('A`)雨夜の月、のようです

こんな時間に代理

代理ありがとう超ありがとう

はじめます

今日は、逢えるだろうか。

しとしとと、降り続けている雨。

一昨日から降り続いている。

地雨、といっただろうか。

ズズッ

濃いめのブラックコーヒーを、一口啜る。

('A`)「ふぅ……。」

支援

外の雨は、なかなかやみそうにない。

春先の雨は冷たい。

どうも、外に出るのも億劫になってしまう。

('A`)「どうしたものか……。」

ドックンはコーヒー似合うよな

支援

('A`)雨夜の月、のようです

六月某日。

都内の一角に構えるアパートに、彼は住んでいた。

容姿端麗、とまではいかないものの、顔はそれなりに整っている。

('A`)「夕飯は……、コンビニにでも行くか。」

甲斐性は、無い。

ガチャッ

玄関の戸を開けると、予想よりは雨足は弱かった。

しかし、やむ気配はなさそうだ。

('A`)「傘は、と。」

玄関脇の傘立てに入った透明なビニール傘を持ち、彼は外に出た。

階段を降り、傘を開いて、国道沿いの歩道を歩き出す。

何日も続く雨のせいか、歩いてる人はあまり見受けられない。

('A`)「まったく、いつまで続くのかねぇ。」

と、呟いた後、

('A`)「ま、嫌いじゃあ無いんだが。」

と、小さく零した。

コンビニまでは歩いて１０分といったところだろう。

最近の彼は、もっぱらコンビニ弁当か、ファミレスで済ませていた。

前までは、ある程度の自炊はしていたが、最近はそれすらしなくなったようだ。

('A`)「あー、コンビニ遠いな。」

甲斐性無し、と言ったが、ただのだらしないめんどくさがりやだけかもしれない。

('A`)「やっと着いたか。」

そう遠い距離でも無いのに彼は、ふぅ、とため息をついた。

('A`)「最近の運動不足がたたったか……。」

('A`)「少しは歩いた方が良さそうだな。」

そう独り言を零し、店内へと入った。

いらっしゃいませ

と、店員がこちらも向かないで挨拶をくれた。

どうでもいいが、最近の店員も困ったもんだな、と彼は思った。

('A`)「何にしようか……。」

弁当コーナーの前で彼は迷っている。

('A`)「あまり腹も減ってないしな。」

そう言うとサンドイッチを一つ手に取った。

ハムとチーズ、それにレタスが挟まった彼が最近よく食べるサンドイッチだ。

('A`)「これだけは上手いんだよな。」

彼は飲み物のコーナーへと足を向ける。

ブラックの缶コーヒーを左手に持ち、もう一つ、二リットルペットボトルのお茶も手に取った。

('A`)「あ、あとCHERRY一つ。」

レジで会計をし終えた彼は、袋一つを右手に持ち、外に出た。

雨はまだ、しとしとと降り続けている。

彼は買ったばかりの煙草を取り出し、封を開けた。

銀紙を取り除き、トントン、と開けた方の反対側を叩く。

そういえば、この出し方をしてる奴をあまり見かけないな、と彼は笑みを浮かべた。

一本取り出し、愛用のマーベラスで火をつけた。

ふぅ

と煙を吐き出す。

最近は嫌煙ブームと言えば良いか、これ見よがしに禁煙化が進められているが、この界隈はそうでも無く、歩き煙草もまあ、容認されている。

('A`)「なあんでマーベラスもCHERRYも人気無いんだかな。」

と、彼は呟いた。

一本吹い終えると丁度、アパートに着いた。

こうやって見ると、意外と古い造りをしている。

まあ、国道沿いとボロさのお陰で安い家賃で済んでいるのだが。

('A`)「ただいま、っと。」

誰も居ないが、一応形式的にと、彼は帰宅の挨拶をした。

誰も居ないのだが。

部屋の電気を付け、時計を確認する。

針は２０時を指していた。

('A`)「ふむ、とりあえず飯を食うとするか。」

袋の中の缶コーヒーとサンドイッチを取り出す。

お茶は冷蔵庫に入れた。

('A`)「いただきます。」

支援

サンドイッチを食べた後、煙草に火を着け、缶コーヒーを飲んでいた。

('A`)「ふぅ、なんだか疲れたな。」

今日はコンビニにしか出ていない筈だが。

彼は立ち上がり、カーテンを開けた。

雨は降り続けている。

暗い紺色の空を見上げ、彼女のことを思い出した。

最後に会ったのは、そう、一昨々日の夢の中で。

('A`)「雨夜の月、か。」

ポツリと、彼は呟いた。

雨夜の月。

雨の夜には月が見えないから、逢えない恋仲の男女をさすらしい。

しかし、彼女とは恋仲というわけでは無い。

夢の中でしか逢えないから。

もしかしたら、夢の中にしか存在しないのかもしれない。

不思議な事に、雨の振る日の夢に、彼女は出てくる。

一昨々日の夜、雨が降り始めただろう頃に、彼女は夢に現れた。

夢とはいえ、彼女の姿は美しく、声は透き通り、髪を艶やかに月明かりが照らしていた。

彼は彼女に、恋をしていた。

夢の中で彼女は雨夜の月は見えないわけじゃない、そこに居るのだから、見ようと思えば見れるんだ、と無茶苦茶を言っていた。

('A`)「まったく、じゃあ君のことを見たいと思っている俺はどうして君をいつでも見れないのかね。」

と、彼は自嘲気味に笑った。

一レスをもうちょっと長くしてもらえんかね

煙草に火を着ける。

紫煙の向こうには、月は見えない。

('A`)「雨夜の月、ねぇ。」

('A`)「……見えねえよ、バーカ。」

>>25
前回のスレでも書いたんだが、基本的に短編なんだ。
レスを長くすると本当にすぐ終わっちまうんだ、正直にすまない。

缶コーヒーがやけに苦く感じる。

ああ、逢いたい。

こんなにも、逢いたいのに。

月は、顔を見せてはくれない。

('A`)「雨、嫌いじゃ無いんだがな。」

せめて、いつでも逢えれば良いのに。

そう呟き、カーテンを閉めて、部屋の電気を消した。

今日は、逢えるだろうか。

そう考えながら、ベッドに体を預ける。


雨は、まだ降り続けている。

月は、まだ顔を出さない。


雨夜の月、ねぇ。

意識は、沈んでいく。

('A`)雨夜の月、のようです

-fin-

投下終了です。

こんな短編でスレ建てんなカスって言われるのが目にみえますね、はい。

前回の約半分の量ですが、質問、感想とかよろしくお願いします

乙。
ちょっと個人的に思ったこと。

「」内の文末には句点は無い方がいいと思う。

どうして三人称で書いたの？　一人称の方が良いと思う。
人称が混じってるところがあった。

短すぎる気がする、起承転結を意識して書くといいかも。

支援

>>32
そこいらは指摘来ると思いました……orz

「」内の句点は、>>26みたいに発言が続くときに発言と発言とを区切る為につけてます。
「」で一度文は終わりで、少し間が空いてる感じと言いますか、そこいらが文章力皆無な自分には表しにくいんで。

人称混じったのは正直すまんかった（；＾ω＾）

起承転結は基本自分の短編では意識してません。

結→起→結→みたいな感じですかね。
見にくくて(醜くて)本当すいません('A`)

あとは……居ないかな？

たくさんの支援ありがとうございました。

また雨系の短編書くんで良かったら覗いてやってくださいね。

それでは失礼します。

ちょいほ
読んだら感想書く

>>37
ｗｋｔｋ

人称は、最初と最後が一人称でその間が三人称ぽいけど
別にそれでいいんじゃね？

ただしダッシュ使うなり（ありきたりだけど）、
もしくは一人称は思い切り一人称ぽくする感じで
表現に差をつけるなりすれば良いと思った。　続く

ダッシュか……
考えてみるわ

情景というか場面描写が好きそうやね。
言葉の選び方・使い方、雰囲気は好きなほう。

ただ、描写のためだけの短編になってる印象。
ストーリーが「雨の日の夢の中の彼女に会いたい」って
本当に一言で表せるようじゃ、さすがに物足りないかな。続く

ふむぅ

一言で言い表せるストーリーじゃだめか……困った('A`)

続かなかった。とにかく乙。

それとｗｋｔｋすんあｗｗ

>ｗｋｔｋすんあｗｗ

萌えた

バーローｗｗじゃあなｗﾉｼ

今読んだ
乙
ふいんきはいいと思う
6月で春先がちょっと気になったけど

あと、嫌煙どうこうの話を書くなら、タバコは番号で買った方が面白かったかもしれない
最近は吸わない人多くて、銘柄で買えないコンビニも多い