汐華初流乃と雪華綺晶

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ファイルNo.68 担当は私 Dr.モニカ・ユルテッロ……

成人男性 年齢の推定は30歳から40歳 身分は不明
皮膚の状態から判断して死後およそ48時間から54時間以内……
これより司法に基づく検死を行う

報告によると死体発見現場はティベレ河口付近であるが
水はほとんど飲んでいないことから直接の死因は溺死とは考えられない

死因は肝臓まで達する鋭利な刃物による創傷と断定
ためらい傷が無いことから自殺の可能性は消える……
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 11:52:49.74 ID:IT5rNo+60
僕はきらきー
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 11:59:04.85 ID:r9eLh9Kx0
一つ付け加える
私は法医学に携わる身であり 科学的根拠を第一にする者である
だからこそ私は目の前の死体の奇妙な点について
ただ あるがまま この私の目に映る現実を報告する

死体の右大腿部に人形がしがみ付いている
無理に剥がすことは何故か出来ない
この死体の右足か……人形の腕の方を切断するしかないだろう

死体の発見者やこれを搬送してきた若い隊員などは
「呪われる」と口々に恐れていたが
水流の関係で川底に捨てられていた人形が絡みついたに過ぎない
当然の判断として これより私は人形の腕を切断する……
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:06:02.95 ID:r9eLh9Kx0
ジョルノ「ここまで……ですか」

ミスタ「そうだ ここまでだ 検死医は忽然と姿を消し
    その後にはこの死体と人形と……ボイスレコーダーだけが残った」

トリッシュ「……」

ミスタ「ジョルノは いいと言っていたが 念のため ティベレ河付近で
    発生する事件は 組織(パッショーネ)の者に調査だけはさせていた
    しかし こうも早くボス……いやディアボロの死体が見つかるとはな」

トリッシュ「これは あいつの死体に間違いない 分かる 感じる
    そして確かに死んでいる それも間違いない……けど……」

ジョルノ「トリッシュ?」

トリッシュ「この人形の方からも……何故かあいつと同じ感じがする」

ジョルノ「人形の方から?」
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:11:26.08 ID:J62zEcaj0
wktk
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:13:39.81 ID:r9eLh9Kx0
ミスタ「しかし気持ち悪い人形だぜ 右目の代わりに白薔薇だぁ?
    作った奴のセンスを疑うね 俺はよ
    河底に捨てられたのは可哀想だとは思うが……ッ!?」

ジョルノ「どうしました?ミスタ?」

ミスタ「いや 今 人形の左目が俺の方を向いたような……」

ポル 「ミスタ すまないが もう少しカメを人形の見える位置へ運んでくれ
    俺もその人形とやらが少し気になる」

ミスタ「はいよ これでいいかい?ポルナレフさん」

ジョルノ「ミスタ カメの鼻先は死体に近づけすぎないようにして下さい
    カメって奴は死肉を好む習性がありますから」

ミスタ「ゲロゲロ マジかよ 人間の肉なんか不味いってのが俺の持論なんだが」
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:18:25.39 ID:trV8rskL0
お!!!
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:20:59.56 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ「どう?ポルナレフさん?」

ポル 「正直なところ分からない
    だが分からないものをそのまま放っておくのは危険だ
    このまま火葬にでもして この世の塵にしてしまうのがいいだろう
    勿論 人形ごと……このままな」

トリッシュ「それはちょっと可哀想過ぎる気もするわね
    川底に捨てられて 今度は焼かれるの?
    それにミスタは不気味だって言ったけど
    私 この人形気に入ったわ できれば引き取りたいかも……」

ジョルノ「トリッシュ さっき自分が何を言ったのか忘れたのですか?
    この人形からも何故かディアボロの気配がすると」
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:26:27.65 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ「それはそうだけど……どちらにしろスッキリしないのは嫌いね
    この人形がDr.モニカの言う通りただのゴミなのか
    それとも新手のスタンド使いか何かの仕業なのか……」

ポル 「要らぬ好奇心は身の破滅を呼ぶぞトリッシュ」

ミスタ「このままじゃあ話がまとまりそうも無いな ジョルノ お前が決めろ
    今この組織のボスはお前だ お前の決定に俺達は従う」

トリッシュ「ちょっとミスタ」

ポル 「お前……自分で考えるのが面倒くさくなっただけだろ」

ミスタ「……ばれた?」
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:28:24.35 ID:aDf0Q4Q00
ジョルーノ
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:31:30.91 ID:r9eLh9Kx0
ジョルノ「もし……」

ミスタ「ジョルノ?」

ジョルノ「この人形が河底のゴミだと言うのなら 水流の関係で……
    死体の足に絡みつくということも有り得なくは無いでしょう
    しかし それだとどうしても引き剥がせなかったというのが気になります」

トリッシュ「皆 怖がって力を込められなかったからじゃないの
    なんなら今ここで私達が引っ張ったら簡単に取れるかも」

ジョルノ「もしくは この人形が何者かのスタンド能力による罠だとしたら
    うかつに触れるのは問題だと思います」

ポル 「俺の経験から言うと 人形にはロクな思い出が無いな
    ○○○○噛み切られそうになったり 友人や妹の姿に化けられたり」

ジョルノ「……」
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:38:54.17 ID:r9eLh9Kx0
ミスタ「で どうするんだ? もうランチの時間になっちまうぜ」

トリッシュ「よくもまあ死体を目の前にして腹具合の心配が出来るわね」

ジョルノ「こうします 『ゴールド・エクスペリエンス』ッ!!!」

ポル 「ジョルノッ!?」

ジョルノ「解剖台に草を生やしました 見ていてください
    このまま草が人形にも生えれば これはただの人形です
    スタンドではありません」

トリッシュ「……」

ミスタ「……」

ポル 「……草が」

ジョルノ「生えましたね これで間違いない ただの物体です
    それに死体の方にも草が伸びています
    ディアボロも確実に死んでいます」
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:46:00.32 ID:r9eLh9Kx0
ミスタ「ちっ!驚かせやがって 何のこたぁねぇ ただのゴミか」

ポル 「おいッ!!三人とも良く見ろ!!何かおかしいぞッ!!植物が枯れていく!!」

トリッシュ「ジョルノ!?」

ジョルノ「いえ!!僕の意思では……
    ゴールド・Eは能力をまだ解除していない!!」

雪華綺「く……」

ジョルノ「動いた?人形がッ!?」

雪華綺「あなたは……ジョルノ?いや 汐華初流乃」

ジョルノ「……ッ!?」

ポル 「喋りやがったッ!?やっぱり罠だ!!
    ミスタ トリッシュ 早く叩けッ!!」

ミスタ「セックス・ピストルズッ!!」

トリッシュ「スパイス・ガールッ!!」
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:51:58.45 ID:r9eLh9Kx0
ミスタ「……」

トリッシュ「……」

ポル 「どうした!?少女の姿だからといって躊躇している場合では……」

ミスタ「違う……ポルナレフさん……どうやら既に6発……『撃ったらしい』
    見てくれ 死体に6発穴が開いている」

トリッシュ「わ……私は目を離さなかった まばたきすらしていない……のに……」

ジョルノ「僕もです なのに人形が死体の傍から消えている……これは」

ポル 「まさか……『時が飛んだ』!?」
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 12:53:30.30 ID:J62zEcaj0
Dr.モニカってだれだ?
ローゼンキャラ?
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:00:34.77 ID:r9eLh9Kx0
雪華綺「……危なかった あなたがスタンドを使ってくれなかったら」

雪華綺「お互い様だ 俺をあのゴールド・E・レクイエムの……
     死の連鎖から解放してくれた」

雪華綺「助けるつもりでは……私もあの時は必死だっただけ」

雪華綺「どっちでもいい 何にせよ天はまだ俺を見捨ててはいないということだ
     王に返り咲ける能力 それがまだ俺にはある」

雪華綺「能力?時を飛ばすスタンドのこと?
     それとも この私の中に魂と心を潜り込ませた特技の方?」

雪華綺「両方だ だがしばらくはお前の右目の白薔薇の中で
     墓碑銘(エピタフ)として身を隠す」

雪華綺「……脅してる?」
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:06:47.57 ID:r9eLh9Kx0
墓碑銘「そうではない 力を貸してやると言っているのだ
     無理やりお前の大事な体を奪ってやろうなどとは考えていない
     この体は元々お前のものだ 綱引きではお前の方に分がある」

雪華綺「元々……ね」

墓碑銘「新入り……いや 今では組織の新ボスか あのジョバァーナから
     生命エネルギーを奪った手腕……
     下手をして俺まで吸われては堪らんからな」

雪華綺「……そんなことはしない 時を飛ばす能力 予知 そっちの方がいい」

墓碑銘「その通り しばらくコンビを組もうじゃあないか えと……」

雪華綺「雪華綺晶(きらきしょう) 私は……雪華綺晶」

墓碑銘「そうか 俺は」

雪華綺「あなたの名前は必要ない
     今はただの墓碑銘(エピタフ) そうでしょう?」

墓碑銘「確かに」
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:08:20.27 ID:aR8i9Y17O
5部好きの俺にはたまらないな
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:10:07.36 ID:ys8HX9tX0
きらきーはこんな話し方じゃない
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:16:25.08 ID:r9eLh9Kx0
真 紅「追ってベリーベル!!あなたならできるはず!!」

ベリー「……ッ!!」

真 紅「そう 苺わだちの……雛苺の匂いを追えばいいの」

ベリー「……!」

翠星石「頼りない飛び方ですぅ ちゃんと分かっているのですか?
     お前の両肩に蒼星石の安否が掛かっているのですよ!!」

真 紅「あまりプレッシャーを掛けては駄目よ翠星石
     雛苺の人工精霊は褒めて伸ばすタイプなの」

翠星石「じれったいです スィドリームは軍隊方式で育てたですよ!!
     それに比べてベリーベルの情けないこと……
     おじじのファックの方がまだ気合入ってるですぅ!」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:24:00.19 ID:r9eLh9Kx0
ベリー「……」

翠星石「なんです?何か文句でも……」

真 紅「ちょっと落ち着きなさい翠星石
     ベリーベルが何を言っているか聞こえないじゃないの」

ベリー「……ッ!」

真 紅「Nのフィールドの廃棄場!? 可能性の閉じた世界の扉の1つに!?
     本当に雪華綺晶につけた苺わだちの匂いがそこへ?」

ベリー「ッ!!ッ!!」

翠星石「厄介なところに逃げ込みやがったです……」
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:27:54.02 ID:vJcKVzJIO
おいおいいい組み合わせじゃねえか
wktk
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:31:31.17 ID:r9eLh9Kx0
真 紅「このまま追うわよ 一度 廃棄場の扉を開けると
     元のこの世界には簡単には戻れないかも 覚悟は良くて?翠星石?」

翠星石「合点承知です 折角真紅が運よく雪華綺晶を半殺しにしたのです
     地の果てまでも追い詰めて蒼星石の体を取り戻すですよ!!」

真 紅「私が白薔薇に勝てたのを運任せみたいに言って欲しくは無いのだわ
     私と雛苺そして翠星石あなたの力 勝つべくして勝ったのよ」

翠星石「へいへい 口には気をつけますです
     それより真紅 この扉で間違いないですか?」

ベリー「……!」

真 紅「そのようね」

翠星石「それじゃ開けるです」

真 紅「ちょっと待って ホーリエ あなたはここから引き返して
     ピチカートに……金糸雀に連絡して頂戴
     いいこと あなただけが頼りよ」

ホーリ「……!!」
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:39:38.87 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「これでよし 待たせたわね翠星石 さあ扉を」

翠星石「何か張り紙してあるです?『開けますか 開けませんか』?
     開けるに決まってるです!!
     ガチャッとな……て ウボァアアアアアーーーー!!」

真 紅 「水!? 翠星石ちょっと扉を一旦閉め……」

翠星石「オボボボボッボボボボボ ガボボボッボボボボボボ」

真 紅 (駄目ね……どうやら扉の向こうは水の底みたい
     水の勢いでもう扉は閉められない どっちみち進むしか……)

翠星石「ゲバババババ ボハハハ ボビビビッビオロッゴゴッゴ」

真 紅 (翠星石 これは記憶の海じゃなくて現実の水中なの
     喋っても何も聞こえないのだわ 私達が溺れる心配は無いのだけれども)
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:41:00.95 ID:oHaBvBnm0
吉良ときらきーの話描いた人か?
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:44:42.34 ID:25xk9mOXO
吉良のインスパイアですねわかります
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:45:47.73 ID:igbsRAgIO
これは期待
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:46:23.00 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「オオオロロロロロ!! オロロロロロロ!!」

真 紅 「ゲロを吐くにしても もう少し優雅な音は出せないの?
     それじゃあジュンよりもひどいわよ」 

翠星石「オロロロ…… ゲロじゃないです 飲みすぎた水を吐いているだけです
     ウプッ オロロロロロバッ!!」

真 紅 「まさか河底に捨てられた鏡に扉が繋がっていたとはね
     それにしてもここはどこなのかしら……日本ではなく西洋のようだけど
     あれは……コロッセオ!!と言うことはローマ……」

翠星石「オバマロロッロ……『殺っせよ』?
     到着早々誰を殺すんですか?
     全く真紅は血の気が多いですねぃ オエップ」
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:49:38.12 ID:MoaPQ5HP0
翠星石きたねえw
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:52:33.68 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「……ここはイタリアだと言ってるの 時間軸ももしかしたら
     私達の現代よりも少しずれているかもしれないのだわ」

翠星石「イタリア? あの長靴の形をしたイタリアですか!?」

真 紅 「そうよ 見た限り21世紀には違いなさそうだけど……
     まあ10年程度のズレならよくある事だし……問題ないわね
     それよりも……」

翠星石「ぶへっきしッ!! このままじゃ風邪ひいちまうですぅ」

真 紅 「私達は風邪ひかないのだわ……とは言えお父様から戴いたドレスを
     いつまでも水で濡らしてはおけない……」

翠星石「あれを見るです真紅
     排水溝で焚き火をしているフリーダムな人達がいるです」

真 紅 「……あれに混ざれと?」

翠星石「いや そういうわけじゃないですが……」
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 13:58:14.83 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「火を貸してくださいと一言頼めば 貸してくれなくも無さそうだわ」

翠星石「え!?真紅!まさか本気であの集団に頼む気じゃ……」

真 紅 「別にあなたを責める訳ではないけど いつまでも人見知りしていては
     肝心な時に何も出来ない 今は服を乾かすのが先決……」

翠星石「ですが……」

真 紅 「まぁ見てなさい このネゴシエーター真紅のやり方を」

翠星石「こ……後学にさせていただくです」
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 14:05:20.52 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「……」

俺ッち 「……ッ!?」

真 紅 「……! ……」

俺ッち 「……?」


翠星石「お?ここからじゃ何を話しているのか分からないけど
     いい感じっぽいです やはり真紅はできる妹ですぅ」


俺ッち 「俺ッちのコートをギろうたってそうはいかねーぞ このドチンボ野郎ッ!!」

真 紅 「……ッ!」


翠星石「交渉決裂!? てか何ですか あの意味不明なキレ方は!?」
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 14:12:01.83 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「フンッ!!」

俺ッち 「たわらば!!」


翠星石「殴った!!殴りやがったです!!結局最後は腕力で解決しやがったです」


真 紅 「……!!」


翠星石「あ!? 焚き火の周りの人にまで突っ込んでいくです!!
     ええい あいつはどこまでボディランゲージなんですか!!
     姉として教育せねば……」
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 14:20:19.38 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「真紅!!いくらなんでもやりすぎ……」

真 紅 「見なさい……翠星石」

翠星石「うおおお なんですか この死屍累々は!?
     ひーふーみー……12人!!12人をたった30秒足らずで!?
     悪魔ですか?お前はッ!」

真 紅 「落ち着きなさい 半分は最初からこんな状態だったのだわ
     そしてこれを見て……翠星石」

翠星石「注射器……ということはまさかこの人達は……」

真 紅 「医学部卒のお医者さん達……には とても見えないわね」

翠星石「ず 随分とダーティなところに来ちまったですぅ」
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 14:28:15.92 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「嘆く暇があったら火にあたって 翠星石
     あなたの方が乾かすのに時間が掛かるのだから
     私達薔薇乙女には後悔したり落ち込んでいる時間は無いの」

翠星石「翠星石は時々 真紅の逞しさが眩し過ぎることがあるですよ」

真 紅 「それはともかく困ったわね きっと雪華綺晶もこの河底をくぐったはず
     これではベリーベルに苺わだちを追わせることも……」

ベリー 「……ッ!!」

真 紅 「え?大丈夫……まだ匂いが残っているですって」
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 14:29:35.64 ID:YlmKWwjW0
支援
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 14:36:31.16 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「マジですか?どっちの方向です!?」

ベリー 「……ッ!!……!!」

翠星石「近い?それも物凄く!?まるで目の前に……?」

真 紅 「翠星石ッ!?焚き火から離れて!!そこよ!!火の中ッ!!
     炎の揺らめきの中に白薔薇がいる!!」

雪華綺「……ッ」

翠星石「しまっ……」
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 14:45:27.21 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「うぅっ!? ま……前が 前が見えないですッ!!」

真 紅 「翠星石ッ!!あなた目をやられたのよ!
     スィドリームですぐに修復を!!その間は私が抑える!!
     雪華綺晶ッ!!……なんてことを!!姉妹の顔を焼くなんて」

翠星石「ッ!!」

雪華綺「折角 火の中に潜んでまで奇襲したのだから
     これぐらいのダメージは与えないと……私の骨折り損」

真 紅 「骨なんて無いくせに……ッ」

雪華綺「正直 ここまで追い詰められるとは……
     絆の力 素晴らしい限りです 結構焦りましたよ」

真 紅 「そう言う割りには
     Nのフィールドで与えたダメージがかなり回復している
     からからにしてやったはずのあなたのエネルギーも」

雪華綺「少し……ですが 先ほど 生命のガソリン補給が出来たもので」
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 14:55:32.34 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「わざわざ火の中で待ち伏せるぐらいだから万全とは言えなさそうだけど
     第2Rのゴングを鳴らしてもいいのかしら」

雪華綺「……」

真 紅 「ベリーベルッ!!」

雪華綺「……目くらましッ!? 人工精霊のスパークで
     翠星石は今は目が見えていないことを逆手に……」

真 紅 「目には目を!!そして一気にトドメ 薔薇の尾(ローズテイル)ッ!!」

雪華綺「……小細工を」

真 紅 「小細工じゃあないッ!!勇気よ!!」

雪華綺「この薔薇の尾もフェイント……ッ!?」

真 紅 「翠星石の受けた苦しみ あなたも味わいなさいッ!!
     これが本命の攻撃!!火にくべていた『俺ッちのコート』!!」

雪華綺「……!」
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:03:05.60 ID:KIBXIeDh0
俺ッちのコートwww
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:03:29.28 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「なんとか視力が戻ってきたですね スィドリーム良く直してくれたですよ
     あとで妹をファックしていいです……と そうです 真紅と雪華綺晶は!?
     二人の台詞しか聞こえてなかったですが……真紅有利っぽかったはず」


雪華綺「……フフ 惜しい」

真 紅 「俺ッちのコートまで避けられるとは……
     河底で随分と頭を冷やしていたようね」

雪華綺(エピタフ……これは便利 予知が無かったら
     薔薇の尾の時点で反撃を始めてしまっていた そして今
     次の予知を私に告げている……打つ手がなくなった真紅は……)

真 紅 「ローズテイル!!」

翠星石「真紅!? ローズテイルで焚き火を攻撃して……」

雪華綺「そう……煙幕 また目くらまし そして次の攻撃こそ真紅お得意の……」

真 紅 (先の俺ッちのコートがまだ記憶に新しい今
     瞬間的にまた飛び道具を警戒するはず
     その隙を全力で見逃すわけには行かない!!)

雪華綺「黄金の右ストレート……でも そのタイミングは見切れている」

真 紅 「反応した!?この死角からの攻撃に!? いけない……ッ!!」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:13:07.60 ID:r9eLh9Kx0
雪華綺「……決まった」

真 紅 「く……か……」

翠星石「ク クロスカウンター……ッ!?
     あの真紅の鉄拳にカウンターを成功させたですか!?
     な……なんという格闘センス!!」

真 紅 (ま……ずい 完璧に真芯を打ち抜かれたのだわ
     足に力が…… ま 負ける……やられてしまう……)

雪華綺「覚悟…… ッ!?」

真 紅 「!?」

翠星石「距離をとった!?雪華綺晶の方が?
     真紅が足にキてるのは傍からも一目瞭然
     千載一遇のチャンスのはずだったですのに……」

雪華綺(この予知を見てしまっては……真紅に近づけない)

真 紅 「ッ!! 何か飛んできた!?これは!?」
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:18:49.87 ID:sNAS9pqR0
しえん
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:20:58.58 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「黒い羽根ッ!? まさか……水銀燈!!」

水銀燈「チィッ!! どうしてアレが避けられるのよ!!
     完璧に虚を突いたタイミングだったのに」

雪華綺「黒薔薇のお姉様まで……」

水銀燈「あなたが隠したモノを探して
     廃棄場の扉を片っ端から開いていたら……ね」

雪華綺「……」

水銀燈「今まで水中に潜んでいたのは流石に少し冷えたけど
     ローゼンメイデンとローゼンメイデンは引かれ合うのが宿命」

真 紅 「水銀燈 私を助け……」

水銀燈「お馬鹿さん 私がそんなキャラしてると思う?」

翠星石「いーや 思わねーですぅ どうせ翠星石達を餌に
     雪華綺晶を仕留めるチャンスをうかがっていただけです」
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:26:43.16 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「その通り あんた達の戦いぶりを見ていて……
     そして 先の一撃を避けられたことで確信も持てた
     今の雪華綺晶は ほぼ全ての攻撃を事前に読むことが出来る」

真 紅 「なんですって!?」

雪華綺(……正解)

翠星石「そんなこと どうやって!?」

水銀燈「私が知るわけないわよ ただそう考えた上で
     攻撃を仕掛けたほうが良いってことには間違いない
     故に次の私の一手はこれ!!
     巻き添え食らうのが嫌なら二人とも離れていることねッ!!」

雪華綺「……!!」

水銀燈「青ざめたわね!! 私の攻撃が読めたのかしら!!」
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:33:31.17 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「水銀燈!! あなたまさかこんな狭い場所で!?」

水銀燈「その通り!!羽根による絨毯爆撃!!これなら眼を瞑っていても当たる!!
     年貢の納め時よ!!白薔薇ァッ!!」

雪華綺(予知が……予知が私の敗北を……
     羽根を全身に受けて倒れる私を見せている
     こんな力任せの技で……押し切られると……)

水銀燈「当ぁたれェーーーーッッ!!」
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:34:46.47 ID:KIBXIeDh0
キンクリないとエピタフの有効性半減だよな
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:35:37.67 ID:CTABk3CP0
まあ、ここからボスが
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:37:29.94 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「ゲェホッ!!エフッ!!凄い土煙ですぅ!!
     水銀燈の野郎……手心ってモノを……」

真 紅 「翠星石?」

翠星石「あ 真紅 大丈夫です 俺ッちさん他11名も
     とりあえず羽根が当たらないよう河に突き落としといたですよ」

真 紅 「そう いい判断ね 全く水銀燈たら人間のことなんてまるで眼中に……」

水銀燈「……」

真 紅 「水銀燈?」

水銀燈「馬鹿な……」

翠星石「馬鹿はお前です 真紅の言葉が聞こえたですか?少しは周りを見て……」

水銀燈「逃げられた……白薔薇に」
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:38:14.13 ID:0IecPyi6O
支援
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:45:48.50 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「あなたのことだから粉微塵にしてしまったとかじゃないでしょうね」

水銀燈「私だってそこまで我を忘れるわけ無いわ
     あの白薔薇には返してもらわなくちゃいけないものだってあるのよ」

翠星石「?」



雪華綺「……迂闊」

墓碑銘「だな 俺が出て行って予知に出た時間帯を消し飛ばしたから
     なんとかなったが」

雪華綺「また……助けられた」

墓碑銘「……雪華綺晶 お前は強い それに予知は絶対だ」

雪華綺「慰めてる?」
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:51:45.91 ID:r9eLh9Kx0
墓碑銘「まさか 事実を言っているだけだ」

雪華綺「なら……何故 勝てない」

墓碑銘「無敵の王も万の兵隊の前には無力と言うことだ
     それにローゼンメイデンの中ではお前が一番年下だな?」

雪華綺「……年齢など」

墓碑銘「そういうことを言っているのではない
     お前は最近目覚めたばかりの第七ドール
     それに対して他の真紅や……ええと」

雪華綺「水銀燈……翠星石……」

墓碑銘「そいつらは百年以上昔から戦い続けている」

雪華綺「アリスゲーム」

墓碑銘「そう 戦いの年季が違う 実戦経験が違う
     いくら相手と同等以上の力をこちらが持っていたとしても
     その差は埋められるものではない」
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:58:59.64 ID:r9eLh9Kx0
雪華綺「……」

墓碑銘「特にあの黒いのは予知能力に勘付いた
     過程や方法など無視し観察の結果だけからその結論を導いたのだぞ
     これは相当に戦い慣れしている
     もしかしたらスタンド使いと戦った経験すらあるのかもしれん」

雪華綺「私は」

墓碑銘「知恵をつけろ雪華綺晶 お前はまだ幼い
     予知に振り回されるな 予知のさらに先を読めるようになれ」

雪華綺「予知に……振り回されてる?私が?」

墓碑銘「そうだ 混乱こそ我が墓碑銘 これを忘れるな」
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 15:59:50.21 ID:xf6ZyfrR0
密かに期待
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:02:45.63 ID:gdeya0pC0
ボスかっけえw
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:07:42.63 ID:4f2jKtpAO
カリスマ溢れるボスだな
ディアボロ好きな俺には最高なスレだ
支援
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:07:52.80 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「いっくしッ!! 誰か噂でもしてるわね」

翠星石「いや ずぶ濡れの自分の姿を見て ものを言えです」

真 紅 「随分と冷えてるようね水銀燈 私達は体温がいくら下がろうが
     活動にはどうってこと無いけど 感覚だけはあるから辛いところね」

水銀燈「感覚があるから……私達は やれるのよ」

真 紅 「強がっていないで素直になればいいじゃないの
     こっちへ来て 火にあたりなさいな
     温かい飲み物もあるわよ」

水銀燈「それ フリーダムな人達が飲んでいたのじゃ……
     本気で薦めているの?」

真 紅 「大丈夫 ただのお湯よ」

翠星石(水はそこの河から汲んだやつですが)

水銀燈「……」
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:14:15.42 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「ほら遠慮なんか あなたのキャラじゃないのだわ
     あんまりみすぼらしい格好されていてもこっちが困るの」

水銀燈「そこまで言うのなら 火にあたってあげなくない事も無いわぁ」

翠星石「……」

水銀燈「ところで何か変な臭いがするんだけど 何燃やしているの?」

真 紅 「少し湿気っているから でもそのわりには良く燃える」

水銀燈「まさか……これ」

翠星石「そうです おめぇーが播き散らかした羽根ですよ」
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:16:42.00 ID:ZzIPhTj7O
携帯から支援
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:21:37.56 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「あんたたち……ッ!!」

真 紅 「怒らない怒らない 廃品を有効利用しているだけなのだわ」

水銀燈「廃品じゃ無ぁーいッ!! 回収すれば
     羽根の再生で無駄に人工精霊を疲労させずに済むのに……!!」

翠星石「お前そんな貧乏臭いこと 陰では やっていたのですか
     そいつはお気の毒様です」

水銀燈「? ちょっと待って
     今燃やしているこれ……本当に全部 私の羽根?」

真 紅 「そうよ」

水銀燈「数が多すぎる……こんなに沢山 撃った覚えは……」

翠星石「気のせいじゃないですか?」

水銀燈(いや……多い けれどもこれは確かに私の羽根
     私が気付かない間にも私は羽根を撃っていた?
     雪華綺晶が消えたことと何か関係が……?)
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:21:46.54 ID:igbsRAgIO
わくてかわくてか
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:26:30.13 ID:25xk9mOXO
面白いけどスレタイはディアボロと雪華綺晶のほうが良かったんじゃね?
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:26:45.07 ID:4f2jKtpAO
さすがに「消し飛んだ」のは理解できるわけないな
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:27:56.97 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「火は……いいわね」

水銀燈「……」

翠星石「真紅?」

真 紅 「私達は火の中から生まれた
     火を見ていると 何故か 心が落ち着くのだわ」

水銀燈「それ放火魔の心境じゃない」

真 紅 「火を見ていると 自分達が何故戦うのかも
     何故生きているのかも分かる気がする」

翠星石(完全に自分の世界に入っちまったですね)
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:34:06.96 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「火はいずれ消えてしまう けど それがイヤで
     自分の火を皆で持ち寄って もっと大きな火にしたいと思う」

翠星石「……」

水銀燈「私なら 他の火を奪って自分の火を大きくするけど」

真 紅 「水銀燈 あなたとは この手の議論はいつまで経っても平行線ね」

水銀燈「……フン」

真 紅 「さて……ドレスもあらかた乾いたけど
     暗くなってきたことだし 解決しないといけない問題があるのだわ」

水銀燈「問題?」

真 紅 「水銀燈 自分の鞄は持ってきている?」

水銀燈「あんなもの いちいち持ち運ぶものじゃないわぁ
     重くって行動が制限されるじゃないのよ で 真紅は?」

真 紅 「……」

翠星石「真紅も『こんなの抱えていては足が遅くなるのだわ』と」

水銀燈「……」
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:38:59.40 ID:s5LvL60i0
ミキタカか露伴の鞄に入るんですね、分かります
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:43:00.53 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「そういうわけで今ここには翠星石の鞄しかない」

翠星石「この鞄はサブフライトシステムも兼ねているですからね
     どこぞのドンガメどもとは違うのですよ」

水銀燈「あんたは鞄使わないと ろくに飛べないだけじゃないの」

真 紅 「知ってるとは思うけど 私達は鞄で眠らなくてはいけない
     そうしないと体(ボディ)や魂(ローザミスティカ)は無事でも
     心が……記憶が失われていくのだわ」

翠星石「ローゼンメイデンをローゼンメイデンたらしめているのは
     ローザミスティカだけではない 記憶や経験があるというのが
     生きた人形と世に賞賛を浴びる理由ですぅ」

水銀燈「講釈はいいわよ で どうするの?」

翠星石「これに三人一緒には入れないです」

真 紅 (もし入れても水銀燈と一緒に入るのは嫌ね)

水銀燈「順番というわけか あんた達ここはまず姉に譲りなさい」

真 紅 「こんな時に限って姉ぶらないで欲しいのだわ
     それにこういう場合は妹を優先してあげるものではなくて」

翠星石「ちょ!!ここは常識的に考えて
     本来の持ち主である翠星石が最初に……」
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:51:47.33 ID:r9eLh9Kx0
  鞄  「……zzZ」

翠星石「くぅうう……惜しかったです
     この翠星石に もう少しジャンケンの才能があれば」

水銀燈「まさか三連続あいこの後にも真紅がグーを出し続けるとはね
     ……てかなんで あんたはあそこでチョキに変えたのよ」

翠星石「おめーこそ 初っ端にイモチョキを出して
     場を凍らせてくれたじゃないですか」

水銀燈「わ 私の地元ではあれが普通のチョキなのよぉ!!」

翠星石「地元ってどこだよ……です」

水銀燈「……」
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 16:59:57.27 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「誰かに教えてもらったのですね?」

水銀燈「……」

翠星石「雪華綺晶から取り返したいものって……」

水銀燈「要らぬ好奇心は身の破滅を呼ぶわよ 翠星石」

翠星石「好奇心ではないです 真紅の手前……我慢していましたけど
     取り返したいものがあるのは この翠星石も同じです」

水銀燈「蒼星石……」

翠星石「そうです 体(ボディ)は雪華綺晶から
     そして魂(ミスティカ)は水銀燈 お前からです」
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:05:01.30 ID:25xk9mOXO
よく錬られてるなあ
面白い
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:05:14.69 ID:YlmKWwjW0
支援
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:05:42.22 ID:4f2jKtpAO
吉良雪華の人だろう?
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:07:02.53 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「……」

翠星石「今 私は戦う気は無いですよ どうせ負けるですしね」

水銀燈「賢明ね」

翠星石「そう 翠星石は賢いのです
     戦いというのは一度始めれば決して負けてはいけないのです
     それがアリスゲームにしろ 違うにしろ」

水銀燈「でも戦えば必ず誰かが負けていなくなる」

翠星石「なのに……なのに蒼星石は あいつは
     『勝ってはいけない戦い』を選んだのです
     馬鹿な……本当に大馬鹿な妹です」
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:08:01.96 ID:ys8HX9tX0
支援
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:14:59.45 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「……」

翠星石「アリスゲームよりも 姉妹達よりも……
     たかが一人の人間の願いを叶えるために
     あんな……自殺行為を……」

水銀燈「たかが……人間」

翠星石「あと十年かそこらで死ぬような人間のためだけに
     それもただ自分と似ているという理由だけで……」

水銀燈「もう それ以上言うのはよしなさい翠星石
     あなた疲れているのよ ほら 真紅と鞄を交代する時間」

翠星石「お前に気を使われるようじゃあ 翠星石もおしまいですね」

水銀燈「……フン」
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:23:28.41 ID:r9eLh9Kx0
  鞄  「……zzZ」

真 紅 「……」

水銀燈「……」


     『あと十年かそこらで死ぬような人間のためだけに
     それもただ自分と似ているという理由だけで……』

     『私ね 壊れた子(ジャンク)なの』

     『安心して 次来る時には死んでるから』


水銀燈「耳が痛いわね」

真 紅 「は?」

水銀燈「なんでもない……こっちの話」

真 紅 「あ そう……」
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:24:35.44 ID:4RMlPVrr0
支援
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:25:36.56 ID:lKQ2wDYeO
ジョルノはまだか
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:28:56.38 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「……」

真 紅 「……」

水銀燈(会話が無いわねぇ…… まあ お互い嫌いな者同士だし
     何を話しても喧嘩になるのは見えてる)

真 紅 (お腹が減ったのだわ)

水銀燈(翠星石はメンヘラぶりが怖かったけど真紅は沈黙が怖いわぁ
     何 考えてんのかしら)

真 紅 (暇だから立体視の練習でもするのだわ)

水銀燈(手持ち無沙汰ね 耳を動かす訓練でもしてよう……)
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:31:09.06 ID:25xk9mOXO
真紅wwwwwwwwwwww
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:31:40.22 ID:YlmKWwjW0
2人ともなにやってるんだ
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:35:58.33 ID:r9eLh9Kx0
  鞄  「……zzZ」

翠星石「翠星石が寝ている間 水銀燈と何か話したですか」

真 紅 「いえ……何も」

翠星石「本当に?」

真 紅 「一言も会話が無かったのだわ」

翠星石「一言も?」

真 紅 「だからそう言ってるじゃないの」

翠星石「はぁ 本当に仲が悪いですねぇ」

真 紅 「翠星石の許可さえ降りるなら 鞄ごと簀巻きにして
     河に放り込んでやりたい気分なのだわ」

翠星石「……こりゃ重症です」
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:36:45.05 ID:X8ODHryN0
ノリがジョジョっぽいなw
気に入ったから支援!
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:39:17.00 ID:lKQ2wDYeO
なんでGEはレクイエムじゃないの?

あと支援
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:40:49.74 ID:ji+RlK6Z0
JOJO the worldにきたからJOJOナイズドされてると
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:42:42.75 ID:X8ODHryN0
>>85
ドールズのビジュアルがJOJOっぽかったり擬音がやたらウルサイのか。
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:45:37.65 ID:r9eLh9Kx0
ジョルノ 「ここら辺りですか ディアボロの死体が発見されたのは」

ミスタ 「そうだが 手がかりになりそうなものは既に組織が……」

トリッシュ 「それはディアボロの手がかりでしょ?
     ジョルノが探しているのは 昨日逃げた白い人形の方の手がかり」

ジョルノ 「ええ だけど橋の上から見ているだけでは分かりませんね
     今日は朝から天気もいいですし ちょっと河に入ってみますか」

トリッシュ 「あ あたしは入らないわよ 河でゴミさらいなんて……」

ミスタ 「やれやれ どこの世界に
     河でガサ入れしているギャングがいるもんかね」

ジョルノ 「ニホンのホッカイドーでは
     ギャングが鮭を取っているという話ですよ」

ミスタ 「出たぞ また うちのオリコーさんの豆知識が」

ポル  「離すなよ!?絶対に目を離すなよ!? 河の中でお前達から
     見失われでもしたら もう二度と会えん気がする!!」
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:47:24.07 ID:YlmKWwjW0
ポルポル流石のフリだな
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:49:35.35 ID:X8ODHryN0
ダチョウ倶楽部落ちかw
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:52:19.32 ID:r9eLh9Kx0
ミスタ 「あーあ このズボン高かったんだぜ……」

ジョルノ 「我慢してくださいミスタ 何か手がかり見つけてくれたなら
     給料アップしますから」

ミスタ 「本当か?ジョルノ!?」

ジョルノ 「ええ 勿論です」

トリッシュ 「それってあたしでも有効よね!!」

ミスタ 「トリッシュ!? てめーいつの間に?
     河には入らないって言ってたのに」

トリッシュ 「女は秒単位で考えが変わる生き物なの それよりジョルノ……」

ジョルノ 「分かりました トリッシュには金一封出します」

トリッシュ 「さっすがジョルノ!! 話が分かる」
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:58:29.57 ID:25xk9mOXO
トリッシュはパッショーネに入ったのか
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 17:59:26.52 ID:r9eLh9Kx0
ジョルノ 「……」

トリッシュ 「……」

No.1 「ミスターッ 何ニモ見ツカラネーヨォー!!」

No.2 「見ロ ミスタ 綺麗ナ石ヲ見ツケタゾ
     持ッテ帰ッテモイイカ!?」

ミスタ 「やめとけ 銃口につまるだろーがよぉ」

No.3 「ソモソモ手ガカリッテ何ダヨ 面倒クセーナ」

No.5 「ギャアア 誰カ助ケテー 痛イヨォーーッ」

No.7 「No.5ガ蟹ニ襲ワレテイルゼ」

No.6 「俺達ノ能力ハ弾丸操作ダ
     俺達自身ニハ蟹ヲ撃破スル性能ハ無イ」

No.5 「ソンナ アンマリダーッ!! 助ケテ!! ネェ助テヨーー」

No.6 「気ノ毒ダガ……シカシ無駄死ニデハナイ 無駄死ニデハナイゾ」

No.3 「無駄死ニダロ」
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:01:00.26 ID:lKQ2wDYeO
ピストルズww
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:05:47.44 ID:r9eLh9Kx0
ミスタ 「ジョルノ……いや ボス」

ジョルノ 「なんですミスタ?あらたまって?
     何か見つけてくれたんですか?」

ミスタ 「No.5が半分ほど蟹に食われた 治してくれ」

No.5  「ウウ…… アアア……」

ジョルノ 「何やってんですか!?ミスタ!?」

ミスタ 「いや1/6だと本体へのダメージ反映も鈍いしさ
     それにまさか蟹にスタンドがやられるとは……」

トリッシュ 「亀のスタンド使いだっているんだから
     それぐらいできる蟹ぐらい いてもおかしく無いわよ
     ね? ポルナレフさん」

  亀  「……」

トリッシュ 「ポルナレフさん?」
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:08:57.64 ID:lKQ2wDYeO
ジョルノがつっこんだww
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:11:35.29 ID:25xk9mOXO
返事をしろッ!ポルポルーッ!
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:13:06.14 ID:r9eLh9Kx0
ミスタ 「おい 何とぼけたことやってるんだトリッシュ
     ポルナレフさんはこっちだろーがよぉ
     見たかポルナレフさん あいつ野良亀とココジャンボの区別も」

  亀  「……」

ミスタ 「……」

ジョルノ 「二人とも何しているんですか?
     ポルナレフさんなら最初から僕とずっと一緒にいましたよ
     ところでポルナレフさんは何か見つけました?」

  亀  「……」

ジョルノ 「……」
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:14:45.83 ID:s5LvL60i0
ポルポルwww
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:15:23.34 ID:X8ODHryN0
>>94
スタンドはスタンドしか破壊できない…つまりこの蟹はッ!!
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:18:42.69 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ 「ジョルノッ!!大変よ」

ミスタ 「非常事態だ こんなこと起きるわけねぇ!!」

ジョルノ 「その通りですミスタ!トリッシュ!!これは間違いなく」


三 人 「新手のスタンド使いの攻撃を受けているッ!!!」


ジョルノ 「……と何でもかんでもスタンドのせいにするのは
     僕達の悪い癖です 認めましょう うっかりミスだと」

ミスタ 「テメーもノリノリだったくせに」
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:21:23.86 ID:4f2jKtpAO
こいつらwww
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:22:45.88 ID:lKQ2wDYeO
ダメだこいつら…
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:24:36.10 ID:25xk9mOXO
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ| 
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ  
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r ー---ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \   
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ   
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ     
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:25:54.69 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ 「そんなことよりポルナレフさんを探さないと!!
     念のため お互いの亀をもう一度確認しましょ
     私のは普通の野良亀よ 鍵も窪みもついていない」

ミスタ 「俺のも ただの亀だ うんともすんとも言わねー」

ジョルノ 「僕のは よく見たらカミツキガメでした
     イタリアにはいないはずの亀ですから
     ペットとして輸入された個体が成長して大型になったことで
     飼いきれなくなり遺棄されたものと思われます」

トリッシュ 「……」

ジョルノ 「マスコミで騒がれているほど凶暴な亀ではなく
     性格も臆病ですし 指を食いちぎるほどのパワーもありません
     問題はこれが外来種として在来の生態系を……」

ミスタ 「分かったジョルノ お前が言いたいことはよく分かった
     だから もう ポルナレフさんを探そう! な!」
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:27:39.40 ID:ys8HX9tX0
ジョルノがww
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:29:42.64 ID:LKjPoKyUO
ピストルズが見えている…

気をつけろっ!そのカニはスタンド使いだっ!
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:30:32.33 ID:X8ODHryN0
ジョルノがwiki化してるw
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:35:56.36 ID:r9eLh9Kx0
100レス近く使って未だに まともな絡みがないけど ちょっと途絶えます

スレ落ちない内には再開するので 気が向いたらまた見てね

109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:39:41.63 ID:YlmKWwjW0
この時間にいなくなって落ちないうちに再開ということは
10分以内には戻ってくるって事だな
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:43:01.08 ID:25xk9mOXO
そんなすぐ落ちないだろ
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:44:16.58 ID:YlmKWwjW0
今の鯖って結構持つのか
なら安心だな
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:44:52.57 ID:k8kLUn2t0
こういう良スレに出会えるからvipは止められないな
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:49:59.16 ID:semCzbbJ0
>>112
全くだ
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 18:52:40.04 ID:X8ODHryN0
保守
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:02:47.80 ID:semCzbbJ0
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:03:38.76 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「ふぁあ……良く寝たわぁ 真紅のことだから私が寝ている間に
     鞄を縄で縛って燃えるゴミに出されるかと思ったけど
     流石にそこまで外道ではなかったみたい……て
     何か外が騒がしいわね」


ポ ル 「やめろ コラ やめないか お前ら」

翠星石「あれ おかしいですよ 踏んづけても甲羅が脱げないです」

真 紅 「変ねぇ ジュンがやってたゲームだと確かに……」

水銀燈「やめんか この外道ども!!」

真 紅 「あいたッ!!」

翠星石「ギャッ!!何するですか水銀燈?
     いきなりグーで殴るなんて!真紅じゃあるまいし」
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:04:25.06 ID:wD1XBgeb0
再開ktkr
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:05:05.24 ID:X8ODHryN0
浦島水銀燈はじまったなw
支援
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:09:41.12 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「さわやかな目覚めを迎えたと思ったのに
     いきなり胸糞悪い光景繰り広げてんじゃないわよ ゲーム脳め
     生き物を虐めるなんて最低よぉ」

ポ ル 「そうだ そうだ」

真 紅 「とか言いつつ その亀を私達から取り上げてどうするつもり?」

水銀燈「はぁ? 決まってんじゃない」

ポ ル 「逃がしてくれるんだよ
     竜宮城は無理だが感謝だけはする メルシーポークー」

水銀燈「食べるのよ」
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:13:58.61 ID:X8ODHryN0
これは酷い野生児ですね
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:15:29.11 ID:4f2jKtpAO
ポルポルゥゥゥゥ早くドール達を中へ入れるんだァァァァ
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:19:21.52 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈の3分間クッキング

材料: カメ

方法: 焚き火の上にカメをひっくり返して置く
    焼けるまでじっくり待つ 調味料はお好みで
    甲羅にたまったスープも残さず飲みましょう



翠星石「おま……随分手馴れているですね」

水銀燈「まあね 動物性タンパク質は貴重だから
     それに美味しんぼのアボリジニ編でも似たようなことやってたわよぉ」

ポ ル 「おい やめろ!! 聞こえているはずだろ お前らァ!!」

真 紅 「いやいや 3分だと絶対 生焼けじゃないの
     あと寄生虫とかサルモネラ菌とか
     海原雄山がこの場にいたら全員ジャンクにされるわよ」
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:21:30.49 ID:xf6ZyfrR0
別にお前ら寄生虫もサルモネラ菌もどうってことないだろww
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:22:29.26 ID:Nt+N8+ZF0
追いついた
支援
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:22:36.77 ID:X8ODHryN0
亀の甲羅は鍋代わり…キンレイ鍋焼きうどんより便利だな。
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:26:41.61 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「いいのよ細かいことは 私達は食中毒とか起こさないんだし
     それより塩か何か無いの?」

翠星石「フリーダムな人達が持っていた謎の白い粉ならあるです」

水銀燈「どう見たって調味料の類じゃないじゃない 怪し過ぎる」

真 紅 「小麦粉カ何カダ」

水銀燈「片言で誤魔化さない!! ったく 素焼きしかなさそうね」

ポ ル 「マジで止めろって くそっ
     人形が関わると本当に災難しか遭わないな!俺はよォー」

翠星石「でもまあカメの肉の味ってのにも興味があるですよ
     ジュンやおじじのところでは まず食べれない珍味です」

真 紅 「翠星石もわりとゲテモノ趣味なのね」

ポ ル 「それ以前に不味いって!食べても美味しくないってば
     さっきから聞こえてるのに聞こえてない振りするのもやめようってば!!」
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:28:00.69 ID:25xk9mOXO
ポルポルwwwwwwwwwwww
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:28:26.02 ID:semCzbbJ0
海原雄山はこの世界でも至高の存在なんですねわかります
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:33:43.90 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「はい それじゃ 調理開始
     美味しく焼けるように祈ってて頂戴 あんた達」

ポ ル 「うおおおおお躊躇ねぇ!! んなアホなァァァァァ!!
     熱ッ!! 熱ッ!! アッツーーーーッッッ」

翠星石「アーチーチーアーチー♪」

真 紅 「燃えてるんだろうか〜♪」

水銀燈「もう アーチーチーアーチー♪」

翠星石「感じたんだろうか〜♪」
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:37:09.98 ID:Vn+kiYB70
真夏のw太陽がwww
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:37:46.14 ID:X8ODHryN0
ヒロミGOwww
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:41:43.31 ID:r9eLh9Kx0
ポ ル 「やめて 回すの止めて!まんべんなく焼くのは止めてェッ!!
     この亀死んじゃうと 俺も成仏しちまうんだよォッ!!
     ああっ!なんかもう 涙出てきたァーーーーッ!!」

真 紅 「オゥ アップサーイド イーンサーイド アウッ♪」

翠星石「君を泣〜かせ〜ても〜♪」

水銀燈「アーチーチーアーチー♪」

真 紅 「それは太陽が〜♪」

翠星石「させたこ〜とだ〜よ〜♪」

水銀燈「夏の太陽が〜♪」

ポ ル 「太陽のせいにすんな!!カミュか貴様らーーーーッ!!」
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:52:02.36 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ 「ジョルノ大変!!あの排水溝見て!!ポルナレフさんの亀が焼かれている!!」

ミスタ 「しかも人形が三体も歌って踊ってるぞ!?何の冗談だこりゃあ!!」


三 体 「ハイホーッ ハイホーッ お肉が好き〜♪」

ポ ル 「フフ……自害するのは無礼だな 潔く焼け死ぬとしよう……」


ジョルノ 「ポルナレフさんの精神が 変なこと言いながら天に昇っていくーーーッ!?」

トリッシュ 「あたしとジョルノのスタンドじゃこの距離は届かない!! ミスタッ!!」

ミスタ 「行けッ『ピストルズ』ッ!!」

ピストルス「イイイィィィヤッハーーーーァッ!!」
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:56:24.43 ID:dxmSyWQS0
真紅たちテンションあがりすぎだろwwww
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:57:17.72 ID:25xk9mOXO
ワロタwwwwwwww
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 19:58:48.41 ID:5WhdivIZO
支援
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:03:34.17 ID:r9eLh9Kx0
ミスタ 「ベネッ!! 亀を火の中から弾き飛ばしたッ!!」


真 紅 「何ッ!?何が起きたの!?」

翠星石「!? 料理に夢中で気付かなかったです
     人間が三人も近づいて来ているですよ!!」


トリッシュ 「向こうもこっちに気がついたみたい」

ジョルノ 「僕は亀を拾って 焼失した部分を補います 急げばまだ間に合う!!
     ミスタとトリッシュはあの三体を捕まえてください」

ミスタ 「トリッシュ勝負だ 多く捕まえた方が勝ちだからな!!」

トリッシュ 「ジョルノ!捕まえた数に応じて金一封には色つけてよね!」
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:05:56.36 ID:25xk9mOXO
トリッシュはいつの間に守銭奴キャラになっちまったんだ……
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:07:04.19 ID:Vn+kiYB70
トリッシュはギャングじゃないしな
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:08:21.69 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「あいつら……まさかッ!?」

翠星石「翠星石達の朝ご飯を狙って!?」

水銀燈「ゆ 許せないわぁ」

真 紅 「珍しく意見が合ったわね」

水銀燈「?」

真 紅 「私も食事の邪魔をされるのが…… 一等 トサカにくるのよ!!」
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:15:07.49 ID:r9eLh9Kx0
ポ ル 「コゲコゲコゲコゲ……」

ジョルノ 「しっかりして下さい ポルナレフさん もう亀の傷は治しましたから!!」

水銀燈「その亀は私達のものよ 返しなさいッ!!
     さもないと怪我じゃあ済まさない!!」

ジョルノ 「この人形!! 羽根を飛ばすのか ゴールド・エクスペリエンス 防御を!!」

水銀燈「……ッ!?」

ジョルノ (人形達には やはりスタンドが見えている!?)

水銀燈「なるほど なら手加減無し! ハリネズミにしてあげる」

ジョルノ 「無駄なこと!!」
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:16:25.76 ID:X8ODHryN0
          _
        ,ィ/´  ',  ←トサカ
      、_/ /  ̄`ヽ}
.      》fト、|,从_从))!
       ||ヽ|| ゚ -゚ノ| ||
        || ({ミノ介ミl) ||
     ≦ ノ,ノハヘ、 ≧
     テ ` -tッァ-' テ
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:23:05.14 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ 「スパイスガァーーールッ!!」

真 紅 「ラッシュの速さ比べというわけね」

スパガ 「WAAAAAAAAANABEEEEEEEEEEEEE!!」

真 紅 「だわだわだわだわだわだわだわだわ!!」



ピストルス「キャモォォォォン!!」

翠星石「えぇぃ!! すばしっこい奴らです!!」

ミスタ 「植物を操る能力?ジョルノと同類!?
     それとも植物限定?
     ……大事を取って植物は攻撃しないでおくか」
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:26:41.01 ID:lKQ2wDYeO
だわだわww
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:29:02.37 ID:cOktdOvO0
wwwwww
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:33:32.97 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「こなくそーーーーーッ」

ミスタ 「ピストルズッ!!弾数にも限りがあるッ!!
     人形だけを 人形の足を狙え とりあえず動けなくするッ!!」

ピストルス「ヘーイッ パスパスパースッ」

翠星石「スィドリームッ!! 銃弾に乗ってる奴らの邪魔をするです」

スィドリ「……ッ!!」

ピストルス「ウオッ マブシッ!!」 

ミスタ 「ちっ!! 植物が邪魔で跳弾で狙うしかねぇってのに……」

翠星石「おらおらおら!!翠星石は戦っても凄いってことを
     今ここで証明してやるですぅ!!」
147うんこマン:2009/02/21(土) 20:35:35.69 ID:4yfao6KaO
ジャム「ハァハァ…もう無理…許して…ハァハァ」
スイセイセキ「おめぇ泣かされてぇんかコラ!!」
ジャム「う、う…酷い…酷すぎる…」
スイセイセキ「あんだって?聞えねぇなギョウチュウやろう」
真紅「ジャムくん(>_<)ユウコト聞いて、早く吸って!(;_;)」
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:36:27.47 ID:25xk9mOXO
こなくそwwwwwwwwwwww
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:37:47.16 ID:lIZscqSj0
ミスタGUN道
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:41:57.80 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「ウッ……!?」

スパガ「テメー かまととブッテンジャネーゾ コラァ!!」

トリッシュ 「いける!!パワー勝ちした!!」

真 紅 「ロ……ローズテイルッ」

トリッシュ 「スパイスガールッ」

真 紅 「命中したのにッ!?」

スパガ「薔薇ノ花びらヲ柔らかくシマシタ
     柔らかいトイウコトハ 何者ヲモ傷つけラレナイッ!!」

真 紅 (マズい……非常にマズいのだわ リーチが違いすぎる
     人形同士の戦いやジュンみたいな小者を殴るのに慣れすぎた!!)
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:42:59.85 ID:0IecPyi6O
かまととwww
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:43:27.16 ID:X8ODHryN0
JUM「小者…だと?」
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:44:14.27 ID:xf6ZyfrR0
すげぇ、あのワキガ落ちながら戦ってる
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:46:20.19 ID:kLxRU5jZO
これは期待w
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:46:52.71 ID:nxKEBoqk0
支援
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:47:48.17 ID:S16mD0Fw0
書き溜めてから投下だろjk
まあおもしろいから待つけどさ
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:50:41.45 ID:r9eLh9Kx0
スィドリ「……ッ!?」

翠星石「何やってるですかスィドリーム!! 銃弾がこっちに来てるですよ
     一発でも当たればおしまいですぅ!!」

スィドリ「……」

翠星石「ふざけるな!大声出せ!タマ落としたですか!!」

スィドリ「……!!」

ミスタ (必殺の射撃と陽動の見極めがつかないようだな
     可哀想だが……このまま押しきるッ!!)
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 20:57:40.64 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「このガキッ!!自分の体に刺さった私の羽根を!?」

ジョルノ 「生命を与えて そのまま自分の傷口を
     埋める材料にさせてもらった 君の攻撃は羽根による刺突
     しかし一撃一撃は致命傷とはならない」

水銀燈「そんなこと!!」

ジョルノ 「今まで君が撃った羽根の数は81本
     これからいくら撃とうとも結果は同じ
     君のために言う これ以上無駄は止めた方がいい」

水銀燈「うるさい!人を馬鹿にして ガキのすること……
     あんたはもう……あんたはもうおしまいよォ!!」

ジョルノ 「……」

水銀燈(こうなったら私の羽根が尽きるまで根競べ!!
     ……と言いたいところだけど あんなに羽根を使った昨日の今日だし
     それに敵はまだ二人いる上 真紅と翠星石も分が悪い ここは……)
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:05:04.79 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「メイメイ!!レンピカ!!伝達を!!」

ジョルノ 「……!?」



メイメ 「……!!」

真 紅 「メイメイ!? 何よこんな時に!? え 水銀燈から伝言?」

トリッシュ 「!?」



レンピ 「……!!」

翠星石「レンピカ……!? なるほど!次の水銀燈の合図で!!」

ミスタ 「なんだ?スィドリームとやらが一つ増えた?」
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:10:26.48 ID:06U8YAS60
ふぉ
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:10:38.61 ID:r9eLh9Kx0
ジョルノ 「何か仲間に連絡を送ったようだが
     君達を逃がすことは出来ない その点に関しては僕は必死だ」

水銀燈「逃げる算段なんかじゃあないわぁ あんた達をぶっ倒す相談よ!!
     真紅!! 翠星石!! 今よ!! 煙幕を張る!!」

ジョルノ 「羽根で焚き火の灰を巻き上げて……!?
     やはり逃げる気!!」

真 紅 「いいえ 私達薔薇乙女に後退のネジは付いていないのだわ」

ジョルノ 「黒い人形が赤い人形に入れ替わっている?」

真 紅 「そう 選手交代ってこと」
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:20:00.06 ID:+aSW0Z+EO
ふおお
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:20:24.22 ID:j7pXiOCXO
ジョルノがきらきーに、きのことか生やす話かと思ったのに。
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:29:58.41 ID:+aSW0Z+EO
植物なら生えたけど枯れたな
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:34:26.15 ID:5hUBom9OO
支援
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:34:39.83 ID:25xk9mOXO
規制かな?
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:35:15.35 ID:X8ODHryN0
支援
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:42:00.71 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ 「あと一息で金髪の子には勝てたのに!」

翠星石「それは残念ですねぇ こっからは翠星石が相手です」



水銀燈「……」

ミスタ 「どいつが相手でも俺はかまわねー
     なんなら三体で来てもいいぜ 給料上がるしよぉ
     いくぞッ!!ピストルズ!!
     昇給したら これからはワンサイズでかいピザを頼んでやる」

ピストルス「ピザバンザーーーイッ」
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:43:51.44 ID:25xk9mOXO
ピザバンザーイ!
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:47:01.68 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「……く」

ミスタ 「なんだ 先の緑の奴より てんでのろいじゃねーか
     ジョルノとの戦いで疲労してるな!壁となる植物ももう無ぇ!!
     突っ切れ!!着弾点は奴の両膝だッ!!」

水銀燈「……」

ミスタ 「ッ!?どうしたピストルズ!?弾はぶち込んだはず!!
     なのに!! なのに奴は無傷!?」

水銀燈「あぁら 暗くてよく見えなかった?」
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:51:52.06 ID:r9eLh9Kx0
ピストルス「羽根ダ…… 羽根ガ奴ノ周りニ浮いたママ静止シテイル」

水銀燈「マーキュリー・ランプ・ジェントリー・ウィープス……なんてね」

ピストルス「ヤバイ 物凄くヤバイゼッ ミスタァー!!
     弾丸ガ跳ね返ってクルゥーーーッ!!」

ミスタ 「ちっ!!腹を括れェーー!! ピストルズッ!!」

水銀燈(羽根を銃弾よりも硬い強度で保つのはかなり集中力を使う
     この状態で遠距離攻撃なんて器用な真似は出来ない……
     でも これでミスタは銃を使いにくくなったはず)
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:55:23.47 ID:kLxRU5jZO
銀様つええw
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 21:56:05.38 ID:r9eLh9Kx0
スパガ 「ソノ鞄カラ降リテキナサイッ!!卑怯デスヨッ!!」

翠星石「やーですぅ!!
     何でわざわざお前の制空圏で戦わないといけないですか
     卑怯もくそもねーです!!」

トリッシュ 「口の悪い奴ね……
     スパイスガールの射程距離に入ってくるのは
     あいつの操る植物だけ これをいくら柔くしたところで……」

翠星石「オーホッホッホのホー!! なるほど!!射程距離ですか!!
     植物を動かしているのは翠星石の能力です
     柔らかくしても蔓の締め付け攻撃をとめることは出来ないです」

スパガ 「逆ニ植物ノ弾性ヲ上げてイルダケ……コノママデハ……」
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:00:17.23 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「せいやっ!!」

ジョルノ 「くっ!!」

真 紅 「リーチの不利はやっぱりあるけれど……
     打てば響く分 さっきのゴム女よりはマシね」

ジョルノ (こ こいつの攻撃は外傷を狙ったものではない
     内臓や器官などの内部破壊が目的……
     骨折や内出血といった傷は治すのが面倒だ)

真 紅 「自分達も選手交代を考えているのなら諦めることね
     私達はそれをさせないことを念頭に戦っているのだから
     さっきの油断していたあなた達とは集中力が違う」

ジョルノ (こっちの思考まで読まれてしまっている
     流れが……完全に向こうに行ってしまった)

真 紅 「乙女の朝食を邪魔した罪 その身で償ってもらうのだわ!!」
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:01:26.75 ID:igbsRAgIO
激しく期待
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:01:57.89 ID:Le1348//0
支援
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:02:00.98 ID:06U8YAS60
ほ、だ
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:04:54.88 ID:r9eLh9Kx0
???「やめて真紅!! この人たちは敵じゃないの!!」

真 紅 「!? この声……まさか!?」

ジョルノ 「新手の人形か!?どこに!?」

ポ ル 「ここだ……亀の中だ」

ジョルノ 「ポルナレフさん!?」

???「そうなの 真紅 ヒナもカメさんの中にいるの だからやめて!!」

真 紅 「え?雛苺?本当にあなたなの?でもあなたは?え?どうして?」

雛 苺 「ポルから全て聞いたの みんなの本当の敵は雪華綺晶だけ!!
     おたがいに戦う必要なんてないのよ
     だから……だから ケンカはもういやッ!!!」
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:07:37.83 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ 「女の子の泣き声!?」

翠星石「あれはチビチビ……?」



水銀燈「どういうこと?」

ミスタ 「さぁな……とにかくお互いのボスが休戦したんだ
     俺達も従うべきなんじゃねーのかな」
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:09:12.18 ID:25xk9mOXO
雛ァー!
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:11:51.28 ID:r9eLh9Kx0
ポ ル 「事の次第はこうだ 真紅の中にあった雛苺の魂(ローザミスティカ)と
     心(記憶)のうち 心だけが亀のスタンドにしがみついた……んだよな」

雛 苺 「うん」

真 紅 「いったい……いつの間に」

雛 苺 「真紅が1up〜とか言いながらカメさんを踏んづけていた時なの
     その時にヒナの心がカメさんの宝石に……スタンドに吸い込まれて」

翠星石「げッ それって滅茶苦茶 前じゃないですか
     どうして今まで黙っていたですか」

雛 苺 「最初はカメさんに吸い込まれたことに気付かなかったの
     心の形をとりもどして しゃべれるようになるのに時間が……」
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:15:06.09 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「……もう少しで雛苺の心ごと焼き殺すとこだったわね」

ポ ル 「調子に乗って歌いまくりーの 踊りまくりーのだったな
     あれほど 俺がやめろと言ったのに」

真 紅 「まことに……orz」

翠星石「もうしわけ……orz」

水銀燈「ございません……orz」

トリッシュ 「あ ジャパニーズドゲザだ」
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:16:06.71 ID:25xk9mOXO
マリオワロタwwww
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:16:08.73 ID:Le1348//0
支援
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:17:33.75 ID:3V7ps/yZO
支援
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:20:25.12 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「お腹が減っていたので見境がなくなっていましたorz」

翠星石「久しぶりの西洋なのでテンション上がってましたorz」

水銀燈「妹達にいいところ見せようと張り切りすぎましたorz」

雛 苺 「反省したなら それでいいのー」


ミスタ 「ぷくく…… 見ろよジョルノ トリッシュ
     あの生意気な人形どもが……」

ポ ル 「バッカモーン!!ミスタッ!お前達もだ!
     あれほど亀から目を離すなと言ったろーが!!」

ミスタ 「返す……orz」

トリッシュ 「言葉も……orz」

ジョルノ 「ありません……orz」
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:24:17.69 ID:r9eLh9Kx0
ポ ル 「さて お互いの誤解が解けたところで自己紹介しておけ
     これから皆で白いやつを追わなければいけないのだからな」

雛 苺 「ウズウズ……」

ポ ル 「? どうした?雛苺?」

雛 苺 「もう……だめ ガマンできないの」

真 紅 「大丈夫!? どこか具合でも」
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:27:45.12 ID:25xk9mOXO
支援
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:28:04.02 ID:r9eLh9Kx0
雛 苺 「ポルのぼり〜ッ!!」

ポ ル 「ウオオッ!? な 何をッ!? やめ……」

翠星石「……やれやれ いつものチビチビです」

雛 苺 「すごい すごいの ポルの髪型がくずれないのよ〜」

ポ ル 「おい コラ 降りろ!! それにまさかとは思うが
     ついでに人の顔の前で屁をこく趣味とかないだろーなッ!!」

雛 苺「ぶ〜ッ!! ヒナだって女の子なんだからそんなことしないもん!!」
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:29:33.28 ID:igbsRAgIO
雛苺可愛いすぎだろ
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:31:55.48 ID:25xk9mOXO
確かにポルポルは登りがいがありそう
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:32:30.92 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「……亀の中の人達はほっとくとして 先ず私から
     ローゼンメイデン第1ドール 水銀燈
     闇を纏わされ逆十字を標された最凶の薔薇乙女よ」

翠星石「一度でいいから見てみたい 女房がへそくり隠すとこ
     第3ドール翠星石です」

真 紅 「曲がった事が大嫌い 第5ドール真紅です」

雛 苺 「あ ヒナは6番なのよ〜」
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:35:59.44 ID:25xk9mOXO
歌丸さんwwww
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:36:51.90 ID:kLxRU5jZO
なんかところどころおかしいぞw
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:38:38.18 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ 「ローゼンメイデン?」

ジョルノ 「聞いたことがあります 天才人形師ローゼンが作った生きた7体の人形
     そしてそれらは究極の『アリス』を目指して
     お互いに魂を賭けて戦いあうことが宿命付けられているとか
     実在せず ただの噂とされていましたが」

ミスタ 「お前は本当に何でも知っているな」
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:43:18.75 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ 「あたしはトリッシュ・ウナ
     スタンドは近距離パワー型のスパイス・ガール
     能力はさっき見せたとおり殴ったものを柔らかく出来る」

ミスタ 「俺はグイード・ミスタ
     スタンドは自律遠隔操作型セックス・ピストルズ
     能力は弾丸操作 あと情報伝達とかもできるかな」

ジョルノ 「僕はジョルノ・ジョバァーナ
     スタンドは一応 近距離パワー型ゴールド・エクスペリエンス
     能力は生命を与えることです 小動物まで創ることが可能です」

真 紅 「ジョルノ?ジョバァーナ? あなたの名前が?」
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:44:46.07 ID:4XAX/3CTO
wktk
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:46:54.23 ID:r9eLh9Kx0
ジョルノ 「え ええ そうですが何か」

真 紅 「いえ……あまり美しくない名だけど まあ いいわ」

ジョルノ 「……」

ポ ル 「補足しとくと ジョルノにはゴールド・E・レクイエムという
     奥の手がある その能力は自らに向けられた攻撃全ての無効化だ
     ああ それにパッショーネというギャング組織のボスでもあるな」

ミスタ 「ちなみに俺は幹部ね」
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:47:38.91 ID:kLxRU5jZO
吉良と雪華綺晶ってまとめある?
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:51:41.01 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「パッショーネ…… フッ……」

ミス タ「あ 何笑ってんだよ 嘘だと思ってんのか」

真 紅 「あ…… いや そういうわけで笑ったのではないのだわ」

ミスタ 「じゃあ どういうわけで」

翠星石「いーや 翠星石は信じられないですよ
     見たところ20歳そこそこの若造が幹部とボスのギャングですって?
     チャンチャラおかしくってヘソで茶を沸かすです」

ミスタ 「このやろ……」

ジョルノ 「僕は15歳ですが」

水銀燈「じゅッ!!」

翠星石「うッ!!」

真 紅 「ごぉぉぉぉぉぉぉ!?」
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 22:56:01.00 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「聞いた あんた達!? 15よ!!フィフティーンよ!!」

真 紅 「ちょっと15って言ったら ついこの間まで精子よ せーしッ!!」

翠星石「真紅!! 驚きのあまりとんでもないこと口走っていますよ!!
     いやあ しかし おったまげたですぅ〜 15…… 15ですか」

トリッシュ 「あたしも15歳よ」

水銀燈「ッ!?」

真 紅 「ジュンは14歳だったけど 1歳違いで……」

水銀燈(めぐも確かそれぐらいだったはず……)

翠星石「何食ったら こうなるですか はぁ〜 水と肥料が違えば
     作物の出来が違うのは当然ですが……これほどとは……」
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:00:54.30 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「それにスタンドは『生命を産み出す』能力?それも短時間で?」

ジョルノ 「ええ 個体なら小動物レベルですが
     部品としてなら人間の器官も可能です」

水銀燈「マ マエストロっていうレベルじゃあないわぁ
     お父様クラスかも……」

真 紅 「おまけに『矢』を使ってレクイエム化すれば
     相手の行動を全て無駄にできる?」

ジョルノ 「はい まあ おいそれと使えるものではありませんが」

翠星石「ジョ ジョルノから後光が射して見えるですぅ……」
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:01:21.51 ID:3V7ps/yZO
支援
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:03:50.82 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「あ あのジョルノ……さん」

翠星石「そ そのですね」

真 紅 「できれば……」

ジョルノ 「?」

三 体 「仮契約してください!!」

ジョルノ 「!?」
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:04:17.54 ID:cOktdOvO0
私怨

>>199
まとめじゃないけど吉良吉影と雪華綺晶でぐぐれば載せてるとこでてくるよ
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:10:11.55 ID:25xk9mOXO
ドールズ調子良すぎだろwwwwwwwwwwww
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:10:28.66 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「ちょ ちょっとあんた達 私が最初に目ぇ付けたのよ!!」

真 紅 「何よ 私なんか 殴りあった仲なのよ
     これが不良漫画なら固い絆が生まれている関係なのだわ!!」

翠星石「えーい 喧嘩はやめやがれですぅ!!
     ここはジョルノに決めてもらうですよ!!さぁジョルノ!!」

ジョルノ 「え!? え〜と どうしましょうポルナレフさん……」

ポ ル 「お前がたじろぐとは余程だな
     しかし まだ話は本題に入ってないのに
     こんなことで時間を食っている場合ではない くじで決めろ」
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:11:17.42 ID:kLxRU5jZO
>>205
さっそく見てみるわ
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:14:24.29 ID:r9eLh9Kx0
ジョルノ 「で こうなったわけですが恨みっこ無しですよ」

真 紅 「勿論 私は大満足なのだわ」



トリッシュ 「足は引っ張らないでよ」

水銀燈「……嫌な女」



ミスタ 「……」

翠星石「なんかクセーです」
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:17:26.60 ID:4XAX/3CTO
ミスタwwwwwwww
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:18:42.77 ID:r9eLh9Kx0
ポ ル 「じゃあ いい加減 本題に入るぞ
     俺達はこのティベレ河で上がった ある男の死体にくっ付いていた
     白い人形を追っている」

雛 苺 「雪華綺晶に間違いないの」

翠星石「相変わらずオカルトそのものの登場しやがりますね 白薔薇は」

ジョルノ 「見つけた時は その人形は停止状態でしたが
     僕のミスで生命エネルギーを与えてしまいました」

真 紅 「まあ Nのフィールドで あれだけボコボコにしたから……
     再戦時に変に元気だったのはゴールド・Eのお陰だったのね」
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:22:49.78 ID:4f2jKtpAO
明日までこのスレが残ってますようにッ!
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:24:50.88 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈「じゃあ 予知みたいな真似ができたのもそのせい?」

ミスタ 「予知!?」

トリッシュ 「キング・クリムゾンのエピタフだわ 間違いない
     ディアボロ……奴も雪華綺晶と一緒に!!」

ポ ル 「奴には人の精神に寄生する特技があったからな
     それで雪華綺晶という人形と今は同居状態にあるんだろう」

水銀燈「そのディアボロとキング・Cって なに?」

トリッシュ 「パッショーネの前ボス…… 麻薬で利益を上げ
     自らの正体を隠すため実の娘を殺そうとした最低の野郎」

真 紅 「父親が娘を……」
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:27:24.04 ID:2+OmQmoR0
キンクリ能力的にカッコ良すぎワロタ
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:28:39.61 ID:CTABk3CP0
キンクリってディアボロの本体なんじゃないだろうか
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:29:23.35 ID:r9eLh9Kx0
ジョルノ 「キング・Cは時を消し飛ばすスタンド能力
     無敵です その間の全ての過程は無かったことにされ
     結果だけ残ります」

水銀燈「時をッ!? そうか それで記憶にない羽根の量があんなに……」

ミスタ 「だけどディアボロはジョルノのレクイエムで」

ジョルノ 「はい 『終わりの無いのが終わり』
     永遠に死に続けるという過程を繰り返す存在になったはずですが」

真 紅 「……永遠に つまり 死ぬという『結果』にすら辿り着けないと」

ジョルノ 「その通りです」

真 紅 「雪華綺晶が逃げ込んだのは
     Nのフィールドの廃棄場の可能性が閉じた世界の扉の一つ
     ディアボロは見方を変えれば全ての可能性を無くした存在だった」
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:33:00.88 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「ディアボロが雪華綺晶を呼び寄せたとも
     雪華綺晶がディアボロに惹かれたとも考えられるです
     あるいはその両方ですか」

水銀燈「鎖された時の狭間に迷い込んだ小さな光の雫が
     悪魔を奈落から引き上げる蜘蛛の糸だったというわけね」

トリッシュ 「あなた 言うことが一々クサいわよ」

水銀燈「ホント……嫌な女」
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:37:58.45 ID:r9eLh9Kx0
トリッシュ 「一旦 アジトに戻りましょうか いつまでもこんな汚い排水溝で
     焚き火を囲んでいたいっていうのなら話は別ですけど」

真 紅 「そうね そこには紅茶の一つぐらい常備しているのでしょうね」

雛 苺 「あ〜 真紅! 紅茶ならカメさんの中にあるの
     おかしもたっくさん テレビでキャプ翼もやってるのよ」

トリッシュ 「ちょっとッ!! それあたしが隠しといたのじゃない!!
     妙に静かだと思ったら 勝手に……ッ
     ポルナレフさん どうして止めてくれなかったの」

ポ ル 「す すまん 俺も話の方に夢中で……」
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:39:29.16 ID:lIZscqSj0
ドールは友達
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:40:00.75 ID:CTABk3CP0
ドールは娘達
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:41:08.99 ID:r9eLh9Kx0
真 紅 「亀の中に入るにはどうすればいいの!?」

ジョルノ 「え?手をこの宝石に突っ込めば……」

真 紅 「よし 雛苺 その紅茶を!」

雛 苺 「はいなの」

真 紅 「アールグレイね それにやはり これは本場のベルガモット!!」

トリッシュ 「こうなったらやけよ 亀に入って私も食べるわ
     ジョルノ アジトに着いたら教えてね」

ジョルノ 「は はい」
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:41:52.30 ID:CTABk3CP0
ギャングのボスを顎で使うのか、トリッシュはw
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:44:52.75 ID:cmR9oq0p0
今だから言うけど・・・
俺ジョルノチームより暗殺チームの方が3倍ぐらい好きなんだよね・・・
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:46:17.26 ID:2+OmQmoR0
>>223
それまだ時効じゃないな
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:46:19.80 ID:r9eLh9Kx0
水銀燈(折角だから私も亀に入ってみたいけど
     馴れ合いはごめん でも うーん どうしよう……)



ミスタ 「おい 翠星石」

翠星石「なんです?」

ミスタ 「お前ら第3ドールだとか第5だとか言ってたよな」

翠星石「はいです」

ミスタ 「第4ドールはどこにいるんだ?」

翠星石「第4ドール…… 蒼星石はその……」

ミスタ 「もし来たとしても俺に近づけるんじゃねーぞ」
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:48:12.18 ID:s5LvL60i0
4は縁起悪いからか
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:48:43.43 ID:ckrqbzt70
修羅場の予感
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:50:30.55 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「な!? なんでそんなこと言うですか!! このワキガ人間!!」

ミスタ 「ワキガ……ッ!! いいか 俺は4て数字が駄目なんだよ
     4て数はいつだって俺の周りにあっちゃあ いけないんだ」

翠星石「なんですか それ……
     ん? ちょい待ち いいこと思いついたです」

ミスタ 「?」

翠星石「ジョルノ 亀をよこすです」

ジョルノ 「? はい どうぞ」

翠星石「お次は 水銀燈 ちょっとこっち来いです」

水銀燈「何する気よ?」
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:52:00.78 ID:25xk9mOXO
一番偉いはずのジョルノが一番腰が低い現実
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:53:59.35 ID:OwYB8vqAO
MHFのフレに汐華初流乃ってのがいましてね
はい
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:54:53.37 ID:r9eLh9Kx0
翠星石「よっこらせっと」

水銀燈「きゃっ」

雛 苺 「あ 水銀燈もカメさんの中に来たの」

真 紅 「……ちっ」

水銀燈「す 翠星石が無理矢理……ッ!!」

翠星石「どうですぅ 蒼星石は出てきたですか?」
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:55:18.58 ID:CTABk3CP0
>>229
一番偉いから、一番低姿勢なんだろ
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:56:02.34 ID:Oylr/IlA0
>>223
メローネ兄さんカッコ良いからなぁ
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:58:50.45 ID:r9eLh9Kx0
ミスタ 「皆 亀の中に入っちまったな
     まあそっちのほうが目立たなくていいが……」

ジョルノ 「ええ それじゃあ僕も中に入りますから
     ミスタが亀をアジトまで運んでください」

ミスタ 「え? そんなジョルノ テメーがボスなんだから
     ここはお前が部下をねぎらえよ 俺もう疲れてんだからさ
     嫌だぜ 亀なんか抱えて歩くのはよ」

ジョルノ 「僕だって嫌です」

ミスタ 「自分が嫌なことを他人にやらせるな!!
     どういう性格してんだテメー!!」

ジョルノ 「あの真紅との戦いで 
     今 僕の右肺には穴が空いています 鎖骨下静脈が切断され
     肋骨が四本 右上腕骨 右手骨が砕けています 治療させてください」

ミスタ 「……俺も水銀燈に弾かれた弾丸を 一発もらってんだけど」

ジョルノ 「どこです?銃創なら弾丸を肉にすればすぐ埋められますから」
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/21(土) 23:59:53.14 ID:+EQ6nejh0
いつのまにかジョルノぼろぼろすぎ・・・

銀ちゃん可愛いよ銀ちゃん
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:03:02.42 ID:rcWlb1cx0
ジョルノ 「……」

トリッシュ 「あ ジョルノも亀の中に来たのね てことは運搬役はミスタ?」

ジョルノ 「はい そうです 快く引き受けてくれました」

真 紅 「聞こえていたわよ まるで私が超人ハルクみたいじゃないの
     実際 そんなに深いダメージはちっとも与えられなかったのだわ」

ジョルノ 「確かに大袈裟でしたが それでもそれぞれの箇所に
     ヒビや亀裂が起きているのは確かです」

水銀燈「牛乳飲んでないんじゃないの カルシウム摂ってるぅ?」
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:04:11.60 ID:pmBzSFqJO
支援
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:06:21.08 ID:LTB+dx/8O
>>223
暗チはそれぞれ単体で出て来る分キャラが濃いからな
奴らが本当にチームで出て来たら大変な事になる色々と
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:06:48.75 ID:64tWk9If0
ところどころ混ざる他の部がいいぜ
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:07:47.30 ID:rcWlb1cx0
翠星石「あれぇ おかしいですね
     水銀燈はこの亀の中に入ってから何とも無いんですか?」

水銀燈「あいたっ ちょっと翠星石 何よ さっきから
     私の頭を小突いたり 揺すったり しまいにゃ怒るわよ」

翠星石「うーむ 真紅から雛苺が出てきたですから
     お前からは蒼星石が出てくるかと思ったのですが……」

雛 苺 「うゆ? そう言えばそうなの ヒナにできたことが
     蒼星石にできないとは思えないわ」

真 紅 「……」
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:11:35.32 ID:rcWlb1cx0
水銀燈「あのね 残念だけど 私が持っている蒼星石は
     ローザミスティカ(魂)だけなの
     心とか記憶とかまでは知らないわ」

翠星石「そんな馬鹿な!! おめー隠し事するとただじゃおかねーですよ!!
     クビ切り落としてクソ流し込むです!!」

水銀燈「知らないものは知らないのよ!! 私が横取りした時には
     既に蒼星石の意識なんてどこにも無かったし……
     それにローザミスティカ抜けてからも蒼星石動いてたじゃない
     体の方に残ってたんじゃないの!?」

翠星石「そ そう言えばそうですが……」
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:12:16.26 ID:gnAA8+NZ0
リゾットが部下の分まで栄光を掴む為に
ボスに挑んで殺されたけど
「しかしくそ・・・見事だ・・・リゾットネェロ」
痺れます
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:15:24.68 ID:rcWlb1cx0
水銀燈「レンピカも何も分からないみたいよ
     蒼星石の人工精霊は礼儀正しいから嘘を言ってるとは思えない」

真 紅 「雛苺の時はベリーベルが心と魂の両方を運んでくれたからね
     蒼星石の時とは事情が違うと言えば違うのだわ」

翠星石「でも……」

真 紅 「魂(ミスティカ)を失くした体(ボディ)に
     いつまでも心は宿っていられないはず……」

翠星石「蒼星石……お前の心は今どこの空の下にあるですか?」
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:17:27.76 ID:rxpbzMh6O
真紅ならジャンクになってもかまわないのにね
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:19:23.15 ID:+sn8Fj8z0
>>244
おおっとそれは聞き捨てるなぁ
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:21:18.31 ID:rcWlb1cx0

アバッキオ「……ここは?なんで俺はまたバスなんかに乗ってんだ?」

ナランチャ 「お アバッキオじゃん」

ブチャラテ「……隣 座ってもいいか?」

アバッキオ「ナランチャ!? それにブチャラティ!?
     そんな……ッ!? だって俺は確かに ということは
     お前達まで…… そんな そんな……ッ」

ブチャラテ「気にするな アバッキオ みんなそうあるべき所に
     戻っただけなんだ お前は……よくやった」
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:24:06.89 ID:rcWlb1cx0
ナランチャ 「学校に行けなかったのは残念だけどよォ
     こうしてアバッキオにまた会えて 俺は嬉しいぜ」

アバッキオ「……ったく お前は 死んでも……馬鹿なやつだ」

ブチャラテ「それにしても妙なバスだな 乗客は俺達だけ」

ナランチャ 「気付いたらここにいたしよ どうやって乗ったのかも分からねぇ」

アバッキオ「行き先もな ま 俺達が天国に行けるとは思わねーが」

ブチャラテ「そうだな」

ナランチャ 「それじゃあよ いっちょ地獄の鬼のツラでも 見えねーかな 窓から」
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:26:42.65 ID:qyf9ygM4O
>>245
聞き捨てるのかよwwwwww
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:27:09.14 ID:rcWlb1cx0
ブチャラテ「外は…… 霧でも出てるのか?真っ白だな 何も見えない」

アバッキオ「よく事故らねーモンだぜ
     事故ったからってどうなるもんでもないだろうけどよ」

ナランチャ 「そうだ 運転手さんに聞きゃあいいじゃん
     このバスは どこ行くんですか……って?」

アバッキオ「運転手だと? 運転手がいるのか?」

ナランチャ 「そりゃ いるに決まってるさ 角度で そこから見えなかったのかい?」
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:30:18.25 ID:WZJbM9SFO
支援
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:31:44.78 ID:R8Tm+4XT0
いい加減小出しにすんのやめて書き溜めろよ
ダラダラやると落ちるぞ
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:32:52.40 ID:rcWlb1cx0
運転手「……」

ブチャラテ「ああ すまない ちょっといいか?」

運転手「……」

ナランチャ 「なんだよ こっちぐらい向けよ」

アバッキオ「無茶言うな 今 運転中なんだぞ」

ナランチャ 「運転中? ハンドルは握ってねーし 足はペダルに届いてねー
     俺よりチビだし 本当に こいつ運転手か?」

運転手「……なんでしょう?」

ブチャラテ「気を悪くしないで欲しいが 俺達 このバスがどこへ行くのか知らないんだ
     運転手さんなら知っているだろ? 教えてくれないか」
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:34:50.54 ID:HxTQygxj0
五文字だとカフェラテに見える
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:36:39.90 ID:rcWlb1cx0
運転手「僕は運転手じゃあない 僕も乗客です」

ブチャラテ「どういうことだ ここは運転席じゃあ……」

運転手「このバスは勝手に動いている
     僕は景色がよく見えるんで ここに座っているだけです」

ナランチャ 「景色ぃ〜? 真っ白で何も見えねーじゃねーかよ」

運転手「君達が乗ってきた時は まだ
     まぶしいほど蒼い空が広がっていた
     それこそ 今にも落ちてきそうなぐらいにね」

アバッキオ「お前……何者なんだ? いつからこのバスに乗っている?」
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:37:39.34 ID:qyf9ygM4O
時々挟まる小ネタがセンスいいなあ
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:38:51.06 ID:azTb3BFd0
まさか…この運転手は…
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:39:55.66 ID:rcWlb1cx0
運転手「……」

ブチャラテ「俺達のほうから名乗るのが礼儀かな 俺はブローノ・ブチャラティ」

ナランチャ 「ナランチャ・ギルガだ」

アバッキオ「レオーネ・アバッキオ」

運転手「ブローノ……ナランチャ……レオーネ……」

アバッキオ「さあ これでいいだろう 次はあんたの番だ 運転手さん……じゃなかったな」

運転手「僕は……忘れてしまった」

ナランチャ 「忘れただって?自分の名前を?馬鹿じゃねーのかこいつ」

ブチャラテ「やめろ ナランチャ
     ええと運転手さん……と仮に呼ばせてもらうが 忘れたとは?」
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:40:25.68 ID:64tWk9If0
先に死んでいた・・・ポルポか!
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:40:42.47 ID:mth9NaAn0
ねーよwww
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:40:51.55 ID:azTb3BFd0
>>258
iisennsuda
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:40:57.99 ID:EdbFDLvG0
>>258
ねーよwww
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:41:30.18 ID:+sn8Fj8z0
こいつは可哀想な…
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:41:45.06 ID:PBSbzf+90
>>258
こいつ最高にタコ
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:43:05.70 ID:rcWlb1cx0
運転手「言葉の通りです 自分の名前も 自分が何者だったのかも
     忘れてしまった 忘れちゃいけないと思っていたのに……
     このバスに乗る前から?それとも乗った後に忘れたのだろうか」

アバッキオ「バスに乗る前のことは覚えているのか?」

運転手「ええ 僕はちょうど今 バスが走っている このあたりから乗ったはず
     『9秒前の白』 それがこのあたりの場所の名前」

ブチャラテ「9秒前の……白?」

ナランチャ 「このあたり……てことは このバスは行ったり来たりしてるって事か?」

運転手「いえ……定期的に9秒前の白を通るだけで
     それ以外にはバスの運行に規則性はないみたい」

アバッキオ「このバスを降りようとは思わないのか?」

運転手「どこで降りたらいいのか分からない 降り方も……
     このバスは決して止まらない
     乗客はいつの間にか乗り込んできて いつの間にか降りて行く」
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:46:51.80 ID:rcWlb1cx0
ナランチャ 「どうすんだよブチャラティ こいつ何の役にもたたねーぞ!!
     俺達どこで降りたら……」

ブチャラテ「落ち着けナランチャ」

運転手「ああ あなた達も降りる方法が分からないんですか フフフ 僕と同じだ」

アバッキオ「? お前……もしかして女か?」

運転手「女で何か悪いことでも」

アバッキオ「いや 余計なことを聞いちまったかな」
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:49:43.07 ID:+sn8Fj8z0
女かーい
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:49:54.88 ID:rcWlb1cx0
ブチャラテ「……」

運転手「もう少し お話しませんか? 今まで色んな人達が乗ってきたけど
     僕に話しかけてきたのは あなた達が初めてなんだ」

ナランチャ 「おう 分かるぜ その気持ち 話していないと何か不安になるんだよな 俺も
     ブチャラティとアバッキオも別にいいだろ? 他にすることも無いんだしよ〜」

運転手「ありがとう このままだと 言葉まで忘れてしまいそうで」

アバッキオ「ブチャラティ……」

ブチャラテ「ここはナランチャの言うとおり この運転手さんの相手をしていた方がいいだろう
     何気ない話題から 何か……掴めるかもしれない」
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:50:11.08 ID:qyf9ygM4O
・女
・チビ
・男みたいな口調
・名前がない

これらのことを総合して考えると運転手の正体は3部の家出少女だ!
間違いない!
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:51:48.64 ID:64tWk9If0
>>268
ッッッ!!11?
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:52:52.11 ID:rcWlb1cx0
ジョルノ 「……」

真 紅 「あなたは眠らないのかしら? ジョルノ」

ジョルノ 「君こそ眠らないのですか?」

真 紅 「質問を質問で返さないで欲しいわね 礼儀に反するってもんなのだわ」

ジョルノ 「……少し 考え事をしていたのです」

真 紅 「そう 私の方は…… 今 鞄で寝るのは水銀燈の番だし
     亀の中では 雛苺がピストルズと遊んでいて
     他の4人はマリオカートしているのだわ」

ジョルノ 「君も混ざればいいでしょうに」

真 紅 「こういう時でもないと あなたとサシで話せないかと思って」
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:55:53.20 ID:rcWlb1cx0
ジョルノ 「何の用でしょう?」

真 紅 「まあ そんなところに突っ立ってるのもなんだし
     こっちへ来て座りなさい 紅茶でも飲みながらやりましょう」

ジョルノ 「それ 普通の紅茶ですよね?」

真 紅 「? 当たり前じゃない」

ジョルノ 「いただきます」

真 紅 「いただきます」

ジョルノ 「……ウッ!?」

真 紅 「?」
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 00:58:16.19 ID:rcWlb1cx0
ジョルノ 「美味い」

真 紅 「当然なのだわ この真紅が淹れたのよ」

ジョルノ 「……」

真 紅 「ジョルノ・ジョバァーナ」

ジョルノ 「はい?」

真 紅 「あなた 嘘を付いているわね」

ジョルノ 「嘘?」

真 紅 「ジョルノ・ジョバァーナ これはあなたの本当の名前ではない」

ジョルノ 「……ッ!!」
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:00:28.10 ID:ziVSCPM0O
激しくわくてか
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:01:41.44 ID:rcWlb1cx0
真 紅 「あなたはとても澄んだ瞳をしているけれども
     自分の名前を言った時だけ 僅かに曇った」

ジョルノ 「……そうでしたか」

真 紅 「何故 本当の名前を言わないの」

ジョルノ 「初流乃(はるの) 初流乃・汐華(はるの・しおばな)
     それが僕の本当の名前ですが イタリアで生活する以上
     ジョルノの方が便利なので……」

真 紅 「そうね 名前なんて便宜上の些細なもの
     融通が利くのならジョルノで充分 でも……」

ジョルノ 「でも?」

真 紅 「大切にした方がいい
     親から貰った名前 人が生まれて初めて受ける贈り物」
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:05:29.86 ID:rcWlb1cx0
ジョルノ 「……」

真 紅 「? 嫌いなのかしら 自分の名前も 親も」

ジョルノ 「嫌い……なのでしょうね 実の父親は写真でしか知りません
     母親とも随分と会っていない 名前も……もう初流乃とは名乗りたくはない
     このジョルノという名前に僕は希望を見出したのですから」

真 紅 「希望ね まあ 私は汐華初流乃の方が好きよ 美しい名前だわ」

ジョルノ 「そう……ですか」

真 紅 「混乱が無いように 普段はジョルノって呼ぶから心配しないで
     自己紹介の時のあなたの態度が気になったから 聞いてみただけ」

ジョルノ 「……そう言えば」

真 紅 「?」
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:08:01.19 ID:hsRZpspQ0
もっとやれ支援
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:09:08.14 ID:rcWlb1cx0
ジョルノ 「雪華綺晶 あの白い人形は目覚めて僕を見た瞬間
     ジョルノではなく汐華初流乃と言いました
     僕達の会話が聞こえていたのならジョルノは分かりますが
     何故 初流乃と……」

真 紅 「雪華綺晶は人の心を読んだり その隙に付け込むのが上手い
     そういう意味ではディアボロとも似ているわね」

ジョルノ 「彼女に名前を呼ばれるまで
     初流乃という名前は捨てたものだと思っていたのに」

真 紅 「たとえ自分では克服したつもりのトラウマも
     雪華綺晶にとっては格好の餌食
     ジョルノ あなた 雪華綺晶に目を付けられたわね」
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:10:49.07 ID:drO5quR9O
きらきー怖いお
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:13:07.42 ID:rcWlb1cx0
ジョルノ 「雪華綺晶が……僕を?」

真 紅 「貞淑を旨とする私達ですら あなたの太陽のような輝きの前に
     我先にと仮契約しようとした おそらくは雪華綺晶も内心……」

ジョルノ 「ディアボロの狙いは僕のはず 『矢』を取り上げて
     僕を殺し この組織の奪還を目論むはずです
     そこに雪華綺晶も僕を狙っているというのなら……」

真 紅 「考え事をしていた……というのは ディアボロの事だったのね
     とにかく 敵の二人の目的は同じように見えるけど
     私達の推理が当たっているのなら こちらにも付け込む隙はある」
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:16:41.66 ID:rcWlb1cx0
ジョルノ 「……」

真 紅 「ディアボロはあなたを亡き者にしたがっているけれども
     雪華綺晶は必ずしもそうではない
     いえ できれば生け捕りにしたいと考えているはずよ」

ジョルノ 「敵の敵は味方……二人を繋ぐ絆はその程度だと?」

真 紅 「大雑把に言えばね」

真 紅 (敵の敵は味方 それは私達にも当てはまること
     水銀燈との関係も いつまでも このままというわけにもいかないのだわ)
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:18:26.25 ID:qyf9ygM4O
そういやシーザーの回想のチンピラがイタリア人は姓を大事にするとか言ってたっけ
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:19:09.86 ID:gnAA8+NZ0
性を大事にするとかさすがイタリア
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:20:07.11 ID:rcWlb1cx0
金糸雀「よく案内してくれたわ ホーリエ!!」

ホーリ 「……!」

金糸雀「あら?廃棄場が水浸しになっているのかしら 記憶の海じゃあない
     ひょっとして 真紅たちが向かった世界の……
     ということは 出入り口は 当然水の底?」

ホーリ 「……!!」

金糸雀「こ 困ったわね カナは……カナは泳げないのかしら!!」

ホーリ 「……」
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:23:15.88 ID:rcWlb1cx0
金糸雀「あ ホーリエ ここは笑うところなのかしら
     カナと カナヅチを掛けた 超高度な駄洒落なのよ
     それともレベルが高すぎて面白さが伝わらなかったかしら?」

ピチカ 「ッ!!ッ!!」

金糸雀「オーホッホッホッホ!! ほら ピチカートは爆笑かしら
     やっぱり人工精霊も持ち主の知識レベルに比例するのね」

ホーリ 「……?」

ピチカ 「……」
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:26:18.28 ID:+sn8Fj8z0
なんじゃこりあ…
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:27:07.38 ID:rcWlb1cx0
金糸雀「冗談はさておき 泳ぎが得意じゃないのは事実 どうしよう……」

ピチカ 「……!」

金糸雀「ピチカート?拾い物? 何よコレ ばっちい紙っ切れじゃないのかしら
     どれどれ……『開けますか』『開けませんか』?」

ホーリ 「……!?ッ!!」

金糸雀「へ?裏にも何か書いてあるって? ふむふむ…… こ これはッ!?」
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:30:34.03 ID:rcWlb1cx0
『第9137825世界 深紅の王の宮殿 禁則事項』


○ 紫の楽士は笛を吹いてはいけない
× 黒の女王は火葬を歌ってはいけない
○ 緑の庭師は花を踏んではいけない
○ 七色の風を追い求めてはいけない
○ 灰色の朝に寡婦は泣いてはいけない
× 黄色い道化師は自ら演じずに笑ってはいけない
× 深紅の王の宮殿で操り人形達は踊ってはいけない



金糸雀「……一応 驚いてはみたけれど なんなのかしら?これ……」
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:32:24.43 ID:qyf9ygM4O
キング・クリムゾン・エピタフとな……
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:35:31.18 ID:rcWlb1cx0
ラプラス「おやおや 見てしまいましたか
     この白兎めは またもや時間に遅れたようですね」

金糸雀「ラプラスの魔!?どうしてあなたがここに」

ラプラス「勿論 貴女を引き止めに ですが その必要もなくなりました」

金糸雀「?」

ラプラス「それを見てしまったものは
     深紅の王の宮殿には入れなくなります それがルール
     問題に挑むは無知なる者 知れば可能性がまた1つ減る」

金糸雀「深紅の王の宮殿?」

ラプラス「ええ それが 彼女達の入った世界」
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:43:45.60 ID:drO5quR9O
>>282それ「姓」ね
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:50:56.24 ID:JVY3VO1n0
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:52:16.20 ID:xtW6YIu3O
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 01:58:15.80 ID:nM4IRtPu0
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:00:08.27 ID:+sn8Fj8z0
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:00:25.15 ID:rcWlb1cx0
金糸雀「何故 あなたは私を止めようとしたのかしら
     いつもならお好きにどうぞってするのがあなたのやり方じゃあ……」

ラプラス「私とて貴女達は可愛い
     このような形で失っては お父様にも顔向けできません」

金糸雀「どういうことなのかしら」

ラプラス「聡明な貴女なら もうお気付きかと思います
     その張り紙の禁則事項の意味が そしてここの廃棄場たる所以」

金糸雀「……」

ラプラス「世界は常に成長と分岐を続けています それこそ木の枝のように
     いくつも別れ あるいは平行して あるいは途切れ……」

金糸雀「世界樹?」

ラプラス「そうですね 貴女達はその概念を世界樹としても認知しています」
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:04:35.73 ID:rcWlb1cx0
金糸雀「世界樹の枝から離れた……
     可能性が途切れた人の世界の扉がここに捨てられる?」

ラプラス「いかにも ですが 言いましたとおり 扉は常に増え続ける
     当然 可能性が閉じた世界の扉も次々と発生します
     このままでは 廃棄場はすぐにパンクしてしまう そうならないのは何故か?」

金糸雀「……」

ラプラス「消滅するのです この廃棄場に捨てられた扉は
     ある一定の条件を満たすと消えてしまう」

金糸雀「それが……禁則事項?」

ラプラス「第9137825世界 深紅の王の宮殿の場合はそうです
     あなたが見た7つの禁則事項 その全てが達成された時 扉は消滅します
     もう3つほど達成されていますね」

金糸雀「げ!? このバッテンマークってそういう意味だったの!?
     え でも この『黄色い道化師』ってカナのことよね
     まだ宮殿に入ってもいないのに……」

ラプラス「『自ら演じずに』という一節はまさにそれです」

金糸雀「う……」
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:06:11.00 ID:+sn8Fj8z0
むずかしすぎておれにはわからないのでした まる
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:09:05.30 ID:rcWlb1cx0
ラプラス「ですが まだ運はいい方です 中には時間経過だけで
     消滅してしまうような扉もあるのですから」

金糸雀「そ そんな 呆気なさ過ぎる……」

ラプラス「消滅するといっても それはこちら側から見た表現です
     扉の先の世界がその後どうなるかは私にも知りえません」

金糸雀「?」

ラプラス「地に落ちた種子のように
     その世界を基幹に また新たな世界樹が生まれるのかも……」

金糸雀「新たな世界……」

ラプラス「捨てるは拾う 拾うは捨てるが真ならば
     廃棄と再生に違いなどあるものでしょうか?
     ともあれ 彼女達が帰ってこれなくなるのは確かでしょう」

金糸雀「ぬあ〜 真紅の事だから絶対 雪華綺晶を片付けない限り
     帰ろうだなんて思うはずが無いのかしら
     そうこうしているうちに こんな緩い条件 あっという間に……」

ラプラス「この宮殿はある一人の人間の可能性が全て閉じられたことにより
     世界樹等の因果から切り離された世界です
     故に この禁則事項も その人間に関わりのある人達を なぞらえています」
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:12:59.86 ID:rcWlb1cx0
金糸雀「ちょっと待って? 私はそんな人 知らないのかしら」

ラプラス「7番目のお嬢さんがその人間と組んでいます
     ローゼンメイデンは7つで1つ
     これであなたとその人の間にも繋がりが出来ました」

金糸雀「うう……でも 逆に考えればこの条件が満たされない限り
     この宮殿は安泰(?)じゃないのかしら」

ラプラス「そうとも言えます」



○ 紫の楽士は笛を吹いてはいけない
× 黒の女王は火葬を歌ってはいけない
○ 緑の庭師は花を踏んではいけない
○ 七色の風を追い求めてはいけない
○ 灰色の朝に寡婦は泣いてはいけない
× 黄色い道化師は自ら演じずに笑ってはいけない
× 深紅の王の宮殿で操り人形達は踊ってはいけない



金糸雀「さっきは緩い条件だなんて言ったけれども……
     よく考えれば案外 大丈夫じゃないかしら 残る項目のうち
     緑の庭師が花を踏むのは もう 時間の問題だとしても」
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:13:00.62 ID:iYMbHH/d0
クリムゾン・キングの宮殿と引っ掛けるとはセンスがいいな
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:16:17.73 ID:rcWlb1cx0
ラプラス「……」

金糸雀「ローゼンメイデンに紫の楽士はいないし
     もうカナは宮殿には入れないから七色の風も有り得ない
     灰色の朝に泣く寡婦になんて 誰もかすりもしないかしら」

ラプラス「文面どおりの意味にとらわれると足元をすくわれますよ
     言葉にはすべからく気をつけた方がいい
     目に映るもの 耳に聞こえるもの 全てが真実とは限らないのですから」

金糸雀「……」

ラプラス「それはそうと ただ待つ身も辛いもの
     残された者同士 物語の続きを観るとしませんか?」

金糸雀「どういう意味かしら?」

ラプラス「Through the Looking Glass
     姿見の鏡を用意しました これで宮殿には入れずとも
     中の様子を覗くことができます」

金糸雀「至れり尽くせりって感じね 何を企んでいるのかしら」
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:19:56.81 ID:WZJbM9SFO
しぇん
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:21:05.33 ID:+sn8Fj8z0
むー
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:22:06.41 ID:rcWlb1cx0
ラプラス「企む? そうですね……敢えて言うなら 試練です
     不思議の迷宮に飛び込む機会を失った貴女にも悪魔の試練を」

金糸雀「試練?」

ラプラス「そうです 今から貴女は鏡を通して悪魔を覗くのです
     その時 また悪魔も貴女を覗いている」

金糸雀「私を止めようとしたり 試練を与えたり
     あなたは本当に何をしたいのか分からない」

ラプラス「そんな質問を抱くとは……実にトリビァル
     貴女は宮殿の謎を知ってしまった
     その好奇心はもう止められない ならせめて面白おかしく……」

金糸雀「成る程 ひとつだけはっきりしたことがあるのかしら」

ラプラス「なんでしょう?」

金糸雀「ラプラスの魔 あなたって本当に嫌なやつよね」

ラプラス「最大級の賛辞 恐悦至極の至り」
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:26:38.13 ID:rcWlb1cx0
とまあネタを溜めたのここまでなんだわ
あっちこっち広げた話 どう収集つけよっか


ともかく 遅くまでお疲れ様でした

次回はまたネタが溜まり次第
遅くとも七日後までには
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:28:25.84 ID:LTB+dx/8O
続き待ってる乙
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:28:45.78 ID:qyf9ygM4O
なんだと……乙
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:29:37.68 ID:WZJbM9SFO

スレタイ検索の日々が始まるお
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:29:56.61 ID:HxTQygxj0
お疲れ様
次回楽しみにしている
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:44:28.14 ID:+sn8Fj8z0
乙じゃわい
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:45:10.84 ID:oULJGhbV0
乙!楽しみに待ってるよ
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 02:57:34.11 ID:64tWk9If0
乙とかいてキノト
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 03:14:54.76 ID:xZC1XTTY0
どっちの元ネタにもやたら忠実とか
ネタの練り込みとかも・・・
すごいおもしろかった
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 03:17:32.41 ID:8GFJof4CO
In the cought of the crimson king
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/22(日) 03:22:47.75 ID:ExcWZJ320
ところどころ挟まる様々なネタが良いね
乙、続きも楽しみにしてます
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
台詞回しのセンスが素晴らしいな
羨ましいかぎりです