1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
亀山薫が退職するまえの話です。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:20:03.29 ID:+j+hZJm00
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:26:04.07 ID:RaOkdxrh0
第一夜:イタミン結婚相談所へ行く
逢望結婚相談所
伊丹「・・・よーっし、何とか誰にもバレずに結婚相談所に来れたぞ!」
伊丹「こんなの亀にバレにでもしたら一生の恥だぜ。ただでさえ前回恥をかいたわけだし」(裏相棒「恋するイタミン」参照)
伊丹「受付は・・・よっしゃ、あっちだな。突撃!」
米沢「あーあ、理想の相手というのはなかなか存在しないものなんですねぇ」
伊丹「え・・・鑑識の米沢ぁ!?」
米沢「・・・おや、伊丹さんじゃないですか。どうもこんにちは」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:29:19.70 ID:RaOkdxrh0
伊丹「ちょ、何やってんだよおまえこんなところで!」
米沢「何って、結婚相談に決まっているじゃないですか。私ももう一度身を固めてみようと思いまして」
米沢「女房に逃げられて久しいので、そろそろ・・・で、伊丹さんもその用で来たんですよね?」
伊丹「ち、ち、ちげーよぉ!そんなんじゃねぇ!」
伊丹「そうだ、これは、捜査の一環だ!」
米沢「・・・安心してください。私、口は固いほうなので絶対に誰にも言いません。えぇ、誰にも」
伊丹「嘘つけ!お前いっつも特命係に情報流しているじゃねーか!信用できるか!」
米沢「では私はこれで」(ニヤニヤ)
伊丹「おい、ちょ、待て、何だその笑いは、っておーーーーいっ!」
第一夜完
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:31:46.29 ID:RaOkdxrh0
第二夜:暇課長異動を決意する
角田「暇か?」
米沢「暇か?じゃないですよ。見ての通り多忙を極めております」
角田「忙しいって、何をやっているんだよ」
米沢「現場に残されていた毛髪の鑑定を・・・あ、ちょ、ちょっと!近付かないで下さい!」
角田「何でだよ。ちょっとぐらい見せてくれよ」
米沢「あ、あ、あの〜・・・そのぉ、えっと、大変申し上げにくいのですが・・・」
角田「何だよ気持ち悪いなぁ。はっきり言っちゃってくれよ!」
米沢「では失礼して・・・あなたの毛髪と証拠品の毛髪が混ざりかねないのであっち行っててください!」
角田「ガーン!」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:36:00.54 ID:RaOkdxrh0
角田「畜生、あそこまではっきり言う事ないだろー・・・」
角田「でもまぁ・・・確かに・・・年齢の割にはちょっと薄いかもなぁ」
角田「あんなにちゃんと手入れしているのに、どうしてこんなになっちまったかなぁ、俺の頭」
角田「・・・まさか、ヤクか!?」
角田「ヤクの捜査をし続けているうちに知らない間にパーッて飛散したヤクを吸っちゃっていて、毛根が!?」
角田「てことは、このままここにいたらどんどこ髪の毛が・・・!」
特命係
角田「よ、暇か?」
亀山「暇ですよ」
右京「御覧の通りです。何か用事でも?」
角田「えへへへへ、ちょっと、警部殿にトレードの提案をしにきたんだけど聞いてくれる?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:38:52.92 ID:RaOkdxrh0
亀山「トレード?」
角田「俺と、亀山をトレードするんだよ」
右京「はい?」
角田「亀山が俺の組織犯罪対策5課に異動して、代わりに俺がこの特命係に入る!どうだ、悪い話じゃないだろ?」
亀山「そうかもしれませんけど」
右京「おや、亀山君。私に何か不満でも?」
亀山「ないです!でも何でまた突然トレードなんか・・・」
角田「あ、いや、その・・・警部殿は・・・ねぇ・・・亀山、お前丈夫そうだし大丈夫だろ!何とかなる!」
角田「俺、もう出世とかいいからさ!お前も遠慮するなよ!」
右京「何にしても難しい話だと思いますよ?まず異動の許可は下りないと思います」
角田「・・・そうだよなぁ。ま、なかったことにしてくれ」(そそくさ)
亀山「何だったんでしょうねぇ」
右京「課長なりに考えがあってのことかと思います。ま、深くは詮索しないでおきましょう」
亀山「そうっすね。あはははは」
第二夜完
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:43:05.82 ID:RaOkdxrh0
第三夜:トリオ・ザ・捜一出世する?
内村「また特命係に勝手な行動を許したのか!?」
伊丹「申し訳ありません!」
三浦「注意を促してはいるのですが・・・いかんせんあいつら、注意を一切聞かないものでして」
中園「ほう。なぜあいつらは注意を聞かないのだ?」
芹沢「・・・我々に威厳がないからでは?」
伊丹「こらっ!」
内村「なるほど・・・一理あるな」
三浦「え?」
内村「確かに君たちには威厳がないかもしれない。何せ君達の中にあの杉下右京の役職である警部以上の者が存在しない」
内村「あの男はお前達があいつより格下の役職だから無視をしているのだ、そうだ、そうに違いない!」
内村「お前達のうちの誰かがせめて警部だったら・・・まぁいい。今日はこれくらいで勘弁してやる」
トリオ・ザ・捜一「失礼します!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:45:50.16 ID:RaOkdxrh0
三浦「おい・・・ひょっとしたら俺たち昇進できるかもしれないぞ!」
芹沢「え、まじすか!?でも何でまた突然?」
三浦「だってさっき、「お前達のうちの誰かがせめて警部だったら」て言っていただろ?つまりこれは昇進フラグだ!」
伊丹「なるほど。いよいよ俺も警部か・・・二階級特進すげぇな・・・」
芹沢「先輩が?それよりやっぱこの僕、芹沢様でしょ」
伊丹「三階級特進はねーよ!」
三浦「とにかくお前達にはまだ早い!」
三浦「出世なんてとっくの昔に諦めていたが・・・俺もついに警部か・・・」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:48:24.73 ID:RaOkdxrh0
内村「とは言ったものの、何の理由も無く二階級特進させるのは至難の業だな」
中園「・・・そうだ!簡単な方法ならありますよ」
内村「何だ?言ってみろ。」
中園「あいつらのうち、巡査部長である伊丹か三浦に殉職してもらえばいいんですよ」
中園「そうすれば二階級特進で警部になれますよ!」
内村「バカモン!それまで待てるか!」
中園「すいません・・・てあいつらが死ぬことについては突っ込みを入れないんですか?」
捜査一課
伊丹「へーくしょい!」
三浦「うー、何か寒気がするなぁ・・・」
芹沢「大丈夫ですか?もうトシなんですから無理しないで」
伊丹、三浦「やかましいわ!」
第三夜完
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:54:07.18 ID:RaOkdxrh0
おしまい。
鑑識さんの映画に先駆けて裏相棒はあるのだろうか?
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
それなりにおもしろかた