('A`)ドクオは黒猫に魅せられたようです

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>>1乙です

ながらでのんびりいくのでよろしければどうぞ

期待

プロローグ「なんたらと白昼夢」

ここ最近、毎日のように夢を見る。

明るいような暗いような
寒いような暑いような
夢の中の俺はそんな場所にいる。

ただ、居心地の良いことだけは確かだ。
まるで昔からそこに居着いていたような奇妙な感覚がここにはある。

支援

しばらくすると何もないところからポッと門が一つ現れた。
そしてそれが当然かのように俺は門をくぐろうとする。

「駄目です。あなたはまだこっちに来てはいけません」

不意に、どこからか声がした。

('A`)「何故だ？」

俺は居場所の分からぬ声の主に問いかける。

「駄目なものは駄目です」

女の声だろうか、少し間延びしたような気だるい雰囲気すら感じる。

('A`)「それじゃ説明になってない」

「むぅ、なら……」

少し困ったように間を置いて、

「明日には通っていいから今日のところはどうか一つ」

声はそう言った。

支援

('A`)「よし分かった」

俺は条件反射的に答える。

「あら、もの分かりの良いこと」

('A`)「このままじゃ埒が明かんからな」

「まあそうですね」

ちっとも愉快じゃなさそうに笑った後、

「それじゃまた明日、いや今日かな？」

奇妙なことを言って、夢は醒めていった。


('A`)ドクオは黒猫に魅せられたようです

第一話「未来は僕らの校舎裏」

('A`)「やっちまった……」

現在の時刻、１２時４０分。
ニートにとっては普段の起床時刻だろうが、華の高校生にとってはそうではない。

どうみても遅刻です、本当にありがとうございました。

('A`)「もう昼休みか……」

とりあえず級友に連絡を。

('A`)「死神様の番号は死に死に殺しっと」

コールは十回まで待つのが俺のジャスティス。

なんというマカ……

プルr……
　 _
(　ﾟ∀ﾟ) 『イエーイ、寝坊ですかドクオさああぁぁぁぁんんんっ！！！』

('A`)「…………」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『……何か言えよ』

('A`)「こうしてジョルジュは俺から元気を奪っていくのである」
　 _
(；ﾟ∀ﾟ)『それはモノローグで言うべきじゅね！？』

モノローグとか言ってんじゃねーよ。

('A`)「とりあえずだな」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『おう』

('A`)「電話に出るのが早くてなんか待ち構えてたみたいでキモい、あと寝起きにそのテンションはキツい、じゅねってなんだよカミカミチップが」

嫌な３Ｋである。
　 _
(　;∀;) 『ごめん俺泣きそうだわ』

('A`)「長文で罵倒されるのは辛かろう」

そろそろ閑話休題。

('A`)「まあ今から学校向かうわ」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『おう、五限には間に合うか？』

('A`)「んー、あと３０分で着くから多分大丈夫」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『学校から家が近いっつーのはつくづくうらやましいな』

('A`)「恨むなら親を恨め、じゃあな」

電話を切り、支度に取りかかる。
着替えや荷造りが済むころには一時を少し過ぎていた。

支援

('A`)「あと１５分ちょいか……中央通り使うかな」

呟きながら誰もいなくなった家をあとにする。

('A`)「やっぱこの時間は人少ないな」

国内最大規模の広さを誇るVIP駅を横目に、高架下を進む。
その先には名所とも言えるスクランブル交差点が広がっていた。

('A`)「とは言ってもさすが都心……って感じだな」

いつもは右折するところを今日は直進する。

予想通り、普段は人でごった返している中央通りは幾分か空いていた。

朝や休日などは通りそのものがラッシュアワーの様相を呈しているこの通りは、
洋服、雑貨、靴などといったファッション類からゲーム、ＣＤなどのカルチャーグッズまで何でも手に入る。

若者の街、VIP。
その中でも中心と言える中央通りの奥にあるのが、

('A`)「間に合ったみたいだな」

俺の通う私立VIP高等学園である。

今年で創立４０周年。
少し変わった立地にあるこの学校は、かなり自由な校風である。
とは言っても当然遅刻は許される行為ではない。

('A`)「先生に断り入れとくか」

まだ昼休みなので職員室にいるはずである。
俺は靴を履き替えると自教室とは逆方向に向かった。

支援

('A`)「失礼しまぁーす」

少し重い扉を引くと、煙草とコーヒーの香りが漂ってくる。

('A`)「盛岡先生、遅刻してしまいました」

(´・_ゝ・｀)「…………」

返答無し。

('A`)「先生？遅刻した鬱田ですが」

(´・_ゝ・｀)「……あー……」

('A`)「申し訳ございません」

(´・_ゝ・｀)「……あー……」

('A`)「……先生ぶっちゃけショボンとAA被ってますよ」

(´・_ゝ・｀)「……あー……」

('A`)「駄目だこりゃ」

俺みたいな生徒がいると疲れるのもわかるが、生徒の善き手本となってほしいものである。

('A`)「はいはい、おはようさん」

教室に入った俺を出迎えたのは、
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「よう、待ちくたびれたぞ」

ジョルジュ一人だった。
というより、こいつ一人しかいない。

('A`)「この状況に説明を」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「実は今日半ドン」

(;'A`)「はあっ！？」

いやいや、お前さっき五限の心配してたじゃん！
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「いやあ帰ろうとしたらお前から電話が来て、イタズラ心がつい」

( A )「言いたいことはそれだけか？」

ゆら……ゆら……とどす黒いオーラを拡散するかのように体を揺らす。
　 _
(；ﾟ∀ﾟ)「待て、悪かった。ただの悪ふざけなんだ！」

(#'A`) 「あの世で俺に詫び続けろオルステッドォッ！」
　 _
(；ﾟ∀ﾟ)「ジーザスッ！！」

生憎俺は無神論者だった。

申し訳ない少し空けます

立ったか
しえん

うん
支援は違ったよね保守だよね

ほ

すいませんちょっと仕事が入ってしまいました……
７、８時頃まで残ってたら続き書きますが、落ちてたらまた後日立て直します。
代理等して頂いたのに申し訳ない

保守っとな

流石にコレは落とせよ

保守

読む

よむほ