ちょっと絵師様来て頂きたい!!てか来てくれれば嬉しいw
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
今からさ、ちょっと暇つぶしに切ない系の話ダラダラ考えながら投下するからさ
それ読んで絵描いてくれwwwww暇つぶしに付き合ってwwwwwwwww
んじゃ行くべwwwwwwwwいい感じの子頼むよwwwwwwwwww
ちなみにSS的な感じで適当に書くからwwうはwwおkwwwwwwww
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:03:10.39 ID:uLsZycJ7O
なんだろうこのイライラ感………
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:04:25.31 ID:j8Kgu4i/0
まさかこのスレからラノベ界に君臨する黄金コンビが生まれようとはこの時誰が思おうか
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:06:52.40 ID:qPpPQBfUO
5 :
アナログ王子 ◆hVGdJlSApk :2009/04/02(木) 17:08:05.02 ID:kG+qoqm9O
ここで立ち上がったのが
vip最強コテの名を欲しいままにし、神絵師(笑)の称号までもその手にしたアナログ王子だった…
わかったから早く書け
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:08:26.72 ID:b/AKnujhO
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:08:34.34 ID:fWed0FAvO
先生が来るぞ
ちなみに始めて書くから文才ナッシングゥwwwwwwwwww
んじゃダーラダーラ行くべwwwwww
てかムカついたらごめんねwちょっと恥ずかしいからww
じゃ、始めー
ザザー……ザザー
ザッ ザッ ザッ
「…………」
海岸線に沿って、一人の男が歩いている。
虚ろな目で波飛沫を見ながら唯ひたすらに歩いている。
服のポケットから出した携帯電話のディスプレイを見る、時刻は夜の12時過ぎ。
周りには誰もいない聞こえるのはただ波の音と自分の周りを通り抜けて行く風のヒューヒューという音だけである。
ザッ ザッ ザッ
「…………」
更に男はあてもなく海岸線に沿って歩き続ける。何を考えているのか、それとも何も考えていないのか…
歩調はゆっくりとしたものだ。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:13:13.57 ID:LpkUR1JO0
>>7 あのゴミがシチュエーションに沿った絵描けるわけないだろ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:20:54.65 ID:9ario2UH0
「………」
ピタッ
ふと立ち止まり、自分が歩いてきた所を振りかえる。足跡があるはずだが、暗くて何も見えない。
漆黒の闇が男を包んでいた。
男はふと上を見上げた……満点の星空が広がっている事を期待したのだろう、しかし空は一面どんよりとした雲が覆っているのみ
「…………はぁ……」
もう少し気を利かせてくれよと、自分勝手な思いを顔に出し空に向かってタメ息をつく。
「!」
その時ふいに、前方に眩しい光の筋が現れ、男は眩しさに目を逸らした
「……なんだ?」
立ち止まったまま男はその光の筋を眺める、海へ向けて強力な光の筋が伸び、その方向を様々に変化させている
「……灯台、か?」
こんな場所に灯台が必要なのか?また、この場所に灯台などあっただろうか?
二つの疑問が同時に沸き、しばしの間思案顔に暮れる。
「…まぁ……どうせ行くあても…ないしな」
そうポツリッと誰に聞かせる為でもなく呟き、男は光の発信源へと歩を進めた。
やべぇ…
おもしろくない…
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:30:46.03 ID:9ario2UH0
灯台は海の目の前にある崖の一番高い場所にあった。
男はさっきの場所から10分程歩き、灯台の前に立った
「……意外と小さいな」
その言葉通り……灯台とはいえ、大きなライトが1つ建物の上部に設置され、世話しなく動いているだけ。
「……ライトの下は展望台だけだし…………ふっ……ここでいいか」
男はそう呟き展望台へと足を進めた。
「よっと……」
展望台の手すりにつかまり、海を眺める。ライトが照らしているか所だけ、波飛沫が見える。後は真っ暗だった
展望台のすぐ下は崖だった。波が岸壁へ当たっている音が大きく響いてくる……
「……あーあ……つまんねぇ人生だった……ま、いいか……もういい……いいや」
とう言って、男は手すりに足をかけた……
「何がいいの?」
「え!?」
突然背後から聞こえた声に驚き、バランスを崩す男の体を誰かの手が支えた。
ガシッ
「……何してるの?」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:41:38.54 ID:9ario2UH0
そして人はいなくなったってやかましいわwwwwwwwwやっぱつまんねぇのかくそったれww文才ねぇ…w
「……」
男は恐る恐る振りかえり、自分の腕をつかんでいる者を見た。
「……何がいいって?ん?」
大きな目を二つ輝かせた、可愛らしい女の子が立っていた。
こちらの目を覗き込む様な強い視線に男は耐え切れず目を逸らした。
「あ!なんで逸らすのよ……もう!」
「いやてか……え?」
よく見ると女の子は制服を着ている……高校生だと思われるその姿は、この時間のこんな寂しい場所には奇妙に映る
「なぁに?」
「君……高校生か?」
「あら、高校生じゃなかったら何に見えるの?ふふっ」
イジワルそうな笑みを浮かべる女の子に男は疑問をぶつけずにはいられなかった。
「君は、その……こんな時間に何故こんな所にいるんだ?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:43:25.81 ID:9ario2UH0
>>13 (ヽ、,/)
,、) | 〜| ,-、-、
∧ ∧ ,、_,、 (V⌒⌒) ⊂ つ / J J ,、_,、 ∧ ∧
キタ━(*゚∀゚)━⊂( 。__。)⊃━⊂( )⊃━( )━⊂( )つ━( ゚∀゚)━━(;´Д`)━!!!
⊂ つ〜( 〈 `´`´ ∨ ∨ `´`´ ⊂ つ ⊂ つ
〜| | `J J 〜ヽ、つつ 〜| |
∪∪ ∪∪
でも俺たかしじゃないwwwwww母ちゃんも死んだwwwwwwwwwwっうぇwwwwwwwwwwwwwww
>>14 ちょwwwwwwまたktkrwwwwwwwwww
でも夜ですよあんたwwwwwwwwww
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:53:57.01 ID:9ario2UH0
「ああ……そうねぇ……ふふーん……なんでだと思う?」
「分からない」
「ちょっとは考えなさいっての!もう」
そう言われ、男はしばしこの女の子が何の為にこの場所にこの時間に来たのかを考える。
女の子はニコニコと笑いながら考えている男の顔を眺めて続ける。
(……こんな時間になんで?……もしかして幽霊とか?いやそんなバカな……じゃあ……!)
「ん?分かった!?」
男の仕草で何か答えを思いついたと感じたのだろう。女の子が興味津津と言った感じで聞いてくる
「ねぇねぇ、何何?どうして私がここにいるのか分かるかなー?」
「まさか……自殺」
ドカッ
「グワッ!って……何するんだ!」
「はーい残念不正解でーす!」
男が答えた瞬間いきなりチョップを頭に振り下ろした後、女の子は少し起こった口調で言葉を続ける。
「あのねぇ……なんでこんな女子高生が自殺なんかしにわざわざこんな所にいるってのよ」
「……うーん」
「ここはどこ?」
「灯台だろ?……あ」
「そういう事♪」
そう言って、女の子は灯台のライトの下まで歩き、男を手招きした。
「ちょっとこっち来て、特別に見せてあげる」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 17:56:48.55 ID:9ario2UH0
誰もいねぇなぁ……もういい風呂入ってこよ。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 18:03:35.39 ID:texMo4NzO
産業にしろ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 18:16:58.98 ID:9ario2UH0
>>19 アホバカカスが
何か描いてもらおうと
何か書いてる
さてとやるかwww
キライじゃないけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
キライじゃないけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 18:22:46.79 ID:9ario2UH0
生理的にムリwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あ、ごめん普通にやりますサーセン。
絵師降臨してほしいなぁ・・・
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 18:35:11.02 ID:9ario2UH0
>>24 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
大好きだwwwwwwwwwwお前それマジGJJJJJJ!!!!!!wwwwww
俺からすりゃもう自分で絵描く人皆絵師様なんでwwwっうぇwwwwwwwwwwwwwすっばらしいwwwwwナイス!!w
男は手招きする女の子の後に続く。
「ほらここ、このスイッチ」
女の子が指指す場所には大きな電気回路の様なものがあり、スイッチが無数についていた。
「これをある順序で順番に押して行くの。そしたらここのライトが点くってわけ」
「え?君がこれを……管理…」
「何?何か文句ある?」
「え?ああいや……」
「ん?」
「ないです。文句ないです」
「そう♪」
じゃあこれで分かったでしょ?とでも言いたげな雰囲気で、女の子は再び先ほどの場所へと歩く。男も続く。
「うちの両親がさ、ここの灯台の管理をしてるから!私もたまにだけどお手伝いしてるってわけ」
ヒューヒューと潮風に吹かれながらも透き通った声で
女の子は男に自分がここにいるのは灯台のランプを点ける時間で、今日は偶然両親が忙しくて変わりに自分が来たのだ
という事を告げた。
「ふーん……高校生なのに、あんな複雑そうな装置を扱うなんて……君すごいんだな」
「ううん。小さい頃からここを見てたしね、意外と簡単なのよ」
そう笑う女の子の顔を見ながら、男はこれからどうしよかと考え始めていた。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 18:39:47.18 ID:9ario2UH0
>>26 クソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
でも今更だが俺そんなに太ってねぇぞwwwwwww
まったく読んでないのに粘着ワロスwwwwwwもっとやってやってwwwwww
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 18:54:34.48 ID:9ario2UH0
「それで?」
「え?」
沈黙に耐えられなかったのか、女の子の方から話しかけてきた。
「なんで……その……飛び降り?…しようとしてたの?」
「…………」
ザザー……ザザー
男は何も言わない。その表情から、何を察したか女の子は言葉を続ける。
「何か辛い事でもあった?」
「……いや、別にない」
「何かあったんじゃないの?だって飛び降り様としてたんだよ?」
「ホントにないんだ」
「……ほんとに?」
「しつこいぞ」
「だって……ねぇ?何もないのに自殺なんかしようとしないでしょ」
「……」
「別に解決策を出してやるから話を聞かせろってわけじゃないけどさ……その…話を聞くだけでも、違うでしょ?」
「……」
「ね?」
そう言って男の目をジッと見詰める女の子の顔は、動くライトの明かりを浴びて……見とれる程美しいものだった。
「……」
男は……本当に何も変わるわけはないと、分かってはいたが。女の子に少し、話を聞いてもらいたくなった。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 19:09:34.53 ID:9ario2UH0
「……本当に、別に話す事はないんだが」
「うん」
「…………」
男は悩んでいた。いざ話そうとすると億劫になったのだ。
自分の事を自分で語るという事を今までした事がなかった男は、うまく伝える自信もなかった。
「……別に言いたくないんなら、ムリには聞かないんだけど」
「あ、いや…そういう事じゃなくてだな……と、というか君はもう家に帰らなくてはならないんじゃないか?
ほらっ、もうライトは点いたし、ご両親も心配してるかもしれない」
「……大丈夫、あなたの話を聞いたら帰るから」
どうやら自分の話を聞くまで帰るつもりはないらしい。
早く帰らせれば話さなくても済むかもしれないという男の目論見は外れた。
「ねぇ……いいじゃない、別に減るもんじゃないし。
このまま帰ってもあなたの事が気になっちゃうし、何よりあなたがまた飛び降りようとしちゃったら困るもの」
そう言って再び笑う女の子を見て、男は話をする決心をした。
「じゃあ……つまらない事だけどさ、話すか」
「ええ!まぁ……別にいいのよ。つまらなくても…あなたは誰かに自分の事を話すべきだと思うわ」
女の子が笑う度に、何故か少し元気が出てくる。
男はそう感じていた。そして、口を動かし始める。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 19:11:35.19 ID:9ario2UH0
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 19:14:50.89 ID:Iw4PkO8lO
多分こういう内容が好きな連中は○「」とかいうスレに一杯いる。そいつらが気づくかどうかが問題だが多分無理だなwどんまいww
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 19:20:00.39 ID:9ario2UH0
>>32 あwwwwwwなるへそwwwwwww
うーん……じゃあどうすっかな……もう来ないかな……絵師様一人しか来なかったかなぁwww
また改めてやろっかなwwwwwwどうしようか……やめていい?w
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 19:20:40.68 ID:9ario2UH0
>>33 !!!!!!!!!!
ちょwwwww撤回撤回wwwwwwwやめるの撤回wwwwwwwwwwwww
やらせて頂きます!!!申し訳ないです!!どうもありがとうwwww
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 19:23:00.63 ID:Iw4PkO8lO
お前現金すぎww
>>33 GJ
俺はとりあえず読んでるから続けてみろw
規制で携帯からだが多少支援してやっからw
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 19:32:30.44 ID:7mg5mJ4kO
ずいぶん下手な絵師様(笑)ですね
39 :
暇人仮面 ◆ZvRsHxoayA :2009/04/02(木) 19:34:44.24 ID:K6yQKDQWO
下手とは思わないがすごい昭和っぽいなw
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 19:42:06.88 ID:9ario2UH0
>>36 あざすwwwもうちょっとやらせて頂きますwww
>>37 ぱねぇwwwwwww最高すぐるwwwwwwwwwwwwあなたがいてくれてよかったあああああwwwwwww
GJGJGJGJ!!かっけぇwww
>>38 お前はしんとけ^^
「俺さ、昔……17の頃、高2だな……事故に逢って、記憶を無くしてるんだ」
「……ふーん」
「……それだけかよ」
「だって……どうリアクションすればいいのよ、あなたもこういう感じの方が話しやすいでしょ?」
「……」
「それでそれで?」
「まぁ……それでさ、記憶をなくした後はホントにあれだ……何も勉強とかも出来無くてさ」
「うん」
「必死に周りに追いつこうと勉強してて、自分が事故に逢う直前位の時の頭の良さっていうのかな……
つまり高2位の頭のレベルになった時にはさ……もう同級生達は大学を卒業して働き始めてた」
「…………」
ここでふと、男は気になって、女の子に尋ねてみる。
「お前さ……なんでそんなに俺の話落ち着いて聞いてられるの?」
「え?なんで?」
「なんでって……その……ここまで話せば大抵の奴は何かその……リアクションを起こすだろ。
その……何か可哀想ねって感じで……見て来たり……それが君は」
そこまで言って男は彼女の顔を見る……
女の子は、とても真剣で、それでいて少し怒った様な顔をしていた。
42 :
暇人仮面 ◆ZvRsHxoayA :2009/04/02(木) 19:42:20.66 ID:K6yQKDQWO
>>40 昭和ではないだろ
平成初期くらい?
幽白連載開始くらいの
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 19:55:04.79 ID:9ario2UH0
「あ、えっとだな……」
「今の話で分かったのはあなたが不幸な事故に逢って、それで背負ったハンデを努力して克服しているって事だけ」
「あ、ああ……まぁ」
「別に……可哀そうねぇって感じで見る気にはならなかった。
あなたは努力家だって事が今の話からだけでも分かったわ。私の今までの感想はそれだけ」
「………」
「何?文句あるの?」
「あ、いや……」
男はどう反応すればいいのか困っていた。ここまで話せば、今まで出会ってきた人達は皆口々に
「可哀そうね」と必ず言ってきた。ましてや努力家ね等と言ってくれる人は誰一人としていなかったのだ。
「それで?続きは?」
そうせがむ女の子を見て、男は本当に素直に、自分の事が話せる気がしてきた。
「ああ……続きな……うん」
「……」
女の子は「続きは?」とは言ってきたが
別にそれ以上急かすでもなく、男が話したい時に話して……とでも言いたげな態度で男を見詰めていた。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 19:58:47.56 ID:9TiJZHw6O
描きに来たよー
これは酷い……
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 20:05:21.22 ID:Iw4PkO8lO
>>44 描きに来たんなら描けば?
自分で描きに来たとか言っといて酷いとか言って帰るだけなら唯の構ってちゃんと変わらないが?
しえん
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 20:16:28.29 ID:9ario2UH0
>>44 うはおkwwwwwwwでっていうwwwwwwwwww
嘘ですスレ開いてくれただけで感謝ですありがとう^^
>>46 やべぇwwwwwwうますぎるwwwwwwwwww
何という可愛さwwwwありがとう!ありがとう!!
「それから……えっとどこまで話したっけ」
「勉強をして、事故当時の頭まで回復した所」
「あ、ああ…それで……俺は今26なんだが」
「うん」
「…………」
「どうしたの?」
急に今までにない程、暗い顔で俯いた男に
女の子は問い掛ける。
男は……チラッと女の子の顔を見て……苦い物を吐き出す様に……ポツリッと呟いた。
「徐徐にまた……記憶がさ、無くなってきているんだ」
「え?」
「やっと最近大学に、合格したんだ。
……でも、講義の内容をいくら勉強しても、すぐに…忘れちまう」
「……」
「病院に行ってみたんだ……事故の後遺症だって……」
女の子は黙って男の横顔を見ていた。男はそこで暫く黙って、重くなった口を動かした。
「何かさ……ははっ……もう治らないんだってよ……このまま…俺は……」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 20:21:14.07 ID:TMe5xM9OO
こういう所でマジになって描いちゃう絵師様(笑)って……
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 20:25:02.59 ID:Iw4PkO8lO
こういう所でマジになって絵師叩く奴って……
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 20:26:44.39 ID:5pCo8HDo0
さて自分の出番はいつかな( ゚Д゚)y─┛~~
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 20:31:03.30 ID:uC3XPZAsO
まんせーされたい絵師(笑)は角煮に行く事をオススメします。
あそこなら多少下手でもエロ描けばまんせーしてくれますよ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 20:36:37.70 ID:9ario2UH0
>>49 ちょwwwwww最高すぐるwwwwwww
うまいなぁwwwwww俺じゃとても描けない件wwwwwwwwwwwありがとう!!!
季節は7月位かなw
「……治らないって」
「このままさ、どんどん記憶が無くなって行って……そのまま死ぬんだってよ」
そう語る男の目は生気が無かった。
女の子は、男の手を握る。
男はそれには気づかず、虚ろな目を海へ向け口を動かす。
「……だからさ、もういいかなってさ………だってそうだろ?
事故に遭って……死ぬほど頑張って、周りからずっと憐れみの目を向けられてさ、やっと大学に入れたと思ったら
そこで「あなたはここからまた記憶を失っていき、死にます」……だってさ……」
「…………」
「もういいかなって……思うだろ?……もういいかなって…さ」
男は気がつけば、涙を流していた。自分で泣いているつもりは無かったのだろう。
自分の頬が涙で濡れるのに気がつき驚くと同時に
女の子が自分の手を握っている事にも驚いた男はとっさに女の子の手を離そうとした。
「ま、まぁそんな感じだ……ははっ、もう君は家に帰った方がいい……え?」
女の子は男の手を強く握って離さない。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 20:43:01.39 ID:u0l/d+th0
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 20:48:51.46 ID:Iw4PkO8lO
支援
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 20:56:46.88 ID:9ario2UH0
>>56 ギャグ漫画じゃねぇかwwwwww
「……」
「あ……悪いその何か……泣くつもりじゃなかったし……っとその」
「……」
男は困っていた。正直女の子が手を離さない理由が全然わからないのだ。
ふと、自分がこのまま再び飛び降りかねないと感じ、抑えているのかと思った。
そう思っても不思議じゃない程に男の顔は見ていて辛いものだっただろう。
しかし男は今女の子と別れても、飛び降りない確信が自分の中にあった。
何故かは分からないが、今女の子に話を聞いてもらって……それで飛び降りるのはどうかと思っているのだろうと
勝手に自分をそう納得させた。その事を女の子に伝える為に再び彼女の顔を見る。
「あ……」
肩が小刻みに震えている。彼女は泣いていた。
「……ごめんなさい」
そう一言。
男は何を謝られたのか分からず、オドオドしているだけだ。
「えっと……どうして君が泣いているんだ……その、俺は別に何も君に」
「……ごめんなさい……」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 21:22:12.70 ID:9ario2UH0
「……私は、何だかんだ言って……あなたの事を慰めて、自殺をやめてもらおうと思ってただけだった」
「……まぁ……うん」
女の子はそこで、男の手を離し男の目の前に顔を近付け申し訳なさそうに言った。
「……でも、あなたの話してる顔を見て。どう慰めればいいのか……分からなくなった」
「そんな……別に俺は」
「あなたは、私にとても辛い自分の事を話して……私は何も…言えなくて……」
そこで女の子は再び黙ってしまった。ただその大きな目から涙を流して。
男はそっと女の子の肩に手を置いた。
「そんなの……君が気にする事じゃない」
「でも…」
「俺は、お礼を言いたいよ。多分君と今、出会ってなければ……俺は死んでいた……どうせ時間がくれば死ぬけど」
「ッ…」
「それでも……誰かに……辛いって、分かってほしかった。
周りに俺の事でそんなに涙を流してくれる優しい子はいなかったから……君に話せて、俺はよかった」
そう言って女の子の頭を撫でる。
「だから、泣かないでくれ。もうここで死のうとはしない……大丈夫だ。君は家に帰るんだ」
女の子は黙って涙を流し続けている。
男がどうしようかと…頭を悩ませていると……女の子は小さな声で言った。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 21:23:11.09 ID:u0l/d+th0
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 21:25:41.37 ID:9ario2UH0
>>59 KAKKEEEEEEEEEEEwwwwwwwww
十分だろwwwwあざすwwww
>>60 お前の灯台クソワロタwwwwwwwwwwww
てかもうちょっと明るい話書きたくなってきたなww
もうちょっとしたら多分この切ない系は終わらせるぜ!!ww
あ、ギャグじゃなかったか…
でも今さら路線変更ってのもあれだな
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 21:34:10.79 ID:Iw4PkO8lO
しえん
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 21:43:43.18 ID:9ario2UH0
「また……ここに来て」
「え?」
「この時間……私は毎日ここで……ライトを点けるから……」
そう言うと、女の子は走ってどこかへ行ってしまった
「……」
取り残された男の耳には、波の音だけが響いていた。
それから、毎日男は、灯台へと出かけた。
展望台へ夜の11時半。
12時になるときっかり彼女が現れる
「待った?」
「……いいや。待ってはいない」
「そう♪」
必ずそういうやり取りで二人の会話はスタートする。
二人はお互い様々な事を話した。
お互いの趣味、好きな歌手、好きな食べ物、癖、テレビ番組について
学校の事。そして、時々男の記憶について
二人はとてもよく話した……灯台のライトの下で……
そして、1ヶ月が過ぎた。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 21:47:58.18 ID:UbyYjNFFO
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 21:52:09.33 ID:9ario2UH0
男は、女の子と始めて会った時から……大分記憶が…なくなって来ていた。
女の子との会話にも支障が生じ始めた。
「それでさ、1週間前にあなたが教えてくれた歌手のCDを聞いてみたの!とっても素敵な歌だった」
「……歌手?」
「え?……ええ」
「そっか……どうだった?」
「あなたが褒めていたサビの部分がとても素敵で、何回も同じ所を聴いちゃったわ」
「……そっか」
「………」
「え、えっと……昨日テレビは何を見た?」
「ああ昨日は―――」
女の子は男が記憶を無くす速度が速くなって来ていると感じていた。
同時に男が最初に会った時より……痩せてきている事も分かっていた。
それでも、出来るだけ男と様々な事を話した。男が1週間前には覚えていて
女の子に語った出来事を、今度は女の子が男に向けて話して聞かせた。
男はとても楽しくその話を聞き入っていた。女の子も楽しそうに笑っていた。
そして、さらに1ヶ月が過ぎた。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 21:56:08.28 ID:9ario2UH0
>>65 もし描いてくれるんならもうちょっとシフトチェンジしないとこの先やべぇぞwwwwwww
てか全部の場面描いてくれなくてもいいんだがwwwwww
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:03:26.71 ID:I9PA4tX10
ID:UbyYjNFFOの異常なセンスに腹筋が崩壊した
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:04:18.79 ID:UbyYjNFFO
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:09:03.85 ID:9ario2UH0
>>69 壮絶というかwwwwwてかそういう絵で全部やんのかよwwwww
ある意味楽しみだがwwwwww途中で投げ出してもいいぞとは言っておくwwwwwwてか宇宙人じゃんwwwwww
「待った?」
「……いいや。待ってはいない」
「そう」
最初のやり取りは、そのまま変わらない。
しかし、その後話す内容は、変わっていた。
「それでね、今日私の学校で……」
「ああ……」
「昨日――の番組で……」
「ああ……」
一方的に女の子は男に話しかける。男は相槌を打ってそれを楽しそうに聞く。
すでに男の記憶力は本当に僅かなものとなっていた。
体も痩せ細り、最初の頃の面影は余りなくなっていた。
それでも女の子は明るい笑顔で男に話し続けていた。
自分の学校の事、テレビの話、音楽の話。
そして男に今まで聞いた話をずっとずっと……男に語りかけた。
男はすべて笑顔で頷いていた。
そして……それから更に2週間過ぎ…その時はやってきた。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:13:10.05 ID:9ario2UH0
>>71 ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏┳┳┓
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最高じゃーーいwwwwwwwwwwwありがとうございますだwwwwwwwwwwwww
マジ可愛すぎだろjkwwwwwww
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:18:18.76 ID:zZTjed1g0
>>71 古き良きPC−98時代の絵って感じがする。
その時代のこと知らないけどねw
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:20:47.04 ID:9ario2UH0
「待った?」
「……いいや。待ってはいない」
「……そう」
いつもの様に、その日の夜。二人は灯台のライトの下で一緒に座っていた。
「…………」
女の子はその日、すぐに話始めず、しばらく黙っていた。
男は……何も言わず、女の顔を見た。
女の子は男の視線に気づき、悲しそうに笑い、男の頭を撫でる。
男は……すでに10分前の事も性格には覚えていられなくなっていた。
思考能力も落ち、小学5年位の頭脳となっていた。
体力も落ち続け……すでに……どうしてここに今来れているのか不思議な位に、衰弱していた。
女の子はすべて分かっていた。
そして今日……
男は笑いながら自分を撫でてくれる女の子の手を見ていた。
女の子はしばらく男の頭を撫で、そして話し始めた。
「今日は……ある男の人の話をしたいんだけど……いいかな?」
「……ああ」
男は微かに笑みをその顔に浮かべながら答えた。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:22:06.02 ID:eMmm6jIA0
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:23:50.72 ID:9ario2UH0
>>75 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
てかソバージュってなんだっけ?
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:32:49.70 ID:Iw4PkO8lO
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:39:29.31 ID:UbyYjNFFO
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:44:10.37 ID:9ario2UH0
「ある男の人は、この灯台へ……死ぬ為に来たの」
女の子は穏やかな口調で言う。男は驚いて聞き返す。
「死ぬ為って……え?」
「そうなの……そこから飛び降りちゃいそうだったの」
「その人どうしたの?死んじゃったのか?」
「ううん……助けられたの。この灯台に住む幽霊に」
「幽霊?」
目を丸くして驚く男に女の子は優しく微笑む
「その幽霊はね、この灯台にずっと住んでいるの。
あんまり人が通らない所だから、時々イタズラをしたくなって、ついつい人に話しかけちゃうんだって」
「だ、だったら俺達の所にも来るんじゃないのか?」
急に怖がりだす男を女の子は優しく宥める。
「大丈夫。今まで私と一緒にいたら、現れなかったでしょう?だから今日も幽霊は出てこない」
そういって優しく笑う。男は昨日以前の事等ほとんど覚えてないのだが、安心した様に目を輝かせる。
「よかったぁ……じゃあ話の続きは?」
「ええ……それで、男の人は幽霊に話しかけられて、自殺を思い止まってくれたの」
「よかったなぁ……こんな所から飛び降りたらきっととっても痛いだろうし」
「ええ……そうね……それでね」
女はクスクスと笑いながら男に話して聞かせた。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:44:50.88 ID:9ario2UH0
>>78 ワロタwwwwwwwwwww
てか1回本気の女を描いてほしいぜwwwwまぁいやならいいがwww
それ俺好きだwwwww
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:46:37.18 ID:9ario2UH0
>>81 ま、まずい……萌死ぬ……これはまずい………
ありがとう!!ほんとありがとう!!!!最高じゃあああああwwwww
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:47:51.11 ID:Iw4PkO8lO
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:56:21.36 ID:Iw4PkO8lO
しえん
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:57:14.35 ID:DZHRNFOu0
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 22:59:00.85 ID:ni+8DBsBO
このスレおもしろい
もっと続けてw
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:01:00.73 ID:Tuiefhbs0
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:04:05.25 ID:9ario2UH0
男は女の子の話に夢中になった。
女の子は男にゆっくりと語りかけていた、今まで二人が話した事を、何度も何度も。
「それで……その時にその人がね、私に言ったの。「君はあの歌手の歌を聞くべきだ」ってね
……私おかしくって……ふふっ」
「あははっ……は」
バタッ
男は限界だった……もう何も考える事も出来ず、ただ笑っているだけだった。
女の子は横に倒れた男を、女とは思えない力で抱え、自分の膝の上に男の頭を乗せた。
「ふふっ……そろそろ…かな」
「?」
「いいの……こっちの話……ちょっと言いたい事があるんだけど……いいかな?」
男は頷く。
ザー ザー
あたり一面に聞こえる波飛沫の音が二人を包んだ。
女の子を見上げる体勢の男は、満天の星空が見えるのだろう。嬉しそうに星を眺めていた。
不意にその男の頬に、何かが零れた。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:05:08.09 ID:9ario2UH0
>>86 ありがとう!!!!続けるぜ!!!!ww
>>87 うっひょおおおおおおおwwwww
すんばらしいwwwwwwwwwwwwwやべぇwww俺テンション上がりまくりwwww
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:11:15.56 ID:UbyYjNFFO
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:12:52.21 ID:Iw4PkO8lO
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:23:08.21 ID:Iw4PkO8lO
しえん
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:28:52.31 ID:9ario2UH0
「…………」
「なん…」
なんで泣いてるんだ?と、言いかけた男の口を女の手が塞ぐ。
「何でもないの……ふふっ、何でもないのよ」
笑いながら、女の子の目からは止めどなく涙が溢れて、男の頬を濡らす。
「……」
「言いたい事があるの」
「……何?」
「どこまで今のあなたに分かるかは、分からないけれど」
「……」
不思議そうに女の顔を見詰める男の顔を見詰め、女は言う。
「最初会った時は、寂しくて……話し相手になって欲しくて……話しかけようって思ったの。
でも……あなたは飛び降り様とした。本当にビックリしたのよ?いきなりだったから」
「?」
「それで……話しかけて……あなたは私の事を高校生だから早く家に帰れと心配してくれた
本当に、その一言が嬉しかった……嬉しかったのよ?」
女はその美しい瞳から涙を溢れさせ続け、話し続ける。
「それから……それから……あなたが何故、自殺なんかしようとしたのか……あなたの事故の事、
後遺症の事……あなたが一生懸命努力したこと……その努力が報われなくなってしまった事……全部聞いたわ
本当に……後悔した……こんな辛い思いをしている人を…私の勝手な考えで呼び止めてしまって…後悔したの。
……でもあなたは、後悔する私を優しく慰めてくれた。あなたは私に感謝までしてくれた……」
男はすでに……意識が無かった。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:39:27.77 ID:9ario2UH0
「それから……それから……」
女は男に意識がない事が分かっても話し続けた。
「わ、私は毎日あなたと話した。色んな事を……あなたに話を合わせる為に
あなたがいない時間に近くの民家の窓からテレビを覗かせてもらったりしてた……あなたと色んな話がしたかった」
「この灯台にあなたが来る度、とても胸が高まった。あなたが笑う度に、私も嬉しくなって
私が笑うとあなたも嬉しそうで……それがまた、嬉しく……て……」
女はもう嗚咽を漏らして泣いていた……男にすでに自分の声が届いていない事も分かっていた。
それでも泣きながら、男の頭を抱きかかえながら、自分の思いを話さずにはいられなかった。
「……あなたはたくさんの事を教えてくれた。……本当に、沢山の事を……
あなたは忘れてしまったでしょうけれど、私は……私は覚えてる。
あなたがどんな音楽が好きでどの食べ物が好きで、どんなテレビを見てて、どんな…勉強をして……
どれだけ…努力したか……ぅ……ぅ……うわあああああ………」
女は男を抱きしめる。男はすでに……事切れていた。
「…………」
「…………あなたは……私は……あなたの事をずっと覚えている。
忘れたくない……あなたの事をずっと覚えていたい……ずっと…ずっと……」
「あなたが……好きよ……」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:41:36.84 ID:ni+8DBsBO
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:45:13.87 ID:lwGLEsn20
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:47:07.93 ID:UbyYjNFFO
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:48:49.07 ID:9ario2UH0
女は、男の体を灯台の近くにある墓地へ運んだ。
男の為に墓を作り、埋葬した。
女は、その日から毎日必ず男の墓参りへ向かう。
ある時、どこかの見知らぬ旅行者が灯台のある…いや、あるはずの崖へと海を見に行った。
そこには……灯台はおろか、建物さえなかった。もともと灯台が必要な場所ではなく、別の場所に
強力なライトを持つ灯台があった。
女は……今はどこへ行ってしまったのか……誰にも分からない。
しかし、その崖の近くにある墓地の、ある墓には……毎日必ず綺麗な花が飾られているという……
おわり。
んじゃ次の話どうしよっかなぁwwwww
>>90 それかぶりもんだったんですかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ありがとう!!GJ!!
>>94 な、なんという……いいやっほおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!
GJGJGJGGJGJGJGGJGJG!!!!!!
>>96 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
か、かわえぇえええええええええ!!!!!!!!!
やばいです!!なんかもうすばらしいです!!!!!
ちょっと構想タイムとメシタイム入りまーす!!wwwww自分で保守しながら何か考えるかwww
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:51:52.46 ID:Iw4PkO8lO
>>94 本当に素晴らしい。
表情がもう……ふぅ……
>>96 うまいなww
何か支援しか出来ない俺が悔しいw
とにかく
>>1乙!
次はどんな話にすんだ?
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/02(木) 23:57:56.99 ID:lwGLEsn20
乙
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:00:02.97 ID:TvBcM/mQO
オワタ
もう寝よう…
保守よろしく
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:00:12.45 ID:yPq4rl110
>>98 不覚にもクソワロタwwwwwwwwwお前のセンスに嫉妬wwwww
>>100 あざす!
とりあえずこのスレが落ちなかったらそうだな……もう萌え萌えな感じのおにゃのこにするかなぁ……
まだ考え中!ww
>>101 ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏┳┳┓
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すんばらしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!
いい!!その表情いい!!!
てかまさか俺ごときのカススレにこんなに絵投下してくれる人がいるとは思わなんだwwwwwww
こちらこそありがとう!!!!最高です!!!
てかまだ何か別の話描くかもだから気が向いたらまた無理に描かなくてもいいから来てねと言ってみたりwww
まぁもうあれだよなwwwこんだけ描けば疲れるだろうしねwwwwwとにかく感謝感激だ!
ちょっとコンビニ行ってメシ買ってくるwwwその間にこのスレ落ちてたらそれはそれでwww
あざっす!!!^^
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:04:20.35 ID:nKbMKx9WO
>>101 素晴らしい絵を何枚もありがとうございました。保存しました
>>104 乙!
とりあえずさっさと買ってこいw
保守
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:15:44.92 ID:nKbMKx9WO
ほ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:21:50.03 ID:nKbMKx9WO
この時間帯はキツいな。
ほ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:28:48.79 ID:TvBcM/mQO
ほーたる
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:32:06.57 ID:M/k2b9rm0
割と面白かったな。安易に名前出したりしないのが好感持てる。
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:39:55.49 ID:roE0dd5sO
今北産業
絵はまだいるの?
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:39:59.02 ID:h9xK5c4h0
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:42:21.07 ID:yPq4rl110
今帰ってきたwww
>>110 描いてくれるならいくらでもいるwwwww
>>111 おお!!またきたあああwwwwwwwww
可愛いwwwww最高だわマジでwwww
んじゃちょっと話考えながらメシ食いますわ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:55:23.61 ID:roE0dd5sO
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:55:24.08 ID:TvBcM/mQO
保守がてら描いてって
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:55:27.10 ID:yPq4rl110
なんかハルヒやってるんだってね
うちの県やってないけどorz
ちょっとさっきの話よりは短くなりそうだけどやっぱちと切ない感じの
ほんわかしたのが書ければいいなぁと思いつつ……まぁちょっと待ってて頂けるとありがてぇw
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 00:57:33.35 ID:yPq4rl110
>>113 今まで俺が書いてきたのが1つのストーリーでそれを読んでくれた
素晴らしい絵師さん達が登場人物の絵を描いてくれてた的な流れwww
んで今からまったく今書いてたのとは違うほんわか話を書こうとしてるって事ですはいww
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 01:04:07.80 ID:roE0dd5sO
>>116 じゃとりあえずほんわか待ちか、wktk
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 01:14:14.20 ID:yPq4rl110
んじゃ始めるぜいww文才ないのはもうわかりきってるからそこらへんのバッシングは無視するわいwwww
これから書く話に出てくる男とかは今までのとまったく別人だからそこんとこよろしく
「ねぇ!起きて!」
「ん?……んー」
朝から男はうなされていた。いつもの自分の部屋からは聞こえるはずのない声がする。
「はやく起きろってば!」
声の主は男の体をユサユサと強引にゆらす。段々男の頭もこの揺れが夢の中ではないという事を理解する。
「……ん?」
「あ……起きた?」
男が目を開けると目の前に女の顔があった。男を覗き込んでいる。
「……」
男はこの光景を見なかった事にしようと瞬時に判断し、再び布団を被る。
ゴンッ
「ってぇ!」
「さっさと起きる!」
その動作を見た女に瞬時にチョップをお見舞され、男は完全に目を覚ました。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 01:27:04.69 ID:yPq4rl110
「い、痛いんですが」
「おはよっ!」
「……なんで俺の部屋にいるんだ?」
「それはおばさんが許可してくれたからね」
「あっそ」
「……行くわよ。準備して」
「え?」
「忘れたとは言わせないわ」
そこで男は、今日に限って何故女がわざわざ自分を起こしに部屋までやってきたのかという事を一瞬考え、
「あ、そうか……なるほど」
思い出した。女と今日、ある場所へ向かうという約束をしていた事を男は見事に失念していた。
「あれだ……あそこに行くのか」
「そうそう!さっさと準備準備」
男が思い出したのを確認すると女はそう笑顔で応えて部屋を後にした。
1階へいき男の両親とテレビでも見るのだろう。
時刻は朝の9時。
「……」
眠い目を擦りつつ頭をボリボリと掻きながら男はクローゼットの中から
適当に服を選ぶ。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 01:32:39.11 ID:yPq4rl110
>>120 (ヽ、,/)
,、) | 〜| ,-、-、
∧ ∧ ,、_,、 (V⌒⌒) ⊂ つ / J J ,、_,、 ∧ ∧
キタ━(*゚∀゚)━⊂( 。__。)⊃━⊂( )⊃━( )━⊂( )つ━( ゚∀゚)━━(;´Д`)━!!!
⊂ つ〜( 〈 `´`´ ∨ ∨ `´`´ ⊂ つ ⊂ つ
〜| | `J J 〜ヽ、つつ 〜| |
∪∪ ∪∪
可愛すぎワロタwwwwww怒ってるっぽい顔かわゆすwwww
ありがとう!!GJだwww
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 01:36:05.05 ID:nKbMKx9WO
お!また始まったかw
>>120 GJ!!
可愛いw
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 01:38:22.84 ID:yPq4rl110
>>122 とんでもないwwwww
全然OKです!!最高でした!!!ありがとう^^
てか最後も絵描いてくれるとか嬉しすぎワロタww
朝残ってたらまた覗いて頂けると嬉しいですなぁwwwwありがとう!!ほんとありがとう!!
お疲れ様です!おやすみなしあ!^^
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 01:47:28.31 ID:roE0dd5sO
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 01:49:39.65 ID:yPq4rl110
男が着替えて下に降りると、女が男の両親と談笑している姿が見えた。
「しかし寂しくなるねぇ、いくら進学とはいえ」
「東京の大学だもんねぇ……うちの馬鹿は隣の県だし」
「いえ、東京の大学といってもそんなに偉い所じゃないですし」
両親を笑顔で談笑している女は、明日大学進学の為に東京へ引っ越す。
向こうで一人暮らしをする事になるという……
その為の準備はもう昨日のうちにすべて済ませた事等笑いながら話していた。
「はよー」
ボサボサ髪のままとりあえず適当なパーカーを着て男はその輪に入ろうとした。
「あ、来た来た。それじゃあおばさん!おじさん!行ってきます!」
入ろうとしたのだが、その瞬間女は両親達との団欒の輪を抜け出し俺の腕を掴んだ。
「へ?俺まだ朝飯…」
「これ以上あんたに時間合わせてたら電車間に合わないっての!行くよ!」
「行ってらっしゃい」
「ちゃんと女ちゃんをエスコートするんだぞ?金は渡してある」
「あなた、それじゃあ女ちゃんが男をエスコートするんじゃなくて?」
「ああ……そうだな、あははっ」
等と笑いながら喋っている両親に見送られて俺は文句も何も言えず
女に引っ張られながら我が家を後にした。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 01:52:11.59 ID:yPq4rl110
>>125 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
うめええええええwwwwwww
すっげぇマジで……最高です!!ありがとうございました!!!!
俺ってば何という幸せものwwwwwww
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:01:07.26 ID:nKbMKx9WO
>>122 う〜む…素晴らしい
乙でした。
>>125 上手い人ばっかでワロタwww
あなたも乙。
んで
>>1よ。
悪いが俺も寝るぞw
朝まで残ってる事を切に願うわ。
頑張れよw
ノシ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:03:08.73 ID:yPq4rl110
>>128 いや誰が何と言おうと上手いでしょwwwwwwwwwwwwww
これで上手くないとか言う奴は俺がぶっ飛ばすわwwwwww
素晴らしすぎワロタwwww
これはテンション上がってきたwwwwww
>>129 おお!寝てしまうのかw
あなたもマジで俺を助けてくれたぜ!乙乙!!^^
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:05:25.40 ID:+fdQeuca0
だからこういうスレはもっと早い時間に立てろっつってるだろwwww
しっとりした話はないんだな
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:12:23.75 ID:yPq4rl110
駅まで大急ぎで向かった二人は改札の前で息を切らして膝に手をつき、息を整えていた。
「お前…なぁ……何もこんな……ダッシュで……」
「だ、だって……何時に出るか……分かんなかった…から」
「……そこは調べとけよ」
「うっさい!」
男は女の平手うちを交わし改札口の上にある時刻表を見た。
「俺らが乗るのは……15分後か」
「……みたいね」
「んじゃ朝飯買おうぜ!俺腹減った」
「私はさっきあんたの家で食べたけど?」
「俺は食ってねぇよ」
「知ってる」
「あのなぁ……」
女は笑い、駅の前のコンビニへ男を引っ張ってゆく。
「それじゃあほらっ!さっさと何か買って、ホームに行くわよ」
「へいへい」
二人で電車を使ってどこかへ行くという事は今まで何度もしているが、
その度に女は駅で電車を待つ時、とても嬉しそうにしている。いつもそうだな……と、女の顔を見ながら男は思った。
その時ふいに、女と目があう。
「ん?なに?」
「……うんにゃ」
「ほらほらっ!早く買ってくる!切符は私が買って来てあげるから」
女に急かされ、男はコンビニへと急ぐ。
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:14:05.01 ID:yPq4rl110
>>131 夕方に立てたんだがww
しっとり?なんか適当に書いてほしい設定の外枠的なの書いてくれれば
この話オワタら書くぜ!そりゃもう書くぜwwww
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:18:22.27 ID:+fdQeuca0
>>133 あ、ホントだ
明日まで残ってたら参加しようかな
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:22:58.43 ID:yPq4rl110
>>135 うひゃああwwwwwww寝ぐせ最高wwwwwwww
2枚目かわいいのうwwwww
手抜いたなんてとんでもないwwwww俺なんか線人間しか描けないんだからwww
GJJ!!!!!
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:23:50.94 ID:yPq4rl110
>>134 マジすか!文でか絵でかどっちで?w
まぁいいやとりあえず明日の朝までこのスレ残ってるかなぁ……w
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:28:42.97 ID:+fdQeuca0
文才ないんで落書き投下するずwwwww
イメージ力を上げるには良いかなーと
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:34:28.12 ID:yPq4rl110
「遅い!もう電車来てるって!」
「悪い悪い。ツナマヨと和風ツナマヨで迷っててさぁ」
「どっちでもいいでしょそんなの!行くわよ!」
「お前以外と違うんだぞっておい!」
男の言う事なで気にせず、女は男の腕を引っ張り電車の中へ
プシュー!! ガタン ガタンガタン
電車はかなり空いていた。平日のこの時間、しかもここは結構な田舎という事で
めったに人だらけ、という事にはならない。
女は空いてる席へ座り、男を手招きして対面に座らせる。
「ふぅ〜……何とか間に合った……というかあんた遅いのよ!もっとキビキビ動きなさい!」
「悪かったって……」
「あと寝ぐせそのままだし…ったくだらし無い」
「あ」
女は持って来た鞄の中から寝ぐせを治す為の水(男には水に見える)
の入った霧吹きの様なものと櫛を取り出す。
「……やっぱ直した方がいい?」
「とーぜん。ちょっとジッとしてて、やったげる」
女はシュッシュっと男の髪に霧吹きを使い、櫛で梳かす。
男はというと、目の前で揺れる女の胸部をずっと凝視していた……なので
「ギャッ」
「そっち向いてろ!」
当然怒られる。こういう時に顔を赤らめて怒る女の顔が男は嫌いじゃなかった。
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:42:31.10 ID:+fdQeuca0
ホ
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:48:19.79 ID:yPq4rl110
>>138 把握ww
てか見ての通り俺も文才ねぇよwwwwこれ初めてだしww
しっとりってこう……落ち着いた二人の日常とか…そういう感じでいいのかなぁ……よくわからんw
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:51:55.41 ID:roE0dd5sO
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:58:27.26 ID:yPq4rl110
>>142 ほ、惚れるぞこれは……かわうぇうぇwwwwwwww
ヤバい萌えるwwwwwwwwGJGJGJGJ!!!!!!!
男は寝ぐせを梳かしてもらうと、コンビニで買ってきたおにぎりを食べ始める。
女はそれを見ながら、男が結局ツナマヨと和風ツナマヨの両方のおにぎりを買った事に気付き、
「どっちも買うなら一々迷わなくてよかったじゃない!」
「馬鹿最初はどっちかにしようとしたんだ!」
「でもどっちもあるじゃん!」
「泣く泣くこんぶちゃんを外したんだ!文句あっか!」
「だからもっと早く来いって文句言ってるでしょこの馬鹿!」
等等くだらない言い争いに花を咲かせる。
暫くすると窓の外に映る町並みが徐々に変わっていくのを二人で眺めるだけになった。
さっきのおにぎりの件は結局二人で二つのおにぎりを食べ比べ、女の「どっちも一緒!」
という意見で落ち着いた。
世間からみれば間接キスだぁ、等と言われそうだがこの二人の間柄はそれについて
「で?」と言えるレベルなので本人達は特に気にしていない。
電車はそれからずっと ガタンゴトン ガタンゴトン と一定のリズムで二人を揺り動かし
線路の上をゆっくりと進んで行く……
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 02:58:50.45 ID:+fdQeuca0
>>141 しっとりってのは何だ、こう…例えば
雨に濡れる待ち人来ずな人が場末のホームで無言の会話〜みたいなのとか
いつもあの場所にいるあの人気になるわ〜まぁ、そういう事だったのねみたいなのとか
何かいろいろあるじゃないかwww
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 03:03:08.18 ID:yPq4rl110
>>144 あー、少しだけ分かった……けどそれ難しそうだなww
……後でちょっと挑戦してみっかw
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 03:18:17.20 ID:yPq4rl110
ガタンゴトン ガタンゴトン プシュッー [〇〇〜〇〇〜、お降りの方は乗車券を〜]
「……ん?」
1時間後、目的地まで後40分程という所で、男は目を覚ました。
いつの間にか眠っていたのか……等と寝ボケた頭で考えていると目の前に女がいない事に気づく。
「!?……!」
女は横にいた。いつの間にか男の肩に自分の頭を預けている
「……」
どうやら寝ている様だな、と思い、男はその場から動かない。
プシュッー ガタンゴトン ガタンゴトン
再び電車はゆっくりと目的地に向かって動き出す。男は再び動き出した風景に目をやる……
「…………」
わけではなく、女の谷間を凝視していた。お互いお年頃である。
「………でかい」
男はポツリッ、つい本音が口に出てしまう。その時、女の眉毛がピクッと動いた事には気付かない。
「……………」
男はその後も女の胸を凝視していたが、流石に起きたらまずいと気づいたのか、唯単に満足したのか
再び視線を窓の外へ移す。 女は男の肩に顔を預けたままだ。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 03:38:32.79 ID:yPq4rl110
ガタンゴトン ガタンゴトン
「…………」
「…………」
男は無言で窓の外を見続ける。女は寝ている…ふりをしている。
ガタンゴトン ガタンゴトン
二人の体を電車が小刻みに一定のリズムで揺らす。
揺れるたびに、女の頭は男の肩に押しつけられたり、離れたり……静かな時間が流れていた。
「………ふわぁ…」
男があくびをし、自分の腕時計を見る。時計は目的地まで後15分程で着く事を知らせていた。
「………んー……」
男は一人両腕を上に伸ばし背伸びをする。その際、チラッっと女の方を見る。
「………」
「………」
今の背伸びで女の頭がずれ、起きるだろ、と思った男はまだ寝息を立てている女の横顔を
見て首を傾げる。
「……どんだけ眠いんだよこいつ」
男は女の肩に手を回し、自分のもとへ抱き寄せる。
女はその瞬間一瞬驚いた様に目を開けるが、再びすぐ目を閉じる。
「…………」
男は女が起きている事に気付いていた……女も多分男が自分が起きている事に気づいているのだろう。
しかし今までになかったこの状況に、顔を赤らめて身を委ねる事しかできないでいた。
電車はそんな二人を揺らしながらゆっくりと、目的地へと進んで行った。
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 03:39:55.14 ID:roE0dd5sO
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 03:44:35.46 ID:4DC8ocGt0
「セックスと行こうか」
男は卑猥にささやいた
「サックスのメロディーが…」
「ガバディ?」
「ガ、ガバディ!!」
二人は互いの服を破り合い「アワワワワ」とターザンのような声をあげて町に繰り出した
そして数年後
そこには元気に走り回る裸の男女の姿が
二人は取材班にこう語る
「あの時は死ぬかと思いましたよ」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 03:46:24.51 ID:43BG7HRaO
描きたいが…もう遅いな
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 03:46:56.75 ID:yPq4rl110
>>148 ( ゚д゚) !?
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
( ゚д゚ ) こ、これは……
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
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┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗━━┻┛┗┛┗┻━┻┛┗━┻┛┗━┻┛┗━┻┛┗━━┻┛┗━━┻┻┻┛
何と言う本気wwwwwwwwwwwwwwwwww
やべええええええこんな深夜に眠気が吹っ飛んだwwwwwwww
うまい!!やばいうまい!!!最高です!!マジで最高です!!!!!
うひゃあああああてか俺のこのカススレ見てる人少ないだろうにこんなの描いてくれるとかもうね……
何とお礼を言えばいいか……見せ場です!たしかにここは見せ場ですwwww
男の顔がwwwww女の胸がwwwうひょひょひょひょ
あ、ごめん発狂した。深夜なんで許してくれw ありがとう!!いくら言っても言い足りないから困るww
終わりかよw
もっと書いてくれ、クソミソな画力しかないが描くぜ
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 03:51:06.85 ID:yPq4rl110
>>150 嬉しすぎる事を言ってくれますなww
でも無理はしないでいいですマジでwww俺のカススレ何かの為にww
寝てくだしあww
>>152 終わりじゃないwwまだ続くぞww
>>149は俺じゃないw
描いてくれる……だと!?…ありがたいお言葉……じゃあ俺は続きを書くか。
てか予想以上に長くなってんなw
ああ本当だゴメン
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 04:04:51.07 ID:Do+HiX4PO
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 04:06:22.08 ID:yPq4rl110
プシュー [次は〜終点〇〇〜終点〇〇です〜お降りの方は―――]
アナウンスが目的地への到着を告げる。
男はそのアナウンスを聞くと同時に女の頭を叩く。
「おい、着いたぞ?」
「ん?……うん…わった」
女は寝惚けている…演技をしてわざとらしく分かったとは言わず、わったと言ってまでの演技だ。
男はその事も分かっていて乗ってやる。自分も恥ずかしいからだ。
「寝ボケてんじゃねぇよばーか……行くぞ」
「…うん!」
女はほんのり頬を染めて、男に笑顔を向ける。男も照れくさそうに笑う。
二人は駅を出ると女の持って来た地図を拡げる。
「こっからどれぐらいかかるんだ?」
「んーとねぇ……ここだから…今ここで……うん、多分10分位じゃない?」
「ほんとだろうな」
「うーん…20分位かも?」
「はっきりしろっての。俺のとお前の荷物を
何分位持って歩かなきゃならないかは正確にしときたい」
「10分や20分位大して変わらないでしょ!」
「精神的には大分違う」
「男でしょ!細かい事は気にしないの!」
「最近の男は細かい事を気にしない奴はかえって嫌われるらしいぞ!?」
「私は別にそんなの気にしないから!ほら行くよ!レッツゴー!」
端から見ればどう考えても痴話喧嘩と言われそうなレベルの言い争いを
お互い笑顔で言い合いながら二人は目的地へ向け、歩き始める。
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 04:10:55.68 ID:yPq4rl110
>>155 また絵師様降臨キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
いいねぇ……男と女の表情がかなりいい!!!wwww
あざすあざず!!^^
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 04:19:30.23 ID:Do+HiX4PO
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 04:20:20.80 ID:Do+HiX4PO
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 04:25:31.89 ID:roE0dd5sO
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 04:31:58.85 ID:yPq4rl110
結局30分程歩いて二人は目的地に到着した。
最初は文句を言っていた男だが、女と会話をしながらの30分は3分位に感じられた。
「わぁぁぁぁ!!」
女は目的地に着いた途端、とても嬉しそうにそう一言。
男もそんな女の様子を見ると自然と顔が綻ぶ。
二人が来たのは街外れにある森林公園。小高い丘の上一面が公園になっている。
二人の住む町は広く、ここに来るのは相当時間がかかるので。余り人は来ない。
それが二人のこの公園が好きな理由であった。そしてもう1つの理由は……
「結構咲いてるなぁ……満開って言ってもいいんじゃね?」
「どう考えても満開だよ!最高!!」
この季節だけ見られる絶景。
広大な公園の所々に生えている桜の木々が花を咲かせている今のこの公園は、
二人が今まで生きてきた中でもっとも綺麗だと思っている場所である。
二人は離れ離れになる前に、一度この公園を見に行こうと
お互いの大学進学が決まると同時に約束した。その約束を果たす為に今日ここへ来たというわけだ。
「見て見て!あの木も!この木も!満開!……ねぇねぇ!」
「分かってるって……シートここに敷くけどいいか?」
「うん!」
男はここに来て良かったとこの時思った。
実は大学の準備が忙しく、最近は疲れが溜まっていた。
しかしこんなにも目を輝かせ、喜ぶ女の顔を見ていると
そんな事でここへ来ない事を考えていた自分を馬鹿だと思わずにはいられなかった。
女は桜の木々を携帯のカメラで撮りまくっている。その様子を優しく見守りながら、男はシートを拡げた。時間は1時過ぎ。5時までここで過ごす予定だ。
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 04:34:28.48 ID:yPq4rl110
>>159 おまwwwwwwコーヒー吹きかけたwwwwGJwwwwww
>>160 うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
これはwwwwww
なんという……ふぅ………
いやぁこんな時間までありがとう!!!ありがとうなんだぜ!!!!
嬉しすぎるwwww女可愛すぎだろjkwwwwww
ほんと感謝してます!ありがとう!!GJ!!!
>>162 いや、こういうの初めて参加したからこっちこそサンクスなんだぜ!!
難しいアングル練習出来たし寝るわ、夕方あったらまたくるwwwww
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 04:49:42.66 ID:yPq4rl110
>>163 いやこちらこそw
こんなペーペーの文なんかに絵描いてくれてホントありがとうww
最高だ!
夕方かぁ……あるかな^^;
とにかくありがとう!おやすみなさい!!乙!!
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 04:58:44.10 ID:yPq4rl110
「おーい……こっちこいよ」
「男もこっちおいでよー!綺麗だよー?」
「そりゃ分かってるけどこっちから見た方が見渡せるぞー、それにメシだ」
女はどうしても男を自分の所へ来させたかった様だが、男の言う事にしぶしぶ従って
男の所へやってきた。お腹が空いているのもあるのだろう。
「メシだメシだ!」
「さっき電車で食べたじゃん!」
「寝てまた歩いたら腹減るだろ?細かい事は気にしないんじゃなかったのか?」
「それはまた別の話でほ!もう!あははっ」
くだらないやり取り、その会話のキャッチボールが二人の顔を自然と笑顔にしていく。
男は持って来た鞄の中から大きな弁当箱を取り出した。出かける直前に女に持たされていたものだ。
「開けていいか?」
「う、うん。いいよ」
女の了解を取ってふたを開ける。中には男の母親が作ってくれた弁当が……
「…………」
「…………」
入っていると男は思っていた。けれど中身は普段母親が作っているおかずではなさそうな……
「これってもしかして?」
「……」
そう言って男は女の方を見る。女は少し俯き、照れくさそうに一言。
「ちょっと……おばちゃんに手伝ってもらいながら……私が」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 05:24:11.86 ID:yPq4rl110
「……ふーん」
「あー……えっと、あの……別に嫌だったらその」
女がオロオロと男の様子を見始めると同時に男はその中の卵焼きを食べる
「ふむ……」モグモグモグ
「あ……」
男は暫く口をモグモグさせて沈黙。女のソワソワした視線が男に突き刺さる。
「………」モクモクモク
「………」ジー
男は次にから揚げをパクリ。女の視線を無視する。
「……んー」モグモグモグ
「…………」
ドカッ
「いって!何すんだ!」
「何か言え!ばか!」
女の怒りは当然だが、男は尚もモクモクと食い続けた。女が段々と俯き、無口になってくる。
その時を狙ったのかどうかは知らないが、男は女の頭をポンポンを軽く叩く。
顔をあげた女の口に自分の箸に刺さった卵焼きを押し込む。
「むぐぅ!」
慌てる女を見ながら笑う。女が怒って卵焼きを飲み込んだと同時に一言。
「最高だ、美味しすぎ……だろ?」
女の顔が見る見るうちに真っ赤になるのを見ながら男は笑う。
「……何かムカつく!」
「ささっ、食べよう食べよう!」
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 05:40:54.88 ID:OpDs9nSeO
追い付いた
支援
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 05:48:33.85 ID:yPq4rl110
二人で弁当をつまみながら他愛もない会話をする。
受験の時お互いが塾などで頑張った事や、2ヶ月に1回位の割合でお互い時間を作って出かけていた時の事等。
話し始めると話題は尽きなかった。
気がつけばお互い話し疲れて、二人して桜の木々が風に揺れ、桜の花びらが散ってゆく様子を眺めていた。
いつの間にか、周りにいた親子連れ等も帰ってしまったようだ。
広い公園には二人しかいない。
「…………」
「…………」
お互い偶にチラチラと互いの事を見る。目が合うと自然と照れ隠しの様な笑みが零れる……
「……」
男はずっと女に言いたい事があったが……言うタイミングを逃していた。
というより、タイミングはいくらでもあったのだが、いざという時怖気付いて言えなかったというのが本音らしい。
「………」
女が先ほどから、ずっと男を見詰めている。
男は視線に気付いていたが、目を合わせない……ずっと目の前の桜の木々を眺めている。
「………」
「………」
女は男の横に座った。男は女の顔を見ずに、固まった。
「………」
そんな男の横顔を見て、女は照れくさそうに一人笑い、男に寄りかかった。
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 05:56:46.16 ID:yPq4rl110
「……何だよ」
「……別にー」
「エ〇カ様ですか」
「古いよ、それ」
さっきまであんなに話題が浮かんできていたのに、男の頭は今何の話題も生む気配がない。
お互い黙る。
「………」
「………」
ふいに女の方から話しかけてきた。
「色々大変だったねぇ……」
「何が?」
「受験とか」
「さっき言ってただろうが同じ事を」
「まぁねー」
「………」
「ねぇ……そっちはいつから大学始まるの?」
「……7日だ。明後日には俺も大学の近くの部屋へ」
「そっか……」
「そうだ……」
女が何故突然大学の話題を出してきたのか、男は分からなかった。
いや、分からないふりをしたかった……分からない。何故女はこんな話を? そう思いたかった。
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 05:59:20.32 ID:DGlqtOzI0
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 06:07:16.32 ID:yPq4rl110
「私は……明日……引っ越すよ」
女が言う。男も一言応える。
「……知ってる」
「だから……今日は一緒に来たんだもんね」
「おう……」
そこまで言って……女が暫く黙る。
どうした?と言おうと女の方を見た。
「………」
「………なんで…泣いてんだよ」
女は一人、体を小刻みに揺らし、声を出さずに泣いていた。
「………分かんない?」
そう返された。……男はもう……今言わければ……チャンスは永遠に巡ってこないと確信した。
根拠はない。
「………」
「ちょ……何……」
指で女の涙を拭ってやる。女は顔を真っ赤にしながらジッとしている……待っている。
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 06:08:21.53 ID:yPq4rl110
>>170 うはwwwwwww
こ、これはwwwwwwwwか、かわいい……かわいいぞゴラァ!!!!!!!
いやほんと、マジでありがとうwwwありがとう!!!
可愛いです!!
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 06:22:06.02 ID:yPq4rl110
「あー…………と…だな」
「うん……何?」
「その……」
頭の中がまっ白になっている男は、中々言い出せない。
女が男を見詰める限り、ずっと言えないんじゃないかと男は思った。
そんな様子を見た女は……小さく笑って、助け舟を出す。
「ふふっ…………あんたは昔から……大事な時には……何も言わないね」
「…………」
「私……明日から男と離れ離れになっちゃう……寂しいよ」
「男は?………寂しい?」
二人の間に春風が吹く。桜の花びらが雨の様に散っている。
「ねぇ……一回でいい……一回でいいから……大事な事……言ってほしいな」
男は女のその一言で、口を動かした
「一回しか言わない、よく聞け」
「はい、どうぞ」
「俺は、お前が東京に行くのは寂しい。とても寂しい。辛い」
「うん」
「俺はお前といる時が人生で一番楽しい、多分」
「多分?」
「ぜ、絶対」
「ふふっ……それで?」
「俺は……
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 06:30:37.62 ID:yPq4rl110
女が男の目を見る。
男も女の目をジッと見据える。さっきまで女の顔が赤くなるのをからかう様に笑っていた男の顔が
今では女よりもはるかに真っ赤になっている。
「……それで?」
「俺は…………お、お前が……そ、その……その」
「……頑張れ」
「…………―――――」
微かに、女にギリギリ聞こえるか聞こえないか……微かな一言を…男は口にした。
「……そう♪」
「え?……そ、それだけかよ!」
「そうよ?……だって分かってたもん」
「な!」
女は心底嬉しそうだ。スクッと立ち上がり男の手を取る。
「あそこ行こ!」
「え?」
女がさっき男に来い来いと散々言っていた場所へ女が男の手をとり向かう。
そこへ行くと、男は
「……おー…」
小さく唸った。男達からは見えない位置にまだ沢山の桜の木が生えていた……
「……どうよ?」
「すげぇな」
「でしょ?」
女が笑う。二人はしばらく黙って、その景色をずっと見ていた。
不意に女が握っている手に力をこめる。男に向かって言う。
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 06:45:18.10 ID:yPq4rl110
「……私も、男も離れてお互い寂しいけどさ」
「ああ」
「それでも……がんばろ」
「……だな」
男は静かに笑みを浮かべる。顔はさっきよりは治まったが、また赤い。
「とにかーく!浮気だけは駄目だからね!」
「そりゃ俺のセリフだろ!」
「どーだか!」
「……」
女が男の腕に手を絡ませて、呟く。
「私は……大丈夫だから、心配しないで」
「……その言葉、そのまま返す」
「!……りょーかい」
暫く……二人はそこに立ったまま……桜の木を眺めていた。
ふと……何を思ったか……男がポツリと一言…呟く
「なぁ……」
「ん?」
「…………桜がきれいですね」
「え?……」
「……なんでもねぇよ馬鹿」
本人としてはこれが精いっぱいである。女は……しばらくして……気づく
「あー………夏目漱石?」
「ゲッ……」
「……古いのアレンジしたねー♪んー?」
「帰るぞ」
「あ、ちょっと待ってよ!ねぇーってば!いいじゃん!別に古いの嫌いじゃないよ!?」
「うるせぇ!」
「あははっ」
顔を真っ赤にし、荷物を片付けに戻る男に追いついた女は、その横顔に優しくキスをした。
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 06:46:37.69 ID:yPq4rl110
ほんわか終わり!!!
あー……疲れたー……見てくれて下さった方」サンクス!!!絵師さんサンクス!!!
マジつたないどころか便所の落書きレベルだけどねwwwwww
見てくれてありがとううううう!!!
んで次は……しっとりだっけ……ど、どうすっかorz
休憩タイム入るぜ―
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 06:48:29.51 ID:yPq4rl110
てかこの時間だからだと信じたいが誰もいないなwwwwwwwwww
ま、オナニーだし人少ない方がいっかwwww
ホントはもうちょっと人いてほしいけどorz
メシいてくるわ!!!
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 06:55:32.62 ID:roE0dd5sO
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 07:15:51.96 ID:yPq4rl110
>>178 お!おはようwww
いやぁ一応完結させたぜwww
てか絵師さんがこんなに投下してくれてんのに人が少なすぎwww
俺のクソ文とかどうでもいいから絵師さん達の絵をもっと多くの人に見てもらいたいwww
はぁ……てか眠いなw
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 07:19:51.39 ID:roE0dd5sO
>>179 絵見られたくないwww恥ずかしいwwwwww
寝て起きてまた暇つぶしたくなったら立てたらいいじゃないか
どことなく
>>1は幼い印象を受けるけど、またなんでSSを?
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 07:22:57.43 ID:oRq18oLk0
1から全部見てきた。
絵の練習がてら描いてみようと思う。
絵なんて普段描かないんだけどね('A`;)
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 07:26:20.47 ID:yPq4rl110
>>180 じゃあ人少なくてよかったのかwwwwてか恥ずかしがるレベルの絵じゃない気がするけどw
こういうスレ立てた理由は唯の暇つぶし、それだけww
幼い……精神年齢がねwwwww実年齢はまぁ聞くなwwwおっさんではないがw
んじゃ落とそうかな?分かんないけど……とりあえず今の心境はもうすこしぼーっと時間つぶして
なんかもう1つぐらい書く気になったら書いて終わろうかなぁと……
まぁわかんねぇなwwとにかく絵師の皆さんには感謝しまくりんぐw
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 07:28:16.11 ID:yPq4rl110
>>181 な、なんですとww
マジですかwwてかこのスレをそういう使い方してくれるとホント本望というか何と言うかw
俺は少し休憩中ですわw
絵描こうと思える人ってホント凄いと思うわww俺まずムリだしww
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 07:30:08.41 ID:oRq18oLk0
んじゃ書き始めるまでまったりしてることにする。
寝る可能性あるけどな!w
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 07:33:47.12 ID:yPq4rl110
俺も寝るかもだけどな!w
あー……正直こんなに書くのが大変とはゲフンゲフン
8時から9時の間に何かすげぇ短いやるかな……
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 07:43:03.82 ID:oRq18oLk0
お空が明るいよーあははー('A`)
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 07:48:26.47 ID:roE0dd5sO
早よやれ〜
おれは仕事で見れないがなwww
12時間後にも残ってろよ〜練習したい
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 08:03:41.60 ID:OpDs9nSeO
規制とかROMってる人もちゃんと見てるから
書いたらいいと思うよ!
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 08:44:27.43 ID:oRq18oLk0
1が現れなくなってしまった。
眠い、寝る……。
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 08:46:36.00 ID:yPq4rl110
ちょ!ごめんあれだ、ずっと考えてた。
取り敢えず幼女とか出す感じで少し書くw
まぁ眠いなら遠慮なく寝てくれw
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 09:02:02.81 ID:O6cpxbs9O
しえん
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 09:09:51.69 ID:yPq4rl110
んじゃ多分短いけど……ある兄妹の一日的な
「ただいまー」
「おかえりなさい!」
「お、おう……」
男が高校から帰り、玄関の扉を開けると目の前にいきなり幼い妹が立っていた。
「今日は遅かったな!」
「そ、そうか?」
「そうだ!いつも4時30分だけどきょうは5時だ!」
靴箱の上にかかっている時計を指さして何故か怒る。
取り敢えず面倒なので、男はこういう時はとりあえず謝る事にしている。
怒っている妹の頭を撫でつつ
「ごめんごめん。今日はあれだ、スーパーに買い物にだな」
「うそだ!きょうはげつよーびだからコンビニでじゃんぷを立ち読みしてたんだろう!」
すぐに図星をつかれる、がここで黙れば図星だとバレて妹はさらに怒り出す。
こういう時に話題を変える技術はすでに身についていた。
「あ、そういえば今日はあれだプリンを買ってきたんだ」
「ほんとか!?」
すぐに妹の目の輝きが増す。とりあえず彼女の人生の中でプリンという存在は
確固たる地位を築いている。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 09:23:04.57 ID:yPq4rl110
「本当だ。いちいち嘘なんかつくか」
そう言ってコンビニで買ってきた480ml入りの巨大プリンを見せる。
「お、おおー……」
妹の目はもう釘付けである。
「んじゃ!着替えてきたら一緒に食べような!」
「わ、わかった!はやく!」
「へいへい、それじゃあお前はリビングで待ってろ」
「うん!」
小さな手足を一生懸命動かして俺に早く二階に行って着替えてこいとジェスチャー。
何度この方法で妹の怒りを鎮めてきた事か……
「……はぁ……」
タメ息をつきながらも急いで着替える。
5分以内に行かないと大抵プンスカ怒り出してしまい、最後には泣く。
リビングに降りると俺が渡してやったプリンのふたをはがし
片手にスプーン。もう片手にもスプーンを持ったちっちゃい姫様面したのが俺を待っていた
「おそい!」
「わかったわかった」
何故ふたを開けても俺が来るのをちゃんと待っているのかと言うと
昔このタイプのプリンを買って来てやった時に
勝手に食べ始め、途中で投げ出す……そして俺が残りのぐちゃぐちゃのを食うという事があったので
このタイプのプリンを食べる時は俺がお皿に分けた奴を食べる事。と、二人で決めたからである。
一回本気で注意して泣いてたからもう懲りたんだろう、学習能力はちゃんとあるらしい。
「はーやーく!」
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 09:47:45.80 ID:yPq4rl110
「うるせぇなぁ……ほら皿貸せ」
「ん!」
「ん」
妹は自分で棚から出した皿と右手に持っているスプーンをグイッっと差し出す。
この皿に半分ぐらいプリンをいれてやる。残りは俺がこのスプーンでそのまま食べる。
「ほら、食べろ」
「おー……」
「……」ジー
「……いただきます!」
「おし」
こいつの教育係は両親が共働きなので基本的に俺になっている。
なのでこういう所は厳しく教えてきた。
幼稚園で弁当を食ってる時はどうか知らないが多分大丈夫だろう。
「……」
妹は一心不乱にプリンにむしゃぶりつく。
外でもこんな感じで食ってるのかと心配になって一回保育園に迎えに行った時に保母さんに
聞いてみたが、友達と食べる時は割とお上品に食べてるらしい……家でもそうしてもらえると楽なんだがといつも思う。
「……」ジー
「ん?どした?」
「たべないのか?」
「お前はそれがあるだろうが!」
「きいただけだろ!」
「食べるわ!」
「…………」
そういうとあからさまにテンションダウン。そのテンションで横にいられたら面倒臭いので少しだけ
プリンを追加。これで機嫌は治る。
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 09:58:36.72 ID:yPq4rl110
俺しかいない予感!ww
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 10:02:56.48 ID:Z8PmOnzoO
読んでるよー
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 10:03:29.05 ID:fePKn12nO
見てるよ
絵描きたいけど携帯だわ
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 10:10:03.55 ID:U0LVAltk0
122です。
昨日はありがとうございました。
私も見てますよ〜。
夜まで残ってたらまた描かせていただきますw
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 10:16:06.23 ID:yPq4rl110
>>196-197 おおーw
いた事にびっくりしたw
絵描きたいと思ってくれただけで十分ですwwどうも。
プリンを食べ終わったらちゃんと皿を洗わせよう……と思うのだが、まだこいつがやると
パリーンと行きかねないので彼女はスプーン担当。
「はい」
「おう……んじゃこのスプーン拭いて」
「ふいた」
「あそこに入れろ」
「わかった」
「次これね」
「うん」
何の面白みもないいつもの光景だが何故かいつもこいつは俺の手伝いをしている時は
微妙に嬉しそうな顔をする……気がする。
皿洗いも終わり、次はお風呂タイム。親父から妹を一人で風呂に入れるなと
キツく言ってあるので俺も一緒に入る。
「そろそろ風呂入るか?」
「うん!」
「んじゃパジャマとパンツ持って来い」
「たおるもってこい!」
「脱衣所にあるわ!」
「おかあさんがきょうはにかいにぜんぶあるって!」
どうやら妹を連れて帰った母親が「タオルは全部2階にあるからお兄ちゃんと入る時は
2枚位持って降りてね」とか言ったらしい。わかったと一言妹に告げ、タオルを取りに行った。
基本的には重用な事はいつもちゃんと覚えているから妹は頭がいい方だと思っている。
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 10:18:20.87 ID:yPq4rl110
>>198 おお!どうもどうもww
こんなそれはもう稚拙な文章に絵を描いてもらって感謝してますww
夜まで残ってるかどうかは微妙ですがもし残ってたら無理をしない程度に
また何か描いてもらえれば嬉しいですなww
まぁもう十分すぎる程描いてもらったしこのスレが夜まであるかは微妙だけどw
まぁとにかく今は適当に書くってことでw
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 10:37:17.65 ID:ZXOFs65aO
おもわず
>>1さんに惚れそうになった
あんたヤベえよ
保守
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 10:39:09.35 ID:yPq4rl110
適当にパパッと脱がせて風呂場へ
「はやくー」
「わーっとるわ」
俺が脱いでる間にツルッとすべって頭打ってあの世とかにはなってほしくないので
俺も急いで脱ぐ
「おしおまたせ」
「まったまった!」
「ちゃんとまず洗え」
「うん」
取り敢えず湯船に入る前に体を洗わせる事は習慣として身についているので
素直に従うおチビな嬢ちゃん。
「……」ジャー
「熱いか?」
「じょうおん!」
「よし、んじゃ背中こっちむけー!」
「あいあいさ」
あいあいさ、と言って背中をこっちへ向ける。背中はとりあえず俺が流す事にしている。
前は自分でさせてる。この妹のあいあいさ、ってのだけは結構可愛いんじゃないか?と思ったりしている。
妹の体を洗い終わり、髪を洗ってやる。
「んじゃ髪洗うからなー」
「クマさんー」
「ああ……はいはい」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 10:43:00.29 ID:yPq4rl110
>>201 俺じゃなくて絵師様方がやべぇんだってww
まぁ何か褒めらると嬉しいねwdww
支援
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 10:59:42.72 ID:yPq4rl110
クマさんというのはクマの絵がプリントされている、髪を洗う時に顔が濡れない様に被せるやつの事で妹の頭に被せてやる。
「んじゃいいかー?流すぞー」
「うん!」
シャワーの蛇口を捻り、妹の頭へかける。
「熱くないか?」
「じょうおんー」
「よしよし」
適当な所で切り上げてシャンプータイム。〇リットを付けてゴシゴシしてやる。
「お客様かゆい所はあるかい?」
「みぎー」
「よしきた」
「ひだりー」
「こっちか」
「ぜんぶー」
「全部かよ!」
キャッキャ♪
こんあ感じで適当に頭をこねくり回すと喜ぶ。まぁ他人が見たらこういうのは結構可愛いのだろうなぁと思う。
シャワーで全部流した後、最近は一回だけクマさんを外した状態で水を被らせてみる。
「おら、一回だけ修行するぞ修行」 と言うと
「しゅぎょー!」 と言って俺の目のまえで手を合わせて目を瞑るおチビ一匹。
「口から空気を吸えば大丈夫だからなー?」
「うん!」
「ではいざ」 バシャーン
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 11:12:15.30 ID:yPq4rl110
風呂から出ると妹の髪をドライヤーで渇かす。
もう慣れたもので妹も線目で気持ちよさそうに俺に頭を預ける。
こういう時は可愛いのになぁと思いながらタメ息をつくと、何故か睨まれる。
ちっちゃいお嬢様にも女の勘的なものはあるようだ。
「ねぇねぇ!てれびみよう!」
「俺勉強しなくちゃ、宿題だ」
「じゃあわたしもべんきょうする」
いつもはここで分かれて妹はテレビタイム。
俺は宿題を片付けるんだが今日は何故か妹も俺の部屋へ来たいと言う。
「どした?今から勉強するから遊んでやれないぞ?」
「いい!べっどのうえにいるから!」
「……てれびはいいのか?」
「いい!」
よく分からないが意地でも来る気だ……このまま放置したら
勝手に起こって大声で泣くというパターンをお見舞いされかねなかったので
「分かった。けど兄ちゃんの邪魔はすんなよ?」
「うん!」
満面の笑みで自信たっぷりに言われたので、まぁ安心して部屋へ入れた。
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 11:38:24.51 ID:yPq4rl110
「…………」
「…………」ジー
「…………」
「…………」ジー
部屋に入れたのはいいもののベッドの上に座った妹はずっと俺の事を凝視。
机に向かっているが痛いほど突き刺さってくる視線が集中力を削る。
「……なに?」
「べつに!」
10分後
「……なに?」
「べつに!」
ラチが空かないので適当に切り上げてみた。
「終わったー」
「おわったのか!?」
髪を小さなゴムで束ねている妹が嬉しそうに俺に訪ねる。
「ああ、もう俺寝るぞ。お前も自分の部屋行ってねろ」
妹にはもう寝る時は自分の部屋のベッドで寝るように教えた。
最初は泣きじゃくってよく俺のベッドに勝手に潜り込み、朝になると蒲団の中にでかいハムスターがいる。
という状況が多々あったが、流石に最近は落ち着いていた。なのでいつも通りそう言ったのだが……
「い、いっしょじゃ……だめ?」
今日の妹は何か必死に俺と同じベッドに寝たいと懇願してきた。面倒臭かったが何かさっきといい様子が
いつもよりおかしかったので、了承した。
妹は満面の笑みを浮かべゴソゴソと俺の蒲団に入ってうずくまった。
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 11:42:47.84 ID:2BlAFbDx0
あまりの長文に絶望した
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 11:48:24.82 ID:0fsfappmO
絵師様(笑)SS(笑)
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 11:49:41.55 ID:yPq4rl110
親父達は夜遅くまで帰ってこない。
玄関の鍵を締め、戸締りをすませれば俺も寝てもいい事になっている。
「おっしOKっと……ホントにそこで寝るのか?」
「うん!」
俺の蒲団にできたでかい膨らみの中から妹の声がした。
「んじゃまぁいいけど……電気消してっと」
部屋の電気を消し、ベッドの上の小さいオレンジの豆電球をカチッと点ける。
もう最近は点けてなかったのだが、妹と寝ていた時はいつも点けていたので今日は活躍してもらう。
「……よいしょっと」ゴソゴソ
掛け布団をはだけて自分の体を入れる。腰のあたりに柔らかい感触があった。
ちょっとその部分をはだけて見ると
「……」
おチビちゃんが大きい瞳をクリクリさせながらこっちをジッと見ていた。
「そんなに中に入ってたら苦しいだろうが、もうちょっとあがれ」
「ん」
そう言って妹の脇を抱え俺の枕の横にあるぬいぐるみに頭を乗せてやる。
妹はいつもこのぬいぐるみを枕にして寝ていた。
「……」
「……」
その後何故か沈黙……妹は相変わらず俺の横で俺にありえないぐらいするどい視線を浴びせ続ける。
寝れない。
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 11:50:49.00 ID:yPq4rl110
>>208 で?w
>>209 おっ!来た来たwwまだ君みたいなの現れて無かったからちょいと不安だったんだよなww
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 12:07:06.38 ID:yPq4rl110
「………なんか相談か?」
「!」
何故分かった!……という感じで目を見開くお嬢さん。
「どうした?」
「……あのね……ともちゃんがね」
「……ともちゃん?……あーあの子ね、お前の友達の」
「うん」
「ともちゃんがどうした?喧嘩でもしたのか?」
「ち、ちがうけど」
「なんだよ」
そこまで言った所で何か言いにくそうに目線を逸らす。面倒臭いのでそのまま俺が寝ようとすると袖を捕まれた。
「なんだ?」
すると妹は一気に言ってしまおうという感じで息をスゥーっと吸い込み耳元で大声をあげた。
「ともちゃんってにーの事が好きなんだって!!!」
「うるせぇよ!」
「!」ビクッ
「あ……すまん、そ、それで?ともちゃんが俺の事好きなのか!?」
このままでは泣かれると思った俺はすぐに話題を合わせる。
「うん」
どうやら杞憂に終わった様だが……冷静に考える。
「ん?……ともちゃんが俺を好き?」
「うん。にーにつたえてっていってた」
「……」
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 12:13:34.51 ID:yPq4rl110
最近のガキはマセてんのなぁ、と一人考える。
というかともちゃんとは話した事もほとんどないんだが
「なんでともちゃんは俺が好きなの?俺あの子と喋った事ないぞ?」
純粋に疑問に思ったので何となく目の前のちっちゃいのに聞いてみた。
妹はモジモジしながらボソボソっと言う。
「たぶん……わたしがにーのこと…ともちゃんにはなしてたから」
「え?」
「わたしもわかんないもん!ともちゃんにいわれてっていわれたんだもん!」
何故か泣き出しそうになってるので宥める。
「ちょ、ちょっと待て待て泣くな!別に怒ってねぇだろうが」
「……うん」
「んじゃなんでともちゃんが俺を好きになったのかは結局よく分からないって事ね」
「……うん」
「んじゃいいや……寝よ寝よ」
「……うん」
段々妹の声が泣き声になってきたので頭を撫でてやる。
「ほらっ、にーちゃん怒ってねェから、な?寝ろ寝ろ」
「……ほんと?」
「ほんとほんと、寝ろ寝ろ」
「……うん!」
そう言って妹は俺に抱き付いて眠りに落ちた……明日からまた慌しい毎日が始まる。
俺は暗闇の中で何か面倒臭そうなので、ともちゃんには出来るだけ会わない様にしようと
静かに誓った。
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 12:18:20.21 ID:yPq4rl110
おわり。
まぁ正直才能の欠片もない奴が寝ずにやったらこうなるわなwwwww
今俺が寝たらこのスレ確実に落ちるだろうなぁ……また
>>198さんとかの絵や
しっとり系の話書きたかったんだが……眠気が襲ってきたのでこれで落ちます。
誰か保守してくれええええええええええ!!!!!!
起きたらまた書くからあああ!こんなのでいいなら書くからあああ!
うるせぇってレスが返ってきそうだからまぁもういっか……いやぁこのスレで何枚描いてもらった事やらwww
見てる人も少ないであろうスレでよく描いて頂きました!感謝感謝!
またいつか立てるかも?
まぁもうこのスレが落ちたらしばらくは立てないでしょう!自分文才ないしw
というわけで寝ます。起きてまだあったら次の話
(多分妖怪の話とタイムスリップの話(海賊系)でも書くかなwwww)
残っててほしいなぁwww誰か親切な人が保守してくれる事を祈り寝るわwww 乙でした!ありがとう!!!
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 12:32:08.37 ID:TvBcM/mQO
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 12:34:03.39 ID:yPq4rl110
>>215 ニ、ニートちゃうわっ!春休みや!
うん……まぁニートみたいなもんか…お休みw
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 13:05:45.45 ID:nKbMKx9WO
しえん
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 13:21:43.14 ID:U0LVAltk0
お疲れ様でした。
保守
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 13:21:48.97 ID:nKbMKx9WO
ほ
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 13:22:14.56 ID:VBb0AiqiO
c⌒つ・ω・)φ_
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 13:25:35.41 ID:57UJfjZx0
っほ
222 :
しずく♂ ◆spirit.dew :2009/04/03(金) 13:25:36.83 ID:VBb0AiqiO
昨日の夕方からやってたかこのスレ
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 13:30:12.73 ID:57UJfjZx0
まだ残っていたことにびっくり
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 13:50:43.81 ID:nKbMKx9WO
文才ないないと言いながら何気に寝ずに頑張ってた
>>1にエールを支援。
ところで
>>218は幼女とかも描けるのかな?
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 13:55:10.83 ID:U0LVAltk0
>>224 幼女は描いたことないですね〜。
スレ残ってたら挑戦してみますよw
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 14:09:02.69 ID:WC/KGMPgO
☆
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 14:10:28.47 ID:nKbMKx9WO
>>225 これは幼女wktkの流れかな?w
頑張って保守したいものだ(´∀`)
228 :
しずく♂ ◆spirit.dew :2009/04/03(金) 14:17:23.22 ID:VBb0AiqiO
ヵヮィィょぅι゙ょ期待
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 14:34:30.89 ID:05FBwWFjO
ほしゅ
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 14:47:13.26 ID:U0LVAltk0
保守。
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 15:12:12.68 ID:nKbMKx9WO
用事があるので多分ラスト保守。
みんな頼むぜ
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 15:12:46.67 ID:QfYQVHH5O
ほ
233 :
しずく♂ ◆spirit.dew :2009/04/03(金) 15:14:33.98 ID:VBb0AiqiO
人を呼んだのはその為か
おっつん
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 15:32:33.38 ID:U0LVAltk0
保守。
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 15:49:41.02 ID:86Lu49tEO
>>210を読んだら描きたくなった
なんかでしゃばったみたいで反省はしている
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 15:51:16.10 ID:86Lu49tEO
237 :
しずく♂ ◆spirit.dew :2009/04/03(金) 16:08:07.20 ID:VBb0AiqiO
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 16:18:00.46 ID:oRq18oLk0
お、残ってる
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 16:22:38.92 ID:sMUYId2hO
2つ目の話しに感情移入して少し泣いた
全部ありがちな話しなんだけど、逆にそれが良い
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 16:49:58.62 ID:TvBcM/mQO
今から描いてみるか
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 17:14:45.02 ID:OpDs9nSeO
支援ほしゅ
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 17:16:59.13 ID:SzWMvq6rO
なんだエロか
243 :
しずく♂ ◆spirit.dew :2009/04/03(金) 17:28:36.79 ID:VBb0AiqiO
あはっ
244 :
しずく♂ ◆spirit.dew :2009/04/03(金) 17:56:07.05 ID:VBb0AiqiO
c⌒つ・ω・)φ_
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 18:00:59.39 ID:roVi+9jp0
まだ残ってたかwさりげに長生きだな
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 18:20:08.41 ID:ZXOFs65aO
ほ
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/03(金) 18:36:26.91 ID:h9xK5c4h0
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: