唯「どうして憂ってヤンデレキャラとして固定されてるの?」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
たまには憂中心のSS書こうよ。
2 :
ttp://apuroda.s368.xrea.com/img/oo00046.png:2009/07/02(木) 17:41:59.80 ID:Ej/amTl10
| i | / へ. {\ iヘ , |
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3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 17:42:11.95 ID:omFWmW18O
うん
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 17:45:42.51 ID:gv4tv/QWO
憂「はい、お姉ちゃんアイス」
憂(これでお姉ちゃんは私のモノ)
こうですか?分かりません!><
5 :
ビリビリ:2009/07/02(木) 17:47:58.88 ID:X1G/JyEB0
確かに…
憂「お姉ちゃん、これから自分のことは自分でしてね」
唯「え!?どうしたの急に!?」
いきなり憂がそんなことを言い出した。いつにもなく真剣な声で。
憂「ん〜と…だってもうすぐ高校3年生だよ?そろそろそういう習慣も身につけないと!ね?」
唯「え〜、大丈夫だよ〜。そんなの高校卒業してからでいいよ〜」
その時はまだ、憂が私の心配をしてくれてそう言っているとしかとらえていなかった。
6 :
ビリビリ:2009/07/02(木) 17:52:58.42 ID:X1G/JyEB0
――――2週間前――――
憂「けほっ、こほっ…」
ん〜、このところ体調が悪い。自分では普通の生活を送っていたつもりなのにどうも風邪をひいたみたいだ。
唯「おっ!?憂、もしかして風邪っぽいの?」
一緒に登校しているお姉ちゃんが横から尋ねてきた。
憂「う〜ん、そうなのかなあ〜。ちょっと咳でるし」
唯「大丈夫?もしかして私の風邪がうつっちゃったのかなぁ…」
お姉ちゃんは変なところで心配性だ。お姉ちゃんの風邪なら2ヶ月前に治ってるからどう考えてもお姉ちゃんのがうつった訳ないのに。でもお姉ちゃんが私のことを心配してくれたのがなんだか嬉しくて
そんなことないよ、とだけ返事をしておいた。
期待
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 17:57:35.21 ID:PF31e5410
固定?定着だろ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 17:59:59.71 ID:X1G/JyEB0
唯「そっかあ〜。いや〜憂に風邪がうつったらどうしようかと思ったよ〜」
憂「大丈夫だよお姉ちゃん。辛かったら早退するし…」
唯「わかった〜。体には気をつけなきゃ駄目だよ!?私が言うのもなんだけど…」
憂「うん。ありがとねお姉ちゃん、心配してくれて」
えへへ、と頭をかくお姉ちゃん。やっぱり優しいな。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:10:39.95 ID:X1G/JyEB0
それから1週間。私の体調は良くなるどころか日がたつにつれて明らかに悪くなっていった。
おかげで昨日から学校も休んでいる。はあ、お父さんとお母さんもいるし今日はきちんと病院行かなきゃ。
唯「うい〜。入るよ〜?」
憂「う〜ん」
そんなことを考えていたら部屋のドアがノックされお姉ちゃんが入ってきた。
唯「大丈夫?今日も学校休む?」
憂「うん。今日は病院行ってくるよ」
心配そうに、私の顔を覗き込んでくるお姉ちゃん。なんかお姉ちゃんに看病されているみたいでちょっと得した気分だった。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:12:27.68 ID:VDVx2YqW0
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:13:20.58 ID:yA9DsGv/O
関西電気保安協会
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:16:02.33 ID:X1G/JyEB0
唯「わかった〜。学校へは私が言っておくから!」
憂「コホッ、コホッ…ありがとねお姉ちゃん」
唯「えへへ…なんだかいつもと逆みたいだね!」
本当にそのとおりだと思った。こんなこと今まであまりなかったからなんか新鮮だなあ…。
唯「ん、じゃあ私行くね。早く風邪治るといいね!」
憂「うん!行ってらっしゃーい!」
バタン、とドアが閉まるのを確認すると私は上半身を起こして窓から外を見つめた。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:18:13.78 ID:Wna/DDseO
なぜだろう、死亡フラグのかほりが
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:18:14.71 ID:ZV7NtahnO
THE支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:22:29.79 ID:X1G/JyEB0
憂「…それにしてもどうしたんだろう?今までこんなに風邪が長引くことなんてなか…っっ!ごほっ!げほっ、ごほっ!!」
私は反射的に口を手で覆っていた。そして私は気付いた。口の中に広がる生ぬるい感触、口を覆った手の指の間からたれる液体、そして鼻を刺激する…鉄のにおい。
そんな…。私は恐る恐る手を口から離していった。
それは…やはり血だった。…どうして?そんな考えしか頭に浮かんでこない。なにやら得体の知れない恐怖を体で感じていた。
憂「かはっ!…どうし…たんだろ、私の体…」
再び外を見た。空は灰色の雲に覆われていた。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:25:41.83 ID:X1G/JyEB0
その後私は両親に連れられて病院に行った。親に血を吐いたことなんてとてもじゃないけど言えなかった。
車の窓から見える空は、さっきよりも増して黒くなっていた。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:30:02.80 ID:hM9+CJPg0
しえん
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:30:38.96 ID:ZV7NtahnO
俺の嫁の妹が死んじゃうの?
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:32:10.47 ID:X1G/JyEB0
―――――――
病院では軽い診察から入り、その後なぜかレントゲン、血液検査といった感じに進んでいった。
もう、ただの風邪じゃないことは嫌でも予知できてしまった。
憂「はあ〜、暇だな〜」
両親が医者に呼び出されてから1時間。私は病室にいた。
最初はなんだか新鮮でそわそわしていたが、しだいに飽きがきて今ではだらんとベットに横たわっている。
憂「んー…あ、そうだ!授業に遅れないようにお母さんのかばんの中に勉強道具入ってたんだ。取りに行こ〜っと!」
私は病室を出て、親を探す事にした。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:34:15.21 ID:0c+pZuo80
憂メインのSSは読みたいが死んじゃいや
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:36:18.53 ID:hM9+CJPg0
憂が出てくるssは大抵誰か死ぬ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:36:54.55 ID:sJ/RoUbf0
死亡フラグってことは
結核じゃないな
肺ガンなのかデング熱なのか
はたまたエボラか
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:38:34.16 ID:X1G/JyEB0
父「な・・・で・・・」
憂「あれ?この声お父さんの?あの部屋かな?」
廊下を歩き始めて数分、意外とすぐに親がいる場所は分かった。
私はその扉の前に行き開けようとした。
?「ざんね・・・・・ほんと・・・す」
母「それにしても!!あと1ヶ月の命なんてあんまりです…!!先生!」
憂「…え?」
私はドアノブにかけた手を回せなかった。
あと1ヶ月の命?誰が?
私はさっきの言葉の意味が分かんなくて、悪いと思いつつ聞き耳をたてた。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:44:51.77 ID:X1G/JyEB0
医「しかし!もう手遅れなのです…」
その言葉を聞いた時、扉の向こうにいるのは知らない人じゃないのかと思えた。
でも、さっきから聞こえてくるこえは間違いなく両親の声で…
父「…なにか…助かる方法はないのですか?」
なにが手遅れなのか分からない。何の話をしているのか分からない。
医「…入院の上で絶対安静。そこで薬の投与を続ければ1週間くらいは寿命を延ばせます。しかし薬の副作用で激しい痛み、吐き気を伴います」
父「そんな…それじゃあ…どうすればいいんですか…っ?」
ここからでも両親が泣いているのが分かった。
医「それよりは…痛み止めを服用しながら最後まで笑顔で生きてもらったほうがいいとおもいます…」
憂「…っ!」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 18:54:16.44 ID:X1G/JyEB0
私はそこからゆっくりと自分の病室に向かった。
もうこれ以上話を聞く事なんてできそうになかった。
だってこの状況だと、明らかにあれは私のことを言ってる訳で…。残りの命はあと1ヶ月なわけで…
憂「うっ…。いやだよ…っ」
どんどん涙があふれてくるわけで…。ただただ下を向いて歩くことしかできなかった。
病院の窓から外を見ると、大粒の雨が地面を容赦なく叩きつけていた。
と、ここでネタばらし。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 19:01:24.14 ID:YvHspRb20
もうあんなことしないよ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 19:02:38.17 ID:PEpaRcrVO
これにはさすがのターゲットも
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 19:24:55.59 ID:hM9+CJPg0
ほ
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 19:37:25.96 ID:Wna/DDseO
保守
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 19:40:20.21 ID:YvHspRb20
終わりじゃないのか
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 19:45:15.86 ID:5Jf1cTnD0
どうしてこうなった
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 19:53:45.53 ID:X1G/JyEB0
―――――――
私は決めた。せめてお姉ちゃんがきちんと自立出来るようにしよう!と。
その日の夜、私は両親の寝室に向かい、最後のお願いをした。
「誰にも話さないでほしい」
それが私の親に対する最後のお願いだった。
親はなぜ病院での話がばれているのか不思議がったが私が事情を話すと、一緒になって泣いてくれた。
そして精神的にも身体的にも落ち着いてきたとき、私はお姉ちゃんにあの言葉を言い放った。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 19:58:36.69 ID:X1G/JyEB0
――――――――
――――――――
唯「え〜、大丈夫だよ〜。そんなの高校卒業してからでいいよ〜」
憂「もう!だめだよーのんびりしてたら!お姉ちゃんが高校卒業したらどうやって生活するつもりなの?」
憂は珍しく私を本気で怒っているようだった。いつもならそこまで言わないのに…。
唯「だ、大丈夫だよー。私もやるときはやるもん!!だから高校卒業までは甘えさせてよ〜」
スリスリと体を寄せていこうとした私を、憂は拒むように顔をそむけた。
なぜだろう?今まで憂が私を拒絶したことなんてないのに…
唯「憂?」
憂は何もしゃべらなかった。時間にしてみれば3、4秒くらいだったのに私の中では1時間とも思える時間が過ぎているようだった。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:08:06.49 ID:ZV7NtahnO
早くしろチンコ冷える
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:13:06.75 ID:X1G/JyEB0
憂「…」
その沈黙が苦しくて、私は憂に話しかけるしかなかった。
唯「ねえ…、どうしたの?いつもの憂らしくないよ…」
憂「…こんなじゃ…だよっ…」
唯「え?なに?」
憂「こんなじゃ駄目だよ!!!」
私は憂の肩に置こうとしていた手を自分の胸の前まで引っ込めていた。唖然とする私。周りの人が何事かとこっちを見ているのが分かった。
憂もそれに気付いたのか慌てて俯き、そして一瞬だけこちらを見ると先に向かって走っていった。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:17:18.95 ID:X1G/JyEB0
唯「あ…」
私にはこんな声しか出せなくて。
憂を引き止めることもできなくて…。
唯「憂…」
やがて憂が見えなくなるまで私はそこに棒のように立ったままだった。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:25:00.54 ID:hM9+CJPg0
し
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:29:38.10 ID:ZV7NtahnO
くそ!ローソンの女店員が俺の手に触れないように指の先で小銭つまんで渡してきやがった!悔しい!
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:31:14.56 ID:wd7vRbaC0
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:33:56.31 ID:ZV7NtahnO
>>41 ありがとう
3次はみな汚いやつばかりだ
虹街道突っ走るわ!
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:35:38.53 ID:X1G/JyEB0
そこで私たち姉妹は生まれて最初の、そして最後になったけんかをした。
―――――
自宅から学校までがこんなに長いと感じたことはなかった。
それが憂がいないからなのか、それとも憂に拒絶されたからなのかは分からない。
帰り道もやっぱりそれは同じで、さっきからため息しかでていない。
唯「はあ〜、帰ったらちゃんと憂にあやまろう」
この言葉を口にしたのは何回目だろうか。ずっとあやまる言葉を考えているが、なかなかいい言葉が思い浮かばなかった。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:49:41.78 ID:X1G/JyEB0
そんなことを考えているうちにもう自宅の前に着いてしまった。家は夕焼けの光を真正面に受けていて、驚くくらい赤かった。
唯「…よし!」
覚悟を決めて、家の玄関の扉を開ける。
唯「たっだいまー!おなかすいたよ〜」
勢いよく入ったのはいいものの、返事がない。憂の靴はあるから多分間違いなく家にはいるはず…
それでも返事がないのは嫌われてしまった証拠だろうか?
唯「う、うい〜?」
さっきの言葉とは正反対の、弱弱しい音が家に響いた。最初にリビングを見る。
唯「…いない」
やっぱり自分の部屋だろうか?そう思った私はとりあえずかばんを自分のへやに置き、憂の部屋の扉の前まで行く。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:50:38.85 ID:VDVx2YqW0
うい〜
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 20:56:50.60 ID:Wna/DDseO
>>45 まるで血のごとき真紅に染まった我が家ってか
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:01:31.69 ID:X1G/JyEB0
なぜか緊張して、ずれていたリボンを直しちゃったりして声を発するのに時間がかかった。
唯「う、憂?いる?話があるの…」
しばらく待ってみたが返事がない。ううっ、そんなに嫌われちゃったかな…
唯「憂…、あのさ、仲直りしようよ…。今日は私が悪かったよ…。だからね…うい?」
…おかしい。いくらなんでも静か過ぎる。まるで中に誰もいないような感じがした。
唯「…うい?…開けるよ?」
不安が頂点に達したとき、私は憂の部屋の扉を開けた。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:06:21.03 ID:ZV7NtahnO
ハァハァ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:06:57.04 ID:VDVx2YqW0
泣いた
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:19:30.67 ID:X1G/JyEB0
唯「う、うい?…」
カーテンが閉められ、暗いままの部屋。いつもと変わらない憂の部屋…。
そこに憂は……いなかった。
なぜか胸を撫で下ろす私。ふう、とだけ発すると私は憂部屋を後にした。
唯「はあ〜。なんかすごく喉渇いちゃったよ。麦茶でも飲も〜っと」
憂に謝っていないのに笑顔の私。それにしても憂は何処に行ったんだろうと思いつつ、キッチンに足をはこぶ。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:20:45.18 ID:ZV7NtahnO
フェイントかけられてしまった
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:22:07.70 ID:Wna/DDseO
依然変わりなく嫌な予感しかしない件
もっとはやく!
ほしゅでござる
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:42:09.67 ID:X1G/JyEB0
リビングからキッチンに入ろうとする。そこは憂の部屋とは異なり夕日が直に部屋全体を包んでいる。
と、そこで私は初めて何かの食べ物のにおいがしていることに気付いた。
唯「この匂い…シチュー?」
キッチンにはシチューの匂いが広がっていた。コンロの上ではずっとだろうか?火がなべ底を熱し続けている。
…おかしい。憂なら火には気をつけるはずだからこんなことはしないはず…。
私は何かとてつもない危機感を感じてすぐにキッチンの横に回りこんだ。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:44:29.55 ID:ZV7NtahnO
キタキタキター
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:44:51.93 ID:YvHspRb20
ヤメテー
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:50:38.68 ID:X1G/JyEB0
私がそこで見たもの。
真っ赤な夕日に包まれ、キッチンの床に仰向けに倒れている愛しい妹。
その口からは夕日の色よりもずっと濃い血が溢れ、憂のエプロンを真っ赤に染めている。
シチューを作っている最中に吐血したのだろうか?
真っ白なシチューの表面には憂の血がまるでシミのようになっている。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:51:45.73 ID:hM9+CJPg0
GYAAA
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:54:15.95 ID:VDVx2YqW0
うおおおおおおおおおおおおおおおお
そのシチューをくれええええええええ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:56:29.02 ID:xoVBdosk0
>火がなべ底を熱し続けている。
ここで楓思い出したのは俺だけじゃないはず
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 21:59:02.32 ID:HsIn+aTQO
憂たんが吐いた血は僕が全部飲むんだよ?ペロペロ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 22:00:19.77 ID:X1G/JyEB0
唯「う…い?…」
私が発した第一声はそれだった。
私の頭はこの状況を受け入れたくないという考えと、早く何とかしなければいけないという考えの両方でグチャグチャになっていた。
心臓はバクバクと鳴り、全身から血の気が引いていく。
唯「あ…あ…」
もう何がなんだか分からない。普通だったら私は気絶しているかもしれない。
でも、憂の、かわいい憂のその口から出た大量の血を見て、私は必死に憂に呼びかけた。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 22:03:57.15 ID:CYu8SUcWO
うい〜うい〜うい〜うい〜うい〜うい〜うい〜うい〜うい〜つい〜うい〜うい〜うい〜うい〜うい〜うい〜
なんで小島よしおが出て来たんだ俺の脳
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 22:20:50.60 ID:Wna/DDseO
平沢姉妹の行く末が気になるが、
もう憂が健気で健気でなぁ……
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 22:22:01.65 ID:fYsBUv+vO
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 22:23:37.58 ID:X1G/JyEB0
私はすばやく憂にかけよると、体をそっと起こした。息はしている。しかし頭と腕は力なくカクンと垂れ下がり、エプロンにかかっている大量の血が私を不安のどん底へと突き落とす。
唯「ういいいいっ!!!ねえ!うい!!どうしたのっ!?返事をして?ねえ?…っ!!」
いくら呼び掛けても一向に返事をしない憂。もう、私の頭は不安と恐怖でパンクしそうだった。
唯「ど、どうしよう…。どうすればいいの…っ、憂ぃ?ぐすっ…」
こんな時でさえ憂に助けを求めてしまった自分が悔しい。本当に今まで憂に頼りっぱなしだったと自覚する。
でも、今は私がしっかりしないと憂が死んでしまうかもしれない。
とにかく私はいつの間にか出てきた涙をぬぐい、慌てて携帯から119番に電話をかけた。
すいません明日期末テストなので今日はここまでにさせてください。
あと、いまさらですが俺
>>1じゃないんです。勝手に人様のスレにこんなSS投稿してごめんなさい。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 22:25:41.82 ID:VDVx2YqW0
ばかやろおおおおおおおおおおお
テストなんか赤点採んなきゃいいんだよおおおお
と、言ってると赤点採るから注意しろよ
乙
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 22:31:49.59 ID:YvHspRb20
はえーよ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 22:38:31.82 ID:ZV7NtahnO
車の中で仮眠してる間に作者がいなくなってた
ほ
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 23:00:10.55 ID:yX8p/C2f0
落とすわけには行かない
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 23:21:57.84 ID:ZV7NtahnO
まんこ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 23:37:12.40 ID:ZV7NtahnO
チンコ
ほっほ
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 23:58:21.33 ID:awdaQAwS0
ほ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/02(木) 23:58:34.04 ID:CI2kd7rRO
ほしゅ
え?追いついたよ?どうすんの?
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 00:18:47.68 ID:WLMieD6SO
り
期待してるぜ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 00:38:24.29 ID:WLMieD6SO
キュインキュイン
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 01:03:56.94 ID:WLMieD6SO
キュインキュイン
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 01:29:22.80 ID:mRqr4oAl0
ほすほす
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 01:51:29.16 ID:d4AWnyDd0
保守時間の目安
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 02:22:29.49 ID:haNu0HMlO
し
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 02:51:00.49 ID:WLMieD6SO
ひゃっほぅ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 03:23:29.79 ID:SxKGLMur0
ていうか夕方まで保守することになるのかこれ
>>90 テストってだいたい二時間か三時間くらいしかないからお昼前には再開じゃね
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 03:42:45.41 ID:WLMieD6SO
どうせ暇なんだから保守してようぜ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 04:17:05.37 ID:szkMuHPE0
ho
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 05:05:27.93 ID:WLMieD6SO
shy
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 06:17:39.79 ID:WLMieD6SO
唯
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 06:50:18.00 ID:A4FzBOCl0
ほ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 07:04:30.63 ID:mPe72e4aO
>>91 最終日じゃないならそのくらいだが最終日だったらテスト後授業あったぞ俺の高校
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 07:30:43.36 ID:WLMieD6SO
あとは頼んだ……
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 07:49:47.92 ID:zn4TdnugO
支援保守
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 08:06:12.95 ID:L8J8tjRiO
最終日であろうがなかろうが問答無用で部活があった俺は勇者←
ほっしゅ
ほっほ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 10:26:40.22 ID:GMLG5Sg8O
☆
ho
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 11:06:45.76 ID:haNu0HMlO
せ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 11:35:26.81 ID:jy78QRqXO
肉体的なヤンデレ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 12:22:20.28 ID:SxKGLMur0
ういーういー
ういういういういういうい
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 13:08:57.14 ID:SxKGLMur0
うーいー
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 14:04:27.51 ID:haNu0HMlO
ぶねぇ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 14:40:07.10 ID:mRqr4oAl0
ほっふ
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 14:40:42.25 ID:WLMieD6SO
おはよっす
ほ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 14:46:43.21 ID:a6cGektW0
>>69の続き
―――――――
「手術中」の赤いランプが灯る夜の病院。私はただそのランプが、良い意味で消えるのを
待っていた。
親が話しかけてくる。
もう帰りなさい。明日も学校でしょ。気持ちは分かるが。もうこんな時間だし。唯の体も心
配なんだ…。
親のどんな言葉も、私の中ではただ棒読みのように流れるだけだった。今、私の心の中に
あるのは不安、戸惑い、そして、、、後悔…。それだけだった。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 14:47:46.65 ID:GMLG5Sg8O
きたーー・・・のか?
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 14:50:14.99 ID:a6cGektW0
私がもっと早くに気付いていればもしかしたら手術なんてしなくて良かったのかもしれない。
私が今日部活をやらずに憂と一緒に帰っていればこんなことにはならなかったかもしれない。
何かを考えようとしても、そんなことしか頭に浮かんでこなかった…。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 14:53:25.00 ID:a6cGektW0
―――――
そろそろ手術が始まって6時間が経とうとしている。
永遠のようにも思えたこの時間も、手術室から先生が出てきたときにおわった。
医「…」
父「先生!…む、娘は…娘は大丈夫なんですか?…」
医「手術は…成功です…。今はゆっくり寝かせてあげてください」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 14:56:55.84 ID:WLMieD6SO
成功か!良かった!
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 14:58:32.21 ID:a6cGektW0
「手術は成功です」この言葉が私の耳に入ってきた瞬間、私はずっと下を向けていた顔を、ゆっくりと起こした。ほかに先生とお父さんが何か話しているようだったが、私の耳には入ってこなかった。
唯「うっ…うっ…」
涙が出ていることが分かる。だって憂は助かったんだよ…こんなにうれしいことはない。
唯「…うっ…うわあああぁぁん!!よかった…よかったよう!!」
子供のような泣き声で、ここが真夜中の病院ということも忘れて、私はただただ隣にいる母に泣きついた。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:03:01.07 ID:a6cGektW0
――――――
?「…ちゃん」
唯「…ん。」
誰かが頭をなでている。その手はとってもあったかくて、それでいて気持ちいい。
?「…ねえちゃん」
ゆっくりと目を開ける。まず目の前に広がったのは真っ白な世界。…それが病院の布団だということに気付くまで、3秒くらいかかってしまった。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:06:18.41 ID:a6cGektW0
?「…お姉ちゃん?起きた?」
その声に私ははっとした。眠気も一気に吹きとんででしまう。
誰の声か?なんて愚問だ。私は向かずにはいられなかった。
唯「う…い…?」
そこにはいつもの、優しい目をした、私の大好きな憂がいた。
唯「うい…ういっ!…憂ーーーっ!!!!」
私は無我夢中で憂に抱きついた。憂の胸に顔をうめる。憂の匂いがする。
私は泣くことしかできなかった。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:15:36.87 ID:a6cGektW0
憂「お姉ちゃん…」
憂がそっと私を抱きしめてくれる。それがとっても心地よくて、私はさらに大きな声で泣いた。
唯「う゛い゛ぃーーー!良かった…。良かったよ〜」
憂「お姉ちゃん…ずっとそばにいてくれたんだね?」
唯「うっ…、うん。だって…憂が…もう゛遠ぐに行っちゃいそうで…怖かったんだから〜!」
憂「大丈夫だよ…。私はここにいるから…」
唯「うわああああぁん!憂〜〜!」
私は嬉しさのあまり、憂の服を涙と鼻水でグチャグチャにしながら再び眠るまで泣いていた。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:20:49.93 ID:a6cGektW0
―――――
憂はそれから入院することになった。私はずっと憂のそばにいてあげたかったが、憂の猛反発にあい、仕方なく学校へ通っている。
学校では軽音部のみんなが心配していたが、すぐに良くなるだろうと思っていた私は大丈夫だよ、とだけ返事をしておいた。
それが大きな間違いであると気付かずに…
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:29:33.67 ID:a6cGektW0
唯「憂〜、入るよ〜?」
一様確認をとってから病室に入る。ここ一週間、毎日のお見舞いが私の日課になっていた。
憂はいつもと変わらない笑顔で出迎えてくれた。
憂「あ、いらっしゃいお姉ちゃん。毎日来なくてもいいのに…」
唯「だって憂といるほうが楽しいんだもんっ」
私は憂の近くのパイプ椅子に腰をおろした。憂もそれにあわせてくれるように上半身を起こしてくれた。
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:31:47.31 ID:mRqr4oAl0
C
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:32:21.61 ID:WLMieD6SO
ふむ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:37:42.02 ID:a6cGektW0
憂「お姉ちゃん、今日学校どうだった?」
唯「楽しかったよ〜。憂も早く治して来なよ〜」
憂「っ!…そ、そうだね!!」
…あれ?今憂の反応変じゃなかった…?
そのことが気になって
唯「ん?どうかしたの?」
私は出来るだけ自然に尋ねた。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:45:47.74 ID:a6cGektW0
憂「ううん!なんでもないよ!それよりも学校での話聞かせてよ!」
唯「??変な憂〜。あ、そういえば今日りっちゃんがさ〜…」
憂の反応の様子は気になったが、私は毎日の憂とのこのわずかな時間を無駄にしたくなかったので普通の会話に戻した。
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:50:19.24 ID:a6cGektW0
憂「…ところでお姉ちゃん、ちゃんとした生活してる?私ちょっと心配で…」
唯「おっと!そのことなら大丈夫だよ〜。毎日自分で起きてるし、お弁当だって作れるようになったんだから!」
そう、憂入院してから私の生活は大きく変わっていた。
朝はきちんと起きれるようになったし、親に頼んでお弁当は自分で作ることにした。
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 15:55:00.40 ID:a6cGektW0
憂「へえ〜。すごいねお姉ちゃん!やっぱりお姉ちゃんはやるときはやる人だよ!」
憂にそう言ってもらえると、とても嬉しくなる。今まで憂に頼りっぱなしだった自分と比べれば、我ながらすごい成長だと思った。
唯「それに最近裁縫もかなり上手くなったんだ〜」
憂「え〜なになに〜、どんなの作ってるの〜?」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:04:32.20 ID:OuNj0dqR0
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:06:05.56 ID:a6cGektW0
唯「えへへ、秘密だよ〜」
作っているもの…それは憂にプレゼントするためのエプロンのことだった。
以前のあのエプロンだと印象が悪いかなと思った私はこっそり憂に新しいエプロンを送ってあげることに決め、それを作っていた。
それも、今日完成する。そして、明日憂にプレゼントするんだ!
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:09:12.69 ID:mRqr4oAl0
う・・・
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:12:29.28 ID:jv5kiV7xO
まだ死んじゃだめだよぅ
ういー
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:15:53.47 ID:a6cGektW0
憂「もう〜お姉ちゃんったら…教えてくれてもいいのに〜」
唯「ん〜、…明日になったら教えてあげる」
憂「本当!?明日が楽しみだなあ〜」
唯「も〜、そんなに期待しないでよ〜」
憂「あ…それもそうなんだけどね…明日私退院出来るみたいなんだ〜」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:19:37.70 ID:WLMieD6SO
俺「そのエプロン8万即決先振込でお願いします」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:24:06.94 ID:a6cGektW0
え…?
唯「ほ、本当!?本当なの憂!!?」
私はその言葉を聞いて大きく胸が高鳴るのが分かった。
憂「うん。昨日から調子良かったし。病院の先生も明日検査して大丈夫だったらいいよって言ってくれたんだ〜」
私は興奮せずにはいられなかった。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:29:23.62 ID:ayDLyRX7O
なにこの死亡フラグ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:32:48.20 ID:a6cGektW0
それから私たちはいろいろな話をした。
明日憂が退院出来るから週末は遊園地に遊びに行くことになりその話で特にもりあがった。
唯「じゃあ憂…帰るね」
気がつけばいつもより1時間も長く病院にいることに気付いた。
憂「うん」
唯「今日は早く寝るんだよ〜」
憂「あはは、お姉ちゃんもね〜」
私がドアに手をかけようとしたとき、
憂「お姉ちゃん!」
憂に話しかけられた。
唯「ん?何?」
憂「…また…明日ね…」
憂は満面の笑みとともに言った。
唯「…うん、また明日!」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:36:23.56 ID:crLZHP1U0
また・・・明日・・・・・・
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:40:41.40 ID:a6cGektW0
―――――
次の日、もし学校にいる間に憂が退院したことも考えて私は完成したエプロンをかばんにしまい、家を出た。
唯「あ〜今日憂が退院するのか〜。ふふっ、楽しみだなあ」
学校に行くまで、私は憂のプレゼントをもらった顔を想像したり、週末に行く遊園地の事を考えたりしていた…。
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:45:25.18 ID:QPNH06xC0
うわあああああやめてくれええええええ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:47:36.50 ID:gRJVzblxO
ああ……
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:49:26.09 ID:gRJVzblxO
ここでスレを閉じよう
次に開くとき憂が元気でいますように…
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:50:46.39 ID:a6cGektW0
―――――
その連絡が来たのはちょうど学校が終わる頃だった。
検査を終え、病室で休んでた憂。退院のために荷物の整理をしようとした時、憂の病状は急変したという。
私はその話を聞いたとき、どれだけ嘘であることを願っただろうか。どれだけ間違いであることを願っただろうか。どれだけこれが夢であることを願っただろうか。
しかしそんなことはありえないわけで、病院に着くまでの先生の車の中で、私はただ神様に祈るしかなかった。
すいません書置きが切れた&これから友達来るのでおそらく9時半くらいまで書けません。
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:52:08.29 ID:mRqr4oAl0
//////////_---―――――---_\ /////////////////
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// ///
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| // ////// // /
// //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // ////
/ // |::: |~ ̄ ̄~.| ;;;| //// ////// ////
/// :|:: | |||! i: |||! !| | ;;;| ////////// ///
////|:::: | |||| !! !!||| :| | ;;;;;;| /// ///// /////
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| /// // // // /////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// //
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:52:36.45 ID:WLMieD6SO
なん……だと……?
保守っと
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 16:58:31.59 ID:crLZHP1U0
なんと・・・・
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 17:06:25.46 ID:ewW8yMDoO
憂は天使になったんだよ
すげえ高校生臭がする
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 17:07:45.40 ID:jv5kiV7xO
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 17:16:46.12 ID:nbizyEKx0
ひでぇタイミングだ…
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 17:28:55.79 ID:QPNH06xC0
お前このタイミングで・・・・・・
良い漫画家になれそうだ
hossyu
こんな所にも冨樫トラップが…
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 18:00:24.95 ID:OuNj0dqR0
ho
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 18:20:56.10 ID:j3nSfWBbO
死んじゃだめだ死んじゃだめだ死んじゃだめだ死んじゃだめだ
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 18:41:28.53 ID:ZZxwa7Dx0
ほ
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 19:01:33.03 ID:upo8u6rFO
しゅ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 19:07:41.42 ID:4sTR+TvQP
なんだ夢か
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 19:09:15.56 ID:OraHPcsLO
追い付いた!
支援
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 19:37:05.86 ID:WLMieD6SO
唯様
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 19:44:50.62 ID:aO0Id/ue0
友達いるとか死ねよ
/: : /:\/∧: : : : : :|:. :. : :|:.:ハ.:.:.:',
/: : : |\/___ノ : : : : :トx___ l.:.|:.:|.:.:.:.|
': : !: :|: :{ ∨\__| ヽ: :l:.:|:.:|.:.:.:.|
i : :|:八: | __ __ V: /: :|.:.:.:.|
|: : :l : :ヽ| V: : :|:.:.:.:|
|:: ::.| : : ハ | :l:| : :|
|∧:|: : : :八 〜〜 ノ: l :.ノ.:.:.:|
.ハ: : : :l:.:> 、 .. イ.:|: l /.:.∧{
\: |ヽ_ノl\  ̄/ ト、j: l/.:.:/
ほ
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 20:18:51.28 ID:MDIegDhR0
すまんさげてしまった
俺は奇跡の生還を信じる!
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 20:35:13.34 ID:SxKGLMur0
まだか
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 20:55:02.15 ID:WLMieD6SO
ふ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 20:55:14.64 ID:Cz0BbKh60
a
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:05:59.21 ID:wmTqTbl0O
これが病んデレか
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:24:02.39 ID:ZZxwa7Dx0
ほ
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:36:28.73 ID:OraHPcsLO
そろそろかな?
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 21:52:05.13 ID:WLMieD6SO
あ
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:20:15.19 ID:ZZxwa7Dx0
ほ
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:31:23.96 ID:/hgYwV4n0
恋空(笑)と同じく誰かが死ぬストーリーなのに泣けるのは何故か?
あれ読んでも嫌悪感しか感じなかったのに
やっぱあれだね、死ぬのが誰かって重要だと思うんだ
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 22:45:29.05 ID:PfpDV8K50
けいおん厨(笑)もスイーツ(笑)も一緒だよ
タラオ氏ね
これだからゆとりは困る
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:02:55.18 ID:a6cGektW0
友達やっと帰った。今から再開します。
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:05:44.92 ID:a6cGektW0
>>145の続き
―――――
私が憂の病室に入って見た憂は、
体に何本も点滴がうってあり、
苦しそうに呼吸をする姿だった。
近くには私も始めて見る心電図が置かれ、規則正しいピッ、ピッという音を放っている。
唯「憂!!!」
私は憂に駆け寄ろうとした。
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:09:07.79 ID:haNu0HMlO
しえ
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:13:32.93 ID:a6cGektW0
しかしそれも親に止められてしまう。
唯「なんで!?どうして止めるの!?」
父「今お医者さんが治療しているんだ。邪魔になるだろ!」
唯「だって…だって憂がっ!!」
それでも行こうとする私の右手を、母が掴んだ。
母「唯!分かりなさい!!今行っても治療の邪魔でしょ!!」
唯「うっ…うっ…ふええぇん!うい〜、うい〜!」
私は、憂があんなに苦しそうにしているのに何にも出来ず、ただ涙を流すことしか出来ない自分が悔しくて悔しくて仕方がなかった。
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:19:53.21 ID:a6cGektW0
―――――
医「治療が終わりました」
先生がそう言ったのは私が病院にきてから数十分後だった。それと同時に腕の拘束が解け、私は憂のもとへとゆっくり近づこうとした。
しかしまたもやそれは阻止されてしまう。
医「今は絶対安静です。それから…おそらく今夜が山でしょう…」
…え?
私は自分の耳を疑った。
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:21:48.44 ID:GMLG5Sg8O
ならば私が憂の隣で添い寝しよう
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:27:07.11 ID:a6cGektW0
私は自分の耳を疑った。
父「そ、そんな…」
今夜が山?
母「どうしてっ…!」
いったいどういうこと?
医「予想以上に娘さんには…重い負荷があったようです…」
だって昨日まで憂はあんなに元気だったじゃん?
父・母「−!−−−!!」
もう何を言っているのか分かんない…!
医「ーーーーー」
分かんない。わかんないよっ…!
唯「うわあああぁん!!!」
ナ、ナンダッテー
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:36:49.26 ID:GMLG5Sg8O
今夜が山田!今夜が山田!!
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:39:35.38 ID:a6cGektW0
―――――
医「…落ち着きましたか?」
気付いたら私はソファーの上にいた。どうやらあの後気を失って倒れたらしい。
唯「…!う、憂は!憂は大丈夫なんですかっ…!?」
医「…残念ながら…明日の朝まではもたないでしょう…」
唯「っ!……」
…体中から血の気が引いていくのが分かる。
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:41:40.22 ID:/dnXoBWnO
ういいいいいいいいい(ノ_・。)
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:45:53.46 ID:a6cGektW0
医「…本来は面会謝絶なんですが…、娘さんだけは、とご両親から言われています」
唯「…」
目の前が外の景色みたいに真っ暗になって、もう、何も考えられなくなっていた。
医「…」
そのまま先生に連れて行かれるように私は憂の病室へと入った。
唯「…うい?」
私の目の前には、顔から汗を噴き出し、苦痛の表情を浮かべた憂がいる。
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:49:06.72 ID:+EMYwIXdO
どうして憂ちゃんいい子なのに報われないんだろう
支援
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:51:54.48 ID:O1yyWQUPO
ちょっくら1から読んでくるわ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:56:27.24 ID:a6cGektW0
口には酸素吸入機が、両腕には何本もの点滴が、胸には心電図からのびたコードが…まるで憂が死ぬことを前提にしているかのように繋がっている。
私は、以前と同じように憂の近くのパイプ椅子に腰掛けた。
唯「…うい…」
私はそっと憂の手を握った。
憂「はあ…っは…っはっ…」
憂はとても苦しそうに目を瞑っている。ときどき手を強く握り返してくるのは不安からか、それとも痛みからか…。
私には知る由もなかった。今私の中にあるのは…絶望。ただそれだけだった。
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:56:26.63 ID:CBJW8MRxO
天気よ晴れよ!天気よ晴れよ!
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/03(金) 23:57:48.87 ID:xNrHPW95O
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:02:54.23 ID:glRUST9uP
ヽ、 ̄`ヽ、_ - ――― - 、
/: ,- /: : : : : : : : : : : : : : : : ::ヽ、
/: //.: : : :,:: :::::::.:i ::::.:./: : : : : : : : \
/: : :/ ./: : : : : / ::::::::/| :::::∧: :: : ::::: : : : : ヽ
: : : :ゝ/: : : : : /::::::::::/ ::: / ヽ: |、::::: :: : : : : :ヽ
-‐:::::/: :,: : : :/::::::::::/ l ::/ ヘ.| ヽ::: : : : : : : :\
i::::i:.:.:::| : : :|:::::::::/⌒ レ' i⌒ヽ:::::: ::.::| :i`ーヽ
|::::|: :: |: : : |::::::/ _ _ ∨: : ::.::|:.:}
}::∧: ::i : : :i:::/ ,ィテミ` ´ィテミ、 ヽ: :..:::|./
∨::ヽ:ヽ: :::l/〃トィ゚バ んィ゚バ i : :/i/
ヽ∨ヽ: :| ゝヒ:::ソ 弋:::ソ′|::/./
l `ヽl , l/ 〉
ヽ ゝ "" "" ,/
i´ ヽ 、 , 人、
{ > 、 イ }_
/´ ヽ >- 、,ィー ´ / ヽ
ノ  ̄`―‐-、 / 〈
ゝ`ヽ、,ノヽ,_ ヽ / / /::::: `ヽ
'.:.:.:.:/.:.:.:.:.:ヽ-' `i, / / ::::: }
ヽ、_ゝ.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ / i
:.:.:.:.i:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:〈 \ / i ./ ∧
:.:.:.:〈_.l:.:.:/ `{ | ` ´ i | / / ヽ
、:_.:./ `´ } i Yヽ | / / |
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:04:20.91 ID:a1GHnJWz0
いったいどれくらいの時間が過ぎたのだろう。十分かも知れないし、もしかしたら一時間かもしれない。
そんな時間を過ごしている私に、ひとつの声が届いた。
憂「…おねえ、ちゃん?」
私が今一番聞きたかった声
唯「…う、い?」
一番大好きな声
憂「おねえちゃん…」
憂が、小さく目を開けて私の名前を呼んでいた。
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:08:47.49 ID:R1S9Kk51O
なんかまた1話から見たくなってきた
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:09:14.62 ID:a1GHnJWz0
唯「う、うい…だ、大丈夫?」
大丈夫な訳がないのに、こんな質問しかできない私。もっと聞きたいことはあるのに…
憂「う…うん。…ごめんねお姉ちゃん?今日退院出来なくなっちゃった…」
あまりにも弱弱しい声。そして、さっきまでとは違い、力なく握られた手。そのどれもが、憂に残された時間が少ないことを暗示しているようだった。
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:19:12.12 ID:0P3O9qUcO
目からなんか暖かい水が…
なんだろ
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:22:29.87 ID:a1GHnJWz0
唯「うい…!もう!心配したんだら!!」
涙目になっているであろう私。何で怒鳴ってるんだろ?
憂「ごめ…んね、お姉ちゃん。でもさ…わたし…最後にお姉ちゃんと会えて…良かった」
え?…
唯「う…うい?どうして最後なんて言うの?…退院してまた一緒に遊ぼうよ…?」
憂がどうしてそんなことを言うのか不安で、でも本当のことで…私は小さな返事しか出来なかった。
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:29:46.52 ID:fNyaCpFSO
うい
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:30:58.68 ID:a1GHnJWz0
憂「おねえちゃん、私…自分の体のことくらい自分で分かるよ…。それとね…」
唯「ういっ!やめて!言わないでよぅ…っ!」
憂の口からそんなこと聞きたくなかった。
憂「それとね…私お姉ちゃんに謝らなければいけないことがあるの…」
唯「え…?」
憂が私に謝ること?そんなことなんて何もないはず…。むしろ私が憂に誤るべきことはたくさんあるのに…
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:38:16.38 ID:a1GHnJWz0
憂「私ね…実は三週間くらい前に…余命一ヶ月って…言われていたの…」
唯「…そ、そんな…」
憂「でもお父さんやお母さん、それと病院の先生にもこのことは秘密にしていてくださいって頼んだ…」
唯「じゃあ…あのときの言葉は…」
憂「お姉ちゃんや他の人に…心配をかせたくなかった…。あとお姉ちゃんには…私なしきちんとした生活を送って欲しかった」
すいません1個前の文章の謝るって漢字間違えていましたm(_ _)m
わかってるから…続けろ……うぃ
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:48:20.48 ID:0P3O9qUcO
なんか疲れてきた
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:51:13.42 ID:a1GHnJWz0
唯「うっ…、ういいっ…!」
涙が溢れてくる。
憂がまさかそんな状態だったなんて知らなくて…なのに私は憂を学校に早く戻ってねと声をかけたりしたこともあって……なんて言えば良いのか分からなかった。
憂「だから…ごめんね?今まで黙ってて…」
唯「ぐすっ…、ういぃ…私だって…謝ることいっぱいあるのに…うっ、うっ…」
そんな私の頭を憂は持ち上げるのもやっとなはずの腕でやさしく撫でてくれる。
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 00:59:03.85 ID:E8xzW3HH0
おせぇ・・・
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:00:14.05 ID:a1GHnJWz0
唯「ぐすっ…私も…憂に甘えてばっかで…自分のことも全部憂にやってもらって…なのに!なのに…!憂には何一つ恩返し出来なくて…」
憂「お姉ちゃん…私ね、おねえ…ちゃんの妹で本当に良かったと思っているよ?」
憂「おっちょこちょいでちょっとぐうたらだけど…やさしくて、他人思いで…たまにかっこいいお姉ちゃんが大好きだった…。これからも、ずっと…」
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:00:40.34 ID:KZvw6+HqO
憂鬱 憂鬱 憂鬱 憂鬱 鬱 鬱 鬱 鬱 鬱 鬱 鬱 憂鬱 憂鬱 憂鬱 憂鬱
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:02:59.14 ID:gveoYcDpO
なんでちょっと見てない間にういが死にかけてんだよ……。
ういいいいいい!!!!!!!!
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:07:52.44 ID:Y3gebk990
あげげえげg
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:09:06.40 ID:a1GHnJWz0
唯「…憂?…ねえ、そんなもう終わりみたいなこと言わないでよ…!」
なんだか憂の様子がおかしい。。さっきよりも呼吸は速くなってるし、心電図は不規則な音を立てている。
私はナースコールを押すと、慌てて憂の手を強く握った。
唯「憂?…あ、そうだ…。今日は憂にプレゼントがあるんだよ!」
私は片手で憂の手を握りながらもう片方の手で床に置いてあるかばんをとり、中からあのエプロンを取り出した。
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:10:46.25 ID:gveoYcDpO
泣きそう
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:11:46.36 ID:6W2J5oFV0
エプロンが死装束とかやめて
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:13:04.46 ID:E8xzW3HH0
もう一回読み直してきた
決壊寸前だぞおい
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:21:51.71 ID:d4BUdlGE0
支援
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:23:24.36 ID:a1GHnJWz0
唯「ほら!これね…、あの、憂が家に戻ったときにまた料理が出来るように私が作ったんだよ?」
唯「だからね、家に戻ったらさ、憂がこのエプロンを着て…私が憂に料理を教えてもらって…、一緒にお弁当なんかを作ったりして…」
唯「だから、憂!?死んじゃ駄目なんだよ!?ねえ!?憂ったらぁ!!」
その時、憂が再び目を開けた。さっきよりもさらに弱弱しく。
唯「憂!…すぐに先生が来るから…、すぐに…治るから…、そしたらまた二人で登校しようよっ…!二人でいっぱい遊ぼうよっ…!!」
その時、憂は口から血を吐いた。私はもうどうすればいいか分かんなくて、憂の手をぎゅっと握っていた。憂が一人じゃないと不安にならないために。
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:28:55.91 ID:H4kKm7B6O
死ぬなあああああああ
憂生きろ!!
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:34:49.20 ID:a1GHnJWz0
私は憂の顔を見る。
顔全体から出ている汗や、苦しそうな表情が私の顔を自分の涙でぐしゃぐしゃにしていた。
よく見てみると、憂も涙を流しているのが分かる。そして、その口は何か言葉を発せようとしていた。
唯「憂?なに?何か言いたいの?」
私は憂の口元に耳を近づけ、必死にその音、言葉を聞き逃さないようにした。
憂「…ねえちゃん。」
唯「何?憂?聞こえてるよっ?」
憂「あ…のね…、わたしね…、」
唯「うん、うん」
憂「おねえ…ちゃんの…妹で、……本当に……幸せっ…だった。」
憂「おね…え…ちゃん…、本当に…」
あれ、ディスプレイが歪んでるんだけど俺のPC壊れたのかな
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:39:48.85 ID:bjXHWNfiO
憂「ほん…と…に」
憂「大成功であります!」
唯「え?」
憂「ドッキリだよ〜おねーちゃん」
唯「よかった…よかったよぉうっうっうわああああああん!」
こんな風になれ!
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:40:58.06 ID:p0wVZMi50
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:41:06.96 ID:v2tJBrJ40
いやっほおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!憂が助かったぜ!!!!
今日は、憂が助かった記念日だわっしょおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:43:12.57 ID:ns1Rfccc0
なーんだwどっきりかー!おじさん本気で騙されちゃったよwwwww
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:43:31.55 ID:v2tJBrJ40
なんだ嘘か
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:43:38.86 ID:gveoYcDpO
>>227 感動しすぎてわけわかんなくなってんだな分かるぜ兄弟
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:45:25.58 ID:a1GHnJWz0
ガラッという音と共に、たくさんの看護婦、医者が入ってくる。
そして、あわてて私と憂の間に割って入る医者。心電図を見て、青ざめる看護婦。私を急いで部屋の外に連れ出そうとする両親。
そのどれもが私にはやけにスローモーションのように思えた。
唯「いやあああああぁぁぁ!!うい、ういー!!」
ずっと握っていた手はゆっくりと引き離され、自分と憂との距離が離れてゆく。
いやだいやだと足掻こうとしても、その距離はひらくばかりだった。
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:46:05.14 ID:6W2J5oFV0
もう早く俺にとどめを刺してくれ・・・
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:49:12.23 ID:HRdvnDq+O
クラナドみたいな奇跡を!!
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:49:20.66 ID:gveoYcDpO
これがOVA化したら全俺が泣く
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:52:16.48 ID:a1GHnJWz0
私が病室から出そうになった時、憂がこっちを見た。
憂「―――。」
憂は間違いなく言葉を発した。声はもうでていなかったかもしれない。
憂は確かに、「ありがとう」
そう言っていた。満面の、私が大好きなあの笑顔と共に…
fin
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:53:02.92 ID:Dm1/GzB30
finだと・・・?
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:54:23.54 ID:HyxYFk3H0
finの読みはファンだからなおまえら
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:54:31.20 ID:n0YUWa7A0
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:54:31.61 ID:E8xzW3HH0
(´;ω;`)
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:55:49.48 ID:ns1Rfccc0
……
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:55:49.96 ID:gveoYcDpO
見えない見えない!
書け!ハッピーエンドにしろバカヤロウ!
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:57:21.24 ID:bjXHWNfiO
よし続けろ
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:58:33.38 ID:ns1Rfccc0
BJに頼んでいれば……
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01:58:50.07 ID:gveoYcDpO
よし次は後日談として自立した唯を…
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:01:29.12 ID:n0YUWa7A0
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:02:34.06 ID:6W2J5oFV0
おい・・・やめろ・・・
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ちょ、ちょーとまって!!!今
>>235が何か言ったから静かにして!!
, ,-;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,. ヽ─y────────────── ,-v-、──────
/;:;:;:;:;:;:ミミ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`、 / _ノ_ノ:^)
/;:;:;:;:彡―ー-、_;:;:;:;:;:;:;:;| / _ノ_ノ_ノ /)
|;:;:;:ノ、 `、;;:;:;:;:;:i / ノ ノノ//
|;:/_ヽ ,,,,,,,,,, |;:;:;:;:;:;! ____/ ______ ノ
| ' ゚ ''/ ┌。-、 |;:;:;:;:/ _.. r(" `ー" 、 ノ
|` ノ( ヽ ソ |ノ|/ _. -‐ '"´ l l-、 ゙ ノ
_,-ー| /_` ”' \ ノ __ . -‐ ' "´ l ヽ`ー''"ー'"
| : | )ヾ三ニヽ /ヽ ' "´/`゙ ーァ' "´ ‐'"´ ヽ、`ー /ノ
ヽ `、___,.-ー' | / / __.. -'-'"
| | \ / | l / . -‐ '"´
\ |___>< / ヽ
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:05:33.34 ID:p0wVZMi50
10億円・・・
分かりました・・・一生かかっても返します!どうか憂を助けて下さい!
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:05:42.26 ID:gveoYcDpO
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:08:07.34 ID:/MbBz1720
普段は夢オチとか嫌いだけどこういうのはむしろ夢であってほしい
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:08:27.51 ID:a1GHnJWz0
―――2年後―――
唯「やった…、おかあさーん、見つけた!、あったよ〜!」
私はとある大学の合格発表会場にいた。
母「まあ!よく頑張ったわね…っ!」
唯「も〜お母さんが泣いてどうするの〜?」
…憂、見てる?私医学部に合格したんだ…。一浪しちゃったけど、昔の私からは想像つかないでしょ?
私ね、憂がいなくなってからしばらくは何もする気が起きなかった。でも部活の皆や、お父さんお母さん、あと病院の先生のおかげで立ち直ることができた。
…あのね、たまに寝坊もしちゃうけど毎朝は自分で起きてるし、ご飯だって自分で作れるようになった。休みの日にはお掃除や洗濯もしてるんだよ?
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:10:16.77 ID:6W2J5oFV0
いがくぶ!キター
せめて、最後には幸せな記憶を―――
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:10:22.55 ID:gveoYcDpO
キタコレ
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:10:44.42 ID:quWfsYjX0
BJ「その子は私が引き受けよう」
父・母「!?」
憂「(だ・・・・れ・・・?)」
医者「ブ、ブラックジャック!」
父「か、彼は何者なんです?」
医者「医者ですよ・・・無免許のね」
父「無免許!?」
医者「無免許ですが、腕は確かだと聞き及んでおります・・・」
母「しかし・・・」
BJ「何といおうと、その子は私が手術する
すでに代金は頂いたんでね、やらないわけにはいかないのさ」
BJの手には唯が愛用するギター、ギー太が握られていた。
憂「(あれは・・・おねえ・・・ちゃん・・・の・・・)」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:13:59.61 ID:Dm1/GzB30
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:15:02.30 ID:n0YUWa7A0
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:16:33.57 ID:p0wVZMi50
BJが当時5万円で買えたギターで…だと…?
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:19:38.09 ID:p0wVZMi50
>>259 金じゃないんだ
どれだけ大切にしてるかなんだ
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:21:07.40 ID:6W2J5oFV0
BJはそういう気持ちを理解した上で手術してくれる
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:21:39.07 ID:gveoYcDpO
>>258 いな までしかみえん
ファイルシークだからなんて書いてる?
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:21:54.64 ID:a1GHnJWz0
でもさ…憂がいないとやっぱり寂しいよ。もうちょっと思い出作っておけばよかったな…。
あ、ごめん…ちょっと涙でてきちゃったよ。この涙もろい性格だけは治んなかったな…。
そうそう、何で私が医学部目指したか分かる?最初は憂が大好きだった料理の道に行こうかと思ったんだよ?
でもね、やっぱり憂には敵わないと思った。だからさ、一人でも多くの人に安心と笑顔を届けられる医者を目指すことにしたんだ。
…ごめん、話が長くなっちゃったね。
最後にさ、あの時言えなかった言葉を言わせてよ。
唯「憂…ありがとう」
私は真上を見た。空には眩しいくらいの青空が永遠に続いていた。
〜fin〜
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:23:38.37 ID:p0wVZMi50
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:24:42.44 ID:gveoYcDpO
FINやめて
ドラゴンボールかなんかで生き返して
ぅぅ……
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:24:49.36 ID:quWfsYjX0
数十分前
唯「BJ先生!憂を助けてください!」
BJ「君が平沢唯さんかね
言っておくが、私の手術代は法外だぞ」
唯「これを・・・」スッ
BJ「これは・・・ギターじゃないか
まさかこれで払うつもりじゃないだろうな」
唯「あと10年・・・10年だけ待ってください
きっと、ううん、必ず世界一のミュージシャンになって
ギー太をすっごく価値のあるものにしてみせます!」
BJ「フフ・・・なるほどな、大物ミュージシャン「平沢唯」が使っていたギターか
そいつは価値がありそうだ
だがね、もしも世界一になれなかったら、お前さんはどうするつもりだい」
唯「お金を借りてでも払います!だから憂を・・・憂を・・・」
BJ「いい覚悟だ」
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:25:13.45 ID:p0wVZMi50
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:26:17.18 ID:6W2J5oFV0
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:26:22.41 ID:+8KkzjC00
もうけいおん普通に見れない……
よし次は後日談として医者になった唯を…
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:27:30.83 ID:gveoYcDpO
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:28:06.25 ID:E8xzW3HH0
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:28:34.23 ID:n0YUWa7A0
良かった
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:29:31.32 ID:ns1Rfccc0
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:30:44.33 ID:quWfsYjX0
BJ「・・・というわけだ
こんな高価なものを受け取った以上、私のメンツに関わるのでね
わかったらその子を預けてもらおう」
母「唯・・・」
父「・・・わかりました、あなたに娘を託します」
BJ「そうそう、このギターのことなんですがね
貰ったはいいが、どう安く見積もっても手術料より高く値がつきそうなんでね
先にお釣を返しておきますよ」
父「えっ・・・さ、30万も・・・」
BJ「そいつで新しいギターを買っておやりなさい
未来の大物ミュージシャンが、ギターがなくて練習できないんじゃ可哀相だ」
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:32:13.31 ID:6W2J5oFV0
BJ・・・GJ
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:32:38.40 ID:gveoYcDpO
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:34:01.04 ID:+Cs78LeHO
ピノコは?
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:35:41.29 ID:b0OPHU7v0
むしろこれがアニメ化されればよかったのに・・・乙
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:36:41.76 ID:gveoYcDpO
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:39:01.90 ID:GOmzJEIO0
ちぇき
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:43:17.08 ID:vHXAhvwoO
このBJになら掘られてもいい。
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:43:47.03 ID:gveoYcDpO
今からけいおんみる
うい見てくる
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:45:34.28 ID:quWfsYjX0
数年後
BJ「ピノコッ!もう少し音量を下げろ!」
ピノコ「アッチョンブリケ」
BJ「まったく・・・ん?このバンドは・・・」
ピノコ「ちぇんちぇー、知ってるのよさ?」
BJ「ああ、今に世界に名を轟かせるバンドだ」
CDのジャケットには、見覚えのある顔がうつっていた
かつて私が救った女性の姉、平沢唯だ
放課後ティータイム・・・
そのおかしな名に価値がつく日を楽しみに待つとしよう
終
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:46:30.97 ID:p0wVZMi50
( ;∀;)イイハナシダナー
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:50:15.36 ID:quWfsYjX0
何気なく書き始めたら、BJ先生を扱うのが思ったより難しくて困った
BJという人間を表現できる手塚先生は流石
勝手にIF書いてすまんこ
ID:a1GHnJWz0乙でした
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 02:52:36.34 ID:6W2J5oFV0
放課後ティータイムは今に武道館を埋め尽くすぜ・・・
いいけいおんSSだった激しく乙
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 03:01:23.97 ID:gveoYcDpO
唯とういは最強姉妹
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 03:04:06.83 ID:d3vHs0DgO
大塚の脳内再生率パネェ
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 03:12:56.70 ID:gveoYcDpO
けいおん厨同士でオフしたいのぉ
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 03:14:15.57 ID:azLRAM5Z0
憂…
こんな憂をまっていた♡
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 03:37:33.17 ID:/Cb3sT9DO
なんで唯と憂の甘々デレデレssが無いのはどうして?
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 03:38:31.70 ID:gveoYcDpO
あるだろ
いま見てる
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 03:49:22.04 ID:/Cb3sT9DO
>>296 エロばっかじゃね?エロとか百合とかじゃないの!
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 03:51:16.40 ID:gveoYcDpO
確かになんかつまらんなwwwww
またしばらくけいおんSS探しするかな
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 07:17:47.57 ID:U6nO3zqp0
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 08:20:06.27 ID:62wn2l6y0
今までみたけいおんssで一番感動したぜ
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 08:49:46.02 ID:0P3O9qUcO
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 09:28:10.17 ID:98iNzcPi0
これから読む
乙!感動した
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 10:17:48.87 ID:Cl63DeKJ0
乙
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 10:25:26.76 ID:ommdkjffO
乙!感動した。画像で一気に来た
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 10:51:06.09 ID:mhbnMDHq0
感動した
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 10:59:50.73 ID:ymZ4NyqrO
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 12:30:04.67 ID:XH5begpu0
ほ
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 13:25:16.02 ID:u4SYB7OD0
h
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 13:26:17.90 ID:gveoYcDpO
なんか続き書いてよ
BJかっけえw
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 14:23:11.05 ID:S3Cka7jN0
乙
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 14:46:04.35 ID:Mr/STEqVO
お疲れ様!
ここまで泣くとは思ってなかった
もう終わりか
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 15:47:18.44 ID:FzTFYj960
面白かった
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 16:46:56.43 ID:ftOSutOp0
ほ
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 17:33:00.60 ID:ftOSutOp0
ほ
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 18:46:26.62 ID:aMSRdTV4O
よかった
乙でした
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 19:27:22.77 ID:62wn2l6y0
あげ
お口に合うかはわかりませんが、賑わしに一つ
先の緊迫したSSから一転、ほのぼの(?)お料理ネタです。
唯「うーいー、アイスゥ…」パタッ
憂「ごはん食べてからー」
唯「あーいーすー」ゴロゴロ
憂「(お姉ちゃんかわいい…)ところでお姉ちゃん」
唯「ほえ?アイスくれるの?」キラキラ
憂「違うよー、たまには一緒にごはん作ってみない?」
唯「…」
〜唯の脳内ここから〜
手伝う→早めにごはん→早くアイス食べれる
〜唯の脳内ここまで〜
唯「(!)よーし、張り切っていこうー」
憂「ありがとう、お姉ちゃん」ニコッ
唯「シェフ、今夜のメニューはハンバーグ?それともシチュー?」wktk
憂「んー、もう材料は買ってきちゃってるから…今晩はオムライスだよ」
唯「ういのオムライス、ふわふわで好きなんだー」
憂「(なんか作ってもらう気満々…)えっと、じゃあまず卵割ってねー」
唯「了解ですッ」
憂「ケチャップライスは出来てるから、あとは焼くだけなんだ」
唯「〜♪」ベシャッ
憂「…」
唯「うーいー…失敗…」
憂「…だ、大丈夫だよー。はい、もう一つお願い」
唯「よーし、今度こそ」パキッ
憂「さすがお姉ちゃん」
唯「まっかせなさい♪」憂「じゃあ、牛乳とお砂糖入れなきゃ」
唯「へぇー、ういの卵焼きがほんのり甘いのにはこんなトリックがあったのか」
憂「はいっ、まず牛乳は…って、お、お姉ちゃん、入れすぎだよぉ」
唯「へ?」コポコポ
憂「えーと…」
唯「だ、大丈夫大丈夫。きっとおいしいよー」アセアセ憂「(せっかくお姉ちゃんがやってくれたんだし)そうだねお姉ちゃん、でもお砂糖は少しだよっ」
唯「がってん!」サー
憂「あとは溶いてフライパン。焼くのはわたしが…」
唯「そうだ、たまには座っててよ、ういー。わたしだって出来るんだから」エヘン
憂「(怪我でもしたら…)そ、そう?でも熱いから気をつけてね」
唯「大丈夫だってばー。座っててっ」
憂「じゃあ、お願いねお姉ちゃん」
〜ただいま調理中〜
唯「もうちょっとで焼けるかな〜?」カチャカチャ
憂「(焼ける?)…」
唯「おいしそうだよーういー」
憂「(!)お、お姉ちゃん…ごはん…」
唯「へ?オムライスだよー」
憂「そうじゃなくて、お米…」
唯「あれー」ハッ
憂「なんか、香ばしい香りが…ってお姉ちゃん、焦げてない?」
唯「(!)えー、う、ういー、どうしよう…」アタフタ
〜盛り付け後〜
唯「えへへ、結構焦げちゃった」
憂「しょうがないよ、けどおいしそう」
唯「盛り付けは上手でしょ、あるふぁるふ(ry」
憂「え?あるふぁ?」
唯「んーん、さあ食べようっ」
唯・憂「いただきまーす」
一気に投下…
オチは?とかつっこまないで下さい。
憂が唯とお料理したらこんなかなと。
お目汚し大変失礼しました。
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 19:39:38.55 ID:n0YUWa7A0
あーるふぁーるふぁー
ギー太に首ったけよりsunday siestaのがいいよね
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
>>325 良いと思います。
やっぱりけいおんの物語はほのぼのや純愛系がいいと思った。
SS(感動系)を書こうとすると誰か死ぬ展開しか思い浮かばない俺って…。