ハルヒ「アナル、いじめ、シュールのSSはここまで来なさい!」
「例えばだ。君が空を見ていて青いと認識する。これはとても自然な事だね。しかし、そこで隣に居た僕が『青い』とそれを評したら、どうだろうか」
「話が見えん」
「君はきっと自分と同じ風景を僕も見ていると思う事だろう。しかし、少し待って欲しい。それは本当に君が見ている空と同じ空だろうか」
「意味が分からん」
「君にとっての『赤』と呼ばれる色を、僕は『青』と言っている可能性が、そこには有るんだよ。では、そこに生じる認識の差異を君はどう証明する? それ以前に君は気付けるかな?」
「ファミレスでする話か、それ?」
「結論を急ごうとするのは君の悪い癖だね」
「お前こそ、もっと分かり易く話をするように心掛けたらどうだ? ……古泉と言い、どうして俺の周りにはこう説明好きが集まるのか」
嘆息するキョン。良いだろう。では、本題に移ろうか。
「つまり、ここで僕が言いたいのは個人の主観とは他人と必ずしも共有できるものではないと言う事だよ、キョン。……それを踏まえて」
「やっとか。前置きが長いぞ」
「君はこの店の空調になんら不満を抱いていないかも知れないが、僕はそうでもない。有り体に言えば寒いんだ。……隣にすわ……」
「嘘吐け。顔真っ赤じゃねぇか。熱でも有って寒気がしてるんじゃないのか? ……と、今日はお開きだな。お前の体調が悪いんじゃしょうがない」
キョンが席を立とうとする。その手が伝票を握り込む前に僕はテーブルに備え付けの呼び出しボタンを押した。
「……君はどうしようもないフラグブレイカーだね」
「ふら……すまん。なんだって?」
席に着き直そうか逡巡するキョンを無視して、僕はやって来た店員に向けて口を開いた。
「すいません。コーヒーフロート一つ、追加で」
まったく、この店の空調はなってない。
〆
ささきさん!ささきさん!
いままでのあらすじの二番がカオスすぐる。
今日発売日らしいね
ちゅるやさんのCDも出るんだっけ?
検索したらすでに出回っていた…w
晩飯食ってくる
いちおつ!
アフン
「佐々木……好きだ」
ああ、君は本当に僕にとっては予想外、想像の斜め上を行く人だねぇ。言わせて貰うと、だ。そういった事はもう少し時と場所を選んで告げた方が効果的だろうと思うよ。いやしかし、こんな風に唐突にというのも一手と言わざるを得ないか。
まぁ、面と向かっての告白は評価しようじゃないか。しかし、だ。やはり君は色々と選ぶべきだと思う。一時の衝動に任せて、というのも僕たちの年齢では仕方が無い事なのかも知れない。
だが、いつものファミレスでそんな事を言われても、僕としては「軽んじられているのではないか」と勘繰らざるを得ないだろう?
いや、だからと言ってやり直しを要求している訳じゃない。残念ながら僕は世間一般で言う所のいわゆる「乙女」とはどうも思考を異にするのは君もご存知の通りだと思う。
告白に夢を見たりとかそんな俗物的な感覚は持っていないから、これは次に君が行うであろう告白へのちょっとしたアドバイスだ。
「次……ね」
ん? どうしたんだい、キョン?
「ははっ。振るにしてもお前らしいな。遠回しだ」
Σえ。
いちおつ!&投下おつ!
あんま話題になってないようだったが、ハルヒちゃんOP人気みたいだな。
「だよな。お前が恋愛とかそういったモンを求めそうに無いのは知ってた訳だし、この告白は俺の中でケジメを付けたかっただけなんだ。すまんな、付き合わせて」
Σな!?
「悪かった。お詫びと言っちゃなんだが、ここの支払いぐらいは持たせてくれ」
キョン!? 何を一人で自己完結しているんだい!? 僕の話はまだ終わってな……なんで、こっちを向いてさえくれないのさ!?
「あーっと。顔見るのも辛いんだわ。アレだ。失恋直後だしな。先に退席させて貰う。……じゃな」
ええ!! いや、キョン。ほら、ちょっと待った!!
「……服の裾が伸びるだろが」
済まなかった。そんなつもりで「次」と言った訳じゃないんだ。謝るよ。だから、とりあえず椅子に座り直してくれると助かる。
「……慰めなら要らんからな。振られた相手に慰められる程、ヘタレてはいないつもりだ、多分」
そんなんじゃない。僕も突然の君からの告白で……その、少しオカしくなっていたんだ。だから、先ずは黙って僕の返事を聞いて欲しい。……聞いて……ください。
「……」
黙らないでくれ。話し難いから。
「我が侭だな」
前言撤回させて貰う。今日だけで構わない。僕を……私を「乙女」として、扱って……下さい。……頼むから。
「分かった」
ありが……とう。
言い出すまでに一時間、たっぷりと沈黙をする僕の前でずっと喋っていてくれた、君の優しさが「私」は好きです。
あ、ヤベ。「〆」忘れた。
即落ちは困るのよさ
今日もたってたのね
即死は勘弁
朝倉「三ヶ月です」
キョン「……ナニガデゴザイマスデショウカ」
朝倉「貴方の唾液に含まれていた表皮細胞から染色体を検出してみたの」
キョン「処女受胎!?」
朝倉「ちなみにXとYのどちらが好みか分からなかったから、どっちも創ってみたよ?」
キョン「俺の意見は?」
朝倉「責任、取ってくれるよね?」
キョン「母は強し、か……」
キョン「せめて……せめて好みに覚えが有れば諦めも付くんだが」
朝倉「なら、前後逆になっちゃったけど……その……『シ』とく?」
キョン「やらないで後悔するよりはマシだろうかも知れん」
朝倉「えっと……それって?」
キョン「俺なんかで迷惑かも知れんが、身に覚えも無いが……だけど俺の子供なんだろ? 責任は取らせてくれ」
朝倉「はぃ……初めてだから優しく……してね」
朝倉「ねぇ、キョン君」
キョン「なんだ?」
朝倉「後ろからが多いのは趣味? それとも有機生命体のデフォルトがこうなの?」
キョン「最中だってのに……余裕有るな。俺が下手なのか? スマン」
朝倉「うーん……なんて言えば良いのかな。気持ち良い、って信号は受け取っているんだけど、信号でしかない、みたいな」
キョン「そう言えばお前達は俺たちと根本的に構造が違うんだったか」
朝倉「だから乱れたりとかを期待されたりしてたら……ごめんね」
キョン「気にすんなよ。ちょいと他人とは違うだけで、それも朝倉の個性だろ?」
朝倉「キョン君……」
キョン「それにお前も言ってただろ? 気持ち良いって信号は受け取ってる、って。今はただちっとそれに慣れてないだけかも知んないしな」
朝倉「えっと……ありがと」
キョン「例を言われるような事じゃねぇよ。……俺は気持ち良いしな。一人だけ気持ち良くて、罪悪感を感じちまうくらいだ」
朝倉「私も……気持ち良いよ」
キョン「あ? だって、お前さっき……」
朝倉「性的快楽とは違うけど、貴方と肌を重ねるのは大好きって言うか……」
キョン「……辛抱堪りません」
朝倉「あっ! キョン君がおっきく……」
キョン「朝倉……可愛い」
朝倉「ひぅっ」
キョン「宇宙人でも耳は弱いんだな」
朝倉「キョン君の意地悪……」
朝倉「お願いが有るんだけど」
キョン「なんだ? また最後まで抜くな、か?」
朝倉「それはデフォルト」
キョン「そうですか。そうですよね」
朝倉「二人きりの時は……名前で呼んで欲しいな。ダメ?」
キョン「……涼子」
朝倉「ひぁぁぅっ」
キョン「やっぱ耳が弱いんだな。すっげぇ反応が有る」
朝倉「そういう事……言わないでよぉ……」
朝倉「と言う訳で三ヶ月なんだけど」
キョン「ちょっと待て、涼子。六ヶ月の間違いだろ」
朝倉「ああ。あれ、嘘」
キョン「嘘か。そうか。なら計算は合うな。って、ナニィィィィィッ!?」
朝倉「責任、取ってくれるよね?」
キョン「認めたくないものだな、若さ故の過ちとは」
朝倉「お嫁さんに、して下さい」
キョン「お前、少し性格悪いぞ。直せとは言わんが自覚しろ。あと……愛してる」
〆
ギリギリを狙ってみた。ギリアウトかも知れんww
朝倉かわうぃいいいよ朝倉
おっつん
刺激されてモチベあがるぜ
投下したいが仕上がらないorz
逆に考えるんだ。
別に仕上げなくもいいやって考えるんだ。
今日こそはと(スレ立てを)待ち受けて、(投下の)後ろ姿をつけてゆく
部室には妙な沈黙が漂っていた。
珍しくハルヒが来ないのである。
俺には遅刻すら容赦なく罰する団長が無断欠席とはこれいかに。
俺と古泉は何年度版かもわからない人生ゲームをしている。よくも追突しやがったな古泉。
「故意ではありませんので」
ああそうかい。その横では、長門がいつものように読書にいそしんでいる。朝比奈さんは何かノートに書いて
いる。課題だろうか、大変そうなので声を掛けるのをためらってしまう。
「涼宮さんと掛けまして」
古泉が突然口を開いたかと思えば、謎かけを出題しやがった。
……いいだろう。
「提出書類と解く」
「そのこころは?」
まるで何か受信したかのように突然俺の頭に浮かんできた、我ながら上手いと思う。恐らく口元が緩んでいただろうな。
「どちらも期限(機嫌)が重要」
最後まで言い切る直前に嵐がやってきた。
勢いよくドアが開いたのだ。入って来たのは勿論ハルヒだった。
無言でその場に立っている。まずい、今のを聞いてたか…?
ハルヒは随分走ってきたようで、肩で息をしていた。
「………」
突然の事態に俺達は困惑した。
ハルヒが泣いていたのだ。今の俺に原因として思い当たるものは全くない。
真っ直ぐ立ったまま、ぽろぽろと溢れる大粒の涙を拭こうともせずに、しっかりとした視線でこちらを見ていた。
今にも声が漏れそうなのだろうか、ぐっと唇を噛んでいた。
「うわあああああああああああああー!!」
いきなり走ってきたかと思うと、そのまま俺に抱き付いて子供のように泣き叫んだ。
「お、おい。どうしたんだ一体」
顔を埋めたまま何度もしゃくりあげて泣くハルヒに、俺は勿論のこと古泉も朝比奈さんも長門も戸惑いを隠せなかった。
強い力で抱き締められているので、肺が圧迫されて呼吸がしにくいので苦しい。
古泉死去か
暫くすると落ち着いたのか、泣き声を上げることはなくなっていた。
俺はまっすぐ下に垂らしていた両手をハルヒの肩に置いた。
ハルヒは華奢な体系ではあるが、なぜか余計小さく思えた。
「何があったんだ?」
ハルヒは顔を押し付けたまま首を横に振った。服と髪がこすれてがさがさという音がする。
どれほど経っただろうか、ようやく俺から離れた時には、ハルヒの目は真っ赤になりまぶたが腫れていた。
そしてふらふらと歩いていくと、今度は長門に抱きついた。
ばさっという音がしてハードカバーの本が床に落ちた。
同様のことが古泉と朝比奈さんにもあったが割愛させてもらう。
こいつは失礼wwww
ハルヒはようやく落ち着いたが、何か考えているような様子で突っ立ったまま団長席に座ろうとしない。
「なあハルヒ」
「後で全部話すから待ってて」
思い切って話しかけてみたが質問を最後まで言わせてくれなかった。
「全部って……一体なんのだ」
「それも後で話すから黙ってて頂戴」
おかしい、きつい口調なのだが覇気がない。
だがノーコメントを繰り返す今のハルヒに何を尋ねても堂々巡りだろうから黙って待っていた。
「いいよ、入って」
ハルヒが扉に向かって言う。誰かいるらしい。
だが誰も入って来る様子はない。
「大丈夫だから」
静かに扉が開く。
現れたのは、ワンピースを来た小さい女の子だ。
小学生だろうか。
考えるべきところはそこじゃなかった。
こいつ……ハルヒにそっくりじゃないか?
ごめんなさい今日はこれくらいが限界でした……
続きはまた今度
「やあ、可愛い子だね。ちょっとお話しないかい?」
非常にありきたりな口説き文句で近付いてきた男を、涼宮ハルヒは当然のごとく無視した。
「つれないなあ。ちょっとぐらい良いじゃないか」
それでも男はしつこく付きまとい、ハルヒの肩に手を掛けてきた。
「うるさい! 気安く触るな!」
振り払われた男の手が、一転、ハルヒの頬を張った。
「っだよ、このガキャあっ、人が下手に出てりゃ付け上がりゃがってよぉっ!」
随分と自分勝手な言い分だとハルヒは思った。だが、そんな悠長なことも言っていられないようだった。
男はハルヒの手首を掴むと、腕をひねり上げた。
「しつけのなってねぇくそガキには、しつけが必要だよなぁ、ぐひゃひゃひゃ」
これまた典型的な下卑た笑い。最初からそれが目的か。もちろんそんなことに付き合わされる気は毛頭ない。
「……失せろっ!」
ハルヒは男の股間を全力で蹴り上げた。それが原因で男が死んでも構わないと本気で考えながら。
「……痛つっ!?」
しかし、悶絶したのはハルヒの方だった。つま先に走る激痛。何か硬いものを蹴ったような感触だった。
(こいつ……股間にファールカップか何か仕込んでる!?)
「ぐひゃひゃひゃ、女の子がおいたはいけないなあ、えひゃっはっはっは!」
下卑た笑いの軽薄さとは裏腹に、男は相当用意周到なようだった。
しかもひねり上げられた腕は、男の上背の高さと相まって、全く振りほどけない。
「さあ、たっぷり教育してあげようねぇ」
下心丸出しの態度と逆比例するように、男は相当鍛えているらしかった。無駄に隆起した胸板が憎らしい。
「くっ、このっ、放しなさい! ……放せっ!!」
ハルヒはじたばたしながら、人気のない路地裏へ連れ込まれてしまった。
「…………」
路地裏には、絶対零度の無表情を湛えた小柄な少女が立っていた。
「っだよごらっ、メンチ切ってんじゃねっぞっごるぁっ!」
男が威嚇するが、彼女は微動だにしない。
「有希! 何でこんな所に!? って、今はそれどころじゃない! 今すぐここを離れなさい!」
ハルヒの声に、長門有希は静かに答えた。
「……その必要はない」
そして音もなく歩いて男に近付くと、
「あなたには選択権がある。やって殺られるか、やらずに殺られるか」
「はぁ!? っだよそれはあっ、ふぐおおぉぉぉぉ!?」
男が怒鳴り始めた時、一瞬長門の体がぶれたように見えた。
そして男は怒鳴り終わる前に突然腹を押さえてうずくまった。長門が高速にレバーブローを放っていた。
「ををおおぉぉ、をゑゑゑゑっ!」
男がえずきながら地面を転げ回る。解放されたハルヒも呆気にとられている。
「……少し静かにするべき」
長門はうずくまる男の後頭部に、無造作に拳を突き込んだ。
「ぽ!?」
ラビットパンチと呼ばれる危険な技。それでも絶命しない辺り、男は相当鍛えているようだ。
「……てめぇ、ちょっとできるからって調子に乗りやがって……」
ようやく立ち上がった男は、懐からバタフライナイフを取り出し、ニヤリと笑う。
「……そういう態度は、高くつくぜぇっ!?」
威嚇のつもりなのか、ナイフの峰をベロベロとねちっこく舐め回しながら、長門を睨み付ける。
「っだよぉっ、その眼はよおっ!? ナイフ持ってんだぞ、ナイフ! その態度が高く付くってんだよおっ!」
威嚇しても変わることのない長門の絶対零度の視線に、男は更にいきり立った。
男がナイフを突き出し、前に一歩進んだところで、長門の体が横に向いた。
「? 何やってんだてめぇ……んおあっ!?」
ついさっきまで男の手に握られていたはずのナイフは、
長門の右フックによってコンクリート壁に押し付けられていた。
「ん、な、あ、あ、あ、か、か、か、か……」
言葉にならない、奥歯もかみ合わせられないほど震えた男の声。
……長門の拳、押し付けられたナイフの刀身の先。
コンクリート壁には蜘蛛の巣状にヒビが入っていた。人間技とはとても思えない。
訂正しよう。ナイフは壁にめり込んでいた。
「もう一度言う。あなたには選択権がある」
長門はコンクリート壁に右フックを突き立てたまま、ゆっくりと男に顔を向けながら言った。
「やって殺られるか、やらずに殺られるか」
…………
………
……
…
「ど、どっちもいやだぁぁぁぁぁぁあああああああ!!」
男は情けない声を上げながら、弾かれたように逃げ出した。
長門は拳をコンクリート壁から引き抜くと、
「……正解」
と、ぽつりと呟いた。
「……あのさ。助けてくれたのは嬉しいんだけど、その、何と言うか、いろいろ突っ込みどころが満載なのよね」
呆気にとられていたハルヒが、ようやく言葉を発する。目の前で展開された光景が信じられないような面持ちだった。
そんなハルヒに長門は、
「…………」
ただ首を傾げた。
コンクリート壁には、壁と同化したかつてナイフだった金属片が、鈍い光を放っていた。
おしまい
投下ラッシュ?
まだくるかな?
保守
ところがドッコイ!
さて、一つだけお題貰えますか?
把握。いけそうなら投下する
日付変わった