('A`)ドクオは人体実験の被験者にされたようです
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
夜はさらに深まっていく。
第十二話「やみよ」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:36:05.77 ID:QYfSdR9hO
あれ、最初は鳥はなかったっけ?
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:40:35.95 ID:inX1QdJQO
待ってたよ!!
この作品だけは逃亡しないでくれ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:41:47.86 ID:tjZ5P19HO
本人か?
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:42:14.43 ID:N2Tk8j2BO
他人か?
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:42:40.93 ID:vfljDryJO
釣りか?
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:44:33.08 ID:80YRR+U5O
忙しい中お疲れ様
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:45:59.50 ID:OQ3cBmdPO
ありがてぇ!ありがてぇ!
9 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 20:46:14.99 ID:Gt2suaHC0
――21時45分 ロデオ・商店――
荒れ放題の商店の中、穴だらけになったソファーの上にドクオとミセリが腰を下ろしていた。
ミセリが挫いた足は大きく腫れあがっていて、断続的に走る痛みが彼女を苦しめていた。
窓から差し込む月の光が部屋を青白く照らしている。
ハンカチで鉈を磨く貞子の長い黒髪が、艶めかしく光に揺れた。
(;'A`)「これからどうするんですか」
川д川「あ?」
口笛を吹きながら上機嫌でいた貞子は、ドクオを睨みつけた。
(;'A`)「ずっと、ここにいるつもりなんですか」
川д川「今日はね。ルミデスの火が消えるまでは、外に居ない方がいいから」
意味は全くわからなかったが、ドクオはとりあえず頷いて会話を終わらせた。
俯いたままでいるミセリの荒い息づかいが、隣から聞こえてきた。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:46:19.87 ID:fpJZRO5YO
支援
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:46:55.29 ID:tjZ5P19HO
本人北!
待ってたぜ支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:47:33.25 ID:QYfSdR9hO
ならば支援
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:47:51.69 ID:JA+RRwwqO
すごい楽しみだった
支援
14 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 20:48:29.27 ID:Gt2suaHC0
予想外の出来事の連続に、頭の方がまだ追いついていなかった。
通常の人間が人体実験においてまともな思考が出来る方がおかしいのだ。
ドクオは頭を抱えた。額から流れた汗が頬を伝い、顎から下に落ちる。
(;'A`)(死ぬのか。俺は。童貞なんだぞ。俺)
窮屈な首輪はドクオのこめかみに突き立てられた銃である。
およそ数十時間以内に確実に動脈を塞ぐ時限処刑装置だ。
首輪を外すには、誰かを殺さなければならない。
(;'A`)(無理だ。無理。人を殺すなんて、絶対に無理だ)
ブーンが手に入れているであろうミルナの首輪を、使わせてもらうしか生きる道は無い。
彼は何となく、自分の為には使わないだろうと思った。
しかしそれでも問題はある。
15 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 20:51:02.95 ID:Gt2suaHC0
―――レモナ、ハイン、しぃ。この三人と合流したい
ブーンが言っていた言葉である。彼が本当に助けたい人間はこの三人だ。
ドクオにもそれがわかっていた。彼が首輪を使うなら、この三人に使うだろう。
仮にその三人が死んでいても、自分が使っていいのだろうか?
ミセ;゚−゚)リ「何で、あたしがこんな目に合わんといけんね……くそぅ」
ミセリを見殺しにしなければならなくなる。
ブーンがドクオを助けたのは、ドクオが彼の近くにいた、ただそれだけだ。
ドクオが特別な存在だという訳では無い。
ブーンは自分をひいきしないだろうとドクオは考えていて、それは正解であった。
自分が助かる為には、他の誰かの犠牲が確実に必要になる。
( A )(クソが。クソがクソがクソが!)
自己嫌悪で頭が破裂しそうだった。結局は生きる為に他人を殺さなければならないのだ。
生と死、対極したそれらの言葉が頭をぐるぐると巡っていた。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:51:53.47 ID:JkoIT8CbO
支援!!
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:52:04.40 ID:tjZ5P19HO
支援だ
18 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 20:52:41.03 ID:Gt2suaHC0
人体実験は殺人ゲームでは無い。
極限まで生を突き詰める究極の人生ゲームだ。
('A`)「俺は、生きるぞ!」
川#д川「うるさい。首をはね飛ばすよ」
(;'A`)「ごめんなさい」
生が終わるそのときまで、強く生きようとドクオは思った。
堕落した今までの人生を全て払拭するような、素晴らしい生き方を。
せめて素晴らしい死に方をしようと、ドクオは決めた。
ミセ; ー )リ「あ、あの」
川д川「何よ」
小言で愚痴を呟いていたミセリが、顔を上げた。
ミセ;゚ー゚)リ「トイレに行きたいんですけど、駄目ですか」
('A`)待ってた!支援。
('A`)読み直したいが、まとめが解らね。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:54:19.75 ID:Gt2suaHC0
その手があったか、とドクオは感心した。
ミセリさえ逃げられれば、自分も貞子から逃げられるからだ。
多少の負傷は覚悟しなければならないが、今のドクオの精神力ならば問題は無かった。
川д川「やるならここでしろ」
(;'A`)(駄目か、くそ)
発狂した貞子でも流石にミセリを一人にするようなことはしなかった。
ミセリは大きく落胆し、胸の前で手をこまねく。
ミセ;゚−゚)リ「でも、でも、本当に漏れちゃいそうなんです。お願いします。
絶対に逃げないです。お願いします。一生のお願いです」
川#д川「くどい。殺すよ」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:54:32.30 ID:NcI5dx4CO
ヴァニラアイスはどうなったぁぁあ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:54:43.68 ID:UWsobEEfO
おおおお!!
支援だ!
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:54:46.62 ID:ZvqRq4z90
キターーーーーーーーーーーー支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:54:58.87 ID:d6CwFuZzO
待ってた
支援
25 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 20:55:23.96 ID:Gt2suaHC0
ミセ*;ー;)リ「お願いします!」
ミセリは涙を見せながらも引き下がらなかった。
貞子の顔が赤くなってくるのが、ほの暗い月明かりでもよくわかった。
(;'A`)(おい、そろそろやめろ。危ない)
ミセ*;ー;)リ「逃げないですから!」
川#д川「うるせえ!」
ミセ*;ー;)リ「う……くぅ」
ここでドクオは、これがミセリの作戦ではないことをようやく理解した。
手で顔を覆った彼女は、声を押し殺して泣き続ける。
彼女のお尻の辺りから、ソファーにシミが広がってきた。
ほのかに臭いも漂い始める。ドクオはミセリから顔を背けた。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:55:44.83 ID:QYfSdR9hO
いきなりエロ展開支援
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:55:59.09 ID:vfljDryJO
本物か!
疑って悪かったね
待ってたよ支援
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:56:07.67 ID:97XQGP72O
まってました! しえーん
29 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 20:56:45.90 ID:Gt2suaHC0
川д川「あんた、漏らしただろう」
彼女の様子を見て、貞子が感づいた。
ミセ* − )リ「……」
川д川「だらしないやつね。小便女が」
今度は声を上げて泣き出した。
恐怖と屈辱と怒りがミセリの精神を占有し、思考が感情で塞がれた。
アイドルとしての自分が粉々に砕け散った衝撃は、彼女にとって壮絶に重いものだ。
汗とほこりだらけの体に、大粒の涙がいくつも垂れ落ちる。
貞子は怒声を張り上げたがミセリは泣き続けた。
胸に渦巻いたどす黒い感情ごとはき出そうとしているようだった。
( A )「……」
差し込む月明かりに、また少し角度がついた。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 20:58:28.03 ID:UWsobEEfO
支援
31 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 20:59:01.55 ID:Gt2suaHC0
――22時11分 マリーナ・警察署三階――
ベルトにくくりつけたミルナの首輪が、ブーンが歩く度に揺れている。
全ての窓が割れている広いオフィスは、机や椅子が横倒しになっていた。
ブーンは散在する資料をブーツで踏みながら、警察署内を探索していた。
黒いハコもあったが既に開封済みで、パネルには懐中電灯とだけ表示されていた。
ここには仲間の探索の為に来ていたが、使える道具があれば入手しておこうとも考えている。
だが彼の目に留まるようなものは無かった。
(メ`ωメ)(俺は何をやってんだ)
ドクオとはまた違った意味で彼は自己嫌悪に陥っている。
ロマネスクが嫌みたらしく送ってきた資料が原因で、彼は今ここに居る。
今回の人体実験の参加者は、過去に近しい人間が人体実験に参加した者たちである(任意参加した者を除く)。
ブーンの目の前で死んでいった者たちの、家族や恋人が参加しているのだ。
全てはブーンを実験に呼ぶ為。より質の高いエンターテイメントを作り上げる為だ。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:00:57.53 ID:UWsobEEfO
支援
クトゥルーとどっち支援すればいいんだこのやろう
34 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:01:26.67 ID:Gt2suaHC0
彼がレモナ、ハイン、しぃを探しているのは、彼らと関係する人間にブーンが助けられたからだ。
レモナの父親がいなければ、ブーンはナイフで突き殺されていた。
ハインの恋人がいなければ、ブーンは爆弾で四肢を吹き飛ばされていた。
しぃの両親がいなければ、ブーンは炎に巻かれて炭になっていた。
彼らの命を背負って、ブーンは今を生きている。
デミタス、ドクオ、ミセリ、ショボン、ミルナ、イーヨウ、ニダー、貞子とて例外では無い。
皆ブーンとは何かしらの因縁がある者たちだ。
百数名の命が彼の背中に刻まれている。覚悟の力が成せる業である。
ゆえにブーンは焦っていた。何も出来ないまま終わってしまうことを恐れていた。
(メ`ωメ)「クソが」
血がこびりついていたタンクトップは捨てているので、彼は今上半身に何も身につけていない。
背中に手を回し、血の色で彫られた人命の羅列を手の甲で撫でた。
鋭い痛みが走る―――。
ずーっとまってた!
支援!
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:02:15.34 ID:UWsobEEfO
支援
37 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:03:38.85 ID:Gt2suaHC0
背中に回した手に異物感があった。
瞬時に刃物で刺された感触だと理解出来たのは、彼のいびつな人生経験のおかげだ。
異物感は肘の辺りにあった。ちょうど脇腹に接していた部分だ。
手を回していなければ脇腹に刃物がめり込んでいただろう。
振り向きざまに回し蹴りを放った。虚空をかすめる。
彼の数歩先に、仁王立ちでブーンの動向を見ている者がいた。
誰なのかわからないのは月の逆光のせいだけでは無かった。
全身に泥を塗りたくり、闇と同化した泥人形は、同じく泥を塗った包丁を手に持っていた。
イーヨウ、ではない。モララーでも無い。セブンでも無い。
ブーンは消去法でその者が誰か考えるのをやめた。
対峙している者が完全に殺すつもりで襲ってきた以上、出方を考える必要が無いからだ。
ブーンは右手に持っていたククリナイフを突き出して、戦闘態勢に入った。
腰を低くして敵の出方を待っていたが、泥人形は真正面からブーンに突っ込む真似はしなかった。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:04:12.54 ID:UWsobEEfO
支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:05:18.00 ID:5Qwt/9LxO
まってた!まってたよ支援!
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:06:13.61 ID:UWsobEEfO
支援
41 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:06:19.30 ID:Gt2suaHC0
床に落ちていた資料の山を蹴り上げ、ブーンの視界を遮った。
ブーンは一瞬動揺したが、後ろに跳躍し、資料が舞う空間から飛び出した。
一つ目を動かし暗闇で敵を探すが、泥人形の姿は消えていた。
(メ`ωメ)(クソッタレが)
棚や机が折り重なっているせいで、この部屋は他の階よりも死角が多い。
ブーンはこの階まで上ってくるのを待たれていたのだ。
地形を利用する辺りはゲリラに通ずるものがあった。
襲撃者に戦闘の知識があった訳では無い。
練り上げられた殺意が彼を動かしているのである。
ブーンは目が悪い訳では無いが、片目の為に視野が狭い。
その分聴力が発達していた。さらに研ぎ澄まされた戦闘の勘があった。
左目側の死角からやってきた二撃目を皮一枚で躱せたのは、それらがあったおかげである。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:07:07.36 ID:UWsobEEfO
支援
支援
44 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:08:36.60 ID:Gt2suaHC0
(メ`ωメ)「! ニダーか」
<;;;;`;;;;;;´;>「請為了我變成為犧牲」
泥を被った顔に、光る細目が二つ見えた。
喋っている言語からも、ニダーだということがわかった。
ニダーはブーンが相手でも臆している様子は無かった。
ブーンが手強い相手だということは百も承知だ。
だが彼に死の恐怖など微塵も無く、今はただ憎しみと殺意だけが宿っていた。
世界に復讐する。最愛の妹を失った彼が選択した修羅の道。
彼が実験に関するメッセージを受け取ったのは、今から数時間前のことである。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:08:38.16 ID:QYfSdR9hO
他に誰がいたっけ?支援
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:09:04.28 ID:UWsobEEfO
支援
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:09:30.73 ID:QYfSdR9hO
そういやいたな
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:09:56.98 ID:UWsobEEfO
支援
49 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:10:39.93 ID:Gt2suaHC0
『今誰かと一緒に行動しているのなら、今から流れる内容は隠しておいた方がいいよ(^o^)!』
この文章から始まったヒントBは、全て彼の母国語で書かれていた。
ヒントBはニダーが選択すると別の文章が流れるように設定されていたのだ。
言葉が読めないニダーの不利を補う情報である。
そこには首輪のシステムが詳細に書かれていた。
彼は殺人の権利を受け取り、ブーンを相手に取り躊躇無く行使しているのである。
お互いが一撃を入れられる半歩外で、二人はにらみ合っていた。
まともに闘えばブーンが勝てる戦いだ。
しかし足と腕を怪我している上に、視界の悪い暗闇の中ということもあり、
ハンディによってブーンとニダーの戦闘力は今拮抗していた。
何よりもニダーは“覚悟”をしていた。
ブーンはそれをわかっているから、うかつに飛び込めない。
(メ`ωメ)「知道項圈的事口馬(首輪のことは知っているのか)?」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:11:23.46 ID:UWsobEEfO
支援
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:11:59.12 ID:3TQwkPgA0
久しぶり支援
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:12:08.75 ID:vfljDryJO
支援
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:12:23.46 ID:97XQGP72O
しえーん
人体実験のブーンはかっけぇな
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:12:42.78 ID:UWsobEEfO
支援
55 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:12:49.99 ID:Gt2suaHC0
張り詰めた空気を動かしたのはブーンだった。
ニダーの戸惑いを、ブーンは見逃さなかった。
大きく踏み込んだブーンは、ニダーの足下にナイフを持った手を伸ばした。
足を引いてバランスを崩したニダーの上半身に向かって、下からナイフを突き上げる。
しかし距離があったがゆえに、攻撃がワンテンポ遅れてしまった。
ククリナイフがニダーに届くまでに、ブーンの脳天に包丁が振り下ろされた。
互いが互いをかすめる、紙一重の交差の後、二人は同時に後ろに下がった。
<;;;;`;;;;;;´;>「能説(喋れるのか)」
(メ`ωメ)「稍微(少しな)」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:12:58.85 ID:EgWR6rnq0
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:13:22.85 ID:PmqGEQqsO
続きが出るのをどれだけ楽しみにしてた事か……
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:13:56.84 ID:UWsobEEfO
支援
60 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:14:46.81 ID:Gt2suaHC0
<;;;;`;;;;;;´;>「鑰匙的事知道。因此殺死弥(鍵のことは知っている。だから死んでもらう)」
ニダーが持つ憎しみの相手は、世界という抽象的な存在であり、ブーンではない。
泥の中で光るニダーの目には、曇りのない殺意が見えた。
(メ`ωメ)「我知道求兎的臨終(俺は求兎の最期を知っている)」
ニダーの瞳の光が大きく揺れ動いた。
まさかブーンの口から妹の名前が出るとは思っていなかった。
先ほど以上の動揺に、ニダーは動けない。しかしブーンは、不意を襲うことはしなかった。
彼の動揺を見てひょっとしたら説得出来るかもしれないと考えたからだ。
(メ`ωメ)「我此次是第十五次的參加。到現在一直去實驗知道。
(俺は今回で十五回目の参加だ。今までずっと実験に出ていたから知っている)」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:14:49.05 ID:WtUUeRMG0
来たか
支援す
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:14:52.11 ID:QtC9Ea9wO
まさかRTで出会えるなんて…
感動した!
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:15:18.52 ID:UWsobEEfO
支援
支援
65 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:16:03.72 ID:Gt2suaHC0
説得を試みたのは、決してニダーの命を救いたかったからでは無い。
これ以上戦闘を続ければ、最悪の場合殺されるからだ。
例え勝ったとしても少なからず負傷してしまい、以降の行動に差し支えが出る。
慈悲ではない、あくまで生き残る為の選択だった。
(メ`ωメ)「如沒做到臨終抗拒命運作戰的事。弥成為人們的好的或者是馬
(彼女は最期まで運命に逆らい、闘わなかった。お前はやつらの言いなりになるのか)?」
<;;;;`;;;;;;´;>「求兎是怎麼死的(求兎はどうして死んだんだ)」
ブーンは言葉に詰まった。
ニダーの妹、求兎は酷くあさましい行動をして、結果的に一番最初に死んだ。
彼女はどうしても生きたかった。
最愛の兄に―――ニダーに悲しんで欲しくなかったからだ。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:16:11.80 ID:UWsobEEfO
支援
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:16:57.26 ID:WtUUeRMG0
支援す
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:17:01.30 ID:UWsobEEfO
支援
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:17:02.51 ID:WG41bn6r0
待ってた…
待ってたよおおおおお!
支援!
70 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:17:13.74 ID:Gt2suaHC0
通常の兄妹を遙かに超えた愛情で二人は繋がっていた。
男女の恋愛感情を遙かに凌駕する、家族の絆だ。
愛の深さゆえに求兎は命を落とし、
ブーンは彼女のことを知らないがゆえに意地の悪い女としか記憶していなかった。
(メ`ωメ)「落入圈套死了。被誰抑制住了的譯沒有(罠にかかったんだ。誰かに殺された訳では無い)」
<;;;;`;;;;;;´;>「是那(そうか)」
ニダーは大きく息を吸い込み、ゆっくりとはき出した。
彼の瞳にさらに強い覚悟の色が宿るのを、ブーンは感じ取った。
<;;;;`;;;;;;´;>「オレは、お前とは違う」
(メ`ωメ)「む……」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:17:20.00 ID:wwseeEWg0
鳥肌が立ちまくりだ
支援
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:18:03.34 ID:UWsobEEfO
支援
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:18:52.65 ID:UWsobEEfO
支援
74 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:19:24.47 ID:Gt2suaHC0
<;;;;`;;;;;;´;>「お前には、正義を感じる。オレには無い力。オレは怒っている。
求兎が愛した世界。それは壊された。世界は俺たちの敵だ。
オレは正義じゃない。命令には従わない。でも闘う。
お前は敵じゃない。でも殺す。次。次、殺す」
<;;;;`;;;;;;´;>「這次請殺死我」
(メ`ωメ)「――――――!」
ニダーは優しい男だった。人を気遣える心を持つ、素直な男だった。
憎める相手すらいないニダーは、修羅の縁を彷徨う鬼と化している。
十五年前のブーンと同じだった。
泥を纏った闇人形は、影から影へ移動し、部屋から出て行った。
彼が他の誰かを殺す可能性はあったが、ブーンに止めることは出来なかった。
あれは過去の自分自身で、止められないことは彼が一番わかっていたからである。
傍にあったデスクに拳を叩きつけた。
失ったはずの左目が、うずいた気がした。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:19:43.16 ID:UWsobEEfO
支援
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:21:14.53 ID:UWsobEEfO
支援
77 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:21:32.82 ID:Gt2suaHC0
――22時22分 オーシャンドックス――
(´・ω・`)「申し訳ありません。どうやらすれ違いだったようです」
オーシャンドックスは三本の道路で繋がっている、貨物船用の港である。
「こちらに人がいるようです」探知機を見ながら、そう言ってハインをこの港まで連れてきた。
実際には探知機の反応で、このオーシャンドックスに人がいないのはわかっていた。
ハインを騙してまでここまで連れてきたのは、既に準備が整ったからだ。
从;゚∀从「そうですか。戻りましょうか?」
(´・ω・`)「いくら探知機があるとはいえ、夜は危険です。
体力も低下しているし、ここで数時間休みましょう」
从 ゚∀从「……そうですね」
コンテナの影に腰を下ろし、ショボンは肩から提げていたトンプソンM1928を地面に置いた。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:22:52.82 ID:4/HOv1PNO
ニダー……支援
79 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:23:55.72 ID:Gt2suaHC0
トンプソンM1928は短機関銃で、総弾数50発の箱型弾倉がついている。
本来ならハインが持つべきアイテムだが、ハインの利き手の指はイーヨウに食いちぎられていたので、
とりあえずショボンが持っておくということになった。
自分が武器を所持出来るというのが、ハインを仲間にした理由の一つでもある。
(´・ω・`)「ハインさん、このコンテナの中が眠るのに使えそうです」
从 ゚∀从「何時間で交代しますか?」
(´・ω・`)「私は寝ません。明け方の五時に行動を起こすつもりなので、それまで眠っていて下さい」
ハインが何か言いかけたが、ショボンがコンテナの扉を開ける音にかき消された。
コンテナの中は多少ほこり臭かったが、床が木で出来ているので寝る分には好適な場所だった。
(´・ω・`)「私は普段でも一時間半しか寝られない体質なんです。お気になさらず」
从;゚∀从「良いんですか?」
(´・ω・`)「あなたに疲労が残る方が私にとっては重大です。お願いだから寝てください」
支援
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:27:06.69 ID:WG41bn6r0
支援! 支援!
82 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:27:20.01 ID:Gt2suaHC0
強く念を押されるような言い方だったので、ハインはそれ以上何も言えなかった。
コンテナの中に入ると、さっそくハインは横になったが、すぐには寝られないようだ。
「あの……」コンテナの中から、ショボンを呼ぶ声がした。
(´・ω・`)「何でしょうか」
コンテナの壁にもたれながらショボンは返事をした。
「ショボンさんは、怖くないんですか?」
恐怖という感情よりも、混乱の方が大きかった。
ほぼ勝ちを確信している今では、極めて冷静な思考を取り戻している。
しかしショボンは、
(´・ω・`)「怖いです。まさかこんなことになるなんて。今でも信じられません」
いつだって模範解答を探し、実行する男だった。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:27:48.71 ID:3+azoHQDO
支援しよう
それが私の役目なのだから
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:29:20.42 ID:pqsH24JVO
長い間待ってたwwww
85 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:29:39.84 ID:Gt2suaHC0
ハインに自分がどれだけ狡猾で非人間的な思考の持ち主か悟られてはいけない。
そう考えているショボンが本音を明かすことはしなかった。
「私は、やっぱり怖いです。今でも怖いです」
(´・ω・`)「それが普通です」
「イーヨウさんがどうしてあんなことをしたのかわからないけど、
あの時私は逃げることしか考えられなかった。
闘おうなんて、考えることさえ出来なかったんです」
(´・ω・`)「無理もありません」
「もしもう一度襲われたら、どうしますか?」
(´・ω・`)「この銃で闘えればいいのですが……逃げるでしょうね」
躊躇無く撃ち殺しますとは言えない。
「私もきっと、そうします」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:31:07.28 ID:pqsH24JVO
頼む、この作品は完結してください!
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:31:22.81 ID:NcI5dx4CO
シエンヌ
88 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:31:26.13 ID:Gt2suaHC0
鼻先をすり抜けた風が、きつい潮の臭いを乗せていた。
影にいる分、夜空の月がよく見えた。
「でも、駄目なんです。それは駄目なんですよ」
(´・ω・`)「どうして?」
「私は警察官ですから。悪と闘う正義のヒーローが、逃げたら駄目なんです」
正義のヒーローという言葉にショボンは噴き出しかけた。
いい歳した大人の言う台詞では無いなと思った。
(´・ω・`)「警察官になったのはどうしてですか?」
「祖父の影響です」
(´・ω・`)「おじいさんは警察官をしていたんですか?」
「いえ、軍人でした。“伝説の英雄”だったって、本人は言っていました」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:33:45.39 ID:QYfSdR9hO
支援
90 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:34:07.10 ID:Gt2suaHC0
また笑いそうになったが、声にはならないようにこらえた。
既に亡くなっているようだから、馬鹿には出来ない。
「ショボンさんは、何の職業をしているんですか?」
嘘を吐くべきかどうか一瞬迷ったが、下手に嘘を吐く方が危険と判断した。
(´・ω・`)「弁護士です」
「凄い!」
コンテナが響いて振動するくらいの驚嘆に、ショボンは焦る。
探知機を作動させ、急いで辺りに人がいないのを確認した。
「賢い人なのは知ってましたけど、弁護士だったんですか。凄いですね」
(´・ω・`)「いえ、それほどでも。弁護士になるのは難しくないですよ。
免許を持っていても就職浪人するような時代ですから」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:34:28.29 ID:WG41bn6r0
読めて幸せだ支援
しえん
93 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:37:08.59 ID:Gt2suaHC0
「でも、凄いです。私たちって似てますね」
(´・ω・`)「似てますか? むしろ、判事側と考えると敵同士とも言えなくは無いですが」
「同じですよ。正義の為に闘っている者同士ですから。
やっぱり小さい頃から弁護士に憧れていたんですか?」
答えようとして、ショボンは狼狽した。
自分が弁護士になった理由を思い出したのだが、それがあまりにも、
(´・ω・`)「私も、同じです。ヒーローに憧れていたんです。
悪いやつらをやっつける、みんなに慕われる正義の味方に」
ハインと似ていて、チープで馬鹿らしいものだったからだ。
「やっぱり私たち、似てますね」
脳天気にも聞こえたハインの言葉に舌打ちしそうになった。
憧れがあったのは、子供の頃だけだった。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:38:01.74 ID:WG41bn6r0
この二人の行く末が気になる
支援
支援
96 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:39:26.51 ID:Gt2suaHC0
(´・ω・`)「でも現実は、本当に悪いやつが正義を語る」
(´・ω・`)(だから僕は決めたんだ。自分の正義を貫くためなら、悪になってもいいと)
ショボンは人気弁護士だったが、金持ちしか相手にしなかった。
金を積まれればどんな相手でも弁護し、どんな方法を使ってでも無罪を勝ち取った。
子供の頃の純真な気持ちは、社会に揉まれていくにつれて薄まり、汚れていった。
「でも、本物の正義は負けません。最後には絶対勝つんです」
(´・ω・`)「正義なんて金で買えるさ。それくらい安っぽいものなんだ」
口を押さえた時にはもう遅かった。
多少間が空いても模範解答を考えるべきだったが、隠していた本音がこぼれてしまった。
「やっぱり似てます、おじいちゃんに」
(´・ω・`)「え?」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:40:28.07 ID:WG41bn6r0
wktk
支援
99 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:43:44.54 ID:Gt2suaHC0
開口したまま塞がらない顔を、コンテナの中に向けた。
暗闇で寝そべるハインの足先が見えるだけで、表情はわからなかった。
「本当は私じゃなくて、おじいちゃんに似てるなって、最初に思ったんです」
(´・ω・`)「どの辺りが……?」
「正義が語れる人、ていうか、熱い魂を持つ人、ていう感じが」
この冷め切った心に、熱い魂なんてあるはずが無いと思った。
何も返す言葉が無く、しばらく無言の時が続いた。
やがてコンテナの中から、小さな寝息が聞こえ始めた。
やっと一人になれたとショボンは肩の力を抜いた。
(´・ω・`)(この女、一体何なんだ)
頭の片隅では、ずっとハインに対する疑惑が渦を巻いていた。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:43:52.47 ID:NcI5dx4CO
キュートってどんなキャラだっけ?
101 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:45:27.88 ID:Gt2suaHC0
―――口調、隠せていませんよ
ハインがショボンに対して言った台詞が、彼の頭の中にずっと引っかかっていた。
仲間意識の無いショボンに対して、『心中を見抜いている』と暗に知らせるような言葉だ。
だが例え見抜いていたとしても知らせる必要は皆無だ。
わざわざ言葉に出して自分に伝えた理由がわからなかった。
『まだ仲間だとは思っていない』という主張かとも考えられたが、しっくりこない。
真意がわからない以上、ハインに対して完全な信頼を置けなかった。
トンプソンを手に抱えて、引き金に指をかけてみた。
これで今彼女を殺せば、ひとまず首輪の恐怖からは解放される。
長い間待っていた
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:46:54.04 ID:WG41bn6r0
うおおおお支援
104 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:46:59.75 ID:Gt2suaHC0
(´・ω・`)(馬鹿な。この状況下で彼女に襲われても勝てる。
第一彼女が僕に敵意を持っているならとっくにやられているだろう。
まだ仲間として一緒に行動出来るなら、生かしておいて損は無い)
一瞬巡った考えを捨てて、トンプソンを膝元に置いた。
アドバンテージは大いに保持している。要領よく動けているはずだ。
ショボンは自分に言い聞かせた。
彼は今、とても不安定になっていた。
自覚しているも、理由はわからなかった。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:48:07.74 ID:AbYa/s17O
やっべ
支援
106 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:49:14.57 ID:Gt2suaHC0
――22時48分 カントン――
ウィロウフィールドの真北に大きな一本道の通りがある。
今はガレキの山が道をふさいでいるので通行止めになっているが、以前は幹線道路として使われていた。
( ・∀・)「首輪のこと、知ってるよなあ」
青白く浮き上がった人影はモララーだった。
彼は目の前で佇む人影に対し、凍てつくような冷たい殺気を放っていた。
(〃`_>゚)「ああ。知っている」
( ・∀・)「最初に言っておくが、テメーの首輪なんか欲しくねえんだ。俺はよ」
(〃`_>゚)「それも、知っている」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:49:43.41 ID:NcI5dx4CO
そろそろ終わりか
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:50:28.45 ID:WG41bn6r0
支援支援
109 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:50:53.20 ID:Gt2suaHC0
セブンとモララーはお互いに軍用ナイフを持っていた。
二人とも隠すこともせず堂々と手にしている。
( ・∀・)「でもどうしてだろうな。テメーの顔見てると、無性に苛つくんだ」
(〃`_>゚)「だろうな。だが俺は、ずっと前からこの瞬間を夢見ていた」
( ・∀・)「何でだよ」
(〃`_>゚)「俺がこの実験に参加した理由が、お前だからだ」
無機質だったモララーの顔が曇った。
口を歪ませていかにも嫌そうな表情をしている。
( ・∀・)「気持ちわりいこと言うんじゃねえよ」
(〃`_>゚)「お前がブーンを追うのと同じだ」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:52:31.09 ID:WG41bn6r0
支援!
111 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:53:45.67 ID:Gt2suaHC0
ブーンの名前に反応して、モララーの殺気が一段と強いものになった。
不快そうにしていた表情に隠しきれない怒りが溢れている。
( ・∀・)「お前に俺とブーンの何がわかる。一緒にすんじゃねえ」
(〃`_>゚)「同じさ」
( ・∀・)「俺とブーンは他人じゃない。一つの生と、一つの死を共有している」
モララーは死んでいるも同然の人生の中で、ブーンという生を見つけ、それにすがった。
渇望した運命と真の生を彼によって得ている。
ブーンとの絆を貶められたようで、モララーは気が気でなかった。
(〃`_>゚)「同じなんだよ」
( ・∀・)「黙れ。黙らねえと……」
(〃`_>゚)「俺とお前は、もともと一つだったんだから」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:54:02.41 ID:97XQGP72O
最強キャラ激突か
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:54:09.28 ID:WG41bn6r0
な、なんだってー!!!?
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:55:47.59 ID:WtUUeRMG0
支援す
115 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:56:03.53 ID:Gt2suaHC0
セブンが何を言っているのか、理解が出来なかった。
だが頭の奥で、蠢く何かがあるのを感じた。
思考に基づいた感情ではなく、本能が起こした衝動のようなものだ。
本来知らないはずのものを呼び覚ますような不思議な感覚だった。
(〃`_>゚)「同じなんだよ。俺とお前はな」
モララーは背中がぞくぞくする震えを感じた。
武者震いだと彼は考えた。
そう考えるしか無かった。
(〃`_>゚)「死ね。モララー」
( ・∀・)「テメーが死ね」
合図もなく、二人は同時に駆けだした。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:56:28.38 ID:WtUUeRMG0
支援す支援す
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:56:42.40 ID:CkfszNSVO
wktk
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:57:01.28 ID:WG41bn6r0
し
え
ん
119 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 21:58:41.16 ID:Gt2suaHC0
――23時10分 ジェファーソン・民家――
カーペットしか無いベッドでも、無いよりは遙かにマシだ。
寝室のベッドの上で、しぃがすやすやと寝息を立てている。
8歳の少女にとって、この実験はあまりにも過酷だ。
疲れが溜まっていたらしく、横になるとあっという間に彼女は意識を失った。
|゚ノ ^∀^)(可愛い寝顔……)
指の腹でしぃの頬にそっと触れた。
柔らかい弾力が心地よく、しばらくの間そうやって頬が指を押し戻す感触を味わっていた。
レモナとて心身共に極限まで疲れ切っているが、しぃのことを考えると寝るに寝られなかった。
スミス&ウェッソンを握り直し、頭を叩いて眠気を飛ばそうとする。
拳銃の重さと冷たさには、未だに慣れていなかった。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 21:58:45.85 ID:TAHDoAf+O
キテター(・∀・)ー
なんてひさしぶり…っ
支援させてもらう…っ
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:00:03.82 ID:pPWbZ87MO
これは読むしかない
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:00:54.09 ID:4Bn6v14U0
123 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 22:01:35.25 ID:Gt2suaHC0
ヒントAを見て以来、戦いに備えて気を張り詰めていたが、今のところ何も起こっていない。
モララーと遭遇し、一悶着あったのだが、戦闘という戦闘にはならなかった。
そもそもどうして闘わなければならないのか。
このまま闘わずに過ごすことが出来るんじゃないのか。
首輪のシステムを知らないレモナは、だんだんとそう思うようになってきた。
気休めだということを薄々感づきながらも、楽天的なその考えにすがろうとする自分がいた。
けんかくらいならしたことがあるが、拳銃を使った戦闘、果ては殺し合いなんて考えることさえ出来ない。
|゚ノ ^∀^)(このまま何事も無く終わってくれれば良いのに)
ベッドに頭を乗せて、しぃの安らかな寝息に耳を傾け始めた。
あまりにも平穏過ぎて、実験の最中だということを忘れそうになっている。
寝室から聞こえる寝息が二つに増えたのは、間もなくのことだった。
支援支援
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:03:46.46 ID:Aemy8DRNO
追いついた
よしよし、たらっふく書き溜めて戻ってきてくれたんだな?よしよしよし
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:03:47.85 ID:QYfSdR9hO
しえ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:04:16.59 ID:1bBcOVK1O
ワクワクが止まらん支援
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:04:22.41 ID:WG41bn6r0
紫煙
129 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 22:04:46.47 ID:Gt2suaHC0
――23時56分 バインウッド――
日付も変わりそうになった頃に、おぼつかない足取りで路地裏を歩く一人の男がいた。
体力も気力も限界を超えていて、壁に手をつきながら、今にも倒れそうに足を動かしている。
地図を無くした彼は、今自分が何処を歩いているのかわかっていない。
立ち止まることが怖い為に、ひたすら進むしか無い状況だった。
(;´・_ゝ・)「う!……」
足下に落ちていたゴミに足を取られ、崩れ落ちるようにその場に倒れた。
起きあがろうにも、体を支える力がほとんど無い体が、立ち上がることを拒否して動かなかった。
腐臭が立ちこめる路地裏で、泥を被った体からため息が漏れる。
恐怖とわびしい思いが立ちこめた心が、張り裂けそうに鼓動していた。
(;´・_ゝ・)(どうして、こんなことになったんだ)
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:05:07.87 ID:A10ArhcIO
支援なのである
ついにきたか支援
132 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 22:07:03.45 ID:Gt2suaHC0
壁にもたれたまま狭苦しい夜空を見上げた。
そのまま目をつむって眠りたかったが、まぶたを閉じるとイーヨウの凶行が浮かび上がってくる。
虚ろな目で、快晴の夜空に浮かんだ星の数を数え始めた。
学校で授業を教えていた頃は、どれだけ忙しくても、完璧な仕事をやりきった。
真面目にやればどんな苦境でも乗り越えられ、その分だけの成果を上げられる。
何ごとも平均的な彼が信じる美学だ。
日常生活の中でならそれは正解と言えるだろう、が人体実験では努力は実を結ばない。
覚悟の力が無い者は死ぬしか無いのである。
心身共にぼろぼろのデミタスは、今窮地に立たされていた。
(;´・_ゝ・)(ルカ。俺は頑張ったよな?)
ひときわ輝く星を手で触ろうとした。
虚空をかする手は、その星に触れることは出来なかった。
物理の先生が実戦に使えるスキルって…
あんまりないもんなぁ…
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:07:52.39 ID:QYfSdR9hO
支援
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:08:03.24 ID:WG41bn6r0
ルカも関係者か…
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:08:30.58 ID:N2Tk8j2BO
出水たす
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:09:17.28 ID:A10ArhcIO
支援だ
138 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 22:09:45.08 ID:Gt2suaHC0
彼は結婚していたが、四年前からまた独身に戻っていた。
離婚ではない。彼の妻は四年前の人体実験に参加させられ、死んでいたのだ。
それから睡眠薬無しで眠れる日は来なかった。
悲しみにうちひしがれて、精神が衰弱してきた頃、彼は死を考えるようになった。
(´・_ゝ・`)(ちょうどこんな夜だったな)
ベランダで大量の睡眠薬を飲み、自殺を図った夜に、彼は妻の声を聞いて目を覚ました。
ニアデスによって記憶の中にいる妻が蘇っただけとも言えるが、彼は素直に奇跡と感じた。
安楽の死に逃げるのをやめて、今まで以上に仕事に励んだ。
苦境を乗り越えられたのは、記憶にある亡き妻の笑顔のおかげだった。
子供のいない彼は生徒のことを我が子のように見ていて、よく面倒してやっていた。
想いが伝わっているらしく、生徒からは面倒見の良い教師として親しまれていた。
順調に仕事をこなし、充実した毎日を送っていた頃に、人体実験の参加が決まった。
真面目にやっていれば良いことあるんじゃなかったのかよ、と亡き妻に愚痴をこぼした。
先ほどの言葉は、彼の妻が生前口を酸っぱくして言っていたことなのだ。
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:10:36.86 ID:QYfSdR9hO
デミタス悲惨だな……
>>133重力加速度とかの物理法則を利用した
ピタゴラスイッチ戦法だろ
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:13:30.54 ID:97XQGP72O
>>140 モララーやブーンには全く通じなさそうだw
142 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 22:13:30.76 ID:Gt2suaHC0
(´・_ゝ・`)(もう限界だ、ルカ)
妻の名前を心の中で呼ぶと、懐かしくて自然と笑みがこぼれた。
今でも彼女の顔を、声を、体を覚えている。
いつだって手を伸ばせば届く距離に彼女はいた。
今はもう、あの星に手が届くことは無い。
―――ジャーンケンポン
(´・_ゝ・`)「―――?」
―――あっち向いて 右
朦朧とした意識の中、彼女の透き通った声を聞いた気がした。
いよいよ俺も終わりかな、と考えながら、指を動かすのも億劫になった体で右を向いた。
焦点の合わない目で、暗闇に隠れた黒のハコを見つけられたのは、努力が導いた成果だろうか。
助かるかもしれないという望みを、彼女からまた貰った気がした。
(´・_ゝ・`)(そうだな。努力ってのは馬鹿に出来ないもんだ)
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:15:15.65 ID:N2Tk8j2BO
支援
144 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 22:15:54.90 ID:Gt2suaHC0
配水管に手をかけて、全身全霊の力をかけると、あっさりと彼は立ち上がることが出来た。
一歩ずつ踏みしめるように、黒のハコを目指した。
水と食料さえ手に入れられれば、体力は何とかなりそうだ。
明日からはまた、がんばれるかもしれない。
―――君はがんばり屋だね
(´・_ゝ・`)「そうでも無いさ。いつも逃げる理由を探してる」
―――でも逃げないから カッコいいよ
(´・_ゝ・`)「逃げられるほど足が速くないんでね」
視界の端で流れ星が見えたような気がした。
こんな日でなければ、もっとのんびりと夜空を堪能していたのに。デミタスは唇を噛んだ。
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:16:36.12 ID:QYfSdR9hO
(´・_ゝ・`) 梃子の原理!
人体実験きたーーーーー!!
人体実験きてたー!!!!!!!!
支援!!!
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:17:16.77 ID:N2Tk8j2BO
支援支援
149 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 22:17:36.89 ID:Gt2suaHC0
―――無いものねだりっていうんだよ
(´・_ゝ・`)「ああ。でも人は、自分に無いものを求めるもんだろう」
―――私には 何を求めてたの?
(´・_ゝ・`)「全てだよ」
黒のハコの青白い液晶パネルに、指先が触れた。
画面を指を押して、選択画面にしようとする。
しかし反応が悪いのか、なかなか画面が切り替わらなかった。
(´・_ゝ・`)「俺はこういうとき、引きが悪いんだよな」
―――その分頑張れば プラマイゼロだよ
(´・_ゝ・`)「ゼロよりもプラスになって欲しいよ」
―――じゃあもうちょっとがんばんないとね
(´・_ゝ・`)「いつになったら俺はプラスになるんだ?」
―――見つケたぞぅ……俺の夕食ぅぅ……
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:18:34.85 ID:WG41bn6r0
ヒイイイイイ
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:19:39.70 ID:N2Tk8j2BO
ひいいいいぃょぅううううういえい
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:20:19.93 ID:BDxd5DshO
マジで?!
全力で支援!!!!!!!!!!
153 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 22:20:47.21 ID:Gt2suaHC0
背中を殴られた衝撃がしたが、感触は腹部に残った。
火であぶられているような熱を体の中心に感じた。
胃からせり上がってきた液体を、ハコにぶちまける。
胃液ではなく、全て血だった。
血にまみれたパネルに表示されていた文字が、ようやく読めた。
ハコは既に、開封された後だった。パネルには『かぎ爪』と表示されていた。
同時に自分の腹から、等間隔に並んだ四本の鉄の針が出ているのもわかった。
「あひゃひゃひゃひゃ……生きたまま食べてやるょぅ……」
ハコに頭をこすりつけるようにして倒れた。
腹の中をうごめく鉄の塊が引き抜かれると、反動でデミタスは仰向けになった。
(※;@益@)ノ「イタダキマァス」
本当に、いつまで頑張ったら、プラスになれたんだ?
彼の声に応える者はいなかった。
幕間「帰るべき場所」へ続く
いやあああ
ぃょう!
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:21:52.25 ID:WG41bn6r0
デミタス…
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:22:29.75 ID:97XQGP72O
いよぅますます化け物になったな
158 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 22:23:30.62 ID:Gt2suaHC0
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:24:18.61 ID:WG41bn6r0
全力で乙!!
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:24:41.56 ID:QYfSdR9hO
乙ー
マイペースでがんばれ
完結出来るよう、気楽に書いて欲しい
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:25:16.31 ID:NcI5dx4CO
ヴァニラアイスはどうなった?
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:25:40.36 ID:vfljDryJO
おおお!乙!
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:25:45.17 ID:97XQGP72O
乙!
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:26:05.51 ID:N2Tk8j2BO
乙でした!
乙
166 :
◆CnIkSHJTGA :2009/04/03(金) 22:26:42.22 ID:Gt2suaHC0
>>161 纏め作業がきつい為、サイト自体の更新は続けますが、纏めは辞めました
乙
予定よりずいぶん投下が遅れましたね
あああああああっ
ぶっつり学の力を見せ付ける前に喰われたああああああああああああ
ハルクにでもなればよかったのに…
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:28:33.85 ID:AbYa/s17O
乙
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:28:42.80 ID:N6oAMZRpO
乙
更新楽しみにしてたんだぜw
次もwktkして待ってるよ
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:29:14.86 ID:WG41bn6r0
ゆっくり書いてくれ
あと何話?
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:29:41.43 ID:Gt2suaHC0
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:31:49.69 ID:Gt2suaHC0
>>172 今12話目で折り返しくらいなので、24、5話くらいだと思います
頼むからちゃんと書いてくれ
俺の大学受験が終わるまでには終わらせるんだww
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:32:03.39 ID:A10ArhcIO
乙でした
>>174そうか('A`)のほうが長いのか
これからの('A`)の活躍に期待
乙
まだ半分かぁ
次回の投下も楽しみにしてるぜ
乙!
超楽しみにしてたわ
よむほ
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 22:48:29.25 ID:C02vTha3P
乙でしたあああああああああああああ!!
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
まだ半分楽しめるんだな・・・!!
本当に嬉しい
マイペースでのんびり続けていってくれ!ずっと待ってる!