ハルヒ「我がSOS団では広くこの世のSSを募集します」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
/::::::::::::::i::::::/:::::://,、,、,!:::::::ヽ::::::::::ヽ::,、::ヽ
/,.イ::::::::::::l::::/::::::// !:::l:::::ト、.:::::::::!::::!ヽ::i
/イ::::::ハ!:::!:::,イ/`¨'ー-、!:::l::::::!_」.::::::::!::::| ヾ!
!∧::〈(`!!:!::,'|/ .r'ヒア`!:ハ::::ヒア!::::::::ト、::|
!:::ヽ、_!:::::! リ ヾ! l:::::::::! リ
>>1乙です!
ノ,::i::i::i::ハ::.! _> ノ::/!:/
,.ハ|::,ハ| ヾ!、. r‐-‐ァ ./::/ |/
/! レ'\. \ `ニ´/|∧!
/ ヽ ヽ、_. `i'ー-<`ヽ
/ \ ,ヘ} 〈 ,' / !
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 20:16:16.77 ID:QyECDrviO
乙ダルヴァ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 20:16:17.40 ID:kSCD9AJF0
age進行推奨なのか。
まあ、乙です
最初はすぐ落ちても仕方ない
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 20:21:29.21 ID:6B2lIp7m0
建てたのに即落ちは切ないな。……このスレってエロ有りかね?
有りなら適当に間を持たせるけどw
エロパロ池
8 :
違うよ?:2009/06/26(金) 20:27:09.70 ID:6vQsbKJOP
朝倉「じゃあさあ、たとえ話なんだけど、現状を維持するままではジリ貧になることは解ってるんだけど」
朝倉「どうすればいい方向に向かうことが出来るのか解らないとき。あなたならどうする?」
キョン「日本郵政の社長の事か?」
朝倉「違うよ?」
キョン「じゃあ某野党第一党の党首」
朝倉「違うよ?」
キョン「いきなりトリップの仕様を変えやがった管理者?」
朝倉「あれはちゃんと議論とかしてあるみたいね、そして違うよ?」
キョン「最近のSSの投下が少ない事か?」
朝倉「みんな、今は企画に忙しいんじゃないかな。あ、違うよ?」
9 :
思いついたらまた書くよ?:2009/06/26(金) 20:30:14.35 ID:6vQsbKJOP
キョン「じゃあX―BOX」
朝倉「……」
朝倉「ち、違うよ?」
キョン「FF11やってた人にとっての14?」
朝倉「よくわからないけど、多分違うよ?」
キョン「お隣の国の経済状態?」
朝倉「もう手遅れっぽいよ?」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 20:32:16.91 ID:my/GTZpa0
age進行とか今までの事考えると違和感あるなwwww
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 20:42:46.50 ID:kSCD9AJF0
.. -ァ‐ 千/ ´l / |-、
/ / | l || i{ イ} ヘ ヽ、
,/ _,ハ. ト斗l士トlヽト、ニ} ヽ\
}、`三 ハ{トィVr示ミト` _V リ !| !. l
_ 小.Y´/ !| `迯j{ ` rミ}イ リ ハ }
_ .. ―  ̄ イ /レ/ / { 叉ソイjノ /′
.. -‐  ̄ / //イ /! |、\ 、 _ 个 、
>>1 乙って言ってほしいのかしら?
, ´ _. ― / // {{ | ハ{ ト{ ー- - `ハ 、_`ー_、
/ _. - ¨ / / ハヽ|小ーヽ ,イ、 \_ `
/ . - / , ‐/ rz‐{. ヽト 、 r‐┬ヘ \ー ´ ̄
/ , - ´ _ _ ― ´ . ´ / /- ヽ ー- \_\ /、 \  ̄
,/ , .. ― . - ´ _. ´ /.イ `\  ̄ ̄ ` ー-ミー ___ .. ィ´
/' / ̄ . - ´ _.. - ´ ,.ィ' / / ト`ー、--┬、_ー_-ヽ、 ―=---‐ァ´
. // / / // l / l ` 弋=ミ-、 ヽ.r代‐、ヽ.ー=---‐_´
/ィ/ / / / / / }ノ ∨ \ `ーミ‐ヾ. ヽ\ヽ  ̄´
// / / / ,イ / / } ノ ` ―-、\{!. ト. _リ--z___
/ / ,/ / / { l7ヽ _} /ノイ \`ヽ!∨ ´ _. --―`ヽ
/ イ /′ / 〉、! リ / rー、| l! _.∠ -=、
/ / / // / / / | ,′ ,′ j'__ {_l-く´_
. l / / // / イ { ! / /`ヽ ー-ァjr'、イ´.. -―`ヽ
誤爆しちゃったのね…
12 :
そんな話はいつだって保留 1/2:2009/06/26(金) 20:48:43.44 ID:6B2lIp7m0
長門「身体機能が追加された。これによって、よりあなた達に近付いたと思われる」
キョン「へぇ。見た目的には変化は無いけどな。どこがどう変わったんだ?」
長門「具体的には地球人類との交配による受胎が可能になった」
キョン「マテ」
長門「心配は要らない。交配によって産まれてくるのは私のクローンではなく、両親の塩基配列を基にした独立した生命体」
キョン「いや、俺が言いたいのはそんな事じゃなくてだな」
長門「情報生命体と有機生命体の間に育まれる未知の生命に思念体は兼ねてより興味を抱いていた。テストケースに選ばれたのが、私」
キョン「……お前の宇宙人離れを今回ばっかりは手放しで喜べねぇ。なんでだろうなぁ……」
長門「そして、私の相手役に選ばれたのが、貴方」
キョン「うぇっ!?」
長門「涼宮ハルヒも候補に挙がったが、彼女の能力が解明されていない状態でそのような行為に及ぶのは、色々な側面から危険だと判断された」
キョン「で……なんで俺なんだよ?」
長門「理由は性別。XとYの二種に関して同時に観測が可能である為」
キョン「にしたって俺である必要性は無いだろ。古泉だって男だ」
長門「古泉一樹に頼む事も考えた。しかし、私に最も近しい地球人男性が貴方だった。ので、古泉一樹よりも貴方が適任だと判断した」
キョン「……えっと」
長門「貴方が嫌悪感を覚えるのならば、具体的な生殖行動に及ぶ必要は無い。遺伝子サンプルさえ有れば交配は可能」
まあアゲサゲは適当でもいいんじゃないかね。
14 :
そんな話はいつだって保留 2/2:2009/06/26(金) 20:53:52.12 ID:6B2lIp7m0
長門「しかし、私は貴方にも望んで欲しいと思っている」
キョン「!? ……長門、今……なんて!?」
長門「この実験は既に決定事項。貴方が望む望まないに関わらず、私はそれを行わなければならない」
キョン「……長門……お前」
長門「……しかし子供の精神面での成長を考えた時、両親と呼べる存在が揃っている方が良いと育児書には書いてあった。それに私はこの星の生活に適合しているとは言い難い」
キョン「……お前はどうなんだ? そんな実験に強制的に利用されて、お前はそれで良いのかよ!?」
長門「貴方は考え違いをしている」
キョン「何がだ?」
長門「この実験プランを上に提出したのは私」
キョン「それって……つまり」
長門「貴方と繋がっている。その確証が欲しいと思った。それが一番優先順位の高い理由」
長門「……ダメ?」
キョン「長門……良いか。よく聞いてくれ」
長門「なに?」
キョン「この国では三歳児に手を出したら、たとえ同意の上でも犯罪なんだ」
長門「Σ!?」
キョン「取り敢えず……なんだ。後十五年待ってくれるか」
ハルヒ「……何かしら。今メインヒロインの座を追われたいちご100%の登場人物の様な寒気が背筋を走ったわ」
古泉「それはまた、エラく具体的ですねぇ」
ハルヒ「……やっぱりパンチラとかしていかないといけないのかしら……」
古泉「あ、バイトが入りましたので、お先に失礼します」
みくる「キョン君と長門さん、遅いですね……」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 20:54:04.25 ID:Q8hD3t7m0
おっと>>1乙
16 :
[―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 20:58:27.34 ID:6vQsbKJOP
三歳だもんなぁ、民法的にも法律的にもそれは国の方針に反する
だが、長門だし、ワッフル
パンチラどころかブラモロまでしといて今さら何をwww
運営スレ全部見るのだるい俺になんでこういうスレが立ったのか産業でくれないか
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 21:13:17.52 ID:NJ4k2iwy0
アナル
ブックマーク
卑猥
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 21:14:58.07 ID:16wv+whH0
エンドレスエイトのおかげで長門は600歳です
うわあ…やるなら下げろよゆとり共
つうかVIPでやんなよ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 21:49:57.48 ID:NJ4k2iwy0
困った小野です。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 22:09:00.00 ID:Jb0+mEX30
古泉は俺を呼び出した癖に一向に現れる様子が無い。 ったく、SOS 団の部屋で一人飯を食うことになろうとは。
……俺が飯を食い終わったとき、ようやく古泉が現れた。
「すみません、少々クラスの女子を振り切るのに時間がかかりまして。」
「モテるのも大変だな。 それで、何の用だ?」
しゅるり、と心地よい音がして古泉のネクタイが床へ落ちた。 古泉は上からから順にボタンを外していく。
「お前な、脱いだら寒いだろ? 用件は何だ?」
「くっくっく……。 この状況で何を言うのですか? 用件なんて決まっているでしょう?」
「……? 乾布摩擦か?」
古泉のブレザーははだけ、シャツの間からは逞しい胸筋が見えている。
「さあ、じっくりお話しましょうか?」
「……? なぜ脱ぐ?」
「……っていう夢を見たのよ! あたしったらドキドキしちゃってさ、つい……何でもないわ。」
「そういう夢は勘弁して欲しいものだな。 あと、顔が近い。」
「僕も困ってしまいますね……。」
「古泉、お前は顔を赤らめるな。」
おわり
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 22:20:30.16 ID:TWfdDAO/0
キョン「古泉…さっきの話しだが」
古泉「さっきの話? あぁ、涼宮さんの夢の話ですか」
キョン「そう、それだ」
古泉「それがどうかしましたか?」
キョン「ハルヒの願望実現能力に期待してみるテスト」
古泉「なにこの人きもい」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 22:26:35.77 ID:freHvhB2P BE:1877558786-PLT(14782)
カタカタ
キョン「長門何やってるんだ?」
長門「…エ○ゲー」
朝比奈さん「え、エッチなのはいけないと思いますっ//」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 22:51:01.74 ID:Jb0+mEX30
長門ちゃんwww
プリンの後継みたいなもんなのかな?
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 23:31:36.61 ID:adAy9XzWO
キョン「ん…?ハルヒはまだ…ハルヒ「皆!超能力者を連れてきたわよ!」
キョン「…誰もいないじゃないか」
ハルヒ「あ、あれ?さっきまで後ろにいたのに…」
キョン「やれやれ…ん!?」
ベガ「フフ、こっちだ」
一同「!!(怖っ!)」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 23:32:10.34 ID:ZnpM1G8bO
このスレには期待している
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 23:33:52.60 ID:Jb0+mEX30
そういやプリンの代わりなのかな、一応。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 23:54:01.04 ID:1CAm2P8BO
今のアナルの連中は俺たちが一番が好きだからな
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 00:00:02.61 ID:MBRdWeat0
のんびりやればいいさー
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 00:27:17.98 ID:1/7TU6XuP
テンプレの後半を
>>2に入れる形にして、AA選べるようになったら嬉しい
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 00:47:26.96 ID:1/7TU6XuP
せっかくの新スレだし何かお題くださいな
35 :
◆r3yksmPHg2 :2009/06/27(土) 00:50:55.41 ID:v0G/jWU1O
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 00:51:07.98 ID:37RJ8Ahx0
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 00:53:21.26 ID:1/7TU6XuP
>佐々木誘い受け
>宿題
把握
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 01:36:26.86 ID:DkAeaeyJ0
佐々木「……どちらかと言うと誘い受けなのはキョンの方じゃないか?」
キョン「俺に身に覚えの無い属性を付けるのを止めろ」
佐々木「しかし、僕にはどうしても攻めには見えないね」
キョン「男は誰だって心に狼を飼ってるモンだ」
国木田「羊の皮は色々と都合が良いんだよ。うん」
保守
ここはクロスも落としていいのかい?
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 01:39:40.92 ID:/d3HX466O
いいんじゃないかい?
注意書きはあった方が良いかもね
>>40 そうかありがとう
つか投下きてるのにKYでゴメン
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 01:56:07.46 ID:FBiXFKLdO
ちょっと目離した隙に凌辱スレ落ちてる・・・・
見たかったのに
>>40 もしかしてなんで協力って表現が間違ってるか気づいてない?
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 01:59:20.79 ID:37RJ8Ahx0
誤爆すまん
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 02:00:46.21 ID:i8wr7ZWaO
怖い誤爆だな
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 02:02:06.44 ID:Em3ZDD1+0
ハルヒSSスレ他にもあんだろ
乱立させんなハルヒ厨
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 02:11:53.83 ID:37RJ8Ahx0
保守人が増えてらっきーというものさ。
49 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 02:29:48.58 ID:1/7TU6XuP
1時間ちょい程ながらでいきますね
だが寝る!
まかせた!
51 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 02:35:05.79 ID:1/7TU6XuP
まかせろ! 適当だが!
佐々木「やあキョン」
キョン「おう、どうした」
佐々木「ついさっき学力テストが返ってきた直後だ、僕がどんな会話を望んでいるか解っているんだろ?」
キョン「学力テストねぇ……そうだな、そういえばそんな出来事があったような気もしないでもない」
佐々木「それで、君の結果を僕は聞いてもいいんだろうか」
キョン「聞くのはいいんじゃないか? 答える内容は俺の自由だと思いたいが」
国木田「んーこれはちょっと見せない方がいいと思うな」
国木田「うん。ちょっとというより絶対」
キョン「あ、国木田てめぇ!」
52 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 02:39:25.07 ID:1/7TU6XuP
キョン「絶対見せない方がいいと言い切る答案を、お前は何故俺から奪う」
国木田「ごめん、キョン。佐々木さんに頼まれててさ」
佐々木「……」
佐々木「ひとつ、聞いてもいいかな」
キョン「……ひとつだけにしておいてくれ」
佐々木「今回のテスト範囲、あれは塾で先週習った範囲と面白いくらいに重複していた」
佐々木「その塾に君は僕と一緒に通っているはずだよね」
キョン「佐々木。伝えたい事を、そこまで遠まわしに言えるのは才能だと思うぜ」
佐々木「褒められているのかな?」
キョン「そのつもりだ」
53 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 02:45:46.59 ID:1/7TU6XuP
佐々木「では、褒められた礼にこのテストの復習に付き合ってあげようか」
キョン「なあ、有難迷惑って言葉を知ってるか」
佐々木「概念くらいはね」
キョン「知ってるならそれを行動にも反映させてくれ。……テストの復習をしたいなんて、俺は言った覚えがないぞ」
国木田「ねえキョン、もう少しくらいは勉強しておいた方がいいと思うよ」
キョン「そんな子供を心配する親みたいな言い方で諭すな」
佐々木「ここは国木田君の言う事が正しいと僕も思うね」
キョン「どうしてだ? 別に学力テストの結果が悪かった事くらいいつもの事だろ」
54 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 02:53:48.00 ID:1/7TU6XuP
国木田「まあ、それは確かにそうだよね」
キョン「……あっさり認められてもむかつくな」
佐々木「ただし、今回はいつもと少しばかり事情が違うんだよ」
キョン「事情だと?」
佐々木「ああ。今回の学力テストは校長の威信をかけて臨んだものだった」
佐々木「周辺中学との差別化を図る意味でもね」
キョン「それで? 俺の成績が悪かった事と、校長の威信とどう関係があるんだ」
国木田「あれ、キョンは聞いてないの?」
キョン「……何だ、まさか赤点の奴は補習だとか言いだすんじゃないだろうな」
国木田「まさか。補習ならいいじゃない、寝てればいいんだけなんだし」
55 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 02:57:14.56 ID:1/7TU6XuP
キョン「じゃあ何だ、俺に無理やりにでも平均点以上の頭を手に入れろって言うんじゃないだろうな」
佐々木「平たく言えばそうだね」
キョン「は?」
国木田「今回赤点の生徒は、学力テストの内容をそのまま宿題にされるんだよ。そして、平均点以上になるまで再提出」
国木田「おまけに合格するまで休日は補習……聞いてなかったの?」
キョン「マジで言ってるのか」
佐々木「学力テストの予定表にもその事は明記されてるね。ほら、この最後の行に」
キョン「――悪夢だ」
56 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 03:02:52.51 ID:1/7TU6XuP
キョン「――ええいくそっ! 全然終わらん」
キョン「今日はもう木曜だぞ? もし、明日の提出で合格しなかったら……」
キョン「というより、そもそもこのままじゃ合格できるかも怪しい」
キョン「……はぁ。結局あいつの思い通りって事かよ」
ピ ピ プルルルル――ガチャ
キョン「早いな」
佐々木「もうそろそろ、君から電話がかかってくると思って待っていたんだよ」
キョン「そいつはどうも。……ってことは、俺が何を言いたいかも解ってるんだな」
佐々木「もちろん。返答はYESでいいよ」
キョン「じゃあ、明日の給食にブロッコリーが出るからよろしくな」
佐々木「君が本当にそれを望むと言うのであれば、僕はそれでも構わないんだが」
57 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 03:10:19.74 ID:1/7TU6XuP
キョン「……時々、俺はお前の手のひらで踊らされている気になる事があるんだが気のせいか」
佐々木「それは気のせいだと言い切れるね。それで、僕は君に勉強を教えればいいのかな?」
キョン「ああ。火曜日の時点で国木田に頼んだら、何故かやんわりと断られた」
キョン「あいつ、友人の為を思って、を無駄に連発してたぞ」
佐々木「それはそれは、友達思いのいいクラスメイトじゃないか」
キョン「その友人ってのが、俺の事を指してるんだったらよかったのにな」
佐々木「くっくっく……君との何気ない会話は僕にとっては掛け替えの無い物だが、あまり遅くなると君が困るだろうし」
佐々木「キョン、そろそろ本題に入ろうか」
キョン「そうしてくれると助かるね。で、どこに行けばいい? 公園横のファミレスか、それとも駅裏の漫画喫茶か」
佐々木「いや、今日はもうこんな時間だし外出は難しいんだ」
キョン「こんな時間って……まだ7時だぞ?」
58 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 03:16:20.21 ID:1/7TU6XuP
佐々木「最近門限が厳しくてね、出来れば君に僕の家に来て欲しいんだが」
キョン「お前の家に?」
佐々木「ああ、そうさ」
キョン「場所は知ってるし、行くのは別に構わないが」
佐々木「それは良かった。じゃあ、準備して待ってるよ」
キョン「あ、おい佐々木? ――門限が厳しいような家に、男が遊びに行っていいのか?」
ピンポーン ガチャ
佐々木「やあ、いらっしゃい」
キョン「玄関を開けるの早すぎだろ」
佐々木「ふむ、確かに防犯上チェーンはかけたままの方が良かったかもしれない」
キョン「いや、そうじゃなくて」
キョン「お前、玄関の前で待ち構えてたのか?」
佐々木「まさか、たまたまだよ。さあ、上がってくれ」
59 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 03:20:38.25 ID:1/7TU6XuP
キョン「……なあ、親御さんは」
佐々木「居ないよ」
キョン「え?」
佐々木「聞こえなかったかな、今日はこの家に僕しか居ないよ」
佐々木「今は君も居るけどね」
キョン「まて、それはマジで言ってるのか」
佐々木「もちろん」
佐々木「私用で家族はみんな外出中さ、今日は深夜まで戻らないはずだ」
キョン「……俺、帰っても」
キョン「帰っても宿題が待ってるだけか」
60 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 03:25:42.49 ID:1/7TU6XuP
佐々木「どうかしたのかい?」
キョン「いや、自分の目の前にあるレールを敷いた奴が誰なのかを考えていた」
佐々木「問題なのはレールの上を走る事じゃない、どう走るかだよ」
キョン「いい事を言ってる様な気もするが、結局それって思惑通りに動けって事じゃないのか?」
佐々木「それは受け取る側の気持ち次第さ」
佐々木「さ、ここが僕の部屋だ」
キョン「何となく普通についてきてしまったが、勉強するのはリビングじゃ駄目なのか?」
佐々木「おや、君にはそんな事が出来るのかい? 悪いが僕はリビングで勉強なんてした事がないんだ」
キョン「佐々木、人生何事も経験だと思うぞ」
佐々木「くっくっくっ。同級生の女子の部屋の前で言うのは、少しはばかられる台詞だね」
佐々木「さ、中へどうぞ」
キョン「……はぁ」
61 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 03:32:26.36 ID:1/7TU6XuP
キョン「なんていうか、意外だな」
佐々木「何がだい?」
キョン「いや、お前の部屋だっていうからもっと変わった部屋を想像していたんだが」
キョン「普通に可愛い部屋じゃないか」
佐々木「何気ない口調できつい事を言うね……僕だって女の子だよ?」
キョン「……」
佐々木「君が来ると思って、周りの友達の部屋と同じ感じに仕立て上げたに決まってるじゃないか」
キョン「その発言に驚かない自分が悲しいぜ」
佐々木「それは僕を理解してくれている、そう取っていいのかな」
キョン「ああ」
62 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 03:36:02.91 ID:1/7TU6XuP
佐々木「それじゃあ、より深く相互の理解を深める為に宿題に取り掛かろうか」
キョン「台詞の前後がどう考えてもつながらないが、まあいいさ」
キョン「正直手詰まりでまいってるんだ、よろしく頼む」
佐々木「任せてくれたまえ」
佐々木「――なるほど、これは確かに手詰まりだ」
キョン「……」
佐々木「ここまで閉塞感を表した回答用紙を、僕は今まで見た事がない」
佐々木「これは、この形が最終的な答えでいいと思えるんだが……どうだろう」
キョン「これはさっき俺が言った部屋への感想に対する仕返しか」
佐々木「まさか、そんな事は少ししかないね」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 04:00:40.26 ID:lxMQmYpLO
さるさるさるさる
64 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 04:07:29.72 ID:1/7TU6XuP
キョン「すまん、悪かったよ。確かに勉強を教えてもらう側の言葉じゃなかった」
佐々木「気にする必要はないさ」
佐々木「あれはあれで悪くなかった」
佐々木(言葉責め的な意味でね)
キョン「何の事だ?」
佐々木「気にしなくていいよ。さ、先に宿題を済ませてしまおうか」
キョン「……」カリカリ
佐々木「……」
キョン「なあ、ここ何だが」
佐々木「少し暑いね、この部屋」
キョン「そうか? じゃなくて、この問題」
佐々木「空調が壊れてるんじゃないだろうか? 運動しているわけでもないのに汗ばんでしまったよ」
65 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 04:13:03.59 ID:1/7TU6XuP
キョン「いや、全然涼しい顔に見えるが」
佐々木「失礼して上着を脱がせてもらうよ――ふぅ」
キョン「……」
佐々木「これは困った、服を脱いだのにまだ暑いだなんて」
キョン「そうかい。で、この問題だけどさ、正直最初から意味が」
佐々木「もう一枚脱いでも」
キョン「どう見てもその下はもう下着だ。悪いが暑さを我慢してくれ」
佐々木「君がそう言うのなら仕方ない」
佐々木「どれどれ、ああこの問題か。これは、問題文の中にだね」むぎゅ
キョン「佐々木?」
佐々木「何かな」
キョン「座る位置が近すぎないか」
佐々木「そうかい?」
顔が近い
67 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 04:17:13.16 ID:1/7TU6XuP
キョン「普通に色々当たってるんだが」
佐々木「当てている、という可能性は考えないのかな」
キョン「暑くて服を脱いだんだよな?」
佐々木「そうだね」
キョン「じゃあ何ですり寄ってくるんだ」
佐々木「雪山で遭難した人は、時折その寒さのあまり気がふれてしまい着ている服を脱いでしまう事があるらしい」
キョン「じゃあそろそろ正気に戻ってくれ。じゃないと俺の理性の方が危ない」
佐々木「……という事は、少しは僕を異性として見てくれていたんだね」
キョン「お前は俺をそうは見ていないみたいだけどな」
キョン「……なあ佐々木、冗談でもこんな事をするのは止めておいた方がいい」
キョン「相手が俺だからまだしも、他の奴なら勘違いして大変な事になってるぞ?」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 04:19:25.64 ID:EnmyvmvXO
わっふるわっふる
69 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 04:21:35.04 ID:1/7TU6XuP
佐々木「……」
キョン「こんな時に何だが、お前は……その、クラスの中でも可愛いと思うし」
キョン「男子の中にはお前が好きだって奴も結構居るんだ」
キョン「だからこんな人をからかう様な事は止めて、もっと普通にだな」
佐々木「君は、何も解っていないんだね」
キョン「……え?」
佐々木「今僕が暑いと訴えているのは本当だよ? なんなら体に触れて直接確かめてくれていい」
キョン「いや、流石にそれは」
佐々木「そして、僕が君の傍に近寄りたいと思うのはそれが本心だから」
キョン「……」
佐々木「君が言う大変な事を、もし君にされるのなら……僕はそれを拒む事はないつもりだよ」
キョン「佐々木? お、落ち着こうぜ、な?」
佐々木「それは難しい提案だ」
70 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 04:24:51.76 ID:1/7TU6XuP
佐々木「ここまでされて何もしないのであれば、それはそれで君の答えだと僕は受け取るよ」
佐々木「だから……君は好きにしていいんだよ?」
キョン「え……あ、その。佐々木?」
佐々木「なにかな?」
キョン「……」
佐々木「……」
キョン(まずい、この沈黙はまずいって!)
キョン(何か、何かいい言い訳は……何か無いのかよ?)
キョン(何かヒントは……あ)
キョン「な、なあ佐々木」
71 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 04:28:19.02 ID:1/7TU6XuP
佐々木「……」
キョン「俺は、その実は今までお前に隠してきた事がある」
キョン「多分だが、勘のいいお前でも気付いてない事だ」
佐々木「それが何なのか、聞いてもいいのかな?」
キョン「もちろんだ」
キョン「実は俺……」
キョン「ディズニー萌えなんだ」
佐々木「……」
キョン「それで、もしも自分が好きな相手に告白するのなら、それはディズニーランド」
キョン「もしくはディズニーシーしか無いって思ってたんだが……」
キョン「これって、佐々木的にはどう思うんだ?」
佐々木「……ねえ、キョン」
72 :
佐々木誘い受け 宿題:2009/06/27(土) 04:32:24.87 ID:1/7TU6XuP
――
国木田「それで、結局宿題はどうだったの」
キョン「……佐々木のおかげで何とか間に合ったよ。多分、採点も通ると思う」
国木田「本当? 昨日一日で出来る量だとは思わなかったけど」
キョン「朝方まで机に向かいっぱなしだったからな、今日は起きてられる自信がないぜ」
国木田「佐々木さんにお礼を言わなきゃね。……って、なんだか佐々木さん、今日は楽しそうだね」
国木田「ディズニーランドの情報誌何か読んでるし」
キョン「……」
国木田「ねえキョン、今回の事で解ったでしょ? 勉強も何事も、あまり問題を先送りにしない方がいいと思うよ」
佐々木「♪〜」
キョン「そうだな」
キョン「……まったくもってその通りだよ」
おしまい
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 06:26:58.14 ID:gtcDXIlh0
otu
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 06:48:59.43 ID:dXu17f1D0
佐々木ってぺったぺったじゃなかったのか
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 07:28:30.98 ID:WxL4+RFMO
やあやあ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 08:19:38.89 ID:1/7TU6XuP
ほいさっさ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 09:10:57.02 ID:1/7TU6XuP
まだまだ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 09:57:46.18 ID:1/7TU6XuP
残ってたらまた夜に何か書きます
お題3つくらいください ノシ
蝉の恩返し
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 10:18:38.41 ID:wv5TjXvi0
あみあみ
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 11:05:56.32 ID:GsgLoSlR0
今日も暑いな
海藻サラダが食べたくなるな
ワカメサラダ……だと
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 12:02:55.70 ID:i8wr7ZWaO
ワカメジュースだ
暑いからざるそば食うかな
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 12:41:23.03 ID:RlTZtjvWO
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 12:45:28.48 ID:q3gRpSK3O
久々に書こうと思ったが今のドコモはメモ帳から引用できないんだな。
てな訳で三色素麺を食べよう
冷やし中華という選択肢も。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 13:51:23.46 ID:i8wr7ZWaO
これから2ヶ月は、冷たい食べ物ばっか食うことになるな
この季節に冷たいものを食べるのは規定事項
暑い日には熱いものを!
どっちだよww
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 15:42:42.15 ID:wv5TjXvi0
ハルヒ「おいしければいいのよっ」
冷たいものを熱いものを一緒に食べればいいんだ!
ちょっと外で飯食うかな、今日は
いいね
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 18:02:18.83 ID:lxMQmYpLO
カレー食いたい
長門頼む
長門「推奨はできない」
夏だから冷たいカレーを頼む
冷凍?
>>104はハルヒだな。
蝉の天麩羅と言い、悪食なところが。
昨日立ってた「涼宮ハルヒの陵辱」とかいうエロゲスレって落ちちゃった?
どこかにdatないかな?
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 20:25:35.88 ID:1/7TU6XuP
ちょいまって
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 20:26:41.00 ID:1/7TU6XuP
カレースープだと冷製でも旨いかもしれん
長門と一緒なら冷凍カレーもまた乙なもんだ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 20:51:02.24 ID:1/7TU6XuP
>>103 ハルヒとはまるで関係ないんだが
ガンガンって雑誌で突撃パッパラ隊って漫画を連載してる作者が
単行本のオビに「夏は冷やしカレーがうまい」って書いてた
それはいいとして
お題「ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長」
ながらで日付変わる前くらいまで書きます
他に投下があればレスください
注意書き
・いじめあり
・ハルヒちゃん
・ワカメ
111 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 20:56:39.51 ID:1/7TU6XuP
トントン
キョン「どーぞー」
ガチャ
長門「……」
キョン「お、長門か。誰も部室に居ないから今日は活動が無いのかと思ったぜ」
長門「手伝って欲しい事がある」
キョン「手伝って欲しい事? いいけど」
長門「この長机を壁際まで動かすのを手伝って欲しい」
キョン「? いいぜ」
うんせ うんせ
キョン「これでいいのか?」
長門「いい」
「――入って」
キョン「入って?」
喜緑「失礼します」
112 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 21:00:13.66 ID:1/7TU6XuP
キョン「あ、あなたは確か生徒会の」
確か喜緑さんだっけ、久しぶりに見たな。……って、もう一人居る?
九曜「――」ペコリ
キョン「……えっと、どちら様でしょうか」
長門「紹介する」
「こちらは、喜緑江美里」
キョン「いや、知ってるけど」
長門「俗称エミリン」
キョン「もしかして、あだ名って言いたかったのか?」
エミリン「エミリンです、本日はどうぞよろしく」
あ、そっちでいいんだ。
キョン「……で、こちらの人は?」
長門「昆布」
キョン「は?」
長門「もとい、クーちゃん」
113 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 21:04:50.73 ID:1/7TU6XuP
キョン「クーちゃん?!」
クー「――七つの――海――」
キョン「いや、それはティコだ」
COOは遠い海から来たんだ。
長門「お互いに自己紹介も終えた所で本題に入る」
自己紹介だったのか……これ。
キョン「で、お二人は何の用でここに?」
エミリン「その前に、一つ質問してもいいでしょうか」
キョン「はぁ」
エミリン「あなたは、お味噌汁には昆布とワカメ。どちらが相応しいと思いますか?」
キョン「……え? あ、えっと」
「俺、朝はパンの人なんで」
エミリン「……ちっ」
舌打ちした?! 今舌打ちしたよこの人!
長門「これで全てを解ってもらえたと思う」
114 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 21:10:40.99 ID:1/7TU6XuP
キョン「待て、今の会話で解ったのは江美里さんの高感度が俺の中で下がった事だけだ」
長門「彼女は今、あなたの味噌汁における趣向を聞いた」
キョン「それが?」
長門「エミリンとクーちゃんは、その趣向に関して意見が対立している」
「もう……誰も二人を止める事は出来ない」
キョン「いや止めろよ? 普通に止まる内容だろうが?!」
エミリン「まあ、食べ物の恨みは恐ろしいと言いますし」
クー「――ワカメ――とか――――それ、無理」
最後だけ、どっかで聞いたことがある口調な気がするんだが。
キョン「まあいい、二人が今対立してるってのも解ったさ」
「それで、どうしてここに二人が来たんだ」
長門「エミリンもクーちゃんも、私と同じ宇宙人」
キョン「……え、マジ!?」
長門「ただし、クーちゃんは派遣元が違う」
キョン「派遣? 宇宙人って職業だったの?」
どんなゲームなんだ
116 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 21:17:04.28 ID:1/7TU6XuP
エミリン「通常。わたしたちの様なインターフェース同士が争う場合、周辺への被害は甚大な物になります」
キョン「え、何さらりと怖い事言ってるのこの人?」
エミリン「ですので、SOS団の部室の様に別に壊れてもいい――」
「こほん。様々な要素がせめぎ合った場所の方が、校舎への被害が少なくて済みます」
こんな黒い人だったの? この人?
クー「――そろそろ――始め――る」
「ワカメ――臭――で――酸欠」
エミリン「……」
キョン「お、おい長門。逃げなくていいのか?」
長門「もう遅い、ここはわたしの情報制御空間。外に出る事は不可能」
キョン「お前のかよ! っていうか、二人が何を始めるのか知らんが、普通の人間の俺が居ても大丈夫なのか?」
長門「……」
キョン「目をそむけるなー!!」
117 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 21:20:02.69 ID:1/7TU6XuP
ハルヒ「待ったー!!」 バアン!
掃除用具入れから何か出てきたー!
ハルヒ「話はばっちり聞かせてもらったわ。そうね、確かにこれはガチでやりあうだけの問題よ」
キョン「いや、ばっちり聞いてたなら宇宙人って方に反応しろよ。SOS団団長」
ハルヒ「でもね、ここはあたしの部室なの。勝負をするなら、あたしのルールに従ってもらうわ」
エミリン「……なるほど、確かにそれが道理ですね」
クー「――異論――はな――い」
「結――果――は同――じ」
エミリン「……」ゴゴゴ
キョン「うぉっ?! ハ、ハルヒ? それで二人は何で決着を着ければいいんだ?」
……頼む、温厚な内容が来てくれよ?
ハルヒ「そうね……ちょっと待ってね」カチカチ
キョン「? パソコンで何を調べてるんだ?」
ハルヒ「……ん〜じゃあこれ。ズグダンズンブングンゲーム」
……タ、タイトルでここまで内容が想像できないゲームは初めてだが……。
118 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 21:25:18.84 ID:1/7TU6XuP
ハルヒ「みくるちゃん、説明お願い」
え、朝比奈さん居たの?
みくる「よいしょ……は〜い」 ガタゴト
キョン「何であなたまで掃除用具入れに入ってるんですか?!」
ハルヒ「ちなみに古泉君も入ってるわよ」
キョン「3人も?!」
古泉「やあ、どうも」 ゴソゴソ
キョン「……古泉、っていうかお前ら。いったいあの中で何をしてたんだ?」
ハルヒ「え、ああキョンが階段を上がってくるのを見たからみんなで隠れようとしたんだけど」
「隠れる場所って意外と無いのよね、この部室」
だからって掃除用具入れに3人は無茶だろ……。
長門「3(ピー」
長門、隠せてないから。全然伏字になってないから。
古泉っ!!
120 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 21:33:13.65 ID:1/7TU6XuP
みくる「では、ルールを説明します」
「最初に、先攻の人がセットと言ってポーズを決めます」
ポーズ?
みくる「はい。基本スタイルがない競技なので、自分の好きなポーズを取ってください」
「そしてつっちーつっちーと唱えながらタイミングを計って、最初にずくだんずんぶんぐん」
「次に、げすたんつん三分。エスペンソン。カスパンスィン。エスペンソンカンタンクン」
「ここまでで、攻守交替です」
うっわー……全然意味解らない。
みくる「あの、何か質問はありますか?」
何ていうか全てにおいて意味不明というか、
エミリン「大丈夫です。特にありません」
嘘っ?! 今ので解ったの?
クー「――同じ――ク――」
お前も解ったってのかよ?!
121 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 21:46:38.63 ID:1/7TU6XuP
古泉「いやーズグダンズンブングンゲームとは楽しみですね」
キョン「……そんなごく普通のゲームみたいに言われてもなぁ」
古泉「おや、ご存じないんですか? ズグダンズンブングンゲーム」
ご存じない。顔が近い。雑巾臭いぞお前!
古泉「ズグダンズンブングンゲームは、機関では週2くらいで行われている、いわばレクリエーションの一環です」
キョン「……どんな組織だよ、機関ってのは」
古泉「毎回、死傷者は二桁を超えますね」
キョン「レクリエーションで死傷者出すな馬鹿! 世界の命運はどうしたんだよ、なあおい!」
古泉「まあ、雑巾の匂いがするのは掃除用具入れの中に居たからでしょうねぇ」
キョン「聞いてるのはそこじゃねぇよ!」
ハルヒ「じゃあはじめます!」
え、本当にやんの? マジで?!
ハルヒ「キョン、古泉君。あんたたちは審判ね」
古泉「かしこまりました」
キョン「うそ、審判が居るゲームなの!?」
やっぱりわかならいんだぜ
ズタガンダカダカ……言いにくい!
124 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 21:59:05.30 ID:1/7TU6XuP
古泉「まあまあ、最初は僕が見ていますのでどこをチェックすればいいのか覚えてください。ほら、はじまりますよ?」
ハルヒ「じゃあ先攻はエミリンね! ……レディー……」
エミリン「……」
クー「――」
ハルヒ「ゴォ!」
――かくして、宇宙人同士によるズグダンズンブングンゲームが始まった。らしい。
エミリン「セット!」
掛け声と精悍な顔つきはいいですけど、どうみてもそのポーズはカマキリです。
クー「――」
こっちはこっちで鶴の舞だし。
エミリン「……つっちーつっちーつっちーつっちー……」
ハルヒ「ねえ古泉君、ところでこれってどんなゲームなの?」
おい! お前が解ってなかったのかよ?!
古泉「解りました、では簡潔に説明しますと……お二人は、くすぐりっこというゲームを御存じですか?」
125 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 22:06:05.79 ID:1/7TU6XuP
ハルヒ「知ってるわ」
キョン「俺もそれなら知ってるが」
古泉「簡潔に言えば、相手に触らないくすぐりっこなんですよ」
キョン「……はぁ? くすぐるのに相手に触らないで……どうするんだよ?」
エミリン「ずくだんずんぶんぐん!」
クー「――」
古泉「ご覧ください。あの様に、自分の中の決めポーズを順に決めていき」
エミリン「げすたんつん三分。……エスペンソン、カスパンスィン」
クー「――」
古泉「相手を笑わせたら勝ち、というゲームです」
キョン「考えた奴、本物の馬鹿だろ。なあ」
いい意味でのバカだな、ほんとにw
127 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 22:13:13.66 ID:1/7TU6XuP
エミリン「エスペンソンカンタンクン!」
クー「――っ――」
ハルヒ「……エミリン、中々のやり手ね」
キョン「いや、どうみても変人だから」
古泉「つまりこのゲームにおいてはそれが強者の証、という訳です」
キョン「……付き合いきれん……って長門、お前どこに行くんだ」
長門「賞品の準備」
キョン「賞品?」
長門「すぐに戻る」 バタン
キョン「……って、出られるんじゃねーか!」
古泉「しっ、勝負は今重要な場面を迎えています。声を立てないでください!」
キョン「俺には意味不明なポーズを決めてる女子高生が二人居る様にしか見えないんだが」
128 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 22:20:05.25 ID:1/7TU6XuP
古泉「これで、喜緑さんの攻撃は終了しました。ゲームが動くのは、主にこの攻守交替の直後です」
ハルヒ「凄い……これは目が離せないわね」
キョン「本気で言ってる? なあ」
クー「――セーットゥッ!!」
キョン「ぶっ!」
古泉「あなたが噴いてどうするんですか?!」
キョン「す、すまん。ずっと寡黙だったのに、急に大声を出すから」
ハルヒ「甘いわね……キョン。つまりあの子はこの瞬間の為だけにずっと寡黙キャラを通してきたのよ」
キョン「そんな無駄な努力があってたまるか」
みくる「わ〜ハイレベルな戦いですね〜」
この人はこの人で見入ってるし……。
ハルヒさんが解説キャラになっとるwwww
130 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 22:30:42.30 ID:1/7TU6XuP
エミリン「……」
古泉「しかし、今ので喜緑さんを倒せなかったのはクーちゃんにとって厳しいでしょうね」
そっちはあだ名で呼ぶんだな。
みくる「そうですね。いまのはきっと、彼女の最高の持ちネタだったはずですから……」
キョン「……あの、朝比奈さん。持ちネタって何ですか?」
みくる「え? それは、その。……芸人として、禁則事項です」
芸人? え、未来人ですよね? あなた?
ハルヒ「じゃあこれからどうなるの? お互いに相手を倒せないって事でしょ」
古泉「このような場合は、ポイント制になります」
キョン「ポイント?!」
みくる「わたしの見てた範囲では、えみりさんが若干優勢ですね」
キョン「え? もうポイント入ってたの?」
古泉「喜緑さん12ポイント、クーちゃんは9ポイントですね」
キョン「念の為、採点基準を聞いてもいいか」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 22:35:20.51 ID:TKzLaS0h0
>>130 きみどり 12画
クーちゃん 9ちゃん
こういう判定なんですね?
くだらなさすぎwww
すまんよっっっw
やべー、これまでで一番キョンに感情移入してる
133 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 22:42:44.19 ID:1/7TU6XuP
古泉「それを詳しく説明するとなると、3日は必要です」
キョン「絶対適当だろ、なあ。目をそらすなって、おい」
長門「――間に合った」ガチャ
キョン「あれ、手ぶらみたいだけど賞品は?」
長門「コンピ研の部室に置かせてもらっている」
ハルヒ「ん〜よく解らないけど。これってまだ時間かかりそうなの?」
みくる「お互いに実力が近いので……」
古泉「早くて2時間程度はかかるでしょうね」
キョン「長っ!? あんな馬鹿みたいな競技をそんなにやるのかよ?」
ハルヒ「そんなに? じゃあ少し仮眠してるから、終わったら起こして」
キョン「お前がやらせてるんだろうが!」
ハルヒ「それはそれ、これはこれよぉ」 むにゃむにゃ
キョン「起きろ! そして見届けろ!」
134 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 22:50:50.56 ID:1/7TU6XuP
ハルヒ「……」すぴー
キョン「信じられん、本気で寝ちまいやがったぞ」
古泉「そうこうしている間に、お二人のポイントは16ポイントで並んでしまいました」
クー「エスペンソン――カンタン。クンッ!!」
はいはいナッパナッパ。
キョン「……これ、あと2時間見る方も大変だよな」
長門「……」パラッ
キョン「長門は長門で普通に本を読んでるし」
みくる「キョンくん。お茶が入りました〜」
キョン「ああどうも。……朝比奈さんも普段通りだし、俺ものんびりしてればいいか」
135 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 23:00:06.78 ID:1/7TU6XuP
言ってしまえば、それはそれで普段通りの日常だったと言えなくもない。
古泉「エミリンナイスカウンター! 3ポイントゲッチュー!」
古泉が一人で盛り上がり、
ハルヒ「……ん〜むにゃむにゃ、それはタヌキだって本気なの? ……ふふっばかねぇ……」
ハルヒは寝てる。
みくる「……」あみあみ
朝比奈さんは編み物に夢中で、
長門「……」
長門はいつもの窓際で読書。
そして
エミリン「つっちーつっちーつっちーつち、ずくだんずんぶんぐんげすたんつんさーん分っ!」
キョン「やっぱりいつもの日常じゃねー!!」ガタンッ!
136 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 23:04:46.16 ID:1/7TU6XuP
クー「――!」
エミリン「っ?!」
キョン「え、あ。すみません」
古泉「勝負あり! 勝者キョン!!」
キョン「はぁ!? って何気にキョンとか呼ばれてるし」
「いや、邪魔しちゃってすみません。古泉は何か変な事を言ってますが、どうか気にせず続きを」
エミリン「……いえ、完敗です」
クー「――降――伏――論」
キョン「え、え? 何それ?」
こわい。
みくる「キョンくん……ズグダンズンブングンゲームはね? 観客も選手の一員なんです」
「だから、面白いと思った時は我慢しないで笑ってあげてくださいね」
何で朝比奈さんがそんな切実な顔をしてるのか解りませんが、
長門「いいズグダンだった」
いいズグダンって何だ。
137 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 23:10:42.86 ID:1/7TU6XuP
長門「グッドズグダン」
キョン「いや、言い直さなくていいからな?」
ハルヒ「え、何終わったの?」
キョン「……そのまま寝てればいいのに」
ハルヒ「あ〜よく寝た……。みくるちゃん、結局どっちが勝ったの?」
みくる「キョンくんですよ」
ハルヒ「え? キョンが?!」
みくる「はい。見事な一人突っ込みでした〜」
キョン「……褒められてる気がしないのは何故だろうな」
ハルヒ「あんたも結構やるじゃない。この功績に、SOS団、準平部員補佐に昇進」
キョン「謹んで辞退させてもらおう」
長門「賞品」
キョン「え? あ、そういえばそんなのがあるって言ってたっけ」
長門「持ってくるから」
138 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 23:16:43.57 ID:1/7TU6XuP
長門「――これ」ずずずず
キョン「長門、俺にはお前がサンドバックを引きずってる様にしか見えないんだが」
長門「それはプレゼント用包装。賞品は中身」
キョン「……サンドバックが包装って、まさか人でも入ってるんじゃないだろうな」
長門「正解」
キョン「へ?」
長門「今回の賞品は生徒会長」
キョン「なんですとぉ?!」
古泉「ちなみに、リクエストしたのは僕です」
キョン「何考えてるんだお前は!? ……生徒会長はお前のお仲間なんだろ?」
古泉「仲間だからこそ憎い、という事もある訳です」
「さて、吊るすのはこの辺でいいですかね」
会長「もがーもがー!(お、おい! 出してくれ!)」
キョン「うわー声が聞こえてるよ」
ついにきたー!
140 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 23:22:05.44 ID:1/7TU6XuP
長門「大丈夫、眼隠しはしてある」
キョン「そもそもサンドバックの中から外が見えたら凄いと思うし、目隠しの何が大丈夫なのか解らない」
「で、俺はこれをどうすればいいんだ?」
ハルヒ「サンドバックでしょ? 叩く以外に使い道があるとは思えないわね」
キョン「シャドーボクシングを始めるな、ステップを踏むな、上半身で8の字を描くな」
古泉「そうですよ、涼宮さん」
キョン「おお、少しは常識が残って」
古泉「素手では手の皮を傷つけてしまいます。ここは竹刀をお使いください」
キョン「欠片も残ってねー!」
ハルヒ「サンキュー」
キョン「お前もお前で喜々として受け取るな!」
「な、なあ古泉」
古泉「なんでしょう?」
キョン「いくらなんでもいきなり無関係の生徒会長をこんな扱いってのは意味が解らないんだが」
古泉「ああ、その事ですか」
竹刀かよ!
142 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 23:30:46.71 ID:1/7TU6XuP
ハルヒ「さー覚悟しなさい! とぉりゃー!」 ずどむっ
会長「ぐふぇっ!!」 ゆらゆら
古泉「実はですね、彼には生徒会の費用以外にもいくらか機関から資金を出していたんですが」
「そのお金で、彼は生徒会室の扉に鍵と大型のソファーを購入していたんです」
ハルヒ「ちぇりゃりゃりゃー!!」
会長「ぬっぐっぐっぐふぉっ!」
キョン「いや、それくらいは許してやっても……」
古泉「いえ、問題はここからです」
「そのソファーはソファーベットだったんですよ。しかも生徒会室の壁に防音施工まで」
「ちなみに普段、生徒会室には鍵がかかっていて中には喜緑さんと会長しかいません」
キョン「古泉、竹刀ってまだあるか?」
古泉「どうぞどうぞ」
会長wwwそれはいかんwwww
144 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 23:37:20.40 ID:1/7TU6XuP
エミリン「待ってください!」 ばっ
キョン「江美里さん」
エミリン「ズグダンの賞品という事ですから我慢していましたが、これ以上は見てられません!」
いや、最初から止めに入ってくれてもよかったですよ?
ハルヒ「そこをどきなさい! そいつを叩いて日頃の鬱憤を晴らすのは勝者の権利よ!」
キョン「寝てただけのお前が言うな!」
エミリン「ズグダンは神聖にして不可侵の競技。……確かに、皆さんにはその権利があります」
キョン「あるんだ」
エミリン「ですが! ……ここはわたしに免じて許してもらえないでしょうか?」
会長「もぐぐ……(江美里……)」
ハルヒ「あんた……もしかして会長の事」
エミリン「はい」
みくる「……う、うう、いいお話ですぅ」ぐすぐす
え、何この展開? これなんなの?
145 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 23:45:08.74 ID:1/7TU6XuP
ハルヒ「……ふぅ……負けたわ。あんたの愛に免じて、会長は返してあげる」
エミリン「本当ですか?!」
ハルヒ「ただし! ……そいつのこと、絶対離すんじゃないわよ」
エミリン「はいっ!」
古泉「涼宮さんの事を、僕はまだまだ理解してはいなかったようです。こんなに素晴らしい人だったなんて」
キョン「いや、あいつ竹刀で殴ってただけだから」
ハルヒ「じゃあみんな、二人っきりにしてあげましょう」
みくる「は〜い」
長門「了解」
キョン「サンドバックを下すのくらい手伝った方が……って、聞いてねえ」
古泉「ああそうそう、一つ喜緑さんに言い忘れていました」
エミリン「え?」
――TFEI――祭?
147 :
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長:2009/06/27(土) 23:47:47.64 ID:1/7TU6XuP
古泉「先日、食堂で会長と一緒になった時に。彼はお味噌汁を見て」
「だしや具にワカメや昆布を使う奴の気がしれない、ごく正常な味覚を持つ人間なら鰹だしのみだろうと仰っていました」
部室の中にあった昼ドラの様な空気が、一瞬で固まった気がした。
エミリン「……」
無言のまま、表情も変えずに竹刀を拾う江美里さんと、同じ様にして竹刀を構えるクーちゃん。
その二人とサンドバックに入った会長を部室に残したまま、俺は目を閉じてそっと扉を閉めた。
長門「3(ピー」
キョン「長門、だから伏字になってないし全然違うから」
ズグダンズンブングンゲームで対決する昆布とワカメ。賞品は会長 おしまい
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/28(日) 00:11:58.93 ID:bVhrlrmi0
わかめで出汁って取るっけ? ほっしゅ
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ああごめん、わかめってふつうだよねー<味噌汁の具