
唯は訝しって憂の顔を見つめ続ける。
憂は自分の顔を出来る限り明るい表情に修正しようとした結果、無表情になった。
「のび太君は元の世界に帰っていったよ」
その言葉に唯は鳩が豆鉄砲を食らったように目を丸くして立ち尽くした。
「それ……ホントなの?」
「うん、お夕飯食べ終わった頃に……」
「どうして!?どうして待っててくれなかったの!?さよならも言ってないよ」
必死に食い下がる唯に、憂は手に持っていた一枚の手紙を差し出した。
「何これ?」
「のび太君からの手紙……」
唯は急いで手紙に目を通し始めた。
部屋の主のいない部屋でドラえもんのタイム電話のベルが鳴った。
ドラえもんは既に22世紀から21世紀に戻ってきており、
連日のび太を連れ戻す方法を考えていた。
因みにドラミも22世紀に残り方法を探っている最中である。
「のび太くん、3日ぶりだね。そっちはどうだい?」
「うーん、こっちは異常無しだよ。ちっとも帰る方法が分かんないや」
「僕も毎日色々考えてはいるんだけど……」
万策尽きかけてていることはあえて明言しなかった。
「そう……でも大丈夫さ。僕は元気にやってるしね……って、あれ?なんだ!?」
「ど、どうしたんだい!?のび太君!!」
のび太の異変を察知したドラえもんは声高に尋ねた。
「タイムマシンがいきな――」
そこでのび太との通信がぷつりと途絶えた。
シ工ン
29 :貴族 ◆ikeda//b/w [↓] :2009/08/10(月) 10:47:11.70 ID:h2m/KzJmP ?PLT(83974)
お試し●くれちゃるわーい 第三弾
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焼かれないうちにイソゲーイソゲー
「おーい!のび太くーん!!」
そう叫んだのと同時に目の前の机の引き出しが開きそこからのび太が飛び出した。
「うわぁー!」
「アッー!」
ドラえもんの上に、落下したのび太がのしかかる格好になった。
「アイタタタタタタタタ……」
「痛いのはこっちだよ……君は、のび太君じゃないか!!」
ドラえもんは下敷きになったまま驚愕している。
「ドラえもん!?あれ?僕、帰ってきたの?」
29 :貴族 ◆ikeda//b/w [↓] :2009/08/10(月) 10:47:11.70 ID:h2m/KzJmP ?PLT(83974)
お試し●くれちゃるわーい 第三弾
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のび太はタイムマシンがいきなり発進してすぐにここに着いたことを説明しが、
それはドラえもんにも理解不能の出来事だった。
タイムマシンを見ても依然として故障したままだった。
しかしそこにのび太の荷物がくくりつけてあるのをドラえもんが見つけた。
「どうして僕の荷物が!?確か部屋に置きっぱなしだったはずなのに」
荷物を広げて見ると、役立ちそうに無いひみつ道具一式と
のび太にも見覚えの無い一枚の真新しい手紙が出てきた。
差出人は憂で、受取人はのび太だった。
のび太君へ
私が裏たなばたロケットを使いました。
お姉ちゃんには私から伝えておくから安心してね。
楽しかったよ。ありがとう。ではお元気で。 憂より
「憂ちゃん……」
のび太は手紙を読み終わるとそれをそっと折りたたんだ。
「のび太君、裏たなばたロケットなんて道具持っていってないんじゃ」
「どうだろう?あれは違うのかな」
「短冊に書いた願い事をあべこべに叶えるっていう道具だよ。忘れたのか?」
「そういう道具があったってことは覚えが無いなぁ……でも……」
「君ってやつは……でもこれを使ったから君が帰ってきたわけなんだろうけど……」
ドラえもんの中で何かがひっかかっているようで謎が解けそうで解けない。
「これなんだけど……」
四次元ポケットに手をつっこんで裏たなばたロケットを取り出した。
「これ!僕が唯ちゃんに貸したロケットじゃないか!?」
のび太はそのロケットの形状に見覚えがあった。
「でも、僕は……あ!そうだ願いたなばたロケットだ!!……無いとしたら」
ドラえもんはポケットの中を入念に調べたがそのひみつ道具は見当たらなかった。
「やっぱり無い!願いたなばたロケットが無い」
「何それ?僕が向こうに持っていってた道具なの?」
「たぶんそうだ。これによく似てるんだ。君に残しておいた道具に混ざってたのかも」
「かもって……」
「恥ずかしい話なんだけど、適当に選んだから何を置いていったか覚えてなくて」
「ドラえもんも人の事言えないじゃないか〜」
二人は今まで分かっていることをまとめてみることにした。
ドラえもんが願いたなばたロケットを含むひみつ道具をのび太に残した。
平行世界でのび太はそれを唯に貸し与えたが、その使い道は現時点では不明。
それに良く似た裏たなばたロケットを何故か憂が所持しており使用。
裏たなばたロケットの効果により先刻のび太が生還を果たした。
手紙の内容からは唯と憂は願いたなばたロケットの効果は知らないと考えるのが自然。
問題はどうして裏たなばたロケットを憂が持っていたのかに焦点が絞られた。
「考えられるのは、僕らが向こうの世界に行って直接手渡すくらいか……」
「でもどうやって――」
のび太の言葉を遮るようにのび太の勉強机の引き出しが開いた。
「お兄ちゃん!どうしてタイムマシンが……のび太さん!?」
「ドラミちゃん!」
「ドラミ、実は――」
ドラえもんはこれまでのことをドラミに説明した。
「そういうわけだから。ドラミ、今までありがとう」
「いいのよ。それより私がここに来たのも無意味じゃなかったみたいね」
意味ありげにドラミが微笑んだ。
「どういうこと?」
「本当はのび太さんがいた並行世界が特定できたからここに来たの」
「僕は今まで何をやっていたんだろう……」
ドラえもんはドラミに色々と負けている気がしてきた。
「しかもこの世界とあっちの世界を行き来できる方法が分かったの!」
「ホントに!?」
「なんだって!?」
唯達の世界はのび太達の世界とそれ程離れているわけでもない。
そして二つの平行世界同士を繋ぐワームホールのようなものが、
一定時間ではあるが幾つか現れる事が分かった。
「――ってことは!ドラえもん!」
「うん!これでやっと謎が全て解けたぞ!」
ドラえもんが丸い右手をポンと叩いた。
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 14:20:55.76 ID:4uy/j3A6O
紫衣ん
「僕がさっきまでいたのは2009年の7月の、えーっと8日だったはず」
のび太はどうにか正しい記憶を引き出す事に成功した。
「ドラミ、それより過去でそこから一番近い時空と繋がってるのはいつになる?」
「え、ちょっと待って……1998年の7月7日があるみたいよ。」
それはのび太がいた時の時代から数えて11年前の七夕であった。
「良かった、もう唯ちゃんも憂ちゃんも生まれてる時代だ!」
「のび太さんが帰ってくる為に、この裏たなばたロケットを持って行くのね」
察しのいいドラミは二人の考えを読み取った。
「そういうこと。で、肝心のワームホールはいつ開くの?」
「うーん、体感時間で4338時間後よ」
素早く計算してからドラミが答えた。
「じゃあ、今すぐドラミちゃんのタイムマシンに乗って行こうよ!」
「でも、のび太さん、実は――」
ドラミは自分達が4338時間後にタイムマシンで時間跳躍しても意味が無く、
実際に自分達がそれまで待つ必要があると言う事を噛み砕いて説明した。
「どういうことなの?」
のび太にはそれが上手く理解できなかった。
「とにかく冬まで待とうって言ってるんだよ、のび太君」
「えー!?そんなに!?」
「文句言わないの」
ドラえもんがのび太を慣れたように軽く嗜める。
「ちぇー、分かったよ」
そうは言ってものび太の顔は明るかった。
今から4338時間経てば唯達のいる世界へ行けるのだから。
「そうだ、メッセージを残さなきゃ」
のび太は手紙を添えようとペンを執った。
この日の京都は曇りで湿度がやけに高い。
さらに気温も高く、平成19年以降ならば猛暑日と呼ばれているであろう。
そんな蒸し暑い中、一人の少年が汗をかきながら走っている。
「この先の角を曲がって真っ直ぐ進めば、もうすぐそこだ」
一分ほど走った後にのび太は目的地に到着した。
「ふー、調度よかった」
平沢家の玄関先で一人の少女が縄跳びで遊んでいる。
「えーっと君は……唯ちゃん?」
「お姉ちゃんならまだ小学校に行ってるよ」
「そうか、久しぶ……じゃなかった! そうすると、君は憂ちゃんだね?」
この日を待ち侘びていたのび太はうっかり不適切な発言をしかけた。
「うん、そうだよ。お兄ちゃんだーれ?」
純粋無垢な憂は思った事をそのまま口に出している。
「僕はのび太っていうんだ。君のお姉ちゃんの友達ってところかな」
「そうなんだ」
端から見ても憂がのび太に興味が有るのか無いのか、
それを表情から読み取ることは出来ない曖昧な顔をしている。
「実はこれを受け取ってもらいに来たんだ」
のび太はロケットの形をした玩具のようなものを憂に手渡した。
「え!何これー?」
この場合はのび太よりこちらのロケットに興味を示したのが分かる。
「これと良く似た物を……いや、この手紙を読んでくれない?」
「私まだ字読めないの……」
「全然問題無いよ!今じゃなくてもいいのさ!」
そう言って小さな掌に手渡を託した。
「これは憂ちゃんが17歳の七夕の日に読んでくれないかな?
その頃には字だってスラスラ読めるよ」
「うん!分かった!」
「ありがとう!……不味いな、僕はもう帰らないといけないみたい」
この時、のび太には殆ど時間が残されていなかった。
「もう帰っちゃうの?」
「うん、ちょっと用事があってね……本当にありがとう……」
「バイバイ」
「またいつか会おうね!」
そう言い残してのび太は来た道を駆けて行った。
11年後、憂によって開封されることになっている書簡箋にはこう記されていた。
唯ちゃん、憂ちゃん、こんにちは。のび太です。
この短冊がついてるロケットは「裏たなばたロケット」っていう名前で、
くっついてる短冊に書いた願い事と反対の願いが叶うひみつ道具です。
実はこれを使って、今そっちの世界にいるぼくを助けてやってほしいんだ。
ちなみに唯ちゃんが持っていたのは「願いたなばたロケット」って言って、
書いた願いがそのまま叶うんだ。唯ちゃんはどんな願い事を書いたのかな?
本当は直接お礼とさよならを言いたかったんだけど、ごめんなさい。
二人といっしょにいられた時間はとっても楽しかったよ。
また会える日がくるってぼくは信じてる。またいつか会おうね。
支援
「――そうだったんだ」
手紙を読み終わった唯は全てを理解した。
「お姉ちゃんに言うべきだったのかも知れないけど、律さんのこともあったから……」
「うん。分かってるよ。ありがと、憂」
唯は憂の頭にそっと手を触れた。
「そうだ、お姉ちゃんは短冊に何てお願いしたの?」
「もちろん、みんなで武道館公演!……あ!」
ようやく唯は肝心なことを思い出した。
「あのロケットの短冊にはりっちゃんが願い事を書いたんだった!」
「そうなの!?じゃあ、律さんは何て書いたの?」
憂がぐっと顔を近づけて唯に尋ねる。
「見せるの恥ずかしいって言って、誰にも見せてなかったから分かんない」
ホノルル空港の雑踏に紛れて律と聡が辺りをきょろきょろと見回している。
「とうとうハワイまで来ちゃったなぁ」
聡はタイムラグなど感じていないと言わんばかりだ。
「おい聡、あんまり離れるなよー」
離れかけた聡の肩にかかってあるバッグを律がぐいっと引っ張る。
「分かってるって。でもオレ、外国なんてお初だから緊張しちゃって」
「まー、気持ちは分からなくもないけどさー」
律としても海外に赴くのは初めてなので何とも言い表し難い気持ちになっていた。
「そしれにてもここ、ホントにハワイなのか?」
流石に国際線ナンバーワンのシェアを誇るだけあって、周りを見渡すと
邦人ばかりが目につき、ここがハワイであることを一瞬忘れかける程だ。
「かなり時間もあるし色々見て回ろうよ」
観光気分でいる聡に促されるまま、律もそれに同調した。
空港を出た二人はハワイの気候に驚きつつ、少し歩いてみることにした。
二人とも比較的軽装だったので、歩き回るにはある程度は適した格好と言える。
右手には小ぶりなゴルフコースが見受けられる。
「とは言え、どこから見て回ればいいのかねー」
「よし、こっちに行ってみよう」
聡は何も考えずに行きたい方向に勝手に進んでいく。
その後を小走りで律が追う。
「ちょっと、聡、どこ行く気だー?」
出発までは時間はたっぷりある。
憂のヤンが出たのかと思った
律がいなくなって一日目の桜高は、何事も無かったかのように
通常校時で進み、それぞれの生徒が平凡な放課後を迎えた。
音楽室からは澪をメインボーカルとした、目下練習中の演奏が聞こえてくる。
「Ah 道化師は素顔見せないで 冗談みたいにある日いなくなった」
楽曲はさわ子が前々から提案していた、
the pillowsのスタンダードナンバー『Funny Bunny』。
トリビュートアルバムに収録されているカバーバージョンを、
紬がよりポップにアレンジしてある。
「世界は今日も簡単そうにまわる そのスピードで涙も乾くけど」
律の抜けた穴をさわ子が上手く埋めており、演奏自体のレベルも決して低くない。
スマソ
>>454の後、少し抜かしてたわ
「そうなんだ、じゃあ律さんに直接聞かないと分からないね」
「う〜、やっぱり気になる。澪ちゃんなら知ってるかな〜?」
唯は携帯電話を取り出し、まだ車の中にいるであろう澪に電話をかけようとした。
「でも、お姉ちゃんは早くお風呂入って寝ないと朝起きれないよ」
憂が電話を持つ手をとめさせ、風呂に入るよう促した。
それに素直に従った唯は携帯の電源ボタンを一度押した。
「そうだね、というわけでお風呂に入ってきます」
唯は着替えが予め用意されている脱衣所に向かった。
さすがさわお先生
「今頃どこでどうしてるのかな 目に浮かぶ照れた後ろ姿に会いたいな」
「キミの夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ 風の強い日を選んで 走ってきた」
「飛べなくても不安じゃない 地面は続いているんだ 好きな場所へ行こう」
「キミならそれができる」
演奏の出来もなかなかだったので、皆満足げな表情をしている。
「先生、上手でしたよ。すごいですね。」
さわ子の初心者とは思えぬ演奏を梓が褒めた。
「そうかしら?まだ2、3曲しか叩けないけどね……」
珍しくさわ子が謙遜していると、音楽室の扉が開かれ和が入ってきた。
和は急いでここに来たらしく少し息を切らせている。
「和ちゃん、どうしたの?」
「あら?この分じゃ、どうやらまだ見てないようね」
何故か和は唯の言葉で拍子抜けしたようだった。
「和、何のことを言ってるんだ?」
五人は何のことやらさっぱりといった顔をして和を見ている。
「これよ」
ポケットの中から携帯電話を取り出し、ワンセグテレビ機能を起動させた。
携帯電話の液晶画面を全員が覗き込む。
「これは、ニュース速報?」
「まあ、そんなところね」
今春、第二の開局を謳っていた民放で臨時のニュース特番が組まれていた。
その頃、ホノルルの律と聡は突然の雨で立ち往生していた。
日本とは違い四季の無いハワイは現在乾季だが、それとは関係なく雨は降るものだ。
「空港まであと少しなのにな〜。何で雨降るのかねぇ」
「まー、どうせすぐ止むっしょ……」
律はしおらしくなってファーストフード店の窓から暗い空を見つめた。
「夜だけど夕立みたいなもんかな?それより姉ちゃん、もうホームシック?」
その言葉に律は、はっとして直ぐに気持ちをスイッチした。
「一度故郷を離れたからにゃ、負けねえ 退かねえ 悔やまねえ
前しか向かねえ 振り向かねえ ねえねえ尽くしの女意地 放課――」
「何言ってんの?それよりオレちょっとトイレ行ってくるから」
聡が律の見得切りを中断させて、用を足しにトイレに立った。
「最後まで言わせろってのに……」
聡を見送るやいなや、律の携帯電話が着信を知らせた。
「あ、父さんじゃん。もしもーし」
「もしもし律か、聡も一緒か?」
「ああ、うん。さっきトイレに行ったから、今ここにはいないけど」
今しがた空席になった席に目をやる。
「そうか、それよりテレビとかでニュースを見てないか?」
「英語のテレビなんか見ても分かんないでしょーが。今は雨宿りしてるとこ」
「雨宿りしてるとこ?」
予想外の単語に律の父親は無意識に律の言葉をオウム返しした。
「あー、大丈夫。出発までには空港に戻れるから。それより何か用?」
「そのとこなんだけどな、次の飛行機には乗らなくていい」
「は?」
想定の範囲外過ぎる言葉にそう返すことしかできなかった。
「父さんにもよく分からないんだが、ダルフール紛争が終結したんだ。」
「……ってことは?」
「明後日そっちに迎えに行く。その後帰るぞ。家に」
「それって、私達が日本に帰れるってことだよな!?」
律が備え付けの椅子から思わず立ち上がって尋ねた。
「そういうことだ。宿泊先の事とかはまた後で連絡する。じゃ」
「お、おう。じゃあ――」
電源ボタンを押してから携帯電話を閉じていると、聡がトイレから戻ってきた。
「あれ?電話だったの?誰から?」
「父さんからだ!おい、聡!喜べ!日本に帰れるぞー!!」
「いきなり何を言い出すかと思えば日本にかえ……な、なんだってぇぇええ!?」
しかし説明不足なので聡は状況がよく飲み込めていないようだ。
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 15:18:37.01 ID:SWZaMr8BO
むぎゅうううううう
「何かよく分かんないけど、とにかく帰れるんだ。紛争がさー――」
必死に説明する律の頭上に設置されているテレビでもニュース特番が放送されている。
その内容は、アフガニスタン、ソマリア、チェチェン、スーダンなど、
その他一切の内戦、紛争等の類が、何の前触れも無く世界同時多発的に
終結したというものだった。
世界中の紛争が突如として終戦したことにより、世界中で平和を享受できる事への
喜びの声が上がっており、同時に大きな謎も呼んでいるという。
和の携帯電話からもたらされた吉報に皆心躍った。
「りっちゃんが帰って来れるってことよね?」
興奮冷めやらぬ紬が自己解決済み質問を投げかけた。
「そうなるでしょうね」
携帯電話をポケットにしまいながら和が冷静に答えた。
「律先輩、いつ帰ってくるんでしょうかね?」
「早ければ来週の月曜日から学校に復帰してたりしてね」
梓の疑問に、さわ子が一つの可能性を提示した。
「楽しみです!先生のドラムを聞けなくなるのは残念な気もしますけどねぇ」
「あら、私にも需要があったのね。でも本職が帰ってきちゃ仕様が無いわね〜」
もう既に冗談なのか本心なのか言っている本人達もよく分かっていないようだ。
和達とは少し離れた所で澪が一人でうずくまっている。
それを見つけた唯は、そっと傍に寄ってしゃがみ込んだ。
「良かったね、澪ちゃん」
「うん……」
二人にはその短い会話だけで充分だった。
ホノルル空港近くのビジネスホテルの一室で律が立て続けに電話を受けていた。
「――ごめん、キャッチ入った。たぶん唯だな。じゃあまたな、澪」
「そうか。は、早く帰って来いよな!待ってるから……じゃあまた――」
ボタン一つで通話相手が切り替わった。
「もしもーし」
「あ!りっちゃん!?」
「おーう!唯、心配かけたなー。もう聞いてるだろうけど日本に帰るからよろしくっ!」
「良かった〜。ていうか電話かけて大丈夫だった?そっちは夜だよね?」
「そんなこと気にすんなー!ムギなんかもう2回もかけてきたぞー!」
軽音部のメンバーからの電話は唯が一番最後だった。
「そっか〜。そうだ!私、りっちゃんに一つ聞きたかったことがあったんだった!」
唯は律に電話をかけた本来の目的を思い出した。
「いいぜー!何でも聞きいてくれたまえ!」
大盤振る舞いを約束しつつ、律は外の空気を浴びようとバルコニーに出た。
雨も完全に止んでいたので、今が昼間だったら雲一つ無い快晴だろう。
「じゃあ聞かせてもらうよ〜。あ!ヒミツってのはナシだよ?」
「分かった分かった。それで私に聞きたかったことって何だ?」
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 15:29:13.02 ID:dHovHs/C0
一体彼は今日だけで何レスしたのだろうか
「七夕の日、あの短冊に何て書いたの?」
唯はあくまで単刀直入に聞いた。
「ああ、あれね。誰にも見せなかったからな。まだ気になってたのか?」
「う、うん、ま〜、そんなところかな!」
「あの日、澪にはヒミツって言ったんだけど、仕方ないから唯にだけ教えてやる!」
なぜ唯がそんなことを知りたいのか分からなかったが、律はこの際言うことにした。
「え!?ホントにいいの?」
「そっちが先にヒミツはナシって言ったじゃんか。あ、澪には言わなくていいからな!」
「わ、分かった!約束する!」
澪に悪いなと思いながらも唯はその条件を飲んだ。
「あの短冊にはな――」
何光年も先から幾千もの恒星が地球をを照らしている。
天の光は全て星、という言葉がよく似合う星空を律はいつまでも見つめていた。
雑な字でLove&Peaceと書かれている短冊がついた小さなロケットを探して。
完
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 15:35:17.18 ID:dHovHs/C0
>>472 乙
いい話だったけどなげぇww
途中から目がしょぼしょぼしてきた…
>>473 無駄に長くなったのはカンベンしてね☆
そういえばタイトル考えてなかったお (^ω^)
乙
タイトルは「律と聡のホンジュラス旅日記」で
>>472 これは乙じゃなくてロケットが描いた軌跡なんだからね
>>472 これは長編乙じゃなくて折れ曲がった短冊なんだからねっへんなかんちが
>>476 なんだかんだでホンジュラス上陸は果たさなかったからな
今回はコラボで聡を出すってことをコンセプトで書いたわけじゃ
ドラえもんとコラボでグレンラガンのオマージュっていう……
タイトルはもう普通に「あばよ、ダチ公」でいくわ
wiki編集がとんでもなく面倒くさそうだ……
サブタイトルは〜NGO団体って給料貰えんの?〜で決まりだな
律「ダルフール紛争空気嫁」
は?
乙っぽ♪
面白かった〜〜!SF少し不思議な良い話だったよん!
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 16:01:59.05 ID:SWZaMr8BO
好き
きらい
好き
きらい
好き
きらい
好き
きらい
好き...
きr・・・嘘です!こんなこと!むぎゅううう
485 :
ぽんじゅーす ◆dmeDqVUA961G :2009/08/10(月) 16:04:49.55 ID:CvJTTBYnO
やあ、みんな久し振りだね。
オレは今実家に帰ってパソコンがない状況だから唯のヤツが書けないんだ、ごめんね。
とりあえず多少構想が固まったから、過度の期待はしないで待っておいてくれ。
じゃあ適度に期待してまってる
唯「さようなら」が完結したみたいだな
ハッピーエンドで終わってくれてよかった
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 16:15:43.10 ID:SWZaMr8BO
急にお菓子食べたくなっちゃいました
>>488 紬「わさび入りクッキーとからし入りマドレーヌがあるの」
つ ぜんざい
つ せんざい
ぜんざいって西と東で何を指すのか変わってくるのか
つ 汁粉
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 16:28:43.32 ID:SWZaMr8BO
つぶあんかこしあんかで変わるんじゃないの?
沖縄ではぜんざいは氷菓らしい
ソースはwikipediaだが
パワポケでぜんざいネタあったな
とりあえずwiki編集してきた
疲れたお (^ω^)
よく考えたら、まだ溜まってるゥゥゥ!!!
少々お待ちを〜
498 :
ハートのキング ◆wYFB8z4udM :2009/08/10(月) 17:16:27.22 ID:2+AR223m0
くっそ〜。wikiに入れなくなっちまった
また後でするかな
昨日の思いつき再開
『魔女は街の西外れに住んでるらしいから、サクサク〜っと狩って来ちゃってね〜!んじゃ、ヨロシク!』
映像に波紋が広がり、窓は本来の姿を取り戻す。
「よーし、張り切って行ってみよー!」
街の西外れ、魔女の住処に到着する唯達。
「すいませーん!魔女さんいますかー?」
シーン…
「留守かなあ?」
「いたって返事するわけねーだろ。どっか窓破って入っちまえばいい。」
そう言うとギー太は、近くに見えた魔女宅の窓を蹴り破らんと助走をつける。
「どりゃあ!」
窓を破って入った先は風呂。しかも魔女が入浴中の。
その光景を見たギー太は、盛大に鼻血を吹いて転がり込む。
「ほーお、随分堂々とした変質者だなあ。まあ、その割にはウブで可愛いけどね。」
支援
ただいま
今思ったんだがザリガニハンターゆい×春巻(浦安鉄筋家族だかそんな名前のマンガのキャラ)で何か書けそうな気がする
「ギー太!うわ、すごい鼻血!」
「くそ!いきなり色仕掛けとは卑怯な!」
「アンタが勝手に突っ込んで来たんだろ?ったく、大胆な奴だなあ?」
魔女は不敵な笑みを浮かべる。
「あなたが魔女さん?」
長い黒髪を掻き上げ、魔女が答える。
「…どうかな?一応名乗ってあげる。私は澪よ。よろしくね、おチビ…。」
「んっふっふ〜、ええ身体しとるの〜姉ちゃん!」
怪しい手つきで魔女−澪−に近づく唯。
「しまった!変質者はこっちか!」
呆れ顔でその光景を見つめるギー太。
「何してんだよ…。さっさとやるぞ!」
ギー太はギターに変身して唯の手に収まる。
「フフッ。出来るものならやってみな!」
澪は瞬時に服を着ると、巨大カボチャに乗って外に飛び出す。
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 18:08:04.23 ID:4uy/j3A6O
支援
随分懐かしいネタをやってるな
>>501 よく分からんけど期待
>>503 だが書かない
今日も会社で怒られたぜ…
努力が見えないとかそんなこと言われても俺も自分に自信が持てないから何度も細かく聞き直すんだよ…
マイナス思考でインドア派の人間に厳しい世の中なんて…ポイズン
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 18:14:49.34 ID:NFWp+bTR0
>>505 昨日も言われたな……
もう纏めてあるから大丈夫だよ
そういや昨日の幼女唯と澪ママのまとめはどうなったんだい(´・ω・`)
くそっ…俺が…
幼女旋風を吹かせるしかないんや…!
>>505 完結したみたいだから後から続きしとぜッ!
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 18:21:11.62 ID:NFWp+bTR0
>>506 昨日言ったのも俺だorz
>>2だと途中までしかまとまってなかったみたいだからさ
ぐぐったら出てきた
さんyくー
>>507 俺がまとめといてやるよ(くそ……めんどくせえなあ……)
どうやんの?やり方わからないんだけど
唯は澪の攻撃をかわしつつ反撃するが、それを難なくかわされ、次第に焦りが募っていく唯。
「ギー太もうちょっと頑張ってよ〜!」
「お前こそちゃんと狙えっての!」
対する澪はまだまだ余裕といった表情で、次々と攻撃を仕掛けていく。
「さーて、そろそろ終わりにしようか!」
唯の一瞬の隙をつき、特大のカボチャ弾を発射する澪。
「しまっ…!」
直撃を受けて地面に叩きつけられる唯。
ギー太もたまらず人間の姿に戻る。
「あ〜あ。ボロボロになっちゃって。」
唯達のもとに舞い降りる澪。
「アンタも不憫だなあ。こんな弱いパートナーでさ。」
勝ち誇った顔でギー太に語りかける澪。
「…良いこと思いついた。アンタ、私のモノになりなよ。悪いようにはしないわよ?」
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 18:38:03.68 ID:4uy/j3A6O
>>511 Wikiメニューという所をクリック→新規ページ作成をクリック→タイトルをつける(作品名 作者名)という形にする
作者名はIDを、あるならコテや酉を用いる
→編集ページが出てくるのでそこに文章を貼り付ける(容量制限あり)→保存
→容量がいっぱいになった場合はそのページを保存し、新規ページを作成、そして続きを貼り付ける→保存
>>513 (作品名 作者名という形にする)
()をとじる位置がおかしかった
>>517 お前はちょっと黙れよ
俺の貴重な時間をお前のために割いてやってるんだぞ
助けてくださいシャア少佐!憂に似合うポケモンが今だに見つかりません!
>>518 ごめんね、ごめんね
そんなカリカリしちゃイヤだよ!
 ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄
\/ ̄  ̄ ̄\/
/ へ へ \
/ ● ● \
| \___/ | こんにちは、中野梓です
\ .\/ /
//,,― -ー 、 , -‐ 、\
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./:::::::::::::::::::::l l:::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::l l::::::::::::::::::::::::::\
「…そうだな。こんな頼りねえ奴より、アンタの方がうまく使ってくれそうだ。」
「ギー太、何言って…。」
唯に背中を向けるギー太。
「嘘…だよね?」
「じゃあな。」
「ま、そういう事だから。お疲れ様、おチビちゃん。」
澪はギー太を連れて家へと帰っていく。
「待って!」
慌ててギー太に駆け寄り、その手を掴む唯。
「諦めなよ。もうコイツは私の…。」
言いながら振り返る澪。
そこにはギターになったギー太を振りかぶる唯が立っていた。
「まさか、芝居!?」
『魂の共鳴!』
唯とギー太がそう叫ぶと、ギー太は巨大な鎌に変化した。
「魔女狩りー!」
「うわあああああ!」
唯は鎌を振り下ろす。澪はそれを避けきれず、真っ二つに裂け、魂の状態になった。
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524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 19:13:20.33 ID:4uy/j3A6O
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|:.:.:.:}:.:.|:.:ト、人_j |:.:.〉:.i:./:.:.:.:.:.:./
『うっし!やったな!』
「騙し討ちは気が引けたけど、コレでギー太も!」
人間に戻るギー太。
「んじゃあ早速…あぐっ。」
魔女の魂を喰らうギー太…が、何ら変化がない。
「…へ?」
「…は?」
唖然とする2人。
「どうしたの?何か問題あった?」
どこからか澪の声がする。
「んな…!何で生きて…!」
「てゆーかドコにいるの!?」
「ここだここ。」
唯達が足下を見ると、してやったりと言いたげな顔の猫がいた。
「まさか…!」
唯は慌てて死神様に連絡を取る。
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 19:28:08.32 ID:dHovHs/C0
昼間からずっとゲームしてたから体がふわふわ時間だ
律「焼き肉食べに行くことになった」
律「麦茶が」
けいもん!(萌えもんDEけいおん!)最終スタメン発表
唯…ヤドラン(おっとり)
紬…キュウコン(おっとり)
澪…ブラッキー(さみしがりや)
律…オコリザル(せっかち)
梓…ニューラ(いじっぱり)
憂…オニドリル(まじめ)
でマサラタウンに別れを告げようと思います。
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 19:31:47.39 ID:dHovHs/C0
ブラッキー…
>>533 ベンチとして、
さわちゃん(昔)…カイリュー
さわちゃん(今)…ペルシアン
憂(病)…ムウマ
和…ヤンヤンマ
を予定しています。
純…サワムラー
聡…ミルタンク or ルージュラ
俺のリザードンは?ねぇ俺のリザードンは?
親戚と食べることになったんだがリア充すぎて空気に耐えられない
助けてムギちゃんマーン!
ノ)
{ {
/ Y)
〈 l
} ノ
. ´ ̄ ̄`
/ .: \
/ ,/l l、 ヽ \
/ / 〃 | | ヽ ヽ
/| .′ 人> |∠ィ !l i
. .イ | | l / _ \ | ヽ | }
:! | | | ,x=z-ミ `≦z=x | | |
. | |_| VY'辷う 辷う^ヘ/ |_ !
{ | ::} ::::: , ::::: { | } | よんだ?
. | ::{ } |ノ!
! ::::、 H /: l:.. ヽ
,′:l: r>、 .ィ::; !
:l:| { >、 ..__.. ィ::八l/
:::l |、 ゝ:::::_x
/│
! ゙.
l '.
| ,ノ
| |
>>537 聡「羨ましい」
純さん「市ね酔っぱらい」
『あ〜ゴメンゴメン。よくよく調べたらそのコ、魔力を持ったネコちゃんだったんだよね〜。てなわけで、今まで集めた魂は没収ね〜。バッハハ〜イ!』
唯は力なく膝をつく。
「そ…そんなあ〜!きゅう…。」
あまりのショックに気絶してしまう唯。
「おおい!唯!しっかりしろおおお!」
「という、夢を見たんだよ!」
「なんだそりゃ…。」
放課後の音楽室で、昨晩の夢の内容を発表する唯。
「おいおい、あたしやムギは出て来なかったのか?」
「ギー太がりっちゃんそっくりだったよ!それと、死神様はムギちゃんっぽかった!眉毛が!」
「なるほど…確かに、あたしが男なら、澪の裸見たら鼻血噴くな。」
「想像するなあ!」ゴツンッ
終わり
>>538 何で頭だけなんだよ…体も一緒にきてよ…
>>539 バカ野郎俺が空気に耐えきれなくて隅で縮こまってるしかできないんだぞ!
何なのこれ…新手の俺いじめなの?
ニートじゃないのに…('A`)
>>540 乙
死神ムギちゃんでもいい、助けてくれ…!
>>544 お魚様じゃダメだと思うんだ…
空腹で倒れそうです
客大杉
>>541 ..:.:...:´:/..:..: .:..:..:..:..:..:..:..:..:\..:..:..:..:..:..:..:.:.\
/..:..:..:./..:.. ..:..:..:..:..:..:..:..:..:\..:..:..:..:..:..:..:.:.ヽ
/ .:..:..:./...:.:. ...:..:..:..:..:..:..:..:\..:..ヽ :..:..:',.:.ヽ
/ .:..:..:./.: ...:..:..:..:..:..:..:ヽ..:.l .:..:..:.,..:.:.:.
/ .:..:/ __ ..:..:..:..:..:..:.: ヽ| :..:..:..l..:.:.:.:.
,′ ..:../ ィ 7 「「h丁 ..:..:..:...:..:..:..: ̄..:.`丶、} ..:..:.|..:..:.:.:l
..:..// ..:../ニj l | | ..:..:..:.{;、 ..:.',:ヽ :',:..:. | ...:..:|..:..:.:.:|
' ..:./ ..:..:/ / :l | | ..:..:..:.!;;.\ l.:..i .:',..:.:| ...:..:|..:..:.:.:|
l ...:/ ..:..:/ / .:ノ ノ 八 :..:..:.|;;.;;.;;.\l .:| ..:.',..:| ...:..:|..:..:.:.:|
| :/ ..:..:/ // / ヽ :..:八;;.;;.;;.;;.;;ヽ| ..:..:V ..:.|..:..:.:.:|
| ′ ...:/ff笊丙笏 \ .:.ヽ;;.f^ーー! .:.:.} ...:|..:..:.:.:|
| l .:/ / ヒ以炒 :... \.:.Vゝ---| ..:../ .:|..:..:..:.:
| | ./..:〉 / ' ヽ};;.;;.;;.;;.;| ..:/ ..:/ .:|..:..:.:.:.l
| { {..:/:| ノ ヽ;;.;;.;;.;l :/ ..:/ .:l..:..:..:.:..l
', ヽ. V ..:|/ .:... V;;.;;.;| / ..:/ .:l..:..:..:.:.八
ハ ∨ /{ =ー V;;.ハ ../ 人..:..:..:.:.:.:.\ よんだ?
/ :|ヽ ∨..:..l\ ∨ V / jl :ヽ..:..:.:.:.:.:ヽ
/ | ハ :| ..:| .:丶、 / :/ / .:/ } ..:.)\..:.:.:.:
/ ノ :| :| ..:| ..:..:.l >:..._ _...:イ/ ./ ..:/_厶イ ヽ.:..:
/| ..j. | ..:l ..:..|..:..:/{  ̄ ...:..:/ ..:.:/´ ____ ____)、
/ / | /  ̄| l ..:..l..:/ |ヽ ..:./ ..:..:/, ´..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.
/ _厶ー┴ 〈 | | ..:/´ l..:.} ´ ̄.:..:`ヽ..:..:.〃 ..:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:
{/..:..:..:..:..:..:..:..:ヽ. } | / ∨/ ..:..:..:..:..\{ ..:..:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.
/ :..:..:..:..:..: ∨ ノ / / ..:..:..:..:..:..:..:..:\..:..:..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:
>>546 どんな人と食べるかで飯のうまさは変わる
そんな感じのことをムギちゃん救済SSで書いたはずだが…
>>549 なら代われや
精神的引きこもりになって淡々と食えよ
もえもんってどっかに画像まとめみたいなのないかしら
最近存在を知ったから、ここにあがってないがやつどんな姿か想像できん
552 :
天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 20:01:09.22 ID:SWZaMr8BO
澪「はぁはぁっ・・・だめだぁ絶対遅刻だぁ!」
疾走するようにいつもの景色を踏み進んでいく秋山澪。
澪「変身!」
シャキーーン
澪「トロピカルミオ 参上」
唯「ジー・・・」
澪「お 君は確か最近遅刻癖がある唯君だね」
唯「ジー」
澪「むむっどうしたのだ」
唯「ジー」
澪「・・・早く、いかなくていいのかい?」
唯「澪ちゃん!」
澪「っ!失礼なっ!私を誰と心得ている!?」
唯「秋山澪ちゃん!」
澪「ククク・・・まぁ待ちたまえ 本当に私が秋山澪だと?」
唯「うん!b」
>>551 ×ここにあがってないがやつどんな姿か想像できん
○ここにあがってないやつがどんな姿か想像できん
やっと終わった
編集してるやつらはいつもこんな地獄のような作業をしてたんだな
あと1ページの最後に2ページ目のリンクと2ページ目の最後に3ページ目のリンクを足しておいてください権限餅の人
あとジャンルわけもね
561 :
天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 20:27:11.02 ID:SWZaMr8BO
澪「まさか、さっきからずっと私を見てたのか?」
唯「・・・」
澪「(違うのだろうか)じゃあなぜ私が秋山澪だとひらめいたのだ?」
唯「髪」
澪「なにっはっ!確かに今気づいた 髪が外に出てるじゃないか しかも髪型一切変わらず」
唯「鞄」
澪「はっ!やばい・・・つい癖になってしまい鞄を持ったままになってしまっていた」
唯「胸」
澪「ハ、ハレンチな!どこをみている!?」
唯「声」
澪「・・・そこはDNAてきな問題が」
唯「名札」
澪「鞄に締まったと思ったら 慌てて着替えてたのかちょろっと出てやがる」
唯「だよね♪(ニコ」
満面の笑みを浮かばせる唯。なんか自分がどんどん情けなくなってくる。
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 20:30:56.52 ID:dHovHs/C0
>>558 リンクは権限なくてもできるぞ
ソースは苦手
>>564 そうなのか
しかし自分でやるのは面倒だからな
まあ気にするな
>>559 ドット絵師が違うので、これとは違うのが実際です。
568 :
天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 20:55:54.06 ID:SWZaMr8BO
唯「ふふふ じゃあね澪ちゃん!早く来るんだよ!」
澪「かんっぜんにばればれじゃないか・・・」
澪「まだまだ精進が必要みたいだな」
澪「変身解除!」ポワン
澪「ふぅ じゃ私も向かうか」
?「はぁっはぁっ遅刻確定だよ」
澪「ん?君は確か天倉さん?」
天澪「あ 秋山さんおはようございます はぁっはぁっ」
秋澪「天倉さんも遅刻?なんかうちの学校は大丈夫何だろうか」
天澪「そんなことより先を急ぎましょう秋山さん!」
秋澪「あぁそうだな ひとっ走りいくか!」
>>569 頑張れ
きたいしとるでおれのういちゃん
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 21:34:18.79 ID:4uy/j3A6O
落ちそう
574 :
天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 21:34:40.97 ID:SWZaMr8BO
当然遅刻はしたものの最後まで授業に出て遅刻した分を補うだけ勉強した
あとは待ちわびたと言わんばかりの部活だ
いつも唯達を怒ってはいるが実は楽しみにしてる紬のお菓子。
秋澪「さぁ〜て今日はなにがでるかなぁ〜」
浮かれ気分で部室へと向かう澪。
るんるん気分だ。
秋澪「ごめん 遅くなった」
唯「澪ちゃんきたー」
律「遅いぞ澪」
紬「澪ちゃんったら」
恥ずかしくなんてないぞ!むしろ胸を張っていた澪だ。
支援
やっと家に帰ってこれた・・・
【けいおん×春合宿】第2話投下します
来たい支援
さぁこい
第2話 「ハワイ?グアム?春合宿はリゾート気分!?」
次の日
終業式が終わり、5人はまたいつもと同じように音楽室に集まっていた
「春合宿、どこに行こうか」
「夏は海だったから、今度は山にしようぜっ!」
律は元気まんまんだ
「りっちゃん、どうせならハワイに行かないっ?」
「唯先輩っ、話が飛躍しすぎですっ!」
梓は唯のボケに真面目に突っ込んだ
「あら、ちょうどハワイの別荘が空いてるのよ。よかったら行きましょうよ」
「ムギ・・・マジなのか?」
「えぇ、あそこなら一年中温かいですから、海で遊べますし」
「ありがとムギっ!よしっ、そこで決定だっ!」
律の頭の中はもうハワイでいっぱいのようだ
だが、それを澪が制した
「落ち着け律。海外に行くとなると手続きがいろいろと面倒だろ」
「え〜」
「ただでさえ短い春休みなんだ、もっと手近なところのほうがいいだろ」
「やっぱり、山にしませんか」
「山も空いてますよ。この近くなら・・・ほら、あそこのふもとの!」
そう言ってムギは窓の外を指差した
「ムギちゃん!どのへん?どのへんっ?」
唯が窓を覗き込む
「ほら、あそこですわ」
「わかんないよ〜」
唯は窓から身を乗り出している
「危ないですっ!唯先輩。落っこちちゃいますよ」
「落ち着け唯。まぁ、とりあえず場所は決まりだな」
「え〜、やっぱり海外がいいなぁ」
律はまだまだ納得していなさそうだった
「おい律。まだ武道館ライブも実現しないうちに海外進出か?YMOじゃあるまいし笑わせるなよ」
「げ、さわちゃん・・・」
「い、いつのまにっ」
5人は全く気づかなかったが、さわ子は確かに音楽室の中にいた
それにしても恐ろしいほどの素早さである
「わいえむおーってなに〜?」
唯はさわ子が現れたことなど気にもとめていない
「テクノポップってジャンルをはやらせたグループよ」
「テクノポップってPerfumeみたいな?」
「ん〜、まぁそんな感じかな」
「日本のポップス界に大きな影響を与えたんですよ」
梓が付け加えた
「あずにゃん、詳しいんだねっ」
「お父さんがファンだったんで」
「なるほど〜」
583 :
天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 22:30:57.14 ID:SWZaMr8BO
けいおん!二期決定
ってスレがありましたけどほんとですかね?
どすん、とさわ子はソファーに腰を下ろした
「とにかく、合宿で海外に行こうなんていくらなんでも無理があるわ」
「お、さわちゃんが先生らしいこと言ってる」
「・・・・・・・ブチ」
「あ、いや、わかりました〜っ!」
「それに・・・近いところじゃないと私も行けないし」
「あ・・・やっぱり来るんだ」
律はため息をもらした
「あたしがあんたたちに特訓してあげるから、覚悟しなさい!」
ビシッと音がしたような気がした。さわ子は決めポーズをとっている
「じゃ、お仕事があるから。バイバ〜イ」
そう言ってさわ子は音楽室から出ていった
音楽室にご無沙汰の静寂が訪れると、梓が口を開いた
「ふぅ・・そういえば、最近楽器屋さんに行ってませんでしたよね。
今日で学校も終わりですし、よかったらみんなで行きませんか?」
「確かにっ!ギー太も最近見てもらってなかったし」
唯はケースの上からギー太をなでていた
「そうだな。もしかしたら新しい楽器とか楽譜が入荷してるかも」
「じゃあ、行きましょうか」
5人は音楽室を後にした
第3話「決戦!10GIA」につづく
586 :
天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/10(月) 22:46:32.93 ID:SWZaMr8BO
気にしないで
つづきかく
澪「さぁ練習するぞ」
わざとらしく止めてもらうのを待つ澪
律「もい何回目だ澪 なぁ?唯」
唯「うん!澪ちゃんなんかわざとらしいよ?」
紬「ほぉら 澪ちゃんの好きなお菓子があるわよ」
澪「ぐぐぐ・・・し、しょうがないなぁーまぁみんながそんなにいうんならたべてあげてもいいかなー(棒」
これもわざとらしい
もうつっこまないぞ
ドタドタドタ
バタン!
澪「な、なんだ!?」
ここは棒読みじゃない
・・・触れちゃった
天澪「はぁはぁ、すいません遅れました〜」
みなのものー!敵襲だー!
587 :
ハートのキング ◆wYFB8z4udM :2009/08/10(月) 22:57:23.47 ID:2+AR223m0
>>583 さぁ、よく知らないけど、作るとしたらかなりオリジナル入れないと無理だろうね
原作の3巻発売もまだ結構先だろうし
ただいま
ちくしょう塩タンばかり注文しやがって…ふざけんなリア充どもが…!
お、おいしかったなんて言わないんだからね!
>>582 俺の場合
自分:むぎちゃ
ライバル:こうちゃ
にしてるwwwww
昔はホワイト、ブラックだったのに…
えーと、たしかフシギダネ選んだんだっけ
…やった!俺のリザードンが火を噴くぞやっほおおおおい
ちょっとパソの調子が悪くなってしまったので、後半携帯です
支援ありがとうございます
けいおん二期期待
二期やるとして、声優変えたら見ないかもしれない…
あいなまちゃんの声でないと唯じゃないしことぶきさんの声でないとムギちゃんじゃない気がするもの
むぎゅううううい
スマイル100個
りぃぃぃぃつ
味噌汁三杯いけます
>>592 紬「注文は以上でよろしいですか?」
天倉「はい♪」
紬「ごいっしょにポテトもいかがですか?」ニコッ
天倉「きゅ、きゅうううん………!お、お願いします!Mサイズで!」
紬「はーい、ポテトM100個入りましたー!」
天倉「…!?え、何で!?」
紬「だって、スマイルと一緒にポテトも食べるんでしょう?だからスマイルの数だけおつけしないと…」
天倉(この店員……できる………!)
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 23:33:01.96 ID:dHovHs/C0
最長目指すから邪魔するなよ
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598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 23:34:55.42 ID:dHovHs/C0
んふっ
くそっ……
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601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 23:36:32.12 ID:dHovHs/C0
ふんもっふ!
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,r' `ヽ、
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!.(●) (●),!
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| f\ トェェェイノ  ̄`丶.
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( 〈 ヽ.__ \
ヽ._> \__)
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 23:37:25.30 ID:dHovHs/C0
おいどうした
麦茶「フフ…ついに二人きりだね…」
紬「お、お客様困ります…」
麦茶「まぁ気にするなよ、冗談だから。ところで、お水くださいな」
紬「お水ですね、わかりました」トテトテ カタッ ジャー
紬「はい、どう………きゃっ」コケッ バシャ
麦茶「うっぷ!」
紬「ご、ごめんなさいごめんなさい!」
麦茶「あ、いいよいいよ…全然気にしないから」
紬「……?どうしてニヤニヤして……まぁ////」スケブラ
麦茶「まぁこれ着ときな、じゃあ俺は帰るわ」スタスタ
紬(…不思議な…お客さんだったなぁ…)
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 23:39:27.22 ID:dHovHs/C0
麦茶という人は危険人物だな
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 23:41:48.48 ID:dHovHs/C0
>>606 なるほど
だが紬が好きなのは一人じゃないぜ
ああ、俺だって憂と律と梓が大好きだ
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 23:43:00.80 ID:dHovHs/C0
浮気もの
ちがうよちがうよ
憂…正室
律…第一側室
唯…第二側室
澪…第三側室
梓…妹
だもん
浮気はしてないよ
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 23:45:03.00 ID:dHovHs/C0
ヒント・日本は一婦多彩星ではない
冬
唯「うい…ムギちゃん暖かいね…」ムニャムニャ
憂「そうだね…」ムニャムニャ
紬(私はどうして平沢姉妹に挟まれて寝てるのでしょう…)
みたいなの誰か書け
俺の心の中では今の時代は安土桃山だから大丈夫だよ
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 23:46:54.81 ID:dHovHs/C0
織田「」カタカタカタカタ
織田「いやーPCは便利だな。なんでも情報が手に入るぜ」
織田「ん? なになに? けいおん……?」カチッ
織田「……うひょおおおおおおおおおお唯ちゃんカワユス!!!!!」
って感じで安土桃山時代でもPCあったしけいおん!も見てたんだぜ?
>>612 書いてみたいけどもう眠いしな…
もう寝ちゃおうかな
織田「いやーミッチー昨日2時過ぎ頃やってたけいおん!っての見た?」
明智「いいえ……なんでしょう?」
織田「えー? マジ? お前けいおん!しらねぇとかゴミだな」
明智「はぁ……」
織田「金曜の夜2時頃だからな? 来週絶対見ろよ?」
明智「はい、わかりました」
>>617 明日の朝くらいに書けそうなら書くよ
平沢姉妹と一緒にムギちゃんをむぎゅむぎゅする夢見れないかな
>>612 それはムギちゃんが抱きつかれてるという解釈でいいのだろうか
明智「けいおん!とは一体何なのだろう……興味深いな……」
前田「おいーっす! あけっちゃん何してんの? 考え事か?」
明智「利家殿……いや何でもない」
前田「んだよ俺とお前の仲だろ! ほら言えって」
明智「利家殿は、けいおん!というものを知っていますか?」
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/10(月) 23:59:01.06 ID:dHovHs/C0
むぎぃぃぃぃぃぃ!
前田「え……お前それ……」
明智(あれ、何かまずかったかな)
前田「けいおん!ってあのキモい奴が見るアニメだろ? 深夜にやってる」
明智「アニメだったのか……。初めてしった」
前田「なんだ知らなかったのか」
明智「うん、でもとりあえずありがとう」
戦国無双3の公式サイトがオープンしたみたいね
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 00:04:34.08 ID:sweJOzXF0
へうげものおもしれぇなIDチェコ
チェケ
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631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 00:13:45.42 ID:sweJOzXF0
セカンドレイド!
ちゃんす!
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634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 00:19:22.19 ID:sweJOzXF0
スク水いいよね
>>632 ___
,r' `ヽ、
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/ ;;;;;; ・・ ;;;;) <それは報告しなくてもいいです。
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ヽ._> \__)
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 00:20:07.07 ID:sweJOzXF0
おや?『偶然』阻止してしまったか
俺的に唯はスク水の方がいいと思う
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 00:22:13.02 ID:sweJOzXF0
律は男らしくブーメランパンツ
>>637 梓はスク水が合う
ある冬の日、澪から写真が届いた。
そこには、アザラシと戯れる澪、ラクダに乗って暑そうにしている澪、船に乗っている澪…
など、歌詞を書く旅の道中の澪が写っていた。
律「歌詞書きたいというよりもうただの旅好きだな」
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 00:30:41.30 ID:sweJOzXF0
このスレは変態の集まりか
梓のスク水いいね
澪は全裸だな
やるなら今しかねえ
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644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 00:49:31.67 ID:sweJOzXF0
今回は阻止しない
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 00:50:21.13 ID:vdNaEtub0
怒らないでマジレスして欲しいんだけど、
なんでこんな時間に書き込みできるわけ?
普通の人なら学校や会社があるはずなんだけど
このこと知った親は悲しむぞ?
現実見ようぜ
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 00:51:56.36 ID:sweJOzXF0
そうだな現実みるか
現実みて寝ろってことですか
ムギちゃんのスク水なんてよくね?
i三i
〃 ヾ、
〃 ヾ、
〃 ヾ、
〃 ____ ヾ、
〃 / p \ ヾ、
|| / _ノ ヽ、_ \ ||
|| / o゚⌒ ⌒゚o \ || もう自殺するしかないお
ヾ,| (__人__) |//
(⌒)、_ ` ⌒´ _,(⌒)
/ i `ー=======一'i ヽ
l___ノ,、 ,、ヽ___i
l l
トイ
トイ
トイ
i三i
〃 ヾ、
〃 ヾ、
〃 ヾ、
〃 ____ ヾ、 チラッ…
〃 / p \ ヾ、
/ ̄ ̄\ || / ⌒ ⌒\ ||
/ _ノ \ || / (● ) (― )\ ||
| ( ●)(●)l 早く死ねよ ヾ,| ::::⌒(__人__)⌒:::::|//
. | (__人__) | (⌒)、_  ̄ _,(⌒)
| ` ⌒´ | / i `ー=======一'i ヽ
. | } l___ノ,、 ,、ヽ___i
. ヽ } l l
ヽ ノ
/ く
/ ヽ
650 :
ハートのキング ◆wYFB8z4udM :2009/08/11(火) 01:42:18.34 ID:w8+MgxYk0
TSUTAYA行こう…
なんとなく投下
澪「ケータイ新しくしたんだー」
律「おー最新型じゃん!」
澪「番号とメアド変わったから教えるよー」
律「オーケー!んじゃ赤外線でぴぴっと」
律「…アドレスはmiopon…」
律「みおぽん…?」
澪「わっ悪いか…」
澪「いやさ、メアドってけっこう考えない?」
律「まあなー。私はテキトーだけど」
澪「初期設定から変えてないな?」
律「ここ数ヶ月やたらエロメールがくるんだよなー」
澪「メアド変えろよ…やれやれ」
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 02:04:02.96 ID:sweJOzXF0
メアドは某作品の英語ver
k-on
律「みんなはどんなアドレスかなー」
澪「唯は…」
ピッピ…
平沢 唯
080…
okashi-tabetai…
律「お菓子食べたい…?」
澪「そのときの気分で作ったようなアドレスだな…」
律「ムギは〜」
ピピ
ムギ
090…
lily.my_way_love2525…
律「可愛らしいメアドだなーさすがムギだな!」
澪「そうだけど…lily…」
律「それってなんて意味?」
澪「百合の花…」
律「…そっそうか…」
澪「さわ子先生は…」
ピピっ
山中さわ子
090…
d.d.d.mc696969…
澪「…メアドだけでもその人がわかるものだな…」
律「…さて、じゃあ梓はどうかな?」
あずさ
080…
azusa/push-p2a5forever…
律「普通だな」
澪「でもスラッシュよりあとのプッシュピーツーなんたらは何かな?」
律「フォーエバーはフォーエバーとして…」
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 02:22:25.57 ID:sweJOzXF0
まけあねす?
なめたん支援支援
律「あ、もしかして」
澪「わかったのか?」
律「pとaってケータイのボタンなんじゃないか?」
澪「pの位置は7で…aは2だな」
律「でさ、そのボタンを隣の数字分ひらがな入力で押すんだよ!ニヤニヤ」
澪「なるほど。って何をニヤニヤしてるんだ?」
律「べっつにーほらー梓のメアドを変換してみー」
澪「p…7はま行で二回押して[み]…aは2でか行…五回押すと[こ]…巫女?」
律「違う違う!そのaは多分ローマ字の[あ]なんだよ!つまりあ行を五回押して…」
澪「お………あ」
律「み・お!だな!」
澪「ぐっ偶然だろ…さすがに」
律「本人に聞いてミレバー」
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 02:26:07.66 ID:sweJOzXF0
まけあねすは惜しかったか
律「じゃあついでに憂ちゃんのメアドも確認〜」
ういちゃん
090…
律「ありゃ?憂ちゃんは番号しかわからないや」
澪「…梓が…私に…ぶつぶつ」
律「梓にでも聞くかー」
澪「へえ!?だっだめ!」
律「は?何が?」
澪「何が何でもだ!」
支援
かちゃ
唯「やっほー」
律「おっ来たなお菓子大好きちゃん!」
唯「まだみんな集まってないんだー」
律「唯!憂ちゃんのメアド教えてくれ!」
唯「ん?えーと…これだよ!」
うい
090…
332233221553428103…
澪「なっなんだこの数字の羅列は…」
律「…記号の羅列に飲み込まれるー♪」
澪「なんだその歌は…」
唯「変なメールアドレスだよねー」
ガチャ
さわ子「ちょいーす」
唯「あ、さわちゃん先生だ!」
さわ子「みんなで携帯覗き込んで何見てるの?まさか18歳未満はお断りの禁断パラダイス!?」
律「ねーよ、これだよこれ!」
さわ子「…あら、ポケベル打ちなんてまた懐かしいわね」
澪「ポケベル…?」
さわ子「知らないの?」
唯「それよりなんて打ってあるの?」
さわ子「えーと…『すきすきおねえちやん』…」
律「好き好き…」
澪「お姉ちゃん…」
唯「ほえー」
ポケベル打ちってか2タッチ入力で調べればわかりやすいですかね…(なめこの分かり易くはない解説)
梓「ムギ先輩…どうしたんですか音楽室の入口で…」
紬「あ、なんか澪ちゃんたちがみんなでケータイを覗き込んでるから…なんかえっちなことしてるのかなって…」
梓「えっえっえっちなことって…」
紬「たっ例えば……いっ言えないわよそんなこと!」
梓「///」(えっちなことなんて…男の人が女の人に…いっ意外ないもんね…)
紬(えっちなことなんて言ったら律っちゃんと澪ちゃんがとうとう…意外ないわよね…)
今日も平和だ軽音部
唐突だけど終わり
今日も平和だ乙
ムギちゃん自重してくださいよ
なめたん乙です
唯「さようなら」を最後までまとめたお
ジャンルどうしたらいいかな?
なめこ乙
>>667 感動でいいんじゃね?
俺は感動はしなかったけど
>>668 じゃあ日常系にカテゴライズさせてもらいましょうかね〜
あ、イジメみたいなジャンルなかったっけ?
やっぱりなんでもないです
鬱あうあうだ
監禁・グロならあるね
あっしには到底書けない分野だけどさッ!
さて、風呂入るかな
みんな賢者状態な軽音部というのが浮かんだが、書けそうもないので寝る
律「いってらっしゃいませご主人様」
律「どうかこの薄汚い奴隷の醜い身体をお打ちください」
憂「誰もいねえし俺も寝るか」
678 :
ハートのキング ◆wYFB8z4udM :2009/08/11(火) 03:33:48.73 ID:w8+MgxYk0
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 03:53:31.16 ID:JqXWrQADO
ラストあげ
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 04:31:53.24 ID:sweJOzXF0
ぬるぽ
地震で起きたでござる
おはよう
地震なんてなかったでござる
おはよう
俺んちは被害なし@島田市
雨すげえ
電車来ねえ
な…何か警報とか出てない?
さっぱりわからないんだけど…
………そうか、この時間帯はずっと一人だったな
ちくしょう…忘れてたぜ…
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 07:12:03.77 ID:LAKDAEvQO
<●><●>おはよう
ああおはよう
電車遅すぎて涙目です
朝から大変だな
民国では雨が降ってるのか?
何だ、そっちはないのか?
ものすごい土砂降りだったが…
おかげで電車が十分くらい遅れたよ
691 :
天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/08/11(火) 07:23:30.21 ID:bGA3C1CPO
おはようございます
昨日はすごい揺れてました
おかげで6時間しか眠れていません
寝不足だったのに
予報上は高い降水確率だが今のところは晴れてるな
電車が遅延するほどって、随分降ったんだな
そしてニュースをつけたら地震がどうのと言っていて至極驚いた
あら、ホントだ
もう晴れてる…
>>691 おはよう
六時間寝たなら「しか」とは言わない
>>694 俺も六時間くらいしか寝てないがまだ寝足りないぞ
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 07:37:28.87 ID:LAKDAEvQO
六時間は上々の部類だと思うけどな……
レポートをしてくる
何とか今日中に終わらせたい
(´;ω;`)ウッウッ……夏休みなのに……
そうかな…あくびがいっぱい漏れるんだけど…
ズボンが濡れて気持ち悪い…
(´・ω・`)あんまりこのスレにこれなくてスマンねぇ………
よかよか
しかしちょっと寒気がするな…風邪引いたかな
平沢勇次郎
平沢刃牙
ジャック・アキヤマー
仕事仕事
またお昼ね
紬「あらっ麦茶さん今日はどうしたんです?」
麦茶「べ、別にたまたま来たんだよ!ここのバーバーガーはどこの店より10000倍は美味いんだ」紬「ありがとうございます ご注文はいかがなさいますか?」
麦茶「・・・・(///」紬「?どうしました?」麦茶「ス、ススススマイル100個!!お願いできますか!?」
紬「えっ…ご注文は以上でよろしいですか?」
麦茶「あっあとハンバーガー1つ・・・・」
紬「かしこまりましたスマイル100個とハンバーガー1つですね?他にございますか?」
麦茶「ありません」
紬「ではこちらがハンバーガーになります。暖かいうちにどうぞー」
麦茶「どうも」
紬「・・・」
麦茶「・・・」
紬「^^^^^^^^^^^^(ry」麦茶「ハァハァ・・・やべっハァハァ・・・mrmrしてきちまった」
紬「ありがとうございましたーまたのご来店をお待ちしております」
麦茶「しゃあねぇかあんな天使みたいな顔されちゃな どっかのコンビニのトイレでも貸してもらうか」
こうですか
おはようい
(^^竸^)
紬「んばーwwwww(^^竸^)」
麦茶「………」
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 09:19:57.08 ID:LAKDAEvQO
唯「(^^竸^)」
澪「(^^竸^)」
律「(^^竸^)」
紬「(^^竸^)」
梓「(^^竸^)」
さわ子「(^^竸^)」
憂「(^^竸^)」
和「(^^竸^)」
純さん「(^^竸^)」
聡「(^^竸^)」
斉藤「(^^竸^)」
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 09:30:15.00 ID:sweJOzXF0
地震結構大規模だったのか
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 10:01:53.21 ID:LAKDAEvQO
マグニチュード6.6だとさ
この辺りは遠すぎて地震の影響無さそうですわぁ
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 10:55:01.52 ID:LAKDAEvQO
鳩金は九州在住だっけ?
そりゃ影響ないわな
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/11(火) 11:17:01.71 ID:sweJOzXF0
東京M8.0だな
アニメが現実に
714 :
ハートのキング ◆wYFB8z4udM :2009/08/11(火) 11:33:46.04 ID:w8+MgxYk0
■注■意■注■意■注■意■注■意■注■意■注■意■注■意■注■意■
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【海煎】VIPPERのあんたがたに6ポインヨ差し上げます【山煎】
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