ワカメ「あれが・・・ネウロイ・・・？」

教室の窓から見える空には、無数の黒い物体が飛び交っている。
社会の教科書に載っていた『ネウロイ』というやつにそっくりのそれは
お姉ちゃんとよく買い物に行く商店街や、お兄ちゃんがいつも野球をしている空地のあるあたりを真っ赤に焼き尽くしながらこっちへ向ってきている。

先生「みんな、落ち着いて！先生の指示に従って避難しましょう！」
生徒A「わー、こわいよぉー」
生徒B「はやくおうちかえりたーい！」

ワカメ（あさひが丘が燃えていく・・・）

すず子「ワカメちゃん！早く逃げないと！」
ワカメ「う、うん・・・あれ？」
すず子「どうしたの？」
ワカメ「ううん、なんでもない。行こ」

ワカメ（今、女の人が空に飛んで行ったような・・・）

校内放送「生徒のみなさん。あさひが丘にネウロイが襲来しました。担任の先生の指示をよく聞いて落ち着いて避難してください」

ワカメ（そういえば今朝お父さんが新聞読みながら・・・）

波へい「こりゃ大変だぞ母さん。ついにこの国にもネウロイが現れたそうだ」
フネ「あら、本当ですかお父さん？」
波へい「うむ、半月ほど前からよその国に現れたとは聞いておったが・・・」
マスオ「でも、最近現れたネウロイは何も悪さをせずに姿を消すといいますよねぇ？」
サザエ「あら、そうはいっても何もしないわけにはいかないわよ。ねぇ、父さん？」
波へい「左様」

パンツじゃないから

久々にスレタイで爆笑したwww

タラオ「カツオお兄ちゃん、ネウロイってなんですかー？」
カツオ「そうだなぁ・・・タラちゃんにわかりやすく言うと、すっごく大きくて怖い飛行機みたいなものかなぁ？多分」
ワカメ「もぉ、お兄ちゃんもよくわかってないんでしょー」
カツオ「そこはまだ授業で習ってないんだよぉ」
ワカメ「嘘ばっかし、私習ったもん。お父さんたちが若かったころに地球を襲ってきた正体不明の存在なんでしょ？」
波へい「左様。あの頃、軍隊が一度ネウロイを消滅させたはずだったんだが・・・」
マスオ「なぜか、また現れたということですよねぇ」
カツオ「うーん、そんな恐ろしいものが出てきたとなっちゃ、おちおち勉強もできないよ」
サザエ「あら、カツオはいつだって勉強に身が入らなんじゃないの？」
カツオ「ね、姉さん」

一同「あはははは！」



ワカメ（攻撃をしてこないはずだったネウロイがどうしてあさひが丘を・・・）

なかなかの才能に出逢えた

ワカメ（お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、マスオお兄さん、タラちゃん、タマ・・・みんな無事よね）

先生「みんな、ついてきていますかー？とにかく学校から少しでも離れます。しっかり先生についてきてください」
生徒A「うわああん！ネウロイこわいよー」
生徒B「死ぬの嫌だよー」

ワカメ（・・・みんな、大丈夫よね？）
すず子「どうしたのワカメちゃん？」
ワカメ「・・・ごめんねすず子ちゃん。私、おうち帰る！」
すず子「あっ、ワカメちゃん！？」

スレタイで吹いたｗｗｗ

頭いたい俺のためにも誰か明日まで残しといてくれ

ありそうでなかったスレ

アイデアは評価するが、いかんせんペースが遅いな

　ド　ド　ド　ド　ド　

ワカメ「あれが・・・ネウロイ・・・もうこんなに近くまで・・・」

轟音を立てながら飛ぶネウロイは確かに教科書の写真と全く同じだった。
しかし、実際に見るのではやはり威圧感が比にならない。

ワカメ「早く、帰らないと・・・心配だわ・・・」

ーーーヒュンッ！！

ワカメ「！？」

一瞬視界が真っ白になったと思うと、目の前にあったマンションはただのがれきの山になってしまった。
さっき飛んでいたネウロイとは反対側に、一体のネウロイがほんの目の鼻の先に浮いている。
それに気がついたときにはもう、ワカメは完全にロックオンされていた。
なんの力ももたない小学生のワカメが、その攻撃をよけられるはずがない。

ワカメ（ダメっ、やられるっ！！）



？？？「わ”−か”−め”−ち"ゃーん””！！」

フンッって笑った

体が突然宙に浮く感覚がした。
しかし、それは錯覚ではなくワカメの体はさっきのネウロイよりもはるか上空に飛んでいた。
いや、正確には誰かがワカメの体を抱えて宙を舞っていたというのが正しい。

？？？「危なかったわねぇ″！！あと″はあたしにまかせなさ″い″！！」
ワカメ「は、花沢さん・・・？」

花沢はワカメの体を地面にゆっくりと降ろすと、道脇の電信柱をさも当たり前のように地面から引っこ抜いた。
それも当然ワカメには不思議でならなかったが、その花沢はいつもと違い頭には黒い耳が、加えてどういうわけか黒いぐるぐる巻きの尻尾が生えている。

ワカメ「なに、これ・・・豚のしっぽみたいな・・・」

そして、足に取り付けられている妙な形の機械

花沢「あた”し”の未来の妹になん”て”こ”とすんのよー！！」

花沢がぶん投げた電柱が突き刺さると、ネウロイは一瞬だけ眩しく輝いて砕けた。

花沢「ガハハハ！一丁上か”り”ぃ””！」

ワカメ「あの、花沢さん。今の・・・」
花沢「ガハハ！い”−から！はやく”磯野くんち”に帰ってあけ”なさ”い！」

いつものように豪快に笑うと、花沢さんはそのまま空へ飛んで行った。

磯野家は、ネウロイの飛行ルートから外れているせいか幸いにも無事だった。
ワカメ「ただいまっ！みんな！大丈夫！？」
カツオ「・・・ワカメ。お前も帰ってきたのか」
マスオ「怪我は、ないかい？ワカメちゃん」

ワカメ「私は大丈夫・・・お父さんとお母さんは・・・居間？」
カツオ「待て、ワカメ！僕も心配で帰ってきたけど、やっぱり戻ろう。先生たちも心配してるだろうし」
ワカメ「放してよお兄ちゃん、私お父さんたちに会いたい！」
カツオ「待てよワカメ、何を心配してるかわからないけどあのお父さんだぞ？元気に決まってるじゃないか」
ワカメ「だったらいいじゃない、何で放してくれないのよ！」

マスオ「カツオ君・・・やっぱり、本当のことを話した方がいいんじゃないかい・・・？」
カツオ「マスオ兄さん！！」

マスオ「お義父さんはね・・・ネウロイの攻撃で、亡くなったんだ」

花沢wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

猫ミミ花沢さん想像しちゃった……しにたい……

その発想はなかったｗｗ

ワカメちゃん、あれパンツじゃなかったのか･･･

波へいは寝室に横たわっていた。
すぐそばにはタラオが同じように横たわり、傍らではフネとサザエがうつむいている。
ワカメに気が付いているはずのサザエたちは、何も言わずに二人の亡きがらにすがりついていた

マスオ「お義父さんはね、君たちが心配になって会社を飛び出したらしいんだ。その途中で公園で遊んでいたタラちゃんと一緒に学校に向かったみたいなんだけど

・・・僕が偶然お義父さんを見つけたときにはもう・・・二人ともネウロイにやられた後だった」

ワカメ「お父さん・・・私たちを助けようとして・・・」
マスオ「ごめんよ、ワカメちゃん・・・僕がもう少し早くお義父さんたちを見つけられていたら・・・」

>>18
さらに脳内でﾊﾞｯﾁﾘ再生されてしまった俺はどうすれば…

マスオ「ええっ！？パンツじゃないから恥ずかしくないのかい！？」

波へい（ほぉう、前回よりも成績が上がったじゃあないか。えらいぞワカメ）
波へい（あっと驚く主婦の味方だよ）
波へい（サザエ！カツオ！ばっかもーん！！）
波へい（左様）

ワカメ「お父さん・・・」
タマ「にゃー」
ワカメ「許せない・・・私、絶対に許せない！！」
タマ「・・・」シュゥゥ

ド　ド　ド　ド　ド
カツオ「くそっ、またネウロイの奴ら・・・！！」
マスオ「くそぅ、今度はいったいどこから・・・！？」

ワカメ「南の方角から・・・３機。さらに北から５機・・・」

フネ「ワカメ・・・！？」

カツオ「ワカメ、お前どうしてそんなこと・・・」
フネ「ワカメ！あんた、いつから魔法が使えるようになったんだい！！」

ワカメ「えっ・・・？母さん・・・私、魔法って・・・？」

部屋の隅にあるフネの鏡台にワカメの姿が映っていた。
先ほどの花沢のように頭には耳。真っ白な猫の耳とすらりと長い尻尾が生えていた。まるで飼い猫のタマのように真っ白な耳と尻尾が。
それと、頭の両脇に淡く光る針のようなもの。

ワカメ（これは・・・さっきネウロイと闘っていた花沢さんと同じ・・・）

ワカメ（もしかして・・・私、ネウロイと戦える・・・？）

ワカメ「お母さん！何を知っているの？これ・・・魔法？いったいなんなの・・・？」
サザエ「ちょっと、ワカメ！落ち着きなさい！」
フネ「ワカメには、黙っていようと思ったんだけどねぇ・・・」
ワカメ「花沢さんが同じような姿になって、ネウロイと闘ってた！この姿ならネウロイと戦えるのね！？」
フネ「まさかとは思っていたけれど・・・おカルさんの言ったとおりだねぇ・・・来なさい、ワカメ」

フネはワカメを連れて台所へ行くと戸棚の奥に手を伸ばした。
小さな金属音が聞こえると床下の収納が開き、その中に眠っていた金属の塊が鈍く光った。

それは花沢が装着していたあの奇妙な機械と同じものだった

まちきれない…

ワカメ「これ、花沢さんと同じ・・・」
フネ「ストライカーユニット・・・昔ね、ネウロイと戦うために作られた魔法のほうきだよ」
ワカメ「ストライカーユニット・・・」
フネ「今じゃほとんど魔力がある人間はいなくなったけどね、昔ネウロイに襲われた時は魔力をもった少女たちがこれを使ってネウロイと戦ったんだよ」
ワカメ「これがあれば・・・お父さんの敵を打つことができる・・・」
フネ「ストライカーユニットは魔力を増幅させる効果があるからねぇ・・・ただし・・・」

ワカメ「なに？」

フネ「これは無敵じゃないんだよ。むしろネウロイと戦うってことはすごく危ないことなんだよ、ワカメ」

フネ「正直に言うとね、私はワカメには行ってほしくないんだよ」

ワカメ「・・・でも、私は・・・」

ワカメ「お父さんやタラちゃんの敵を打ちたい！」
フネ「困ったねぇ、どうしても行くのかい？」
ワカメ「絶対に、無事に帰ってくるから」

フネ「ワカメが空を駆けるのは前の対戦で、すでに決まっていたのかもしれないねぇ・・・」

フネ「ワカメの魔力なら、すぐに扱えるだろうね・・・絶対に無理するんじゃないよ」

ワカメ「うん、絶対にネウロイやっつけるから！」

ワカメがストライカーユニットに乗り込むと。
全身が淡く輝き、先ほどと同じタマのような猫耳としっぽが現れる。

ブ　ロ　ロ　ロ　ロ　

両足に鉄の塊をはめ込んでいるとは思えぬほど、ワカメの体はふわりと宙に浮いた。
そして青空に宝かに飛ぶと魔道針の指し示す方向へとまっすぐに飛んで行った。
その先には花沢ともう一人のウィッチが飛び交っている。

ワカメ「これが・・・ストライカーユニットの力・・・」

マスオ「ワカメちゃん行っちゃったねぇ」
カツオ「僕には、何の事だかさっぱりだよ・・・タマもいなくなっちゃうし」

サザエ「母さん、今のは・・・いったいなんなの？」
フネ「サザエにも話してなかったねぇ・・・」

フネは、空高く駆け抜けていくワカメの姿に、かつての自分を重ねていた。

フネ「ストライクウィッチーズ・・・」

最前線でネウロイと戦う自分の姿。
共に敵を打つと誓い合った仲間たち。
勇敢な自分たちの姿。そしてあの時フネが装着していたそれを今はワカメが装着し、空を舞っている。

フネ「ネウロイに立ち向かう、大空の魔女だよ」

第一部　完

とりあえず、書きためておいた第一部は終了です。
需要があるようなら第二部以降も書いていきたいと思うけど、需要ある？

ネウロのスレかと思ってwktkして開いたらストパンだったでござるの巻

>>33
あるよ！

二部wktk

ｽﾚﾀｲで吹いた

誰かストライカーユニット装備のワカメ描いてくれないか

ない！

ワカメはシックスだと思いました

>>34 俺もｗｗｗ

まぁストパンも好きだが

ワレメに見えた

頼む！

この際ネウロも登場させてみては

待てば…いいん…だ…よね…

おまえらなんでそんなにネウロが好きなんだよｗｗｗ
少しは需要あるみたいだし二部書いてみる。

次回の花沢さんに期待してくれ

>>46 ドーピングコンソメスープ

波へいが戦争のナレーションすると最高にハマるな

シックスイレブン良い気分

花沢さんともう１人ってのが気になる

やった！よろしくたのんます！

待ってる

りかちゃんが出てくるなら期待

書くスピードが遅いから気長に待っていてくれ

ゆきえさん…

ゴシカァン

堀川の裏切り編に期待！

スレタイだけで満足

魔帝7ツ兵器｢二次元の刃｣

先生「今日は何の日だ！」早川「おやすみのひー」

やっぱあれか
軍の最新鋭ストライクウィッチーズはジェット機なのか

カツオ「あっ！それ僕の」タラヲ「電撃戦だ！」

花沢「よく来たなー磯野ー待っていたぞー」

リカ「zzzzzz…ﾑﾆｬﾑﾆｬ…」ウキエ「んもー！ｷｮｳﾀﾞｹﾀﾞｶﾝﾅｰ！」

春日「zzz…ﾑﾆｬﾑﾆｬ…ﾄｩｽ」若林「んもーｷｮｳﾀﾞｹﾀﾞｶﾝﾅｰ！」

暇つぶし飽きた…まだなのかぁ…保守…

スペースランナウェイイデオン！

タラちゃんも死んでたのか…減税はじまったな

政宗「郵政！？」

もう少しだよね！期待していいよね！

今は我慢！保守…

ネウロ保守

ｱﾅﾙﾌｧｧｧｯｸ！！！！！

ムンタリ！

パンツだけど恥ずかしくないもん

待ってる。

まだ待つですー！

まだいるよ。

実はまだ待ってる！

待つぜ。

おい

頑張る所存！

まだまだ！

いつか来てくれる？

まだ……だと…？

バルクホルン花沢マダー

ネウロ２１巻読み終わったわ

>>87 追悼、笹塚＆本城

ネウロスレ？

>>88
主要キャラを殺すのには驚いた。そして泣きそうになった
>>89
うん

その気なら以下うどんスレだ！

>>90 俺が泣きそうになったのは、HAL編クライマックス(春川と刹那のモノローグから私ハ…マン…ゾク…ダまで)

漫画、アニメで泣きそうになったのはこれが初めて

笹塚が死の間際に自分の周りの人の事を思い出してるとこでも泣きそうになった

ちょwwwここはネウロスレじゃねぇｗｗｗ

待っててくれたみんな、待たせてごめん。

一応二部完成したから始めます。

第二部

ワカメは空を駆けていた。
ストライカーユニットを装着するのは初めてであるばかりか、その存在も知らず魔法が現存するということもワカメは知らなかった。
しかし、不思議なことに大地をけって走るようにワカメの体は自然と宙を駆けた。
まるで出来て当然であるかのように、青空に一筋の飛行機雲を残しながら。

ワカメ「ストライカーユニット・・・すごい、思い通りに体が動くもの・・・」

自分の足に装着されているそれに、ワカメは驚いていたけれどさらに驚くべきは自分自身の能力だった。

ワカメ「お母さんが［魔法］と言ったこの力・・・」キィィン

薄緑の魔導針はワカメに見えないネウロイの数を正確に伝えていた。

ワカメ「なんで、この力のことをお母さんが知ってたんだろう・・・っ！？」

ワカメ「・・・ネウロイの数が・・・減った？」

上映開始でございますわ

ワカメ「前・・・もう少し向こう、５機・・・ううん、３機・・・？」

顔を上げれば、肉眼で捕らえられう位置にあの黒い飛行物体ーーネウロイが三機見える。
それと、その周りを踊るように飛び回っている二つの影。
その二人は間違いなくワカメと同じ、ストライカーユニットを装備したウィッチだ。

ワカメ「ネウロイと闘っているのは・・・花沢さん・・・それともう一人は・・・？」

あの少し太めの少女は間違いなく花沢。
ただ、もう一人のウィッチはそんな花沢とは比較にならないほど機敏な動きでネウロイを翻弄しており、ワカメにもその姿をとらえることはできなかった。

ワカメ（とにかく、私も早く追いついてお父さんとタラちゃんの敵を・・・！）ビュウン

花沢「あ”と”３機ね！いよお”お”し！いく”わ”よぉぉおお”お”お””！」

ネウロイの打ち出すビームを、その体格と似つかわしくない軽やかさで避けながら花沢は急降下する。

？？？「花子！そっちのネウロイはまかせたわよ！」
花沢「オ”ーケイ””！みんな”まと”め”て”おとしてやる”わ”よ””！！！」

ガハハと豪快に笑い、地面に倒れている電柱をまるで落とした鉛筆でも拾い上げるように持ち上げると、そのまま急上昇。
太陽を背負うかのように花沢は空に上る。
ここぞとばかりに打ち出された光線を、かるがると大きなシールドで跳ね返しながら花沢の巨体はネウロイへと再び急降下した。

花沢「いく”わ”よぉ！ふんぬぅ！！」

トゥルーデかわいいよ！！！！！！！！！！！

轟音とともに幾つもの破片が降り注ぐ。
赤々と燃える街の中に、その黒い雪のような破片は吸い込まれていった。

ワカメ「すごい・・・花沢さん、ひとりでネウロイを・・・」
？？？「もうちょっとスマートにやれないものかしらね、花子は・・・っと、私もぼやぼやしてらんないなっ、と！」
ワカメ「あの人・・・どこかで・・・」

そのウィッチとは顔見知りだとワカメは感じていたのだけど、どうもそれが誰なのかまでは分からなかった。
それはワカメの記憶力が欠如しているのではない。
ただ、宙を駆けるその女性はワカメや花沢のそれとは比較にならないほどの高速でネウロイの周辺を飛び回り、確実にその装甲を削っていた。

ワカメが目を凝らしている間にもその女性は、ビームを軽やかに避けながら可憐に機関銃を振り回していた。
そしてすぐに、破損したネウロイの中に赤く輝くものが見えた。

？？？「見えた！！ネウロイのコア！！花子！！」
花沢「ま”か”せ”と”いてええ！どおおい”い”！！」

その女性の掛け声が終わるが早いか、花沢は馬鹿でかい鉄骨をコアめがけて突き刺す。
咳ほどと同じように爆ぜていくネウロイ。ワカメがその光景に目を奪われているころ、ようやくその女性は徐々に速度を落とし静かに機関銃を構えなおした。

ワカメ「あの人・・・うきえさんだ」

　　　　　　　　　　　 /::::::::::::/:::ﾊ:ﾉ!::::::::::l 　＼:::::::::::::::::':;:::::l:::ﾍ
　　　　　　　　　 　 /::::::::::::/:::/ //:::::::::::l!　 　＼:::::::::::::::':;:::l::::l
　　　　 　 　 　 　 //:::::i::::/::/ /:ハ;::i::::::ﾊ　＿_ ヽ;:::::::::::::::';::l::l
　　　　 　 　 　 　 l/!:::::!::::l::_l/ノｰ.､ﾚ';:::::! l´　　 ｀ ヽ:::::::::::::ﾍ!:!
　　　　 　 　 　 　 l! !::::l:::::ﾊ:l　＿_ 　 ヽ::l l! ,ｨフﾆト､ ヽ､::l-､:ﾒ、
　　　　　　　　　　 ! l:::::!:::l、/ト､ ﾊ`　　 ヽ　 Ｖしﾘ ' 　jﾊ::!　|
　　　　　　　　　　　 ';::ﾊ:::lﾍ　Ｖ_ソ　　　　　　｀ｰ’　 　 )_ソﾉ
　　　　　　　　　　 　 l'　!::ﾄ､',　　 　 　 、　　　　　　　 _ ／
　　　　　　　　　　　　　 Ｖ　 ﾊ　　　　 ＿_　　 　 　 /､::::ヾ三}
　　　　　　　　　　　　　　　　　>､ 　 　Ｖ_　ﾉ　 　／ /7､:::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｌ,ｲ::＞ 、　　_　＜l 　 ´　';::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::ﾚ^! ￣　　　.ト､　　　';:::::::::!
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /_ｒ'´　（ヽ、　 　 ﾉ!　＼　　l::::::::::!
　　　　　　　　　　　　　_ ｘ≦ニ::!　　　ヽ ｀ｰァく. |　 _ ｀ヽ.!:::::::::l
　　　　　　　　　　　ｒ＜＿,　イ　Ｔ　　　　＼/ | ヽ!　! 》　 ≧ｘ､::!

>>101
トゥルーデは出ないんだ、すまない

ワカメ「うきえさん！」

うきえ「ワカメちゃん？どうしてあなたがここに？」
花沢「あ”あ”ーら！ワ”カ”メ”ちゃんじゃない”の”ぉ””！！」
ワカメ「あの、私・・・よくわからないんですけど魔法っていうのが使えるらしくって・・・ネウロイを倒すお手伝いにきました！」
うきえ「魔法・・・なるほど、その魔導針ね・・・」

ワカメの頭に見える淡く光る魔導針を眺めながらうきえはうなづいた。

ネウロは？

>>92
そこもやばかったｗｗ
>>1
春川出してくれ

ワカメ（うきえさんは・・・この魔法のこと、どこまでしっているんだろう？）
花沢「うき”え”さん”、こ”れ”で戦いが楽になる”わ”ね”〜」

うきえ「ワカメちゃん、じゃあひとついいかしら？」
ワカメ「はいっ！」
うきえ「その魔導針を使って、早く戻りなさい。助けは必要ないわ」

>>104
>>105
ネウロキャラは出す予定ないｗｗｗ

ワカメ「そんな！私、きっと力になれます！」
うきえ「いいえ、魔法もよくわからないなんて言ってるワカメちゃんがいたって悪いけど。足手まといだわ」

花沢「うき”え”さん”！いいじゃな”い”の、ワカ”メ”ちゃんに手伝って”も”ら”っ”ても」
ワカメ「確かに私、戦うことはできないかもしれないけど、ネウロイの位置はわかります！それに、お父さんの敵を打ちたいんです！」

うきえ「・・・行くわよ、花子。まだネウロイは１機残ってる」
花沢「ちょ”っ”と”、うき”え”さん””」

ワカメ「うきえさん！」

うきえ「ワカメちゃん、いいからあなたは帰りなさい」

意外な展開

ワカメ「いやです！私はネウロイを・・・くっ！！」

うきえ「ワカメちゃん！」

ワカメを狙っていたビームは突如展開されたうきえのシールドに阻まれた。
それでもお構いなしにビームを打ち続けるネウロイにうきえは数発銃弾を打ち込むと、ワカメを抱えて急上昇した。

うきえ「花子！コアが見えた！下から回り込んで！！」

花沢「どぉおおせえ”え”え”い！！」

ワカメ「・・・どうして、私は父さんたちの敵を・・・」

うきえの腕の中で、ワカメはふっと意識を失った。
ただゆったりとした速度で飛ぶうきえの振動と、砕け散ったネウロイの破片が落ちていくのだけがぼんやりと見えた。

>>105 自分の脳を複写できる春川ならストライカーユニットの改良など造作もない

シャーリーの音速越えも夢じゃない

目が覚めると、ワカメはソファの上に横たわっていた。
ワカメ（ここは・・・イササカ先生のおうち・・・）

何度かお邪魔させてもらったことがある、お隣のイササカ先生のリビング。

ワカメ（そうだ、私はストライカーユニットで空に飛んで・・・でも、結局うきえさんに止められて何もできずに、意識を失って・・・）
フネ「・・・ワカメ？おお、目を覚ましたかい？」
ワカメ「お母さん・・・？」
フネ「うきえさんに聞いたよ、きっとなれないのに魔力をいっぺんに使いすぎたからだね・・・」
ワカメ「ごめんなさい、私お父さんたちの敵打てなくて・・・」
フネ「何を言ってるんだい。母さんこそごめんねぇ、ワカメを止めておけばよかったんだよ」

ワカメ（私はお母さんやうきえさんに迷惑かけて・・・なにもできずに・・・）

うきえ「あぁ、ワカメちゃん。動けそう？」
ワカメ「はい、でもすいませんでした。さっき、私意識を失ったって・・・」
うきえ「いいのよ、私も少し言いすぎた。ごめんね、ワカメちゃん」
うきえの表情は、先ほどの厳しいものではなくいつものやさしい隣の高校生のお姉さんの姿だった。そして
花沢「ワ”カ”メ”ちゃん”、大丈夫””？」
心配そうにしている花沢さん。二人とも、空で見たときのように耳も尻尾も生えていない。ストライカーユニットも外している。

うきえ「お父さんがね、ワカメちゃんに話があるって」
ワカメ「イササカ先生が・・・？」

ワカメ（イササカ先生がなんの用事だろう？）

重厚な木造りの扉をうきえがノックすると、扉の向こうから聞きなれた声が返ってきた。
イササカ先生「どうぞ。やあ、ワカメちゃん。気分の方はもう大丈夫なのかい？」

ワカメ「はい、すいませんでした。うきえさんにも迷惑かけちゃって」
イササカ「いやいや、それはまぁいいんだよ。ワカメちゃんの気持ちもわかるよ」

イササカ「残念だったね・・・波へいさんと、タラちゃんは・・・」
ワカメ「・・・はい」
イササカ「うきえから聞いたよ。二人の敵打ちをしようとネウロイに立ち向かおうとしたってね」
ワカメ「はい、私・・・ふたりの敵を打ちたかったんです！結局、うきえさんや、花沢さんに迷惑をかけてしまったけれど・・・」

イササカ「うんうん、ワカメちゃんの気持ちはよくわかるよ。だけどね、魔法を使えても戦い方も何も知らない君が行ってぱっと倒せちゃうほど、ネウロイは弱くないんだよ」

ワカメ（それじゃあ、魔法なんてのが使えても・・・結局私にはなにもできないんだ・・・）
イササカ「だけどね、ワカメちゃん」
ワカメ「？」
イササカ「逆にいえば、ネウロイを倒せるのは魔法をもった君たちだけなんだ」
ワカメ「・・・」
イササカ「ただ、君は知識もなければ訓練もしていない。うきえが止めるのも無理はない・・・そこでだ、ワカメちゃん」
ワカメ「なんですか？」
イササカ「君に本当に覚悟があるのなら。自らが危険な前線立ってもネウロイを倒したいという気持ちが強いのなら。私たちに力を貸してはくれないかね？」

ワカメ「イササカ先生たちに・・・？」

うきえ「私もね、花子も魔力を持っていてね・・・理由は違うけど、ネウロイを倒す決意をしたのよ」
花沢「そうよ、ワ”カ”メちゃん。こう”み”えても訓練したん”だ”から。がはは」
イササカ「どうだい、君に本当に覚悟があるのなら。私たちはネウロイを倒すことを全力で支援するよ」

ワカメ（私は・・・お母さんやお姉ちゃんに心配かけるもの、うきえさんたちに迷惑をかけるのもいやだけど。お父さんの敵を打ちたい！！）

ワカメ「私、やります！ウィッチっていうのになって、空を飛びます！」

イササカ「そうか。よく決意してくれた。うん、だが今日は大事をとって休んだ方がいい。また明日にでもワカメちゃんには詳しく説明しよう」
うきえ「お隣だけど、おくっていくわねワカメちゃん」

ワカメ「はい、よろしくおねがいします！！」

その夜、さまざまな出来事で混乱していたワカメは気持ちとは裏腹にぐっすりと眠りについた。

魔法のこと。ウィッチのこと。イササカ先生のこと。そしてネウロイのこと。

気になることは数え切れぬほどあったけれど、魔力を大量に消費したワカメはとにかく体を休めるほかなかった。

ワカメ（父さん、タラちゃんのために・・・私は、飛ぶ！！）

第二部　完

第二部とりあえず終了です。
保守してくれた人ありがと

だめだｗｗｗｗ花沢さんのはずなのになぜかちびまるこの山田で脳内再生されてしまうｗｗｗｗｗｗ

以下、第三部までネウロスレ

乙ｗ
うきえさんと花沢さんとワカメの百合百合な日常とかどうなのかね。

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面白い

>>1 お疲れ！次回はいつになりそうだい？

うきえさんが植木さんに見えてしょうがねぇ

今のところ登場してるウィッチはワカメ、花沢、うきえだけど
百合展開あったほうがいいのかな？

>>119
お前のせいでっ…！

>>124
うーん、大体の話は考えてあるから出来次第だけど。
明日くらいには、第三部あげるかも。あげないかもしれないけど、

>>126
あっても可

>>120
それいいなｗｗｗ

ところで、ネウロで一番かわいいのは弥子だ。異論は認める

>>130 性格、ルックス共に本城刹那だろｊｋ

ネウロ終わってたのな
全然知らなかった俺涙目

本当にネウロ雑談スレになってるｗｗｗ

まぁ、三部できたらまた乗せるんでよろしく

ノシ

まともな犯人なら春川/HAL、ひ口、葛西、早坂兄弟

ネタ犯人なら至朗田、ライス、穂村

が好き

>>1乙
睦月たんかわいいお

>>131
やはりそうくるか
でも刹那は何というか・・完璧すぎるｗ
オレが刹那を見るときの目にはあきらめの視線が入ってるｗｗｗ
>>133
乙。ストライク何とか知らないけど乙

>>136 まぁホントにいい人だよな 刹那は

アニメ、漫画のキャラなら他には長門、雛苺、テッサ、梨花、羽入、つかさが好きだな

刹那ァーッ！幸せだったろう！

ワカメがひとときあぞぶ実験動物になれたのだから！！

刹那ァッー

ごめん

ワカメは 悪くない 悪いのは全部 私の弱さだ

ワカメ保守

スレタイｗｗｗｗｗｗｗ

　　　 ／/ i　⌒ ヽ
　 　 /ムLﾊ__ゝゞハ
　 ./L!|^Y　仁._ |彡h
　　　 ├'､ 　⌒ ｆ'f ） l　　ガハハハ！
　　　　ヽ ﾏフ　 ｨｹ.|! |
　　　　 __｀_エ..イL⊥ﾍ
　　　/7￣≧≦'￣∠ヽ

ネウロって美形だよな

>>145 魔人の姿でな

もちろん！

魔人の姿はキモカッコカワいいよね

黒歴史アニメ版のネウロはもろガチホモ顔だったが

>>149
マジ？アニメ版見たことないわ
つーか黒歴史なの？

>>150 OPからしてネウロの雰囲気じゃない

薄っぺらいオリジナルストーリー＆オリキャラ多杉

各キャラの名台詞大幅改変＆ストーリーはしょり杉

| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣.￣￣￣￣￣￣￣ |
| ＶＩＰじゃなきゃヤダヤダーってか？ｗｗ .|
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　ｗ ｗｗｗｗｗ　||　　　　　　　｜専用の板でやれ｡ |
￣￣￣￣￣￣￣￣ |　 　 　 　 |＿＿＿＿＿＿＿＿|
このスレ何番煎じ？|二=- -=二　　| |　　　wwwｗwwｗｗｗｗ.　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣~~|
⌒ヽ＿＿＿＿＿_____|　.　＿＿-＝ミ;彡⌒`丶､~￣￣￣￣￣￣￣|パートスレ立 て ん な |
＾ω＾）|馴れ合いｼﾈ 　 | 　　　　￣￣￣￣ |:::｀丶今すぐ消えろ 　|＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|
＿つO　￣￣￣￣￣￣|.ＶＩＰを乗っ取るな.|::::::::::ヽ＿＿＿＿＿＿| 　 ||
／　 |なんでここでやる|＿＿＿＿＿＿＿.lﾉﾝ:::::::l ＿∧ || 　 ／⌒ヽ　||
=二・二=- 　　　　　　（＾ω＾）-┐ ｭ |￣￣￣￣￣￣|∀｀○ニ（ ＾ω＾#）ニ⊃
　 　 |￣￣￣￣￣┗-ヽ　ノ　ｨ赱､ i| ＶＩＰでやるな.｜　ノｗｗw ヽ　　ﾉ
　ｗ .| とにかく邪魔　┏┘, 　 ｀"" ,l＿＿＿＿＿＿.||￣￣￣￣￣￣|
　| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|,_ ,ｨ''｡_｡ヽ、_,. /_ﾝ'（.｜.　迷　　惑　 ｜
　|定期で落ちた糞スレを返せ| `""`|.￣￣￣￣￣￣~|＿＿＿＿__｜
　|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ |wｗw.|場違いスレ死ね|
　　|　　　　　　　　　　　　 　|　ｗ　w.w|＿＿＿＿＿＿_..|
ｗｗ.ヽ(｀Д´)(`Д´)(`Д|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|∀・)
　　 　 (＿_)メ(＿_)メ(＿|　　ＶＩＰから出て行け　　|氏ね|　／￣￣￣＼
　 　 　 ハ　　 ハ　　ハ |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|￣|| 　 |　^ 　 　 ^　.|
　　　www　　w　　 ｗｗ　 　　| |( ﾟдﾟ )　　　　　　ｗ( ﾟдﾟ )| .>ﾉ(､_, )ヽ､.|
　ｗ　ｗ　 　ﾓｳｸﾝﾅ　　 　 ｗ (つ　とノ　　 wｗ 　　 (_ﾟT)ｗ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＿
ｗｗ -=二・二=- -=二・二=-ｗ(⌒)　| ｗ ｗ 　ｗ ｗｗﾟ￣ﾟ　あまりVIPPERを　 ｒﾆ─｀､
　　　　　　ｗｗ ｗｗｗ　　　　　　￣`Ｊ　　　　　 / :::::::::::|怒らせないほうがいい｀┬─‐ j

誤爆った

>>151
逆に見てみたくなったｗｗｗ
ユーチューブとかで見られるかな？

>>153
どんまい

>>154 ある話と無い話がある

まぁ、俺も一部しか見てないけど

ああ…落ちるな…

>>156
よっしゃ見てみるぜ

アニメでネウロの独特な感じ出すのものすごく難しいと思う

そーだろなぁ
声が入っちゃったりするとな

>>159 ネウロの世界観は松井先生の絵で成り立ってるからなぁ

>>161
時々背景とかに出てくるヘンな絵好きだわ

>>162 小ネタや風刺ネタの量が尋常じゃないよなｗｗｗ
それを探すのも楽しい

うんうんｗｗ
二回目とか読んでも新しい発見あったりするしｗｗｗｗ

内容がスカガだったらよかったのに！

ゴシカァン

スカガって何？

>>167 スカイガールズ

スカイガールズとは？
無知ですまん

>>169 俺も見てないからよくわからんが、ストライクウィッチーズのジェット版

>>169
軍隊ロリアニメ
ストズボンとの違いは百合でないのと、メインキャラが多くないの

そろそろ寝るか

落ちてない事を祈る

えーかさんかわいい

>>171
ストパンは百合じゃないよ
百合なのは小説のほうだけ

ストパン見てないから
ワームとネウロイの違いがよく分からん

あげる

ほ

なんぞこのスレｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

ワカメ抱き枕ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗワカメヲソンナメデミンナーｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗワカメの歌ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

あ

花沢さんのセリフ濁点使いたいなら「だくてん」で変換して使えば？

ぬーん

ほしゅ

呼んだ？

ネウロ保守

ぬふぁーん

落ちてなかったのかｗｗｗｗｗ

お、落ちてない。
保守

何か…とても…物凄く残念なスレです…

そんなことない
物凄く素晴らしいスレじゃないかｗｗ

もうネウロの需要があるのか、このスレの需要があるのかわかんねーよｗｗｗ

第三部できたぜー

昨日の惨劇が嘘のように、静かな朝がやってきた。
磯野家周辺に被害はほとんどなかったが、学校の方角や商店街の方角は凄惨な有様で今も瓦礫の中で救助を待っている人が多数いる状態だった。
比較的被害の少ない地域にみんな一時的に避難している様子だったが、それでもほとんどの市民はあさひが丘の外へ避難していた。

ワカメ（ネウロイ・・・あいつらの目的はなんなんだろう？）

カツオ「ワカメー！早くしろよー」
ワカメ「はーい！いーまーいくー！」

お坊さん「なむあみだぶつ・・・うんたらかんたら・・・」

キチンとした葬式を挙げることもできず、住職の簡単な念仏だけで波へいとタラオは霊柩車に乗せられた。
ワカメ「じゃあ、母さん。私たち行ってくるから」
マスオ「あとは、任せてください」
フネ「ええ、お願いしますよ。私たちの分まで、お父さんを送り出して差し上げてね」

ブ　ロ　ロ　ロ　ロ

フネ「さぁ、ワカメ。イササカ先生の所に行く準備はできたかい？」
ワカメ「うん」
タマ「にゃー」

あ>>1さんこんにちは
このスレの需要に決まってるじゃないですかあ

このスレが夜まで残ってることを祈る。

ぬーん

>>191 両方ある

イササカ先生のうちに着くと、おカルがワカメをリビングに案内してくれた。

花沢「わ゛ーか゛ーめ゛ーち゛ゃ゛ーん゛゛！！」
ワカメ「おはよう、花沢さん」
花沢「やだわ゛ー！お義姉さ゛ん゛でいいわ゛よ゛ー！ぶほほほ！」
ワカメ「・・・」

うきえ「いらっしゃい、ワカメちゃん」
ワカメ「こんにちわ、うきえさん」
イササカ「さて、ワカメちゃんは私たちに力を貸してくれることになったわけだが。まだ、わからない事も多いだろう。ネウロイのこと、魔法のこと、そして君た

ちウィッチのこともね」

イササカ「ネウロイのことは、名前くらいは知っているね？」
ワカメ「はい、昔いろんな国を襲った正体不明の敵・・・ですよね」
イササカ「うん、大体はそんな感じだ。数十年前、世界の様々な国はネウロイによって制圧され、そして滅んだ国も数え切れないほどある」
うきえ「ネウロイには、普通の兵器は通用しないの。だから、当時の人たちはほとんどなす術が無かったの」
花沢「そこで、私た゛ち゛゛のよう゛゛なウィッチが活躍した゛ってわけ゛な゛のよ！」

ワカメ「ウィッチ・・・魔法の力を使って・・・ですか？」

イササカ「そうだね、魔法の力は唯一ネウロイへの対抗策になった。そしてその魔力を増幅させる力をもつストライカーユニットが開発された」
うきえ「ストライカーユニット・・・ワカメちゃんが装着していたあれのことよ。当時、魔法力を持った適合者はネウロイと戦うためにこのストライカーユニット

を装着して空を駆けた。彼女たちを、ウィッチと呼んだの」
花沢「長い゛戦い゛の末、ネウロイはすべて゛消滅した゛の゛よ」

イササカ「そう、一度ネウロイ達は消滅した。当時のウィッチ達の活躍によってね」

ワカメ「だけど、最近になってまたネウロイが現れた・・・」

イササカ「そう。一度は巣ごと消滅したネウロイは最近になってまた現れ始めた。ただ、現われては偵察をしているかのようにしばらくしたら消えた」
うきえ「私と花子も、何度も出動したんだけど数で劣る私たちは、手出ししてこないネウロイに攻撃を仕掛けることができなかった」
ワカメ「だけど、昨日は・・・あさひが丘を襲った・・・！」

ワカメ（そして、お父さんやタラちゃんを・・・！）

イササカ「原因はわからない。だが、どこの国にもすぐにネウロイに対抗する手立てを持っていない、この国でさえね。現時点で、ネウロイは現れた場合すぐに対

応できるのは、我々。うきえと花沢さんだけなんだよ」

ワカメ「ちょっと、待ってください。イササカ先生は・・・小説の先生ですよね？なんで、こんな事が・・・」

お隣のイササカ先生のうちが、こんな事をしているなんて気がつかなかった。
小説家の先生と奥さん。それと女子高正のうきえさんに、浪人生の甚六さん。
あんなストライカーユニットなんていうものや、うきえさんが持っていた機関銃・・・どう考えても普通の家ではない。

イササカ「私は前の対戦で、軍隊のしがない整備士をやっていてね。その時に我々は予見していたんだよ」

イササカ「ネウロイの再来をね」

ワカメ「ネウロイの再来を予見？そんなことが・・・」
うきえ「昨日、ワカメちゃんの頭に生えてた魔導針覚えてる？」

ワカメ「あ、はい。あの、見えないネウロイの場所が分かる・・・魔法ですよね？」
うきえ「あれはね、固有魔法と言って誰でも使える魔法じゃないの。たとえば、私の固有魔法は高速移動だし・・・花子は」
花沢「怪力の゛能力よ゛ぉ゛゛！こーんな、可憐な乙女な゛のにね゛ぇ゛゛！！がははは！！」

イササカ「その固有魔法で未来予知ができる娘が当時居てね・・・それが、私の妻なんだよ」

ワカメ「おカルさんが・・・ウィッチ・・・？」

イササカ「あはは、驚いたかい？無理もない、今はもう魔力を失っているからね・・・」

ワカメ（これで、説明がつく。おカルさんとお母さんは女学生時代からの親友だから、もしかしたら）
ワカメ「もしかして、うちのお母さんも・・・ウィッチだったんですか？」
イササカ「その通りだよ。それもただのウィッチじゃない。当時はそれはもう凄い魔力を持っていてね、部隊の中でも文句なしのエースだったよ。数え切れないほ

どのネウロイを撃墜して、いくつも勲章をもらっていた・・・知らなかったのかい？ワカメちゃん」

ワカメ「はい、ストライカーユニットってのをお母さんが持ってたから、もしかしたらって思っただけで」

ほ

イササカ「そうか、君が使っていたというのは、フネさんのストライカーユニットだったんだね」
ワカメ（お母さんが・・・世界を救ったウィッチ・・・）

フネが自分に真実を教えてくれなかった事には少しショックを受けていたワカメだったが、一方自分の母親が多くの人間を救った英雄であるということは素直にう

れしかった。

イササカ「さて、話をもどそうか。女房の固有魔法で私たちはネウロイの再来を予見した・・・ここまではいいね？」
ワカメ「はい、でも・・・国の人には言わなかったんですか？そうすればきっと、対策部隊みたいなのが・・・」

イササカ「信じてもらえなかったよ」

規制掛けられてた。
続き、ゆっくりめに行きます。

変な改行が入っちゃってるのはちょっともったいない。

ワカメ「信じてもらえなかった・・・？おカルさんたちは世界を救ったのに？」
イササカ「ネウロイが消滅してしまえば、ウィッチも必要がなくなる。確かに彼女たちはネウロイを倒した英雄として称えられたが、世界政府はすぐに部隊の解散

を決定したよ。手のひらを返すようにね」
うきえ「もともとウィッチ隊の存在をよく思っていない人たちもいたみたいなの」
イササカ「そこで、私たちは極秘でストライカーユニットを保管し、武器を貯蔵し、うきえや花沢さんのようなウィッチを育成した。ネウロイの再来に備えて・・
・ね」

うきえ「だから、今ネウロイを戦えるのは私たちだけってことなの」
イササカ「説明は以上だ。あとは、地下でうきえたちにいろいろと訓練を付けてもらってほしい。付け焼刃だが、何も知らずに戦場へ出るよりはいくらか心強いは
ずだ」
花沢「よろし゛く゛ね゛！ワ゛カ゛メ゛ちゃん」

おカル「あらあら、ワカメちゃんもう帰っちゃうの？」
ワカメ「はい、失礼しました」
おカル「しっかりしてるわねーワカメちゃんは、こちらこそお構いもできませんで」
ワカメ「おカルさん、本当はすごいウィッチだったんですね！」
おカル「あら、嫌だわ主人が教えたのね？私なんかより、おフネちゃんのほうがずっとすごかったんだから。だからワカメちゃんだって、立派なウィッチになれるわよ。頑張ってね」
ワカメ「はい！」

ワカメ（お母さんやおカルさんみたいなウィッチになって・・・）

ワカメ（早くネウロイを倒さなきゃ！）

？？？「おーい！ワカメちゃーん！」
ワカメ「・・・堀川くん？」

堀川「よかったー。昨日、避難の途中でいなくなったからみんな心配してたんだよ」
ワカメ「そっか、ごめんね？私は平気だから」
堀川「うん、でも聞いたよおじさんのこと・・・でも、避難所にはみんないるし何か困ったことがあったら僕に言ってよ」
ワカメ「堀川君・・・」
堀川君「力になるからさ、それじゃあまたね。ワカメちゃん！」

ワカメ（力になる・・・か）

ワカメ「私が立派なウィッチになれば・・・堀川君やみんなも助けられる・・・！」


波へいとタラオの敵打ちに燃えるワカメだったが
自分がクラスメートや堀川を助けることができる能力があるということに気が付き
ワカメの、立派なウィッチになるという目標への意欲は高まるばかりだった。

ワカメのウィッチとしての生活は始まったばかりである。

第三部　完

以下、第四部まd(ry

おつん

とりあえず、ワカメウィッチになる編はおしまい。
元ネタのアニメみたいにそれぞれのウィッチをメインにした話書こうと思ってるけど、なんかリクエストある？

リカちゃんは出ないの？

�C

>>215
いまんところ予定はしてないけど、要望が多ければ出そうか？

わ〜かめにっ出来る事〜♪

追い付いた

ほしゅ

保守

良スレ過ぎる……

支援

しかし、ネウロで弥子が酷い目に遭わされてないのが意外だよね。シックス出た辺りで真っ先に殺されそうなのに……

神スレww

ほ

>>1まだかなぁ

あの軽快デブどうなったんだ

あぁ、これはネウロスレだったのか

魔女たちのノーパンツ

帰ってきたｗｗ
まだ残ってて安心した

ネウロ２２巻ていつ頃出んのかなあ

イレブンの容姿って初めてアイと会ったときと一緒なんだよな

保守

ネウロって絵柄があんまり得意じゃないんだけど面白いの？
最近のジャンプで終わり方が打ち切りじゃないのは凄いと思ったけど

ネウロもシロタヨシカゲがいなきゃ切られてたかもしれん

>>229
今見たらそうだった。お前スゲーな
なんかどっかで見たことあるなーとは思ってたけどまさかあそことは！
>>231
半端ない。感動できるし、考えさせられたりもする

>>233
そうなのかー
持ってる友達に貸してもらおうかなぁ

>>232 至朗田正影な

俺も前から思ってたんだが、ライスが使ってた銃と、笹塚がチー坊に使ってた銃って一緒じゃね？

>>225
結婚するって
リア充w

>>236 でも弥子のサイン入りＴシャツは着てたが

ヤバイ落ちる

保守

>>235
同じかも
ライス高性能なの持ってたんだなｗｗｗｗ

>>239 ボクの国では 枕元にコイツがないと 安眠できまセーン…

>>240
キャラ当てスレの１０００取っただろｗｗｗ
あれってシックスのセリフ？

>>241 何気にとってしまっていた…

頭と上半身一部以外なくなって、空中に放り出されてB-2の機首に掻き消されたのには笑った
最後の言葉が｢あ｣半分ってｗｗｗ

>>242
オレ単行本派だから分からん
最後そんな風になるのか

>>243 なんか申し訳ない事をした…

バック宙土下座します

頑張れｗｗｗｗ