士「俺はこの幻想郷でなにをすればいいんだ？」

-光写真館。スクリーンには弾幕勝負をする少女達が描かれている-

夏海「今度はなんの世界ですか？」
士「知るか。しかしまぁ、随分のんびりした所だな」
ユウスケ「まるでディエンドの世界みたいだ」
士「この世界の人間も誰かが操ってるってか？とりあえず外に出てみるか」

!vip2 stop

-人間の里-

ｶﾗﾝｶﾗｰﾝ

夏海「結構賑やかですね」
ユウスケ「……士、なんだその格好は？」
夏海「浴衣…ですか？」
士「とはちょっと違うみたいだ。多分この世界独自の着物なんだろ。ま、俺は何を着ても似合ってしまうがな」
キバーラ「ユウスケも似合ってるわよ〜♪」パタパタ
ユウスケ「そう？へへへ」
士「どうやらこの世界での俺の役割は商人らしい。ちょっと行ってくる」
夏海「あ、士くん！待ってください！」

-森-

ｶｶｶｷｰﾝ・・・ﾄﾞｰﾝ

夏海「なんの音でしょうか」
士「さあな、俺には関係……伏せろ夏みかん!!」
夏海「え？きゃっ!!」
妖怪「あれ、外の世界の人間かと思ったら違うみたい」
士「まぁこの世界の人間じゃないことは確かだな」
妖怪「そっか、じゃあお前達食べてもいいよね？答えは聞いてないけど！」
士「そう簡単にやられるか！変しn…」
？？？「退いてなさい、そこの人間！」
士「何……？」

？？？「夢符『封魔陣』!!」
妖怪「ぎゃあ!!まだ未遂なのにぃ〜」ピチューン
士「へぇ、大したもんだ」パチパチ
？？？「あんた達、大丈夫？人間だけで再思の道に踏み込むなんて無茶もいいとこよ」
夏海「助けてくださってありがとうございます。私は光夏海、こっちは門矢士くんです。あなたは？」
？？？「レイムよ、博麗レイム。東の端にある神社で巫女をしてるの」

士「巫女？そんな変な格好してても巫女なのか」
夏海「士くん！笑いのツボ!!」ズブシ
士「………ヘアハハハハハｗｗｗｗｗ夏みかんｗｗｗｗｗて、テメェｗｗｗそれやめろってｗｗｗｗ言ってんだろｗｗアハハハハｗｗｗｗｗｗｗｗ」
レイム「……大丈夫なの、彼？」
夏海「はい、いつもの事ですので」
士「いつものｗｗｗｗｗｗ事ってｗｗｗｗｗｗｗヒエヘヘヘｗｗｗｗｗｗ」

この世界にもライダーが生まれますかね鳴滝さん？

-博麗神社-
レイム「じゃああなた達は世界を救うために旅をしてきたって事？」
士「ああ、大体そんな感じだ。ところでここはなんなんだ？いきなり現れて『お前の肉を食わせろ』なんて…カニバリズムとかいう奴か？」
レイム「この幻想郷じゃ日常茶飯事よ。妖怪は人間を襲い、人間は妖怪を退治する。」
士「大体わかった。東方projectの世界か……」

レイム「でもおかしな話ね。幻想郷にはその『ライダー』とかいうのはいないのに」
士「前にもそんなことがあった。細かいことはもうどうでもいいんだろ」

夏海「ここもライダーがいない世界……」
士「どうした夏みかん」
夏海「いえ、何でも……」
士「どうせライダーがいなくて話が進むのか心配なんだろ？そんなもの適当にどうにでもなるから心配するな」
レイム「適当が一番ね」

？？？「レイム〜、たたた大変だぜ〜!!」
レイム「騒がしいわね、どうしたのかしら」
夏海「あ、私達にはお構い無く」
レイム「そう？じゃあ少し外すわね」スッ

マリサ「………という訳なんだ」
レイム「異形の妖怪が里に現れて暴れてる、ねぇ。それは黙って見過ごすわけにはいかないわね……」
マリサ「何人か既に襲われたみたいでね。里の方ではケイネ達が踏ん張ってくれてんだけどあっちも中々手強いんだ」
レイム「わかった。すぐ準備するわ」
士「……話は聞かせてもらった」
マリサ「あ？誰だあんた」
士「通りすがりの仮面ライダーだ。で、その化け物とやらはどんな奴だ？」

マリサ「里の住人の姿をとっていると思ったら突然虫みたいな妖怪変化に………あーめんどくさい!!説明するよか見た方が早いぜ!!里はこっちだ、ついてきな」
夏海「士くん!?そんなに慌ててどうしたんですか!?」
士「異変を解決しに行くだけだ。大人しく留守番してろ」
夏海「あ、ちょっと……士くん!?」

-人間の里-
ケイネ「皆こっちだ、早く逃げろ！」
男「俺達も戦うぞ！」
男Ｂ「スペルカードを使えば！」シュババババ
パキーン
男Ｂ「効かないだと!?うわっ」


ユウスケ「あれは……怪人!?」
ケイネ「何をしている少年！お前も逃げろ!!」
ユウスケ「いえ、俺も戦います！」ﾌｫﾝ
ブヮン…ブヮン…ブヮン
ユウスケ「変っ身ッ!!」ｷﾞｭﾜﾝｷﾞｭﾜﾝｷﾞｭﾜﾝｼｬｷｰﾝ
クウガMF「いくぞ！」ﾀﾞｯ

レイム「酷い有り様ね……」
マリサ「それでも被害は建物だけ。死人が出てないだけ幸いだぜ…見えた、あれだ！」
レイム「なにあれ蟲!?キモッ!!」
士「なぜこの世界にワームが…？」

クウガMF「くっ……、グアァッ」
ﾊﾞｼｯ ｶﾞｯ ﾄﾞｶﾞｯ　ﾄﾞｼｬｯ
士「大丈夫か、ユウスケ!?」
クウガMF「なんとかな。でもここの人達が……」
レイム「最小限の被害でこれだけ耐えたならむしろ上出来よ。さて、それじゃ妖怪退治といこうかしら」ｽｯ

ワーム「…………」ﾊﾟｷﾊﾟｷﾊﾟｷﾊﾟｷ

レイム「いけ、ホーミングアミュレット!!」
ワーム「…………」ﾋｭﾝ
レイム「消えた……いや、早い!?きゃあ!!」
ﾄﾞｶｧ!!
士「チッ……変身!!」ﾌﾞｫﾝ
《KAMEN RIDE...DECADE!!》
ﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶ　ﾃﾞｭｲｰﾝ

ディケイド「ワームは脱皮して成虫になると視認出来なくなるほど素早く動くようになる。注意しろ！」ｶﾞｼｰﾝ!!
レイム「そういうことは先に言いなさいよ!!」
マリサ「スピード自慢の私でもついていけないとなると……火力で殺すか！」
ディケイド「サナギ体ならそれでも十分だ。だがあいつの周りは時間の流れが違う。火力で攻めても無駄だろうな。」
マリサ「じゃあどうすりゃ!?」
ディケイド「敵のスピードに合わせてやればいい。こんな風にな」ブォン
《KAMEN RIDE...KABUTO!!》
マリサ「姿が変わった？」
《ATTACK RIDE...CLOCKUP!!》
DCDカブト「さて……」ﾊﾟﾝ､ﾊﾟﾝ
ﾋｭﾝ

レイム「二重結界!!これで少しはしのげるかしら？」
マリサ「もうあいつだけでいいんじゃないかな？」
レイム「同感ね。そっちの赤いお兄さんはどうする？」
クウガMF「あ、俺？」
レイム「それ以外に誰がいるのよ」
クウガMF「じゃあ士から教わった戦法で援護でも」ｷﾞｭﾜﾝｷﾞｭﾜﾝﾊﾟｷｰﾝ
クウガPF「じゃ、行ってきます」

ｶﾞｯ
DCDカブト「さて、聞かせてもらおうか。なぜ違う世界のお前達がここにいるのか、誰がお前達を操っているのか」
ワーム「し、知るか……」
DCDカブト「へぇ？」ﾋﾟｯ　ﾄﾝﾄﾝ
ワーム「わかった、話すよ！鳴滝とかいう男に連れてこられた！『実験』とか言っていた！」
DCDカブト「じゃあ鳴滝がお前達を操っているのか」
ワーム「そ、それは違う！あいつは右も左もわからない俺達を置いて消えやがったんだ!!」
DCDカブト「なんだと？」
ワーム「そんなとき、あの方が現れたんだ……」

ﾌｧｲﾅﾙｱﾀｯｶｶｶｶﾌﾞﾄｫ!!　ﾄﾞｶｰﾝ
《CLOCKOVER!!》
ｼﾞｮｲﾝ
ｼｭｼｭｼｭｼｭｼｭｼｭｰﾝ

士「ボコるついでに色々聞き出してみた。なんか他のところに黒幕がいるらしい」
レイム「相手は要するに蟲の妖怪変化みたいなもんでしょ？なんとなく想像がつくわ」
マリサ「心当たり？そんな奴いたか？」
レイム「永夜異変の時を思い出しなさい」
マリサ「皆目見当もつかないぜ」

？？？「あちゃー、失敗したかー……まぁいっか。手札はまだあるからね」
鳴滝「実験の協力を感謝する。君達虫の地位向上、私も応援するよ」
？？？「ありがと。おじさんに貰った『コレ』、大事に使わせてもらうね」

？？？「ふふふ……蟲の王の名に於いて、この力で今度こそ紅白と白黒に一泡吹かせてやるんだから!!」

アイマスのやつは！？アイマスのやつは！？

-魔法の森　霧雨邸-

レイム「やっぱり……今スキマんとこの式神に聞いてみたけど、さっきの妖怪の出現に前後してあちこちで蟲が大量発生してるみたい」
マリサ「幻想郷縁起八七頁妖怪の項目っと……あー、そういえばいたな、こんな奴」
士「リグル…ナイトバグ……？」
レイム「蟲を操る程度の能力をもつ妖怪といったらこいつだけだからね」
士「ふーん、大体わかった」
マリサ「それでどうするつもりだ？」
レイム「とりあえず見付けてふん縛って知ってる事を全て吐かせる」
？？？「それには及ばないわ」
士「誰だ!!」

>>21
あれ俺じゃないです

>>22
そりゃスマンカッタ

リグル「お久しぶりね紅白と白黒!!そしてそちらのお兄さんははじめましてね？」
士「お前がリグルか」
リグル「そう、昔そこの二人にコテンパンにされたリグル・ナイトバグよ!!」
マリサ「何年も前のこと引きずってるなんてだらしないな」
リグル「やっかましぃー!!今日はね、あんた達に復讐しにきたの。大人しくやられなさい!!」
マリサ「だってよ。どうする？」
レイム「わかったわ、受けて立ちましょう」
リグル「泣きをみるなよ〜？」
マリサ「だってよ。どうする？」
レイム「サクッと畳んでいろいろ問いただす」

リグル「蛍符『地上の彗星』!!」ﾋｭﾊﾞｯ！
レイム「ほいほいっと。Lunaticでも所詮は1面道中レベル、軽いわね。神技『八方鬼縛陣』!!」
マリサ「こいつも持ってけ！黒魔『イベントホライズン』!!」
リグル「ひえぇ……なぁんていつまでも言ってると思ったか！こっちには奥の手があるんだから！」
ﾋﾟｺｰﾝ ﾌﾞｩｩｩｩｩﾝ ﾊﾟｼｨｯ!

士「あれはゼクターか！」
リグル「変身!!」ｶﾞﾁｬｯ
《HEN,SIN》
レイム「装甲なんか纏ってどうするつもり？当たり判定が大きくなるだけよ？」
リグル「甘くみるなと言ったわよ？見てなさい、キャストオフ!!」ﾊﾞｼｭｯ
《CASTOFF...CHANGE FIREFLY》ｳｨｰﾝ　ｶﾞｼｮﾝ
リグル「さあ、これからが私の本気よ!!」

この世界にもライダーが生まれてしまった…！

鳴滝「この世界の崩壊が始まった……」
士「鳴滝、やはり貴様の差し金か!!」
鳴滝「ディケイドォ!!彼女はお前を破壊するためにライダーとなった!!お前の旅は今度こそここまでだ!!ハッハッハッハッハ!!」オーロラの中に消えてゆく
士「待て!!クソッ!!」

レイム「嘘……私の夢想封印を破るなんて……」
マリサ「ファイナルスパークの直撃でも傷一つ付かないとはな……ていうかサクヤよろしく瞬間移動は反則だぜ」
リグル「これでわかった？私を甘く見るからこうなるのよ!!」
レイム「くっ……」
リグル「ふふ…これだけの力があればスキマにも負けない！私は蟲の王ではなく幻想郷の王として君臨するのよ！アッハハハハハハハハハハハハ!!!」
士「それで、力ずくで王になって、どうするつもりだ？」
リグル「は？」

士「平和なこの世界で王になってどうなるんだ？」
リグル「私は……」
士「お前は誰かに自分の存在を認識されたいだけだ！」
リグル「うるさいうるさい!!あんたに何がわかるって言うの!?蟲だからって気持悪いからって蔑まれ、ちっぽけな虫けら妖怪と罵られてきた私の何が!!」
士「弱いままで何が悪い!!」
リグル「!?」
士「弱くても力は正しく使えば誰かの為になる……だが他を省みず大きな力を自分のためだけに使ったなら、それはただの暴力だ！」

士「お前はただ、小さな自分を大きく見せようと暴力を振りかざしてだけだ！」
リグル「さっきから偉そうにペラペラと……あんた、一体何者なの!?」

士「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ！変身!!」ｼﾞｮｲﾝｯ
《KAMEN RIDE...》
ｷｭｰﾝ　ｷｭｰﾝ　ｷｭｰﾝ
《　Ｄ　Ｅ　Ｃ　Ａ　Ｄ　Ｅ　!!　》ｼﾞｬｷｰﾝ

リグル「だったらあんたの『誰かの為の正しい力』、見せてみなさいよ、仮面ライダー！」ワーム召喚
ディケイド「聞き訳のない悪い子にはお仕置きしなきゃな…ハッ!!」
《ATTACK RIDE...SLASH!!》
ｶﾞｷｰﾝ!!ｶﾞｷｰﾝ!!ﾄﾞｶーーーーーﾝ!!
ディケイド「遣い魔は倒したぞ。まだやるか？」ｽﾗｯ
リグル「ググッ……やるわね。だったらこれなら!?」
《1...2...3...》ｶｼｬｯ

ディケイド「それがお前のラストスペルか…」
ﾌﾞｩﾝ　ﾋｭﾋｭﾋｭﾋｭﾝ
ディケイド「ん、新しいカード？」
SPELL RIDE　REIMU
FINAL FORM RIDE　REIMU-ONMYOUDAMA
FINAL SPELL RIDE　REIMU

ディケイド「なんだこれ…スペルライド？試してみるか。おいレイム」
《FINAL FORM RIDE...REREREREIMU!!》
レイム「何よ？」
ディケイド「ちょっとくすぐったいぞ」
レイム「え？うわぁ!?」巨大な陰陽球に変身するレイム

リグル「いくわよ、ラストスペル宣言!!蹴符『ライダーキック』」ｶﾞｼｬ
《RIDER KICK!!》ﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛ
ディケイド「こっちもラストスペル宣言だ」
《FINAL SPELL RIDE...REREREREIMU!!》
レイム(FFR)「なんだかわからないけど突っ込めばいいのね？よーし！突符『ＤＣＢ(ディケイドバレット)』!!」

リグル「うおおおぉぉぉぉ!!!」
ディケイド「たぁああああああ!!」
ガシーン!!ドゴォーーン!!

-しばらく後、博麗神社-


アヤ「それで、今回の事件の顛末はどうなったのです？」
マリサ「蟲姫さまが痛い目みて説教されておしまい」
レイム「補足という蛇足しとくと、士が面白がってその様子を写真に納めてた」
アヤ「人間と入れ替わっていた異形の妖怪達は？」
マリサ「リグルが倒された後勝手にいなくなった」
アヤ「では、本物の人間達の方は？」
マリサ「なぜか太陽の畑で見付かったらしいけど全員無事だったってさ」
アヤ「里で怪我人が出たり森の方で爆発が確認されたと聞きますが？」
マリサ「弾幕ごっこやってりゃよくある事だろ？異界のばけもん以外に死人は出てないぜ」
アヤ「アヤヤヤヤ……随分適当ですね……取材する相手を間違えたでしょうか……」
マリサ「そういうこった(ﾆｶｯ)。そういえばあの後リグルは？」
レイム「とりあえず自分の能力だけでどうすれば強くなれるのか試行錯誤中だって。こないだ川で見掛けたわよ」
マリサ「なんだ、あいつ生きてたのか」
レイム「妖怪は頑丈だし、あの蹴りもスペルの範疇だから」

-光写真館-
ユウスケ「いや〜、なんだかんだでいいところだったなぁ、幻想郷は。酒は美味いし女の子は綺麗だったし」
士「よく言う。妖怪にボコボコにされてたくせに。だったら降りればよかったんじゃないか？お前にスペルカードが扱えるんならな」
ユウスケ「いや、俺はそういうのは、ちょっと……」

栄次郎「は〜い、写真できたよ〜。お、士くんまた上達したねぇ？」
キバーラ「え〜？見せて見せて〜」ﾋｭｰﾝ

夏海「士くん……」
士「心配ない。異変の首謀者でも説教して宴会したら全て水に流される世界だ。今頃皆仲良くやってるさ」
夏海「そっか、だといいんですけど」
士「さあ、次の世界へ出発するぞ」

−ＥＮＤ−

スレスト恐れて深夜＋スレタイから東方project取ったらこの有り様だよ!!
需要もなかっただろうし誰も見てなかっただろうけどありがとうございます

お疲れー
クウガの出番があって少し泣いたよ

深夜でも普通にいるよ、おつかれさま。　読んでないけど

>>39
読んでなくても
止めないでくれてありがとう

仮面ライダーわかんないからなぁ･･･、寝ないけど(^o^)ﾉ ＜ おやすみー

東方しらんけどそれなりに楽しかったよ

おつかれ

平成はクウガしかみてなかったけど今クウガでてんのか
オダジョーとか今だとギャラやばいんじゃないのかww

おもしろかったよ
乙

このあっさり感がディケイドだよなぁ