1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
みんなどんどん貼って
どんどん書いて行ってくれ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:11:54.57 ID:87uWuZcW0
書こうぜ!
とか言われても書きませんが何か?
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:12:37.54 ID:syN6Xkm40
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:13:26.50 ID:RAc1uMF50
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:14:08.09 ID:WQAsslCN0
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:19:25.59 ID:ck5NDpL60
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:23:18.98 ID:WQAsslCN0
>>5 「何あれ、UFO?」
その言葉に空を見上げると、『島』のような物が浮いているのが見えた
よく目を凝らしてみると、それは『島』ではなく、『建物』のようだ
そしてその『建物』は樹によって支配されている風にも見える
下の方からは根が生えており、遠目で見るとまるでくらげのようだった
移動は、しているようだが随分とスピードが遅い
『なぜ浮いているのか』とか『動力は何なのか』といった
疑問が出て来はするが、すぐにそれを打ち消すほど
今日のよく晴れた空に合っており、何か神秘的な感じがした
「おい、段々高度が下がって来てないか?」
言われてみると確かに、ゆっくりと、非常にゆっくりとだが
その『建物』は地上に降りてきているようだ
遠くからサイレンの音が聞こえてくる……
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:25:00.92 ID:3WJ8gCic0
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:32:09.25 ID:WQAsslCN0
>>6 これ何持ってんだ?パンツ?まあパンツだと仮定して書くけど
ある日の夕暮れ時、私は好きな女と家路に着いていた
いつ以来であろうか? このような気持ちは……
私は彼女を振り返り、『疲れてないか?』と問う
しかし元が強情な彼女は『これくらいで疲れるわけがない』と強がって見せた
「疲れたら遠慮なく言えよ」
と言いながら私はまた前を向き、歩き出したが、しかし、暑い
確かポケットにハンカチが入っていたはずだ
そう思い私はポケットから布を取り出し、頬や額を拭う
そんな時、ふと視線を感じたので彼女を振り返ってみると
何か言いたげで、そして物悲しそうな表情をしていた
『どうしたんだ?』と聞くが俯かれてしまった
不思議に思いながらも私はまた歩き出すと
彼女の叫び声と共に、首の辺りに衝撃が走った
「それ私のパンツじゃねーか馬鹿野郎!」
この時飛んで行った入れ歯は、上しか見つかっていない
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:34:33.98 ID:bkY7Zmzb0
ごめん、SSって何の略?SideStory?
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:35:38.09 ID:8Ut5QSzO0
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:38:37.73 ID:bkY7Zmzb0
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:41:10.34 ID:WQAsslCN0
>>10 私は今、海へと向かっている
通り道は線路の上だ
昔はこの線路だって、汽車が走っていて
海まではもっと早く、もっと楽に行けたのに……
悲しい事があると、海が見たくなる
小さな自分なんて忘れ、世界の大きさを知る
そうすれば嫌な事や辛い事、悲しい事なんて飛んで行く……
だから、私は海へと向かっている
『タタン、タタン』と、聞こえるはずのない汽車が走る音が聞こえる
だがもちろん、現実に汽車が走っているわけではない
私の、私の中の記憶が音を再現しているのだ
この線路を歩くと、昔を思い出す
ようやく海が見えてきた頃、雨が降り始めた
パラパラと、私の心の涙のような雨
立ち止まり、天を見上げる
大丈夫、やまない雨はないから
冷たい雨に打たれ、体の冷えた私は海に着く
広く、静かで、優しい感じのする海
今なら私を受け入れてくれそうな海
私は過去と決別するためにここに来た……
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:41:16.35 ID:Q/f3fQQT0
>>10 機関車ピッポはもうおじいさん
長い間使ってあちこちにガタがきてたので
今は小学校の校庭で子供たちと過ごしてる
私も先日廃線になった
どこかで飾ってくれるわけではなく
人の声も聞こえなくなったけど
いつもより空を見る時間が増えて嬉しい
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:41:29.21 ID:WQAsslCN0
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:43:21.74 ID:ck5NDpL60
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:43:26.79 ID:WQAsslCN0
貼られてから書き上げるまでに時間かかるから
書かずに見る人がいたとしてもすぐスレから離れちゃうんだよな
10行くらいで終わらせた方がいいのかね
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:52:48.88 ID:WQAsslCN0
>>18 色んな事があり、色んな事を学んだこの校舎とも
ついに別れの時がやってきた
寂しいとは思っていなく、今は不思議な気持ちで一杯だ
何か、ふわふわしていて、まるで夢でも見ているかのようだった
『名残惜しいのはわかるが、早く帰りなさい』
と言われたのは何分前だったろうか
名残惜しい、か……私は机の上を見つめる
渡せなかったラブレターが鞄の横に、置いてある
「渡してたら、今頃何してたのかな」
呟き、俯き、目を瞑る
すると、思い出が津波のように押し寄せてきた
『ほんと、色んな事があったなぁ』
顔を上げると、私の頬を涙が濡らしていた……
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:54:46.05 ID:ck5NDpL60
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:55:59.78 ID:WQAsslCN0
>>21 いつもそんなもんなんだ
だけどちょっと約束の時間が迫っているので……
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:56:33.37 ID:ENLWyLZ/0
>>18 おそまきながら書いたので書きこんでみる。
一人になった教室で 見上げれば空はどこまでも青かった。
その人は桜の下で笑っていた。去年の今頃と同じように。
一年間見つめるだけだった私の恋。
昨夜書いた手紙は渡せないまま手元にある。
迷ったけれど渡せなかった。あなたが困るだけだと思ったから。
きっともうこの先会うことはないだろう。
あなたはあの子と幸せになってください。
きれいにあなたの横で笑う、あの子と。
さよなら、大好きでした。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:56:42.15 ID:Q/f3fQQT0
オレもちょっと書いたんだけど;;
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:57:21.74 ID:trDClhul0
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:57:49.51 ID:WQAsslCN0
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:58:21.55 ID:iuNeEoIv0
>>18 普段ならば多くの人で騒がしい教室が、こんなにも静かな空間だったなんて。
このきちんと整頓された机に自分たちが座ることはもうないのだと、改めて実感した。
寂しくは、ない。
永遠の別れだという訳ではないのだから。
会おうと思えばいつでも連絡がとれるじゃないか。
そんなことはわかっているはずだったが、胸の奥から何かが込み上げて来て
私のなかでぐるぐるまわっている。
またみんなで集まればいいんだ、この場所で。
しかし、それはこの場所で過ごしていた「今」という自分たちとは違うのだということ。
「今」はもう二度とやってこないのだということ。
こんなにも「今」という時間をいとおしいと思っていたことに、初めて気付いてしまった。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:58:22.52 ID:ENLWyLZ/0
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 22:59:04.38 ID:8Ut5QSzO0
>>18 ココに来るのも今日で最後なんだね
あの手紙結局彼に渡せなかったなぁ
彼と会うことももう無いだろうし・・・
―ガラッ
「あ・・・」
「手紙取りに来たよ」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:00:37.17 ID:ck5NDpL60
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:01:42.00 ID:Ez+FCvRX0
うわぁ・・・つまんない
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:02:38.89 ID:trDClhul0
>>28 いやこう、アツいカジキとのバトルを・・・
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:02:47.37 ID:EvuS6WfC0
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:03:07.93 ID:WUmO1zuT0
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:04:16.91 ID:ENLWyLZ/0
>>25 こんなのくらいしか……
俺はここいら一帯を制する王だ。
ピンチは何度もくぐりぬけてきたが、死の危機にさらされている。
息ができない。周りがうるさい。
死ぬ、のか……?
他のやつらが何かに引っ掛かっていなくなるのを何度も見てきた。
馬鹿な奴らだと思って鼻で笑ってきた。
あれに引っ掛かったらどうなるのだろうと内心思いながら。
そうか、こういうことか。
何が何だかわからない。息ができない。もうすぐ死ぬのだろう。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:04:52.76 ID:iuNeEoIv0
>>29 「あーあ、やんなっちゃう」
ざあざあ、ざあざあ、雨が降る。
「傘なんてもってないよ」
大きな木の下に緊急避難。
「あなたも雨宿り?」
しっぽをふりふり、びしょ濡れのわんこ。
「一緒に雨がやむまで待とうか」
わん、と一つ鳴いて
二人で雨の空を見上げる。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:05:52.49 ID:trDClhul0
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:09:55.53 ID:SruBEzE1O
>>39 23「なあ」
10「あん?」
23「俺達何かしたっけ?」
10「いや」
23「サッカーしてただけだよな」
10「ああ」
「「何故こんなことに…」」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:15:11.01 ID:RAc1uMF50
>>39 『行こうぜ』
『あぁ、最高の晴れ舞台だ』
『その通り、だから最高のプレイを』
『もちろん、お前もな』
俺達は遂に歩み出す。赤いベールの向こう、大観衆の待ち侘びたグランドスラムへ。
コイツは多分世界で二番目のプレイヤー。
一番は決まってる。
この俺だ。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:16:57.52 ID:u+fOzUCz0
こうしてただのネタ画像スレになるっと
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:18:23.86 ID:iuNeEoIv0
自分の文才のなさにびっくりだぜ
どうやったらきちんとした文章や物語を作れるんだよ
>>40 あたしは走る。けもののように、荒々しく。
むれを追われた。もうみんなじゃない。たった一人だ。
アスファルトはかたい。大地を走りたい。四足で、思いっきり。
そのときあたしは着ぐるみがはがれたことを知った。
そうだった、あたしは。
きっとにげるんじゃなくて、
ママ。
>>30 なんだよ、天気予報ハズレじゃん
お前も傘持って来るぐらいの気が利かないかな、・・・・無理だけどw
なんか止みそうにないな〜、今日に限って携帯忘れてるし
気ぃ利かして迎えに来いよアニキ、・・・・多分寝てるな
しゃーねー、走るか
行くぞ!ちんたら走ってると置いてくぞ!
それっ!
あー、歩幅が・・・・無理かw
抱いて行くしか無いや、もうずぶ濡れだよ、帰ったら速攻風呂はいるぞ!
うひゃ〜、つめて〜
あっ、アニキ〜、来るのが遅いんだよ〜
は〜、待っときゃよかった・・・・・
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:28:21.07 ID:lw9hymj10
>>48 今日は雪が降っているとはいえ俺にとっては最高の天気だった。
足跡ひとつない雪原、俺だけの世界。最高にいい気分だった。
しかしその気分も一瞬のうちに絶望に変わってしまった。
糞ガキ共の仕掛けた落とし穴に気づかず落ちてしまったことだ。
身動きが取れない、これはまずい。
暫くすると糞ガキ共がやってきた、「キューン」と鳴いてみたがさすが糞ガキ、
効きやしない、俺の周りで騒いでいる、なんと五月蝿いことか…
ん?キュポ?あ…油性マジックのかほり…がっ…やめろ…やめろ…
MAYUGEを描くなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:32:50.30 ID:1pnzkBNp0
大した奴だ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:33:52.45 ID:SruBEzE1O
ネタ画像投稿しておいて答えないのも悪いので。
>>40 私は大学に通いながらテーマパークでバイトをしていた。
どうも私には露出狂の気があるようでバイトを始めてから2ヶ月経った頃から着ぐるみの下を全裸にした。それから数ヶ月が経ち、私も新しくバイトを始めた人達に手順を教える程の地位に立っていた。
しかし、その教えている中で、着ぐるみの下は全裸である。
私はその背徳的な行動にどうしようもないほどの快感を得ていた。
ある日、バイトが終わった後、バイトでの後輩が女子更衣室に入り込んできた。私は着ぐるみを着たまま、頭だけを外してこう言った。「な、なんでこんな所に入ってくるのよっ!」
男はこう言った。「お、俺知ってるんだぜ?お前がバイト中、いつも真っ裸で働いてるの…フヒヒ」
私は、犯される覚悟をした。いや、こうされる事を望んでいたのかも知れない。事実、私は大して驚きをしなかったし抵抗する意思もあまりなかった。その行為によって多量の快感を得る事が出来そうだったからである。なぜならそれはとても背徳的で、非日常的だからである。
それから先は彼もほとんど喋らずにジリジリと私との距離を詰めてきた。しかし、私はふと考えた。そして、その行動の方がより背徳的かつ非日常的であることに気づいた。
それを考えついてからの私の行動は物凄く早かった。男の脇を普段の私ではあり得ない速さで駆け抜け、城門を走り抜けて人があまりいなさそうな方向へ走っていった。
まわりの人々は私のことをまるで奇人変人のような目で見るかいやらしい目で見てきた。叫び声をあげる人もいれば唖然としている人もいた。
いつしか着ぐるみははだけ、私は胸を露出していた。
だが、そんな事は関係ない。本能の、欲望の赴くがままに走る。
それは思った通りとてつもない快感を私にもたらした。
辺りはもはや草しかなく、私の事を見る人は今はいない。
それでも私は走るのをやめなかった。
走るのをやめた時、この快感は失せてしまうと。
そう、思ったから…。
>>42 『あ……手紙』
『………ぐぅぅ…』
『…………なぁ、そこ、いるんだろ?』
『え?あっ……』
『これ……キミの?』
……『………はい』
『そっか……、なら知ってんだろ、俺は『知ってますっ!!』ガタン!
『わたし、それでもセンパイのこと、すぅ、すううう……』
『そっか、ありがと』『へ?』
『いつかキレイになったら、君に会いにいくよ。それまで待っててくれないかな?』
『は………はい!絶対に、待ってます!!』
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:38:43.11 ID:/7WL/9RH0
>>5 あの夏の日。僕らの町の裏山にUFOが落ちてきた。
当然町は大騒ぎ。TV局も詰め掛けた……なぁーんてことはならなかった。
第一発見者の僕ら三人がUFOを隠し、ひそかに修理しようと試みたからだ。
当時の僕らは、鼻垂れたガキでしかなく、目の前にある不思議物体をゆーほーゆーほー
と騒ぎ立てるだけのおもちゃにしか出来なかった。
それを直すにはどのくらいの学力が必要かなんて分かるはずもなかったんだから。
それから十五年がたった。僕ら三人……いや、僕は努力の末、UFOの修理が出来るまでになった。
三人でUFOを直そう。子供のころの思いを胸に秘め必死で勉強したんだから。
「騙していてごめんなさい」
幼馴染の少女が言う。
「……悪かった」
幼馴染の少年が言う。
「いいよ」
僕は端的に答えた。僕はUFOをなおすために勉強した。
三人でいるのが楽しかったからそれでいいんだ。
あの夏の日。僕の町にUFOが落ちてきた。
一人ぼっちだった僕に二人の幼馴染が出来た。
それから、十五年。幼馴染二人は、ふるさとに帰っていった。
ただ、それだけの話。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:41:43.14 ID:ck5NDpL60
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:48:14.99 ID:lw9hymj10
>>30 バケツをひっくり返したような雨、傘は無く、私は急いで近くの大木の下に駆け込んだ。
鞄で何とか濡れないようにしたけれど結局は全身びしょ濡れになってしまった。
「もぅ、天気予報は信用できないなぁ…あぁ、パンツまで…はぁ…」
気持ち悪いのを我慢しつつ雨が小降りになるのを待った。
…っと、足元に何かが触れた、びっくりしてみて見ると子犬が私の真下で震えていた。
「あんたも雨宿り?この雨じゃあねぇ、止むまで仲良くしましょ」
そう子犬に語りかけると子犬は私を見上げて「ワン(見えた!)」とないた。
なにはともあれ早くシャワーを浴びたい。
>>33 時は文禄5年、快進撃を続けた豊臣秀吉による朝鮮征伐は、徐々に膠着状態へと持ち込まれ
文禄2年より行われていた和平交渉が決裂、再度の出兵に怯える民の一部が家族共々逃げ出した
その一握りの人々が作った隠れ里、世の中との関わりを避けたがゆえに、直ぐそこまで危機が迫っている事に気が付いていない
山間を進むは忍びの影、斥候であろうか音も無く周囲を探っている
そして谷間に里を見つけると、頭らしき者の合図で瞬時に気配が消える
後にはトンビの鳴き声のみ
里に預けられたお子が、天下を取るのはまだまだ先の話
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/19(木) 23:51:39.10 ID:/7WL/9RH0
>>59 「僕は……僕は最低だ……」
「何泣いてるんだ。さっきまで泣かされていたのは私のほうだろう」
「す、すいません」
彼女はタバコを加え火をつける。
「全く……ムッツリスケベとはお前のようなのを言うんだ。おい眼鏡取ってくれ」
「あの……前から言おうと思ってたんですがいいですか?」
「ん?」
彼女は眼鏡をかけ髪を直してから「なんだ?」と続ける。
「タバコはよくないですよ…・・・ホントに」
「そうだなぁ、じゃあ中に出してくれるようになったらタバコやめる。お前の子供は欲しいしな」
彼女はそっけない態度でそういうと青紫色の煙を口から吐き出した。
>>48 妙な気分だ…
昨日から誰かに見られているような気がする
家族に相談してみても「気のせいだ」と言われ相手にされない
ストーカー?それとも幽霊?
恐怖のあまり外に行くのを躊躇ってしまう
しかし今日はバイトの面接の日
外に出ざる負えなかった
履歴書を鞄に入れ、靴を履き戸を開ける
視界に広がる白銀の世界
そういえば一昨日から雪が降ってたんだっけな
周りに注意しながら歩を進める
ふと前を見ると不自然に雪が積まれている
そこから感じる視線
覚える既視感
昨日のあれだ
俺はそう思ってその雪の塊に近付いた
恐る恐る覗き込む
すると、そこには可愛らしい一匹の犬がいた
ああ、そうだったのか
力が抜けてしまった
その犬はハッハッと息を弾ませ俺を見つめる
お前は俺に信号を送ってたんだな…
気付いてやれなくてごめんよ
俺はその犬を抱き上げ一度家に戻った
バイトはいくらでもあるがこいつは一匹しかいないからな
>>59 僕は呑気(ノンケ)ツトム。割と平凡な小学六年生だ。遂さっき儀式を終えた僕は童貞の喪失に些かショックを受けている。
右で煙草をぷかぷか吹いているのは知らないお姉さん。
さっき会ったばっかり。殺気当てらればったり。具体的には腹パン。みぞおちストレート。僕即気絶。
気がつけばこのベッドに寝ていた。隣にはお姉さん。大丈夫?なんて猫の皮は二秒後には服と共に脱ぎ捨てていた。
それからはあれよあれよと翻弄され篭絡、陥落、快楽、昇天というわけだ。
満足げなお姉さんは『シャワー浴びてさっさと帰れよ』とかベッドトークご法度ワードを平気で口にしている。
僕はもう何が何だか分からないので泣くしかない。しくしく。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:03:46.70 ID:xt2syrQJ0
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:05:25.29 ID:0K4TWI9dO
>>42 窓際で隣同士の席だった私たち
春風に吹かれたカーテンがふわりと舞い上がるたびに2人で包まれて笑ったよね
テスト勉強の時には、ノートを見せっこしたりして
好きだったな、きみの字。繊細なのに伸びのある生き生きとした字がとてもきれいで大好きだった
━きみはその字でどんなふうに愛を綴ったの?
ずっときみを見ていたから、きみが誰を好きかなんて知っていた
きみがいれるその手紙にはあの子が待ち焦がれていた言葉がたくさん詰まっていることも知っている
けれども私、大好きなんだよ…きみのことが…
私はまだきみを忘れられそうにないけど、明日は笑顔で待ってるからね
いつもの、あの、教室で
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:06:41.13 ID:rHvHGGXR0
>>59 何気なく入った喫茶店で僕は初めて彼女に会った。
綺麗な人だった、僕の一目ぼれだった。
その人は毎週土曜日の昼にそこにいた、
そして僕も毎週土曜日にそこにいった。
決して告白なんてしない、彼女は高嶺の花、見れるだけでいい、そう思っていた。
「ねぇ君」
「はははい?ぼ…僕ですか?」
彼女から突然声をかけられた時は心臓が飛び出るかと思った。
「いつも私の方見てるよね?もしかして…」
「あ…ああの…ぼ…僕は…」
ありえない事は起こるもので、これがきっかけで僕達は付き合うことになった。
そして初めてのH、僕はとてもドキドキしていた、彼女の大きな胸、くびれた腰、お尻、
全てが僕を興奮させた、彼女がシャワーを浴びている時、僕の興奮は今まで生きてきた中で最高潮に達していた。
「お待たせ」
振り返るとシャワーから上がり、バスタオル一枚になった彼女がそこにいた。
「それじゃ、始めようか…」
彼女の肢体を隠していた一枚の布切れが剥ぎ取られる。
彼女の裸、僕が妄想に妄想を重ねた彼女の裸、それが目の前にあ…るぇ?
彼女の体は見事なものだった、大きな胸、くびれた腰、しかし股間によく見慣れたものがあった。
「ふふ…見た目に惑わされちゃだめよ、さぁ、愛し合いましょう」
「え…あ…あれ?うそ…あ、あ、やめ…あああああ、アッーーーーーーーーーーーーー!!」
朝、小鳥の声が聞こえる、そして僕のすすり泣く声…
彼が隣でタバコを吸っている横で僕は枕をぬらした。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:06:49.61 ID:XgMWXBaFO
>>59 口にくわえたシガーに火を点ける。
シガーを通して軽く空気を呑むと、独特の焼ける匂いと共にシガーの先がくすぶりだした。
ふぅ、と一吐きして横にいる恋人に目を向ける。
顔を隠して震える様は見ていて何とも可愛らしい。
「……これくらいどうって事無いだろうに」
「……そんな事ありませんよぅ」
シガーを手にし、私が呑んだ煙を吹きかける。
「ひ、ひあぁぁ……っ!!」
彼女は私好みの可愛らしい嬌声をあげた。
まったく誰が言い出したんだろうね。
シガーを吸う姿が裸より恥ずかしい事だなんて、さ。
- * -
今日も見つけましたのでまったり参加です。
>>34 彼は吟遊詩人、通行人はパフォーマンスとしか見ていないだろう
だが、その服装は衣装では無く、彼が語る物語は真実の物語のみ
なぜなら、彼は何千年という気の遠くなるほどの時間を彷徨い、歴史を見つめてきた男
彼は語る、真実の歴史を、本当の英雄を・・・・
時には蔑まれ、時の政治家に作られた英雄像を信じた民衆に迫害され、時には投獄された
しかし彼には真実を語る以外の術を持たない
親・兄弟・友人・恋人、皆死んだ
何故死なぬのか、彼にもわからない
何処に行けば良いのか、彼にはわからない
一所には長く居れず、流離う内に楽器を手に入れ、それを爪弾きながら見てきたことを語った
彼にはそれしか出来ない、彼は歴史の生き証人、名前ももう忘れた
彼は吟遊詩人・・・・
>>65 今日で世界が終わるとしたら、わたしもこんなことをしなくていいのかな。
「最後の最後まで、迷惑かけるなぁ……」
ふと、苦笑いが漏れる。
わたしは、本当にダメな娘だ。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:16:31.12 ID:2PBLzADU0
>>65 私は変われる
ここから変わるんだ
あと、あとちょっとだよ
そしたら、そしたらね
そうでしょう?
だから
あ
わたし
行かなきゃ
なんかもうすべてにさよなら
わたしにもさようなら
そしてまた会いましょう
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:16:58.50 ID:XgMWXBaFO
>>65 私は二本の足で立つ。
世界を見下す片鱗で。
私は二つの目で探す。
そびえる世界の終焉を。
大地は致死の風が吹き
人は空へと追いやられた。
昔は空を見ていた種族が
今は地上に恋い焦がれ
そしてここにもまた独り。
地上に向けて──跳び絶った。
なんかこのスレ気持ち悪くね?
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:21:56.62 ID:Jg7qJJ1bO
>>65 林立するビル群。箍を知らぬそれらは節操なく空を覆い、張り巡らしたガラスの鏡面で地上を焦がす。
その中で何万もの人間が同じ方向に向かって歩いている。みんな同じように、どこか疲れた顔をして。
都市部の狂態にはうんざりしている。
みんな地上に縛られている。
それも仕方ない。彼らの蝋の翼は、もうガラスの光に溶かされてしまったのだから。
可哀相だと思う。
だって思い一つで、人は簡単に跳べる。
ほら、こんな風に。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:22:31.99 ID:XgMWXBaFO
>>71 さて、どうかな?
さっき渡した「注目の的」になる薬の効力は。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:23:47.31 ID:angX73Vp0
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:25:52.80 ID:yYnCB5ec0
>>71 ――目玉。
目玉、目玉が一杯。
取り放題だ。
今度こそ血が付かないように慎重に、慎重に取り出さなきゃ。
取られたくなかったら、僕に目玉を見せるな。
>>45 おれはスニャイパー、一流のヒットマン
俺に狙われて生きてるやつは居ない、依頼を失敗した事は一度も無い
今日も又一人、俺の弾丸の餌食になる
俺にはジンクツが有る、この星だ
このLuckystarさえあればスナイプは100発100中、怖いものなし
マイハニーの手作りだ、愛がこもってるぜ
おっと、ターゲットが着やがった、女連れか・・・・・マイハニー?!!
俺は二人に弾をぶち込んだ
女を殺した事で、俺は組織に追われる羽目になっちまった
Luckystarはもういらねぇ、スニャイパーも返上だ
今から俺はTrickstar、もう金じゃ俺は動かせないぜ!
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:29:24.22 ID:xt2syrQJ0
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:36:59.97 ID:Jg7qJJ1bO
>>71 まただ!私はまたしても燃え尽きそうな羞恥を感じている!
それというのも、視線!
おお、かのヘカティーの恐るべき悪魔の眼、ゴゥゴンの石の瞳とは真であったのか!
かの如き眼差しに射抜かれれば、歴戦の勇士、老練なる修道者、覇気煥発たる王者であろうとも、女のように竦み上がり、猫のように無害な存在へと成り果てるだろう!
おぉ!私は神経衰弱の余り今にも気が狂ってしまいそうだ!
かの視線をはねつける神秘の鏡『イケメン』とやらを手に入れぬ限り、この地獄の責め苦に苛まれるというのか!あぁ、なんという矛盾。それでは現世こそ地獄。地獄こそが天国よ!
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:39:38.20 ID:yYnCB5ec0
>>72 ある日僕たち3人は、文字通り一つになった。
元々恋人同士だった理沙の左肩と賢治の右脇の下が癒着したのはまだいい。
理沙の左手と僕の右手がちょうど手をつないだ格好でくっついたのも、賢治と微妙に気まずくなったことを除けば大したことでもない。
問題は、僕の左手のひらを賢治の左手の甲に乗せるような形で結合してしまったことだ。
トイレはもちろん三人一緒。
こんがらがった輪のようなつながり方をしたおかげで、着替えも出来なければ風呂にも入れない。
食事はかろうじて右手の動く賢治が作っているが、これがいつまで経っても上達しない。
二ヶ月後にはもう、僕たちはそろって人生を諦めた。
この旅行を最期に、僕たちは自分たちに終止符を打つ。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:43:25.07 ID:XgMWXBaFO
>>81 今日も彼女の朝は早い。
「それじゃ、行ってきまーす」
片足だけなのに安定を崩すこと無く立ち上がると玄関を開けた。
『待ちなさい、右足忘れてるわよ!』
奥から脚を持って母の女が首も付けずに出てくる。
「今日はいいの。帰りに友達と新しいのカッテくるつもりだから」
『また?先週も髪をカッテきてたじゃない。大丈夫なの?』
「友達に穴場を教えてもらったんだ。だから大丈夫よ!」
再度行ってきますと挨拶して彼女は片足のまま器用に掛けだして行った。
帰りのニンゲンハンティングに期待しつつ。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:52:57.41 ID:yYnCB5ec0
>>86 二人の視線の先では男のゾンビが女を襲ってて
勘違いした二人が「凄いねー」「情熱的だな」とか何とか語らってると
気づいたゾンビが二人の方を振り向いて
ドーンオブザデッドばりにシャカシャカ走ってきて二人を噛み殺します。
こぼれたポカリと血が作ったマーブル模様にネオンサインの光が照り映えてとっても綺麗。
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 00:57:12.76 ID:XgMWXBaFO
>>82 「だから止めようって言ったんだよ……」
横で一緒にお宝を押しながら相方が呟く。
「お宝だって? こんな石油もないと動かない前時代的なガラクタがお宝だって?」
「石油じゃなくてガソリンな」
「どっちでも一緒だよ! 道がなきゃ走らない、自然燃料は消費する、お宝どころか悪の象徴だ!」
相方が押すのをやめて寝転がる。いい加減疲れてた俺は一緒になって転がった。
「大体あの中で座ってるのは何なのさ? タダでさえ重いんだから捨てちゃいなよ」
「いやいや、あれが刑事ってヤツかもしれんだろ」
「知らないよ!」
骨董品と言う名のガラクタを二人で見つめつつ、俺たちは盛大にため息をついた。
ノリだけで盗んじまったけど、ホントどーしようかねコレ。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:08:50.67 ID:xt2syrQJ0
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:11:47.57 ID:maWW7ij20
>>43 「アッチー、さすがにあの坂はキツかったな〜」
「だね〜、おーいペース遅いぞ〜」
「はひっはひっ、ンな事ぉ言ったってぇ〜、はっはっはっ」
「マ〜イ、遅すぎ〜」
「ユキのぉ、ペースがぁ〜、早すぎるんだって〜」
「んなこと無いよな?ケイ」
「んでも、もうチョットぉマイに合わせてもイインジャネ?
休憩取らせないといけないしぃ、長く休みすぎるとユキ体冷えちゃうジャン」
「そうだけど〜、風感じてると力が入ってきちゃうんだよね〜、無意識に」
「まっ、判るけどぉ置いて行く訳にはいかないジャン?」
「置いてかないでぇ〜、チョット息整えるまで待っててぇ、ユキ、ケイ」
「わぁ〜たよ、置いてかないから」
「さて、行きますかっ!」
「おっけぃ〜、しかし彼氏も作らないでなにやってんだろね、私たち(笑)」
「それはそれ、コレはこれ、ねっユキ!」
「男と遊ぶよりもキンモチイイんだからしょうがないだろ!!(笑)」
「たしかにねぇ〜、この爽快感知っちゃったら、並の男じゃ満足できないねぇ〜」
「私はカレシの方が良いかも・・・・」
「「んじゃもう来んなよマイ!!」」
「あわわわ、ウソっ!ウソだから!」
「さぁ行こうかケイ」
「んだねぇ〜、ユキ」
「うわ〜ん、待ってぇぇぇぇぇぇ〜」
>>82 書いていたら先越された。くやしいぜ
「あ……、やべぇ」
パトロール中、このパトカーを運転していた先輩がそう呟いた。
「やばいって……、なにがですか?」
先輩は、車を止めてから私の質問に答えた。
「ガソリン無くなった」
すかさず、私の隣に座っていたもう一人の先輩が猛攻撃を始めた。
「はぁ!? おまふっざけんじゃねぇよ! 出発する前に言えよ!」
「今んなこと言ったってしょうがねぇよ」
「お前が言うことかよ! どうすんだよ!」
「押して帰るしかねぇだろ!」
……。今、私達は田んぼのそばの道を通っている。
ときどき、おばあちゃんとかが話しかけてくるのだが、これが精神的にきつい。
なんで一番の原因である先輩が、車に座ったままなんだ。
あこがれていた警察官って、実際こんなものだったのか。
私はうなだれ、溜息をつきながら、パトカーを押した。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:20:00.26 ID:XgMWXBaFO
>>89 「今日帰りどうする?」
「あ、あたし服見たい」
「じゃ北街にでる? 最近美味しい店見つけたんだ」
「いいねいいね、行こ!」
「じゃコレ終わったら支度ね」
「オッケー。……しっかし最近減ったよね」
「まぁ教室からして見ての通りだしねぇ」
「ねぇ。いつになったら直るのかな」
「ホント、とっとと元に戻って欲しいわ」
「この水不足」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:21:25.46 ID:DcjxFvrZ0
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:26:26.14 ID:wM/JvdQJ0
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:32:47.23 ID:2PBLzADU0
>>94 あのねあのね
なぁに?
ナイショだよ、ぜったいナイショにできる?
うんうん
じつはね、ボクね…なの
そうだったんだー
あっ!こっちにくるよ!どうしよう!
おーい!あのね、ナイショのはなしなんだけど、実はー
あ!いっちゃだめだってば!ナイショなの!
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:34:41.84 ID:XgMWXBaFO
>>94 ──実は黙っていたが俺のニクキュウってかなり軟らかいのだよ。
──ほう。
──ほれ、ちょっと触ってみ。
──いやいいよ。ニクキュウなんて俺もあるし。
──いやいやお前が考える以上に軟らかなんだよ?もう宇宙だよ?
──全然解らん。って言うか軟らかいとかの前にさ。
──何だ?
──お前の手、ケモノ臭い。
────ケモノだしなぁ。
「……って会話が今まさにあのニャンコたちの間で」
「それはない」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:36:01.10 ID:wM/JvdQJ0
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:43:24.76 ID:wM/JvdQJ0
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:50:44.61 ID:maWW7ij20
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:51:42.21 ID:XgMWXBaFO
>>98 「ウサギ公、お前は俺が怖くないのか?」
「どうしてです?」
「我はウサギを追うにも全力を出す、と言う言葉くらい知っていよう?」
「ええ。実際にサバンナにウサギがいない事も、それをあえて吹聴してまで私を遠ざけんとする
我が生涯唯一の主の優しさである事も存じております」
「……全く、お前には適わんな」
「ご冗談を。百獣の王」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 01:58:33.96 ID:maWW7ij20
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:07:46.21 ID:XgMWXBaFO
>>99 それは実家に別れを告げ、一人暮らしの始まりだと梱包した荷物を開けていた時のこと。
本の隙間から一枚の写真がはらりと這い出てきた。
「……?」
拾い上げ、写真を見る。
ソコに写っていたのは仲睦まじく中華まんを頬ばる二人の少女。
照れを見せながら、でも透き通った眼でカメラを、ボクを見つめてくる。
コレも一目惚れと言うのだろうか、ボクは写真の中に存在する少女をいつまでも見続けていた。
ちなみに、その少女がボクの母だと知ったのはこの2年後の事である。
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:10:39.58 ID:maWW7ij20
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:12:20.33 ID:wM/JvdQJ0
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:16:52.80 ID:0K4TWI9dO
>>65 ホテルみたいなこの世界
家も教室も塾もこの街も借りもののようで馴染めない
私の本当の居場所はどこなんだろう
今からそれを探しに行く
─ああ、そろそろ時間がきたようね。早くチェックアウトしなくちゃ
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:17:37.83 ID:XgMWXBaFO
>>100 「まさかあの娘が母さんだっただなんて……」
お気に入りの公園でお気に入りの星空の元、『ボク』は今更ながらに知った恥ずかしい事実を反芻する。
「古い感じはしてたけど……はぁ」
惚れた相手が同性で。しかも若かりし頃の母親で。
>>101 いつかこんな風に一緒の時間を、場所を歩めたらと思っていた。
でもそれはやっぱりムリな話であって。
「惚れた相手が反対の娘だったらまだ良かったのかなぁ」
ボクは草むらに寝転がると捨てきれない想いに対して叫んでいた。
ちなみにボクが写真の相方の少女が『女装した父』だと知るのは更に数年後の話である。
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:19:11.38 ID:EOw1zk1K0
お、おい
もしかしてこのスレ面白いんじゃないか
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:24:16.15 ID:HrzZL8Bx0
>>106 今日もご主人が客を連れてきた。
どうも最近は毎日連れてきてる気がする。
一猫の俺としては早く客には帰ってもらってご主人に遊んでもらいたい。
だが、礼儀を疎んじるほど俺も礼儀知らずではない。
客はもてなす。
猫も人も変わらぬ掟だ。掟を破る奴は群れでは生きていけない。
さて、最後にこいつを入れて出来上がりだ。こいつを飲んだらさっさと帰れよ客め。
俺の毛柱は立てといてやったからな。
「みー(おまいら、………」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:31:36.33 ID:XgMWXBaFO
>>102 卒業。全てやり終えた証。
だとするならば、先輩無き今、私も卒業したと言うことになるのだろう。
先輩の制服から貰った第二ボタンを窓から捨てる。
ありがとう。
そして、さよなら。
階下に見えるかつて先輩の墜ちた場所へと涙を一滴。
そして、私はあの日以来、ようやく時を刻み始める事ができた。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:32:02.24 ID:2PBLzADU0
>>106 おやおや、つれない顔をして。
どうしたんだい?
わたしはおまえさんに何もしてやる気はないよ。
ああ、そう。それでもいいと言うのね。
やれやれ、困った子だ。
お茶くらい自分で入れられるだろう?
なに?入れてくれってかい?
もう、本当におまえさんときたら。
しょうがないねぇ、まったく。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:34:07.29 ID:KUAIoU+L0
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:40:47.22 ID:KUAIoU+L0
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:41:01.53 ID:HrzZL8Bx0
>>111 「ばっかやろおおおおお!!!」
「はは、何だよいきなり」
久しぶりに二人で歩いたこの坂道。
この時間になると夕日が輝いて、とても綺麗に映える。
半年前、高校を卒業して、こいつは就職した。
小中高とずっと一緒だっただけに、あたしにはそれが信じられなかった。
……こいつの前では気丈に振る舞ってたけど、人知れず泣いてたな。
でも、こいつはそれを知ってか知らずか、言ったんだ。
『いつでも会えるさ。変わらないよ』
その言葉で、あたしは勇気がでたんだ。
実際には学生と社会人、二人が会えることなんてあまり無かったけど、
今はこうして短い時間会えることがとても幸せだ。
「急に叫んだりして、一体どうした?」
「別に」
そっけなく答えてやった。
いい加減に気付け、このばかやろー。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:42:38.03 ID:XgMWXBaFO
>>104 自分は携帯酷使しすぎて熱もってヤバいですw
- * -
「これが……えーっと、新型爆弾……なんだよね?」
「そうですっ!」
いぶかしみながらの私の問いに若博士は嬉々として応える。
「このヒヨコをネコから放すことで秒読み開始、3秒後にはドカンです!
しかもこのネコ、ヒヨコを乗せている間はヨチヨチとそりゃもう可愛らしく歩くんですよ!
あぁもう見てくださいこの可愛らしさ!そしてこのヒヨコ!」
カチッ。
どうやらその後の事を語るにはちょっと時間が足りないようだ。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:47:01.86 ID:XgMWXBaFO
>>111 「ケータイ書き途中でバッテリー切れたぁ────────っ!!」
(……不憫な)
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:52:55.98 ID:XgMWXBaFO
本気で携帯がヤバいくらい熱いのでこれで寝ます。
小ネタばかりで失礼……では。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 02:52:57.43 ID:0K4TWI9dO
私は知っている。
やがてこの街の灯りはすべて消え、世界は終わる
今や世界が讃える「世界大統領」
各国の首相達、さらにそのトップに君臨し全世界を統括べく「世界大統領」が生まれたのは数年前
彼はあらゆる人種あらゆる文化あらゆる宗教をまとめあげた
けれど私は知っている
彼らが世界を滅亡へ導くことを
大統領就任後ほどなくして彼らは平和を唱い全世界から武器という武器を取り上げた
そして彼らはまもなくその膨大な量の武器を使いあらゆる都市を一斉に攻撃する
やがて焼け野原になった地に彼らのクローンを放ち彼ら一族だけの世界を作るのが目的なのだ
私は、神様が授けた未来を覗くこの不思議な力で世界の終わりを知った
でも、私はただ知るのみ
何もできはしない…
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 03:10:26.40 ID:0K4TWI9dO
>>104 ねぇねぇ、ぼくきみのことだいすきなんだ
でもね、ぼくはねこだから、いつかとりのきみをおそってたべちゃうかもしれないんだって
でもね、ぼく、きみとずっといっしょにいたい
きみのことだいすきだから
だからね、きみはずっとそうしてぼくのうえに乗っかっていて
そうしたらぼく、背中のきみにはとどかないでしょ
そうしたら、ぼくねきみをたべないですむから
…ちょっとおもたいけどぼく、がんばるよ
おやすみノシ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 03:31:37.20 ID:KUAIoU+L0
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 03:33:07.04 ID:KUAIoU+L0
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 04:20:18.31 ID:XgMWXBaFO
>>124 とさま かさま
きつねこは まだ はんにんまえです
べつのものに すがたをかえるのが
こんなに むつかしいことだったとは
おもってもいませんでした
とさま かさま
きつねこは それでも がんばります
いつか きっと
ひとをすて
りっぱなきつねに なるひまで
- * -
では本当にオヤスミナサイ。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 04:27:36.58 ID:tI3ju5TT0
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 06:25:11.20 ID:maWW7ij20
ほ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 06:53:55.93 ID:maWW7ij20
ほ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 07:17:03.55 ID:maWW7ij20
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 07:27:03.31 ID:maWW7ij20
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 07:29:26.76 ID:maWW7ij20
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 07:31:56.51 ID:maWW7ij20
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 07:36:44.75 ID:maWW7ij20
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 08:07:26.51 ID:maWW7ij20
>>99 「なんだよ、なに人の顔もながらニヤニヤしてんだよ、キモイ」
「いや、肉マンぱくついてる所がカワイイな〜って思って」
「はぁ〜、なにハズイ事いってんだよ」
カシャ
「おい!、なに撮ってんだよ!」
「顔赤くしてるのが可愛くてw」
「バ、バカジャネ、顔赤くなんてなってないし、断りもなしに突然撮ってんじゃねえよ!」
「アハハハハハ」
「何笑ってんだよ友美、アンタも勝手に撮られてるんだよ?!」
「まぁまぁ、優子があんまり可愛かったから思わず撮っちゃったんだよね?
許してやりなよ優子〜」
「なっ、なに言ってんのよ友美!!」
「まぁまぁまぁまぁw、邪魔者はコレで消えますから・・・・」
「ちょ、まって優子〜・・・・(ホントに行っちゃったよ、どうすんのよこの状況!)」
「仕方ないんだからね、友美行っちゃったから仕方なくアンタと帰るんだからね」
「だからそのニヤニヤするのキモイからヤメロって!」
「だから勝手に撮んな〜」ポカポカ
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 08:44:06.22 ID:maWW7ij20
>>137 ――さぁ、もう一人で帰れるね?
「おじさんはどうするの?」
――おじさんは風さ、また別の場所に飛んでいかなきゃ。
「いっちゃだめ、ここにいようよ」
――そうだね、それもいいかもしれない。でもね、誰かが風を吹かさなくちゃいけない。みんなが自分のことばかり考えてる。愛するものの為に戦わなきゃいけないのに。
「……よくわかんないよ」
――いつかわかるさ。たくましく生きるんだよ。砂で顔が汚れても泣いちゃいけない。死んだお母さんとお父さんのためにも、君は生きるんだ。
>>141
そして俺は戻った。そう、15年前のあの時に。
決してくすむことはない。決して磨かれることもない。その、小さな瞳。
それまでずっと迷っていた。
…この花を渡せば、また、同じ15年間が繰り返される。
しかし、その長い髪に、白い肌に、私はまた、同じ夢を見る。
…この花を渡せば、また、同じ15年後の君の笑顔が見える。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 09:00:00.67 ID:maWW7ij20
>>101 「ねぇ〜、誰にメールしてんの?」
「うっさい覗くな、変態、死ね」
「・・・・・酷くない?」
「・・・・・・・」
「無視ですかそうですか、・・・・・ん?メール来た・・・」
題:誕生日おめでと
文:プレゼントなんか無いからね
「ほ〜なるほど、アリガトね」
「話しかけんな」
題:うれしいよ
文:覚えててくれて、帰りにどっか寄ってかね?
題:調子乗るな
文:なんでアタシがアンタに付いて行かないといけない訳?
題:おごるよ?
文:お祝いの言葉のお礼だよ、深く考え過ぎジャネ?
題:そんならイイケド
文:お返しぐらいは受けてやってもいいけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あたしのおごりだからね
題:ツンデレ乙(笑)
題:・・・・・ねぇ死にたいの?
「ゴメンネ?ゴメンネ?」 「だから話しかけんな!」
>>124 「姫様、そろそろ戻りませんか? なにもこの様な雪の日に出歩かなくてもよろしいのでは。」
「そうです、もし風邪でもひかれたら親方様に申し訳が立ちません。」
「お前らは心配性じゃの〜、この位屁でもないわ。」
「姫様!そのような下品な言い回しはおやめ下さい、人間と関わりだしてから本当に言葉使いが悪くなられた。」
「確かに、言葉だけでなく最近はお行儀も悪く、人間共に影響されているに違いなく、大体姫様は常から・・・」
「くどくどうるさいぞ!わしが誰と関わろうと御前らに関係ないじゃろ!」
「姫様、これだけは忠告いたしますぞ、人間の寿命は50年、長くても100年は生きますまい」
「姫様はすでに300歳を超えておられる、あの者たちは早々に寿命が・・・」
「解っておる!・・・・・・皆まで言うな、解っておるんじゃ・・・・」
「「姫様・・・」」
「雪は儚いのぅ、手に取ると融けてなくなる、積もっても春が来れば全て消えてしまうのぅ」
「しかし、消えるからといって関わらぬのも寂しくは無いか? 今しばらく雪見に付き合え、風邪をひく前には戻るからの」
「「・・・・御意」」
>98
――その王、かつては七ツの戦塲を駆け、猛威を奮いし麒麟児であった。祖国の麦畑と同じ、輝く金の長髪を靡かせ、眼はぎらつく太陽の如き闘志に燃え、四肢は若い獣さながらに、易々と千里を越えた。
また人望に厚く、政治手腕にも富んでおり、身内からは信頼を、敵方からは畏怖を持って迎えられた。
彼の活躍により戦には大勝した。国に平和が戻り、限りない栄えを女神に約束させた。
しかし国を覆った暗雲は払われたというのに、王の心は憂鬱に苛まれていた。
苛酷な戦場は、彼から人の心を奪った。それだけでなく、爪は伸び、毛は生え、顔は獣じみて、さながら獅子の形相。修羅の如き諸行の数々をこなすには、もはや人の成りでは立ち居かなくなっていたのだ。
彼は煩悶する。
――国に命を捧げ、国に尽くしてきたが、戦争が終れば、国民は自分のような猛将ではなく、日和見な余人を王に求めるだろう。ましてはこの姿では、誰も擁護しようとは思うまい。放たれた矢は、もはや弦には還らぬのだ。
王は誰も信じぬようになり、逆らう者を次々と自らの爪にかけ、やがて独裁者と呼ばれるようになった。
今日も王は、玉座に座り、誰にも明かせぬ悩みと闘っている。
>>99 「おいしいね、お姉ちゃん」
「こ、こら声が大きい!もう、さっさと食べちゃいなさい。…まったく、清楚で可憐で容姿端麗で成績優秀、おまけに身持ちの固さで有名な私が、まさか帰り道にコンビニの、に、肉まんなんて食べて喜んでるなんて知れたら……」
「自信過剰もね」
「お黙り。刃向かうと週一回を月一回にしますよ」
「いいもん、お姉ちゃんが堪えられるわけないしねー」
「あんたは知らないでしょうけどね、今月はお金厳しいの、大ピンチなの!あんたは知らないでしょうけどね!」
「そっかー……なら、コンビニでバイトすれば?」
「へ?」
「そしたら肉まんももっと食べれるし」
「だ、だめよ駄目駄目駄目駄目駄目っ!!!高校生なのにバイトなんてっ……それに私がそんな時給700円相当と肉まんなんかでっ……肉まんなんか……」
「お姉ちゃんの石頭ー、いいもん、私一人でやるもん」
「あ、抜け駆けすんな!……いや、そうじゃなくて―――」
一人でも闘う。それが俺のジャスティス。
>>117 「起きてよ〜、ママ〜、お腹すいたよ〜」
子はまだ知らない、母がもう二度とは起きない事を
自分を守るために傷を負った母が、巣に戻り力尽きた事を
しかし自然はそんな事など頓着しない、飢えは容赦なく襲って来る
いまだじゃれあう事は出来ても狩りの出来ない子に、生き延びる術はあるまい
強い者が弱い者を餌とする、過酷な現実
「ママ〜、起きてよ〜、どうしたの?」
珍しくも無い光景、心有る者には辛い運命、子の幸運を願うしかない現実
「ママ〜、ママ〜、ママ〜、ママ〜」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 10:50:49.33 ID:maWW7ij20
>>148 一人じゃないぜ。 だが馴れ合わないのが俺のジャスティス。
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 10:59:09.26 ID:Jg7qJJ1bO
>>150 安心したぜ
だが俺はsageないほうがいいな
>>42 「なんだこれ」
下駄箱に手紙?
黒歴史でも書いた紙の処分も兼ねた新手の嫌がらせだろうか。
それとも果たし状?
いや、果し合いを挑まれるような相手は居ないはずだし。
恋文……ってのはなさそうだな。
「おめでとう、君は全校生徒から選ばれた勇者です」
よりにもよって一番なさそうな一つ目の予想が当たった。
>>65 空が近い。
それでも遠いけれど地べたよりは余程近い空。
風も強い。
飛べる、飛べる?
ここからなら、飛べる? 飛べない。
ここからじゃ飛べない。
もっと高いところから……。
やっぱり空は、遠い。
>>81 「ちょっと、足忘れてるよ足」
「あ、ありがとうお母さん。えへへ、じゃあ行ってくるね」
「人間の真似事なんかしてるから忘れるんだよ、気を付けて行ってくるんだよ」
「はーい」
「急がないと遅刻しちゃうよぉ」
転校初日、人間向けの少女漫画を読んでいて寝坊。
遅刻しちゃいそうで走っていたら昨日読んだ漫画みたいに出会いがしらに同じ高校と思われる生徒にぶつかった。
その少女漫画と違うのは……、
「うぎゃー!? あ、足が、足が取れてる!!!?」
>>99 「何見てんのよ」
放課後の帰り道、テスト期間で部活もなかったから久々に幼馴染三人で帰っていた。
途中で通る繁華街で食べ物の匂いに負け、肉まんを買って歩く住宅街である。
「いや、食うの遅いなと思って」
「あげないわよ!?」
「食いしん坊さんだね」
可愛いな、なんて思っても口には出さない。
何て言うか、言ったら負けな気がして言えない。
「ケチ」
「う、うるさい!」
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 11:47:23.51 ID:/YcybIlM0
思いつかないんでとりあえずage
>>125 「何を読んでいるんだ?」
「グリム童話」
「面白いのか?」
「悪魔を倒す方法がいろいろ書いてある」
「・・・・・俺は悪魔じゃない」
「そんなに大きな体した人いないでしょ、何より角があるじゃない! お家に帰して!貴方が悪魔じゃないなら何なのよ、
何であたしをさらったの?毎日毎日質問ばかり、何をして欲しいの?」
「・・・・・・・」
「・・・・・またダンマリ、もう話しかけないで」
彼は悪魔に騙されて・・・いや、元はと言えば彼が悪魔を呼び出し契約したのだ
愛しい人との結婚を認めてもらう為、強く、大きく、賢くなるようにと
しかし望んだのはこんな姿じゃない、元に戻してくれを懇願する俺に悪魔は言い放った
「お前の最も愛する人間の命を奪え、その魂と引き換えにお前を元に戻してやろう」
「そんな事は出来ない、何とか出来ないか?俺の寿命を引き換えに・・・」
「寿命を何年か貰うくらいじゃもう割に合わないんだよ、嫌なら魂をよこせ」
悪魔は元々魂を奪うつもりでした、その時になって彼は悪魔と契約を結ぶ事の恐ろしさを知ったのです
苦悩している若者に悪魔はそれまでとは打って変わった猫なで声で語り掛けました
「なら一度だけチャンスをやろう」 若者は嬉々としてその話に飛びつきます、悪魔の罠とも知らないで
「お前の最も愛するものから「愛しています」と言わせるのだ」
「そんなので良いのか?簡単じゃないか!」
「ただし、お前は自分が何者であるか喋ってはイカン、喋れば2人共魂を貰うぞ、6回満月が訪れる時までに愛してますと言わせられなくても同じだ」
あんなに愛し合っていたんだ、「愛しています」と言わせるのは簡単だ、若者はそう思って再度契約を交わしたのです
そして彼女をさらって来てから思い知らされるのです、彼女が愛しているのは元の自分、戻るためには今の自分を愛してもらわねば
彼女が今の自分を愛せば、愛した男は消え去り、心変わりする前に愛していた男が現れる
しかし、それでも魂を失うよりはマシだ、生きてさえいれば・・・・・彼は苦悩しつつ愛を求める
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 12:15:11.77 ID:maWW7ij20
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 12:37:33.42 ID:maWW7ij20
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 12:49:42.53 ID:lPKmyL2s0
>>158 夏が来た、今回で記念すべき10回目の夏
私は例年繰り返す夏の始まりを喜ぶ儀式をする
「ああああ〜」
扇風機から生み出される風は私の声を振るわせる
私と扇風機から生み出された声は私の心を躍らせる
さぁ夏が来た記念すべき10回目の夏だ
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 12:51:57.69 ID:maWW7ij20
>>160 なんか元々キャラがありそうな画像はいまいちストーリーが湧かないんだが、漫画のキャラ?
ここVIPだし、恥は書き捨ててみないかい? 俺
>>1じゃないけど
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 12:54:25.32 ID:maWW7ij20
暮秋
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 13:35:18.67 ID:XgMWXBaFO
今日はまだ生き残ってるのか。
帰ったら参加するですよ。
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 13:46:30.56 ID:0K4TWI9dO
>>141 「おはよう。いいお天気だね」
今日も彼女はいつものベンチに座り明るい笑顔で言う。
「おはよう」
ブロンドの髪が日差しに透けて綺麗に輝くのに少し見とれながら僕も笑って見せる。
胸の中に湧き上がる痛みと悲しみを必死に押し殺しながら。
無邪気に笑う彼女は知らない。もう、彼女がいるべき場所はここではないことを。
あの日、買ってもらったばかりのワンピースを着て家を出た彼女は事故で死んだ。
ワンピースを僕に見せるために出掛けたんだと知ったのは、冷たくなった彼女が眠る棺の前だった。
自分が死んだことに気づかない彼女はあの日着ていたワンピース姿で僕の前に現れた。
あの頃と変わらない花のようなその笑顔で。
「ねぇどこにいくの?」
そんなこと聞かないでくれよと胸の中で思いながら僕は泣きそうになるのを堪えた。
僕は、今からこの花をきみのお墓にそなえにいくんだから…
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 13:47:29.08 ID:Jg7qJJ1bO
画像下さい
この生き物はそれを食べて大きくなります
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 13:54:23.09 ID:maWW7ij20
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 13:57:02.14 ID:maWW7ij20
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 13:58:17.07 ID:maWW7ij20
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 13:59:41.84 ID:maWW7ij20
ネタしかないのかmaWW7ij20wwwwwwwwww
これでどうしろとwwww
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 14:03:37.19 ID:maWW7ij20
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 14:05:40.12 ID:maWW7ij20
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 14:07:19.61 ID:maWW7ij20
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 14:12:26.17 ID:maWW7ij20
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 14:14:55.99 ID:maWW7ij20
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 14:22:19.49 ID:maWW7ij20
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 14:25:42.87 ID:maWW7ij20
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 14:29:28.82 ID:maWW7ij20
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 15:14:31.80 ID:maWW7ij20
>>170 俺が注文したのはチャーハンだ
コレはオムライス・・・・・、チャーハンと書いてるけどオムライス
「すいませーん、注文したのと違うんですけど」
「すいません!ご注文は何でしたか?」
「チャーハンです」
「・・・・・これチャーハンですけど」
「いや、オムライスにチャーハンと書いてあるだけでしょ」
「・・・・少々お待ち下さい・・・・」
ヒソヒソ、ボソボソ「えーチャーハンじゃん、オカシイんじゃないの?」
「すいません、ウチのチャーハンはコレなんですけど・・・・」
「えっ、そっそうなんだ、なんかすいません、アハハハハ・・・・」
俺が間違ってるのか?!ドッキリか何かか?!
食い終わって金払って店を出た、誰も看板持って登場する気配が無い、俺は首をかしげながら店を後にした
「ブーフフハハハハハ、おかしーヒーお腹痛いぃぃぃぃ」
「ちょっとヤバイんじゃない?(笑)店長にバレタラくびになるかもよぉ〜(笑)」
「アンタだって楽しんでたジャン、あー可笑しかった」
「でもあの人かわいそー、ズット首傾げてたし・・・・」
「「・・・・・ブワハハハハハ、うけるぅぅぅぅぅぅ」」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 15:15:46.43 ID:maWW7ij20
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 15:18:32.13 ID:h1ckiq100
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 15:26:37.35 ID:maWW7ij20
>>130 これは先触れに過ぎない、彼らがほんの少し地上の様子を伺っただけ
地上で冷たく緩慢に動いている小さなものに知性など在る訳は無い、彼らはそう考えていた
地上の者も予想もしていない、高圧高温の地下に知性など在るはずが無いと
もう直ぐ彼らは出会う、お互いを絶滅寸前まで追い詰める、歴史上最悪のFastcontact
*アーサー・C・クラークのパクリだな・・・・ゴメン
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 15:38:31.33 ID:X7COiTM8O
>>178 >>178 女「寒いねー」
男「そりゃ雪が振れば寒いさ」
女「・・・」ピトッ
男「くっつくな、歩きにくい」
女「いーじゃん寒いんだもん」
自分の文才のなさに絶望したorz
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 15:49:34.84 ID:maWW7ij20
>>131 「どうしたの?寒くないの?」
「お母さんを待ってるの」
「そうなんだ、でもそこの軒先借りて雨宿りしたら?風邪引くよ」
「お母さんを待ってるの」
「そ、そうなんだお母さん早く来るといいね・・・・」
「お母さんを待ってるの」
ヤバイ、この子ヤバイ、だけど放置していく事に罪悪感を感じる
今時親の承諾も得ずに、ランドセル背負った子を連れ回したら即通報されるな
ていうか何で他の通行人は気にしないんだろう、中には俺のことをいぶかしげにジロジロ見る人もいる
このままここに居たらそれだけで通報されそうだ、なんだか後ろ髪を引かれるようだが放置するしかないだろう
「じゃあオジサンはもういくね、お母さん早く来ると良いね」
「お母さんを待ってるの」
「・・・・・・」
かなりヤバイ、今差してる傘を渡そうと思ったが、なんだか背筋がゾクゾクする、俺が風邪引きそうだ
もうすでにずぶ濡れだし、今更傘渡しても意味無いだろし、直ぐに母親が来るさ
俺は足早にそこを立ち去ろうとした、少し歩くと後ろで話し声がする
「お母さんを待ってるの」
OLっぽいスーツ姿の女性が傘を差し出している、そして少女は立ち上がり傘を受け取った
・・・母親かな? 女性はしゃがみこんで色々聞いてるようだ、親切な通り掛りの人だろう
手を繋いで私とは反対の方向に歩き出した、男だから警戒してたのかな?
それっきり少女のことは忘れていた
しかし、少女が座っていた所の近くにしばらくして尋ね人の張り紙が、お年寄りとかなら解るが若い女性だ
張り出された時は気になった、どこかで見たような気がしたから、でも直ぐに日常の景色に埋没していった・・・・
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 15:52:17.50 ID:RyCCMVIS0
>>187 そんな事無いよ、少し背景も想像してみたら?
名前とか付けてみると妄想広がるよw
俺は、画像を画面いっぱいに表示させてお茶を飲みながらジッと見つめてる、特に登場人物(動物も)が喋りだすと楽
時にはナレーション見たいのが頭の中で喋りだす、それを話し言葉で書き込むだけ
文法めちゃめちゃだし、アイデアは昔読んだ本のパクリだ、リスペクトという事で・・・・・
VIPだし、直ぐスレ落ちするから、書き捨ててみれば良いよ、
>>1じゃないんだけど(爆)
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 16:09:19.94 ID:X7COiTM8O
>>191 アドバイスサンクス
俺頑張ってみるよ!
いつか上手くなってSSスレ建てるぞww
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 16:23:54.95 ID:X7COiTM8O
>>171 「…僕もここまでかな」
目の前が霞む。手足の感覚も無くなってきた。
もう座ってしまおう。1ミリも動ける気がしない。
「ご主人に会いたかったなぁ」
目蓋を閉じると、暖かい思い出が蘇る。まるで昨日の事のようだ。
こんな変わった猫の僕に優しくしてくれたご主人様。
あの人はどこに行ってしまったのだろう。
あぁ…もう一度だけ、もう一度だけあなたに逢いたい…。
薄れる意識の中で願ったのは、叶わぬ望みだった。
思いきってスタイルチェンジ
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 16:25:44.20 ID:maWW7ij20
>>132 「お兄ちゃん!もう間に合わないよ!」
「じゃ休むか?」
「ここまで来て休んでどうするのよ!」
「もう!言って来まーす!」
「相変わらず騒々しいヤツだ、送ってもらって礼の一つも言えないのかよ
オヤジは優に甘いからな・・」
♪〜♪メールか
題:お兄ちゃんアリガト!!
文:送ってくれたのに文句言ってゴメンネ、帰りもヨロシク〜(^^v
調子のいいやっちゃ、言われなくても迎えに行くけどな・・・・
俺も大概甘いよな(笑) いつまでお兄ちゃんに頼ってくれるかな、・・・・・ダチにゃ言えねぇ悩みだ(笑)
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 16:50:08.04 ID:maWW7ij20
>>133 「こんにちは」
「あ、こっこんにちは・・・・」
幼馴染のサチやメグとはまったく違う、真っ白な肌黒い髪、そして空の様な青い目
「君、この辺に住んでるの?」
「うん、君はこの先の別荘に来てるの?」
「そうだよ、私鈴木麗華って言うの、君は?」
「あ、俺は竜太、石嶺竜太」
女の子に自己紹介を先越されてなぜかチョット焦った
何か自分から言わないといけないような気がして、目に付いた所を聞いてみた
「目、綺麗な青だね、ハーフとかなの?」
彼女は少し顔を赤らめてうつむき加減に答えた
「うん、お母さんがフランス人なの」
「へ〜・・・、あっ違う、いや違わない、綺麗だと思ったから、ゴメンネ」
綺麗とか歯の浮く言葉が自然に出てしまったのに自分で驚いた、コレじゃ軟派なユウイチといっしょだよ
「ふふふ、アリガト」
少し落ち込んだが、彼女は不快そうにしてる訳でもなく、喜んでるようだから結果オーライだな、うん
「どっか観光の予定有るの?」
「ううん、お父さんの仕事で来たから、特に予定は無いの」
「お父さんの仕事って?」
「作家」
「へー・・・・」
父親が作家、母親がフランス人の色の白い青い目の女の子に俺は一目ぼれしていた
後で聞いたら「あの時竜太顔真っ赤だったんだよ〜、島の子供皆顔赤いのかと思った(笑)」・・・・orz 少し落ち込んだ・・・・
まぁその夏は短い人生の中で最高の一夏だったのは間違いないわけで、その話は又今度・・・
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 17:05:01.69 ID:maWW7ij20
>>189 やメ〜テ〜
コレしか浮かばない_| ̄|◯
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 17:09:45.54 ID:7fTbUQq50
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 17:16:24.89 ID:FY8T+Lr+0
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 17:28:32.86 ID:FY8T+Lr+0
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 17:29:46.34 ID:FY8T+Lr+0
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 17:30:59.53 ID:FY8T+Lr+0
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 18:01:43.49 ID:maWW7ij20
>>134 なんであんな事言っちゃったかな〜、言わなくてもいいことなのに、なんで言っちゃうかな〜私
どうしよう、謝ったら許してくれるかな、無理っぽいけどな〜
あんなにタンカ切っちゃったらどうしようもないでしょ、ミンナから無視されたりして(笑)
・・・・・ありえるから怖いよ・・・・
とにかく謝るか〜、それしかないよな〜、避けててもしょうがないしね!
よし!もうウジウジ考えるのやめ!
今日の晩御飯何かな〜
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 18:16:27.66 ID:maWW7ij20
>>198 アデン王国を旅してどれ位になるだろう、母なる木を離れ長老の言われるままに人との繋がりを模索している
これが正しい事なのか今の私には解らない、他の種族と関わる事には今も根強い反対がある
しかし、エルフとて過ちを犯していないわけではない、幾多の王国を旅してようやく知りえた事も在る
母なる木の庇護の下、甘やかされた生活に浸っていれば知るはずの無い事、しかし間違いなく先祖の犯してきた過ち
私に出来る償いをしつつ、他種族と関わる事でエルフの未来を模索するのだ
今は大切な仲間も出来た、ドワーフやオーク、ダークエルフなどを仲間と呼ぶ日が来るとは・・・・
しかし今は最も信頼出来る仲間、エルフ村の皆よりも安心して背中を任せられる
こんな事、外の世界を知らない仲間が聞いたら反逆罪で捕らえられるかもな(笑)
さて、思索にふけるのもこのぐらいにして、仲間の下へ向かおう
ヴァラカスの心臓をこの弓矢で射抜くまでは、今の仲間と旅を続けよう・・・
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 18:31:53.85 ID:maWW7ij20
>>199 なぁ、靴屋のおかみさんにお礼も言わないで出てきちまったけど、俺達
これまで散々靴を仕上げて設けさせてやったんだ、コレくらい当然だろ、俺達が礼を言われたいくらいだよ
しかし、この服は快適だな〜、今まで山ほど靴を作ってたけど、自分たちが人間みたいに履く事になるとはな〜
快適だしな〜、落ち葉に包まって風に飛ばされたり、穴倉に潜り込んで鼠に齧られる事もなくなったしな
・・・・でもなんかツマンナイんだよな・・・
ああ、自由気ままに遊んでるのにな
なめしたばかりの皮の匂いが懐かしいのう・・・
ジジイ・・・・、戻るか?
それも良いかもな、案外靴作りって楽しかったしな!
よっしゃ〜、そうと決まれば帰るぞ
”帰る”のか(笑)、いいな・・・帰るぞ〜!
またこっそり靴仕上げて脅かしてやろうぜ!
それいいな!急いで帰るぞ〜!!
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 18:32:13.62 ID:9kRf6HcM0
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 18:39:10.43 ID:uNux1HOc0
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 18:41:23.08 ID:y2q79PUk0
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 19:00:22.47 ID:maWW7ij20
>>200 「ねぇ、私たち貴方に乗せて欲しいの、湖の向こうの山を越えたところにお母様が居るのよ」
「俺達のお母様!」
「湖の向こうには蛮族がたくさん居てとても危険だそうなの、だから空からお母様に会いに行こうと思ってるの」
「空を飛べば蛮族なんかへっちゃらだい!」
「それには貴方の協力が居るの、私たちを乗せて湖を渡り山を越えて欲しいの、お願い出来るかしら」
クゥゥゥゥウ、クゥゥゥゥゥウ
「本当に!うれしい、アリガトウ!」
「俺達乗せてくれるって?ウワーイ!」
「それじゃ明日の朝、日の出前にここで」
クゥウクゥウ
「じゃお願いね!」
「頼んだぞ!」
クウゥゥゥゥゥ
***********
「二人は見つかったか?」
「いやまだだ、それより悪い知らせがある、天馬が一頭いなくなってるそうだ・・・」
「天馬に乗って?どこに・・・・・・・・・まさか!母親に会いに行ったというのか!」
「どういうことだ、あの子達の母親は亡くなった筈だろう」
「本当のことを言うのがしのびなくて、湖の向こうウィレン山脈の向こうに居ると聞かせていたんだ」
「じゃ!天馬に乗って?そんな無茶が出来る訳が無い!」
「頼む・・・・、あの子達まで失ったら俺は・・・俺は・・・」
「奇跡を祈るしかないな・・・」
>>206 午後2時、俺はいつもこの壁に向かう。
昔懐かしい兵隊が描かれたこの壁に。
ただ敵を倒すことに力を注げばよかった単純な時代。
この壁に向かうと、自分にあっていたその時代を鮮明に思い出せて
心地よいのだ。
「今日もうまくいくか不安だよ・・・・」
壁の中の兵士と自分の手を合わせてうなだれる。
あの頃ただの兵士だった俺も、時は流れて
いつの間にか窓際族の営業の一人。
出世なんて夢のまた夢という事実は兵士だった頃だけで十分なのに・・・
時々俺も友人達と戦死してしまった方が楽だったのでは、と思ってしまう。
死んだ友人からは怒られそうだが、死ぬのも生きるのも
どちらも辛いものがあるのだと最近感じてくる。
午後2時半。
そろそろ営業に力を入れなければいけない。
いつまでもこの壁に向かっててはダメだ。
だが、今の俺と昔の俺、どちらも同じ境遇なのは気のせいなのか・・・
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 19:02:32.01 ID:maWW7ij20
・・・ハッピーエンドの書ける人、来て下さい・・・・
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 19:19:37.85 ID:X7COiTM8O
>>205 「無駄な抵抗はよせ!お前は包囲されているんだぞ!」
「…愚かな人間どもめ、私の前に立ちふさがるのか」
男は手を前に突き出した。
「ならばしかたあるまい。力ずくで通らせてもらう」
「抵抗するのか!なら構わん、撃てぇ!」
指揮官の指示の直後、夥しいかずの弾が撃たれた。この距離なら外れる訳もない。死んだと誰もが思った。
撃たれた男は先ほどの構えのまま立ち尽くしている。しかし倒れる気配がないのだ。
銃撃が止んだ辺りはやけに静まり返っている。
「な、何をやっている!もう一度撃て!」
指揮官が指示した時には男が消えていた。
「残念だったな。あれは残像だ」
その声と共に指揮官は吹っ飛んだ。指揮官は壁に当たり、瓦礫の下敷きになってしまった。
撃たれたはずの男が部隊の目の前に現れたのだ。
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 19:20:51.62 ID:X7COiTM8O
>>212 >>205続き
「う、うわー!!」
恐怖に煽られた隊員たちは次々と逃げ出してしまった。
「…情けない」
男は踵を返し、立ち去ろうとした。すると後ろから声がする。先に指揮官を吹き飛ばした方からだ。
男は近づいた。すると、瓦礫の崩れた下から何かが立ち上がった。
「私だ」
「お前だったのか」
「また騙されたな」
「全く気づかなかった」
「暇を持て余した」
「神々の」
「「遊び」」
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 19:35:41.52 ID:9kRf6HcM0
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 20:09:47.72 ID:taT/eEm90
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/20(金) 20:16:40.94 ID:uNux1HOc0
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
>>217 雨が降りしきる日、僕は雨宿りもせず雨に打たれていた。
帰る場所なんてない。
それにこの雨だ、どこへ行ったって濡れる。
僕は雨に濡れながら、ただ雨が止むのを待っていた。
「ほら、君、ずぶ濡れだよ」
気がつくと少女が僕の前にかがんでいた、
そしてそれと同時に僕に降り注いでいた雨も止んだ。
「風引いちゃうよ?」
僕に傘をかけたことで自分が濡れているのに良く言うものだ。
そんな彼女を見ながら僕の心の中に何か暖かいモノが広がって幾野を感じた。
「うちに来る?きっと暖かいよ」
濡れた僕をなでながら彼女は言った。
僕は
「ニャン(見えた!)」
とないた。