機動戦士スーパーノヴァガンダム【前編】

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12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:07:14.57 ID:jFYFgWYX0
我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の軍集団となる

我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に恐怖の味を思い出させてやる
連中に我々のモビルスーツの音を思い出させてやる

天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千機のMSの戦闘団で
宇宙を燃やし尽くしてやる

「最後の大隊大隊指揮官より全宇宙艦隊へ」
目標 神!!

神撃墜作戦 状況を開始せよ!
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:08:09.03 ID:jFYFgWYX0
哲也は結局、マイケル、ボブ、ジョンとチームを組み
神のもとへ進軍するのであった
彼等はまだ知らない…
神の軍勢の恐ろしさを…
人間の欲深さを…
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:08:49.37 ID:jFYFgWYX0

第五部  〜激闘〜







15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:09:26.61 ID:jFYFgWYX0
マイケル「しかしよぉ…確かにライセンス持ってるっつっても
      民間人に頼るこたぁねぇよな?」

ボブ「せやなぁ…よっぽどヤバイんとちゃうか?」

ジョン「人員不足で追い詰められてるといったところか…
     まぁフリーのパイロットでもそこらの兵より腕の立つ奴は沢山いる」

哲也「へぇー」

ジョン「すまん、ちょっとはずすぞ」

16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:10:29.28 ID:jFYFgWYX0
ボブ「お!!そろそろはじまるみたいやな!」

マイケル「なんで有名なフリーパイロットだけこんなじれったい送り出し方すんだよ!
      別に誰から出発してもいいじゃねーか・・・」


「さぁ!ここに約1000人の英雄たちが集まってくれたわけですがなんとっ!!
 各界の王者たちまでもが参戦してくれました!!
 みなさん!彼等が再び大地を踏みしめられるように
 熱い拍手で送り出しましょう!!」
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:11:13.02 ID:jFYFgWYX0
ボール殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積みボール凶器が甦った!!!
武神!! 玉緒だァ――――!!!

ガンダムファイトはすでに我々が完成している!!
西方不敗 クラッシャー増田だァ――――!!!

手当たりしだい投げキッスしまくってやる!!
世界一温厚な ケンイチだァッ!!!

ザクマシンガンならまかせておけ!!!
ラッシュ大山だァッ!!!

ルールの無いケンカがしたいからパイロットになったのだ!!
プロの腕前を見せてやる!!マイコニド鈴木!!!

若さゆえの過ちか!!?
シャア・アブナスギが参戦だァ!!!

闘いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!
不敵な微笑!! 山田!!!

今の自分に死角はないッッ!! ニュータイプ ハマーン 関介!!!
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:11:59.30 ID:jFYFgWYX0
めい土の土産にカステラとはよく言ったもの!!
達人の奥義が今 実戦でバクハツする!!  スナイパー土井先生だ―――!!!

ギャンこそが宇宙最強の代名詞だ!!
まさかこの男がきてくれるとはッッ 真久部清十郎!!!

MSはオレのもの 邪魔するやつは思いきり殴り思いきり蹴るだけ!!
宇宙海賊紅一点 ジュディ!!!

若き王者が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ
俺達は君を待っていたッッッジョンの登場だ――――――――ッ





哲也「あいつ・・・凄い奴だったんだな。小賢しいと思う。」

マイケル「こりゃエクスキューショナーと遭遇しても何とかなるかもな」

「以上のパイロットを筆頭に神へ進軍します!!
 どうかもう一度あたたかい拍手を!!!!」



こうして哲也たちは宇宙へ出発した・・・
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:12:49.12 ID:jFYFgWYX0
マイケル「で、どうすんだチャンプさんよ。早速神の軍勢に一泡吹かせに行くかい?」

ジョン「いや、それはダメだ」

ボブ「なんでや?アンタぐらいの実力なら一機ぐらい余裕やろ?」

哲也「俺は反対だ。目標は神ひとり、無駄な戦いは避けたい」

ジョン「哲也の言うとおりだ。ここは連邦の補給場所を目指しつつ
     少しずつ進軍していくのが無難だ」

マイケル「はぁ・・まぁ実戦経験豊富なアンタが言うんだから間違いねぇわな」

ボブ「はぁ?どんだけチキンやねん。見損なったわ。
    ほんじゃわいだけで勝手に行くわな。ほな」

哲也・マイケル「おい!ボブ!!」

ジョン「好きにしろ・・・」
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:13:38.86 ID:jFYFgWYX0



ゴゴゴゴゴゴ・・・・ドゴオッ!!




マイケル「なんだ被弾か!!?」

ジョン「おちつけマイケル!!・・・!?なんでMSが!?通信傍受する!!」

?「この輸送艦にチャンプが乗ってるんだよなぁ?悪いが死んでもらうぜ!!」

ジョン「まずいな・・・俺が輸送艦を動かす!!二人は出撃を!!」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:14:38.33 ID:jFYFgWYX0

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


ズシャァッ!!



?「ぐ・・ぐぬぅ・・・無念・・・」



ドゴォオオオオオオ……



哲也「はぁ・・はぁ・・何なんだよ・・・いきなり襲ってくるなんて・・・」


ジョン「・・・恐らく神にかけられた懸賞金目当てで参加したフリーのパイロットだ
     ライバル達を撃墜しようとしたか・・哀れな・・・・」

マイケル「しかし哲也初めてにしちゃすげぇじゃねぇか!」

ジョン「ああ、正直見くびっていたよ。二人とも凄いじゃないか」

哲也「ああ・・(何だろう・・?この感じ・・・)」
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:15:43.94 ID:jFYFgWYX0
ジョン「しかし賞金目当ての輩がいるとなるとかなりまずいな・・・」

マイケル「どうした?」

ジョン「レーダーを見てくれ・・・後ろについてきてる輸送艦・・・」

マイケル「なんだ?補給点目指してんだろ?」

ジョン「いや・・・少し軌道をずらすぞ・・」

マイケル「ピ・・・ピッタリついてきてやがる・・!!こりゃまずいぜ!!」


哲也「さすがにこんな数相手じゃ・・・」

マイケル「おいどうすんだよ!!振り切れるのか!!?」

ジョン「いや・・・無理だ・・振り切っても燃料がどうにもならん・・・」

マイケル「おいぃ勘弁してくれよぉ!!競争相手にやられるなんてシャレになんねぇぞ!」

ジョン「落ち着けって・・しかしこの緊張状態のまま補給点まで行けるものか・・」


哲也「・・・あれだ・・!!」
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:16:30.37 ID:jFYFgWYX0
ジョン「どうした哲也。何かある…!?」

マイケル「・・・死んだな・・・」

ジョン「エクスキューショナーが大量だな…どうするんだ?」

哲也「後ろを陽動してあの神の軍勢を激突させる」

ジョン「なるほどな・・・後ろ全部を囮に使うわけか・・無謀だが・・」

マイケル「どのみち死ぬんだったらチャンスのあるほうにしてくれ〜」

哲也「大丈夫 逃げ回っていりゃ死にはしない」


ジョン「・・決まりだな、しっかり捕まってろ・・・」
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:17:22.94 ID:jFYFgWYX0


「哲也ガンダムいきます!!」



ゴオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・








ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……




ジョン「・・・派手にやらかしたようだな・・・
     とりあえずあの星のクレーターに身を潜める
     エクスキューショナー達が半分通り過ぎたら
     一気に突破する。哲也に合図送ってくれよ」

マイケル「あ・・ああ・・」
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:18:44.27 ID:jFYFgWYX0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・


ジョン「・・・!!!今だ!!出るぞ!!マイケル合図!!」

マイケル「ああわかってるよ!!」

哲也「よし!!離脱する!・・!!?くっ!!」


キィーーーーーーーーン!!


ジョン「哲也!!どうした!!?」

?「へへへっ逃がさんよ」

哲也「ちっ・・邪魔を・・!」


ジョン「あれは・・・!!ラッシュ大山じゃないか!!
     まずい・・・哲也の腕では奴にはまだ・・・」

大山「ふん・・ジョンの入れ知恵か?なかなか上手い作戦だ
    だが所詮付け焼刃よ・・・」

哲也「やらせるか!!
    来い!!レヴォリューションの力見せてやる!!」

大山「ふん!いい度胸だ!!」
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:20:20.14 ID:1xUEopJb0
またオナニーですか
よく飽きませんね
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:21:10.98 ID:jFYFgWYX0

ズドドドドドドドッドッドドドッド!!!!!



大山「フハハハハハハ!!オラオラア!!どうしたぁ!?
    避けるのが精一杯ってところだなぁ!!」


哲也「まずいぞ・・・このまま長引けばエクスキューショナーの餌食だ・・・
    ・・そこォっ!!」

ズヒュン!!

大山「おっと!惜しいな!こいつでもくらっと・・!!?」


ズシャアッ!!


大山「んあぁ!?誰だ切りつけて…うおっ!!」

マイケル「ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

哲也「マイケル!!」
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:22:32.65 ID:jFYFgWYX0
マイケル「オラ哲也はやいとこ退散すっぞ!!」

大山「くっ!不意打ちとは・・だが逃がさん・・・!!!
    ・・!?ちィ!神の下僕どもが!!!俺に歯向かうなぁ!!!!」

ズドドッドドッドドっドドッドドッドドッドドドッド!!!!!!!!

マイケル「おらはやくしろ!!」

哲也「あ・・・ああ・・・」





マイケル「なんとか助かった・・・」

ジョン「だいぶ進路がずれてしまったけどな・・・ギリギリ燃料は持ちそうだ・・
     ・・・哲也どうした?」

哲也「あの男・・・MSで神の軍勢と渡り合ってた・・・」

マイケル「まぁあのオッサンは四機神のひとりだからなぁ
      俺も不意打ちが通用するなんて思ってなかったぜ」

哲也「四機神?」

マイケル「なんだおまえ?どこの田舎モンだよ!」

哲也「…田舎じゃ食えるか食えないかのほうが大事なのさ」
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:23:25.92 ID:jFYFgWYX0
マイケル「出発するとき送り出ししたろ?
      あいつらのほとんどはいわゆる宇宙開拓史に貢献した
      ヒーローってやつだな。宇宙に住めるようになったのも
      あいつらが宇宙に飛び出して色々調べてくれたからなんだぜ?」

哲也「へぇ、偉いくせに酷いことしてくれるもんだな」

ジョン「・・というより開拓者のほとんどが資金目当てのようなもんだ
     実際新たに採取した開拓データはMSによる奪い合いに発展する
     彼等のほとんどはそうやって奪ったデータだけであの地位を手にした・・
     四機神なんかはその代表だよ・・・まったく土地の話も出来ないクズだ」

哲也「へぇ・・・ジョンは何のために戦っていたんだ?」

ジョン「…今はそんな哲学を語れる余裕は無い。周りに気を配ってくれ」







マイケル「お・・補充艦が見えてきたぜ・・・」

哲也「・・・とりあえず仮眠をとろう・・・
     どっと疲れた・・・」

ジョン「そうだな・・・起きたら第二ポイントまでのルートを
     考えるぞ」
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:24:56.82 ID:jFYFgWYX0
― 数時間前 補充艦ドックにて


ボブ「ほ〜れわしの言ったとおりやないか
    まったくチャンピオンは頭が固くてかなわんわ〜
    あの二人も気の毒やな、単独で行ったらスイスイいけたで
    こうやって補充艦にも一番のりでし・あ・わ・せ
    ・・・?あらどないしはったんですか?いやびっくりするわ〜
    いるならいるて最初にゆうて下さいよ〜・・・あれ・?
    あんさんちょっと何持ってはりまんねや・・ちょっ・・ちょっと!
    あぶないて!!危ないて!!こっちくんなギャァァァァァアァァアァァ!!!!!!!!!!!!!!」

31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:25:40.70 ID:jFYFgWYX0

第六部  〜思わぬ助っ人〜






32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:26:29.90 ID:jFYFgWYX0
?「まったくどんだけ新参なんだよ。こんな話も知らないなんて」

>>26「は…はい!すいません!!」

?「営業トークすら出来ないなんて想像以上に使えないったらありゃしない!クビだよクビ!」



哲也「…?何かカウンターの方が騒がしいな?」

マイケル「バイトがもめてんだろ?それより、今度はどのルートで行くんだ?」

ジョン「そこなんだが・・・今度は補充艦が3箇所に分かれてる
     ・・が今回は第3ポイントまで先回りしておいたほうがいい」

哲也「言うからには燃料計算は?」

ジョン「少しでも神の軍勢の邪魔が入ったら終わりだな・・・
     だがリスクはこっちのほうが少ない
     さっきみたいなのに出くわすことが無い
     到着したら近くに大きめの星があるからそこで補充艦がくるまで
     待機しておけばいい・・・あとはそうだ」

哲也「?」



33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:27:23.24 ID:jFYFgWYX0
ぷるるるる ぷるるるるる

ガチャ

セバスチャン「はいぼっちゃまご用件は?」

ジョン「今から座標軸をそっちに送るから
     そのポイントに必要物資とメカニックを」

セバス「かしこまりました」


ジョン「準備完了だ、行こうか」

哲也・マイケル「・・・」

34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:28:03.87 ID:jFYFgWYX0
ジョン「さて今度は尾行も無いな 
     やはり自由に出発時間が決められるのはいい」

マイケル「ああ・・でも実戦無しで俺たちは神に勝てるのかね?」

ジョン「さあな・・・そのときはそのときだ」

哲也「・・・・暇だし俺 ガンダムの整備してるよ」






――――――6時間後―――




35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:28:36.79 ID:jFYFgWYX0
マイケル「うへぇーーーーこりゃ退屈は退屈で嫌だな・・・」

哲也「!!・・・レーダーに反応ないか?」

ジョン「いや・・・特に何もないが・・?」

哲也「そうか・・・!!いや右だ!!避けろ!!」

ジョン「!!?」


ズチュ――――――――――――――ンッ!!!



ジョン「危なかった・・なんだ今のは!?」

哲也「レーダーには反応ないか・・!!でも見える!!赤と黄色の・・・!!」

ジョン「!!スナイパー土井か!!」

哲也「哲也!ガンダム行きます!!」

ジョン「まて哲也!!」

マイケル「俺もでるぜ!!先行ってろよな!」

ジョン「おい!・・・無茶を!」

36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:30:39.95 ID:jFYFgWYX0
哲也「危ないから戻ってろよ!!」

マイケル「お前一人で敵うかよ!!」

哲也「…ああ…俺の言うこときいてくれよ!?」

マイケル「わーってるよ!んなこたぁよ!!」

哲也「左!!」

マイケル「!!」


ズチュ――――――――――――――ンッ!!!



マイケル「うお!?あぶねぇ!哲也あれ見えてんのか!?」

哲也「知るかよ!!今度は上だ!!」


ズチュ――――――――――――――ンッ!!!

37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:31:30.57 ID:jFYFgWYX0
マイケル「ぜぇ・・ぜぇ・・・・」

哲也「・・・はぁ・・はぁ・・・やっと俺たちの射程距離に入ったぞ・・・」

土井「ほう・・ターゲットにここまで侵入を許したのは久しぶりだ・・・
    冥土の土産にカステラとはよく言ったものだな・・・」

マイケル「んワケわかんねぇこと言ってないでさっさと勝負しやがれ!
      チキン野郎!!」


土井「ふっはっは!!あの距離からここまで全速力で近づいたのだ!!
    そんな機体で俺に敵うとでも?」

哲也「やってやるぜ!!そらぁ!!」


ブィン!!


土井「ほう・・・いいことをおしえてやろうか?」

哲也「・・・!?」

土井「俺は早撃ち名人でもあるんだよ!!!」


ズガアァァッ!!!

38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:32:29.46 ID:jFYFgWYX0
哲也「うわはっ!くそっ!!」

土井「ふはははは!!片腕じゃさすがにたたかえんかぁ!!そらそらそらそらぁ!!!」


ズガガガガガアアアアッ!!


マイケル「や・・・やめろおおお!!」



?「そこまでだよ」




土井「き・・・きさまは!!・・・世界一温厚などとぬかすグアアッ!!」


健一「そうだ。僕が健一だ」

マイケル「腕をもぎとったのか?・・・み・・見えなかった・・・」

土井「くそおおお!!せっかくの獲物が!!」

健一「退け。さもなくば片腕ではすまさん・・・」

土井「お・・おのれぇぇぇぇ!覚えていろ!!」
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:33:46.70 ID:jFYFgWYX0
マイケル「た・・・たすかった・・ふぅ〜・・・」

健一「そっちのMSがだいぶやられたようだね・・・
    うちの輸送艦まで運ぶといい」

マイケル「あ・・ありがとうございます!!」

健一「…むっ!」

ズガアアアアアアン!!

パイロット「うがああああああああ!」


マイケル「…待ち伏せか、びびった」

健一「まったくゆっとりしすぎだよ
    新米パイロットがよく使う手さ」


40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:34:43.51 ID:jFYFgWYX0

健一「一応応急処置だけはしといたよ・・どうしたの?」

マイケル「いえ・・健一サン・・・仲間はどうされたんすか?」

健一「みんな金欲しさに散っていったよ」

マイケル「あ・・そうなんすか・・・どうして俺たちを?」

健一「あのジョンが認めたくらいだからね」

マイケル「え?ジョンと親しいんすか?」

健一「ははっまぁね。
    彼に連絡しとくからしばらく休んでおいてよ」

マイケル「は!はい!!ありがとうございまっす!!ヒャッホー!!」



41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:35:27.58 ID:jFYFgWYX0
ガチャガチャ・・・

哲也「・・・何をやっているんだ!」

健一「・・・整備だよ」

哲也「嘘つけ!!それを整備できるのは俺だけだ!」

健一「知ってるよ。これ、ガンダムレヴォリューションだろ?」

哲也「!!?」

健一「あんまり構えないでくれよ・・悪かったね勝手にいじっちゃって
    でも一応破損部分は直しておいたからね」

哲也「・・・・・・」

42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:35:35.48 ID:adnlmATw0
これわざとやってるだろ
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:36:22.63 ID:jFYFgWYX0

ジョンとはぐれてしまった哲也とマイケルだが
健一の輸送艦によって無事ポイント2まで運ばれた




― 哲也とマイケルが到着して2時間が経過したころ




土井「くそおおおおおお!!青二才がぁぁぁぁあぁぁ!!
    今度出会ったら真っ先に撃ち殺してくれるわぁ!!
    ・・・・ふう、ケツも拭いたしそろそろ
     !!誰だ貴様はぎにゃあああああああああああ!!!!!!」


44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:37:09.92 ID:jFYFgWYX0

第七部  〜消えたMS〜







45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:37:48.81 ID:jFYFgWYX0
マイケル「大変だ大変だたいへんだぁぁぁぁ!!!!
      おい!起きろ哲也!!」

哲也「う〜ん・・・なんだよ・・・・」

マイケル「俺  た  ち  の  M  S  が  無  い  !!」

哲也「なんだって!?」

マイケル「あの優男まさかこれが狙いで・・!!」

哲也「いや・・・どうだろうなぁ・・・
    どっちにしろジョンと合流しなきゃな」

マイケル「・・だな。輸送艦は借りれるけどMSはどうなんだろうな?」


マイケル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

哲也「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

マイケル「・・・・・・・・・・・・・・・・」

哲也「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

マイケル「動く棺桶しかないぜ・・・?」

哲也「とりあえず今度こそ誰にも遭遇せずジョンのいるところまで向かわなきゃな・・・」
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:38:29.47 ID:jFYFgWYX0
マイケル「じゃあ出発するか!!」

哲也「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

マイケル「・・・・・・・・・・・・・・・・」

哲也「輸送艦操作マニュアルあるぜ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

哲也・マイケル「・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・」


マイケル「レーダー」

哲也「以上無し・・・いや何かあるな」

マイケル「どっちだよはっきりしやがれ!!」

哲也「わかんねぇんだよ!文句あるか!!?」

マイケル「んだとコラァ」

ドゴオオ・・・ン・・・

哲也・マイケル「!!?」
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:39:17.36 ID:jFYFgWYX0
?「補充艦出発直後の奇襲・・このタイミングでの攻撃は古今例が無い・・」

マイケル「あの赤いMSは・・!!シャア!?シャア・アブナスギじゃないか!!」

哲也「どうするんだ!?」

マイケル「・・・・・・・・・・・・・・・・」

哲也「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

マイケル「自分から棺桶に篭るってのはなぁ・・・初めて乗るよ・・・」

哲也「俺も、だ。だが行くしかない・・・」
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:39:55.26 ID:jFYFgWYX0
シャア「モビルスーツの性能の違いが
     戦力の決定的差ではないということを・・・教えてやる」

マイケル「なんて嫌味なセリフだ・・・おれ達のMSがボールしか無いのを知ってて
      言ってやがるのか?」

哲也「シャア!応答しろ!ここにはジョンはいない!相手を間違えているんじゃあないのか!」

シャア「戦いとは非情なものだ・・・」

マイケル「・・どうやら引く気はないようだな・・・!!やってやるぜ!!
       哲也も出るぞ!!」

哲也「ああ」

49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:40:44.88 ID:jFYFgWYX0
ズビィイイ――――ム!!

マイケル「うわぁぁぁ!!」

シャア「一撃で・・・一撃で撃破か」

哲也「マイケル!!?」

マイケル「あ・・ああ大丈夫・・!!それよりどうするよ・・
       あんな化け物相手にボールじゃ・・!!」

哲也「・・・!?誰かくる!!」


玉緒「うひひひひひひひひwwww
    笑いがとまらんよ。
    まさかボールに乗っている奴がいまどきいるなんて」

シャア「やめろ玉緒!!貴様のヒドラザクUでは一瞬で終わってしまう!!」

哲也「マイケル・・・こいつは・・・!」

マイケル「ああ・・見送りでいたな・・・・
      ボールキラーの玉緒・・・こいつはまずい」

ヒュオオオオオオ!!

哲也「うお!とりあえずあのボールサイズのアームに捕まれたらやばそうだな!!」

マイケル「んなこたぁわかってるよ!どうすんだ!!」
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:41:25.35 ID:jFYFgWYX0
玉緒「ダイちゃんよお〜ボールの相手は俺だって
    開拓時代から相場は決まってただろぉ〜?
     アア!?獲物とってんじゃねぇぞゴルァ!!」

シャア「・・私もよくよく運のない男だ」

哲也「・・(不意打ち狙えば勝てるか?)」

マイケル「(バカヤロウさっさと逃げるぞ!!)」

玉緒「おめぇのゲルググがいくら高性能でも俺のヒドラにゃかなわねぇよ!!」

シャア「ふ〜ん、見掛け倒しでなけりゃいいがな」

玉緒「ぐ・・・キサマァ!!テメェら!やっちまいな!!!!」

マイケル「(今だ哲也!!輸送艦に乗り込め!!)」

51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:42:21.10 ID:0YvWlK5j0
根性だけは認めるが面白くねぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:42:46.77 ID:jFYFgWYX0

玉緒「え??おい…おいおいおいきいてねぇぞぬぎゃあああああああああああ!!!」


ドゴオオオオオオオオオオ・・・・・・・





シャア「やったか……だがあの輸送艦にはどうやら逃げられてしまったようだな・・
     しかし、一体どういうことなのだ?
     連中は戦法も未熟なら、戦い方も素人だ…
     ジョンめ・・・何を・・・・」


53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:43:38.10 ID:jFYFgWYX0

マイケル「・・・・はぁ〜もうボールは乗りたくねぇよ 心臓に悪い」

哲也「ああ・・しかしこんなにも狙われるなんて・・・
    大した疫病神だよジョンは・・・」

マイケル「はは・・ちげえねぇや・・・」

哲也「・・・?レーダーが何かキャッチしたぞ・・・?」


マイケル「あわわわわ・・・宇宙海賊の戦艦じゃねぇか・・!!どうすんだ?」

哲也「どうするったって・・何も奪われるものもってないし・・・」

マイケル「あ・・そういやそうだな・・・まてよ・・・!?
      こいつはチャンスだぜ哲也!!
      あいつらやたら漂流難民に優しいんだ!!
      漂流難民として待遇してもらってMSかっぱらっちまおうぜ!!」

哲也「うまくいくかなぁ・・?」

マイケル「大丈夫だって!!まかせとけ!!」


54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:44:09.76 ID:jFYFgWYX0

海賊「輸送艦が漂流しています!!応答無し!!どうしますか!?」

?「ドックへ格納しろ!!ただし注意を怠るな!!
   抵抗するようなら射殺しても構わん!!」

海賊「はっ!!」

船長「ジュディ!ちょっと甘すぎるぜ!もうちょっと慎重に…」

ジュディ「そんな姿勢だからいつまでもなめられる!
      父上は黙って見ていろ!!」

船長「おー怖い怖い」



55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:44:43.29 ID:jFYFgWYX0
哲也「(・・・・?コイツは確か・・・)」

マイケル「(やべぇ・・よりによって神撃墜部隊参加者の・・・
       迂闊に行動したら神より先に海賊に狙われちまう・・)」

ジュディ「私が副船長のジュディだ、手荒な歓迎を許してくれ
      船内を案内する。父上!!ちょっとはずすよ!!」

船長「ああ!ゆっくりしていきな!!」

マイケル「ああっと俺はいいや、へへっ、ちょっくらトイレいって休憩するよ」

哲也「おいマイケル」

マイケル「(ばっかやろう!なにくつろいでんだよ!
      とっととMSかっぱらって逃げるんだろ?
      探してくるからお前時間稼いでろ)」

哲也「あ・・ああ」

ジュディ「何をしている?いくぞ!」

哲也「あ!すぐに行きます!!」

マイケル「じゃあな哲也頼んだ!」

哲也「・・・」


56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:45:22.74 ID:jFYFgWYX0
哲也「あの・・ジュディさん?」

ジュディ「なんだ?ああ、呼び捨てで構わんよ」

哲也「何で宇宙海賊を?」

ジュディ「別に好きでやっているわけじゃないさ・・・
      何年たっても宇宙で戦争は耐えないからね
      もとは漂流難民を手助けする団体だったんだが・・・
      いつの間にか海賊扱いされた・・それだけのことさ」


哲也「・・・・・」



ズウウウウウウウン・・・・・


ジュディ「今の揺れは!!?」

アナウンス「ドックに侵入者!!繰り返す!!ドッグにうわあああああ!!!」

ジュディ「待っていろ!すぐに向かう!!」
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:46:21.10 ID:jFYFgWYX0
哲也「これは!!?なんでここにガンダムレヴォリューションが!?」

マイケル「俺達のMSを奪ったのコイツらだったんだよ!!何してんだよ!!
      MSごと輸送艦に乗れ!!はやく!!」

哲也「あ・・・ああ!!」

海賊「逃がすか!!」

マイケル「邪魔だ!どけぇ!!」

ズシャア!

海賊「うわあああ!!」



ズウウウウウウウウウウン・・・・


哲也「いいぞ!!」

マイケル「オーケイ!!そんじゃ出発だ!!」

ジュディ「ま・・待て!!・・くっ!!
      ガンダムディザスター!!出るぞ!!」
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:46:54.56 ID:jFYFgWYX0
マイケル「うっひょーーーやっぱいい輸送艦乗せてやがるぜ!!
      速度が段違いだ!!」

哲也「追いかけてくるぞ!?通信!!」


ジュディ「MSは返してもらう!!」

マイケル「はぁ!?お前等のモンじゃねーだろうが小娘が!!」

ジュディ「そうだな・・・ならば海賊らしく!MSは頂いていく!!」

哲也「どうする?」

マイケル「このまま逃げようって言いたいところだが向こうのMSはえーな・・
      また陽動作戦ってのもいいが戦艦の集中砲火もお目にかかりたくないね!」

哲也「輸送艦の監視区域までカーチェイスってところか・・・」

マイケル「全力で振り切るぞ!!」
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:47:39.58 ID:jFYFgWYX0


――――――――――――――――











マイケル「――反応は?」

哲也「無いな・・振り切ったか・・ふーぅ・・」

マイケル「しかしMSを取り戻したのはいいものの・・・
      ここまで神の軍勢をしのいできた奴等は相当の腕を持ってるから
      結局現状は危ういな・・・」

哲也「まぁ・・・次のポイントでジョンと合流できるんだ・・・
    それから考えよう・・・・」
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/07(土) 01:49:25.79 ID:jFYFgWYX0
―――そして三時間後
   哲也とマイケルは補給艦にて無事にジョンと再開を果たす――――――



そのころ、とある場所にて――――――――――



ラッシュ「ふはっはははははは!!!
      雑魚どもがぁあああああああ!!!
      こりゃあ神も余裕でしとめられるかもな!!ヒャッハーーー!!!
      ・・・ん?なんだおめぇ?俺とやり合おうってか?
      そんな機体で?ぷっ!傑作だこりゃあ!!
      んなもんで俺が仕留められるかボケがあああああ!!!


       ・・・・え・効いてない・・だと・・・?


        お・・・オイ冗談だぜぇまったくこれだから最近の奴は
        おい!やめろ!その武器を今すぐ下ろせ!!
        下ろせってでめちょっ!!!!」

61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします


                         〜次スレへ続く〜