1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:16:59.34 ID:yGW6VyJZO
うぉおぉ!お久しぶりー!
支援!
ちょ、マジか!
支援!
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:17:59.17 ID:V2AxLFf1O
待ってた待ってたよ!!
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:18:05.29 ID:nAjQ7BqgO
ひさしぶり支援
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:18:14.61 ID:dvOuNauN0
7 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:19:51.30 ID:dvOuNauN0
五本目 凛麗
第一打 〜揺り篭〜
美府藩は広い。
天下を統一した流石家が治める国であり、
五代目将軍が統治する今も平和な時代が続いていた。
しかしそれが、内藤を美府藩から出させる原因となる。
道楽や商業の発展により、剣を志す者が減ってしまったのだ。
もちろん、武家がたしなむ程度の文化は残っているのだが。
そんな中、名高い斎藤家の茂羅ノ助を討とう、
などという兵は軽々しく見つかるはずもない。
藩内の剣術道場を渡り歩いてみたが、
結局この一年で、これはと思える収穫は無かった。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:19:54.87 ID:/YBD8AYBO
支援支援
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:21:22.36 ID:Y5uniWEeO
久し振りすぎる
支援
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:21:22.97 ID:zslQLg7Q0
支援
支援するっきゃない
12 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:21:47.16 ID:dvOuNauN0
今持っている鉄で、打てる刀は後二本。
今後、これほどの良質な鉄が手に入る確証も無いため、
むやみやたらに打つ訳にもいかない。
そして、内藤が目を付けたのが、
隣の新都藩だった。
新都藩
尾渡家が治める藩。
先の戦で美府藩に敗れてから、何やら武芸者を集めているらしい。
美府藩内での新たな刺客獲得を諦めた内藤は、
住み慣れた工房を閉め藩を出た。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:21:57.35 ID:EBjKWqp8O
しえん
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:22:06.92 ID:zslQLg7Q0
支援妖精になりたいくらい復活嬉しいけど
ちょっと用事で書き込みできないから
50回分くらいの支援を込めて支援するわ
支援!
支援にござる
16 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:23:44.21 ID:dvOuNauN0
(;^ω^)「考えが短絡的すぎたかお……」
最低限に抑えたつもりの荷物も、
鉄塊や鎚など、重量感があるものばかり。
それらを背負って歩くのは中々の重労働だった。
( ^ω^)「前途多難だお……」
街道を、西へ。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:24:00.11 ID:Al/E1hob0
刀匠ひさしぶり支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:24:53.82 ID:K4HYRbgdO
ノベル支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:26:05.89 ID:tVTbHyTPO
この作品好きだ
支援
20 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:26:22.54 ID:dvOuNauN0
※
新都藩
侘びと趣をこよなく愛し、
伝統的な文化をひたむきに守ってきた藩。
町人達の暮らしもまた、その様相を反映していた。
川 ゚ -゚)「……」
心地良い三味線の音に合わせて、舞う女。
洗練されたそのたたずまい、容姿、雰囲気。
その全てから「美」を感じることができる。
ひらりと扇子を反し、目だけを覗かせる彼女は、
御見人の心を捕らえて放さなかった。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:27:29.25 ID:aqrnStz8O
久しぶりどころのさわぎじゃねーぞwwwwww
だが支援だ
おー刀匠きてるww
支援するぜ
23 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:27:56.36 ID:dvOuNauN0
( ゚д゚ )(美しい……)
いかなる理由があろうとも、
舞妓に手を出してはならない。
鉄の掟とも言える約定があるが故に、
男共は指を加えて見る事しかできなかった。
川 ゚ -゚)「……」
女は舞終えると、足早に客間から出ていく。
「もっと見たい」と思わせる事で、男達はまた足を運ぶ。
満足させ切る事なく、素っ気なさすぎず。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:28:53.89 ID:Y5uniWEeO
支援支援
うわぁぁぁ!!
待ってたあぁぁぁ!
支援
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:29:27.39 ID:/YBD8AYBO
支援
28 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:29:51.68 ID:dvOuNauN0
J( 'ー`)し「空、良くやったよ」
川 ゚ -゚)「……はい」
御座敷【素直家】
舞妓を使い高官をもてなす遊処だが、
ここ最近は他を寄せ付けぬ程、高級遊処としての地位を固めていた。
川 ゚ -゚)「母上、少し風に当たってきます」
それも全て、この空と呼ばれた女が、
看板舞妓として座敷に立つ様になってからだった。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:31:07.58 ID:HbXp1QGrO
お帰り支援
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:31:28.45 ID:dvOuNauNO
久しぶり支援
31 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:31:42.09 ID:dvOuNauN0
日の落ちた賑わう町中を、黒髪の舞妓が歩く。
すれ違った男共が、1人の例外も無く振り返るほど、
空は美しかった。
川 ゚ -゚)「ふぅ……」
夜風が心地良く体を伝う。
金に溺れた親に、色に狂った男共。
俗世の中心とも言える遊処にいて、
唯一心休まるのは一人の時だけだった。
カーチャン・・・
支援
33 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:34:01.37 ID:dvOuNauN0
※
川 ゚ -゚)(今日も綺麗だな)
町を見下ろせる丘から、月を眺めるのが好きだった。
自分が抜け出す事の出来ないこの町を、
月は悠然と見下ろしている。
川 ゚ -゚)(お前はいいな、自由で)
足袋とわらじを脱ぎ、着物の帯を取る。
はだけた真っ白な襦袢と素足で、空は舞う。
観客は月。
34 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:35:03.52 ID:dvOuNauN0
と、もう一人いた。
(; ^ω^)「……」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:37:26.07 ID:+FVVQDeA0
なんと…
久しぶりすぎるぜ!
支援!
36 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:37:52.02 ID:dvOuNauN0
( ^ω^ )「今見た事を有りのまま話すお。
宿銭が無くて、野宿してたら、
見知らぬ美しい女が着物を脱ぎ始めて、
僕の下半身も色んな意味で脱ごうとしたら、
良いところで女が踊り始めたんだお。
何を言ってるか分かんないと思うけど、
とにかく凄く損した気分になったお」
月明かりに照らされ舞う女は、
力強く跳ねては、くるりと廻ったり、
まるで、もがいているかの様な、印象を受けた。
( ^ω^)(だが……美しい)
内藤は、不可思議な事態と認識しつつも、その女から目を離せないでいた。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:39:27.10 ID:aqrnStz8O
こっちみんなwwwwww
38 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:40:21.86 ID:dvOuNauN0
川; ゚ -゚)「はっ……はっ」
想い、憤りを己の舞いへと昇華させていく中で、
空は聞き慣れない音を聞いた。
( ^ω^) グゥゥゥゥ
川; ゚ -゚)「え?」
(; ^ω^)「あ……」
ばれたぁ
40 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:42:36.69 ID:dvOuNauN0
音のした方を見やってみれば、
草むらから月光に照らされた内藤の顔が、
ぼんやりと浮かび上がっていた。
川; ゚ -゚)「ひっ!」
パァン!
渇いた音が丘中に響いた。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:43:05.04 ID:+FVVQDeA0
紫煙
42 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:43:59.28 ID:dvOuNauN0
※
川; ゚ -゚)「本当に済まない」
( #)ω^)「いえいえ、黙って覗いていた己が悪いんですお」
川; ゚ -゚)「あぁ……反対側までぶくぶくと腫れて」
( #)ω^)(この女……わざとか?)
女の持っていた手ぬぐいを川水で濡らし、冷やしていると、
女が口を開いた。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:45:26.56 ID:+FVVQDeA0
しえ
44 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:45:54.55 ID:dvOuNauN0
川 ゚ -゚)「その格好、旅の者なのか?」
( #)ω^)「お……まぁそんなとこですお」
川 ゚ -゚)「どこから来たんだ?」
( #)ω^)「隣の美府藩ですお」
川 ゚ -゚)「…………美府藩」
( #)ω^)「?」
川 ゚ -゚)「何をしに?一人で?いつから?」
当たり障りの無い会話の中に、
女の外界への興味がちらほらと見て取れる。
どうやら先刻感じた舞の印象は間違いでは無さそうだった。
支援だぜ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:47:33.06 ID:aqrnStz8O
強く思えばキミは広がるよ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:47:53.39 ID:l0DFVa6rO
支援するしかないだろ
48 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:48:31.78 ID:dvOuNauN0
( ^ω^)「それにしても」
川 ゚ -゚)「?」
( ^ω^)「あの状況で平手打ちをしてくるなんて、
勇気があるんですおね、普通だったら逃げそうなもんですけど」
川 ゚ -゚)「昔から男の子と遊んだり、喧嘩をしていたからな、
不思議とこういうのは怖くないんだ」
舞を見ても分かる。
力強く活発な女性なのだろう。
それから質問攻めにされたが、
不思議と不快にならず、一時の楽しい時間が続いた。
支援する
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:49:07.87 ID:/YBD8AYBO
支援支援
51 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:50:01.95 ID:dvOuNauN0
川 ゚ -゚)「む、大分話し込んでしまったな。
そろそろ店に戻らねば」
( ^ω^)「店?」
川 ゚ -゚)「はい、新都下町で遊処【素直家】へ出入りさせて頂いております空と申します。
もし、お立ち寄りの際は御指名下さいますよう」
(; ^ω^)「うへっ!」
突然、しおらしく女の表情を見せた空。
今まで、男勝りの口調や嬉々とした眼をしていたのが、
女らしい口調、とろんとした上目使いの眼になる。
面喰った内藤は、何故か顔を紅潮させてしまった。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:52:09.91 ID:CU440PHhO
超支援
支援
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:53:24.18 ID:i5ONsgUIO
支援
55 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:55:11.77 ID:dvOuNauN0
川 ゚ ー゚)「ははっ、じゃぁまたな」
(; ^ω^)「ぁぅぁぅ」
してやったりと笑みを見せ、
そのまま空は走り去っていった。
(; ^ω^)「……敵わんお」
鉄の扱いは右に出る者がいないと自負する内藤であったが、
こと女の扱いは童以下であった。
第一打 〜了〜
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:55:38.93 ID:l0DFVa6rO
エンッエンッ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:56:07.55 ID:CWPSAj2u0
さて何話までやるのか
58 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 18:57:20.70 ID:dvOuNauN0
会社 用事 有り
30分後 位に 第二打 投下 します
すみません、迂闊でした。
もしよろしければ、保守っていただけますと助かります。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 18:57:51.54 ID:aqrnStz8O
許さん
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:01:48.26 ID:z3KvNxu1O
ほっしゅー
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:07:21.28 ID:+FVVQDeA0
ほっしゅほっしゅ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:07:31.53 ID:mdgjDdYwO
ほしゅる
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:16:40.21 ID:ois7losu0
>>30ちょwwwwwwwwwwwww
支援をしなけりゃなにをする。
携帯とPCのIDが同じだと……?
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:23:35.88 ID:ZTeR/CUgO
最初スレタイ見て、釣りだと思った奴…正直に手を挙げろ
ノ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:24:24.24 ID:+FVVQDeA0
挙手厨うぜぇ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:27:00.10 ID:aqrnStz8O
挙手厨…だと……
奴等は絶滅したはず…
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:28:12.65 ID:ht0t4krO0
>>30がすごすぎる
それなりに長いVIP歴は持ってるつもりだがこんなのコピペで一度見たきりだ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:28:43.36 ID:NCphxer1O
復活……したのか…!
闇の挙手厨達が…!!
その昔、必ずといっていいほど携帯とPCのIDが被るブーン系スレがあってだな
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:30:28.41 ID:ZTeR/CUgO
フッ…挙手の力をもたn
ほ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:31:51.15 ID:crhqO1J40
前にも一回あるな
ラストだけ違うID被り
俺は昔1つのスレに3人のID被った場面見たな・・・
俺被ってたが
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:34:34.51 ID:aqrnStz8O
たまにだが同IDはあるだろ
ブロントさんも言ってたじゃないか
「まれにだがよくあること」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:44:27.02 ID:aX5XKcc8O
つC
ごきげんよう お久しぶり
支援
気持ち悪いほどスレのテンションが上がってるな
主にもしもし
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:50:46.89 ID:l0DFVa6rO
もしもーしwwwwもしもしもーしもしwwwwwww
82 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 19:58:45.65 ID:dvOuNauN0
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 19:59:39.76 ID:ht0t4krO0
84 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 19:59:55.22 ID:dvOuNauN0
すみません、遅くなりました。
第二打投下します
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:00:44.11 ID:mp7C/EWLO
いつ以来だ支援
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:01:59.47 ID:ZTeR/CUgO
wktkだ
87 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:02:39.01 ID:dvOuNauN0
第二打 〜切掛〜
( ^ω^)「……甘いお」
甘い!味付けが!
新都藩の民草は甘味を好む。
変わって美府藩は塩味を好む。
新都藩で口に入れるもの全て、内藤には口に合わなかった。
( ^ω^)(出汁の効いた蕎麦が喰いたいお……)
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:05:22.92 ID:ois7losu0
キタ-------
支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:05:45.14 ID:+FVVQDeA0
しえ
90 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:07:35.07 ID:dvOuNauN0
平和だ。
だが、町全体から活気を感じる。
美府藩では感じなかった、貪欲さ、勢いを感じる。
( ^ω^)(戦に負けたから……かお)
負けを知り、強くなる。
自分に置き換えても同じことが言える。
村正に魂を折られ、現時点での敗北を認めたからこそ、
あれを超え得る刀を打とうと思える。
先の戦に負けた新都藩だからこそ、強い藩になろうと、
そういった思いがあるのだろう。
( ^ω^)(期待できるお)
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:08:00.32 ID:wEhhapSf0
久々!支援
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:08:22.21 ID:ois7losu0
>>89なんだこのID…こんな幅広い「w」なんて見た事ないぞ…
93 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:11:54.17 ID:dvOuNauN0
自らが魂を、託すのに相応しい武士がいるだろうか。
まずは新都藩を知る必要がある。
( ^ω^)(素直家、とか言ってたか)
見知りのいない内藤にとって、
唯一の拠り所である、先日出会った女。
足を運んでみよう、そう考えた。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:14:08.10 ID:fs/Tw4D2O
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
支援
95 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:14:38.02 ID:dvOuNauN0
※
川 ゚ -゚)「はぁ……」
日の昇っている時間の遊処は、これといってする事が無い。
仲居でもなく舞妓である空は、二階の窓から肘を付きながら
ぼんやりと大通りを眺めていた。
川 ゚ -゚)(魚売り、お、あれは御侍さん)
様々な人達が、それぞれの意思を持って、通りを歩いていく。
重い物を持って辛そうな表情も、
考え事をしているような表情も、
空にとっては羨ましい限りだった。
96 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:18:17.95 ID:dvOuNauN0
川 ゚ -゚)(ん?あれは)
(^ω^ 三 ^ω^)
(; ^ω^)(参ったお……色々聞きたくて昨日言われた遊処に来てみたけど、
こんな立派な遊処だったなんて……)
うろうろとお店の前を行ったり来たりしている、
大荷物を抱えた商人風の男。
(; ^ω^)(通りで道を聞いた人が、驚いた顔をする訳だお)
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:19:48.37 ID:ZTeR/CUgO
武雲マジ不審者wwwwwwwwwwww
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:21:05.40 ID:+FVVQDeA0
しえ
99 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:22:41.74 ID:dvOuNauN0
【素直家】は行商人如きが入れる遊処ではない。
入り口を一目見た時点で、内藤は理解した。
入り口の前で腕を組みながら、あれこれ考えていると、
店の中から一人の女が出てくる。
('、`*川「なんだいあんた!?店の前でうろうろして」
(; ^ω^)「えっ?あ、あのー」
('、`*川「ここはね、あんたみたいのが来れる場所じゃないんよ!
さっさとどっかに行っちまいな!」
(; ^ω^)「いえ……空っていますかお?」
('、`#川「はぁ!?あんた空姐さんに何の用なんね!?
言っとくけどね、空姐さんが相手するのは……クドクド」
(; ^ω^)「おー……」
凄まじい剣幕と、捲し立てるような説教に、
内藤は喋りだす事ができず、突っ立っている。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:23:13.38 ID:H4Gqm3jmO
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)
パフュームだお
101 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:24:55.49 ID:dvOuNauN0
川 ゚ -゚)「はっはっは、おーい旅人さ〜ん」
( ^ω^)「お?」
('、`*川「え?」
川 ゚ -゚)「丁度暇してたんだ、いいよ上がってきな」
( ^ω^)「そうかお、悪いお」
('、`;川「ちょ、ちょっと姐さん」
川 ゚ -゚)「伊藤、私の客人だ。通してやってくれ」
('、`;川「……」
しぶしぶ、道を譲る伊藤と呼ばれた女。
先程の口ぶりから、空を慕っているのだろう。
そんな空が、こんなみすぼらしい男と会うなど、
納得がいかない、と言った様子だ。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:24:58.16 ID:+FVVQDeA0
紫炎
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:26:54.60 ID:/Pc5pOEzO
久しぶり過ぎだろ!!
支援
104 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:29:18.83 ID:dvOuNauN0
( ^ω^)「それじゃ失礼するお」
店に入ると美しい屏風、漆塗りの柱など、
高級感を醸し出す作りになっている。
二階へと上がると、そこには両手を付いて
頭を深々と下げている空がいた。
川 ゚ -゚)「此度は素直家にお越し頂き誠に有難う御座います。
未熟者ではありますが、私、空が御勤めさせて頂きます」
(; ^ω^)「……もう騙されんお」
川 ゚ ー゚)
顔を少し上げ、上目使いで笑顔を見せる。
(; ^ω^)「騙……されんお」
遊処に入り浸りになる男共の気持ちが、
少し分かった内藤だった。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:29:49.86 ID:CrqUcDXLO
作者おかえり
支援
106 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:32:35.92 ID:dvOuNauN0
川 ゚ -゚)「本当に暇だったんだ、なんか話をしてくれ」
( ^ω^)「お、悪いんだけど、話を聞きたいのはこっちなんだお」
川 ゚ -゚)「なんだ、つまらん」
( ^ω^)「期待してたんなら謝るお」
ごとり、と背に負っていた荷を降ろすと、
空が眼を輝かせてすり寄ってきた。
川 ゚ -゚)「なぁなぁ!これは何だ?これで人を殴るのか?」
(; ^ω^)「これは鉄を打つ鎚だお」
川 ゚ -゚)「じゃぁこれは?足を潰す台か?」
(; ^ω^)「これは鉄を打つときに使う、金床だお」
川 ゚ -゚)「なぁなぁ、なぁなぁ」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:33:02.47 ID:SaredCCW0
戻ってきたかwwww
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:36:33.29 ID:P5K7k7baO
おかえり。今日唯一のいいことだな。ありがとう。
支援
109 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:37:30.07 ID:dvOuNauN0
(; ^ω^)「だから僕が聞きに来たんだお!」
川 ゚ -゚)「ちぇっ」
(; ^ω^)「それに発想が物騒だお」
川 ゚ -゚)「私達舞妓はな、逃げようとすると足を潰されるんだよ」
(; ^ω^)「え?」
川 ゚ -゚)「一生、この篭からは出られないのさ」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:39:49.38 ID:ZTeR/CUgO
空がかわいいな…煙草
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:40:22.43 ID:+FVVQDeA0
四円
112 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 20:43:14.06 ID:dvOuNauN0
なるほど、合点がいった。
あの舞も、自分に興味を持ったのも、
全て自由に憧れてのものだったのだ。
( ^ω^)「……」
川 ゚ -゚)「まぁそう湿るな、好きじゃないんだ同情とか」
掛ける言葉も見つからない。
そして慰める資格も無い。
何故なら自分自身も自由では無いのだから。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:46:49.00 ID:+FVVQDeA0
しええん
舞妓コワス
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:48:21.26 ID:/Zw3aPyBO
支援
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:49:39.24 ID:ZTeR/CUgO
所詮…遊女は慰み者だからな
しぇ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:51:09.17 ID:Nd8XMs2/O
支援する
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 20:54:39.91 ID:mdgjDdYwO
支援だ
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 21:02:03.40 ID:JukrBolHO
この
>>1はモノカキか何かなのか?新参に教えてくれ
実におもしろい
120 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 21:04:28.87 ID:dvOuNauN0
すみません・・・・・・。
書いてる途中で社内のブレーカーがダウン。
どんだけオンボロビルなんだよ……。
で、書き溜めしてたメモ帳が保存せずに消えました。
続きは、 「 今 週 中 」 に第三打と一緒に投下しますので、
今日はここまでにさせて下さい。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 21:05:52.77 ID:OJcFpeu40
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 21:06:51.40 ID:mdgjDdYwO
なん…だと……
とりあえず乙!
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 21:09:26.80 ID:J0qGKZk8O
わ〜すれかけた〜作品がいまここに
126 :
◆3m0SptlYn6 :2009/05/26(火) 21:19:27.45 ID:R+bXMbnQO
事務所追い出されちゃったので携帯から失礼。
ちゃんと投下終ったら言うつもりだったんですけど、
遅くなってしまい、芸さんをはじめすみませんでした。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 21:22:25.47 ID:ZTeR/CUgO
>>1 謝るな、お前が還ってきてくれた事で喜んでる奴が一杯いるんだぜ?
おかえり
続きwktkだわいな
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 21:27:19.28 ID:Vq3Qu0XW0
乙でした!
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 21:29:10.58 ID:V2AxLFf1O
乙、お帰りなさい
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 21:35:14.67 ID:Y5uniWEeO
だからあれほど仕事場からは止めた方が良いと……
激しく乙
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 21:46:17.29 ID:IojEUcwFO
うおぉぉぉ!刀匠来てる!
待ってた!待ってたぜぇ!
とりあえずよむほ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 21:55:46.28 ID:IojEUcwFO
面白かった!続きに期待してる。
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 22:05:44.70 ID:oBuYmTdiO
乙
マッテタヨ-
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 22:13:06.37 ID:n/t3r8mGO
おつ
待ってた!!!!!!!
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 22:26:37.65 ID:ht0t4krO0
おk、今週中だな?
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 22:50:49.61 ID:iR+ZKdnM0
otu
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 23:02:37.66 ID:ois7losu0
超絶期待
作者帰ってきてた!!
ひゃっほう
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 23:06:28.76 ID:QIvNgq75O
お帰り!!
ずっと待ってたよ!!
今から読んでくる!!
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 23:41:56.53 ID:mp7C/EWLO
また書いてくれてありがとう。おつ
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/26(火) 23:48:00.23 ID:oUue8lsZP
超久しぶり乙
遅れた乙
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
うっそーん…