3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:11:55.68 ID:lDVmLkqMP
子供は疲れてきました。
喉もカラカラです。
子供はそれでも家に帰りたいです。
子供はそれでもお母さんに会いたいです。
「ここに来ては駄目よ、早く家に帰りなさい。」
さっきとは違う声が聞こえてきました。
しかし子供は喋る事ができません。
すると子供の前に女の人の後ろ姿が見えました。
子供はその人に助けを求めその人に手を伸ばしました。
「あたしに触ったわね」
そういうと女の人は消えてしまいました。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:13:36.67 ID:I+xGFOHHO
怖すぎて泣いた
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:14:03.91 ID:lDVmLkqMP
子供は驚いてその場から走り出しました。
子供は暗い道を闇雲に走りました。
しかしうまく走れません。
子供には腕が無かったからです。
子供は何故腕が無くなったか判りません。
子供は堪えきれない恐怖と戦っていました。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:14:11.13 ID:Twyd3a0+O
なんだよこれ
こえぇよ・・・
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:15:01.24 ID:r+cpJvjN0
たのむ…無事に帰ってくれ…
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:15:23.97 ID:lDVmLkqMP
子供はまた走り出しました。
腕が無くても走りました。
子供は早く家に帰りたかったのです。
しかし、どうしても帰り方がわかりません。
子供は自分が死ぬかも知れないと思っていました。
口も腕も無い子供はもう疲れてしまいました。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:16:11.93 ID:lDVmLkqMP
子供はフラフラ歩いていました。
するとお婆さんが見えました。
子供はお婆さんが優しいと知っていました。
だから子供はお婆さんの所に行きました。
子供は口も腕もないのでお婆さんの目の前に立ちました。
「こんなところに居ては駄目だよ。早くおうちに帰りなさい。」
お婆さんは優しく子供にそう言いました。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:17:59.28 ID:lDVmLkqMP
お婆さんの目は白い所が黄色で黒い所が赤でした。
子供はお婆さんの目を見て怖くなりました。
「わたしと目が合ったね?」
お婆さんがそういうと子供は真っ暗な闇に包まれました。
子供には目が無いのです。
子供にはもう何も見えません。
ただ真っ暗な闇におびえていました。
子供にはどうして目が無くなったのか判りません。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:19:38.68 ID:lDVmLkqMP
子供はもうお母さんに会えないと思いました。
子供には口と腕と目が無かったからです。
子供はもう泣く事もできなくなってしまいました。
子供にも恐怖と絶望はわかりました。
子供は死ぬかもしれないと強く思いました。
子供は闇の中をふらふらとしていました。
子供は何かにつまづきました。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:20:34.65 ID:lDVmLkqMP
「坊主こんな所に居たら駄目だろ、早くおうちに帰りなさい。」
おじさんの声がしました。
子供はおじさんにつまづいたのです。
「俺の脚を蹴ったな」
おじさんはそういいました。
子供は転がりました。
コロコロ転がりました。
子供には脚が無かったのです。
子度もはどうして脚が無くなったのか判りません。
子供はもう動く事もできません。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:22:07.98 ID:lDVmLkqMP
子供はじっとしていました。
子供は口と腕と目と脚がありません。
もう動く事も喋る事もできないのです。
子供は音を聞いて居ました。
子供は匂いを嗅いでいました。
子供にはもうそれしかできないからです。
子供は、はやく家に帰りたいです。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:24:39.36 ID:r+cpJvjN0
このスレこわいよぉ…
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:25:07.68 ID:Zv3aSdfNO
こええ〜 私怨
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:26:18.09 ID:lDVmLkqMP
「早く帰らないからだよ」
「早く帰らないからだよ」
「早く帰らないからだよ」
「早く帰らないからだよ」
みんなの声が聞こえてきました。
子供がさっき会ったみんなの声です。
子供は怖くなりました。
子供は殺されるのを知っていたのです。
子供は動く事ができません。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:27:22.52 ID:Twyd3a0+O
なんかの呪いとかじゃないよな?
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:27:57.41 ID:IqnY4hzo0
ゴクリ…
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:28:41.04 ID:lDVmLkqMP
「まだたりないから貰うよ」
「まだたりないから貰うよ」
「まだたりないから貰うよ」
「まだたりないから貰うよ」
みんなが言いました。
子供は何故口と腕と目と脚が無くなったか判りました。
子供は怖くてたまりませんでした。
子供はでも動けません。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:29:49.19 ID:lDVmLkqMP
「そうやって人は石になるんだよ」
誰かがいいました。
するとあたりが静かになりました。
匂いも無くなりました。
子供には耳と鼻がありません。
子供はもうずっとそこにいます。
子供には頭と体しかありません。
子供は家に帰りたいとずっと思いました。
子供はでももうなにもできません。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:30:01.79 ID:I+xGFOHHO
支援する
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:31:23.21 ID:lDVmLkqMP
子供はおかあさんがくるのを待ちました。
子供はずっと待ちました。
でもおかあさんはいつまで経ってもきません。
子供にも恐怖と絶望はわかりました。
子供は死にたいと強く思いました。
子供には死に方は判りません。
子供は帰りたい帰りたいとずっと思っていました。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:32:32.14 ID:lDVmLkqMP
子供にはどれくらいの時間が経ったのか判りません。
子供はずっと帰りたいと思っていました。
でも子供はもう諦めました。
子供は石になったんだと思いました。
子供は石になっても家に帰りたいと思いました。
子供はそこにずっと有りました。
子供にはもう何も感じません。
子供にはもう何も思いません。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:33:35.06 ID:lDVmLkqMP
子供は動いていました。
子供には何故動いているのか判りません。
子供は喜びました。
子供は希望を持ちました。
子供は家に帰れると思いました。
子供は止まりました。
子供は家に着いたのかと思いました。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:33:36.23 ID:Twyd3a0+O
ママン・・・
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:35:10.34 ID:wI8W29Q6O
こわっ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:35:22.37 ID:Zv3aSdfNO
怖すぎてかキモイ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:37:54.40 ID:lDVmLkqMP
子供の体が宙に浮きました。
子供は強い衝撃を感じました。
子供はバラバラに割れてしまいました。
子供はもう怖くありませんでした。
子供はもう悲しくありませんでした。
子供はどうして割れたのか判りません。
ただ割れた所が赤く染まってる気がしました。
子供は痛く有りませんでした。
子供は泣きたくもありませんでした。
ただただ強く強く思いました
「お母さんに会いたい」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:39:05.64 ID:lDVmLkqMP
おわりでーす。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:40:12.86 ID:DIllcrfIO
えっ
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:40:37.06 ID:IqnY4hzo0
__
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:40:40.55 ID:r+cpJvjN0
子供はただの石ころになったん?
すくわれねぇw
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:41:32.64 ID:I+xGFOHHO
おわったww
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:41:47.93 ID:lDVmLkqMP
ちょっと怖いSS書いてみたくなった。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:42:43.48 ID:Twyd3a0+O
>>29 どういうことだったの?
内容が深すぎて馬鹿な俺にはわかりせん
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:44:40.53 ID:lDVmLkqMP
>>32 そうっすね。
石になっちゃいましたな
>>36 なんていうか・・・
メッセージ性はないです。
読んだまんまのキモイ感じです。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:46:28.46 ID:VfIuPciOO
このスレをみたな
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:47:05.81 ID:lDVmLkqMP
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:48:05.77 ID:r+cpJvjN0
くそっ、
>>38のせいで俺のお●ン●ンが消えた!!
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:48:48.90 ID:I+xGFOHHO
子供は目を覚ましました。
子供は汗だくでした。
子供は怖い夢を見ていたのだと気付きました。
子供は直ぐにお母さんのことを思い出しました。
子供はすぐに寝室を出ました。
子供は台所に居るお母さんを見つけました。
子供は喜びのあまりお母さんに抱きつきました。
するとお母さんがこう言いました。
「わたしに触ったわね」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:51:45.87 ID:lDVmLkqMP
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:52:04.70 ID:wI8W29Q6O
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:55:51.10 ID:r+cpJvjN0
もうなにも信じられない…
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 21:56:24.74 ID:lDVmLkqMP
怖いSSってあんま需要ないかな〜
あなた、ぶんしょう、じょーずでーす、ね
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 22:32:02.56 ID:lDVmLkqMP
あ・・・ありがとう。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 22:52:19.62 ID:Twyd3a0+O
なんやかんやでこのスレやっぱこえぇよw
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/24(水) 22:58:15.99 ID:zl4TMCrW0
「二度とVIPにくるなカス」
ニートの声がしました
子供はVIPに来てしまったのです
怖すぎて死ぬ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: