1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
文芸部室では俺と古泉がボードゲームをし(今日はオセロだ)
朝比奈さんはそれを眺め、長門は窓際で凶器になりそうな本を読んでいる。
本日も通常営業中のSOS団だ。
いつもと違うのはハルヒが突然用があるとかいって休みやがったくらい。
だがそんなのはよくあることできっと明日にでも満面の笑みとともに厄介事をもってくるんだろうよ。
俺にできることといえばせいぜいいつも通り振る舞ってハルヒの無理難題を実現可能な程度に説得するための英気を養うことくらいだ。
そんなわけで俺が4つ目の角をとり、盤面を真っ白に変えようというときに古泉が冒頭の言葉を吐きやがった。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 04:54:37.50 ID:FPT7M2Fx0
「おい古泉、そんな与太話でこの白い盤面をごまかせると思ってんのか」
黒い石をひっくり返す手をとめて顔をあげるとそこには初めて見る古泉のなんとも言えない表情があった。
いくら笑顔の仮面をかぶってもやはり長門のような完璧なポーカーフェイスにはなれないらしいな。
「この話がそのような冗談で済むのならよかったのですが。それと長門さんも最近は感情豊かな表情になっていると思いますがね」
んなことは俺のほうがよく知ってる。
「これは失礼。冗談はさておき本題に入りましょう」
「先ほどお伝えしたとおりわれわれが生きるこの世界は現実世界ではなく涼宮さんの夢の世界なのです」
「涼宮さんに強力な願望実現能力があるのも当然です。この世界は彼女の夢なのですから」
わけがわからん。何を根拠にそんなこと。
「これに関しては説明が難しいのですがわかってしまったんですよ。ちょうど僕が超能力に目覚めた時のように第6感とでもいうべき部分が働いたようです」
なぜ今なんだ?唐突すぎるだろ。あまりの展開に朝比奈さんなんかかたまってしまわれてる。
「どうやら彼女が目覚め、この世界が消えようとしているようです」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 04:57:31.33 ID:q66UO0ciO
期待
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 04:58:06.48 ID:FPT7M2Fx0
「事の発端は3年前、あなたが中学の校庭に落書きをする涼宮さんを手伝った七夕の夜のことです」
「あの日たしかに涼宮さんには願望実現能力が宿り、超能力者たちも覚醒を果たしました。しかしそれは小規模なもので閉鎖空間に現れる神人も人間サイズ、超能力者もこの間のカマドウマのときに僕が出した程度の力です。
しかし涼宮さんは貴方とであうことでまだ見ぬ高校生活というものに期待を膨らませました。そこで夢の中にリアルな世界を作り出し、その中で好きなように高校生活を楽しんでいるということです」
「ちょっとまて古泉、100歩譲ってお前の言うことが正しいとするとだ、ハルヒはあの日以来ずっと眠り続けているっていうことか?」
「そうではなくこちらの世界での眠りがあちらの世界での目覚めとなっていまして、その逆もまたしかりということです」
「ならさっきのハルヒが目覚めてこの世界が消えるってのはなんだ?目覚めたところでこの世界のハルヒが寝ているだけなんだろ?」
「普段ならそのはずなのですが彼女が次にこの世界にきてまた目覚める日は現実世界での北高の入学式なんです。これから現実世界での高校生活があるというのに夢でまで同じことを繰り返すことはないでしょう?」
その点は同意だな。学校を1日に2度なんて反吐が出る。しかし外の世界とこの世界の時間に差がありすぎやしないか?
「それは恐らく現実の涼宮さんの力が弱いせいでしょう。数日分の力を使ってやっと1日この世界を動かすことができる。そういうことです」
こんな時間に立てといてなんだけど人いる?
初めてだからgkbrなんだぜ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:01:46.57 ID:FPT7M2Fx0
「一応納得はしたがどうも信じられんな…長門、古泉の話はほんとうなのか?」
「…本当。情報統合思念体も先ほどの古泉一樹の言葉から検討を開始し、たった今判明した。情報のプロテクトはかなり強固」
「どうやって理解したかって説明は聞かないほうがいいか?」
「有機生命体にこの概念を伝えることは不可能」
「そうかい。で、古泉お前はそれを俺に伝えてどうするつもりだ?」
「機関は涼宮さんを抹殺しようと動いています」
唐突に真剣な表情になりやがって…驚くだろうが。あと顔が近い。
「もう一度言います。機関は涼宮さんを抹殺しようとしています」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:07:43.78 ID:FPT7M2Fx0
なにいってやがる。確かにハルヒは脳内お花畑のはた迷惑野郎だが抹殺なんて物騒なことをされるほどの悪人じゃないぞ。
「この世界を存続させる方法がほかにないからですよ。
涼宮さんを殺すことでこの世界が消える可能性もありますが、彼女がこの世界の消滅を願う、
それよりも早く彼女の意識を絶つことができれば世界が続く可能性がある、そう考える一派が現在主流となっていまして…」
「情報統合思念体もその案を推奨している」
「ふざけるな!」放課後の静かな旧校舎に俺の声が響く。
機関も情報統合思念体もどうでもよかった。ただハルヒを殺すということを冷静に口にできる二人が信じられなかった。
「あいつは確かにわがままで自分勝手で周りを巻き込んで大騒ぎする迷惑なやつだ。
でもここぞというときは俺達団員のために体を張ってくれる我らがSOS団の団長だ。お前らがハルヒを殺そうってんなら俺は一人でもあいつを守る。
たとえこの世界が消えようとお前らの好きにはさせないからな」
言って乱暴に鞄を掴み、部室をでていく。扉が閉まる音がやけに重く、遠く聞こえた。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:15:23.76 ID:FPT7M2Fx0
憤慨しながら坂を下っていくと後ろから朝比奈さんが走ってきた。
「はぁ…はぁ…キョン…く…まっ…はぁ…」
思えば朝比奈さんにはなんの非もない。カッとなって置いてきてしまったことを少し後悔した。
しかし急いできたのだろう朝比奈さんはメイド服のままで周囲の視線からの好奇の視線が痛い。
「ここでは何かと目立ちます。移動しましょう。歩けますか?」
辿り着いたのはいつもの公園。長門が来る可能性もあったがつい足がこの方向へ向いてしまった。
ベンチに座ると、うつむきつづけている朝比奈さんに声をかけようか考える。
「あさ「未来と連絡が取れないんです」
俺の言葉を遮って朝比奈さんはぽつりと告げた。
「たぶんこの世界が消滅するからです。この世界に未来なんてないから…」
「では朝比奈さんももう…?」
「いえ、私はこの時間平面上にいるおかげかまだ大丈夫です。でも時間の問題です」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:21:04.55 ID:FPT7M2Fx0
「遠くから監視するつもりが突然涼宮さんにSOS団に入れられて…はじめに長門さんや小泉君をみたときはほんとにどうなる事かと思ってました。
でも実際過ごしてみたらとても楽しい日々で…いつも笑顔の古泉くんと何考えてるのかよくわかんないけど頼れる長門さん、
ときどきいじわるだけどとにかくすごい涼宮さん、それからぶっきらぼうだけどとってもやさしいキョン君と一緒に過ごせたことはほんとによかったと思います。
だからキョン君が涼宮さんを守りたいって気持ちよくわかります。頼りない私ですがお手伝いさせてもらえますか?」
「ありがたいお言葉ですがそれはできません」「まってくだs「機関や情報統合思念体が動くってことは大きな危険が付きまとうことになります。
そんななかに怖れ多くもSOS団専属メイドである貴女を連れて行ったら団長様に何を言われることやら…
朝比奈さんは俺がハルヒを元の世界に帰したあとの最後のお茶の用意をお願いします」
「わかりました…では明日は奮発してとびっきりの茶葉を使いますね」
朝比奈さんは今にも泣き出しそうな、でもとびきりの笑顔でそういった。
>>1 静かにROMっているから安心して続けたまえ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:23:48.92 ID:5krg2/T60
支援
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:27:23.19 ID:FPT7M2Fx0
家に帰るやいなや飯も食わずに部屋に籠る。明日の計画を立てなければならない。
部屋の外で妹が「さんすうどりるー♪さんすーどーりるー♪」と歌いだしたがかまっている暇はない。
古泉は機関がもう動いているような言い方をしていたがそれはきっと嘘だろう。神とでもいうべき存在を抹殺しようというのだ。慎重にならざるを得ないはず。
明日は常なら不思議探索の日だ。だがそこには古泉と長門がいる。絶対にハルヒをあいつらにあわせてはいけない。先手をうちハルヒを呼び出す必要がある。
だがそのあとどうする?街にも機関の人間はうじゃうじゃいるだろうし、情報統合思念体に至ってはなにをしてくるのかさっぱりわからん。
なにか、なにかないのか…あいにくと俺は機関のお墨付きをもらうほどの一般人で一介の高校生だ。
ちっぽけな俺が全容もつかめぬほどの組織である機関を相手になにができるだろう。いわんや情報統合思念体を、だ。
俺にもハルヒのように神とまでいかなくとも何らかの力さえあれば…いや、俺に力がなくても力を使うことができればいい?それならひとつだけ、たった一度しか使えないジョーカーを俺は握っている。
世界が消えようという時に出し惜しみする必要はないだろう。
>>9 thx
でもたまにはなんでもいいからなんか言ってくれるとありがたい
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:33:56.26 ID:FPT7M2Fx0
ジョン・スミス・・・ハルヒが神だか進化の可能性だかになった日にあいつを手伝ったあやしい男。ハルヒにこんな世界を作らせる元凶となった男。
以前長門がおかしくなったときにもこの名に俺は助けられた。あいつはまだ誰にもこの話をきっとしていない。だが俺が知っているということを証拠にこの世界について洗いざらい話してやる。
そうすりゃあいつの「神」の力を100%引き出すことができるだろう。そうなればハルヒに力を与えられた機関にはなにもできないだろうし、情報統合思念体もこの世界に存在するというのならなんとかできそうだ。
そうと決まればまずはハルヒに連絡をしなきゃな…
・・・prrrrrガチャ
『もしもしキョン?どうしたのよ、こんな夜遅くに…』
相も変わらず不機嫌そうなお声で…だがこれを聞くのもあと少しと思うとなんとも感慨深いものがあるな。
『もしもーし!用がないならきるわよ!?』
「まってくれ!明日の不思議探索の件なんだが中止にできないか?実はお前に大事な話があるんだ。」
『はぁ?あんた何言って「大事な話なんだ。明日いつもの時間くらいに俺の家にきてくれ。古泉や長門には内緒で…」
『家ってあんたまさか…///そんな…心の準備がまだ…ゴニョゴニョ』
「?とにかく絶対に来てくれ。頼む。」
『わ、わかったわよ!いくわよ。もぅ…服とかどうしよう…ゴニョゴニョ』
ハルヒはまだなにごとかつぶやいてたが明日のことを考えながら眠りについた。
13 :
名無し:2009/03/22(日) 05:36:31.01 ID:HW5trBi5O
携帯からですが楽しくROMらせて貰ってます。
しえん
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:40:09.41 ID:FPT7M2Fx0
人間の体というやつは正直なようでこんなときだろうとぐっすりと眠れた。それどころかいい夢をみていたような気すらする。内容は妹の体が降ってくる衝撃とともに吹き飛んだが…
支度を数分で済ませ、部屋で今日の計画を練ってると妹が部屋に入ってきた。
「キョンくーん、はるにゃんきたよー。なんかねーすっごくかわいいのー。」
我が妹ながらこの語彙力のなさには涙が出るな、などと妹の将来を案じ、未来が存在しないことを思い出しなんとも言えない気持ちになりつつ玄関に向かうとそこには
すごくかわいいハルヒがいた。
スマン妹よ。俺もお前と同レベルだ…だが今まで見たことのないハルヒがそこにいた。派手すぎず地味すぎず、その両者のちょうど間くらいの服を着て、顔を赤らめてあーとかうーとかうなりながらなにやらもじもじしていた。
できる限り平静を装い、部屋に通すと早速話を始めた。一応この世界に終りが近づいていることは隠して命を狙われていることだけはなした。
話している間ハルヒの表情はころころと変わったが話が最後に来る頃になると深刻そうな顔で固定された。
「というわけだが俺はお前を絶対に守る。だから協力してくれ」
ここからは最後まで一気に投下したいからちょっと書き溜めてくる。
自分でも適当に保守するけど手伝ってくれるとありがたいです。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:40:45.18 ID:cW8yEe4nO
かくのうまい
がんばれ
みてるぞ
んっふ
ちょっと読みづらいけど面白いな
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:46:35.62 ID:FPT7M2Fx0
>>15 つんでれっていいよね
かがみんはとくに
さいこう
はなし考えるの楽しいよ
俺も初投下だけど
のんびりやるから
よむのもゆっくりたのむ
めりけん粉
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:56:45.00 ID:FPT7M2Fx0
>>16 できれば改行的な意味か文体的な意味かkwsk教えてくださいm(_)m
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:02:40.53 ID:cW8yEe4nO
>>1 黙ってはいられんな
レス援護するよ
かき溜めて
すごいSSにしてくれよな!
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:03:53.63 ID:T3JDOBcCO
支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:04:02.45 ID:H3Rnjjmj0
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:11:54.08 ID:FPT7M2Fx0
>>21 原作っぽいふいんき(なぜかryを出したかったから小説っぽくあんま改行しなかったけど
やっぱ横書きだと読みにくいか…
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:12:32.62 ID:H3Rnjjmj0
かなり読みづらいw
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:17:10.92 ID:FPT7M2Fx0
ちょっと改行とか考え直してくるノシ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:20:03.75 ID:yAof+0KHO
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:21:15.28 ID:T3JDOBcCO
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:22:30.15 ID:FPT7M2Fx0
SyouSetsuだと思ってたぜ…w
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:35:33.19 ID:T3JDOBcCO
>>27 そのか発想があったな
けどSSって正式に何の略なんだろ?
shortstoryかな
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:37:39.33 ID:zvOz93oIO
ショートショートだったと思う
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:37:40.08 ID:FPT7M2Fx0
>>28 まあ嘘だけどねw
個人的にはSideStoryを推したい
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:39:25.65 ID:H3Rnjjmj0
二次創作小説/外伝 (side story, short story)
ショート・ストーリー(Short Story)の略。小説の意。ネット上における創作物の分類に良く用いられる。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 06:53:27.10 ID:FPT7M2Fx0
保守間隔ってどのくらいなんだろう…
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 07:11:51.52 ID:FPT7M2Fx0
とりあえず保守
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 07:16:23.22 ID:H3Rnjjmj0
ほ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 07:22:48.48 ID:FPT7M2Fx0
ほす
短めのシナリオとか小説はショートショートって言う
まぁ一般的にはショートストーリーでいいと思うw
保守
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 07:34:36.51 ID:FPT7M2Fx0
ほしゅ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 07:45:19.17 ID:B8ClmQ4HO
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 07:47:45.76 ID:FPT7M2Fx0
>>39 そろそろ終わりそう
てか寝てないせいかシリアスな話なのにネタに走りすぎた気がする…
まあいっかw
('A`) ブー
ノヽノ)≡3
<<
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 07:52:35.61 ID:F9G9OWQ3O
wktk
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:00:27.21 ID:lvlEIvXQO
支援
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:00:57.34 ID:4MZq4L/i0
今起きた保守支援
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:05:33.43 ID:PCp0xHXeO
夢を見る島みたいだな
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:13:08.24 ID:UJnFmy5lO
ハルヒ系は豊作だな
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:18:55.95 ID:H3Rnjjmj0
長門「まじ疲れた」古泉「そうですか」
このスレ好きだったw
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:19:43.57 ID:yAof+0KHO
('A`) ブー ウワァァァ
ノヽノ)≡3ヽ('A`)ノ
<< ∧∧ノ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:20:26.39 ID:FPT7M2Fx0
できた。
保守ありがd
今から投下します。
読み直したりはしないのでミスあるかもですがスルーでw
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:23:03.11 ID:yAof+0KHO
待ってました!!
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:23:18.89 ID:B8ClmQ4HO
>>49 期待でミーのディックが一年ぶりにエレクトした(モーニンググローリー)
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:23:53.42 ID:FPT7M2Fx0
「あんたなにいって・・・ドゴォン
唐突に爆音が鳴り響く。気がつくと部屋が半壊している。あまりに突然のことに思考が追い付かないが、かろうじてハルヒの無事を確認するとその手を掴み、すぐに外に出る。
異常はすぐにわかった。空がいつか見たように灰色だった。
「閉鎖空間・・・」
つぶやいた独り言にこたえる声があった。
「少し違います。常とは違い涼宮さんが生み出したものでなく機関がその全精力をそそぎ、作り出したものであるということ。
そしてこの空間が閉鎖されておらず、世界中すべてを覆っているということ。簡単に言うと閉鎖空間の特性をこの世界に持ってきたといったところでしょうか。」
いつも通りのさわやかなにやけ顔とともに古泉がそこに立っていた。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:26:46.05 ID:FPT7M2Fx0
「お早い到着で」
「いえいえこちらとしても結構探したんですよ?まさか自分の家に呼んでいるとは思わなかったので…灯台もと暗しというやつですね。」
皮肉にも動じず、馬鹿丁寧に言いやがる。そういうのを慇懃無礼っていうんじゃねえのか?
「この期に及んで無駄口とは余裕があるというか肝が据わってらっしゃるというか。」
ザッ
足音に気づき、後ろを向くとそこには森さんに新川さんと機関の面々と思われる方々が揃っていた。
>>51 期待されるって嬉しいことだけど怖いことなんだってわかったよ…
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:29:34.31 ID:4MZq4L/i0
支援
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:29:55.34 ID:FPT7M2Fx0
マズイ、挟まれた…焦るが状況は最悪だ。
「さて、いまここの場は閉鎖空間と同じ特性をもっています。ということは我々にはなにができるかおわかりですね?」
こちらに向かって歩きながら古泉が話す。
「超能力か・・・」
「ご名答です。」
歩く古泉の姿が赤く輝きだす。
「常々思っていたのですがあなたは冷静なようでいて意外と抜けているところもありますよね」
どんどん人の形を失っていき、完全な球体となっても声も本体も止まらない。
「ボードゲームのときもたまにはそういう部分を発揮してくださったらよかったんですけどね」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:30:09.60 ID:H3Rnjjmj0
私怨
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:30:51.10 ID:ufMxTEjL0
gkbrしてる人を見るのは忍びないからちょっとだけ支援してあげる
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:33:27.14 ID:FPT7M2Fx0
赤い玉は話しながら俺の目の前を
通り過ぎた。
「では学校に、部室へ向かってください。長門さんがしっかりと対策を講じています。」
動揺する機関の集団に赤い玉となった古泉は単身襲いかかる。
一瞬理解が遅れたが古泉は、長門は、機関や情報統合思念体ではなくSOS団を、
俺達の仲間であることを選んだのだと悟った。
立ち尽くすのも数瞬、すぐに学校へ向かって走り出す。
「すまん」
一言に多くの思いを託して
「あなた風にいうと『やれやれ』ですかね」
一度だけ振り返ると赤い玉がさわやかに笑っている気がした。
支援まじありがとうw
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:34:56.53 ID:H3Rnjjmj0
私怨
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:36:39.13 ID:FPT7M2Fx0
ハルヒの手を取り走る。
前にもこんなことがあったような気がするな。いや、あれは夢だ。というかこの世界そのものが夢なんだっけ?
北高前の坂がみえるころにはそんなどうでもいいことを考える程度の余裕もできてきた。
そんなときだ。
「やっぱりいらっしゃいましたか。喜緑さん・・・。」
「情報統合思念体は満場一致で機関の援護をすることに決まりましたから。対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースであなたたちの味方は長門さんだけです。」
SOS団お悩み相談依頼者第1号であり生徒会の書記であり、
なにより長門とおなじ対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースである喜緑さんが坂道の入り口にいらっしゃった。
「そこをなんとか通していただくわけにはいきませんかね…?」
時間稼ぎにもならない会話を振る。しかしその答えは意外なやつからかえってきた。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:36:58.42 ID:B8ClmQ4HO
全裸に梅ジャム一丁で支援
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:39:42.05 ID:FPT7M2Fx0
「朝倉っ!何でお前が…」
なんども俺の命を狙った朝倉涼子がいつものようにナイフを持ってそこにいた。
というかそれ以外の武器はないのか。
「今回の方針の転換を受け再構成しました。私は戦闘向きではないので…。」
「そういうこと。あなたは別に死ぬ必要はないわ。涼宮さんを渡してくれるならね」
「ふざけんな。そんなことを俺が了承するとでも?」
「まあそうね。目的は涼宮さんだけなんだけどあなたにもいろいろと恨みがあるし…死んで?」
相変わらず笑顔でナイフを構えて向かってきやがるそのパターン見飽きたぜ。
ザクッ
>>61 靴下は履こうぜ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:39:58.69 ID:O8b28nymO
わくてか
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:41:02.53 ID:ufMxTEjL0
鶴屋さんがいない
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:41:32.58 ID:B8ClmQ4HO
>>62 了解。ルーズソックスとブラジャー装!着!
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:42:37.10 ID:FPT7M2Fx0
その攻撃が長門に防がれるってとこまでな。
「ありがとよ。それから疑って悪かったな、長門。」
「大した問題ではない。うまく説明できなかったこちらも悪い。」
多少は気にしてくれたわけだ。そいつは俺の予想以上の進歩だな。
長門は数瞬俺の目をじっと見つめたあとものすごい早口で呪文を唱えつつ朝倉のほうへ飛んで行く。
しかしいくら朝倉が元長門のバックアップとはいえいつぞやの放課後とは状況がまるで違う。
敵は朝倉だけではなく喜緑さんまでいる上にこいつらの親玉である情報統合思念体は向こうの味方なのだ。
同じなのは俺が長門に守られ続けているだけでなにもできないということ。
いくらハルヒが万能の力を持ってるといっても喜緑さんや朝倉を消してくれと頼むわけにはいかないし、
第一そんなことを簡単にやってのけるようなハルヒであってほしくない。
>>64 悪いが鶴屋さんは出ない…
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:46:32.50 ID:wXpwBceyO
ハルヒ≧長門≧キョン≧古泉>>みくる
の順番で好きな俺としてはちょうどいいスレ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:47:42.16 ID:FPT7M2Fx0
そうこうしている内に長門の制服はどんどん血に染まっていく。
俺はせめて少しでも学校に近づこうと坂に近寄るが、喜緑さんが坂の入口にいる以上どうにも動きようがない。
打つ手がない。焦ってもしょうがないが焦りは止まらない。
しかし…
「みんなのピンチにヒラリと参上!戦うウエイトレス朝比奈みくる見参!!」
空気を読まず恥ずかしい感じの変な人がいらっしゃった。
「あのぅ…朝比奈さん…?」
「違います。私はあなたの知っている朝比奈みくるとは別人です!」
ここにきてしらばっくれる意味が全くわからない上にあれで変装のつもりなのだろうか…
顔を全く隠していない上に名乗りもあげてしまっている。というか参上と見参ってかぶってないですか?
「コホン…とにかく、私が来たからにはもう安心です!悪い宇宙人なんかちょちょいのちょいです!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:48:12.27 ID:4MZq4L/i0
鶴屋さんいないのか…
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:49:54.34 ID:ufMxTEjL0
|,ノ <ニョローン
(゜∀゜)wktk
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:51:02.06 ID:FPT7M2Fx0
大きなことをのたまっているが当の『悪い宇宙人』はどちらも長門しかみていない。
「邪魔」
挙句長門に邪魔扱いされる始末だ…。
「残念ながら朝比奈さん…俺たちは足手まといみたいです。というかなんででてきちゃったんですか?」
後半の疑問はうっかりでてしまった。
「私だって…SOS団の一員なんです…。みなさんみたいに涼宮さんを守る覚悟はあります!」
宣言したあと『いえそれは朝比奈みくるさんがさっき仰っていて…』などと呟いている。
ふと喜緑さんが視線を向ける。(さすがに哀れに感じたんだろうか…)
「指示をだすあなたの上層部である未来がなくなった今、あなたのような無能な人間にできることは何もないですよ。」
ひどい言われようだ…だが返す言葉もない。
>>67 ハルヒと長門ひっくり返したら俺
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:51:49.77 ID:H3Rnjjmj0
私怨
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:53:05.48 ID:H3Rnjjmj0
みくるwww
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:54:48.03 ID:FPT7M2Fx0
「たしかに未来は消滅してしまいました。」
朝比奈さんは喜緑さんに向かって走り出し、言う。
「でも未来が消えたいまだからこそ私にできることが一つだけあります。」
喜緑さんは朝比奈さんのことを完全に舐めているのだろう。最早無視している。
そして朝比奈さんは喜緑さんを掴むと
「TPDD起動」
一言そう告げた。
喜緑さんの目が見開かれると共に目の前から消えた。
同時についさっきまでからまわりしつづけていた朝比奈さんも・・・
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:54:53.90 ID:UJnFmy5lO
ハルヒ喋らないな
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 08:57:41.09 ID:FPT7M2Fx0
恐らく朝比奈さんは消えてしまった未来へと喜緑さんを連れていったのだろう。
そして喜緑さんは到着と同時に消滅。朝比奈さんもろとも…
この好機を長門が逃すはずもなく二人が消えた直後一言。
「終わった」
いつかと同じセリフをぽつりとこぼす。
「情報連結の解除?それは情報統合思念体がプロテクトをかけているわ。私を相手にする間必死にやってきたことが無駄になっちゃったわね。」
対する朝倉は余裕の表情と共に電柱をやりに変化させ、飛ばしてくる。
バキッ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:01:20.25 ID:FPT7M2Fx0
しかし変化した槍は長門の目の前数cmでなにかにぶつかったかのように崩れた。
「情報連結の解除をしたのはあなたじゃない、この空間。あなたはやはり優秀。再構成された理由もうなずける。
あなたと喜緑江美里がいる状態ではここから学校までの範囲の情報連結の解除は不可能だった。
私にとっての誤算はあなたが再構成されていたこと。そして喜緑江美里の誤算は朝比奈みくるが意外に有能な人間であったこと。
正直私にとっても誤算。いい意味で。」
ちょっと朝比奈さんがかわいそすぎやしないか?まあいいか。
「長門、ありがとな。」
礼と共に長門の頭をなでる。
「いい。私にも誤算があった。さっき言ったとおり朝比奈みくるがいなかったら危なかった。」
目を少し細めて少し照れたように長門が言う。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:02:21.07 ID:H3Rnjjmj0
私怨
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:03:22.56 ID:H3Rnjjmj0
みくる厨涙目な展開www
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:04:12.98 ID:+bd4ZWpjO
支援
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:06:01.56 ID:FPT7M2Fx0
「これでもうやつらは追ってこれないのか?」
見えない壁に向かって体当たりしたりナイフを向けたり試行錯誤する朝倉を眺めながら長門に尋ねる。
「しばらくは不可能。しかしイレギュラーが存在する可能性はある。
だから私はここを離れることができない。あなたは涼宮ハルヒをつれてすぐに部室に向かってほしい。」
「部室へ行けばハルヒは安全なのか?」
「もともとあの部屋は様々な力がせめぎあい、拮抗している。下手に手出しすれば世界が消滅しかねないほど。
手出しをして世界が消滅する可能性よりも涼宮ハルヒがこの世界を去っても消滅しない可能性のほうが低い。」
俺たちはいままでどんだけ危ない部室に居たんだ…
「イレギュラーの発生確率は低くない。急いで。」
>>80 悪ノリしすぎた気はする…
眉毛の扱いはもっとひどかったけどさすがにやめたw
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:08:12.87 ID:ufMxTEjL0
ふむふむ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:09:56.67 ID:FPT7M2Fx0
ハルヒの手を握り、上り坂を走る。というかハルヒ今まで空気すぎだ。一応話しかけてみる。
「大丈夫か?ハルヒ」
「全く話についていけないわ・・・。」
難しい顔で若干眠そうにハルヒは答えた。
「っていうかなんかとっても眠いの…頭全然働かない…これも宇宙人とかのせい…?」
「いや、それはお前が助かる時が近づいてるってことだ。だが部室まではがんばってくれ。そこで寝るのが一番安全だ。」
あまり詳しい説明はせずにまた黙々と走りだす。
世界消滅が近づいている。だが俺の心は恐怖よりもむしろハルヒが助かりそうだということに安堵を覚えていた。
だがその安堵は少しばかり早かったようだ…
>>76 気づいていたさ…
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:14:15.18 ID:FPT7M2Fx0
校門の前には人影があった。
「待つのね!」
その声とともに現われたのは意外な人物だった。
SOS団お悩み相談依頼者第二号であり、犬のルソーの飼い主である阪中だ。なんでいるんだ、コイツ?
「私だって普通の人間じゃなかったのね!思い出してキョン君!涼宮さんの自己紹介の中で唯一出ていない者のことを!」
「えーと異世界人だっけ?お前がそうだというのか?」
「そうなのね!」
常なら信じなかっただろう。だが一般人がこのタイミングでこの場に現れるというのはありえない。
というか異世界人身近にいたのにスルーされてたんだな…。
「それなのね!なんか自己紹介で異世界人とかでたからばれたのかとヒヤヒヤしてたのに…
宇宙人、未来人、超能力者は集めといて異世界人だけ完全無視だなんて…
字面的にも性別的にも弾かれるのは超能力者でしょ…」
涙目で言う阪中に少し同情した。
ハルヒのチカラが目覚めたのは七夕より前だろ、とか野暮なことつっこんじゃだめだよな
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:18:41.03 ID:FPT7M2Fx0
「それで、このタイミングで現われたってことは邪魔しにきたってことでいいのか?」
なんとも拍子抜けしつつ一応聞く。
「上からはそう言われてるし、さっき言ったような恨みもあるから引き受けたけどやっぱだめなのね…
いくら命令でも友達を殺すなんて無理。」
ただのバカだと思ったら意外とまともなことを言う。
「ただひとつ言いたいのは・・・涼宮さん!」
突然名前を呼ばれハルヒがビクッとする。小動物みたいでちょっとかわいい。
「元の世界ではちゃんと私もSOS団に入れてほしいのね。」
阪中は少し寂しげに微笑んだ。
というかハルヒに元の世界とか言うな。それは内緒だ。あとサカナカって早口言葉みたいな名前だな。
>>86 そうだっけ?
情報爆発で能力覚醒だった気がするんだが…
まあそうだとしても全く問題ないからスルーでw
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:22:59.23 ID:FPT7M2Fx0
ハルヒは相変わらず眠そうにしたままで、やっぱり話についていけてなかったようだが阪中は満足したらしく去って行った。
ハルヒを叱咤し、部室へと駆け込む。
団長席に座らせるとハルヒはすぐに寝る体勢になった。
黙っているハルヒもかわいいがやはり俺はハルヒには笑顔が似合うと思った。その笑顔は代償つきだが…
そんなことを考えながらじっとハルヒの顔を眺めていたがふと顔をあげると
なぜか古泉のにやけ顔がそこにあった。
「お前なんでここに!?」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:23:48.88 ID:ufMxTEjL0
|、
| \
|\ハヘ
|ヽ}_}:ハ
|●小N
| ⊂i|ノ
| ノi|
|イl |
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:23:59.03 ID:Lque0bhUO
よんえん
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:24:15.62 ID:H3Rnjjmj0
私怨
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:25:59.29 ID:FPT7M2Fx0
わけがわからず部室を見回すと長門と朝比奈さんも揃っていた。ご丁寧に朝比奈さんはメイド服だ。
「どうやら涼宮さんの力でここに呼び寄せられたようですね。」
にやけ顔が言う。というか顔が近い!
「空間の情報連結解除も彼女の力で行っている。もはやイレギュラーの発生はありえない。
というかこれだけの力があるならはじめから私たちの努力は必要なかった。」
なんとなく長門がいら立っているような気がする。気のせいということにしておこう。
「ふぇ?なんであたしここに…というか消滅したはずじゃ…」
朝比奈さんはやっぱり状況を飲み込めていないようだ。
「でだ、世界の消滅はもうすぐなのか?」
「ええ。ここから遠い場所ではすでに消滅は始まっています。」
もしもうすぐ世界が終わるとしたら…まさか本当に何をするか考えることになるとは…
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:29:29.42 ID:FPT7M2Fx0
呆けていると長門がいつもの位置で本を広げた。
いつも通り
これがSOS団の答えなんだろうな。朝比奈さんはすでにお茶を淹れ始め、古泉はオセロをだしてきた。
「この間の続きと行こうか。今度は俺が黒でやろう。」
机に置かれた盤上に白黒の石を置きつつ言う。
ふと思いついた。
「朝比奈さん、ハルヒの髪をポニーテールにしてくれませんか?」
これだけ頑張ったんだ、すこしくらい役得があってもいいだろ?
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:30:00.46 ID:H3Rnjjmj0
私怨
紫煙
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:35:14.00 ID:FPT7M2Fx0
疑問に思いつつも朝比奈さんは俺の願いを実行してくれた。
うつむいてるせいであまり顔は見えないがやはり
「似合ってるぞ、ハルヒ」
そう告げていつもの席にもどる。今日は全面黒色にしてやる。
いつも通りの時間が流れていく。
ふと外を見ると消滅が進んでいるのか真っ白だ。
「古泉、どうやら今回は俺の完敗らしい…」
目の前も意識もすべて白く塗り
つ・ぶ
さ・・れ・・
・・て・・・く・・・
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:39:35.34 ID:FPT7M2Fx0
ピピピピピピピピピピ・・・
無機質な音とともに目が覚める。
聞きなれた目覚まし時計の音、あたしは寝起きの体を無理やり引き起こしつつ目覚ましを止めた。
少しすると意識が覚醒してくる。
なんだかすごく楽しくて優しい夢を見ていたような気がする。
今日は高校生活最初の日だ。いい夢をみていたなんて幸先がいい。
支度をしつつ思う。こういうのは初めが肝心だ。
中学時代みたいに低レベルなやつらがわんさか寄ってくるのは我慢がならない。
一般人共の度肝を抜くような計画を考えながら今日から通う学校への道を歩く。
入学式はやはり退屈だった。どうでもいい話をなぜあんなにだらだらと話し続けられるのだろう。
そのあとはクラスに別れ、業務連絡を聞く。
時間があまり(教師にとっては予定通りだろうが)クラスの自己紹介の時間になる。
前にいるさえない男の自己紹介を聞き流し颯爽と立ち上がりあたしは宣言する。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:41:15.86 ID:FPT7M2Fx0
「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者、
ポニーテール萌えがいたら、あたしのところに来なさい。以上。」
振り返った前の男の間抜け面をじっと見返してやった。
古泉「この世界は涼宮さんの夢だったんですよ」
〜fin〜
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:43:31.94 ID:+K7Q8UOeO
楽しかった
乙です
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:43:36.53 ID:4MZq4L/i0
無限ループって怖くね?
>>1 お疲れさまでした
楽しく読ませていただきまぬるぽ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:44:15.06 ID:FPT7M2Fx0
終了です。
支援、保守まじthx
初投下でgkbrだったけど全部ちゃんと投下できてよかった。
書くの遅いから書き溜めでやってたけど今度やるとしたらちゃんと全部書き溜めてからやる…
徹夜のテンションって怖いなw
朝倉が眉毛真拳とか使ってたわwwwww
以下
>>1の文章の至らない部分をチクチクするスレ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:48:49.96 ID:4MZq4L/i0
正直言うと、話しの後半が駆け足過ぎた気もする
いや、俺文章とか全然書けない人間だけどね
つかやっぱりこれはあれなの?本編の最初に戻るってことでいいの?
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:49:12.85 ID:Lque0bhUO
乙
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 09:56:36.27 ID:FPT7M2Fx0
>>103 変なテンションだったし引き延ばすのは危険だと判断したってのもあるけど
それは俺も思ってた…
一応脳内設定では本編憤慨後でこの話スタート、終了後は別の展開な感じ
>>4のあたりにあるようにハルヒの力が本編より弱い+最後のセリフの通り夢の感覚が少し残っていてハルヒがちょい素直
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 10:05:07.49 ID:4MZq4L/i0
じゃあ今度はその別展開を書くわけですねわかります
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 10:08:54.81 ID:FPT7M2Fx0
>>106 ほとんど憂鬱をなぞる上にハルヒの力弱いから普通に面白くないと思うw
というわけで書きませんwwwというか書けませんw
素直なハルヒがみたいなら昨日のうそつきハルヒスレみればいいぉ^p^
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 10:12:24.16 ID:4MZq4L/i0
残念だ…。つーか言い忘れてたが乙
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 10:14:53.79 ID:FPT7M2Fx0
>>108 そういってくれるだけでめちゃうれしい。
ありがとう。
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 10:18:51.44 ID:H3Rnjjmj0
乙!
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 10:32:53.66 ID:ufMxTEjL0
__ -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
| ):i | / /" `ヽ ヽ \
|( :i ┼ //, '/ ヽハ 、 ヽ
| ):i | 〃 {_{ノ `ヽリ| l │ i|
|( :i | レ!小l● ● 从 |、i| 次はどうすればいいか
└‐rt′ ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ.| 分かっているかい?
/⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i !
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│
/:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 10:34:26.41 ID:3HmZMQTpO
乙カレー
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 10:53:34.09 ID:FPT7M2Fx0
今日もSOS団の活動のため文芸部室に向かう俺であるが、今日は掃除当番で遅れちまった。
一応ハルヒもわかってはいるだろうが早く向かうに越したことはない。走って行くことにした。
文芸部室の前へ着き、呼吸を少し整えると
コンコン
一応ノックをした。覗きのレッテルを張られたくはないからな。
しばらくまっても返事がないのでドアを開ける。
そこでは一人の女生徒が寝ていた。
書き溜めはないしスレタイもさっきまでのも全く関係ない感じだが頑張ってみるよ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:01:43.09 ID:FPT7M2Fx0
部屋を見回してみるとハルヒや朝比奈さんどころか長門さえいない。どうでもいいが古泉もいない。
SOS団全員不在とはどういうことだろう。
よくはわからんがここで眠ってらっしゃる方、鶴屋さんに聞くしかないだろう。
悪いとは思ったが起こすことにした。
「鶴屋さん、鶴屋さん」
呼びかけても反応はない。
「鶴屋さーん」
今度は少し大きな声で呼びかける・・・無反応
少し躊躇いつつも状況の把握のためだ。揺り起すことにする。
「鶴屋さん、鶴屋さん」ユサユサ
触れた肩は小さくてすこし柔らかい・・・ハッ何を考えているんだ。しっかりしろ俺!
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:03:05.32 ID:4MZq4L/i0
支援
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:04:01.13 ID:yAof+0KHO
しえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:09:48.93 ID:FPT7M2Fx0
自分を叱咤していると鶴屋さんがむくっと起き上がった。
「むにゃむにゃ…キョン君?スモチplz」
どうやら寝ぼけているらしい
「鶴屋さん、起きてください。スモークチーズなんか持ってきたこともありません」
「うーん…ハッ」
意識が覚醒したのか鶴屋さんは唐突に立ち上がる。
しかしそれで覆いかぶさるようにして揺り起していた俺とぶつからない可能性などあるはずもなく…
>>101 ガッ
鶴屋さんのおでこが俺に強烈なアッパーを喰らわせた。
もう頭の中にネタがあるわけでもないから支援とかもったいないことしなくていいっすwww
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:13:41.49 ID:4MZq4L/i0
そんな悲しいことを言わずに
支援
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:16:59.05 ID:FPT7M2Fx0
「ごっごめんキョン君!大丈夫かい!?」
珍しく本気であわてた様子で心配してくださるがそんなことにかまっている余裕がないほど痛かった。
・・・・・・
しばらくして痛みが引いてきたころ鶴屋さんに向き直るとなぜか赤くなってもじもじしていた。
「鶴屋さん、すみませんでした。」
「い、いやいや。謝るのはこっちのほうにょろ。ついうとうとしちゃって…デモオデコニゴニョゴニョ」
「はい?なんです?」
うとうとというか熟睡してただろという言葉は飲み込んで聞き取れなかった部分について追求する。
「ええええぇぇぇぇ!?気付かなかったのかい!?イヤタシカニアレハジコ…」
驚いてることはよくわかるが後半部分が聞き取れないせいかやっぱりなんのことかわからない。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:18:43.68 ID:4MZq4L/i0
鶴屋さんかわいいよ鶴屋さん
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:24:18.71 ID:FPT7M2Fx0
「えっとすみませんがもう一度おねがいできますか?」
「も、もう一回…///わかったにょろ。キョン君がしたいんなら…」
言って鶴屋さんは少し顔をあげ、目を閉じる。
なにがなんだかわからない。
なにをしているのか聞こうとした瞬間さっきのアッパーが響いたのだろうか、意識が朦朧とし俺の唇が鶴屋さんのおでこへと…
チュッ
可能な限り踏みとどまろうとした結果まるでおでこにキスしたかのようになってしまった。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:26:14.79 ID:4MZq4L/i0
にょろーん支援
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:27:12.30 ID:FPT7M2Fx0
鶴屋さんの1人称って私だっけ?
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:27:49.67 ID:4MZq4L/i0
あたしだった気がするけど自信はない
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:30:31.55 ID:FPT7M2Fx0
ウィキペディアにも載ってない…
原作手元にないからハルヒちゃんみてくるw
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:32:14.62 ID:FPT7M2Fx0
ハルヒちゃんでは私だったから私でいく
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:35:44.26 ID:H3Rnjjmj0
原作確認してきた
鶴屋さんの一人称は「あたし」だったよ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:38:07.82 ID:FPT7M2Fx0
ハルヒちゃん公式ギャグ漫画のくせにwwwww
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:39:29.44 ID:FPT7M2Fx0
「ごごごごごめんなさい!!そんなつもりはなかったんです。ついふらっと意識がですね…」
あまりのできごとに慌てて言い訳を繰り返すが、ふと鶴屋さんを見ると真っ赤になって聞いていない。
「キョ、キョン君ってばめがっさ大胆にょろね…///でもキョン君がいいのならあたしはいつでも…キャ///」
暴走してらっしゃる。もしくはあまりのショックに現実逃避。
なんだかわからないがこれはよくない。話題を変えねば!
「鶴屋さあああああああん!」
「ひゃい」
「ハルヒたちがどこに行ったのかあああああああああああ知りませんかあああああああああああ?」
とりあえず叫んでみた。
130 :
1:2009/03/22(日) 11:53:40.66 ID:ncvAJn/BO
さるさんくらいましたorz
どのくらいで解除されるんだろ…
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:54:59.09 ID:4MZq4L/i0
さるさんなったことないからなぁ…
とりあえず保守
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:57:46.75 ID:TqTCqzzt0
それにしてもこのキョン、
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 11:58:55.55 ID:H3Rnjjmj0
私怨
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:00:09.48 ID:FPT7M2Fx0
「はるにゃん?知らないにょろ。あたしもみくるに会いに来たんだけど誰もいなかったから待たせてもらったんさ。
それでこの席はいつもキョン君が座ってたなあと思って座ってたらうとうとしちゃってそれで…」
話し始めた鶴屋さんは落ち着きを取り戻したかに見えたが結局赤くなってくねくねしはじめてしまった。
「ハルヒはともかく長門までいないとは…なんかまたよろしくないことをたくらんでやがるのか…?」
疑問がつい口に出ていたらしかったがそれを聞いた鶴屋さんの反応はおかしかった。いやおかしいのはさっきからだが。
「あたしにあんなことしておいてほかの女の子のことばかり…どうせあたしなんてあたしなんて…」
冷静に考えたら激レアな落ち込んでる鶴屋さんなわけだがむしろ激レアである分俺はあわてた。
「そ、そんなことないですよ!鶴屋さんはとてもかわいいですしさっきのデコチューも事故ですがむしろうれしかったですよ!」
慌てすぎて頭のおかしいことを口走った気がする。
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:03:13.22 ID:FPT7M2Fx0
おwできたw
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:04:10.57 ID:4MZq4L/i0
支援
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:06:52.59 ID:FPT7M2Fx0
「ホント?ホントにそう思ってる・・・?」
上目づかいで弱気な鶴屋さん…正直たまりません。
「そりゃあもう!笑った時にちらりとみえる八重歯とかそのキスするためにあるかのような愛らしいおでことか…」
「文化祭の時の衣装もすっごく似合ってましたしなにより常に元気なその性格がとてもいいと思います!」
「そして今見せているその弱弱しい態度!ギャップが正直たまりません!」
一息で言って違和感に気づく。
前方には相変わらず鶴屋さんのくねくねだが、背後から半端じゃなくどす黒いオーラを感じる…
「キョ〜ン〜…団長であるあたしがこんどの撮影の下見をしている間にあんたは神聖不可侵たるSOS団部室でなにをしているの?」
振り返れない…きっと彼女は満面の笑みだろう。だがその笑みの裏には半端じゃない怒りが含まれているのだろう。
そしておそらく隣には呆れ顔の古泉とおびえた朝比奈さん、無表情の長門がいる。
とにかくここは逃げの一手だ。鶴屋さんの手を取り、古泉っぽいのを突き飛ばし部室を脱出。
罵声を背に受けながら俺は鶴屋さんとどこまでもどこまでも逃げて行った。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:08:32.75 ID:PojaMgaN0
やっと追いついたwktk
支援
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:09:05.08 ID:FPT7M2Fx0
お腹すいたからもう終わっていいすか?w
ニヤニヤは難しいな…
正直面白くない感じが書いててもわかった…
もっと勉強してきまつOTL
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:10:36.00 ID:4MZq4L/i0
終わりか…
ニヤニヤさせてもらったぜ乙
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:12:53.85 ID:PojaMgaN0
そうか(・ω・`)
いいSSに会ったよ 乙
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:15:01.09 ID:FPT7M2Fx0
じゃあ飯食ってくるよノシ
もどってきても残ってたら…
確実にやるわけじゃないのに期待させるのもよくないか…
またいずれ会おうぜ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:16:44.50 ID:VZsQMPQu0
つまんね
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 12:19:45.96 ID:cyOYzz+0O
みくる「目がぼんやりします…おかしいな、眼科行こう…」
キョン「…で眼鏡ですか」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 13:02:48.86 ID:LkV5fY2EO
にょろ〜ん
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 13:45:03.39 ID:FPT7M2Fx0
カレーを食べてきた。
カレーって人類が生み出した驚異の化学反応だよな。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 13:50:54.13 ID:4MZq4L/i0
俺はそのカレーを布団にぶちまけたっていう
長門「今日は私が夕飯を作る。期待していてほしい。」
キョン「ああ、がんばってくれ。」
トントン
ジュワァ〜
コトコト
キョン(家でも制服…本来なら長門のファッションへの無関心さについて憂うべきところ…
しかぁし!今日だけは、今だけは違う!制服の上からエプロン…まさに奥さまは女子高生!)
>>147 その布団ならきっといい夢みれるよ
というかsageって機能の存在忘れてたw
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 13:52:54.76 ID:wcYoL8yMO
さるさんは毎時0分に解除だったはず
また新しい話か
あとsage進行?
・・・・
長門「できた。」
キョン「おお!なんてうまそうな…カレー…」(またカレーかよ)
さっきのこれ忘れてた…
>>149 d
>>150 カレー食ってて思いついたんだ。
話ころころかわってすまんね。
sageのほうがいいかと思ったけどどうなんだろう…
マターリ続けてくれ
キョン「まあうまそうだからいいか…いっただっきまーす」パクッ
長門「どう?」
キョン「うまいにはうまいんだがちょっと辛すぎじゃないか…?」
長門「本場ではこのくらいが普通。」
キョン「いやしかし辛党の俺ですらかなりキツイぞ?」
長門「あなたのカレーへの愛が足りないだけ。私ほどになればこのように」パクッ
長門「…この…ように…」
キョン「涙目になってるぞ。もう諦めろ。」
長門「カチン…問題ない。目にゴミが入っただけ。もっと本場の味を楽しむ」パクッ…ウルウル
>>152 おk
ニヤニヤにリベンジする!
長門ならきっと…
キョン「(変なスイッチ入っちゃったみたいだな…)大丈夫か、長門?水飲むか?」スッ
長門「問題ない。でも水は貰う。水分の摂取は有機生命体の維持に重要であって…」ゴキュゴキュ
キョン「無理するな。俺はなんとか食べられるからお前は無理して食べなくてもいいぞ」
長門「問題ないと言っている。あなたこそ無理をする必要はない」パクッ…ウルウル
キョン「(やれやれ…)無理なんかしてないさ。俺は長門が作ったカレーがうまいからみんな食べてしまいたいんだ。」
長門「…そう。なら私はレトルトのカレーを食べる。残りはすべて食べてもいい。」ゴキュゴキュ
キョン「やれやれ…」パクッ
長門「なにかいった?」
キョン「なんにも」
長門「そう」
・・・・・・
長門「ケプッ」
キョン「ウップ」
長門・キョン「「ごちそうさま」」
長門「…おいしかった?」
キョン「ああうまかったよ。」
長門「よかっ…ヒック」
キョン「ん?どうした、長門?」
長門「横隔膜がけいr…ヒック痙攣を起こしている」
キョン「ああしゃっくりか。さっき辛いもの食べたせいでびっくりしたかな?」
長門「辛い物など食べていなヒック。私が食べたのはおいしい手作りカrヒックカレーーとおいしいレトルヒックトカレーだけ。」
キョン「はいはい。そうだな。」
長門www
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:21:00.76 ID:wSo76qvqO
いいな
長門「あなたはヒックちゃんと信じてヒックない。私の目をヒック見て。」
キョン「俺はお前を信じてるぞ。」じー
長門「そう…。ヒック」ポゥ
キョン「ところで長門、しゃっくりって100回すると死ぬらしいぞ。」
長門「…そう。ヒック」
長門「止まらない。ヒック」ウルッ
キョン「長門…大丈夫か?」
長門「有機生命体の死の概念というものが少しわかった気がする。ヒック」
長門「それはとても怖いこと。あなたに、SOS団のみんなに会えなくなるのはさみしい。ヒック」ウルウル
長門「止める方法を教えてほしい。ヒック」
キョン「よく脅かすと治るって言うぞ」
長門「そう。なら私を脅かしてほしい。」
キョン「そう言われても心構えができてるやつを脅かすなんて…ワッ!」
長門「!」ビクッ
キョン「どうだ?」
長門「今のはずるい。反則。」
キョン「いやそうじゃなくてしゃっくりの方なんだが…」
長門「そういえば止まっtヒック」
長門「…」ウルウル
キョン「脅かすのがだめなら水の一気飲みなんてどうだ?」
長門「そう。」ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュ
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:31:42.30 ID:H3Rnjjmj0
私怨
・・・・・・
キョン「どうだ?」
長門「止まったかもしれない。」
長門「・・・」
長門「・・・」
長門「・・・」
キョン「今度こそ止まったみたいだな」
長門「そう。」パァ
・・・・・
キョン「おっと、もうこんな時間か…そろそろお暇するよ。カレーごちそうさん」
キュッ
長門「待って」
キョン「どうした?俺忘れ物でもしてたか?」
長門「もう一度再発した時のために一緒にいてほしい。」
長門「・・・ダメ?」
キョン「わかったよ…。ただし泊らないぞ?」
長門「…そう。」ギュ
キョン「…そりゃ反則だろ。」
長門「お願い」ウルウル
・・・・・
というわけで泊まることになっちまったわけだが…
長門「お風呂のお湯が入った。」
キョン「そうかい。じゃ先に入ってくれ。」
長門「・・・」
長門「…死んじゃう」ウルウル
キョン「いや、いくらなんでもそれはさすがに・・・!」
長門「…」ウルウル
キョン「……わかったよ」
長門「そう。」ホッ
長門「なら先に入っていてほしい。準備をする。」
キョン「あぁ…(準備って何の準備なんだよおおおおおおおおおお!!!)」
支援
カポーン
キョン「ブツブツ…落ち着け、落ち着いて円周率を数えるんだ…さんてんいちよんいちごーきゅーにー…
円周率…π…パイ…おっぱい…長門のおっぱい…ハッ!俺は何を考えているんだ!」
ガラガラ
長門「待たせた」
キョン「い、いや(水着かー…安心したような寂しいような…しかしスクミズ(旧)とは…ハルヒセレクトか…?)」
長門「湯加減はどう?」
キョン「ああいい湯加減だ(心頭滅却、天上天下唯我独尊、棚からぼたもち、饅頭怖い)」
長門「そう。」チャプ
キョン「(ぬおああああああああああああああああああ!!!!????)」
長門「あまり広くないから詰めてほしい」
キョン「ああ(あうあうあー^p^)」
そのあとのことを俺はあまり覚えていない。たぶん時間を操るタイプの能力者か未来人サイドの干渉にあったのだろう…
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 14:48:22.02 ID:H3Rnjjmj0
私怨
ってことにしようかとも思ったけど俺の脳髄の奥の奥まできざみこまれている。忘却は死んでも不可能だし俺がさせない。
・・・・・・・
長門「あったかい」
キョン「そうだな(あったかい・・・あったかい・・・あった・・・かい?)」
ザバッ
長門「体を洗う。」
キョン「そうかい(カラダヲアラウ)」
長門「こっちはみないでほしい」
キョン「わかった(そそそそそれはつまr…あばばばばば)」
ゴシゴシゴシゴシ
キョン「あががっがが」
長門「大丈夫?」
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:00:00.40 ID:Go+KKDA10
あれ、、何で俺ニヤニヤしてんだろ、、きめぇwwwwwwwww
キョン「っだあだだだだだだいじょうびでしぉ」
長門「どう見ても大丈夫には見えない。のぼせている可能性がある。いったん浴槽からでるべき」
キョン「ソレハダメデス」
長門「なぜ?これ以上はあなたの体調に悪影響を及ぼす可能性がある。早く上がって」
キョン「ゼッタイニダメデス(隊長!!悪影響が大変なことに!!)」
長門「もうあなたの意見を聞いている場合ではない。力ずくで立たせる」グッ
キョン「イヤデス(ある意味たってますwwww全力でwwww)」
グッグッ…プニッ
キョン「アタアタタタアタアタタッテマス(円周率自重wwww)」
長門「危険域に…誰か助けを呼ぶしか…」
キョン「もう問題ないよ、長門さん。キリッ ただ少しのぼせてしまったようだから先に出ているよ」スクッ
長門「そう…。」
>>168 長門さんちの有希りんだからしょうがないね
キョン「危なかった…だがなんとか耐えて見せたぞ…」
長門「次は一緒に寝てほしい」
キョン「なん・・だと・・?」
・・・・・
キョン「ところかわっておふとんのなかだよ ゆきちゃんがぼくのうでのなかにいるかんじだよ」
キョンが壊れてきてるな
まぁわからないこともないが
長門「先ほど横隔膜の痙攣が止まらなくなったときは本当に怖かった。でもあなたがいたから安心できた」
キョン「そうかい(やべえええええ!長門ちっちぇぇぇ!!俺の腕の中にすっぽりフィットサイズだよ!!)」
長門「感謝をしている。」
キョン「まあしゃっくり100回で死ぬってのは嘘だけどな(礼を言われるほどのことじゃないさ)あ、逆だ…」
長門「・・・」プイ
キョン「あ、おい長門…(プイって…腕の中からでていってねえとか…チクショー)」
長門「…もう嘘はつかないでほしい」ボソッ
クルッ
長門「とても傷つく」ウルッ
キョン「ああ(上目づかいですか??これが小悪魔ってやつですか??こんな悪魔なら魂くらいあげますよ!)」
キョン「すまなかったな。これからはからかったりしないよ(あんまりな)」ポムッ…ナデナデ
長門「そう…。・・・・・・そう・・・すーすー・・・・」
キョン「(ふぁ〜よく寝た…寝れないかと思ったけど意外と寝れるもんだな…)ってうわっ!」
長門「おはよう」じー
キョン「おはよう、長門」
長門「朝目が覚めて一人ではないというのはすこし嬉しい」
キョン「そうかい」
・・・・・
キョン「じゃあ帰るぞ(言い訳どうしよ)」
長門「また来てほしい。」
キョン「今度は俺がカレー作ってやるよ。」
長門「そう。」
キョン「激辛のやつをな。」
長門「問題…ない」ウルッ
キョン「じょーだんじょーだん」ポムッ…ナデナデ
キョン「じゃあまたな」
長門「・・・また」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:16:13.94 ID:yAof+0KHO
今起きた支援
これで完全に終わりです。
10時間以上のお付き合いありがとうございました。
昼飯近所のカレー屋にいったら予想以上に辛くて長門の話思いつきました。
正直本場の味としゃっくりがやりたかっただけw
投下してる途中で寝落ちしそうになった…
なので寝ますノシ
最後に長門はキョンの姪っ子
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:28:02.39 ID:H3Rnjjmj0
お疲れ
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:31:35.21 ID:yAof+0KHO
お疲れさまでした
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 15:40:14.22 ID:cW8yEe4nO
CoCo壱オツ
乙ー
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
保守