ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ミセ*゚ー゚)リ「コンビニでエロ本二冊まとめ買い」
(゚、゚トソン「もはや羞恥心など無い」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:02:33.42 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「スレ立ったぞ、おい」
(゚、゚;トソン「まさか立つとは……」
ミセ*゚ー゚)リ「どうすんだよ、エロ本とか言っちゃったよ私」
(゚、゚;トソン「正直すまんかった」
こういうのもういいから
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:05:08.27 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「んじゃ、気を取り直して」
(゚、゚トソン「始めましょうか」
ミセ*゚ー゚)リ「石恵の表紙に騙されたって言った方で立たなくてよかったね」
(゚、゚;トソン「ここでそれを言いますか!?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:06:27.75 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「うええ、暇ー」
(゚、゚トソン「いや、今は掃除の時間なんだから手伝いなさい」
ミセ*゚ー゚)リ「君は、自分の部屋も掃除しないような奴が教室を掃除するとでも思うのかね?」
(゚、゚トソン「掃除ぐらいしなさい」
ミセ*゚ー゚)リ「だが断る。まあ、そんな事よりも重大発表があります!」
(゚、゚トソン「はいはい、何ですか」
ミセ*゚ー゚)リ「私、部活を作りました!」
(゚、゚;トソン「は?」
ミセ*゚ー゚)リ「名前は――」
ミセ*^ー^)リ まおうぶ!のようです (゚、゚;トソン
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:08:20.65 ID:shJDaoqtO
(゚、゚;トソン「なんですか、その部活は。名前から活動内容が思い浮かばないのですが」
ミセ*゚ー゚)リ「まおうぶです」
(゚、゚;トソン「いえ、だから」
ミセ*゚ー゚)リ「まおうぶです」
(゚、゚;トソン「あの」
ミセ*゚ー゚)リ「まおうぶです」
(-、-トソン「はあ、そうですか」
ミセ*゚ー゚)リ「目指せインターハイ優勝!」
(゚、゚;トソン「大会あるの!?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:13:41.10 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「そりゃありますよ。将棋部とかでさえ大会はあるんだから」
(゚、゚;トソン「はあ……」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、早速今日から活動だから」
(゚、゚トソン「そうですか、頑張ってください」
ミセ*゚ー゚)リ「何言ってんの? あんたも部員だよ?」
(゚、゚トソン「ふえ?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:15:29.11 ID:LAJE3xMi0
無音部なら読んだ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:16:50.61 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン「いや、いやいやいや。何を言って」
ミセ*゚ー゚)リ「ほら、部活って独りじゃ作れないじゃない」
(゚、゚トソン「そりゃそうですね」
ミセ*゚ー゚)リ「だから、トソンの名前使いました」
(゚、゚トソン「許可も取らずに何勝手な事をしてくれてんじゃい」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:19:42.08 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「だって、言ったら許可なんてくれないじゃん」
(゚、゚トソン「当たり前だ」
ミセ*゚ー゚)リ「だからこっそりと筆跡を真似して」
(゚、゚トソン「犯罪者か」
ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫だよ。まだ他に使う気もないし」
(゚、゚トソン「使うなよ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:22:24.35 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン「ま、仕方ないですね」
ミセ*゚ー゚)リ「え?」
(゚、゚トソン「勝手に入れられたとは言え、一応部活に入ってしまったのですから活動には参加しますよ」
ミセ*゚ー゚)リ「トソン……」
ミセ*゚ー゚)リ「いいよ、別に」
(゚、゚トソン「ぅぇ?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:26:48.39 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「無理して参加しなくていいよー」
(゚、゚トソン「はい?」
ミセ*゚ー゚)リ「本当は一緒に部活やりたいけど……嫌がることを無理やりやらせるなんて最低だもんね」
(゚、゚;トソン「あの、ミセリ?」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃ、私部室行くから! また明日ね!」
タッタッタッタ……。
(゚、゚トソン「…………おうふ」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:31:50.37 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
ミセ*゚ー゚)リ「好きな漫画は?」
(゚、゚トソン「ジョジョ、ヘルシング、夢喰いメリー」
ミセ*゚ー゚)リ「好きな漫画家は?」
(゚、゚トソン「すめらぎ琥珀、石恵、逢魔刻壱」
ミセ;゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚トソン
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:34:08.37 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「おはよー!」
(゚、゚トソン「おはよう。部活はどうでした?」
ミセ*゚ー゚)リ「……え?」
(゚、゚トソン「はい?」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:38:44.88 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「えっ……と……」
(゚、゚トソン「いや、あなたが作ったとかいう部活ですよ。まおうぶとか言う」
ミセ*゚ー゚)リ「あーあー、あれね!」
(゚、゚トソン「他のなんだと思ったんですか」
ミセ*゚ー゚)リ「いやあ、まだ慣れなくて」
(゚、゚トソン「まあそんなもんでしょうね」
ミセ*゚ー゚)リ「明日から県大会なんだから頑張らないとね」
(゚、゚;トソン「いきなり大会?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:45:02.17 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「そうなんだよねー。いきなり大会で私もびっくりしちゃった」
(゚、゚トソン「いくらなんでも無謀すぎやしませんか」
ミセ*゚ー゚)リ「んー、なんとかなりそうだけどね」
(゚、゚トソン「そうなんですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「顧問の杉浦先生なんて元全国ベスト16のまおうだったらしいし、鍛えてもらえばなんとかなりそうだよ」
(゚、゚トソン「また微妙なランクですこと」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:46:32.96 ID:X0uS8i640
ドンマイ支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:53:21.74 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン「そんな事より、大会ってどんな事を」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、先生来たよ。話はまた後でねー」
(゚、゚トソン「はあ」
( ゚д゚ )「出席取るぞ貴様等! 気合い入れて返事しやがれ!」
「「サー、イエッサー!」」
( ゚д゚ )「後貴様等目を逸らしてんじゃねえ! こっちを見ろぉ!」
「「サー、ノーサー!」」
(゚、゚トソン(まおうの大会って一体……)
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:02:01.20 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン「だから掃除をしなさいと何度言えば分かるのですか」
ミセ*゚ー゚)リ「え? あれ? 何時の間に放課後?」
(゚、゚トソン「……ああ、遂に黄色い救急車を呼ぶときが来ようとは」
ミセ*゚ー゚)リ「だって、さっき学校来たばっかで、あれ?」
(゚、゚トソン「モルダー、あなた疲れてるのよ」
モル*゚ー゚)ダ「誰がモルダーやねん」
(゚、゚;トソン「どうなってるの、それ」
ミセ*゚ー゚)リ「企業秘密です」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:07:02.14 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「ま、いいや。部活行こーっと」
(゚、゚トソン「そういえば、明日県大会でしたっけ」
ミセ*゚ー゚)リ「そだよー。県立の総合体育館でやるんだっ!」
(゚、゚トソン「まおうの試合をですか」
ミセ*゚ー゚)リ「うん! 明日は個人戦で、明後日からは団体戦!」
(゚、゚トソン「団体戦? メンバーは足りているのですか? もし足りないなら僕が」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、大丈夫だから」
(゚、゚トソン「…………そうですか」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:11:33.46 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン「あの、ミセリ?」
ミセ*゚ー゚)リ「何ー?」
(゚、゚トソン「応援とか行きましょうか?」
ミセ*゚ー゚)リ「え? 本当に? ありがとー!」
(゚、゚トソン「いえ、せっかく友達の試合」
ミセ*゚ー゚)リ「でも、トソンに学校サボらせる訳にはいかないからいいよ。ありがとうね」
(゚、゚トソン「いえ……」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃ、私部活行くから! またね!」
(゚、゚トソン「はい……また……」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:13:37.08 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン
一体、どうしてミセリは僕をまおうぶに入れてくれないんでしょう。
僕はミセリに嫌われているのでしょうか……。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:17:04.67 ID:yWLGAo8N0
まおうか・・・懐かしいな・・・
2回世界滅ぼしたっけな・・・
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:19:48.27 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
(゚、゚トソン「今悩んでいる事はなんですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「どうやったら二次元に行けるのか」
(゚、゚;トソン「…………」
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:36:35.75 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン「あ、そっか。今日はミセリ県大会に行ってるんでしたね」
朝からあの賑やかなのがいないと調子が狂いますね。
僕はツンデレではないので、「あんな奴が居なくて静かでいいわ!」なんていいませんけどね。
寂しいものは寂しいですよ。
ほんの少しですけど。
『あー、皆さんにお知らせがあります』
(゚、゚トソン「…………」
五時限目の授業を受けていると、突然放送がはいりました。
なんなんでしょうか。いきなり殺し合いをさせられるのでしょうか。
『ミセリさんがまおうぶの県大会で個人戦優勝しました』
(゚、゚トソン「…………」
周りはざわついています。
それはそうでしょう。三日前に出来たような、知名度も何も無いような部活なんですから。
「マジかよ……すげーな、まおうぶ」
「優勝とか、どんだけまおうなんだよ」
「モキュー」
「ああ、ほら屍肉だよ」
あれ? まおうって以外とメジャーなんですか?
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:42:40.76 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン「よし」
決めました。
僕もまおうぶに入ります。
いえ、もう名前だけは入っているはず。僕が部活に行っても何の不都合も無いハズです!
(゚、゚トソン「やってやろうじゃないですか」
ミセリが何と言おうと、僕はまおうぶに入るのです。
思い知らせてやろうじゃないですか。
(゚、゚トソン「大魔王からは逃げられない、と言う事を」
第一部完
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:45:23.44 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
ミセ*゚ー゚)リ「いや、第一部完て」
(゚、゚トソン「俺達は登り始めたばかりだからな、この果てしなく長いまおう坂をよ!」
ミセ*゚ー゚)リ「打ち切り?」
(゚、゚トソン「いや、ノリで。多分まだ続くはず」
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚トソン
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:53:07.51 ID:/hgYwV4n0
まてトソンが僕ってなんだ
キミの見解を聞かせて欲しい
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:58:28.06 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン「僕は僕ですよ」
ミセ*゚ー゚)リ「厄姫さまのトソンは最高だと思う」
(゚、゚トソン「影響を受けたことは否定しない」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:58:42.22 ID:Rwy2lB6L0
これは北尾
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:01:07.05 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「さて、取り敢えずする事したし」
(゚、゚トソン「第二部はじめましょうか」
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚トソン
第二部世界大会編
ミセ*゚ー゚)リ「始まるの?」
(゚、゚;トソン「疑問系?」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:06:19.91 ID:sfaAXH8IO
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:07:12.17 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「じゃ、明日からまおうぶの世界大会でスリランカに行ってくるね!」
(゚、゚トソン「あ、行ってらっしゃい」
結局、僕はまおうぶに入れてもらえませんでした。まる。
いつの間にやら部の名簿から名前が消されてました。
ミセリ曰わく、
ミセ*゚ー゚)リ『何時までもトソンを拘束してられないからね』
との事です。
数日後
(゚、゚トソン「あ、ミセリ優勝したんだ」
テレビの中には、凄くいい笑顔で優勝カップを掲げるミセリがいました。
第二部完
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:11:15.85 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
ミセ*゚ー゚)リ「いや、短すぎだろ」
(゚、゚トソン「年表じゃないだけマシですよ」
ミセ*゚ー゚)リ「暖めますか?」
(゚、゚トソン「ああ、頼む」
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:15:08.63 ID:znZ3++PgO
ミセリ大好き支援
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:17:26.54 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「世界制覇したらやることないじゃん」
(゚、゚トソン「そりゃそうですけど」
ミセ*゚ー゚)リ「だいたい何がしたかったの?」
(゚、゚トソン「地獄戦士魔王ネタが」
ミセ*゚ー゚)リ「今のゆとりはしらねーよ」
(゚、゚トソン「王ロバは神」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:20:18.08 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「大体何コレ」
(゚、゚トソン「はい?」
ミセ*゚ー゚)リ「全く訳分かんないんだけど」
(゚、゚トソン「まあ、なんというかシュールなのを目指してみたんですが」
ミセ*゚ー゚)リ「……米」
(゚、゚トソン「テリーマン?」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:22:36.15 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「はあ、あんたに任せたのがバカだったわ」
(゚、゚トソン「よく分かってるじゃないですか」
ミセ*゚ー゚)リ「もう私が新しいまおうぶ!書くから」
(゚、゚トソン「やれるもんならやってみな!」
ミセ;゚ー゚)リ「なんでそんなテンションなのさ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:37:03.04 ID:shJDaoqtO
vip歴84年。
世界はまおうぶにより破滅の危機を迎えていた――。
ミセ*゚ー゚)リ「いやー、この街もちょろかったね」
(゚、゚トソン「わざわざまおうぶ部長が出るまでもありませんでしたのに」
ミセ*゚ー゚)リ「まあたまにはこうして活動しとかないとねー」
(゚、゚トソン「そうで――はっ!?」
「まおうぶ、覚悟!」
瓦礫の中から青年が飛び出してきた。
その手に握られているのは、ガラスの破片。
……そんなもので、このまおうぶを倒せると思っているなんて。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:41:45.39 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン「部長!」
ミセ*゚ー゚)リ「エターナル……」
(゚、゚トソン「はっ!? そ、それは!」
ミセ*゚ー゚)リ「フォース……ブリザード!」
(゚、゚トソン「相手はしぬ」
「うわぁー」
ミセ*゚ー゚)リ「さ、帰ろっか」
(゚、゚トソン「はい」
今日も平和だ。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:44:54.36 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
ミセ*゚ー゚)リ「どう? 私の力作! 全200話予定の超大作よ!」
(゚、゚トソン「これはひどい」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、ちょっと何すんのよ!」
(゚、゚;トソン「これは人には見せられません!」
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:51:29.48 ID:shJDaoqtO
ミセ*゚ー゚)リ「あーあ、どうすんのよ。これじゃ文芸部の機関誌に載せる文ないじゃない」
(゚、゚トソン「だから、あれでいいって言ったじゃないですか」
ミセ*゚ー゚)リ「あれはモロに季節外してるって」
(゚、゚トソン「初っぱなでエロ本がどーのこーの言ってるのに比べたらマシですよ」
ミセ*゚ー゚)リ「ぅぅ……」
(゚、゚トソン「じゃ、まおうぶ!は止めて……」
ミセ*゚ー゚)リ「いや、アレを少し変えてまおうぶ!っぽくする!」
(゚、゚;トソン「正気ですか?」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:53:36.49 ID:7cCqT6LW0
支援
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:54:14.19 ID:shJDaoqtO
(゚、゚トソン「それじゃ、第四部(?)」
ミセ*゚ー゚)リ「まおうぶ!は砕けない」
(゚、゚;トソン「なんですか、そのサブタイは」
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:05:32.79 ID:RFJyNUDIO
キュルルルル……キュルルルル……、ダメだ。
('A`)「くそ、なんでエンジンかかんねーんだ?」
つい30分程前に駐車したのだから、動かない訳がない。
バッテリーがあがったハズもない。一体どう言う事だ?
('A`)「……もう買い換え時かね」
口ではそう言うが、買い換える気なぞさらさらない。
まあ、この不況だ。例に漏れずウチの会社も厳しい訳で、ボーナスも期待していたほど出なかった。
車を買い換える金なんかあるわけがない。
それに、俺はこいつが気に入っている。
平成12年式のレガシィツーリングワゴン。
こいつに代わる車なんて思い浮かばない。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:09:03.67 ID:RFJyNUDIO
('A`)「あっちいなぁ」
それもそうだ。
今は7月、世間一般じゃもう夏だ。
……だってのに、なんで俺はこんな季節外れな格好をしているのかね。
いくら会社のユニフォームとはいえ、こんな。
('A`)「どうみてもサンタクロースです。本当にありがとうございました」
熱中症で倒れたら訴えてやる。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:13:31.95 ID:YAfQTdHtO
支援
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:17:19.17 ID:RFJyNUDIO
俺はエンジンをかけるのを諦め、車の外に出る。
もう時間内に戻るのは無理だな。
('A`)「ふあーあ」
ミセ*゚ー゚)リ「あの、すいません」
突然声をかけられ、驚いて振り返る。
そこには、白いワンピースを着た、可愛らしい少女がいた。
ミセ*゚ー゚)リ「あの、サンタさんですよね?」
('A`)「いや、まあそうだけど。季節間違えてるってツッコミはいらないよ」
ミセ*゚ー゚)リ「えっと、そういうのじゃなくて……ちょっとお願いしたい事があるんですけれども」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:23:12.34 ID:RFJyNUDIO
('A`)「ん?」
ミセ*゚ー゚)リ「あの、私大切なモノを失しちゃって……見付けてもらえませんか?」
なんだこの子は。
いきなり見ず知らずのおっさんに頼む事か?
それとも、俺がサンタの格好してるからって何でも出来るとか思ってるんじゃないだろうな。
('A`)「探し物なら交番に行きな。サンタよりもお巡りさんの方が頼りになる」
ミセ*゚ー゚)リ「お巡りさんじゃダメなんです! サンタさんじゃないと!」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:29:04.42 ID:ITXNkpT/O
これはなかなか
支援だ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:30:11.80 ID:RFJyNUDIO
ミセ*゚ー゚)リ「ダメなんです、お巡りさんじゃ……」
('A`)「……」
一体全体なんだと言うんだ。
お巡りさんじゃダメで、サンタクロースなら出来る事?
……いや、以前そんな事があったような……。
ミセ*゚ー゚)リ「友達に聞いたんです。サンタさんならきっと、私が失したモノを見付けてくれるって」
('A`)「なあ、その友達って、もしかしてまおうぶの……」
ミセ*゚ー゚)リ「はい! 覚えてるんですか?」
そりゃあ覚えているさ。
あんな珍妙な頼まれごとは初めてだったからな。
よく某スレとかで萌豚狙いでミセリトソンつかってほのぼのやれば誰でも伸びるというけど
実際こんなだよな、安心した
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:38:00.27 ID:RFJyNUDIO
あの子の友達なら仕方がない。
季節外れだし、時間も真っ昼間だが、サンタクロースとして仕事をしないといけないらしい。
俺はレガシィの後部座席から大きな袋を取り出す。
('A`)「さ、失したものを思い浮かべて」
ミセ*゚ー゚)リ「はい!」
頼むぜ、相棒。シーズンオフだが我慢してくれ。
そんなことを考えながら袋の中に手を入れる。
……おっと、コイツか。
('A`)「コレかい?」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、それです!」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:42:39.01 ID:RFJyNUDIO
手にした輪っかを少女に渡す。
全く、この子はなんてもんを失してるんだ。
('A`)「もう失さないようにね」
ミセ*゚ー゚)リ「はい! 本当にありがとうございました!」
そう言うと少女は背中の羽を広げて飛び去って行った。
なかなか珍しいものが見れたな。
('A`)「天使、ねえ」
まおうの友達が天使ってのも面白いもんだ。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:48:45.74 ID:RFJyNUDIO
何時までも突っ立っているわけにはいかないので、レガシィに乗り込む。
('A`)「頼むぜぇ」
祈るような気持ちでキーを捻ると、あっけないくらい簡単にエンジンが始動した。
車内の熱気を逃がすように窓を全開にすると、エアコンのスイッチを入れる。
熱風から冷風に変わるまで、しばらくの我慢だ。
('A`)「しかし、エンジンがかからなかったのはなんでかねえ。……まさか、あの子がやってたとか」
んな訳ねえか。
俺は会社に帰る為、ギアを一速に入れ、愛車を発進させた。
第四部完
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:49:04.16 ID:ITXNkpT/O
というか今日は他スレも支援とか少ないような・・・
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:51:55.04 ID:RFJyNUDIO
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
ミセ*゚ー゚)リ「いいじゃん」
(゚、゚トソン「あの」
ミセ*゚ー゚)リ「ずっと前に書いたやつのリテイクとは思えない!」
(゚、゚トソン「これのどこにまおうぶっぽさがあるんですか」
ミセ*゚ー゚)リ「まおうぶって出てるじゃない」
(゚、゚トソン「僕出てない」
ミセ*゚ー゚)リまおうぶ!のようです(゚、゚;トソン
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:53:40.78 ID:2W89TOqL0
しぇん
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:01:31.88 ID:RFJyNUDIO
(゚、゚トソン「あれ?」
ミセ*゚ー゚)リ「どしたの?」
(゚、゚トソン「
>>42文芸部……?」
ミセ*゚ー゚)リ「まおうぶだよ?」
(゚、゚トソン「本当に?」
ミセ;゚ー゚)リ「大人は嘘吐きではありません。間違いをするだけなのです」
(゚、゚トソン「荒木先生……」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:09:57.85 ID:RFJyNUDIO
ミセ*゚ー゚)リ「さ、どうしようか、これから」
(゚、゚トソン「即興のながらじゃこの辺が限界ですよ」
ミセ*゚ー゚)リ「なんか書こうにももうネタがない」
(゚、゚トソン「といいますか、最初はこんなスレになるとも思ってなかったかけで」
ミセ*゚ー゚)リ「寝ようか」
(゚、゚トソン「そうしましょうか」
ミセ*゚ー゚)リ「朝倉涼子は俺の嫁」
(゚、゚トソン「パイナポゥでした」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:17:08.03 ID:Ysi+pHWTO
>>1 ホットミルクは、表紙を違う人が描いてる時を狙えば石恵のカラーを楽しめるよ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:19:09.30 ID:WmJ8dPua0
おやすみ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:24:22.12 ID:mxcnsqX2O
ミセリおやすみミセリカワイイ
どんなAA使おうが、結局は書き手次第だな
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:33:12.78 ID:nCVcIRMOO
パイナポゥとな
お前こんなもんじゃねえだろ
ミセ*゚ー゚)リ「表紙石恵で、漫画無しかと思ったら」
(゚、゚トソン「巻末に石恵のカラーイラストがあるじゃないですか」
……ふう。
ミセ*゚ー゚)リ「
>>61ホットミルクってなーにー?」
(゚、゚トソン「
>>62>>63おやすみなさい」
ミセ*゚ー゚)リ「
>>65ありがとうございますっ」
(゚、゚トソン「でも最近はリハビリ的な感じで書いてるんでこんなもんですよ」
ミセ*゚ー゚)リ「今度こそ寝よっか」
(゚、゚トソン「ええ、そうですね」
ミセ*゚ー゚)リ「おやすみなさい」(゚、゚トソン
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:11:34.00 ID:mxcnsqX2O
ほ
ミセ*゚ー゚)リ「おはようございます」
(゚、゚トソン「友人に叩き起こされました」
ミセ*゚ー゚)リ「迎えに来いと」
(゚、゚トソン「今何時だと思ってんだ、と」
ミセ*゚ー゚)リ「あれだよね、転蓮華ぐらいすべきだよね?」
(゚、゚;トソン「ヤる気まんまん?」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 03:25:57.99 ID:x0n1iYJyO
つC
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 04:15:17.31 ID:RFJyNUDIO
(゚、゚トソン「今まででなんかまおうに関係することありましたっけ」
ミセ*゚ー゚)リ「えー、やったよ?」
(゚、゚トソン「え?」
ミセ*゚ー゚)リ「ほら」
ミセ*゚ー゚)リ『今のはメラではない。メラゾーマだ』
(゚、゚;トソン「しょぼっ? だいまおうしょぼいな」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 04:45:04.27 ID:117NObHw0 BE:1750241276-PLT(21012)
寝る前しえん
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 07:01:15.26 ID:c815BYSV0
ほ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
>>66 >ミセ゚ー゚)リ「ホットミルクってなーにー?」
お前の買った雑誌だ