49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 19:41:55.37 ID:QudlWYOrO
公園に来ている。
佐々木が何も思い出せない為、佐々木と一緒に橘がよく行く場所をトレースする事にした。
これがきっかけで何か思い出せばいいと思ったのだが、肝心の佐々木は周防と一緒に砂場で遊んでいる。
ちなみに、藤原は「お腹が痛くなった」とだけ残して帰ってしまったと、橘が言っていた。
こんな時に不謹慎だとは思うが、無邪気に笑う佐々木は
橘「……可愛いぃ」
キョン「……なんだって?」
橘「何も言ってません」
キョン「お、お前まさか」
橘「何も言ってません」
キョン「……まあいい」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 19:45:21.99 ID:QudlWYOrO
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 19:45:26.14 ID:mRNqGJp+0
なんか逆バージョンを読んだことある気がする
佐々木が子犬っぽくなるSS思い出した
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 19:52:50.28 ID:vm+kdoWg0
キョンがかわいそうなやつな
キョンのときみたいな鬱展開なら早めに言ってくれ
そしたら読まないから
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 20:06:09.91 ID:qUFNb3NW0
上に同じ
鬱展開大好物です^p^
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 20:13:03.57 ID:6hZLJi0Y0
きょこたんかあいいなぁ。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 20:21:56.40 ID:D7nA3Xh9O
そんじゃ、9時まで
とりあえず保守
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 20:37:30.99 ID:QiFPpdYVO
これはいい佐々木
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 20:45:11.17 ID:joH9muNvO
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 20:59:44.86 ID:QudlWYOrO
橘「あれ?」
キョン「どうした?」
橘「佐々木さんと周防さんはどこに行ったんですか?」
キョン「砂場に……いない」
橘「これヤバいですよっ!」
キョン「いや、いくら佐々木が今アレだからって周防も付いてるんだろ?」
橘「だから! 周防さんもちょっとアレなんですよっ!!」
キョン「……そいつはまずい」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:01:07.52 ID:6N28OPcri
>>51 キョンが三十くらいの時アルツハイマーになるあれか
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:08:16.22 ID:QudlWYOrO
「ブヒヒヒ、おおおおおお嬢ちゃん達ィヒヒィ! かっかかか可愛いねっ!フヒィッ」
佐々木「や、やめてください、やめてください」
周防「―――――――」
「フヒィッ! ヒヒヒィ貧乳だねっブヒッ!!www」
佐々木「なっ!?」
周防「―――――――」
「ロリロリおっぱいおちんちんびろーんwwwwwwwww」
佐々木「きゃぁぁあああ!!」
橘「そこまでですっ」
「フヒィッ!?」
「ブッヒヒヒィィ! ツインテ! 貧乳ゥゥゥ!!wwwwww」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:10:14.38 ID:RU/NxBy70
再開されてると思ったら、なんだこの展開はw
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:13:59.51 ID:QudlWYOrO
―――――。
橘「佐々木さんっ! 知らない人に付いていっちゃダメじゃないですか!」
佐々木「そうだったね……ごめんなさい」
キョン「橘」
佐々木「でも、あのおじさんがお菓子くれるっていうから、つい……」
橘「つ、ついって!」
キョン「橘」
橘「なんですか!?」
キョン「この人息してない」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:15:36.05 ID:kqIqEbhv0
なんてこった
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:22:06.06 ID:QudlWYOrO
―――――――。
橘「やっぱりこの状態の佐々木さんを連れて歩くのは危険過ぎますね」
キョン「橘」
橘「それに事情を知らないご家族がこの佐々木さんを見たら何事かと思いますしね、ああ、八方塞がりです」
キョン「橘」
佐々木「砂が足らないよ、周防さん」
周防「――――大――丈―――夫――」
橘「ここは問題が解決するまで私の家で匿うのが上策ですね」
キョン「オイ待て」
佐々木「みんなでお泊まり会かい?」
橘「そうですよっ! 二人っきりですけどね!」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:22:18.49 ID:QiFPpdYVO
俺も息してない
誰の息が止まったんだ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:27:10.54 ID:QiFPpdYVO
>>69 だから俺だってば。
ちょっと佐々木に人工呼吸してもらってくる
ついでに心臓も停止すればいいのに
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:30:21.69 ID:kJQ1R+nOO
これなんて痴呆?
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:32:56.17 ID:QudlWYOrO
佐々木「二人きりか……」
橘「ええ! 楽しみですね佐々木さんフヒッ!」
佐々木「僕は……キョンの家に泊まりたかったなー」チラッ
橘「」
キョン「なんと」
周防「――――き―――ま―り」
そういう事になった。
橘「ちょ、勘違いしないで下さいよ! 今佐々木さんはちょっと頭がアレなだけですからー!!」
キョン「ははははは」
佐々木「さようならー橘さーん」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:39:10.85 ID:QudlWYOrO
キョン「しかし本当に手がかりは無いままか……」
佐々木「良いこと思いついたよキョン、僕の知能は下り坂じゃなかったみたいだ!」
キョン「何か思い出したのか!?」
佐々木「手をつないで帰ろうよ」
キョン「」
佐々木「ん?どうしたんだい?」
キョン「いや、素晴らしく良い考えだと思ってさ」
周防「――――私―――も」
キョン「なんだお前も泊まるのか、まあ一人も二人も変わらないか」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:44:02.84 ID:QudlWYOrO
この日は、三人で手をつなぎながら家まで帰った。
手を激しくぶらぶらさせたり、歩きながら横に並んで夕日に写し出される影ウェーブをしたり
時々立ち止まって目をしたり、カニをしたり、扇をしたり、サボテンをしたり、肩車でトンボもした。
まるで、童心に還ったようでなかなか楽しくもある帰り道だった。
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:44:50.65 ID:2PD3T4YZO
一方長門は俺とセックスしていた
一方俺はみくるにパイズリしてもらっていた
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:49:18.58 ID:PQec79wT0
ハルヒの二期では世界中の人が佐々木の登場を待ち望んでいたのに
京アニ角川はテロの恐怖に怯えるハメになってしまった
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:49:19.47 ID:xUjzmCkOO
一方俺は………俺は…………
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:50:41.73 ID:d14nmAUO0
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 21:55:04.79 ID:QudlWYOrO
いかん
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 22:05:40.72 ID:QudlWYOrO
長門「悪魔召還プログラム起動、鬼女召還」
長門有希の部屋に青白い魔法の様な物が浮かび上がり、徐々に上下に開かれていく。
長門「SUMMON:朝倉涼子」
朝倉「ウォォォォレハ鬼女アサクラ、コンゴトモヨロシクゥゥ!!」
長門「そういうのは要らない」
朝倉「あら、ごめんなさい」
長門「アレが出現した」
朝倉「アレ?」
長門「小さくて」
長門「丸くて」
長門「存在の認識が困難」
長門「それがアレ」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 22:14:39.85 ID:QudlWYOrO
佐々木の家での振る舞いは、緩慢と表現するのが適切だった。
風呂に入れば周防がいなけりゃ湯船でボーっとしてるし、部屋に居ればそれはそれでボーっとしている。
佐々木の異常性を目の当たりにしてしまうという点では、この滞在はとてもキツいものだ。
アレってまさかコイツのことか!
ここにいる→
つ*
佐々木「…………」
キョン「佐々木」
佐々木「なんだい?」
キョン「あー、」
キョン妹「佐々にゃん!!」ガチャッ
佐々木「なんだい、妹ちゃん?」
キョン妹「クッキー作ろうクッキー!!」
佐々木「それはいいね、私も手伝わさせてもらうよ」
キョン妹「行こー!」
パタン
周防「――――――」
キョン「周防」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 22:43:56.22 ID:QudlWYOrO
周防「―――な――に―?」
キョン「佐々木がああなってしまった原因はなんなんだ? お前なら分かるんじゃないのか?」
周防「――――――――」
キョン「周防……」
周防「……アレのせいかと思われる」
キョン「す、周防?」
周防「私は長門有希、この端末を介してあなたと会話している」
キョン「アレってなんだ!?」
周防「アレはアレ、名前はまだ無い、情報統合思念体にも理解不可能な物、存在しているのかしていないのかさえも理解出来ない」
キョン「な、なんだって佐々木がそんな得体の知れない奴に……」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 22:48:53.84 ID:QudlWYOrO
周防「攻撃を受けた訳ではない」
キョン「なんだと?」
周防「彼女は……
バタバタバタバタバンッ!
佐々木「キョンっ!!」
キョン「佐々……ふふふ服を着ろぉ!! なんで今風呂に入ってんだ!?」
佐々木「そんな事は些事さ! 聞いてくれ、思い出したんだ!!」
キョン「何をだ、落ち着け、前隠せ!!」
佐々木「きっと妖精さんだ!!」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 22:53:30.23 ID:SsBLFcNp0
アジアNo1妖精を思い出した
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 22:53:52.48 ID:QudlWYOrO
橘『急に電話してきたと思ったらなんですか?』
キョン「さ、ささささきが……ついにこわれた……」
佐々木「こわれてない!!」
キョン「も、もうだめだ……」
佐々木「ダメじゃない!!」
橘『もしもし? 佐々木さんですか?』
佐々木「橘さん! 妖精さんに会えば全て解決さ!」
橘『』
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 22:59:31.53 ID:QudlWYOrO
キョン「……」
周防「――――――妖――精―――い――る」
キョン「……な、なんだと?」
周防(長門)『妖精……ぽいのなら』
キョン「マジでか」
周防『そう』
佐々木「くつくつくつ、ぼくの言った通りだろう?」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:00:53.62 ID:pSZRBHt1O
全身緑タイツで赤パンの妖精ですか?
三十路越えのな
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:05:59.23 ID:6hZLJi0Y0
もちろん♂だよな
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:06:26.07 ID:pSZRBHt1O
その妖精じゃあ、佐々木がこうなるのも仕方がないか………
佐々木カワイソス
(´・ω・`)
ここにきてスレタイが的確すぎる
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:11:15.83 ID:QudlWYOrO
佐々木「計量スプーンを拾ったんだ」
キョン「は?」
佐々木「それで勝手に出てくる小麦粉を使ってクッキーを作って甘いものが好きな妖精さんにあげたんだよ」
キョン「な、なんだって?」
周防(朝倉)『あー、アレかも』
キョン「アレってなんだ!?」
周防「――――――ア――レ」
周防『情報統合思念体に着くノミみたいなものよ』
キョン「お前らはイヌネコの類なのか?」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:17:15.65 ID:QudlWYOrO
朝倉「違うわよ」ガサッ
キョン「ひぃっ!?」
長門「失礼」ガサッ
キョン「ひょあっ!?」
周防「――――――ど――こ―でも――ヘ――アー」
キョン「そ、それでそのノミみたいなのはどこにいるんだ?」
朝倉「ここよ」
キョン「……は?」
朝倉「この2人」
長門「……」
周防「――――」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:23:20.73 ID:QudlWYOrO
キョン「いや、長門と周防だろうが」
朝倉は大きく息を吸い。
手を叩いた。
爆音と同時に朝比奈さんの悲鳴めいたものが多数聞こえ、長門や周防の制服の下から5つほどの球がころがりでてきた。
キョン「なんだこれ、ガチャガチャの球か?」
朝倉「それがノミよ」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:27:04.60 ID:V8worO6Z0
つまり、黒幕は朝比奈さんか
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:28:30.36 ID:cmfQzh2RO
朝倉の服の下も調べる必要があるな
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:29:36.47 ID:QudlWYOrO
しばらく観察していると1つ1つが小さな人、まるでぬいぐるみの様な小さな人になりだした。
「に、にんげんさ
朝倉はその1人を踏み潰した。
「ひぃぃぃ」
「ころされるー!」
仲間が惨殺されるのを見て一斉に失禁する妖精さん達。
朝倉「ね、ノミよ」
そんな笑顔を見せられても困るんだが……
ついでに言うと俺はただ佐々木が可愛いだけのSSを書きたかっただけなのに話は迷走しすぎている。
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:30:19.40 ID:vm+kdoWg0
人類衰退かww
とりあえず区切りつけてから、好きに佐々木を書けばいいじゃないか
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:37:05.09 ID:QudlWYOrO
―――――。
朝倉が逃げ回る妖精さん達をナイフで潰し回ろうとするのを身を挺してとめてから数時間、朝倉のイラつきを理解しだしてきた俺がいた。
「どういうこと?」
「りかいできませんな」
「われわれがはんにん?」
「ぬれぎぬだー!」
「かんちがい、かと」
「へいわてきなはなしあいをのぞむ」
この妖精さん達は物分かりがものすごく悪い。
佐々木「キョン、何をしてるんだい?」
キョン「やれやれ、やっと興味を持ったか、こいつらがその妖精さんだな?」
佐々木「やあ! これは久しぶりだね」
「……どちらさま?」
当の本人も忘れられているとは困ったものだ。
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:44:14.54 ID:QudlWYOrO
佐々木は四苦八苦して彼らと意思疎通を図ろうとする。
……図ろうとはしているんだが、佐々木は今アレだからな。
常人では聞くに耐えない無限ループのような会話が成立してしまっているのだ。
佐々木「ちがうよ、この前クッキーをあげたじゃないか」
「クッキー?」
「あのあま〜い……」
「かんろ……」
「たべたことない」
「クッキーなんてまぼろしでは?」
「ありえる」
佐々木「クッキーではなくて、計量スプーンが問題なんだ!」
「軽量スプーン!」
「あれか」
「もんだいはなかた」
「せいじょうにうごくただひとつのもの」
「そうこどこー?」
「まぼろしかと」
「きおくにない」
佐々木はもう治らないんじゃないだろうか。
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:51:33.86 ID:TCjB3B+VO
あげ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 23:51:58.52 ID:QudlWYOrO
お風呂です
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:08:27.38 ID:mEBvgwOG0
ほ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:23:39.53 ID:DAuSeaf8O
「むりむり」
「かーえろ」
「あきたわ、ぶっちゃけ」
「かえってそうじせな」
しばらく佐々木と会話していた妖精さん達も進展しない会話に痺れを切らしたのか思い思いの感想を漏らして散っていく。
しかし一瞬にして妖精さんたちの動きは止まった、止まったというか止められた。
朝倉「待ちなさいよ、ノミ」
デジャブだ。
朝倉がその内の1人に歩み寄り、目の前に抜き身のナイフを突き立てる。
朝倉「いい加減にしないと殺すわよ?」
「やるきでてきた」
「うん」
「いまならそらもとべるはず?」
初めて妖精さん達が一致団結した瞬間である。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:23:48.06 ID:mEBvgwOG0
風呂がない
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:30:04.06 ID:DAuSeaf8O
「みてられるとしゅうちゅうできないし」
「あいでんてぃてぃがほうかいしてしまう」
「ひみーつ」
「にんげんさんはのこって」
「さいすんしなきゃ、さいすん」
「わくわくしてきたかも?」
そんなこんなで家主である俺含むその他は部屋から追い出され、佐々木といつの間にか増えた多数の妖精さんが残された。
キョン「……任せて大丈夫なのか?」
周防「―――未――知――数」
朝倉「やるでしょ、脅したし」
キョン「脅してやってくれるならいいけどな」
妖精さんは俺の嫁
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:39:09.81 ID:DAuSeaf8O
ドアが開き妖精さんが顔をだす。
「できた?」
ここで疑問文が返ってくる事ほど不安だったことはかつて無い。
第一何を作ったというのだろうか。
何を作れとも言ってないのに。
促されるまま部屋に踏み込むと、佐々木がいた。
しかも2人。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:44:44.43 ID:DAuSeaf8O
キョン「……佐々木?」
佐々木「なんだい?」
佐々木「どうしたのさ、キョン」
頭が痛くなってきた。
早速部屋の隅では朝倉が妖精さんを1人締め上げている。
他の妖精さん達は既に散ってしまったようだ。
だが俺は視界の隅に長門と周防が二、三人の丸まった妖精さんを制服の中に隠したのを見逃さなかった。
まあ、だからどうした、という訳でもないのだが。
2人の佐々木に歩みよる。
これ1人紙じゃないか。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:51:45.15 ID:DAuSeaf8O
人形のように良くできていて、その上何故か動くが確かに一方の佐々木は紙である。
「りきさくですから」
いつの間にか肩の上に妖精さんが1人乗っていた。
力作だからって、どうしようもないんだがな。
――――――。
妖精さんも去り、数日後。
紙佐々木は動かなくなってしまった。
途端にフニャフニャとしたただの紙になってしまった。
中に妖精さんの顔のような佐々木の似顔絵が描いてある、佐々木印のクッキー袋を残して。
ついでに、佐々木はあれ以来毎日家に来てはマンガを読んだり妹とゲームをしたり寝転がったり寝たりしている。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:53:47.60 ID:f+CrrbCq0
しえ……っん//
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 00:54:30.77 ID:fbjOq0Yr0
寝転がったり寝たりしてる佐々木を想像してたら鼻血でた
支援
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:00:16.61 ID:pUih7Xb60
要するにリトル・ピープルですね
うん、そろそろ正常なルートに戻そうwwwww
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:02:12.46 ID:DAuSeaf8O
キョン「佐々木」
佐々木「なんだい?」
佐々木は寝そべっていたベッドから上半身を起こしてこちらに振り返る。
キョン「クッキー、出てきたぞ」
佐々木「ほんとかいっ?」
キョン「ほら、これだ」
佐々木「あーん」
キョン「……食べさせろってか? ホラ」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:04:00.31 ID:fbjOq0Yr0
この佐々木をくr…いやください
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:06:39.96 ID:DAuSeaf8O
「あいだっ」
「ん〜♪」
佐々木の口が、クッキーを指ごと優しく咀嚼する。
「お、おい佐々木!」
「ん?」
無理やり指を引き抜くと唇から細く唾液が糸を引いて床に垂れた。
右手の人差し指には佐々木の唾液と、唾液とクッキーの混ざったものが付着しててらてらと光を怪しく反射している。
「ねえ、キョン」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:09:15.02 ID:f+CrrbCq0
くそっ!きょこたん好きの俺が萌えているだとっ!!
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:11:25.95 ID:fbjOq0Yr0
すっげぇ萌えた
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:16:56.86 ID:DAuSeaf8O
「な、なんだ?」
「これをみてごらん?」
佐々木はスカートのポケットから小さくラッピングされたクッキーの袋を取り出した。
「……ん!?」
「そっちはダミーさ、本物は紙の僕を作った時にもう貰っていたんだよ」
「それまたなんの目的で?」
「目的なんか無いさ」
ゆったりと歩いてくる佐々木に詰め寄られ軽く突き飛ばされる。
「ちょ、何すん」
抗議の声は唇で封じられた。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:17:45.07 ID:mEBvgwOG0
わっふるわっふる
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:18:13.74 ID:NUDxhchO0
>>124 おまえは橘スレの方をちゃんと保守してなさい!
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:19:48.03 ID:fbjOq0Yr0
にやにやがとまらない
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:24:28.33 ID:mEBvgwOG0
寝るから俺が来るまで落とすなよ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:25:49.44 ID:DAuSeaf8O
「な…!な……!」
「くつくつくつ……」
そのまましなだれかかる様に対面で馬乗りになり、妖しい笑みを浮かべる。
そして本物の袋からクッキーを一枚取り出して言った。
「このクッキーは僕の少しばかりの理性なんだよ」
「な、なるほどな、それで?」
「だけど君にとってこのクッキーは理性とは限らない、意味が分かるかい?」
「さっぱりだ」
佐々木は優しく微笑むと、耳のそばまで唇を近付けて出来の悪い生徒を諭すような口調で囁いた。
「……これを食べれば、私の色々な事が分かっちゃうってことだよ?」
背筋に電撃が走った。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:35:11.10 ID:DAuSeaf8O
すると佐々木はその最後の一枚を口に放り込み、噛み砕き、そのまま再度口づけた。
ドロドロとけたクッキーから放たれる甘い香りが鼻腔を震わせる、佐々木の舌は別の生き物の様に絡みつき、口の中を蹂躙する。
蜂蜜のような鋭い甘味が口中を満たした頃、佐々木はやっと唇を離した。
佐々木は上気した頬で、桜色の唇を湿らすように舌で舐めた後、いつものように微笑んだ。
「……やれやれ」
「許してくれよ、妖精さんはイタズラが大好きなのさ」
佐々木さんの脳みそは衰退したようです。
糸冬
勃った
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:38:14.30 ID:+H3uELcTO
おい、俺の息子は生殺しか?
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:38:32.64 ID:fbjOq0Yr0
死んだ
│,,∧
│ω・)
│O))
|iコ|
|ノ |
ヽ ∧_∧ ズコー
i __∩(´・ω・`∩
. ヽ /::/ゞゞゝ/::/| ノ
i ◎; ̄ ̄◎;|. |/|
. ヽ | | ./
ヽ ◎; ◎;|/
 ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:39:59.80 ID:Z4P74ANH0
おつ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:40:11.33 ID:f+CrrbCq0
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:41:30.74 ID:DAuSeaf8O
よく出来ましたと思います
次は佐々木が可愛いだけのSS書けたらなと思います
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:44:56.30 ID:NUDxhchO0
>>139 >「……これを食べれば、私の色々な事が分かっちゃうってことだよ?」
これでやられたので十分でした
乙
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:46:49.68 ID:jmYOjH2B0
メルヘンエロス
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:47:49.47 ID:fbjOq0Yr0
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:50:04.95 ID:goobULml0
結局佐々木は直らなかったのか
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:52:09.25 ID:DAuSeaf8O
すいません直りました
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 01:56:57.92 ID:mEBvgwOG0
風呂入ってる間に完結してた
乙
佐々木かわいかった俺の嫁
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/29(水) 02:17:53.07 ID:4yMlXj8tO
佐々木は衰退しました
佐々木は俺の嫁になりました
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: