1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
たったらPCから書く
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:39:01.26 ID:npkzlgl80
┏┓ ┏┓ /: : /:\/∧: : : : : :|:. :. : :|:.:ハ.:.:.:',
┃┣━┛┗━┳┓ /: : : |\/___ノ : : : : :トx___ l.:.|:.:|.:.:.:.|
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┃┃┃┃┃┃┃┗┓ ┗┓┃ i : :|:八: | __ __ V: /: :|.:.:.:.|
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┃┃┣┛┗┛┃┃┃ ┗┓┃ |:: ::.| : : ハxxx ^ xxx| :l:| : :|
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┗┛ ┗┛ ┗━┛ .ハ: : : :l:.:> 、 .. イ.:|: l /.:.∧{
\: |ヽ_ノl\  ̄/ ト、j: l/.:.:/
熱気バサラが軽音部に加入するようです
みたいなのだったら支援する
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:39:53.75 ID:9M21o6K90
おまたせ
上杉「ちゃららちゃららちゃっららら〜」
佐藤「ピャー」
唯「・・・」
律「あらためて1・2・3・4」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:47:31.26 ID:COBvCDQqO
PCアク禁だった…orz
携帯から頑張る
ちょっと書き溜め分移動させてくる
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:53:42.85 ID:JOM1UsVHO
なんでだろう・・・・・・内容には微塵も期待してないのにこの
>>1応援したくなる
いや頑張らなくていいよ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:03:15.80 ID:COBvCDQqO
携帯なので遅筆になります
すいません
気がつけばあたりはすっかり暗くなっていた
澪「…ハァ…ハァ…」
動悸が激しい
足からは力が抜け、コンクリートに膝を落とした
息を整えようとして深呼吸するけれども
込み上げてくる酸っぱさと、辺りの鉄臭さにむせ返りそうになる
澪「っ…」
全てが歪んで見えた
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:05:27.07 ID:COBvCDQqO
しかし視線はひとつに向けられていた
警戒するような、怯えたような目で。
それでも目を離さなかった
暗くなっていく自分の先にちゃんといるか探した
ひどく遠い、自分から離れた場所に横たわっている
血まみれの幼馴染の元へ走った
澪「…っ律!…りつぅ!!」
律「…ぃ…ぉ…ガハッ」
律の口からは大量の血が吐き出された
澪「喋るな!くそ…なんで…こんな…っ」
近くの人が呼んだのだろうか
遠くでサイレンの音が聞こえた
律「…やく…そく…」
澪「……律…」
律のいった『約束』
そう それはいつかという名の遠い記憶の目印
律「暑いぜチクショー!!」
唯「あ〜〜い〜〜〜す〜〜〜…」
季節は7月
梅雨も終わり太陽が張り切る時期に突入した
といっても軽音部のメンバーはあついあついと口に出す以外
今までと同様ゴロゴロしていたわけだが。
澪「ほら、練習するぞ!あついからってサボるな!」
梓「そうですよ!練習しましょう!」
唯&律&紬『え〜〜〜…』
唯「こうも暑いとギー太もひけないよぉ〜」
律「もう音楽室にエアコンつけりゃぁいいのによ〜」
澪「それは同意できるがむぎ、便乗するな」
紬「えへっ」
梓「…」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:22:07.99 ID:COBvCDQqO
とはいってもやはり夏は夏
早速初夏の暑さにやられ一通りの通し練習をして
皆早々に帰路につくことにした
律「じゃ皆お疲れ!」
澪「じゃあまた明日」
唯「ばいばーいりっちゃん澪ちゅあん…アツィ…」
紬「じゃあ澪ちゃん、例の件は明日ね」
澪「ああ、梓もまた明日な」
梓「はい、お先に失礼します」
そういって私と律はみんなと別れた
律「なぁ、さっきむぎにいってた『例の件』て何のことだよ?」
澪「ん?ああ、CDのことだよ。もう一年もたったしちょっとまとめてみたいと思ってさ」
律「おお!!?何部長のアタシを差し置いてそんな嬉しいことやってんだよぉ!?」
澪「お前や唯がいると作業が進まないだろうが」
律「仰るとおりでした」
澪「ほら」
かばんからCDを取り出す。むぎが試しとして作った一枚目だ。
本当は家に帰ってから聞こうと思ってたけれど
目の前で瞳をキラキラさせてる律を見て気が変わった。
本当にこいつは昔から可愛い奴だ
律「うぉう!?いいのか澪!?」
澪「いいよ、ほら、早くいこう」
律「おう!」
澪「しっかしこんなに暑いと練習がはかどらないよなぁ…」
律「そうだな〜、早く合宿にいきたいもんだぜ〜」
澪「おい、遊ぶためじゃなくて練習のために行くんだからな」
律「わかってるってば。あ!澪!アイス買ってこうぜ!!」
なんか…書いてていいのかな…
律は先ほどまで扇いでいたウチワをコンビニに向ける、店内は涼しそうだ
それに、連日試験や何やら色々と忙しいこともあったせいか
今日は律ともっと一緒にいたい気分だった
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:45:19.00 ID:uUDm8TsU0
支援がなくても見てるやつは見てないから!
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:48:50.30 ID:uL5AzsWHO
凄く期待してるから書くんだ
スレ立てたからには完結させろ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:50:11.39 ID:1M0IWS+k0
ミテマスヨー
がんばれ!
ありがとう(;∀;)
澪「なら早く中に入ろう。こう暑いと汗がとまらないよ」
律「よっしゃぁ!澪サンキュー!じゃあアタシ、スイカバーね!」
律「あ!あとスーパーカップも買って!?」
澪「なんで私が奢る事前提なんだよ!?」
夏になったせいなのかいつもより外が明るく感じた
私たちはコンビニの前でアイスを頂いていた
澪「後でちゃんと金返せよ」
律「わかってるってば、あ〜冷たっ!」
律「やっぱ夏はスイカバーだよなー」
澪「緑色の方が私は好きだけどなぁ」
二人が買ったのは1個入りの赤いスイカバーだった
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:01:40.09 ID:GELIzs71O
スイカバーくいてぇ
支援
律「あ、もう7時だ」
澪「ホントか?ああもう、夏は時間の感覚がおかしくなる、吐きそう…」
律「吐くなよ!!?まったく…」
そして太陽はすっかり隠れていた
明日から夏休みだ
ふぁいと
頑張ります
どうでもいいけどID頭文字一杯で嬉しいw
〜合宿in紬家別荘〜
唯「あはははははー♪」
律「あははははははー♪」
梓「あはははははははー♪」
澪「皆元気だなぁ…」
紬「今年も楽しくなりそうね♪」
澪「ああ、そうだな」
律「ほら!澪達もこいよ!」
唯「一緒に遊ぼうよ〜♪」
梓「唯先輩!暑いです!離れてください!」
唯「えへへー♪」
紬「ニヤニヤ」
律「お腹へって力でないよぉ」
唯「ご飯にしようよぉ」
梓「先輩達が軟体動物みたいにみえます」
澪「あいつらは年がら年中似たような感じだからなぁ」
律「いいから飯をくわせろぉおおぉぉ!!うわぁあ!!」
澪(野獣か、コイツは)
唯「ご・は・ん!」
律「ご・は・ん!!」
澪(全く…世話がやけるな)
澪「取りあえず暑いから離れろ、律。唯も落ち着け」
紬「ニヤニヤ」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:19:01.50 ID:GELIzs71O
りっちゃんかわいい
くそ、眠気がピーク…
スレ立てたからには完結させろよ!絶対だぞ!
俺は寝る。最後に支援
>>29おやすみ
できる限り頑張ります
唯「痛っ!!」
梓「どうしたんですか?唯先輩」
律「あっちゃ〜包丁で指がぱっくr「きゃぁあぁああぁ!!!」
梓「み、澪先輩!?」
唯「澪ちゃん大丈夫だよ?ほら」
澪「いやぁぁあぁああぁ!」
紬「あらあらまぁ」
律「まーったくこんなもん舐めりゃサッサと治るだろうが」ペロ
澪「!?」
梓「!?」
紬「!!?」(キマシタワー)
律「ほら唯、絆創膏貼ってきな」
唯「ありがとうりっちゃん!」
澪「…」
梓「…」
今日の晩ご飯はおいしかった
おいしかった、けどおいしくなかった
なんでだろう
律が唯の指を治すために舐めただけなのに
それだけなのに
ずっとその事ばかり考える
なんでだろう
なんか 寂しい
唯&律『新大陸発見だぁあぁああぁ!!』
梓「何やってるんですか先輩…」
今日も多数決で遊ぶことになった
またむぎに裏切られる結果となった
皆はビーチバレーをしていたけれど
私は昨日の事を整理したくて
ビーチパラソルの下でずっと腰を降ろしていた
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:46:39.34 ID:xivaiLDL0
悶々とした気持ちの澪
いいね
律が唯の指を舐めた時
凄く胸が締め付けられたように苦しくなった
この感情はなんだ?
なんでこんなに苦しいんだ?
あ
今、律の頭にボールが当たった
あはは、怒ってる怒ってる
律が大袈裟な動きでスマッシュをかます
まぁ当然砂で滑って転んだ
おいおい気をつけろよ?
あ
ほらまた転んだ
だから気をつけろってば
紬「ふぅ、疲れちゃった」
澪「お疲れ様、むぎのおかげで律vs唯&梓がみれるよ」
紬「そんなつもりで抜けたんじゃないってばw」
澪「あ、また頭にボール当たった、ヘディングで返したぞ」
紬「梓ちゃんもヘディングで返したわ」
澪「あ、ワカメ踏んでまた転んだ」
紬「ホント。でもうまいことボールをあげたわね」
唯「ギー太アタァックゥ!!」
澪「顔面に直撃だ」
唯「ごめんりっちゃん!」
律「ギー太関係ないスマッシュだなオイ!」
やばい…活動限界近いです…
紬「さっきからりっちゃんこけまくりね」
澪「もう三回は転んでるぞ」
紬「りっちゃんたら…」
澪「全くいくつになっても変わらないんだから…」
紬「…澪ちゃん」
澪「ん?」
紬「さっきからりっちゃんの話ばかりね♪」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 01:13:17.63 ID:bpjrQPvM0
しえn
澪「…へ?」
紬「ビーチバレー実況の時もずっとりっちゃんのことばかりいってたし」
紬「澪ちゃんは本当にりっちゃんが好きなのね♪」
私が…律を好き…?
澪「へ?え…え?」
すいませんがねます
もし朝あったなら
書きます
確かにビーチバレーの時は律の事ばかりみてた
気がついたら律の事を見ていた
今でも律を見ると胸が苦しくなる
この感情…好き…なのか?
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 01:42:34.63 ID:qrB3VWWdO
追い付いた
頑張って書いてくれ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 01:47:06.63 ID:bpjrQPvM0
おやすみ 保守
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 02:19:13.01 ID:EOBtugmyO
最初のヤツに繋がるのかい?
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 03:44:43.22 ID:zSES4Lj/0
唯梓か?
よしよし
愛い奴じゃ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 04:28:21.85 ID:A10Ko061O
ゲームのSIRENか?
だとしたら俺もやろうとしたネタだwww
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 05:19:55.23 ID:bpjrQPvM0
よいしょ
ンーーーーーー
ワーンツー、ワンツースリー
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 06:43:46.51 ID:GELIzs71O
起きた
支援
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 07:07:25.60 ID:bpjrQPvM0
h
おはよう
飯の準備しながら書きます
保守ありがとうございます
あっという間に合宿最終日
澪「ほら、律おきろ。皆もう先に起きて朝ごはんの用意してるぞ」
律「…ん…あと…五分…」
澪「それ、今ので5回目…」
律「………z」
澪「はぁ…りつー?…駄目だ、寝てる…」
本当にコイツは子供みたいだな…
なにかイタズラをしたくて、頬を指でつついてみた
>>46 唯梓も唯憂大好物ですw
律(なんか頬つつかれてる…)
澪「ほら、早くご飯食べて帰り支度しないと、置いてくぞ?」
律「ん、もぅ…澪なら置いてかないだろぉ?」
澪「あのなぁ…ほら、お前の荷物は粗方まとめといたから、早く行くぞ」
なかなか律が布団からでてこないので全体重をかけて律に覆いかぶさる
澪「りーつー?」
はたからみれば澪が律を襲っているように見えかねない体制であった
ばか、近いよ澪
律「…あーもぅ…彼女ができた彼氏気分だぜ…」
澪「そうだなぁ………て、え?」
>>48そのゲームはやろうと思ったけど積んでる
面白いの?
いま、律、なんて…?
律『お前が彼氏ならいいのになぁ』
もしも
律「昔っから面倒見いいし、キレイだし…」
もしも律が、私と同じ気持ちなら
律「澪はアタシの理想なんだけどなぁ…」
同じ気持ち…なら?
なんだっていうんだろう
すいません
一つ投下ミスしました
>>42のあと
なんだか恥ずかしくなった
顔が紅潮していくのがわかる
紬「澪ちゃん」
澪「ななななに!!?」
紬「何か悩みとかあったらいつでも相談してね?」
澪「え…ぁ…うん」
むぎの顔は満面の笑みを浮かべていった
律「それに超メイド服似合うしな!!」
澪「!うるさい!!」ボコッ
律「いってぇ!何すんだよ澪!?」
澪「全く…」
澪(人の気もしらないで…)
夏休みも後半に入り、セミも大量に鳴き
うだるような暑さに拍車をかけた
あの時、合宿から帰った後から夏期講習の連続で
まだ律には一度も会っていなかった
いや、会いにいく時間はあった、けどきっかけが掴めなかった
私は律のことが好きなんだと
わかってしまってから
今の関係が崩れてしまいそうな気がして
宛てのないメールを書いては消していた
一時の気の迷いだと自分に言い聞かせて。
ーーーー
澪はベッドに寝転んで携帯をみていた
私は画面に映し出されている文字の羅列を読んでため息をついた
これで何度目だろうか
あの時は一時の気の迷いだと思っていたけど
会えない時間が多くなるだけ律への想いは強まっていた
澪「送って…みようかな…」
かといって送れるわけもなくただ画面を見ていた
澪「…律、会いたいよ…」
To 田井中律
Sub
-------
愛しています
-------
澪「………」
澪「…何やってんだ、私」
ただ会いにいくきっかけが欲しい
だけど…
画面を開いたまま澪はベッドに携帯をおいた
その拍子であろうか、澪はそのメールが送信されていたことに
気がつかなかった
そろそろ溜めてたものがなくなります(´・ω・`)
〜写真屋前〜
律「おっしゃ!写真現像できた!」
ヴヴヴヴ…
律「お?誰だ?」
宛名は澪からだった。
なんだアイツいま暇なのかな?
From 秋山澪
Sub
-------
愛しています
-------
律「……はぁ?」
律「………てちょっ!!!?」
携帯が鳴る
澪「だれだ…?」
From 田井中律
Sub Re:
-------
どうしたー?
暑さにやられたかー?笑
私も愛してるぞーw
-------
澪「!!?」
澪「えっ、え!?何で!?何!?」
急いで送信メールを確認する
澪「送っちゃってた…どうしよう…ぐす」
支援
すいません
今携帯打てない状況に近い…
律「あれ?返事こないぞ?」
律「ま、いっか」
To 秋山澪
Sub 私だよん☆
-------
そういやさっき写真できあがったぞ〜
今から澪ん家いっていい?
あ、麦茶用意しといてくれ〜w
-------
律「送信、と」
律(まさかアタシの気持ちを見破るとはな…)
68 :
[―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 09:48:27.31 ID:6gwKZYZoP
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 09:55:22.01 ID:ISPHLKxBO
澪「うちにくるの!?ていうかくるの前提!?」
澪「ちょっと待ってよ!服も部屋着のまんまじゃないか!」
あああもう何が起こったんだろう
頭が混乱してわけがわからなくなってきた
そうこうしているうちに窓から聞き慣れた、それでいて懐かしい声が聞こえてきた
律「みぃーーーーぉおーーーー?」
はやすぎだ!馬鹿律!!
手早くスカートを吐いて玄関へ急いだ
律「よぉ!澪!麦茶用意しといたかー?
澪「メールしてから5分で到着とか…お前…確信犯か…?」
律「もっちろん!その様子じゃあ用意してないみたいだな」
澪「当たり前だ馬鹿!…今用意してくるから部屋にいてくれ」
律「おぅ!」
よかった…いつもどおりに律と話せた
びっくりした…いきなり律が家にくるなんて…
まぁ昔もよくやられた手法だが未だに慣れない
取りあえず冷蔵庫から麦茶を出してコップに注ぐ
が、手が震えてうまく注げない
澪「落ち着け…」
澪(落ち着いて素数を数えるんだ)
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:34:04.53 ID:McdJtueTO
C
律「あー涼しいー…」
エアコンを十分に効かせた部屋で
アタシは澪のベッドに寝転んでいた
澪のベッドは軟らかい
アタシは澪の香りに抱かれた律「…甘い匂い」
澪はまだ来ていない
律「…」
律「…もうちょっとだけ…」
もうちょっとだけ…
このままでいたい
律「澪も同じ気持ちなら、いいのになぁ」
そういってアタシはベッド脇にあるウサギのぬいぐるみを抱いた
素数を数えて落ち着いた私は
麦茶と少しのお菓子を持った
律の奴、きっとだらけたパンダみたいになってるだろうな
それにしても今日は蒸し暑い
廊下に立っているだけなのにもう汗がでてきた
澪「早く部屋に戻ろう」
澪「何してんだ?」
律「ん?お気に入りのウサちゃん抱いて今夜もおやすみ中」
澪「さり気なくふわふわ時間歌うな」
律「えへっ」
澪「可愛い子ぶるな、…で写真どこ?」
律「あ、これだよ」
こんな感じで他愛もない会話が続いた
ストックが切れたのと同時に用事ができました
1〜2時間出かけて来ます
話は夜遅くまで続いた
だけど私の胸は律と話すだけで痛んだ
やっぱり私は律が好きなんだ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 11:45:57.11 ID:N5MV9uTdO
まってるよ!
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:14:40.81 ID:TfZSrQHX0
まってますよ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:57:16.80 ID:GELIzs71O
先が読めぬ…
IDで腹下してる俺が支援
ただいま
今帰ってるからちょっと待ってて
午後10時頃
律「じゃ、帰るわ!」
澪「あぁ、じゃあな。気をつけて帰れよ」
律「わかってるってば!」
結局大事な事は何も伝えられず
胸の鼓動をいたずらに高鳴らせただけだった
そう、律は友達なんだ
親友なんだ
こんな感情もっちゃいけない
なのに…
明日律とライブに行くだけだというのに
妙に期待してる自分が憎い
澪「何考えてるんだ私…」
律「何考えてるんだアタシ…」
明日澪と一緒にライブに行く
それだけなのに妙に鼓動は早かった
律(明日…玉砕して…みよっかな)
律「澪…好きだ、…なんてな」
夜道を歩きながらアタシは独り言を呟く
それに答えるように近くにいた黒猫が「にゃぁ」と鳴いた
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 13:37:00.38 ID:zSES4Lj/0
梓「にゃぁ」
律「お?お前もアタシとおんなじ気持ちなのか?」
アタシは手を伸ばしてわしゃりと黒猫の頭を撫でようとした
黒猫はまた「にゃぁ」と鳴いて私の手から逃れる様に
コンクリートの床を蹴って塀にとんだ
何度やってもアク禁だった
これっていつ解けるんですか?
律「…人見知りの恥ずかしがり屋なんだな、お前も」
黒猫は顔周りを毛づくろいして
そして更に高い塀へととんだ
黒猫は手の届かない所にいた
アタシは行き場のない手を引っ込め
手持ちぶさたになった手をポケットに入れた
ライブ当日
律との待ち合わせにちょっと早めにきた
ソワソワして気持ちが落ち着かな
もちろんライブは楽しみだ
だけどそれ以上に律に会える事が一番楽しみだった
澪(馬鹿…だから期待するな私!)
ライブはもちろん楽しかった
私の大好きな歌手のライブだったし
律と一緒という相乗効果もついて本当に楽しかった
道中一杯話しもした
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 14:22:12.48 ID:bpjrQPvM0
しえ
今年のお泊まり会についてだとか
もう一回皆で海に行くとか
皆で花火大会に行くとか
よく考えてみれば遊ぶ事しか考えてないな
けど、律と一緒ならそれもいいなって
思えたんだ
笑っている律は本当に子供みたいで
そんな笑ってる律が私は大好きで、大切で
だから私は思ったんだ
この気持ちは、ずっと心に閉じ込めておこうって。
私がこんな事をいって、律を困らせたくない
なんてもっともな理由が最初に思い浮かんだけど、それは違う
私は今の律との関係が崩れるのが怖いんだ
離れていってしまうのが
たまらなくこわいんだ
それにこの気持ちは言葉で表す語彙を私は知らない
ただ、恋じゃないと、思う
律に恋をしているんじゃないんだ
愛しているんだ、ずっと、ずっとずっと前から
だから私はずっと、律のそばにいて
ずっと、律のそばで笑っていたい
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 14:54:23.52 ID:VN/aqD0m0
このSSは現在進行中か
時刻は6時ごろ、空はすっかり橙色で埋め尽くされていた
律「あー!楽しかったー!!」
律「あれ…?雨がふってきた」
澪「ホントだ、…でもこんな小雨程度なら大丈b…」
ザァァァァァァアアァァァアアアァ!!!!
律「めっちゃ降ってきたぁぁぁ!!?」
澪「早く雨宿りしよう律!!」
律「おう!」
〜田井中宅〜
澪「悪いな、家に上がらせてもらっちゃって」
律「いいっていいって。昔はよくうちに来てたじゃん」
そういって律はタオルを渡してくれた、ふわふわだ
澪「それは小学生の頃の話だろ」
律「ほら、風呂沸かしといたから早く入ってきなよ」
澪「ありがとう」
私は慣れた足並みで律の家の浴室へ向かった
アタシはカチューシャをはずして髪についた水滴を拭いた
律「あ〜もぅ雨ウッザ!」
結局大事な事は何も伝えられず
胸の鼓動をいたずらに高鳴らせただけだった
律「昨日言おうって…決めたはずなのにな…」
なぜかあの黒猫が澪みたいに見えて
触れたら
捕まえたら
どこか遠くへいっちゃうんじゃないか、て
思ったんだ
おもむろに携帯を開く
見ているのは澪からきたあのメール
律「愛しています、…か」
その言葉を信じたい
澪の口からその言葉を聴きたい
律「…あー、やっぱ冷房いいなー…涼しい〜」
暇だからなんかテレビ見よう
アタシはリモコンの電源ボタンを推した
澪「……ふぅ」
久しぶりに律の家のお風呂に入った
昔はよく二人で入っていたけど
今は一人で入るのにせいいっぱいという大きさだった
澪「こんなにちっちゃかったんだなぁ…私たち」
あの頃は律と同じくらいの身長だったのになぁ…
澪「……ふぅ」
久しぶりに律の家のお風呂に入った
昔はよく二人で入っていたけど
今は一人で入るのにせいいっぱいという大きさだった
澪「こんなにちっちゃかったんだなぁ…私たち」
あの頃は律と同じくらいの身長だったのになぁ…
投下ミスすいません
あの頃の律は今とあんまり変わらずやんちゃで、元気で
皆のムードメーカーで、いつも私を引っ張りまわして
いつも笑わしてくれた、いつも隣にいてくれる
大切な…
澪「駄目だ駄目だ駄目だ!!」
どうしてこうも厄介な感情をもってしまうのだろうか
私は大きくため息をついた
そう、律は友達。ただの、友達
バラエティ番組を見ていると部屋の扉が開いた
澪「風呂あいたぞ」
律「了解!じゃあアタシも風呂はいってくるね」
アタシは小走りで部屋を出た
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ
澪から逃げ出したかったんだ
律「アタシらしくもない…」
階段を下りて浴室へ向かった
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:47:04.40 ID:GELIzs71O
支援
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:47:40.15 ID:McdJtueTO
今1番よいSS
律「……はぁ」
風呂あったけぇ…
律(…澪も、…入ったんだよな…)
少し思考回路が変体くさい方向に向かったが
自重した。女として自重した
律「あいつ、あのサイズでこの小さい風呂にちゃんと収まったのかなぁ…」
いや、身長の話だ。澪はデブじゃない。ていうかプロポーションは最高にい
律「一緒に風呂入ってた頃は澪と同じくらいの身長だったのになぁ…」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:01:01.39 ID:TrREqpxb0
支援
律「いつから澪は、アタシを追い越したんだろうなぁ…」
昔は何かに対してアタシに助けを求めたのに
高校に上がってから、かな
最初、軽音部じゃなくて文芸部に入ろうとした時ぐらいからなのかな
寂しい
律「なんて、…ガキかアタシは」
いつも玉砕覚悟のアタシがらしくない
律「ホント、らしくない」
律が小走りに部屋を出て行った後
私はなんとなく律が見ていたバラエティ番組をみていた
いや、正確には見てはいなかった
ずっと律のことを考えていた
そういえば律の部屋にも最近は入っていなかった
なんだか前に来たときの事が随分と懐かしく感じた
そんなことを思っているとテレビの話題がふと耳に入った
…どこかの国の同姓愛婚についての話をしていた
男「男が男を好きになるのはどうかと思うけど」
男2「女が女を好きになるのはいいんじゃないかな?」
女「女の子が女の子に恋するとかあり得なぁ〜いwww」
女2「マジキモイしwwウザwww」
うん、そうだ。それが、世間一般的な答え。
私のこの気持ちは、世間一般的ではないんだ
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:13:03.89 ID:v2vLK05Y0
けいおんキャラ誰かわかるかな?
津 恥 鈍 唾 ちれ孑 倅 漏 蔓 私 細
>>112 律!
そう、さっきもいったように私と律は友達。
ただの、友達
この想いを告げることは二度とこないだろう
この想いは胸に秘めるものだから
痛い…
言葉に表せないほど
胸の奥が痛くなった
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:23:37.87 ID:FoF6na330
頑張れ超頑張れ
て誰もいないじゃないかww
だけど
触れられないのなら
手に入らないのなら
もう、抱きしめられないのなら
せめて、律の香りに抱きしめようと思った
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:26:24.78 ID:TfZSrQHX0
ちゃんといるぞ!
運がいいことに律は長風呂する癖(?)がある
このままだと10分はあがってこない
澪(今しか、ないよな…)
私は律のベッドに沈むように横たえ、瞼を閉じた
すごく
すごく、あったかい気持ちになった
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:33:10.48 ID:GELIzs71O
完結するまで俺は見てる
いるから!
なんでだろう
すごくあったかくて、心地がよくて、幸せで
律に抱かれている、そんな情景が思い浮かんできた
もっと触れたい
もっと、もっと傍にいたい
澪「律…っぅ…うぅ…!」
泣いた。私は、泣いていた
律はやさしい目をして私を抱きしめてくれていた
だけど
その姿は段々と霞んで遠くへいった
どんどん律との距離が広がって
澪「まってよ…ひっく…りつぅ…っ!」
会いたいけど、見えなくなった
私の会いたい、あなたが、見えなくなった
やっぱり、一緒に、いたいよ
いつまでも涙がとまらなかった
拭っても拭っても、どうしてもとまらない
そうこうしているうちに下で浴室の扉が開く音がした
律が、でてきてしまったんだ
涙を止めようとするけれど、とまらない
鼻水だってとまらない
律が階段を上がってきている
私はベッドから降りてドアに背を向けてテレビを見ているフリをした
ドアノブの回る音が何故かとても大きく聞こえた
律「ふぃ〜、いい湯だったぁあ〜」
澪「……おかえり」
律「おう!あ、コーヒー牛乳飲むか?あと台所からお菓子見つけてきたぜ!」
澪「…そっ…か…」
律がテーブルに物をドサドサっと置いた
私はそれでもテレビから視線を離さなかった
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 17:06:08.50 ID:GELIzs71O
支援
今の私はきっと、ひどく律を困らせてしまうだろう
だから、せめてもの悪あがき
何か言われたらあくびをして「寝不足かな」てごまかせばいい
そう、それでいい
それで、いいんだ
律が私の後ろに立って言った
律「何みてんの?」
澪「…テレビ」
律「いや、わかるけどさ、あ、今日ライブやったあの人でてんじゃん!」
本当だ。今日、律と一緒に行ったライブに出てた俺さんがテレビに出演していた
律「へ〜ぇ、俺さん、路上でビッグなお知らせするらしいぜ」
律がテレビを見ている。私の状態には気づいていない
私は涙をこらえるのに精一杯で
澪「…あ、ホント、だ」
声が、涙声に、なってしまった…
あ
律「澪…お前、なんかあったのか?」
澪「…っいや…別、に…」
もう駄目だった、しゃくりあげてしまった
なんで私は女なんだろう
なんで律と同姓なんだろう
そんな自問自答ばかり繰り返しても答えは出ないのはわかっていた
だけど、切なくて、ただ本当に切なくて
今、律の顔をみたら、耐え切れなくなりそうな気がしたんだ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 17:29:14.92 ID:GELIzs71O
俺てwwww
律「なんかあったんだろ?」
その言葉は嘘じゃない
『何か』はあった。
けど、本音なんて言えなかった
私は涙を堪えるのが本当に精一杯で
何も言えなくなっていた
きっと律は困っている
当たり前だ
自分が風呂に入っている間に泣いているんだ
律の部屋では、私のしゃくりあげる声と、テレビの雑音が響いていた
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 17:33:58.53 ID:LPRuYz5sO
律澪は正義
これから読むから頑張ってくれよ
律「澪…こっちに、顔、向けてよ」
そう言ってぐいっと私の肩をつかんだ
澪「…やだ…」
今、律の顔を見たら
見たら、…壊れてしまう
この関係も、日常も、何もかも全て
失くしたくない、大切な場所を。
律「…」
律「澪…こっちに、顔、向けてよ」
アタシはそう言ってぐいっと澪の肩をつかんだ
澪の肩は震えていた
アタシより身長でかいのに
アタシより全然大人だと思ってたのに
どうしたっていうんだよ
澪「…やだ…」
いつから澪は離れていったんだよ
…いつから、澪はアタシを拒んだの?
律「…」
私は律に肩をつかまれたまま泣いていた
それだけで瞳からはもっと涙が溢れ出た
とまる様子は微塵もなかった
胸を掻き毟りたくなるような、そんな感情に襲われた
ただ、ただ私は泣いていた
ふと、背中によく知っている暖かさを感じた
律「顔、見られたくないなら、ずっとこのままでいてやる」
律が、背中から私を抱きしめていた
律「なんかあって、それも言いたくないなら聞かない」
律の手は私より小さいのに、大きく感じられた
律「私はいつも、澪の隣にいるよ」
私を抱く手に力がこもる
律「約束、するか…ら…ひっく…」
『いつも、隣にいる』
その一言で、私の涙腺は崩壊した
律も、涙声になっていた
なんだかわからなくなって私たち二人は泣いた
背中越しにお互いの体温を感じながら
その日は律の家に泊まる事にした
お腹へってきた…
澪が泊まるからアタシは布団を一つ用意しようとした
澪が泊まりにうちに来る時、よく使っていた布団を取り出そうと
廊下の納戸へ向かおうとした
けれどそれは使わずにおわった
澪「…一緒に…寝ていいか…?」
珍しいな、澪からのお誘いは。
全然OKだけどな。
それに今はもう夜遅くて動くのも面倒くさいといった
だらけた時間帯であったから快く了承した
聡「澪姉きてるのになんか挨拶しづらい雰囲気…」
聡「俺、出番ねぇなぁ…」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 18:27:25.40 ID:zxeJ3DEY0
ちゃんと制御しとけよ変態
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 18:30:26.03 ID:TfZSrQHX0
某スレのせいで、俺の中の聡はすっかり変態キャラになっちまったw
聡「…」
聡「……」
聡「………」
聡「シコるか」
澪「じゃあ…おやすみ」
律「おう、おやすみ」
勢いで
「うちに泊まってけぇぇ!!」
て言っちゃったけど
今のアタシの心拍数は正直ヤヴァイ
澪は泣き疲れたのか、すぐに寝息が聞こえた
…ずぶとい精神ですこと。
子供みたいな寝顔しやがって…。
なんでだろう
澪のキレイな横顔をみて邪心がアタシに語りかけてきた
律(イタズラしてやろw)
何してやろうか
毛布ひっぺがすとか
髪の毛いじるとか
…あんまり面白くないなぁ…
澪「う〜ん…」ゴロゴロ
律「!?ちょ!!?」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 18:51:50.44 ID:GELIzs71O
支援
澪がアタシに抱きついてきた!
何だこの漫画みたいなお約束な状況は。
澪「うぅ〜ん…ゲル状がいいのぉ…」
何でむぎと似たような夢みてんだ
しかしこの状況…
律「動けない…」
心拍数は元気に上昇中
体温もさっきより高くなった気がする
アタシ、今夜寝れるのか?
澪「…ふぁ〜…」
大きく伸びとあくびをする
昨日の夜は泣いたおかげかぐっすりと眠れた
傍らでは律がいた
ちゃんと、見える
昨日は涙でぼやけて見えなくなったけど
ちゃんと、いてくれた
約束、守ってくれた
澪「…律?」
呼吸はしているが全く反応しない
これだとあと1〜2時間は死んでるだろうなぁ
昨日はいっぱい迷惑かけちゃったし…
澪「朝食ぐらい、作るか」
律の部屋をでて階段を下りる
昨日、律に聞いた話によると
おじさんとおばさんは親戚が結婚するらしく
その手伝いに昨日の朝辺りから出掛けているらしい
階段をドタバタと降りる音が聞こえた
降りる途中でこけたのであろうか
最後に盛大にドシーン!と音がなった
澪「…なんだ?」
聡「イテテ…」
廊下からのっそりと姿を現したのは聡だった
聡「あ!澪姉!…お、おはよう///」
澪「ああ、聡、おはよう」
さっきこけたせいなのか、妙に顔が赤い
澪「大丈夫か?湿布もってこようか?」
聡「い…///いいよ別に!ほら!大丈夫だから!」
そういって打ち付けたところを手でバン!と叩く
心なしか涙目に見えたけどそこは目をつむっておくとしよう
澪「そうか、…そのユニフォーム…これから部活か?」
聡「そうだよ」
澪「この時刻からして、さては寝坊したな?」
聡「ううっ!バレた…」
聡はがっくりと肩を落とした
全く、この姉弟はよく似ているな
澪「ほら、これ以上遅れたら顧問に怒られるぞ?早く行きな」
聡にイチゴジャムをぬったパンを渡した
いくら男の子でも運動部
朝食を食べないで運動するのは昼まで地獄を感じるようなもの
少なくてもこれぐらい食べといたほうがマシだ
聡「ありがとう澪姉!いってきます!」
澪「いってらっしゃい」
玄関の扉が開き、聡が駆け出していったのがわかった
聡「澪姉が、いってらっしゃい、…か」
聡「へへ…///なんかくすぐったいな」
聡「今日も部活がんばろう!」
この時、まだ聡はこれが報われぬ恋だとは知らなかった
すいません
ご飯食べてきます
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 19:43:36.93 ID:TfZSrQHX0
いってら
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 19:48:14.16 ID:zxeJ3DEY0
聡が変態じゃない・・・だと・・・?
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 20:02:20.05 ID:c9jswZCeO
ヒャッハホ
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 20:37:37.56 ID:GELIzs71O
うまそ…
支援
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 20:38:11.94 ID:FoF6na330
週末といえばカレー
玄関で靴を履いている時に律が行った
律「大丈夫だよ!約束しただろ?」
澪「うん……」
律「いつも一緒だよ!澪!」
まただ、胸が痛む、
澪「うん、いつも、一緒だ」
玄関の扉を開け、律に向きなおった
澪「それじゃあ…いってきます」
律「おう!いってらっしゃい!」
唯「あ〜…」
唯「あついよぉ〜…」
唯「う〜い〜…?」
セミの声が鳴り響く
唯「憂〜?…いないのぉ〜…?」
唯「…う〜いぃ〜…」
ご飯炊けるまで姉貴と携帯使ってうんたん♪やってたよ
うんたん♪て楽しいなww
澪がいなくなったあと、居間で麦茶を飲みながらテレビを見ていたけれど
澪は夏期講習でいないし、いじる対象の聡は部活に行っちゃってるし
律「んー…」
律「…」
律「……」
律「………」」
律「どっか出掛けよ」
ちょっとペットの世話してくる
セミの声が聞こえる
外に出るとうだるような暑さが私を襲う
梓「あっつぃなぁ〜…」
今日も憂とお出かけ
ちょっと遅れちゃったな…
私はお気に入りの服を着て待ち合わせ場所まで駆けていった
ただいま
カリカリカリ…
澪(連日、律と遊んでたからどうなることかと思ったけど)
澪(よし、これなら大丈夫だ)
模試は難しかったが今までちゃんと予習復習をしていたせいか
ケアレスミスがなければ全問正解という自信があった
澪(これならサボってもよかったかもな、なんて)
一人でくす、と笑った
そしてまた胸が痛んだ
そう、困った問題がまだ私には残されていた
昨日の一件で私は今以上に律の事を意識していた
澪(どうしよう…)
答案を書き終わってから今日の講習が終わるまで
私はそのことばかり考えていた
澪(昨日のことで、諦めなんか、つけられなくなった…)
律の事を本当に愛しているんだ
でも、それは、いいことなのかな?悪いことなのかな?
澪「わからないよ…」
『何か困ってることがあったら、いつでも相談してね』
澪「あ……」
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 21:33:14.73 ID:RywKzIqv0
りっちゃん好きだああああぁ
支援
支援
憂「それで合宿どうだったの?」
憂はポテトを手に取りながら私に聞いた
梓「ん〜…ほとんど遊んでばっかりだったよ」
梓「唯先輩は相変わらず抱きついてくるし、むぎ先輩は優しいけど案外子供っぽい人だったよ」
憂「お姉ちゃんってやっぱりあったかいでしょ?」
梓「…ん、まぁ、そうだね」
夏は暑いけど…唯先輩に抱きしめられると暑いっていうか
熱いっていうか…熱いじゃなくて、あったかいのは確かだと思う
憂「それで澪さんや律さんはどうだったの?」
梓「澪先輩は意外と怖がりだったし律先輩はやっぱり大雑把だったよ」
律「ほぉ〜?誰が大雑把だってぇ?」
梓「またでたぁぁああぁあ!!!!!」
目が合うなり律先輩にチョークスリーパーをかけられた!
く…くるしい…っ
憂…助け…て…っ
憂「あ、律さん、こんにちわ〜」
駄目だこりゃ
〜フィンランド〜
紬は空気のおいしい山の近くの別荘で読書を楽しんでいた
そこに男が一人、紬に話しかけてきた
斉藤「紬お嬢様、日本からお嬢様宛にメールが届きました」
紬「あら、誰からですか?」
斉藤「秋山澪様からです」
紬「!?」(キマシタワー!)
斉藤「なんでも、ご学友の事を相談したいようです」
紬「斉藤、今から一番早く帰れる飛行機の手配をお願いします」
斉藤「承知致しました」
紬『何か困ってることがあったら、いつでも相談してね』
むぎになら、わかってもらえるかもしれない
話したら、どうすればいいのか、わかるのかもしれない
その日、私はむぎにメールした
明日、むぎに近くの喫茶店で相談することを決意した
澪「むぎ…予定あいてるかなぁ…」
憂「お姉ちゃんただいまー♪ガリガリ君買ってきたよ♪」
律&梓『おじゃましまーす』
唯「…う〜いぃ〜…」
律「うわっ唯、お前だらしないなー!」
唯「あ、りっちゃぁ〜ん…あ、あずにゃんもいるよ〜」
梓「唯先輩、こんにちは、…って」
唯「あずにゃぁ〜ん♪♪♪」
唯は酔っ払いのようにフラフラ歩いて梓の元へダイブした
昼間っからラブラブしやがって全く…
律「ほら唯、ガリガリ君みんなでいっしょに食べようぜ!」
唯「Oh!イェス!イェエェス!!」
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:12:46.80 ID:Xz+BMtycO
支援
唯「あー♪おいしかったぁ!憂ー、もうアイスないの?」
憂「あ、買い置きのアイスがそういえばあるんだった!」
律「憂ちゃんにしては珍しいミスしたな」
憂「お姉ちゃんの好きなアイスがあったからつい…」
律(ホント、お姉ちゃん想いのいい子だな)
梓「なら澪先輩や紬先輩も呼びませんか?」
律「おー♪そりゃいい!じゃあアタシ澪に電話するよ!」
唯「じゃあ私はむぎちゃんに電話するね」
プルルルルル……
講習がおわり、近くの自動販売機でファンタを買う
澪「…プハァ…」
うまい
澪(もう夕方か…早いなぁ…)
高校二年になってから、やたらと日がたつのが早く感じていたが
ここ最近は特に時間を早く感じていた
澪(律に会えない時間は恐ろしく長く感じるのに)
澪(律と一緒にいる時間は恐ろしく短く感じる)
澪「嫌、だなぁ…」
楽しい時間は、律と一緒にいる時間は永遠と続いてしまえばいいのに
会うたびに、時間も距離も縮んでしまえばいいのに
そう思うたびに、
寂しくなる、孤独になってゆく
水面に浮かぶ波紋のように
私と律の波紋はお互いの波に押されて
決して ひとつには なれない
わかっている、わかっているよ、そんなこと
そんな時、携帯が鳴った
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:34:59.71 ID:GELIzs71O
オチがよめなくて気になるww
支援
紬「もしもし?澪ちゃん、今どこにいるの?」
電話の主はむぎからだった
先ほどのメールを送ってから5時間ほどたった頃であった
澪「今、○○塾の自販機前にいるけど…何?」
紬「今から…話せる?」
澪、えっ…むぎ、今避暑地とかにいるんじゃないのか!?」
紬「大丈夫、今は国内よ。赤いと3倍早いから」
澪(シャア!!?)
うーん…
今ハリポタやってるから皆がそっちみるならストップかけるけど
こっち優先すべき?
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:52:17.65 ID:RywKzIqv0
俺はハリポタなど興味ない
ずっとこのスレに張り付いてる
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:53:09.84 ID:J1r+IhPwO
俺もだ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:57:31.08 ID:FoF6na330
ハリポタなどいつでも見れる
>>178>>179>>180 ごめんよ
ただ自分がシリウス好きだからちょっとな…
というわけで続けます
皆ありがとう
『おかけになった電話番号は現在電波の届かないー…』
律「…あれ?」
律「もしもーし」
律「話し中だったのかな…澪でてこないぞー」
唯「むぎちゃんも電話中みたい、どっか出掛けてるのかな?」
唯は窓の外を見上げた
空はきれいな橙色をしていた
〜とある喫茶店内にて〜
今まで起きたことを掻い摘んでむぎに話した
言葉に詰まりながらも、なんとか話すことができた
途中ニコニコと笑っていたのが少し気になるが…。
紬「つまり…澪ちゃんはりっちゃんのことが好きなのね」
澪「うん…やっぱり、おかしいよな…女の子が女の子を好きになるなんて…」
紬「ううん!そんなことないわ!人を好きになるってとっても素敵なことよ!」
なんでそんなに目がキラキラ輝いているんだ、むぎ…
澪「そう…なのかな…」
紬「ただ好きになった人が同姓だったってだけでしょ?ね?」
澪「むぎ…」
紬「…それで…澪ちゃんはりっちゃんとどうしたいの?」
澪「どうすれば…いいんだろう…」
私は律と、どうすればいいんだろう
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:16:44.00 ID:RywKzIqv0
支援
超絶支援してる
がんばれ!!!
シリウスの所で目がうるったけど頑張るよ!
紬「やっぱりりっちゃんに好きになってもらいたいでしょ?」
澪「まぁ…そうだけど…」
紬「だったらもう真正面からいくしかないわ!」
澪「で…でも、もし、律に、き…嫌われたら…」
紬「澪ちゃん」
むぎはティーカップをソーサーにおいて両手を組み
今まで以上に真剣な瞳を向けて私にいった
紬「嫌われるの前提で離していたら何もかもうまくいかないと、私思うの」
澪「…っ確かにそうだな」
紬「それにもし嫌われたとしても大丈夫よ」
紬「ちょっと派手な戦があって返り血を浴びただけなんだから、…あ、これ例えだからね」
澪(例えがこわすぎだろ、むぎ…)
紬「それにりっちゃんなら受け入れてくれると私、思うの」
紬「澪ちゃんとりっちゃんって、二人が思っている以上に似ていると思うの」
澪「私と律が…?」
紬「だから、頑張ってみて?」
澪「…」
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:42:10.79 ID:cjKjYlTHO
支援
紬『澪ちゃんとりっちゃんって、二人が思っている以上に似ていると思うの』
似ている?
なら、律も、同じ気持ちなんだろうか?
ううん、この際
同じ気持ちじゃなくてもいい
私は今、水面を歩いていて、波紋を立てている
それは誰でもあることで
律も今、水面を歩いていて、波紋を立てている
私と律の波紋はお互いの波に押されて
決して ひとつにはなれない
だけど、もっと多くの波紋を出せば
その壁を越えて 届くんじゃないだろうか
同じ気持ちじゃないとしても
この気持ちが、届くんじゃないだろうか
…律の元に
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:54:32.27 ID:bpjrQPvM0
しえん
決心した私はバッグをもって席を立った
澪「ありがとうむぎ、…私」
紬「ほら、お勘定は後で私が払うから早くりっちゃんにメール!」
澪「うん、むぎ…本当にありがとう」
澪「私…がんばるよ!」
むぎが何か言おうとしたけれど今は1分1秒が惜しくなって
たまらず駆け出してしまった
がんばれ
私は走った
水面は激しく揺れ、波紋は広がっていった
言おう、律に
好きだって
愛してるって
伝えるんだ
澪「私の言葉で、ちゃんと言うんだ」
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:17:00.03 ID:K06WCJMY0
しえっん
しえん
信号が赤になった
私はこの瞬間に手早く律へメールを送った
To 田井中率
Sub Re:
-------
今すぐ話したい
お前は今どこにいるんだ?
-------
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:23:16.36 ID:+3Mb9uAR0
人ごみの中を全力で走った
ぶつかってくる私を周りの人は怪訝そうに見た
普段の私なら怯んで走りをとめてしまうだろう
だけど今はそんなこと、構わなかった
普段の私は無茶はしない主義だけど
律の事なら、どんな無茶でもしてもいい
会いたい
もう、耐えられないんだ
今、どこにいる?
がんばれー
〜平沢宅〜
律「うわああああぁあぁ!!!!」
唯「あわわわわわぁぁ〜〜」
梓「うわああああああん!!!」
憂「やった♪また私の勝ちだね♪」
律「くっそぅ!何でこんなにスマブラ強いんだ憂ちゃん!?」
梓「こっちのストック50にして憂はストック1なのになんでそんなに強いの!?」
唯「あれ?知らなかったっけ?憂ってゲームの大会で優勝したことがあるんだよ?」
律&梓「ええええええ!!!!?」
憂「あ、でもそんな強いわけじゃないですよ。葛飾区の両津さんにはさすがに負けましたし…」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:45:13.01 ID:FCpcTIaFO
C
律「そうと聞いちゃぁ尚のこと引き下がれないぜ!!いくぞ!梓!」
梓「はい!律先輩!憂!もう一回勝負しようよ!」
唯「もう、皆意地っ張りなんだね」
唯「あ、憂ー、アイス食べていいー?」
憂「今日はもう11個目だよお姉ちゃん」
律&梓「うぉぉおおぉおおぉぉおおお!!!!!」
なんかお尻の辺りで携帯がうなってたけど
アタシは構わずコントローラーを再度握り締め
キャラクターをピカチュウに決定した
澪(もう30分もたってる…)
さっきから何通もメールを送っているのに
律からの返信はまだなかった
もちろん律の家にはいった
けれど聡の話だとまだ帰ってきていない様子だった
澪「どこいるんだよ…律…」
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:04:02.46 ID:K06WCJMY0
寝落ちか?
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:04:32.07 ID:kflO9kSR0
しえn
先ほど足取りとは異なり、私はもう、走られず、歩いていた
一歩、また一歩と歩くごとに不安が背中にはりついてくる
(もしかして、私の気持ちがバレちゃったのかな…)
(嫌われちゃったのかな…)
(友達で…なくなっちゃうのかな)
澪「怖い…怖いよ…っ」
俺「みんな、今日は集まってくれてありがとー!」
澪「!?」
私の不安を掻き消したのは路上ライブ中の俺の声だった
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:05:16.77 ID:K06WCJMY0
うぉ、すまん
リロードできてなかったorz
支援
>>210 大丈夫だよ
私はまだ…起きれるよ
どうでもいいけどこの話は宇多田ヒカルのFINAL DISTANCEを
聞きながら書いてるから
リンクしてるところもあるんだ
機会があったら皆聞いてみてくれ
俺「今日集まってもらったのは他でもありません」
俺は堂々と、目を輝かせて言った
俺「俺、結婚します」
どうやらこの前いっていた重大発表とは俺が結婚するという告白だった
今、華々しい舞台に立っている者がなぜ路上ライブなんて…て思ったけど
どうやら結婚を機に一度原点回帰をするためらしい
俺が大きく深呼吸した
俺は耳が張り裂けそうな声を出して言った
俺「お前らも!好きな奴に躊躇しないで!!当たっていけ!!!」
俺「どんなに返事がこなくたって!誰も見ていなかったとしてもだ!!」
俺「俺が見てる!俺が聴いてる!!俺が!!!ここに!!!いる!!!!」
ウォオォオオォオレサイコォオォオオ!!
俺「それじゃあ今日もいくぞぉおー!!!」
俺のライヴは盛り上がった
その時の俺はとても輝いていた
スマブラか……スネーク使うな。結構強い。
とりあえず、開店同時にアニメイトに乗り込んで、遊戯王カード6箱買う(ダチの分5箱)+けいおんガチャやってくるから、もう寝るわ。
最後に支援。あとは任せた
俺の言葉を聞いて私は、勇気がでた
紬『嫌われるの前提で離していたら何もかもうまくいかないと思うの』
そうだ、自己嫌悪なんてしてる場合じゃないんだ
…絶対に伝えるんだ
今日、伝えなきゃ、もう二度と言えない気がするんだ
アタシのピカチュウと梓のオリマーは憂のスネークによって簡単に場外へ出されてしまった
律&梓「うぉぉおおぉおああぁあああああぁあ!!!!!」
憂「♪」
律&梓「ま…参りました…」
唯「二人ともあんまりうまくないね♪」
梓(バッサリだーっ!!)
律「お前がいえるのか!お前が!!」
唯「そういえばりっちゃん、さっきから携帯光ってるよ?」
律「へ?…ああメールか、どれどれ…」
律「澪からだ…」
心臓が高鳴った
うわ…アタシ…澪からのメールを無視ってたんだ…
がんばれー
To 秋山澪
Sub ごめん
-------
メールに気づかなかった
今からそっちに行く
澪は今どこにいるんだ?
-------
律「ごめん、アタシ用事思い出したわ、先帰るね」
唯「ふぇ?帰っちゃうの?」
梓「あ、じゃあ私も帰ります。途中まで一緒に行きましょう」
律「ん、おう!」
あらかたお菓子を片付けてから私と律先輩は平沢家を後にした
道中、律先輩はずっと携帯を閉じたり開いたりしてた
澪先輩と何かあったのかな…
梓「……」
梓「…律先輩って澪先輩のこと、どう思ってます?」
律「へ?」
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:55:54.66 ID:K06WCJMY0
支援
律「どう、っていうかなんとも。アタシの傍にいるのが普通って感じかな」
梓「それって、大切って意味ですか?」
律「んー…どうなんだろう。正直アタシ自身よくわかってないからさぁ」
梓「何なんですか、その曖昧さ加減は」
私は肩をすくめてため息をついた
せっかく先輩の意見を参考にして唯先輩の事を考えようと思っていたのに
…てあれ?何?私…なんで、唯先輩だなんて…
混乱している私の横で律先輩は手を頭の後ろで組んだ
律「でも、今日は」
律「今日はさ、なんとなく出掛けたのも、澪に会いたかったからなんだ」
律「もちろん!梓や唯達とも遊べて楽しかったんだけどさ」
そういって律先輩は照れくさそうな顔をして私の頭をなでた
それ、私もだ
憂と遊ぶのはもちろん楽しい
憂は気遣いができて、優しくて、なんでもできちゃうすごい子だ
だけど、憂と遊ぶっていう事で
唯先輩と一緒にいれるというきっかけがほしかったのも事実なんだ
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:13:31.92 ID:K06WCJMY0
人気の少ないバス停沿いで私は携帯を取り出して
見慣れた番号へ電話をかけた
澪(大丈夫、大丈夫)
澪(きっと、律はすぐでるさ)
だから変な杞憂は捨てるんだ 秋山澪
プルルルルル…
その後、律先輩はこう続けていった
その人の一番じゃなくてもいい
ただ、傍にいさせてほしい
話さなくたっていい
一緒にいてくれれば、それでいい
それを話しているとき
律先輩は手の中にある携帯をずっと見つめていた
梓「それって…」
梓「それって、す、好きって事じゃないんですか?」
律「え?」
梓が顔を赤らめて言った
え?
好き?
誰が?
誰を?
梓「澪先輩の事が…好きって事なんですよね?」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:31:51.21 ID:kflO9kSR0
うん
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:35:33.66 ID:oXI5zsrO0
お前には聞いてねぇぇえええええええええええええええ
梓『澪先輩の事が…好きって事なんですよね?』
うん、そうだよ
アタシは澪のことが好き
でもそれは誰にも言ってはならない
だって話してしまえば、肯定してしまったら
澪が離れていってしまいそうだから
だから、この想いは誰にも話さない
そう、決めたはずなのになぁ…
律「好きだよ、澪のこと」
どこからこの自信が湧いてくるのだろうか
今のアタシは何もかもが怖くなくなっていた
道の分かれ道でアタシは止まった
律「確かに、アタシは澪の事が好きだ」
梓「っ…じゃあ!告白とかはするんですか!?」
律「…アタシは、この想いを告げるつもりはないよ」
梓「え…?」
なんで?どうして?
そんなこと言いたげな梓の顔をみて私は笑う
律「アタシはね、皆が思ってるほど、強いわけじゃないんだよ」
アタシの気持ちがバレたらどうしよう
嫌われたらどうしよう
友達でなくなったらどうしよう
律「そんな『らしくない』事ばかりグルグルしちゃうんだ」
アタシはもう一度手の中にある携帯を見る
律「アイツの幸せをずっと見守ってようってさ」
アタシは澪の楽園には入ることはできない
ずっと、ずっとその楽園を見守ろう
そう、きっと、アタシには
見守ることしか できないんだ
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:56:59.12 ID:oXI5zsrO0
もどかしい・・・
梓(なんで?どうして?)
梓(律先輩の性格なら玉砕覚悟でいくと思うのに…)
律「…『らしくない』事ばかりグルグルしちゃうんだ」
らしくない?て何?
律先輩のらしくないって何なの?
それもひっくるめて律先輩じゃないの?
律「アイツの幸せをずっと見守ってようってさ」
澪先輩の楽園には入れない?て事?
何それ
澪先輩はそんなこと思ってなんかないよ
だって合宿のとき、私は散々みてたよ
澪先輩をからかう律先輩のことも
律先輩に説教してる澪先輩のことも
すごくいい感じだったもん
それに私見ちゃったから知ってるんだ
なんでそんなに澪先輩が律先輩の事が好きだって
確信めいて言えることがある」
合宿最終日、朝食ができたので
律先輩と律先輩を起こしにいった澪先輩を呼びに
私は相部屋の寝室に行った
そこで見たんだ
澪先輩は口では律先輩に文句を言っているのに
すごく優しい瞳で律先輩に向けていたから
梓「だからそんな馬鹿みたいなこといわないでください!!」
梓「まだチャンスはあるんですよ!!?」
口を大きく開けて梓が叫んだ
その拍子でアタシの思考は停止した
しかし5秒ほどたってすぐに復旧したが混乱はしていた
律(澪が?アタシを?)
その時、手の中にあった携帯が鳴り出す
聞き慣れたメロディが流れ出す
澪専用の曲だった
梓「ほら!!私のことはもういいですから!!!」
梓「先輩は早く電話にでて澪先輩に会って下さい!!!」
律「お…おう!」
梓に背中をバン!押されアタシは携帯を耳にあてて駆け出した
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:34:18.93 ID:O946mcrIO
頑張れ
全力でどこかへ走りながらアタシは澪の電話に答えた
律「……もしもし?」
澪「…律か?」
心なしか、澪の声はいつもより堅く聞こえた
律「うん、アタシだよ」
澪「…」
律「何?」
澪「…今、暇か?」
律「うん」
澪「今、どこにいる?」
律「S交差点前の本屋前にいる」
澪「わかった」
澪「言いたいことがある、そこにいて、律」
鼓動が波打つ
期待するな、期待するなアタシ
律「わかった」
アタシは電話を切ろうとしたけど
受話器から何か言おうとして口ごもっている澪の声が聞こえた
律「何?どうした?」
澪「…ぅ……………」
交差点の前にいるからか、何をいってるのか聞きづらい
もう一度耳を澄まして聞いてみることにした
…泣いてる澪の、声だった
律「…馬鹿澪」
澪「…ぅう…馬鹿、律…」
いてもたってもいられなくなった
律「今どこにいるんだ?」
澪「…Y交差点前の公園…」
昔、小さい頃よく遊んだあの場所か
昨日、あの黒猫と出会った場所
アタシは信号が青信号になるかなるまいかというぐらいで
勢いよく走り出した
なんでアタシは
澪を泣かす事しかできないんだろう
なんで私は
律を困らせる事しかできないんだろう
私は公園のベンチでうずくまって泣いていた
泣くだけじゃ何の解決にもならない
そんなのとっくの昔に分かりきっていたのに…っ
受話器越しの律の声を聞いただけで崩れてしまうほど
私は律の事を愛してしまっていたんだ
それでも、今泣いてちゃ駄目なんだ
私はベンチから体を離して道路の方へ向かう
涙で視界がぼやけ霞む
でも
ここで動かなきゃ
ここで言わなきゃ
澪「今、言わなくて、いつ、言うんだよ…私」
今度は、背中越しなんかじゃなくて正面から
律の顔をまっすぐ見るんだ
アタシは全力で走っていた
喉はカラカラ
夜といっても夏は夏 汗でシャツはベトベトだ
それでも
ここで走らなければ
ここで、ハッキリさせなきゃ
律「澪と一緒にいる、なんて言える資格ない!!」
梓のおかげで目が覚めたんだ
アタシ達は一緒にいるべきなんだ
アタシにはやっぱり 澪が必要なんだ
アタシは交差点を通り過ぎ遊歩道を駆けた
…見えた
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:14:43.15 ID:kflO9kSR0
さるよけ
私は腕で涙を拭った
それでも目からは涙が溢れてくる
けど今は
一歩でも律の元へ行こう
一つでも水面をさざめかそう
律が気づくように
律に伝わるように
ふと横を見ると、一匹の黒猫が歩いているのが見えた
黒いからちょっとした親近感がわいた
澪「一緒に、律のところに行こうか」
律「澪ー!!!!」
アタシは澪に向かって懸命に叫ぶ
けれどここは夜になっても車通りの多いところで
大きなトラックの通る音でかき消されてしまった
律「…もっと近くにいかなくちゃ…」
すぐ目の前にいるのに
車が多くて、澪の姿が見えては、消えてゆく
会いたい気持ちが心に溢れて
次第に焦る気持ちが現れてきた
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:24:55.86 ID:pMYwTIPw0
ざわ…ざわ…
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:27:03.05 ID:wZQnXTszO
ひかれろ
信号機の下にきて早く信号が赤から青になるようボタンを連打する
しかし信号機はその願いに答えず赤のままだった
律「くっそ、早く青になれよ…!」
信号機が青になるかわりに一気に交通量がへった
澪がハッキリと見えた
律「澪ー!!!」
澪「!!?」
律の声がきこえる
律の姿は信号機の下にあった
ひどく、懐かしく感じた
もう、言ってしまおうか
澪「律ー!!」
澪「言いたいことがあるんだー!!」
信号が青に代わり
澪は律の元へ走りかけた
黒猫は律を見つけて澪より数歩多く駆け出した
その時だった
サイレンの音が周囲に木霊した
「危ない!!!!!」
青信号にもかかわらずトラックが飛び込んできた
黒猫が見るも無残な姿になるのは誰もが瞬時に理解できた
しかし
不幸なことに律の瞬発力のせいか黒猫は難を逃れ
代わりに律がトラックにはねられた
澪「律!!!」
律の身体は空をとび、そして遠くで落ちた
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:44:51.06 ID:pMYwTIPw0
あああああああああああ
澪「…ハァ…ハァ…」
動悸が激しい
足からは力が抜け、コンクリートに膝を落とした
息を整えようとして深呼吸するけれども
込み上げてくる酸っぱさと、辺りの鉄臭さにむせ返りそうになる
澪「っ…」
全てが歪んで見えた
目の前で 壊れてしまったんだ
ハッと我に返り私は律を探した
周りでは横転したトラックと数台の乗用車ある
私はそれの間をぬって律を探した
澪「律!!律!!りつぅ!!!」
どこにいるんだよ、律
でてきてよ
いつもみたいに笑ってよ
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:52:55.59 ID:kflO9kSR0
なん・・だと・
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:56:43.46 ID:TLgCN63wO
俺が代わりにひかれてくる
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 05:14:21.29 ID:35mbUoFQ0
寝れない
ガソリンくさい
なんだか頭がクラクラする
それになにより体の節々が尋常じゃないほど痛かった
それでもアタシは遠くを見つめていた
ひどく遠い、自分から離れた場所にいる、おびえたような
警戒するような、けれども力強い瞳を探した
暗くなっていく、霞んでゆく自分の視界の先に、ちゃんとあるか探した
律(澪…どこ…?)
さるに警告されちゃいました
澪「…っ!律!…りつぅ!!」
律は澪のいた所から10mほど離れた所で倒れていた
律「…ぃ…ぉ…ガハッ」
律の口からは大量の血が吐き出された
澪「喋るな!くそ…なんで…こんな…っ」
近くの人が呼んだのだろうか
遠くでサイレンの音が聞こえた
律「み…ぉ…」
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 05:24:01.28 ID:9btxHCTTO
がんばれー
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 05:24:22.64 ID:kflO9kSR0
さるよけ
律は私に向かって精一杯、手を上げた
私は律の手にしがみついた
澪「…っ律」
でも律の手からはどんどん力が抜けていって
どこかで切れたのであろうか
腹部からは大量の血がでていた
慌ててタオルで止血する
澪「死んじゃ嫌だ!!律!!!」
閉じかけの瞼が 完全に閉じてしまった
皆ありがとう
一応続くけど眼目打破できません寝て来ます
多分昼頃きます
それでは
良作乙
期待
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 06:57:52.66 ID:kflO9kSR0
捕手
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 07:13:46.64 ID:oXI5zsrO0
ほ
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 08:13:44.30 ID:dgIzZsnZO
起きたらヤバイ展開になってやがる…
りっちゃん支援
ほ
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 08:42:22.76 ID:31fxD/20O
れ
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 09:12:43.36 ID:1ePTpdh30
あああああ律がああああああ
こいつは最後まで見届けねばならん
アニメイトに出かける前に保守
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 10:07:17.95 ID:K06WCJMY0
なんか、先生Bのやつ思い出して泣けてきた
律死ぬなあああああぁ
支援
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 10:13:46.98 ID:aRigBDNoO
マジか…
早く続きを!
ほしゅ!!!
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 11:00:42.55 ID:y2iip+aAO
あげ
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 11:23:05.90 ID:K06WCJMY0
保守
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 11:42:36.54 ID:VQ0kB3OfO
うぃ〜
保守
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 12:27:44.27 ID:LNex1qo0O
けいおんSSでの律の重傷率は異常
梓「本当に…世話がやけるんだからっ…」
私は律先輩の背中を押した後、壁に背中をあずけていた
私だって馬鹿じゃない
私だって、皆を見てきた
律先輩が抱いている感情は、澪先輩ももってるモノだって
そして、その感情と同じモノを私は唯先輩に抱いているって事も
わかってる
皆おはよう
保守ありがとうございます
けど、唯先輩はその感情を私にはもっていない
だからこそ
両想いの二人には、繋がってほしかった
途切れないで、ほしかった
誰かにそれは自分のエゴだ、他人に押し付けるなといわれたとしてもも
私はきっと同じ事をするだろう
だって
梓「二人とも、びっくりするくらい鈍感なんだから」
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 12:58:25.50 ID:qGAj3ezkO
最も死に際が似合うキャラクター田井中律
紬「そうね、あの二人はこういう事に対してすごく奥手そうだもの」
梓「っ!むぎ先輩!?」
紬「だからからかな、私も、背中を押したくなっちゃったの」
梓「…」
紬「皆、素直になっちゃえばいいのにね」
そういって紬先輩は私に苦笑いを浮かべた
素直に
そう
素直になれたら、いいのに…
紬「信じましょう?あの二人を」
梓「…はい」
うん、今からならまだ間に合うよ…律先輩
だから、頑張って
しばらく私とむぎ先輩は
すっかく暗くなった空を見ていた
紬「あら、誰からかしら?」
紬先輩の携帯がなっていた
宛名は澪先輩からだった
私達は目を合わせて笑った
梓「大丈夫みたいですね」
紬「ええ」
そう言って紬先輩は電話にでた
唯「ういー…あいす」
憂「もう、30個も食べてるよお姉ちゃん」
唯「うーいー?」
憂「…はいはい、今もってくるからね」
唯「ありがとー♪憂ー♪」
私は先ほどまで憂と一緒にやっていたPSPで
リオレイアの素材を剥ぎ取っている時だった
携帯「ヴヴヴヴヴヴ…」
唯「あれ?ケイ太が鳴ってる…」
宛名はむぎちゃんからだった
唯「あれ?むぎちゃん日本に帰ってきてたんだ」
唯「まさか赤いと3倍早くなる乗り物にのって帰ってきてたりして♪」
唯「まーさすがにそれはないよね♪」
私は携帯を手に取り電話にでた
唯「もぉしもーし?むぎちゃん?」
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:24:57.20 ID:dq+dbaDVO
支援
唯「澪ちゃん!!!」
紬「澪ちゃん!!」
梓「澪先輩!!!」
手術中と表示された扉の前のベンチで
澪ちゃんは力なく座っていた
澪ちゃんはYシャツにジーパンといった格好だった
なんか澪ちゃんらしくない服装だけど誰かに借りたのかな?
私にはよくわからなかったけど
澪ちゃんが握り締めているタオルは
濃い赤色だった
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:32:21.92 ID:b3rVOXmt0
ケイ太wwww
唯「り、りっちゃんが…轢かれたって本当…?」
澪ちゃんは首を縦にふった
なんでも猫をかばってトラックに轢かれたらしい
なんで…どうして…
お医者さんが来て私たちに何かを話しているけど
私には難しくて何を言ってるのかわからなかった
ただお医者さんも『難しい』って言ってた
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:51:30.58 ID:aRigBDNoO
キテター!
なんで私は
律を困らせる事しかできないんだろう
なんで私じゃ
律を助ける事ができないんだろう
涙はとうの昔に涸れていた
けれど拳を硬く握り締めていたせいか
濃く赤色に染まったタオルは
私の手を赤く染めた
さっきから唯達が話しかけてきてくれたけど
会話の内容はまったく頭の中にはいってこなかった
ただ私は律と 話したかった
言葉で 伝えたかった
メールや受話器越しじゃ
嫌だったんだ
そんな私の我が儘が 律を殺したんだ
追いついちゃったorz
支援!
もう
約束どおりじゃなくたっていいんだ
隣にいなくたっていい
そばにいなくたっていい
律が生きていてほしいんだ
律がいなきゃ
…生きてなきゃ、駄目なんだ
律が生きていないと、私の世界は動き出さないんだ
律が、私の世界を動かす波紋なんだ
ただ時間が過ぎるのがひどく遅く感じた
それは今、律は私の隣にいないからだ
どこにいるかって?
それは…
私にはわからなかった
私は律が姿を現さないと
動けない 弱虫だったんだ
今思えばいつだって
律は私をどこにいたって捕まえくれていた
律が私を捕まえることが
律にしかできないことだと 信じたい
そう、私は 信じることしかできないんだ
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:20:32.85 ID:dgIzZsnZO
支援
だから 律 私を捕まえにきてよ
白ウサギじゃなくて黒ウサギになるけど、
私は 律に捕まえてほしい
私は顔を上げた
手術中のランプが 消えた
祈りの数だけ終わりが違うと言ったらどうする?
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:33:38.00 ID:y2iip+aAO
C
夢を見た
すごく幸せな、夢
唯やむぎや梓がいて
アタシと澪が喧嘩してたり
さわちゃんに無理やり服を脱がされたりして
皆で騒いで、笑って、バンド組んで
…
アタシがドラムで
澪がベースで
…
ケータイ小説みたい
支援
スイーツでごめんぬ
律『あのときの約束は、嘘だったのかよ!?』
ああ、そんなこともいったっけな
約束…ね
うん
もちろん武道館も大切だよ
だけど今は
約束を 守りたい
澪の隣に いたい
澪『こんなとこで何やってるんだ?』
あ 澪だ
律『おお!野生の澪が現れた!』
澪『どこのポケモンだ私は!!』ゴチン!
その言葉とともに案の定、鉄拳が頭にふってくる
なんだろう
このやりとりも、会話も、痛みも
すごく幸せだと感じたんだ
律「…あれ?」
澪がぼやけて見える
周りの情景が白になった
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:50:06.62 ID:VQ0kB3OfO
祈り子支援
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:51:47.34 ID:K06WCJMY0
りっちゃん支援
残念だったな…
澪『どうした?律』
見えないよ澪 どこにいるんだ?
澪『私はここにいるよ』
だけどその姿は段々と霞んで遠くへいった
どんどん澪との距離が広がって
律「待てよ!ま、待てってば!澪!!」
会いたいけど、見えなくなった
見えなくなった
アタシは白い世界に一人きり
取り残された
一緒に、いたかった
外は相変わらず蒸し暑かった
ただ時間が過ぎるのがひどく遅く感じた
あの事故が起こってから1ヶ月がたっていた
律はまだ 目を覚まさなかった
澪「今日も暑いな、気分はどうだ?律」
外は相変わらず暑いけど
窓から涼しい風が吹いてきていた
私は律に語りかける
もうこれが日課みたいなものになっていた
澪「聞いてくれ、私たちのCDが今度でるんだ」
澪「これはむぎとかの力でもなんでもないんだ」
澪「桜高の誰かが私たちのCDを買って、それでどこかの放送局に投稿したんだ」
澪「それから色々あったよ、録音とかインタビューとかさ」
窓からの風で髪の毛がはためく
律の長い前髪も はためいた
澪「それで武道館でライブしたいって駄目もといってみたんだ」
澪「そしたら、OKだってさ」
澪「笑えるだろ?こんな、実力であがったわけじゃないのに」
澪「最初はもちろん断ったさ、でも、」
武道館でライブするって伝えたら
律『実はドッキリでしたー!!!』
て
声がしそうな気がしたんだ
だから
澪「早く起きてよ 律」
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:23:34.18 ID:bV0OOg3yO
病室の扉が開き唯と梓が入ってきた
唯「…りっちゃん、澪ちゃん、きたよ」
梓「…律先輩はどうですか?」
澪「この通り。ぐっすり眠ってるよ」
律の顔を見て私は言った
唯「そっか、あ、りっちゃんこれ差し入れだよ」
そういって唯は持ってきたスイカをベッド脇に置いた
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:26:48.85 ID:EkuOCppKO
紫煙
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:29:25.60 ID:dgIzZsnZO
>>274 そういわれると思い出す
軽音部は最高だぜ!的なやつだろ
りっちゃん…
支援
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:33:21.31 ID:8WUOMkP50
風鈴の音で目を覚ませ
律のいる病室の外では私とさわ子先生は
お互いに目線をあわさずに立っていた
さわ子「…」
さわ子「……りっちゃんは、もう駄目なの?」
紬「まだ…!…っまだ駄目じゃありませんよ」
紬「琴吹家が全力でりっちゃんのサポートをしています」
紬「それに、りっちゃんがそう簡単に死ぬはずありません!!!」
さわ子「それでも、目覚める確立は低いのよね…」
紬「…」
>>317 その意見風鈴のみ承った
梓「律先輩、昨日夏祭りがあったから風鈴かってきましたよ」
梓は小さいからだを伸ばして窓脇に風鈴をかけた
病院のすぐそばにはススキ畑が生えつつあった
少し強い風が吹いた
ススキが喚き、風鈴はより一層強い音を出した
夏に会いに行く秋の音が聞こえた
なんだか急に 泣きたくなった
これから先 律はきっと眠り続けるだろう
最初は律が生きていればいいなんていっていた
けど 次々に欲望が溢れ出てくる
生きているだけで それだけでいいのに
律に会いたい
律に触れたい
律と…話したい
もう律がいないとだめなんだ
一緒にいなくちゃ 嫌なんだ
やっぱり 約束を 守ってよ
律に向かって波紋を広げるから
ひとつになんかならなくたっていいから
私に波紋を返してよ
ずっと手を握ってるから
澪「ぅ…りつぅ…」
唯「澪ちゃん…」
梓「澪先輩…」
涙は涸らしたと思っていたのに
また私の世界を濡らした
唯も、梓も泣き出した
私たちはまたすすり泣いた
私の涙は律の手の甲に涙がおちた
323 :
乳首番長 ◆CHIKUBI.kE :2009/07/18(土) 16:04:35.83 ID:MTkA8tqN0
ヘタクソでその上ツマラン
VIPでやんなよクズ一般人^−^
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:05:50.80 ID:dgIzZsnZO
支援
アタシは白い世界にいた
随分前に澪が私の前から消えてから
この世界では誰にも会っていない
それから私は澪を探すために歩き続けていた
当ても何もない
どこへ行き どこへ向かうのかもわからない
もしかしたら同じところをグルグル回っているだけかもしれない
だけどアタシは歩き続けた
ふと あたたかさに包まれた
律『お?なんだ!?』
視界が 晴れていった
律(あれ?ここ、どこだ?)
半目を開けて天井を見る
どこだここ、私、知らないぞ?
ていうかアタシ 今まで何してたんだっけ?
首が重くて動かない
仕方なしに目を端に向ける
お!スイカだ!ラッキー!!!
あれ?誰かいる
澪「ぅ…りつぅ…ひっく…」
…澪!?
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:12:43.31 ID:oXI5zsrO0
りっちゃん復活キタ―( )―(゜ )―(∀゜)―(゜∀゜)―(゜∀)―( ゜)―( )―!!
良かった…
くそ、俺ってやっぱ涙腺弱いわ………
クラナド、テイルズも涙流すしな。
10後またくる
おいおいおいおい、何で泣いてるんだよ
何で唯も梓も泣いてるんだよ!
あ
そうか、アタシ、あの黒猫を助けようとして轢かれたんだ
なんであの黒猫をかばったんだろう
ただあの時はなんとなく
あの黒猫が、澪みたいに みえちゃったんだよなぁ…
澪「…りつ…!なんで…なんで起きないんだよぉ!」
律(澪…)
聞こえているよ
澪の声も、涙の音も。全部
全部知ってるから。
私は大丈夫だから。
ほら、こうやって話…せないけど、アタシ、そんな声、聞きたくないよ
私にはいつもみたいに怒ってくれる澪の声の方が耳慣れてて
心地がいいんだ だから
「…泣くなよ」
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:35:46.66 ID:WxPxZ9LTO
わっふるわっふる
澪「律!?」
唯「りっちゅぁあぁぁあ!!!!」
梓「律せんぱぁぁああぁ!!!!」
突然病室から女の子達の涙声が聞こえた
それを聞いた私は
さわ子先生とりっちゃんの担当医とともに病室へ駆け込んだ
紬「りっちゃん!!!?」
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:42:43.76 ID:aQiPA2QSO
やっと追いついた!支援
律「あだだだだ!!!!澪!痛い!!痛いって!!」
澪「りつぅぅぅうぅぅ!!!!」
そこには見慣れた光景があった
りっちゃんに抱きついて泣きじゃくる澪ちゃんと唯ちゃんがいて
りっちゃんに悪態をつく梓ちゃんがいた
みんな 泣いていた
そして 笑っていた
担当医「奇跡だ…」
さわ子「…え?」
担当医「彼女はもう目覚めないとすら言われていたんです」
さわ子「だけど、自分で這い上がってきた」
担当医「よほどの精神力がなければなせません」
さわ子「…」
律の担当医は病室で笑っている律に言った
某スレのせいで、さわちゃん先生が怖くみえるのは気のせいではないはず
担当医「とにかく、これから精密検査を行いたので一度皆さん出て行ってください」
担当医「田井中さんは少し質問に答えてください、よろしいですか?」
律「あ、はい。ほら澪」
澪「…律、本当によかった…!っ本当に…」
律「うん、ありがと。皆もありがとうな!」
アタシはもう大丈夫!といわんばかりの笑顔を浮かべた
皆安心したのか素直に医者の意見に従った
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:05:57.98 ID:QZUz7DwOP
田井中率が上がってまいりました
アタシは医者の話を聞くために身体を前にしようとした
あれ?身体が、重くて動かないや
そっか、今アタシ患者だからそんなの当たり前か!
むふふ♪
あとでスイカおいしくいただくか♪
先ほどまで澪が座っていた椅子に医者が座った
担当医「…今、貴方の腕は動きますか?」
律「え?」
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:16:19.43 ID:dgIzZsnZO
うわああああああぁ
私達は医者と律に促され病室を後にした
唯「りっちゃんが生きててよかったぁー!!」
梓「まったく寝坊するにも程がありますよ!」
澪「ああ、全くだ!!むぎがいなかったら今頃どうなってたか…」
紬「そんな、私は何もしてないわよ」
そんな事をいいながら私達は病院の広いフロアに出て自販機で飲み物を買った
ちょっとしてからさわ子先生がやってきた
さわ子「皆、今日はもう面会できないみたいよ」
唯「えっ!?もうりっちゃんと会えないの!?」
梓「まぁ起きたばっかですしね…」
さわ子「明日なら面会はできるみたいよ、今日はもう帰ったら?」
紬「精密検査とか諸々やらなきゃいけないことがあるものね…
澪「そう…か。まぁそういうことなら仕方ないな」
『…今、貴方の腕は動きますか?』
さわ子(なんて聞かれたら、フラグたちまくりじゃないの…)
さわ子「りっちゃん…」
バン!!!!
扉が勢いよく開いた
聡「待たせたな!!姉ちゃん!!!」
全くなんでこいつはいっつも扉開けるとき
こんな騒がしいんだろう
部活帰りらしくユニフィーム着て
泥だらけになっちゃって
おまけに目に涙ためてるよ
男の子だろ?泣くなよ
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:38:11.81 ID:dgIzZsnZO
支援
律「なぁ、聡」
聡「なに?姉ちゃん」
アタシは自分の腕を見ながら言った
律「腕の事は、澪達に言わないでくれ」
聡「えっ、でも…」
律「いいから!言うなよ!!」
大声を出してアタシは笑いながら言った
聡は意図を感じ取ったみたいだった
聡「わかったよ、姉ちゃん」
バン!!!!
扉が勢いよく開いた
唯「待たせたね!りっちゃん隊員!!!」
なんでこうアタシの病室はこうも騒がしいんだろう
アタシが眠っていた間に季節は9月になっていた
アタシの夏休みは没収された
学校帰りなのかみんな制服姿だった
律「おいーっす!いらっしゃい!!」
澪「昨日はどうなることかと思ってたがもうすっかり起きたみたいだな」
澪がそういって背負ってたベースを降ろす
よくみれば唯も梓もギターを背負っていた
むぎはティーセットをもっていた
近くのポットでお湯を沸かしたのか紅茶を用意してくれた
律「もしかして今日部活やってたのか?」
唯「うん、そだよ!」
梓「もう文化祭も近いしこの前話した武道館での公演も近いんですよ」
紬「はい、どうぞ」
むぎはテーブルに紅茶を置いた
アタシはそれを眺めるだけだった
律「お、サンキュ♪」
澪「だからお前もサッサと退院しろ!」
退院、ね…
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:18:15.87 ID:dgIzZsnZO
支援
律「そのこと、なんだけどさ」
澪「ん?どうした?」
律「…昨日、皆が帰った後、気づいたんだ」
律「アタシ…、腕、使いモノにならなくなった」
唯澪紬梓「!!!?」
律「だから、アタシ…もうドラムできないや」
澪「そ、そんなぁ…」
律「律…」
病室の空気が一気に冷え込む
アタシはベッドにもたれかかり腕は身体の脇に
力なくおいていた
みんな、アタシの腕をみている
梓「ほ…、本当に動かないんですか!?」
アタシは何も言わずに梓を見つめた
すぐに目線をそらされたけど。
澪「嘘じゃ、ないのか…?」
今にも泣きそうな声で澪がいった
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:23:27.73 ID:aRigBDNoO
代わりはいません
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:25:45.39 ID:J1Mh2LRWO
りっちゃんの…
ああもう全く
律「澪は大袈裟だなぁ」
顔を上げた澪の震える肩を
アタシは力いっぱい抱きしめた
律「嘘に決まってんだろ!」
アタシはいつもみたいに笑った
律「嘘に決まってんだろ!」
律がそうやっていつもみたいに笑った
けどその分抱き締められた肩の狭さがより一層
律の脆さを際立たせた
離すもんか、絶対、もうこの先ずっと、離してなるものか
澪「…ぅうぅ…ひっく…りつううううう!!」
唯「もう!りっぢぁんのぶわかぁあ!!!!」
梓「おどろかせないでくだざいよぉぉお!!」
紬(キマシタワー!!)
この瞬間をどれだけ待ち望んだだろう
この張り詰めた空気も、このホールも、皆と一緒に演奏できることも
律とこれからもずっと一緒にいれることも
ああ、そうか
今、私……
念願の武道館でのライブ当日
この瞬間をどれだけ待ち望んだんだろう
この張り詰めた空気も、このホールも、皆と一緒に演奏できることも
澪とこれからもずっと一緒にいれることも
ああ、そうか
今、アタシ……
私は不意に向きかえった
唯も、むぎも、梓も
…律も、まっすぐに私を見つめ、笑っていた
皆が、律がそうやっていつもみたいに笑うから、不安も緊張も何もかも溶かされた
澪(大丈夫…)
澪(大丈夫だよ、律)
律「それじゃぁ…」
律がスティックを構えた
それに答えるように私たちは楽器に手を添えた
ざわつきは瞬く間に静かになった
さぁ楽しもう、最高の舞台を
律「皆いくぜぇ!…1,2,3,4!」
ドコドコドン!!
軽快に律のドラムが鳴り響く
おわり
ありがとうございました
乙
腕の件はなんだったんだw
めっちゃ感動した。涙止まらん……
また、感動作を頼む!!
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:46:54.13 ID:KNneqF5/0
え
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:00:06.16 ID:6KuqxH+o0
乙
えがった
>>361 腕の件についてはあまり描写してないよ
だから最初からりっちゃんは何もなかったんだ
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:05:59.06 ID:6KuqxH+o0
止まらない律への信仰心
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:25:43.54 ID:aQiPA2QSO
乙!
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:36:20.29 ID:aRigBDNoO
腕は動きますか?
…大丈夫みたいです
それはよかった
腕のことは言うなよ?(みんなを驚かしたいから)
ってこと?
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:43:40.09 ID:VQ0kB3OfO
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:49:21.94 ID:bV0OOg3yO
>>368 ご名答!
ただちょっと急いでいた事があって
描写を少なくしてしまったんだ
わかりづらくて申し訳ない
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:11:26.67 ID:31fxD/20O
乙でした。面白かったです。
>>1乙。でも澪と律が付き合うようになる話を読みたかった
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:57:17.24 ID:mUoJxnObO
乙だった
地の文章有りだと苦労するし、組み立てが難しいよな
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:23:59.30 ID:1ePTpdh30
乙!
出来れば律と澪の後日談とかしてもほしいな
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 21:53:10.60 ID:aRigBDNoO
>>370 あってた〜
良かったよ!
初っぱなからどうなるんだ、って気になったし!
腕の描写は秀逸だった