新ジャンル「鉛筆依存症」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
女「…ガジガジ…ジュル……ゴリ…」

男「お、女……」

女「んあ?」ガジガジ

男「鉛筆は噛むものじゃないよな?」

女「やっぱ2Bだよなぁ……」ガリガリ

男「…………」
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:01:27.22 ID:YXREo6xXO
男「あれ?」

女「ん? おお、奇遇だな男」

男「女も買い物か?」

女「ああ、この文具店は品揃えが実にいい」

男「確かに、ガラスの万年筆とかここでしか見た事ないな」

女「何より海外ブランドの鉛筆を売っているのは、近場ではここだけだしな」

男「ああ……」
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:02:35.79 ID:YXREo6xXO
あれ? ひょっとしなくてもニッチすぎた?
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:04:35.47 ID:ZEZPYqa4O
俺はつけ麺が好きだな
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:05:31.73 ID:0WJ4t5pt0
夏なら冷やし中華だろ
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:05:53.98 ID:89pdVCFwO
(^p^)<ガジガジ
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:07:44.48 ID:YXREo6xXO
女「最近は小学生すらシャーペンを使っているらしいな」

男「別に害はないだろ」

女「そういう考えが鉛筆業界の衰退に繋がっているんだ」

男「お前はかじってるだけじゃないか……」

女「金は払ってるだろうが」

男「そういう考えが常識の衰退に繋がっているんだ」
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:12:12.07 ID:YXREo6xXO
女「クンクン……」

男「…………」

女「ふむ……ガジガジ……」ジュルル…

男「…………」

女「トンボの8900の2B」

男「…………正解」
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:12:50.68 ID:TqGKgeQAO
女「…ん…ぴつ」

男「おい、どうした!?」

女「え……ん、ぴつ……」

男「なんだって?」

女「え……えん、ぴつを……」

ガクッ

男「鉛筆、っておい…?どうした!しっかりしろ……おい……」

女「……」

男「……い、一体、何があったというんだ……」

あれから1ヶ月、未だに彼女と鉛筆との関係は謎に包まれたままだ
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:14:35.65 ID:ZRMG/rH/O
お前のいる地点ははれときどきぶたが30年近く前に通過している
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:18:49.31 ID:TqGKgeQAO
そうだったのか……
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:21:17.66 ID:YZNK4K9Q0
ピンポーン
運送屋「書留郵便でーす。ハンコかサインを」
女「うむ、ではここに…これでいいか?」
運送屋「あの…鉛筆はちょっと」
女「何故鉛筆では駄目なのだ!」
運送屋「消えやすい所為で証明になりませんので…」

女「ということがあってな」
男「それはお前が悪い。で、ちゃんとペンでサインしたのか?」
女「問題ない。印鑑を捺しといた」
男「運送屋困らせる前にそうしろよ」
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:22:04.29 ID:YXREo6xXO
女「お前もカジってみろって」

男「いやいいよ」

女「最初は奥歯でゆっくり噛み締めて、木材の堅さや歯触りに酔う」

男「」

女「次ににじみ出てきた涎を味わいつつ飲み干す。一番ワクワクする時だな」

男「」

女「暫くこれを続け、ボロボロになった鉛筆を鑑賞し、捨てる。簡単だろ」

男「」
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:26:34.70 ID:YZNK4K9Q0
>>10
色鉛筆天麩羅にするんだっけ
あれ読んでちょっとやってみたくなったよ
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:27:28.72 ID:YXREo6xXO
女「鉛筆削りにも沢山種類がある」

男「あー……電動のやつとか、ハンドル回すやつとかな」

女「だが鉛筆ジャンキーは手動にこだわる」

男「ああ、ジイサンとかはナイフで削ったらしいな」

女「違う。その手動ではない」

男「え?」

女「この様に鉛筆を前歯でくわえ、両手を擦り合わせて回転さ」

男「もういい!もうやめろ!!」
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:29:10.37 ID:YXREo6xXO
ちなみに>>15の方法は実在します。
生き証人がいます。俺です。
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:36:37.83 ID:YXREo6xXO
女「男よ、クーピーを憶えているか?」

男「懐かしいなー。あれだろ? 小学校で使ってた細いクレヨンみたいなヤツ」

女「そうだ。アレには専用の小さな削り機が付いていただろう」

男「ああ、あったな。それが?」

女「クーピーの削りカスはとても脆い。少し潰すだけで粉末状になってしまう」

男「はぁ……?」

女「故に、こんな感じでフリカケの如く鉛筆にフレーバーを追加できる」パッパッ…

男「お前もう黙れ」
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:45:08.80 ID:YXREo6xXO
男「それにしてもお前の鉛筆コレクションは凄いなぁ……」

女「買い求めた物だけではない。思い出の品も沢山ある」

男「へぇ……例えば?」

女「男がサインペンと鉛筆で自作したオリジナルバトエンとかな」

男「いますぐよこせ!! 完全に破壊し尽す!!!」
女「ちょうミサイル。全員に100のダメージ」

男「ヒギャアァァアアァアアアァァア!!!」
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:47:38.28 ID:tN49Gb8V0
しかしこれ新たなジャンルなのか?
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:47:52.27 ID:KzvFw8SU0
何かとてもゆとり臭のする>>1だね
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:55:15.07 ID:YXREo6xXO
女「ところで男よ。筆箱が箱ではなくなったのは何時頃だ?」

男「? スマン、言ってる事がよく分からん」

女「大体中学生くらいから、布で出来た『筆袋』になるじゃないか」

男「ああハイハイ。そうだな、俺も中学生くらいからだったな」

女「そうか」

男「でも女子は小学校でもそういうのじゃなかったか?」

女「私はボタン沢山付いているタイプを未だに愛用しているが?」

男「…………」

女「ミサイル発射用意! とかやって遊んだだろうが」
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:59:07.24 ID:YXREo6xXO
昼食後

女「ごちそうさま」

男「ごちそうさま」

女「ふぅ……」スッ ガジッ… ジュルル…

男「食後の一服のように鉛筆をカジるな」

女「みろ、このペンシルケース。カッコイイだろ」

男「話を聞けよ」
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:07:52.37 ID:YXREo6xXO
女「はぁ…………」

男「どうした」

女「業界内でまたしても古い因縁が衝突してなぁ……」

男「ふーん……」

女「なぁ男。赤青鉛筆はどちらも良いと思うんだ」

男「うん」

女「だが、赤派も青派も互いを排斥しようとしている」

男「うん」

女「私は悲しいよ。なにより赤青鉛筆自体が可哀想だ」

男「うん」
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:08:48.32 ID:vF7BwGIo0
観光地のみやげ物屋なんかに行くとやたら長いエンピツとか異常に太いエンピツとか売ってるよね
しかもたいがい変な柄がプリントされてる
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:14:47.78 ID:YXREo6xXO
どうやら時代を先走りしすぎたようだ。
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:18:09.94 ID:YZNK4K9Q0
時代に取り残された、の間違いじゃね?
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:23:54.72 ID:YXREo6xXO
鉛筆使おうよ!
竹とか簡単に描けて三秒楽しいから!
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:40:11.94 ID:TqGKgeQAO
三角鉛筆は使いにくい
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 17:31:32.39 ID:iVSbGQ8GO
ポディマハッタヤさん
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 17:37:47.61 ID:/hlaHs1fO
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 18:04:28.37 ID:2VXMmEnXO
昔は鉛筆使ってたが、荷物になるんでボールペンに移行したな
UniのF愛用してた
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 18:42:48.34 ID:+x+FiwB+0
しえん
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 19:14:56.12 ID:h4xmZ5MpO
昼休み

ガリッガリッガッ

男「…あのさ」

女「なぁに?」

男「割り箸ぐらいなら買ってきてあげるよ?」

女「何を言ってるのさ。箸ならちゃんと――」

男「いやそれは鉛筆でしょ」

女「食べながらでも齧れるし便利だよ」

男「便利だよって…ちょっと待って。先欠けてるけどまさか!」

女「んっ?」ゴクン

男「あっ」

女「ごちそうさまでした」
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 20:05:39.55 ID:h4xmZ5MpO
男「女の小テスト、ひどい点数だな」

女「神は私に味方してくれなかった」

男「何のことだ?」

女「これのこと!」
つ鉛筆サイコロ

男「えーっと、どこからつっこんだものやら…」

女「うぅー、どうしてダメだったんだろ」

男「…せめて選択肢にあわせて四角とか三角のを使ってみたら?」

女「はっ、しまった!そうか、六角だからダメだったのか!」

男(気付いてなかったのか…)
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 20:35:31.79 ID:h4xmZ5MpO
>>34の続き

男「まあ当然ダメだったわけだ」

女「あー…」ガリガリ

男「見る間に鉛筆が削られていく…」

女「あれ、削り終えちゃった。次、次っと…」ゴソゴソ

男「こうして見ているとタバコみたいだな」

女「そうかもねーイライラしてると齧る本数増えちゃうし」ゴリゴリ

男「ところで鉛筆とタバコだとどっちの方が有害なんだろうな」

女「しーらーなーいーよー」ゴリガリ


オチが思いつかない
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 20:57:01.55 ID:h4xmZ5MpO
男「なあ、この齧り終えた鉛筆はどうするんだ?」

女「いらないから捨てちゃう。もしかして欲しいの?それで何する気///」

男「どこに頬を染める要素があったよ。つーかいらん」

女「むーっ。じゃあ何さー」

男「もったいないなーって」

女「そうかも知れないけど、これ以上齧るとこないしさ」

男「…なぁ、鉛筆って何に使うか知ってるか?」
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 21:02:32.27 ID:+x+FiwB+0
しえn
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 21:09:42.45 ID:h4xmZ5MpO
>>36の続き

男「それにしてもこれはヤッパリもったいないな」

女「じゃあ男君が使う?」

男「おっとそれはNO THANK YOUだ。せめて自分で使おうぜ」

女「イヤよそんなの」

男「自分がされて嫌な事は人にしてはいけないと習わなかったのか?」

女「そんなのじゃなくてさ、こうなっちゃうと使いながら齧れないでしょ?」

男「でしょの使い方がおかしいでしょ」
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 21:26:48.52 ID:h4xmZ5MpO
>>38の続き

男「それさ、噛めればいいわけだよな」

女「そうだよ」

男「じゃあ齧り終えたところを切り落とせばいいんじゃないか?」

女「…?どういうこと?」

男「だから、ボロボロになった部分を切り落とせばまだ噛めるんじゃないかって」

女「それは…!どうして今まで気付かなかったんだ私!」

男「あれ?でもそれって根本の解決には…」

女「そうか、そうすれば1本で4回は齧れるから、お小遣いが月に15000円は浮く…」

男「まあ待とう。今聞き捨てならないことを言ったね。月20000も鉛筆代で飛んでいるのかい?」

女「最近は小テストの結果のせいでもっといってるかも…」

男「なん…だと…」
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 21:41:11.78 ID:h4xmZ5MpO
女「おひょこふん、ほはよ」
(男君、おはよ)

男「なんだ、ついに口を切ったのか?鉛筆なんか齧ってるから…」

女「んーん、ひがうにょ。へんひつちゃないひょ」
(んーん、違うの。鉛筆じゃないの)

男「じゃあなんで…」

女「えんひつかなかったらら、かはりひほーるへんほはんだらほんなほほに」
(鉛筆がなかったから、代わりにボールペンをかんだらこんなことに)

男「ボールペンはまずいだろ、ボールペンは」

女「うん、ますかったよ」
(うん、不味かったよ)

男「いや、そうでなく。というか書ければなんでも噛むのかお前は」
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 21:54:24.62 ID:h4xmZ5MpO
女「あむっ…うぅっ…」レロレロ

女「んっ…むうっ…」チュパチュパ





女「はぁ…やっぱりぶっとい鉛筆は噛めないや。あれ?どうしたの男君、背中丸めちゃって」

男「なんでもない…」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:05:51.31 ID:h4xmZ5MpO
女「…」ガジガジ

男「…」

女「…」ガジガジ

男「…」

女「…」カジカジ

男「…その馬鹿みたいに長い鉛筆、いつから噛んでるんだ」

女「…1時間前ぐらいから」カミカミ

男「そうか…」

女「…」チューチュー

男「…」

女「…」アムアム
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:06:24.29 ID:hezxUWCa0
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:13:42.39 ID:O1xHUNGS0
しえん〜
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:20:21.80 ID:h4xmZ5MpO
男「前から思ってたんだがお前って字きたないよな」

女「くわえながら書くのって難しくて」

男「書くときぐらい口から離せよな」

女「そんなぁー」カジカジ

男「お前にとって鉛筆ってなんなんだよ」

女「えぇー?なんだろ…」ハミハミ

男「…」

女「…」グジグジ

男「…」(あっ、たしかに結構難しいなコレ。俺のはもう何書いてあるのかわからんぞ)

女「…」アムアム

男(そういやこの鉛筆どうしよう。一応新品は選んだけど…)

女「…」

男(1本ぐらい減ってもばれないよな)

女「Zzz…」
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:37:37.80 ID:h4xmZ5MpO
男「今度は曲がる鉛筆か」

女「これは…、ゴム臭くてあんまり美味しくないや」グニグニ

男「美味い、不味いがあるのか」

女「もちろんあるよ。プリントがないモノのほうが薫りがいいとか」ウニウニ

男「……へぇ。…色鉛筆とかはどうなんだ?」

女「ああ、あれは初心者にはオススメできない」モグモグ

男「そうだね、ぜひ勧めないでいただきたいね…ってなぜ取り出してるんだよ」

女「…なぜってだって、男君も興味あるのかなぁと思って」ガミガミ

男「なぜそこまで悲しそうな顔をする」

女「男君も鉛筆デビューしようよー」クチャクチャ

男「そんな変なデビューはしません!」
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:46:22.60 ID:+x+FiwB+0
7色の色鉛筆とかは旨いのかな
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:46:23.02 ID:h4xmZ5MpO
男「かわいいプリントのが噛まれると、見るに堪えないな」

女「そんなにぃ?」バリッバリッ

男「というか、プリントされてるのは美味しくないんじゃなかったのか?」

女「別に不味いとは言ってないよ、クセがあるってだけ」グリッグリッ

男「そんなことを首から上が切れたゆるキャラの鉛筆を握り締めて熱弁しないでくれ」

女「じゃあ残りの部分も食べちゃえ!」

男「うわぁ………」
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:58:11.26 ID:O1xHUNGS0
>>46
このスレのために噛んだに一票
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:05:13.01 ID:h4xmZ5MpO
>>47

男「で、どうなんだ?」

女「何が?」

男「色による味の違いだよ」

女「フッフッフ。私ぐらいの通になると染料の味の違いが分かるのだよ」

男「そうなのか?じゃあ試していいか」

女「よし、どんとこいっ!」
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:06:29.49 ID:h4xmZ5MpO
>>50の続き

男「じゃあ、目閉じて」

女「うん」キュッ

男「じゃあこれは?」

女「…青…かな」

男「…これは?」

女「…緑?」

男「…これは?」

女「橙…」

男「…じゃあ最後にこれ」

女「たぶん…銀」

男「…」
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:11:16.46 ID:h4xmZ5MpO
>>51の続き

女「け、結果は…?」

男「1、2、3回目は紫。4回目は銀なんだが…」

女「な!ズルイよ男君、同じのを出すなんて!」

男「ズルイって…。それよかなんで銀だけ当たったんだよ。それを教えてくれよ…」
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:14:14.12 ID:hezxUWCa0
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:14:47.13 ID:+x+FiwB+0
七色の色鉛筆ってあれだぜ?
一本で七色だぜ?
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:21:03.28 ID:OGyLy7z3O
俺はステッドラーかトンボの鉛筆
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:23:26.82 ID:O1xHUNGS0
>>52
俺 は 何 も し て い な い
さぁ白状するんだ

大宰府の鉛筆が一本筆袋に入ってる
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:23:50.00 ID:h4xmZ5MpO
女「…」イライラ

男「機嫌悪そうだな」

女「ちょっと鉛筆切らしちゃって」

男「もう本当にタバコみたいになってきたな」

女「うぅー。ねぇ、何か代わりになりそうなモノもってない?」

男「えっと…。シャーペンの芯ぐらいしかないな」ゴソゴソ

女「じゃあそれでいいや。1本くれる?」

男「別にいいけど、危ないから飲み込むなよ」

女「それぐらいわかって…何コレ、美味しくない」

男「どんなカンジなんだ?」

女「うーん。日本茶と中国茶ぐらいの差かな?」

男「…よく分からんな。というかお前どっちも飲めるだろ」

女「えぇー。じゃあモスバーガーと…」

男「…ごめん、やっぱりいいや」
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:45:04.76 ID:h4xmZ5MpO
>>54スマン把握

男「今度はズイブンとまた派手な鉛筆だな。表面がラメラメぇっとしてて」

女「それだけじゃないよ?」

男「お、芯がマーブルになってるな」

女「そうなんだ」パクッ

男「んで、お味のほどは?」

女「味はアッサリしてるけど、なんかポソポソする」

男「ほうほぅ」

女「あと、包みが何か糸状になってていつもと違う薫りがする」
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:47:30.47 ID:h4xmZ5MpO
>>58の続き

男「…結局うまいのか?」

女「そうだなぁ、たまにはいいかもね」

男「…なんだそりゃ」

女「美味しいかどうかは人それぞれだと思うよ」

男「ますますタバコみたいだ…ってこら、俺はいいから」

女「Let's challenge」

男「発音よくてもダメだ!俺まで依存したらどう責任取るつもりだ!」

女「そんなタバコじゃないんだから…」
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:48:43.39 ID:pzLmHhFHO
劣化版新ジャンル「ゴムフェラ」だな
絶望的につまらない
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:50:44.30 ID:f1bs4861O
なにこれきもい
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:56:02.30 ID:h4xmZ5MpO
男「どうした?そんな青い顔して」

女「あ…、男君。それが、いつもの調子でロケット鉛筆を噛んでたら…」

男「いつもの調子…ね」

女「そしたら、いつのまにか一つ無くなっててね…」

男「まさか、食べちゃったのか!?」

女「ノートがとれなくてね…」

男「もっと色々と思い悩むべきところがあるだろうに…」
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:06:26.02 ID:tQII3/kLO
>>62の続き

男「とにかく病院に行こうか」

女「どこの?」

男「消化器…あと、頭もか?」

女「失敬な、頭は正常ですぅー」

男「心もか…」

女「もういいよ!自分でどうにかしてやる!」

男「…どうするつもりだ?」

女「ここはロケット消しゴムで中和を…」

男「なんか砂糖入れすぎたから塩!ってカンジだな」
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:17:46.59 ID:tQII3/kLO
>>63の続き

男「お、落ち着けって!」

女「ああ、きっともう手遅れなんだわ。たぶん肺も真っ黒に…」

男「それは…どうなんだろう」カチャ「ん?」

女「たぶんアスベストのように徐々に徐々にと…」

男「おい、女。落とし物だ」

女「え?…これ!私のロケット!何で!?どこに!?」

男「フツーに床に」

女「やった!これでまた噛めるぞぅ!」ガブッ

男「こりない奴め…」

女「…男君」

男「どうした?」

女「クチ…切った。いひゃい…」

男「病院、行くぞ…」
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:28:46.59 ID:tQII3/kLO
女「ねぇ、○ッキーもってない?」

男「吸うなよ?あれはさすがにマズイから」

女「吸ったことあるの!?」

男「まあ、そうくるよな。マズイってのはもちろん人体にって意味なんだが」

女「そっか靱帯か…それはやめておこう」

男「何か違う気もするがそうしとけ」

女「で、結局男君は吸ったことあるんだっけ?」

男「だーかーらー…」
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:38:53.56 ID:tQII3/kLO
女「消しゴムつきの鉛筆で不便よね。齧るのに邪魔」グジグジ

男「そういう使用方法は想定されてないからな。当然だろう」

女「もっと万人にうけるようなモノを目指すべきよ!」

男「お前は一万一人目の存在だよ」
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:45:39.33 ID:tQII3/kLO
>>66の出だし、「消しゴムつきの鉛筆って〜」だろ?
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:57:58.22 ID:tQII3/kLO
男「おはよう、今日もしゃぶってるね」

女「なんだか嫌味に聞こえるのはどうして?」ペロン

男「俺は事実を述べたまでだよ。しかしお前、毎日でよく飽きないな」

女「その日その日の湿度や温度、あと私の状態が違うでしょ?」

男「それはそうだが…」

女「ほかにも生産地や生産日時、作ったメーカーや商品による差もあるから、同じ味には2度とありつけないよ」

男「これはまた大きく出たな…」

女「男君、君もこっちの世界に来ようよ?…大丈夫、怖いのは始めのうちだけ…」ニジリニジリ

男「え、何?鉛筆ってトリップ効果とかあるの?…ねぇ、ちょっと?ねぇ!」
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:08:07.05 ID:tQII3/kLO
女「試験官アイスって懐かしいよね」

男「ああ、小学校の実験でやったよな。当日だけジュースの持ち込みOKとかで」

女「ふと食べたくなったので用意してみました!」

男「それで今日はちょくちょく居なかったのか」

女「へへっ、心配してくれてたんだ」

男「…おお、これはたしかに懐かしいな」

女「スルーすんな!」
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:22:53.01 ID:tQII3/kLO
>>69の続き

男「ところでこの器具類、ちゃんと洗ったのか?」

女「ぬかりなく」

男「そうか…。で、あまりふれたくないんだがこの六角形の棒は…」

女「もちろん鉛筆だよ」

男「あー、このアイスキャンディー全部お前にやる」

女「なーんーでー!ちゃんと新品だし、ちゃんと洗ってあるよ!」

男「しかし俺の食欲の低下は止まらない」

女「もういいもん!一人で全部食べるもん!」

男「腹壊すなよ」

女「ふーんだ!平気ですよー!」シャリシャリバキッ

男「…そうだな、胃は丈夫そうだな」
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:28:37.37 ID:noPMwndi0
お、まだやってるw
無理しなくていいけど支援
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:32:42.63 ID:tQII3/kLO
女「私はいつも黒鉛を啜っていますね」

男「急にどうした?」

女「もしかしたら私は腹黒い女なのでは…」

男「それはない、俺が保障してやる」

女「その保障はいつまで続くの?」

男「もちろんこのさっきずっと」

女「ずっと?ずっと一緒に居てくれるの?やったあ!」

男(これは…腹黒いのか?)

女「〜♪」

男(まあ、本人が満足そうだしいいか)
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:37:49.69 ID:tQII3/kLO
男「腹黒、腹黒言うけどさ」

女「言ったけど何?」

男「大量の黒鉛を吸った腹の中はどうなってるんだろうな」

女「それはもうグロいことに…」
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:44:14.35 ID:noPMwndi0
完結?
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:47:50.63 ID:tQII3/kLO
女「おままごとの時にさぁ」

男「また急なフリだな。慣れてるけど」

女「定規を包丁、鉛筆をアスパラガスに見立てたよねっ!」

男「元気があってよろしい。だがそんな記憶はない」

女「えぇー」

男「ところで、俺の印象では定規は小学校、ままごとはもっと前ってカンジなんだけど、いくつの時の話なんだ?」

女「さあ?」

男「さあってお前…。俺の疑問は解けないままかよ…」
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:00:26.79 ID:noPMwndi0
よくネタ持つなぁ

こういうまったり感好きだ、あこがれる
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:01:22.09 ID:tQII3/kLO
女「また鉛筆が切れた」

男「今日はシャーペンの芯もないぞ」

女「何かー欲しいー」

男「たまには自分で解決できんのか…」

女「しょうがないなぁ、じゃあ自分で何か探すよ」

男「うむ、なかなか殊勝な心がけだな」

女「小銭があったー。鉛だー」

男「鉛はダメだろ鉛は。しかもそれはアルミだ」

女「なんでもいいよーもう」

男「汚いから…いや汚くなくても金属はやめとけ」
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:13:23.80 ID:tQII3/kLO
女「不足の事態に備えて、鉛筆の代わりになりそうなものを探したいと思います」

男「チャレンジ精神は買ってやろう」

女「最初の候補はっと…」
つ絵筆(平)

男「どっかで見たことがあるような…」

女「うえっ!ペンキの欠けら噛んだ」

男「ペッしなさい、ペッ」

女「これはだめね」

男(というかなぜに中古品…?)
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:20:14.24 ID:tQII3/kLO
女「次の候補はー」
つタバコ

男「ボッシュートです」

女「何するんだよぅ」

男「かわいく言ってもダメだ!まだ未成年だろ?」

女「火は付けないからさ、1本ぐらいイイでしょー」

男「禁煙3日目の人みたいだぞお前」
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:25:58.02 ID:noPMwndi0
文才ないからダメだw

感想文5枚に丸五日かけて清書終わらなかったからなw
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:27:21.66 ID:QZacfpeOO
女「ステッドラー、ターコイズ」

女「サクラ、ホワイト」

etc、etc……

男「お前、すごいな」

女「使いなれてるから」

男「いや、確か有毒なのがあったと思うけど――」

ガタン、ドサッ

女「ピクピク」

男「き、救急車ー!!」
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:31:41.98 ID:tQII3/kLO
女「よし、次!」
つ筆

男「だから書くものならなんでもいいのかと…」

女「一番は鉛筆だよ?」

男「ちょっと判定基準を教えてくれ」

女「味と薫りと…あとは大きさも大事だよね」

男「他は置いておくとして、大きさはやっぱり鉛筆ぐらいがいいのか?」

女「気分によっては爪楊枝とかもいいカンジの時が…」

男「もうそれでよくないか…?」
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:44:55.02 ID:noPMwndi0
8?
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:45:46.56 ID:bgKcbKGQO
ショートホープの箱の中にコンパス用の鉛筆を入れて持ち歩く女。

警官に職質されて「鉛筆です」と答えるのが最近のマイブーム。
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:47:14.25 ID:QZacfpeOO
>>83
神絵師じゃね?
動画作るとかで
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:48:10.17 ID:tQII3/kLO
>>82の続き

男「さて、とりあえずこの放置してた筆の相手をしてやらないとな」

女「そうだね」(忘れてた…)

男「じゃあ、はい」

女「では…」ゴクリ

ガブッ

女「け、毛が、口に…」

男「鉛筆はいつも頭から行くのにどうしてそうなる」

女「頭?」

男「違うのか?」

女「じゃあ私は今筆のおしりを…」

男「皆まで言うな。足だよ、足」
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:49:23.67 ID:aONk+CHb0
デッサンのしすぎで鉛筆でしか描けなくなってきた俺の為のスレだな
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:52:14.42 ID:noPMwndi0
>>85
よくわからんが、動画も作るのか?
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:53:16.51 ID:bgKcbKGQO
>>15の技ってホントに出来んの?
誰か試してみて。
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:56:19.52 ID:noPMwndi0
>>85
よくわからんが、エンドレスエイトとかいうやつ?
>>89
生き証人がいたなw
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:56:59.61 ID:UuaP8kg7O
男の指噛ませて
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:00:48.45 ID:bgKcbKGQO
結論から言うと削れた。
苦くて不味い上に形は歪だけど、削れる事は削れる。
だけどそれ以前に『熱い』
摩擦熱で前歯がメチャクチャ熱い。
『ヘェェゥエエー』ってうめいた。
あて手が疲れる。
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:07:58.59 ID:b6MvFG0b0
昔シャーペンの芯を1ケースヴぉりヴぉり噛み砕く夢見たの思い出した
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:12:26.81 ID:tQII3/kLO
女「次の文具は〜♪」

男「文具であることは前提なのか?あれ、タバコは文具じゃないぞ?」

女「細かいなぁまったく。それ」
つクレパス

男「…文具、なのか?これは」

女「では、頂きます」

男「慎重にいけよ。欠けらとか怖いから」

女「最近のは幼い子に配慮してあるから平気…ナニコレ」

男「まあ、美味しくはしないだろうよ」
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:15:48.51 ID:bgKcbKGQO
女「…………」パキィ…ポリポリ…

男「……何してんの?」

女「鉛筆の頭の部分があるでしょ? つるつるしている側の」

男「あ、ああ」

女「業界ではテンプル、もしくは皿って言うんだけどね。それを剥がして食べてるの」

男「…………旨いの?」

女「凄いセレブはここしか賞味しないんだよ? もうなんて言うの…………トロ?」

男「きっと違うよ」
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:19:50.32 ID:noPMwndi0
>>92
誤字にその努力が滲み出てる気がするよ、お疲れ様w

クレパス懐かしい
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:22:03.23 ID:tQII3/kLO
男「次はいいのか?」

女「もうお腹いっぱいだよー」

男「どういう原理だよ…」
女「もういいでしょー、飽きたー」

男「わがまま言わないの。次で終わりにしてやるから」

女「きゃー、こわいよー」

男「では、最後は」
つ男の…
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:26:08.65 ID:noPMwndi0
の……?!
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:33:43.71 ID:tQII3/kLO
>>97の続き

つ男の指
男「一瞬期待したんだけどね、くわえるものだし」

女「期待…?何の話」

男「なんでもない、なんでも…いや、何で指?」

女「え?大きさもちょうどいいし、いつも傍にあるし」

男「…あるって。せめて“居てくれる“とかなら救いもあったろうに」

女「では、さっそく」

男「まあまあ、そう焦らずとも。普段木を齧ってるような口で噛まれたら骨折しちゃうから」

女「人を虫みたいに言わないでよ」

男「いいか、そうっとだぞ。絶対に力をいれるなよ」

女「それは…フリなのかな?」
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:47:29.10 ID:tQII3/kLO
>>99の続き

女「じゃあ、ぐいっと手を出しちゃって」

男「ごめん、深呼吸させて」スーハー

女「男君、意外とかわいいとこあるんだね」

男「よし!…はい、アーン」

女「アーン」

パクッ
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:49:21.72 ID:tQII3/kLO
>>100の続き

男(どうして女はこっちを見ながら…)

男(…ん?あれ、舐めてないか?)

男(いやっ、くすぐったい!やめっ)

女(男君、人の口の中で手をばたつかせてる)

女(うっ!の、喉のほうに…。うぅー、こうなったら…)

ガブッ
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:57:00.49 ID:noPMwndi0
ガブッ☆


なんか興奮してきた
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:02:47.34 ID:tQII3/kLO
>>101の続き

女「ご、ごめんね。まさか爪にヒビ入っちゃうとは思わなかったんだ」

男「ぐあぁぁぁ……!」

女「男君、あの…大丈夫…?」

男「し、消毒を…保健室…」ジタバタ

女「え?あの…何?ねぇ?男君…?」グスッ

男「いや、ちょっと…待って…!ほら、泣く、なってば…」

女「ごめんね、ごめんね」

男「おお、おぉ…よーしよし。怖かったよね。ゴメンな」ナデナデ

女「うぅぅ………」

男(…化膿しなけりゃいいか)
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:06:14.72 ID:noPMwndi0
楽しませてもらってありがとうございました、>>1おつ
お先に失礼します
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:14:14.38 ID:tQII3/kLO
男「フショウ、男です」

女「まだ痛む?」

男「さすがにもう…」

女「…よかった」ホッ

男「ところでさあ結果はどうだったの?」

女「結果?何の?」

男「俺の指の噛み応え」

女「硬さと太さはよかったかな」

男「じゃあ味は?」

女「汗でしょっぱかった」

男「そりゃそうか」

女「あ、でも嫌いじゃない。また噛みたいな」

男「No thank you!もう勘弁してくれ…」

女「そんなぁ…」
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:22:21.59 ID:tQII3/kLO
男「やっぱり女の家には鉛筆削り機はないのか?」

女「やっぱりって何さ!」

男「え、じゃああるの?」

女「もちろんですとも!」

男「意外だな。てっきり歯で削るのかと」

女「さすがにそれはできないよ」

男「まあ、さすがにな」

女「そんなことしたら芯まで一緒に抉り取っちゃうもん」

男「ああ、そっちか。何かもう安心したよ」
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:29:52.19 ID:tQII3/kLO
男「ところで女の家って、家族揃って鉛筆を齧るのか?」

女「それはいくらなんでも不気味だよ」

男「一人でも十分…。いやいや、じゃあ女だけが?」

女「そうだね。ただ…」

男「ただ…?」

女「みんな噛む力が強いからマイ箸はないんだ。みんな割り箸」

男「こんなところで意外な欠点を見つけたよ…」
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:38:00.58 ID:tQII3/kLO
女「ダイヤモンドの無料配布」

男「微妙に古いな。もらえたのか?」

女「うん。それでさ、昔噛んで宝石の真贋を見分ける人をテレビでみたからさ」

男「試すなよ…」

女「そうしたら、傷が…」

男「歯医者に行かなくて平気なのか?」

女「ダイヤの方に…」

男「嘘ぉ!」
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:43:50.06 ID:tQII3/kLO
男「一つ質問が」

女「なぁに?」

男「その歯は永久歯だよね?」

女「とーぜん!でもなんでまた?」

男「部屋の掃除をしてたら古い漫画を見つけてね…」
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:49:48.45 ID:tQII3/kLO
女「かき氷ブルーハワイってさあ」

男「オチの予想がつくけどまあ、話して」

女「食べると舌が青くなるでしょ?」

男「…ああ」

女「でさぁ」ンベェ

男「うわっ、予想以上!病的なまでの黒さだ!」

女「さすがにそれはちょっと傷つく…」
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:57:23.12 ID:tQII3/kLO
男「歯は驚きの白さだね」

女「ちゃんと歯磨きしてるもん!」

男「威張るほどのことでは…」

女「虫歯知らずなんだぁー」

男「歯を磨いててもそれはすごいな」

女「だから男君も、コ・レ!」スッ

男「鉛筆を差し出さない。…つか、久しぶりの勧誘だね」
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 05:03:50.11 ID:tQII3/kLO
男「そう言えば、最近は鉛筆を噛んでるところ見ないな」

女「だって一応は気にしてるもん」

男「そ、それはどうも…」

女「うん、住み分けは大事だよね」

男「なんかどんどんタバコのイメージに近づいてきてるね」(顔赤くして損した…)
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 05:09:25.15 ID:tQII3/kLO
男「家族にタバコ吸う人いる?」

女「あ、臭いする?ごめんね。お父さんが結構吸うんだ」

男「いや、それは平気だから安心していいよ」

女「なんだ、ビックリした」

男(まさか鞄に鉛筆が3ダースもあろうとは)
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 05:25:35.03 ID:tQII3/kLO
男「消しゴムに鉛筆の芯を刺して遊ぶ。懐かしいけどさ」

女「…」

男「さすがにこれはもう使えないよね」

女「…それ、実はお餅なんだけど」

男「どうするのさこれ?まさか食べないよね?」

女「…」

男「え、ちょっと?なんで返事がないのさ」
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 05:41:36.92 ID:tQII3/kLO
女「あぁ、どうしよう」

男「今日はどうしたの?」

女「今日はってどういう意味だよ」

男「そんなことより、何か困ってたんじゃないの?」

女「あぁ、うん。まあそうなんだけどね」

男「もったいぶらずに、さあどうぞ」

女「………実は、消しゴムつき鉛筆の消しゴムを飲み込んじゃって」

男「それは…き、きっと胃の中をきれいにしてくれるよ!」

女「そんな中和作用はありません!って言ったの男君だよね?」
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 05:51:38.79 ID:tQII3/kLO
男「ところでさあ」

女「うん」

男「いろいろと異物を飲み込んでるわりには健康そのものだよね」

女「何か最近の男君、口が悪くなった気がする」

男「胃洗浄とかしなくて平気なの?」

女「…そう言えば考えたことなかった」

男「…急に倒れたりしないでね、ホント」

女「え、あああ、ありがとう」

男「とてもかわいい反応だけど、もっと先に気を回すことがあると思うんだ」
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 05:59:52.51 ID:tQII3/kLO
女「そういえばまだ家に呼んだことなかったよね。ということで!」

男「また、唐突な…。なんかすごくボロボロにみえるんだけど」

女「さすがに家に噛み付いたりはしてないよ!」

男「まだ何も聞いてないから」

女「だ、だってこれはシロアリのせいだもん」

男「なお悪いでしょ。今日は出直そう」

女「はーい…」
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 06:16:01.04 ID:tQII3/kLO
女「…」スウスウ

男「寝てるのか…」

男「…」

男「…」キョロキョロ

男「ちょっとだけ…」

カリッ
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 06:46:02.23 ID:tQII3/kLO
女「寝込みを襲われるのかと思ったよ」

男「起きてたのかっ!」

女「フフ、でもようやく男君も鉛筆デビューを果たしたね」

男「なんか一生の不覚みたいに思えるのだが」

女「じゃあ、デビューの記念に…」

チュッ
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 06:49:33.91 ID:tQII3/kLO
男「…」

女「…」

男「…」

女「…ね、ねぇ。何か喋ってよ」

男「…木の薫りがして、黒鉛で少しひんやりしてた」
女「か、感想は言わなくていいから!」
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 06:51:01.48 ID:tQII3/kLO
ネタも尽きたしこの辺で引き上げるよ

まあ誰も居ないだろうけど
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 07:21:44.70 ID:oTWKgtbRO
いるよ―
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 08:19:40.06 ID:othC8qBK0
>>94
クレパスって食べても平気になってるのか?
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 08:49:36.82 ID:QjTFbiwKP
依存の仕方にもいろいろあるだろうに、
ほぼかじること限定にしてしまったのが>>1の敗因だったな
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 10:22:20.31 ID:kQljDYYTO
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 11:25:25.42 ID:tQII3/kLO
女「鉛筆みたいなデザインの消しゴム」

男「食べるなよ?」

女「それがうっかり…」

男「手遅れだったか。どうすれば間違えるんだよ…」

女「そしてこっちがそいつの片割れ」ペッ

男「出さなくていいから」

女「…」

男「俺が悪かったから、もう一回口に含もうとしない」
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 11:37:14.67 ID:HSwWAleu0
バトエンとか死ぬほど懐かしいなwww

今も実家の机の中に眠っているのだろうか・・・
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 11:37:56.43 ID:tQII3/kLO
女「ポッキーゲー」
 男「却下だ」

女「なんでさー」

男「齧ってるだけじゃ一向に距離が縮まらないじゃないか」

女「私は平気だよ」

男「自分基準の考えは身を滅ぼすよ?」

女「うぅー…。ならポッキーだったらやってくれるの?」

男「それは…もちろん」

女「まぁないんだけどね」

男「淡い期待を抱いた自分がくやしい」
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 11:52:51.25 ID:tQII3/kLO
男「何か体のほうに影響がでたりはしないのか?」

女「だからタバコとは違うんだってばー」

男「それはそうだがここまで似てると」

女「似て…?まあ、そこまで疑うのなら向こうの壁まで競争しようじゃないか」

男「よし、受けて立とう」

女「じゃあ、ヨイドンッ!」ダッ

男「ちょっと待て、“ヨイドンッ”ってなんだ!」ガバッ

女「うわわっ」コケッ

男「…やっぱり運動能力落ちてないか」

女「こ、これは違うもん!もとからだもん!」

男「だとしても威張って言うことじゃないだろ」
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 12:03:10.96 ID:tQII3/kLO
女「バトエンねぇ…」

男「何か嫌なことでもあったみたいな口振りだな」

女「私は絵柄を避けて噛むつもりだったんだよ」

男「なぜすでに用意してある」

女「でも、見てよこれ」

男「おぉ、両側に絵柄が…。これじゃ削る訳にもいかないし、どう使わせたかったんだろうな」

女「どうしようこれ…」
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 12:35:46.37 ID:tQII3/kLO
男「色の濃さで味は違うのか?」

女「味っていうか…舌触りかな?」

男「ふーん…」

女「試してみる?」

男「…舐めるだけなら」

女「あれ、断らないの?私今HBしか持ち合わせないよ」

男「ならなぜ聞いた…」
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 12:38:31.62 ID:kHNLyGrSO
依存と言っても様々あるわけで
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:01:50.32 ID:tQII3/kLO
女「多機能○○ってあるでしょ?」

男「ナイフとか、ペンとかみたいな?」

女「そこでこれ!多機能鉛筆」

男「…見た目は普通だな」

女「ところがどっこい、バーベキューの串に早変わり!」

男(竹製なのか…?)

女「2本揃えば箸にもなる!」

男「…」

女「そしてロールキャベツの…」

男「いいかげん食から離れよう…。ていうか何製なんだこの鉛筆」
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:06:55.68 ID:tQII3/kLO
>>133の続き

男「何かもっと、鉛筆らしい機能はついてないのか」

女「その辺はぬかりなく。なんと…!」

男「なんと?」

女「ヘッド部分に消しゴムが!」

男「普通じゃねーか!」




>>132
誰かが別の依存方法で書き始めてくれれば…
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:13:31.62 ID:tQII3/kLO
男「あれ?爪楊枝切れてる…」

男「そうか、昨日いかだ組んで川に流したんだっけ」

男「くそぅ。昼食の食べカスが気になる」

男「何かないだろうか…」

男「先がトキントキンの鉛筆しか…」

男「…」

男(ダレモイナイ…ヨウジニスルナライマノウチ)

―――――――――――――――

男「さて、出かけるとしよう!」
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:24:05.55 ID:tQII3/kLO
男「おい、前歯に青海苔がついてるぞ」

女「え!ウソっ!」

男「ウソなんか言わんさ」

女「かっ鏡見てくる!」

―――――――――――――――

男「お帰り。ちゃんと取れたか?」

女「取れたには取れたんだけどね…」

男「けど…なんだ?」

女「その、鉛筆で歯を黒く塗ってただけみたいで」

男「あえて考えないようにしてた方がなぜ現実のモノになるんだよ…」
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:28:52.88 ID:tQII3/kLO
女「…」カリカリ

女「…」カリカリカリ

女「…」カリカリカリカリ

女「あー!宿題が終わらないー!」

女「なんかイライラしてきたなぁ。ちょっと1本噛もうかな…」
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:34:36.81 ID:tQII3/kLO
女「男君は私より1エンピツ背が高いです」

男「1エンピツて…。東京ドームで例えてくれ」

女「えーっと…。3分の1座椅子ぐらいかな?」

男「さあ?俺行ったことないから知らないぞ?」

女「なんだとー!一生懸命考えたのにズルイぞー!」
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:42:07.97 ID:tQII3/kLO
女「コンパスにも鉛筆はあるよな…」ゴクリ

男「モノによるんじゃないか…?」

女「そこは“通報しました”って言うところだよぅ!」

男「1、1、9と…」

女「ちょっと、なんで救急なんだよー!」

男「言ってほしいのか?」

女「No thank youですよーっだ!」
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:48:07.99 ID:tQII3/kLO
女「最近は歯磨き粉の代わりに消しカスを使ってます」

男「へー…」

女「え、あれ?冗談だよ?なんで納得してるの?」

男「だって女だしなあ…」

女「男君、ヒドイっ!」

男(かわいいやつだなぁ…)

女「ちょっと!聞いてるの!?」
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:55:55.76 ID:tQII3/kLO
女「鉛筆があればなんでもできるっ!」

男「そうか。じゃあ試しに衣食住をやってみようか」
女「食はクリアしたとして他は…」

男「食もクリアすんな!」
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:00:34.89 ID:tQII3/kLO
>>141の続き

女「じゃあとりあえず衣だね…」

男「ククク…。さあ、どう乗り切る?」

女「全身に…鉛筆を…うーん…」

男(…鋼鉄の処女を思い出したが黙っておくべきだろう)
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:02:43.05 ID:ZeTRrJpd0
あげ(・∀・∩)
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:08:55.71 ID:tQII3/kLO
>>142

女「“住”か…」

男「さすがに無理があるだろう」

女「そうだ!鉛筆を組んで家を作ればいいんだ!」

男「手の平サイズのログハウスができそうだな」

女「な、なら直径30cmぐらいの鉛筆を使って…!」

男「完全に丸太サイズなんだが、誰がそんなモノを使うんだよ」

女「それでも…。それでもシュワちゃんあたりがなんとかしてくれるハズ…」
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:18:03.68 ID:tQII3/kLO
男「ところで俺らってさあ」

女「うん」

男「鉛筆で字を書いてるところをほとんど人に見られてないな」

女「もう私達は鉛筆モグモグする人だと認識されてるみたいだからね」

男「達…?誰達のことを指してるんだ」

女「もちろん私と男君」

男「待ってくれ、俺は鉛筆をそんなふうに使ったことは…」

女「ないのー?」

男「ない、わけでは…ないが…」

女「じゃあいいじゃない」

男「イイわけあるか!訂正を要求するっ!」
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:30:22.86 ID:tQII3/kLO
男「全部で一万色以上の色鉛筆のセットがあってだなぁ…」

女「ウチの親が注文してたよ」

男「それはまた…。何に使うつもりなんだろうな」

女「いざというときのためだって言ってたよ?」

男「どんな事態に遭遇すれば“色鉛筆がたくさんあってよかった”と思えるのやら…」

女「そんなに変かなぁ……」

男「お前の家の中、いろんなモノであふれかえってそうな気がしてきたぞ…」
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:43:36.90 ID:xpm507iE0
食う他の依存……
刺すとか挿すとかか?
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:23:16.13 ID:tQII3/kLO
女「だいたいの人は体のどこかに鉛筆の芯が刺さってると言いますが」

男「初めて聞いたぞ」

女「この通り私には1本も刺さっていません」

男「服の上から見た限りは、と付け足しておく。念の為」

女「…?当然でしょ?も、もしかして…見たい?」

男「上目遣いもいいけど、早く話を進めよう」

女「実は自分じゃうまく確認できないところがあって…」

男「よし来い!さあ来い!Don't来い?」

女「じゃあ見てくれる?」アーン

男「へ?」

女「いや、だから口の中を見てってば」

男「ああ、口内、だよね。そりゃそうか。“コウ”までは合ってたんだけどな…」

女「?」
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:45:56.64 ID:tQII3/kLO
女「一発芸!」

男「自分でハードル上げたな」

女「おはぐろ」ニィ

男「黒っ!グロっ!」

女「あれ?デジャブかな…」

男「俺も何かデジャビュを感じるな」

女「…」

男「どうした?」

女「び、ゆ。よし、デジャブ。…何でよー」

男「よしよし。お前はそのままでいいぞ。でも口は濯いできなさい」
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:39:22.39 ID:tQII3/kLO
男「モズのはやにえって知ってるか?」

女「早煮え?ちゃんと火を通さないから…」

男「モズっていう鳥が獲物を串刺しにしておく行為を言うらしいんだがな」

女「最近彼が冷たいです」

男「口から飛ばした鉛筆でGを串刺しとかもうね…」

女「…さて、もう1本齧ってこようかな」

男「うわっ、まだ生きてるよ…」
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:49:23.05 ID:tQII3/kLO
女「…」カジカジ

男「時に女よ」

女「なぁに?」

男「鉛筆の材料ってどうなんだ?」

女「どうって?」

男「木とか黒鉛とか、そう言う鉛筆の原材料は美味いのか?」

女「あー、どうだろうね」

男「じゃあ、試してみるか?」

女「そうしますか」
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:58:52.92 ID:tQII3/kLO
>>151の続き

女「ところで男君?」

男「何だ?」

女「鉛筆って何の木から作られてるの?」

男「おっと、それを失念してたな。…何の木だろ?」

女「じゃあその辺の木の枝でいいか」

男「さすがにそこいらから勝手に取るのはいかがなものかと」

女「じゃあ家の庭の木でいいか」

男「そうだな」
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:59:35.93 ID:xpm507iE0
こう、自分の左手の甲にガスガス……

無理か。無理だね。ごめんなさいsien
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:59:43.23 ID:zJpxBdX50
ステッドラーって高いよな
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:05:34.27 ID:SFXPyCEWO
父「やはり2Bこそ至高」

母「2Bイラネ」

娘「HBたん萌えすwwwwwwハァハァwwwwwww」

兄「4Bはまだでござるかwww母上wwwwww」

父「ゆとり乙」

兄「老害乙、氏ね」

母「こ   こ   ま   で   ボ   ー   ル   ペ   ン   厨」

娘「HBたんwwwwwww萌えええええええええええ」

兄「黙れ中立気取り」

父「極端なのがカコイイ(笑)」

母「ここで2H派の俺登場」



弟「どうしてこうなった・・・」
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:09:03.50 ID:tQII3/kLO
>>152の続き

女「ではさっそく」アム

男「どうだ?」

女「水っぽいよ」

男「一応洗ったしな」

女「そうじゃなくて、中までジュクジュクしてるよって…」

男「狙ってないあたりがなんとも…」

女「男君?で、それでねぇ、鉛筆と比べてだいぶやわらかくて」

男「ふむふむ」

女「それでなんかサパサパしてる」

男「サパ…、なんだそれ?」
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:16:08.67 ID:tQII3/kLO
>>156の続き

女「もう、自分で確認すればいいじゃない」スッ

男「そうするか」ハミッ

女「…」

男「あぁ、たしかにこれはサパサパだな」

女「…」

男「じゃあこれ返す…ってこれお前が噛んでた枝じゃないか!」

女「気付かない男君がいけないだよーだ。もしかして本当は気付いてたんじゃないの?」

男「…ちくしょう」
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:24:38.50 ID:tQII3/kLO
女「黒鉛はー…」

男「シャーペンの芯でいいか?」

女「じゃあ、それで」

男「喉に刺さらないようにな」

女「もーちろーん」パキッ

男「お味のほどは?」

女「何か、鉛筆の芯よりヒンヤリしたカンジかな?」

男「じゃあ俺も一本」

女「はいっ」

男「…その長さでポッキーゲームはちょっと」
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:35:15.85 ID:tQII3/kLO
女「なにしてるの?」ポリポリ

男「指と指の間に鉛筆を突き立てるゲーム」コッコッコ

女「…!そうか、このゲームによって人類の大半ば黒鉛のインプラントを…」カリッ

男「じゃあ女は黒鉛を埋め込んでないから外部から摂取してるとか?」カッカッカ

女「これは私の生存本能だったのか…」ガリガリ
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:43:36.36 ID:tQII3/kLO
女「一発芸やります」

男「ペン…ペンシル回しか」

女「よっ…!」クルリン

男「うまいうまい」

女「はっ…!」クルクル

男「すごいなぁ」

女「ぺんしるこぷたー」ヒュンヒュン

男「う、浮いたぁ!?」
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:47:16.90 ID:tQII3/kLO
男「いっそペン回しの大会に出たらどうだ?」

女「そうしたいのはヤマヤマなんだけど…」

男「何か問題があるのか?」

女「鉛筆じゃないと極端に下手で…」

男「らしいと言うか何と言うか…」
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:01:18.76 ID:PGL8ajNEO
女「〜♪」カランカランッ、カランカランッ…

男「ちょっ、ちょっと!?な、何してんだ、女?」

女「あ、男君こんばんは!何って……散歩だよ?」

男「さ、散歩ッ!?……鉛筆に、紐をつけてか?」

女「え?だって散歩だし」

男「……鉛筆の?」

女「そうだよ?どうかしたの?」

男「いや・・・その、うん。そう、だよな…見るからに散歩、だよな、ハハッ……」

女「? じゃあ、私、行くけど」

男「お、おう……気を付けてな」

女「うん、バイバーイ♪」

カランカランッ、カランカランッ…
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:04:46.53 ID:tQII3/kLO
女「なんで鉛筆って食べれないんだろうね」

男「まるでふと思いついたかのように言うね」

女「だって食べられないじゃない」

男「事実を言っているだけなのにこの違和感…。何かがおかしい気がする」

女「で、どう思う?」

男「どうって…。そういえば怪盗3世に総カツオブシの鉛筆があったな…」

女「総カツオブシ…、おいしそうだねっ!」

男「お前みたいに涎が溢れるほどは期待してないぞ」

女「フフフフフ。これで…これで勝つるっ!」

男「お前は何と戦ってんだよ…」
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:14:26.22 ID:tQII3/kLO
男「女って誰にでもそうなのか?」

女「そうって言うと?」

男「誰彼かまわず鉛筆デビューをさせようとしてるのかって」

女「そ…そんなっ、こんなことするのは男君にだけだよ♪」

男「悪いけど、とても喜べたモノではないな」
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:21:57.51 ID:tQII3/kLO
女「誰っ!」

男「俺だ」

女「男君だったのか」

男「まだ5メートルはあるのになんで分かったんだ?」

女「男君の足元、よーく見てみな」

男「これは…鉛筆とタコ糸でできた鳴子!」

女「どう?すごいでしょ?」

男(俺こんな大きなモノに気付けなかったのかよ…)
男「くそぉ…!」

女「そ、そこまで落ち込まなくても…」
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:23:31.92 ID:m/h9P7a/0
鉛筆に鉛が入ってるって都市伝説だよな・・・
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:36:12.36 ID:tQII3/kLO
>>166

男「鉛筆って言うぐらいだからやっぱり鉛が含まれてたりするんじゃないのか?」

女「大丈夫!病は気からって言うし、入ってないと思って齧れば…!」

男「…それはかなり不安だな。まあ、小学校の時に齧ってた奴の訃報も届いてないし平気か」

女「そうそう、その調子でポジティブに!」

男「お前ってこういうときはアクティブだよな」
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:39:06.74 ID:ZeTRrJpd0
鉛筆の芯 - 教えて!goo
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4379670.html
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:41:02.11 ID:ZeTRrJpd0
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:46:30.04 ID:tQII3/kLO
女「総鉛筆の家ってあこがれるよね」

男「そこは素直にお菓子の家でいいんじゃないか?お前の場合、用途も変わらないだろうし」

女「な、なによぅ…」

男「あぁすまない。つい…」

女「じゃあもう半鉛筆でいいよ…」

男「どんなだよそれ…」

女「釘の代わりに鉛筆を使ってるとか」

男「…それは怖いな」
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:01:54.36 ID:NcAz+TUnO
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:02:51.49 ID:tQII3/kLO
女(また分からない問題がある…)

女(ここは鉛筆サイコロで…)

女(それっ!)コロコロ

女(あっ!今日のは丸い鉛筆だったんだっけ!)

女(どうしよう…)

―――――――――――――――

男「で、自力で解いたら上出来の点数だったと」

女「うん…」

男「あんまり嬉しくなさそうだな」

女「だって、私の好意が鉛筆に届いてなかってことじゃない!」

男「好きと言うよりは好物だろ。というかちゃんと書くために使ってやれよ」
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:10:05.71 ID:NcAz+TUnO
自分の小学生時代を思い出して読んでる
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:10:11.47 ID:tQII3/kLO
女「そのトンボ(メーカー)のシャツどうしたの?」

男「古着屋で見つけたと思ったらいつのまにか買ってた」

女「…」ジロジロ

男「今思うと、あの時の俺はお前に操られてたとしか…。女?どうした?」

女「この服、噛んでみていい?」

男「着て、ではなく噛んでとは。ってこら、やめろ!やーめーてー!」
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:20:26.07 ID:tQII3/kLO
女「机の中からこんなモノが」
つチャコール鉛筆

男「噛む前に洗ったか?」

女「ぬかりなく」カミッ

男「で、感想は」

女「何だろう。普通のと比べると甘味がある…かな?」

男「お前、そういう方面に味覚が進化してないか?」

女「そう?」

男「俺から見たらな。将来は土を食べて土地の状態を調べる人にでもなるのか?」

女「私が食べるのは木だもん!」

男「…もっと他に言うことはないのか?」
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:38:00.38 ID:tQII3/kLO
女「ずいぶん短い鉛筆を持ってるんだね」

男「鉛筆を使いきったときの達成感はボールペンの比じゃないぞ」

女「そうなの?私は齧ってすぐ短くしちゃうからよく分からないや」

男「そんなっ…!女とでさえこの感動を分かち合うことはできないというのか!?」

女「面目ない…」

男「くそっ、俺のまわりで鉛筆をもってるやつなんてお前ぐらいしかいないというのにっ!」

女「お、男くーん。こっちの世界に帰ってきてよー」ユサユサ
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:51:18.56 ID:oTWKgtbRO
シェーン
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:53:36.54 ID:tQII3/kLO
女「チビ鉛筆用のグリップがありますが…」

男「ありますな」

女「こんなモノがあったら噛めないじゃないか!」

男「その方がいいと思うぞ」

女「私は着飾ってない鉛筆が好きなの!」

男「プリントがあるのは好みではないと?」

女「あれは違います。あれは例えるなら人種のようなモノ」

男「人種…」

女「でもグリップは違う。あれは、言うなればペットが着てるごつい服」

男「そっちはまだ分かるかもしれないな」

女「だから私は、ありのままの鉛筆が好き!」

男「まあグリップ付けるような鉛筆はもう噛める長さではない気もするがな」

女「えっ…?」

男「なぜそこで未知と遭遇したみたいな顔になる」
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:11:17.10 ID:r2PxAPT7O
しえん
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:28:37.56 ID:tQII3/kLO
女「クレヨンって臭いが強烈だよね」

男「たしかに幼稚園みたいなクレヨンが多量にある屋内でなら俺でも気付くけど、そんなにか?」

女「私からすれば鞄の中に一箱あるだけで…」ゴチャ

男「…あー、ほら。片付け手伝ってやるからその涙目をやめろ」ポンポン
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:37:20.21 ID:eIQzEbxI0
いやー久しぶりに面白いのに出会えたね
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:46:37.81 ID:tQII3/kLO
>>180の続き

女「教科書が臭うぅー」

男「まあ、そのうち落ちるだろうから我慢しろ」

女「ちぇー…」

男「で、クレヨンを持ってきた理由はやっぱり…」

女「食べ…」
 男「噛みごこちを確かめるためだな」

女「でももういいや」

男「食べ…噛まないのか?」

女「鞄の中を片付けてたときに欠けら齧ったから」

男「ほうほうそれでそれで?」

女「味はクレパスのように苦くて」

男「食感は?」

女「バターナイフで冷えマーガリンを掬うとき…でつたわる?」

男「まあなんとか」

女「うぇ…。巻き紙も食べてた」
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:56:26.84 ID:tQII3/kLO
女「リップクリームが美味しそうに見えて噛み付いたりもしたんだ」

男「すごいなお前…」

女「女性だっていろいろと試すぐらいの度胸はあるもの」

男「で、リップクリームの感想は…?」

女「幼い頃のことだから、不味かったという記憶しか…」

男「それは残念だな」

女「で、形状の似ているスティックのりはどうかなと」

男「噛むのは外身だけにしとこうな…」
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:02:12.25 ID:+e/kGo2XO
その昔、鉛筆を舐める癖のある画家がいたという。
しかし当時の鉛筆には名前通り鉛が入っており、画家は鉛中毒になってしまった。
鉛のせいでおかしくなった画家は好きな女性に自分の耳を切り取って送りつけた。
それ以来鉛筆の芯には炭素を使うようになったとか。
ソースはテレビ
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:10:03.60 ID:tQII3/kLO
女「彫刻刀を噛んでみたよ」ガジガジ

男「ビックリした、柄のほうか」

女「とーぜん」

男「くわえたまま寄ってくるなよ。というか、よくくわえたままで話せるな」

女「むしろくわえてないと舌を噛むこともあるぐらいだから」

男「お前が舌噛むとか、考えただけで鉄の味を連想できるね」

女「もう慣れたから…」

男「うわぁ…」
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:20:53.21 ID:ZduxRM1q0
歯の形に口内炎が出来てるの想像してゾワッってなった
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:25:22.30 ID:ZduxRM1q0
男「部屋掃除してたらこんなん出てきた」

女「これは!! 木の部分と芯の部分が分離されたエンピツ!!」

男「小学生のときとかよくやらなかったか?」

女「やらないよ!こんなんじゃエンピツの味もへったくれもないじゃない!」

男「エンピツは味わうものじゃないんだけどなあ……」
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:25:25.22 ID:tQII3/kLO
>>185の続き

男「で、どうなんだ?」

女「ねぇ、たまには自分で味わってみない?」

男「どうしたんだ急に」

女「いつまでも私に甘えていられるとは思わないことだ!」

男「ちゃんと洗ってあるのか?」

女「ぬかりなく」

男「では引き受けよう。…どれどれ」カミッ
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:34:25.95 ID:ZduxRM1q0
>>187 続き

男「でも、どうせ捨てるし食べてみないか?」

女「えー」

男「もう食べる事もないかもしれないしさっ」

女「うー……少しだけだからね」


女「おとこー、もう一本ちょうだーい」ガジガジ

男「味もへったくれもないんじゃなかったのかよ」

女「いや、ほら、これはこれで以外と……ね?」ゴリゴリ

男「何が『ね?』なのか分からんが、おいしいならそれでいいか」

女「うん」アグアグ
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:40:22.60 ID:tQII3/kLO
>>188の続き

女「ではレポートのほうを…。実況の男くーん!」

男「はーい、男でーす。今日は彫刻刀を噛んでみたいと思いまーす」

女「言われてみて分かったけど、私って結構非常識なことを言ってるんだね」

男「やっと分かったか」

女「で、では続きをお願いしまーす」

男「はいよ。これは…鉛筆よりやわらかいかな?」

女「そうだね。でもなんでだろ?」

男「手に馴染ませるには、やっぱりある程度強度を落とす必要があるのかもな」

女「ああ、なるほど」

男「味は…なかなか渋みがあるかもな」

女「手汗を吸ったりしてるからかな」

男「ちょっとまて」ポロッ
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:49:19.05 ID:lRsQIJMLO
そういえば幼稚園の頃はよくシャーペンの芯をポッキー感覚で食べてたな
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:51:28.82 ID:ZduxRM1q0
女「じゃーん!このままじゃたぶん良くないから、秘密兵器を考えたよ!」

男「たぶんってか絶対だな。それで、その持ってるタバコパイプみたいなのが秘密兵器か?」

女「right。その通り。よく気付いたね。」

男「はいはい、それで、どうするつもりだ?」

女「まず、鉛筆の削りカスを先っぽの開いたところに入れるでしょ」

男「……」

女「そして次に、それに火をつけて……」

男「……」

女「吸うの♪」ニコー

男「やめろおおおぉぉぉおおおおぉぉお!!」
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:53:56.95 ID:tQII3/kLO
>>190の続き

女「どうしたの?」

男「この彫刻刀、新品じゃなかったのか?」

女「私は洗ったとしか言ってないよ?」

男「んなっ!女ぁ…おのれ、貴様ぁー!」

女「ああっ!およしになってぇ!」ドタドタドタ

男「待てぇ、女ぁー」ガバッ

女「ふぎゃ!」ベチッ

男「よぅし、捕まえたぞ!」
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:56:16.48 ID:ZduxRM1q0
女「ふぇ……グスッ……ヒクッ……」

男「どうした女!いじめられたか!!」

女「違うの……どうしてもあの人に勝てなくって……」

男「勝つ?誰に?」

女「クロマティの1巻にでてきたあの人……グスッ」

男「何の勝負をしてるんだ。何で勝負をしてるんだ。漫画を実践しようとするなあ!」

女「そんな的確に突っ込まれても!」ビクッ
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:57:40.14 ID:tQII3/kLO
>>193の続き

女「ああ、密着してるのに全然ドキドキしない!」

男「…」ピクッ

女「知らない人のじゃなくって私のモノだからどうか酌量の余地をーっ!」

男「…」スクッ

女「あれ、男君?何もしないの」

男「いや…なんかもういいや」

女「あははは。でも、ごめんね」

男「いや、こっちも少し意地になりすぎたし、アイコだよ」

女「いやぁ、私もてっきりくすぐりとかされちゃうのかとヒヤヒヤしちゃったよ」

男「しまった、そっちも捨てがたかった…」

女「…?」
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:05:14.55 ID:ZduxRM1q0
女「ちくわ」コホー

男「くわえてないでさっさと食えよ」

女「噛み応えがないと食べる気がしない」

男「……」スッ ←ちくわのアナに鉛筆を差し込む

女「ッ!? ゲホッゲホッ!男くん!」 ←噛むタイミングが分からず喉に刺さる
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:06:32.25 ID:ZduxRM1q0
女「男くん!」

男「ああ、すまん。つい……」

女「何が『つい』よ!やらかいのと硬いのが混じって気持ち悪いでしょ!」

男「そっちかよ」
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:11:14.35 ID:tQII3/kLO
女「頭かくらくらする…」
男「大丈夫か?」

女「ちょっと熱はかるぅ」

男「…」

女「よいしょっと」ゴソリ
つ体温計

男「予想通りの展開だが…女よ、それは脇に挟むタイプだ。口を開けなさい」


続かない
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:18:43.29 ID:ZduxRM1q0
女「と言うことで秘密兵器第2弾!」

男「何がということでだ。まあいいや、今度はどんなだ?」

女「噛めるから噛む……つまり噛めなければ噛まない!」

女「じゃーん!全鉄製鉛筆!」

男「もうお前、鉄骨でも食ってろよ」

女「?」
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:19:27.94 ID:tQII3/kLO
男「なぜ両手にペンを?」

女「くわえペンで文字は書けるから、後は手かなと」

男「それは…その…便利そうだな」

女「利き手のほうは上手く書けるんだけど…」

男「当然だな」

女「これができるようになったら次は足で…」

男「どうなりたいのかは知らないが、スカートのときは練習するなとよ注意しとくぞ」
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:20:54.50 ID:ZduxRM1q0
女「だめね、全鉄製鉛筆は使えない」

男「やっと気付いたか」

女「うん、全く書けないし、美味しくないもの」

男「食ったのか!?」
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:21:56.95 ID:ZduxRM1q0
>>200
はだしのゲン思い出した
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:28:37.00 ID:tQII3/kLO
男「なんだ?悩みごとか」

女「うん、そうなんだ…」

男「一応聞いてやる。内容は?」

女「実は…鉛筆削り機と、かき氷機の共通点や互換性について考えてて」

男「サラッと聴けばまともだが、よく聞くとかなりどうでもいいな」

女「でも、似てるでしょ?」

男「もうどこから突っ込めばいいやら…。とりあえず、削り機のメインは削りカスじゃないだろうに」
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:35:48.50 ID:ZduxRM1q0
女「エンピツを5cm位に切り、油を引いたフライパンで焦げ目がつくまで焼き
  そこに醤油、砂糖、味醂、味噌を加えて、塩と胡椒で味を調えるても、悲惨なコトになる」

男「お前は何がやりたいんだ」
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:49:19.26 ID:ZduxRM1q0
女「ペンシルロケットってやっぱり硬すぎるねっ!食べきるのに3時間も掛かっちゃったテヘ♪」

男「どうやって手に入れたんだよ!ってかそれ食いもんじゃなくて兵器だろ!」
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:49:37.44 ID:tQII3/kLO
風呂ageり保守
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:55:24.17 ID:ZduxRM1q0
女「扇風機inエンピツ」

男「あーよくやったなー。カカカカカカってなって手からもぎ取られたよ」

女「この振動を感じつつ一服やるのが夏の醍醐味」

男「それはない」
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 22:57:44.94 ID:ZduxRM1q0
女「エンピツin石油ストーブ」

男「時期まちがってるだろ、まあいいや。
  塗装が激しく燃えるもんで、学校で休み時間に遊んでたな」

女「この暑さを感じつつ一服やるのが……」

男「やけどするから!」
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:12:30.14 ID:tQII3/kLO
女「男君は、プレゼントは何がいい?」

男「…?誕生日はまだだぞ?」

女「貰うとしたらって話で本当にあげるわけじゃあ…」

男「それは残念。…そうだな、気持ちがこもってて果てしなく無意味なモノでなければ」

女「わりとフツーだね。正直ガッカリ」

男「渡し甲斐がないと言われたことはあるな。そういう女はどうなんだ」

女「私は…気持ちがこもってなくてもいい。文具でさえなければ」

男「あー、何かお前の誕生日の光景が目に浮かぶ…」
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:19:25.84 ID:ZduxRM1q0
男「俺は『一本の鉛筆の向こうに』読んでから鉛筆噛むのやめたぞ」

女「えー、だって、生まれたときからの癖は直せないじゃん?」

男「生まれたときから噛んでるのかよ!」
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:21:06.88 ID:tQII3/kLO
男「口にはどっち利きとかはあるのか?」

女「どういうこと?」

男「例えば、右側の方が噛む力が強いとか、左側の方が舌の収まりがいいとか」

女「そういうのならあるかもね。私は右側の方が収まりがいいし」

男「鉛筆の?」

女「舌の収まりに決まってるでしょうが!」
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:31:47.59 ID:tQII3/kLO
男「おい女、ここは歩きタバコ禁止だぞ」

女「たたたタバコちゃうわ!」

男「その反応じゃどうみてもクロだろ」

女「とにかく、私のはタバコじゃないもん!」

男「じゃあまわりの視線を感じてみなさい」

女「なんかジットリしてる…」

男「分かったらしまう!」

女「ちぇー」

男「チビ鉛筆をポシェットにしまうところ、まるでタバコと携帯灰皿みたいだな」

女「かっこいい?」

男(…まさか未成年喫煙だと思われてるのか?)
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:32:14.50 ID:ZduxRM1q0
女「フフフ、さすが三菱ね。香りが一味違うわ」

男(お紅茶でも飲んでるように聞こえるが、鉛筆かじってるだけだからなあ……)
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:33:36.46 ID:ZduxRM1q0
女「黒鉛のかわりにダイヤモンドを使った鉛筆よ」

男「代わりになってないから」
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:34:27.89 ID:8IMStiJqO
矢野じゃん
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:35:26.57 ID:ZduxRM1q0
女「私コレがないと眠れないの……。子供っぽいかなあ……?」

男「鉛筆に抱きついて眠る奴を見たことないから判断できんな」
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:39:33.89 ID:tQII3/kLO
男「幼いころって、花の蜜を吸ったりよな」

女「えー、そんなことしないよー」

男「ありゃ、そうだったか…」

女「私は、綺麗な花を齧って味見したりしてたよ」

男「うわぁ、そんなことしたことねぇよ」

女「それで口切っちゃったりー」

男「…お前の中で成長したのは外見だけなのか?」
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:42:15.85 ID:ZduxRM1q0
口切るほど硬い花ってあるのか?
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:50:12.04 ID:tQII3/kLO
男「よく見ると女って1本づつしかくわえないんだな」

女「何本もくわえてると限界以上の力を出せるけどその分の跳ね返りも大きいからね」

男「何だその無駄なリミッター機構は…」

女「8本くわえると裏モードになれるけど、反動で力尽きるとか」

男「なんだその死亡フラグつきの必殺技みたいのは」
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 23:57:22.44 ID:tQII3/kLO
女(あれ?鍵どこだっけ?)

女(ポケット…ない)ガサガサ

女(鞄の中…ない)ガサゴソ

女(あれぇ?じゃあどこに…)

女「あ、鉛筆切らしたから噛んでたんだっけ。こりゃうっかり」

女(あ…歪んじゃって鍵穴に刺さらない)
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:06:09.40 ID:mYbSy4GL0
女「羽ペン見たいな感じで、枝ペンつくってみた」

男「杉かよ、痛そうで邪魔そうなんだが」

女「うん、手のひらも口の中もすげえ痛い」

男「痛いのは見りゃ分かるんだから食うなよ」
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:14:04.91 ID:MBDYGmXcO
男「箸をも噛み砕くその強固な牙のせいでマイ箸がないんだよな」

女「そこまでは言ってないけどね…」

男「金属製の箸なら大丈夫なんじゃないのか?」

女「それが…。ねぇ男君、金属疲労って言う言葉をしってるかな?」

男「そんなまさか…」

女「知らないかぁー…」

男「知ってるよ、全然知ってるよ。でも、俺にはまだ現実を直視する勇気がないんだよ」
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:14:38.34 ID:bE4vD7Pi0
あげ(・∀・∩)
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:14:41.98 ID:mYbSy4GL0
女「鉛筆がなくなっちゃってさー、かわりにビーズ食べてたんだけど
  やっぱりプラスチック臭くてあんまり美味しくないわ」

男「そもそも食い物じゃないからな」

女「あーあ、せめてボールペンにすればよかったあ」

男「なあ、飴とかじゃだめなのか?」

女「その手があったか!」

男「少なくともビーズをなめるよりかは、思いつきやすいと思うんだけどなー」
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:20:13.70 ID:MBDYGmXcO
女「インクにつけるタイプのペンとストローの違いが…」

男「違うな、全然違うな。共通点を探すほうが難しいだろ」

女「そんなことは…」

男「なんかだんだんと見境がつかなくなってきてないか?」
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:36:30.10 ID:MBDYGmXcO
>>217のオマケ

男「でも花ならやわらかいし口を切ったりはしないんじゃないか?」

女「ふふふ、私が花の味見をして茎の味見をしていないとでも?」

男「まあ、それもそうかもしれんが幼いときからチャレンジャーだな…」

女「蜂が中にいてひどい目にあったりもしたなぁ」

男「…さすがに今ではやってないんだよな?」

女「ヤッテナイヨ!」

男「お前がもう大きな子供にしか見えない…」
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:38:47.29 ID:mYbSy4GL0
女「〜♪」

男「黒丸なんか作って、船長に反乱でもする気か?」

女「ちがうよー。ニコチンシールみたいな感じでコレを体に貼るの
  すると鉛筆依存から抜け出せそうじゃん。そんな秘密兵器第3弾」

男「そのシリーズ続いてたのか」

女「よし、できた」

男「でもそれ、ホントに効果あるのか?」

女「さあ、そこが問題なんだよ」

男「作る前に考えろよ!」
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:46:13.99 ID:MBDYGmXcO
男「あだ名って一回つくとなかなか忘れられないんだよな」

女「本名覚えてもらえてるかが不安になってくるよね」

男「俺は平均的な変人でヘージンなんて呼ばれてた時期があったよ…」

女「それはまたなんとも…」

男「女は何か変なあだ名はなかったのか?」

女「天然」

男「そこまで変でもないと思うぞ。一応意味も通るし」

女「天然鉛筆削り機の略なんだ…」

男「かける言葉がみつからないな」
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:49:34.09 ID:WreAdSCvO
女「棒状の物はもう、鉛筆にしか見えない」

男「中毒だな」

女「黒光りなんかするともう……」

男「別の表現で頼む」


試演
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:52:23.18 ID:mYbSy4GL0
女「例によって鉛筆と間違ったんだよ」ズルズル

男「コードまで鉛筆に見えるとは流石だな。あと食うのやめろ」
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 00:58:15.17 ID:MBDYGmXcO
女「私ってすごいよね!」

男「あーすごいすごい」

女「まだ何も言ってないでしょ!」

男「で、何がすごいんだ?」

女「私ってエコの達人じゃない?ゴミをほとんどださないじゃない」

男「そりゃあそうだが、資源ゴミは出してやれよ」

女「あ、あうぅ」

男「まあお前の胃の丈夫さには敬意を払ってもいいけどな」サッ

女「敬礼しないでいいから!」
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:01:51.33 ID:WreAdSCvO
女「匂袋ってあるよね」

男「あるね」

女「こんなのどう?」

男「すごく……鉛筆臭がします……」

女「いっぱいあるよ」

男「まだ鉛筆そのものがほしい」
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:11:53.24 ID:MBDYGmXcO
女「某タヌキさんの道具の中に“円ピツ”っていう道具があってね」

男「狙ってるのか?」

女「違うよー。あれが機械なのか特殊な鉛筆なのかをたしかめたいの」

男「なるほど。でもたぶん機械だと思うぞ」

女「この歯で真実を説き明かす!」

男「さっきちょっと関心した自分が悔しくなってきた」
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:15:43.80 ID:mYbSy4GL0
男「これあげる」

女「なにこれ?」

男「ただのコブシ大の黒鉛じゃないか」

女「食えと」

男「……」グッ

女「いいか、鉛筆というのはな
  黒鉛と木が合わさる事によって生じる、独特の風味、食感、味を楽しんでるわけであって
  それぞれを別々に食べてるわけじゃないんだ。さらにそこに、塗料や糊、印字や表面の凸凹
  そういうさまざまな要因があって、始めてあの味が生まれるんだ。つまりお前は、カレーの人参だけとって
  さあお食べと言ってるようなモンなんだ!人参だけ食べても何の味気もない、色んな具材と食べるからこそ美味いんだ!」

男「はあ、それじゃあ、この黒鉛は持って帰って置物にでもするか」

女「待て、いらないと言ったわけじゃないんだ。
  むしろそんな大物食べた事ないから是非とも欲しい」

男「おまえってやつは」
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:19:52.23 ID:WreAdSCvO
女「貯金箱があるならさー」

女「貯鉛筆箱があっても
男「筆箱でいいだろ」

女「……そっか」
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:29:49.59 ID:MBDYGmXcO
男「ちょっと定規を貸してくれ」

女「はいどうぞ」
つ巻き尺

男「どうも」

女「どういたしまして」

男「本当はもっとごついのを想像してたんだがこれは意外だな」

女「どうしても壊しちゃうからね。発想の転換ってやつだよ」

男「いっそ変形させちゃえってことか」

女「あんまり驚かないんだね」

男「長ささえ測れればなんでもよかったから…ん?」

女「どうしたの?」

男「目盛りが掠めて読めないだと!」

女「結局齧っちゃうからね」
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:36:14.96 ID:mYbSy4GL0
女「あーくそっ!イライラするー!」ガシッ

男「ちょっ!女それはキンカン!……あー、おそかったか」


女「いろんな意味でスッキリしたわ」

男「お疲れさま」
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:40:01.08 ID:MBDYGmXcO
女「買い物に付き添ってくれるのはいいんだけどさ」

男「なんだ?」

女「いくらなんでも商品には口をつけないから、もっと普通にしてくれていいよ」

男「すまない。つい条件反射でな」

女「まったく…」ポリポリ

男「ところでその鉛筆はどこから?」

女「あ、あれ?ごめん、つい条件反射で」

男「まったく…。ほら、頭下げて弁償しにいくぞ」
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:45:31.42 ID:MBDYGmXcO
つ万年筆

女「お願いっ!1回だけ!1回だけでいいから!」

男「その言い方はむしろダメだ!」
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:49:46.26 ID:WreAdSCvO
女「ペンシルベニア……」

男「pencilじゃないからな?」

女「……期待させるようなこと言うなよ!!」

男「言ってない言ってない」
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:52:56.60 ID:MBDYGmXcO
女「コンセントにシャーペンの芯ってよく聞くじゃない」

男「芯が赤くなる様を楽しんだりな」

女「そうそう、そういうの」

男「ときには電源トラブルにまでなったり」

女「それで私、芯をくわえたまま…」

男「おっとそこまでだ。その続きを聞いたら俺はコンセントに触れなくなりそうだ」
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 01:59:02.85 ID:MBDYGmXcO
女「ささがき」

男「ほぅ」

女「千切り」

男「ふむ」

女「かつら剥き」

男「そうきたか」

女「どうだった?」

男「…ナイフと鉛筆じゃなきゃ素直にほめるんだけど」
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:00:05.52 ID:mYbSy4GL0
女「なんだこの真っ黒なスープは」

男「墨汁」

女「…………」

女「別に私は普通の食事もするからな」

男「ひょっとして、インクの方が良かった?」

女「人のはなしを聞いているのかお前は」
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:04:54.79 ID:mYbSy4GL0
女「クッ!」

男「やめるんだ女!いくら、鉛筆が見当たらないからって、
  木炭なんか食べるもんじゃないだろ!」

女「で、でもこれなら、木も、炭も、い、いっしょにとれるし。フヒヒ」ガリガリ

男「くそぅ!鉛筆には炭なんか入ってないってのに!もう、黒いものなら何でもいいのかよっ……!」
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:06:43.00 ID:MBDYGmXcO
男「サクランボのへたを口の中で結べる人はキスがうまいらしいな」

女「…」

男「さて、曲がる鉛筆を口の中で結べたお前はいっない何なんだ?」

女「そんなの私に聞かれても…」

男「そもそも曲がる鉛筆の柔軟性を考えたらこれはありえないだろう」

女(ああ、男君が現実逃避をしている)
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:08:58.33 ID:tYMCT6hU0
ごめん、

はれぶたでさ。色鉛筆を揚げ物にして食べるってのなかったか?
あれ思い出した。


でも、シャーペンを使えないちょっと古めの女の子ならかわいいナァと思うんだが、そうじゃないんだね。
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:17:46.43 ID:MBDYGmXcO
女「あれ?男君が考え事してるのもめずらしいね」

男「どうしても気になることがあってな」

女「私でよければ話をきくよ?」

男「なぁ、女」ニジリ

女「えっ…な、何?」

男「女と白蟻1件分なら年間の木の消費量はどっちが多いんだ?」

女「男君も結構しょうもないこと考えるんだね」
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:25:09.24 ID:WreAdSCvO
女「この世界から鉛筆が消えたら…」

男「困ることなんてあるか?」
女「アフリカの子供たちが…」

男「それは大変だ」
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:27:54.59 ID:mYbSy4GL0
女「鉛筆の粉ってさ、何で水に浮くの?」

男「ああ、そういや浮くなあ。きれいだよね触らなければ」

女「何言ってんの、あれ飲んだあと唇が真っ黒になるのよ」

男「飲むな」
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:33:24.36 ID:MBDYGmXcO
女「部屋の掃除をしてたらこんなものが…」

男「ずいぶんと不恰好な鉛筆だな」

女「ははは、お恥ずかしい」

男「で、これは結局なんなんだ?」

女「小学校の自由工作で…」

男「何がお前をそこまで掻き立てるのかが俺にはよく分からない」

女「で、それ実は12本セットでね」

男「わざわざ1ダース作ったのか…。残りは?」

女「腐ってたからすてちゃった」

男「鉛筆が腐るものだったとは初耳だよ…」
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:35:33.86 ID:mYbSy4GL0
女「上の方にマスコットがついた鉛筆あるじゃん。マスコットが居る遊園地とかでうってる」

男「ああ、あれか」

女「あれって、食いにくい上に不味くってさ、丁度頭を食いちぎったところで食うのをやめるのよ」

女「でも、捨てるのももったいないしさ、そのまま置いてたらさ
  いつのまにか首なしマスコットが机中を埋め尽くしてたんだよ!」

男「こわっ!」
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:46:34.10 ID:WreAdSCvO
女「会社の名前とか学校の名前が書いてある鉛筆、知ってる?」

男「あぁ、記念品かなんかでもらうやつか」

女「まだ渡してなかったよね、はいっ」

男「……お前の名前入りか」

女「携帯番号とメアドも入ってるよ。名刺みたいでしょ?」

男「気に入られなかったら折られるのかな……」
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 02:58:53.83 ID:mYbSy4GL0
女「は〜あ、齧っても齧ってもなくならない鉛筆ってないかなー」

男「エンドレスエイトか……」

女「何か言った?」

男「いや、別に」
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 03:04:42.48 ID:MBDYGmXcO
女「幼い頃に鉛筆を植えたり…」
 男「した覚えはない!」
女「そんなぁー…」

男「というかなんでそんなことをしたんだよ」

女「鉛筆の木がなるかなーと思って」

男「よかった。発想は幼い子のソレだった」
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 03:24:30.48 ID:bE4vD7Pi0
あげ
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 03:26:11.79 ID:MBDYGmXcO
女「指示棒ってあるでしょ」

男「へし折ったのか?」

女「もう、人と話は最後まで聞くっ!」

男「違ったのか。ごめん」

女「それで、指示棒とボールペンが一緒になってるモノもあるんだ」

男「ああ、たまに見かけるな」

女「なのになぜ伸びる鉛筆はないの!」

男「チビ鉛筆用グリップとかじゃダメなのか?」

女「ダメだよ!あんなのじゃなくてちゃんと鉛筆自体が伸びてくれなきゃ意味がないんだよ!」

男「そこにこだわらなきゃいけない理由でもあるのか?」

女「だってそうすればずっと噛んでいられるでしょ?」

男「結局それか。それならすごく長い鉛筆でいいんじゃないか?」

女「そんなモノをもって外を歩くのはちょっと…」

男「そこは気にするのか。たしかに妙な光景ではあるけど」
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 03:29:21.63 ID:KjCFLIphO
自転車のチューブをチュパチュパするヤツ思い出した
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 03:43:57.64 ID:MBDYGmXcO
ズー

女「不味い。これは人に出せないかな…。」

女「やっぱり削りカス茶は失敗だったか」

女「でも捨てるわけにも…」

女「何がいけなかったんだろう」

ズー

女「ハァ…」
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 03:56:30.95 ID:MBDYGmXcO
女「枕がかわると眠れなくて」

男「俺はそうでもないな」

女「で、これがそのマイ枕」

男「補修した跡がたくさんあるな…」

女「…あんまり寝相がよくないみたいで」

男「この感触…。中身は鉛筆の削りカスか」

女「よくわかったね!」

男「あれの感触は、一度触るとなかなか抜け出せないよな」

女「おかげで朝なかなか起きられなくて」

男「それは関係ないだろ…」
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 04:53:38.67 ID:xyU0qvFh0
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 05:13:30.77 ID:iLXZUa/DO
まだあるとか
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 06:02:30.62 ID:k6UuD3FAO
保守
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 06:57:23.20 ID:nbTHXFuz0
新ジャンルってこんなんだっけ?
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 07:59:46.63 ID:acdwqH3JO
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 08:10:18.94 ID:Gih+9cyr0
あげ
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 08:44:38.86 ID:mYbSy4GL0
あげ
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 10:02:50.30 ID:WreAdSCvO
揚げ
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 10:16:12.36 ID:MBDYGmXcO
女「耳に何本の鉛筆をつめるか挑戦中」

男「競馬新聞片手に1本、ていうのが風情だろうに」

女「残念なことに赤鉛筆でもないけどね」

男「それで、次で何本目なんだ?」

女「ちょうど10本目」

男「なんかもう耳に対空ロケットを積んでるみたいに見えるな」

女「よいしょっと」

男「最近ではめっきりみなくなった光景をこんな極端な形で拝めるとは…」

女「ちなみに最高記録は10本なんだ」

男「たしかにすごいバランスで成り立ってるのが素人目にもわかるね」

女「…片耳ずつで」

男「うわっ俺超恥ずかしいやつじゃん」

女「ほ、ほら男君は素人だししかたないよ」

男「玄人になりたいとは思わないが、そのフォローはどうよ…」
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 10:40:31.74 ID:MBDYGmXcO
女「仮に扇風機に鉛筆を差し込んだとして、何がいけないんでしょうかねぇ」

男「鉛筆も扇風機も傷むだろう」

女「体に伝わってくる振動の心地よさにはかなうまい!」

男「言ってて恥ずかしくないのか?」

女「何が?」

男「…まあいいや。肌で振動を感じたいなら指を直接、のほうがいいんじゃないか」

女「そんなことして怪我したらどうするのさ」

男「…もはや何も言うまい」
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 10:47:48.87 ID:MBDYGmXcO
男「女の持ち物って、なんか黒いのが多いな」

女「黒のほうが目立たないからね」

男「黒鉛のことを言ってるんだろうけど、そこだけ聞くと怪しいぞ」

女「お酒の名前で呼ばれたり…」

男「いよっ、八海山!」

女「そんな関取みたいなのはイヤあぁぁ!」
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 10:48:43.43 ID:cen85IRGO
支援
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 10:59:32.22 ID:MBDYGmXcO
女「試験会場で鉛筆ピラミッド作ってる人を見かけた!」

男「その人なりの集中方法なんだろう。そっとしといてやれ」

女「だから私も負けじと五重の塔を鋭意制作中でして…」

男「お前は何と戦っているんだ…」

女「鉛筆使いとしてのプライド…かな?」

男「鉛筆使いって…。能力バトルものでも始めるつもりなのか?」
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 11:08:31.18 ID:WreAdSCvO
女「鉛筆は心の支え」

男「大袈裟な」

女「落ち込んでる時、何か悩み事を抱えている時、鉛筆は私に語りかけてくれるの」

男「……何て?」

女「『もっと黒くなれ』、って…」

男「引きずり込まれてんじゃねえの?」
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 11:12:25.56 ID:mYbSy4GL0
女「ウフフ、もうコレがないとやっていけないわ」

男「鉛筆を鼻に入れて気持ちいのかよ」
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 11:13:21.82 ID:MBDYGmXcO
女「虫メガネで太陽の光を鉛筆の芯に…」

男「何か焦げ臭いなと思ったらお前だったのか」

女「なんか暇を持て余しちゃって、つい」

男「神々と人間の関係も、今の女と鉛筆みたいなモノなのだろうか」

女「私は鉛筆神!」

男「僕は警察官!」

ジリリリ!!!

男「っていつまでやってんだ!火災報知器が作動してるじゃないか!」

女「これが神の裁きか…」

男「今そっちの世界にいっちゃダメだ!あぁ、鉛筆から黒煙が…」
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 11:18:24.03 ID:mYbSy4GL0
だれうま
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 11:25:02.59 ID:MBDYGmXcO
男「ザリガニ釣りって今でも需要あるのかね」

女「私ザリガニ釣りにはいい思い出がないな」

男「ザリガニ釣りにいい思い出があるやつもなかなかいないだろ」

女「みんなはいっぱい釣れてるなか、私だけ全然釣れなかったんだ」

男「何かザリガニに恨まれるようなことでもしたのか?」

女「せっかく新品の鉛筆を用意してもナゼか1匹も寄り付かなくて…」

男「…原因はそれだろう」
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 11:50:51.57 ID:MBDYGmXcO
女「丑の刻詣りって需要あるのかな」

男「できるだけあってほしくないな」

女「でも恨み辛みはどこからでも湧くからねぇ」

男「女がやるとあれか、人形に鉛筆を刺すのか?」

女「そんなことはしないよ」

男「じゃあ鉛筆に釘を打つのか?」

女「そ、そんな罰当たりなことするわけないでしょ!」

男「丑の刻詣り自体がもう罰当たりだと思うがな」

女「私がするなら、鉛筆のパワーを得るために頭に巻くかなぁ」

男「ロウソクじゃなくなるだけでえらくマヌケな印象になったな…」
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 11:53:02.61 ID:DE6IAeeF0
Hi-Uniネタがない時点でゆとりすぎ
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 12:15:22.06 ID:WreAdSCvO
三菱鉛筆くらいしか分からない……
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 12:16:23.99 ID:mYbSy4GL0
女「キャラの香木でつくった鉛筆」

男「もったいなすぎて使えねえ」

女「フヒヒ やっぱ上物は違うぜ フヒヒヒ」

男「きめぇ……」
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 12:31:34.99 ID:mYbSy4GL0
女「ドラえもんにでてきた、空中にかけるクレヨンは凄く欲しかったなあ」

男「ああ、あれか。子供のロマンだよな」

女「アレがあれば鉛筆を大量生産……」ブツブツ

男「何かもう色々間違ってる」
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 12:40:53.70 ID:MBDYGmXcO
女「竹を煮込むと食べれるっていう昔話があったよね」

男「やるなよ!絶対にやるなよ!」

女「や、やったことあるわけないでしょ!」アセアセ

男「そこは“やったことあるよ”って言おうよ…」

女「な、何を言ってるの男君…?」ホッ

男「ああ、悪い悪い」

女「鉛筆は生が一番に決まってるでしょ!」

男「俺はお前が何を言ってるのかわからねぇ…。鉛筆は食べ物じゃあ断じてねぇ…」
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 12:48:57.87 ID:MBDYGmXcO
女「今度こそ完成!多機能鉛筆!」

男「…布が巻いてあるな」

女「これで撫でるだけでどんな汚れも取れる取れる」

男「どっかで聴いたことあるな…」

女「うっ…」

男「しかも、こんなゴミまみれの鉛筆をお前は使うと申すのか?」

女「お、男君のいじわるーっ!」
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 12:59:34.02 ID:MBDYGmXcO
女「この鉛筆を削ったのは誰だっ!」ガラッ

男「また明日同じ時間に来い。最硬の鉛筆ってやつを持ってきてやる」

女「フンっだ!おととい来やがれ!」ピシャッ
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 13:03:47.21 ID:mYbSy4GL0
女「じゃーん。秘密兵器第4弾」ボソッ

男「ボソッというな怖いから」

女「今まで無理して禁鉛筆しようとしてた。だから今度はゆっくり禁鉛筆できるものにした」

男「禁鉛筆とか意味分からん言葉を使うな」

女「ということで、どうよ」



男「すごく……丸いです……」

女「ああ、コブシ大はあるからな、コレならなかなか噛めないだろう」

男「ところでさ」

女「うん?」

男「コレどうやって、書くんだ?」

● ←真ん中にしか黒鉛がない 鉛筆削りに入らない ナイフで削れば半分以下になる

女「ぬかったあぁぁあ!!」

男(ってかどうやって作ってもらったんだろう、コレ)
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 13:12:26.89 ID:MBDYGmXcO
女「鉛筆を10本並べます」

男「ふむふむ」

女「9×1のときは左から一本目、9×2のときは二本目の鉛筆を抜きます」

男「すると…?」

女「残った鉛筆の本数で答えが分かります」

男「なるほど」

女「おかげで私は九九において一の段と九の段は完璧です」

男「一の段と九の段以外は苦手ですよね」
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 13:36:09.91 ID:MBDYGmXcO
女「鉛筆で笛を作ってみたの!」

男「器用だな」

女「齧りながら音楽を奏でられる幻想的な逸品に…」

男「誰も鉛筆にそんなモノは求めん」

女「でもすごいでしょ?」

男「たしかによく出来てるな。…ところで芯はどこだ?」

女「芯?抜いちゃったよ?」

男「抜いたって…。これじゃ書けないだろ」

女「だって中をくりぬかなきゃ音が出ないじゃない」

男「…お前は鉛筆をなんだと思ってるんだよ」
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 13:41:43.91 ID:mYbSy4GL0
女「鉛筆自作してみた」

男「味があってなかなかいいな」

女「うん。生木使ったから、ジューシーで美味しいんだ♪」

男「味があるってそういう意味じゃねえよ」
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 13:49:30.80 ID:+Juo6ClRO
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 13:50:13.36 ID:mYbSy4GL0
男「ところでこの鉛筆つなぎ目が無いけどどうやって黒鉛入れたんだ?」

女「こう……スコーン!って」

男「人間わざじゃねえな」
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 14:01:16.71 ID:MBDYGmXcO
女「鉛筆を噛もうとしたら、いつの間にか私が鉛筆になってて大きな自分に噛まれるてるとこだった」

男「いったい何の話だよ」

女「今朝見た夢の話だよ」

男「ああ、そういうことか。理解した」

女「それで話の続きなんだけど、“このままじゃダメだ”って思って私も鉛筆を噛もうとしたの」

男「いや、そうはならんだろ」

女「で、気が付いたらまた私が鉛筆になって大きな自分に食べられるところだったの」

男「なにそれかなり怖いんだが」
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 14:14:20.09 ID:mYbSy4GL0
女「あ〜イライラする!鉛筆切らしたし、セーラー厨の先生に当てられるし……」ブツブツ

女「男!鉛筆ないの!」

男「とりあえず落ち着け。あかむらさき色の色鉛筆やるから」

女「ナイスッ!」ガリガリガリ

男「良く噛んで食えよー」

女「はいはい」ボリボリ

女(ってか、こいつは何で色鉛筆もってたんだろ……)ゴリゴリ
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 14:21:32.44 ID:mYbSy4GL0
ザーザーザー

男「夕立ふってきたな」

女「コレで少しは冷えるといいな」

ザーザーザー

男「おや、お前のことだから『雨じゃなくて鉛筆が降ればよかったぁー』って言うかと思ったのに」

女「確かに、そりゃ嬉しいけどさ……」

ザーザーザー

女「普通に、危ないだろ」

男「……それもそうだな」

ザーザーザー

女「…………」

男「…………」

ザーザーザー
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 14:27:50.59 ID:MBDYGmXcO
女「私には苦手なモノがあるの」

男「そりゃ誰にでも1つや2つはあるだろうさ」

女「それじゃ話が続かないでしょー」

男「それで、何が苦手なんだ?」

女「山吹色の色鉛筆がもう怖くて怖くて」

男「えーっと…」
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 14:31:36.88 ID:mYbSy4GL0
女「うまうま」ガリガリ

男「……」コリコリ

女「おとこぉ!どうした、なぜ何を食ってる!」

男「うぉい!ビックリするじゃねえか!」ビクッ

女「鉛筆か!すぐに吐き出せ!ペッしなさいペッ!」

男「いや、DSのタッチペンって加えたくならないか?」

女「ああ、なんだ。男もとうとう鉛筆依存になったかと思った」

男「仲間を作る気がないとわかって、心底安心した」
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 14:32:52.80 ID:mYbSy4GL0
>>295
お代官様www
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 14:46:29.95 ID:mYbSy4GL0
男「おんなー、ちょっとかいわれ大根咥えてくれないか?」

女「は?まあいいけどさ」パクッ

男「おおぅ 一気にアゴがでかくなった……」

女「……」プッ

男「あっ、吐くなよ」

女「吐くわ」
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 14:55:37.35 ID:MBDYGmXcO
女「たまにはこんな鉛筆も…」ハムハム

男「いつものと何か違うのか?」

女「ほら、本体の部分が束ねた糸になってるんだ」

男「何でこんな構造にする必要が?」

女「これだと削り機を使わなくても、糸をほどくだけで芯が出てくるのさ」

男「…で、なんで今それをほどいてるんだよ」

女「分からないかなぁ…。この丁寧に剥がし剥がし口に運ぶ感覚」

男「分かるような分からないような…」
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 14:58:14.55 ID:WBoxO2oXO
今北
>>1が書いた奴は妙に現実味があるなwwww
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 15:04:46.10 ID:FWVydyPaO
小学校でビーバーごっこしてたやついない?
鉛筆をひたすら噛んで砕くんだけど
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 15:08:43.24 ID:K5wzu2p10
>>299
さけるチーズか!さけるチーズの感覚なんだな!ちょっとずつ丁寧にさきながら食べるあの感覚なんだな!!!!!
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 15:09:43.23 ID:mYbSy4GL0
バームクーヘンだろう
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 15:18:31.15 ID:MBDYGmXcO
女「願いごとを書いて使いきる」

男「よくあるおまじないだな」

女「名前欄でいいかな?」

男「そこが一番書きやすそうだし、いいんじゃないか?」

女「み、見ないでよ!人に見られたら失敗なんだから」

男「それは失礼」

女「では、いただきます」

男「ズルはいかん、ズルは」

女「それじゃあどうすればいいのさ!」

男「たまには普通に使ってやれよ…」

女「せっかくいろんなお願いを叶えられると思ったのに」

男「そろそろ言っておくが、たしかそれ鉛筆じゃなくて消しゴムだぞ」

女「なんで始めに言ってくれなかったのさぁ!」
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 15:29:37.35 ID:MBDYGmXcO
>>304のオマケ

男「で、どんな願い事を書いたんだ?」

女「い、言うわけないでしょ!」

男「なあいいだろぅ、お嬢ちゃん。ちょーっと見せてくれるだけで満足するからさぁ」

女「させるかぁー!」バリバリバリ

男「おぉ、こりゃまるでビーバー人間だな」

女「へへーん。これでどうだ!」

男「おまじないでズルすると願い事は叶わないって聴くけどな」

女「そんなぁ!男君のせいだ!どうしてくれる!」

男「だから鉛筆じゃなくて消しゴムだろ…」
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 15:40:33.30 ID:mYbSy4GL0
男「ペンシルスティック ディップ マヨネーズ」

女「ええい、そんなもんは邪道だ」

男「そうか、結構いけるんだけどなー」ボリボリ

女「!?」
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 15:47:59.95 ID:MBDYGmXcO
女「空き缶を利用した鉛筆立てー」ストン

男「おいこら、それは俺のだ。しかもまだ飲みかけだ」

女「えっ!?そ、そうなの?ごめんね!」

男「まったく。まあ、タバコと違って飲めるからいいけどよ」ゴクゴク

女「あれ?この鉛筆先っぽが折れてる」

男 ブッ!!
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 15:58:03.14 ID:mYbSy4GL0
男「エンピツスティック ディップ インク」

女「ソワソワ」

男「お前の基準が分からん」
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 15:58:14.94 ID:MBDYGmXcO
女「鉛筆分が足りない…」

男「言ってろ」

女「よしっ!チャージ開始!」ガバッ

男「スカートを捲るな!ってなんで股の内側に鉛筆を何本も巻いてるんだよ!」

女「ミッションコンプリート。な、なにスカートの中見てるのよ、変態っ!」ガリッガリッ

男「…」
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 16:08:37.05 ID:MBDYGmXcO
女「デザートは別腹」

男「よく聴くな」

女「鉛筆も別腹」

男「だから飲み込むなって」

女「でも食後に1本とかよくやるよ」

男「タバコじゃないんだから」

女「ご飯、デザート、鉛筆えーっと後は…」

男「あと1つで牛だな」

女「もぅ!なんでそんなこと言うのよ!」
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 16:26:37.05 ID:MBDYGmXcO
男(紙がない)カラカラ

男(なにかないか…)ゴソゴソ

男「鉛筆…?」(なんであるんだ)

男(よし、一か八か!)ポイッ

コロコロ


女「きゃーーーっ!!」


男「あ…ここ男子トイレだっけ」(まさか本当に来るとは…)
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 16:32:57.49 ID:mYbSy4GL0
男「冷やしエンピツ」

女「唇にくっ付いたんだが」ピコンピコン

男「ピコピコはねて凄い可愛いぞ」

女「そ、そうかよ。もう一本くれないか?」

男「はいどうぞ」


女「……///」ピコンピコンピコンピコン

男(口から鉛筆生えてるみたいで怖いな)
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 17:12:21.24 ID:MBDYGmXcO
女「ドーラーキューラー」

男「ん?この牙は…ああ、チビ鉛筆か」

女「がーおー」

男「しかし吸血鬼の牙が先の尖った木で出来てるってのがなんとも…」

女「なんのこと?」ハズシハズシ

男「だってそりゃあ、鉛筆も見方によっては木の杭だろう」

女「あぁ、なるほど。じゃあ吸血鬼は舌を噛んだりしたら大変だね」

男「吸血鬼が仮に居たとしても、そいつらの歯は木製じゃあないだろう」





…やっぱり他の人の文からネタを考えるのはマズイかねぇ
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 17:24:42.26 ID:mYbSy4GL0
俺も他の人ので思いついたりしてるから問題ない


女「みてみてー、指が10本になったよー」

男「指の間に挟んだのか、昔よくやったわ」

女「じゃーんけーん」

男「意味ないだろそれ」
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 17:28:20.20 ID:mYbSy4GL0
女「いいじゃん、じゃんけんしようよ。ださんがまーけのもーんくなーし」

男「うわっと!いきなり始めるな」

女 パー

男 グー

女「勝ったー!それじゃ約束どおり、アイス買ってきてね♪」

男「そんな約束してねえ!」

男(ってかあいつ、どうやって10本指のままパー出したんだろ)
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 17:31:23.63 ID:VdZRpDza0
しえん
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 17:42:12.16 ID:MBDYGmXcO
女「ここに2つの粉があります」

男「両方とも真っ黒だな」

女「片方は鉛筆の芯を細かくしたモノ」

男「もう片方は?」

女「花火を分解して採取したモノ」

男「!」ガタン

女「でも男君、落ち着いて。2つの粉には見分ける方法があるから」

男「そ、その方法とは!?」

女「鉛筆のほうはさわると指が黒くなる」

男「どっちもなったぞ!?」

女「ふぇ?じゃあ…。そうだ、火を着けて爆発した方が…」

男「却下だっ!」





…そうか。まあ投下の合間にアラ探しして暇でも潰してくれ
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 18:12:55.25 ID:MBDYGmXcO
男「女の家も風鈴つけたのか」

女「暑くなってきたからね」

男「…よく見たら鐘をならす部分がチビ鉛筆なんだな」

女「凝ってるでしょ」

男「ところでさっきから鳴ってないな」

女「あれ…?あぁ、そっか。この前の雨で風を受ける紙が破けちゃったんだっけ」

男「…雨の日は仕舞っておこうな」

女「何か代わりになるものは…」ゴソゴソ

男(もしかしてあの鉛筆も壊れた部品の代わりなんじゃ…)

女「ああ、これでいいや」

男「なんだそれ?」

女「幼い頃の短冊。部屋を掃除してたら見つけたの」ツケリ

男「なになに、“鉛筆削り機になりたい”か。鉛筆そのものじゃないあたりが女らしいな」

女「…へへへ」

チリンチリーン
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 18:30:18.01 ID:MBDYGmXcO
女「男君があまりにうるさく言ってくるので」

男「これでも押さえてるほうだぞ」

女「…うるさいので、いっそ鉛筆の形をした料理を作ってみようと思いましたっ!」ムスッ

男「謝るから機嫌なおせ。にしても逆転の発想か…。なかなかの着眼点だな」

女「すごいでしょ?」

男「ほめるとすぐこれだよ」
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 18:35:16.14 ID:mYbSy4GL0
女「おとこー、ちょっと聞いてよ」イライラ

男「どうした、そんなに怒って」

女「万年筆厨のハゲ先生がさ!『鉛筆なんて子供くさい』なんていったからさ
  アイツの万年筆に鉛筆ねじ込んでやったのよ」

男「ああ(どうやったら、アレに入るんだ……)」

女「そしたらアイツ、髪の毛撒き散らしながら宿題増やしやがったのよ!」

男「ああ(お前がやりすぎなんだよ)」

女「ムカつくわー!!」
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 18:46:56.32 ID:mYbSy4GL0
女「逆転のホームラン!」

男「何がだ」

女「鉛筆を箸に使うんじゃなくて、箸を鉛筆として使えばいいのよ!」

男「……」

女「という訳で、箸に黒鉛埋め込んでみた」

男「シャー芯サイズの黒鉛が箸に入ってる!?一体どうやったんだ!!」
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 18:53:39.25 ID:MBDYGmXcO
>>319の続き

女「まずはこれ!」

男「ウエハースか。たしかにこれなら形を似せられるな」

女「でしょ?お菓子屋さんでウエハースを見たから今日のことを思いついたんだよ」

男「発想の結び付けにずいぶんと苦労するけどな」

女「…と、とにかく食べようよ!」

男「そうだな。…しかし太さまで似せる必要はあったのか?」

女「雰囲気だって大事でしょ。ほら、中身もチョコクリームなんだよ」

男「…よくやるな。さて、いただきますっと」サクッ
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 18:56:18.25 ID:MBDYGmXcO
>>322の続き

女「…」

男「…」モクモク

女「…どう?」

男「細すぎて生地の味しかかんじねぇ…。味の評価がつけられん」

女「…ダメかぁ」

男「でも、太さを調節すればいけると思うぞ」

女「そっかー。次回作にきたいだね?じゃあ次いくよー」
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 19:04:04.55 ID:VdZRpDza0
しえん
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 19:06:05.44 ID:mYbSy4GL0
女「別世界の私が料理をしてる気がしたから私も作ってみた」

男「何のコト言ってるかサッパリだぜHAHAHA。して、これは?」

女「鉛筆形の注射器よ」

男「とりあえず料理じゃねえよ!」

女「あら、注射くらいしたコトあるでしょ。静脈にチューっと フハハ フヒヒ ノォホホノォホ」

男「完璧にラリッちゃってる!?」

女「あ゛ーきくわー。最近食うだけじゃどうも物足りなくてねえ
  金かかるけど、やっぱこっちのがいいわー フヒヒヒヒヒ」

男「おれも飛んじゃおっかなあ……」
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 19:07:29.78 ID:mYbSy4GL0
ぐあ、>>325の5行目のセリフ間違った。前後のセリフ変えてるとこういうコトになるから困る

適当に脳内変換しといてくれ
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 19:16:37.22 ID:MBDYGmXcO
女「海ー苔ー巻ーきー」テレテレッテレー

男「もともと近しい構造だしな」

女「だから1ダース作って見た目のインパクトで発想の貧困さをごまかしてみました」

男「俺からしたらこっちのほうが鉛筆っぽく見えるけどな。ワザワサ先まで尖らせてあるし」

女「ふふん。では味見のほうを、男君どうぞ」

男「…今さらでなんだが、お前は味見してないのか?」

女「だって私はシェフで、男君がお客様でしょ?」

男「…まあ、海苔巻きなら不味くなりようもないか。ではでは」パクッ

女「そんな心配いらないもんっ!」プイッ

男「…これはカッパ巻きか」

女「固さ的にもキュウリが適任かなって思って」

男「えっ…。じゃあこれ12本全部カッパ巻きなのか!?」

女「どうなされましたかお客様?半分以上残っている場合は罰金となりますよ」

男「な…!お前さっきのことまだ怒ってるのか!」

女「ふーんだ。怒ってませんよー」
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 19:36:25.19 ID:mYbSy4GL0
さあ、やっと人が増えるぞ
保守
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 19:37:01.39 ID:MBDYGmXcO
>>327

男「…もうキュウリは当分の間食べたくないな」

女「まさか本当に完食してのけるとは、さすが男君だね。痺れないけど」

男「もーいーからちゃっちゃと次を持ってきてくれ。早くこの味を忘れたい」

女「そんなに大変だったかな、あれ」

男「切ってないの12本はだぞ?いいから次っ!」

女「わ、わかったよぅ。ふーとーま…」
男「お前のボキャブラリーの無さにはガッカリだ」

女「だ、大丈夫だって。今度はキュウリ以外も入ってるから」

男「またキュウリ入ってるのかよっ!今日だけでいったい何本のキュウリを消費すれば気が済むんだ!」

女「ほ、ほら。今度のは大きいから六角形にもしたんだよ…」グズッ

男「…泣くなって。ほら、ちゃんと美味いから、な?」

女「うん…。ごめんね?今度は私も食べるからさ」

男「これも完食しないといけないのか…」(しかも俺が怒ってなかったら一人でか?)
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 19:45:47.81 ID:MBDYGmXcO
>>329の続き

男「あー、もう入らん」

女「はは、ご苦労さま。はいお茶」

男「ああ、ありがたい」ズー

女(本当は他にもいくつか試したいのがあったんだけど…)

男「…」グデー

女(さすがに、ね)

男「…ん?どうした、女」

女「べ、別になんでもないよ」
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 19:45:56.65 ID:mYbSy4GL0
料理に付き合ってくれたお礼に、最後は女が男を食べちゃうんですね分かります
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 19:52:40.32 ID:Z8s35+pyO
頭からボリボリとな
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 19:59:55.09 ID:MBDYGmXcO
女「安物の色鉛筆だとさあ」

男「デパートのバラ売りみたいなやつか」

女「齧ってる途中で分解しちゃったりするんだ」

男「安物だからな」

女「たがらテープで補強して使ってたんだけど」

男「芯だけなくした、と」
女「分かってるなら探すの手伝ってよ!」

男「へいへい…」

男(くわえてるのに気付くまであとどれくらいかかるだろうか…)
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 20:02:55.71 ID:mYbSy4GL0
女「我が家で取れたキュウリだ、食べてくれ」

男「へぇ、お前んち野菜育ててんのか。
  それにしても鉛筆とまったく関係ない話をするとは珍しいな」

女「ククク 女特製キュウリだ。単と味わえ」

男「いただきまーす」ボリ

女「ニヤニヤ」

男「ブッフォオ!!」

女「どうだ!女特製 黒鉛入りキュウリは!」

男「口があああぁぁああぁぁぁぁああ!気持ち悪いいぃぃいいいいい!」

女「喜んでもらえてよかった」

男「喜んでねえよ!ってか入り口無いのにどうやって黒鉛入れたんだ!」

女「鉛筆依存症のキュウリを使ったからじゃないかな?」

男「納得できねええぇぇぇえええええぇ!」

女「覚えておけ、私は絶対に鉛筆と関係ない話はしないからな」

男「いばるなよ」
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 20:03:10.64 ID:MBDYGmXcO
おっと忘れてた>>331
俺はどどどどだから書きたきゃ自分でやってくれ
どうせ時系列もそこまで意識してないから
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 20:10:45.93 ID:mYbSy4GL0
こいつらにエロをやらせたいって思う奴なんかいるのか?
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 20:14:22.16 ID:Z8s35+pyO
女「〜♪」

男「……随分お気に入りなんだな、その鉛筆」

女「そりゃあ、命の次に大事ですもの」

男「ふぅん」

パシッ!

女「ああ!か、返して、返してくださいぃ!!」

男「………」

女「返せぇ、返せよぉ!……うぅ、返してぇ…」

男「てい」ボキリ

女「かひゃっ……!」ドサッ

男「………死んでる」
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 20:16:03.66 ID:mYbSy4GL0
命のように大事じゃねえか
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 20:23:04.75 ID:Z8s35+pyO
男「こんな事になるとは思ってなかった。今は反省している」

男「………なんて言ってる場合じゃない。どうしよう、ヤバイ、マジヤバイ」

男「と、とりあえず木工用ボンドでくっつけて…」ヌリヌリ、ピト!

女「ううん、なんだか酷い夢を見ました…」

男「!」ボキリ

女「こふっ………」パタリ

男「………」

ヌリヌリ、ピト!

女「っぷはぁ!」

男「…」ボキ

女「ひでぶっ!」バタリ

男「………」
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 20:33:08.48 ID:Z8s35+pyO




女「あれ?私の鉛筆、いつの間にかボロボロになってる」

男「………いらないなら貰うぞ」

女「あ、はい。どうぞ、あげます。私、家に同じ物がまだ13ダースありますので」

男「………ん」

ボキリ

女「って、あげた傍から折らないでくださいよ!」

男「え?あ……はい、すんません」

女「もう。じゃあ、私は帰ります。さよなら」

男「あ、はい。さよな……え?あれ?あれー?」
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 20:38:32.06 ID:Z8s35+pyO
妹「兄、なんだそのボロい鉛筆は」

男「……女に貰った」

妹「はあ?何が楽しくてそんなボロ鉛筆を貰うんだ?正気を疑うぞ」

男「うるさいなぁ、あっちいってろ」

妹「……ふん。それ、ちょっと見せてみろ」ヒョイ

男「あ!コラ、返せ馬鹿!!」

妹「ちょ…やめ、引っ張るな!ああっ!」

ボキリ

妹「あーあ、折れちゃった。兄が引っ張るから……」

男「ひょっ………!」ドサリ

妹「兄?兄ー!」

男「」

妹「………し、死んでる」

おわり
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 20:48:10.48 ID:MBDYGmXcO
男「4色ボールペンってあるだろ」

女「その道はもう通ってしまったよ…」

男「なんだ、もう作ってあるのか?」

女「はいこれ」

男「これは…ただ4本を輪ゴムで束ねただけ」

女「それでもだいぶ進化したんだよ」

男「進化…?」

女「試作型はテープ止めだったから線を4本同時に引いちゃったり」

男「たしかに輪ゴムなら鉛筆の位置をずらせる…古すぎてくっついてるぞ」

女「削り機に入らないうえにナイフでも削りにくくて」

男「これだって束ねてあるんだから削り機には入らないだろ」

女「だからそのときは1回外して…。あ、男君。外すのは1本ずつにしないと戻すの大変だよ」

男「もういいよ!俺が悪かったからバラで使わせてくれ!」
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 21:08:57.27 ID:VdZRpDza0
しえ
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 21:18:19.97 ID:MBDYGmXcO
女「鉛筆デコピンって覚えてる」

男「一応知ってはいるが」

女「あれ、かなり痛いんだよね」

男「試さなくていいぞ」

女「罰ゲームのときとか、非力な子だけが特別に使ってよかったぐらい」

男「そこまで痛いのか…」

女「あまりの威力でアザになっちゃって、親が出てきたりもしたなぁ」

男「相手が女子だったなんて知ったらそれは驚くだろうね」

女「力を込め過ぎて鉛筆を折っちゃう子もいたな」

男「そのエネルギーをぶつけられなくて安心しただろうね、相手の子」

女「それが、折れたまま続行しちゃって保健室へ…」

男「…ところでなんで今こんな話を?」

女「それはそうと男君、あそこのケーキ屋さんおいしそうじゃない?」

男「わーお」
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 21:31:25.56 ID:WreAdSCvO
女「鉛筆だけは裏切らない、そう思っていた時期が私にもありました」

男「何を信じるって言うんだ」

女「合格鉛筆だけは、私の想いには応えてくれませんでした」

男「勝手にヒトのせいにされたその鉛筆が哀れだわ」

女「っ!?鉛筆への愛がとうとう…!」

男「芽生えてない」


保守
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 21:31:27.72 ID:MBDYGmXcO
男「…?女のほうから何かいい香りがするな」

女「たまには気分転換にと思ってさ」

男「香水か?」

女「いーえ。鉛筆に芳香剤を…」
男「今すぐ吐き出せっ!」
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 21:45:32.51 ID:aVIVEpj00
男「はぁはぁ鉛筆ちゃん」

女「ねぇ、男君……何を見て萌えてるの?」

男「このシャープさ、可愛さ、純情さが君にはわからないのwwwwwプヒヒ
素晴らしいよ、鉛筆ちゃんは。はぁはぁはぁはぁ」

女「駄目だコイツ……なんとかしないと」
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 21:48:12.08 ID:MBDYGmXcO
女「本日はこちらっ!」

男「何かの通販みたいなまねすんな!」

女「“歯ブラシ鉛筆”っ!」

男「鉛筆のキャップにすればよかったのになんで一体化させちゃうかね…」

女「これなら歯を磨きながらでも鉛筆を噛むことが…」

男「歯磨きもも鉛筆も台無しだな」

女「今なら歯ブラシ赤青鉛筆もお付けします!」

男「歯ブラシが真ん中とかどう使えばいいんだよ」

女「鉛筆部分を使ってれば、そのうち青いほうだけ残ると思うよ」

男「お前の力をもってしても青いほうだけが残るのか…。赤青鉛筆おそるべし」
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 21:57:57.54 ID:mYbSy4GL0
女「実はハムスターを飼っているんだがな」

男「へぇ、初耳だ」

女「当たり前だ、いってないから
  それで、そのハムスターには生まれたときから鉛筆をやっていたんだ」

女「定期的に鉛筆をあげるんだが、いつも美味しそうにかじっていたよ」

女「ククク たぶん今では鉛筆がないと生きていられない立派な中毒者だよ」

男「ソイツは鉛筆じゃなくて、硬いものが欲しかったんだよ」
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 22:13:09.64 ID:VdZRpDza0
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 22:21:58.51 ID:MBDYGmXcO
女「試験時間が余ったから鉛筆を立てて遊んでたの」

男「見直ししてろよ…」

女「私、みんなよりもたくさん持ってるからかなり充実した暇潰しになったよ」

男「なんで総動員してるんだよ」

女「まるで鉛筆の樹海みたいだよね」

男(試験後にその例えはどうなんだろう)

女「だから振動をたてないでね」

男「早く解答用紙をまわしてくれないか」

女「せめて写メを撮るまで待って」

男「さすがにまだカンニング扱いされるんじゃないか?」

女「じゃあどうすれば…!?」ガチャガチャガチャ

男「涙目で俺を見るなよ、俺は悪くないだろ。…あーほら、拾うの手伝ってやるから」
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 22:34:12.27 ID:mYbSy4GL0
保守
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 22:36:03.69 ID:MBDYGmXcO
女「私ねぇ、幼い頃は“リスみたいな娘”って言われて近所の人から可愛がられてたんだよ」

男「それはそのままの意味でそれ以上でも以下でもないと思うぞ」
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 22:45:37.44 ID:bM/6A3R30
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 22:46:04.37 ID:mYbSy4GL0
女「柿ピー食べる?」

男「弁当のおかずが柿ピーってのが気になるけどまあ言いや。少しくれ」

女「はい」

男「…………なあ」

女「うん?」

男「柿ピーって柿の種とピーナッツのお菓子じゃなかったっけ」

女「何言ってんの、柿の種とエンピーツお菓子でしょ」

男「そ、そうだったか……いや、忘れてたよ あはは……」

女「? 変なおとこくん」
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:01:28.92 ID:mYbSy4GL0
女「おとこくーん!見てみてー!」

男「うわっ!なんで頭から鉛筆生えてんの!?」

女「アハッ☆説明的なセリフありがとー♪ロリッ☆
  昨日、2カートンくらい食べちゃった性だと思うよ!」ロリッ☆

男「2カートンくったら鉛筆生えるのか……」

女「みたいだね☆これで、いつでも鉛筆分を補給できて助かるよ〜」ロリッ☆

ポキッ ゴリゴリゴリ ガジガジ ゴクン



チュンチュン チュンチュンチュン

男「夢でよかったあああぁぁあああぁぁぁああああ!」
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:14:07.00 ID:bM/6A3R30
あげ(・∀・∩)
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:17:07.90 ID:MBDYGmXcO
女「数年前に描いた絵を発掘したよ」

男「何を描いたんだ?」

女「鉛筆のスケッチ」

男「鉛筆で描いた絵かそれなら期待できそうだな」

女「何言ってるのさ。絵の具で描いたんだよ」

男「え?鉛筆を使ったスケッチなんだろ」

女「うん、鉛筆は使ってるよ」

男「鉛筆と絵の具と両方を使ったのか?」

女「絵の具を使ったのはなかったかな」

男「へ…?」
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:18:48.78 ID:mYbSy4GL0
なにそれこわい
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:30:29.84 ID:mYbSy4GL0
保守
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:45:03.70 ID:mYbSy4GL0
保守

もうこのスレも潮時かな……
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:46:33.05 ID:bM/6A3R30
【ゆっくりしていってね!!】
       ∧,,∧  ∧,,∧     ∧,,∧
   ∧,,∧(´・ω・`)(´・ω・`)∧,,_∧・ω・` )
  ( ´・ω・`)(つ⌒と つ⌒と)´・ω・`)  ∧,,∧
  (つ∧( ´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・` ∧,,∧・ω・` )
∧,,( ´・ω(_.__つと_(_.__つと_)  ∧,,∧ ∧,,∧
(´・( つ ∧,,∧     __ _(´・ω・` )・ω・` )
 ( ∧,,∧・ω・`)_____|i\__\ と )∧,,∧と)
  ( ´・ω・`)と_※ ※ |i i|.====B|ヽノ(・ω・` )
  (つとノ`--∧,,∧|\\|_____◎_|_i∧,,∧  ∧,,∧
       ̄( ´・ω・| | ̄ ̄ ̄ ̄ |(・ω・` )(・ω・` )
        (つとノ.\|_____|(つとノ (つとノ
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:49:16.80 ID:sq8Z0e2YO
世界堂行くと6Bから6Hまであって焦るよな
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/19(日) 23:49:19.33 ID:henk4G5J0
じゅうぶんおもしろかったぜ
もっと多くの人によんでほしいね
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:06:41.01 ID:im+fNSTvO
女「エビフライの形をしたボールペンってあるでしょ」

男「知らないな」

女「あーるーのー。だから私も負けじと食べ物型の鉛筆を探したわけさ」

男「鉛筆削り機に入れられないからそんなのはないだろうよ」

女「それがあったんだよー!」

男「あったのか!?ちょっと見せてくれ!」

女「それじゃあ、はい」

男「これ…?ただの色鉛筆にしか見えないぞ?」
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:09:28.90 ID:im+fNSTvO
>>365の続き

女「ちがうよー!カッパ巻きだもん!」

男「たしかに黒いフィルムと緑の芯だがいくらなんでも…」

女「で、でもでも、こう短く切れば…」

男「シャリとおぼしき部分が茶色いな」

女「端っこは白かったのにどうしてっ!」

男「しかもこの短さじゃ削ることもできないな」

女「そうだ、断面を白くぬれば…!」

男「それは…禁じ手じゃないか?」
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:20:02.94 ID:/ipuTeqS0
男「一本じゃ『ベキンッ!』心許ないこの鉛筆も」

男「三本集まれば!」

女「三倍美味しい」ボリボリボリ

男「ですよねー」
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:21:05.94 ID:im+fNSTvO
これは…俺も一段落つけて引き上げるべきなのか?
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:22:41.81 ID:/ipuTeqS0
誰が終わるなんていった
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:39:33.10 ID:im+fNSTvO
女「これは…」

女(たしか中二病こじらせたときに作ったデザイン鉛筆よね)

女(彫刻を彫ろうとしたら指切っちゃって投げ出したんだよね)

パサッ

女(これは…彫刻の図案ね)

女(こんな複雑なの出来るわけないのにね)

女(…あのときの私には)

女「彫刻刀、どこにしまったんだっけ…」ゴトゴト
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 00:43:02.67 ID:/ipuTeqS0
女「鉛筆の芯を潰します」ゴリゴリゴリ

女「潰して粉にした物に鉛筆削りの芯を混ぜます。大体1:2くらいの割合でいいでしょう」

女「そしてコレをアルミホイルの上において、火をつけ、その煙を吸い込みます」

男「すると」

女「あ゛ーー ウヒヒ ヘヘ ハハハ ゴェェェ フヒヒヒ」

男「ごく一部の人間がラリってしまうので注意しましょう」

女「フヒヒ ちゅうい? アハハ! してるよ! ちゅうい! アッハhッハッハハハ!」

男「きがくるっとる……」
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:03:46.43 ID:/ipuTeqS0
保守
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:09:12.41 ID:im+fNSTvO
女「金属性の鉛筆…」

男「お前は何を言ってるんだ」

女「削れないから芯が奥のほうから出てくるようにしたの」

男「…ん?」

女「1本の原価が高いから芯の詰め替えができるようにもした」

男「それって…シャーペンなんじゃ…」

女「途中で私も気付いたんだよ!?でも情熱に突き動かされた私の勢いは誰にも止められなくて」

男(というか、女の家には金属を加工する機械があるのか?)

女「私の手は、もうシャーペンで穢れてしまった…」グスッ

男「ちょっと待て!どこに泣く要素があった!」

女「あぁ、鉛筆神よ…私の血は肉は男の体に受け継がれます。どうかこの体に裁きを…」

男「おーい、女ー。帰ってこーい」
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:17:36.71 ID:piVgTRX50
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:20:00.94 ID:/ipuTeqS0
確かスリランカの鉱山だったよな。懐かしすぎる……
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:31:01.89 ID:im+fNSTvO
女「あ、裾のとこ綻んでるよ」

男「ありゃ、これは気付かなかったな」

女「私が繕ってあげるよ」

男「ああ、ありが…なんで鉛筆と糸を持ってるんだ?」

女「ふふふ、こんなこともあろうかと先のほうに小さな穴をあけた鉛筆を常備してるのさ」

男「そこは普通の縫い針でいいだろうに」

女「では…」チクチクチクチク

男「…まるでミシン並の正確さだな」

―――――――――――――――

女「出来たよー」

男「これは…たしかに綻びは消えたが、縫い跡に黒鉛がびっしりと…」
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:33:43.88 ID:e46ZotX2O
男「なぁ」

女「あ?」

男「俺と鉛筆と、どっちが大事なんだ?」

女「………鉛筆」

男「その間は何な……え?結局鉛筆なの?」

女「3Bと4Bくらいの差だった」

男「俺、鉛筆に負けたの?」

女「仕方なかった」

男「………帰る」
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:37:37.23 ID:e46ZotX2O
男(この前な仕返しに、女に晴れときどきぶたを買ってきてやったぞ)

男(これの鉛筆を天ぷらにして食べるシーンを見たら、女の奴、卒倒するに違いない)

男「女ー!アニメ見ようぜー!?」

女「……ん」
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:45:23.67 ID:e46ZotX2O
男(さあ!鉛筆天ぷらシーンだぞ!どうだ、女!?)

女「………」

男(あれ。何ともないな)

女「……グスン」


男(ッ!な、泣いている…だと?マ、マママ、マズイ!)

男「どどど、どーしたんだ女!やっぱり天ぷらにするなんてひど過ぎたか!?」

女「……違う。私はいたく感動している」

男「は?」

女「鉛筆を食べる……何故私は今までしなかったのだろう。男、ありがとう。お礼に今日は泊まって行ってくれ。今晩は鉛筆づくめの豪勢なものにするぞ!」

男(今日の教訓。イジメ、ダメ、絶対!)
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 01:56:52.54 ID:im+fNSTvO
>>376のオマケ

女「はいこれ、手編みのセーター」

男「例によって黒鉛まみれか…」

女「一応普通の編み棒で編んだほうもあるんだけど…」

男「なんだこの不恰好な毛糸の固まりは。どうしてこうなった」

女「鉛筆を離したてら手が痙攣を始めて」

男「なんかもう最近依存について触れてないなと思っていたが…」

女「見て見てー」ガクガクガクガク

男「女の体内でどんな反応が起こってるんだよ…」
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 02:43:47.58 ID:im+fNSTvO
女「鉛筆さえくわえていいなら運動もバッチリなのに」

男「ドーピング禁止ー」

女「そんなこと言わずにさぁ、何かいい競技考えてよ」

男「鉛筆をくわえててもいい競技なんでそうそう…いや、あったな」

女「男君ナイス!で、なになにっ!」

男「プロレスだ。あれなら凶器として…」

女「…」ブォン

男「ぐはぁ!」
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 03:41:23.76 ID:im+fNSTvO
女「タバコは主流煙より副流煙のほうが人体に悪影響だよね」

男「鉛筆は通常の使用方法の場合は煙なんて出ないぞ」

女「…そっか」

男「でも待てよ。女がくわえてる側を主としてだな」
女「うん」

男「その場合に副になる削った部分のほうが雰囲気的には強力そうだよな」

女「そんなことない!削った部分なんか齧っても歯応えないしすぐ折れるしでダメダメだよ!」

男「そんなことを俺に熱弁されてもだな…」
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 03:41:57.41 ID:PkvzE2RC0
昔にもあったよね
今更>>1はなにやってるの?
コピー&テイストだけ?(笑)
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 03:48:58.39 ID:im+fNSTvO
ほんと今頃>>1は何やってるんだろうな
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 04:55:55.77 ID:I1tg+xqc0

386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 06:26:59.55 ID:BgWVzMX20
なぁ
>>314ってさ
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 07:24:33.65 ID:im+fNSTvO
女「私は全てに失望している」

男「全てとは大きく出たな」

女「ちょっとwikipediaを見てほしい」

男「…?まあ、いいぞ」

女「“鉛筆の日”に関するページは何件?」

男「…0件か。そこまで気を落すなよ」

女「次に“ペンの日”で試してみて」

男「これは…」

女「なければ…、創るっ!」カッ

男「要出典の大事さを始めて痛感した…」
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 08:01:44.82 ID:im+fNSTvO
女「最近の私、“ただの鉛筆好き女”になってる気がする」

男「そもそもただの女性はお前ほど鉛筆が好きじゃないけどな」

女「このままじゃいけない!と思った私は…」

男「そのままの君で十分だよ」

女「さ、先細りさせた鉛筆を手首にブスッと…」

男「…」

女「ブスッと…。や、やっぱり無理ぃーっ!」ポイッ

男「そうかい」ホッ
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 08:13:41.84 ID:im+fNSTvO
女「私の目にかかれば手元の動きだけで何を書いてるのかが分かる」

男「冗談に聞こえないのが怖い」

女「その人が鉛筆を使っているという前提条件をクリアしていればだけどね」

男「…俺、今日から鉛筆使うのやめるよ」

女「お、男君の裏切りモノっ!」

男「おいおい、いつ俺がお前の仲間になったていうんだ?」

女「その台詞はむしろ帰ってくるフラグっ…!」
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 08:19:38.08 ID:fiQ617+S0
まだがんばってるな、休憩はとれよー
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 08:25:54.74 ID:FvakXHmtO
保守
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 08:26:07.69 ID:im+fNSTvO
女「鉛筆を用いた芸術」

男「たまに目をみはる出来栄えの作品があるよな」

女「あの一つ一つの重ね合わせがいいよね」

男「陰影の付け方への工夫とか」

女「触れたら跡形もなく崩れさってしまいそうなあの儚さ」

男「俺は力強く大胆なモノのほうが好きだな」

女「私達もあの次元にはまだまだ遠いよね」

男「二次元だけにってか?」

女「え?二次元ってどういうこと?」

男「…?どう見てもあれは二次元だろ?」

女「どうみてもあれは三次元だよ…?」
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 08:54:29.93 ID:im+fNSTvO
女「捜し物はなんですか」

男「そろそろエアコンの時代が到来する時期なのにリモコンが…」ガタゴト

女「それはまた見つけにくいモノですね」

男「…もしやと思うけど、鉛筆を倒して探したりは出来ないか?」

女「出来なくはないよ」

男「じゃあ頼む」

女「そう?じゃあ…」

コロン
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 08:57:51.25 ID:im+fNSTvO
>>393の続き

男「そっちか!」ガバッ

女「うわっ!ちょ、ちょっと!」

男「…おい、見つからないじゃないか」

女「倒れた方向にはないっていうのが困りどころなの」

男「じゃああと15本ぐらい鉛筆があればいいのか」ゴソゴソ

女「たしかにそれでかなり範囲を狭められるね」

男「あ…」

女「どうしたの?」

男「鉛筆はなかったがリモコンはあったぞ」

女「それは何より」
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 09:24:05.14 ID:im+fNSTvO
純金製の鉛筆…。紀元前の金を当時の最高技術で加工した逸品。
世界中のどこ探しても他に類を見ないような強固な金庫の中にそれはある。
その鉛筆には手にした者を大富豪にするといういわくと、
それを信じるに足るたくさんの逸話がある。
時に一国を救い。時に一国を滅ぼす原因になる。
盗難による国際博物館の失墜や、著名人の暗殺にも関わったとされる。
今、全米で知らぬ人は居ないであろうという世紀の大怪盗が、
その逸品を狙っているという内容の挑戦状がとある地方新聞社に届き
世界中を賑わせている。



女「という夢を見たんだ」

男「…ノーコメントの方向で」
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 09:48:15.41 ID:im+fNSTvO
女「私の元気な姿を見て鉛筆がほしくなりました、とか」

女「私から鉛筆デビューする勇気をもらいました、とか」

女「私のおかげで貧しかった実家の文房具屋が何年ぶりかの賑わいを見せた、とか」

女「そういった類のお便りを貰ったことがないんだけど、どういうこと!?」

男「どういうことになってるんだろうな」

女「ヒドイと思わない?私の力をさも自分の功績のように語るなんて」

男「たしかに酷いな」

女「でしょ!?」

男「その頭の中を一回こじ開けてみたいな。鉛筆立てにでもなってるんじゃないのか?」

女「何おーぅ!」




他スレを見てネタを考えるの調子に乗り過ぎたと思った
今ではビクビクしている
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 10:10:28.77 ID:im+fNSTvO
女「傘なんかには用途が違うものがあるよね」

男「雨傘、日傘みたいなことか?」

女「そこでこんなものを作ってきたの」

男「作ったってお前…。俺の目には何の変哲もないただの鉛筆にしか映らないんだが」

女「実はそれ、防水処理がされてて、水を弾くようになってるんだよ」

男「それ、意味ないだろ」

女「行動に移す努力は大事だと思うよ?」

男「そうじゃなくて、これ削った後の表面は未加工むき出しなんじゃないのか」

女「…!それは盲点。まだまだ改善の余地ありってことね…」

男「たまに考えるんだが、女は家に居るときは何をしてるんだ?」
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 10:26:06.60 ID:/ipuTeqS0
支援
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 10:30:15.39 ID:im+fNSTvO
よしっ!人居るな?
ちょっと今のうちに寝てくるか…
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 10:37:20.26 ID:g5yqBEJl0
あれ…?だんだん女が可愛く見えてきた…?
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 10:53:19.01 ID:im+fNSTvO
あまりの反応の無さにおちんこでるんだけど
スレが気になって眠れないから復活
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 10:54:28.61 ID:XII+xZu8O
・・・。
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 11:08:37.79 ID:/ipuTeqS0
ういやつ ういやつ
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 11:08:50.29 ID:im+fNSTvO
女「お茶漬け海苔のあられをご飯にさしたり…」
 男「不気味だからやめろ」

女「と、ところで栗ご飯を作ったから、どうぞ」

男「それは楽しみ…なんだこりゃ?」

女「だから栗ご飯」

男「この墓地かなにかのように鉛筆か刺さったこれを、栗ご飯と申すか?」

女「イガ栗を参考にして作った栗ご飯なんだけど…ダメかな?」

男「ああそうかだから尖ってるほうが出てるのかって食えるかこんなもんっ!」

女「そんな、男君のために一生懸命作ったのに」

男「それは何か?俺に死ねって言ってるのか?」

女「違うもん!愛情がこもってるんだもん!」

男「これが俗にいうヤンデレって…いや違うだろ」
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 11:28:14.30 ID:im+fNSTvO
男「女の部屋には時計とかないのな」

女「ちゃんとそこにあるでしょ」ビシッ

男「普通はあるモノなんだから威張るなよ。…で、どれだ?」

女「だからこ・れ!」

男「ただの鉛筆が一本立っている光景を鉛筆とは呼ばないだろ」

女「これは日時計なんだってば!」

男「なるほど日時計か。そんなものまで作って…いやここ室内だろ」

女「大丈夫だよちゃんと影は出るから」

男「いやその理屈はおかしい。いいか、日時計というのはだなあ」

女「真ん中に立てた軸の影から時間を計るんでしょ?それぐらい知ってるよぉ」

男「時間によって影の向きを変えてるのは太陽だぞ?この室内で窓際以外のどこから日光が入るんだよ」

女「そうなったら電気で…」

男「電気は動かないだろ…」

女「じゃ、じゃあ私は今までどうやって時間を知ってたのさ!?」

男「こっちが聞きたいわ…」
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 11:29:14.45 ID:/ipuTeqS0
女「トンボ鉛筆」
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 11:31:27.77 ID:/ipuTeqS0
途中送信……orz

女「トンボ鉛筆」

男「トンボ鉛筆はブランド名であって、トンボを使った鉛筆じゃないから!」

女「……#」ブンッ

男「ムカついたからってこっち投げんな!うわっ、何かついた!キショイ!」
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 11:32:56.12 ID:im+fNSTvO
男3言目で何言ってんだwwww


誤 男「ただの鉛筆が一本立っている光景を鉛筆とは呼ばないだろ」

正 男「ただの鉛筆が一本立っている光景を時計とは呼ばないだろ」
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 11:45:24.62 ID:/ipuTeqS0
女「四色ボールペンってあるじゃん」

男「ああ、あの持ちづらくて緑が絶対に余るやつか」

女「うん、それで使いやすくしようと思ってこんなの作ってみたんだ」



女「鉛筆とシャー芯とコンパス用の芯と黒鉛(塊)」

女「いやー、コレだけ種類があると気がなくても十分いけるよ」

男「これを使い分ける状況なんてねえよ、シャー芯全部折れてるよ
  何で全部スムーズにでてこれるんだよ、ってかやっぱ食うのかよ!」

女「食う以外に何があるのよ!」ポリポリ
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 11:50:03.06 ID:ek+7WkDsO
やっぱりステッドラーだよね―
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 11:50:22.62 ID:im+fNSTvO
女「鉛筆を強化するために木の部分を64層構造にしてみました」

男「どこのお菓子だよ」

女「これならみなさんも納得の噛み応えになるのではないでしょうかと」

男「64層もあるわりに太さは大して変わりないように見えるが…」

女「一層一層がかなり薄いからね。…これが一層だけの見本」ゴソゴソ

男「…向こうが透けて見えそうだな」ペラ

女「1本ずつ職人の手による手作りなので苦労したよ…」

男「やっぱりこれもお前のお手製なのか…。結局強度のほうはどうだったんだ?」

女「それがむしろ柔らかく…」

男「そうか…。あ、でも握り心地は悪くないかもしれん」
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 11:58:43.18 ID:XII+xZu8O
女「昔……」

男「ん?」

女「とある悪の組織と戦っていた私は、凶弾によって胸を撃たれてしまったの」

男「・・・え?」

女「けどその時、たまたま胸に入れておいた鉛筆のおかげで、私は奇跡的にも致命傷を避けることができた」

男「・・・」

女「あの時以来かなぁ……私が鉛筆を手放せなくなったのは」

男「・・・」

女「……嘘だけど」

男「だろうねー」
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 12:02:27.55 ID:fiQ617+S0
シンクロかシンクロなのか!?
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 12:05:10.68 ID:/ipuTeqS0
女「グリップがゲル状のペンあるじゃん」

男「ああ、グリップの部分だけとって置いてあるぜ」

女「それにヒントを得て、木をゲル状になるまで溶かしてみたんだ」

女「もちろんそのままじゃ使えないから、乾かしたんだけどね」

男「……女、何の木を使った?」

女「パルプ」

男「やっぱりか、普通に持つトコが紙だ」
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 12:06:03.64 ID:/ipuTeqS0
だあああぁぁぁあああぁぁあああ!
依存症関係ねえええええぇぇぇええぇぇぇえええええ
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 12:08:15.43 ID:im+fNSTvO
女「お釜にお米と水と鉛筆を入れて…」

男「…それは炊き込みご飯か何かつもりなのかな?」

女「こうすると柔らかくなるかなって…」

男「それは炭で…いやそれもちょっと違うな」

女「鉛筆が」

男「鉛筆柔らかくってやっぱり炊き込みじゃねえか!」

女「それにしても炭か…。次にやるときはまず鉛筆を焼いてから…」

男「より意味の分からない方向へ…。ああこら、米まで炭になるから女よ考えるのをやめなさい」
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 12:10:35.55 ID:im+fNSTvO
ご、ごめん
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 12:30:00.76 ID:/ipuTeqS0
>>415は自分に言ったんだからな

女「なんか作るのも飽きたから、普通に食べよ」ボリボリ

男「それは普通じゃないって事に気付けよ」
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 12:39:58.19 ID:im+fNSTvO
>>417は「ごめん昼飯食ってくる」だからな

女「やっぱりアルデンテだよね」

男「パスタでいいんだよね?」

女「何言ってるの男君?鉛筆に決まってるでしょ」

男「何言ってるんだ女よ?鉛筆なわけないだろ」

女「だってアルデンテって“芯のある固さ”っていう意味なんでしょ?」

男「なんでアルデンテのの意味が分かっててそこに行き着くんでしょう…」



しかし食鉛筆女のイメージを定着させてしまったのは誤算だったな
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 12:48:31.67 ID:nD6FTbad0
あげ(・∀・∩)
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 12:58:03.64 ID:im+fNSTvO
女「…!」ガバッ

男「どうした?」

女「何か…来る」

男「周囲の状況に特に変化はないぞ」

女「でも私には分かる。…私達とは別の鉛筆反応が物凄い速さでこっちに向かって来てる」

男「鉛筆反応って…」

女「300メートル。…280…250…200…。徐々に加速してる!?」

男「おい、…女?」

女「もうすぐそこの曲がり角から出てくるわ!」

バッ…

男女「こ、これは…!」



続かない
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 13:09:41.84 ID:im+fNSTvO
女「“コーヒーは紅茶と比べたら泥水のようなものだ”と、渋い人は言いました」

男「味にうるさい設定の裏でそれはどうなんだろう…」

女「で、ここにカップが1つ」

男「何を盛ったんだ?」

女「失礼なっ!ただ黒鉛を熱湯で溶かしただけだよ!」

男「本物の泥水と同じかそれより下のモノを持ってくるな!」

女「そして、マドラーはこちら」

男「鉛筆かよ!」

女「それから男君っ!いくらなんでも泥水よりはこっちの方がまだいいでしょ!」

男「もう自分で“まだ”とか言っちゃってるし…」
423固定ハンドルネーム ◆OAlbYGERv2 :2009/07/20(月) 13:43:16.93 ID:5cRsrb8/0
保守
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 13:53:55.12 ID:ent/GplS0
女が鉛筆をしゃぶるりつづけているうちに、俺らは大学生になっていた。

男「すっかり、春だな。」
女「・・・」
男「今度桜見に行こう。な、桜?」
女「・・・」
男「どうしたんだよ、元気出せよ」
女「・・・」
男「どうしたんだよ・・・」
女「・・・」
男「ほら、先生に内緒で持ってきたんだ。お前の好きなえんぴt」
女「いらない!!もう話しかけないで!!」

何が狂ったのかは知らない。
女が入院した時からすべてが変わった。


ちょっと未来を俺が考えた。
ちなみに、さっき余命一ヶ月の嫁をみたばっかりだ
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 13:54:36.75 ID:ent/GplS0
入院したのは一ヶ月前のことだった
大学の講義中、女はいきなり腹部に激痛が走りそのまま入院した。

病室にて
男「体はどうなんでしょうか・・・?」
医「ダイジョウブです。入院すればよくなりますよ」
男「そ、そうなんですか?」
医「ただ、完治するのには時間はかかります。それまで我慢することになりますがよろしいでしょうか?」
女「はい!鉛筆のためならがんばりまs、ぃっぃったぁぁぃ」
医「ああ、腹に力を入れないでください。痛み止めがあるとはいえ、完全には消せないのですから。」
女「はあぁい、気をつけます」
医「では、お大事に、ああ後付き添いの男さん。ちょっと女さんの生活の注意点を話したいので帰りに診察所へ来てもらっていいでしょうか?」
男「・・・?は、はい?」
医「では、他の患者さんをみなければいけないので、また後ほど会いましょう」
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 13:55:30.42 ID:ent/GplS0

女「あーあー、しばらく鉛筆禁止かぁ〜」
男「仕方ないだろー。」
女「なら、他にかわる文g・・・」
男「だーめだ。医者も言ってただろ。文具もしばらく禁止だ」
女「ぶー、けちー」
男「まあ、食べ物とかならいいだろうから、リクエストがあれば買ってくるぞ。」
女「まじで!!じゃあ、えんぴつ」
男(だめだこいつ、何とかしないと・・・)
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 13:57:33.95 ID:im+fNSTvO
女「鉛筆型花火ー」

男「ワリとまともに見えるのは果たして何が原因なのか…」

女「フツーに見れるのなら素直にそう言おうよ」

男「…ああ、それもそうだな」

女「では着火…!」ボッ

ジジジジ

男「花火の燃え方じゃあないな」パチンッ

女「金属片の代わりに黒鉛を含ませて見ました」メラリ

男「あー、それでこんなー」ボワボワ

女「あ…風が…」ヒュルーン

男「おお、火の勢いが…。うわっ!けむ、煙がっ!うえぇぇ」モクモクモク

女「巻紙を薄くした木にしたからかっ、こ、こっちにも!ひゃー!」モワモワ
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 13:57:59.23 ID:ent/GplS0

男「じゃあ、俺そろそろ帰るな」
女「ん、わかった」
男「じゃあ、また明日」
女「あ、待って。私トイレ行くから途中まで一緒に行く」
男「おk」

男「じゃあ、診察所あっちだから」
女「ん、またね」
女(いっちゃった・・・。ん、男のやつ財布落としてるwwww届けてやるか)

男「先生いますかー」
医「男くんか、入ってくれ」
男「しつれーしまーす。」
医「そこにかけてくれ」
男「どうも」
医「まずは、コレをみてもらいたいんだが」
男「はい」(レントゲン写真?)
医「この写真なんだが、体の大部分が真っ黒だろ」
男「はあ?」
医「個々まで黒くなることは普通無いんだが・・・」
男「・・・そりゃあ、女は鉛筆食べてますから」
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 14:00:12.31 ID:ent/GplS0

医「いや、私は最初は鉛筆せいだと思ったんだ。」
男「違うんですか?」
医「違うんだ・・・」
男「先生、何が言いたいんでしょうか?俺を呼び出したのは生活上で注意することではないのですか?」
医「・・・。個々から話すことは彼女にはまだ話さないでほしい。」
男「え・・・」
医「・・・」
男「わ、わかりました」
医「私は実は一年前に女さんのレントゲン写真を見たことがあるんだ。」
男「!?」
医「驚くことは無い。君の大学の健康診断のときにとったものだ。」
男「あ、ああ、確かにとりましたね。」
医「そこで、カノジョの写真を見たときは何もなかった。健康体その物となんら変わりなかったんだ」
男「といいますと・・・?」
医「こんな黒くなかったんだよ・・・」

男「え?」
医「こんな黒くなかったんだ、大事なので二度いいました」
男「・・・」
医「女さんの体は、そこら辺にいる人となんら代わりが無かったんです。」
男「冗談でしょう?」
医「本当です。こちらが一年前の女さんのレントゲン写真になります。」
男「黒くない・・・」
医「さすがにわかりますね・・・」
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 14:02:06.35 ID:ent/GplS0
医「念のため詳しく検査したんですが、この黒いもの半分は鉛筆でした。」
男「半分は?」
医「半分は鉛筆でした。」
男「・・・、残りはなんなんですか?」
医「・・・、覚悟はできていますか。」
男「え?」
医「ここまで話しておいて、いうのもなんですが」
男「・・・」
医「・・・」
男「は、はい・・・」
医「では、いいましょう。」
男「・・・」
医「残りはすべて腫瘍Death」
男「・・・、何の腫瘍ですか?」
医「・・・、すべて悪性のものです。」
男「・・・」
医「後はわかると思います。コレだけ広がっていますからね」
男「ぉ、ぉ、おんなは助かるんですか!!先生!!」
医「奇跡が起これば、といっておきまs」
そして、先生とはしばらく話しをした。
消化器官が弱っているせいで鉛筆が体内に残ってること。
あまり女が長くないこと。

話は一時間程度で終わった。
帰る時はもちろん扉の外には誰もいなかった。
ただ俺の財布だけが扉の前に落ちていた。
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 14:23:17.42 ID:im+fNSTvO
支援
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 14:25:06.12 ID:XII+xZu8O
このスレも終盤か……


支援
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 14:54:22.09 ID:im+fNSTvO
男「普段どれくらいの数の鉛筆を持ち歩いてるんだ?」

女「えーっと、鞄に5ダース」

男「そんなに…」(始めのころよりずいぶん多いな)

女「あと髪留めで4本」

男「…は?」

女「どうしたの?…袖口のところにリストバンドで3本ずつ」

男「…」
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 14:59:55.04 ID:im+fNSTvO
>>433の続き

女「襟に左右1本」

男「制服にもしこんであるのか…」

女「ネクタイの裏に1本」

男「場所に合わせて長さや色までかえて…」

女「上着のポケットから全部で10本」

女「スカートの裏にグルッと30本」

女「太もも10本ずつ巻いてあってー…」

女「携帯のアンテナとー…」

男「…!」(気が付かなかった…)

女「ロケットペンダントの中に非常用のちっちゃいのが1本」

男「非常用というか非常識?」

女「こんなモノかな?日によって数もかわるし、今日はこれでも少ないほうなんだけど…」

男「まるでデパートだな」(少ない…?今何本あったっけ?)
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 15:11:06.93 ID:im+fNSTvO
>>434のオマケ

男「あれ?このロケット、写真入ってないんだな」

女「前は入れてたんだけどね…」チラッ

男「なぜこっちを見る。俺が何かやったんだったっけ?」

女「いーや、なんでもないよ」ニコリ

男「それにしても、写真より鉛筆を選ぶとは、さすが女だな」

女「そ、そういうわけじゃないもん!」


女(鉛筆と一緒だと傷が付くから分けて保管してあるんだもん)
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 15:16:21.08 ID:im+fNSTvO
>>434の後日談

男「そのサンダル。やっぱりそれにも鉛筆がしこんであるのか」

女「そうだね、ヒール自体も鉛筆だし、底を外すと中から2本ずつ」

男「もうここまでくると暗殺者の域だな…」

女「あとはー…」

男「まだあるのかよっ!」
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 15:18:01.07 ID:3HEmrMFg0
あげ
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 15:39:26.45 ID:3HEmrMFg0
あげ(・∀・∩)
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 15:55:01.61 ID:OoZ8XhA60
亀だけど 食鉛筆ネタがなかったらここまで伸びなかったと思うし、いいと思うよ


女「おとこー、耳かきしてあげよっか」

男「mjd!?ぜ、ぜひやってくれ!膝枕でお願いします!」

女「はいはい、それじゃこっち来てー」


男「あの、女さん?なぜ鉛筆を持ってるんでしょうか・・・・・・」

女「アハハ!耳かきするんだから鉛筆持つのは当たり前でしょう。変なのー」

男「いや、それ当たり前じゃないからあああああぁぁぁああぁぁあああ!!」
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 16:08:39.83 ID:im+fNSTvO
女「私は新しい種類の鉛筆を買うときに5本は買うように心がけてるの」

男「ふむ」

女「私用、改造用、貸出用、観賞用、保存用で5本」

男「他はなんとなく分かるけど改造用っていうのは?」

女「改造用はその鉛筆の部品からめぼしいモノを取り外すときに使うの」

男「分解用ってことか?」

女「ところでその貸出用なんだけど…」

男「今俺も1本借りてるな」

女「それは仮の姿であり、本来の目的は布教用なの。さあ、ガブッとやっちゃって」

男「誰かが噛んでるかもしれないから返すよ」

女「噛んでくれたら受け取るよ」

男「じゃあ貰っておこうか」

女「あぁこら、返せ!」
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 16:12:53.30 ID:XII+xZu8O
女「鉛筆お守りなくなっちゃった」

男「鉛筆お守り?…まさかお守りまで鉛筆で作ったのか?」

女「違うよ。ほら、いつの間にか鉛筆の芯が折れてることってあるでしょ?」

女「ああいった予期せね事故が起きませんように、ていう大事な大事なお守りなの」

男「鉛筆の安全まで祈るかよ」
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 16:15:40.47 ID:im+fNSTvO
>>440
女の四言目の出だしに
「そうだね。」とか
「light.その通り。よく分かったね。」とか
なんか肯定するカンジの文を入れて読んでくれ
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 16:34:44.69 ID:3HEmrMFg0
あげ(・∀・∩)
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 16:37:54.72 ID:im+fNSTvO
男「ヘンゼルとグレーテルは道に迷わぬようパン屑を落としました」

女「やっぱり美術でつかう消しパンかなぁ…」

男「しかしそれらは魔女がけしかけたカラスによって食べられてしまいました」

女「魔女ってちょくちょく陰湿に描かれるよね」

男「この二人もチビ鉛筆とかを落とせば迷わずにすんだかもな」ニヤニヤ

女「そんなことしたら私が拾っちゃうかも」

男「時空を越えない。あとそれは陰湿なんじゃなかったのか?」
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 17:21:41.99 ID:XII+xZu8O
女「私、鉛筆の為に何もしてやれてなかった……」

男「どうしたんだよ突然」

女「だって鉛筆は、その身を削って私に尽くしてくれているっていうのに…!!」

男「…それが彼らの仕事なのさ……」
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 17:57:27.27 ID:fiQ617+S0
保守
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 17:57:33.09 ID:im+fNSTvO
女「一本…また一本」ソロソロ

男「…向こうからずっと鉛筆が立てられてるんだけど。何をしてるんだ?」

女「鉛筆ドミノ」

男「崩したくてウズウズしてきた」ウズウズ

女「こ、この列よりこっちは私の陣地だよ。バーリヤ」

男「バーリヤ切ーった」

女「あっ…」

パタパタパタ

男「どうしてあれでちゃんと倒れていくのか不思議でしょうがないね」

女「…3…2…1…0ッ!」

男「な、なんか巨大鉛筆が…ぎゃああぁぁぁー…!」

バタンッ

女「…えーんがちょ」プイッ

男「ぐふぅ…」パタッ
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 18:11:40.31 ID:im+fNSTvO
女「三角定規クルクルー」ヒュンヒュン

男「その真ん中の穴は鉛筆を通すところじゃあない。空気を逃がすところだ」

女「男君、ちょっと離れてて…」

男「何をするつもりなんだ?」

女「秘儀、ブーメランっ!」ピュン

男「…あれ?飛ばしたのは二等辺の三角定規だと思ったんだけど」

女「もう一回っ!」

男「え、あれ?今飛ばしたのが…え?どっちだ?」
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 18:31:05.62 ID:im+fNSTvO
女「トンボの鉛筆。なんだかとってもメルヘンチックだね…」

男「トンボ用に作られた鉛筆じゃあないぞ」

女「…じゃあトンボ型の鉛筆ってことで」

男「それは使いにくそうだな」

女「この鉛筆竹トンボどうしよう」

男「あ、俺それちょっとほしい」

女「じゃあ、はい」

男「よし、では…」パッ

ヒュンヒュン

女「…」ゴソリ

男「なかなかオツな風景だな」

女「落ちろ蚊トンボ!」ピュッ

男「もう一機!?てかお前それがやりたくて渡したな!」
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 18:35:51.37 ID:im+fNSTvO
>>449のオマケ

男「ところでなんでそんなモノを作ったんだ?」

女「天然トンボと人工トンボのランデブーとシャレ込みたくて」

男「アキアカネ逃げてー!」
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 18:55:41.71 ID:im+fNSTvO
女「60連ロケット鉛筆」

男「まるでそびえ立つ塔のような荘厳な雰囲気だな」

女「一つ見当たらない…」

男「どこかで宝を取り逃したのかもね」

女「どこにやっちゃったのかなぁ?」

男「しかし60個中の1つでもなくなると使えないってかなり不便だな」
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 18:59:58.77 ID:im+fNSTvO
女「鉛筆のキャップなど私の前では意味をなさない」カジカジ

男「鉛筆にとっては死活問題だから」
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 19:20:42.65 ID:fiQ617+S0
このスレが残ってる間は爪かむ代わりに鉛筆をかんでみようか
小学生いらいだなみんなもどうだい?
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 19:30:35.71 ID:fiQ617+S0
受験以来爪かみがやめれれなくなってしまったこの癖直すには精神科でもいかなきゃならんのかな
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 19:30:52.43 ID:3HEmrMFg0
   ハ,,ハ
 ( ゚ω゚ )      n
 ̄     \    ( E) お断りします
フ     /ヽ ヽ_//
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 19:34:51.19 ID:im+fNSTvO
女「超ミニスカート」

男「あんまりそうは見えないけど」

女「はずかしいから縁に鉛筆を付けてカサ増しを…」

男「もう最近俺にも鉛筆が便利道具に見えてきたな」

女「万能に使える分、ないととても困る」

男「体が動くたびに音がするな」

女「もう少し柔らかい鉛筆があれば…」

男「そこまで分かっててなぜ鉛筆にこだわる?布でいいだろう、布で」
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 19:43:54.07 ID:im+fNSTvO
男「定規あるか?」

女「鉛筆ならあるよ」


男「なあ、箸は?」

女「鉛筆があるでしょ」


女「鉛筆で書いた書類が受理されない。これだからお役所仕事は」

男「これが鉛筆脳か…」
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 19:52:26.78 ID:XII+xZu8O
女「鉛筆供養しなきゃ!」

男「何だよいきなり……」

女「急に必要性を感じて」

男「そりゃまたどうして?」

女「今日もどこかで鉛筆が噛まれると聞いて」

男「そっか」
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 20:06:09.81 ID:im+fNSTvO
女「男君、何してるの?」

男「ちょっと模様替えをな。家具が運べなくて休んでるけど」

女「重いものを運ぶときは下に棒を並べるといいんだよ」

男「じゃあ少し持ち上げるからさっそく頼む」

女「よっこらせっと…並べたよー」

男「よっこらしょっと…。動かないな、何でだ…って鉛筆であることは予想してたが、なぜ六角…」

女「丸いの切らしてて…」

男「これじゃコロというよりゴト…ってああ、床板がっ!」
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 20:36:19.17 ID:BlzaeTM9O
頑張って!
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 20:36:49.03 ID:im+fNSTvO
あげ
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 20:57:26.00 ID:im+fNSTvO
男「まいったなあ」キコッキコッ

女「やあ、男君。こんなところでどうしたの?」

男「やあ、女か。実は自転車がパンクしちゃってね」

女「それは災難だね」

男「まさか古釘をふんじゃうとはな」

女「ちょっと見てもいい?」

男「ああ。ほら、そこのところが」

女「これはずいぶん見事な穴が…」

男「それはそれはお恥ずかしい」

女「鉛筆でふさいであげるよ」

男「えっ、ちょっと待っ…」

女「ていっ!」プスリ

パァンッ

男「ほら、どこも怪我してないから泣きやみなよ」ヨシヨシ

女「びぃ…びっくり、したよぉー…」メソメソ
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 21:19:38.70 ID:im+fNSTvO
女「迷った…」

女(こんなときのために…)

女(磁石鉛筆ぅーっ!)テーテレテーテレテレー

女(芯が全部磁石になってるんだよね。…だから書けないんだけど)

女(これを水の上に浮かべれば方角が分かるぞ!)

女「えっと蛇口は…」

女「いや、それ以前に…」(水を入れる器も用意しないと…)

女(というか、方角が分かっても地図がないと…)

女「えーっとコンビニは…」(地図、地図っと)

女(あ、私迷ってたんだっけ。コンビニの場所が分かる訳ないじゃない)

女「ど、どうすればっ…!」
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 21:27:49.01 ID:im+fNSTvO
女「えーっと、ペンはーっと」ハミハミ

男「…」

女「あれぇー?どこー」カミカミ

男「…なぁ」

女「そうか、鉛筆でいいじゃん!」

男「そうそう」

女「ちょっと部屋まで取りにいってくるね」カプカプ

男「…お前なにか忘れてないか?」
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 21:41:46.56 ID:/ipuTeqS0
いよいよスレタイ関係なくなってきてるな
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 21:46:35.03 ID:im+fNSTvO
俺が>>250過ぎた辺りから思っていたことがやっと指摘された
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:01:41.31 ID:/ipuTeqS0
だからここで新しい書き手が来てこの空気を一掃してくれると信じてる
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:19:52.33 ID:/ipuTeqS0
hosyu
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:33:38.57 ID:XII+xZu8O
書き手待ち
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:35:32.00 ID:/ipuTeqS0
女「扇風機に紙つけて泳がせてるのを見たことあるかい?」

男「テレビの中でなら」

女「知ってるならいい。
  それにヒントを得て、扇風機に鉛筆を付けてみた。コレで涼を演出するんだ フフフ」

男「それで涼しさなんて感じないだろ!?」

女「フフフ もうコレがないと涼しく感じないや」

男「んなわけあるかあ!例によって中毒になってるだろ!」
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:45:30.39 ID:im+fNSTvO
連休も明けるし、俺はここらで引き上げるぞ
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:49:00.71 ID:im+fNSTvO
女「男君、これあげる」

男「これは…鉛筆立て?なんでこんなモノを?」

女「私、前から決めてたんだ。私の支えになってくれる誰かにこれをあげようって」

男「…」

女「受け取って、貰えないかな…?」

男「…いいのか、俺なんかで」

女「男君だから、受け取って欲しいんだよ」

男「そうか、分かった。…ありがたく受け取るよ」
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:52:47.78 ID:XII+xZu8O
ふぅ
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:53:18.25 ID:im+fNSTvO
>>472の続き

女「ありがとうね、男君」

男「…さて、どこに置こうかな」

女「それとね、鉛筆立てだけじゃ寂しいから鉛筆もあげるよ」

男「ありがとう。…でもこの鉛筆立てに最初に立てるモノは、もう決めてあるんだ」

女「…?」
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:54:01.23 ID:/ipuTeqS0
支援
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:56:02.93 ID:im+fNSTvO
>>474の続き

男「…えーっと、たしかここに」

女「これは…、ずいぶん使い込んである鉛筆だね」

男「この鉛筆はな、女から初めて貰った鉛筆なんだ」

女「え、それってずいぶん前のことだよね?ずっと大事にしてくれてたんだ」

男「ああ、これは俺にとって一番大事なモノだったからな」

女「だった?今は違うの…?」

男「それはそうだろ。今から俺にとって一番大事なモノは女、お前になるんだからな」

女「こ、これ以上はもうなにも出ないよ」

男「いいさ。俺は女を貰ったんだからな」

女「男君、だぁーい好きっ!」
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:57:32.46 ID:/ipuTeqS0
見てるこっちが恥ずかしいいいぃぃいいいぃいぃぃいいい!
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 22:59:35.93 ID:im+fNSTvO
おしまい
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:00:30.92 ID:488pwZvGO
>>465-467
ラブ要素が皆無でいいならスレタイをプッシュして書くが・・・
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:02:49.22 ID:/ipuTeqS0
乙、明日残ってたらまた来てくれよな


>>479
もうここまで来たら、鉛筆が入ってたら何やっても許されると思うぞ
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:05:47.73 ID:488pwZvGO
>>480
そうか、じゃあ書かせていただく

・・・腹筋スレいったらやばいなこのID
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:09:17.26 ID:488pwZvGO
女「・・・がじがじ・・・じゅる・・・・・・ごくり・・・」

男「改めて言うのは何だけど、鉛筆は噛むものじゃないよな?」

女「んあ?」がじがじ

男「鉛筆は噛むものじゃないよな?」

女「なにをいまさら・・・・・・」がりがり

男「・・・やっぱ、やめさせるべきだよなぁ」
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:20:08.70 ID:/ipuTeqS0
女「鉛筆を燃やせばお香みたいになるかと思ったんです……ゲホッ」

男「普通に燃えたな、煙い……ゴホッ」

女「ごめんなさい……エフン」
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:23:51.31 ID:488pwZvGO
男「鉛筆依存症っては健康に悪くないのか?」

女「ふむ、鉛筆の原材料はなにかしってるか」

男「木材に黒鉛そんなものだろ」

女「大体あってるいるぞ、さすがは男だ」すっ がじっ・・・ じゅるる・・・

男(あぁ、さりげなくまた一本)
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:25:21.77 ID:5vK8P3QP0
【ネット】あの『ブロントさん』に直接インタビューしてきました!
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1247875957/
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:28:59.58 ID:488pwZvGO
女「よく考えてみろ、木材も黒鉛も炭素じゃないか」がりがり

男「いや、まぁ確かにそうだが」

女「知っているか、人体の乾燥重量の2/3は炭素なんだぞ」

男「・・・何にしろ摂りすぎはよくないと思うぞ」

女「私なら大丈夫だ、今まで鉛筆の摂取のしすぎで病気になったことがない」がじがじ

男「その考え方自体ダメなんだよ」
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:35:24.49 ID:/ipuTeqS0
女「おとこー見てみてー黒のマニキュアー」

男「おれも男だけど、よく鉛筆で塗りつぶして暇潰してたよ」

女「こうすると目立たずに鉛筆が摂取できていいんだぁ〜」レロレロ

男「はいはい、やっぱり遊ぶだけじゃないですよねー」
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:40:49.91 ID:488pwZvGO
女「ふふふ、そういえば鉛筆の齧りすぎで顎が腱鞘炎になったのはいい思い出だ」

男「おいこら、病気あるんじゃないかよ」

女「なに、最近は箱の量が減ってきているから大丈夫だ」

男「・・・だからそういう問題じゃないんだが」

女「硬い事いうなよ、人間は誰だっていつだって死ぬんだ」すっ がじっ・・・ じゅるる・・・

男「もはや何も言うまい」
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:43:01.44 ID:488pwZvGO
>485
・・・腹筋スレの気配が
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:53:09.00 ID:XII+xZu8O
>>489
安心しろ、ただのネ実だ
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/20(月) 23:55:44.83 ID:488pwZvGO
男「そもそも、何故お前は鉛筆を齧るんだ?」

女「それは落ち着くからに決まっているだろう」

男「そこらへんがどうも同意できない」

女「依存、いやこの場合は嗜癖というべきだな」がりがり

男「どっちも一緒だよな」
492482:2009/07/21(火) 00:04:57.86 ID:z3dTpBkeO
女「嗜癖には物質嗜癖と過程嗜癖、関係嗜癖の3つが存在する」

男「お前は過程嗜癖だな」

女「さすがは男だその通りだ」

女「過程嗜癖特定の行動過程に執着する嗜癖だ」

女「行動に対して抑えがたい欲求や衝動がある」

女「そして他の娯楽を無視し、有害事象が起きてもその行動をやめない」

男「やっぱり、やべぇじゃねぇかよ」
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:14:59.47 ID:z3dTpBkeO
女「まぁ、そう焦るな」すっ がじっ・・・ じゅるる・・・

女「物質嗜癖よりはよっぽどましだ」

男「マシもクソもあるか、また鉛筆取り出しやがって」

女「物質嗜癖は早い話が酒・タバコ・薬物だ」

女「こっちは精神的な依存に加え肉体的なものも関わってくる(以下略)」がりがり

男「もう、どうでもいいや」
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:20:25.07 ID:z3dTpBkeO
女「そもそも、君は私の鉛筆依存を治したいみたいだが何故なんだ?」

男「いや、やっぱり依存症ってのは色々とまずいだろ」

女「下手に嗜癖をやめさせようとすると、より反社会性の強いものに移行していくらしいぞ」

男「・・・マジか」
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:22:20.26 ID:z3dTpBkeO
女「私が薬中にでもなったらどうするんだ、刑法に触れるぞ」がじがじ

男「それだったら鉛筆依存症のがまだマシかな」

女「ほれみろ、鉛筆依存でもいいじゃないか」がりがり

女「法律を犯してる訳でもないしいいだろ」じゅる

男「・・・」
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:22:52.09 ID:4cF4JqUD0
(´д`)
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:25:30.61 ID:k+SqbxtO0
女「成績うpに大宰府で鉛筆買ってきた」

男「藤原なんとかさんの呪いがこめられてる奴か」

女「呪いとか言うな」

男「どうだ、いつもと違うか?」

女「ああ、咥えてるだけで頭良くなりそうだ」ヂュルヂュル

男「とりあえず、そのままなら頭良くならないからな」
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:27:59.47 ID:z3dTpBkeO
女「依存は遺伝に関係あるらしいぞ?」

男「そうかい、でお前の親御さんも鉛筆依存症なのか?」

女「いや、タバコは吸うが鉛筆は噛まん」

男「関係ないじゃんかよ!!」
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:35:43.75 ID:z3dTpBkeO
男「なになに、依存に対する特効薬はない」

男「しかし、同じ悩みや体験を持つもの患者同士で病気についての理解と自覚を深めることが出来る」

男「よし、俺も鉛筆を齧ってみるしかなさそうだな」

男「女、俺にも鉛筆を一本くれ」

女「んあ?」がじがじ
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:40:20.43 ID:z3dTpBkeO
〜数年後〜

女「色々と迷惑を掛けたな」

女「おかげさまで鉛筆への依存が解けたよ」

男「気にするなよ、俺とお前の仲だろ?」

女「ふふふ、おかげさまで私は男依存症になってしまったぞ」

男「おい、照れるじゃないか」がじがじ

女「ふふふ」

男「ははは!」 がりがり


おしまい
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:42:11.56 ID:4cF4JqUD0
(゚д゚)
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:42:49.57 ID:0VQxnCDS0
おつ 
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:43:31.83 ID:z3dTpBkeO
男「昨日、絵にしようと思ったんだ」がじがじ

男「でも、どうしても女がタバコようにしか見えなかったんだ」

女「なるほど、それでニコ中の友達を参考にしたという訳か」

男「何にしろ依存はよくないよ!!おやすみ!」がりがり
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 00:47:42.32 ID:k+SqbxtO0
…………
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 01:03:18.48 ID:k+SqbxtO0
保守
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 01:22:23.39 ID:uyL2VMVnO
女「漢字の鉛筆よりも」
男「何?」
女「平仮名のえんぴつの方が」
男「ふむ」
女「……かわいい///」
男「まあ、確かに」
女「どう?」
男「でも子供っぽく
プスッ


507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 01:34:56.84 ID:k+SqbxtO0
女「鉛筆を5mm程度の輪切りにします」

男「?」

女「コレを茶色い小さめのビンに入れて……」

女「一気飲み!」

男「!?」

女「ボリボリ こうすることによって ガリガリ さも ゴリゴリ それっぽく見えます」

女「ウヒヒ ヒヒ フヒヒヒヒイイヒヒイhッヒイヒヒヒ!」

男「お前の場合は見えるだけじゃなくなってるけどな。おーい、もどってこーい」
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 01:41:16.32 ID:56cYr6rz0

女「……」かきかき

男「――なあ、お前何やってるんだ?」

女「ぴぇっ!?」びくう

男「ん?何か書いてたのか。何書いていたんだ?」

女「み、見ちゃ駄目ですっ!」がばあ

男「…?」

女「人の手紙の内容を盗み見るなんて犯罪、
  犯さざるべき人の道徳ですっ!」

男「…そ、そんなに?」

女「男君には失望しました!失礼します!」

だばだばだば

男「…あいつは何をあんなに怒ってるんだ?」
509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 01:42:43.97 ID:56cYr6rz0
――数日後

女「お、男君。……これ…っ」

男「ん?手紙?」

女「じゃあ私はこれで失礼しますっ!」

だばだばだば…

男「行ってしまった…。なんだこの手紙は?」

ぱらっ

男「……」

男「まだ走れば追いつける…!」

だばだばだばだば…
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 01:44:17.01 ID:56cYr6rz0

男「――あ、いた!女っ!」

女「あひゃいっ!?」

男「手紙…読んだよ」

女「……」

男「俺も、女のこと好きだ」

女「――!」

男「俺と、付き合って下さい」

女「……はいっ」にこ

ひらりっ

男「――あ、手紙が風にっ」


【男君、どうしようもなく貴方の事が好きです。鉛筆より好きです。 女】


――という微力ながら支援
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 02:36:08.54 ID:EdNvAnCXO
あぶほ
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 02:47:01.33 ID:rFhqz34lO
今日の5の2にも似たような展開を見たな
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 03:04:01.52 ID:TIjx9j1KO
女「シャーペン使えよ」

男「嫌だよ」

女「便利だぞ」

男「鉛筆の方がな」

女「一々削らなきゃダメじゃん」

男「それがいいんだろ?」
女「そんなのに手間かける暇あんなら私へのプレゼントをもっと考えろ」

男「考えたよ。その結果がそれ」

女「どこの世界に72色色鉛筆貰って喜ぶ女がいるんだ…」

男「隣のクラスの飯田さ」

女「うるさい、黙れ!」
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 03:58:53.34 ID:khPScNGiO
昇龍拳
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 04:05:43.45 ID:88w7Nm2OO
女「……」イライラ

男「どうした、そんなにイライラして」

女「……鉛筆を噛みたくて噛みたくて仕方がない」

男「そういえば今日は一度も鉛筆を噛んでないな、どうした?」

女「ああ、それがな……間違えてバトエンを持って来てしまったんだ」

男「ああ、それは噛めないな」

保守
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 06:45:56.02 ID:uyL2VMVnO
なんとまあ……
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 07:11:30.38 ID:wh0m27Wk0
あげ(・∀・∩)
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 07:57:31.24 ID:YVRzEMs9O
保守
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 09:30:19.86 ID:uyL2VMVnO
女「鉛筆はトモダチ」

男「どこぞのサッカー小僧ですか」

女「トモダチだから恐くない!」

男「鉛筆恐がるやつなんているのか?」

女「先端恐怖症?」

男「そりゃ大変だ」
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 09:55:22.70 ID:rFhqz34lO
ゴムフェラ懐かしいな
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 10:16:29.75 ID:uyL2VMVnO
女「じゃあ、持ってくるもの確認するねー」

男「確認する程ないけどな」

女「まずは筆記用具とメモ帳」

男「はいはい」

女「次に電車賃・バス代の交通費」

男「財布に必要最低限入れてあるから大丈夫」

女「お弁当」

男「たまにいるよな、忘れるヤツ」

女「鉛筆」

男「あん?」

女「以上!」

男「お、おう…?」
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 10:38:27.59 ID:q3clCKVS0
>>520
ゴムフェラはすごかったな
ゴムのせいで世界がヤバい
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 11:00:42.24 ID:uyL2VMVnO
ゴムフェラってどんなだろ……
524固定ハンドルネーム ◆OAlbYGERv2 :2009/07/21(火) 11:01:46.28 ID:HzLXRCeR0
>>523
ggrks
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 11:26:18.76 ID:uyL2VMVnO
>>524
他人の思い出に踏み込むもんじゃないな・・・それがよく分かったよ
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 12:20:19.80 ID:mcKgfVqC0
女「はぁー、このサクサク感がたまらないわ」がじがじ

男「小学生の頃ならそんなに違和感はないんだけどなぁ」

女「そういえば、イギリスでは割と鉛筆咥えてる人が多いらしいわ」

男「そうかい、どうでもいいよ」
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 12:23:52.09 ID:mcKgfVqC0
女「ついに、幻の鉛筆のレシピを手に入れたわ!!」

女「特殊強化鋼と液体鉛を56.2:43.8の割合で化合」

女「・・・え、はなくs・・・って乙女に何を言わせるのよ!」

女「最後にこれを203℃の火で炙るっと」

女「・・・アルコールランプでそんな火力出るのかしら」
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 12:27:46.73 ID:mcKgfVqC0
男「で、それがその幻の鉛筆か」

女「みてよ、まったく磨り減らないわ!!」

女「しかも、わら束を一刀両断!」

男「・・・誰もこんなネタわかんねぇよ」

女「四菱ハイユニマグナムショット !!」
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 12:32:14.21 ID:mcKgfVqC0
男「なぁ、親父の書斎漁ってたらこんな鉛筆が出ていたぞ」

女「こ、これは!!伝説のGOLDuni!」ごくり

女「たまにヤフオクに出品されているけど正当な評価がされていないのよ!」

男「・・・もはや、なにもいうまい」
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 12:33:08.77 ID:uyL2VMVnO
しえ
531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 12:35:10.43 ID:mcKgfVqC0
女「うふふ、今日はHI-UNIとMONO-100の両方があるわ」

男「高級鉛筆か・・・ん、ステッドラーとやらはないのか」

女「マルスシリーズね!!」

女「あれは超高級嗜好品、アイスでいうならハーゲンダッツ!」

女「おいそれとは手が出せません!!」

男「もう、どうでもいいや」
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 12:41:48.38 ID:ItK81Qb9O
この男女の掛け合いの仕方と内容で、テール オブ ア テラー思い出したw
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 12:42:33.86 ID:mcKgfVqC0
のくす牧場の新ジャンル書庫で色が変わるのが嫌だから
ID変わったときわざわざ名前入れたんだけど反映されてないや!!

最近7xに新ジャンル載らないよね・・・
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 12:45:24.87 ID:mcKgfVqC0
>>532
新ジャンルと通じるものがあるよね
CDとか出てないのかなぁ・・・
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 13:25:04.02 ID:qKrWxyW90
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/21(火) 14:08:08.59 ID:QAiS9AYn0
女「おとこーふりかけとってー」

男「はい。なあ、お前しろ飯食えないのか?」

女「うん……。何か味気が無くってさ」

男「はぁ、そういうもんなのか」

女「そうそう」

男(でも、鉛筆の削りカスかけるのは普通じゃねえよな……)
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
女の家に遊びに来ました

男「抱き枕?」

女「うん、コレがないと眠れないんだ」

男「お前にそんな趣味が合ったなんて」

女「シツレイな私だってジュンジョウなオトメなんだよ」

男「pardon?」

女「へー、そんなに鉛筆で刺されたいのかー」

男「うおおぉぉおい!冗談だよ冗談!」

女「それじゃあ、褒めて〜」

男「はいはい、可愛い趣味ですね」

女「でしょー。えへ〜」


女(まあ中身は鉛筆なんですけどね)