1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
博士「くそ!また3GETできなかった!」
博士「VIPは流れが速すぎる。早すぎると2を取ってしまうし、遅すぎれば4を取ってしまう」
博士「……こうなったら、開発してやる」
博士「超精度を備えた3GETロボを!」
かくして博士のロボット開発は始まった。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:02:42.55 ID:NY5uTfR40
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:02:44.71 ID:LMfZH5+6P
IL △ IL
( ● 〜 ○) うぃーん
■ □
/│ ☆ │\ うぃーん
○ \____/ ○
┃ ┃
■ ■
2ゲットロボだよ
自動で2ゲットしてくれるすごいやつだよ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:03:05.36 ID:GOSN9nfGO
ほう
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:04:15.42 ID:xAsHhxvR0
△ 鰻 ▲
(* ▼皿 ▼*) しずおかー
(富士山 蜜柑 浜名湖)
/│ 茶 │\ しずおかー
< \____/ >
┃ ┃
= =
しずおかロボEX13(1459.9.23〜)
静岡宣伝ロボだよ
自動で静岡を宣伝するすごいやつだよ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:04:38.03 ID:ysvoMrj90
3年後――
博士「出来たぞ!」
△ ¥ ▲
( 皿 ) がしゃーん
( )
/│ 肉 │\ がしゃーん
< \____/ >
┃ ┃
= =
3ゲットロボだよ
自動で3ゲットしてくれるすごいやつだよ
博士「早速、スレに突撃だ!」
しかし、博士の努力が花を咲かせることはなかった。
この3GETロボが一度「3」を取ったきり、二度と「3」を取ることはなかった。
博士「何故だ!私の3年間の研究は確かだったはずだ!」
残酷にも、その3年という月日がVIPを変えてしまっていた。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:05:25.30 ID:ckcl2oy30
期待
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:06:22.28 ID:ysvoMrj90
博士「な、なんだこのロボたちは!!!」
▽ 悪 ▼
( ◎ 皿 凵j ガシャーン
( )
/│ 死 │\ ガシャーン
< \____/ >
┃ ┃
= =
ブラック3ゲットロボだぜ!
オートで3ゲットしてくれるすごいやつだぜ!
_____
/ お \
/ ⌒ ⌒ \ だっておwwwww
( ( ●) ( ●) )
( ::::⌒(__人__)⌒:::: )
/│ |r┬-| │\ だっておwwwwww
○ | `ー' | ○
\ /
| |ω| |
| | | |
○ ○
試作型やるおロボver.2だおwwwww
今日もニュー速でやるおwwwwww
(凸) がしゃーん
、:. '、、:、.¥ .:、:, :,、
、:. '△: :'., '. 、:. '. 、:. 3getロボだよ
. 、:. ' .: :'.: , '. 、:,:,、:. .: , 、 自動で3getしてくれるすごい奴なんだ
...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;_:....: ,:. :.、.:',▼.: .:: ,:. :.
. 、:. ': .: :'.:: ,: 、:. '.:. |||||:. : : .: :.:,: : :'、:,.:::
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:08:44.96 ID:ysvoMrj90
博士はひどく落胆した。
この3年間、ただひたすらに3GETすることを夢見てきた博士にとっては、絶望だった。
そしてなによりも屈辱であった。
自分よりも短期間で、かつ高性能のロボが開発されていたのだから。
博士「くそ……私は何てちっぽけな人間なんだ」
3ロボ「……」
博士「3GETの為に命を捧げてきたが……」
博士「無駄な努力だったようだな」
3ロボ「……ハカセ、自害ナサルつもりデスカ」
博士「はは、そういうところは俊敏なのだな」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:10:14.11 ID:ysvoMrj90
博士は自殺を決意した。
3GET出来ない人生に、何の意味があるのだろうか。
博士にとっての快楽は、3GETであった。
それはオナニーをも凌駕する、「快感」であった。
かつて潮も吹いたこともあった。
人間は、快楽の為に生きている――博士の座右の銘である。
気持ちいい、その瞬間瞬間の為に、人は生きている。
博士はそう思っている。
その一瞬間を取り上げられた博士にはもう、生きがいはなかった。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:10:24.23 ID:IYZn7rnf0
3getロボが3とれてるところを見たことがない
どんだけ制度が低い
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:11:54.06 ID:ysvoMrj90
博士「今までありがとうな、3GETロボよ」
3ロボ「ハカセ」
博士「お前が一度だけ3GETをしてくれた時、私はうれしかったよ」
博士「息子が徒競走で一番になってくれた」
博士「今までにはない、そんな清清しい気持ちになれた」
3ロボ「……ドウしてですか?」
3ロボ「ナゼ死のうとスルのですか?」
3ロボ「まだコレカラがあるじゃないですか?」
博士「3年やってこのザマだ。一生かけても、私には3GETできない。そう確信してしまったんだ」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:13:37.07 ID:rIypfx8jO
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:14:14.25 ID:ysvoMrj90
3GETロボットには理解できなかった。
可能性は決して「0」ではない。
このオンボロな自分がかつて、一度だけ3GET出来たように。
博士にだって、出来るはずだ。
博士の「死の覚悟」が3GETロボに種を蒔いた。
「心」という、種を。
3ロボ「確かに私は、3GETデキない、ぽんこつなロボでした」
3ロボ「でもはかせは、違いまス」
3ロボ「はかせは人間ナンです」
3ロボ「努力すれバ、きっと新しい、誰にも負けない3GETロボができます」
博士「……3ロボ」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:17:34.43 ID:ysvoMrj90
3ロボ「もう一度、一からつくり始めましょウ」
3ロボ「今度は私も一緒でス」
3ロボ「二人で作れば、きっと究極の3GETロボがつくれますヨ」
3GETロボの言葉に、博士は胸を打たれた。
それはそれは、とても在り来たりな励ましの言葉だった。
しかし、人間ではない。
無機質なロボットが、このように暖かい言葉をかけてくれたことが、
博士にとって何よりも嬉しいことだった。
博士「私に……出来るだろうか?」
3ロボ「はい。博士なら、必ズ!」
こうして、博士の新型3GETロボ開発が始まった。
息子であり、友である、3GETロボと共に。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:18:12.52 ID:mCQ6t/yw0
、:. '、、:、.¥ .:、:, :,、
、:. '△: :'., '. 、:. '. 、:.
. 、:. ' .: :'.: , '. 、:,:,、:. .: , 、
...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;_:....: ,:. :.、.:',▼.: .:: ,:. :.
. 、:. ': .: :'.:: ,: 、:. '.:. |||||:. : : .: :.:,: : :'、:,.:::
3ゲットボロだよ
不良品は処分されちゃうんだよ
>>18 、:. '、、:、.¥ .:、:, :,、
、:. '△: :'., '. 、:. '. 、:.
: iニニニニニil二二二ニi::i . 、:. ' .: :'.: , '. 、:,:,、:. .: ,
l || ̄| ̄~| |::|...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;_:....: ,:. :.、.:',▼.: .:: ,:. :.
(i,),-、__,,(i:)-、||_|_,,,| |::|. 、:. ': .: :'.:: ,: 、:. '.:. |||||:. : : .: :.:,: : :'、:,.:::
,-―――-―'ー' |――――|::|――――――――――――――――――i
(ii)三三く○)ー― |――‐=| |_|_l二二二二二二二二二二二二二二二二二l_|
| /|:\: | : | |三三三三三三三三三:,―:,――、三三三三l
,=、ニニゞ:\: | : | |――――――――‐:/_//⌒ヽヽ
(:( :(ソ':i―‐ヽ___|____,|_|(二)二二)――ヾ三ノー―ii ($) :i
ゞ_,ノ ゞ;三ノ. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ゞ,_ノ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:21:25.28 ID:ysvoMrj90
その日から早速、博士と3GETロボは新型の設計を考えた。
大きすぎず、小さすぎず、そしてどこか可愛らしさを備えたロボット。
なによりも「3」を捉える正確なレスポンス能力。
これまでの発想では駄目だ――。
博士は出来うる限り、自分の持つロボットのイメージをかき消した。
恐らく、このまま作ったとしても、現在VIPに居る3GETロボ達と並ぶか、
それ以下のものしか作れないだろう。
新しい、常識を超えた、斬新な発想。
博士はそれを求め続けた。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:24:24.15 ID:k3rU+UNDO
いいねえ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:24:50.16 ID:ysvoMrj90
3ロボ「博士、お茶を持ってきましタ」
博士「おお、ありがとう」
博士「これはうまい。今まで飲んだお茶の中で一番うまいぞ!」
3ロボ「練習しました。何か新しい刺激が博士に何かをもたらすかと思いまシて」
博士「ははっ!そうか、ありがとうな、3ロボ」
そのお茶は博士にとって、一番おいしく、そして温かいものだった。
VIPに入り浸っていた博士の人生。
ロボットとはいえ、温かい心に触れた博士は、
なんとも言い難い、喜びのようなものを噛み締めていた。
そしてその温もりは、博士を導いていった。
博士「……そうか、分かったぞ!」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:28:12.61 ID:Bd0Ap/VZ0
しえん
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:30:21.86 ID:ysvoMrj90
博士は設計に取り掛かった。
博士が確信したこと――
それは人間の持つ「温かな心」だった。
今までは機械的に3GETしようとしていた。
あらゆる時刻、タイミング、統計、全てを機械的に計算し、
「3」を取ろうと試みていた。
しかし、これは間違いだった。
確かに目の前には、何とも冷たい電子的な世界が広がっている。
しかしVIPに書き込まれるその一つ一つの言葉には、
確かに人間の「心」が込められているのだ。
博士「よし、いける、いけるぞ!」
3ロボ「……」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:34:35.02 ID:ysvoMrj90
こうして一年の月日が流れた。
博士「出来た、出来たぞ!新たな3GETロボが!」
3ロボ「おめでとうございます!博士!」
博士「あぁ、ありがとう3ロボ!お前が居てくれなかったら私は今頃……」
3ロボ「いいえ。これも博士が諦めずに頑張った成果です」
3ロボ「私はただ、見守っていただけですから」
3ロボ「それより、早速試してみましょう!新型3GETロボの性能を!」
博士「そうだな!よしじゃあVIPへ繋いでと……よしこのスレに突撃だ!」
VIP『番号2 (i)<まんまん!!まんまん!!(1)』
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:35:51.17 ID:ckcl2oy30
こんな糞スレに3ゲットロボを使うなんて・・・
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:39:14.10 ID:ysvoMrj90
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/19(木) 18:01:00.16 ID:olRTiai00
(i)<早くわたしのなかに逃げなさーい
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/19(木) 18:01:26.88 ID:cVvAhbE+0
俺のちんこが重力に逆らい引っ張られ始めた
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/19(木) 18:01:39.04 ID:0ROqdgac0
イ三三三三 \
/イニニニニ\ヽ\ゝ_
/イニニニニニ\\V/彡\、
|三ニ>───、\V//彡\ヽヽ
|三ニ|  ̄ \\ヽ|
ハ三シ∠ミヽ, \ミ l
{!レ/ ミゝ.,_ ∠三ゝ |ミ l
| レ 彡ヽ`'ゝ f=・xミ; |ミ/
'┤ ノ i `'' /}
l ーイ⌒(、 ':i / / サァン!
| 《三ヲ`7≦ 〃
ト、 斤  ̄`''キ≧ /´
<| 丶 ヽニ--ソ'" /
ノ| \ \  ̄ /\
/ l / ヽ、ヽミ _彡'´.〉 /\
__/ .ト、ヽ i | / |. \_
スーパー3GETロボットだよ。
絶対3を取っちゃうお馬鹿な奴だよ。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:40:49.80 ID:jADDBNfvO
ナベアツwwwwwwwwww
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:40:57.35 ID:ysvoMrj90
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2007/03/19(木) 18:01:46.98 ID:pFF3ZtqD0
♥♡♥♡♥♡♥♡
|__♀__|
(* 皿 ) うふーん
( )
/│ 姫 │\ あはーん
◎ / \ ◎
<ЛЛЛЛЛЛЛ>
≒ ≒
3ゲットロボVer2.0プリンセスタイプですよ
子供はたくさんほしいの・・・///
あと3をとるよ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2007/03/19(木) 12:49:21.56 ID:3hbF1eaBO
>>4 負けてるwwwwwwww始めてみたwwwwwwwww
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2007/03/19(木) 12:49:26.54 ID:UqSWAIOKO
>>3>>3>>3 なんぞこのロボwwwwwwwwww
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2007/03/19(木) 13:54:12.34 ID:lZ59/dUjO
>>3 どうみても人間wwwwwwwwwww
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:45:34.53 ID:KbzfvTIzO
その発想はなかった
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:45:35.29 ID:ysvoMrj90
博士「やった……最新ロボに勝った……!勝ったぞ3ロボぉぉ!!!」
3ロボ「おめでとうございます!博士!」
博士「あぁ……あぁ!!ああああぁぁぁん!!」
3ロボ「ちょっと博士ww潮がかかっちゃいますよww」
博士「あぁ!すまない3ロボ!久々の快感だったから……」
博士「よし、ほかのスレにも突撃だぁ!!!」
こうして博士の発明は見事に成功し、
新型3GETロボ"ナベアツ”は次々と「3」を捉えていった。
博士「あぁぁぁぁぁ……気持ちいい!!うっ!!!」
3ロボ(良かった。博士のあんな明るい顔を見るのは久しぶりだ)
3ロボ(これでもう私がここに居る必要はない……)
3ロボ(博士、作ってくれてありがとう)
その日を境に、3GETロボは博士の前から姿を消した。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:48:49.04 ID:ysvoMrj90
博士「ふぅ……ふっ!!!うっ!!!」
博士「はぁはぁ……よし17個目の3GETだ!!くぅうぅぅぅぅ!!!」
ナベアツ「サァン!サァン!」
博士「よし、そろそろ休憩にしよう」
博士「3ロボ、お茶くれるかな」
博士「……3ロボ?」
電子世界から解放され、博士はようやく気がついた。
3GETロボが家から居なくなってしまったことに。
博士「……」
ナベアツ「ロォク!ロォク!」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:51:59.62 ID:ysvoMrj90
3ロボは家を出てから、ひたすら道を歩いていた。
3ロボ(私の存在意義は「3」を取ること)
3ロボ(この一年間、博士を影で支え、そして博士に「3」を取らせることが出来た)
3ロボ(もう存在している意味はない)
そして3ロボは海へと辿り着いた。
波の音が、優しく、しかし不愉快に響いた。
3ロボ(私に防水機能はない)
3ロボ(飛び込んだら、これで終わりだ)
3ロボはしばらく、呆然と揺れる海を眺めていた。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:55:10.20 ID:APQn1W1R0
しえんしえん
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:55:26.16 ID:ysvoMrj90
3ロボ(いつの間にか暗くなってきた)
海を眺めるうちに、日はすっかり暮れてしまった。
日の光が消えて、3ロボはとうとう決心した。
3ロボ(よし、飛び込もう)
そっと、足を海水へとつける。
3ロボ(痛い、痛いよ!)
痛みとなって、徐々に海水が3ロボを蝕んでいく。
3ロボ(足の感覚がなくなってきた……)
3ロボ(死んじゃうんだ)
3ロボ(楽しかったよ、博士……!)
3ロボ(博士――!)
博 士 ――!
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/20(金) 23:58:53.63 ID:4bikFaiAO
あっ…ん
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:00:15.25 ID:ysvoMrj90
博士『3ロボのお茶はおいしいな!世界一だ!』
博士『絶対完成させて見せる。意地でもな』
博士『3ロボ、料理も覚えたのか!すごいなぁ!』
博士『昔、潮を吹きすぎて洪水になったことがあってな……』
博士『私の全てなんだ。3GETは』
博士『3ロボ、開発のついでに新しいオイル燃料作ってあげたぞ』
博士『喜んでくれて嬉しいぞ!』
博士『3GETは出来ないけど、
お前を作って本当に良かったなって思う――』
3ロボ「博士ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
(´;ヽ;`)
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:04:54.06 ID:tnGbL7TY0
感情が、心が、その体に宿ってから一年という歳月が、
3ロボの足を止めた。
思い出が蘇る。温もりを感じる。
3ロボは恐怖を抱いた。
「死」への恐怖だった。
生きたいと、心の底から3ロボは思った。
3ロボ「うぅ……博士……」
海水が3ロボの足から浸食し、徐々に動きが鈍くなる。
とうとうガクリと膝をついてしまった。
3ロボ「こ、これで良いんだ……」
3ロボ「博士は幸せに……」
3ロボが死を意識した瞬間、声が響いた。
博士「3ロボぉぉぉぉぉおお!!!3ロボォォ!!!!!!!」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:06:52.33 ID:FUeoWEpQO
(ノ_<。)
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:09:43.65 ID:tnGbL7TY0
3ロボ「博士……?」
博士「……!! 3ロボぉぉ!!」
海水にひざまずいていた3ロボを見つけると、
博士はすぐに駆け寄り、海から引っ張り出した。
3ロボ「博士……どうして……?」
博士「馬鹿やろう!!!なに死のうとしてるんだ!!!」
3ロボ「私はもう……役目を終えましたから……」
博士「何を言ってるんだ……!」
博士「お前が教えてくれたんじゃないか……」
博士「生きていれば、努力すれば、できないことはないって!!」
博士「人間だけじゃない」
博士「ロボットだって“生きてるんだ”」
博士「お前だって、私たちと同じ『心』を持ってるじゃないか……!」
博士「お前が死んでいい理由なんて、どこにもないんだ……!!」
3ロボ「は、博士ぇ……うぅ!!」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:11:41.16 ID:tnGbL7TY0
ほろほろと、博士の目から涙が零れる。
3ロボの体に、雫が落ちる。
それはとても冷たくて、温かかった。
そして、3ロボの目からも、確かに涙が溢れ出していた。
博士「さぁ、家に帰って治そう」
3ロボ「……は……い」
博士は3ロボを背負った。
3ロボの足から、海水が滴り落ちる。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:15:47.39 ID:CAQH4RpTO
イイハナシダナー
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:16:11.78 ID:tnGbL7TY0
博士「すっかりサビついちゃったな……治すついでに防水機能もつけよう」
3ロボ「……さすが……はか……せ」
博士「金属も、ついでに超合金のすごいやつにしてやるからな」
3ロボ「はい……」
博士「オイルも、おいしい味つきにやつにして、一緒にごはんにしよう」
博士「楽しみにしてろよ、3ロボ」
博士「あぁ、そういえば3ロボのお茶、しばらく飲んでなかったな」
博士「早く3ロボのお茶が飲みたいな」
博士「……3ロボ?」
博士「3ロボ――?」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:21:13.86 ID:tnGbL7TY0
一ヵ月後――
3ロボ「……」
博士「約束したんだからな」
博士「絶対にお前を治すって」
博士は3ロボと向き合い、手を加えていく。
汗がぽたりと滴り落ち、博士の顔は髭だらけだった。
金属を叩く音だけが、空しく部屋に響いていた。
博士「よし……これでどうだ!」
博士は3ロボの顔を見つめる。
しかし、動き出す気配は全くなかった。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:25:38.35 ID:tnGbL7TY0
博士「くそ!!!」
ガンと、博士は拳を床に打ちつけた。
博士「お前が教えてくれたんだぞ……」
博士「努力すれば出来ない事はないって……」
博士「“0%の可能性”なんてないんだって……」
博士「だから……動いてくれよ……!!!3ロボぉぉぉ!!!」
3ロボの胸に顔をうずめて、博士は涙した。
金属の、無機質な冷たさが、ただただ悲しかった。
博士「うぅ……!ううっぅぅ……!」
涙を流し切った博士は、ふと顔を上げた。
すると、コツンと頭に何かがぶつかった。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:30:07.18 ID:tnGbL7TY0
博士「いたっ……」
頭に当たったものを、博士は見た。
何度も何度も、目をこすって、博士は見た。
紛れもなく、それは、3ロボの手だった。
博士「3ロボ!!動いたのか!!3ロボ!!」
3ロボ「……博士が泣いてるときから、ずっと頭の上に手、置いてました」
博士「3ロボぉぉぉぉーーーーん!!!」
博士は力いっぱいに、3ロボを抱きしめた。
3ロボ「ちょっと博士wwベトベトじゃないですか!また壊れちゃいますよww」
博士「防水加工に、したから、もう、大丈夫だから、3ロボぉぉぉ!!!」
3ロボ「博士泣き過ぎです……うぅ、博士ぇぇぇぇ!!」
3ロボも博士の背中へと腕を回し、温もりを確かめるように、力強く抱きしめた。
C
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:34:51.17 ID:n7J8hzHXO
アニメ化
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:36:14.32 ID:tnGbL7TY0
しばらく、部屋には二人の泣き声が響いていた。
数分して、二人は落ち着くと、顔を見合わせて笑った。
博士「じゃあ早速、おいしいお茶を入れてもらおうかな」
3ロボ「じゃあ早速、おいしいオイルをもらいますか」
揃った声に、また二人はぷっと吹き出して笑った。
ちょっと感動したじゃないか
後どんだけ続くの?
寝るか悩む
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:36:57.22 ID:pPVeVMyC0
泣いた
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:37:01.53 ID:UGzWGqvlO
斬新
支援
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:37:31.97 ID:ko3/1Cuf0
映画化決定
『博士の愛した3GETロボ』
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:40:23.17 ID:tnGbL7TY0
>>52 1時までには終わる
机にお茶とオイルを並べて、二人は向かい合って座った。
3ロボ「そういえば……新型3GETロボはどうしたんですか?」
博士「あぁ、“ナベアツ”な。それがさ、見てくれ」
博士はテレビのスイッチを入れる。
そこにはレッドカーペットの上に立つナベアツの姿があった。
ナベアツ『3の倍数と3の倍数のつくときだけ、アホになりまーす!いきまーす!』
ナベアツ『1、2、サァン!4、5、ロォク!7、8、キュウ!……』
観客『どっ!わっはっは!』
博士「精巧に作りすぎたのか、3の倍数と3のつく数字まで捉えるようになって」
博士「更には何故かアホになるようになってしまった」
博士「失敗作だったってわけだ」
3ロボ「そうだったんですか……。それにしても本当、人間みたいですね」
博士「自分で言うのもなんだが、誰にも分からないだろうな。実はロボットだなんて」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:47:17.66 ID:tnGbL7TY0
3ロボ「じゃあまた新しい3GETロボを作らないといけないんですね」
博士「いや、その必要はないよ」
3ロボ「えっ?」
博士はグイっとお茶を流し込む。
そして3ロボを指差して得意げに言った。
博士「だって目の前に、立派な3GETロボが居るじゃないか」
3ロボ「え……! でも、私はぽんこつで……」
博士「言わなかったか?このVIPに書き込まれる言葉ひとつひとつにも」
博士「『心』がこもってる」
博士「誰にも負けない優しさを持った今の3ロボの『心』と、これまでのデータベースを合わせれば」
博士「きっと、3GETできるタイミングが分かるはずだ」
3ロボ「博士……」
博士「さぁ、行こう。3ロボ!VIPへ!」
3ロボ「はい!!」
VIP『番号3 あのね、おにんにん!!(1)』
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:53:15.54 ID:tnGbL7TY0
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2007/03/19(木) 18:01:00.16 ID:olRTiai00
えへへ、ぼくね、おにんにんのことだーいすきだよ!キャ//
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2007/03/19(木) 18:01:26.88 ID:cVvAhbE+0
俺の股間のセンサーは壊れてるらしい
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2007/03/19(木) 18:01:39.04 ID:0ROqdgac0
△ ¥ ▲
( 皿 ) がしゃーん
( )
/│ 肉 │\ がしゃーん
< \____/ >
┃ ┃
= =
3ゲットロボだよ
自動で3ゲットしてくれるすごく優しいやつなんだよ
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2007/03/19(木) 18:01:46.98 ID:pFF3ZtqD0
△▲△▲△
|__†__|
( 皿 ) ガシャーン
( )
/│ 王 │\ ガシャーン
《》 \____/ 《》
┃ ┃
≦≧ ≦≧
3ゲットロボVer3.0キングタイプですよ
今までとは比べものにならない精度で3ゲットしてくれるすごいやつですよ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:54:53.86 ID:tnGbL7TY0
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2007/03/19(木) 12:49:21.56 ID:3hbF1eaBO
>>4 キングタイプが旧式に負けてるぞwwwwwwww
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2007/03/19(木) 12:49:26.54 ID:UqSWAIOKO
>>3 記念パピコ
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2007/03/19(木) 13:54:12.34 ID:lZ59/dUjO
>>3 ちょwwww懐かしいなぁ!!あの頃は全然3取れてなかったのに急にwwww
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2007/03/19(木) 13:54:12.34 ID:lVIP/dUjO
>>3 ちょっとウンコしてくる
やさしいやつにかわってやがる
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 00:58:19.56 ID:tnGbL7TY0
3ロボ「やった……!!3GETできましたよ博士!!」
博士「あぁ…あっあっ!!はぁあああ!!来るぅ!!」
博士「一ヶ月ぶりだから、おっきいのきちゃう!!あっあっあああああああああああああ!!!」
博士は盛大に潮を吹き、部屋も3ロボもビチャビチャに濡れた。
3ロボ(このためだったんだ。防水機能をつけてくれたのは)
博士「あぁー、気持ちよかったよぉ……はぁ、はぁ、3ロボえらいよぉぉ!!!」
3ロボ「あ、ありがとうございます、博士//」
博士「はぁはぁ……よし、次のスレに行ってみよう!」
3ロボ「はい!!」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:00:22.36 ID:n7J8hzHXO
博士きめぇwwwwwwwwwwww
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:00:57.20 ID:tnGbL7TY0
△ ¥ ▲
( 皿 ) がしゃーん
( )
/│ 肉 │\ がしゃーん
< \____/ >
┃ ┃
= =
今日もどこかで
彼は、VIPで3GETをしている。
とても幸せそうな笑顔を、浮かべながら――。
FIN
△ ¥ ▲
( 皿 ) がしゃーん
( )
/│ 肉 │\ がしゃーん
< \____/ >
┃ ┃
= =
3ゲットロボだよ
自動で3ゲットしてくれるすごいやつだよ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:01:36.42 ID:cuZQsUF20
全米が泣いた
ぐっすり眠れそう
乙
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:04:12.58 ID:CAQH4RpTO
乙です
乙 ¥ 乙
( 皿 ) がしゃーん
( )
/│ 壱 │\ がしゃーん
< \____/ >
┃ ┃
= =
>>1乙ロボだよ
自動で
>>1乙してくれるすごいやつだよ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:05:57.91 ID:AL6HEQKy0
泣いた
乙でした
博士www
おk 最近泣いてないな。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:09:39.85 ID:cuZQsUF20
お前らちょっと待て
博士は女という可能性も
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:09:58.07 ID:6B2sKiU0O
いちおつ
3ロボかわいいよ3ロボ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:10:44.24 ID:B8ov3ReJO
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:11:56.32 ID:n7J8hzHXO
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:17:48.07 ID:9cqreJwG0
3ロボを女性型アンドロイドに脳内変換できた俺に隙はなかった
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:18:30.84 ID:c+QZQ8+6O
楽しかった
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:18:35.47 ID:kWnTD8LW0
何この無駄にいい話
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:18:57.60 ID:cuZQsUF20
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:19:22.91 ID:51RmwfQt0
感動した
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:19:39.68 ID:tnGbL7TY0
>>5に3ゲットロボ規制の流れがあるみたいだが、なんか悲しいな。
読んでくれてありがとう!
>>72 >>75 男とか女とか、こまけぇことは(ry
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:20:22.12 ID:cuZQsUF20
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:23:34.66 ID:q0CoeCpp0
博士がキモすぎて吹いて泣いた
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:24:16.41 ID:inf5n12OO
最近結構3GETロボが3とってるの見る。嬉しい。良かった
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:27:32.34 ID:bxytA5ijO
駄スレと思って開いたら良スレだった
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:28:01.29 ID:aWS3SGy9O
泣いた
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/21(土) 01:31:48.29 ID:cuZQsUF20
∩_
〈〈〈 ヽ
</◎ヽ 〈⊃ }
<( ` ゚∀゚) | |フ
IL( っ¶っ¶IL ! !フ
( 皿 ) /フ
( □/
/│ 肉 │
< \____/
┃ ┃
= =
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
泣いた3GETがんばれ