1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
男「やっべやっべ遅刻する」
ガラガラ
男「なんとか時間内に教室に辿り付けた」
男 (あれ? 隣のやりチンの席に見知らぬ女の子が座ってる)
キーンコーンカーンコーン
男 (チャイム鳴ったのに座りっぱなしだ……いいのか?)
ガラガラ
先生「えーと、ショートホームルーム始める前に皆さんに話があります」
先生「突然ですが、やりチン君が女になりました」
男「!!!!!」
女「そういうわけで女になりました。みんなこれからもよろしくー」
クラスメート「よろしくー」
男 (いやいやいやおかしいだろ!? それだけかよ!? クラス全員反応淡白すぎるだろ!!)
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:32:45.08 ID:0TXiJrkM0
おわり
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:33:17.82 ID:U6F8pDWB0
なんだおわりか
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:33:20.34 ID:m1xW4SikO
-完-
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:33:46.37 ID:O7yMbtvd0
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:34:28.16 ID:aAQKzO9VO
なんだおわりか
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:35:09.32 ID:5cvNDy98O
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:35:29.83 ID:JM0tUG3LO
えっ?
心理描写が上手いなwww
面白かったぜ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:36:23.59 ID:pOiQcx+dO
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:36:46.28 ID:FgUCLwAL0
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:36:59.11 ID:G7okQgdl0
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:37:39.97 ID:anlpbKdf0
感動した
コテつけてくれよwwwwそれか次スレたててパート化させようぜwwww
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:38:12.19 ID:phqwagW4O
こういうのがあるからVIPはやめられない
>>1乙
良かったよ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:38:29.14 ID:epSt2M1K0
SHR(ショートホームルーム)終わる
男「お前マジでやりチン? 偽者とかじゃなくて?」
女「そだよー」
男「なんでいきなり女になったんだ?」
女「知らない。起きたら女になってた」
男「そ、それで納得してるのか……」
女「まぁ、なっちまったもんはしょうがねぇじゃん?」
男「…………」
女「あ、まだ言葉遣い慣れてないから違和感あると思うけど気にしないでね」
男 (そこじゃねぇよ!! 違和感を感じるのはそこじゃねぇよ!!!)
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:38:45.66 ID:0u9sqaRTO
久々に泣いた
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:39:06.66 ID:Ur86/s6yO
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:39:17.75 ID:5Cf2qwLe0
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:39:29.52 ID:FgUCLwAL0
携帯小説並の文章力で感動した;;
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:39:53.31 ID:AX5PpWcE0
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:40:18.54 ID:5cvNDy98O
私がヤリチンです、女になりました
おっwwww第二部もう終わったかwwww マジ面白いwwww
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:41:24.45 ID:woaBASLqP
>>18 なんでそうやって
>>1が綺麗に終わらせたスレを汚すわけ?半年ROMれよ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:41:26.99 ID:Ur86/s6yO
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:41:31.56 ID:kb631mnVO
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:42:08.41 ID:sQflr1cNP
ヤリマンになる分かりやすい展開
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:42:08.44 ID:phqwagW4O
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:42:25.92 ID:2/osMNYGO
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:42:49.42 ID:Ur86/s6yO
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:43:42.04 ID:Ur86/s6yO
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:43:52.41 ID:epSt2M1K0
男友「戸惑ってるねぇw」
男「……お前はどこからとも無く沸いて出るな」
男友「いやーお前が戸惑うのも無理は無いよ。この俺でも色々戸惑ったからな」
男「きっとお前は戸惑うところがずれてると思う」
男友「そんなこと無いって。例えばだな……」
SHR中
男友 (あー、だからさっきからあの可愛い子がやりチンの席に座ってたのか)
男友 (ッてことは、クラスからやりチンがいなくなってしまうじゃないかっ!?) ←戸惑ってる
男友 (……なんだ。平和になっただけか)
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:44:32.73 ID:FgUCLwAL0
おいてめぇら
>>22が恥ずかしいじゃねぇかしねしね
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:45:44.33 ID:Ur86/s6yO
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:46:31.34 ID:pOiQcx+dO
(゜_゜)←戸惑っている
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:46:39.34 ID:Ur86/s6yO
>>38 また別のやつが出てきやがったwwww ここは新ジャンルスレじゃねぇんだよカス
さて保守保守
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:48:13.77 ID:+hxjnzYmO
実は期待してるのは俺だけ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:48:49.43 ID:epSt2M1K0
男友 (そういえば、やりチンに借りてたエロ本どうしよ……?)
男友 (元やりチンとはいえ、女の子にエロ本返すのはまずくないか?) ←戸惑ってる
男友 (結構お気に入りだし、失くした事にして借りパクしちゃえば良いか!)
男友 (彼女いないけど、興味本位で借りてたローターはどうしよう?)
男友 (そ、そんなもの渡したらセクハラで訴えられるかもしれない!!?) ←戸惑ってる
男友 (あ、でも女になったんだし実用的だから返せば良いか)
男友 (冷静に考えるとやりチンクラスのイケメンが一人減って、可愛い女の子が一人増えただけか)
男友 (なんだ、女体化ってすげぇ良いヤツじゃん!)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:49:47.68 ID:F7f9AgU2O
こんなに面白いSSは久しぶりだ
俺←かなり戸惑ってる
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:50:30.93 ID:AX5PpWcE0
あーあ、せっかくひさしぶりに綺麗に終わったと思ったら
>>47みたいなスレ汚しが出てくるしもう駄目だな
マジで空気嫁ゆとり
これはまとめサイトにのる(笑)
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:51:43.11 ID:EXfexH4MO
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:54:28.37 ID:5cvNDy98O
△ ¥ ▲
( 皿 ) がしゃーん
( )
/│ 肉 │\ がしゃーん
< \____/ >
┃ ┃
= =
3ゲットロボだよ
自動で3ゲットしてくれるすごいやつだよ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:54:59.28 ID:epSt2M1K0
男友「と、このように俺は戸惑ったことは一瞬で解決したけどねw」
女「男友天才〜!」
男友「だろ?」
女「バカだけどね」
男友「なにぃ!?」
男「……お前ら人生楽しそうでいいな」
男友「褒めるなよ」
男「突っ込むの疲れてきたわ」
男友「ヌシも年じゃなw」
男「まだ十六だわっ!」
女「結局突っ込むじゃんw」
男「……なんで朝からこんなに疲れなきゃいけないんだ……」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:56:43.50 ID:drHJjBuOP
DQNばっかりのクラスで居辛そうだお・・・
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:00:58.29 ID:epSt2M1K0
女「男友は愛すべきバカだな。致命的にバカだけど」
女友「本当にやりチン君なんだ……」
女「お〜、女友久しぶり。疑ってたの?」
女友「ううん。ただ男君と男友君の掛け合いを見てたら実感しただけだよ」
女「そんなんで分かるんだ?」
女友「分かるよw すっごい馴染んでるもん」
女「そっか。男友と馴染んでるのはなんか複雑だけど……」
女友「あはは。それにしても話し方とかもう女の子っぽいね。」
女「いや〜それがさぁ。大変だったんだよ。聞いておくれよお嬢さん」
女友「どういたんでぃ? あっしでよけりゃ聞いてやんよ?」
女「それがよぉ親分、実はもう三日前の朝起きた時には私は女だったのよ」
女友「ほうほう」
なんかリアルにネタが寒くなって帰りますね
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:04:57.60 ID:M7uoE98fO
あれ 急につまんなくなった
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:07:11.38 ID:epSt2M1K0
女「で、もう家中大騒ぎ。特に兄貴がなんか異様に喜んじゃってさ。
お父さんに話したら、とりあえず女の子になってしまったなら、
そのちゃらちゃら話し方を直せって言われて、ずっとマナーとか教えられ続けたわけさ。
お母さんは制服買ったり、私用の服買ったりでお金がかかって大変だって文句言われるし」
女友「そっかぁ。大変だったんだね。お母さん冷静すぎだよね」
女「うん。でも服買うのは楽しかった〜。女の子の服めっちゃ高いね。
あの時は財布の諭吉さんに翼が生えてた。全部お父さんのお金だけど」
女友「お父さんかわいそうだね……」
女「三日間年頃の若い娘を調教した分のお金は使わせてもらったw」
女友「お父さんはただ娘のために言葉遣いとかマナーとか教え込んだだけなのにね……」
女「実際は、妹とお母さんに教えてもらったことの方が有意義だったからOK!」
女友「何を教えてもらったの?」
女「座った時の足の姿勢とか、トイレのあの音だけのボタンとか他にもいろいろ」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:09:17.95 ID:oJHmAzFHO
1は女か
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:13:25.41 ID:epSt2M1K0
女友「男親には分からないことかー」
女「そうそう。結局お父さんはあんまり役に立たないねw」
女友「あんまりお父さん苛めちゃだめだよ?」
女「大丈夫。女になってからのお父さんは前よりずっと優しいから、これからも甘えて服代をむしりとる」
女友「全国の娘に好かれてると思ってるお父さんを絶望に突き落とす言葉だね」
女「ちょっと前に女友が言った言葉だよね」
女友「き、記憶にないなぁ……」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:19:04.42 ID:epSt2M1K0
昼休み
男友「袖の下高校、1年B組の緊急会議を開催する」
DQN「Yeah」
オタ「始めましょうか」
イケメン「わかった」
男「俺も参加しなきゃいけないのか……」
DQN「Yeah」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:23:00.98 ID:epSt2M1K0
男友「やりチンこと女のポジショニングについて」
イケメン「今まで通りじゃダメか?」
オタ「ですが、タゲは女になっていますよ」
男友「女に回ったからにはもう敵に近いな」
イケメン「そうか、あいつも掃除サボったらぎゃあぎゃあ言う女子の一員か……」
オタ「イケメンさんは何にも言われてませんけどね。僕と男友君、それにDQNだけです」
男「お前らは掃除すれば良いだろ」
オタ「それでは夕方のアニメに間に合いません!! それにDQN君が掃除したらキャラ的にダメでしょう!?
アイデンティティーの崩壊、ひいては(ry」
男友「お前は長文しゃべるとウザいから飛ばします」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:23:48.95 ID:L1p/jxnn0
1部で人気出たからってグダグダ続けんなよカス
これだから引き際もわからんやつは
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:25:13.99 ID:W1Oqc0Z10
チラシの裏すら勿体無い
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:28:03.83 ID:epSt2M1K0
イケメン「ってか、俺は女を落とすことに決めました」
オタ「裏切り者ですね」
イケメン「知らんがな」
男友「イケメンにしか取れない選択肢だな」
イケメン「ただ問題が一つあってだな」
男「?」
イケメン「いいか。奴は仮にも元やりチンだぞ?」
男友「そうか……あいつならこのままヤリマンに――」
イケメン「多分それは無いから大丈夫」
DQN「Why?」
イケメン「俺の勘」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:34:50.68 ID:epSt2M1K0
男「じゃあ何が問題なんだ?」
イケメン「俺よりもあいつの方がやりなれてるという……」
男友「『こいつ下手ッ!』って思われるのが怖いってことか」
イケメン「だってあいつ俺よりもずっと女の子抱いてるし」
男「イケメンのくせにヘタレだなw」
DQN「Yeah」
イケメン「うっせ」
キーンコーンカーンコーン
男友「じゃあ予鈴も鳴ったし解散で」
男 (何のための会議だったんだろう……?)
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:38:36.57 ID:vZAt+4OdO
勝手に続き書くなよ台無しだろ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:39:32.85 ID:epSt2M1K0
下校時間
イケメン「女ー。この後暇?」
男 (さっきの話は本気だったんだ)
女「ごめん、色々忙しいんだ」
イケメン「マジで? じゃあまた誘うからメアド教えて」
女「お? イケメンが私を落とそうとしている?」
イケメン「い、いや、そういうわけじゃないけどさ」
男 (ヘタレw)
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:41:41.29 ID:q0TCydpvO
魔理沙とちゅっちゅしたい
今までの空気とか全部なしにしてもつまらない
センスないから二度と書くな
ちょっと目障りだから sage進行にしてくんない?
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:43:03.44 ID:AH2NU21jO
がんがれ
俺は応援する
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:43:12.64 ID:epSt2M1K0
女「しばらくは忙しいからメールとか出来そうにないんだ。ごめんね」
イケメン「あー、いいよいいよ。また暇になったくらいを見極めて声かけるから」
女「だが断る」
イケメン「え……」
女「冗談冗談w 本気にすんなってw」
イケメン「お、おう」
女友「女。早く帰ろー」
女「すぐ行く。じゃあねイケメン」
イケメン「じゃあな」
イケメン「ねぇ、俺って完全に相手にされてない?」
男「なんで俺に言いに来るんだ?」
イケメン「近くで見てたから」
男「……まぁ実際いきなり女になってあいつも忙しいんじゃないの?」
イケメン「そうかねぇ……」
ID:epSt2M1K0さん
つまんないし目障りだからsage進行でお願いします><
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:47:33.98 ID:Og+gvt2mO
>>59 妹やポジ兄貴やら優しいパパとか
な〜んーだ〜エロゲの主人公か
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:47:40.45 ID:epSt2M1K0
女の家
女「ただいまー」
女母「おかえり。どうだった学校?」
女「特に何事もなかったよ。平和平和」
女母「そう。良かったわね」
女「うん。スカートだとスースーする。シャワー浴びて着替える〜」
女母「出たらちゃんと髪乾かしなさいよ。すぐ痛んじゃうから」
女「わかってますよっと」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:51:54.56 ID:epSt2M1K0
@風呂
ザアァァ
女 (おー♪ 我ながら良い体してるなー。オラちょっと興奮してきたぞ)
女 (それにしても身長縮んだなぁ……150ギリギリ位だから、20センチ以上縮んだのか)
女 (まんまん洗うの苦手だなー)
女 (なるべく刺激しないように……)
女「んっ……」
女「/////」
女 (こ、声でちゃった……/////)
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:55:01.05 ID:epSt2M1K0
女 (お湯で血流がよくなって敏感になるんだよねぇ……)
女 (エロ顔になってる……!! 見ちゃダメだ、見ちゃダメだ!)
女 (元男の性か、女の子のエロ顔みて興奮するのはまだ良いとしても、自分で興奮してどうする!?)
女「…………」
女 (……オナニーすれば最高なんじゃね?)
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:59:28.87 ID:epSt2M1K0
女 (そういえば、ここ一週間くらい何にもエロいことしてないしなぁ)
女「うむ、決定♪」
キュ ガチャ (←風呂から出た)
女 (コンタクトつけたままシャワーすると目の中でごろごろするのはなぜなんだぜ?)
女 (眼鏡にしようかな)
女 (……眼鏡属性持ちの兄貴が喜ぶからやめておこう)
エロにもってったら伸びると思ったの?ねぇねぇ?
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:06:16.77 ID:epSt2M1K0
ジャージに着替えて、二階の部屋に移動
ガチャ
女「およ?」
女 (間違って前一緒に使ってた兄貴達の部屋に入っちゃった)
バタン
女 (妹と同じ部屋になったんだよねー)
ガチャ バタン
女 (髪乾かさな)
ブォォォォ
女 (温風と冷風を交互にあてないとダメなんだっけ?)
カチッ ブォォォ カチッ ブォォォォ k(ry
女「OKOK。さて、暇だな」
女 (5時か……。自家発電にはちょっと時間が早いか?)
だめだな
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:10:06.96 ID:epSt2M1K0
女「!」
女 (妹と同じ部屋だから無理じゃん!!!)
女「…………」
女 (でもそんなの関係ねぇ!)
<タダイマー
女 (妹帰ってきやがった……)
トントントンッ ガチャ
妹「お兄ちゃ……違った。お姉ちゃん帰ってたんだ」
女「うん。お帰り」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:14:59.20 ID:epSt2M1K0
妹「? なんかちょっと不機嫌?」
女「いやいや」
妹「?? なんかあった?」
女「いやいや」
妹「聞かないほうがいいこと……?」
女「うん」
妹「わかった。それにしてもお姉、制服似合うね。可愛い可愛い」
女「ありがと」
こ、これって兄貴が女になった奴じゃないの?
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:20:31.26 ID:epSt2M1K0
妹「スカートちょっと短めにしてみたけど良かった?」
女「多分」
妹「そっかそっか。もっと短くてもお姉なら似合うと思ったんだけど、
あんまり短すぎると品がないってお母さんに怒られるから」
女「これ以上短くすると見えちゃうからいい」
妹「良いじゃん見せてあげれば。お姉のなら男喜ぶよ?」
女「そんなはしたないことは出来ません」
女 (妹はちょっと苦手だ……)
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:24:01.52 ID:epSt2M1K0
妹「うーむ……」
女「どうしたの?」
妹「いや、姉妹なのにお姉の方が顔可愛いからずるいなぁと」
女「そんなことないでしょ?」
妹「お姉の方が顔小さいし、目パッチリしてるし、鼻筋通ってるし。
私じゃ絶対そんな黒のショートの髪型似合わない!」
女「そうかなぁ……」
妹「そうだよ! ストレートのショートが似合うのは本当に可愛い子だけだもん!!」
女「分かった分かった。なんかありがとう」
妹「いえいえ。雑誌買って来たけど読む?」
女「うん。ありがとう」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:27:35.68 ID:epSt2M1K0
女 (Can Camだ)
女 (スイーツ(笑) )
女 (……でも服は可愛いかも♪)
妹「私夕飯の手伝いしてくるね」
女「私も行こうか?」
妹「多分またお母さんに『邪魔っ!』って言われるよw」
女「ですよね。大人しく待ってます」
妹「慣れたら徐々にやっていけば良いよ、来年は高校受験で私も忙しいし」
女「ん。精進します」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:31:08.69 ID:epSt2M1K0
夕食後・女の家、兄と弟の部屋
弟 (三人で使ってたのが二人になると大分広く感じるな)
弟 (もともと結構広い部屋だし、ちょっと寂しい感じがあったりなかったりする)
弟 (二番目の兄貴は結構勉強見てくれたりしたけど、この兄貴はなぁ……)
弟「はぁ……」
兄「人を蔑むような目でみてため息をつくなw」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:33:26.63 ID:aMHtvSMhO
同じ題材でも深夜2時に立てられたのと、昼の2時に立てられたのとでえらいクオリティの差があるな。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:38:11.02 ID:epSt2M1K0
弟 (一応試しに聞いてみるか)
弟「なぁ兄貴数学の質問があるんだけどさぁ」
兄「無理だぞw」
弟「だろうな。試した俺がバカだったよ」
兄「生意気なw 反抗期か?w」
弟「そーかもな。つーか珍しいな。兄貴が小説読むの」
兄「失礼な奴だw」
弟「実際そうだろ。どういう風の吹き回しで買ってきたわけ?」
兄「いやぁ、きっとそろそろ必要だと思ってなw」
弟「意味が分からん」
兄「とりあえず、奴の趣味が分からんから、ノーマルの官能小説と、
SMの受け主観と攻め主観、あと年下とか、BLとか色々買ってきたw」
弟「……和訳すると姉貴に読ませようと思って官能小説を買ってきたってことか?」
兄「そうだw 和訳すんなw」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:44:33.13 ID:epSt2M1K0
弟「何のために買ってきた?」
兄「性に飢えてる可愛い妹のために俺がわざわざずりネタを差し入れてあげるんじゃないかw」
弟「……アホか」
兄「正解だ。俺はアホだ」
弟「そこだけ真面目な顔で返事すんな」
弟「大体、そんなもん渡したって読まないだろ」
兄「そう。だから俺は考えた。如何にしてこの本を読ませようかと」
弟「聞きたくねぇぞ」
兄「…………」
弟「悲しそうな顔すんな」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:49:42.64 ID:epSt2M1K0
兄「まず俺が一通り読む。そして暇な大学生という立場を利用して、
昼間にこっそり妹達の部屋に仕掛けておく」
弟「それで?」
兄「おしまいw」
弟「何がしたいんだ?」
兄「上の妹が見つけるだろ? そうすると、あいつはこの小説を妹の物だと思って
適当に趣味にあったものを読む。
逆に下の妹が見つけた場合は上の妹が買ってきた物だと思って放置するか読むだろ。
俺に疑いはかからないw うん、俺天才」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:53:12.27 ID:epSt2M1K0
弟「両方とも相手の物だと思って放置したら?」
兄「それは想定していなかった!!」
弟「……」
兄「まぁ、その時はこの本代4000円ほどが無駄になるなw
でも俺が一回読んだからオールオッケーw やはり俺天才w」
弟「ちょっと姉貴に密告してくる」
兄「待て待て待てw いいのか、そんなことをして?」
弟「……なんだよ?」
兄「俺はお前の秘密を色々握ってるぞぅ?w ここは穏便にことを進めようじゃないかw」
弟「……卑怯者」
兄「いやいや、それほどでも」
弟「照れんな」
ひどいなこれ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:57:31.26 ID:CtDDwLNi0
応援してるぜ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 16:58:15.89 ID:epSt2M1K0
@兄と弟の部屋の前
妹 (聞いちゃった〜♪)
翌朝・通学路
女「おはよー」
男「はよ。なんか朝から疲れてんな」
女「うーん、ちょっとねー」
女 (結局昨日は欲求不満のまま終わってしまった)
男 (やっぱ色々悩んでるのかな?)
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:02:20.44 ID:epSt2M1K0
タッタッタッ ←駆け足の音
女「DQNおはよー」
男「おっす」
DQN「Good morning」
タッタッタッ
女「走り去ったね」
男「あいつ今日は日直だから急いでるんじゃね?」
女 (DQNだしサボればいいんじゃないのかなぁ……?)
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:06:23.24 ID:epSt2M1K0
@教室
女 (最寄駅から徒歩20分は遠いよ、学校)
女 (……ひょっとしてちょっと体力落ちたかな?)
女 (力も結構落ちたんだよね……)
女 (色々不便になったかも)
女 (夜は注意しないといけないな。襲われたら抵抗できないし)
女 (でも家にいても暇だからバイトとかしたいんだよなー)
女 (そうすると自然と帰るの遅くなるか……)
女 (土日は遊びたいよね)
女「…………」
女 (護衛がいればOKだ!)
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:10:39.43 ID:epSt2M1K0
女 キョロキョロ
女「( ゚д゚ )」
男「こっち見んな」
女「男ってバイトしてたっけ?」
男「おう。飲食店ウェイター自給850円」
女「紹介して」
男「バイトしたいの?」
女「うん。週3日くらい」
男「わかった。店長に聞いてみる。人手は足りてるっぽいから期待すんなよ」
女「了解」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:16:26.30 ID:epSt2M1K0
昼休み
男友 (イーピン? イーピンなのか……?)
男友 (いや、まて、冷静に考えろ……)
男友 (タンヤオはない……ないはずだ……!!)
男友 (いいのか……? 本当にこれでいいのか……!!?)
男友 (だがっ!! これに勝てばっ!! 一ヶ月間掃除免除!!)
男友 (……しかし負ければ、今日のこのメンツの夕飯おごりになる)
男友 (大丈夫だ。これでいけるッ!!! 俺は勝つ!!!)
パチ
女友「あ、それロン」
女「勝ったー♪」
男「なぜそこで振り込むんだ……」
男友「( ´・ω・`)」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:20:30.29 ID:epSt2M1K0
男友「昨日ルールブックは読んだもんっ」
女友「ルールブック(笑)」
男友「なぜお前らみたいな高校生が麻雀などという荒んだ世間の遊びを知ってるんだ!!?」
男友「もうあれだろ? お前らはもっとこう青春を謳歌していないとダメだろ!?」
男友「くっそくっそ、お前らなんてみんなそうやって世の中の泥にまみれて汚い大人になっていけばい
いんだ!!」
女「――でさーそのお店どこにあるの?」
男「駅の学校と反対側方面の路地入ったとこ」
女友「じゃあ今日はそこで食べよう♪ ちょうど女の紹介になるし」
男「わかった」
男友「俺の、俺の、俺の話を聞けぇ〜♪」
女友 (なんでこいつは愉快そうなんだろう……)
女 (バカだからかな)
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:21:44.78 ID:epSt2M1K0
@ファミレス
女友「男君ウェイターの格好似合うね」
男「そりゃどーも。ご注文は?」
女「パスタセットとドリンクバー3個づつ」
女友「あとこのジェラート2つ」
男友「人の金だと思って好き勝手使いやがって!」
* 食事中 *
女友「ふぅ。満腹満腹♪」
女「ゴチになりましたー」
男友「高校生の小遣いは少ないんだぞ……!!」
女友「大儀であった。苦しゅうない。余は満足じゃ」
男友「ならば良し。そろそろ帰るか?」
女友「うむ」
女「私は店長さんと面接あるから、ここで別れるね」
女友「ん。じゃね。また明日〜」
女「ばいばーい」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:23:24.96 ID:epSt2M1K0
* 面接 *
てんちょ (う〜ん、別に人手足りてるしなぁ)
てんちょ (まぁ、一回見てみるか)
コンコン
てんちょ「入ってー」
女「どーもー」
てんちょ「ん。合格。来週から来なさい。自給1000円で良いかね?」
女「……え?」
てんちょ「君は顔で合格。分からんことはバイトの先輩に聞いて。以上。俺は帰る」
女「あ……はい」
* *
女「って感じで合格したらしい」
男 (俺より自給いい……)
女「そういうわけでこれからよろしくー」
男「なんか納得できないけど、こちらこそよろしく」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:25:06.65 ID:epSt2M1K0
数週間後・バイト帰り
女「悪いねぇ毎回家まで送ってもらって」
男「夜危ないからな。気をつけろよ」
女「ん。じゃーねー」
男「おう」
家
女「ただいまー」
妹「お、お帰りっ!!」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:26:30.90 ID:epSt2M1K0
女「どうしたの? 素っ頓狂な声出して?」
妹「い、いや……」
女「あ、今なんか隠した! 見せなさい」
妹 (あわわわ……、バカ兄貴が買ってきたBL本を……)
妹 (お姉に読ませたらどうなるか反応を試そうと思って本棚に入れておいたのに……)
妹 (これじゃミイラ取りがミイラに……)
女「……なんだ、これか」
妹「へ?」
女「本棚にあったのでしょ? ダメだよ、まだ中三なのにあんなHなの読んじゃ」
女「しかもそれBLでしょ」
妹 (そうだ……! これバカ兄貴が買ってきたのだからごまかさないと!!)
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:27:44.94 ID:epSt2M1K0
妹「……え? これお姉のじゃないの?」
女「? 違うよ?」
妹「それに本棚にあったHな本て何?」
女「んん? これとか、これとか」
妹「これ私のじゃないよ! こんなの私が本棚に置いとくわけ無いじゃん!!」
女 (それもそうだな)
女「……じゃあ誰の?」
妹「……お兄ちゃんが悪戯した、とか?」
妹 (よし、私演技うまいっ!! 絶妙な間のとり方だった!!)
女「……ありえるね、ちょっと問い詰めてくる」
妹 (ふぅ……なんとかやり過ごせた)
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:29:47.98 ID:hn876U670
自給850円
パスタ
ドリンクバー
ジェラート
以上の結果からそのファミレスはサイゼリヤだ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:30:01.71 ID:epSt2M1K0
十数分後
女「犯人はあのバカ兄貴でした」
妹「……やっぱりですか」
妹 (知ってたけどね)
女「お詫びに今度ご飯をおごってくれるそうです、妹の分も」
妹「本当に!? やったじゃん!! 焼肉がいい!」
女「うん。言っとく」
妹「そういえば、お姉さっき本のこと知ってたけど読んだの?」
女「読んだよー。エロかったよー。濡れたよー」
妹「濡れ……」
女「あ、でもBLの奴はあんまり興奮しなかったな。その属性は無いみたい」
妹 (そりゃあなた男でしたから)
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:32:52.52 ID:epSt2M1K0
女「あ、イケメンからメール来てる」
女 (結局メアド教えちゃったんだよね)
女 (イケメンは私のこと狙ってるって話だし)
女 (そりゃ顔も体も立派な女の子なわけだしね、無理もないか)
女 (中身はまだ男のところがあるんだよね……)
女 (恋愛とか……将来、男と結婚したりするのかな?)
女「…………」
女 (……全然想像できないなぁ)
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:35:50.32 ID:epSt2M1K0
女 (あーなんか久々に女の子抱きたくなってきた)
女 (……でもチンコないしな)
女 (もう射精できないんだよね……)
女 (射精SITEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE)
女 (……女の子的には『抱かれる』かぁ)
女 (最初は痛いんだろうな……)
女 (あーでも女の子的な気持ちよさを味わってみたい気もするw)
女 (……うーん、女の子か。私は女の子なんだよね)
女「…………」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:39:32.53 ID:epSt2M1K0
妹「お姉どうしたの、急に考え込んで?
女「何でもない何でもない。お風呂入ってくる」
妹「メール返さなくて良いの?」
女「うん、今はいいや。なんか気分じゃない」
妹「そっか」
妹 (メールの内容、ショックだったのかな……?)
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:41:42.85 ID:cUZZVhyyO
支援
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:42:58.84 ID:epSt2M1K0
ちょっと振り返れば思い出す、男だった時の記憶。
追憶の中、ぼやけて見えるあの子の顔。
華奢な体、細い手と脚、それに腰。
桜色に染まった軟い体、濡れてふやけた『女の子』の体。
そして甘い匂いに混じった、『生き物』の臭い。
手があの感触を忘れません。
目があの光景を忘れません。
耳があの水音を忘れません。
心があの時の自分を忘れません。
鏡に映った体は、湯に浸かる前から熱を帯びています。
自分が女の子になればなるほど、自分が女の子に馴染むほど、
それはどんどん自分から乖離していくようで。
鏡の向こうの彼女は、普通の『女の子』
自分の心の中の『女の子』の像。
『女の子』であり続けるために、現実世界にはいつも『彼女』がいます。
姉妹百合wktk
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:44:02.93 ID:epSt2M1K0
だから、いつしかこの鏡の中の世界に来てしまったのは自分の方なのだと――
――そう『彼』は思ったのでした。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:46:51.62 ID:3eCOu8EO0
?
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:48:25.08 ID:epSt2M1K0
翌日・学校
男友「オター、数学ワカンネ。おせーて」
オタ「はい。どこですか?」
男友「なんかセブンイレブンみたいなところ」
オタ「あ〜……微分積分ですか?」
男友「それだ!」
オタ「じゃあ微分からやりますか」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:51:40.40 ID:Kw9j6gwLO
私怨
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:53:25.40 ID:epSt2M1K0
二十分後
男友「お〜なんとなく分かった気がする。サンクス!」
オタ「いえいえ。お構いなく」
男友「でもなんで微分と積分でテンションがあんなに違ったわけ?」
オタ「そりゃあ微分は世界で最高の行為の一つですけど、積分はただの愚行ですからね」
男友「? なんで?」
オタ「微分とか次元を下げられるんですよ! 最高じゃないですか! 三次元が二次元ですよ!」
男友「良いことなの?」
オタ「もちろんです。三次元よりも遥かに良い世界です! 二次元の世界にいけるなら僕は何だってし
ます!!」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 17:57:07.59 ID:epSt2M1K0
男友「お〜、なんかよく分からんけどすごいな、オタ」
オタ「いえ。それほどでも。積分は逆の行為ですからね。テンション下がりまくりですよ。しねばいい」
男友「定積分とか計算めんどくさいもんな」
オタ「ええ。もうそこからして微分の素晴らしさが分かりますよね!」
男友「俺は良く分からんけどな!」
オタ「無駄に良い笑顔で言いますね」
男友「おう! DQNは分かる?」
DQN「Yeah」
男友「そっかー、お前意外と成績いいもんな」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:00:46.41 ID:epSt2M1K0
オタ「見た目は完全にDQNなんですけどね」
男友「なー、不思議な奴だな」
女友 (DQN君の一番不思議なところはそこじゃないと思う)
男「……俺今なんとなくお前の考えてることが分かる」
女友「あ、おはよ。分かる?」
男「DQNのことだろ?」
女友「うん。よく分かったね」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:04:58.38 ID:epSt2M1K0
男「付き合い長いからな」
女友「中学からずっと一緒だもんね。ヤリチンとも」
男「俺はあいつとは小学校からの腐れ縁だけどな。
あとDQNのことは突っ込んだら負けな気がするから、これ以上は語らないでおこう」
女友「ん。それにしても君は相変わらずギリギリに登校してくるね」
男「俺はいつからか朝の五分のまどろみは人類の宝だと信じて疑っていない」
女友「それ分かるw」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:05:16.94 ID:vNdVCy0QO
批判のレスすらなくなってまつね
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:09:25.64 ID:GlTs5zGX0
だけど俺は読んでるツズキ書いてくれ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:10:52.29 ID:epSt2M1K0
女「おはよー」
男「はよう」
女友「おはよ」
女「あれ? 女友リップの色変えた?」
女友「分かる?」
男 (わからん……)
女「うん。可愛い可愛い」
女友「頭撫でるなw」
女「嫌?」
女友「嫌じゃないけど……」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:12:11.36 ID:epSt2M1K0
女「?」
女友「いや、うん。やっぱ好きにして」
女「なにやら卑猥な発言ですなw」
男「……中身はオヤジだな」
女友「ねw」
キーンコーンカーンコーン
先生「SHRを始める。席に着け。今日の日直は女友だ。……」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:15:08.19 ID:PVY1VRKl0
支援
欲を言えばもう少しテンポアップを
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:15:48.78 ID:epSt2M1K0
放課後・帰り道
男 (……あ、教室に忘れ物した)
@教室
男「ん? 女友何してんの?」
女友「日直の日誌書いてた」
男「こんな時間まで? あんなのすぐ終わるだろ」
女友「いや、考え事とかあってぼーっとしてたから。男は?」
男「忘れ物。これ」
女友「そっか」
男「おう」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:17:16.54 ID:epSt2M1K0
女友「…………」
男「…………」
女友「…………」
男「……どうしたよ?」
女友「いや……うん」
男「俺でよければ、話聞くけど?」
女友「いや、別にたいしたことじゃないんだけどね……」
男「おう、いいよ。なんでも」
女友「いや、なんかさ最近ようやくヤリチンが女になったんだなって思ってさ。ちょっと複雑っていうか」
男「うん」
女友「今朝もさ、似た色のリップなのにすぐに気が付いたし、あの子自身もすごいメイク上手になった
し」
男 (そういや、あいつ一気に化粧うまくなったな)
女友「そういうこともあって、なんだかやっと実感沸いてきたんだ」
男「確かに突然だったもんな」
女友「うん。だからさ、今まではなんかまたふらっとアイツが戻ってくる気がしてたんだけど、
そんなこと無いんだなって」
男「…………」
なるほど、つまり牛乳風呂か
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:37:32.99 ID:epSt2M1K0
女友「高一になってからはあんまり遊んでなかったよね」
男「ああ、飽きたとか言って。口ではそう言ってたけど、色々反省してたっぽい」
女友「ああ見えて根は結構真面目だもんね、アイツ」
男「そうだな」
女友「運動できるし、顔も良いし、気も配れるし、女の子関係がだらしないこと除けば最高だもん」
男「うん」
女友「基本的に優しいじゃん、女の子にだけじゃなくて。男友達もすっごい大事にするし」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:38:32.60 ID:epSt2M1K0
男「よく見てるんだな」
女友「……そりゃあね」
男「…………」
女友「…………」
男「……好きだった?」
女友「……うん」
男「そっか」
⊂(^o^)⊃<わたしが ふーむくんです
ふーむくんだよ
自動で136getしてくれるすごいやつだよ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:42:05.68 ID:epSt2M1K0
女友「こんなこともあるんだね。その人は目の前にいるのに、もうずっと届かない」
男「…………」
女友「……でもいいんだ。今は前とは形は違うけど、仲良くなったし、一緒にいる時間も長くて楽しいし
ね」
男「そっか。女友は強いな」
女友「……全然。多分今日帰ったらこっそり泣くよ」
男「それはそれで可愛い」
女友「……何それ、バッカじゃないの」
男「いいじゃん、女友は頑張りすぎる癖があるから、ちゃんと泣いた方が良い」
女友「……ん、了解」
男「うん」
女友「あと、ありがとう。話せてすっきりした」
男「いえいえ」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:44:26.98 ID:epSt2M1K0
女友「……でもなんか悔しいな」
男「何が?」
女友「中学の時のアイツが精神的にボロボロだった時、ずっとそばに居て支えてたの男だったもんね
」
男「そうか?」
女友「うん。私じゃダメだった。あの時は何でかわかんなかったけど、今ならアイツが男に頼ってたの
がちょっと分かる」
男「買いかぶりすぎだって。小学校から知り合いだったから偶然だよ。それに俺が特に何をしたわけじ
ゃないし」
女友「そんなことないよ。今だって、男のこと頼りにしてる」
男「そうか?」
しえん
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:53:57.62 ID:epSt2M1K0
女友「うん。だからね、女のこと力になってあげて。あの子、ちょっと無理してる気がする」
男「分かった。でも大丈夫、アイツはそんなにヤワじゃないから」
女友「そう?」
男「おう。……っとこんな時間か。そろそろバイト行くわ。じゃあな」
女友「バイバイ」
女友「……」
女友 (……敵わないなぁ)
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 18:54:55.67 ID:epSt2M1K0
@帰り道
男友「女ー!」
女「おー。どうしたの?」
男友「これ返すの忘れてた」
女「ちょw 道端でローター出すなw」
男友「気にすんなw」
女「するわw ってかいいよ。あげる、使わないし」
男友「えー、せっかくだから自分用に使えば良いじゃん」
女「……!!」
男友「?」
なんなんだこのもう一つの女体スレに対するレベルの低さは(゚Д゚)
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 19:00:31.92 ID:epSt2M1K0
女「その手があったか!」
男友「え? 普通に気付くだろ」
女「いや、なんかずっと使う側だったから考えたこともなかったw」
男友「お前時々バカだよなw」
女「男友は常時バカだけどねw」
男友「うっせw まぁこれをもっていくが良いさ!!」
女「だが断る!!」
男友「なんでだよ〜」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 19:01:18.48 ID:PVY1VRKl0
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 19:06:55.10 ID:epSt2M1K0
女「なんかこれを使ってるところを妄想されてオカズにされる気がする」
男友「失礼な!」
女「しないの?」
男友「いや、すると思う」
女「バカ」
男友「知ってますw」
女「……男友は変わんないね」
男友「常時バカを行く男だからな」
女「間違いないねw」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 19:08:18.72 ID:epSt2M1K0
男友「…………」
女「……どうしたの?」
男友「…………」
女「……?」
男友「……いや、やっぱいいや。すまん」
女「何それw 気になるじゃん」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 19:09:03.02 ID:epSt2M1K0
男友「…………」
女「…………」
男友「いや、別に大したことじゃないんだけどさ」
女「うん」
男友「俺と男とお前って小学校からずっとつるんでるじゃん」
女「そうだね」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 19:10:21.17 ID:epSt2M1K0
男友「だから、なんていうか、俺は結構三人の空気が好きだからさ、壊したくないっていうか」
女「うん」
男友「やっぱお前も女の友達大事だろうけどさ」
女「…………」
男友「俺達はいつでもお前の場所作っとくからさ、好きな時に来いよ。な?」
男友「最近ちょっと元気ないとかも俺らはすぐ分かっちゃうしさ、ほっとけないだろ」
男友「悩みとかあったら相談乗るし。余計なお世話かもしれんけどさ」
男友「やっぱ大事じゃん、友達」
女「……ん」
男友「おう」
女「…………」
男友「うわぁ、なんかキャラじゃないこと言ったら疲れたw 帰るわ」
女「確かにキャラじゃないねw バイバイ」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 19:11:41.30 ID:epSt2M1K0
男友「じゃーな」
女「…………」
女「……男友!」
男友「ん?」
女「……ありがと」
男友「おう! 惚れんなよ」
女「惚れんわバーカ」
男友「知ってるw」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 19:13:06.19 ID:epSt2M1K0
夜@姉妹の部屋
女「妹ー」
妹「何?」
女「ローター持ってない?」
妹「あるわけないじゃん」
女「ですよね」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 19:21:53.32 ID:epSt2M1K0
一方兄弟の部屋
弟「数学わかんねーよ!!」
兄「穏やかじゃないなw」
弟「どっかの糞兄貴が勉強の一つも教えられないからな」
兄「ぬぅ、兄の癖にダメな奴だなw」
弟「お前のことだ!!」
兄「俺は教えられないわけではないぞw」
弟「じゃあこれ解いてみろよ」
兄「めんどくさいからYADA☆」
弟 イラッ…
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 19:23:10.63 ID:epSt2M1K0
弟「……姉さんに聞いくる」
兄「俺も行ってやろう」
弟「来んな」
兄「ひどいw」
弟だけ出て行きました。
@姉妹の部屋
コンコン
弟「俺だけど、入って良い?」
妹「いいよー」
今北
最初のスレの流れだけおもしろかった。SSはつまんなくて途中でみるのやめた
保守
157 :
金魚 ◆7joGFWbAi2 :2009/03/22(日) 20:05:37.14 ID:LLTOFqNYP
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 20:21:45.30 ID:YGFHGk2MO
続きマダァー?(・∀・
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 20:38:36.77 ID:3eCOu8EO0
ほ
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 20:53:16.51 ID:YGFHGk2MO
保守
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 21:13:58.04 ID:TcNbt6yAO
おや?
>>154 ゆとりじゃなくてもつまらないだろこれは
なんかあからさまなエロにもっていくし
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 21:31:00.25 ID:3eCOu8EO0
保守
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 21:31:08.07 ID:SYMTc2Q/O
終わりなの?
hosyu
ほ
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 22:15:23.35 ID:YGFHGk2MO
期待して保守
ほ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 22:31:23.79 ID:fFqN4j0j0
H・ERO
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 22:46:13.81 ID:epSt2M1K0
なんでまだ残ってんだよ……
うわああああああああああああああああああああああああああああああ
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 22:48:06.28 ID:epSt2M1K0
ガチャ バタン
弟「姉さん、勉強教えて」
女「いいよ。どこ」
弟「これ」
女「これねー。ちょっと待って、図を書いた方が分かりやすい」
弟 (この人が元兄貴……)
弟 (未だに信じがたいな)
弟 (しかもめっちゃ可愛いし)
弟 (いっそ姉弟じゃなければ良かったのに……)
女「よし、じゃあ始めよう、まずね――」
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 22:51:23.95 ID:epSt2M1K0
十数分後
女「分かった?」
弟「大体分かったと思う。ありがと」
女「どういたしまして」
弟 (あんまり集中して聞けなかった……)
弟 (もうすっかり女だな。最初の頃の違和感が全然ない)
弟 (それに綺麗な顔……)
女「弟?」
弟「……え?」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 22:55:03.98 ID:epSt2M1K0
女「どうしたのぼうっとして?」
弟「なんでもない。じゃあありがと」
女「ん、おやすみ」
弟「おやすみ」
ガチャ バタン
女「どうしたんだろ?」
妹「惚れたんじゃないの?」
女「誰に?」
妹「お姉ちゃんに」
女「私!?」
妹「さっきだって顔見つめたままフリーズしてたし」
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 22:56:10.39 ID:aMHtvSMhO
面倒くさくなって中途半端に投げ出したりするのは禁止な
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 22:58:54.18 ID:epSt2M1K0
女「だって兄弟だよ?」
妹「でも弟にしてみれば家に突然綺麗なお姉さんができたようなもんでしょ」
女「そうかなぁ」
妹「多感な時期なんだから察してあげたら?」
女「ん。努力します」
妹「なんか大変だねw」
女「本当だよー、なんか男子からメアド教えてよとか言われまくるしさ」
妹「どうしてるの?」
女「忙しいからあんまりメールできないよって言っておいてフェードアウトしてる」
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:04:45.20 ID:epSt2M1K0
妹「そっかー、誰か良い男いないの?」
女「居ても無理!! だってつい一ヶ月前まで男だったんだよ? それなのに彼氏とか想像できない!」
妹「最近はすっかりらしくなったからもう大丈夫なのかと思った」
女「そりゃ見かけはそうかもしれないけどさ」
妹「まだ心は男ってこと?」
女「……うーん、そうでもないけどね」
妹「複雑なんだ」
女「うん。……なんか疲れちゃったw お風呂はいって来る」
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:09:39.85 ID:epSt2M1K0
お風呂から上がりました
@リビング
女 (眼鏡どこ置いたっけ?)
女 (発見♪)
兄登場。
兄「ちょwwおまwwww眼鏡wwwwwwwっうぇwww」
女 (……この眼鏡っ娘好き糞馬鹿兄貴)
兄「やばいw マジ可愛いw 俺いけない道に走っちゃいそうw」
女「兄の場合真実味があるから勘弁してくれ」
兄「いやいやw でもお前ホント可愛いなwwww今度二人でご飯食べに行こうwwおごるからw」
女「どう考えても危険だから遠慮します」
兄「そんなことねーよwwwww」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:12:45.72 ID:epSt2M1K0
女「じゃあ妹も一緒に連れてって」
兄「中三は犯罪だろwwwwwww」
女「高校生でも犯罪だよっ!! ってかそこじゃないよ!! 手つける気満々じゃんかっ!!」
兄「うはwwww俺としたことがwwwwwミステイクwwwwwおkwwwww」
その頃イケメンの家
イケメン (明日満月か……毎度面倒だな)
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:17:38.77 ID:epSt2M1K0
翌日@通学路
女子1 (今の人顔好みだー)
女子2 (あの人かっこいい……)
男子1 (リア充死ね!)
男子2 (あの人かっこいいな)
阿部 (うほっいい男)
イケメン (他人の心の声が聞こえてくるこれは一体何なんだ?)
イケメン (うるさくて敵わん)
イケメン (俺よりイケメンな奴なんて芸能界いくらでもに居るだろうに)
イケメン (しかも深層的に思ってることじゃなくて表面的な心理状態しか把握できないしな)
イケメン (まぁ、満月の一日しか聞こえないからまだ良いものの……)
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:20:13.52 ID:F1CDnrob0
新しい展開
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:22:44.76 ID:epSt2M1K0
授業中@学校
イケメン (現代社会の時間か。この時間は大抵みんな他事考えてるから、ちょっと聞いてみるか)
イケメン (まずは……女だな)
女 (…………)
イケメン (……何にも聞こえない。時々何にも聞こえない時があるんだが)
女 コックリコックリ
イケメン (寝てるだけかよ!!)
イケメン (まぁいい。次は……女の隣に座ってる男だな)
男 (女寝てるなー、疲れてるのか? 寝顔可愛いな)
イケメン (うわぁーてめぇ見せろ! その寝顔を今すぐ見せろ!!)
男 (……なんか後ろのイケメンから異様な気配感じるな。授業中だから振り向けないけど)
イケメン (なんつー鋭い奴だ。今日はあんまり近づかないようにしよう)
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:28:04.19 ID:epSt2M1K0
ケメン (次……女友)
女友 (……と、昨日は言ったものの。早々簡単に諦められるものじゃないよね)
イケメン (……?)
女友 (男は人畜無害だから女に手は出さないだろうし)
女友 (女は元ヤリチンだから、女の体でも興奮するだろうから、全然OKでしょ)
女友 (よく考えれば女の子同士だからって出来ないわけではないんだし)
女友 (……まさか自分がその道に走ることになるとは思わなかったわ)
イケメン (え!? ええええ!? マジで!? そんな展開!!?)
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:32:32.45 ID:epSt2M1K0
女友 (じゃあ早速今日女を家に誘ってみるか! 女同士だから警戒されないだろうし)
イケメン (積極的過ぎだろ! 自重しろ、マジで! 女は俺がもらう!)
女友 (イケメンも女を狙ってるらしいけど……ま、アイツは敵じゃないかw)
イケメン (てめぇ、言ってくれんじゃねぇか……断然俺の心に火がついてきたぜ)
女友 (女も『イケメン? ないないwww絶対ありえへんwwwww』って言ってたし)
イケメン「…………」 ←関西弁での完全否定にいたく傷ついた
イケメン (何も聞かなかったことにしよう……次は男友だ)
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:37:41.28 ID:epSt2M1K0
男友 (……なんでイケメン今百面相してたんだろう?)
イケメン (しまった……顔に出てたか)
男友 (まぁいいか。アイツはああ見えてアホの子だし)
イケメン (余計なお世話だ!! っつーかお前に言われたくねーよ!)
男友 (……さて他の奴はと)
イケメン (結構人のこと見てるんだな)
男友 (女寝てるな、男はいつも通り真面目と。女友は……なんか決意の眼差しだな)
男友 (……女友可愛いな)
イケメン (そうだな)
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:42:08.88 ID:epSt2M1K0
男友 (可愛いわりにあんまりそーいう噂聞かないな)
イケメン (……たしかに)
男友 (……誰も女友の魅力に気がついてないのかな)
イケメン (そういえば女友好きって奴聞かないな)
男友 「……可愛いのに」 ボソ
女友「……?」
女友 (男友の奴じっと見てきてどーしたんだろ?)
男友 (ま、女友には俺なんて眼中にないだろうけど) プイッ
女友 (あ、目逸らされた)
イケメン (……これってつまり……
俺→女←女友←男友
※但し女は誰にも興味なし
って感じの誰も恋が実らない方程式なんじゃ……)
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:50:09.27 ID:epSt2M1K0
イケメン (あ、女起きた)
女 (うぁ、久々にエッチしてる夢見た)
イケメン (!!)
女 (もうチンコないんだよなー。あー、射精したいー)
イケメン (おま……なんてことを……)
女 (てゆーか抱かれたいー。エッチしたい)
イケメン (!!!!!!!!!!!)
女 (ちょっと無理矢理な雰囲気で押し倒されて、強引にエッチされたい。
指とか舌とかで責められまくりたい。……って私はドMか)
女 (でもなー、なんか女になってからMっ気急増したなー。なんでだろ?
時々すごいエッチしたくなるのもなんでだろ? なんでだろ〜なんでだろう〜)
女 (って言ってる場合か!
はぁ……どっかに良い男いないかな〜?)
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 23:50:47.91 ID:J88wx1UqO
期待
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:00:44.57 ID:bLzNC4ze0
期待
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:06:19.14 ID:YcE0fO3vO
期待age
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:09:53.19 ID:fYcRP/xu0
期待
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:13:18.63 ID:3xEHPxkQ0
期待くぱぁ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:18:46.26 ID:NAmQlZ7gO
まだー?
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:21:36.72 ID:pe91ukkB0
{さるさんくらってる間に全部オワタ。残り31レス分。
支援があると早く終わるのでたのんます}
女 (このクラスだと候補としては〜
男と男友とDQNと……そんくらいか?)
イケメン (ええええええ!!!!!? 俺は!!?)
女 (あとイケメンか)
イケメン (そうだ! 俺だ!!)
女 (男は……まぁうん。男友は、やっぱ友達か。
DQNは……ちょっと好みじゃないかな)
イケメン (俺しかないだろ)
女 (イケメンは……まぁありえへんなー)
イケメン (……欝だ……死のう)
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:24:15.18 ID:pe91ukkB0
女 (…………あ、でも私は■■■■■■■■)
イケメン (あ、ヤバい。踏み込みすぎる。これはきっと覗いちゃいけないところだ)
女 (■■■■■■■■■■■■■■■■)
イケメン (ダメだ。聞いちゃダメだ。意識をうつさなきゃ。他人が知っちゃいけないところだ)
女 (■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■)
イケメン (……そんな風に考えるな……)
女 (■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■)
女 (■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■)
イケメン (…………)
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:24:42.50 ID:YcE0fO3vO
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:25:34.50 ID:z/VvA55u0
支援
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:25:42.34 ID:pe91ukkB0
@昼休み
男「イケメン、数学のこの前貸したもうノート写した?」
イケメン「おう、サンキューな。助かった」
男「ん。……イケメンなんか顔色悪いぞ?」
イケメン「今日はそういう日なんだよ」
男「なんだ? 女の子の日か?」
イケメン「んなわけねーだろ! 俺は男だ!」
男「そうか、忘れたよ。ちょうど一ヶ月に一回くらいそんな顔してるからてっきりな。
今日は少し酷いけど」
イケメン (そいや満月の周期だからそんなもんか……)
イケメン「お前どんだけ観察力あんだよ……」
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:26:38.68 ID:pe91ukkB0
男「ま、それなりな」
イケメン「すげーな」
男「だろw」
イケメン「……気付かない方が良かったと思うこととか結構ないか?」
男「まぁ……あるな」
イケメン「そういう時どうしてる? 誰かが悩んでたりすることに気付いて、
自分ではどうしようもない時とか」
男「……何も出来んなぁ」
イケメン「え?」
男「人が誰かにしてやれることなんて、そんなに多くない」
イケメン「……お前って結構ドライなんだな」
男「…………」
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:27:50.66 ID:pe91ukkB0
@放課後
女友「女ー、今日うち来なよ」
女「いいよー」
イケメン (いっちゃダメだ!!!!)
女「しかし何故?」
女友「いい、女の子が家に誘ってことは――」
女「エッチするの!?」
クラスの男達「!!!」
女友「しないよ! 声がでかいよ!! 大体女同士でしょうがっ!」
女友 (てゆーか何故核心を突かれた!?)
イケメン (女がバカだからかな)
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:27:57.59 ID:z/VvA55u0
支援
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:29:30.98 ID:pe91ukkB0
女「えーでも私舌も指もあるよ?」
女友「な、なっ/////」
女「っぷw 顔真っ赤w」
女友「――っ!!」
女「するわけないじゃーんw 女友はウブで可愛いねぇw うひゃひゃ」
女友「っうるさい!! とにかく来るの!」
女「はいはい行きますよっと」
女友 (もー! 焦ったぁー!)
女友 (ま、いいや。とりあえずゲット!)
イケメン (女、騙されちゃダメ! そいつ危ない!)
女「というわけでバイバーイ」
男「ん」
男友「じゃーなー」
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:31:03.30 ID:pe91ukkB0
@女友自室
女「お風呂頂いたよ。気持ちよかったぁー!」
女友「んー。じゃあ次入るね」
女友 (……今更だけどこの子本当に可愛いなぁ)
女友 (ヤバいぃぃ……なんかどきどきしてきた)
女友 (風呂あがりのせいか妙に色っぽいんだぜ……?)
女「? お風呂いかないの?」
女友「へ? あ、うん! 直ぐ行くね!」
女友 (アホだ私、本気で見惚れてた……)
女 (…………)
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:32:31.58 ID:pe91ukkB0
@お風呂
女友 (とりあえず誘ったは良いものの、何も計画してない私)
女友 (ってか冷静に考えていきなりエッチはできないだろ……)
女友 (そもそも女が私のことを受け入れてくれるかどうか疑問だし!)
女友 (……好き……なんて言ったら今まで通りの関係じゃいられなくなるよね……)
女友 (……バカみたい……何を一人で盛り上がってたんだろ……)
女友 (……でもじゃあ、今の関係がずっと続けばいいの?)
女友 (……それもいやだ……)
女友 (いいや……当たって砕けろだ! それで終わるならその程度のことだったんだ)
女友 (物事はシンプルにいこう! 素直に気持ちを伝えよう!)
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:33:06.59 ID:NAmQlZ7gO
この展開は・・・wktk
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:34:22.84 ID:pe91ukkB0
女友が風呂から上がりました。しばらく雑多なお話が続きました。
女「ほっほ〜い。そろそろおねむの時間じゃて」
女友「そだね。寝よっか?」
女「うん。私はどこで寝れば良い?」
女友「私のベッド使って」
女「ん。サンクス。でも女友はどこで寝るの?」
女友「私のベッド」
女「……同衾!?」
女友「難しい言葉を知ってるねぇ。その通りだよ」
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:35:58.50 ID:pe91ukkB0
女「襲っちゃうぞ☆」
女友「……す、好きにすれば?////」
女「うひゃひゃw 顔赤いよ?w」
女友「……バカ」
消灯しました
女「あ、黄色い電球つけて」
女友「はいはいっと」
女「う〜む。二人でベッドに入ると暖かいね」
女友「う、うん。ってかちょっと落ち着かないことない?」
女「いや、私男だった時は、隣に女の子がいるのが普通だったから」
女友 (あ、なんかそれ悔しい)
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:36:11.09 ID:e6vejCEa0
支援
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:39:27.41 ID:NAmQlZ7gO
支援
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:42:49.80 ID:bLzNC4ze0
支援
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:45:01.69 ID:NAmQlZ7gO
まだー?
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:48:07.21 ID:z/VvA55u0
さるったか
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:55:02.69 ID:YcE0fO3vO
支援
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:55:58.08 ID:S/OutGPi0
途中で見るのやめたけどレズ展開と聞いて飛んできました
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 00:58:34.77 ID:bLzNC4ze0
しえええええええええんん
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:08:09.74 ID:pe91ukkB0
女「あのね、男だった時に何人女の子食べてると思ってるの?
自分に好意を抱いてる女の子なんてすぐわかるって」
女友「そうなんだ。じゃあ……!」
女「でもね……付き合えないよ」
女友「え……」
女「ごめんね」
女友「……うん」
女「…………」
女友「…………」
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:09:57.95 ID:pe91ukkB0
女「……ちょっと関係ない話してもいい?」
女友「……うん」
女「ありがと。実はね、少し前まで、死のうと思ってた」
女友「……え?」
女「ほら、一番最初の彼女が死んじゃったじゃん。中二の時に」
女友「うん」
女「そっからさ、バカみたいに女の子抱いて。
なんか自分でも良くわからなかったんだけど、そうしてれば余計なこと考えなくて済むから。
……どうしていいか分からなかったんだ。
良くないってのはわかったんだけどね。多分忘れたかったんだ、全部」
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:11:26.33 ID:kRB2pogiO
なにこの展開
支援
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:12:42.29 ID:dCgFyENgO
わっふるわっふる
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:12:48.76 ID:pe91ukkB0
女「でさ、気付いてみたらもう高一だよ?
私なんにもやってない。将来のことなんかなんも考えてないし。
勉強もやってないし。運動もやってない。
周りを見回してみたら、自分だけ置いてかれたみたいだった」
女友「…………」
女「全部自業自得なんだけどさ。
冷静に自分を振り返ってみてさ、生きてる価値なんかないと思ったよ」
女友「そんなこと……」
女「何もないんだ。中身が空っぽ。外面だけ良くて。
それでも、それから逃げるみたいに学校へ通って、何も考えないようにしてた。
でもそれも飽きてきてね、そろそろ死んじゃおっかなって思ってたんだ」
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:13:25.45 ID:z/VvA55u0
支援
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:15:02.03 ID:pe91ukkB0
女「そしたら急にこれだよ?
一体どこの神様の悪戯か知らないけどさ、人の体を玩具にしてくれちゃって。
よりにもよって今まで自分が一番傷つけてきたモノにしてくれるとは思わなかった」
女友「…………」
女「女になってからも適当に生きてた。どうにでもなれーって感じで。
でもやっぱり虚しくなってくるじゃん。所詮中身は空っぽのままだから。
今日女友が誘ってくれなきゃ、ふらっと死んでたかも。
だからありがとね」
女友「……待って、じゃあまだそんな風に思ってるの? 死んじゃいたいって?」
女「そこまで能動的には思わないよ。ただ死んでも良いとも思ってる」
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:17:54.89 ID:pe91ukkB0
女友「そんなこと思わないでよ……バカ……」
女「ごめんね。でも自分がよく分かんないんだ。心も体もさ。
一体私は何なんだろうねって。
だからそんな危うい私が、キミと一緒にいられないよ。
もう誰も傷つけたくないんだ」
女友「……やだ……別に特別な関係でいてくれなくてもいいから、
お願いだから、傍にいてよ!!」
女「ん……努力するね」
女友「なんでちゃんと約束してくれないの?」
女「……ごめんね」
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:20:03.12 ID:pe91ukkB0
一時間後
女 (泣き疲れて寝ちゃったか……)
女 (…………)
女 (……生きるのって面倒だな……)
女 (…………)
女 (……ダメだな……何にも考えないように生きていこうと思ってたのに)
女 (なんか考えようとすると自己嫌悪で吐き気がする……)
女 (……あーあ……)
女 (……本当はlikeじゃない意味で好きな時もあったなんて)
女 (そんな都合のいいことは言えないよね……)
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:22:30.21 ID:pe91ukkB0
数日後
男「おはよ」
女「おはよ」
女友「……おはよ」
男 (やれやれ……)
男友「もはやう」
女「もはやう」
男「どんな挨拶だよ?」
女友「…………」
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:24:05.18 ID:pe91ukkB0
男「女友、ちょっとこっち来て」
女友「何?」
男「ちょっと話」
女友「…………」
二人でどこかへ行きました。
男友「まだむくれてんの?」
女「そうみたい」
男友「あれから何があったかは聞かないけどさ。いいの? 今のままで」
女「よくないけどさ……どうしようもないよ」
男友「そか」
女「うん……」
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:25:59.14 ID:pe91ukkB0
男友「まぁ、なんだ。お前ら不器用だからなぁ」
女「そうかもね」
男友「というか、お前が不器用すぎるんだけど」
女「失礼なw」
男友「いや、本当に。もっと真っ直ぐ生きりゃあいいんだ」
女「……心の片隅に留めておく」
男友「おう」
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:28:15.81 ID:dCgFyENgO
支援
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:28:53.95 ID:pe91ukkB0
@廊下
男「聞かないとこうと思ったんだけど、何があった教えてくれない?」
女友「……何が?」
男「女と。様子おかしいじゃん。最近」
女友「別に……」
男「そう言いなさんなって。ってか俺達仲間だろ?
そこがギクシャクしてんのに無視出来ねーよ」
女友「だってさ……」
男「ん?」
女友「だって――」
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:37:52.27 ID:kRB2pogiO
支援
おさーるさんかな〜
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 01:43:23.47 ID:kRB2pogiO
あーいあい
あーいあい
さるって何分でおわるんだ?
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:00:44.14 ID:kRB2pogiO
ほ
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:01:14.10 ID:pe91ukkB0
放課後@教室
イケメン「男」
男「おう?」
イケメン「ちょっと話があんだけども」
男「どした?」
イケメン「女のこと。
……ああ! でもどっから説明すりゃいいかわからねぇ」
男「なんだよ?w」
イケメン「笑い話じゃねぇんだよ。
なぁ、お前俺が人の心の声聞けるっつたら信じるか?」
男「うん」
イケメン「そうだよな……そりゃ信じないよな――って何だと!?」
さる??
さるてなに?
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:02:25.65 ID:pe91ukkB0
男「いや信じるよ。男が女になっちゃう世界だし」
イケメン「そうか。なんだかとてもぬぐい切れない何かがあるからこの際どうでもいい。
言うべきか迷ってたんだけど女の心の声を聞いて、
アイツの精神状態ヤバいと思って、」
男「ああ、その話か」
イケメン「知ってんのか?」
男が女の状態を言い当てました。
男「――ってことなんだろ?」
イケメン「お前なんで知ってんの?」
男「俺は実はそういうのが分かってしまう能力があるんだ」
イケメン「!!」
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:04:21.09 ID:pe91ukkB0
男「嘘だバカw 女友に聞いただけw」
イケメン「なんだよ! マジで驚いたじゃねーか!!
俺が言いたいのは女を助けてやれってことだ!
本当は俺がなんとかしたかったんだけど、アイツ何言ってもはぐらかすし。
お前しかなんとかできないんだよ!」
男「そいつは買い被られたもんだ」
イケメン「おい! まさかほっとく気かよ!!?」
男「俺だって何も出来ないんだよ」
イケメン「……ああそうかよ。お前を頼った俺がバカだったぜ!!」
男「…………」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:05:33.93 ID:2C5PHEh+0
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:06:29.06 ID:pe91ukkB0
@校門
男友「おッス!」
男「よう」
男友「さっき帰り際に女が屋上行った」
男「嫌な予感がするな」
男友「そう思うなら行けよ」
男「……あーもう! お前もか!!
先に言っておくけど、俺は何の力にもなれないからな!!!」
男友「うるせーバカ。お前はバカだ! 俺もバカだ! アイツもバカだ!
いいか、俺達はアイツと居るべきなんだ! 今までもずっとそうだっただろ!」
男「分かったよ! 行けばいいんだろ! お前一階に居て落っこちてきたら頑張れよ!!」
男友「おう! 落っことすなよ!」
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:07:33.78 ID:pe91ukkB0
@屋上
男「女!」
女「およ? なんの用?」
男「……ぜぇ……はぁ……ちょっと待て。息を整えさせろ」
女「だらしないなぁw 普段運動しないからw」
男「うっせ……お前こそ……ぜぇ……ずっと行ってなかった屋上なんか行きやがって……」
女「…………」
男「……よしOKOK。大分落ち着いてきたぞ。
なんか嫌な予感がしたんだ。お前ふらっと遠くに行きそうだから」
女「あの世とか?」
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:10:00.68 ID:pe91ukkB0
男「本当に飛び降りるつもりだったのか?」
女「わかんない。それもあったかも」
男「……屋上さ、あの時から来てないじゃん。思い出多すぎるとか言って」
女「うん。よく御飯食べたりしたんだ。あの子と色んな話しながら。
忘れたかったんだよ」
男「……知ってる。
それで結局お前が本当に辛い時に何もしてやれなかったじゃん?
もうあの時悟ったんだよ、どんなに頑張ったって、
結局誰かが他人にしてやれることなんてたかが知れてるって。
だからもう俺はほとんど諦めてたのに」
女「のに?」
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:11:57.76 ID:pe91ukkB0
男「女友もイケメンも、男友、皆俺にお前を助けろとか言うんだよ。
もう俺は無理ってあの時自分が大ッ嫌いになるくらい思い知らされたのに!
しかも俺しか出来ないとか言うの。知るかっつーの!
でもな、俺もお前にどっか行ってほしくない!
だから大人しく一緒に俺らとバカやるんだよ!!!」
女「……ごめんね」
男「あやまんな! バカ!! お前本当にバカだから!
俺もだけど! ついでに男友も!!」
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:13:14.13 ID:pe91ukkB0
女「なにそれ?w バカばっかだね」
男「そうだよ! もう皆バカだ。だからどっかにいっちゃダメ!
寂しいだろ!! 残されたバカが!」
女「……ごめんね。でも私生きてる意味ないからさ。
女友から話きいたんでしょ。ならわかってるんじゃないの?」
男「聞いたけどそんなん知らん。生きてる意味とか知らんがな!!
自分が何か分からないとかなんだよ!!? バカ!! お前はホントにバカだ!!
お前はお前なの! 男とか女とか関係ないの!」
女「でも……」
男「でもじゃない! 必要なんだよ!! 皆にとって必要なの!!
お前皆から愛されすぎ!! 寂しいでしょ!! それくらい考えろよ!!」
支援
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:20:04.79 ID:pe91ukkB0
女「知らないよ!! 私が私を必要としてないの!!!」
男「俺が必要なんだよ!!
ごめん! 突然ですけど告白します!!
ぶっちゃけお前は顔可愛いし、性格いいし、好きでした!!
お前のことだから曲解して変な風に考えるだろうから、言わなかったけども。
純粋に好きなの!! わかる!? 小学校の時から九年間付き合ってる友達が、
急に女になってそんなこと言えないだろ!!!
だから俺にとってとっても必要なの!! できれば今後お付き合いも検討して!!」
女「……え、本当に?」
男「うん」
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:22:24.83 ID:T+CWJtF7O
歯炎
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:22:54.72 ID:pe91ukkB0
男「もうね、キミは難しく考えちゃダメ!
世の中には考えたってどうにもならないことがいっぱいあるんだから!!
しばらく面白おかしく生きるんだよ!!
そのうち色々分かってくるさ。お前が今わかんないことも。
だから一緒に居ないとダメ!!
俺本当になんも出来ないけど、一緒に居るくらいならできるから!
お前は独りじゃないってよく覚えとけ!! 記憶にしっかり刻め!」
女「……分かったよw なんか男をみてたら全部がバカらしくなってきたよ」
男「そうだよw俺らバカだもんw」
紫煙
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:32:37.48 ID:kRB2pogiO
ほ
支援
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:49:31.26 ID:j6LcbpbwO
寝たか
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:50:50.81 ID:kRB2pogiO
ねむい
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:53:53.11 ID:JBXAyF+XO
ほ
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:56:45.05 ID:kRB2pogiO
先に寝る
ノシ
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:57:35.05 ID:pe91ukkB0
自分がなんなのかとか
生きてる意味とか
そんなんなくて良いよ
どうでも良いよ
もっとバカになるんだ
面白おかしく過ごすために
全ての苦難もそのスパイス
愉快でバカな仲間と踊ろう
たまに何も考えないで前に進んでみるんだ
そうすれば新しい景色が見える
終わり
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 02:58:55.17 ID:YcE0fO3vO
乙でした!
…できればオナヌーシーンも見たかった。
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 03:01:23.46 ID:kRB2pogiO
見られてよかったー
途中から方向性が変わってきてたけど楽しませてもらいました!
乙でした!
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 03:03:00.05 ID:EbhZTURRO
誰か朝まで残してくれ
263 :
キャサリン ◆7cRCLPWV1g :2009/03/23(月) 03:08:01.07 ID:38p7iHpwO BE:213950742-2BP(2562)
エロかと思ったら以外に真面目系だったな、乙
男とのセクロスシーン希望
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/23(月) 03:10:14.08 ID:JBXAyF+XO
おつ!
牛乳風呂関係なかったな
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
まじで感動した
お前才能あり杉
なんか言ってたやつはゆとりだから気にすんな
>>1乙