( ^ω^)雨は降り続けるようです

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
代理
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:21:49.81 ID:aPRNLSOSO
代理ありがとうございます

短編ですが投下しますよ
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:22:40.53 ID:aPRNLSOSO

雨は、まだ降り続けている。

まるでそれが当たり前かのように、降り続けている。

誰かが呟いた。

「明日は、晴れるかな?」

僕は、答えた。

「きっと、雨だお。」

4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:23:53.26 ID:aPRNLSOSO

( ^ω^)雨は降り続けるようです

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:24:43.21 ID:c+OIqTGK0
! |   !l |! !   | !     | ! l    |  ! l  |! |   !ll  |! l  |!|   !l  |   !   ! |
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 l !i!    | ! l   | !l |!  !! l     !l  |l  |! l    |! l  |! ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ
! l ! |  |   l    |  ! l  |! |     |  ! l  |! l l  |! ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ
  !l |! !   | !  i   | !   l i !i li     | ! l   !  ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄
   !   ! |  | !     | ! l   | !l |!  !   | !    li ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ
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6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:25:13.93 ID:aPRNLSOSO

また、誰かが呟いた。

「どうして?」

僕は、答えた。

「だって、消えないから。」

「悲しみも、虚しさも。」

「何も、洗い流されては居ないから。」

7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:26:43.74 ID:c+OIqTGK0
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  i l       l    i | i  !|      !l  |   ! !|  l  !ll   l  |!|   !l  |
l     i   il l  |   illi ..|! !   | !    ! l    |    ill i | ! |  !ll   l  |!|
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:27:02.27 ID:aPRNLSOSO

誰かは、微笑み、呟いた。

「そうね。」

「何も、洗い流されては居ないもの。」

僕は、答えた。

「そうだお。」

「君の涙も、君の血も、君の脳漿も、君の髄液も、何も、洗い流されては居ないから。」

9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:28:18.49 ID:Fs0RcBUFO
最初の5レスの掴みが大切だってばっちゃが言ってた
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:28:39.46 ID:aPRNLSOSO

誰かは、言った。

「早く、埋めたら?」

僕は、答えた。

「もう少し、君を見ていたいんだお。」

そう僕が言うと、君は、頬が抉れ、右目は飛び出し、すっかり原型を留めてはいない顔に、笑みを浮かべた。

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:29:40.08 ID:c+OIqTGK0
(`・ω・)
  ( |
  ド 、  ジョボシ゚ョボ…
  |  `、
 | ̄|  `、      | ̄|
 ̄| |    `、    |  | ̄ ̄ ̄ ̄
  | |    `、    |  |
  | |     `、   |  |
  | |     `、。. |  |
  | |..チメターイ【^∀^|  |
  | | ...    (∩∩||  |
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:29:55.22 ID:aPRNLSOSO

ああ、愛しているよ。

君を、愛している。

でも、この悲しみも、虚しさも。

きっと、消えないんだろう。

雨は、まだ、降り続いている。

13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:31:17.55 ID:ifUxcTZ5O
紫煙
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:32:32.55 ID:aPRNLSOSO

思えば、君と僕はいつも一緒だった。

学校への登下校、休日の買い物、お互いの誕生日。

家が隣同士ということもあってか、周りからはカップルと間違われてもおかしくは無い関係だった。

15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:34:21.00 ID:aPRNLSOSO

そんな二人だ。

お互いに惹かれ合い、やがて本当にカップルになった。

周りは驚いていた。

「まだ付き合ってなかったの?」

僕達は苦笑するしかなかった。

16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:36:20.35 ID:aPRNLSOSO

二人は成長し、大学へと進学した。

大学こそ違えど、会いたい時には会い、交わりたいときには交わった。

二人はお互いをよく、知っていた。

17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:38:13.59 ID:ifUxcTZ5O
いらないだろうけど
支援(・ω・´)
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:39:42.31 ID:aPRNLSOSO

やがて二人には子供ができた。

医師の診察では女の子だった。

二人は抱き合い、喜び合い、幸せを噛みしめた。

だが、男は、気付いていた。

19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:42:01.08 ID:aPRNLSOSO

月日は流れていった。

10ヶ月が経ち、11ヶ月が経ち、12ヶ月が経った。

しかし、子供は産まれて来なかった。

子供は、既に女の腹の中には居なかった。

20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:44:21.48 ID:aPRNLSOSO

6ヶ月目に子供は流れていた。

女は泣いていた。

男は胸をなで下ろしていた。

男は女の食事に子供が流れるように、毒を盛っていた。

21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:45:33.27 ID:xNHjjtp9O
ほう
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:46:04.23 ID:aPRNLSOSO

腹の中に居たのは、男の子供ではなかった。

女は不倫をしていた。

男の会社の上司とだ。

男は、気付いていた。

ただ、気付いていた。

23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:46:29.47 ID:ifUxcTZ5O
…(;ω;`)
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:47:04.56 ID:14Fsga1q0
ふむ
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:47:56.10 ID:aPRNLSOSO

男は、女を心の底から愛していた。

女も、男を愛していた。

愛していた、はずだった。

26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:48:49.07 ID:Fs0RcBUFO
まだ導入っぽいし黙ってたんだがコレだけは言わせてくれ

1レスにもっと書き込んでくれお願いだから
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:50:55.58 ID:aPRNLSOSO

ある日、男は見つけた。

女の化粧机の引き出しの奥。

男の上司と女との密会の記録。

上司と女とが繋がっている写真。


男は、気付いていた。

だが、男は、耐えられなかった。

28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:51:59.74 ID:aPRNLSOSO
>>26
ごめん、話が短いからこの書き方じゃないと下手すりゃ10レスで終わる。
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:52:45.27 ID:14Fsga1q0
支援
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:54:16.78 ID:aPRNLSOSO

男は決心した。

女と話をしよう。

きっとわかってくれるさ。

話せば、きっと、わかってくれる。

そうだ、いつだって二人は一緒だったじゃないか。

31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:54:41.91 ID:Fs0RcBUFO
支援
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:54:49.10 ID:ifUxcTZ5O
こういう書き方自分は好きだな
支援
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:56:47.92 ID:aPRNLSOSO

男は、女を外食に誘った。

思えば、男は臆病者だったのかもしれない。

外食の席なら人様の前だ、声を荒げることもあるまいと、そんな思惑を抱えていたのだろう。

34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 05:59:38.61 ID:xNHjjtp9O
支援
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:00:12.19 ID:Fs0RcBUFO
続きが気になる
支援
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:00:44.58 ID:aPRNLSOSO

女は、男に外食に誘われて、素直に喜んでいた。

女が男の上司と知り合ったのは、子供ができる二年前だった。

女が男の忘れ物を会社に届けに行ったときに、声をかけられたのが彼だった。

彼はエリートだった。

年は男と五つも違わないというのに、彼は既に部長補佐にまで上り詰めていた。

37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:03:02.65 ID:14Fsga1q0
上司氏ね
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:04:42.84 ID:aPRNLSOSO

彼は男の忘れ物を届けてくれると言った。

女は彼の好意に素直に甘えた。

「それじゃあ、よろしくお願いします。うちの人に忘れ物には気を付けるように言っておいてくださいね。」

女は美しかった。

線は細いが、顔立ちは整い、鼻筋が通った綺麗な顔をしていた。

気づいた時には彼は女に魅せられていた。

39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:05:04.64 ID:ifUxcTZ5O
支援
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:06:54.72 ID:aPRNLSOSO

彼は考えた。

男には彼女は勿体無い。

彼女は私にこそ合うのだ。

あの声、あの目、あの胸、あの四肢。

全てを自分のものにしたい。

41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:07:19.19 ID:CwIXnWnEO
続き気になるから早くしてね支援
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:09:36.62 ID:aPRNLSOSO

彼は帰ろうとする女を呼び止めた。

「少し、お時間よろしいですか?」

女は頷いた。

なにせ、男の上司だ。

信頼できるに決まっているだろう。

女は、彼に連れられ、会社から程近い、表通りに面したカフェに向かった。

43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:11:37.19 ID:14Fsga1q0
ネカフェに見えた
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:12:15.95 ID:aPRNLSOSO

ああ、なんて美しいのだろうか。

その動作、その視線。

全てが私を魅入らせる。

彼女が欲しい。

何としてでも、彼女を手に入れたい。

45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:14:50.84 ID:aPRNLSOSO

女は耳を疑った。

彼の口から出たのは予想だにしていなかったことだった。

「どうですか、一つ私と、取引をしませんか?」

取引?

「一体何の取引ですか?私にはさっぱり話の理解ができません。」

46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:15:43.60 ID:ifUxcTZ5O
上司うぜぇ
支援
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:18:05.11 ID:aPRNLSOSO

彼がまた口を開いた。

「なに、簡単なことです。」

「私のモノになって欲しいんですよ、ええ、貴女に。」

女の思考が停止した。

「え?」

この人は何を言っているの?

何故いきなりこんな馬鹿げた話をするのだろうか?

冗談にしては少し、下品すぎやしないだろうか?

48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:20:28.95 ID:aPRNLSOSO

彼がまた口を開く。

「貴女は美しい、他の誰よりも、他の何よりも。」

「私は貴女が欲しいんですよ、ふふ。」

女は身震いした。

ああ、馬鹿げている。

早く、この人から離れよう。

そして、あの人に話そう。

49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:23:19.71 ID:aPRNLSOSO

彼はまた口を開く。

嫌だ、聞きたくない。

「そうですね、これは、取引です。」

「貴女の条件は私のモノになること。」

「そして、私の条件は、そうですね、彼、内藤君の地位を保証するというのはどうですか?」


ああ、そうか。

私は理解した。

50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:24:28.14 ID:xNHjjtp9O
なるほど
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:27:06.32 ID:aPRNLSOSO

彼が言ってることはこうだ。

私が彼のモノになれば、会社でのあの人の地位は保証され、不自由の無い暮らしが出来る。

でも、私が断れば、

「ええ、ええ、彼の働きぶりは素晴らしい。」

「このまま行けばすぐ課長にはなれるでしょうねえ。」

あの人は、クビを切られる。

これが取引?

いいえ、こんなの、ただの脅しじゃないの。

52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:28:10.63 ID:aPRNLSOSO

私は、頷くしかなかった。

愛するあの人の為に。

53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:28:58.74 ID:14Fsga1q0
この上司は友達少ないな
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:31:50.06 ID:aPRNLSOSO

その日から、私の生活は一変した。

昼間は、いつも通りに家事をこなす。

しかし、夜になれば彼に呼び出され、ホテルに行き、私の意志を無視し、耳元で虫酸のはしる甘い言葉を囁き、一方通行の熱い思いを私に注ぐ日々が続いた。

少なくとも一週間に三日、多いときには一週間に五日は呼び出されていた。

55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:33:46.13 ID:aPRNLSOSO

そんな日々が続き、私は疲れきっていた。

心も、身体も、ボロボロだった。

そんな時だった。

私の中に、新しい命が芽生えた。

56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:34:16.99 ID:3p8ynARF0
さるさんよけ

どろどろ支援
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:37:24.05 ID:aPRNLSOSO

私は愕然とした。

そんな、嫌だ、嫌。

時期的に見て、あの人の子では無いのは明らかだった。

何故ならあの人は、

「ツン!遂に僕も課長だお!やったお!おっおっ!」

と、子供のようにハシャいでいて、毎日仕事に全力を尽くしていて疲れきって家に帰っていたから。

あの人とは最近、あまり交わりは無かったから。

58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:39:26.78 ID:ifUxcTZ5O
しえしえ
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:39:31.38 ID:aPRNLSOSO

私は恐れていた。

この事があの人に知られたら。

きっとあの人は嘆き悲しむだろう。

僕の為にこんなコトを、と。

しかし、もう遅かった。

あの人は気付いていたのだろう。

60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:39:45.56 ID:14Fsga1q0
だめだ寝る支援
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:42:07.13 ID:aPRNLSOSO

私は何度も子供を降ろそうとした。

でも、出来なかった。

私の中の、この小さな命の芽を、摘み取ることなんて。

たとえ、誰の子供であろうとも。

私にはそんなこと、出来なかった。

62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:43:02.92 ID:T1qug6R2O
支援
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:43:27.23 ID:aPRNLSOSO

しかし、6ヶ月目。

それは突然訪れた。


私は、流産した。

64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:44:28.65 ID:dzv/p8oj0
【民主党】鳩山幹事長「日本列島は日本人だけの所有物ではない」「永住外国人への地方参政権くらい当然付与されるべきと思ってます」★26
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1240090068/
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:44:36.49 ID:aPRNLSOSO

私は泣いた。

三日三晩、泣き続けた。

あの人は泣かなかった。

きっとあの人は気付いていたから。

66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:46:25.93 ID:CwIXnWnEO
はい支援
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:47:43.42 ID:aPRNLSOSO

僕はツンを愛していた。

ツンはレストランで、こう言った。

「私は、彼を愛していたわ。」

僕はツンを愛していた。

「私には彼がつり合っていたのよ。」


僕はツンを、愛していた。

68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:49:01.32 ID:ifUxcTZ5O
ツン…
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:50:36.78 ID:aPRNLSOSO

ツンから全ての話を聞いたのは、僕がゴルフクラブでツンの頭をメチャクチャにした後だった。

彼女の美しかった顔は、もう既にそこには無かった。

ただ、動くはずがない口が動き、言葉を紡ぎ出していた。

僕は嘆き、悲しんだ。

僕の為にそんなことを。

70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:52:51.96 ID:aPRNLSOSO

僕はツンを優しく抱き締めた。

「ブーン、服が汚れちゃうわ。」

ツンは優しく微笑んでいた。

「あら、雨が降ってきたわ。」

ツンが言うとおり、空からは大粒の雨が降り注いできた。

71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:55:02.72 ID:aPRNLSOSO

この雨は止まないだろう。

僕の悲しみも、虚しさも、まだ洗われてなんかいないんだから。

ツンの悲しみも、虚しさも、まだ洗われてなんかいないんだから。

僕はツンの美しかった唇に、そっと優しく、口付けた。


雨はまだ、降り続けている。

72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:55:13.82 ID:ifUxcTZ5O
支援
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:55:46.43 ID:aPRNLSOSO

( ^ω^)雨は降り続けるようです

-fin-

74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:58:47.44 ID:aPRNLSOSO

いやー、終わった。

ブーン系は書くの初めてだったんで厳しかったっす。

途中からながら投稿だったし、本当に微妙な文になっちまいましたね……。


たくさんの支援、ありがとうございす。

なんか矛盾点とか、質問とか、感想とかばんばんください。

75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 06:59:07.17 ID:ifUxcTZ5O
支援した直後に終了とは…
乙!!
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:02:04.02 ID:SqpOjayc0
今から読む。
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:02:57.84 ID:CwIXnWnEO
ブーンが上司を殺すとかそんな感じの続編はないんですか?
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:03:32.65 ID:xNHjjtp9O
最後がちょっとあっさりし過ぎてたね
でもなかなか良かったよ
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:07:33.49 ID:aPRNLSOSO
>>77

( ^ω^)「ヒャッハァ!!!!!!てめぇがツンを殺した!!!!!てめぇが殺したんだ!!!!!!」

ブン!ブン!

(,,゚Д゚)「うわあぁぁぁあ!!!!!!やめろ!!!!!!!やめてくれぇぇえ!!!!!!」

( ^ω^)「このゴルフクラブで!!!!!ツンの脳漿が付いたこのゴルフクラブで!!!!!!てめぇを殺してやる!!!!!!!」

ブン!ブン

( ^^^ωω^)「ヒャッハァアアア!!!!!!!!」


こんな感じでぉk?
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:09:32.55 ID:CwIXnWnEO
>>79
遅いと思ったら書いてくれてたんかwwww
うん、悪ふざけは止めた方がいいですね
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:10:26.02 ID:F3X/labMO
句点使いすぎな気がした

でも乙
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:12:24.86 ID:aPRNLSOSO

正直すまんかった
続編っていうか、雨に関連したの書くつもりだからタイトルに雨入れます。
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:13:58.64 ID:aPRNLSOSO
>>81
うん、淡々と進めるのもあれだしなぁと思ったのと、区切ってちょっと鬱っぽい空気にしたかった

すまんかった
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:20:16.03 ID:dRbZHGFnP
出てるの名前だけでブーン系とは言い難い
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:22:02.95 ID:aPRNLSOSO
>>84
じゃあ、ブーン系もどきで( ´ω`)
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/19(日) 07:29:41.01 ID:aPRNLSOSO

( ・∀・)「858番、時間だ。」

( ^ω^)「……はいだお。」

( ^ω^)「……………。」

ガタンッ

-終-
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
( 'A`)