1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
「いーは、それを怖いと感じますか」
「……もしも、それが本当の事だったとしたら――間違い無く地獄だね」
ぼくは答える。
「でも、いーとボクは違う。そう感じる意味が違う」彼女は迷う事も無く、こう断言した
これは、ぼくと彼女が交わした、一つの会話の欠片。
「ボクはね、死ぬ事は怖く無いのですよ。だけど、いーの事が怖い」少しだけ躊躇いながら。
「――ねえ、いー。いーはどうして生きているのですか?」
彼女はさらりとぼくに言った。そう言うのが当たり前のように。
ぼくにそう聞くのが、まるで運命だというように。まるで例外だというように。
その小さな瞳で、ぼくの表情を見つめた。
まるで、見透かすように。
まるで、探るように。
まるで、弾劾するように。
まるで、断罪するように。
そして、言葉を模索し、躊躇いながら。
「いーは……どうして、生きていられるのですか?」
ぼくの答えを聞かずに、彼女は続けた。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 21:51:24.79 ID:VckkqPjE0
「たとえば、沙都子は……」彼女は眠っている沙都子ちゃんへ目をやり。
「沙都子は本当に、本当にいい子です。だけど、とても、とても可哀そうな子です」
「……多分そうなんだろうね。きみがそう言えるのなら」ぼくは言った。
彼女がその事実を認めているのは、とても悲しい事だ。
だけど、ぼくが言える事はこれだけだった。
何かを言えたとしても、それは誰に為にもならない。
ぼくの為にも、沙都子ちゃんの為にも。
「優しい兄が消えても。たとえ意地悪な叔父に苛められようとも。沙都子は、必死で生きています。ボクも――」
数瞬の間。彼女はくす、と笑った。だけど目だけは、とても悲しそうにぼくを見つめる。
それは、とてもちぐはぐな表情。
意味や、理由を抱え込み、なおかつそれを無視する徹底した諦めの表情。
「――ボクもそういうふうに生きたかった。たとえ、後悔しか残らなくても。
苦しみしか残らなくても……ボクは、そう生きたかった」
どうしようもない告白に、
どうにもならない途絶の、認めないための過去系の言葉に。
ぼくは何も言わない。このぼくに、何かが言えるはずはない。
「いー。お願いがあります」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 21:53:03.43 ID:VckkqPjE0
彼女は顔を上げ、ぼくの目を真っ直ぐに見つめて。
精一杯作った笑みの表情で。
ぼくに願った。
ぼくは、後に続くその言葉を知っている。
いつか誰かに、違う言葉で聞いた事があるから。
だけど、理解できない。
だから、理解できない。
けれど……故に理解できる。
それは、終わらない終わり。終われない終わり。――繰り返す終わり。
彼女はいくらか間を置いて。
「キミにお願いがあります――」
それは、欠陥製品の戯言でも、人間失格の傑作でもなく。
ただただ純粋で、どうしようもないほど腐敗して、狂って、歪んだ、悲しい、永久という牢獄に捕らわれた永劫の願いだった。
「――ボクを……殺してください」
と。壊れた願いを、ぼくは、彼女に乞われた。
だから――ぼくは――。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 21:54:39.33 ID:VckkqPjE0
これは彼女達の物語。
進み、止まり、戻る。
そしてまた進まされ、止められ、戻る。永久の螺旋階段での。
たとえ、百回以上試してみても、終わらない、終われない、児戯としても不可解すぎる遊び。
これはすでに、戯言遣いの物語では無かった。戯言にすらならない。
永遠に続く欠片。
永劫に続けさせられる、惰性のみで生かされている結果。
いや、生かされているというのは違う。
ただ、続いているというだけだ。
人としての役割など何一つ果たさない諦めの、行き止まりの、一方通行の物語。
だが、それ故に戯言である矛盾。
彼女にとっての全ては、欠片を構成する材質。歯車の一つ。
それは、誰であっても同じ枠組みであり。
誰に対しても、たとえ自分に対しても、一切の思惟も、遠慮も無く、等しく同一であり、
それらの世界は傷だらけの、いや、傷を付け過ぎた欠片だった。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 21:55:01.84 ID:vWhxB6iEO
俺がこのスレを開こうが開くまいが―――――――そんな事はどちらでもいいことだ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 21:55:54.12 ID:VckkqPjE0
それ故に、傷痕。それも、致命的な疵。
純粋であるが故に、名前を捨てた彼女も。
互いが愛した、故に互いの血を呪う双子も。
救いを望むが故に、救いに望めない少女も。
死んで、死ななくて、延々と終わらない彼女は、永遠に終わらない。
だから傷を消す為に、未だ治らずに生々しい傷口の上から絶えずに傷を付け続けた。
だけど、ぼくには分からない。その行為にどれほどの覚悟や意志があったとしても。
ぼくには、解らない。
だから、
ぼくは――きみに――。
ここで書き溜めが終わる事を、この
>>1はあらかじめ予測していました
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 21:56:45.24 ID:/NmlwkAD0
3・4行に分けて間空けて読みやすくすれば惨劇は回避できた
さあ書き溜めを始めようか
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 21:59:16.76 ID:EGuty5RGO
ぎゃははっ!おにーさん支援してやるよ
>>1「まあいいや。とりあえず二、三書き込んでから考えよう」
雛見沢に釣られた俺が参上!!
いーちゃんって誰?
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:01:37.80 ID:mK2ULMxD0
西尾スレから来ました
期待
14 :
あるてお ◆wcwqkkg/XI :2009/03/09(月) 22:03:21.33 ID:7ebwL6uGO
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:03:38.66 ID:Wzv68KQY0
これは西尾以外の何かそれ以上ではないけど
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:04:12.52 ID:3etRDSVu0
いーちゃんの本名を知った者から鬼隠しに合います
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:06:17.24 ID:VckkqPjE0
一日目
某月某日の某県。いや、別に某にする意味など何も無いんだれけど、天気はあいにくの雨。
とりあえずのところ、ぼくはバスに乗りいくつか山を越え、舗装すらされていない田舎道に揺られていた。
「……雛見沢ですか」ぼくはひっそりと呟く。
なんともまあ、辺鄙なところに来たものだ。
というか――いくらなんでも辺鄙すぎじゃないか?
現代の日本でここまで何も無いなんて、そうそうないとも思うんだけど。
まるで、昭和で時が止まったとでもいうような。進化を止めたような、文明の流入を拒否したような。
携帯を見てみる。当然の事ながら、電波は一本も立っていない。つまりは圏外の印を液晶に映し出していた。
頻繁に携帯を使うわけじゃないけど、少しだけ淋しいなんていうのは真っ赤な嘘であり、戯言にもならない戯言だ。
結局、つまりはどっちなのだろうな、などという事は全くなく。ここに来た理由くらい、ぶっちゃけどうでもいい話である。
(駄目な部分を)殺して
(大体2〜3行に)解して
(更に見やすく)並べて
(少し改行して)揃えて
(他板他スレに)晒してやんよ。
姫「ししょー。書き溜めがないなんてししょーなりの饒舌なんですよね?」
いー「饒舌?姫ちゃんそれを言うなら冗談だよ、ちなみに
>>1が書き溜めてないのは本当だよ」
しばらく西尾読んでないから感じが掴めないw
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:12:10.53 ID:S8Xj2any0
まさかVIPでこんなものを発見するとは…。
いや、俺は発見することをあらかじめ予測していました。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:18:37.61 ID:VckkqPjE0
……ここに来た理由はどうでもいい話でもないんだけれども、
ただ単純に、頼まれたというだけ。それもとんでもなく断り辛い人に。
断れるはずもなかった、とでもいうべきだろうか、
断れる理由も、断る勇気も、単純にぼくには無かったというだけか。
でも、やっぱり仕事の内容がなぁ……。
それよりも、だ。バスに乗った瞬間から無視し続けていた問題を、そろそろ解決しなければならない。
ぼくはちらり、とバスの後方を見る――やはり、いやがる。
意志とは無関係に溜息が出てくる。
ぼくは諦めて、バスの最後尾の座席を一人で占領している、白衣の女性に声をかけた。
「……春日井さん、あんたなんでここに居るんですか?」
彼女の名は、春日井春日。
動物生理学、動物心理学を専門とする動物学者。生物学者の権威であり、とんでもない自由人であり、天才であり、変人である。
確か、この人は人類最高の脳髄を持つ集団《七愚人》に選ばれそうになったけれど、性格のせいで落とされたという、割とどうしようもない人。
そして彼女は滅茶苦茶作り物っぽい笑顔を作り、ぼくに微笑んだ。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:25:15.70 ID:vWhxB6iEO
春日井さんが出るとは……
これは支援せざるを得ない
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:25:58.41 ID:VckkqPjE0
「やっと気付いてくれたね。わたしはいっきーが大変だと聞いたのでここにいます」
相も変わらずに、酷く抑揚がない喋り方だった。
「……誰にぼくが大変だと聞いたのですか」
「わたしはいっきーが大変に困ると聞いてここに来ました」そっちの大変ですか。
「ちなみに後者の質問の答えは――勘?」ぼくに聞くな。
「いや、もういいです。ところでいつからこのバスに乗っていたんですか?」
「うん? 確かこの周回で四周になるかな」
ちなみに今は昼、確かこの路線は過疎線。つまりは。
「あんた朝から今まで、ずっとバスに乗ってたのかよ?」
なんというかずいぶんシュールな光景。
「まあそういうことになるかな。つまりわたしはいっきーが大変困るのを見学にきました」
「つまりで要約されてないです」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:32:53.77 ID:vWhxB6iEO
支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:36:49.59 ID:TF4fLnvS0
その戯言をブチ殺す
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:37:38.91 ID:VckkqPjE0
「実はわたしは雛見沢にある研究機関にお呼ばれしているんだよ」
「え? こんな所に研究機関なんてあるんですか?」
とは言ったものの、重要な研究機関などは人があまり居ない所に建てた方がいいに決まっている。
春日井さんがいた斜道卿壱朗研究施設もそうだったな。
そういえば、よく覚えていないけど、友のやつもそんな事を言っていた気がする……。
「あるらしいのです。ついでにきみもここに来ると小耳に挟んだので運命的な出合い方を選んでみたんだよ。どうかな? ときめいた?」
「全然、全く、これっぽっちもときめきません」
つまり、この人は、ただの演出で朝からバスに乗ってたのかよ……
運転手さんはバスから降りない人を見てどう思ったんだろう?
なんというか、それはあまりにも馬鹿馬鹿しくて、実に春日井さんらしい行動。
「たしか玖渚機関とか四神一鏡とかそんな所からの依頼だったような」
「……へぇ」とぼくは曖昧に頷く。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:41:11.24 ID:EGuty5RGO
支援
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:43:17.03 ID:DhxXVY2GO
VIPで戯言スレに出会えるなんて嬉しい
支援するしかない
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:46:26.03 ID:VckkqPjE0
まぁ、日本の研究機関の九割九分が玖渚機関か四神一鏡の傘下だし。当然と言えば当然の結果な訳だよな。
納得。頷いていると春日井さんはぼくの顔を覗き込み。
「それでいっきーは何しに来たの?」と言う。ああ、そこのところは知らないんだな。
ぼくは割と正直に、ここに来た由来を話す。
「自分探しの旅です」
「ほう」
「……頑張った自分へのご褒美です」
「ほうほう」
「…………ええと、自分らしさのアピールをしようと思いまして」
「ええと。話を要約すると。哀川潤の依頼なわけだね」
あう。
「ええ、まあ、そういう事になりますね」
戯言遣いこの旅初の、完全なる敗北であった。
「どういう仕事なの? お姉さんに教えてよ」
まあ、哀川さんの依頼って事は予想できるか。でもさ。……さすがに本当の事は、言えないよな。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:50:40.68 ID:9g9haQx40
これは期待
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:53:22.07 ID:VckkqPjE0
「はあ、実はですね」
――――以下回想。
『よういーたん。いま暇?』
『え? 姫ちゃんの勉強を見てあげるくらいですかね』
『うん。じゃあ暇だな。そんな暇ないーたんに朗報だ』
『……はい』
『実はさ、アルバイトを頼みたいんだ』
『アルバイト……ですか?』
『ああ。ちょっとさ、雛見沢ってところに行って欲しいんだよね』
『雛見沢……ですか。ちょっと聞いたことはありませんね』
『ただのド田舎らしいよ。そこで古手梨花ってガキのとこで、祭りの手伝いをしてほしいんだとさ』
『祭り……つまりテキ屋をやるんですか?』
『らしーぜ。沙咲いるだろ? 佐々沙咲。あいつの知り合いの依頼らしいんだ。あたしもテキ屋やりたかったんだけどさ、今月は仕事が結構忙しいんだよね』
『警察関係からテキ屋の依頼って、なにかおかしくないですか?』
『面白そうじゃん。うさんくさくて』
『……さいですか』
『で、どうする? やる? やらない?』
『少し考えさせてください』
『よし、じゃあ決定だな。じゃあねー』
――回想終了。
とまあ、こんな感じで、ぼくは雛見沢に向かっている経緯を、嘘偽り混ぜて春日井さんに説明するのであった。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:54:11.70 ID:2/i28fAzO
戯言も化物語も大好きなんだよ。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 22:55:19.40 ID:TRM8KftH0
わわっ、いっくんが雛見沢に来てるよっ!
《次回から番組の放送時刻が変わります、ただし裏番組も一緒に》みたいなっ!
支援というのも、たまには、悪くない。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:02:56.02 ID:VckkqPjE0
「ふうん。でもさ。いくらいっきーが童顔だからって子供たちに混ざって遊ぶのはいささか無理があるんじゃない? なんとなく危なそうだし」
「ええ、ぼくも少々無理があると思うんですけど……って知ってんのかよ!」
「いや。適当に言っただけだけど」そう言いながら春日井さんは、辺りを見て
「そろそろ雛見沢のバス停に着くね」と言った。そういえば四週目だもんなこの人。
そして、ぼくとしても、あまり突っ込まれたくないので話を変えてみる。
少しだけ気になる事もあるしね。
「ところで、春日井さん。ちょっとだけ気になる事があるんですけど」
「ん?」
「雛見沢の研究機関では、いったい何を研究しているんですか?」
普通は答えてくれるはずもないけど、一応聞いておく。春日井さんだったら教えてくれるかもしれないし。
「さすがにそれは教えられないな」
「ですよね」往々にしてそういうのは秘匿だしな。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:07:10.99 ID:T+hW8mis0
僕様ちゃんが華麗に支援
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:13:48.77 ID:VckkqPjE0
「いや教えてもいいよ。けど一つ条件がある」
「ほう。聞きましょう」
「お姉さんはいやらしいことがしたくなりました。それもバスの中で」
「一人でやってください」
そうこうしている内に、バスは雛見沢に着いた。
外は相も変わらずに、雨だった。
バスを降り。ぼくと春日井さんは、ぼろっちいバスの停留所に居た。
「すごい雨ですね」
「そうだね。ところでいっきーわたしは傘を持っていません」
「そうですか、それは大変ですね。――なんでそんな目でぼくを見るんですか?」
「傘を貸して」
「いやです」
「なんで?」
「ぼくが濡れるじゃないですか。ぼくは雨に濡れるのを医者に硬く止められているのですよ。
だいたいですね、なんでぼくがあなたに傘を貸さなきゃいけないんですか?」
俺がこのスレを支援しようがしまいが―――――――そんな事はどちらでもいいことだ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:21:22.98 ID:VckkqPjE0
「わたしは今現在無職です」
ぐ。
「わたしは今現在誰かの所為で無職になりました」
ぐぅぅ。
「これをどうぞ。戯言遣いには傘など必要ありません」と、ぼくは傘を差し出した。
「ありがと。初任給が出たら下の町にあるメイド喫茶をおごってあげよう」
初任給というさりげないいやがらせを忘れない春日井さん。
いや、それよりも、だ。
「下の町にメイド喫茶なんてあるんですか?」ぼくの気の無い返事。
「興味ないの? メイドマニアのくせに?」
「ないです」即答。
「だいたいですね、それは誤解ですよ。一体全体なんですかメイドマニアって? どこのどいつがぼくの事をそんなふうに表しているのかは分かりませんがね、
誤解ですよ、誤解。全く理解できませんよね、そういうふうに嘘ばっかり言う人間をいまだかつてぼくは知りませんよ」
「ああ……そう」引き気味の春日井さん。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:29:00.99 ID:whk24iQ90
おいおい・・・
寝る前にとんでもないスレ見つけちまったじゃないか
明日の朝まで保守任せたぜ
>>1 後で楽しみに読ませてもらうからがんばってくれ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:30:33.04 ID:VckkqPjE0
補足しておくと、ぼくはメイド服が好きなわけではない。
メイドという職業、存在を尊敬しているだけだ。
メイド喫茶のように、服装だけをなぞったところで、それらは模造品、代替品としか言えない。
つまりのところ、結局は心がけの問題であり、服装などは些細な問題でしかない。
したがってひかりさんは、それらの全てを備えた至高の存在であるという事は、紛れもない事実ではあるが。
だからといってぼく個人としては、それらを認めるのをやぶさかではないということではあるようなないような……
…………。
うん、戯言だよね?
「うん。傘も手に入れた事だしそろそろ行こうかな」棒読みだった。
春日井さんはそう言って傘を開き、雨の降る中に降り立った。
「じゃあ、また。縁があれば」縁があれば。……誰の言葉だっけ?
春日井さんは、ぼくの別れの言葉に「うん。縁があれば」と言い歩きだした。
そうして少し進み。そして、振り返り、呟いた。
「――いっきー。きみすこし気をつけた方がいい」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:38:38.30 ID:EGuty5RGO
なのはスレ見てんじゃねーよw
支援
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:44:10.90 ID:VckkqPjE0
「え? ……どういうことです?」
ぼくの問いに答えず、春日井さんはゆっくり歩いて行く。
「―――――」何かを呟いた気がする。だけど雨音に消されて、春日井さんの声は聞こえなかった。
実に意味ありげ。気にはなる、でも意味はないのかもしれない。だって春日井さんだし。
ぼくは雨が少し治まる事を期待して、停留所の椅子に腰かけた。
「すぐは止みそうにないな……少し、待ちますか」
待つのは嫌じゃない。
さて、それじゃあ少し、雛見沢という村について考えてみよう。
ここに来る前に調べられたことは、あまりにも少しでしかないが。
鹿骨市の一部をなす人里離れた寒村。古くは(鬼ヶ淵村)と呼ばれた。
由来は――確か、鬼がどうとかこうとかみたいな、特に抽出すべきような点はない。
そして明治に雛見沢に改名。そしてほどほに最近、、ダムの建設計画が持ち上がった。
だが建設は、完膚なきまでに停滞、頓挫することになる。
住民たちの反対運動。当時の建設大臣子息の誘拐事件。
そして、バラバラ殺人事件で。
>>42 気にすんなww
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:47:44.93 ID:S8Xj2any0
たまには保守するのも、悪くない。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:54:25.99 ID:M7maw9y80
君の瞳に困憊☆
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:55:01.87 ID:jfKQMw5aO
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 23:58:25.52 ID:VckkqPjE0
五月に京都で起こった連続猟奇殺人のように、急すぎる物ではないが。
いや、その事件の犯人であるところの零崎人識自体は急いでいた、などとは全くもって思っていないだろうけど。
ほんの数週間程度で十二人を解体したのは、普通の観点から考えたら早いペースだろう。
だがこの雛見沢で起こった事件は違う、いや、事件と表してもいいのだろうか?
それは瞬間的では無く、酷く継続的に、一年に一回の祭りの日に、一人は死んで、一人が行方不明になる祭り。
その事件自体インターネット界やその類の世界ではいわゆる――たたりと言われている。
なにを馬鹿な。と、一笑に付すことは出来るだろうが、事実(ぼくだって馬鹿らしいと思うが)信じている人がそれなりにいるというのは確かである。
そして、その祭りの後日に、何かが起きると考えるのは安直ではないだろう。
哀川さんも言っていたが、胡散臭いなんてもんじゃない。
なんていうか――作為的にすら感じられる。
場末のショートストーリーですら使われないような話だ。
もしもここに、名探偵や大泥棒、はたまた殺人鬼、もしくは人類最強の請負人などが来ていたら話は別なのだが、
ここにいるのは一介の、役にもなれない戯言遣いが一人だけ。
支援嬉しいんだぜww
てsてs
>>1よう、ロリコン。なに?出会い頭にそりゃないって?おかしいな俺の田舎じゃ支援にロリコンなんて普通なんだけどな。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:04:42.10 ID:NL+0wX6BO
それでは、支援を、始めよう。
普通にうめえ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:06:02.58 ID:da//fBJoO
試練します。失礼、噛みました
>>1のスレにときめいてもらうでござる
「支援開始!」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:09:09.06 ID:rcS2LgZr0
もちろんそれらの事件は、事件が起こっていれば、という机上の空論の可能性もある。
行方不明も殺人も全てが重なったのは偶然、ただの運命。
運命――ね。
まあ、結局のところ、ぼくはここに来た。こんなに胡散臭い話、断れることも出来たんだろうけど。
依頼者の写真を見て、少しだけ興味が湧いた。
古手梨花、この子の雰囲気。これは――
「いや、戯言だよな」
ぼくは呟き――――。
――ん?
ふと、視線を感じ、道を見てみると。
少しだけ背が高めの女の子が、ぼくをじっと見つめていた。
そしてふいに「――し……くん?」と、信じられないとでもいったような口調でぼくに言った。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:15:09.99 ID:RvH2aOt0O
長そうだな
まぁ、戯言が読めるなら支援するぜ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:15:10.44 ID:IXvF0nWPO
こ、これは支援じゃなくてただのIDテストなんだからね!
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:16:32.19 ID:NP0kff3F0
ああ、いーちゃんは誰にでも似てるって設定だったっけ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:18:55.11 ID:iVJoqfEKO BE:1391985757-DIA(124500)
支援
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:19:09.61 ID:aPDf81Uo0
戯言なつかしいな。支援
明日早いからもう寝るから支援かも
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:23:46.39 ID:rcS2LgZr0
「え? えっ、と……あなた誰です?」
ぼくの顔をを見たまま停止していた女の子に、ぼくは問うた。
肩より少し長く伸ばした緑の黒髪。服装はいたって普通。
雰囲気自体は大人っぽくはあるが、顔の造り自体は幼い。高校生だろうか?
対人記憶能力の弱いぼくとしては自信はあまり無いのだけれど、多分初対面だと思う。
「あっ、ごめんなさい! 知りあいに似ていたので驚いちゃいました」彼女は、はっとしたようにぼくに謝罪し。
「えーと、観光かなにかで来た人ですか?」とぼくに聞いた。
「まあそんなとこかな」とりあえず同意しておく。そういえば一応現地の人だったら分かるかな。
「あの、古手神社って何処にあるか分かります?」
僕の問いに彼女は迷うことなく、身ぶり手ぶりを駆使し、筆舌に尽くしがたい方法でぼくに神社への道を教えたのであった。
「と、まあこんな感じです。分かりましたか?」と、満面の笑顔。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:25:28.58 ID:WT94fNyO0
【レス抽出】
対象スレ: いーちゃん「はぁ……雛見沢、ですか」
キーワード: 潤
抽出レス数:1
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:27:21.29 ID:E/2VFDefO
井伊の小僧が雛見沢いりとな
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:29:50.03 ID:6kr+SWiKO
くっくっく
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:31:11.23 ID:A9mj56jo0
皆西尾好きだなぁ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:32:40.20 ID:6kr+SWiKO
実は俺、人間シリーズしか読んでないんだ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:34:54.05 ID:Xtunso4T0
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:35:05.51 ID:rcS2LgZr0
「……ああ、うん、良く分かったよ。ありがとう、えっと……」
「詩音です、私は園崎詩音です。貴方は?」園崎? 聞いた事があるような……
「ありがとう詩音ちゃん。あと、ぼくは今まで他人に本名を教えた事が一度しかないのを誇りに思ってる人間なんだ」
「……?」何となくこの子を相手にしていると調子が狂う。
「《いーたん》でも《いっくん》でも《いーちゃん》でも、好きなように呼んでくれ」
「んー。……それじゃ、いーちゃんで」
〜〜〜〜
通りをずっと歩いていると、少しだけ開けた場所に出る。
辺りを見渡すと、うず高く積まれたスクラップと廃棄物の山が見えた。
「――さて」ここなら他の人間はいないだろうか。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:37:53.50 ID:f25mp2QHO
支援
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:39:07.24 ID:6kr+SWiKO
狐さん出してね
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:40:30.83 ID:Xtunso4T0
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:42:14.17 ID:ASRZO/w30
人間シリーズに狐さん出てこなかったっけ?
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:45:03.99 ID:OyxHfH7VO
うにー
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:46:08.90 ID:Xtunso4T0
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:47:10.68 ID:3d5zPXVGO
試験に出てくるね
こういうのってまとめサイトとか作られるのかな?
よくわからないけど支援
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:47:50.58 ID:DAhUByql0
アケチ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:49:07.18 ID:7DT/d4dV0
戯言懐かしいな…
にしても
>>1うまいなww
すごく西尾維新っぽい
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:51:28.09 ID:4pzW/u3sO
すごいうまいけどやっぱSSで西尾は厳しいか
こんだけ展開遅いのに所々端折らざるをえないもんなぁ
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:51:48.61 ID:rcS2LgZr0
そろそろ目的地だった神社をわざと通り越してまで、気になった事を確認しようか。
背中に感じていた視線。バス停で詩音ちゃんと話していた時から、今も遠くから見つめられているような、観察されているような。
「そろそろ出てきてくれませんかね?」ぼくは背後の森に、今も感じている視線の主に声を掛けた。
少しだけ待っていると。
「おや、気付いてたのかい? あとで後ろから『ここではね、昔バラバラ殺人があったんだよ』と、お決まりの挨拶をしたかったんだけどなぁ」
言いながら木の陰から出てきて、ぼくに向い、眼鏡の奥からにこやかな視線を送ってきた。
身長はぼくよりも高い。筋骨隆々で鍛え上げられた印象があり、タンクトップからは鍛えられた腕が惜しげもなく披露されている。
「人に見られているのが嫌いなだけですよ。それにしても、こっそりと人の後ろを尾行するのは、あまり良い趣味だとは思いませんけどね」
そしてぼくの皮肉にも、彼は怯まずに。
「いやいや、これはすまない」と人懐っこそうな笑みで答える。「じゃあ、さっそくだけど先程の質問に答えようか。まずは、名前だね。
僕は富竹ジロウ、フリーのカメラマンさ――と言いたい所なんだけど、陸上自衛隊調査部所属、富竹二尉だよ」
緑の黒髪=艶のある黒髪。分かりにくくてすまんね
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:51:58.11 ID:oFKpB3We0
戯言読みたくなってきた
結局いーちゃんの名前って確定してないんだよな
散々考え込んでた俺がバカみたいだ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:55:36.60 ID:NP0kff3F0
ちょwwwwwww時報wwwwwなんで正体バらしてるのwwwwwww
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:55:57.88 ID:UbyngjWIO
>>80 俺も俺も!
西尾でひぐらしって新鮮だなぁ。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:57:32.17 ID:TfjNPY9cO
支援
崩子ちゃんが出てくるまで支援してやんよ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 00:59:13.98 ID:szkcNeg40
うふふ。こんなかわいいスレは保守しないとね。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:03:09.20 ID:Xtunso4T0
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:03:13.72 ID:da//fBJoO
――ぼくは支援になってやる
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:07:30.18 ID:uMBHVBG3O
見つける
↓
読む
↓
戯言を読みたくなる
↓
書きたくなる ←いまここ
きみは『合格』だ――圧倒的に正しい
まさしく『維新』そのものだ
その正しさを胸に抱いたまま 私に支援されて書け
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:07:40.52 ID:oFKpB3We0
支援するです
それでは友愛と息災と支援を。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:10:53.02 ID:B/qV/PsGO
支援を始めるのも、悪くない
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:11:30.50 ID:NP0kff3F0
崩子ちゃんとセックスしたい
>>74 あやまることないよ。
ちゃんとは読んでないけど一応目は通してあるってくらいだから
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:11:53.85 ID:rcS2LgZr0
確かに気配の消し方が普通の人間とは違ったけど、……まさか陸自とはね。
「へえ……陸上自衛隊の人ですか。研究もそうなんですか?」
「いや、研究を国が管理しているだけさ。……あまり驚かないんだね?」
「いや、十分驚いてますよ。ただ、少し感情表現が苦手なんですよ。……それで、何故ぼくに正体を明かしたんですか?」
「失礼なんだけどね、君の事を少々調べさせてもらったんだよ」富竹さんは続ける。
「――面白い経歴だね。いや、面白いと言っては失礼なのかな? ER3プログラムを中退後、日本に帰国。
まあ、中退といっても僕ごとき一般人じゃ計り知れない事だよね。それにそこに残した成果も驚くべき事だよ」
「その成果ってのは、多分勘違いですよ。ぼくは単純についていけなくなって日本に帰ってきただけですよ」
「そして、日本に帰って来てからも殺人事件を解決。それとあの恐るべき殺人鬼騒動を解決したそうだね。そして不確定だけど、澄百合学園の件もかな?」
よく調べてやがる。致命的な所は玖渚がいいように改竄してくれている筈だけど。
「一応言っておきますけど、後半の二つはぼくじゃありませんよ」
「ああ、それも知っているよ。……だからこそ僕は君に正体を現したんだ。君は確かに恐ろしい奴だ、もちろん玖渚のお嬢さんの事も含めてね。
だけどね、それ以上に恐ろしい者が君の後ろにいる、見過ごせないほどに恐ろしい者が。君がここに来たきっかけ――」
ここで富竹さんは初めて、浮かべていた笑みを消し。
「――哀川潤……だね?」とぼくに聞く。
出遅れたかッ!!
とりがーはっぴーえんどに言葉攻めされたい
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:17:04.19 ID:da//fBJoO
富竹が賢そうに見えるww
あれれっ、もうこんな時間だよっ?
《就寝前の最終支援、ただし次に見られるのは明日の夜中》みたいなっ!
残っててくれorz
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:22:58.02 ID:rcS2LgZr0
ああ、なるほど。
「つまり必要以上に探られたくないので、あえて情報を僕に渡すって訳ですか?」
「まあ、そういう事だよ。話が速くて助かるね」
「それで、国がそこまでしてまで守りたい研究って何なんですか?」
「D・L・L・R症候群――」
それは自分や他人を傷つけずにはいられない、殺さずにはいられない、自動症の最高級。とにかく埒外に最悪で、問題外に性質の悪い、とびっきりに凶悪な精神病。
でもそれは存在が疑わしいほど稀で、発症の可能性が低い筈だ。……もしかしたら零崎の奴もそうなのかもしれないな。
でもサンプル事態が少ない筈なのに、そんな研究なんて出来るのか?
だけど富竹さんは言う。
「それも――」研究、それ自体を恐れるように。
「――ウイルス性の、ね」と。
風呂入ってくる
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:24:08.08 ID:OyxHfH7VO
>>98 残ってることを保証しましょう、ディアフレンド
正々堂々手段を選らばず真っ向から支援してご覧にいれます。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:26:28.85 ID:U+BvOZrdO
十全です支援
おやすみ姫ちゃん
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:29:55.85 ID:OyxHfH7VO
ディアフレンドのために支援!
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:30:03.88 ID:IvNPbqhb0
「コラッ!暴れるな!パンツ脱がせにくいだろうが!」
沙都子「ぎゃあああああああああ!!!」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:39:30.70 ID:OyxHfH7VO
僕は何を言われても仕方ない。
だけど、きみが何を言ってもいいわけじゃない。でも書いてくれ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:42:10.46 ID:OyxHfH7VO
>>1にできることが、
>>1にしかできないことであることを、私は支援する。そう支援することは、きっと私にしかできない
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:44:21.21 ID:OyxHfH7VO
俺がこのスレを守り抜いてあげちゃう
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:45:39.37 ID:OyxHfH7VO
こんなことになるとわかっていれば、こんなことにはならなかったのに
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:46:32.83 ID:6kr+SWiKO
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:46:38.64 ID:OyxHfH7VO
生きるために生まれてきた。
死ぬために死ぬのでは、ない。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:47:40.06 ID:OyxHfH7VO
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:49:11.31 ID:4NgcjcmSO
おいついた
明日卒業式なのに…
>>112 まだ夜は長いんだからたくさん書く機会がある
拙者にときめいてもらうでござる。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:50:03.08 ID:OyxHfH7VO
今ザレゴトディクショナル読み返してるwwww
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:51:15.89 ID:rcS2LgZr0
風呂上がった。今から書くからニンギョウでも読みながら待っててくれ
逆さ喋りは白鷺か
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:52:26.52 ID:6kr+SWiKO
待たされるのも、悪くない
まさか戯言×ひぐらしとは
頑張れ
>>117 そう白鷺だ
横書きだから表現しにくいな
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:54:58.51 ID:OyxHfH7VO
子荻ちゃんは俺の嫁
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:55:37.73 ID:7uP/smI3O
VIPで戯事のSSスレ初めて見た
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:55:52.80 ID:4pzW/u3sO
俺は伊織もらうから
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 01:58:14.54 ID:eC8uvzpu0
直接的な性行為は
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:04:02.95 ID:D5RinlDYO
支援しますわ、ご主人様
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:08:13.59 ID:2SjhNCvyO
試験します
失礼、噛みました
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:08:30.52 ID:p/Yqd2tvO
何か戯言すきーには色々たまらんスレだ。
>>1のSSしかりまわりの名言支援しかり。
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:08:43.66 ID:eC8uvzpu0
たまにはこんなスレも悪くない・・・いや
いい!
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:08:55.63 ID:iVJoqfEKO BE:2863512689-DIA(123456)
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:09:28.71 ID:rJk28aoe0
これがジェイルオルタナティブ・・・・・・・・!?
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:11:52.22 ID:4pzW/u3sO
>>128 戯言は好きだが、引用支援は止めてほしいんだぜ
正直つまらんし薄ら寒い
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:11:52.69 ID:2SjhNCvyO
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:21:39.34 ID:1c0MCS+BO
支援を始めるのも、悪くない
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:22:44.32 ID:rcS2LgZr0
■TIPS
暗い部屋に電子音が鳴り響く。携帯電話の世に出し音のようだった。
部屋の主である華奢な青年が、ソファーに胡坐をかいて座っている。
そしてよれよれでだぼだぼのズボンから、携帯電話を取り出し耳に当て操作した。
「ああレンか、俺だっちゃ――」
電話にでるなり痩身の男が素っ頓狂な声をあげた。
「――はあ? D・L・L・R症候群の研究だっちやか?」
それは本来ならありえない事だった。不確定ながらDLLR症候群という神経症は、
一般的にはほとんど認知されておらず、その症例とされる患者はほとんど確認されていない。
――そんなものを研究したってどうしようもないだろう。
数瞬の思考。だが電話の相手は喋る事を止めない。
「そんなもん研究出来る訳ないっちゃ――まあ、こっちでも一応調べておくが。ああ、――じゃあ、切るぞ」
信憑性に欠ける、だが男には一笑に付す事が出来なかった。
無視は出来ない。それは男にとって家族に関わる事になるかもしれないのだから。
男は立ち上げてあるPCに向かい、操作を始める。
「何とも……因果な話っちゃな」
ねむてえ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:22:43.87 ID:U+BvOZrdO
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:24:52.80 ID:Xtunso4T0
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:25:19.63 ID:IXvF0nWPO
大将ktkr
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:30:08.54 ID:UbyngjWIO
支援
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:36:29.37 ID:rJk28aoe0
支援
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:45:06.02 ID:ykLJDvrC0
し
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 02:55:08.16 ID:rJk28aoe0
え
ん
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 03:07:26.38 ID:2SjhNCvyO
支援
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 03:08:08.61 ID:rJk28aoe0
げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら
げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら
げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら
げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら
し
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 03:09:10.64 ID:UbyngjWIO
1もう寝ちゃった…?
あー、子荻ちゃんを調教したい
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 03:17:44.80 ID:rcS2LgZr0
〜〜〜〜
「なんだかなぁ……」
ぼくは古手神社に向かい歩いていた。
その後、富竹さんに簡単に説明を受け、
厳密には雛見沢症候群という、DLLR症候群に酷似した風土病という事を説明された。
その概要は強度の強迫観念に支配され、それによる自傷や殺人衝動などの症状が発症するという。
だが研究の甲斐あって、ある程度ではあるが、症状の緩和は出来たらしい。あくまで緩和らしいが。
それでも――ぼくが考えたってどうにもならないんだよな。
さて、
「そろそろか」
辺りを見渡すと先程通り過ぎた、神社に向かう筈の石段が見えてきた。
段の下には子供用のサイズの小さい自転車が二台並んでいる。
ぼくは石段を登りきり、神社の横にある家を見つけ、チャイムを鳴らそうとすると――。
「あら? あなたはどなたですか?」と、後ろから声を掛けられた。
振り返ると、金髪に近い茶色の髪の毛をした、まだ幼い小学生くらいの女の子が、ぼくをじっと見ていた。
「えっと、……戯言遣いです」
もう戯言も出ない。すまんが寝る
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 03:24:03.92 ID:da//fBJoO
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 03:26:09.89 ID:rJk28aoe0
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 03:29:15.72 ID:rcS2LgZr0
明日の六時から七時くらいかと。落ちてたらまた立てるさ
皆さん支援dクス。ではおやすみ
首吊りで止まってるけど、続き読むかな
Holic買ってみよっと
ほ
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 03:52:45.61 ID:UbyngjWIO
保守
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 04:12:09.43 ID:rJk28aoe0
ほあっ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 04:36:55.03 ID:UbyngjWIO
ほ
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 04:58:36.17 ID:7VFZqCHZO
ほ
ほっほっほ
もっと荒唐の人の出番が欲しかった
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 05:23:08.55 ID:RUlFE2bVO
保守がんばれ〜ノシ
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 05:53:34.89 ID:Qsxih9HcO
VIPで戯言SSを見るとは思わなかった
167 :
あやとり ◆9yoaSt.AYA :2009/03/10(火) 06:00:53.26 ID:CvvKhp5jO
今北
こんなスレあったのか…!
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 06:15:11.66 ID:DAXCkM6YO
これから春日井さんが出るなら保守してやらないでもない
ぷんたのせねえかなぁ
170 :
あやとり ◆9yoaSt.AYA :2009/03/10(火) 06:26:59.42 ID:CvvKhp5jO
追いついた
零崎登場時のドキドキ感は異常
保守
ほ
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 07:16:53.23 ID:rJk28aoe0
だれか明日の昼過ぎまで残しておいてくれないかな・・・・・・・・・・・・・・・・
俺が帰ってくるまでしっかり残しておいてくれよ〜
175 :
あやとり ◆9yoaSt.AYA :2009/03/10(火) 07:53:38.12 ID:CvvKhp5jO
ほす
噛みま支援
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 08:13:04.32 ID:MxbghWdYO
支援
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 08:23:29.14 ID:oryDPi7Q0
戯言は文章が癖ありすぎてまねするのは難しいよな
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 08:25:58.22 ID:YIsW+V91O
地の文はわりかしうまく西尾っぽさを真似てるが、会話文が淡泊すぎるな
もうちょっと無駄なやりとりを増やしたほうが――ぽくなる
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 08:26:07.53 ID:bliZruR3O
また一から読み直したくなってきた
確か今…文庫版で再販してたよな
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 08:46:17.62 ID:ykLJDvrC0
読みたくなるが、時間がなさすぎるな
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 08:50:11.76 ID:mqFhZlZYO
>>181 只今ネコソギラジカル上絶賛発売中。
お買い上げはお近くのTSUTAYAで
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 09:13:21.81 ID:GVfcIDIvO
>>183 ふむ…
引越の際に処分したから買っちゃおうかなーとか思わないでもないとか言っておくか
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 09:48:12.65 ID:JLQP+iZVO
ほす
保守右衛門左衛門
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 10:20:03.14 ID:B/qV/PsGO
上中下隔月発売なんとかしてくれ…
続きが気になって仕方ない
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 10:31:17.99 ID:oPxbrgRg0
ほ
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 10:49:15.68 ID:ykLJDvrC0
し
の
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 11:00:48.86 ID:v+1u5PhCO
ジャンプ読み切りのうろおぼえウロボロスはおもしろかったけど、こないだのは絵が微妙だったな
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 11:03:37.08 ID:TfjNPY9cO
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 11:06:14.82 ID:eC8uvzpu0
めだかはつまらなかった
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 11:08:00.81 ID:TfjNPY9cO
今回だけだぞってヤツか
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 11:28:34.35 ID:ltuHE5t0O
そうあわてるなよ。
まあ、のんびりやろうや。
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 11:33:02.40 ID:ARUV3gCWO
続けてみろよ
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 11:43:39.87 ID:emnjLfeS0
哀川さんまーだー?
切ってバラして並べて保守してやんよ
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 11:57:48.08 ID:hHqp3eJR0
保守して書かせて続けて揃えて晒してやんよ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 12:13:36.00 ID:emnjLfeS0
ざ
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 12:17:06.77 ID:UbyngjWIO
つフレンチクルーラー
保守
堕落三昧
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 12:35:33.57 ID:hHqp3eJR0
まさか、とは思いますけど、あなたたちは
>>1が戻ってくると本当に信じているんですか?
だとしたら――失望しました。
ほしゅ
ホシュ
この時間にこのスレに書き込むことをこの私はあらかじめ予測していました
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 13:10:38.16 ID:wsE8ywUtO
保守するのも悪くない
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 13:32:21.03 ID:hHqp3eJR0
欲情しました
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 13:39:52.89 ID:gdlkv0cN0
ななななみななみあたりりすかに出してほしい
真庭忍軍おまけが一人
真庭鳩
というわけで保守
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 13:57:38.45 ID:ARUV3gCWO
>>210 そういうコラボって西尾が自戒してるんだったよな
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 13:58:38.87 ID:hHqp3eJR0
尾張幕府直轄内部監察所総監督補佐
左右田右衛門左衛門
不及不答不得禁
不保守
悪刀・鐚
とりあえずいーちゃんが部活メンバーを骨抜きにする展開を希望
>>212 あー、そうなんだっけ
じゃあスピンオフだな!!
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 14:21:31.86 ID:OyxHfH7VO
ほ
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 14:37:28.78 ID:cLEgtWGm0
兎
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 14:46:29.39 ID:6kr+SWiKO
吊
木
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:00:27.52 ID:oR0wtBKw0
垓
助
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:17:26.70 ID:hHqp3eJR0
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:27:50.80 ID:6kr+SWiKO
零
り
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:28:56.04 ID:PlauoeI70
崎
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:28:56.64 ID:Ko+TBxH60
ヒトクイマジカルが西尾作品の中で一番好きだわ
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:33:54.71 ID:hHqp3eJR0
クビツリハイスクールが一番いいな
特に子荻ちゃんとか、子荻ちゃんとか
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:35:45.27 ID:6kr+SWiKO
子荻ちゃんならやっぱり人間ノックだろ
>>228 あのあっさり死んだのにやたら評価の高い娘か
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:37:12.80 ID:dm8c+y9iO
フレンチクルーラー食べながら支援
人間ノックあっての子荻ちゃんでもあるし
クビツリの散り様あっての子荻ちゃんでもある
あっさりすぎたけど、俺は好き
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:41:34.75 ID:jJRgc+tS0
玖
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:42:48.77 ID:6kr+SWiKO
渚
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:45:52.99 ID:2rjGJhcU0
You just watch VIPPER
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:52:51.52 ID:AKbBBHRTO
>>230 同意見
どちらかといえばゆらゆらが好きだな
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 15:54:18.54 ID:eC8uvzpu0
>>236 ゆらゆらって誰だけ
本編しか見てないから人間シリーズの方なら分からない
玉藻ちゃんも知らないなんて
なんの本編読んだの
首吊りに出てきたナイフもってた子であってる?
も一回最初から読んでくるわ
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 16:02:06.53 ID:QzSX92qv0
まだ落ちてなくてよかった保守
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 16:02:13.48 ID:6kr+SWiKO
ぼく(語り手)―――――――主人公
古手梨花―――――――――少女
北条沙都子――――――――少女
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 16:22:30.97 ID:IXvF0nWPO
ほ
し
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 16:43:53.11 ID:IvNPbqhb0
ひ
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 16:44:29.73 ID:2rjGJhcU0
か
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 16:46:03.93 ID:emnjLfeS0
り
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 17:00:55.57 ID:gdlkv0cN0
あ
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 17:07:17.46 ID:4NgcjcmSO
七々見奈波、だっけ?
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 17:11:04.33 ID:DK0F57TGO
>>251 ななななみ、ななみっていうのがあたしの名前だけど知らなかった?
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 17:17:47.06 ID:6kr+SWiKO
シキギシキシキ
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 17:17:54.64 ID:WxQNmsSwO
追いついて保守しようかと思ったが人員は十分のようだ
《皆で渡れば怖くない、でもオンボロ吊橋》みたいなっ!
りりすかの方をつっこまれたのかと
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 17:28:15.89 ID:oR0wtBKw0
零
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 17:42:22.30 ID:IXvF0nWPO
壱
ほ
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 18:00:07.91 ID:D5RinlDYO
いーちゃんの名前結局なんなんだろ
母音8、子音7の134ってなんだ?
あのつぎにくるじ
いいなまえ
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 18:07:37.84 ID:clENhVx70
・いーちゃんの本名については特定不能の結論が出ています
あの条件に該当するのは「あのあとにひとつ」「あのつぎにくるじ」等、無数に存在します。
しかし、その中から1つに限定できる根拠がないので、「特定不能である」という結論になりました。
>>263 名前はいいなまえだろ?
クイズの答えが特定難解なだけで西尾本人が雑誌でいいなまえって答えてた
漢字は忘れた
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 18:14:13.70 ID:IXvF0nWPO
素直にすごいと思った。
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 18:37:41.32 ID:CPgMe2C+O
キタ――(゚∀゚)――!!
まってる
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 18:41:56.55 ID:sO5F2MPLO
侍ってる
持ってる
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 18:44:37.98 ID:ltuHE5t0O
まもってる。
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 19:00:30.17 ID:TfjNPY9cO
支援
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 19:17:01.00 ID:E2pHsE7k0
いーちゃん いーちゃん すげーじゃん
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 19:24:08.68 ID:da//fBJoO
☆
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 19:42:38.69 ID:IXvF0nWPO
ほ
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 19:44:08.75 ID:96kSztT+0
十全ですわ
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 19:44:43.19 ID:rcS2LgZr0
保守dクス
今から書くからニンギョウでも読みながら待っててくれ
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 19:48:19.14 ID:iVJoqfEKO BE:1789695959-DIA(124500)
頑張れ
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 19:55:53.59 ID:rcS2LgZr0
なんの捻りもない返しを聞いた少女は、露骨に二歩くらい距離を空け、
いつでも逃げ出せるよう、ごく自然に拳法でいうところの猫足立ちの構えをとっていた。
もちろん少女は拳法を習った訳ではないと思うが、四肢の力を抜き、
どの方向からの攻撃にも対応できる防御体制を本能的にとったようだった。
「は!? あなた、もしかして変質者ですの?」青ざめてるし。
「……」
「いや! 止めて! 助けて! 触らないで! ああ!」動いてねえし。
「…………」
「………………」
膠着状態。
そのまま現実世界で一分、精神世界では一日ほど向かい合った後。
「それで、その戯言遣いさんが何の用ですの?」さらっと言いやがった。
「今迄の展開を流した!?」
「……ちっ」何その舌うち? ぼくの突っ込みの所為なの?
まるで流し切りが完全に入っても敵を倒せなかった第一皇子の様な敗北感を味わい、地面に膝を着くぼく。
……さて、転換。
まってたぜ!
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:01:49.28 ID:da//fBJoO
シーザー!!
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:03:19.87 ID:rcS2LgZr0
「えーと、きみこの家の子?」
数瞬の間、少女は少しだけ思考し、ぼくの問いに答える。
「……今の所はそうなりますわね」
少女はとてもぎこちなく答えた。
先程の無邪気な雰囲気は、変わらずに思えるけど。
先程の無邪気な雰囲気は、変わらずに見えるけど。
何故だか、とても。
とても、悲しそうに見えた。
このぼくの感情が何処に起因するのか分からない。分からない、だけどぼくは少女に何かを感じた。
「それであなたは、梨花に何か用ですの?」
「え? ああ、うん。……えっと、多分、赤坂さんの使い、って言えば分かってくれると思うよ」
こう言えば分かる、らしい。
!るてし待期、ぞいい
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:10:53.29 ID:IXvF0nWPO
支援
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:20:26.75 ID:6kr+SWiKO
西東天
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:21:06.85 ID:rcS2LgZr0
少女は先程までの幼さを前面に押し出したかのような無邪気な笑顔に戻っていた。
だけど、あの悲しそうな瞳の奥に残っていたの感情。
あれは、多分……間違い無く――――。
「北条沙都子」
「え?」
「北条沙都子。私の名前ですわ」満面の笑顔でぼくを見つめ。そして問う。
「それで戯言遣いのに……おにーさんのお名前は?」不自然な間に疑問が湧いたが、無視しておく。
「沙都子ちゃん、ぼくはね、今まで他人に本名を教えた事が一度しかないのを誇りに思ってる人間なんだ」
言ったとたんに――違和感。
「……?」沙都子ちゃんは首を傾げている。
調子が狂う。ここの人? いや、違うな。だけどこれは。
「《戯言遣いのおにーさん》でも《いーたん》でも《いっくん》でも《いーちゃん》でも、好きなように呼んでくれ」
そうして、沙都子ちゃんはたっぷりと悩み。
「それでは、いーちゃんさんにしておきますわ」
よお、俺の敵
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:23:34.73 ID:Xu9tFaocO
戯言だけどね
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:26:30.81 ID:zX2SqB2y0
引用多いな仕方ないけど
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:28:37.80 ID:6kr+SWiKO
ふん。露骨にいい支援しやがって。腹が立つぜ
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:33:23.09 ID:96kSztT+0
山犬くらいなら、人識くん一人で壊滅させられそうな件
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:36:55.19 ID:bd1Z6MOKO
仕事終わりまで落ちないで
残業代は出ないけど。みたいな
徹甲弾VS人喰い
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:52:58.46 ID:IXvF0nWPO
支援
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:59:33.88 ID:rcS2LgZr0
ぎゃはははは! 彼女と別れた! ぎゃははははは!
マジすまんが休憩させてくれ
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 20:59:37.27 ID:W2b0WItF0
支援して支援して支援して支援して支援してやんよ
ちょwwww
君は本当は彼女のことが嫌いなんじゃないかい?
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:06:09.06 ID:rcS2LgZr0
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:06:20.06 ID:clENhVx70
メシウマ
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:08:21.37 ID:TP/U45I6O
ホルボル
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:08:35.18 ID:da//fBJoO
おちるううう
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:20:42.74 ID:6kr+SWiKO
こんなトラブルがあるとは思わなかった
>>1頑張って立ち直れ
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:30:17.19 ID:IXvF0nWPO
なんという……
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:41:25.39 ID:R8uGnTVmO
し
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:45:40.19 ID:UbyngjWIO
え
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:48:25.02 ID:rcS2LgZr0
期待してくれた人、保守してくれた人には本当に申し訳ないんだが、全然書けない。
少ししたら復活すると思うので、日曜日にでもまた同じスレタイで立てるという事でどうだろう?
本当に申し訳ない。
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:49:48.68 ID:eC8uvzpu0
なん・・だと
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:53:12.66 ID:E2pHsE7k0
彼女のことなら心配しなくてもジェイルオルタナティブで
すぐに新しい彼氏とちゅっちゅしてるよ!よ!
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:53:28.51 ID:jK8bMUCAO
ここでゴキブリ並の生命力の俺参上
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/10(火) 21:53:40.24 ID:IXvF0nWPO
一旦乙
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
>>310 構わん、書けww
というか、いつになろうが物語を終わらしてくれれば何も文句はないんだぜ