31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 00:54:02.78 ID:ph6GSSns0
(*゚∀゚)(外界人にしては…根性がありますねぇ…)
( ;・∀・)「はぁー…終わんねー…」
覗かれていることを露知らずのモララーは、少しずつだが小屋の掃除を進めていった。
( ;・∀・)「なんかテレビでもやってたっけな…歌でも歌いながらやると良いとか…」
( ;・∀・)「まぁ、そっちの方が愚痴こぼすよりは楽しいわな…」
(*゚∀゚)(なんか言ってる…)
( ・∀・)「其の羽〜鴉天狗 最速の名を呼べ」
( ・∀・)「操る 風を受けて 巻き起こせ嵐を〜」
(*゚∀゚)(なんか歌いだした…)
( ・∀・)「〜〜〜〜♪」
( ・∀・)(おぉ、以外に楽しいじゃん。)
疲れ切った表情は少しずつ無くなっていった。
先ほどとは打って変わってモララーの体には活力がみなぎっていた。
(*゚∀゚)(…大丈夫そうですねぇ…)
文はそう思い、その場を後にした。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 00:55:34.93 ID:ph6GSSns0
歌いだしてから作業が順調になったような感じがしたモララー。
実際の作業量というのは大差無いのだが気分が変わると同じ仕事でも違ってくるのだ。
作業を始めてどれくらいの時間が経ったのであろう。
高く昇っていた日は沈み、幻想郷は夜を迎えようとしている。
( ・∀・)「〜〜〜〜♪」
( ・∀・)「おぉー、以外に綺麗になるもんだねぇ」
書庫の中にあった物は全て外へと運び出した。
空になった書庫はまだ埃が多いものの、最初の頃に比べるとかなりましになっていた。
( ・∀・)「中の物出すだけで違うんだねぇ…」
( ・∀・)「後は中を掃除して…んで外の荷物を中に戻す!」
(*゚∀゚)「あやややや。結構やるもんですねぇー」
( ;・∀・)「うわぁ!」
いきなりのご登場に驚きを隠せないモララー。
しかし、そんなモララーを無視して話しを続ける文。
(*゚∀゚)「今日はもう日が暮れましたし、そろそろ夕飯にしましょう」
( ;・∀・)「へ?あ、…はい」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 00:56:26.48 ID:jC8HgRxPO
ブーン系でやる意味ないだろ、馬鹿なの?
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 00:57:04.52 ID:ph6GSSns0
(*゚∀゚)「続きは明日でも大丈夫ですし、何も食べないで死なれては困りますからねー」
( ;・∀・)(最初は殺すって言ってたのに…)
(*゚∀゚)「んじゃ行きましょうか」
( ;・∀・)「あ、ご飯ご馳走になります…」
(*゚∀゚)「?勘違いしないで貰いたいですね、奴隷にもご飯を与えるのは主の役割でしょう?」
( ;・∀・)「あ…。はい、オッシャルトオリデス…」
(*゚∀゚)「冗談です。私もお腹が空いたので早く行きましょうか」
そして歩き出す文。
文に振り回されるモララーは、黙ってついて行くしかない。
( ;・∀・)(ま、ご飯を食べさせて貰えるだけありがたいよな)
( ;・∀・)(それに、俺の命はこの人が握ってるんだし…)
ピタッ。といきなり立ち止まる文。
そして、ゆっくりと振り返る。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 00:58:17.65 ID:ph6GSSns0
( ・∀・)「…?どうかしまs──」
(*゚∀゚)「言い忘れてたんですけど…」
モララーはとても嫌な予感がした。
今までの流れでこう言うパターンは駄目パターンと言うのが何となく分かってしまう。
自然と体が力んでしまう。
( ;・∀・)「…?」
しかし、今回は杞憂だった。
(*^∀^)「掃除、お疲れ様です」
笑顔でそう言われたモララー。
予想とは逆のパターンで脳が理解するのに時間が掛かる。
( ;・∀・)「あ…えっと…」
反応に困るモララー。
文はくるっと振り返り、また歩き出す。
一人取り残されるモララー。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 00:59:30.27 ID:ph6GSSns0
『お疲れ様です』
その言葉が頭の中にこだまする。
まさか自分に労いの言葉を送ってくれるとは想像もしなかった。
掃除ぐらいは出来てあたり前だ…、そう思われてると思っていた。
ましてや最初に自分を殺そうとした人物が、である。
( ;・∀・)「……」
何も言えず、動けず、ただ歩いてゆく文の後姿を見つめる。
そして、ゆっくりと空を見上げる。
( *・∀・)「笑顔…可愛かった…」
モララーはポツリと呟く。
幻想郷の夜空は───とても綺麗な星空だった───
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:00:06.15 ID:ph6GSSns0
少女食事中…
少年移動中…
少年・少女食事中…
少年片づけ中…
少女入浴中…
少年入浴中…
少年・少女就寝準備中…
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:01:22.16 ID:ph6GSSns0
食事などを済ませたモララー。
余っている部屋を寝床として使わせてもらう事になった。
食事中に文がまた一緒に寝ますか?と言ってきたがもちろん断った。
その時に、文の隣の椛が殺気立った視線を送ってきたのは気のせいだと思いたい。
寝たくないと言えば嘘になるが命は惜しい。
布団で横になり、天井を見つめるモララー。
( ・∀・)「こっちにきてもう5日目かぁ…」
初日は行動の誤りから死に掛けた。
2日目から4日目までは治療を。
そして今日は書庫の掃除を頼まれた。
( ・∀・)「これからどうなるんだろう…俺…」
その問いに答える者は無く、空へと消える。
今日あった事を思い、考える。
『お疲れ様です』
そして甦る、文の笑顔。
( *・∀・)(やっぱ…可愛かったなぁ…)
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:03:01.16 ID:ph6GSSns0
(*゚∀゚)「何をニヤニヤしてるんですか?」
( ;・∀・)「うわぁ!」
想像の世界から一気に現実へと引き戻される。
気づけば部屋の入り口に文が立っていたのだ。
(*゚∀゚)「明日も書庫の掃除をお願いしますね」
( ;・∀・)「あ、はい。…分かりました」
(*-∀-)「……」
少し考え込む文。まだ何か仕事があるのだろうか?
(*゚∀゚)「そう言えば、結構歌が上手いんですねぇ」
( ;・∀・)「あ…え?」
(*゚∀゚)「掃除の時の事ですよ」
( ;・∀・)「あ、見てたんですか…」
(*゚∀゚)「えぇ、サボってれば殺ってしまおうかと」
( ;・∀・)(真面目にしてて良かった…)
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:04:22.23 ID:ph6GSSns0
(*゚∀゚)「まぁ、怪我が治ってすぐ働いたんで疲れたでしょう?」
(*゚∀゚)「今日はゆっくり休んで、また明日もお願いします」
(*゚∀゚)「それじゃあ…」
そう告げると部屋から出て障子を閉める。
そして、部屋から遠ざかっていく足音。
( ;・∀・)「結構命の危険にさらされてたんだな…」
文がいなくなりポツリと言葉をこぼす。
今日一日で文と言う人間…いや、妖怪像が分かった気がした。
( ;・∀・)「……」
また、これからの事を考える。
しかし、いくら考えようが答えは出ない。
モララーは自然と考えるのを止めていた。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:05:43.70 ID:ph6GSSns0
今日は長い一日だった。今更のようにそう思う。
明日もまた、幻想郷で生活をする。
いつ帰れるのかすら分からない。
もしかすると、死ぬまでここでの生活になるかも知れない。
それはそれでも良いかも知れない。
向こうに帰っても、待ってるのは退屈な日常。
その退屈を壊す物がここにある。
その退屈を壊す面白い人達がここにいる。
未知の体験。
有り得ない世界が確かにここに”在る”
今日と言う一日で学んだことがある。
こっちでの生活も思った以上に愉しいという事。
そして、
( ・∀・)(妖怪も優しいんだな…)
モララーはそっと目を閉じる。
明日もまた、愉しい日であるようにと願いながら────
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:07:00.22 ID:ph6GSSns0
( ・∀・)「朝焼け忘れて 明日を忘れて 続け〜妖怪だけの夜!」
( ・∀・)「〜〜〜〜♪」
( ・∀・)「うし!中の掃除終了!」
今朝は椛と二人での朝食を取った。
文がいない事を問うと、椛曰く、文は博麗神社に行ったとの事。
何しに行ったんだろうか思ったが深くは聞かない事にした。
そして、昨日言われた通りに書庫の掃除を続けるモララー。
( ・∀・)「後は、昨日運び出したのを中にm──」
(*゚∀゚)「おぉー、手際が良いですねぇ」
( ;・∀・)「ぬはぁ!」
またも突然の登場に驚くモララー。
そして当然の如くそれを無視して話を続ける文。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:08:13.56 ID:ph6GSSns0
(*゚∀゚)「後は中に戻すだけですねぇ」
( ;・∀・)「何時の間に帰ってきたんですか…神社に行ってたんじゃ?」
(*゚∀゚)「天狗の移動速度をなめちゃ行けませんね。幻想郷最速の私ですよ?」
( ;・∀・)「そうですね…」
ちょっと呆れつつも、掃除の話に戻すモララー。
( ;・∀・)「まぁ、掃除の方は後は中に戻すだけですよ」
(*゚∀゚)「じゃあ、手っ取り早く終わらせましょう」
( ;・∀・)「え、手伝ってくれるんですか?」
(*゚∀゚)「えぇ、取材も終わりましたし」
またも予想外の出来事が起きた。
何か企んでるんじゃないだろうかと疑ってしまう。
しかし、一人での作業は大変だ、二人でやるのは確かに嬉しい。
( ;・∀・)「じゃあ、宜しくお願いします」
(*゚∀゚)「天狗の力、とくとご覧あれ」
支援
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:09:28.11 ID:ph6GSSns0
最初の方はちゃんと手伝ってくれていた文だが、徐々に作業スピードが遅くなっていった。
そして挙句には
(*-∀-)「面倒。うざい」
と、作業自体を投げ出してしまった。
( ;・∀・)「えぇー…」
(*-∀-)「やっぱ力仕事は専門外でねぇ…疲れるんですよ」
( ;・∀・)「天狗の力を見せるって…」
(*-∀-)「天狗ですから嘘もつきます」
( ;-∀・)(結局こうなるのか…)
ふぅ…とため息を漏らすモララー。
(*゚∀゚)「そうだ!」
いきなりの大声にビクりとするモララー。
( ;・∀-)「何がどうしたんです…?」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:10:42.91 ID:ph6GSSns0
(*゚∀゚)「こういう時こそ、私の力を使うときですよ」
そう言うなり腰の羽団扇を取り出し、風を起こそうとする。
( ;・∀・)「ちょ!記事が飛んでいきますって!」
慌てて制止しようとするモララー。
しかし、文はそれでも止めようとしない。
風は少しずつ強くなっていく。
(*゚∀゚)「風で運べば早いんですよ」
風で記事や小道具を空へと舞わせる。
そして風を自在に操り、記事、小道具を纏め書庫へと運ぶ。
あっという間に外に積み上げていた記事や小道具は書庫内へと運び終わってしまった。
(*゚∀゚)「ふふーん。どうですか?」
胸を張り、満足そうにする文。
( ;・∀・)「お、恐れ入りましてござる…」
間近で見た文の力。
ただ、凄いとしか言い様が無かった。
( ;・∀・)「最初からそれで掃除すれば…」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:11:57.27 ID:ph6GSSns0
(*゚∀゚)「埃がある状態でやると服に汚れがつくんですよ」
( ;・∀・)「あ、そうですか…」
( ;・∀・)「ん…?」
足元に一本のペンが落ちているのを見つけた。
先ほどの風に乗れなかったのだろうか?
( ;・∀・)「文さん、ペンが1本落ちてましたよ」
(*゚∀゚)「あややや。運び損ねてたんですかねぇ」
ちょっと貸して下さいと言う文にペンを渡す。
手の平にペン先を当てて何かをやっている。
文字が描けるか試しているのだろうか?
(*゚∀゚)「このペン書けないですねぇ…要ります?」
( ;・∀・)「まぁ、下さるんなら貰いますよ。帰る時の記念にもなりますし」
(*゚∀゚)「書けないペンを貰うなんて変り者ですねぇ」
記念品としてペンを頂くモララー。ズボンのポケットにしまっておく事にした。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:13:14.71 ID:ph6GSSns0
色々とあったが結果的には無事掃除が終了した。
まだ、日は高い。日が暮れるまでは時間がある。
(*゚∀゚)「何かやりたい事でもあります?」
( ・∀・)「そうですねー。記事を書く所とか見せて貰えますか?」
(*゚∀゚)「あやややや。それは企業秘密だから駄目」
(*゚∀゚)「変わりに記事の下地でも見せますかねぇ」
〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─〜─
幻想史○年×月▲▲日 □曜日 ( 日刊 )
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| | |!!!!!!!!!!.| || `o |
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支援
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:14:57.09 ID:ph6GSSns0
( ・∀・)「何も書いてないですね…」
(*゚∀゚)「まぁ、これに色々な取材した奴とかを書いて一つの記事にするの」
(*゚∀゚)「意外と大変なのよ、それが」
自身の新聞について語り始める文。
情報を追い求める姿は流石はジャーナリストと言うべきか。
( ・∀・)「取材とか、楽しそうですね」
(*゚∀゚)「実際それが一番大変」
( ・∀・)「新聞…書いてみても良いですか?」
(*゚∀゚)「あややや。難しいですよ?」
( ・∀・)「まぁ、大した奴は書けないですよ。素人ですから」
(*゚∀゚)「書くのは構わないわ。邪魔するのは悪いから椛の所にでも行くわ」
( ・∀・)「分かりましたー」
そう言うと文は背の羽を大きく羽ばたかせて空へと舞う。
(*゚∀゚)「出来たら一応見せてね」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:15:49.12 ID:l+rTgxZd0
しwn
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:16:22.30 ID:ph6GSSns0
あっという間に文は空へと飛んで行った。
ちょっと見えたなどと考えながらも視線は何も書かれていない下地へと向けられる。
( ・∀・)「ふむぅ…」
自身の寝床の部屋へと向かう。
確かペンも机もあそこにあったはずだ。
何を書くか。
( ・∀・)「……」
楽しいような記事。
( ・∀・)「……」
少しずつ頭の中で構想する。
( ・∀・)「……」
所詮は自身の想像での記事。
書くならば、この記事だ。
それからモララーは何かに憑かれたかのように記事作りに集中した。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:17:29.29 ID:Us8SXYQt0
悪かぁないんだからニコニコでやればいいのに
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:17:41.34 ID:ph6GSSns0
( ・∀・)「……」
( ・∀・)「これが限界だな…」
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| | 奉 納 | | | | !!!!! !! |大|| ヽ、ノ |
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.| iiiiiiiiiii |決|| 木ノ丁 .|
‐───────────┘-----.|定|| |ヨ Ei .|
!!!!!!! !!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!|!!!!!!!!!!|!|| | .耳 | |
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iiiiii iiii iiiii | iiiiii iiiiiiiiiiiiii | iiiiiiiiiii iiii iiiiiiiiii ii | lllllllll | 月夜巫女|
iiiiii iiii iiiii | iiiiii iiiiiiiiiiiiii | iiiiiiiiiii iiii iiiiiiiiii ii | lllllllll | PAD長 |
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:18:23.40 ID:MYSlE+tqO
私は幻想郷では常識にとらわれてはいけないというコピーに引かれ
常識にとらわれないためにはどうすればよいのか考えた
常識にとらわれないのだからどんなこともできる
手始めに全裸で神の奥宮にアンゲロ、アンゲロとつぶやきながら飛び込む
カエルをこじ開けミシャグジさまを腰に巻き鉄の輪を頭にかぶる
神が呆然としながら見てくるが常識にとらわれないなので気にしない
神の帽子から目玉をちぎり「ミラクルフルーツ!ミラクルフルーツ!」と絶叫
神は無言で部屋から立ち去る
だがまだ常識にとらわれないには不十分
次は神の湖にムッシュムッシュと叫びながら飛び込む
神は核開発をしている最中だったが常識にとらわれないので無視
御柱の頂点から飛び降りながら
「ライスシャワー!!ライスシャワー!!」と絶叫
神は大泣きで退散
確実に常識にとらわれないに近づく
開脚後転でオーラをまとい九字を刺し首に掛ける
うふふと笑いながら参道に突撃
登場すると赤巫女の天狗霊撃が直撃
私は破裂した
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:19:21.08 ID:ph6GSSns0
(*゚∀゚)「あ、やっぱりここでしたか」
新聞が出来てほっとしたのと同時に文が部屋に来た。
小窓から外を見る、日は既に暮れていた。
( ・∀・)「お帰りなさい」
(*゚∀゚)「あやや、新聞出来た?」
そう言うなり机の新聞を手に取り記事を読む。
( ・∀・)「素人には難しすぎます。それが限界ですね」
(*゚∀゚)「祭りか…まぁ、書いてる事は良いと思う」
(*゚∀゚)「けど記事には当然出来ない。祭なんて当分無いからね」
( ・∀・)「自分の想像で書いた奴ですよ。あったら楽しいだろうなと」
(*゚∀゚)「どうです?大変さが分かりました?」
( ・∀・)「えぇ、だけど書いてて楽しかったですよ」
(*゚∀゚)「時間も良い頃ですしご飯にしましょう」
( ・∀・)「分かりました。すぐ行きます」
(*゚∀゚)(祭…か…)
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:20:06.31 ID:ph6GSSns0
少年・少女食事中…
少年片づけ中…
少女入浴中…
少年入浴中…
少年・少女就寝準備中…
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:21:20.89 ID:ph6GSSns0
寝床へと戻り、昨晩と同様に布団に潜り天井を見つめる。
今日は文の力を間近で見る事が出来た。
あれが妖怪の力。ただの人が立ち向かえる筈も無い。
( -∀・)「……」
まぶたが重くなってきた頃、文が部屋へ入ってきた。
(*゚∀゚)「あややや。もう寝ようとしてたか。申し訳ないね」
( -∀・)「あー…まだ大丈夫です。それで、ご用件は?」
(*゚∀゚)「まぁ、椛と話し合ってきたんだけど」
(*゚∀゚)「昨日と今日の貴方の働きを見て、どうするかを決めたの」
バッと上半身だけを起こし、尋ねるモララー。
( ;・∀・)「それで!どうなったんですか?!」
(*゚∀゚)「そうね、貴方と話してる内に私も楽しかったし、椛も少し貴方の事を認めていた」
(*゚∀゚)「と言う訳で、明日、貴方を人間の里へ連れて行くわ」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:22:33.67 ID:ph6GSSns0
( ;・∀・)「マジすか?」
(*゚∀゚)「何?自力で行きたいの?」
( ;・∀・)「いえ、ソレハムリデス…」
(*゚∀゚)「そう言うことだから、明日の昼ごろ出発ね」
( ・∀・)「ありがとうございます!」
(*゚∀゚)「はいはい。それじゃお休みなさい」
( ・∀・)「お休みなさい!」
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(・∀・ / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 + 人間の里行きが決定しました
〈_} ) | 第二話にご期待ください
/ ! + 。 + + * 第一話「幻想入り」 終
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:23:47.87 ID:ph6GSSns0
登場キャラクター紹介1
( ・∀・)
名前:モララー
種族:人間
能力:不明
呼称:モララー
説明:いきなり幻想入りをしてしまった主人公。
(*゚∀゚)
名前:射命丸 文(しゃめいまる あや)
種族:天狗
能力:風を操る程度の能力
呼称:文(あや)
説明:幻想郷最速の天狗。 文々。(ぶんぶんまる)新聞を書いている。 中の人の一番好きなキャラ。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:25:00.57 ID:ph6GSSns0
登場キャラクター紹介2
(*゚ー゚)
名前:犬走 椛(いぬばしり もみじ)
種族:天狗(白狼天狗)
能力:千里先まで見通す程度の能力
呼称:椛(もみじ)
説明:第二の天狗。文にあんなことやこんなことをされたりする。
J( 'ー`)し
名前:八意永琳(やごころ えいりん)
種族:月人(蓬莱人)
能力:あらゆる薬を作る程度の能力、天才
呼称:えーりん
説明:幻想郷一の薬師。サド。中の人的にもう登場しないキャラ。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:26:13.52 ID:ph6GSSns0
用語説明1
幻想入りとは?
外界の物や者が幻想郷に入る事。
その理由としては、八雲紫(やくも ゆかり)が持ち込んだり、無縁仏の持ち物としてだったりと様々。
未登場につき、八雲紫の紹介は省略。
幻想郷とは?
東方Project作品の舞台となっている土地。
元々は多くの妖怪と、それを退治する事を家業としていた人間が住んでいた辺鄙な土地。
妖怪とは?
妖怪とは、得体の知れない架空の存在である。
日本を代表する三大妖怪は「オニ」「カッパ」「テング」である。
3大最強妖怪
最強の鬼『酒呑童子』
死後、天狗の王とまで呼ばれ金色の天狗になった『崇徳上皇』
様々な国に伝説を残す『白面金毛九尾の狐』
もみじもみもみとは?
犬走椛を愛でる全ての行為。椛への愛の形。
じゃあ寝るね
朝にはこのスレ消えてますように
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:27:09.67 ID:5ClUlwsD0
東方スレじゃなかったら支援したのにな
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:27:26.50 ID:ph6GSSns0
用語説明2
びんぼうみことは?
漢字表記では貧乏巫女。博麗霊夢(はくれいれいむ)の別称。
未登場につき、博麗霊夢の紹介は省略。
スキマとは?
八雲紫の能力の別称。
空間の境界を操って裂け目を作ることで、離れた場所同士をつなげてしまう事が出来る(通称スキマ)
少年/少女○○中……とは?
「Now Loading...」の事。ゲームのロード中に表示されるあれ。
妖怪の山とは?
数多くの、様々な妖怪が住んでいるところ。幻想郷で山と言えば妖怪の山。
天狗、河童が主に生活しており、過去には鬼がいた。
侵入者は許さず排除しにかかる危ないところである。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:27:46.33 ID:l+rTgxZd0
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:28:39.03 ID:ph6GSSns0
用語説明3
人間の里とは?
人間の里とは、幻想郷に在る中で最も多くの人間が住む場所。
妖怪の間では人間の里は襲ってはいけないという暗黙のルールが存在する。
この里は他の場所と比べて安全だと言える。
外界人とは?
幻想郷の外から来た人間。
天狗とは?
昔から幻想郷に住んでおり、現在は天狗が妖怪の山で社会を築いている。
里の人間からは神として崇められることもある。
月人とは?
月に結界を張って暮らす民。「高貴な民」と自称している。
文々。(ぶんぶんまる)新聞とは?
射命丸文が発行する新聞のこと。発行は多くて月に5回程度である。
号外はしょっちゅう出る。この号外は購読していない人にも配られる。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:29:51.78 ID:ph6GSSns0
作品内で使用した曲1
曲名:最速最高シャッターガール
Vo:ビートまりお
原曲:風神少女/東方文花帖
サークル:COOL&CREATE
曲名:EX妖魔疾走【百鬼夜行の大行進】
Vo:秀三
原曲:妖魔夜行 / 東方紅魔郷
サークル:石鹸屋
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:31:04.26 ID:ph6GSSns0
以上で投下終了です。
質問等あればどうぞ。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:34:14.83 ID:l+rTgxZd0
なんで東方のミニAAの顔コピペしてやらんかったの?
改悪するかね?
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:35:13.05 ID:HbImFu9d0
乙っしたー
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:36:33.22 ID:ph6GSSns0
>>70 最初やってみたんだけど誰が誰かわかり難い感じがした。
だから分かりやすくブーン系のAAで全部やってみたんだ…。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:39:25.97 ID:HbImFu9d0
モララーがハヤテの声で再生される…
ブーン系小説でやる意味がない
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:40:58.94 ID:HbImFu9d0
みんな厳しいな
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:41:00.34 ID:l+rTgxZd0
やる夫系のがいいんじゃん?
まあ小説書きたいならそれでいいかもしれんけど
乙です
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:44:21.23 ID:F+QKrfrYO
結構おもろかったがなー
まあ乙
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:46:33.24 ID:ph6GSSns0
AA使って書くの苦手なんでこっちの方がやりやすかった
絵が描ければニコニコでやってるし、ブーン系でやってみたかったんだ
次回はいつになるか分からないです。
今月中には2話が投下出来るように頑張って見ます。
支援など、ありがとうございました。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/15(日) 01:49:48.40 ID:1AM/8rlaO
面白かった
乙
>>75 ・ちょっと流行ると二番、三番煎じがすぐ出やすい
(オリキャラを放り込むだけなのである意味設定面では楽なのかもしれない。本気でストーリー作ると大変そうだけど)
・下手すると僕の作ったオリキャラが東方キャラにモテモテ(笑)みたいになりかねない
この辺の懸念があるのかも