1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
律「ううぅ…」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 14:28:27.09 ID:9dfQQ68y0
紬「早くくっつけ」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 14:29:17.36 ID:Mclcv6NPO
唯「澪ちゃんは私のだもん!」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 14:57:15.24 ID:4xpo2ja7O
憂「お姉ちゃんウフフ」
梓「そんなことより練習!」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 16:36:09.15 ID:R0r3zun90
俺「律!…こっち来いよ」
律「前はそっけなくても一緒にいてくれたし微笑んでもくれてたのに…」
律「最近は目も合わせてくれないし、すぐに何処かに行っちゃうんだよな」グスッ
唯「そっかー、大変だねー」
澪「最近、律をまともに見られない…」
澪「やたらとドキドキするし…私、どうしちゃったんだ…」
紬「ほほぅ…」
ってことか?
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 17:11:15.16 ID:CXXWT5d9O
あ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 17:15:44.95 ID:6P3A14SSO
だから何度も言ってるけど腹黒唯のハーレムSS書は?
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 17:16:51.32 ID:VXzkaWTXO
つまんね
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 17:52:39.64 ID:NwxJVryAO
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 18:51:56.72 ID:1M0IWS+k0
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 19:31:57.66 ID:SFoETBv30
うむ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 19:50:58.80 ID:YRDa3oqPO
唯「それなら今度の日曜日にどこか遊びに行こうよ!最近部活以外での交流が減っちゃったからさ!」
律「…!!そ、そうか、ありがとう!唯!」
唯「エヘヘー」ポリポリ
律「で、どこに行くか考えてある?」
唯「フフフ…律っちゃん!!これを見るのだぁぁぁ!!!!!」
唯のポケットから取り出されたのは遊園地のチケットだった。部員人数分はあるようだ。
律「おおぉぉ!!!!唯様ありがたや、ありがたや〜!」
我ながら恥ずかしくなるぐらいの大仰なコントは澪には出来ないな。
さすがだ!唯!
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 19:59:43.28 ID:YRDa3oqPO
〜部活の練習後〜
律「よーし、お疲れー!ところで、みんなー今週の日曜日空いているかーい?」
梓「私は空いていますが、何かなさるのですか?律先輩」
紬「私もちょうど空いているわよ」
律「フフ…唯あれだ!!」パチン
唯「アイアイサー!!」
律「唯の持っているものを見よ!!これは新しく開店された遊園地への招待チケットだぁー!!!!」
盛り上がりを見せる一面、私は澪の方に目をやってた。
澪も行きたがるはずさ!!
澪「あ…私いい…」
!?
我が耳を疑った。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 20:11:30.93 ID:YRDa3oqPO
気が動転した。予想外のことを言われたからだ。
律「ど、ど、どうしてさ?」
澪「フ-…律さ、私が怖いものが苦手なのを知っているだろ?私をまた怖がらせて『怯える澪ちゃん萌え〜』とかやるんだろ?」
ちょっと安心した。なんだ、いつもの澪だったのか。なにを心配していたんだろ私…
律「ハハハ!いや、違うって!この遊園地に行っても澪の苦手なところには行かないからさ〜ね〜澪〜行こ〜よ〜」
さっきの反応で安心した私は澪に抱きついてした。
いつもの澪なら、「仕方ないなー」と返ってくるはず…
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 20:30:38.89 ID:YRDa3oqPO
サッ
するりと手を戻された。
あれ?何で?どうして?前まで唯が梓に対するスキンシップを澪にやっても拒否しなかったじゃん?
澪「みんなも行くのか?」
梓「はい!ジェットコースターは私も苦手ですが、他にもいろいろアトラクションがあります。それに澪先輩、あそこにあるパフェは美味しいらしいですよ!」
紬「そう言えば、テレビでも紹介されていましたわね」
唯「澪ちゃん!行こう!行こう!」
今度は唯が澪に抱きついた。私がさっきしたのと何ら変わりない動作でさったはず、なのに…
澪「フー…、ハイハイ。分かりました。行くよ、行く。唯。でも、絶対にジェットコースターやお化け屋敷は行かないからな、絶対にだ!」
なんで、私が同じ行動をしたのに、唯と態度がこんなに違うのだろう…
なんで?なんで?なんで?唯と扱いがこんなに違うの?私達の方が付き合いながいよね?どうして?
みんなはその後、集合時間やら行くアトラクションの順番をわいわい話し合っていた。
一人私を残して…
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 20:44:17.41 ID:/sVDta290
いいね しえn
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 20:46:59.17 ID:YRDa3oqPO
〜日曜日〜
なぜか、気が晴れない…集合場所まで電車に乗っていくかたわら、私は窓を眺めていた…
今日は本当に遊園地日和だ。
でも、心の中はまるでスプーンでえぐられたような気分だった。なぜだろう…
なぜ、澪は私にそっけなくなったのだろう…
何か澪の気に触ることを私はしたのか?
いや、全然思い当たる節はないよなぁ…
わからない…どうしたらいいのだろう…
また唯に相談をしてみるのもありか…
集合場所に着いた。今回は珍しく早めに着いたな。
しばらく、待っていたところ、紬と梓がやって来た。
律「おーっす!二人ともー!」
紬「おはよう。律っちゃん、元気ね〜」
梓「おはようございます。律先輩、早いですね」
律「今日は良い天気だから、とことん楽しまなくちゃね!」
紬「あとは、唯ちゃんと澪ちゃんだけね…」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 21:15:19.45 ID:YRDa3oqPO
梓「あっ!二人共、来られましたよ!」
唯「お〜い、みんな早いね〜!」
梓「律先輩が一番乗りでしたよ!」
澪「ハァ…律、これぐらいの根気を部活に向けてほしいものだな」
律「なっ!?―」
私は言おうとしたことを抑えた。誰のためにこの企画を開いたのか、と。
ここで言ってしまえば、今日の企画が全ておじゃんになる。
唯からのチケットをムダにはしたくはないしな…
唯「澪ちゃん、それは言い過ぎだよ〜!」
澪「そっか?これぐらい言っておかないとダメなんだよ、コイツは」
唯…そっか、気にするな、私!
これは単なる杞憂であって冗談としていつものように受け流すんだ、田井中律!
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 21:23:21.24 ID:/sVDta290
せつない
面白いけど梓の口調がちょっと変なんだぜ!支援
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 21:30:21.54 ID:YRDa3oqPO
律「アハハ…ごめ〜ん、これからはもっとドラムに精を出すようにするよ…アハハハ…」
澪「…」
澪「そういえば、唯、何時から遊園地に入ることが出来るんだ?」
唯「えーとね…」
――まただ。また流された。なんで?なんで?私が何をしたっていうの?
私に不満があるなら言えば直接良いじゃない!ドラムのことならそう言えば良いじゃない!
私はどうしても、この鬱屈した扱いには耐えられなかった。でも、どうしたら良いのか分からなかった…
開園時間には余裕があったため、喫茶店で時間を潰すことにした。
特にとりどめなく会話が続き、みんなはどこに行くか楽しそうに話していた…
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 21:31:18.61 ID:YRDa3oqPO
途中で―
唯「トイレに行ってくるね!」
澪「あ、私も」
梓「私も行きます」
三人共行った…ふーん三人共…ね…
そんなくだらないことを考えていると、紬が話しかけてきた。
紬「あの、律っちゃんどうしたの?急に考えこんじゃって……」
見過ごされていたのか…これはみんなに良くなかったな…
律「なぁ、ムギはさ、最近まで親しかった人が突然連れなくなったことがあったか?」
紬「?そうね…ないことはないけど…どうして?」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 21:46:07.01 ID:YRDa3oqPO
私が話そうとしたところ――
唯「そろそろ時間だから出発しよーよ〜!」
私はすぐさま話しを切り止めた。
律「いや、いいんだ…気にしないでほしい」
遊園地に向かうなか、私は今日は気にするのを止めにしようかと考えていた。
うん。ムリがある、というか、骨折り損な気がするな。そうだ、澪のことばっかり考えてないで、今日は純粋に楽しもう!
そうやって私は自分に言い聞かせたのだった。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 21:48:27.90 ID:UPSubTFk0
今日俺が学校で妄想してたのと似てるわw
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 21:52:32.09 ID:YRDa3oqPO
ちょっと濡れてくるから時間ください。
やべ、たまらん
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:08:42.60 ID:YRDa3oqPO
唯「ねー!早速あれ乗ろうよ!」
唯が乗りたがっていたのはメルヘンチックなものだった。唯らしいな。これなら澪も乗れる。
また私は澪のことを…純粋に楽しむべきなのに…
梓「水がかかるかもしれませんけど、怖いものじゃないみたいですね」
みんな乗り込み、添乗員が下手くな演技ながらも次第にその空気みんなは飲み込まれていった…
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:16:06.76 ID:o0vjorzNO
し
え
ん
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:19:20.36 ID:YRDa3oqPO
唯「いやー楽しかったねー!澪ちゃんなんか大サービスしてもらったし!」
澪「唯…、これはサービスじゃないだろ…」プルプル
澪は最後のところで大きな水しぶきを浴びたのだ。その浴びたあとの澪にみんなが一斉に笑った。澪は身体を乾かしながら「笑うな!」と怒りつつも顔は笑っていた。
私も笑った。
次は梓が乗ってみたいという小さなジェットコースターだった。
ジェットコースターというよりは動くリフトみたいなものだ。
気がどんどん晴れてくる。唯や梓のお陰かもな。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:25:40.37 ID:la+/ntBf0
支援
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:44:52.13 ID:/sVDta290
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:45:45.33 ID:HpDVJym/0
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:45:53.10 ID:YRDa3oqPO
律「スリルはないけど、これはこれで楽しかったなー!あそこも行ってみよーぜ!」
梓「いいですね!」
唯「律っちゃん、あずニャン速い〜!」
私はどんどん楽しもうとした。実際に楽しい。
それにしても、来て良かった。
しばらくして――
律「腹減って、動けね〜」
唯「律っちゃん、私も…」
テーブルにつっぷす二人をはた目に昼ごはんにすることにした。
みんな、弁当だったが、紬の弁当は相変わらず、豪華だった。
家庭の差なのか?
これが上流家庭なのか?
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:48:13.53 ID:YRDa3oqPO
唯「ああ〜!澪ちゃんのウインナーかわいいー動物だー!」
澪「えっ!そ、そう?」
梓「本当にスゴいですね。どうやって作ったんですか?」
澪「え…?こ、これはその、教えてもらったもので…その…」
…?なんで言葉が詰まるんだろ?澪のやつ。
そんな中、唯がとんでもないことを聞いてきた。
唯「ねぇ、澪ちゃん、それって、彼氏が出来た時のための料理の練習?」
場が一瞬氷りついた。
唯はこんなに空気が読めない子だったっけ?
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:52:19.57 ID:YRDa3oqPO
ヤバい。
もう一回濡れたいのでまた時間下さい(>_<)
しえんの方、orzでNOな方ありがとうございます。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:55:30.98 ID:o0vjorzNO
濡れたい…ゴクリ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:57:02.71 ID:1M0IWS+k0
濡れ濡れしえん
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 22:57:34.05 ID:la+/ntBf0
澪の本心はいかに
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:21:04.15 ID:o0vjorzNO
ほす
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:22:04.69 ID:YRDa3oqPO
(*^_^*)
充分濡れました。再開しようと思います。
でも、今から書き始めるためまた、時間がかかります(*^_^*)
あー、またが涼しい
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:45:10.27 ID:YRDa3oqPO
澪「!?…あdt@p#gm\a.p!」カアアァァ…
唯「ねぇねぇ、澪ちゃん、そうなの?」
澪は顔を真っ赤にしながら、答えに戸惑っている。私はすかさず、
律「なぁ…唯、なんでそう思ったんだ?」
それはみんなの視線を澪から外させる、恥ずかしがり屋にはかなりの応急手当になる。
唯「え?だって今は、婚活ブームじゃん?料理が上手い人はかなり褒められるって!この前、憂とテレビ見てた時そう言ってた!」
へー…!?なんだ、そんなことか…全くお前は…
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:46:50.97 ID:YRDa3oqPO
そんなことを思っている矢先――
澪「そ、そうなんだ!料理ってスキルとして重要なんだ!婚活を見ててさ、女として、料理のレベルがこのままだったらどーかなーと思っちゃって…」
?
澪「唯も頑張れよー、今のまんまじゃ憂ちゃんに先越されちゃうかもな〜」
あれ?
唯「憂が行っちゃうのはイヤぁ〜生活出来ない〜」
なんか、変だぞ…?
澪「そうそう…、て、おい憂ちゃんに任せっきりかい!!」
紬・梓・唯「アハハハハ…」
澪って料理は元々上手いんじゃないのか?
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:50:44.68 ID:la+/ntBf0
これは…
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/16(木) 23:52:47.42 ID:HeB/xz8+0
早く
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:01:56.72 ID:lnSN1mZqO
おかしい…澪の料理上手は母親譲りのハズ…!?
確かに澪のお手製弁当はみんなにとって初めてだけど、私が澪の料理スキルぐらいは知っている!
ウインナーのやつは中学の時からあのレベルだったはず…
なのに、なぜ澪は今みんなの前ではぐらかしたんだ?
私は次第にこう思ってきた。
お 前 は 澪 か ?
なんだこの展開www
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:04:42.41 ID:xivaiLDL0
入れ替わり?
なんでそういう発想になるww
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:06:49.11 ID:vHK8HVnpO
ワロタ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:10:44.59 ID:tMYs/kjC0
ちょww
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:11:35.74 ID:lnSN1mZqO
私はあれが澪なのか疑問に思い始めた。
もし別人であれば最近澪が私にそっけないのも説明がつく。
しかし、別人だったらいつ入れ替わったのだ?
しかし、そもそも、左利きで澪そっくりな人間なんて探し切れるはずがない!私の思い過したなのか?杞憂なのか?
わからなくなってきた…
「…い〜か?」
?
「お〜い、律、大丈夫か?」
声をかけてくれたのは澪だった。みんな心配そうに私を見ている…
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:14:13.56 ID:xivaiLDL0
疑心暗鬼に陥っているwww
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:23:32.96 ID:lnSN1mZqO
しまった…また、みんなに心配をかけてしまった…
何やってんだ自分。田井中律はこんなキャラじゃないだろ?全く何やってんだか…
私は澪を見つめていた。
律「ごめん。澪…」
澪「律?どうしたんだよ?おい!!さっきまでの元気はどこ行ったんだよ!」
心配してくれるんだ…どうしよう…澪を澪と信じる度にさっきから裏切られることばっかりだ…
そう思った途端、私は澪を直視できなくなってきた…
律「……ご、ごめん、みんな。なんか澪が言っていたトンカツを気にしていて…」
梓「トンカツじゃなくて婚活ですけど…」
律「そう!それ!それを考えてさ、女の一生は大変だなぁ…としみじみと感じていただけさ!」
私も澪と同じく、はぐらかしてしまった…
さすがに澪のことをどう考えていたかなんて言える気がしなかったからだ…
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:24:47.37 ID:xivaiLDL0
ここから百合展開に持って行くんだよな
そこに期待
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:27:12.41 ID:lnSN1mZqO
>55
それはないです。
私の頭の中はそっちでいっぱいですけど(*^_^*)
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:33:24.08 ID:bpjrQPvM0
頭の中のを書いてください
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:34:00.80 ID:lnSN1mZqO
>55
すいません。なんかそれもいいなぁ、と思いました。気が向いたら書くかもしれません(*^_^*)
こういうのは何かと百合に行きがちだから違う方向性で行ってほしいな
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 00:51:01.74 ID:xivaiLDL0
早く続きを
保
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 01:15:27.14 ID:1Br3bmQj0
聡、 介入希望であります。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 01:32:57.91 ID:1zpftkxwO
押久保♂守ん
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 01:51:34.13 ID:5PZf0rP3O
やっとおいついた
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 02:01:51.81 ID:tSsWZTP1O
支援
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 02:58:12.40 ID:d7XQBH1RO
サルベージ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 03:20:52.29 ID:lnSN1mZqO
微妙な空気のなか、梓がデザートの話しを持ち出してくてた。
テレビでも取り上げられたという、極上のパフェを舌づつみすることになった。
しかし、パフェはなんでこうも高いのかね?\2500もするのかよ…美味しくなかったら訴えるぞ!!
律「しかし、思ったほど値段ははるのだなー。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 03:31:47.76 ID:lnSN1mZqO
紬「あら、デザートにお金をかけるのは良いことだわ」
意外な人からの返事だった…
うわ、ヤバい。また濡れて昇天したいので寝させてください。
この時間まで起きている方には申し訳ございません(>_<)
日本語おかしすぎ…
ゆとりか…
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 03:46:57.69 ID:1Br3bmQj0
・・・・・と、ゆとりが申しております
71 :
[―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 03:48:04.22 ID:6gwKZYZoP
>>66 あんなクズの命のために僕の人生を棒に振りたくない。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 04:38:48.23 ID:bpjrQPvM0
h
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 05:21:00.75 ID:bpjrQPvM0
☆
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 07:03:53.25 ID:bpjrQPvM0
s
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 07:07:36.56 ID:lnSN1mZqO
いや、意外というか、、別の次元の人間の発見と考えれば、ある意味当然か…
紬「言いたいこと分かるかしら。単にお金をかけるだけじゃないのよ。最高のもてなしとして振る舞うにはどうデザートを出したら良いのか、それが学べられるのよ」
…一瞬なるほど、と思ったが、やっぱり、自分とは家庭が違う人間だからこその発言な気がした。
紬「もちろん、パフェだけじゃなくてもわかるけど、料理でフルコースを出すお店のとき、一番手が抜きやすいのは最後のもてなしのデザートらしいのよ」
律「最後ほど気合いが入る、てことにはなんないのか?」
紬「フフ、気配りほどスタミナ切れがしやすいものはないのよ。どんなにそのデザートが美味いものだとしても気配り食べる人に満足させようという気がなければ、雰囲気を不味くさせるのよ」
律「そっかー私みたいなスタミナのない人間はもてなしなんて返って良くないのだな…」
紬「そのためにいろいろなデザートに当たっていかに気持ちをスリ減らさずに相手を満足させるのかを研究するのよ」
…なるほど、紬はそのためにいつもティータイムでお菓子をいつも振る舞ってくれるのか…でも、何で人を満足させる必要があるのだろう?他に手段はあるのだろ?などと考えてしまった…
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 07:24:49.99 ID:lnSN1mZqO
紬は私の気持ちを読んだかのようにこう言った…
紬「やる必要はないかもしれないけど、人が喜ぶことをするのは私にとっての喜びになるわ。ティータイムのもてなしはその一つかな…」
律「へぇー、ムギってボランティア精神が豊富なんだな…私にはないな。面倒くさいし、そこまで気が回れないや…ハハ」
まともな話しを紬としてしまった…
でも、その心がけぐらいは必要だよね…
やっと長い行列を待ってありつけたパフェは言葉にするのはもったいないほど美味だった。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 07:27:42.54 ID:lnSN1mZqO
>69
ゆ☆と☆りジェネレーションですから!キリッ
日本語検定取ってみます(´;ω;`)
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 07:30:15.38 ID:gtLuwT4S0
国語審議会も裸足で逃げ出すレベル
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 07:37:32.01 ID:Zq2VlnZ50
>>29ってorzの他にオオノーが隠されてる気がする。
顔文字キモい
もう誰も期待してないから書かなくていいよ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 08:36:27.31 ID:eNQkptg90
カワイソスww
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 08:42:36.29 ID:lnSN1mZqO
>80
そうですか…
なら止めます…
私の頭の中の百合に浮かれながら、濡れて寝ます…
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 08:53:44.20 ID:1zpftkxwO
ここまで書いといてそんな野次だけで書くのやめるのか?
だとしたらおまえしね
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 09:11:26.21 ID:lnSN1mZqO
澪「確かにこらは美味しいなー」
梓「ですよね!特にこのクリームが―」
澪がどうしても気になってしまう…
律「悪ぃ、トイレ…」
私は苦しさのあまりトイレに駆け込んだ。
トイレの洗面台に寄りかかっていたら、後ろに気配がした。
バッ
振り向いても誰もいなかった…
私は顔を洗って席に戻ることにした…
なんだろう…
何か、足音が一つ多く聞こえてくる…
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 09:12:50.26 ID:lnSN1mZqO
>83
あなたに濡れました。
頑張ってみます。
濡れるって何?
女アピール?
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 09:22:41.81 ID:lnSN1mZqO
席に戻った。
みんなは会話を楽しんでいる。
途中で抜けたため、会話の内容に入れなかった…
何だったのだろう、さっきのは?
確かに今も見られている気がする。
早くここから出たくなった…
律「よーし、午後からどこに行くー?」
みんなに何かあってはいけない。
律「澪とかは何に乗る?」
しまった。ついやっちゃっう。でも、澪の反応は違った。
澪「律が乗りたいやつでいいよ」
顔文字もキモいし、レスにいちいち反応するのもウザい
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 09:31:44.17 ID:8etbTU7eO
文句言ってる奴自分で書けよ
お前らみたいな低脳には無理だろうがなwwww
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 09:34:20.60 ID:eIZHzkCLO
女アピールもウザイし偶に見せる変な日本語も苛立たせる
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 09:39:54.60 ID:lnSN1mZqO
ハハ…何だ…やっぱり杞憂なんだ…澪は私のことを嫌いになんかなっているわけじゃないんだな…
私は安堵してアトラクションを指差した。
唯「あ〜!お化け屋敷?」
澪「!?おい、律!それなら私は絶対に行かないからな!」
律「まあまあ、落ち着けって。これはお化け屋敷のようでお化け屋敷ではないのだよ」
「?」を頭に浮かべているみんな―これは滑稽だ
私はとにかく、この場から離れたかった。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 09:40:07.67 ID:9jQvhSMvO
93 :
ケノービ将軍 ◆Kenobi/bM2 :2009/07/17(金) 09:46:21.08 ID:rbe9nsAlO
黙って鑑賞これ基本(´・ω・`)
支援つ(´・ω・`)つ====ヴォン
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:02:25.21 ID:lnSN1mZqO
みんなで向かったところは確かにお化け屋敷のものと似ている…
ただ唯一違うのはお化けが出るのではない。
この遊園地のキャラクターが出て来るものだ。
まあ、これで澪も納得して入ってくれることになったわけだ。
唯の案で分かれて入ることにした。
唯「クジで2人と3人に分かれるよ〜」
全く、こういうことにはコイツは機転が利くよな。あ、澪によれば私もか…ハハハ…
結果は私と澪の二人と、唯と紬と梓の三人に分かれることになった。
澪「律、言っとくけど、怖いことをしたらぶん殴るからな!」
律「わ〜たよ!ラジャー!澪様!」
なんて敬礼をしてみせる。ノリに乗ってくれる唯とは違うものの、澪は軽くあしらうはず…
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:07:26.01 ID:lnSN1mZqO
澪「本当…だろうな…」
なに?その目。怖いよ。人を〇すような目止めてよ。何で澪の方が私を怖がらせてんの?
いつもの澪なら、そんな目はしないはずだ。どうして?
どうして澪はこうも変わってしまったの?
私はこれまでにない冷や汗が出た。
なんか今、お化け屋敷に入ったみたいだ。
順番が回ってきて私達は幕をくぐって入っていく。
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:25:12.23 ID:lnSN1mZqO
内心ビクビクしてた。
澪のさっきの目は何を指していたのだろう…
律「澪?何か私…澪にやった?」
澪「………」
またあの無反応だ。
勇気を振り絞って尋ねたが、このありさまだ。
なんで?どうして?
なんで私を無視するの?
私は我慢できなくなって澪の肩を掴んだ。
律「ねぇ!聞いてんの?澪!」
バチンッ
澪は私の手を拒んだ。ものすごい勢いでだ。
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:26:08.79 ID:lnSN1mZqO
澪は続けざまに
澪「気安く触るな!なんだよ、お前はさっきから!もしかして、今のは私を怖がらせようとするためなのか?」
すごい剣幕で責められた。私は何もしていない…私は何も澪の嫌がることなんかしていない…
澪は私をおいて先に行ってしまった。
すぐに追いかけるべきだった。
後ろから足音が聞こえてくる…
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:28:50.92 ID:cjKjYlTHO
追いつかせんなバカ
支援
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:30:04.45 ID:2l1fqC/fO
昨日荒れてる中で1000まで書いた奴がいたぞ
お前も頑張れ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:37:19.10 ID:lnSN1mZqO
ひた…ひた…
後ろを振り返るが、そこには誰もいない。
何だよ!この足音!この見られている感覚は!
足音が止んだ、これは私の第六感が訴えている。
「ここを逃げろ」と。
急いで私は逃げた。足音はそれでも聞こえる。
律「澪ー!澪ー!」
私はつい叫んでしまった。
私もそうだけど、澪のことも心配だ。
とにかく、私は先へ先へと急いだ。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:40:55.11 ID:t2ZkroCMO
ドンタコス
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:43:38.51 ID:lnSN1mZqO
しばらく、進んだからか、足音が聞こえなくなった。
律「はあはあ…ここまでくれば、一安心だ…はあはあ…」
かなり走った割に澪はまだ見つからなかった。
運が良いことにスパナが落ちていた。
これなら、あのストーカーに撃退できる。
よし、ちょっとだけ借りておこう。
遊園地の係の人に言えばいいもの、このアトラクションは出入口にしかいなさそうだ。
なんとしても澪を探さないと!
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 10:58:03.73 ID:lnSN1mZqO
そんなに休んでいないはずなのに、もう足音が聞こえてくる…
ひた…ひた…
私は急いで物陰に隠れた。
ひた…ひた…
足音は私が隠れているところまで近づいてくる…
ひた…ひた…
頼む。通り過ぎてくれ!
ひた…ひた…
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 11:00:10.31 ID:lnSN1mZqO
この足音の主をやるしかないのか?正統防衛になるのか?
ひた…ひた…
私には法律なんてわからない。
でも、今は危険な状況にあることしかわからないのだ。
ひた…ひた…
もう難しいことはいい。
や る し か な い
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 11:01:59.87 ID:HPLHrmUuO
犯るしかない
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 11:15:32.66 ID:BBrfz7BwO
L5発症ですか
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 11:30:43.14 ID:lnSN1mZqO
ひた…ピタッ
足音が止み、辺りが静かになった。
いや、代わりに私の心臓がバクバクなるのが聞こえた。
私は勢いよくその足音の主に向けてスパナを振り落とした。
ゴンッ
手応えはあった。
足音も今は聞こえない。やった。やったんだ、私。
ストーカーを撃退したぞ。
嬉しさの余韻に浸ってはいいが、急に怖くなった。こんなことが初めてだからだ。
とりあえず、このスパナはどこかに隠そう…
私はスパナをハンカチでキレイに拭き、ストーカーを撃退した場所からだいぶ離れたところに置いた。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 11:33:50.10 ID:lnSN1mZqO
とりあえず、私は澪を探しながら、出口に向かった。
律「澪ー澪ーどこだー?」
あの澪ならもしかすると、先に出口に出ているかもな…
そういえば、唯たちの班はもう待っているはずだ。
私は急いだ。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 11:37:26.39 ID:xivaiLDL0
おお、まだ続いてたのか
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 11:55:21.81 ID:lnSN1mZqO
出口にでた。
そこに待っていたのは先に入っていった三人だけだった。
唯「あれー?澪ちゃんはー?」
律「それが、澪のやつ怒ってさ。私をおいて先に行ったんだよ。だから、はぐれちゃったんだよね」
紬「フフ…律っちゃん、何やらかしたの?」
また紬は妄想を始めた。私達はそんな関係じゃないって。
律「そんなはずじゃないのだけど…ということは、澪のやつ、まだ道に迷っているのか…仕方ないな…」
私達は係の人に澪が道に迷っているかどうかを確認してもらった。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 11:56:48.61 ID:lnSN1mZqO
その時である。
「キャアアアア!!」
!?
中から女性の叫び声がした。
係の人は急いでこのアトラクションを立ち入り禁止にした。
しまった!倒したストーカーを隠すのを忘れてた!!
しばらくして警察の人がやって来た。
ヤバい。大問題になってしまった。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:07:18.33 ID:lnSN1mZqO
警察によれば、澪が何者かに殺されたと言う。
ウソだろ…!?
あのストーカーが澪を殺したのか?
もっと私が早めにストーカーをやっとけば良かった…
澪が先に行ってしまった時、早めに追いかければ良かった…
気づいたら私は涙を浮かべて地面を殴っていた。
自分の愚かさが親友を失う原因になったなんて…
私は再びあのストーカーを心底恨んでいた。
どうやら、ストーカーは私から殴られた後にすぐに息を吹きかえし、出口で何気なく、私達の前を通ったんだ!
憎い憎い憎い憎い憎い!!!!
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:10:22.30 ID:xivaiLDL0
どんな展開だこれ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:12:55.75 ID:lnSN1mZqO
紬「そんな…澪ちゃんが…」
梓「信じないです!絶対に信じたくありません!」
みんな悔やんでいる…
私がパフェの時からみんなにこのことを話していれば…
また、自分の愚かさを恨んだ。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:22:23.55 ID:lnSN1mZqO
今さらだが、みんなに警察の方にストーカーのことを打ち明けよう。
律「警察の方、それに、みんな!聞いてほしいことがあるの!」
私はこと細かにストーカーのことを説明した。
紬「なんでその時に言ってくれなかったのよ!」
梓「そうですよ!律先輩!あんまりです!」
やはり、予想通りの反応だった…
唯「私のせいだ…」
律「え!?」
唯「私が班分けしようとか言ったからだ…私があんなことを言わなかったら、澪ちゃんは生きていたし、律っちゃんだって怖い目に会うことがなかったのに…」グスッ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:28:08.92 ID:lnSN1mZqO
律「唯…これは私が馬鹿だったからで――」
唯「違うよ!そもそも、私が遊園地の行こうと提案したのが間違いだったんだよ!」
私は自分を責める唯をそっと抱きしめた。
律「お前のせいじゃない…お前のせいじゃない…」
ただ、ひたすら私は唯を抱きしめるしかなかった…
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:31:38.93 ID:xivaiLDL0
テンポが早いというのか
悲しみに暮れている様子があまり描写されていないような
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:35:32.14 ID:lnSN1mZqO
警察の方はストーカー殺人として犯人捜査をしてくれた。
私は家路に向かう電車のなか、窓を眺めてうなだれていた。たぶん、みんなもそうなのだろう…
皮肉にもその夕陽がキレイだった。今日の出来事にはふさわしくないほどだ。
澪はこの夕陽を見たら、良い歌詞が思い浮かんだ、て言うに違いない…
やるせない。哀しい。澪を奪った奴と澪を守れなかった自分が憎い。
そう思いながら、家に着いた。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:41:51.83 ID:9Z1pS3nuO
45分からテスト始まるから早くぅぅうう
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:44:07.89 ID:lnSN1mZqO
すいません!
私ももうすぐテストなんです。
数時間ほど時間を下さい。
>119の方や他の方には申し訳ありません。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:47:46.99 ID:9Z1pS3nuO
気にするな
待ってるからテストがんばれ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 12:49:15.83 ID:nsfpYaf7O
律が殺したってオチか
123 :
ケノービ将軍 ◆Kenobi/bM2 :2009/07/17(金) 13:18:12.78 ID:rbe9nsAlO
(´・ω・`)保守
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 13:34:17.24 ID:xivaiLDL0
勘違いで澪殺しちゃったんだろ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 14:15:26.88 ID:bX5gvQfMO
>>124可能性どころかどう考えてもそうだろカス
ゆとりがいきがんな
つか何がテストだよ 知るかよ てめーの都合どーでもいいからはよう書けや
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 14:53:29.43 ID:VN/aqD0m0
このSSはまだ終わってないんだな
は
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 15:55:17.66 ID:T+fYmmdLO
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:16:27.36 ID:v2vLK05Y0
けいおんキャラ誰かわかるかな?
津 恥 鈍 唾 ちれ孑 倅 漏 蔓 私 細
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 16:24:24.78 ID:d7XQBH1RO
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 17:25:21.15 ID:bX5gvQfMO
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 17:41:08.53 ID:HPLHrmUuO
あ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 17:49:39.22 ID:0WJ4t5pt0
早く書けとか何様だよwwww
ゆとり以前に人間としておわってんな
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 17:55:18.61 ID:iP3vxJFg0
>つか何がテストだよ 知るかよ てめーの都合どーでもいいからはよう書けや
は?
ほ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 18:46:59.01 ID:lnSN1mZqO
月曜、どうも行く気がしないが、学校に行くことにした。
せめて、夢だけでも、澪に会いたかった…
いつもの通学路にいつもの風景――
嫌にいつもの澪と会える気がしてならない。
苛立ちが募る。
途中で唯を見かける。
律「オス、唯…」
唯は振り返った。
「律ちゃ〜ん!」いつものように元気に挨拶してくれる唯――ではなかった。
唯「あ…、律っちゃん…おはょぅ…」
やはりな…
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 18:51:22.82 ID:lnSN1mZqO
なんで私はこうも、今は冷静なんだろう…
大の親友を失ったのに…
どうして?
どうして?
悲しいはずなのに涙が出ない…
ますます、自己嫌悪になっていく…
二人で行く通学路…
本当なら、いつももう一人いる。
学校まで唯と何も話すことはなかった。
悲しみと自責に暮れていたのであろう…
そのせいで、話す気にもなれなかった…
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 18:58:33.02 ID:xivaiLDL0
おお再開か
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 18:58:52.45 ID:lnSN1mZqO
教室についた。
紬「おはよう。律っちゃん。唯ちゃん」
紬は先に着いていた。
私達に対して最初になんて声をかけるべきかわからなかったのか、いつも以上に優しい第一声だった。
ホームルームまでの時間も私達は会話をしなかった…正確に言えば、できなかった。
たぶん、クラスメイトの和も悲しむのだろうな。
いろいろ考えていた。いろいろ澪と過ごした日々を思いかえしていた。
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 19:08:14.93 ID:lnSN1mZqO
澪は恥ずかしがり屋だったな。
左利きでいじられた時泣きそうだったな…
そのくせ、堂々とする時は堂々としていたよ。
私が澪にちょっかいをかけてくる男子とケンカして先生から怒られた時、先生に「律は悪くない。私を助けてくれたんだ!」
ハハ…今では良い思い出だな…
そんな余韻に浸っているなか、担任が私に昼休みに職員室に来るように、と言った。
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 19:19:46.55 ID:lnSN1mZqO
昨日のことだろうか、それにしても、なぜ、唯や紬を呼ばないのだろう…
いつも授業に集中(睡眠)していた私はそのことと、澪のことで全く集中できなかった。
昼休み――
唯「ねぇ、律っちゃん、私達も行ったほうがいいかな?」
紬「律っちゃんが精神的ショックが大きいから先生も気にしているのよ」
二人ともありがとう。
自分達だって辛いのに私のことも心配してくれるなんて…
コイツらが軽音部で良かったよ。
私は心底感謝した。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 19:41:13.36 ID:lnSN1mZqO
律「失礼します」
さわちゃん先生に会いに行き慣れた職員室に私は戸を開けて入る。
唯や紬も後から入る。
中には見慣れない人がいた。どうやら刑事のようだ。
確かに、澪を殺したストーカーに接触したのは私だ。その私に聞かないわけがない。
刑事「あなたが田井中さんですか?」
律「ええ、そうです」
刑事「昨日のことでお聞きしたいことがありましてね、ふむ、親友を亡くされて思い出したくなければ、大丈夫ですよ。ただ、その分、事件解決に遅れを取るだけですがね」
なんだ、この刑事は?
最初から人を食ってかかるようなその態度は?
私の苛立ちは募る。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 19:45:12.86 ID:lnSN1mZqO
刑事「まぁ、ここではなんで用意させてもらった校長室でお話ししましょう。今日はあなただけお話しをしたいのです」
どうやら、唯と紬は後ほど聞く予定だったそうだ。
刑事と教頭に連れられ、校長室に入る。校長はいない。私と刑事を二人切りに出来るよう、教頭もそこから去った。
刑事「さて、これならあなたも話しやすくなったでしょう?では、さ――」
律「ちょっと待って!」
刑事「何でしょうか?」
律「私の話の前に、犯人がどれくらい特定できているのかを教えてください!」
校長室に私の声がこだまする。興奮しすぎて声を荒げてしまった。
さすがに刑事もびびったようだ。
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 19:48:17.87 ID:xivaiLDL0
この流れはもしや…
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 20:09:55.00 ID:xivaiLDL0
次はまだか
ゆっくりでいいから完結は絶対してくれよな
支援
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 20:52:02.58 ID:T+fYmmdLO
支援
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 21:35:18.77 ID:BOBE1c1wO
しえ
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 21:53:20.61 ID:lnSN1mZqO
たじろいだものの、刑事はゆっくり喋る。
刑事「ええ、大かたはですがね…」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 21:54:05.56 ID:ZYvxwjqA0
日本語が携帯小説より幾分マシなレベルでしかないぞ支援してやるけど
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:08:27.71 ID:lnSN1mZqO
私は安堵した。
澪の仇だ。ざまぁ見ろ。
刑事「そういえば、山姥の話、知っています?」
律「?」
私はこの刑事がなぜいま山姥の話をしようとしているのだろうか?この事件と何の関係があるというのだろうか。
刑事「山姥って怖い妖怪として有名ですよね。そう、母親が出ていった時に残った子どもを殺し食ってしまう妖怪なんですよ」
私はこの刑事の話を聞き入った。
刑事「ですがね、その山姥はある悲劇の母親がモデルじゃないかって言われているのですよ」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:29:27.08 ID:lnSN1mZqO
刑事「その母親は宮仕えをしていました。どれほど身分の高い方か忘れましたが、仕えていた方にたいそうお世話をし、我が子同然のように可愛がっていたそうです。まぁ、その母親にも子どもがいて、実家に預けていたんですけどね」
刑事「ある日、その仕えていた方が病に倒れたそうです。祈祷師によれば、生き肝、特に子どもの生き肝が必要だと言う。これは困りましたね。それで祈祷師のやり方に従って、白羽の矢が当たった家の子どもの生き肝を取ることになったのです」
刑事「息が虫の音ほどになったご病人が亡くなってしまえば、母親は職を失ってしまうます。我が子を養えなくなるわけなんですね」
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:29:57.89 ID:KP1l7RIdO
脳内補完頑張ろうぜ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:39:40.40 ID:lnSN1mZqO
刑事「我が子、我が主人のために母親は鬼となって祈祷師の教え通りにある子どもを殺し、生き肝を取ったそうです。ウ-怖いですね-」
刑事「まぁ、それはそれとして、その生き肝をとられた子ども誰の子かわかります?」
わかるわけがないだろ…その前にあんたの言いたいことがわからんわい!
律はますますイライラをつのらせた。
刑事「おや?わからないですか?母親の子どもですよ。母親は宮仕えの身分で何年も実家に帰ってなかったのですよ。そのため、成長した我が子と知らずに生き肝を取ってしまったとは!ハハハ…いい悲劇ですね!」
なんだ…この刑事は…?
壊れたのか…?
刑事「あなたも鈍いですね!わからないなら教えてあげましょう!被害者・秋山澪を殺害したのはあなたなんですよ!」
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:44:42.78 ID:KP1l7RIdO
な、なんだって!?>ΩΩΩ
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 22:48:16.73 ID:lnSN1mZqO
どういうことだ!?
律「私が澪を殺すはずがない!!」
この刑事は捜査が進まないから私を犯人にでっちあげようとしているに違いない!
律「それが親友を亡くした者に対する態度なの?警察は自分達のことを棚にあげてこんな違法捜査をやるっていうの?信じられない!」
私はもう我慢ならなかった。この刑事にもこの澪のいない世界にも私は耐えられなかった。
私は校長室を飛び出し、職員室の先生に目もくれず、家に駆け込んだ。
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:04:14.60 ID:lnSN1mZqO
私は部屋に籠り、ひたすら泣いた。澪のいないこの酷い現実と刑事からの酷い仕打ちに信じられなかった。
………
どれくらい時間が経ってしまっていたのだろう…
部屋がもう暗くなっていた。
学校を途中で抜け出してしまったな…
ブブブブ…
携帯が鳴っている。唯からだ――って、しまった、何件も無視してしまっている!
私は急いで唯からの電話にでた。
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:08:21.72 ID:lnSN1mZqO
律「もしもし、唯ごめ――」
唯『今から律っちゃん家の近くの公園に来て』ブツッ
え?どうしたんだっていうんだ、唯?
まさか、あの刑事が唯達に私が澪を殺したというデマを吹き込んだっていうのか?畜生!!
あの刑事め…私から澪の仇と唯や紬の信頼を奪う魂胆なのか?
それとも、唯を使って私を犯人にデッチあげて捕らえ気なのか?
ええい、もういい…
向こうがそう行くならこっちだってそう行ってやる…
やってやろうじゃない!!
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:14:55.62 ID:KtwGDSkuP
wktk
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:19:28.03 ID:lnSN1mZqO
準備に超したことはない。
私は弟が使う鉄バットを持っていくことにした。
この世界はもう狂ってしまっているのだな…
いつからだろう…
そっか、澪がいなくなってからか…
澪ってもしかして神様だったのかな…ハハ…
家を出る前に部員全員が写った写真をポケットに忍ばせた。もちろん、澪が写っているやつだ。
覚悟は決めた。今は警察なんか信用できない。なにせ、警察も狂っているからな…
待っていろよ!!唯!!
お前を警察の身から救ってやるぜ!!
救いがなさげだな
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:31:54.94 ID:lnSN1mZqO
はあ…はあ…
自転車のペダルをひたすら回す。
公園までの近道なんて私にかかればお茶のこさいさいだ。
唯を警察から助けて…はあ…はあ…そして…みんなで…澪の…はあ…殺した奴を…捕まえるんだ…!そしてさ…はあ…そいつを…はあ…ボッコボッコにして…はあ…
澪の仇を打つんだ!!!!
不思議なことに、ペダルの回転数が上がったような気がした。
澪からの助けかもしれない…
ということは、今私に澪がついているんだよな!
お前がいれば、私は100万倍、いや、100億倍だ!!!!
目的地までもうすぐだ!!
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:45:06.48 ID:lnSN1mZqO
公園の前に自転車を止めた。
やけに静かで不気味だった…
クソッ、隠れてやがるのか?
公園の真ん中で立っている人がいた…
唯だ。
私は、すっかり警察が唯のすぐそばにいるものとばかり思っていた。見た感じそうでもないようだ。
律「唯ー来たぜー」
私の声に唯は気づいた。
唯「あれ〜律っちゃん、何でバットなんて持ってんの?」
しまった。唯を怖がらせてしまった。
でも、まぁいい。どうせ、この公園に警察の者が待ち構えているはずさ。どうせバレるに決まっている。
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:45:11.17 ID:ZYvxwjqA0
ほれほれ
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/17(金) 23:53:59.28 ID:HPLHrmUuO
おせ
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:01:44.25 ID:sqGSzuR/O
律「と、ところでさ、私をここに呼んだ理由を教えてよ」
唯「う〜ん?」
唯はなぜか私を舐めるかのような目で見つめていた。
なんだ、これは?
律「ゆ、唯!なんなんだよ、さっきから!何もないなら、帰るぞ!」
私が踵をかえそうとしたら…
唯「私…知ってるんだ…律っちゃんが今悩んでいるのを」
不気味だ…なんで今、唯はこんなにニコニコしていやがる…
律「そりゃあ、決まっているだろ、唯。大切な仲間が亡くなって――」
唯「違うよ」
とっさに否定する唯…
なんなんだ、この唯は?
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:15:44.10 ID:sqGSzuR/O
落ち着け!落ち着くんだ、私!
今は不気味なこの唯も唯だ。早くここから安全な場所に逃げないと…
私は唯の手を引っ張った。だが、唯は動こうとしない。なんでだ?
唯「律っちゃん、聞いて。澪ちゃんと疎遠になったなーって思い始めたのっていつ頃だったか覚えてる?」
律「何を聞いてんだ、唯?そんなことよりここで話すのもあれだし、ウチに来いよ」
唯の目が一瞬して変わった。
唯「いいから、答えて」
思い出した。あの時の目だ。澪が死ぬ前に私を見たあの目だ…
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:25:32.73 ID:sqGSzuR/O
律「そりゃぁ、最近っちゃ最近だけど…一・二週間まえだったけな。いや、今月に入ってからか?」
今さらだが、いつから私は、澪から嫌われているんじゃないかと思ったのか分からなくなった。
本当にいつからだ?
でも、遊園地に誘った時はあんなに…?
あれ?
なんで、それぐらいで澪から嫌われている、て思ったんだ?
澪は私のノリを普通はスルーするはずじゃん…
な、何でだ…
何で私はあんなに焦っていたんだ?
それにしても、まだ唯はニコニコしていやがる…
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:36:07.85 ID:sqGSzuR/O
唯「律ちゃんって暗示かけられやすいのだね」
律「はっ?」
今、唯が言ったことが上手く飲み込めない。
唯「暗示だよ!暗示!二週間前に私さ、律ちゃんに聞いたことがあったよね。覚えてる?」
二週間前?唯から?
ますます、分からなくなってしまった…
唯「『最近、澪ちゃんって、律ちゃんに冷たいゆね?何かあったの?』って聞いたんだよ!」
何を喜んで言っているんだ…コイツは?
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:40:55.12 ID:7FwJosiA0
しえ
まさか犯人は…
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:47:17.26 ID:7FwJosiA0
唯が黒幕でりっちゃんが基地外になるSSこの前見たよ
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 00:48:47.49 ID:sqGSzuR/O
唯「律っちゃんてば、最初は『ハハ…んなこった、な〜い!』て強がっちゃって!日が経つに連れて同じようなことを聞き続けたら、律っちゃんから相談するようになっちゃったし!オモシロイヨネ!オモシロイ!アハハハハ…」
こんなの唯じゃない…
誰だコイツは…?
もしかすると…唯は壊れたのか…?
そうだ!紬に連絡してみよう!
携帯を出して紬に繋げてみたが、なかなか繋がらない…クソッ!
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:03:50.38 ID:sqGSzuR/O
唯「律っちゃん、何をしてあるのかな?悪いことはしちゃダメだよ〜ノノノン♪」
ダメだ…唯が近づいてくる…
唯「そういえば、律っちゃんって、自分でも気づいていないみたいだけど、悪いことをしているんだよ〜」
なぜこっちに近寄る、来るな
唯「しかも、ものすっご〜い!悪いことだよ〜」
来るな!来るな!こっちに近づくな!
私はどうやら公園の塀まで後退りしていたようだ。
唯「分かるかな?律っちゃん?」
ダメだ…そんな目で見るな!!
私は澪を殺してなんかない!!
お前なんか唯じゃない!!
唯「どうしたのかな?律ちゃん?アハハハ…アハハハ…ア-ハッハハハハ…」
そこから私の記憶が途切れた。
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:05:36.94 ID:oXI5zsrO0
追いついた
しえん
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:06:57.55 ID:CgtDkLUVP
やっちまったな
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:28:20.77 ID:sqGSzuR/O
気づいたら、家の玄関で寝ていたようだ…
疲れていたんだな…
ん?何か、ねちゃねちゃするぞ?
電気を付けてみた。
そこは予想もしないものがあった…
人だ。しかも生暖かい。その上に私は乗っかかっている。
私は人がそこにいるだけで驚いたが、しかし、顔を覗いて見ると…
唯だった…
律「っ!!!!――」
余りの衝撃で声が出なかった…
私は急いで誰かに助けを呼ぼうとした。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:31:43.36 ID:sqGSzuR/O
外からサイレンが聞こえる。
警察か?
もしかして、唯をこんなにしたのは…警察なのか…?唯を奪ってまで私を澪の殺人犯にしたてたいのか?
もう…堪忍袋の緒が切れた…
私は唯の開いたまぶたを閉じさせ、唯の血がついたバットを持った。
ポケットにある写真を見て――澪、絶対にお前の仇を取ってやるからな!
それに、唯、私のせいで苦しんで最後はあんな風になっちゃったけど、警察に殺された…これも、絶対に仇を取ってやるからな!
ドアノブを回し、ドアを開ける。
そこに何が待ち構えていようと!挑んでやるさ!
これが田井中律のクオリティ―さ!
ク…クオリティだと!?
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:34:16.66 ID:7FwJosiA0
マジキチ
なんだひぐらしか
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:36:25.37 ID:CgtDkLUVP
天界が早くなってきた
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:50:35.28 ID:sqGSzuR/O
―「先ほどの電話は出なくてよろしかったのでしょうか?」
?「いいのよ、斉藤。それぐらいの余興がないとね…」
斉藤「一体、何が狙いだったのですか?お嬢様のご友人方だったのでしょう…それなのになぜ?」
?「うるさいわね…単なる暇つぶしよ…」
斉藤「それで、ですが…田井中様を回収してどうなさるおつもりですか?秋山様のご遺体もあの時回し――」
?「あら、いくら斉藤であってもここまでは話せませんよ」
斉藤「さ、左様ですか…」prrrrr…
斉藤「おっと失礼いたします、分かりました。お嬢様、田井中様の回収に成功したそうです。それでは私は準備をしてまいります」
バタンッ
?「ウフフ…澪ちゃん、律っちゃん、二人の愛情は永遠よ…ウフフフフ…」
おわり
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 01:58:55.50 ID:6NW1yJX60
ゑ?
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:07:37.55 ID:UqyQKgPB0
___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ) どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( =ω=.) どうしてこなた!?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( =ω=.)ノ どうしてこなた!
|.....||__|| └‐、 レ´`ヽ どうしてこなた!
| ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
| | ( ./ /
___ ♪ ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄|| _ ヽ( =ω=.)7 どうしてこなた!
|.....||__|| /`ヽJ ,‐┘ どうしてこなた!
| ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ ´`ヽ、_ ノ
| | ( ./ / `) ) ♪
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:07:50.08 ID:stNXG95LO
なにそれこわい
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 02:39:35.37 ID:oXI5zsrO0
ん?あれ?
ここからが本番だよね?
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:02:26.65 ID:sqGSzuR/O
続きを誰か頼む…
もう無理…
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:57:51.26 ID:sqGSzuR/O
やっぱり、続きを書きますわ。
一回全部見たらわかんないとこばっかりなんで、でも、続きに関するプロットを考えさせてください。
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 03:59:42.58 ID:y4Of1dEA0
期待あげ
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:10:09.96 ID:sqGSzuR/O
ていうか>1じゃないんですよね。
勝手に乗っ取ってしまっていいのでしょうか、この日本語下手な人間に書かせて?
どんとこい
だけど、シリアスは・・w
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 04:58:50.50 ID:oXI5zsrO0
いいからさっさと書き溜めてこい
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 06:03:35.04 ID:7FwJosiA0
ほ
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 06:05:56.63 ID:ksteovRpO
良くも悪くも恋空を連想させる文章力だ
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 06:34:43.81 ID:UBDa6WYw0
4
いや1が放棄を言わない限り駄目だろ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 08:02:44.95 ID:pG4entJLO
ほ
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 09:41:20.82 ID:UBDa6WYw0
j
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 10:47:30.64 ID:pG4entJLO
田
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 11:38:07.24 ID:31fxD/20O
之
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 12:36:27.04 ID:pG4entJLO
田
みお「どっこらせっくす」のスレタイ教えて下さい
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 12:39:19.32 ID:sqGSzuR/O
憂「お姉ちゃ〜ん、早く起きないと学校に遅刻しちゃうよ〜?」
これが私の日課。
唯「う〜ん…、もう少しだけ…」
憂「遅刻したら軽音部、停止になるかもよ〜」
唯「それは困る!」ガバッ
急いで洗面所に向かう唯。
朝ご飯を用意して、お姉ちゃんを起こし、一緒に通学する。これが私の朝の日課。
憂「お姉ちゃん、ここにタオルを置いて置くね」
唯「ありがと〜憂〜」
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 12:44:08.57 ID:sqGSzuR/O
朝食もすまし、一緒に登校。これも朝の日課。
唯「いや〜今日も良い天気だね〜憂〜」
憂「本当ね。お姉ちゃん!」
私はこの日課が大好き。
大好きなお姉ちゃんと過ごすこの日常はいつまでも変わることがないと思っていた。
きたか
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 12:50:43.34 ID:sqGSzuR/O
途中で澪を見かねる。
唯「あ!澪ちゃんだ!おはよう〜澪ちゃ〜ん」
澪「ん、おお、唯に憂ちゃん、おはよう」
憂「おはようございます。澪さん」
途中でお姉ちゃんの軽音部の人に会うのも日課になってきた。
軽音部の人も大好き。
お姉ちゃんを支えてくれる優しい人しかいない。
時々、軽音部の輪に入るのも嬉しい。
私は日本一、ううん、世界一の幸せ者かも!
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:07:25.80 ID:sqGSzuR/O
唯「そういえば〜もうすぐ、憂の誕生日だね〜」
!!
そういえば、そうだった。
クリスマスみたいにまた軽音部の方と一緒だったらいいな…
澪「そっかぁ、憂ちゃんの誕生日か、その日の練習を早めに切り上げてパーティーでも開こう。憂ちゃんはどう?」
澪さんからの嬉しい提案だった。
憂「はい!!そう言って頂けるだけでも嬉しいです!楽しみにしています!」
学校に到着して、お姉ちゃん達と別れ、教室に向かう。
憂「フン、フフン、フフン〜♪」
嬉しさに浮かれながら、教室に入った。
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:18:24.39 ID:sqGSzuR/O
すいません。
>209の冒頭間違えました。
「見かねる」→「見かける」です。
前もひどい間違いをして今さらですが、以後、注意してまいります。
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:20:27.27 ID:sqGSzuR/O
梓はもう到着していた。ギターの雑誌を見ていた。
憂「梓ちゃん、おはよう♪」
梓「あっ、おはよう、憂。何か良いことでもあったの?」
憂「あれ、分かる?私の誕生日に澪さん達から祝ってくれることになったの!」
梓「それなら、私も行く!誕生日プレゼント考えておくね」
憂「ありがとう〜梓ちゃん。祝ってくれるだけでも嬉しいな〜」
こんな幸せな日々を過ごせられるなんて、後でバチが当たらないかな?なんて思っていた。
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:35:04.61 ID:sqGSzuR/O
授業が終わり、帰宅することにしよう。
今日の晩ご飯、何にしようかな…
今日なら何でも作れそう。ハンバーグとかどうかな?すき焼きもいいね!
途中でスーパーに寄って高い牛肉を買う。
エヘヘ…今日ぐらい奮発しても良いよね…
家に着いて早速、料理の準備に取り掛かる。
作るのはステーキだ。
うん、後は焼くだけだね!
お姉ちゃんの帰りを待つ憂。
憂「早く帰ってこないかな〜お姉ちゃん…」
ひたすら待ち続ける憂だった。
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:44:01.66 ID:sqGSzuR/O
憂は待ち続けた。
いつも唯が帰宅する時間を過ぎても待ち続けた。
憂「どうしたのだろう…お姉ちゃん…」
練習で遅くなるなら、いつも連絡が来るのに…
憂の不安は積もるばかり。
ガチャッ
唯「ただいま〜!ごめ〜ん、遅れちゃった〜!」
唯がやっと帰ってきた。憂は安心する。
支援
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 13:58:26.47 ID:sqGSzuR/O
憂「お姉ちゃん、遅かったら連絡でもしてくれれば良かったのに…」
唯「ごめんね、憂。ちょっと用事があって遅れちゃったの〜」
憂「そうなんだ…あっ!!そうだ、お姉ちゃん、今からご飯用意するね!」
唯「ごめ〜ん、今日、疲れたから…抜きでいいや…」
憂「…そう、分かった…」
唯は自室にすぐ行ってしまった。
あーあ、今日のステーキはお預けか…
ラップで牛肉を包む。
憂「でも、明日もあるし。大丈夫!」
そう自分に言い聞かせる憂だった…
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:12:51.45 ID:sqGSzuR/O
朝は忙しかった。
唯「ああー!遅れちゃう!遅れちゃう!」
憂「もう、朝練があるなら、早めに言ってくれたって良いのに!」
唯「昨日は疲れていて、それどころじゃなかったの〜!ごめんね。急かしちゃって」
憂「いいの、いいの。聞いてなかった私も悪かったし…」
唯「じゃ!お先に!行ってきます!」
憂「あ!お姉ちゃん、カバン!カバン!」
唯「あ〜ごめん。忘れるところだった〜!それじゃ、行ってきま〜す!」
バタンッ
ふう…我ながら世話のかかる姉だこと。
でも、それがお姉ちゃんの良いところだよね…
ううん、お姉ちゃんの全てが良いの。私ならお姉ちゃんの全てを受け留められる自信がある。
憂も支度を始めた。
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:15:58.64 ID:MTkA8tqN0
書き溜めてから投下しろや
219 :
すーぱーとむきゃっと ◆hARUHI7uks :2009/07/18(土) 14:19:11.25 ID:N6gSnf3W0
シエンタ
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:34:05.89 ID:sqGSzuR/O
今日はお姉ちゃんと一緒じゃない登校か…
一人は楽しくないな…
唯の幼なじみの和を見かける。
憂「あ!和さん!おはようございます!」
和「ん?憂ちゃん、おはよう」
和さんと一緒に登校することになった。
和さんと一緒にだなんて久しぶりだった。
昔はよく一緒に遊んでくれて私の第2のお姉ちゃんだったのに。
そういえば、和さんは生徒会をやっているからな…生徒会も忙しいのかな?
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 14:49:07.39 ID:sqGSzuR/O
憂「何だか久しぶりですね…」
和「そういえば、そうね。中学まではよく遊んでいたのにね。今は高校の授業や生徒会で暇がないのよね…」
やっぱり、そうなんだ…
和「そういえば、唯は軽音部でちゃんとやれているかしら?まぁ、どちらかと言うと、あそこの部長さんの方がちゃんとやってほしいのもあるけど…」
憂「フフ…お姉ちゃんは楽しそうにギターを頑張っていますよ。私まで何かと部活の輪に入れてもらっていますし」
和「それを聞けて安心だわ」
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:05:08.99 ID:sqGSzuR/O
和「憂ちゃんに言って置きたいことがあるの…」
憂「え?何ですか?」
突然、和は憂と向かい合うように立ちはだかった。
和「よくね、兄弟や姉妹って助け合うもの、てよく言うじゃない?私には兄弟や姉妹がいないけど、憂ちゃんを見ていると、そう感じちゃうのよね。羨ましいほど二人とも本当に仲が良い…」
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:10:45.39 ID:sqGSzuR/O
和「兄弟って仲が良いけど、ケンカもする。でもね、なんだかんだ言って一番頼りになるのは兄弟なの。憂ちゃんも唯に何かあったら守ってあげてね。もちろん、私も助けになれたら手伝いたい」
憂「和さん…」
なんだか、こそばゆかった…
和さんはお姉ちゃんと私をここまで評価してくれるなんて…
憂「でも、何でこんな話を急に…?」
確かに気になる。和さんがこんなことを言うなんて…
和「ううん、大したことじゃないの…最近、唯に会う機会が減っているから、何というかその…寂しい?…とでも言うのかな…」
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:24:47.62 ID:sqGSzuR/O
そっか…和さんはお姉ちゃんと違うクラスだし、あんまり会える機会がないのか…
朝一緒じゃないぐらいで嘆く私は贅沢だったな…
学校に到着し、和と別れ教室に向かう憂。
そういえば、明日、誕生日だっけ…
教室に入り、梓がまだいないことに気づく。
まだ、梓ちゃん、練習しているのかな?
そういえば、誕生日会のこと全く聞いていないからな…
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:39:33.10 ID:sqGSzuR/O
授業も終わり帰宅する。
今日はクラスの友達と一緒に下校した。
昨日のことから気を取り直して晩ご飯の支度に取り掛かる。
今日は休み時間に梓ちゃんから聞いたけど、明日は律さんの家で誕生日会か…
律さんの家に行くのは初めてだな…確か弟がいたっけ?
もくもくと支度を進める憂だった。
お姉ちゃんがもうすぐ帰ってくる時間だ…
そういえば、昨日も今日もドタバタしていたから、お姉ちゃんは疲れているかも…よし!それなら、お姉ちゃんが元気になるような味付けにしよう!
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:48:49.90 ID:sqGSzuR/O
味付けもすぐに終わった。
しかし、唯はまだ帰ってこない。
お姉ちゃん、どうしたのかな?昨日も用事って言っていたけど、その用事かな?
憂の不安積もる一方。
prrrr…
唯からだ。
憂「もしもし、お姉ちゃん、今日も遅れるの?」
唯『ごめんね、憂。今日もご飯いいや。先に食べてて〜』ブツッ
憂「あ、お姉ちゃん…」
二回も断られた…
仕方なく憂は一人で晩ご飯を食べた。
憂「一人で食べたって美味しくない…」
227 :
乳首番長 ◆CHIKUBI.kE :2009/07/18(土) 15:52:38.82 ID:MTkA8tqN0
つまんね
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 15:53:37.46 ID:sqGSzuR/O
唯が帰ってきた。
唯「ただ今〜!ごめんね憂!って、あれ?いない!」
憂はもう自室で寝ていた。
目から温かいものをこぼしながら…
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:07:24.92 ID:sqGSzuR/O
今日は幸い、唯と一緒に登校できた。
だが、憂は元気がなかった。
唯「今日は19時から律っちゃん家だって〜!」
憂「うん…」
唯「みんなプレゼントを考えてあるんだ〜!あっ、その時まで秘密だよ〜!」
憂「うん…」
唯の話には、もはや右から左であった。
どうしたんだろう、私…お姉ちゃんとたった二回一緒にご飯を食べられなかっただけなのに…
気分が全然上がらなかった。
教室で梓と話をしても気分は上がらない。
行き違い
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:18:03.54 ID:sqGSzuR/O
梓は憂の元気のなさに気付いた。
梓「憂、どうしたの?元気ないみたいだけど…」
憂「ううん、ちょっと考えごと!」
なぜ元気が出ないのか分からないが、唯と一緒にいられる時間が少ないことに不満を感じていることは理解できた。
思わず、憂の口からため息が出てしまう。
梓はこれを決して見逃さなかった。
梓(憂に何かあったのかな?)
梓は部活が始まる前に唯に相談してみることにした。
梓「あの…唯先輩…」
唯「どうしたの〜?あずニャン〜、そんな暗い顔して〜」
sien
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:28:05.92 ID:sqGSzuR/O
梓「あの…唯先輩、憂のことなんですけど…」
唯「うん?もしかして、今日のパーティーについて?それなら準備は整ってあるよ〜!」
梓「そうじゃないです!今日、何だか憂は元気がないというが、話しても上の空ですし…」
唯「…そうだね。今朝も元気なかったし…」
二人の沈黙がしばらく続く。唯は知らなかったわけではないようだ…
梓「で、でも、今日はみんなで憂を元気にしてあげましょう!そのためにここ二・三日準備をしていきましたし…」
梓は唯に急に申し訳ない気がした。
せっかくの雰囲気を壊してしまうと思ったからだ。
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 16:43:11.57 ID:31fxD/20O
しえ
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:30:50.96 ID:sqGSzuR/O
律「よーし!練習終了!」
澪「片づけが終わったら、すぐに律の家に向かうこと。あと、プレゼントを忘れるなよー」
唯・紬・梓「はーい」
澪「昨日も遅くまで準備したけど、最後は一人で任せてしまったな、律。すまん」
律「いいって!それよりも、憂ちゃんきっと喜ぶと思うぜ!」ワクワク…
紬「憂ちゃんにはもう連絡してあるの?」
唯「うん!今メールを送ったとこ〜」
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:37:23.45 ID:sqGSzuR/O
梓「それにしても、企画なんて、思いつかなかったですよ」
律「まぁ、なに。一発芸みたいなものだから。気負う必要はないって!」
唯「でも、澪ちゃんとあずニャンはもう決まっているじゃない〜!」
澪「っ!!も、もしかして、先生が用意したあの恥ずかしい服を着ろというのか…?」
唯「え〜?絶対に澪ちゃんと梓ニャンは似合うって〜」
ワイワイと律の家に向かうなか、途中で連絡して待ち合わせた憂と合流する。
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:42:44.49 ID:sqGSzuR/O
憂「あ…みんな…」
律「憂ちゃん!おめでとうー!!」
澪「バカ!町中でそんな大声を出すなよ」
律「細かいところは気にするなよ〜今日は祝いの日だしさ!」
澪「ま、それもそうだな」
紬「憂ちゃん、おめでとう」
梓「憂、おめでとう」
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:50:35.13 ID:sqGSzuR/O
憂「みなさん…ありがとうございます…」
急に目頭が熱くなってきた…
今日の落ち込みがバカみたいだった。
みんなと今日は過ごせられるなら…あれ?お姉ちゃんは?
「フフフ…後ろを見たまえ〜憂〜」
!?
後ろを振り向いてみると、熊の着ぐるみが立っていた。
びっくりしつつも、それがお姉ちゃんだってことはすぐに分かった。
スポッ
熊の頭を取り出し唯の頭が出てくる。
やっぱり、お姉ちゃんだ…
唯「憂〜誕生日おめでとう〜」
その笑顔がまぶしいかった。
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 17:50:50.56 ID:5yCQeb1dO
憂ェ
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:16:55.52 ID:sqGSzuR/O
律の家に到着するなか早速…
律「よーし、企画を早速始めるぞ!」
澪「いきなりかよ!」
そんなこんなで企画が行われた。
律のコント、梓のネコの真似、紬の手品、澪のさわ子先生厳選ファッションショー…
どれも、良かった。みんな、私のためにこんなことをしてくれるなんて…
とっても嬉しい。最後はお姉ちゃんの企画だ…
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:19:22.41 ID:sqGSzuR/O
ギターをかまえる唯。
演奏を始めた。
今回の文化祭で弾く曲だという。
唯「――♪」
唯はギターを弾きながら歌っていた。
澪が憂の耳元でこう言った。
澪「今弾いている曲はね。つい最近決まった曲なんだよ。」
それを聞いて憂は、唯が自分のために短い時間で影で練習していたのが分かった。
憂「お姉ちゃん…」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:23:24.45 ID:sqGSzuR/O
嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
たまらず、涙も出た。
憂「私のために、お姉ちゃん…」グスッ
演奏が終わったが、憂の涙は止まらなかった。
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:28:41.46 ID:N6gSnf3W0
そしてその涙は鋼の剣となり…
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:29:24.02 ID:sqGSzuR/O
唯「憂〜いつもありがとう〜!」
この言葉で私は和さんの言葉を思い出した。
和『唯に何かあったら守ってあげてね』――――
お姉ちゃんを絶対に守ってみせる!
私はそう決心した。
――みんなからプレゼントももらい、無事に誕生会は終えた。
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 18:53:26.08 ID:sqGSzuR/O
帰り道〜
憂「お姉ちゃん、今日は本当にありがとう!人生で一番の誕生日だったよ!」
嘘偽りのない心からの言葉である。
唯「憂が喜んでくれれば、それでいいよ〜」
憂「ねぇ、お姉ちゃん」
唯「ん?なに?憂〜」
憂「お姉ちゃんの腕を抱いても…いいかな…?」
唯「い〜よ〜!」
家路までずっとお姉ちゃんの腕を抱いていた…どうせなら、家に帰らず、ずっと抱いていたかった。
お姉ちゃんは私が守る!!
お姉ちゃんは私のもの!!
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:07:01.54 ID:sqGSzuR/O
〜翌朝〜
唯「あた!プリントで手を切っちゃった…」
憂「えっ!お姉ちゃん、大丈夫?」
唯「大丈夫だよ〜憂。唾でもつけていれば大丈夫だよ〜」
憂「何言ってるのお姉ちゃん!傷口からばい菌が入ったらどうするの!消毒するから指を見せて!」
唯「えっ?憂、そんな大げさなことじゃないのに…」
憂「お姉ちゃん!ギターを弾くのに指を大切にしないなんてダメでしょ!」
驚く唯。どうしたの?と言わんばかりの表情だ。
世に言うキモウト化の始まりである
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:15:36.97 ID:sqGSzuR/O
唯「ね…ねぇ、憂〜今日は部活が休みだから、私も晩ご飯を作ろっか…?」
憂「何言ってんの、お姉ちゃん?料理道具って下手したら怪我するのよ?料理をあまりしていないお姉ちゃんがしたら危なっかしくて見ていられないでしょ!!」
唯「う、うん…ごめんね…憂…」
機嫌を取ろうとした唯だが、返って機嫌を悪くしてしまったと思った。
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:24:55.76 ID:sqGSzuR/O
唯(憂、どうしちゃったのだろ…?ハッ!昨日黙って冷蔵庫にあったプリンを勝手に食べたのがバレたからかな?)
唯「憂…ごめんね。勝手に憂のプリンを食べたことに怒っているんだよね…買いなおしてくるから、許して!」
唯は自分の非をもって謝った。これで何とか機嫌を直そうとした。
憂「どうして謝るの?お姉ちゃん」
唯「え?」
憂「も〜お姉ちゃんったら食いしん坊なんだから〜食べたいならもっと買って来てあげるのに…」
憂の機嫌は直っていつも唯に見せる笑顔だった。
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:37:37.76 ID:sqGSzuR/O
唯(憂…許してくれたのかな…?とりあえず、ホッとした…)
今日も二人は一緒に登校した。
唯「いや〜今日も良い天気だね〜!」
憂「そうだね!お姉ちゃん!」
唯「そういえば、今日の体育、ハードル走なんだよね〜いつもこけてばっかりでさ〜なんかコツ――」
憂「そんな危ないことを先生がやらせているの?体罰じゃないの!!」
唯「え?憂?憂?」
憂「もう、今日の体育は私が代わりに出るわよ!お姉ちゃんの変装は私得意だから、大丈夫!」
唯「…憂?そんなことしてバレたら大変だよ…?」
憂「お姉ちゃんが怪我する方が大変よ!」
お姉ちゃんをどんな危険からでも守ってみせる!
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:40:21.64 ID:Z2xtXmIvI
過保護wwww
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:41:51.57 ID:/g2Gf1u30
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:46:07.12 ID:sqGSzuR/O
とにかく、お姉ちゃんを危険から守らないと…
〜体育の前〜
唯「ほ、本当に入れ替わるの、憂?」
憂「私もこんな危険を冒したくないの!でもね、お姉ちゃんが一生残る怪我をさせたくないの!お願い!私の言うことを聞いて!」
唯「う、うん…分かった…」
憂の勢いに押されて従う唯だった…
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:47:33.99 ID:QZUz7DwOP
やっぱり憂はこうでなくちゃ
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:49:22.03 ID:nfsI4FW0O
やっぱり憂はメンヘラ化していかないとなwww
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 19:56:42.46 ID:sqGSzuR/O
〜体育の時間〜
うわぁ…律さんとムギさんしか知らないなぁ…
律「おーい!唯〜!こっちこっち!」
律に呼ばれ、従う憂。
律「着替えの時どこ行っていたんだ?ま、ここにるから別にいいんだが…」
紬「身体の調子が悪いの?」
唯(憂)「いや…ちょっとトイレに…」
ここで下手なことは出来ない!これも、お姉ちゃんを守るため!
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:08:54.73 ID:sqGSzuR/O
教師「えー、今日はこの前と同じく、ハードル走だ。怪我しないように、気をつけてやるんだぞ」
何が怪我しないように、だ!!前の体育の時にお姉ちゃんが怪我したからそう言っているんでしょ!!
危ないと分かっているなら始めからやらなければいいのに…!!
後で抗議でもしておかないと!
唯(憂)は教師をにらみ続けた…
律「ハハ…この前、唯はスッゴいこけ方をしていたからな、気をつけないとな…」
紬「フフ…律っちゃんたら、唯ちゃんをからかわないの!」
!?
お姉ちゃんが怪我をしたのに何でこの二人は笑っていられるの?
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:13:47.18 ID:QZaF1UrT0
まずいぞ 非常にまずい方向へ行ってるぜ
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:16:14.40 ID:sqGSzuR/O
ちかれた…寝ます…
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:16:44.65 ID:N6gSnf3W0
男は黙って
ほっしゅ
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:34:27.23 ID:D1YLluG7O
私が今までほしゅしてきたスレ数は53万です
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/18(土) 20:53:07.64 ID:5yCQeb1dO
うーいーへ
保守せざる追えない
>>262 私は後二回変身を残している、この意味が分かるか?
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
現在690。