1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
〜佐々木宅にて〜
電話が鳴る。誰からだろう。
「はい、もしもし」
携帯から聞こえてきた声を聞いて安心する。
「おう、佐々木か?」
彼だ。
2 :
☆(ゝω・)vキャピ ◆VpkFYRThjI :2009/06/11(木) 18:16:50.71 ID:x4z64O2Q0 BE:777941928-2BP(600)
カレー
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:17:54.16 ID:ejFgAzm90
僕が別人だとしたら、君は一体誰の携帯に電話しているんだい?」
言う必要のない文句を一つ。
それを彼は、笑って返してくれる。
「はは。そういうなよ。社交辞令みたいなもんだろ」
「くつくつ。それでどうしたんだい?待ち合わせの時間まで、まだ二時間以上はあるけど?」
私の声が聞きたくなったの?
……もちろんそんなことは聞けない。
まだ恥ずかしい。
糞スレ立てんなゴミ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:19:12.13 ID:ejFgAzm90
「あぁ、それなんだが……すまんが今日は行けなくなったんだ」
なるべく不機嫌になったのを悟られないように言葉を返した。
彼の勘はなかなかに鋭い。こと恋愛ごと以外には。
「……訳を聞こうか?」
理由はこうだ。
妹が風邪をひき、家には親がいない。
そして彼はそんな妹を一人にしとくのは気が引ける、と。
「シスコンってわけじゃないが、休みの日に寝込んでる妹を放って遊びに行くわけにもいかんだろ」
そんな妹想いな彼にまたいらない文句を。
「そうだね。君にしては正論だ」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:21:35.91 ID:ejFgAzm90
「一言いらんぞ」
だって彼は仕方ないとはいえ、私との約束を守れなかった。
これくらいはいいよね?
「くつくつ。気をつけるよ」
「そういうことだ。悪いが、その、デ、デートはまた今度でいいか?」
「そ、そんなに恥ずかしそうに言われると、僕まで照れてしまうよ」
「すまんな、こればっかりは言い慣れていないからどうしようもない」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:23:36.48 ID:FcTJtUWc0
おお、続編来たか
支援
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:23:51.87 ID:ejFgAzm90
彼とは付き合い始めてまだひと月と少し。
長い間友達だった分、彼氏彼女の関係にはどうして慣れない。
「構わないよ。僕としては君とのデートも大事だけど、キョンの妹ちゃんの方が心配だし」
これは本心。だって彼は優しいから。
「悪いな」
「謝ってばっかりだな」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:24:40.24 ID:i4R6FxzlO
また微妙な時間に始めやがって
まあいいやwktk
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:26:17.68 ID:ejFgAzm90
横にある枕を抱き寄せる。なぜだろ?
「そりゃな、穴を開けたのは俺だ」
「あんまり謝ってばかりだと、本当に謝ってもウソに感じてしまうよ?」
「それもそうだな」
「くつくつ。それじゃあ、妹ちゃんをお大事に」
「ありがとうな。またな」
彼からの電話が切れる。少しは甘い内容の会話をしてほしいものだよ。
でもそんなことを彼に期待するのは、本物のUMAを発見するより難しい。
そんな彼を好きになってしまった自分を責めるほかない。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:28:40.59 ID:ejFgAzm90
それにしても、今日の予定が無くなってしまった。
二時間後に控えた三度目のデート。
さて、どうしたものだろう。
橘さんに連絡を取る?
きっと彼女なら喜んで駆けつけてくれる。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:29:48.96 ID:bkMX1jlnO
楽しみにしてたぜ
支援
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:31:09.00 ID:ejFgAzm90
……彼は今頃妹の面倒を見ているのかな?
熱を測ってあげたり、水枕やタオルを換えてあげたり、お粥を作ってあげたり。
「くつくつ」
そんな彼の姿を想像すると笑ってしまう。
それと同時に、彼の妹に多少の嫉妬を。
病人に嫉妬なんて不謹慎にも程がある。でも彼に構ってもらえるなら、甘んじてその役を代りたい。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:32:32.17 ID:UN5Z+f1V0
おうおう支援
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:33:30.50 ID:ejFgAzm90
たった一週間会えないだけでこんな風に思ってしまう。
付き合う前は一年も我慢したのに。
でも仕方がないと思う。
気持ちが通じたのだから。だからこそ、より愛しく感じる。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:35:42.85 ID:ejFgAzm90
恋愛は精神病の一種。
付き合ってしまえば治ると思った症状は、まさかの大悪化。
この病気の特効薬はどこで手に入るのだろう。
風邪と水虫の特効薬を完成させればノーベル賞が貰えると聞いたことがある。
きっと恋愛の特効薬を見つけることが出来ても、ノーベル賞が貰えるかも。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:38:36.76 ID:ejFgAzm90
!!!
退屈な休日をどう過ごそうか考えていると、
ここで名案が一つ浮かんだ。
我ながらいいアイデアだと思う。
双方にとって得のあるアイデア。
まさに一石二鳥。
よし、準備をしなきゃ!
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:40:26.09 ID:X3WXVgEiO
またしても見つけにくいwだが毎日十回くらい佐々木で検索したかいがあったぜ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:40:36.51 ID:ejFgAzm90
〜キョン宅にて〜
「ケホケホ。キョンくんごめんね?」
布団に寝ている妹が俺に謝ってくる。
お前は熱があるんだ、仕方ないだろ?
「でも、きょうはデートだったんでしょ?」
子供がそういうこと気にするな。いつの間にそんなにマセたんだ?
「えへへ」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:43:25.91 ID:ejFgAzm90
俺に出来ることなんてたかが知れているし、症状はただの風邪。
まぁ、体格的にも幼い妹だ。ただの知恵熱かもな。
「なにか食べたいものあるか?」
「えっとね、アイス」
予想していた答えとはいえ、まだまだ子供だな。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:45:30.37 ID:91ewjFmcO
おぉ!初めて遭遇した。携帯ごときが支援。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:45:48.63 ID:ejFgAzm90
「わかったよ。ちょっとそこのコンビニ行ってくるから、おとなしく寝てるんだぞ」
「はーい」
「で、どんなのがいいんだ?」
「あまいのがいい」
甘くないアイスがあるなら、俺は是非食べてみたいな。
「ちがうよー、あっまーいのがいいの」
どう違うのかはイマイチ分からなかったが、妹にはすぐに戻るからとだけ伝え、コンビニに向かった。
「いってらっしゃーい、ケホケホ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:49:02.11 ID:ejFgAzm90
〜コンビニにて〜
風邪にはなにが効くんだっけかな。
ビタミンCだっけ?
個人的にはとりあえずみかんのゼリーと、やっぱりポカリだよな。
それと甘ーいアイスか……どれも大して変わらんだろ。
バニラアイスを四つくらい買っとくか。
こんなもんでいいだろ。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:50:14.87 ID:7TLCTT2DO
妹かわいい
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:50:59.87 ID:ejFgAzm90
〜キョン宅にて〜
「キョンくんおかえりなさい」
さっきより少し顔が赤い。熱がまた出てきたのかもな。
冷えピタでも差し入れてやるか。
「ただいま。今食べるか?」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:53:30.00 ID:ejFgAzm90
「う〜ん、あとにする」
まだ食欲は戻ってこないか。無理に食べさせるのも酷だな。
「そうか、じゃあ俺はリビングにいるから、腹減ったり、構ってほしくなったら呼べよ」
「わかったー」
仕方ないとはいえ、やはり元気がない。
いつもの元気な声が聞けないのは、兄にとっても寂しい限りだぞ。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:56:04.11 ID:ejFgAzm90
「子機、枕元に置いとくから」
「ありがとー」
そう妹に告げ、頭をひとなで、ふたなで。
嬉しそうにする妹の笑顔を見れるだけで、少し俺も優しい気持ちになれる。……ような気がする。
はは、がらにもなかったな。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:58:31.88 ID:ejFgAzm90
さて、暇になったわけだが……何をするか。
部屋に戻って勉強、それは嫌だな。
なら片付けでも、いやいやそれだとうるさくなるな。
どうしたもんかね。
そういえば俺の昼飯ってあるのか?まずは冷蔵庫チェックだな。
ピンポーン。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 18:59:35.75 ID:NqzEGVE9i
支援
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:00:19.17 ID:ejFgAzm90
間の抜ける音だな。来客か?そんな話聞いてないんだがな。
ピンポーン。
分かった分かった、今出るから待ってろ。
「はーい、今出ますよっと」
ガチャ
「……あれ?」
おかしいな、なぜここに?
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:01:38.08 ID:f/6oT1TDO
初遭遇
続き物みたいだけど前スレとかどこで見れる?
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:02:11.54 ID:ejFgAzm90
「や、やあ」
扉の先にいたのは佐々木だった。
「どうしてお前がここに?」
さっき頭の中に浮かんだ疑問を、本人に直接伝える。
「ど、どうしてって、それはその……」
少し顔を赤くした佐々木が、俯き気味にぼそぼそと言う。
う〜ん、聞き取れん。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:04:29.54 ID:ejFgAzm90
「まあ、玄関で立ち話もなんだから上がってくれ」
中途半端に開かれた扉を大きく開く。
外の暖かい空気が家の中に流れ込んでくる。
「お邪魔します」
どうぞ。
パタン
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:06:42.30 ID:ejFgAzm90
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:08:59.16 ID:ejFgAzm90
来た。彼の家に来た。
いつぶりだろうこの家に来るのは。
通されたリビングを見ると、昔からあるものがチラホラ。
人の家なのに勝手に懐かしさを感じてしまう。
「妹の見舞いにでも来てくれたのか?」
コップにオレンジジュースを持ってきてくれた彼が、それを私の前に置き聞いてきた。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:09:47.64 ID:HhgNNUhEO
うわぉう
良物発見
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:10:43.00 ID:ejFgAzm90
「あ……うん」
なんとも歯切れの悪い答え。自分に減点!
「ありがたいんだが、ただの風邪だからたいしたことないぞ」
「そう」
「悪いな、わざわざ」
「……」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:13:12.16 ID:ostfSG970
キョンが浮気して他の女とのデートを佐々木に見られる展開かと思った
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:13:48.81 ID:ejFgAzm90
緊張して上手く喋れない。
彼氏の家に遊びに行くのって、こんなに緊張するんだ。
「佐々木?」
あまりに喋らない私を気にして話かけてくる。
何か喋らなきゃ。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:14:00.53 ID:f/6oT1TDO
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:15:17.27 ID:ejFgAzm90
「今日はご両親がいないんだろ?」
「あぁ夜まで帰ってこないんだ。おかげで飯の用意もしなくちゃだ。お粥なんか作ったことがないんだけどな」
つまり、これで私のアイデアが活かせる状況になったというわけだ。
私が願ったから?そんなことはないはず、まだ私は不完全。
完全になりたいというわけではない。
いや、今はそれどころじゃない。次の言葉を言わなきゃ。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:15:23.23 ID:iYipDu8NO
次の次の次あたりで寝取られ展開かな
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:16:31.92 ID:ejFgAzm90
「も、もし、もし君さえ良かったらなんだが」
「なんだ?」
もう一声。
「ぼ、僕がご飯くらい作ってあげようか?」
「佐々木が?」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:18:20.10 ID:ejFgAzm90
その言い方だと、私が料理出来ないみたいじゃない?
ほんとにそういった心遣いは皆無なんだから。
「これでも多少は心得があるんだ」
誇張はしない。ほんとに多少だから……
「いや、悪いだろ」
そう返すことは想定の範囲内。だってキョンだもん。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:21:01.92 ID:ejFgAzm90
「気にしなくていいよ、そもそも君のおかげで今日の予定は無くなったんだ」
ここで小言を一つ。会話の主導権を握らなきゃ。
「耳が痛いな」
「くつくつ。一概に誰かのせいって訳ではないんだがね」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:24:26.29 ID:ejFgAzm90
「しかしだな」
彼が喋り終わる前に言葉を被せる。
「それに不慣れな君の料理を食べて、妹ちゃんが体調を悪化させても可哀想だろ?」
我ながら、素直じゃないなぁ、とは思う。でも今の私にはこれが精一杯。
「ぐっ、まったくだ」
「そういうわけだよ。僕は暇を持て余している、君は人手がほしい。利害の一致さ」
君に逢いたかった、こう言えればいいのに……
「いいのか?」
「もちろんだよ」
「それならお言葉に甘えさせてもらおうかな」
「賢明だね」
「すまんな」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:24:37.15 ID:bkMX1jlnO
支援
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:25:58.12 ID:QApmDC5G0
バーガーくるかな
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:27:02.22 ID:ejFgAzm90
「それで、キョンはお昼はどうしたんだい?」
「これからだ。ちなみに妹は今は食べたくないそうだ」
「じゃあ早速作ってあげる!」
早速のチャンスに気持ちが早って、口調がおかしくなってしまった。
「ごちそうになろうか」
よかった。あまり気に留めてはいないみたい。
「冷蔵庫開けさせてもらうよ」
「どうぞ」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:29:32.41 ID:ejFgAzm90
彼の実家で、彼のために私がお昼を作る。
どうしよう。顔がにやけてしまう。
これも一つの幸せの形なんだと思う。
ふふ、まだ高校生なのにそんなものを感じるなんて、いささか生意気かな?
ふと、何かの気配を感じる。誰かが近くにいる訳ではない、感じるのは視線。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:32:44.03 ID:ejFgAzm90
「ん?僕の顔に何か付いてるかい?」
彼の視線に気付いた私は彼を見て微笑む。
どうかな、私の飛び道具は。少しは自信があるんだ。
それにこんな笑顔を見せるのは君だけなんだよ?
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:36:53.67 ID:ejFgAzm90
「いや、なんていうんだろうな。なんかいいなぁって」
強烈なカウンター。なんとかテンカウント以内に反応しなきゃ。
「……ま、真顔で言わないでくれないかな?」
私のダメージはご覧の通り。もうフラフラ。
反撃の言葉も出ない。押されれば倒れてしまいそう。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:37:24.33 ID:bkMX1jlnO
私怨
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:38:42.28 ID:ejFgAzm90
「正直な感想だよ」
そして、放たれたフィニッシュブロー。
もう決定。彼は天然の女ったらし。
鏡を覗けば、まるでトマトのように顔を赤くした生き物が見れると思う。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:41:07.22 ID:ejFgAzm90
あまりに恥ずかしい。ちょっと話題を変えなきゃ。
「そ、そういえばこの間CDを買ったよね?」
自分の記憶を探って一つの話題を。これなら無難かな。
「……あぁ、The Tel○ersか。よく覚えてたな」
「あの日の出来事は、そうやすやすと忘れられるようなものじゃないよ」
ひと月と少し前、彼と一年ぶりに再会を果たし、彼に自分の気持ちを伝えた日。
忘れられない日。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:42:24.26 ID:c8kw0QA80
しえん
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:43:04.79 ID:ejFgAzm90
「そうだな」
彼にとっても忘れられない日。……だと思う。
「せっかくだし聞かせてくれないかい?」
聞かせてくれる約束をしていたしね。
「わかった」
そう返事をした彼は、自分の部屋へと戻っていく。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:46:37.64 ID:ejFgAzm90
ふぅ、彼と二人っきりの空間は、まだちょっとキツイかな。
普段より余計に意識してしまう。
あれこれ考えていると彼が戻ってきた。
そしてCDをDVDプレーヤーに入れる。
「君のオススメをとりあえず聞かせてほしいな」
彼のセンスをお手並み拝見。
「いいぞ。そうだな……If I S○yなんてどうだ?」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:48:21.27 ID:HjqlDhXsP
驚愕マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:49:03.00 ID:ejFgAzm90
彼の口から出てくる英語に妙な違和感を感じる。
単純に似合ってないだけだけど。なんだか背伸びしてるみたい。
TVのスピーカーから優しい音が流れてくる。
聞く人によっては女性の声に聞こえそうな柔らかい男性の声。
軽やかなギター。自己主張が激しすぎないドラム。
ふむ、彼のセンスはなかなかによろしい。
そして、この歌詞。……分かっているけど、自覚は無いんだろうね。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:49:43.18 ID:HhgNNUhEO
前作見てみてスレ開いてたの思いだしたぃw
そうかこのシリーズの人か。今回も期待
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:51:04.47 ID:ejFgAzm90
「……柔らかい声だね」
率直な感想を言う。
「悪くないだろ?」
「いいね。普段は洋楽なんて聞かないからとても新鮮だよ」
洋楽なんて、有名どころしか知らない。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:54:52.11 ID:ejFgAzm90
「俺もだよ。友達に紹介されるまで見向きもしなかった」
笑いながら彼が言う。彼が言うには、その友達はすでに四百枚以上のコレクションがあるらしい。
高校生のくせに随分とお金廻りがよろしいことで。
「ところで君はこの歌詞の意味を理解してるのかな?」
答えは分かっている。だけど、一応聞いてみた。
もしかしたら、ね?
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:56:55.58 ID:iYipDu8NO
die with me?
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:57:31.38 ID:ejFgAzm90
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 19:58:33.66 ID:ejFgAzm90
「それが今まで洋楽を聞かなかった理由だな。さっぱりわからん」
やっぱりね、日本人は勤勉なわりに英語の苦手な人が多い。
「君らしい理由だ。まぁ、みんなそうか」
やれやれ、と彼は肩をすくめて苦笑い。その癖は変わらないね。
「友達にな、Sig○r Rsというバンドを紹介されたんだ」
「うん」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:01:34.40 ID:ejFgAzm90
「音楽的には好みじゃなかったんだが、歌詞がアイスランド語と造語だと聞かされてな」
「それは画期的だね。そもそもアイスランド語さえ初耳だよ」
果たしてアイスランド語なんて身近にあるのかな?
多分聞いたことが無い。
「だろ?そのバンドが世界中から大絶賛されたんだと。つまり、いい音楽は歌さえ楽器なんだ、と教わったよ」
「言語は関係ないと?」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:04:25.85 ID:ejFgAzm90
「歌詞に意味はあるが、それを歌う言語は関係ない、だそうだ」
実に興味深い。
考え方は人それぞれということだね。
「はは、実際同じ日本人でも歌詞カード見なきゃ、何言ってるかわからんやつらは山ほどいるからな」
「くつくつ。たしかにね」
彼のいうことも分かる。もしかしたら今の日本人は母国語のリスニングすら危ういのかも。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:05:50.45 ID:hzL3CM7d0
面白いから続けてくれよな!
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:06:10.32 ID:ejFgAzm90
「そういえば、佐々木は英語のリスニングは出来るのか?」
「人並みにはね」
「すごいな」
猛勉強したからね、とは答えずに謙虚に答える。
「そんなに誇れるものじゃないさ」
だってこう言ったほうが、より出来るように聞こえるでしょ?
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:08:21.31 ID:ejFgAzm90
「さっきの歌はなんて言ってたんだ?」
……それを私の口から言わせるんだね。君は。
「……えっと、その」
ほら!口篭ってしまったじゃないか!
「……もしかして、卑猥な内容だったのか?すまん」
そこで申し訳ない顔をされるとね。答えるしかないじゃない。
「ち、違うよ!その、ね、熱烈なラブソング……だった」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:10:56.09 ID:ejFgAzm90
歌詞の内容は、
愛してると言ったら君にも言ってほしい、泣いていたらキスをしてほしい、死ぬ時は一緒に、お願いだらかどこにも行かないで
だいたいはこんな感じ。ただの未練がましい男の言葉にも感じるけど、私にはプロポーズに感じる。
だから私は後者を彼に言った。変な他意はないよ?
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:13:44.14 ID:ejFgAzm90
「……」
そこで黙らないでほしいな、こっちだって恥ずかしいんだから。
「その、もし君が歌詞を理解していて、そのうえで聞かせてくれてたら、か、カッコよかった、かな?」
って、何を言わせるの君は!
「悪い、ちょっと恥ずかしかった」
それは私の台詞。耳まで熱い。
いったい今日は何回赤面すればいいんだろ。
これは釘を刺しとかなきゃ。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:16:22.05 ID:iYipDu8NO
ある意味ヤンデレな歌詞だね
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:16:55.05 ID:ejFgAzm90
「まったく、もう少し勉強を頑張った方がいいんじゃないかい?」
「精進するよ」
「そうしてほしいね。それとお昼ごはん出来たよ」
「それはありがたい」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:19:40.49 ID:ejFgAzm90
〜食事後〜
「ごちそうさま」
そう言って彼は、お皿にスプーンを置く。
作ったのはオムライス。これならあまり多くの食材を使わなくても出来る。あくまで人の家だから多くは使えない。
ケチャップでハートを書こうと思ったのは内緒。
黙って彼を見つめる。まだ感想を聞いていないからだ。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:21:36.59 ID:iYipDu8NO
支援た
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:22:24.39 ID:ejFgAzm90
「ん?あぁ言ってなかったな。おいしかったよ。ついつい食べるのに夢中になってな」
私の視線に気付いた彼が笑ってそう言った。
「くつくつ。君の口にあってよかったよ」
それに私も笑顔で答える。
でも、そこはキョン。次の瞬間には私の笑顔も凍りつく。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:26:10.28 ID:ejFgAzm90
「しかしあれだな、将来お前と結婚するやつは幸せだな」
……今なんて?
「こんなうまい飯を毎日食べれるんだからな」
さて、今のキョンの発言は二種類に取れる。
一つ、その将来の相手を自分と置いての発言。
二つ、お得意の鈍感、無神経。
どちらにしても私の止まった時間は動かない。
ザ・ワールド
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:29:34.51 ID:ejFgAzm90
「どうした?」
どうしたと思う?わからないんだろうな。
君って人は本当に、
「馬鹿」
「へ?」
ほら、その反応だもの。……いいんだけどね、もう慣れたよ。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:29:53.19 ID:GUW/D3bf0
そして時は動き出す
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:29:53.88 ID:QApmDC5G0
あーあ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:31:08.04 ID:ejFgAzm90
「そろそろ妹のとこにも顔を出さないとな」
そう言って彼が椅子から立ち上がり、冷蔵庫の前に歩いていく。そして中から手にしたのは、冷えピタ。
「結構熱があるのかい?」
「さっき見たときは顔が真っ赤だったな」
それはなかなか辛そう。
「こんな時期に珍らしいよ」
「夏風邪は馬鹿が引くっていうじゃないか、あいつもまだまだお子様だからな」
それは聞き捨てならないね。ここは妹ちゃんに加勢しておこう。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:34:06.18 ID:ejFgAzm90
「くつくつ。キョン、それはおかしいよ」
「なにがだ?」
不思議そうな顔でこちらを見てくる。この小言にカウンターが出来るならしてもらおうか?
「その通説通りなら、この家に病人がもう一人いることになるよ」
「言ってくれるじゃないか」
「くつくつ。反論出来るかい?」
今日は彼のペースにハマりまくり。ここらで挽回しないと。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:36:23.35 ID:ejFgAzm90
「悔しいが出来んな。しかしだ、そんな俺を好きになったお前はほんとに物好きだな」
彼の口元が意地悪く歪む。なんてやつ!
認めるほかない。私は彼以上に恋愛に奥手なようだ。
今も私は顔を赤くしながら、口を金魚みたいにパクパクさせてる。
「あっはははは、悪い悪い、冗談だ。そんなに困った顔をしないでくれないか」
なんでそんなに余裕な態度なの?なんだか別人みたい。
とりあえず私は俯いてから、彼のすねをトゥーキックしてやった。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:37:02.06 ID:fbA7IuuT0
sien
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:38:26.62 ID:ejFgAzm90
痛みにのたうちまわる彼を捨て置いて、妹ちゃんの部屋に向かう。
コンコン
ノックに返事はない。まだ寝てるようだ。
「お邪魔しまーす」
小さな声で部屋に入る。なんだか忍び込んでるみたい。
大佐、標的を発見した。これより標的を介護する。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:41:43.21 ID:ejFgAzm90
小さく寝息をたている妹ちゃんの枕元に近づく。
もう温まりきっている冷えピタを剥がし額に触れてみた。
まだ少し熱っぽいかな?
顔に浮かんだ寝汗を濡れタオルで拭いてあげ、彼から取り上げた新しい冷えピタをつける。
「……ん」
寝言かな?
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:44:50.65 ID:ejFgAzm90
そう思っていると、うっすらと目を開けて私を見てきた。
「……おかあさん?」
へ?どうやら寝ぼけてるみたい。
ここは一つ、彼女の言葉に付き合ってあげよう。
「大丈夫?」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:49:02.37 ID:ejFgAzm90
声真似は出来ないからなるべく優しく声をかけた。
「まだ、ぼーっとするー」
たしかに。表情がそう語っている。
「何か食べたいものある?」
私の母は熱を出した時にこうやって聞いてくる。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:53:14.71 ID:X32n2WUIO
支援
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:53:38.41 ID:ejFgAzm90
「えっとねー、キョンくんがねー、アイスかってきてくれたのー、それがいいー」
むむ、ちゃんとお兄ちゃんやっていたんだね。
「じゃあ今持って来るね」
そう言って妹ちゃんの頭を撫でて、部屋を出ようとした。そしたら、
「ありがとー、おかあさん」
ふふ、お母さんじゃなくてごめんね。でもそのうち本当のお姉ちゃんになるかも。……なんてね。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:55:13.43 ID:1wrg9uqg0
またお前か
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:56:10.83 ID:BWQMaqhlO
支援
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 20:57:19.13 ID:ejFgAzm90
リビングに戻ると、彼はさっき食べた食器を洗っていた。
「具合はどうだった?」
「前の様子は見てないから比べられないけど、食欲は出たみたいだよ」
「そうか」
そう言って安心した顔をする。実に妹思いだね。
「なにが食べたいって?」
「アイス」
彼は少し笑って冷蔵庫へ。そしてアイスを手にしてリビングを出た。
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:02:54.62 ID:ejFgAzm90
「さっきよりは具合が良さそうだ」
その言葉を聞いて、少し安心した。
「くつくつ。良かったじゃないか」
「あぁ、まったくだ」
彼はソファーに座るとTVを付ける。
旅番組。お昼の情報バラエティー。昼ドラ。
どれもこれも退屈なものばかり。
それでもこの時間は悪くない。何の会話をせずともゆったりした気持ちでいられる。
悪くない、悪くないよ。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:08:15.47 ID:ejFgAzm90
楽しいときの時間の流れというのは、あっという間だ。
特に何かをしたわけじゃないけど、最近の出来事を話したり、昔話に花を咲かせたり。
とても充実した時間が流れたと思う。
すでに時間は夕方の五時。親には六時くらいには帰ると言ってある。
そろそろおいとましないと。
「キョン、僕はそろそろ帰るよ」
「ん、……あぁ」
歯切れの悪い返答。思わず聞いてしまう。
「どうしたんだい?」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:09:07.17 ID:iYipDu8NO
悪くない、悪くないぞぉぉぉぉ!!
悪くない…究極の表現方法だ!
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:10:57.26 ID:ejFgAzm90
佐々木が俺に声をかけてくる。
古泉の言葉が頭によぎる。
本当に言うべきか分からない。
でも、古泉は言っていた。
佐々木もまたハルヒと同じ力があると。
この一年で、俺は古泉が信用できる人物だと思っている。
本当は今日のデートの帰りにでも言おうと思っていた。
なんて?
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:14:11.24 ID:bkMX1jlnO
支援
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:14:38.64 ID:ejFgAzm90
お前はおかしな力があるのか?
俺の記憶をいじってないか?
世の中を都合のいいようにしているのか?
お前は、いわゆる神なのか?
お前は……普通じゃないのか?
こんなこと言えるわけがない!
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:16:31.78 ID:8AZKTeSKO
ワクテカ
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:17:12.41 ID:ejFgAzm90
じゃあ、何も知らないフリをしてこのままいられるのか?
それは無理だろ。でも、言うことでお前を傷つけたら……俺は……
「キョン!」
佐々木の大きな声で、嫌な思考の流れから我に返った。
「いったいどうしたんだい?」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:18:35.42 ID:iYipDu8NO
キョンが佐々木を能力者だと知ったのっていつだっけ?
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:19:33.16 ID:ejFgAzm90
「いや……大丈夫だ」
「大丈夫なわけないだろ!顔が真っ青じゃないか!」
「本当だ、具合は問題ない。ただ考えごとをしてた」
本当に心配そうな顔をした佐々木が、俺を覗き込んでくる。
よりによって、なんでお前なんだよ。
分裂の時喫茶店で
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:20:36.09 ID:VUowp8yG0
見つけた……!
まとめサイトで読んで続きが気になったSSのスレを……
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:21:50.72 ID:ejFgAzm90
「僕でよかったら相談に乗る。何でも言ってくれないか?」
言うべきか。
でもな、佐々木?これは俺だけの問題じゃないんだよ。
「僕にも……言えないことかい?」
佐々木は問いに一向に答えない俺に向かって、とても寂しそうな表情をして言ってきた。
頼む、そんな顔をしないでくれ。俺が泣きそうだ。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:24:14.78 ID:ejFgAzm90
「キョン、泣いているの?」
どうやら、佐々木の言葉通り、俺は泣いているらしい。
なんて情けないんだ。
「分からないよ、さっきまで僕はあんなに楽しかったんだ。それを突然涙するなんて」
「悪い、笑っていいぞ。ちょっと感情のコントロールが出来なかっただけだ」
「笑えるわけないだろ!」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:27:27.33 ID:ejFgAzm90
ついに怒らせちまった。
「どうしたんだよ!全くもって意味不明だ!」
そうだな。客観的に考えれば俺もそう思う。
「……先週のことだ」
「先週?」
話そう。そして佐々木との関係をゼロに戻す。俺の余計な考えを全て話し、真っ白な状態でお前に向き合うよ。
そして、また好きだって言ってやる。必ずだ。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:30:32.81 ID:ejFgAzm90
「いや、その前に一つ確認させてくれ。お前は神をどう思う?」
「か……み?」
その反応が俺に確信を持たせてくれる。
古泉、俺は本当にこのまま続けていいのか?
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:32:13.30 ID:z/XMnqMu0
紫煙
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:32:31.09 ID:65fnX+NmO
しえんするぜ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:32:43.11 ID:ejFgAzm90
「あぁ、神だ」
「ど、どうって、そ、そんなの空想の産物、だろ?」
「そうだな。しかし俺は、影で神と信じられている人間を一人知っているんだ。もしかするとそれは二人かも知れん」
「……」
佐々木が無言になる。辛いよな、すまん。
117 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/11(木) 21:33:39.20 ID:PGmASSNm0
∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ- まったく俺が出かけたとたんにこれだよ
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:34:23.82 ID:ejFgAzm90
「そいつは自分自身の力に気付いてはいないが、どうやら思ったことを何でも現実にすることが出来るみたいなんだ」
俺の話は続く。佐々木は口を開こうとはせず、下を向いている。
「そして、そいつが望んだとおりの登場人物が周りに集まりだした。どうやら俺もその一人だったみたいだ。まぁ、イレギュラーみたいなもんだと信じたいがな」
話を続けた。長門の情報統合思念体、古泉の機関、朝比奈さんの未来人としての情報。
そういった情報はなるべく包み隠しながら。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:35:08.79 ID:z/XMnqMu0
さるくらいそうかな
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:37:48.51 ID:VUowp8yG0
私怨
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:38:59.78 ID:ejFgAzm90
どれくらい話たんだろうな。
しばらく話してから、俺は佐々木に聞いた。
お前の顔を見れば答えは分かる。
でも聞かなくちゃな。
「佐々木」
肩がビクリと動く。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:39:02.90 ID:bkMX1jlnO
佐々木がハルヒと同じ能力の持ち主(かもしれない)ってこと
キョンも佐々木も周知じゃなかったっけ?
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:43:00.95 ID:ejFgAzm90
「なんで俺がこんな話をしたのか……分かるだろ?」
「……」
「冒頭の話に戻るぞ。俺は先週、お前がもう一人の神であると言われた」
佐々木の体全体が震えている。本当にすまない。
「以前の俺なら、鼻で笑っておしまいだ。でもこの一年間で状況は変わったんだ」
分裂では佐々木は既に楠に教えられていたな
で、キョンは楠に喫茶店で佐々木の空間に案内されて分かったと
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:43:34.99 ID:VUowp8yG0
こまけぇこたぁ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:43:57.44 ID:bquvmrV50
129 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/11(木) 21:44:48.52 ID:PGmASSNm0
>>120 ∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ- それくらい佐々木を愛しているって事さ
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:46:32.82 ID:ejFgAzm90
「……誰だかは知らない。でも、その人の言葉を信じるのかい?」
弱々しい声。こんな佐々木は初めてだ。
「実際は半信半疑だ。でもそいつは信用できるやつなんだよ。しかしだ。お前が違うと言うなら、俺はそれを信じる。天秤にかけるまでもない」
「……僕は」
ここは黙って答えを待とう。
佐々木を追い詰めるなんて、俺にはもう無理だ。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:51:14.56 ID:QApmDC5G0
エロゲみたいな展開ね
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:52:09.29 ID:ejFgAzm90
「僕は、僕は神なんかじゃない。……でもキョン。僕には力がある。君が言った不思議な力があるんだ」
佐々木の目からは涙が零れている。
「不完全な力さ。でも言われたよ。僕の力が整えば全てが思いのままだとね」
情けないことに言葉も出ない。俺には相槌をしてやるのが精一杯だ。
「初めはスゴイと思ったよ?でもよく考えてみてくれ。何でも出来るんだ、そんなの……人間じゃない。バケモノだよ」
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:57:35.83 ID:ejFgAzm90
「違う!」
かろうじて声が出た。バケモノ?少なくともそれだけは間違っている。
「違わないさ。昔から異能の人間は決まってバケモノなんだよ」
なかば諦めにも似た表情で微笑んでくる。
「誰かに言われたのか?」
「いや、ただ第三者の視点で見るとそうだろ?僕が誰々が嫌いだと強く思えば、その人は消えてしまうかもしれないんだ。そんなの普通って言えるのかい?」
確かに異常なことだ。でもな、佐々木。お前はそんなやつじゃないだろ。
「そうかもね。でも……」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 21:58:10.76 ID:4Vcwr4McO
今更なんだけど
>>34みたいに自分で纏めるのってどうやるの?
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:00:42.25 ID:SY73lms1O
支援
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:01:05.95 ID:VUowp8yG0
>>135 まとめサイトが載せてるURLを見つけてきてると思う
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:03:28.10 ID:ejFgAzm90
こんなこと言わなきゃよかった。佐々木が辛い顔をするのだって分かってた。
だが、それも後の祭りだ。でも俺は……
「別に佐々木を責めてるわけじゃない、俺がしているのは確認だ。現に俺はお前より強力な力を持つやつと一年間一緒にいたんだ」
そう、古泉が言っていた。まだ佐々木の力は弱い。
「確認?確認したらどうなるっていうんだい?」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:03:31.21 ID:4Vcwr4McO
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:07:13.50 ID:ejFgAzm90
「現状が分からなきゃ、お前の力になれないだろうが」
佐々木が不思議そうな顔をしてきた。なんだ、何か間違ったか?
「僕の力に?」
「当たり前だろ?」
「無理だよ。君は普通の人間なんだろ?僕の友達も言ってたよ」
141 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/11(木) 22:08:13.13 ID:PGmASSNm0
∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ- 佐々木・・・・
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
支援
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:12:45.67 ID:ejFgAzm90
そうだな、普通だ。それでもな、俺はお前の彼氏なんだ。
普通とか普通じゃないとか関係ない。自分の女の力になる。
理由はそれで十分だろ?
「……不思議だよ。君はそんなことが言えるタイプの人間じゃないはずだろ?」
さぁな、お前と付き合いはじめてからは世の中が変わって見えたんだ。
つまり色々と価値観が変わったんだろうよ。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:13:36.97 ID:65fnX+NmO
今、究麺ってカップ焼きそば食ったけどメチャクチャマズい
しえん
145 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/11(木) 22:15:03.19 ID:FTfv6CAF0
>>144 ∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ- 究麺ディスんないで
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:16:16.68 ID:ejFgAzm90
「くつくつ。……君は、僕が普通じゃなくても一緒にいてくれるのかい?」
嫌いになる理由が分からんな。
「……」
俺は気持ちを固めた。だから再度佐々木に言おうと思う。
「以前言ったとおりだ、俺はお前が好きだよ。この気持ちに気付かせてくれたのは、佐々木、お前だ」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:22:56.13 ID:65fnX+NmO
148 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/11(木) 22:23:33.84 ID:FTfv6CAF0
∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ- 許す支援
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:25:15.24 ID:ejFgAzm90
頼むよ佐々木。俺の言葉なんかで泣かないでくれ。
俺は泣かせるつもりでこんなことを言ったんじゃないんだ。
「だって、ひっく、だって」
古泉、お前は俺が鍵だって言ったよな。扉にしろ、箱にしろ、鍵がないと物は開かない。
俺が鍵なら、佐々木は絶対に安全な存在だ。誓ってもいい。
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:25:59.92 ID:bkMX1jlnO
支援
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:30:13.43 ID:ejFgAzm90
佐々木は泣きながら言葉を続けた。
「君に、き、嫌われると思ってた。ひっく、だから、だから絶対にばれないようにと思ってたんだ。でも、それでも君は受け入れてくれた」
「おいおい、俺を見くびるなよ?」
「そ、そうだね。ひっく。君は変に達観したところがあったから」
やっと佐々木の顔にも少し笑顔が戻ってきた。やっぱりこっちの方が似合う。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:31:38.49 ID:VUowp8yG0
しえn
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:32:59.28 ID:12g4hqPG0
支援
支援
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:35:52.58 ID:ejFgAzm90
彼が昼間に聞かせてくれた曲。私の心境はまさに今そんな感じ。
こんな私を彼は好きだと言ってくれた。ありのままの私を。
だから少し行動を起こそう。
今日は彼に主導権を握られ続けてる。
この行動はあの歌詞の引用。でも、今はそんな気持ちだから。
彼の目を見つめ、そっと目を閉じる。
それだけ。いくら察しの悪い彼でも、これぐらいなら気が付くはず。
私は泣いているんだ。だから、その涙を止めて?
っC
sleeping beauty...
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:42:51.17 ID:ejFgAzm90
「それじゃあ帰るよ」
「送っていく」
彼はそう言って靴に足を通す。
「大丈夫さ、まだ外は明るい。それに妹ちゃんについていてあげてほしい」
「しかしだな」
「ほんとに大丈夫さ。きっと僕の知らないところに、護衛みたいな人もいるんだろうし」
彼が苦そうな表情をする。けして自虐的な意味で言ったわけじゃないんだ。
「だから、ね?」
「……分かったよ、気をつけて帰れよ」
「もちろんさ、じゃあまた」
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:44:21.21 ID:9uP6lpWe0
おいキョン
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:47:19.28 ID:ejFgAzm90
玄関を開けて外に出る。空は夕暮れで赤く染まっている。
今日は思いがけない展開だった。
でも、おかげで彼との心の距離はなくなった。
けして綺麗ではない空気を大きく吸う。
なんだか清々しい。
キョン。
私が好きになったのが君で、本当によかった。
〜To Be Continued〜
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:48:18.49 ID:ostfSG970
( ;∀;)イイハナシダナー
162 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/11(木) 22:48:19.86 ID:FTfv6CAF0
∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ- お疲れ
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
乙
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:48:44.59 ID:VUowp8yG0
乙
次も期待してる
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:48:55.44 ID:9uP6lpWe0
乙乙
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:51:31.13 ID:65fnX+NmO
乙!最近佐々木スレ多くて毎日が充実してるのは俺だけじゃないはず
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:51:39.77 ID:IjLS+7IC0
乙
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:52:04.84 ID:ejFgAzm90
>>1です
ここまで読んでくれてありがとうございます。そして常連の方達には頭が下がるばっかりです。
書き方を変えてみたので、違和感満載だと思います。
前スレで、「何この台本」とか言われてちょっとカチンときたので、書き方を変えてみました。
どっちにしろ稚拙な文章でしたね。スイマセン。。。
次回はどうしましょう?まぁこのままいくと思います。
それと、今まで登場させたバンドは全て実在するので、是非聞いてみてください!
あと、書いてて思ったんですが……もはやキョンじゃないですよね。。。
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:52:20.50 ID:hzL3CM7d0
乙
170 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/11(木) 22:52:37.93 ID:FTfv6CAF0
∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ- 佐々木スレが多いのは僕のおかげ
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:52:43.26 ID:z/XMnqMu0
乙
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:54:29.32 ID:8iHlZC+QO
また会ったなバーガー!
佐々木スレが埋まってもう当分会わないだろうと思ったばかりなのに
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:54:36.69 ID:ShrWqoevO
乙
話がシリアスに向かうだろうしこの方がいいかな
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:54:40.42 ID:9uP6lpWe0
バーガ−はすぐ調子に乗る
だめだぞ
175 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/11(木) 22:55:26.54 ID:FTfv6CAF0
│,,∧
│ω・)
│O))
|iコ|
|ノ |
ヽ ∧_∧ ズコー
i __∩(´・ω・`∩
. ヽ /::/ゞゞゝ/::/| ノ
i ◎; ̄ ̄◎;|. |/|
. ヽ | | ./
ヽ ◎; ◎;|/
 ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:57:21.31 ID:X3WXVgEiO
乙!楽しかった
よければ次の題名を教えてくれ
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 22:58:38.04 ID:ejFgAzm90
>>124 パラレルなんで勘弁を
>>135 私の場合は、ページを覗いたらありました。
以後お世話になってます。
見つけたときはとても嬉しかったのを覚えてます。
>>173 ですね。頑張ってみます。
それと、九曜、橘、藤原は登場させた方がいいですか?
出来れば名前だけだと楽なんですが……
あなたに全て任せます
次はいつくらいになりそう?
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:00:45.32 ID:X3WXVgEiO
個人的には橘がでたら嬉しい
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:03:18.03 ID:9uP6lpWe0
佐々木と橘の女の子同士の会話がいいな〜
ほししししs
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:07:14.39 ID:ejFgAzm90
>>178 >>179 >>180 分かりました。やれるだけやってみます。
>>181 申し訳ないですが、ある程度流れは決まってるんで。
っていうかここからそれに持っていくのは困難です。スイマセン。。。
次回のスレタイは
ハルヒと佐々木
でいきたいと思ってます。
時期は……二週間以内ぐらいでお願いします。
もし間に合わなくても必ず仕上げてくるんで、
生暖かい目でお願いします。。。
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:10:39.73 ID:X3WXVgEiO
ハルヒと佐々木か
いかにも佳境に入ってきた感じで期待
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:10:47.47 ID:iYipDu8NO
なんかオススメの洋楽教えて
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:11:21.94 ID:9uP6lpWe0
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:13:31.99 ID:rQb8xxz10
つまんないからもう書かなくていいよ^^
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:14:49.32 ID:ejFgAzm90
乙
楽しめた
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:17:33.82 ID:hzL3CM7d0
初見だけど楽しめたよ
ケチつけられてもあまり気にせずやってくだされ
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:20:50.36 ID:7TLCTT2DO
面白かった。
乙
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:21:17.50 ID:KBsyCj8aO
うーん
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:21:23.13 ID:iYipDu8NO
>>189 洋楽あんま聞いた事ないからよくわかんないんだよね
ようつべで聞いたけどsigur Rsとthe tellersじゃthe tellersの方が好きだと思った
でもsigur Rsもカッコ良かった
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:22:28.90 ID:qV9O7OsH0
胸が痛くなるな。でも楽しめたわ
196 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/11(木) 23:22:35.22 ID:FTfv6CAF0
∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ- 次も見るよ
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:25:58.51 ID:ejFgAzm90
>>194 そうですね、Marching BandとかMew、New Rhodesなどはいいと思いますよ
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:28:21.52 ID:KBsyCj8aO
洋楽云々のくだりいる?ちょっとダラダラ長く続け過ぎのような気がする
一度好評だったSSにいつまでも縋るのは良くないな。もう食傷気味だよ
食傷気味なら見なければ良い
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:33:20.84 ID:ejFgAzm90
>>198 ごもっともで。みっともないのは百も承知です。
あまり構成力がないんで、一度拡げた風呂敷を閉じるのが下手くそなんです。
おおめに見て欲しいとはいいませんが、キリのいいとこまでやりたいんですよね。
洋楽のくだりは完全に自己満足なんで、譲れません。
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:40:40.23 ID:iYipDu8NO
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:44:18.85 ID:QDRyNl5IO
恥ずかしくないのかね
文章も音楽知識も糞
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:49:42.30 ID:VOwH8u3FO
いつの間にか終わってたw
続きは後2回だっけ?
ハルヒが幸せになればいいね
他の奴らはどうでもいいがw
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:50:55.58 ID:ejFgAzm90
>>202 文章は下手ですが、音楽知識が糞といわれるのは頭きますね。
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/11(木) 23:55:14.26 ID:whXdgxsiO
いちいち反応すんなよww背伸びしたい年頃なんよ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 00:06:40.41 ID:x4ZzL9TJO
面白かったよ〜
次回作楽しみにしてます
追いついたときには手遅れだよ!
乙でした。次回作期待してるぜ。
あとバーガー、お前と出会いすぎて怖いwwwww
209 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/12(金) 01:04:36.31 ID:gZg/fUGM0
∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ- なにそれこわい
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 01:49:26.75 ID:bnW7v1l7O
ほ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 01:53:19.47 ID:2YS+Fe500
きっとバーガーは時がたてば三峰徹みたいに神格化されると思う
バーガーは沢山いるんじゃないか?
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 02:14:23.68 ID:rYa/bV3MO
バーガークローン説
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 02:26:21.83 ID:iuCOUcQxO
読む保
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 03:49:47.93 ID:Q6XVA/9KO
1乙
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 07:12:44.54 ID:qrd7QCLPO
よむほ
219 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/12(金) 07:56:20.67 ID:gZg/fUGM0
∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ-
>>208-211は何言ってんだか
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
220 :
バーガー ◆UFO////2NU :2009/06/12(金) 07:57:21.95 ID:gZg/fUGM0
∧,,∧
⊂(´・ω・`)つ-
>>211-213じゃないか
/// /_/:::::/
|:::|/⊂ヽノ|:::| /」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/ | |
| |-----------| |
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 09:15:53.27 ID:MiyFxL8AO
バーガー!バーガー!
おお素晴らしきお方、椅子に踏ん反り返るものよ!
あなたの他にコテはなく、あなたこそ唯一無二のコテである!
みなよ!
彼を称賛せよ!崇めよ!その栄光を永久に讃えよ!
バーガー!
バーガー!
偉大なるものよ、2ちゃんねるの王よ!
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 10:31:27.11 ID:SVNJAJFrO
もう一つのスレが落ちてた(´・ω・`)
まだあった
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 12:21:01.20 ID:Q6XVA/9KO
オナニー小説すぎワロタwww
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/12(金) 12:44:49.44 ID:IBbsU7EbO
>>225 オナニーじゃない、小説やSSがあんのかよ
1乙
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
洋楽はいらんよな