1 :
◆4dw0vE5KZE :
立て立て
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 18:31:11.21 ID:0cz+ArYl0
キター
3 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:33:00.52 ID:jjPOStDZ0
4 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:35:02.68 ID:jjPOStDZ0
*** あ ら す じ ***
('A`)「よ、よぅ、ギコ…(,,#゚Д゚)「何が『よぅ』だコソコソしてんでねぇ!」
最悪な形でギコと再会したドクオ、しかし…
(,,゚Д゚)「…これがらは遠慮なんていらね。それで良いべ?」
(;A;)「ギコ…ありがと、ありがと…」
剣道の稽古を通して絆を取り戻した二人。
そして…
ξ*゚听)ξ「…そうね、よろしくね、シィちゃん」
リリ*゚ー゚)「よろしく、シィちゃん」
(*^ー^)「よろしくね、ツンちゃん、クーちゃん」
クー達とシィの間にも女同士の友情が芽生えたようです。
これで心置きなく帰省を楽しめるかと思った矢先…
(`゚ω゚´)「まったく見ものだったぞ?クヒャヒャヒャハァ〜」
思いがけないドクオの父の出現に、また暗雲が立ち込めてしまいます。
さて、問題を解決して、残りの休みを楽しむ事ができるのでしょうか!?
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 18:36:11.81 ID:BK2YMU+X0
新作来てる
期待
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 18:37:01.55 ID:aJBg0l6jO
今回は本編なんだな
良かった良かった
7 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:37:03.90 ID:jjPOStDZ0
*** ('A`)side ***
('A`)「ほら、ブーン、起きろ」
ムニャ(* ^ω^)「う〜ん、玉子焼き…もう食べられないお…」
('A`)「寝言で朝メシ食ってやがる…ホレ起きろ、バイキング終わっちまうぞ?」
(* ^ω^)「バイ…キング…?」
('A`)「あと30分で食堂が閉まる、朝メシ食い損ねるぞ!」
ガバッ( ゚ω゚ )「おぉー!朝ごはんーー!!」ゴッ) A )「あぶぅ!!」
(* ^ω^)「お!おはようだお、早く朝ごはん行くお!!」
( ^ω^)「どうしたんだお、ドクオ?」
(#)A`)「『どうしたんだお』じゃねぇよ…」
( ^ω^)「良いから、早く!ご飯、ご飯だお!」
⊂ニニ(* ^ω^)ニ⊃「ブーーーーーン!」
(#)A`)「…やれやれ」
俺は痛む頬を擦りながら、食堂へと歩いていった。
8 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:39:04.98 ID:jjPOStDZ0
('A`)と川 ゚ -゚)はイトコのようです
9 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:41:05.95 ID:jjPOStDZ0
(* ^ω^)「ハムッ!ハフハフ、ハフッ!!」
食堂に着くと、ブーンはすでに山盛りの朝食を掻き込んでいる。
(#)A`)「うぃ〜す」
リリ ゚ -゚)「おはよう、ドクオ…どうしたんだ?それ?」
ξ゚听)ξ「おはよう、見事に腫れてるわね」
自分の食べる分を取ってテーブルに向かうと、
クーとツンはすでに食事を終えて、お茶を飲んでいた。
(#)A`)「ブーンに朝メシ食い損ねるぞ!って言ったらガ〜ン!!…とな」
リリ ゚ -゚)「…それは災難だったな」
クーが答えるが元気が無い、やはり親父の件が効いているのだろう。
(#)A`)「あぁ、頂きます…ズズ…いてぇ」
味噌汁を啜ると口の中にしみる、口の中も切れているようだ。
(* ^ω^)「ごちそうさまだお〜、ドクオ、どうしたんだお?その顔?」
(#)A`)「…はぁ…」
ξ゚听)ξ「…アンタが言うんじゃないわよ」
( ^ω^)「お?なんだお?ドクオ、今日はどうするお?」
10 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:43:04.08 ID:jjPOStDZ0
ブーンは寝ぼけていた事もあって、
俺に頭突きした事など覚えていないようだ。
(#)A`)「むぐ…うん、今日はモグ…」
リリ ゚ -゚)「食べ終わってからにしたらどうだ?」
ξ゚听)ξ「ブーンも急かさないの」
( ^ω^)「…わかったお」
三人は途端に黙ってしまう、
なんだか注目されているようで食べにくい。
(#)A`)「ムグ…ごちそうさまでした」
リリ ゚ -゚)つ旦~「はい、どうぞ」
(#)A`)つ旦~「あぁ、ありがとう。ズズ…さて、今日は…」
( ^ω^)「今日は?」
(#)A`)「もう10時だからな、まずは近場をまわって、昼メシはここで蕎麦。
で、午後からは祖父ちゃん家に行こうと思う」
リリ ゚ -゚)「お祖父さんの?」
(#)A`)「うん、ま、俺の実家なんだけどな。昨日までは出かけてたんだよ。
そこから、湖水浴にでも行こうかな…と」
11 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:45:05.16 ID:jjPOStDZ0
ξ*゚听)ξ「湖水浴!?泳げるの!?」
(#)A`)「あぁ、10分も歩けば浜だ、海水みたいにべたつかないから…
ん、悪ぃ携帯だ、モシモシ?」
(,,#゚Д゚)】「なんで昨夜電話に出ねぇんだゴルァァ!!」
キィーン(#)A`)】「んがっ!」
突然の大音量に耳がおかしくなる、電話口で怒鳴るんじゃない。
携帯を耳から離しても、ギコは怒鳴り続けている。
ギコが怒鳴り止むまで少し待って、
(#)A`)】「あー、午後になったら実家に来い、
シィも誘え、水着忘れんなよ〜」ピッ
「おい!ちょ、待で!!」携帯の向こうで慌てるギコを無視して
電話を切って、ついでに電源も切る。
リリ ゚ -゚)「良いのか?電源まで切って」
(#)A`)「良いんだよ。じゃねぇと、ひっきりなしにかけて来るだろうからな。
さて、んじゃ、飯も食ったし出かけるか」
そう言って席を立つ。
ギコが来たら、あの話は必ずしなきゃならないのだ。
それまでは夏休みを楽しむ事にしよう。
12 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:47:22.60 ID:jjPOStDZ0
*** 川 ゚ -゚)side ***
リリ ゚ -゚)「おはようツン」
ヽξ--)ξノ「んん〜〜…」
ξ゚听)ξ「おはよう、クー、早いわね」
大きく伸びをしてから起きるツン。
時計はまだ7時を過ぎた辺り。
朝食に一番乗りするのでもなければ、まだまだ寝ていられる時間だ。
リリ ゚ -゚)「うん、朝ごはんの前に温泉に入ってこようかと思ってな。
…ツンもどうだ?」
ξ*゚听)ξ「良いわね、昨夜温泉に入ってから、
お肌がすべすべになったような気がするの♪」
温泉の効果というものは、一回湯に浸かっただけで現れるものなのだろうか?
気にはなったが彼女は喜んでいるのに、水を差すことも無いだろう。
連れ立って温泉に入る、天然温泉とは言うが
あまり匂いのしない、透明なお湯だった。
リリ*゚ -゚)「ふぅぅ、やっぱり良いな、温泉は」
ξ*゚听)ξ「ホントね『日本人で良かった』って思うわよね」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 18:48:08.06 ID:4BH+qutt0
ktkr
支援
14 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:49:15.13 ID:jjPOStDZ0
かけ湯をして湯船に浸かる、湯口から一番遠いところにいるので
熱過ぎず、ぬる過ぎず、ちょうど良い湯加減だった。
ξ゚听)ξ「…昨日は眠れた?」
リリ - -)「いや、あんまり…色々気になってな。
3時ごろまではウツラウツラといった感じだったよ。
そういうツンだって…」
ξ゚听)ξ「そうねぇ、気にしても仕方ないとは思ってるんだけど…」
ツンも私と同様に眠れない夜をすごした様だった。
ドクオは昨夜遅くまで、伯母と話しをしていたようだったので
その内容も気にかかるが……
リリ ゚ -゚)「とにかく…ドクオが話すまでは、触れないでおこうと思う」
ξ゚听)ξ「そうね、それが良いわね」
私達は温泉で寝不足の頭を目覚めさせ、部屋へ帰った。
浴衣から私服に着替え髪を乾かすと、時計は8時30分をまわっていた。
ξ゚听)ξ「じゃ、朝ごはんに行きましょ」
朝食は1Fの食堂で、自由に摂る事になっていた。
基本のお膳があって、数種類のおかずを自由に選べるという
ちょっと変わったビュッフェスタイルだった。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 18:49:28.02 ID:DcRzWmRv0
よっしゃ支援
16 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:51:16.85 ID:jjPOStDZ0
ξ゚听)ξ「「いただきま〜す」」(゚- ゚ リリ
思い思いのおかずを取って席に着く、私は魚を中心とした和食風。
ツンは目玉焼きとベーコンで和洋折衷のメニューとなっている。
ξ*゚听)ξ「美味しいわねぇ」
リリ*゚ -゚)「あぁ、これだけでも来る価値はあるな」
昨日の夕食もそうだったが、料理はどれも素晴らしく
旅館のこだわりが感じられた。
ξ--)ξ「「ごちそうさまでした」」(- - リリ
ξ゚听)ξ旦~「ズズ…さてと、ブーン達遅いわね」
リリ ゚ -゚)旦~「ドクオはいつもギリギリまで寝てるからな」
これ以上起きてこないようなら起こしに行こうか…
そんな事を話していると、
⊂ニニ(* ^ω^)ニ⊃「ご飯、ご飯だお〜」
ブーンが食堂に駆け込んできた。
お膳に片っ端からおかずを載せて、私達と同じテーブルに着くや否や
(* ^ω^)「おっ!おはようだお!いただきまーす」
私達の返事も待たずに食事を始めてしまった。
17 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:53:25.38 ID:jjPOStDZ0
ξ#゚听)ξ旦~「はぁ…まったく…」
ツンは腹を立てながらも呆れているようだ、
ドクオがどうしたのか聞く間も無かったのだから、当然かも知れない。
(#)A`)「うぃ〜す」
そこへドクオがやってきた、眠そう…と言う事は無い。
…と言うよりも、そんな様子が覗えないほど右頬が腫れている。
聞けばブーンを起こそうとして、頭突きを食らってしまったらしい。
方やブーンは覚えていないらしく、食事を終えてから
『その顔、どうしたんだお?』などと言って、ドクオを呆れさせていた。
彼が食べ終えるのを待って、今日の予定を打ち合わせる。
ドクオによれば近場を案内してくれた後、
実家でもある祖父の家に、連れて行ってくれるそうだ。
リリ ゚ -゚)(お祖父さんか…)
私にとっても祖父であるその人には、会った記憶が無い。
ドクオの父と対面したのも、昨日が初めてだったのだから、
当然なのだろが、ウツダとスナ、両家の疎遠ぶりが顕著に現れている。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 18:55:05.11 ID:4BH+qutt0
支援
19 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:55:26.50 ID:jjPOStDZ0
リリ ゚ -゚)(どんな人なんだろうな…)
血縁であるからには良い人であって欲しい、だが…
リリ - -)(会ってみなきゃわからないな)
そんな事を考えているとドクオの携帯が鳴った。
(#)A`)】「んがっ!」
どうやらギコさんのようだ、電話の向こうで怒鳴っているらしく
スピーカー越しの声が、私達にもはっきりと聞こえる。
ドクオはしばらく黙って落ち着くのを待ってから、用件を伝えて電源を切ってしまった。
リリ ゚ -゚)「良いのか?電源まで切って」
(#)A`)「良いんだよ。じゃねぇと…」
…言い分もわかるが、ちょっと強引だと思う。
しかし、これが幼馴染の絆とも言えるのだろう。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 18:55:59.07 ID:Vc/FtXZ9O
支援
21 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:57:30.04 ID:jjPOStDZ0
ドクオは立ち上がって出かけようとしている。
私達も続こうと思ったが、その前に…
リリ ゚ -゚)「貞子さん、ちょっとお願いが…」
川*д川「呪ま…失礼、何でしょう?」
リリ ゚ -゚)「タオルと氷…できれば氷嚢を作って欲しいんですが」(のろま…?)
川д川「氷嚢…?あぁ、ほっぺですね」
「少々お待ちを…」と言って厨房に下がりすぐに出てきた。
手には注文どおり、タオルと袋に入った氷を持っている。
川д川「…丁度したものが無かったので、これでよろしいでしょうか?」
タオルは清潔だし、氷の入った袋は
厚手のビニール製でしっかりと口が閉じられている。
リリ*゚ -゚)「ありがとうございます、これなら大丈夫そうです」
礼を言って頭を下げる。
川*д川「いえいえ、それではお気をつけて行ってらっしゃいませ」
貞子さんに見送られながら、ドクオ達のもとに向かう。
リリ ゚ -゚)つ□「ほら、ドクオ。冷やしておけ、早く治るから」
作ってもらった氷嚢をタオルに包んでドクオに渡す。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 18:58:54.86 ID:pTPHs/6wO
支
23 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 18:59:06.67 ID:jjPOStDZ0
(#)A`)つ□「おぉ、サンキュー。あー、冷たくて痛気持ち良い…」
押し付けた痛みと、氷の冷たさが相反しているようだ。
(#)A`)「じゃ、行くか…足が無いから観光って言っても、ホントに近場だけどな」
ξ゚听)ξ「構わないわよ、旅館でじっとしてる訳にも行かないしね」
(* ^ω^)「おー、何があるんだお?」
(#)A`)「大した物はないなぁ、足さえあれば世界的名医の生家とか、
ガラス工芸の博物館とかあるんだけど…」
リリ ゚ -゚)「…遠いのか?」
(#)A`)「車でなら10分くらい…歩ったら30分くらいか?」
(; ^ω^)「結構遠いおね」
リリ ゚ -゚)「私達はスニーカーだから、まだ良いけど…」
一斉にツンを見る、彼女だけミュールを履いていた。
ξ゚听)ξ「なによ、悪かったわね」
(#)A`)「ま、しゃあねぇ、とりあえず行こうぜ」
ドクオに従って歩き出す、高原の陽射しが眩しく降り注いでいた――
24 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:01:07.09 ID:jjPOStDZ0
*** ('A`)side ***
(#)A`)(さて、まずは…)
近場にあるものといえば、俺の通っていた学校と、
遊んでいた森、小川、そして…御神木くらいのものだ。
ツンの足元を考えると、どこも適しているとは言えない。
かろうじて御神木の周りなら、川原のように砂利があるわけでもないし、
何とか歩けるだろう。
(#)A`)「森林浴でもするか?」
リリ ゚ -゚)「森林浴?」
(#)A`)「あぁ、昼飯までに戻るなら、御神木くらいしかねぇ」
ξ゚听)ξ「部屋から見えるあの大きな樹ね?」
(; ^ω^)「そんな樹あったかお?」
(#)A`)「済まねぇな、ゴタゴタでブーンは放ったからしだったからな。
ホントだったら、俺が窓の外とかも色々と教えなきゃならなかったんだけど…」
( ^ω^)「良いんだお、久しぶりにのんびりできたお」
俺が居ない間、ブーンは部屋でゴロゴロしているか、
旅館の庭を歩き回るなどして暇をつぶしていたようだ。
彼にとっては見るもの全てが新鮮だったのかも知れない。
25 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:03:02.80 ID:jjPOStDZ0
(#)A`)「悪ぃな、で、後は学校か森の中、川原…
学校なんか行ってもつまらないだろうし――」
ξ゚听)ξ「行ってみたい」
(#)A`)「え?」
ξ゚听)ξ「ドクオが通ってた学校に、行ってみたいって言ってるの」
(#)A`)「でも、何にも無いぞ?」
ξ゚听)ξ「それでも良いじゃない、ね?クー?」
リリ ゚ -゚)「そうだな、森林浴も良いが学校も見てみたいな」
( ^ω^)「決まりだおね」
(#)A`)「…わかったよ、でもホントに何も無いぞ?」
進路を変更して小学校に向かう、
その道は通い慣れた道で、懐かしさが込み上げてくる。
(#)A`)「ん〜♪」
リリ ゚ー゚)(ご機嫌だな…)
クーがニヤついているのに気付く、
いつの間にか鼻歌を歌っていたらしい。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:03:53.58 ID:4BH+qutt0
支援
27 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:05:06.05 ID:jjPOStDZ0
(#)A/)「な、なんだよ」
リリ ゚ー゚)「いや、機嫌が直ったみたいで良かったな…と思ってな」
ξ゚听)ξ「そうねぇ、朝から不機嫌な顔してたもんねぇ」
(#)A/)「そうか?」
( ^ω^)「おー、ゴメンだお」
ブーンは自分の頭突きで、俺が不機嫌になったと思っているらしい。
難しい顔をしていたとすれば、原因はそれだけでは無いのだが…
(#)A`)「気にすんな、ブーン。冷やしたせいで大分楽になったから」
腫れていた頬は冷やしたお陰で、痛みは無くなっている。
この分なら昼には腫れも引くかもしれない。
( ^ω^)「それなら良いんだお」
話しながら歩く、林を抜けると視界が広がり
そこに懐かしい校舎が見える…はずだった。
(#)A`)「あれが俺の通っていた小学校…なんだけど」
木造だった校舎はいつの間にか、鉄筋コンクリートに建てかえられ、
広く、どこまでも駆けられると思っていた校庭は
とても狭く、隅の方には雑草が生い茂っている。
28 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:08:12.64 ID:jjPOStDZ0
(#)A`)「…こんなに狭かったっけなぁ、校舎も変わっちまったし」
リリ ゚ -゚)「校舎が?」
(#)A`)「俺が通ってた頃は木造だったんだよ、ぼろくてなぁ」
築年数が何年だったかはわからないけれど、
窓は薄いスリガラスで、所々隙間が空いていて、
雪の降る日などは、外と変わらないくらい寒かったものだ。
(#)A`)「でも、それなりに楽しかったんだぜ?
柱に名前を彫ったりしてな…お、遊具はそのままなんだな」
校庭の隅の方には鉄棒やジャングルジム、ブランコ等が残っていた。
が、近づいてみるとそのいくつかは新しくなっていて、
当時の面影は鉄棒くらいにしか残っていなかった。
(#)A`)「なんだ、ほとんど新しくなってらぁ…」
校舎が見えたときから感じていた寂寥感が、俺の胸を締め付ける。
ξ゚听)ξ「なんか…ゴメンね?」
(#)A`)「何で謝るんだ?」
ξ゚听)ξ「だって、なんだか寂しそうだったから…
私が来てみたいなんて言ったから――」
(#)A`)「良いんだよ、卒業してからぜんぜん来てなかったから、
変わっててもおかしくないからな」
29 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:10:08.74 ID:jjPOStDZ0
中学校は正反対の方向にあるので、
小学校には卒業以来近寄らなかった。
こんなに変わってしまうとは、思ってもいなかったけど。
(#)A`)「さ、そろそろ帰ろうぜ?今から帰ればちょうどメシ時だ」
( ^ω^)「おー、良いのかお?」
(#)A`)「…何にも無いところにいたってしょうがないだろ?
うちの蕎麦は自慢の一品だからな…旨いぞ?」
(* ^ω^)「それは楽しみだおね」
ブーンは朝あれだけ食べたのに、腹が減ってきたようだ。
太陽も頂点に近づいてきて、陽射しも厳しくなってきた。
(#)A`)「行こう、流石に暑くなってきた」
頬を冷やしていた氷もほとんど溶けている。
何よりツンにはああ言ったが、思い出のほとんどが消えたこの場所に
長くいたくなかったのが本音だった。
俺は朝来た道を辿って帰る、この道は昔の姿を残しているのに――
変わりつつある故郷、
…いや、変わったのは俺の方だろうか?
一人、考えに沈むが答えは出なかった。
支援
31 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:12:13.23 ID:jjPOStDZ0
*** 川 ゚ -゚)side ***
(#)A`)「ん〜♪」
ドクオが鼻歌を歌っている、珍しい事だ。
今、私達は彼が通っていた小学校に向かうべく道を歩いていた。
ここはかつての通学路なのだろう。
きっと子供の頃に思いを馳せているに違いない。
リリ ゚ー゚)(ご機嫌だな…)
今朝…いや、昨日の夕方から難しい顔をしていたドクオが
心からリラックスしている証拠だ。
私はそれが嬉しかった。
(#)A/)「な、なんだよ」
リリ ゚ー゚)「いや、機嫌が直ったみたいで良かったな…と思ってな」
ドクオが私の様子に気付く、無意識の内に歌っていた鼻歌が途切れる。
もう少し聞いていたかったのに残念だ。
でも、ドクオは気分を害した様子は無く、ブーンを気遣ってさえいた。
しかし、そのドクオの上機嫌も長くは続かなかった。
32 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:14:06.24 ID:jjPOStDZ0
(#)A`)「…こんなに狭かったっけなぁ、校舎も変わっちまったし」
小学校に着いた途端、驚きの声を上げる。
子供の頃と比べると身体も大きくなっているのだから、
校庭が狭く感じるのはなんとなくわかる。
でも校舎も変わったというのは…?
(#)A`)「俺が通ってた頃は木造だったんだよ、ぼろくてなぁ」
懐かしそうな声を上げる、しかし目の前にあるのは鉄筋の校舎だ。
新築というほど新しくは無いだろうが、彼の通った校舎は残っていない。
(#)A`)「なんだ、ほとんど新しくなってらぁ…」
校庭の遊具に近づいて、また寂しそうに呟く。
なんだかその背中も、いつもより小さく見えるような気がする。
何か声をかけたい、慰めたい。
でもなんと言ったら良いのかわからない、言葉が浮かばない。
ξ゚听)ξ「なんか…ゴメンね?」
私が迷っているとツンがドクオに謝る、ドクオは少し不思議そうにしている。
ξ゚听)ξ「だって、なんだか寂しそうだったから…
私が来てみたいなんて言ったから――」
33 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:16:12.28 ID:jjPOStDZ0
彼女の言葉に戸惑ったような表情を浮かべながら、
『仕方の無い事だ』という事を言っている。
確かに仕方の無い事だろう、だが、どこか割り切れないような顔をしている。
(#)A`)「さ、そろそろ帰ろうぜ?今から帰ればちょうどメシ時だ」
話題を変えたかったのか、事実を述べただけなのか、
昼食の時間だから帰ろうと切り出した。そして、蕎麦の自慢などしている。
…やはり話題を変えたかったのだろう、
その目論見どおり、ブーンが蕎麦の話に食いついた。
(#)A`)「行こう、流石に暑くなってきた」
確かに、高原とは言え帽子も被っていない私達に
ジリジリと日差しが照りつける、ちょっと暑くなってきていた。
私達は来た道を戻る。
行きと違って、ドクオの鼻歌は聞こえてこなかった――
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:18:15.99 ID:LC1gSqFfO
支援支援
35 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:18:18.01 ID:jjPOStDZ0
旅館で昼食の蕎麦を頂いた後、私達はドクオの実家に向かっていた。
向かっていた…と言うのは大げさだ。
何しろドクオの実家は旅館の直ぐ裏手、
さして大きくも無い道路を挟んだ向かい側にあった。
家の周りには垣根がめぐらしてあって、きれいに手入れされている。
門のようなものは無く、垣根の切れ目がその役目を果たしているようだ。
垣根の切れ目はかなり広い、聞けば昔はトラクタが出入していたらしい。
その垣根の前に立って、ドクオが振り返る。
('A`)「さ、ここだ。祖父ちゃん帰ってきてるかな…?」
午前中冷やしていたので、頬の腫れはすっかり引いていた。
( ^ω^)「旅館も大きかったけど、実家も大きいんだおね」
('A`)「…農家の名残さ、祖父ちゃん?ただいま」
玄関の引き戸を開けながら声をかける…が返事が無い。
リリ ゚ -゚)「…お留守なのか?」
('A`)「いや、玄関空いてるから…庭かな?」
ドクオは壁伝いに庭に回っていく、垣根の様子から想像していたが
思ったよりも広い庭で、片隅には家庭菜園が作られている。
36 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:20:13.50 ID:jjPOStDZ0
('A`)「あぁ、いたいた、祖父ちゃ〜ん、ただいま」
家庭菜園で背を向けて腰をかがめていた人物が、ゆっくりと立ち上がる。
/ ,' 3「…おぉ、ドクオが、おがえり、よっぐ来たなぁ」
振り返って破顔する老人、その動作はとてもゆっくりで年齢を感じさせる。
('A`)「うん、ただいま。今年は友達も連れて来た」
/ ,' 3「ほぅほぅ、ドクオがいっづもお世話になっで…」
こちらに近づきながら頭を下げる、優しそうな人だった。
その姿にホッと胸を撫で下ろす。
/ ,' 3「ドクオの爺、ウツダ・アラオです、よろしぐない」
突然の自己紹介に戸惑いながらも各々自己紹介する。
ブーン、ツンと続いて私が…
リリ ゚ -゚)「スナ・クーです。父のショボンが、よろしくお伝えくださいと…」
その途端に湛えていた笑顔が消え、目が驚きで見開かれる。
37 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:22:19.18 ID:jjPOStDZ0
リリ ゚ -゚)「…何…か?」
/ ,' 3「いやいやいや、あのやや子が美人になっちまってぇ。驚いだなぁ」
リリ ゚ -゚)「やや子…?」
('A`)「赤ちゃんの事だよ」
/ ,' 3「一回だげ、会ったごどあんだぁ、まだドクオが生まれる前だったっけなぁ」
そして家の中に案内してくれる、外に立ち話も…と言うわけだ。
私達は玄関から居間に通される、ひんやりした空気が気持ちいい。
('A`)「座布団しいて…待っててくれ」
人数分の座布団を並べて台所へ消えるドクオ。
ξ゚听)ξ「なんだか懐かしい感じね…不思議」
( ^ω^)「そうだおね、なんだか婆ちゃん家に帰ったみたいだお」
古い日本家屋の匂いがそう思わせるのか、なんだかホッとする。
('A`)「待たせたな、麦茶でも飲んで一息ついてくれ」
麦茶を置いて、今度は奥に消えるドクオ。
そういえば、お祖父さんも姿を見せない。
38 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:24:58.21 ID:jjPOStDZ0
( ^ω^)「おー…なんだか眠くなってきたお…」
リリ ゚ -゚)「そうだな、なんだか落ち着くし…」
ブーンは舟をこぎ始める、私は眠気に抗いながら
ドクオの帰りを待っていると、玄関から声がする。
(,,゚Д゚)「「こんちわー」」(゚ー゚*)
ギコさんとシィちゃんが来たようだ、奥からドクオが飛んできて
('A`)「おぅ、上がってくれ。水着は持ってきたか?」
(,,゚Д゚)「そだごどよr('A`)「持ってきたか?」
(*゚ー゚)「持ってきたわ」
('A`)「上がって待っててくれ、クー達もいるから」
(,,゚Д゚)「「お邪魔します」」(゚ー゚*)
ギコさんは渋々と言った表情で、
対照的にシィちゃんは笑顔で居間に入り腰を下ろす。
またしても麦茶を出して奥に消えるドクオ。
一体何をしているのだろう?
気にはなったが、私達は待つより他に無かった――
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:25:03.41 ID:4BH+qutt0
支援
支援
41 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:27:03.75 ID:jjPOStDZ0
*** ('A`)side ***
/ ,' 3「驚いだべ、スナの娘っ子が一緒だどは('A`)「カーチャンから聞いてないの?」
/ ,' 3「あ…?言っていだっけがな?」
('A`)「…まだボケないでくれよ」
俺達は実家の祖父ちゃんの部屋にいた。
クー達は居間で待たせてある、ちょっと我慢してもらおう。
('A`)「…実は、昨日親父に会ったんだ」
/ ,' 3「…そが」
短く答えるだけだが、その一言には拒絶の意思が感じられる。
('A`)「クー達と、ギコとシィも一緒だったんだ。
アイツらの目の前で揉めた、だから…」
('A`)「何があったか話そうと思うんだ、もう…隠すのも疲っちゃし」
/ ,' 3「…オメはそれで良いのが?」
('A`)「うん、んでねとアイツらの事、騙してるみでぇで…」
<コンチワー
('A`)「ゴメン、ギコが来たみでだ」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:28:20.54 ID:pTPHs/6wO
支
43 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:29:02.13 ID:jjPOStDZ0
一度席を立ち、ギコを迎えて再び戻る。
祖父は普段の柔和な表情ではなく、岩のように険しい顔をしている。
/ ,' 3「オメが良いんなら、言う事はねぇ」
('A`)「ありがど、で、どこまで話すがなんだげんちも…」
/ ,' 3「流れ次第だべな」
('A`)「そだない…そうなっぺない…」
/ ,' 3「カーチャンとフサギコが?俺が呼んどぐがら、夕方来い」
('A`)「…ありがど、もう行がねど…」
/ ,' 3「行げ、後は任せろ」
祖父に頭を下げて居間に向かうと、
ブーンは畳の上に大の字になって寝ていて、クーとツンも舟をこいでいた。
('A`)「悪ぃ、待たせたな。ブーン起きろ」
( ^ω^)「おー…寝ちゃったお」
クーとツンも目が覚めたようだ。
(,,゚Д゚)「ドクオ、きの('A`)「話は後だ、これから泳ぎに行こうぜ」
(,,#゚Д゚)「ふざk('A`)「クー達はこっちを使ってくれ、ここで着替えちまおう」
支援
45 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:32:02.04 ID:jjPOStDZ0
クー達を案内して、ギコに向かい合う。
('A`)「夕方全部説明する、フサギコさんとカーチャンにも来て貰う。
…これで文句はねぇべ?それまでは、つきあってくれ」
頭を下げる、ギコは少しの間黙っていたが…
(,,゚Д゚)「わがった、全部聞がしてもらうぞ」
そう言って着替えを始めた。
男の着替えなど簡単なもので、あっという間に準備が整う。
( ^ω^)「ツン達、遅いおね」(この向こうで着替え…ハァハァ)
(,,゚Д゚)「女の準備は時間がかかるぞゴルァ」(ブーン、行くか?)
('A`)「待つのも礼儀だよ」(おまえら…俺も混ぜろ)
三人で目配せしながら、忍び足でふすまに近づく。
ふすまの向こうでは、クー達がじゃれあいながら着替えをしているようだ。
<クーチャン スタイルイイヨネー
<コノ オッパイマジンメ!
<チョ、ヤメ ツンダッテ ナメラカオハダジャナイカ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:33:29.01 ID:4BH+qutt0
sien
47 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:34:29.40 ID:jjPOStDZ0
(,,゚Д゚)(シィの事は褒めないのかゴルァ)←一番上
( ^ω^)(ムハー!辛抱たまらんお!)←真ん中
('A`)(ちょ、押すな)←一番下
ゴソゴソ(,,゚Д゚)(真っ暗だぞゴルァ!?)
モゾモゾ( ^ω^)(見えないお?)
(;'A`)(だから押すなって)
三人でゴソゴソやっていると、一気に視界が開ける。
体重をかけていたふすまが突然なくなったので、三人で前に倒れこむ。
(;'A`)「ぐえぇ、重い、どけろ」
(; ^ω^)「ギコ、早く起きてくれお」
ガバッ(,,;゚Д゚)「シ、シィ、これはその、違うんだべ」
(#^ー^)「なぁにが違うのかしら?」
ξ#^ー^)ξ「楽しそうねぇ?ブーン?」
(; ^ω^)「いや、あの、楽しいような楽しくないような…お」
(;'A`)「うぅ、重かった…」
リリ#^ー^)「なにが重たかったんだ?ドクオ?」
48 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:36:49.58 ID:jjPOStDZ0
目の前には笑顔の女性陣。
だが、その笑顔の裏に怒りの炎が揺れている。
ξ#゚听)ξ「「「サイッテー!!!」」」(゚Δ゚#)(゚- ゚#リリ
三人は同時に振りかぶり…
パッシーーーーン!!
(,,×Д×)「「「アンギャーーー」」」(×ω× )(×A×)
きれいなスイングで平手打ちを放つ、
その威力たるや長身のギコでさえ吹き飛ぶほどだった。
(#゚ -゚)「まったく!バカやらないの!」
ξ#゚听)ξ「そうよ!ブーンが見たいってなら言ってくれれば…」
リリ#゚ -゚)「そうだぞ!言ってくれれば…ってツン!何を言ってるんだ?」
ξ///)ξ「べ、別にホントに見せる訳じゃないんだからね!」
(*゚ー゚)「「ツンデレ乙」」(゚- ゚ リリ
ツンのドサクサ紛れの告白も、
渾身の一撃を食らった俺達には聞こえなかった。
/ ,' 3旦~「ズズ…若いっでのはええのぉ…」
お茶のもうかな…支援
('A(#)「なんだ、着替え終わってたのか…」
リリ ゚ -゚)「残念だったな、ふすま越しに怪しい気配がしたんでな」
( ^ω(#)「その割には私服だおね?」
ξ゚听)ξ「水着姿で歩けないでしょ?ホラ」ピラリ
スカートを軽くめくるツン、その中は下着ではなかったが…
(* ^ω(#)「すごく…エロいです…お」
ξ///)ξ「な、何言ってるの!」
下着じゃないと言う油断からスカートをめくったのだろうが、
俺達には十分刺激的だった。
(*゚ー゚)「さ、行きましょ?海みたく混まないとは思うけど…」
(,,゚Д(#)「んだな、早い方が良いべ」
シィとギコの提案で、俺達は家を出る。
湖水浴場まで一本道なので迷う事はない。
リリ ゚ -゚)「ん?あれなんだ?ドクオ」
クーが指差した先にはちょっとした小屋があった。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:42:19.88 ID:pTPHs/6wO
しえ
52 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:42:20.50 ID:jjPOStDZ0
('A`)「あぁ、ポンプ小屋だよ。
あれで水を汲み上げて田んぼに水を流すんだ」
(*゚ー゚)「子供の頃はあそこを『秘密基地だ』って遊んだわね」
(,,゚Д゚)「ドクオが閉じ込められたっけな、大騒ぎになっで…」
(*゚ー゚)「そうそう、『カーチャンたずげで〜』って大泣きして…」
(//A/)「止めろ止めろ、オメェら!?」
いきなり何を暴露しだすのだ、何もクー達の前で…
リリ*゚ -゚)「可愛いじゃないか、子供の頃の話だろう?」
(//A/)「それだってイヤなんだよ!」
(*゚ー゚)「木登りして降りられなくなったり…その時も泣いてたわね」
(,,^Д^)「ギコハハハ『泣き虫ドックン』だもんな」
(//A/)「ギコ!?止めろよぉ!」
(* ^ω^)「ドクオが泣き虫なんて…」
ξ*゚听)ξ「ちょっと想像できないわね」
両者をつなぐのは俺なのだから、話題に上るのは仕方がない。
だが、恥ずかしい話を暴露されるのは…正直勘弁だ。
結局湖に着くまで、俺はいじられっ放しだった。
お茶サンクス
支援
54 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:44:38.81 ID:jjPOStDZ0
(,,^Д^)「「イヤッフ〜〜」」(^ω^ *)
湖に着くや否や二人はTシャツを脱ぎ捨て飛び込む、
女性陣は木陰で私服を脱ぐようだ。
俺は湖に飛び込んだ二人を眺めていた。
リリ ゚ -゚)「まだ怒ってるのか?」
後ろから声をかけられる、着替えが終わったようだ。
('A`)「いや、誰かがお前らを待ってなきゃいけない…だ…ろ?」
振り返った俺はクーに目を奪われてしまう。
彼女は光沢のある、黒いワンピースを着ていた。
ワンピースとは言え地味なデザインでは無く、
ホルターネックの下はへその部分で穴が開いている。
リリ///)「なんだよ、ジロジロ見るな」
(//A/)「あ、うん、ゴメン」
ビシィ!「おぅふ」(/A/(⊂(^Д^,,)「なぁに固まってんだゴルァ」
いつの間にか上がってきたギコに突っ込まれる。
(*゚ー゚)「ギコ、ドクオをいじめすぎちゃだめよ?」
(,,^Д^)「ギコハハハ、スキンシップ…だ…?」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:46:13.88 ID:pTPHs/6wO
支援
56 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:46:27.88 ID:jjPOStDZ0
(,,゚Д゚)「シィ、その水着…(*///)「ツンちゃんに借りたの、変かな?」
彼女はオレンジのショーパンビキニを着ていた。
カジュアルな装いが彼女によく似合っている。
(//Д/)「あー、その、なんだ?えーと…」
バシッ「はっきりしろお」(* ^ω^)つ)/Д/)「あぶっ!」
ξ゚听)ξ「何じゃれあってるのよ」
(* ^ω^)「おー、ツン、その水着似合ってるお」
(,,゚Д゚)(コイツ…恥ずかしげもなく…できる!!)('A`)
ξ///)ξ「そ、そう?ありがと」
ツンは水色のワンピースを着ている。
一見するとキャミワンピに見えるが、布地は肌に密着しているようだ。
スカート部のフリルが可愛らしい。
(* ^ω^)「お、まるで中学生みたいだお!」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:47:33.95 ID:HX0txRbF0
ちと疑問
>リリ ゚ -゚)(お祖父さんか…)
>私にとっても祖父であるその人には、会った記憶が無い。
ってあるけど、爺さんはウツダ姓でスナ家のシャキンの義父ではあるけど、
その弟?のショボンの娘であるクーにとっては祖父じゃなくね?
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:48:34.10 ID:7spAOOFUO
支援
ピキッξ#゚听)ξ「なぁんですってぇぇ!?」
(; ^ω^)「お、何で怒るんだお??」
(,,゚Д゚)(やっぱダメだ、コイツ…)('A`)
(; ^ω^)「おー、止めるおー」
ξ#゚听)ξ「こら!待ちなさい!!」
リリ ゚ -゚)「やれやれ、ここまで来て追いかけっこか?」
(*゚ー゚)「ギコ、泳ぎましょ?」
(,,゚Д゚)「んだな、いくべ」
('A`)「おーい、先行ってるぞ〜」
(; ^ω^)「待ってくれおー」
ξ#゚听)ξ「ブーン!待ちなさい!」
二人はまだ走り回っている、
俺達は日差しの下、束の間の休息を楽しんだ。
60 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:52:18.18 ID:jjPOStDZ0
>>57 すいません、勘違いかも知れませんので
『血縁に当たる』って事で脳内修正して下さい
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:53:08.71 ID:4BH+qutt0
支援
62 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:54:10.13 ID:jjPOStDZ0
ミ,,゚Д゚彡「よう、楽しんで来たが?」
夕方実家に帰るとフサギコさんが来ていた、祖父が呼んでくれたのだ。
/ ,' 3「おがえり、もう直ぐカーチャンもくっぺ。着替えで来い」
俺達は湖から上がった後、簡単に身体を拭いただけだった。
クー達も行きに身につけていた服が濡れてしまうので
水着の上にTシャツを着ているだけだった。
流石に夏とはいえ、このままでは風邪を引いてしまうので、
祖父に勧められるまま、私服に着替える。
着替えて居間に戻ると、カーチャンが来ていた。
旅館の方はモララーさんに任せているらしい。
居間に全員は入らないので、次の間に通じるふすまを開放する。
次の間には、クー達三人とシィが座る事になった。
/ ,' 3「皆揃っだな?んじゃ…フサギコ、オメがら話せ」
ミ,,゚Д゚彡「俺がらですが?/ ,' 3「順番に話しでもらうがら」
ミ,,゚Д゚彡「はぁ、んでは
…さっき爺さんには話したんだげんちも、
ギコが中学の時、剣道の大会に行ったとき…」
フサギコさんが話しはじめる、張り詰めた空気の中、
囁くようなその声だけが、居間を流れていく。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 19:55:25.06 ID:HX0txRbF0
64 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 19:57:02.93 ID:jjPOStDZ0
ミ,,゚Д゚彡「あの時の大会は○○市でやったんだ、電車だと1時間くらいか?
学校ではバスを出してくんねぇがったがら、
俺が皆の道具を前の晩から預かっで、○○まで運ぶ事にしたんだ」
ミ,,゚Д゚彡「そしたら夕方シャキンが来で…」
―
―――
―――――
ミ,,゚Д゚彡「はい、安いよ安いよ〜…らっしゃい!ってオメが」
(`・ω・´)「『オメが』はご挨拶だな」
ミ,,゚Д゚彡「なんだべ?客どして来たのが?」
(`・ω・´)「いや…その……やっぱ良いや」
ミ,,゚Д゚彡「ちょちょ、なんだべ?気になるべよ?」
(`・ω・´)「…ドクオが県大会で優勝したって聞いてよ。
今更会えた義理じゃねぇけど、お祝いの一つでも…ってな」
ミ,,゚Д゚彡「へぇぇぇ…」(なんだか怪しいべ…)
(`・ω・´)「でも、さっき小耳に挟んだんだけど…まだ大会あるんだって?
だからよ…お守り買ってきたんだ。
お前が道具を預かってんのも聞いた、
…これをドクオの防具に付けさせてくんねぇか?」
ミ,,゚Д゚彡「それだら俺が預かっで(`・ω・´)「ダメだ!」
ショボンとシャキンが兄弟
カーチャンの父が荒巻なら問題なくね?
支援
66 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:00:04.35 ID:jjPOStDZ0
(`・ω・´)「俺は今まで父親らしい事して来なかった、だから…」
(`;ω;´)「これは俺の手で付けたいんだよ!頼むよ!!」
Σミ,,゚Д゚彡「な、泣ぐな、わがったがら。裏さ回れ…」
店の奥に下がり、ドクオの防具袋を持って店の裏に行く。
そこには、涙を流したまま立ち尽くすシャキンがいた。
ミ,,゚Д゚彡「っしょと、ほれ、これだ…早ぐ付けろ」
(`;ω;´)「いや、一人でやらせてくれないか?
…これ以上みっともないところ見せたくねぇから」
ミ,,゚Д゚彡「わがった、終わったら店さ声かげんだぞ?」
(これなら…ホントに改心したのがもしんねぇ)
(`;ω;´)「ありがとう、ありがとう、フサギコ、ありがとう…」
ミ,,;゚Д゚彡「わがったがら…心込めでやんだぞ?」
そう言って店に戻る。
(` ω ´)「ククク…」
(`゚ ω゚ ´)「ありがとよぉ、フサギコ…」
演技派だなwwww
68 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:03:03.29 ID:jjPOStDZ0
―――――
―――
―
ミ,,゚Д゚彡「んでも、いぐら待っても店さ来ねぇ。
気になっで行ってみたら…防具ごと消えでだんだべ」
「そしたら」…と続けるフサギコさんを祖父が制する。
/ ,' 3「…ん、わがった。んじゃ、ドクオ。オメの番だべ」
Σ( A )
指名されて身体が硬直する、視線が集中するのを感じる。
しかし、ここで固まってはいられない。
今日はこの為に集まってもらったのだから。
一つ、深呼吸をし腹に力を込める。
そして皆を見回した後、ゆっくりと口を開く。
('A`)「…あの日の早朝、親父から電話があったんだ、
団体さんが入ってて、皆そっちにかかりっきりだったから、
俺一人で留守番してて…」
―
―――
―――――
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:03:28.47 ID:4BH+qutt0
支援
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:05:26.99 ID:SFW58vJ8O
しえんぬ
71 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:05:35.64 ID:jjPOStDZ0
<プルルルル プルルルル
ガチャ(-A`)】「ふぁい、もしもし…」(誰だよ、こんな朝早く…)
( )「俺だぁ、俺」
('A`)】「…オレオレ詐欺なら間に合って(`゚ ω゚ ´)「親父様だコノヤロウ!」
Σ('A`)】「な(`゚ ω゚ ´)「剣道で優勝したんだってなぁ?」
('A`)】「…うん」
(`゚ ω゚ ´)「お祝いしてやっから、直ぐに川原に来い」
('A`)】「な、まだ暗い(`゚ ω゚ ´)「来なかったら大会出られなくなるなぁ?」
(;'A`)】「はぁ?(`゚ ω゚ ´)「いいから直ぐ来い」ガチャ
(;'A`)】「おい!もしもし!?」(切れてる…)
とにかく簡単に身支度を整えて、家を飛び出した。
いつもは歩きなれた道も、夜明け前で薄暗いので歩きにくい。
川原に着く頃には夜が白々と明け始めていた。
(`・ω・´)「遅かったな」
親父は何かに腰掛けている。
この川原には、そんなに大きな岩なんて無かったはずだ。
72 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:07:53.23 ID:jjPOStDZ0
(`・ω・´)「遅刻したから…お祝いじゃなくて罰をやらなくちゃなぁ」
そう言って立ち上がると、それまで足で隠れていた
腰掛けていたものがはっきり見えるようになった。
(;'A`)(俺の…防具?)
この数年間愛用していたから、防具袋は俺のものだとわかる。
親父は袋を開けて、袋をひっくり返す。
Σ(#'A`)「なにすんだよ!?」
川原に散らばった防具、きちんとしまっていたが、
あんな扱いをされてはバラバラになってしまう。
親父は篭手を拾って、匂いを嗅ぎ
(`・ω・´)「くせぇ!こんな臭ぇのはいらねぇな」ポイ!
(#'A`)「ふざけんな!クソ親父!」
あろう事か、川に投げ込んでしまったのである。
篭手、前垂れと、次々に投げ込んでいく。
(#'A`)「バカ!止めろ!」
親父を止める前に、投げ込まれた防具を拾わなければ。
そう思って川に入る、幸い、浅いところで全て回収できた。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:08:11.69 ID:dNNx/jQNO
しえんた
おやじパネェ
しえん
75 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:10:26.90 ID:jjPOStDZ0
(;'A`)「ふぅ、なんとか…おい!なにしてんだ!!」
川の中で振り返ると…
胴の前でにやけている親父がいた。
(`・ω・´)「さぁて、どうすっかな?」
(;'A`)「何すんだ、止めろよ」ザブザブ
川から上がった俺に、親父は問いかける。
(`・ω・´)「…さっき『クソ親父』って言ったな?『バカ』っても」
ゆっくりと手を振り上げる、その手には鉈が握られている。
(`・ω・´)「口の利き方を知らねぇガキには…おしおきだ!」
勢い良く振り下ろす、狙いは違わず鈍い光が胴に食い込む。
(;'A`)「止めろ!止めてくれ」
(`゚ ω゚ ´)「あぁ?聞こえねぇなぁ?」
二度、三度と振り下ろす。
止めようにも、あまりのショックで足が動かない。
(;A;)「止めろよ、止めてくれよぉ」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:11:12.98 ID:Vc/FtXZ9O
シャキンうぜぇ
支援
しえん
79 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:12:45.62 ID:jjPOStDZ0
(`゚ ω゚ ´)「ふん!」
俺の泣き顔を見て満足したのか、最後の一振りを振り下ろすと
刺さった鉈をそのままにして
(`・ω・´)「ま た な、ドクオ」
言い捨てて去っていく。
その場にはボロボロになった防具と、俺だけが残された――
―――――
―――
―
('A`)「…で、公衆電話で顧問とフサギコさんに『遅れる』って電話して
防具を拾ってたら、フサギコさんが来てくれて…」
ミ,,゚Д゚彡「前の日のシャキンの様子も気になったがら…
どこにいるか無理やり聞いたんだ」
('A`)「お願いしたんだ、ギコには絶対に言わないでくれって」
(,,#゚Д゚)「何でそんな事すんだゴルァ!!」
ギコは怒って俺の胸倉を掴む。
(;'A`)「やめろっtミ,,゚Д゚彡「…オメの為だ」
(,,#゚Д゚)「なんで俺の為になるんだゴルァ!」
ミ,,゚Д゚彡「聞いだらオメ、大会なんか放り出して仕返しに行くべ?」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:13:48.38 ID:HX0txRbF0
しえん
支援
82 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:14:50.24 ID:jjPOStDZ0
(,,#゚Д゚)「そんな事ミ,,゚Д゚彡「いや、絶対行ぐ、ドックンもそれを心配してだ」
ミ,,゚Д゚彡「『高校推薦もあるから教えないでくれ』って
…申し訳ねぇげんちも、俺はオメの進学が大事だった。
だがら、今まで黙っていだった」
ミ,,゚Д゚彡「皆さん、申し訳ねがった。
ホントはもっと早く言わなきゃなんねぇがったんだげど…」
頭を下げるフサギコさん、
ギコはふてくされたように次の間に下がっていった。
('A`)「その後、一旦は家に帰ったんだけど、試合でいない事になってたし、
試合の結果も気になったから、電車で会場に行ったんだ。
…そこで」
(*゚ー゚)「ギコとケンカになったのね」
('A`)「そうだ、だからあの時、何にも言えなかったんだ」
沈黙がこの場を支配する、その沈黙を破ったのはカーチャンだった。
83 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:18:07.95 ID:jjPOStDZ0
J( 'ー`)し「あの…」
/ ,' 3「なんじゃ?」
J( 'ー`)し「皆さんお疲れのようですし、休憩にしましょう。
若い方たちはお腹も空いたでしょう?」
/ ,' 3「おぉ、気付かんかったな」
J( 'ー`)し「…実はこうなると思いまして、コチラで準備させてもらいました。
移動する雰囲気でも無いですし、運んでもらいましょう」
立ち上がるカーチャン、クー達が手伝いを申し出て
一緒に旅館に行ってしまったので、この場に残ったのは男だけだった。
(; ^ω^)「おー、ドクオ」
('A`)「…イヤな話聞かせて済まねぇな」
(; ^ω^)「それは良いんだお、それより…」
ブーンは言葉を濁す、視線の先にはむっつりとしたギコがいる。
(; ^ω^)「空気に耐えられないんだお」
('A`)「…そっとしておこうぜ、俺もなんて言ったら良いかわからねぇ」
しえんた
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:18:37.44 ID:4BH+qutt0
支援
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:19:06.27 ID:HX0txRbF0
しえん
87 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:20:16.93 ID:jjPOStDZ0
J( 'ー`)し「お待たせしました〜、炊き出しみたいだけど我慢してね」
女性陣の登場で、空気が和む。
カーチャンとシィは食品用のパレットに、握り飯を詰めて抱えている。
クーとツンは二人で鍋を持っている、中身は味噌汁のようだった。
J( 'ー`)し「はい、召し上がれ、お代わりはありますからね?」
握り飯はシンプルな塩結びだったが、旨かった。
味噌汁は少し冷めていたが、暑い夜にはちょうど良い。
皆が食事を終える頃、祖父が解散を切り出した。
/ ,' 3「さて、今日はもう遅い。そろそろお開きに(,,゚Д゚)「待ってぐれ」
/ ,' 3「なんじゃ?ギコ?」
(,,゚Д゚)「…前がら思っていだんだげど、
ドクオの親父さんは、なんでそんな事するんだべ?」
ミ,,゚Д゚彡「ギコ、止めろ」
フサギコさんが制止するが、ギコは止まらない。
(,,゚Д゚)「だって、おかしいべよ?
聞こえで来るのは良ぐない噂ばっかだし、恨みでもあんだべか?」
ギコの言葉で再び沈黙が訪れる。
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:22:27.51 ID:4BH+qutt0
支援
89 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:22:33.93 ID:jjPOStDZ0
/ ,' 3「恨み…のぉ」
J( 'ー`)し「そうかも知れませんねぇ…」
二人の声は小さくても恐ろしいほどに通る、
次の間にいるクー達も動揺するほどだ。
/ ,' 3「10年ほど前だったべが?この辺りを買い取りたいって開発業者がいたんだべ」
J( 'ー`)し「…かなり強引な業者でね、
何でも湖畔にリゾートホテルを建てるだとか言ってねぇ」
/ ,' 3「じゃが、計画も薄っぺらでの。
ワシらには到底成功するように思えながったんだべ。
…でも、アレがそこに飛びついてしまったんじゃ」
J( 'ー`)し「ドクオも来年は幼稚園にあがるところだったし、
『下手な冒険はしないで』って言ってたんだけど…」
/ ,' 3「あの頃は大した仕事も任せていなかったんだべ、『修行中だと思え』ってなぁ。
その反発もあったんだべが、勝手に話を進めたんだべ」
J( 'ー`)し「でもね、結局計画は一年足らずで頓挫して…」
/ ,' 3「その負債の一部が家に来たわけなんだべ」
リリ ゚ -゚)(…そんな事ってあるのかな?)
ξ゚听)ξ(さぁ…?普通は無いんじゃない?)
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:24:05.39 ID:4BH+qutt0
支援
91 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:25:02.10 ID:jjPOStDZ0
J( 'ー`)し「…あの人がね、契約してたの『成功したらホテルの支配人待遇』って
代わりに、失敗したら『負債の一部を大樹館で負担する』ってね」
クー達のささやきが聞こえたのだろう、カーチャンが補足する。
/ ,' 3「それを返済するのに手を尽くしたんだべ、倒産寸前のときもあったべ」
J( 'ー`)し「何とか5年くらいで負債は返還できて、
これからだって時に…あの人は出て行ってしまったの」
/ ,' 3「返済で必死での…腹を割って話す機会も無がったがら、
アレの気持ちはわがんねぇげんちも、それを恨んでるのがもしんねぇ」
ミ,,゚Д゚彡「オメらも見たべ?大樹館の前で…
たまに戻ってきちゃ、騒ぎを起こすんだべ」
(,,゚Д゚)「…警察には言ったんだべが?」
J( 'ー`)し「いいえ、身内の事となると中々警察も動いてくれないし…
でも、今度の事で決心がつきました」
ミ,,゚Д゚彡「まさか奥さんJ( 'ー`)し「今後は法的な手段をとります」
J( 'ー`)し「クーちゃん、これからもドクオの事、よろしくね」
Σリリ;゚ -゚)「え?あ、は、はい…」
突然話を振られて戸惑っている彼女。
無理も無い、半分以上は話についていけてないのだろう。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:26:26.76 ID:BK2YMU+X0
支援
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:27:05.93 ID:Y3bomOEAO
追い付いた!
しえぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!!
親父が何かやらかしそうで怖いな…
94 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:27:33.51 ID:jjPOStDZ0
そしてカーチャンが発した『よろしく』の意味にも
気付いていないに違いない。
/ ,' 3「ギコ、もう良いべが?」
(,,゚Д゚)「…立ち入った事聞いぢまって、すいませんでした」
J( 'ー`)し「良いのよ、いつかは知れる事だし、
…ちょっと早かっただけだから」
/ ,' 3「んでは、もう遅いがら気ぃ付けで帰るんだぞい」
この一言で、皆帰宅の途につく。
俺もブーンと一緒に旅館に帰ろうとしたが、呼び止められる。
/ ,' 3「明日墓参りに行くべ、6時にここさ来い」
Σ('A`)「6時!?早いよ!」
/ ,' 3「…友達放って行げねべ?その後は自由にして良いがら」
('A`)「…わかった、お休み祖父ちゃん」
最後に挨拶して実家をでる。
明日は早起きする事になってしまった。
ギコの様子も気になるが、今は何を話しても通じないだろう。
('A`)(とにかく、風呂に入って寝よう)
ブーンには申し訳ないが、今日は早く寝る事にしよう。
95 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:30:01.08 ID:jjPOStDZ0
*** 川 ゚ -゚)side ***
ξ゚听)ξ「しっかし、壮絶な人生ねぇ…自分の父親に恨まれるなんて」
(*゚ー゚)「しかも殆ど逆恨みだもんねぇ」
川 - -)「…想像もできないな」
私達は旅館に帰ってきていた。
シィちゃんが一緒にいるのは、話が長引いてしまい
女の子一人で帰るには無用心だったからだ。
ミ,,゚Д゚彡「クルマで来てっから、送ってやべ?」
フサギコさんの申し出を断ってまで、
私達と居るのは、さっきの話の影響もあるのだろう。
(*゚ー゚)「小さい頃は優しいオジサンだったんだけどなぁ」
ξ゚听)ξ「そうなの?」
(*゚ー゚)「うん、さっきもちょっと言ってたけど
ギコの家って食料品店で、ココともお付き合いがあるんだけど…」
(*゚ー゚)「フサギコさんが仕事のときは、ドクオのお父さんが
遊びに連れて行ってくれたり…」
リリ ゚ -゚)「お祖父さんは『修行だと思え』って言ってたけど…」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:30:10.67 ID:HX0txRbF0
親父逆恨み以前の問題じゃないか…
97 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:32:38.21 ID:jjPOStDZ0
(*゚ー゚)「そうねぇ、いっつも玄関の掃除してたり、後は運転手とかしたり…」
ξ゚听)ξ「主人って言うよりは、従業員ね…」
(*゚ー゚)「うん、今のモララーさんの方が偉そうに見えるわよ。
おムコさんだったみたいだし…」
ξ゚听)ξ「あ、名字…違うもんね、今更だけど」
川 - -)「……」
ξ゚听)ξ「…どうしたの?クー」
リリ ゚ -゚)「ん、なにか引っかかってるんだけど…」
(*゚ー゚)「あー、それって気になるんだよねー」
リリ ゚ -゚)「こっちに来るときに、父さんの様子もおかしかったんだ。
『伯父さん元気?』って聞いたら、しどろもどろで…」
ξ゚听)ξ「珍しいわね、おじさまが慌てるなんて」
リリ ゚ -゚)「うん、連絡取って無いだけなのかと思ってたけど…」
(*゚ー゚)「クーちゃん、コッチは初めてなんでしょ?
親戚で旅館やってたら、何回か遊びに来てそうだけど…
やっぱり何かあったのかな?」
ドックンかわいそす
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:33:29.75 ID:qbUzdh6J0
親父が最低な人すぐる。
更生してくれんかな。
100 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:34:55.94 ID:jjPOStDZ0
リリ ゚ -゚)「…思えばドクオがvipに来るまで、話にも上らなかったな。
小さい頃に会ったのは覚えてたけど…おかしいよな?」
ξ゚听)ξ「考えすぎかもよ?
たまたま機会が無かったのかも知れないし…」
ツンの言葉で思考は振出に戻ってしまう。
何かを考えようにも、情報が少なすぎた。
(*゚ー゚)「もう寝ましょ?明日になったらギコも機嫌直ってるだろうし…
私達も一緒に案内させてもらうわ」
ξ゚听)ξ「そうね、泳いだりして疲れたし…あの緊迫感は辛かったわぁ」
リリ ゚ -゚)「そうだな、なんとも居辛かったな」
(*゚ー゚)「じゃ、電気消すね?」パチッ
照明が落とされ、暗くなる部屋。
目を閉じると、浮かぶのは慌てた父の表情と、寂しげな表情をしたドクオの顔。
川 - -)(なんで疎遠になっちゃったんだろう?)
伯父が過去に無茶をしたのは今日聞いた。
そのせいで、ドクオが標的になっている事も予測できた。
でも、ウツダとスナが疎遠になった理由が見えてこない。
思考は闇の中を迷う、答えに辿り付く事は無かった。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:37:11.63 ID:Y3bomOEAO
支援!!
支援!!
しえぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!!
102 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:37:43.99 ID:jjPOStDZ0
――ドクオの帰省に同行する事で
知ってしまった複雑な家庭環境。
自分の父親に恨まれる…
一般的な家庭で育った私には想像もできない事だ。
彼の目に私の家族は、どのように映っていたのだろう?
羨望の眼差しを送っていただろうか?
疎外感を感じていただろうか?
いくら考えても答えは出ない。
この帰省で、私達が得るものは、
ほろ苦いドクオの過去だけなのだろうか――
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:38:50.89 ID:pTPHs/6wO
支援
104 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:39:36.29 ID:jjPOStDZ0
('A`)と川 ゚ -゚)はイトコのようです
第12話〜川 ゚ -゚)は('A`)の過去に戸惑うようです〜
〜fin〜
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:41:08.22 ID:Y3bomOEAO
乙!
ドックン頑張れえぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:43:49.92 ID:pTPHs/6wO
乙でした
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:44:57.08 ID:SFW58vJ8O
ドックンには俺達もついてるぞ!
108 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:45:31.91 ID:jjPOStDZ0
以上で本編の投下は終了です。
途中血縁について質問があったので、ちょっと整理します。
/ ,' 3 と J( 'ー`)し が親子、(`・ω・´)は入り婿。
(`・ω・´) が兄で (´・ω・`) が弟。
なので ('A`) と リリ ゚ -゚) がイトコとなります。
これだと / ,' 3 は リリ ゚ -゚) は祖父と孫になると思ったんですが…
間違ってますかね?
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:45:56.05 ID:BK2YMU+X0
乙!
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:46:20.50 ID:HX0txRbF0
乙 それと投下終わったので
>>65 荒巻―ドクオ祖母 クー祖父母1 クー祖父母2
| _|_ |
| | | |
カーチャン ――― シャキン ショボン―――ぺニサス
| |
ドクオ クー
だから、荒巻とクーは血縁がない親戚になるはず
111 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:50:39.06 ID:jjPOStDZ0
>>110 あ、ペニサスとシャキンが兄弟って事ですか?
ペニサスとシャキンは血縁じゃないですよ。
おまけも用意しましたので、投下しますね。
今回は短いですけど。
112 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:53:40.70 ID:jjPOStDZ0
〜 ( ^ω^)と蕎麦 〜
('A`)「さ、当宿自慢の蕎麦だ。味わってくれよ」
ξ*゚听)リリ*゚ -゚)「「いただきま〜す(お)」」(^ω^ *)
ξ*゚听)ξ「おいしい!」チュルチュル
リリ*゚ -゚)「うん、いい香りだな」ツルツル
( ^ω^)「フム、つなぎは無いおね?それでいてこのしっとり感…」ハグ
(*'A`)「お、良くわかったな」
( ^ω^)「ツン、クー、そんなにつゆを付けてはいけないお、
蕎麦の風味がなくなるお」
ξ゚听)ξ「え!?そうなの?」
リリ ゚ -゚)「む、それだと味が…」
('A`)「良いから、好きに食ってくれ。メシは楽しく食わないとな」
(#^ω^)「ダメだお!あ!そんなに浸しちゃ…('A`)「ブーン」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:53:47.61 ID:HX0txRbF0
>>111 あ、見事にずれてる
クーの祖父母は
父方がスナ家でショボン、シャキンの父母
母方が伊藤家?でぺニサスの父母
荒巻とクーの関係は血縁がない親戚関係にならないかな?
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:54:15.52 ID:LC1gSqFfO
こまけぇこたぁ支援
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:54:57.86 ID:HX0txRbF0
116 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:55:53.91 ID:jjPOStDZ0
ξ゚听)ξ(食べにくいなぁ)(゚- ゚ リリ
('A`)「ブーン」
(#^ω^)「何だお!?」
('A`)「蕎麦を正しく楽しむのは有り難いんだが…
人に押し付けるのは止めるんだ」
(#^ω^)「なんでだお?正しく食べた方が美味しいお!?」
('A`)「人によって味覚は違うからなぁ…
クー、ツンとりあえず知識として知っておけよ。
今は好きに食え」
リリ ゚ -゚)「…お言葉に甘えて」チャプ! ツルルッ
ξ゚听)ξ「そうさせてもらうわ」チャプチャプ チュルル
(#^ω^)「おぉーん、こうなったらやけ食いだお!
じゃんじゃんお代わり持ってきてくれお!!」
('A`)(お代わりし過ぎるのは、無作法じゃないのかなぁ…)
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:56:42.64 ID:pTPHs/6wO
おまけ支
118 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:57:13.85 ID:jjPOStDZ0
>>115 いえいえ、指摘いただくのは嬉しいですよ。
後で調べておきますね。
では、おまけの続きを…
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 20:59:36.48 ID:HX0txRbF0
しえん
120 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 20:59:56.34 ID:jjPOStDZ0
〜 リリ ゚ -゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)が水着に着替えたら 〜
ξ゚听)ξ「う〜ん、どっちにしようかな…」
(*゚ー゚)「どうしたの?あ、どっちもカワイイね〜」
リリ ゚ -゚)「…悪い事は言わない、水色のにしておけ」
ξ゚听)ξ「なによ!コッチもカワイイじゃない!」
リリ ゚ -゚)「試着したときを思い出せ、ツン」
ξ )ξ「う!」
(*゚ー゚)「なになに?どうしたの?」
リリ ゚ -゚)「オレンジの方、胸にインナーが付いてるだろう?」
(*゚ー゚)「今のは普通についてるけど…?」
リリ - -)「そのせいでな、水着が…浮いちゃうんだ」(サイズ的な意味で)
ξ#゚听)ξ「う、うるさいわね!シィちゃん、これ着て!」
(*゚ー゚)「え?でも…」
ξ#゚听)ξ「普段と違った姿でギコさんを誘惑よ!!」
(*///)「あ、う、うん…」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:02:23.23 ID:pTPHs/6wO
おまけシエ
122 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 21:02:34.45 ID:jjPOStDZ0
*** 着替え後 ***
(*///)「ど、どうかな?」
リリ ゚ー゚)「良いじゃないか、可愛いよ」
ξ゚听)ξ「悔しいけどピッタリね、良かったらあげるわよ?」
(*゚ー゚)「え?いいの?」
ξ;凵G)ξ「どうせ私じゃ着れないしね…」
(;゚ー゚)「あ、うん。ありがと…でも、クーちゃんの水着は大胆だよね〜」
リリ ゚ -゚)「そうかな?」
(*゚ー゚)「細いのに出るとこ出てるし…スタイル良いよね」
ξ#゚听)ξつ「このおっぱい魔人め!」モニュ
リリ///)「ちょ、止め…ツンだって滑らかお肌じゃないか」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:03:21.59 ID:BK2YMU+X0
支援
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:03:42.93 ID:HX0txRbF0
しえん
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:03:53.33 ID:LC1gSqFfO
支援支援
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:04:22.07 ID:Y3bomOEAO
支援!!
支援!!
しえぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!!
127 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 21:04:30.56 ID:jjPOStDZ0
<…ミシミシ
Σ(*゚ー゚)(二人とも!早く服着て!)モソモソ
リリ ゚ -゚)(む!覗きか!?)イソイソ
ξ#゚听)ξ(まったくバカなんだから!)ゴソゴソ
<マックラダ ミエナイオ オスナ…
リリ ゚ -゚)(準備は良いか?)
ξ゚听)ξb(OK!!)d(゚ー゚*)
リリ ゚ -゚)(せーの!)
ガ ラ ッ !!
(,,;゚Д゚)「「「おわわわわ」」」(^ω^ ;)('A`;)
ドサドサドスン!
>>47へ続く…
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:06:54.47 ID:HX0txRbF0
しえん
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:08:18.12 ID:4BH+qutt0
支援
130 :
◆4dw0vE5KZE :2009/06/29(月) 21:08:39.49 ID:jjPOStDZ0
以上でおまけも終了です。
本日も長時間お付き合い頂きまして有難うございます。
支援や乙レスが背中を押してくれるので、続けられるようなものですので…
まとめ様もお忙しい中有難うございます。
暑い日が続きますが、体調など崩されないよう
お過ごしくださいませ。
ぜひ避暑には磐梯高原を…残念ながらご案内はできませんけどね。
それではまた、次回でお会いしましょう。
乙!
>>110 把握した。
カーチャンとショボンが兄弟じゃないから
カーチャンの父にあたる荒巻はクーの祖父にはならないって事ね
蒸し返してスマソ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:10:07.51 ID:Y3bomOEAO
乙!
次回も楽しみにしてますー♪
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:11:48.37 ID:BK2YMU+X0
乙でした!
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:12:54.93 ID:pTPHs/6wO
楽しみにしてます
乙でした
乙
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:15:57.94 ID:LC1gSqFfO
乙乙
面白かった
おっつー
蕎麦の食い方ブーンに全面同意
乙でした
海原ブーン山かだなw
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 21:47:06.45 ID:BQNJfjd9O
よむほ
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 22:20:56.49 ID:gAp7PUxrO
読むほし
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/29(月) 22:24:28.42 ID:2nYI41O/O
おつお
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
乙