1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
注意書き
・時間が有り余っている人のみご覧ください。貴重な時間が無駄になっても責任は取りません
・キャラの口調がおかしい場合は脳内保管でお願いします
・脳内BGMがかかる方は普通に読む100倍楽しめます(当社比)
・ドール達は全員仲良しです アリスゲームなんて起こりません 平和です
・雪華綺晶は体を持っています
・続きですが前回を見ていなくてもほぼ問題ありません
・石田彰が出現した人はアニメを一話から見直してください
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/27(金) 21:03:58.49 ID:RKYm0OSd0
∧△凵@ ________
[=l:__:] /もしもし、ぼくそる=ばっどがい
( ´_ゝ`) < いいからさっさと始めろ
/ \ \ガチャ
/ /\ / ̄\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_| ̄ ̄ \ / ヽ \_
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__)、
||\ \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
.|| .||
さて、支援
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/27(金) 21:08:10.33 ID:HAKzrQK5O
5 :
外出警備員:2009/03/27(金) 21:11:57.26 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「マスター、じゃあ出掛けてきます」
おじじ「おお、行っておいで。気をつけてな」
蒼星石「はい」
蒼星石「さて……予想通りというか何と言うか……やっぱり誰もいないな」
「翠星石ーー、真紅ーー、雛苺ーー」
しーん
蒼星石「やっぱり誰もいないな。翠星石達やのりさんはともかく、引きこもりのジュン君までいないっていうのは非常事態だよね」
6 :
初代:2009/03/27(金) 21:14:58.29 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「ここにマスターの家にはあるはずのないディスク」
「そしてここに、これを起動するためのものと思われるゲーム機」
「どうするかな……」
「……」
蒼星石「よし!この誘い乗った!」
蒼星石「ここにはめて、行くぞ!」カチッ
ゴオオオオオオオ
7 :
ひっぱたく:2009/03/27(金) 21:18:01.15 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「……ここは?」
翠星石『蒼星石!蒼星石!聞こえるですか!?』
蒼星石「翠星石かい?聞こえてるよ」
翠星石『その辺にディフレクターの反応がするですけどなんかねぇですか?』
蒼星石「(こういうのは話を進めていけば大体何をするべきかわかるはずだ)」 「ええと、青く光ってる宝石みたいなものがあるけど……」
翠星石『たぶんそれですぅ。よかったですよ、これでしばらくは飢え死にしねぇですむですぅ』
蒼星石「(そんなに逼迫してるのか?)じゃあ取るよ」
翠星石『あ!蒼星石!ディフレクター回りには罠が多いから気をつけて!』
蒼星石「え?」ガコッ
8 :
戻せばいいじゃない:2009/03/27(金) 21:21:01.67 ID:HAKzrQK5O
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
蒼星石「へ?扉が閉まっていく?」
翠星石『何やってるですか蒼星石!早くそこから出るですぅ!』
蒼星石「うっ、うわぁ!」
ドゴーンドゴーンドゴーンドゴーン
翠星石『大丈夫ですか?蒼星石?』
蒼星石「……うん、何とか」
翠星石『よかったですぅ。それじゃ翠星石が脱出のルートを指示するですよ』
蒼星石「頼んだよ」
9 :
左手のサイコガン:2009/03/27(金) 21:24:00.92 ID:HAKzrQK5O
翠星石『まず道なりに進んでくれですぅ』
蒼星石「わかった」
翠星石『あ、ちょっと待つですぅ』
蒼星石「どうかしたのかい」
翠星石『そこにリーバードがいるですぅ。影を見たかぎりたいしたことないですけど、一応気をつけるですよ』
蒼星石「リーバード?……あの変なでっぱりかな」
リーバード「」シュタシュタシュタ
蒼星石「よし鋏を……出せない」
「この左手の変なものしかないか」
リーバード「」ヒュルヒュルヒュル
蒼星石「こっちにくるな!……使い方はこうかな?」ドシュッドシュッドシュッ
リーバード「」ドカン
10 :
総称:2009/03/27(金) 21:27:00.26 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「鋏と比べるとどうしても使いづらいなあ」
翠星石『そこを右ですぅ』
蒼星石「右だね。ここの外はどうなってるんだろ」
翠星石『その辺に扉ねぇですか?』
蒼星石「扉……あったよ」
翠星石『出口はその先ですぅ。でも気をつけるですよ。また変な影があるですぅ』
蒼星石「変な影、変な影。またか」
リーバード「」ガシャンガシャン
蒼星石「遠くから……そらっ」ドシュドシュッ
リーバード「」ドカン
蒼星石「不意打ちには持ってこいだね」
11 :
蹴ってよし:2009/03/27(金) 21:30:00.77 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「しっかし、重力が小さいのかな?普段より高くジャンプできる」
「なんだこりゃ?」
翠星石『どうしたですか、蒼星石?』
『この反応は……バリアですね。どっかに発生源があるはずですからそこを切るですよ』
蒼星石「(随分近未来的な仕掛けだなあ)発生源、発生源。あった」
「撃ち壊しちゃえ」ドシュッドシュッ ドゴドゴン
蒼星石「これで開いたはずだね。よし」
翠星石『蒼星石、その先に大型リー、バードのか、げが』
『あれ……また……無線の調子……える……いせ……』
蒼星石「翠星石?大丈夫かなあ」
12 :
開かない扉:2009/03/27(金) 21:33:00.85 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「……でかい」
ハンムルドール「」ガシャンガシャンガシャン
蒼星石「こんなの倒せるのかな?」ドシュッドシュッ
ハンムルドール「」ギュイイイ
蒼星石「やばいやばい」
ハンムルドール「」ガガガガガ
蒼星石「うわあ!なんとか距離を取って戦わないと」ドシュッドシュッドシュッ
13 :
都合よく:2009/03/27(金) 21:36:07.65 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「うう、早く止まってよう」ドシュッドシュッドシュッ
ハンムルドール「」ガシャンガシャンガシャン
蒼星石「まずい!壁が後ろに」
ハンムルドール「」ガシャンガシャンガシャン
蒼星石「う、うわ!」ドシュッドシュッドシュッ
ハンムルドール「」ギュイイイ
蒼星石「止まれーーー!!」ドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッ
ハンムルドール「」ガ
蒼星石「……」
「……」
「……」
ハンムルドール「」シュウウウウゥゥゥ
蒼星石「ふう」
まさかのロックマンDASHかよw
15 :
極限温暖化:2009/03/27(金) 21:39:01.11 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「出た!」
蒼星石「見渡すかぎりの青い空!」
「水平線の見える青い海!」
蒼星石「翠星石はどこだろう?」
ガガガガガガガガ
蒼星石「……まさか……」
ハンムルドール「」キュウウウウウ
蒼星石「やっぱり!」
ハンムルドール「」ガシャンガシャン
蒼星石「す、翠星石はまだ?」
ハンムルドール「」ガシャンガシャン
翠星石『蒼星石!そこから落ちるですぅ!』
蒼星石「翠星石!?わかった!」
16 :
跳跳:2009/03/27(金) 21:42:00.60 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「じゃあね」
ハンムルドール「」ギシィ
蒼星石「たあっ!」
翠星石『蒼星石!出すですよ!』
蒼星石「行って!」
ゴオオオオオオオ
ハンムルドール「」ギギギ
17 :
実:2009/03/27(金) 21:45:00.14 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「はあ、危なかった。助かったよ」
翠星石「お疲れ様ですぅ、蒼星石」
バスン
蒼星石「なんだ?」
翠星石「ああ、蒼星石、すまんです。こいつまた調子が悪くなったみたいですぅ」
「おら!今、墜ちられたら困るですよ。次の島に着くまでもってくれですぅ」
ボボン バスッバフッ
翠星石「こりゃ本格的にやばいですね」
バスン バスン ブボボモワッ
ジュン「おーい翠星石!何とかしてくれ!エンジンから煙が出てる」
蒼星石「ジュン君!?」
18 :
翠星会 ◆SUISEI//k. :2009/03/27(金) 21:46:36.22 ID:Z6DczSKLP
…
KO島に不時着か
20 :
100マイル:2009/03/27(金) 21:48:00.35 ID:HAKzrQK5O
バボン バンッ
ジュン「どうするんだ、翠星石」
翠星石「11番バルブを開けてくれですぅ!」
ジュン「わかった!」
翠星石「蒼星石!ここから一番近いところは!」
蒼星石「え?えっと地図は……南西に約160kmカトルオックス島!」
ジュン「こっちはもうお手上げだ!何とかしろ!」
翠星石「うるせぇですぅ!こっちも手一杯ですよ!」
「あああ、後少しですから堪えてほしいですぅ!」
翠星石「胴体着陸になるですよ!二人ともどっかにつかまるですぅ!」
ガガガガガガガガ ガ ガコン
21 :
空気読む:2009/03/27(金) 21:51:01.97 ID:HAKzrQK5O
ジュン「うあ、なんとか助かったみたいだな」
翠星石「ひでぇありさまですぅ」
蒼星石「(超展開すぎる)」
ジュン「こりゃひどい。しばらく中には入れないな」
翠星石「前みたいに元気にしてやらねぇといかんですね」
ジュン「しばらくはこの島に厄介になるしかないな」
「蒼星石、ここはカトルオックス島って言ったか?」
蒼星石「え?あ、うん。そうだよ」
ジュン「ならこの近くに街があったはずだから、見てきてくれないか?」
蒼星石「わかった。行ってくるよ」
22 :
ドリフトォ:2009/03/27(金) 21:53:59.08 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「ん?」
ギャギャギャギャギャ
蒼星石「警察?」
蒼星石「ジュン君どうしたの?」
ジュン「いや、警察の方達が騒ぎを聞いて駆け付けてくれたんだ」
蒼星石「(ジュン君が警察と和やかに話してる)」
警部「あれだけの事故だったのに怪我もなくてよかったですよ」
警官「それで、どなたか役所のほうに出頭していただきたいのですが」
翠星石「なんでですか?」
警官「街のほうに入るのに通行許可証の発行が必要なんですよ」
警部「そういうことですのでジュンさん行きましょうか」
ジュン「じゃ行ってくるぞ」
警官「許可証が発行されるまで商店街のほうに行かれては?あそこは許可証がなくても入れますから」
23 :
兎工精霊:2009/03/27(金) 21:56:59.85 ID:HAKzrQK5O
翠星石「蒼星石、商店街に行って船を直すパーツがないか見てきてくれねぇですか?」
蒼星石「いいよ。翠星石はどうするんだい?」
翠星石「翠星石はしばらくここにいるですぅ」
レンピカ「」
蒼星石「(あれ?レンピカ?)」
レンピカ「」
蒼星石「レンピカもプログラムか……」
24 :
偏:2009/03/27(金) 22:00:06.25 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「さて、ここが商店街か」
「でも船を直すパーツを売ってるような店ってあるのかな」
「電気屋、ゲーム屋、ブティック、八百屋、本屋」
「ジャンク屋……水銀燈が聞いたらキレそうなネーミングだ」
蒼星石「おじゃましまーす」
ジャンク屋の奥さん「ん?お客さんかい?悪いけど今亭主が出払っててねぇ」
「でも帰ってくるのが遅いねぇ。たぶん外のゲートの前でうろうろしてるんだろうけど」
「そうだ、お客さんちょっと見てきてくれないかい?」
蒼星石「(外でうろうろしてるってあの人かな?)いいですよ」
25 :
丘引:2009/03/27(金) 22:28:00.21 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「ここがゲートかな」
「助けてくれー!」
蒼星石「だれだろう?まさかジャンク屋の人かな?」
ジャンク屋のおじさん「あ!君いいところに!このリーバード達を倒してくれないか」
蒼星石「待っててください!」ドシュッドシュッドシュッ
「数が多いなぁ」ドシュッドシュッドシュッ
蒼星石「大丈夫ですか?」
ジャンク屋のおじさん「助かったよ。後でうちの店に来てくれ。お礼をするから」
蒼星石「じゃあお言葉に甘えて」
26 :
ヒポポタマス:2009/03/27(金) 22:32:00.62 ID:HAKzrQK5O
ジャンク屋の奥さん「まったくこの馬鹿亭主は、お客さんに助けてもらうなんてさ」
ジャンク屋のおじさん「ははは、すまんすまん」
ジャンク屋の奥さん「どうもありがとう。あんた名前はなんていうんだい?」
蒼星石「蒼星石です」
ジャンク屋のおじさん「蒼星石、いい名前だ」
蒼星石「ありがとうございます」
ジャンク屋の奥さん「それで船のパーツのことなんだけどね、あんたの希望にそえる商品はうちには無いんだよ」
蒼星石「そうですか……」
ジャンク屋のおじさん「かわりと言っちゃあ何だが、外に壊れた車があったろ?あれ使っていいよ」
蒼星石「ありがとうございます」
27 :
職務質問:2009/03/27(金) 22:36:00.09 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「翠星石」
翠星石「蒼星石、どうだったですか?」
蒼星石「船のパーツはないって」
翠星石「そうですか」
蒼星石「かわりにこの車を使っていいってさ」
翠星石「え、本当ですか?じゃあ、早速中に入ってみるですぅ」
翠星石「直せばまだまだ使えそうですよ」
蒼星石「それはよかった」
警官「あなたが蒼星石さんですか?」
蒼星石「……?そうですけど」
警官「市民カードの発行がすみましたのでお渡しに来ました」
28 :
40秒で支度しな:2009/03/27(金) 22:40:01.32 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「ありがとうございます。これで市街地のほうに入れるんですか?」
警官「ええ、今はほとんどのところが封鎖されているけどね」
翠星石「なんでですか」
警官「空賊だよ」
蒼星石・翠星石「空賊?」
警官「奴らこの島の宝を狙ってるらしくてね、一応住民には非難勧告を出したんだ。だから今行けるのは、セントラルタウンと市庁舎前だけだね」
翠星石「そのこと、チビ人間は知ってるんですかね?」
警官「たぶん空賊のことは耳に入ってると思うけど」
蒼星石「何なら僕が見てこようか」
翠星石「すまんです、蒼星石。頼んだですよ」
29 :
テポドン:2009/03/27(金) 22:44:00.20 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「ここが市街地か。ん?」
金糸雀「わかったかしら?みんな」
「近代戦の基本は情報戦かしら」
コブン1「経費とリスクは」
コブン2「小さければ小さいほどいい」
コブン3「スケジュールを守ろう」
金糸雀「よしよしかしら」
蒼星石「……」
金糸雀「何見てるかしら。ふんっかしら」
蒼星石「あ……行っちゃった。金糸雀だよね?今の」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/27(金) 22:46:36.35 ID:akwvGx1J0
こないだ銀様撃退くらいまで見たな
紫煙
31 :
警官Cがあらわれた:2009/03/27(金) 22:48:03.25 ID:HAKzrQK5O
警官「市長とご面会ですか?今取り次ぎますので少々お待ちを」
蒼星石「これも空賊のせいですか?」
警官「ああ、必要ないと思うけど一応ね」
警官「どうぞお入りください」
ジュン「おっ、蒼星石来てくれたのか。紹介しよう、こいつがここで市長をやってる真紅だ」
蒼星石「(真紅!?)」
真紅「その言葉遣いやめてちょうだい。はじめまして真紅です」
蒼星石「えっと、はじめまして」
ジュン「こいつは前に僕が世話になった人なんだ」
真紅「それを覚えているなら敬語を使いなさい」
ジュン「やなこった」
蒼星石「(話に入れない)」
32 :
らんさま:2009/03/27(金) 22:52:01.02 ID:HAKzrQK5O
ジュン「僕はしばらくこいつと話してるから翠星石には心配ないって言ってきてくれ」
蒼星石「ごゆっくり」
蒼星石「はぁ、なんか神経使っちゃうなぁ」
金糸雀「きゃあああ!犬かしらあああああ!」
蒼星石「ん?金糸雀の声」
金糸雀「カナが何やったかしらー!」
蒼星石「行っちゃったや。それにしても何やってるんだろう?」
33 :
カマ:2009/03/27(金) 22:56:00.54 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「人がいないのは避難のせいかな」
金糸雀「あ、あっち行くかしら!」
犬「ワンワン!ワン!」
蒼星石「金糸雀?」
金糸雀「何ジロジロ見てるかしら!見世物じゃないかしら!あっちに行くかしらー!」
蒼星石「ほらそこの犬君、こんなことしてないでどこかに行きなよ」
犬「ウー、ワン!」
蒼星石「きゃっ!」
犬「……」スタスタスタスタ
34 :
リア無し:2009/03/27(金) 22:59:59.57 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「大丈夫かい?」
金糸雀「あ……」
「よ、余計な真似をしないでほしいかしら!」
蒼星石「……水銀燈の言うとおり……かな」
蒼星石「ただいま」
翠星石「おかえりですぅ。それで、どうでしたか?」
蒼星石「しばらく話してるってさ」
ギュオオオオオ
コブン「カナ様行きましょう」
翠星石「ありゃ何ですか?」
蒼星石「カナ様ってもしかして」
翠星石「蒼星石、知り合いですか?」
蒼星石「さっき街で犬に追い掛けられてたのを助けたんだ」
35 :
撥ね飛ばせ:2009/03/27(金) 23:05:00.39 ID:HAKzrQK5O
翠星石「んじゃあ何であんなに船団引き連れてんですかね?」
ギュオオオオオ
ギュオオオオオ
ギュオオオオオ
ギュオオオオオ
蒼星石「もしかして……」
ズギャギャギャギャ
ドゴーンドゴーン
パンパンパン
翠星石「なっ、あの音は!」
蒼星石「やっぱり空賊か」
翠星石「ジュンがまだ中にいるんですよね?こうしちゃいれんですぅ」
蒼星石「あっ、待ってよ翠星石!」
36 :
へたれ:2009/03/27(金) 23:10:00.71 ID:HAKzrQK5O
翠星石「ここを通してくれですぅ!」
警官「駄目だ!一般人の通行は許可できない」
翠星石「ジュンが!ジュンがまだ中にいるんですぅ!」
警官「ん?君もほら早く出なさい」
蒼星石「はぁはぁ、翠星石早すぎ。で、どうしたんですか?」
警官「空賊だよ。奴らゲートの前を占拠しててね。あまりにも強力な武装をしてるんで我々も迂闊に近づけないんだ」
蒼星石「僕が行ってきます!」
翠星石「蒼星石!翠星石も行くです!」
蒼星石「翠星石はここで待ってて」
翠星石「……わかったです。蒼星石、気をつけるですよ」
警官「あっ、待ちなさい!まったく……正気か」
翠星石「口ではそういっても体が動いてねぇですよ」
37 :
とおせんぼ:2009/03/27(金) 23:15:00.83 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「たしかに……強力そうだ」
コブン1inブルムベア「ボクたちはローゼン一家だぞ。空賊だぞ。怖いんだぞー」
コブン2inブルム(ry「な、なんだよ。ここは通さないぞー。ば、馬鹿ー!」
コブン3inブ(ry「ここを通したらカナ様にお仕置きされる。扉の鍵は渡さないぞー」
蒼星石「(ローゼン一家じゃ僕や翠星石も入るんじゃ)」
「つまり……君らを倒せばいいんだね?」ドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッ
コブン1(ry「ひぃだめだー」
コブン3「ばらばらになって逃げろー」
蒼星石「そう簡単に逃がすわけ」ドシュッドシュッドシュッ
コブン1「わああああ」ドカーン
蒼星石「ないだろう」ドシュッドシュッドシュッ
コブン2「みゃあああ」ドカーン
38 :
おてんば恋娘:2009/03/27(金) 23:20:01.15 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「さて、後一人いたはずだけど……」
コブン3「マシンガンだ。くらえーーー」
蒼星石「痛っ、痛いですむのもおかしいけど、そこだっ!」ドシュッドシュッドシュッ
コブン3「ひゃあああ」ドカーン
蒼星石「これが鍵かな?」
コブン1・2・3「カナ様ー」
コブン1「すいません。鍵取られちゃいました」
金糸雀inフェルディナント「何やってるかしらー!ちょっと目を離すとこれかしら。後でみんなお仕置きかしらー!」
コブン1・2・3「ひいいいい」
金糸雀inフェルデ(ry「こうなったらカナが直々に出向いてやるかしら!」
「さっきの男の子かしらー」
「でも……何でかしら……あいつのことを考えてたら胸がどきどきするかしら……」
「ええい、あいつのせいかしら!全部あいつが悪いかしらー!」
「よくもかわいいこのこ達をいじめてくれたかしらー!」
39 :
やあやあ我こそは:2009/03/27(金) 23:25:00.64 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「よし、この鍵で市庁舎のほうに行けるはずだ」
金糸雀inフ(ry「ちょーっと待ったかしらー!」
蒼星石「金糸雀!?」
金糸雀(ry「あんた、よくも私たちの邪魔をしてくれたかしら!」
蒼星石「やっぱり空賊だったのか」
金糸雀「あなた何をしたかわかってるかしら?ローゼン一家に逆らったかしら!」
蒼星石「うん。知ってるよ」
金糸雀「……い、今ならローゼン一家に入れてやらないこともないかしらー」
蒼星石「やだよ。遠距離武器には頼りたくないし」
金糸雀「断るつもりかしら!あんたなんかこてんぱんにいじめてやるかしら!」
「覚悟するかしら!」
「ふーんかしら!」
蒼星石「結局こうなるのか」
40 :
側転:2009/03/27(金) 23:29:59.62 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「ま、撃って避ければ勝てるよね」ドシュッドシュッドシュッ
金糸雀「あのこ達みたいにうまくいくと思ったら大間違いかしらー」ズガガガガガ
蒼星石「今の僕のジャンプ力を甘く見ないほうがいいよ」ヒョイッ
金糸雀「くううっ、なかなか当たらないかしらー」ガガガガガガガガガー
蒼星石「よっ、はっ」ドシュッドシュッドシュッ
金糸雀「こうなったら突っ込んでやるかしらー!」ギュオオオオオ
蒼星石「え?うわわわわわ」
金糸雀「またしても避けられたかしらー!」
41 :
まっくろくろすけ:2009/03/27(金) 23:35:02.57 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「そろそろ諦めたらどうだい?」ドシュッドシュッドシュッ
金糸雀「そうはいかないかしら!たあっ!」ズドドドドド
蒼星石「これで終わりだよ」ドシュッドシュッドシュッ
ドカーーーーン
ヒュルヒュルヒュル ドサッ
焦糸雀「えほっえほっえほっ」
蒼星石「(ありゃ、やりすぎたかな)えっと……大丈夫?」
焦糸雀「なかなかやるかしら。私もちょっと油断したかしら」
コブン2「カナ様ー、ご無事ですかー」
コブン1「早くお乗りくださーい」
焦糸雀「これで勝ったと思わないことかしら。カナに恥をかかせたことを後悔させてやるかしら」
「行くかしら!」
コブン1・2・3「ラジャー」ギュオオオオオ
蒼星石「また来るつもりなのか……」
42 :
かれ カレ 彼:2009/03/27(金) 23:40:20.08 ID:HAKzrQK5O
雪華綺晶『街を支配した謎の集団は市長に地下ゲートへの鍵を渡すように要求』
『市長がこれを拒否したため、謎の集団は建築物を破壊する行動に出ました』
『もはや誰にもこの街を救うことは出来ないのでしょうか』
『あ、カメラさん。ゲートのほう、そう、そっちです。』
『謎の青い人が現れました。彼がこの街を救うヒーローとなってくれるのでしょうか』
蒼星石「やっぱりここにも空賊がいたね」
破壊車「」ドガンドガンドガン
蒼星石「壊すのをやめろ!」ドシュッドシュッドシュッ
破壊車「」ドカーン
43 :
饒舌:2009/03/27(金) 23:45:07.01 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「くそっ!いくら倒してもキリがないや」
雪華綺晶「そこの人ーーー!空を飛んでるやつを倒さないといくらでも運んできますよーーー!」
蒼星石「雪華綺晶!何でテレビ局の飛行船に!?」
「とりあえずあいつらを倒せばいいのかな」
ホルニッセ「」ギュイーーン ガシャン
蒼星石「外から持ってこないでよ」ドシュッドシュッドシュッ
ホルニッセ「」バシュウウウ
蒼星石「うわっ!こっち来るな!」ドシュッドシュッドシュッ
ホルニッセ「」ドカーン
蒼星石「後は地上の敵を倒すだけだ」ドシュッドシュッドシュッ
44 :
うにゅーミサイル:2009/03/27(金) 23:49:59.70 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「これで終わりかな」
雛苺(ホルニッセ仕様)「なのー」
蒼星石「雛苺?ここにいるってことは君も空賊か」
雛苺「なのー」バシュゥッバシュゥッバシュゥッバシュゥッバシュゥッバシュゥッ
蒼星石「なにかしゃべってよ!うああっ」ドカンドカン
「追尾ミサイルか……気が引けるけど早く倒さないと」ドシュッドシュッドシュッ
雛苺(ホルニッ(ry「なのー」ピュイイイ
蒼星石「よっ、と。効いてるのかな?」ドシュッドシュッドシュッ
雛苺(ry「なのー」バシィッ
蒼星石「うわあっ!近づいたら叩かれて離れたらミサイルか、厄介だなあ」ドシュッドシュッ
雛苺「なのー」バシュゥッバシュゥッバシュゥッバシュゥッバシュゥッバシュゥッ
蒼星石「……見切った!」ドシュッドシュッドシュッ
ドカーーーーーーン
雛苺「うゆー」バタン
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/27(金) 23:51:08.98 ID:70NvGV2iO
パー速でやれ腐れ自意識過剰ボケナス
46 :
ミッソン:2009/03/27(金) 23:54:59.96 ID:HAKzrQK5O
コブン17「ヒナ様ー!大丈夫ですかー!」
雛苺「ふみゅー」
蒼星石「ひとまず解決、かな」
翠星石「蒼星石ー!無事だったですか?」
蒼星石「無事……ではないけど大丈夫だよ」
翠星石「まあ、大丈夫だって言うならそれでいいです。さっさとジュンに会いに行くですよ」
蒼星石「そうだね」
47 :
性的じゃない意味で:2009/03/28(土) 00:00:01.17 ID:iPB0GKlVO
水銀燈「金糸雀も雛苺も遅いわねぇ。そろそろ予定の時間よぉ」
水銀燈「やっぱり私がいったほうがよかったかしら」
「……いえ、あのこ達に任せるって決めたんだから、でしゃばるのはよくないわねぇ」
水銀燈「あっ、もうすぐくんくんの再放送が始まる時間だわぁ」
「こればっかりは親が死んでも見逃せないってねぇ♪」パチッ
雪華綺晶『先ほど市庁舎が謎の集団に襲撃されましたがこれまた謎の少年によって無事撃退されました』
『これがその少年です』
水銀燈「……」
「……」ガクッ
水銀燈「な……な……」
「なんなのよぉ、あの蒼いのはー!」
水銀燈「雛苺がやられたってことは金糸雀もよねぇ。なんてことよ、大損じゃなぁい」
水銀燈「よぉし、こうなったら次は私みずからが出撃よ!」
「もう鍵なんていらないわぁ!私のマオルヴォルフで直接掘ってやるわぁ!あっはっはっはっ!」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/28(土) 00:02:59.36 ID:M9TMr4uoO
支援
49 :
思い立ったが厄日:2009/03/28(土) 00:05:01.19 ID:HAKzrQK5O
蒼星石「二人とも無事かい?」
ジュン「おお、蒼星石に翠星石。僕たちは大丈夫だぞ」
真紅「ありがとう。感謝するのだわ」
蒼星石「いえいえ」
ジュン「でも空賊ってのは大概しつこい連中が多いからな」
真紅「これで諦めてくれたらいいのだけれど……」
警部「失礼しますぞ」
真紅「どうしました?」
警部「市長、奴ら今度は北の森を掘り返してますぞ。とりあえず部隊を向かわせましたがあの武装相手にいつまでもつか」
真紅「なんてことを。私が鍵を渡さなかったから直接掘り返すつもりなのだわ」
ジュン「やっぱり来たか」
50 :
歩こう歩こう:2009/03/28(土) 00:10:01.20 ID:iPB0GKlVO
真紅「すいませんが、蒼星石さん。また退治をお願いできないでしょうか?」
蒼星石「わかりました。やってきます」
翠星石「蒼星石、ちょっと外で待ってるですぅ」
蒼星石「ん?わかったよ」
翠星石「じゃっじゃあーんですぅ!」
蒼星石「これはあのサポートカーだね」
翠星石「これがあれば、いつでも蒼星石を迎えに行けるですよ!それに中で武器の開発も出来るですぅ」
蒼星石「なかなか高性能だね」
翠星石「フラッター号の修理が完了するまではこいつで走り回るですよ」
蒼星石「北の森には行けるのかい」
翠星石「ん〜、そっちは無理ですぅ。悪いですけど自分の足で行ってほしいですぅ」
蒼星石「じゃあ、行ってくるよ」
翠星石「いってらっしゃいですぅ」
51 :
警察<コブン<蒼星石:2009/03/28(土) 00:15:02.24 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「うわ!戦車!?」
コブン1in戦車「あっ、また誰か来たぞー」
コブン2in(ry「また蒼いやつだー。さっきの警察みたいにやっつけるぞー」
コブン3(ry「今度は負けないぞー」
蒼星石「また君達か。それにしても警察が役にたたなすぎじゃないかな」ドシュッドシュッドシュッ
ドカーン コブン1・2・3「うわー」
蒼星石「占拠してるとは言っても、数はそうでもないな」
コブン14「うわー」
コブン35「うわー」
コブン27「うわー」
コブン8「うわー」
コブン30「うわー」
コブン19「うわー」
蒼星石「レンピカ?なんでここに」
レンピカ「」
蒼星石「そう。ありがとう、行ってくるよ」
レンピカ「」
52 :
ルージャ:2009/03/28(土) 00:20:01.94 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「ここがサブゲートのあるところかな」ドシュッドシュッドシュッ
コブン4「うわー」
コブン5「うわー」
コブン6「うわー」
水銀燈「ふぅん、いくら掘ってもキリがないわねぇ」
「やっぱり鍵がないと駄目かしらねぇ」
コブン4「銀様ー、やられちゃいましたー」
水銀燈「きたわねぇ」
「よし、あなたたち!穴掘り作業は一時中断よぉ!蒼いやつを倒すわぁ」
コブン10・26・31「ラジャー」
53 :
グリーングリーンズ:2009/03/28(土) 00:25:01.39 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「うわ……ゲートがあんな上のほうに。あれじゃ飛びでもしないと入れないや」
水銀燈inマオルヴォルフ「来たわねぇ!蒼いの!」
蒼星石「水銀燈!?」
水銀燈inマオル(ry「私の妹達をいじめた罪、その身体で償ってもらうわよぉ!」
蒼星石「ローゼン一家って水銀燈と金糸雀と雛苺か」
水銀燈inマ(ry「いくわよぉ!」キュイイイイイン
蒼星石「え?」
水銀燈(ry「はあっ!」バシュウウウ
蒼星石「うわあああああ!」バコーン
水銀燈「あっはっはっ!どんどんいくわよぉ!」キュルキュルキュルキュル
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/28(土) 00:29:47.37 ID:CR9BZVXS0
わぁすごーい前スレ読んで無くても話についていけるー
55 :
男の浪漫:2009/03/28(土) 00:30:01.62 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「なかなか素早いなぁ。まずはあのキャタピラを!」ドシュッドシュッドシュッ
水銀燈「無駄よぉ!これの装甲を甘く見ないほうがいいわぁ!」キュルキュルキュルキュル
蒼星石「えいっ!たあっ!」ドシュッドシュッドシュッ
水銀燈「だから無駄だって言ってるでしょう!」キュルキュルキュルキュル
蒼星石「諦めないよ!」ドシュッドシュッドシュッ
水銀燈「無駄よ無駄よ無駄よぉ!」キュルキュルキュルキュル
蒼星石「確かに耐久力は高いなあ」ドシュッドシュッドシュッ
水銀燈「くうぅ、なめてるわねぇ!」バスンッ キュル キュル
56 :
天井に口あり:2009/03/28(土) 00:35:01.25 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「あれ?遅くなった?」
「じゃ、次は弱点でも探すかな」
水銀燈「ん?遅くなったような……ま、いいわぁ!ほら!さっさと運びなさぁい!」
コブン10「はーい」ウイィィーン
蒼星石「ハッチが開いた。あそこか!」
水銀燈「まだまだいくわよぉ!」キュイイイイイン
蒼星石「げ!またか!」
水銀燈「そぉれ!」バシュウウウ
蒼星石「はっ!」ボフッ
「今だ!」スタッ
水銀燈「あら?あの蒼いのはどこに行ったのかしら?」
57 :
縦横無人:2009/03/28(土) 00:40:01.23 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「(また開かないかな?)」
コブン26「いってらっしゃーい」ウイィィーン パタパタパタパタ
蒼星石「そこどいた!」ドシュッドシュッドシュッ
コブン26「うわー」
水銀燈「なにやってるのよ!早くハッチを閉めなさい!」
「あんの蒼いの!まさか上に乗ってるなんて」
コブン26「ごめんなさーい」ウイィィーン
コブン10「爆弾出してきまーす」ウイィィーン
水銀燈「駄目えええええ!」
58 :
地団駄を叩く:2009/03/28(土) 00:45:01.34 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「待ってました!」ドシュッドシュッドシュッ
ドカーン ドコドコドコドコ
水銀燈「きゃあー!ぼやぼやしないで火を消しなさぁい!」
コブン31「緊急消化装置、作動しませーん」
水銀燈「なんですってー!」
「どうして私があんな蒼いやつにー!」
キュイイイイイ ドカーーーーーーーーーーーン
59 :
放心状態:2009/03/28(土) 00:50:01.28 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「……ああ、よかった、生きてる」
水銀燈「許さない」
「このメカを作るのに、いったいいくらかかったと思ってるのよ」
コブン13「銀様ー」
コブン22「しっかりしてくださーい」
水銀燈「許さない」
「許さないわよぉ!覚えてなさぁい!」
蒼星石「またきそうだな……帰ろう」
翠星石『蒼星石ー、市長さんが呼んでるからすぐきてほしいですぅ』
蒼星石「真紅が?わかった。すぐ行くよ」
60 :
無双:2009/03/28(土) 00:55:01.69 ID:iPB0GKlVO
【反省中】
水銀燈「まさかあんなやつがいるなんて……」
「次は失敗しないわぁ。火力に一点集中よぉ。相手が一人だからってなめちゃいけないわねぇ」
金糸雀「そ、そうかしら、水銀燈。安心するかしら!次はもっとすごいメカを作るかしら!」
水銀燈「次こそはあいつをぶっ飛ばすわよぉ!あーっはっはっはっは!」
雛苺「なのー」
コブン25「きゃーきゃー」
61 :
いざカードン:2009/03/28(土) 01:00:02.36 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「いま戻ったよ」
翠星石「お帰りなさいですぅ」
ジュン「お疲れさん。これで奴らもしばらくは手を出してこないだろう」
真紅「蒼星石さん、その実力を見込んでお願いがあるのですが」
蒼星石「なんですか」
真紅「最近地下のリーバード達の活動が活発になってきているんです。そこでメインゲートの地下について調べてきてほしいんです」
蒼星石「わかりました。任せてください」
真紅「ありがとうございます。それではサブゲートに入れるように手配しておきます」
翠星石「じゃあ蒼星石、サポートカーに乗るですよ。南の森まで連れてってやるですぅ!」
蒼星石「頼んだよ、翠星石」
62 :
そこのけそこのけ:2009/03/28(土) 01:05:01.54 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「あれ?」
翠星石「んや?」
蒼星石「戦車だよね」
翠星石「戦車ですね」
コブン1「カナ様のメカが出来るまでここで時間稼ぎするぞー」
コブン2「カナ様にいいとこ見せなきゃ」
コブン3「がんばるぞー」
蒼星石「どうしようか翠星石。降りて倒してこようか?」
翠星石「な〜んも問題ないですぅ!このまま突っ切るですよ!」
蒼星石「えええええ!」
63 :
パトカー<戦車<サポートカー:2009/03/28(土) 01:10:01.16 ID:iPB0GKlVO
翠星石「ほらほら道を開けるですよ!」
コブン1「通すわけにはいかないぞ」
翠星石「ん?なんか言ったですか?」ドゴオッ
コブン1「うわー」ガタン
蒼星石「見たまえ、まるで戦車がジャンクのようだ」
翠星石「おらおら、おまえらもどくですよ!」
コブン2「ひいいいい」
コブン3「カナ様助けてー」
蒼星石「鬼だ。鬼が出たぞ」
翠星石「しゃあっ!着いたですよ、蒼星石」
蒼星石「んじゃあ、行ってくるね」
64 :
遠くから触る:2009/03/28(土) 01:15:02.13 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「翠星石。この前の青いのに似た黄色いのがあるよ」
翠星石『ん〜、この反応はディフレクターですね。これくらいの反射パターンってことは、たぶんなんかセキュリティがあるですぅ』
蒼星石「セキュリティ?」
翠星石『なんかはめるところねぇですか?』
蒼星石「あったよ。何をはめるんだろう?」
翠星石『この手の鍵はたいてい一個だけじゃねぇですぅ。その辺にないか探してみるですよ』
蒼星石「わかった。調べてみるよ」
蒼星石「なんだろう?あの塊は……触らぬ神に祟り無し、遠くから潰すかな」ドシュッドシュッドシュッ
リーバード「」ガサササ
蒼星石「近寄らなくてよかった。あそこに落ちてるのは……何だこれ?」
翠星石『それが鍵ですよ、蒼星石。たぶんまだ二個ぐらいあると思うですぅ』
65 :
クラッシャー:2009/03/28(土) 01:20:01.10 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「この錆びた宝箱に入ってるとしか思えないんだけどな」
「なにか壊す方法は……このスイッチでも押してみるか」カチッ
ウイィィーン
蒼星石「ベルトコンベアが動いた。ついていってみるかな」
グルングルングルン
蒼星石「うわ!粉砕機!」
ドガガガガガ ピューン コトッ
蒼星石「何とか鍵は無事みたいだ。よかった」
蒼星石「後はこの部屋か」
「似たようなバリアとスイッチか」
「押してしばらくしたら戻るんなら……全速力だ!」
蒼星石「よし!三つ目!」
66 :
もう、誰にも、止められなーい:2009/03/28(土) 01:25:03.93 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「これで解除できるはずだよね」
翠星石『蒼星石!青のときもそうでしたけど、警報装置には気をつけるですよ!』
蒼星石「大丈夫だよ。同じ轍は踏まないさ……よっと」ガコッ
「……」
「……」
蒼星石「ちょっと拍子抜けだなあ」
翠星石「やったですよ、蒼星石!イエローディフレクターですぅ!」
「フラッター号の修理には小さすぎて使えねぇですから、なんか起動できないか試してみるですぅ」
蒼星石「そうか、これじゃあ、動かないのか。他にはどこのゲートがあるんだっけ?」
翠星石「北の森は届かねぇですから……湖ですね」
蒼星石「目的は決まったね」
翠星石「あとこんなもんができたですよ。その名もスプリングシューズ!今までより高くジャンプできるですよ!」
蒼星石「へえ、よいしょっ」ガンッ
「いたい」ヒリヒリ
翠星石「跳ぶなら外で跳べですぅ」
67 :
不法侵入の要:2009/03/28(土) 01:30:15.88 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「湖に行くにはここで船を借りるしかないか。ごめんください」
おじさん「ん、なんだね?船ならないぞ。どこの誰だか知らんが全部盗まれてしまってな」
蒼星石「外に一台あったのは……」
おじさん「ありゃあ、壊れとるんだ。だから貸し出せる船はないよ。見たかったら自由に見るがいい」
蒼星石「見てもいいって言われても僕じゃなんにもわかんないし……翠星石を呼ぶかな」
翠星石「へぇ、これがその壊れてる船ですか。よっと」カンカンカン
蒼星石「あっ、翠星石。勝手に触っちゃ」
翠星石「今の翠星石を止めれるやつなんていねぇですよ!」ガチャガチャ
「おっ、壊れてるのはディフレクター周りぐらいですかね。これなら直せそうですぅ!」
68 :
ダンディ:2009/03/28(土) 01:35:02.01 ID:iPB0GKlVO
おじさん「どうしたんだね?」
蒼星石「あ、すいません」
おじさん「んん?」
翠星石「蒼星石ー!そこにあるスパナ取ってくれですぅ!」
蒼星石「えっと……」
おじさん「……手伝ってやりな」
蒼星石「ありがとうございます!」
翠星石「ふう、これで大方作業は終わり……あ!すいませんですぅ」
おじさん「いや、いいんだ。お嬢さんみたいなかわいい人に直してもらえてこいつも幸せだろうよ」
翠星石「か、かわいい///」
おじさん「お礼と言っては何だか、自由に使ってくれてかまわん。そのほうがこいつも喜ぶだろう」
蒼星石「ありがとうございます」
翠星石「ありがとうございますですぅ」
69 :
あいつらを探せ:2009/03/28(土) 01:40:01.22 ID:iPB0GKlVO
翠星石「蒼星石!準備できたら乗るですよ!」
蒼星石「わかった!」
レンピカ「」
蒼星石「うん、行ってくるよ」
翠星石「出発進行ですぅ!」
翠星石「蒼星石、上に出といてくれですぅ」
蒼星石「どうしたんだい?」
翠星石「ソナーに影がやたら映ってるですよ。またあいつらがきたかもしれんですぅ」
蒼星石「了解。船長」
70 :
下着ドロボー:2009/03/28(土) 01:45:01.43 ID:iPB0GKlVO
戦艦「」バホーン
翠星石「やっぱり出やがったですねぇ!蒼星石!遠慮はいらんですぅ!ガンガン沈めてやるですよ!」
蒼星石「そうは言っても……相手も自分も動いてて、ミサイルや魚雷が飛んできてるから難しいよ」ドシュッドシュッドシュッ
翠星石「蒼星石、魚雷は確実に沈めるですぅ!追尾式ですからこっちもよけられねぇですぅ」
蒼星石「善処するよ!」ドシュッドシュッドシュッ
翠星石「蒼星石!今度は右!ああっ、左!後ろもですぅ」
蒼星石「あれかな?僕を酔わせたいのかな?」ドシュッドシュッドシュッ
翠星石「今度は空ですぅ!」
蒼星石「もう邪魔しないでよ!」ドシュッドシュッドシュッ
71 :
しつこさ一級品:2009/03/28(土) 01:50:05.88 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「翠星石!まだかい?」
翠星石「まだですぅ。スクリューの音が船の周りをぐるぐる回ってるですよ」
蒼星石「次から次へと、しつこいなあ」ドシュッドシュッドシュッ
翠星石「その調子ですよ!」
蒼星石「もう出てくるな!」ドシュッドシュッドシュッ
翠星石「よくやったですよ、蒼星石。あらかたやっつけたみたいですぅ」
蒼星石「これで終わりならいいんだけど……」
翠星石「大型スクリューの音ですぅ!蒼星石、たぶんあいつらですよ!」
蒼星石「終わるわけないよなあ……」
72 :
おてんば恋娘の冒険:2009/03/28(土) 01:55:08.14 ID:iPB0GKlVO
水銀燈「やっぱり来たわねぇ!蒼いの!ここで待ってればいつか来ると思ってたわぁ!」
水銀燈「持続前進!」
金糸雀「持続前進かしら!」
水銀燈「みんなあの船に集中放火よぉ!船もろとも沈めてやるわぁ!」
金糸雀「沈めてしまうかしら!?そんなことしたら鍵まで無くなってしまうかしら」
水銀燈「なに言ってるのよぉ。鍵なんて後で市長からいくらでも巻き上げられるわぁ」
「それよりも私たちを馬鹿にした罪を地獄で償ってもらうわぁ!」
金糸雀「(べ、別にあんなやつ死んだっていいかしら!でも、この変な気持ちは何かしら……)」
73 :
ピコーン:2009/03/28(土) 02:00:02.72 ID:iPB0GKlVO
翠星石「来たですよ、蒼星石!しっかり撃ち落としてくれですぅ!」
蒼星石「翠星石!もっと近づけないかい?」
翠星石「向こうが近づいてくれんですよ!」
水銀燈inバルコン・ゲレード「いいわよぉ、どんどん撃ちなさぁい」
蒼星石「でもこのままじゃいつか命中するよ」
翠星石「……閃いたですぅ!蒼星石、ちょーっとつかまってるですよ!」ギュオオオオオ
金糸雀inバルコン・(ry「……?どこに行くつもりかしらー?」
水銀燈inバ(ry「どうだっていいわぁ。さっさと追いかけなさい」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/28(土) 02:04:08.91 ID:QXF2XDNO0
支援させてもらうのだわ!
75 :
翠と蒼の独壇場:2009/03/28(土) 02:05:03.28 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「翠星石、なんか水路を遡っていってるように見えるんだけど」
翠星石「作戦遂行のための一手順ですぅ。ほら、敵が追っ掛けて来たですよ。ここまでは作戦通りですぅ」
蒼星石「……何するかは知らないけど、翠星石に全部任せたからね」
水銀燈(ry「ほらほらどうしたのぉ」
「しっかり避けないと穴が開くわよぉ」
翠星石「欝陶しいですねぇ……おっ、やっと開けた場所に出たですぅ!」
蒼星石「ここでどうするんだい?」
翠星石「翠星石達にとっては広くても、あんなデカブツには限られた空間ですからね」
「敵は小回りがきかんはずですぅ!蒼星石、ぐるぐる回るからその間に倒すですよ!」
蒼星石「任された!」
76 :
関節を狙え:2009/03/28(土) 02:10:02.18 ID:iPB0GKlVO
翠星石「装甲は頑丈そうですから、備え付けてある武器から狙っていくですぅ」
水銀燈「あいつらなんで逃げようとしないのよぉ……まさか、私たちを倒せる気でいるんじゃないでしょうねぇ!」
蒼星石「そのまさかだよ」ドシュッドシュッドシュッ
金糸雀「あっ、腕が取れたかしら」
蒼星石「まだまだ行くよ!」ドシュッドシュッドシュッ
コブン17「あっ、またとれた」
蒼星石「後は後ろの砲台だけだ」ドシュッドシュッドシュッ
コブン38「ひいいいい、だめですカナ様ー」
金糸雀「まだ、あと一つあるかしら!」
蒼星石「はい最後」ドシュッドシュッドシュッ
コブン37「銀様ー全装備やられちゃいましたー」
水銀燈「ごちゃごちゃうるさいわよぉ!最終手段発動!ローゼン一家をなめるんじゃないわよぉ!」
77 :
グリーンダヨー:2009/03/28(土) 02:15:02.86 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「あれが最終手段?」
キュウン キュウン キュウン
翠星石「蒼星石!溜めさせる暇を与えちゃダメですぅ!」
バシュウウウ
蒼星石「うわっ」ガクガクガク
翠星石「きゃあああああですぅ」ガクガクガク
水銀燈「効いてるわよぉ!もっともっと!」
蒼星石「これ以上撃たせてたまるか!」ドシュッドシュッドシュッ
金糸雀「あれ?貯まんなくなったかしら」
水銀燈「そんな馬鹿な……」
蒼星石「えいえいえいえいえいっ!」ドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッ
ドカーン
78 :
涙せうせう:2009/03/28(土) 02:20:02.53 ID:iPB0GKlVO
ガクンッ
水銀燈・金糸雀・雛苺「!?」
コブン29「報告します。メインバルブ内浸水」
コブン9「第二第三ブロックで出火、封鎖します」
金糸雀「水銀燈、悲しい現実だけれど、もう限界かしら」
雛苺「なのー」
コブン11「銀様ー」
コブン28「なんとかしてくださーい」
コブン39「うわー」
水銀燈「うう……うう……」
「総員退避ー!!」
79 :
赤の配管工ではない:2009/03/28(土) 02:25:03.10 ID:iPB0GKlVO
翠星石「あっ!」
蒼星石「結構しぶといなあ」
水銀燈「すまないわねぇ、金糸雀ぁ。せっかくあなたにいい機械を作ってもらったのに」
金糸雀「水銀燈、気を落とさないで。メカならまたこれよりすごいのを造ればいいかしら」
水銀燈「そうよ。そうよねぇ。ありがとうあなたたち。いい妹をもって私は幸せだわぁ!」
金糸雀「(またあの子に負けたのに……何でカナは悔しくないかしら……)」
翠星石「あの調子だと」
蒼星石「また来るね。絶対」
80 :
括ってリーバード:2009/03/28(土) 02:30:07.31 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「前と比べると結構明るい感じだなあ」
翠星石『蒼星石!』
蒼星石「うわ!びっくりした」
翠星石『ひひひひひひ。この船にもサポート機能はついてるですよ!これでいつでも蒼星石を支援できるですぅ!』
蒼星石「翠星石、早速カードを拾ったんだけれど」
翠星石『カード?そこはもしかしたら、ディフレクターがあるかもしれんですぅ。他にもないか探してみるですよ』
蒼星石「なんかあっさりみつかったなぁ」
「皿みたいな敵や鰐は欝陶しかったけど」
蒼星石「何だこの部屋?」
翠星石『ん〜、特になんの反応もないですけど』
蒼星石「じゃあ大丈夫だね」
81 :
身長5米:2009/03/28(土) 02:35:03.59 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「これは……ディフレクターかな?」
翠星石『この反射パターンはディフレクターで間違いねぇですね』
蒼星石「じゃあさっさと持って帰ろう。よいしょっ」ガコッ
蒼星石「……」
「……」
「よし、何も起きないな」
翠星石『今回も警報装置作動しなかったですね。でもなんか嫌な予感がするですぅ』
蒼星石「あれ?扉が開かない」
翠星石『急にリーバードの影が!一体どこに隠れてたですか!?』
キュイイイイイン ガシャン ガシャン ジャキーーン
蒼星石「そんな……置物じゃなかったのか」
ガルドリデン「」キュピーーーン
82 :
殺人ヘッドスライディング:2009/03/28(土) 02:40:02.84 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「弱点はどこだ?」ドシュッドシュッドシュッ
ガルドリデン「」グシャアアア
蒼星石「よっと、ヘッドスライディングは野球だけにしてほしいな」ドシュッドシュッドシュッ
ガルドリデン「」ガクガクガク
蒼星石「頭が弱点か!そうとわかれば」ドシュッドシュッドシュッ
「この靴があってよかったや」ドシュッドシュッドシュッ
ガルドリデン「」キュピーーーン ズドン
蒼星石「ワンパターンだなあ、弱点がばれてるんだから何やっても無駄だけどね」ドシュッドシュッドシュッ
ガルドリデン「」ガシャッ ドコーーーーーン
蒼星石「これで終わりかな」
翠星石『反応消えたですよ!よくやったですぅ!スコーン焼いて待ってるですよ!』
83 :
フワン:2009/03/28(土) 02:45:03.06 ID:iPB0GKlVO
【反省中】
水銀燈「う〜ん……いい作戦が思い付かないわぁ」
「こうしている間にもあの蒼いのが宝を掘り出していってるかと思うと、なんだか、こぅ、じっとしてられないわねぇ」
金糸雀「焦ることないかしら。どうせカナ達が目指してる宝はメインゲートにあるかしら」
「だからつまんない宝はあの子に渡しておけばいいかしら」
水銀燈「いっそあの蒼いのがメインゲートを開けるまで待つってのも手ね」
「セコい宝はあいつに一時預けといてやるわぁ」
水銀燈「よ〜し、最後に笑うのは私たちローゼン一家よぉ!」
おー!
コブン34「銀様、かっこいい」
84 :
航空力学無視:2009/03/28(土) 03:28:38.84 ID:iPB0GKlVO
翠星石「えーっと、そのディフレクターをそこにはめるですぅ」
蒼星石「よいしょっと」ガチャッ
ジュン「こっちは準備できたぞ」
翠星石「合図したら青いレバーを引くですぅ!」
蒼星石「これか」
翠星石「……今ですぅ!」
蒼星石「よっ!」
翠星石「頼むですぅ。浮いてくれですぅ!」
キュイイイイイン ゴオオオオオオオ
翠星石「やったですぅ!」
85 :
フラグ立ちました:2009/03/28(土) 03:32:03.41 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「これで北の森にも行けるね」
ジュン「ところで蒼星石。メインゲートのことは知ってるか?」
蒼星石「いや、どこにあるんだい?」
ジュン「メインゲートは街の東にあるんだが、そこには不思議なことに入口がないんだ」
蒼星石「じゃあどうやって入るのさ」
ジュン「それがわかんないんだよ。真紅に頼まれて調査してるんだが……今までのサブゲートにどこかに通じてるところはなかったか」
蒼星石「見てないなあ」
ジュン「僕の睨みでは北のサブゲートにメインゲートに繋がる‘カギ’があると思うんだ」
蒼星石「ってことは」
ジュン「ああ、空賊も黙ってないだろう。今まで以上に気をつけたほうがいいよ」
86 :
鋏の代替品:2009/03/28(土) 03:36:08.55 ID:iPB0GKlVO
翠星石「蒼星石、今から行くですか?」
蒼星石「ん?そのつもりだよ。なんで?」
翠星石「これが完成したから翠星石からプレゼントですぅ」
蒼星石「なんだい?この塊?」
翠星石「ふっふっふっ、翠星石の技術を甘く見ないほうがいいですよ。右手にはめて振ってみるですぅ!」
蒼星石「振るの?えいっ」ブウーン
翠星石「名付けてブレードアームですぅ!近接戦好きの蒼星石にはぴったりですよ」
蒼星石「うん、なかなか使いやすいかも」
翠星石「よし、準備もできたことですし北のゲートに出発ですぅ!」
蒼星石「こっちにも早く慣れないとね」ブウーン ブウーン
87 :
後先考えない:2009/03/28(土) 03:40:03.32 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「今までに比べると随分近未来的だなあ」
翠星石『蒼星石、中心にトレースできん変なところがあるですぅ。まずそこに行ってくれんですか?』
蒼星石「中心ってこっちかな」
翠星石『そこです、その部屋ですぅ。なんかねぇですか』
蒼星石「これといったものはないけど……なにか書いてあるよ」
「緊急時におけるシステム起動について」
「エデンによる直接入力、もしくは二等級以上のオリジナルヒトユニットのカードが3枚必要」
「だって」
翠星石『オリジナルヒトユニット?うーん、聞いたことねぇですぅ。とにかくカードを3枚集めりゃいいんですよ』
蒼星石「そうだね。動かしてから考えようか」
88 :
ショベルカーの爪:2009/03/28(土) 03:44:03.87 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「あれ?エレベーターが動かない。これじゃ帰れないじゃないか」
翠星石『蒼星石、安心するです。大体こういうのは電源があるですぅ。その電源を入れれば帰れるですよ』
蒼星石「んじゃ、ついでに探すかな」
ブウーン ズバッ ズバッ
蒼星石「すごい使いやすいや。鋏以上かもしれない」
蒼星石「IDカード、たぶんこれだな」
蒼星石「翠星石、何かあるんだけど……」
翠星石『う〜ん、たぶんそれが電源だと思うですけど……どっかにスイッチないですか?』
蒼星石「これかな?」カチッ
翠星石「おっ、電源入ったみたいですよ。これでエレベーターも動くですよ」
蒼星石「IDカードのおまけつきだ」
89 :
かすめる:2009/03/28(土) 03:48:03.70 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「あと探ってないのはこの部屋だけなんだけど……翠星石、なんかないかな」
翠星石『扉の反応は二つあるですぅ。でも、その扉が重なってるですよ』
蒼星石「重なってる?上かな」ズバッ
ガバンッ
蒼星石「上に扉があったよ」
蒼星石「この先かな」ウィィィーン
翠星石『蒼星石』
蒼星石「なんだい?翠星石」
翠星石『ちらっと思ったんですよ。何でリーバードっているんだろうかって』
『本当は翠星石たちいけねぇことをしてるんじゃねえかって』
蒼星石「……その手のことは考えたら止まらないよ」
翠星石『うん、そうですね……!蒼星石!リーバードですぅ!』
蒼星石「うわっ!エレベーターが止まった!」
90 :
椛:2009/03/28(土) 03:52:03.24 ID:iPB0GKlVO
カルナムバッシュ「」キシャアアア
蒼星石「倒すしかないか」ブウーン
カルナムバッシュ「」キシャアアア
蒼星石「たああっ!」ズバッ
カルナムバッシュ「」スタン
蒼星石「なんだ?」
カルナムバッシュ「」ゴオオオオオオオ
蒼星石「くっ、炎をはくなんて」
カルナムバッシュ「」キシャアアア
蒼星石「うああっ!」
91 :
コンコンニャローのバーロー岬:2009/03/28(土) 03:56:03.48 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「早すぎる!こうなったら」
カルナムバッシュ「」キシャアアア
蒼星石「肉を切らせて」ガズン
カルナムバッシュ「」キシ
蒼星石「骨を断つ!」ズバッ
カルナムバッシュ「」ガシャン
蒼星石「はあはあ、やった」
翠星石『反応消えたですよ』
蒼星石「これが最後のIDカードか」
92 :
さらばクローサー:2009/03/28(土) 04:00:03.55 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「よし、IDカード入れるよ」
IDカードニンショウチュウ
ニンショウカンリョウ
キンキュウシステムヲサドウシマス
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
蒼星石「な、なんだ!?」
翠星石『蒼星石!早く戻ってくるですぅ!メインゲートが開いたですよ!』
蒼星石「メインゲートが!?わかった!すぐ戻るよ!」
翠星石「とりあえず南の森まで戻るですよ!」
「出発ですぅ!」
ゴオオオオオオオ
93 :
せいれんせん:2009/03/28(土) 04:05:03.19 ID:iPB0GKlVO
ゴオオオオオオオ
ゴオオオオオオオ
ゴオオオオオオオ
ゴウンゴウンゴウン
翠星石「あり?何の音ですか?」
蒼星石「まさか……」
水銀燈inゲゼルシャフト号「あーっはっはっはっは!メインゲートさえ開けばこっちのもんよぉ!鍵もろとも沈んでもらうわぁ!」
蒼星石「やっぱり来たね」
水銀燈inゲゼル(ry「左舷全口門開きなさぁい!」
「撃ちなさぁい!」ドウンッドウンッドウンッ
翠星石「きゃあ!このままじゃやべえですぅ!雲の中に逃げるですよ」
水銀燈(ry「撃ち方やめよぉ!あっはっはっは!雲の中に逃げる気ね!追いかけなさぁい!」
94 :
しつこい人ってやーねー:2009/03/28(土) 04:10:03.12 ID:iPB0GKlVO
翠星石「どこまでもしつけぇやつらですねぇ」
蒼星石「逃げ切れるかな?」
翠星石「悔しいですけど、たぶん無理ですぅ。蒼星石、いつでも甲板に出れる準備しといてくれですぅ」
蒼星石「わかった」
水銀燈「ふぅん、結構足が早いわねぇ……よしドラッヘを出しなさぁい!」
翠星石「来たですよ!蒼星石、迎撃頼んだですぅ!」
蒼星石「こっちはまだ使い慣れてないんだけど、そんなこと言ってられないか」
ドラッヘ「」
蒼星石「来なよ、全部撃ち落としてあげるよ!」ドシュッドシュッドシュッ
ドラッヘ「」ガクガクガク
蒼星石「なんだ?これで終わり?随分と弱いなあ」ドシュッドシュッドシュッ
ドラッヘ「」ブスブスブス
95 :
追い詰められた夢の国:2009/03/28(土) 04:15:02.97 ID:iPB0GKlVO
水銀燈「ドラッヘが全機やられちゃったわねぇ。なかなか腕を上げてるじゃなぁい」
「でも、これで追いつけたわぁ」
水銀燈「あら?あいつらはどこに行ったの?消えちゃったわよ」
金糸雀「水銀燈。あいつらは船の下かしら」
水銀燈「下……腹に潜り込んだの!?よりによって防御の低いところにぃ!」
「第一種戦闘配備に付きなさぁい!奴らやる気よ!窮鼠に猫を噛ませちゃダメよぉ!」
ラジャー!
コブン40「ねえねえ、きゅうそってなに?」
96 :
長鼻さーん:2009/03/28(土) 04:20:03.52 ID:iPB0GKlVO
翠星石「蒼星石、こういう船ってのは翼とか船底部とかが弱いですぅ。そこを集中して狙うですよ!」
蒼星石「じゃあ、まずはこの船底部からだね」ドシュッドシュッドシュッ
ドカン
金糸雀「早速やられたかしら」
水銀燈「左舷か右舷に移動してきたところを一斉放火よぉ!」
蒼星石「次は右の翼だ」ドシュッドシュッドシュッ
水銀燈「今よ!撃ちなさい!」
蒼星石「こんな爆弾、はあっ!」ブウーン ビシュッ ドカドカドカーン
「反撃の時間だよ」ドシュッドシュッドシュッ
金糸雀「水銀燈、第二ブロックから出火したから、閉鎖するかしら」
水銀燈「各砲座、弾幕薄いわよぉ、なにやってるの」
97 :
不謹慎な心配事:2009/03/28(土) 04:25:02.92 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「撃たれる前に!」ドシュッドシュッドシュッ
「潰す!」ドシュッドシュッドシュッ
ドカン
水銀燈「ちょっと、またやられたわよぉ。何であんな小さい船にやられなくちゃいけないのよぉ!」
翠星石「変ですねぇ。もう沈んでもおかしくねぇですけど……蒼星石、こうなったら手当たり次第撃ちまくるですよ!」
蒼星石「了解!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ、たあっ!」
ドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッ
バスンバスンバスン
翠星石「やったですぅ」
蒼星石「翠星石、そういうこと言っちゃダメだよ」
翠星石「う、すまんですぅ。さすがに不謹慎過ぎたですぅ」
蒼星石「(生存フラグが立っちゃうから)」
バスンバスンバスン ドカーーーーーーーーン
98 :
操縦師交代:2009/03/28(土) 04:30:02.95 ID:iPB0GKlVO
モクモクモクモクモクモク
キイイイイイン
水銀燈inフォッケウルフ「あーっはっはっはっは!そう簡単にやられるローゼン一家じゃないわよぉ!」
「と、言いたいところだけれど……やられちゃったわねぇ。腕が動かない」
水銀燈inフォッケ(ry「あとは任せたわよぉ!金糸雀ぁ!」
金糸雀(ry「あの子たち……やりすぎかしら!」
「本気でいくかしらー!」
蒼星石「やっぱりしぶとい」
99 :
撹乱飛行:2009/03/28(土) 04:35:05.79 ID:iPB0GKlVO
金糸雀「もう許さないかしらー!」
蒼星石「先に手を出したのはそっちなんだけど」ドシュッドシュッドシュッ
金糸雀「ミサイル発射かしらー!」
蒼星石「くそっ!速すぎてとらえきれない」チュドーンチュドーン
翠星石「きゃあああああ!」
ジュン「ぎゃあああああ!」
蒼星石「二人とも、しばらくの間我慢してて」ドシュッドシュッドシュッ
翠星石「り、了解ですぅ」
ジュン「なるべく早く頼む」
100 :
黙祷:2009/03/28(土) 04:40:03.18 ID:iPB0GKlVO
金糸雀「どんどんいくかしらー!」ズギャギャギャギャギャギャギャ
蒼星石「もう攻撃一辺倒でいくよ!」ドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッ
金糸雀「くあっ!なかなかやるかしら」
「もっかいミサイルでも喰らうかしら!」
蒼星石「残念だけどもう防御に回るつもりは」
「ないよ!」ドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッ
金糸雀「あうっ」バスン
「水銀燈、すまないかしら。やられちゃったかしら」バスンバスンバスン
水銀燈「気にしちゃダメよ、金糸雀。私たちは精一杯やったじゃない。努力と結果は必ずしも結び付かないものよ」ドカン ガガガガ
「それが勝負よ。今回ばっかりは私たちの負けだわぁ」ガガガガガガガガ
雛苺「なのー」ガクンッ
キイイイイイン キュイイイイイ ドカーーーーーーーーーン
翠星石「……蒼星石、あの人たち脱出したですか?」
蒼星石「……」
101 :
キカイテキニ:2009/03/28(土) 04:45:03.23 ID:iPB0GKlVO
翠星石「……気を取り直すですぅ。メインゲートを調べるですよ……」
蒼星石「翠星石……うん、そうだね」
蒼星石「ここは、そこまで未来的でもないなあ」
翠星石『蒼星石、螺旋構造になってるみたいですぅ。結構下まであるですよ』
蒼星石「どんどん下りるしかないよなあ」
翠星石『そろそろ、通信の、限界、深度、です……』
蒼星石「翠星石、翠星石!一人で行くしかないか」
蒼星石「なんだこれ?」
メインゲートノカイホウデスカ?チカキョジュウクノカイホウデスカ?
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/28(土) 06:09:48.30 ID:0XFofMYg0
ほ
103 :
イッパンドウユウセン:2009/03/28(土) 07:50:06.63 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「……?よくわからないけど、メインゲートの開放で」
ケイコク メインゲートノカイホウニハエデンニヨルチョクセツノパスワードニュウリョク
マタハスリーパーウォッチャードリーマーノカギヲモチイシュドウデオコナッテクダサイ
蒼星石「じゃあ、地下居住区の開放を」
ケイコク チカキョジュウクヲカイホウスルトセキュリティニシショウガデルオソレガアリマス
カイホウシマスカ
蒼星石「セキュリティに支障か……でも、ここをいじるしかないし、開放します」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
蒼星石「これで開放されたのかな?一旦地上に出てみるか」
104 :
観察するもの:2009/03/28(土) 08:29:02.73 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「なんだ?これが居住区の入口かな?」
蒼星石「うわ……リーバードだらけだ。とりあえず全部倒しておこう」ブウーン
ズバッズバッズバッズバッズバッズバッ
ウィィィーン
蒼星石「何の音だろ?扉が開いたような……ここかな」
「鍵だ。ウォッチャー、ということはあと少なくとも二つは地下居住区があるはずだ。探さないと」
蒼星石「次はここだな。目立ちすぎだよ」
蒼星石「電車?」
ガイニー・トーレン「」ガシャガシャガシャ
105 :
眠るもの:2009/03/28(土) 08:33:03.36 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「弱点はどこだ?」
ガイニー・トーレン「」パカッ ゴロンゴロン
リーバード「」
蒼星石「中からリーバードが!あそこだな!」ブウーン ズバッ
リーバード「」ドカン
ガイニー・トーレン「」ガシャガシャガシャ パカッ
蒼星石「もう出させないよ!」ドシュッドシュッドシュッ
ガイニー・トーレン「」ガシャガシャガシャガシャガシャガシャ
蒼星石「こうなると何の驚異でもないなあ」ドシュッドシュッドシュッ
ガイニー・トーレン「」ドカーーーーーーーーーン
ウィィィーン
蒼星石「よし、スリーパーの鍵!あと一つだけど……」
106 :
醤油かソースか:2009/03/28(土) 08:36:01.85 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「う〜ん、ないなぁ。レイクサイドパーク、セントラルタウンときたから旧市街地かと思ったんだけど」
「あと調べてないのは建物の中だけか……入ってみるかな」
蒼星石「……でっかいなあ。何に使うんだろう」
金糸雀「水銀燈、カナの卵焼きちゃんと残して……」
金糸雀「ちょっと、あなた!あなたのおかげで今度ばっかりは死ぬかと……」
蒼星石「よかった!生きてたんだね!金糸雀!」
金糸雀「な、な、放すかしらー!」
「い、いきなり何するかしら!気持ち悪いかしら!」
水銀燈「どうしたのよ、金糸雀ぁ。早く来ないとあなたの分まで食べちゃうわよぉ」モグモグ
「んっ!げほっげほっ!もうこんなところにまで来たのねぇ!金糸雀!テオドール・ブルーノ発進よぉ!」
金糸雀「了解かしら!今度のメカは本当の自信作かしら!あんたなんかこてんぱんにしてやるかしら!本気でかかってくるかしら!」
蒼星石「あっ、待って」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
蒼星石「これはまずい」
107 :
グリーンヒルズ:2009/03/28(土) 08:39:01.45 ID:iPB0GKlVO
水銀燈inテオドール・ブルーノ「いくわよぉ!」バンバン ドカンドカン
蒼星石「くそっ、前に出たら負ける!しかし、弱点はどこだ」
金糸雀inテオドール(ry「あの子後ろに回ったかしら!」
水銀燈in(ry「エネルギー弾よぉ!身体ねじって撃ちなさぁい!」
キュイイイイイン
蒼星石「追尾式か!たあっ!」ボフン
金糸雀(ry「避けられたかしら!」
水銀燈「かまわないわぁ。当たるまで撃つのよ!」
蒼星石「あのねじってるところかな?」ドシュッドシュッドシュッ
金糸雀「水銀燈、弱点もうばれたかしら」
水銀燈「撃たせときなさい。その前に倒せば勝ちなんだから」
108 :
胴体分解:2009/03/28(土) 08:42:01.04 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「ぐうっ、防御に回ってくれないのは痛いな」ドシュッドシュッドシュッ
水銀燈「こうなったら体力勝負よぉ!」
金糸雀「水銀燈、意気込んでるところにこう言うのは悪いと思うかしら」
水銀燈「なに?言いたいことがあるなら早く言いなさぁい」
金糸雀「もう体力ないかしら」ズガンッ
水銀燈「え?」バキッ グシャッ
ドゴーーーーーーーーーーーーーーン
水銀燈・金糸雀・雛苺「けほっけほっけほっ」
109 :
ブクレシュティ:2009/03/28(土) 08:45:00.28 ID:iPB0GKlVO
水銀燈「蒼いの、あなた名前はぁ?」
蒼星石「蒼星石だよ」
水銀燈「蒼星石ね。私もこの家業始めて長いけど、今日ほど徹底的にやられたのは初めてだわぁ」
「ここまでやられたらこっちも気持ちいいわ」
蒼星石「じゃあ……」
水銀燈「ええ、この島の宝はスパッと諦めるわ。私の心は今この空のように晴々してるわ」
「金糸雀、雛苺、帰るわよぉ」
蒼星石「あ……」
金糸雀「(もう、あの子には会えないかしら……)」
水銀燈「金糸雀、あいつが宝を見つけたら隙を見て奪うわよ。このまま引き下がれる訳無いわぁ」
金糸雀「え?そ、そうかしら。さすが水銀燈かしら」
水銀燈「あたりまえじゃなぁい。こんなことで諦める私じゃないわぁ」
「最後に笑うのは私たちローゼン一家よぉ!あっはっはっは!」
110 :
夢見るもの:2009/03/28(土) 08:48:01.20 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「やっぱり建物の中にあったのか」
蒼星石「リーバードはもういいよ」ブウーン
ズバッズバッズバッズバッズバッズバッズバッズバッズバッズバッ
ウィィィーン
蒼星石「よし、ドリーマーの鍵だ。これでなにか起きるはずだ」
「……集めただけじゃだめか」
「メインゲートに戻ろう」
111 :
最後の:2009/03/28(土) 08:51:01.47 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「ここがメインゲートの一番奥か……」
「スリーパーの鍵」
「ウォッチャーの鍵」
「これで最後、ドリーマーの鍵」
ウィィィーン
蒼星石「それにしても未来的なところだなあ……なんだろう、これ?」
ガチャン ガチャン ガチャン プシュウウウウウ
蒼星石「扉が勝手に開いていく!」
ギイイイイイイイ
蒼星石「……君か」
112 :
人違わぬ人:2009/03/28(土) 09:00:01.64 ID:iPB0GKlVO
薔薇水晶「貴女が私を起こしてくれたんですか?」
「予定より少し早かったですが……まあいいです。起こしてくれたことを感謝します」
蒼星石「……」
薔薇水晶「ん……しかし貴女はどこかで……これは失礼致しました。貴女はマザー直属のタイプ粛正官、たしか名前は……蒼星石」
蒼星石「(エデンの次はマザーか……それにしても粛正官って?)」
薔薇水晶「そのようなお姿でしたので気付くのが遅くなりました」
蒼星石「知ってるみたいだから聞いていいかな?エデンとかマザーとかなんなんだい?」
薔薇水晶「何を言われ……なるほど、メモリーを失われたのですね」
蒼星石「メモリー?」
薔薇水晶「しかし、一体なんのために私を起こしたのですか?」
「私はてっきり、私が眠っている間に増えすぎたデコイを処理しに来て下さったのかと思ったのですが……」
蒼星石「デコイ?デコイってなんだい?」
113 :
汚物は消毒だー:2009/03/28(土) 09:04:05.07 ID:iPB0GKlVO
薔薇水晶「都市型起動兵器運用における条例A−102」
蒼星石「……?」
薔薇水晶「デコイの数は規定数以上増やしてはならない」
「規定数を越えた場合は速やかに処理すること」
蒼星石「処理?なんのこと?」
薔薇水晶「全くデコイたちは放っておくとどんどん増えて上層建築物を汚すから困ります」
「……あのデコイたち、最終モデルB型は揺らぎが大きく制御が難しい」
「ここらで一度初期化した方がいいかも知れませんね」
蒼星石「処理……初期化……まさか!?」
薔薇水晶「蒼星石様のような優秀な方に手伝っていただくと楽なのですが……」ガシャン
蒼星石「!!」
「うあああああああああ!」ビビビビビビビビ
薔薇水晶「後でエデンにバックアップメモリーの有無について問合せてみます」
「ではこれで」
114 :
蜘蛛の糸:2009/03/28(土) 09:08:02.93 ID:iPB0GKlVO
金糸雀「水銀燈」
水銀燈「ええ、とんでもないやつね。島の住民を皆殺しにするつもりよ、あいつ」
金糸雀「は、はやくあいつを止めないといけないかしら!」
水銀燈「でもねぇ、金にならないし……第一私たちに勝てるかしら?」
金糸雀「あ、あの子がいるかしら!あの子に頼むかしら!」
水銀燈「仕方ないわねぇ。その手でいくわよぉ」
115 :
人の形:2009/03/28(土) 09:12:01.14 ID:iPB0GKlVO
水銀燈「とは言ったものの……金糸雀ぁ!どうやったら止めれるのぉ!?」
金糸雀「こんなもの、こうしてやるかしら!」ドガンッ
蒼星石「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ」
金糸雀「大丈夫かしら!蒼星石!」
蒼星石「あ、ありがとう助かったよ」
金糸雀「れ、例には及ばないかしら///」
水銀燈「ちょっと、急ぎなさい!あいつ行っちゃうわよぉ!」
蒼星石「わかった」
金糸雀「カナは……あんたのことまだいじめ足りないかしら。だから絶対に生きて帰ってくるかしら!」
蒼星石「……」グッ
タッタッタッ
水銀燈「大丈夫よ、金糸雀。あいつならやってくれるわ」
金糸雀「うんかしら」
116 :
発情期待伏:2009/03/28(土) 09:16:01.51 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「なんて大きいディフレクターだ。それと」
「そろそろ出てくると思ってたよ、ラプラス」
ラプラス「ご機嫌麗しゅうございます、青薔薇のお嬢様」
蒼星石「できれば君との無駄話は省いて薔薇水晶を止めに行きたいんだけど」
ラプラス「時間は止めたのでご安心ください」
蒼星石「ならいいよ。台詞からプログラムしたのかい?」
ラプラス「そうです。ですが今回は楽でした」
蒼星石「なんで?」
ラプラス「貴女がプログラムに合わせて喋ってくれたからです」
蒼星石「ああ、どうりで話してて疲れるわけだ」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/28(土) 09:18:45.33 ID:nSNXMSZeO
ししえん
118 :
朱に交わっても黒は黒:2009/03/28(土) 09:20:00.97 ID:iPB0GKlVO
ラプラス「赤薔薇様で疲れていたので、私としては嬉しかったですが」
蒼星石「……?真紅がなにかしたのかい?」
ラプラス「おや?……ああ、そういえば緑薔薇様と桃薔薇様に白薔薇様しか聞いてないんでしたか」
蒼星石「翠星石に雛苺、雪華綺晶?桜田家で御飯を食べてる面子だね」
ラプラス「貴女が緑薔薇様とお遊びになった日ですよ」
蒼星石「ああ、あの日か」
ラプラス「ま、それはこの際置いておきましょう。貴女はなにか得るものがありましたか?」
蒼星石「う〜ん」
119 :
そんなことはどうでもいい:2009/03/28(土) 09:24:02.41 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「そうだね……二つぐらいかな」
ラプラス「いや、あるだけよかったですよ」
蒼星石「まず、斜めに構えないほうが楽しめるってこと。勿論ものに因りけりだけどね」
ラプラス「ふむ」
蒼星石「あとは、現状をあたりまえのものとして受け取らないことかな」
ラプラス「いやはや、そこまで考えていただいているとこちらも設定した甲斐があるというものです」
蒼星石「それよりさ」
ラプラス「何でしょう?」
120 :
ストレスだだ溜まり:2009/03/28(土) 09:28:02.40 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「ゲームクリアしたときは褒美とかないの?」
ラプラス「褒美ですか、考えてもいませんでしたね。その考えを得た、これでは」
蒼星石「だめ」
ラプラス「そうですか。ではなにか提案等はありますか?」
蒼星石「これを持って帰りたいな」ブウーン
ラプラス「いくら私でもそこまでの技術を具現化させろというのは」
蒼星石「じゃあいいや」
ラプラス「いや、よかった。これ以上寝不足になるかと」
蒼星石「実寸大のフィギュアで妥協するよ。刃が出てる状態でお願いね」
ラプラス「……善処しましょう」
121 :
一択の質問:2009/03/28(土) 09:32:01.51 ID:iPB0GKlVO
ラプラス「この先の脅威を止められるでしょうか?」
蒼星石「やるしかないじゃないか」
ラプラス「終焉か、生存か、選択者は貴女です。それでは止められた時空を開放しますよ」
蒼星石「急がなきゃ!」
蒼星石「レンピカ?」
レンピカ「」
蒼星石「この先に薔薇水晶が……よし!いくぞ!」
122 :
天空の殺戮者:2009/03/28(土) 09:36:02.22 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「薔薇水晶!」ウィィィーン
薔薇水晶「おや?よくあのトラップを抜けられましたね」
蒼星石「優しい妹達のおかげでね」
薔薇水晶「でも少し遅かった。私がこの部屋に入った時点で、エデンは召喚されました」
「この島のマスターキーである私がこの部屋を出ないかぎり召喚は解除されません」
蒼星石「じゃあ、君を追い出せば話は済むじゃないか」
薔薇水晶「あとは、エデンが命令受領可能高度まで降下するのを待って、本島の初期化処理申請をするだけです」
蒼星石「人の話は聞いたほうがいいよ」
123 :
地上の狂気:2009/03/28(土) 09:40:01.12 ID:iPB0GKlVO
薔薇水晶「申請が受理されればエデン駐在の職員10000人がものの5分もしないうちに作業を完了するでしょう」
蒼星石「おーい」
薔薇水晶「エデンが動き始めた以上、あなたに邪魔されると私のキャリアに傷がつきます」
「幸いあなたはメモリーを失っていらっしゃるので、申し訳ありませんがこの島における私の免責特権を行使させていただきます」
蒼星石「免責特権?」
薔薇水晶「つまり」
「あなたを排除するってことですよ」
124 :
右から左へ:2009/03/28(土) 10:10:01.35 ID:iPB0GKlVO
薔薇水晶「いきますよ」キィィィィィ
バシュゥゥゥゥゥ
蒼星石「うわわわ、腕を飛ばすようにできてるのか!?」
バシュゥゥゥゥゥ
蒼星石「軌道さえ読めればこっちのものだ!」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「くっ」ヒュゥゥゥン
蒼星石「消えた?」
薔薇水晶「喰らいなさい!」ギュオオオオオ
蒼星石「あぐっ!」
「そう簡単には墜ちないよ!」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「やりますね」ヒュゥゥゥン
125 :
レインボーレイ:2009/03/28(土) 10:15:04.19 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「また消えた!」
薔薇水晶「これならどうです」キィィィィィ
蒼星石「なんだ?」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「ふんっ!」ビーーーーーーー
蒼星石「うあっ!」
「レーザーか!?」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「喰らいなさい!」ギュオオオオオ
蒼星石「そう何度も当たってたまるか!」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「まだまだ!」
126 :
落ちる:2009/03/28(土) 10:20:01.43 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「やっぱり、島の人間殺そうとするだけあるね。全然倒れないや」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「はあっ!」ヒュイイイイン
蒼星石「うわっ!」バッ
ドゴォッ
薔薇水晶「避けましたか」ヒュイイイイン
蒼星石「ちょっと待った!」バッ
ドゴォッ
薔薇水晶「しつこいですね」キィィィィィ
蒼星石「よし!」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「いい加減にしなさい!」ヒュゥゥゥン
127 :
K.KROOL:2009/03/28(土) 10:25:13.79 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「どこだ?」
ドガドガドガドガドガドガドガドガ
蒼星石「なんだ!?」
薔薇水晶「ふんっ!」ズドーーーーーーーーン
ブワアアアアアアアアア
蒼星石「湖のやつと同じじゃないか」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「……」
薔薇水晶「おやおや、しくじってしまいましたか」ドカドカドカドカドカドカ ドカーン
128 :
しんくろ:2009/03/28(土) 10:30:01.18 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「……なっ!」
薔薇水晶「もうあと一息でしたね。でもがっかりしないでください。エデンが降りてくるまでもう少し時間があります」
「それまでに私を倒すことができれば、エデンを止めることができます」
蒼星石「……大きい!」
薔薇水晶「倒せるならの話ですが」
「いきますよ」
薔薇水晶「喰らえ!」ガガガガガガ
蒼星石「さっきの体当たりと変わらないじゃないか」ドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッ
129 :
拡散する:2009/03/28(土) 10:35:01.18 ID:iPB0GKlVO
薔薇水晶「これでどうです!」ボオオオオオオオ
蒼星石「随分大きな火の球で」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「ふんっ!」ゴアアアアアアアアアア
蒼星石「軌道に入らなければ」ドシュッドシュッドシュッ
バゴンッ ブババババババババ
蒼星石「熱いっ!炎を出すなんてひどいじゃないか!」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「まだ……まだまだ……まだまだまだ、まだまだまだまだ!」
130 :
バッハ:2009/03/28(土) 10:45:17.69 ID:iPB0GKlVO
薔薇水晶「ふうんっ!」ギュパッ
蒼星石「げっ!またそれ!?」
薔薇水晶「潰れなさい!」ガパッポッ
蒼星石「まずいまずいまずい!」バッ
ギュパッ
蒼星石「タンマタンマタンマ!」バッ ガパッポッ
ギュパッ
蒼星石「わわわわわわわわ……」ガパッポッ
「うぐあっ!」ダンッ
蒼星石「……終焉なんて……僕は選ばないよ!」ドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「キサマアアアア!」
131 :
救いのためのヒント:2009/03/28(土) 10:50:03.74 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「おかしくなった……よし、こういうときこそあのポジティブな格言だ」
薔薇水晶「アアア、アアアアアアアア!」
蒼星石「えっと……争いを無くすことは不可能だが、方法を簡略することは出来る。……違う!こんな平和主義な格言じゃない!」
薔薇水晶「ハアアアアアアア!!」ボゴオオオオオオオ
蒼星石「うえっ!?なんかやばい感じだ……」ドシュッドシュッドシュッ
薔薇水晶「アアアアアアアア」キシイイイイイイ
ガシインガシインガシインガシイン
蒼星石「うわわわわわわわ!」ダダダダダダダダ
ガシインガシインガシインガシインガシインガシインガシインガシイン
蒼星石「これ以上喰らって」ガシインガシインガシインガシイン
「たまるかー!」バッ
ガシインガシインガシインガシイン
蒼星石「止まらないいいい!あっ、そうだ!思い出した!」ダダダダダダダダ
「敵の狂乱は最高の危険であり、最高の機会である。……これだ!」ダダダダダダダダ
132 :
隣り合わせの生存と終焉:2009/03/28(土) 10:55:09.28 ID:iPB0GKlVO
ガシインガシインガシインガシイン
蒼星石「チャンス、チャンス、チャンス……」ダダダダダダダダ
ガシインガシインガシインガシイン
薔薇水晶「アアアアアアアア」
蒼星石「ボディががら空きだ!」ドシュッドシュッドシュッ ダダダダダダダダ
ガシインガシインガシインガシイン
蒼星石「まだか!」ドシュッドシュッドシュッ ダダダダダダダダ
薔薇水晶「アアアアガアガ ガ」
ドガドガドガ
ドガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
133 :
終演と終焉:2009/03/28(土) 11:00:01.64 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「終わった……」
薔薇水晶「……司制官モデルの私ではあなたを倒すのは無理でしたね」
「ですがなんとか間に合ったようです。ようやくエデンが来てくれました」
蒼星石「え?」
薔薇水晶「担当司制官薔薇水晶、権利行使資格8677に基づき、本島システムの全初期化と本島司制官のメモリーバックアップを申請する」
蒼星石「やめろ!やめるんだ!」ブウーン
薔薇水晶「斬りたければ、斬りなさい」
蒼星石「!!」
薔薇水晶「私の、メモリーは、すでに、エデンに、よって、バック…アップ…さ…れ…ま…し……た」
「今度……目を………覚………ま…………す…………の……………が……………」
「た………………の…………………し……………………み………………………で…………………………す」ドカーン
蒼星石「そんな……」
『エデンより確認、司制官薔薇水晶へ、申請を受理します』
『バックアップは既に完了。カトルオックス島の初期化命令は500秒後より開始する』
134 :
あと259:2009/03/28(土) 11:05:00.68 ID:iPB0GKlVO
雪華綺晶「一体あれは何なのでしょうか?住民も、そして私も困惑しています!」
真紅「まさか……あれが伝説にある災厄!?」
雛苺「うゆ」
コブン15「なんだろうなー」
コブン23「銀様がやっつけちゃうぞー」
コブン36「カナ様も来ちゃうぞー」
翠星石「むう、なかなか通信が回復しねぇですぅ」
ジュン「おわっ!翠星石!そ、外見てみろ!」
翠星石「なんですか?チビ人間は一々リアクションがでけ……なななななななななんですか、あれは!」
ジュン「わからん。あんなの見たことないぞ」
翠星石「なんか、嫌な予感がするですよ」
135 :
本日のMVP:2009/03/28(土) 11:10:02.48 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「くそっ!一体どうしたらいいんだ!」
「終焉か生存かじゃなかったのか!」
「はははは、僕は無力だ。なんにもできない」
レンピカ《割り込み命令割り込み命令》
蒼星石「!?」
レンピカ《一等粛正官蒼星石の命令を最優先》
《本島司制官薔薇水晶はイレギュラー化の権利あり》
《蒼星石は権利行使資格103に基づき本島司制官を既に処理》
《蒼星石の名においてカトルオックス島の初期化命令無期限凍結と司制官薔薇水晶のバックアップデータ消去を申請する》
《なお後任の司制官は蒼星石が兼務》
《後ほどマザーの判断を仰ぐものとす》
『了解。一等粛正官の命令を最優先。追加申請が無ければエデンはこれより第一高度に帰還する』
『なお、一等粛正官の申請内容に反するログは機密保持のため消去。マザーへの報告は貴官より直接報告されたし』
136 :
かぎの担い手:2009/03/28(土) 11:15:05.60 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「レンピカ……」
レンピカ「」
蒼星石「わかった。何も聞かないよ」
レンピカ「」
翠星石『あーあー、蒼星石。聞こえるですか』
蒼星石「翠星石?こっちは無事……じゃないや。大丈夫だよ」
翠星石『そっちで何があったかは知らんですけど、こっちも大変だったですよ』
ジュン『まったく、珍しいもんが見れたよ』
蒼星石「ふふふ」
翠星石『蒼星石?なんかおかしいことでもあったですか?』
蒼星石「いや、こっちの話だよ。さあ、帰ろう!」
137 :
ディグアウターフライト:2009/03/28(土) 11:20:01.77 ID:iPB0GKlVO
雪華綺晶「謎の物体は去りました!民衆も私も胸を撫で下ろしています」
真紅「蒼星石さん……やったんですね」
雛苺「なのー」
コブン12「わーい」
コブン32「銀様とカナ様の勝ちだー」
コブン21「勝った勝ったー」
真紅「行ってしまわれるんですね……何のお礼も出来なくて申し訳ありません」
ジュン「元から期待してないよ」
真紅「あなたには言ってないのだわ」
蒼星石「あはは」
翠星石「出発準備できたですよ。出発するですぅ」
真紅「では」
蒼星石「さようなら」ゴオオオオオオオ
138 :
崖の上のニュースキャスター:2009/03/28(土) 11:25:23.60 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「いろいろあったね」
翠星石「そうですねぇ」
ジュン「おい!おまえら外見てみろ!」
蒼星石「外?」
翠星石「なんですか?」
雪華綺晶「私たちを危機から救った小さな勇者達が旅立ちます!みんなで送ってあげましょう!」
蒼星石「いい人達だね」
翠星石「まったくですぅ。チビ人間とは大違いですぅ」
ジュン「言ったな!」ガチャン
翠星石「おめぇはエンジンルームに引っ込んでろですぅ」
蒼星石「(もう、さよならかな)」
ゴオオオオオオオ
139 :
コブン41:2009/03/28(土) 11:30:02.26 ID:iPB0GKlVO
水銀燈「金糸雀ぁ、もっとスピードでないのぉ?」
金糸雀「これ以上は出せないかしら」
「この子達が壊れた機械から拾ってきた使えそうな部品だけで作ったから、動くだけでも感謝かしら」
コブン16「ほめてほめてー」
コブン18「ほめてほめてー」
コブン20「ほめてほめてー」
コブン24「ほめてほめてー」
コブン29「ほめてほめてー」
水銀燈「はいはい、よくやった。よくやった」
「でもこの貧乏船も次の島までよぉ」
「まさかメインゲートの奥でこんなでっかいディフレクターが見つかるなんて」
「やっぱり、最後に笑うのは私たちねぇ!」
雛苺「ふみゅー」
140 :
おかえりなさい:2009/03/28(土) 11:35:01.04 ID:iPB0GKlVO
蒼星石「んん……ふああ……」
「うーん!」ノビー
「ふあっ!」
蒼星石「誰もまだ帰ってないのかなあ?」
水銀燈「たりゃあー!」ガシャーン
蒼星石「水銀燈……なにやってるの?」
水銀燈「くんくんの時間は!?セーーーフ!」
蒼星石「ああ、くんくん見に来たんだね」
141 :
乙女のために:2009/03/28(土) 11:40:07.93 ID:iPB0GKlVO
水銀燈「あらぁ、蒼星石じゃない。あなたもくんくん見に来たのぉ?」
蒼星石「いや、違うよ。ラプラスのせいだよ」
水銀燈「ん?ラプラス?くんくん見終わったら詳しく教えなさぁい」
蒼星石「重要度はくんくんのほうが大きいんだ。ま、別にいいけどね」
ラプラス「睡眠時間が……うぐぅ」
つづく?
142 :
ラプラスプログラム:2009/03/28(土) 11:45:01.31 ID:iPB0GKlVO
ロックマンDASH 鋼の冒険心
ロック・ヴォルナット(ロックマン・トリッガー):蒼星石
ロール・キャスケット:翠星石
バレル・キャスケット:ジュン
データ:レンピカ
ティーゼル・ボーン:水銀燈
トロン・ボーン:金糸雀
ボン・ボーン:雛苺
アメリア:真紅
ニュースキャスター:雪華綺晶
ロックマン・ジュノ:薔薇水晶
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/28(土) 12:00:23.02 ID:iPB0GKlVO
支援してくださった方
保守してくださった方
読んでくださった方
ありがとうございました
トロン様を真紅か翠星石にしなかった時点でつまらん
さ、次いこか