タラヲ「なぜ殺すかって?楽し(ry」解 ―鯉空館の殺人―
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
さあ、戦慄するがいい。
乙
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:16:35.93 ID:hGwLAZpu0
おつ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:16:54.18 ID:qyxXaVRQO
乙
wktk
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:18:02.40 ID:5hnK8UUgO
乙
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:18:09.24 ID:uYQDyUBVO
乙
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:18:10.11 ID:/DjgjpL8O
いちおつです><
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:18:17.81 ID:iKODtdP3O
乙www
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:18:33.99 ID:cVDLb/ViO
乙んこ〜
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:18:52.64 ID:5YC+g3n5O
いちもつ!
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:19:44.94 ID:IHeCFoiG0
乙!
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:20:19.44 ID:BdaVntMdO
乙!楽しみだぜ!!!!!
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:21:11.97 ID:ZSzhZHNIO
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:21:50.22 ID:Mn3DlCyPO
乙です
もうまとめに入ってるから!日付変わった頃には始められると思う!!
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:23:53.65 ID:5YC+g3n5O
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:24:02.68 ID:IHeCFoiG0
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:24:37.05 ID:j2yUKF27O
乙。やっぱりミステリーは深夜に限るな!!!
>>15 寝不足覚悟で待ってるから、待ってるから!
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:28:42.86 ID:iKODtdP3O
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:32:16.30 ID:xS2z0FYWO
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:34:25.83 ID:78+G5XSdO
賢者モードで読むためにちょっくら一仕事してくるわノシ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:44:42.17 ID:9Jpy5lsd0
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:48:08.93 ID:aSgIm6XmO
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:50:36.07 ID:cVDLb/ViO
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:51:11.37 ID:IMAKo4eHO
パート化すんな
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:52:45.39 ID:n7eW/1IWO
楽しみだ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 23:57:56.30 ID:xAef3dBv0
いちおつ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:00:56.99 ID:vOf9gGx/O
いちおつ!
どうしよう続きからでいい?
スレも変わったし、解決編最初から?
>>38が決めて
あと期待しないで。大した物じゃないから。
解決編最初から
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:11:07.51 ID:oE6I2uSNO
続きからでいいんじゃね?
早く読みたい…
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:11:28.87 ID:44h+9c7tO
おさらいの意味もあるかと
>>37 残念
最初からということで(まだ終わってないから時間が稼げるぞ)
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:16:49.79 ID:UOkcjo9dO
時間移動の際に発生したバグを修正。
また物語の始まりより、長時間経過しているため、日時だけを表示する。
二年後
8月17日(水)
綾辻「実は、今日ここに来たのは、少しお話したい事がありまして。」
伊佐坂「ほう、何でしょうか」
綾辻「二年前の殺人事件についてです」
その言葉で、伊佐坂の表情が曇る。
伊佐坂「出来ればその話はしたくないな」
綾辻「そこを何とかお願いします。どうしても知りたくて」
止まっていた手を動かして、コーヒーを口に運ぶ。
綾辻も細い女性らしい手でカップの取っ手を持ち、一口啜る。
その爪にはマニキュアが塗られていた。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:18:34.07 ID:oE6I2uSNO
伊佐坂の見つめる、いや、睨みつける視線を感じ、彼女は彼と目を合わせる。
沈黙。
先に視線を逸らしたのは伊佐坂の方。
彼女の、その全てを見透かすような目に耐えられなくなった。
ふふ、と綾辻は微笑む。
伊佐坂「あまり思い出したくはないんですよ、あの日のことは」
綾辻「お察しします。僕の知る限り、現実で起きた事件の中でも悲惨な事件でした」
それを思い出させようとしてるのはお前だろう、口にしないがそんな感情を含んだ視線をぶつけられた。
しかし綾辻は気にせずに続けた。
前スレから来たのだが、あの事件は小説の中の話でおk?
それと河南と応対していた伊佐坂難物は最初からP,Nを利用した甚六だったの?
それともあ〜やが出てきてからの伊佐坂が甚六になったの?
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:23:44.83 ID:0RXEtrCRO
綾辻「伊佐坂先生は僕の愚作を豪く評価してくださっているみたいで、あの別荘にもそんな仕掛けがあったんですよね」
伊佐坂「ええ、綾辻先生の作品の中で再現できそうな物を選んで」
綾辻「それは嬉しいのですが。そうすると、あの事件、僕の小説がなければ起きなかった。そんな風に思ってしまって」
伊佐坂「いや、それはないです!誰もそんなことは思ってませんよ」
綾辻「伊佐坂先生がそう言ってくれて、少し気持ちが楽になりました。この二年、ずっと気になってて。」
そう言って俯く彼女は、儚げで、差し込む日差しが、表情に更なる陰影を与える。
どこか神秘的な、彼女に、作家としての尊敬、それ以上の感情が伊佐坂の中に芽生えようとしていた。
ふわふわした感情、体中が火照ってゆく。
>>47 それをこれから書いていくみたいだよ
甚六に関しては、これまでの伊佐坂は難物を指しているという作者のレスが前スレにあったと思うが
52 :
キャット☆ふわ丸 ◆73YxKZ36Zw :2009/06/04(木) 00:26:32.53 ID:jzCnuftKP BE:535464645-S★(517012)
>>1おつん
最後までどうなるかわからんね。結末が楽しみ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:26:42.73 ID:BpKKXJpgO
そこから投下するか
うまくスルーしてね
その時、綾辻が両方の手のひらで抱えていたカップをコースターに戻して、こちらを見る。
目が合い、ドキッとする。柔らかそうな彼女の唇がゆっくり開く。
綾辻「先日、磯野ワカメさんに会ったんです」
伊佐坂「…………え?」
体温が急激に下がっていく。それなのに全身から嫌な汗があふれ出す。
綾辻「彼女を預かっている親戚の家を訪ねて九州まで。お盆休みはどこも混んでいて大変でした。」
何を言わない目の前の相手。
目が泳いでいる。
餌を食べる鯉のように、ただ口をパクパクさせていた。
綾辻「色々話してくれました。あなたのこともね、伊佐坂甚六さん」
「神の視点から見た世界」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:31:21.99 ID:ViRO/9ylO
早く結末が見たいと同時に、終わらせたくない気持ちも…
『神』の話飛ばすわ
やりたいようにやってくれ
綾辻行人が警察内部の知人から得た情報
嵐の去った後、警察と消防が駆けつけた。
道を塞ぐ大木を排除する。どうやら、落雷によって倒れたらしい。
レンガ造りの建物だったため、火災は間もなく鎮火した。
だが、屋敷の半分以上が燃えてしまった。
後日生き残った人物に屋敷の見取り図を書いてもらう。
消失したのは、玄関を入ってすぐの応接間を含め北側すべて。
そして何故か、そこから離れた娯楽室も入り口から部屋の半分まで燃えていた。
その焼け跡から多くの遺体が発見される。
追いついたww
試演
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:35:57.79 ID:nGOf/dLhO
きたー
応接間で7人分。二階の北東に位置する部屋、空き部屋だったらしい、そこに2人分。
そして、娯楽室に、こちらはバラバラになっていて一部紛失した遺体、また2人分見つかった。
合計11人の遺体。稀に見る惨劇だ。
損傷が激しすぎて、特定できない者がほとんどだ。
これも後日、生存者に確認を取り、身元を特定する。
応接間の遺体
磯野波平、磯野フネ、フグ田マスオ、フグ田サザエ、フグ田タラヲ、伊佐坂お軽、伊佐坂ウキエ
二階空き部屋の遺体
波野たい子、波野イクラ
娯楽室の遺体
伊佐坂難物、波野ノリスケ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:37:17.90 ID:FREFmKv/O
東京突然激しい雨…
良い雰囲気だ。部屋を暗くして窓を開けるか
また中庭の西側、背の高い庭木によって作られた迷路。
一つの行き止まりの地面に、地下室へ続く隠し扉が発見された。
その後、屋敷を捜索するがそれ以外の隠し部屋や隠し通路は存在しなかった。
念のため、その屋敷を設計した鈴木太郎氏にコンタクトを取ったが、地下室の存在さえ知らなかったらしい。
実際に屋敷を施工した佐藤建設に話を聞く。
この屋敷の主人で、今回の被害者でもある伊佐坂難物から、建設が始まってから地下室を作るように指示されたらしい。
後の捜査で分かった。
彼は酔っ払うと、別荘の自慢ばかりしていた。嘘か本当か分からないことを所構わず大声で叫ぶという。
屋敷にある迷宮を抜けると、地下に続く隠し扉があり、そこには自分が稼いだ数億を隠している。
そんなことを言ったこともあるらしい。
一人目の生存者、伊佐坂甚六は助けを呼びに行く途中で拉致監禁されていたらしい。
犯人の目を盗み、逃げ出すため隠し持ったナイフで右手の薬指から向こう半分を、自ら切り落とした。
地下室から出ると、彼の部屋にあったサイクリング用の自転車で山を降り、警察に駆け込んだ。
二人目の生存者、磯野ワカメ。彼女は屋敷から離れた所で倒れているのを現場に駆けつけた捜査員が発見保護。
すぐに伊佐坂甚六が手の治療を受けていたのと同じ病院に搬送。外傷はなし。
この二人の証言により、犯人は40代くらいで、身長は165センチ程で、ぐるっと口の周りに髭の生えた男。
黒い頭巾を被っていたため、それ以上詳しい特徴は分からなかった。唐草模様の風呂敷を背負っていたらしい
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:40:37.69 ID:Lzqhf2JRO
支援
そして三人目の生存者、磯野カツオ。犯人に左腕を丸々切り落とされた。その腕は娯楽室で見つかった。
逃げる途中、娯楽室の棚に逃げ込む。止血の知識があったらしいが、それでも血を失いすぎて気絶。
その後、消火にあたった消防士が見つけ、ワカメ同様病院に搬送。
もし、娯楽室が全焼していたら彼は助からなかっただろう。
しかし、彼は今も意識を取り戻さないまま、つまり植物状態だという。
以上が警察から得た情報である。
これを元に綾辻は推理を展開した。
新スレ来てた!
今日も夜更かし覚悟でわくてかしてるぜ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:42:59.67 ID:xVAE7ZKTO
やっと完結か wktk
8月17日(水)
甚六は何も言わない。言えない。
少しの綻びでも、この人に見せてしまうと、全てが崩れる。全てが無になる。
何も言っていけない。獲物を狩る鷹の目。隙を見せれば食い殺される。
彼女はそういう人だと本能が告げる。つまり、小動物としての、狩られる側としての本能が。
何も証拠はない。気づくはずがない。ワカメと話した?あのガキが何を知ってるというんだ!
それでも、甚六は彼女の目を見ることは出来なかった。
沈黙を続ける甚六を、しっかり両目で捉え、綾辻は語り始めた。
わくてかさーーん!
綾辻「色々と根回しして調べたんです。そして僕なりに推理しました。聞いてもらえますか?」
動揺するな、自然に、生存者として振舞えばいいんだ。
甚六「そうですか。あまり気分が乗らないのですが、天才ミステリ作家の推理を生で聞けるチャンスを逃すのは惜しい」
綾辻「ふふふ、こんな事二度とないかもしれません」
甚六「現実世界の人間は、そう何度も大事件に遭遇しませんからね」
綾辻「その通り。気分を害すようなら言ってください。すぐに止めて知人の警官に話しますから」
甚六「大丈夫ですよ、お願いします」
綾辻「では、順序よく説明しましょう……」
これが噂のワッフルって奴か…
“それ”の知る磯野カツオの視点
Day 2
8月14日(木)
日付が変わってから大分経った午前2時20分。
深い眠りに落ちることができたのに、なぜか目が覚めてしまった。
カツオ「“あれ”は何だったのだろう……」
確かに聞いた。何か異様な物音を。
眠る妹を起こさないよう静かにドアを開け、廊下に出る。
廊下は部屋の中以上に寒かった。
カタカナの“コ”の右上、北東の角を曲がり、南北に延びる廊下に出た。
突き当りには娯楽室の大きな二枚扉が見えるはずだった。
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:48:26.64 ID:O/dEeuJyO
わっほーわっほー
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:48:41.59 ID:FvoGkr/9O
いよいよ…ゴクリ
カツオ「もうみんな寝たのか」
諦めて自分の部屋に戻ろうと、踵を返そうとしたその瞬間、轟音が館に響く。
視界に真っ白な閃光が飛び込んだ。
一瞬の静寂の後、建物全体を豪雨が襲う。
カツオ「どこか近くに落ちたのかな……」
早く部屋に戻って寝てしまおう、そう思ったとき。
娯楽室の扉が開いている?
今の雷が放った光がありえない位置からカツオの目に飛び込んだことに気づく。
そして廊下を娯楽室に向かって進んでいった。
わくわく!
近づくにつれ、知らない、それも酷く不快な臭いが鼻を突く。
何だろう、この臭いは?
疑問に思いつつ、足音を殺してそっと近づいた。
誰かがいる。そして奇妙な音。
グシャ、グシャ、グシャ――
電気をつけようとスイッチを探す。
確か開きっぱなしの扉の後ろ。
それを押すため、カツオは一度扉を閉めた。
その音で、誰かがカツオの存在に気づき、何かを潰すようなグシャという音が止まる。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 00:56:36.05 ID:jHN9FvI2O
うは
電気がついた。
暗闇になれたその目が、人口の光を受け入れるまで数秒かかる。
目を開けると、そこにはタラヲがいた。
何かを持った右手を振り上げている。
グシャ
今度はカツオ左腕が、その音を発する。
激痛が全身を駆け巡り、派手に血が噴出す。
タラヲは笑っていた。
タラヲは逃がすまいと左手を掴み、血の溢れ出す刺し傷に繰り返しナイフを突き刺す。
カツオは叫ぶだけで、何も出来なかった。
完全防音の娯楽室から、彼の叫びは誰にも届かない。
83 :
キャット☆ふわ丸 ◆73YxKZ36Zw :2009/06/04(木) 00:58:18.06 ID:jzCnuftKP BE:214185942-S★(517013)
((((´゚'ω゚`)))) タラヲめ…!
そして、ついに彼の体から左腕が切り落とされる。
一時的にカツオは開放された。
立ち上がり、部屋の奥へ。大きな棚に、一つだけ開いたままの扉を見つけた。
その中へ逃げ込み、開かないように右手だけで抑える。
しかし、タラヲは追ってこなかった。
夏休みに入る直前、学校の授業で習った止血法を、棚の中にあったもので試みる。
必死だった。
教えられたとおりに出来たかはわからない。知識の全てを注ぎ込んだ。
そして、やり終えた後、彼は意識を失う。
タラヲ氏ね
キチガイタラヲ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:01:03.65 ID:nhm03pUqO
タラヲ
糸ね
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:01:12.09 ID:nGOf/dLhO
2chのタラヲは将来大物か犯罪者だと誰か言ってたが、ついにやってしまったんだな
“それ”の知るフグ田タラヲの視点
Day 2
8月14日(木)
サイドテーブルに置かれた時計を見る。
やっと午前1時を過ぎた。
早く朝になってほしい、もっと遊びたいのに。タラヲはそう思っていた。
昼間、東京からこの別荘に着くまでの移動中、退屈でずっと眠っていた。
そのため、全然寝付けない。
タラヲにとって初めての旅行。その興奮も手伝ったのかもしれない。
数日前、同じことをイクラが経験していた。
昨夜、タラヲには日付が変わったという感覚はないだろうが、就寝の直前まで、この館を訪れた人たちが集まり遊んでいた娯楽室。
そこを追い出されたのが午後10時頃だった。まだ眠くないのに。
母親に文句を言う。遊び足りないと。
サザエ「ダメよ。タラちゃんはまだまだ小さいんだから、もう寝ないと」
タラヲ「嫌ですぅ。もっと遊びたいですぅ」
マスオ「タラちゃん、ダメだよママを困らせたら。嫌いになっちゃうぞー」
普段決してそんなことを言わないマスオだが、安いワインで悪酔いしてしまったらしい。
タラヲは父親を見る。
大人たちはビリヤードで遊んでいる。
タラヲはビリヤードが何か知らない。
やってみたい、と言ったが無理だと言われた。
タラヲ「パパたちはまだ遊んでてもいいんですかー?」
サザエ「パパはもう大人だからいいのよ」
タラヲ「ずるいー!僕も遊びたいですぅ……」
波平「我侭言っていないで早く寝なさい。明日また遊べばよかろう」
めったに怒らない祖父に叱られたタラヲはしぶしぶ部屋に戻る。
きっとこの後大人たちだけで、僕の知らない遊びをして楽しむんだろう、そう思った。
そんなことを思い出していると、怒りでますます目が冴える。
隣のベッドの上でイクラがスヤスヤ眠ってた。
やっぱり、遊び足りない。
自分も大人の遊びに参加させてもらおうと、タラヲはイクラを起こさないように静かに部屋を出た。
タラヲ死ねと言わざるを得ないな・・・
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:08:13.56 ID:nGOf/dLhO
しかしタラヲはもう死んでいる
娯楽室の前までやって来た。
微かにだが、扉の向こうから光が漏れる。黒一色の廊下にそれは十分に目立つ。
そっと、扉を開ける。
テレビを見ているノリスケを見つけた。他には誰もいない。
タラヲは考えた。きっと見つかればすぐに部屋に追い返されるだろう。
そしたらビリヤードが出来なくなる、と。
タラヲは隠れてノリスケが部屋に戻るのを待った。
ノリスケの死角にある、部屋の奥の大きな棚の中で。
十分ほど経った。
テレビの音が消え、次に電気が消える。
暗闇の中で、再び考える。
戻ってくる可能性があるから暫く様子をみよう、と。
普段ならここまで物事を考えないタラヲだが、この日は冴えていた。
彼の予想通り、ノリスケは戻ってきた。
前スレ纏めはどこにありますか><
生憎ハルヒの纏めしか持ってないです
ドサッ
何かが床に落ちる音。
扉を少しだけ開けて、部屋中を観察する。
タラヲの目は既に暗闇に馴染んでいた。
誰かがいる。誰かは分からない。
顔がはっきりしないのは電気がついていないせいではなく、手ぬぐいのような物で顔を覆っているから。
何だろう、あの人は何をしているんだろう。
タラヲの好奇心を掻き立てる。
床に落とした何かに乗っかり、それに向かって手を振り上げては下ろし、振り上げては下ろす。
グシャ、グシャ、グシャ――
リズミカルな音にあわせて、何度も何度も。
ああ、楽しそうに笑ってる。
これが大人の隠していた遊びだな、面白そうだ、僕もやりたい。
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:12:36.09 ID:zT33/zbA0
>>89 あの年で時計を読めるとは…タラヲ恐ろしい
その時誰かが入ってきた。
電気がつく。入り口に立ってたのはノリスケだった。
彼は忘れ物を取りに来た。まさか、そのせいで殺されるとは夢にも思わず。
楽しそうに遊んでいた人の手が止まる。
ノリスケ「な、誰だよ、あんた!ここで何を……」
グチャ
例の楽しそうな音が今度はノリスケから聞こえた。
そして倒れる。
その人は眠ったノリスケを先程まで乗っかっていた何か(見るのを忘れてしまった)の横に置く。
それから少し時間が経って、その人は電気を消して、部屋の外へと出て行った。
タラヲ「これが、大人の遊びですか。よく分からないけど、あの人楽しそうだったですぅ」
ノリスケがまだ眠っているのを確かめて、扉から出た。
さっきまではしなかった、変な臭いがする。しかし、タラヲは気にしない。
異常に頭の冴えた、所詮は子供の考えだが、まず入り口の扉を開く。
誰かが近づいてきたのを察知するため。
急に入ってこられると隠れられないが、廊下から足音が聞こえたらすぐにさっきの扉の中に隠れられる。
そのため棚の扉は開けっ放しにしておいた。
そっと近づく。
何かがノリスケの胸の上に立っていた。
あの人が持っていたものだ。それを持ち上げる。
きがくるっとる
すると急にノリスケの胸から液体が飛び出しタラヲの顔を濡らす。
知っている。これは血だ。
よく見る。今自分が引き抜いたのは、鋭く尖ったナイフ。
そして、ノリスケは目を見開いて動かない。
知っている。これは死だ。
じゃあさっきあの人が置いていった物は?
観察すると人の形に似ている。人形?
でも頭らしき物があるのに顔がない。右腕と左脚もない。
お腹からグニャグニャしたものが飛び出ている。
そして全身血で真っ赤。
血?血が出るという事はこれは人形じゃない。
人だ。
それに気づいた時、タラヲの中で何か、とても大事な歯車が壊れた。
グシャ、グシャ、グシャ――
その音が絶え間なく娯楽室内に木霊する。
服が汚れないようにカーテンを服の上から纏っていた。
途中、カツオが現れ、一緒に遊ぼうとしたのに逃げていった。
ムカついたので、入っていった扉から出られないように、外から細工する。
満足したタラヲが部屋に戻ったのは午前3時過ぎ。
この時点では娯楽室の扉は開いたままだった。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:25:54.71 ID:0RXEtrCRO
タラヲ…恐ろしい子!
寝るからな
落とすなよ
“それ”の知る伊佐坂甚六の視点
Day 2
8月14日(木)
目的を遂行できなかった甚六は、落ち着かない様子で寝室内をぐるぐる回っていた。
眠れない、いや、眠る前に実行しなければいけないのに……。
とりあえずコーヒーでも飲んで落ち着こう。
彼は廊下に出て、一階のキッチンへ向かう。
受験勉強で夜遅くまで起きてることが多かった甚六は、幾度と自分でコーヒーを淹れていた。
それなりに美味い。
タラヲこええっ!(゚Д゚;;)))
しえん寝る
そして気づく。
娯楽室の扉が開いている。
馬鹿な、なんで?そんな、まさか……。
閉まっているはずなのに……。
そんなことを言っている場合じゃない。
もう一度、施錠しないと。
ここは密室でなければいけない。
甚六は自分の目的も忘れてどこかに向かう。
その後戻ってきた甚六の手により、その扉は閉じられた。
“それ”の知るフグ田マスオの視点
Day 3
8月15(金)
午前2時50分になる少し前の出来事。
マスオはその背中を、尾行相手にばれぬ様に、静かに追う。
その人物、恐らくお軽、は階段を降りていった。
近づき過ぎないように、離れすぎないように。
窓の外、小雨が降る。
そいつは一階南側の一番奥の部屋、書斎に入っていく。
扉が閉まるのを見てから音を立てぬように前まで移動する。
耳を当てて、室内の様子を探った。
ガチャ
扉の開く音。しかし、廊下に続くこの扉じゃない。
マスオは廊下を少し引き返して窓から外を伺う。
傘を差したその人物は、庭園の迷路の中へと消えていった。
書斎に飛び込んだマスオはすぐに後を追うため、中庭に出るための扉を開ける。傘は必要ない。
ドアノブに手をかけた、その時。
首に強い圧力を感じた。
そして、そのまま意識を無くす。
その意識が戻ることは二度とない。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:36:43.78 ID:ViRO/9ylO
中島「眠れない…なんか胸騒ぎがするなぁ。磯野は旅行楽しんでるかな…」
“それ”の知る伊佐坂ウキエの視点
Day 3
8月15(金)
午前2時50分になる少し前の出来事。
ふと意識が戻った。目が覚めたという意味じゃない。
止まっていた歯車が動き出した。
少し眠ったからだろうか。
花壇の右腕が示す事実、あの人の死、それを少しだけ受け入れることが出来た。そう、ほんの少しだけ。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:40:00.86 ID:WI28uih+O
今まで休んで力を温存していたからだろう、動き出した脳は一瞬で現状を理解し、ある結論を導き出す。
そう、殺人鬼の正体が誰なのか。
そして、そいつが隠れている場所。
活発になった脳は、ウキエに行動力を取り戻させる。
しかし、急に回転数を上げすぎてしまった。
その結果、ウキエは慎重、用心、警戒心、恐怖心などこの状況に必要な物を全て失っていた。
庭園の迷路で背後から近づく者に気づくことなく、次の朝、冷たい遺体となってテラスに横たわっていた。
“それ”の知る伊佐坂甚六の視点
Day 3
8月15(金)
ウキエを絞殺した甚六は足跡が残らぬように、少し遠回りになるが迷路を抜け、屋敷の外側を周り玄関からへ入る。
玄関の鍵は伊佐坂一家全員が持っていた。
そして、すぐに書斎に戻り、マスオの遺体を応接間に運んだ。
その際、書斎のワープロで遺書を作る。
二人の遺体をテラスに置く、そして、またもや密室を作り出した。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:49:33.73 ID:dbHjmRx1O
寝たくないが眠らないと…。
明日の朝まで残しておいてくれ〜!
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:49:43.08 ID:ycyY5ixvO
しえんた
8月17日(水)
綾辻「僕はとある理由から、あなたを疑ったんです。」
甚六「え?一体、私の何を疑っているんですか?」
あの日、作家・伊佐坂難物が死んだ日、作家・伊佐坂甚六は生まれた。
そして少しでも彼に近づけるように、口調を真似てみた。
以来一人称は、私。最初は違和感だらけだったが、今ではすっかり定着している。
綾辻「あなたが、殺人鬼の正体、ではないか」
甚六「ははは。よくそんな事、本人を前にして言えますね」
綾辻「すいません。貴方は空気が読めないと、よくコナン君に怒られるです」
甚六「もし私が話を聞かないと、そんな戯言を警察に言うつもりだったんですか?」
綾辻「あれは冗談です。話が進まないので、そこは妥協して、とりあえず聞いてください」
甚六「ふん」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:52:38.66 ID:ctUWO4wgO
つC
綾辻「でも、そうすると全ての歯車がガッチリ合うんですよね」
甚六「どんな風に?」
綾辻「娯楽室の殺人、密室殺人でした。まずはここから。この世に二つしかない、複製不可能な鍵。」
綾辻「その一つが密室の中に、もう一つは伊佐坂お軽の寝室にあったスペアキーの束の中。」
綾辻「ミステリマニアなら目を輝かせそうな状況です。僕の小説なら隠し通路でした、って落ちなんですけど」
綾辻「でもあなたが犯人だと、それより更にシンプルな方法で密室を作り出せた。」
綾辻「もし僕の読んでるミステリのトリックだったら、腹が立って破り捨てるでしょう」
甚六「で、その読者を舐めきったトリックとは?」
綾辻「部屋の外から鍵を使って施錠する。それだけです」
甚六「は?」
綾辻「あなたは予めスペアキーの束から娯楽室の鍵を別の物と摩り替えたんですよ。」
甚六「おいおいおい。綾辻先生ともあろう方が、お粗末な推理ですね」
綾辻「僕も言っていて恥ずかしいよ。でもそれしかない。逆に言うとそれならば全て納得できる」
綾辻「スペアキーの存在、在り処を知っているのは伊佐坂家の人々だけ。」
綾辻「伊佐坂ウキエが別荘に着いた後、彼女の傍らには常に子供たちがいた。摩り替える暇はない」
甚六「ウキエは誰にでもに好かれる奴でした。しかし全くチャンスがなかったわけでもないでしょう」
綾辻「確かに。彼女だけではなく、伊佐坂難物も。」
甚六「死んだ身内を悪く言いたくはないがな。」
綾辻「でも、ウキエ、難物には戻すことは出来ない。」
甚六「それは、確かに。事件があった14日未明から早朝まで、寝室には母さんがいたからね」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:56:11.06 ID:jHN9FvI2O
+ +
∩_∩ +
(0゚・(ェ)・) ドキドキ クマクマ
(0゚つy=- +
と__)__) +
125 :
キャット☆ふわ丸 ◆73YxKZ36Zw :2009/06/04(木) 01:56:55.58 ID:jzCnuftKP BE:1311887377-S★(517013)
複雑になってきたな
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:58:56.06 ID:xVAE7ZKTO
SSスレで続き気になったの初めてだ
綾辻「彼女が起きてから娯楽室の扉が開くまで、行方不明の磯野カツオを除く、屋敷内の11人には完全なアリバイがあった」
甚六「私を含めて。でも私なら戻すことが出来る」
綾辻「ええ。もう気づいていると思いますが、あなたが一人でスペアキーの束を取りに行ったとき戻せばいいんです」
甚六「しかし、それは結果論でしょう。娯楽室を開けるとき、私がスペアキーを取りに行くとは限らない」
綾辻「だから、ずっとお軽の側にいたのでしょう。スペアキーを誰かが借りるには彼女の許可がいる」
綾辻「窓から見える花壇に腕を置いて確認に行かせ、屋敷内の人数を減らす。」
綾辻「あの時、磯野フネと波野たい子が開けようとしなければ、自身で何らかのアクションを起こせばいいんですから」
甚六「……なるほど。さすが綾辻行人先生。筋は通っている」
綾辻「どうも」
裏のお爺ちゃん「婆さんや、まだ磯野さんはもどらんのか」
裏のお祖母さん「二泊三日の旅行だっておっしゃってましたから、じきに戻りますよ。ふふ、、お爺さんたら、タラちゃんが帰って来るのが待ち遠しいんですね。」
裏のお爺ちゃん「フォッフォッフォッ、しかし、磯野さん家が留守だと、、本当に静かなもんだのう。わしは、やっぱりにぎやかなほうがいいわい。」
裏のお婆ちゃん「本当にそうですねェ」
タマ「ニャオン」
そこまで話して残りのコーヒーを啜る。やっぱり冷えていた。
不味い。それでも残すのは失礼だと思い全て飲み干した。
甚六「テラスの殺人は?再びの密室です。どうやって二人の死体を運んだのですか?ぬかるんだ地面に足跡をつけず」
綾辻「ああ、そっちの方が簡単です。隠してある南京錠の鍵で扉を開けて、終わったら閉めるだけですから」
甚六「何を馬鹿な。隠し場所は父さんと母さんしか知らなかったんですよ」
綾辻「そうですね。たぶん、最初に隠したときは二人しか知らなかったんでしょうね」
甚六「……どういう意味ですか?」
そこで一度会話を止め、綾辻はコーヒーの御代わりを頼む。
その後、店内を見渡して思う、喫茶店でする話じゃないな、と。
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:03:52.39 ID:CMHc/IwqO
支援
甚六「綾辻さん」
自分を無視し続ける彼女の名を口調を強めて呼ぶ。
彼女が振り向く。
ウェーブした髪が靡いた。が、今は何も思わない。
そして、ゆっくりと綾辻は訊ねた。
綾辻「甚六さん。お父さんは、伊佐坂難物先生はお元気ですか?」
甚六「……え?」
追いついてしまった……
むむむ
顔がない死体
“それ”の知る伊佐坂ウキエの視点
Day 1
8月13(水)
ウキエ「後は、この一本道を進むだけです。」
ウキエは知らない男性が運転するタクシーで別荘へと向かっていた。
隣には、交際している年上の恋人。
ウキエは後部座席で後方に流れていく景色をボーっと見ていた。
あの日以来、彼は父親の話をすると機嫌が悪くなる。
本来真面目な彼は真剣にウキエとの結婚も考えていた。
年の差や、二人ともまだ学生の身分、問題はいろいろとある。
あああああ
普通タクシーの運転手なんか知らなくね?
その中で一番厄介なのは伊佐坂難物だった。
父さんは彼のことを誤解している、ウキエはそう思っていた。
そしてその考えは正しかった。
あの日、堅物の伊佐坂は彼が金髪だというだけで遊び人と判断し、家から追い出した。
しかし、ウキエの恋人はクォーターで四分の一アメリカ人の血が流れている。
髪の色は、生まれつきのものだった。
そこで彼女は大胆な行動に出た。
彼を父のいる別荘に連れて行こう。
理由は三つある。
一つ目は、別荘にいる父親は頗る機嫌が良いということ。
二つ目は、お盆休み、サザエ一家と、ノリスケ一家が揃って別荘を訪れる予定があること。
三つ目は、東京から長野の山奥まで訪れた人間を追い返すほど、父は悪い人間じゃないということ。
三つ目を更に確実にするため、彼には夜まで隠れてもらうことにした。
依然別荘を訪れたときに何気なく作った迷路の地図が、こんな時に役に立つとは思いもしなかった。
彼に迷路の最短ルートを書いた紙を渡す。
その後別荘に入ったウキエが隙を見て書斎の鍵と、その隣にある普段使われない物置の鍵を空けるだけだ。
だが、恋人は乗り気じゃない。
この話を電話でしたときも、実際に向かっているときも、やめとう、やめようと連呼していた。
別荘の駐車場に車を止める。少し前から雨が降っていた。
ウキエが持っていた傘しかないため、一本の傘に二人ではいる。右肩がはみ出て服が濡れた。
駆け足で玄関まで行く。
中に入ろうとすると彼が、俺このまま帰っていいか?なんて弱気なことばかり言うものだから
ウキエは自分の唇でそれを遮った。
彼が何か言おうとしているのに気づいたが、待っているから、とだけ言って別荘の中に入った。
その夜、彼を呼びに行こうと物置の扉を開けた。そこに彼の姿はない。
本当に帰ってしまったのだ。
Day 2
8月14日(木)
激しい暴風雨の中、地面に行き場を求めて彷徨う雨水が溜まっているにも拘らず、ウキエは倒れこんだ。
花壇から見つかったその右腕。
間違いない、彼の物だ。
その証拠が、右手にある特徴的なもの。
小学校の頃から、独特のフォームでテニスをしてきたために出来た『ラケットだこ』
マスオはそれを『ペンだこ』と勘違いした。
あの人が、彼が、命より大切な、運命の人が、死んだ。私のせいで死んだ、死んだ……。
脳が大量の悲しみで圧迫され、機能停止寸前になる。
駄目だ。何も考えられない。私のせい。思考が止まる。駄目だ。死んだ。目の前が真っ白。正気を保てない。私のせいで死んだ……。
結果、ウキエの中で何か、とても大事な歯車が停止した。
8月17日(水)
綾辻「生きていらっしゃるんでしょう?」
甚六「何を馬鹿な。館には死んだ11人、全員の遺体が見つかってるんだぞ」
綾辻「誰かは分からないですけど、代わりの遺体を用意したんでしょう。右手にペンだこ、もしくはそう見える物がある人を」
甚六「根拠もなしに。よくそんな憶測を言えますね、さすが天才ミステリ作家さまだ!」
綾辻「根拠ならありますよ。」
甚六「なん……だと……!?」
綾辻「あくまで根拠です。証拠はないですけどね」
紫煙
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:23:23.77 ID:JQoGUTouO
しえん
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:24:49.65 ID:WF/kPzglO
さる避け支援
綾辻「僕の第六感が、直感が、本能が。言ってるんですよねぇ、伊佐坂難物先生は生きていらっしゃると」
甚六「意味の分からないことを!」
綾辻「実はですね、世間的には彼の遺作になっている、あの作品。あれ読み終わってときに違和感を覚えまして」
甚六「どんな違和感ですか」
綾辻「あの作品、何でも後編は別荘の書斎から見つかったとか。」
甚六「それがなんですか!父さんは生前アイデアに煮詰まると別荘に行っていたんです。そこで書いたとして問題ないでしょう」
綾辻「問題は見つかった場所じゃなくて内容なんです」
甚六「どこがおかしいんですか?」
綾辻「生々しいんですよ、殺人シーンが。前半より後半の方がずっと。まるで実際に人を殺したかのように」
甚六「それは……」
さるよけです。
っC
もらっておきますね
C⊂
綾辻「でもね、貴方たち親子を疑ったのは、また別の理由です」
甚六「……なんですか」
綾辻「実は僕、あなたのミステリのファンなんですよ。今までの作品は全部読みました」
甚六「そうですか、ありがとうございます。それで?」
綾辻「何冊も読んで気がついたんです。甚六さん、あれは全部お父さんが書いているんでしょ?」
甚六「ち、違います。あれは僕が。文章が似てたとして、おかしくないでしょう。親子なんだから」
綾辻「ふふふ。親子の書く文章が似るかはさておき、お父さんの作品を読んだのなら真似して書くことは出来る」
甚六「そうでしょう」
綾辻「でもね、僕が言いたいのはそうじゃない。文章以外のものが似てるんですよね」
甚六「文章以外のもの……?」
綾辻「本の表題、タイトルですよ」
綾辻は思い出した。コナンが言っていたことを。
伊佐坂難物の作品のタイトルは、ただそれだけを見てもどんな話なのか想像するのは難しい。
でも読み終えて再びそのタイトルを思い出すと、なるほどと唸ってしまう。
女性なのに恋愛小説には全く興味のなかった綾辻は、実は一冊も彼の作品を読んだことがない。
だから、そんなことを言われてもピンと来なかった。
しかし、彼の遺作でミステリデビュー作。そのあとの甚六が発表した作品。
全てにコナンが言っていた伊佐坂難物作品の特徴が顕著に見られた。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:35:13.41 ID:sZGzllO4O
支援
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:35:53.81 ID:PQ2llEqTO
鯉空読みたいんだが
綾辻「僕の書く作品のタイトルはシンプルだ。僕も一応頭を捻るんだけどね、タイトルって意外に難しいんだよ」
綾辻「伊佐坂先生の持つそのセンスは飛びぬけている。分かる人にしか、分からないセンスだけど」
綾辻「文章の真似はできても、そのセンスは真似できる物じゃない。たとえ親子でも」
綾辻「だから思ったんですよ、伊佐坂難物は生きていて、あなたの名前でミステリ小説を書いてるんじゃないか、って」
甚六は何を言い返せない。
そして、がっくりと肩を落とす。
駄目だ、どんな言い訳をしてもこの人は騙されない。
甚六の視界が真っ白になっていく。
彼の、甚六の中で何か、とても大事な歯車が停止した。
甚六「俺は、ただ、ウキエが、好きだった、だけなのに。あいつは…………」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:40:46.50 ID:6r9SLnhfO
まさか甚六が……
完結するまで起きてるよ!('(゚∀゚∩
ついに…
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:41:26.05 ID:/7+EqZjJ0
甚六さん・・・
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:41:31.78 ID:c4UcFjO0O
さるさんバイバイって言われた!
しえん
やっちまった
“それ”の知る伊佐坂難物の視点
Day 1
8月13(水)
迷路で甚六が拉致して地下室に監禁していた男。
脅える娘の恋人であるその男の胸にナイフを突き立てた。
その感触に快感の覚える。
人を刺すというのは、こんな感じなのか。
足元のその男は少し暴れて、事切れた。
右手を見る。『ラケットだこ』があった。
ウキエが言ってた通り、彼も努力家なのかもしれない。
だが今更そんなことはどうでもいい。腕ごと右手を切り取る。
お、なかなかこの作業も楽しい。
もう一回やりたいな。ついでに左脚も切り落とすか。
予定にない左脚も切り落とす。
Day 2
8月14日(木)
深夜皆が寝静まった。たくさんアルコールを飲ませたので、少しの騒ぎでは起きないだろう。
地下室になるその遺体を娯楽室に運ぶ。
人を刺す経験なんてめったに味わうことが出来ないだろう。
もう少しだけ。やっていくか。
グシャ
おお、気持ちいい。もう一回。もう一回。
グシャ、グシャ、グシャ――
途中ノリスケに見られたが始末した。これくらいは想定内。
声の漏れない娯楽室を選んだのだ。
甚六が摩り替えてきた鍵で施錠する。
そしてそれを甚六に返した。
その後また甚六が地下室に来た。
施錠したはずの娯楽室の扉が開いていて、子供の腕が落ちていたという。
気にはなったが、私の計画に支障はないと判断。
もう一度施錠して置くように指示した。
私はミステリ作家でもある。ただ人を殺すだけでは面白くない。
ボツになったアイデアの中から適当に選んで実際にやってみたくなった。
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:46:20.31 ID:+NOu9Ut7O
追いついちゃったよぉぉぉおぉぉおおぉぉぉ!!!!!
しえん
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:46:37.11 ID:sZGzllO4O
支援だ
夜が明けて
甚六は森に少し入った所に車を停めて地下室に隠れる予定だったのだが、遅い。
様子を見に行くと、大木が倒れて計画通りに車を隠せず困っていた。
私が後ろにいることにも気づかないくらい。
声をかけ、一緒に引き返す。
計画通りでは昨晩のうちウキエを殺すはずだった。
しかし甚六がウキエを殺さなかった。
これは多少計画が狂う。
甚六に今夜こそ殺すように指示する。
雨が止んだことに気づき、甚六の下に向かう。
ついでだからこれも密室殺人にすることにした。
おいおいおい……
しえん
Day 3
8月15(金)
あとはタイミングを見計らって娯楽室を燃やすだけ。
もちろん遺体を焼いて本当の身元を分からなくするためだ。
こっそりと地下室から出る。
一瞬肝を冷やす。
そこに磯野ワカメがいたからだ。
気づかれないように近づいて気絶させた。
後で殺すため地下室に監禁する。
迷路から甚六の悲鳴が聞こえた。
刃物を持ったサザエに右手の半分切り落とされていた。
今度も気づかれないように近づき、頭にナイフを突き刺す。
様子がおかしいと思い、こっそり館内に侵入。
なぜか全員死んでいた。
まあいいついでに燃やしてしまおう。
火災保険には入っている。
二日間、地下室でミステリ小説家としてのデビュー作、そして伊佐坂難物としての遺作であるその小説。
甚六がコナンに渡すであろう、後編の手直しをしていた。
実際に人を殺したのだ、折角なのでそれを生かす。
その後、甚六とともに山を降りる。
人目につかないところで二手に分かれる
甚六は警察、私はすでに予約してあるホテル。
多少の変更はあったが私の計画は完了した
そう、彼の歯車は、『鯉空』の大ヒットで莫大な金を手に入れたとき、取り返しの程壊れたのだ――――
何人もの奴が、別々に狂って殺人鬼になってたのか
8月31日(水)
夏休みが終わる。
空は澄み切った青色。白い雲が泳ぐ。
気温は高いが、少し強い風が心地よい。
カーテンが靡く。
ベッドの隣にあるサイドテーブルの上で花も揺れた。
九州のとある病院。白い空間。
カツオの意識は戻らないまま、二年以上過ぎた。
今は一般病棟の個室にいる。
ワカメが病室に入ってくる。
手には新しい花を持っている。
花瓶に入った古い花と取り替えるため、ベッドの隣に立つ。
ふと兄の顔見てみた。
少し待ったが閉じた瞼が、開かれることはない。
ふぅ、と短いため息。
花瓶を持って、ワカメは病室から消える。
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:56:59.35 ID:WF/kPzglO
全力で支援
また病室に風が吹き込む。
その風が近くの公園で遊ぶ子供たちの声を届けた。
その中の誰かが言った。
――サッカーより野球しようぜ、野球
サッカーより野球しようぜ、野球。野球しようぜ、野球。サッカーより、野球。野球しようぜ。
懐かしい声を、懐かしい人物の顔を、懐かしい台詞を思い出す。
――――磯野、野球しようぜ
カツオ「……待てよ、中島。今行くよ……」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:58:11.28 ID:nGOf/dLhO
中島きたー
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 02:58:24.22 ID:/7+EqZjJ0
中島tueeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
178 :
キャット☆ふわ丸 ◆73YxKZ36Zw :2009/06/04(木) 02:58:55.92 ID:jzCnuftKP BE:963836249-S★(517013)
ヵッォ!
物語の終わりが近づく。
“それ”は自分の存在が消えていくのを感じた。
いや、違う。消えていくのは物語の世界の方だ。
色が消える。
そして真っ白になった世界に、“それ”はポツンと立っている。
これは物語の背表紙。もう続きはない。
“それ”は初めて目を閉じた。世界が終わる。
それはまるで読み終わったスレッドを閉じるおまいらのようだ、と作者は思った。
The End
中島はやっぱ最高だぜ・・・
お疲れ様
面白かったよ
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:00:39.91 ID:nGOf/dLhO
ほぇ?
おつです!
これで終わり、なのかな?
一つだけ疑問が残ったんだが
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:00:57.36 ID:/7+EqZjJ0
__
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ
感動した
中島あああっ!!!
お前ってヤツは…グスッ
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:01:17.18 ID:m+hdnrjkO
おつっした!!
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:01:42.60 ID:/7+EqZjJ0
乙でした
面白かった
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:02:40.98 ID:1a61jUI+O
乙
面白かった
190 :
キャット☆ふわ丸 ◆73YxKZ36Zw :2009/06/04(木) 03:02:47.67 ID:jzCnuftKP BE:535464645-S★(517013)
乙!!イササカ先生が生きてるとはおもわなんだ
泥棒はなんだったのだろ?
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:02:54.27 ID:EFkDxh5f0
乙でした
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:03:24.79 ID:FK/SNX8lO
本当にお疲れ様
面白かったよ
お、終わりか。いちおつ!
いくつか残った伏線が気になるが、勝手に妄想して補完しとくぜ
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:03:33.44 ID:0RXEtrCRO
乙カレー
めっさ面白かったよ!
とりあえずジンロクとナンブツは逮捕される描写欲しかったかな
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:03:36.21 ID:WF/kPzglO
乙!
面白かった
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:04:08.05 ID:xVAE7ZKTO
いささかが泥棒?
いささか親子は逮捕されず?あーや消されちゃうとか?
んー脳内補完か 楽しかった!乙
最後まで読んでくださった皆さん、本当にありがとう!そしてごめんなさい!!
基本雰囲気だけ楽しんでね!
穴とか矛盾とか未回収の伏線とかetc.一杯あるけど、とりあえず質問をうけよう。
まず
>>183
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:04:36.25 ID:ZmwO2Sx7O
乙。この展開は予想できなんだわ
>>197 ありがとう
ワカメの事
何故殺されなかったのか、そして何故甚六と口裏を合わせて犯人を捏造したのか
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:05:25.41 ID:FREFmKv/O
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:06:06.82 ID:sZGzllO4O
GJ
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:07:01.79 ID:AayO6bWHO
いささか親子の動機がわからん
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:07:39.23 ID:Q6mFu51t0
同じく涙目…
乙!面白かった!
>>199 ああ、核の忘れた。考えてなかったわけじゃないよ
ワカメを助けた理由は、甚六はウキエを殺したことものすごく後悔してたんだよ
だから、同じ妹キャラの、それも自分の事を好きでいてくれたウキエと同じくらいの年だから、助けたんだね
ワカメは甚六が犯人だって知らなかった。
ただ兄が目を覚ましたとき家族同士で殺しあったなんて言えないじゃない
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:09:32.97 ID:wUoEY50sO
乙!面白かったです!
>>202 父親は金。それのみ。話題づくりのための身勝手な計画。
甚六は自分を裏切ったウキエと恋人を殺したかった
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:10:18.90 ID:xVAE7ZKTO
あ、サザエは何でおかしくなったの?
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:11:19.91 ID:WF/kPzglO
結局難物は株で大損したからこんな事したんかね?火災保険とか言ってたし
それとも純粋に作品の為?
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:11:21.31 ID:/7+EqZjJ0
恐怖からの狂気
>>208 自分の手の中で息子が夫を滅多刺しにしてたから。強引かもしれんが
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:12:18.20 ID:fw6aYXL5O
まとめマダー?
乙!めっちゃ楽しかったわ。
あ、でもタラヲの"年齢に不相応な力"ってのが気になった!なして?
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:13:10.26 ID:0RXEtrCRO
イクラとタイコはタラヲに殺されたでおk?
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:13:11.79 ID:3WRdUj3h0
今北、まとめとかWikiありますか?
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:13:18.11 ID:Vr4AMAk10
いささかはウキエの恋人が来ることをどうして知っていたの?
>>209 それも書いてないや……もう2,3シーン使いすべきだった
株で損はしていない。ノリスケとともにやめた
ただ、地下室なんて作ったから、いっぱいあった金がなくなった
金が欲しけりゃ話題作書けばいいじゃん!的な
面白かった〜!凄いな〜
>>1!楽しい時間を有難う!
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:16:08.11 ID:j5RD5f76O
最初の方で、悪寒?を感じたのがマスオだけだったのは、何か意味があったの?
それと、別荘に着いてからのティータイムでマスオがカップ手付かずなのにタイコだけが気付いたのも何かの伏線かと思ってた…
そういえば、マスオは睡眠薬盛られてたよな
あれは誰の仕業?
あとその時に木と対話してるけど、あれは何?
>>213 波平のシーンならタラヲというより、
波平が疲労やら恐怖やら老いなどで力が極端に弱っていたんだね
>>214 たい子はイクラを殺して自殺
その後タラヲはその遺体で一通り『遊んだ』あと、一階に下りた
>>216 どっかのシーンに書いたけど、夜ウキエが電話してるところを甚六が立ち聞き
共犯になったきっかけは知らね
全然かけてないwwwwwwwwwwwwwwww
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:19:04.95 ID:AayO6bWHO
動機は分かりました!ありがとうございます。
つまり難物は死んだと偽装したのは、遺作ってことで話題性を出すためでいいんだよね?
そして父のあとを継いで息子が作家デビューで更に話題になると。
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:19:06.26 ID:WF/kPzglO
要は金に魅入られたのか
質問に答えてくれてサンクス
>>220-221 ただの風邪
たい子が気づいたのをなんかの伏線にしたはずなんだけど、忘れた
ちなみに二日目の夜、ワカメが廊下を見張ってるのも伏線なんだけど、話変わって使えなかった
風邪かー、納得しました!
てか、そのボツになった話も気になるwww
ここまでssスレを張り付いて見たのは初めてだよ。
乙でした。おもしろかったよありがとう。
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:23:40.79 ID:Lzqhf2JRO
睡眠薬を飲まされたってのはマスオを被害妄想だったのか
>>225 そうか、ありがとう
あと、俺が読み違えてるかわからんが、マスオが殺された夜、マスオが追いかけたのは結局誰だったの?
お軽では無かったんだよね??
>>221 説明が足りないな
睡眠薬は入ってない。
風邪と精神的疲労が重なって、寝室に来たとき、急に緊張の糸が切れて睡魔が襲っただけ
対話は幻聴。自分と自分の対話みたいなもんかな?
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:26:32.80 ID:WF/kPzglO
ってか答えられる範囲でいいから作者のスペックを教えてくれないか?
即興でこんな話を書けるなんて凄すぎるんだが
>>229 ウキエ
母娘だから後姿が似てたんじゃない?
風邪と眠気で朦朧としてたとか
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:28:56.14 ID:FK/SNX8lO
ここ2日?3日?で、眠い中書いてくれたりしてたんだから、
穴や伏線回収があって当たり前だよ
ってか、それだけの短時間で書いた作品にしては凄いと思う
最後まで書いてくれてありがとう
面白かった
>>231 ご存知の通り、引き篭もってます
大学生なのに単位が全く足りない馬鹿
この道で食べていければいいのに、と淡い夢を抱く馬鹿
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:30:28.41 ID:FREFmKv/O
イカレた計画のせいで狂ったサザエとタラヲだがこの二人にハナッから精神がイカレる素養があったのかな?
>>232 納得、すっきりした
思い込みも原因だったんだろうな
>>235 あー、やっぱりそういう所も考えた方がいいんだよね
確かにあった方が面白いかも
今回は考えてないってことですいません
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:32:44.00 ID:xVAE7ZKTO
あと蛇足かも知れないけどいささか親子とあーやのその後が知りたい
カツオは手ないから野球出来ないのかな
学生かー、すげーなw
俺も留年フラグたってる学生だが、お互い頑張ろーぜ
あさってテストwwwwスレROMしてたから勉強してねぇwwwありがとうwwww
凄く面白かったです!
>>1 乙です。
途中即興になった割には凄く面白かったよ。
何より勉強になりました。
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:35:40.62 ID:WF/kPzglO
>>234 大学生だったのかってか即興でこれだけ書けるんやし、自信持っていいと思うよ
色々答えてくれてありがとう
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:37:23.95 ID:FREFmKv/O
>>237あんがと。
気が早いかもだが次回作に期待しちゃうからな!!!
ホントに面白かったよ。ゆっくり休んでね!
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:38:04.15 ID:PQ2llEqTO
>>235 タラヲの場合はそもそも自分から死体で遊ぶのを楽しんでたわけだし、この計画のせいというか、分別がつく前にいけない遊びを知ってしまっただけではないだろうか。
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:38:15.87 ID:6r9SLnhfO
昨日からずっと読んでた!
こんなきちんと終わったSS初めてだわwww
すっげぇ面白かったよ!
>>234 全然馬鹿だと思わない。寧ろ自信を持つべき。下手な推理小説より面白かった。
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:39:25.66 ID:FvoGkr/9O
勝手に河南や館シリーズの説明した者です。
迷路館+暗黒館+囁き+殺人鬼って感じがしたな。
いや、もちろんいい意味でね!綾辻が好きなんだなぁと感じたぜ!サザエさんのキャラを上手く使ってるあたりも凄いな。
メチャ面白かった!乙!ゆっくり寝てね!
>>238 あーやは泣き崩れる甚六に直接的な表現ではないけど自首を勧めて店を出た
甚六はウキエを殺したことを後悔してるので、観念して自首
難物は金持ってどっか遠くへ逃亡
コナンは遊園地で変な薬飲まされて体が縮んでしまった!
カツオは……幸せになったよ、きっと
別荘が中村青司の設計ってのは結局嘘だったんだよね?
伊佐坂は何のためにこの嘘をついたの?
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:42:56.19 ID:sZGzllO4O
タマはどうなったの?
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:43:00.01 ID:/7+EqZjJ0
>>247 その説はありがとう!
それがあったから、コナンと綾辻がオリジナルキャラだという事実が際立った、はず!!
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:44:35.16 ID:xVAE7ZKTO
>>248 コナンがいささか捕まえるんですねわかります
スッキリした 色々答えてくれてありがと
乙ー
>>249 酒に酔っ払うととんでもないこと言う人だから……
きっと自分が大好きな作品の登場人物にでもなった気でいたんだよ
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:46:39.57 ID:cH19PZVuO
>>1乙でした。
楽しく読ませてもらいました。
自分の想像では、
事件後、実はイササカ親子は警察にマークされていて、
綾辻と甚六が喫茶店で話している頃には、逮捕されるのも時間の問題……
的な設定があるのかと思ってた。
かなり猟奇的で大胆な犯行だから警察も念入りに捜査しそうだな〜って思ったもんで。
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:48:40.76 ID:FREFmKv/O
>>244なるほど!「そんな息子の姿を見てしまったサザエの精神が崩壊」みたいな
そう考えるとタラヲは死なすには惜しいな…純粋に殺人や死体を切り刻む事を楽しむって事は行方不明で生かしておけば将来は素晴らしい殺人鬼になれたかもね
>>254 なるほど。
そういや波平も中村青司にやけに詳しかったなあ。
実は波平も館シリーズが好きだったりとかw
とにかく乙でした。
>>255 警察のこと詳しくないんだけど、裏設定でこの時代は1986年なんだよ
俺生まれる前だし科学技術がどれくらいあったか知らんから死体の身元はばれなかった
でも疑われるよねー普通は……
その設定いただくね☆
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:52:05.80 ID:JQoGUTouO
激しく乙!!
超絶に面白かったよ!
終わり方も最高
>>257 波平は伊佐坂先生に耳にたこが出来るくらい聞かされた
架空の人物とは知らないまま孫に殺されてしまう
まあ厳密に言うと、実は波平は火災で死んだんだけどね☆
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:54:01.62 ID:S24CtgTD0
面白かった乙
本当に皆ありがとう!また別の妄想の世界で会いましょう!
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:55:30.75 ID:PQ2llEqTO
そういえばなみへいにとどめさすびょうしゃはなかったなwwwwww
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:56:25.64 ID:CMHc/IwqO
素敵な時間をありがとう
乙
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:57:57.81 ID:dnBlbwk1O
>>1乙!楽しい時間でした!ありがとうございました〜
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 03:59:30.52 ID:cH19PZVuO
>>258 やっぱそこまで考えてたんだ!やっぱすげぇな。
個人的には甚六の自首は納得だか、難物はムカつくから捕まってほしいわwww
遅くまでありがとう。
また
>>1のSS読みたいよ。
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 04:00:49.74 ID:FREFmKv/O
おまいらおやすみ〜早く寝ないとSSが夢内再生されるぞ
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 04:02:11.70 ID:sZGzllO4O
>>1 ありがとうさようなら
まる子編も待ってるぜ
犯人は藤木
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 04:02:18.89 ID:vUGt74xu0
>>266 逃げた難物は次シリーズでやってほしいw
>>1乙。
おやすみなさいノシ
さてと、次回作を待つとするか(`・ω・´)
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 04:08:43.29 ID:ViRO/9ylO
中島「磯野ー、サッカーしようぜ!!」
カツオ「やったー片腕でもサッカーならできる!…でも中島、お前サッカー好きだっけ?」
中島「なに言ってんだよ磯野ー、野球なんて時代遅れだよ!!お前が寝てるうちに、サッカー人気急上昇したんだぜ?」
カツオ「そうだったのかー、んじゃサッカーやろう!!」
花沢(中島くんたら、片腕の無い磯野くんのために泣きながらバットとグローブ売ってサッカーボール買うなんて…)
まさかの花沢腐女子説
おとついから、読ませていただきました。
楽しい時間を有難う御座います。
また、ご縁があれば。。。
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 04:19:21.20 ID:FvoGkr/9O
また別の「館」を期待してしまう。今度は綾辻が現場にいて活躍してほしいなw
遅ればせながら乙
また機会があったら書いてほしい
面白かった
>>1さん、乙でした!
次回作待ってますよー
ちょくちょく「館」で検索かけますのでw
ありがとうございました!
おもしろかった!
夜中に読んでたからかなり怖かったwwwwwwwwww
解みれてよかった乙\(^o^)/
よーし朝まで保守っとこう
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 06:57:41.35 ID:R4/Iuhr+O
マスオ「ええぇ!?ぼくが殺人鬼じゃないのかい!?」
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 06:59:57.94 ID:fw6aYXL5O
まとめマダー
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 07:17:26.76 ID:ufAXF6yqO
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 07:29:31.41 ID:O3YVpcsxO
最悪だ・・・・マスオが吊されたところまで読んでスレがなくなりました・・・寝ないで読めばよかった・・・・・・・
カツオの中では、家族よりも中島なのか・・・。
それでもいい、カツオが目覚めてくれれば。;;
凄く面白かった、また何か書いておくれ。
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 07:56:15.87 ID:97DTM8JKO
やっと追い付いたぜ
>>1 久々にクオリティーの高いモン見してもらったよ
ここ何日か睡眠不足しながら書いたとは思えない傑作だったと思うよ
しばらくゆっくり休んでくれ
お疲れさんノシ
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 08:00:25.08 ID:QqJeK36WO
どうしてタイコさんはイクラちゃんを殺したんだっけか??
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 08:10:05.16 ID:CeSp6v9Y0
>>1乙!!
面白かったwwwGJ!
>>286 夫が死んだ後の事を悲観して・・・かなあ?
一度は頑張ろうと思ったけど、やっぱり負けてしまったんじゃないかな?
まだ残ってたwww
おはようございます
>>286 イクラの首絞めて殺したあと、ボールペンを頚動脈に突き刺した
それ見たタラヲはまたスイッチが入った
ってことにしよう!
それにしても、どうにかなると思って無駄な話入れたなあ
穴とか矛盾とか質問されたところとか伏線とか書き直して完全版作りたい……
>>286 ああ、ごめん理由か
理由は
>>287だと思う
あと、カツオは中島>家族っていうよりは野球が好きだったんだよ
公式?の数十年後も野球ばっかりしてたし
乙
面白かったです
最後にカツオが目を覚ましてよかった(´;ω;`)
完全版に期待!
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 08:19:10.69 ID:CeSp6v9Y0
>>289 おーw作者来たんだw
お前の作品をもっと読みたいよ!次回も楽しみにしてるね
面白かったとかwwwwww
次回作読みたいとかwwwwww
どうしよう、天狗になっちゃうwwwwww鼻伸び始めたwwwwwwww
サザエさん×館シリーズ・サザエさん×他作品・ちびまる子ちゃん×館シリーズ
もし、調子に乗って書くとしたら、書くとしたら、今度はちゃんと話練るよ……
トリック思いついてないのに密室殺人とかしないよ……
それにしても、久し振りにリアルタイムでよいものを読めたよ。
次も期待してるからね。
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 08:55:47.28 ID:JQoGUTouO
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 09:00:08.52 ID:/RwOyNoc0
次スレみっけ。社内ニートがこれから読むよ!
作者乙乙でした!
1Z
そういやウキエさんの恋人も殺されちゃったけど
彼の家ではどんなことになってんだろ
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 09:15:24.04 ID:/RwOyNoc0
ちなみに お軽さんの本名は「伊佐坂 軽」なんだぜ・・・
おフネちゃん、おカルさんと呼び合うけどねwwww
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 09:34:24.31 ID:dbHjmRx1O
お疲れ!ずっとスレに張り付いていてよかった。予想以上の完成度にミステリマニアを自負する俺もすごく楽しめたよ。
次回作期待!
読み終わった。
御馳走様でした。お疲れ様でした。
ほーらほーらーみんなのーこーえがーするー
さーざーえーさんさざえさーん さざえさーんはゆかいだなー♪
るー
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 09:59:31.63 ID:UOkcjo9dO
次回のサザエさんはー
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 10:14:15.34 ID:JBvEb1tfO
この数日間、本当に乙でした!!!凄い楽しかったよ!!
昨日からずっと読んでた
こんなに続きが気になったのは初めてだったぜ…
良い作品をありがとう
今度、綾辻行人も読んでみよう
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 10:23:02.21 ID:bs1HRmfaO
乙でした!ハイクォリティーを維持したままの無事完結がとても嬉しい!ありがとう面白かったです
ちびまる子ちゃんは難しいと思うが頑張ってくだしあw
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 10:29:07.73 ID:pjm8TawPO
作者さん乙でした
最高に楽しめた!
ファンになったぞ///
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 10:31:07.11 ID:QqJeK36WO
仕事で今夜読む奴の為に
暇人が保守
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 10:36:42.46 ID:7J8OxGjSO
タラちゃんの時点で読む気が失せるのが残念だな
>>310 そんな……、VIPPERはみんなタラヲ大好きじゃないのか?
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 10:46:08.76 ID:vcko6veuO
遅くなったけど
>>1乙
こんな良作を作ってくれて感謝
カツオが生きててくれて本当によかった
中島はお見舞いとかにはきてたの?
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 11:02:43.38 ID:ZOY090b5O
久々にwktkしながら待ったぞ。
作者乙。
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 11:05:14.99 ID:9dDzXutKO
小説家、特に推理小説なんかは有名大学出てるイメージあるな
綾辻はどこ?
>>1なら勉強して経験積めば面白いの書けるから、大学へ行くんだww
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 11:36:29.94 ID:RROoozaBO
>>1には酉付けてほしいなw
新作楽しみにしてるよ
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 11:38:29.72 ID:LEw4Px1EO
ありがとう
楽しい時間が楽しめた
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 12:06:21.91 ID:e0qJhoXfO
いまやっと読みオワタ
次をwktkして待つよ
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 12:23:03.92 ID:QqJeK36WO
ありがとう
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 12:31:37.67 ID:DFb+0xWIO
おつでした!
おかげさまで僕は主題歌聴くと悪寒がする病にかかった。
あれ、ウチにこんな隠し扉あったっけ・・・
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 12:34:00.74 ID:KfjdzTdjO
中島にぐっときた
おもしろかったぜ
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 12:38:09.02 ID:eF4/ODorO
終わったのか……乙でした。
最初から見てたけど
面白かったです。
乙でした
保守しときます
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 13:00:41.07 ID:Yla54B61O
ほしあげ
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 13:07:30.09 ID:muTaDXDK0
>>314 > 小説家、特に推理小説なんかは有名大学出てるイメージあるな
> 綾辻はどこ?
リアル綾辻は京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。
院生時代に作家デビューしてる。
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 13:56:24.66 ID:QqJeK36WO
アナゴ君が黒幕だと思っていた時代がありました。
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 13:56:44.60 ID:BjKXztv4P
ほす
決めたよ。次は十角館の殺人をパクって孤島の館にする。
329 :
キャット☆ふわ丸 ◆73YxKZ36Zw :2009/06/04(木) 15:16:10.86 ID:jzCnuftKP BE:2168629799-S★(517013)
>>311 オリジナルの登場キャラでやるより良かったよ
名前覚えられずに「誰だっけ」ってのがなかった
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:30:20.14 ID:udx1i3lwO
前スレから張り付いてたせいか、自分がバラバラにされる夢をみてしまった…
自分の腕が切られていくのをボーとみてしまった
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:36:47.11 ID:FbRu5C9y0
ほしゅ
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:37:29.43 ID:FvoGkr/9O
>>328 おぉ、マジで?孤島ものとかメチャ楽しみ!
>>328 次回作宣言キター!
お軽さんの名前は 「軽」 だからきをつけてね!
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:51:48.59 ID:QqJeK36WO
今まで夜中に起きてトイレとか、少し怖い時に
『家の中には家族がいるから大丈夫』
と思ってたけど
家族でも怖くなったぞ...
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 15:57:27.24 ID:FbRu5C9y0
ちょっと十角館読み返してくるわ
>>333 誰かも言ってたな……、すっげーショック
折り紙上手い人とか登場するの?
くださいだれかまえスレのdatください
>>311 タラちゃんは嫌いじゃあないけどタラヲとかいうキャラは嫌い
こういうキャラ有り難がるのってニコ厨とあんまり変わらないし
まあ俺の好みなんて靴の裏よりどうでもいいよ
一気に読んだSSって初めてだ
面白かった、作者乙!
ところで、綾辻作品のうち最初に読んどけ!っていうのはどれなんだ?
館シリーズ?の最初?
つ十角館の殺人
「十角館の殺人」を読むなら、
クリスティの「そして誰もいなくなった」を最初に読んで置く事を勧める。
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:24:57.39 ID:FvoGkr/9O
>>336 あなたのキャラである女性版綾辻行人と、島田潔の夢の共演を希望するのは俺だけじゃないはず
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:54:31.69 ID:WI28uih+O
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:10:23.21 ID:FvoGkr/9O
>>345 十角館読むなら、軽く歴代ミステリ作家の知識あったら楽しいかも
・エドガー・アラン・ポー
「モルグ街の殺人」で有名
・モーリス・ルブラン
アルセーヌ・ルパンで有名
・エラリー・クイーン
「国名シリーズ」で有名
・ヴァン・ダイン
「僧正殺人事件」で有名
・アガサ・クリスティ
名探偵ポアロで有名
・バロネス・オルツィ
「隅の老人」で有名
・ガストン・ルルゥ
「オペラ座の怪人」で有名
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
乙
久しぶりにおもしろいSSに出会えた