橘「大変なのです!佐々木さんが使い物にならなくなりました!」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:03:16.16 ID:FYwNNEPeO
藤原「どういう事だ橘京子?」
橘「がっつりレイプされて、精神崩壊なのです!」
九曜「レイ――プ――……?」
橘「レイプはレイプですよ。佐々木さんの処女おまんことアナルに、見知らぬ男性が無理矢理ずっぽしずっぽしなのです!」
藤原「…………」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:04:26.58 ID:H5lQPa2v0
取り乱せ橘!発狂しろ!ばくはつしろおおおおおおおおおおお
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:06:12.32 ID:FYwNNEPeO
藤原「……すまない、もう一度頼む」
橘「だから佐々木さんが、がっつりレイプされちゃって」
九曜「がっ――つり――……?」
橘「がっつりはがっつりなのですよ。穴という穴を何度も何度も」
藤原「……誰にやられたんだ?」
橘「犯人はわかりませんよ。しかし、普通の人間では無い事は確かだと思います。私達の目を盗んでがっつりレイプするなんて、今でも信じられないのですから」
藤原「…………」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:10:16.80 ID:ROTn9xbR0
佐々木嫌いだけどアナルあるなら支持
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:11:34.33 ID:FYwNNEPeO
橘「しかも、妊娠してるらしいのです!」
九曜「それは――知ってる――」
橘「誰の子かわからない物を受胎して、発狂しました。自ら命を絶つ危険があるので、『組織』で監禁しました」
藤原「…………」
橘「これは、彼に報告しなくてはいけないのです!」
九曜「綺麗な――瞳の――?」
橘「そうです!キョンとか呼ばれている彼です!」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:13:12.15 ID:FYwNNEPeO
後はよろしく!
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:13:52.60 ID:V453r3Q6O
キョンもレイプするなら見る
レイプしたのがキョンなら見ない
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:14:04.51 ID:Hu0d+SZiO
よし、続けろ・・・がっつりな
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:14:27.79 ID:ZdWKywVMO
(0M0)じゃないのか
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:15:28.07 ID:eHG2l9z8O
バーニングザヨゴー!!
だと思ったのに…
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:32:44.13 ID:njPKh0R/O
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:48:31.43 ID:njPKh0R/O
放課後、呼び出されてやってきた喫茶店。
呼び出した側まだ来てないことを確認して、
仕方無しに空いてる席に座っていた店員に冷たい飲み物を頼んだ所で
そいつは喫茶店の自動ドアに激突しながらやってきた。
キョロキョロと店内を見渡して、ボケっとその様子を見ていた俺を視認すると
「大変です!」
と、息巻きながらテーブルを叩いた。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:49:37.99 ID:Rf3Ajlsn0
佐々木が強姦され、精神を病んだ。
古泉からそう伝えられた時、俺は「目の前が真っ暗になった」という表現が決して修辞的なものでないことを知った。
「いつの話だ」
「二月ほど前のことです」
「……どうしてもっと早く分からなかったんだ?」
「管轄が違いますからね。
機関は涼宮さんのことで手いっぱいでしたし、
何より、佐々木さんの周辺情報は巧妙に隠蔽されていました。
可能性の話をするなら、あなたが直接彼女に接触した方が発覚は早かったと思います」
俺は佐々木と疎遠になっていたここ二ヶ月を悔いた。
あいつを強姦から助け出せずとも、心の傷を癒してやるくらいのことはできた。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:49:56.96 ID:pJyQPSA00
地の文はやめろ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:51:01.02 ID:4pxlKf0HO
続けろ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:52:56.42 ID:ilRka3aLO
最高続けて
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:53:30.62 ID:g29jwimwO
ザヨコー!
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:53:33.67 ID:8bqIXJ9yO
佐々木をレイプ…ゴクリ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:54:36.43 ID:qyyjxlquO
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 20:57:05.99 ID:njPKh0R/O
>>14 周りの視線が気になること大な俺は、そいつを宥めようとしたが
そいつは俺の心中お構い無しに続ける。
「佐々木さんが、使い物にならなくなりました」
宥めようとしていた手は、先程目の前の彼女がしたように
テーブルを勢いよく叩き、俺は立ち上がり問う。
「どういうことだ、大体使い物ってのはなんだ。答えろ、橘」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:01:01.68 ID:Rf3Ajlsn0
「今、佐々木はどこに?」
「地方の病院で療養中のようです」
「お前の知らない、機関が関わっていない病院なのか」
古泉はちぎったレポート用紙にペンを走らせながら言った。
「ええ。この病院が選ばれたのは、十中八九、あちら側の組織の配慮でしょう。
……これをどうぞ」
手渡された紙には、病院の名前と場所が記されていた。
「お見舞いに行くならあなた一人で行ってください。
僕や朝比奈さんや長門さんには厄介な肩書きがありますし、
涼宮さんにはそもそも佐々木さんに関する情報を伝えないよう厳命されています」
「分かってるさ」
誰もお前を薄情者だなんて思っちゃいない。
「ありがとな」
俺は踵を返して教室に戻った。
昼休みの終わりを告げる予鈴が、旧校舎にまで響いてきていた。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:02:54.26 ID:H12kSKBL0
佐々木はレイプされたぐらいで発狂するような感傷的なキャラじゃないだろ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:08:45.93 ID:Pz5qYtUCO
まじかよ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:09:33.24 ID:8bqIXJ9yO
>>24 バカヤロウ!女の子にとっては自殺もんだぞ!
それがいいんだが
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:12:09.01 ID:pJyQPSA00
涙目で犯されながら「んッ・・・んッ・・・」ってなってる姿がみたい
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:12:10.31 ID:Rf3Ajlsn0
目を眇めて至近距離から俺を見つめるハルヒ。
クラスメイトの視線が痛い。
「俺の顔がそんなに不思議か?」
「妙ね」
「人の顔を見て妙ねとはなんだ」
ハルヒは腕組みをして鼻を鳴らすと、
「昼休みからキョンの元気がないような気がするのよ」
どきりとした。佐々木の件をハルヒに悟られるわけにはいかない。
その一心で普段通りの俺を演じてきたのだが、それでもやはり、ハルヒの観察眼は鋭かった。
「俺はいつもこんなだろ」
「気怠そうなのはいつもどおりなんだけど……なーんか変なのよね」
細長い睫に縁取られた瞳に、俺が映っている。
心の内が見透かされているような気分になる。窮地を救ってくれたのは、委員長の声だった。
終礼が始まって、ハルヒから解放される。
今日だけならなんとか誤魔化せる。
だが、日を重ねてもハルヒを騙し続ける自信が俺にはなかった。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:20:20.99 ID:Rf3Ajlsn0
翌日、土曜日の朝。
俺は愛車を走らせて駅に向かった。
一応ハルヒには不思議探索に参加できない旨を伝えてあるが、
限界になったメールボックスを見る限り、承諾されたとは到底思い難い。
適当な言い訳は考えてあるが、週明けの言及は必至だ。
「上手くフォローしてくれてるといいんだが……」
ここは副団長様の話術に淡い期待をかけるとしよう。
普通電車には丁度いい空きがいくつかあった。
俺はそのうちの一つに腰掛けて、ポケットからメモを取り出した。
病院の最寄り駅までは、あといくつか電車を乗り継ぐ必要がある。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:26:08.47 ID:njPKh0R/O
>>22 俺は橘に詰め寄るが、
しかし橘はそんなこと気に介せず言葉を続ける。
「佐々木さんが昨夜襲われました」
息を呑んだ。
前のめりになっていた体勢が、怯んで後ろにさがる、
そして言葉の内容を理解して再度詰め寄る。
「佐々木は無事なのか!?」
「命に別状はありません、無傷です」
安堵し胸を撫で下ろす。
しかし、橘の表情は暗いままで、まだなにかあることを再認する。
「落ち着いて、冷静に聞いてください」
「わかった」
「佐々木さんの身体は問題ありませんが、心、精神的にかなり傷ついたようでして……」
一拍開けて、深呼吸をする橘。
俺は、黙って言い出すのを待つ。
「佐々木さんは、所謂婦女暴行の被害を受けました」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:31:59.31 ID:Rf3Ajlsn0
電車の心地よい揺れに微睡みつつ、俺は佐々木の"サイン"を思い出していた。
一ヶ月ほど前に、白紙のメールが佐々木から届いたことがあった。
どうしたんだ、と返しても、佐々木は無反応だった。
その時、宛先を間違えたんだろう、と俺は無理矢理自分を納得させたが、
あれは心の傷に苦しむ佐々木の小さなSOSだったのではないだろうか。
「――駅、――駅」
回想はそこで中断された。
下車すると、残暑を孕んだ風がホーム吹き抜けていった。
日本のどこにでもある、自然豊かな田舎町という印象を受けた。
草の緑と空の青が織りなす風景を歩いていくと、行く手に白亜の建物が現れた。
「ここで間違いないみたいだな」
プレートには、メモと同じ病院の名が刻まれてある。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:42:26.61 ID:njPKh0R/O
>>30 座り込む。
中腰の体勢を保てなくなり、椅子に力無く腰掛ける。
椅子が無ければ、不様に尻餅をついていただろう。
「佐々木さんは神とは言え、現実にはまだスペアに過ぎず、
あたし達の監視なども、涼宮さんに比べれば微々足る物でして……」
言い訳がましい、とは思わない。
あくまでも第三者たる橘に責任を求めはしない。
ただ、それでも非難しそうになる、
八つ当たりしたくなる。
「お待たせ、……しました」
若干腰の引けた店員が頼んだドリンクを持ってきた。
やり取りを、見ていたのか聞いていたのか、
そこまで申し訳なさそうにでてこられると罪悪感がでてくる。
「佐々木は、いまはどうしてるんだ?」
「自宅に、居る筈です」
「そっか。……座ったらどうだ?」
「はい」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:42:57.22 ID:Rf3Ajlsn0
面会の手続きで一悶着あったが、俺は滞りなく佐々木の病室に着くことができた。
「こちらです」
会釈して、看護婦が去っていく。
白い後ろ姿が角に消えるのを見送ってから、個室のドアをノックした。
「佐々木、入るぞ」
「ああ」
割としっかりした声に、緊張が解けた。
個室は清冽な白で満ちていた。
そしてその真ん中に、佐々木が寝ていた。
「久しぶりだね、キョン」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:46:08.27 ID:fpQSR92OO
橘さん本当に裏切ったんですか!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:51:02.88 ID:njPKh0R/O
>>32 沈黙、嫌に気分が悪い。
どうしよう、吐きそうだ。
嫌悪なのか、憤怒なのか、なんなのか、
胸の内に片栗粉を多量に溶かした水のようなドロッとしたものを感じる。
「すみません、キョンさん」
橘が、だんまりムードを抜けて言葉を紡ぐ。
謝罪の、言葉。
それはともすれば適切な流れなのかも知れないが、
しかし、いまここで謝られると、俺は困る。
謝られると、お前が、悪かったのかと、勘違いしてしまう。
お前を責めていいのかと、誤解する、錯覚する。
責めて、せめてこの気持ちをと、思ってしまう。
「それ」
「はい?」
だから俺は答えずに、汗をかきテーブルに水溜まりを作りはじめたジンジャエールを指差して。
「それ、やるよ」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:52:09.89 ID:H5lQPa2v0
オンドゥルルラギ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 21:52:50.23 ID:Rf3Ajlsn0
「そうだな。二ヶ月とちょっとぶり、くらいか」
そんなにも長い間、佐々木と交流を断っていたことを改めて自覚する。
「いい病院だろう?」
俺は頷いた。
病院特有の匂いがここにはなかった。
代わりに、風で運ばれてくるのだろう、病院の花壇に植えられている花の匂いが漂っていた。
「今日は君ひとりかい?」
「ああ。多い方が良かったか」
「いや。この方が気兼ねなく君と話せるからね。
君の傍にはいつだって、SOS団の人たちがいたから……」
言葉が切れる。
不意に佐々木は言った。
「ねえ、キョン。どうして君はさっきから、僕と目を合わそうとしてくれないんだい?」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 22:04:59.01 ID:I2bU/EPLO
?
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 22:08:07.17 ID:Rf3Ajlsn0
俺は出来るだけ自然な動作で佐々木に振り返ろうとした。
だが、出来なかった。
視界に佐々木の虚ろな微笑みが映っただけで、目を背けたくなる衝動に駆られた。
根本的な事柄に話が及ぶことを、俺は避けていた。
病室に入ったときに、俺が見たもの、それは佐々木の体に残る自傷痕だった。
とくに半袖から露出した白い腕からは、幾筋もの傷跡が見て取れた。
「長袖、着ないのか」
「くっくっく。相変わらず君は気の利いたことが言えないな」
佐々木の指が傷跡をなぞる。
見れば見るほど、傷は深かった。
「自殺しようとしたのか」
「そう。その質問が正解だよ、キョン。
結構深いところまでいったんだけどね、致死量の血が流れ出る前に、看護婦に気付かれてしまった」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 22:18:23.07 ID:I2bU/EPLO
し
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 22:23:24.95 ID:Rf3Ajlsn0
「………」
「ここで安易に自殺未遂を非難しないところが君らしいよ。
もっとも、もしそんなことを口にしていたら、僕は君に失望していたがね」
辺りを見渡して気がついた。
この個室には、凶器となり得るものが何もないのだ。
俺の視線の動きから察したのか、佐々木は溜息をついて言った。
「撤去されてしまったよ。
おかげで僕が手に出来る凶器と言えば、精々食事時に握る箸くらいなものさ。
さて、キョン。自殺志願者になり果てた親友を見て、君はどう思った?」
「意外だった」
「大方、奇声を上げて暴れ回る精神障害者を想像していたんだろう。
しかし、陽気な自殺志願者というのも悪くない。
僕はあの日からずっと、どうすれば命を絶つことができるのか考えてばかりいるんだ」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 22:28:22.73 ID:ilRka3aLO
自殺しようとする佐々木たんを散々レイプしてはらませてあげたい
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 22:32:05.31 ID:ByuHIOb6O
なんで分裂してんだ?
44 :
◆ihjpPTk9ic :2009/07/30(木) 22:36:30.46 ID:Rf3Ajlsn0
前向きに自殺を考える。
そんな、簡潔な矛盾を内に抱えた佐々木は、
一頻り自分がどれだけこの世から消えて無くなりたいか語った後で、出し抜けにこう言った。
「お願いがあるんだが、絶対に叶えてくれると約束してくれるかい?」
「内容による」
「だろうね。そう言うと思ったよ」
「それで?」
「僕を殺してくれないか」
「できるわけないだろ」
「できるさ。今から僕に馬乗りになって、首を絞める。
僕が失神してもしばらく絞め続けるのがポイントだよ」
と言いながら、佐々木は自分の手で自分の首を絞めるフリをした。
「そういう問題じゃない
俺はお前を殺したくない。だからそんなことはできない。そもそも――」
続く言葉を飲み込んだ。
どうして佐々木は自殺したいんだ?と尋ねることはこの場に置いて禁忌だった。
強姦、中絶。一人の女が自殺を考えるのに、動機は十分過ぎる。
ジンジャエールwww
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 22:41:31.67 ID:NSmrO20PO
コレクッテモイイカナ?
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 22:49:47.30 ID:ByuHIOb6O
あなたの奥さんじゃありません
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 22:51:31.06 ID:Rf3Ajlsn0
「道徳観が邪魔をするかい?
それなら手順を分割して考えるといい。
君は然るべきところに掌を乗せる。圧搾する。その状態を数分保つ。
どうだい?」
もちろん然るべきところというのは僕の首だよ、と言う表情はあくまでも清々しい。
「死にたい人間を死なせるのに罪はないんだよ。
幸福が人それぞれなように、死に方も人それぞれだ。
人生に飽き足らない人間は死期を先延ばしにし、
人生に価値を失った人間は死期を早めようとする。
そして僕は、一刻も早く死にたいんだ」
俺は最早佐々木のペースに完全に飲まれていた。
何故人を殺してはいけないのか。
小学生の頃に決着をつけた道徳の問題が、頭に浮かぶ。
「帰る」
俺は逃げるようにして病室を出た。
「また来てくれる日を楽しみにしているよ。
その時はきっと――、僕を殺してくれ」
去り際にかけられた言葉が、耳の奥にこびり付いていた。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 22:59:28.28 ID:Rf3Ajlsn0
ロビーに戻ると、見知った顔と目が合った。
「こんにちは」
無視して通り過ぎる。
「ちょっ、無視は酷いのです!」
立ちはだかったツインテールの女、橘京子は真剣な面持ちで言った。
「お話があります」
「生憎、今はお前と話すような気分じゃない」
佐々木との面会は、想像以上に堪えた。
「それでもです」
橘は俺の腕をむんずと掴み、花壇の方へ歩き出した。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:11:30.28 ID:Rf3Ajlsn0
大樹の陰に設えてあるベンチに腰掛け、
缶ジュースのプルタブを開けてから橘は言った。
「佐々木さんとは、滞りなく会えたんですね」
「最初は面会謝絶だとかで断られたが、名前を出したらご丁寧に病室まで案内してくれた。
……お前の計らいか?」
曖昧な頷き。
「ありがとな。それがなけりゃ、無駄足になるところだった」
「お礼はいりません」
橘は俯いたまま言った。
「キョンくんは佐々木さんがどうしてあんな状態になったのか知ってるの?」
「古泉から聞いた」
「佐々木さんを辱めた犯人は、まだ見つかっていません」
「それはお前の組織が無能だからか。それとも犯人が有能だからか」
「後者に決まってるじゃないですか」
「お前を知ってると、そうは思えないんだが」
「もうっ………」
ぷんすか、という表情の顔を上げた橘は、ふと真顔に帰り、
「……あまりショックを受けていないみたいで、意外です」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:14:13.18 ID:ByuHIOb6O
佐々木がこんな状態なら閉鎖空間はどんな具合になってんだ?
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:25:45.27 ID:2KuY6jHQ0
伸びないのに良くがんばるな
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:25:58.54 ID:Rf3Ajlsn0
「同感だ」
佐々木が模範的な精神異常者になり果てていたら、
俺は佐々木を辱めた犯人に、もっと激しい憤りを募らせていたと思う。
病室で話した佐々木は、正常だった。
正常に自殺を、死を望んでいた。
「佐々木さんが初めて自殺を図ったのは、一ヶ月前のことなんです。
入院してからも、佐々木さんは命に関わるような自傷行為を繰り返しました。
でも、どれも死に至る一歩手前で一命を取り留めて……」
「自殺未遂止まり、か」
橘は俺の憶測が正しかったことを証明してくれた。
「はい。これはわたしの組織の認識ですけど、
恐らく佐々木さんは、死にたくても死ねないんです」
死にたくても死ねない。
どんなに自分を傷つけても命に到ることはない。
そんな芸当を可能にする能力を、その能力の持ち主を俺は知っている。
「でも、矛盾がある。能力は佐々木が望みを叶える形で働くはずだ」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:34:43.18 ID:ByuHIOb6O
矛盾
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:41:19.86 ID:ByuHIOb6O
なんだ保守はオレ一人か
バーガー何やってんだよ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:43:26.81 ID:LghGusapO
規制食らってるから携帯から保守を支援する
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:46:16.31 ID:euh/IEEY0
支援して保守をした
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/30(木) 23:47:12.60 ID:6KH8ZlJdO
同じく支援
関係ないけど風呂入ってる間に蛇娘スレが落ちてた
支援
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:04:42.64 ID:Lx+xwjO3O
バーガーで思い出したが、ハンバーグラーってどうなった?
結局ドナルドマジックで殺られたのか?
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:06:38.82 ID:BVxVeaMC0
佐々木が死にたいと願っているなら、能力は自殺が完遂されるように環境を変化させる。
例えば佐々木の自殺を止めようとする人間を、佐々木の傍から一掃する、というように。
「今現在、わたしたちの組織では、佐々木さんの能力は、体に依存しているという見方が有力なのです」
「というと?」
「これまで、佐々木さんの閉鎖空間は彼女の精神状態の起伏に関係なく、安定していました。
でも、それは佐々木さんの心が特別に広いから、という理由ではなかったのです。
彼女の能力は、彼女の身体的変化を抑止する形で働いているのです」
「お前、分かり易く説明する気ゼロだろ」
「そ、そんなことはありません。
つまりですね、佐々木さんは無敵なのです」
「おお、とてもわかりやすい」
からかわれていることにも気付かず、橘は続けた。
「誰も佐々木さんを、物理的に傷つけられません。
傷つけた結果としての死なんてもっと有り得ません」
「でも、自傷は成功してる。
佐々木の腕の傷は、正直、見るに堪えなかった」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:20:50.71 ID:Lx+xwjO3O
つまり膜も無事なわけだな
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:36:49.61 ID:QElIRGOsO
保守
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 00:46:44.52 ID:QGfOUxIDO
>>63 つまりこの後もう一度がっつり犯られる展開があると?
支援
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 01:23:21.65 ID:Lx+xwjO3O
へしゅ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 01:34:33.65 ID:vK3te/5J0
城島
69 :
代議士:2009/07/31(金) 01:57:01.57 ID:o0MCT39SO
もしや赤ん坊に力が移ったのか?
もしくはハルヒや長門が関与してる可能性もあり得る
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 02:09:36.56 ID:9i59qbbDO
佐々木!
自殺できてないじゃないか
後予想厨は死ね
7shi氏の橘SS京都編だれかくれ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 02:32:33.26 ID:Lx+xwjO3O
ましゅ
保守
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 03:25:53.02 ID:wpWkpMYDO
ほ
保守間隔分からないけど一応
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 04:29:55.98 ID:Lx+xwjO3O
なあ、ハンバーグラーって
ほ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 06:12:15.50 ID:Lx+xwjO3O
やしゅ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 07:23:58.72 ID:wpWkpMYDO
ほ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 09:03:19.89 ID:0JtzmHkdO
ほ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 09:48:00.79 ID:nkzvGx6PP
期待したい
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 10:27:35.25 ID:YeCpwlPC0
ho
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 10:29:57.91 ID:JDw/bN55O
ほ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 11:29:50.79 ID:ALUJmQGMO
ほ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 11:33:04.91 ID:5NcdkhvoO
新キャラの佐々木さん陵辱を思い浮かべた
みんな安心しろ!
眉毛が助けに来てくれるはずだ!
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 12:04:24.89 ID:YdjXZmjPO
保守
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 14:00:39.35 ID:Lx+xwjO3O
まだだ
規制解除記念保守
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/31(金) 14:36:11.97 ID:DZtAH4SaO
立てて丸投げした俺が保守
hu
保守
揚げ
98 :
◆7SHIicilOU :2009/07/31(金) 17:07:05.08 ID:JDw/bN55O
>>72 それは冒頭だけ書いただけで軽くエターなった
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ザヨゴー!!