1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :
2009/02/15(日) 04:04:30.05 ID:Cfafaqxo0 466 名前:sage 投稿日:03/07/02 02:04 丁度2年くらい前のことです。旅行にいきたいのでバイトを探してた時の事です。 暑い日が続いてて汗をかきながら求人をめくっては電話してました。 ところが、何故かどこもかしこも駄目,駄目駄目。 擦り切れた畳の上に大の字に寝転がり、適当に集めた求人雑誌を ペラペラと悪態をつきながらめくってたんです。 不景気だな、、、節電の為、夜まで電気は落としています。 暗い部屋に落ちそうでおちない夕日がさしこんでいます。 窓枠に遮られた部分だけがまるで暗い十字架のような影を 畳に落としていました。 、、遠くで電車の音が響きます。 目をつむると違う部屋から夕餉の香りがしてきます。 「カップラーメンあったな、、」私は体をだるそうに起こし 散らかった求人雑誌をかたずけました。ふと、、偶然開いたの でしょうかページがめくれていました。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:04:45.99 ID:wHOka0rl0
まんじゅうこわい
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:05:42.79 ID:Cfafaqxo0
467 名前:sage 投稿日:03/07/02 02:04 そこには某県(ふせておきます)の旅館がバイトを募集しているものでした。 その場所はまさに私が旅行に行ってみたいと思ってた所でした。 条件は夏の期間だけのもので時給はあまり、、というか全然高くありません でしたが、住みこみで食事つき、というところに強く惹かれました。 ずっとカップメンしか食べてません。まかない料理でも手作りの ものが食べれて、しかも行きたかった場所。 私はすぐに電話しました。 「、、はい。ありがとうございます!○○旅館です。」 「あ、すみません。求人広告を見た者ですが、まだ募集してますでしょうか?」 「え、少々お待ち下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、 ・・い、・・・そう・・・・だ・・・・・・・・」 受けつけは若そうな女性でした。電話の向こう側で低い声の男と(おそらくは 宿の主人?)小声で会話をしていました。私はドキドキしながら なぜか正座なんかしちゃったりして、、待ってました。やがて受話器をにぎる 気配がしました。 「はい。お電話変わりました。えと、、、バイトですか?」 「はい。××求人でここのことをしりまして、是非お願いしたいのですが」 「あー、、ありがとうございます。こちらこそお願いしたいです。いつから これますか?」 「いつでも私は構いません」「じゃ、明日からでもお願いします。すみません お名前は?」「神尾(仮名)です」「神尾君ね。はやくいらっしゃい、、、」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:06:01.93 ID:EGZzh2Kc0
そこには某県(ふせておきます)の旅館がバイトを募集しているものでした。 その場所はまさに私が旅行に行ってみたいと思ってた所でした。 条件は夏の期間だけのもので時給はあまり、、というか全然高くありませんでしたが、 住みこみで食事つき、というところに強く惹かれました。 ずっとカップメンしか食べてません。まかない料理でも手作りのものが食べれて、しかも行きたかった場所。 私はすぐに電話しました。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:06:16.27 ID:EGZzh2Kc0
とんとん拍子だった。運が良かった。。私は電話の用件などを忘れないように録音するようにしている。 再度電話を再生しながら必要事項をメモっていく。 住みこみなので持っていくもののなかに保険証なども必要とのことだったのでそれもメモする。 その宿の求人のページを見ると白黒で宿の写真が写っていた。 こじんまりとしているが自然にかこまれた良さそうな場所だ。 私は急にバイトが決まり、しかも行きたかった場所だということもあってホっとした。 しかし何かおかしい。私は鼻歌を歌いながらカップメンを作った。何か鼻歌もおかしく感じる。 日はいつのまにかとっぷりと暮れ、あけっぱなしの窓から湿気の多い生温かい風が入ってくる。 私はカップメンをすすりながら、なにがおかしいのか気付いた。 条件は良く、お金を稼ぎながら旅行も味わえる。女の子もいるようだ。 旅館なら出会いもあるかもしれない。だが、何かおかしい。 暗闇に窓のガラスが鏡になっている。その暗い窓に私の顔がうつっていた。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:06:23.91 ID:EGZzh2Kc0
なぜか、まったく嬉しくなかった。。理由はわからないが 私は激しく落ちこんでいた。 窓にうつった年をとったかのような生気のない自分の顔を見つめつづけた。 次の日、私は酷い頭痛に目覚めた。激しく嗚咽する。風邪、、か? 私はふらふらしながら歯を磨いた。歯茎から血が滴った。鏡で顔を見る。ギョッとした。 目のしたにはくっきりと墨で書いたようなクマが出来ており、顔色は真っ白。、、、まるで、、、。 バイトやめようか、、とも思ったが、すでに準備は夜のうちに整えている。 しかし、、気がのらない。そのとき電話がなった。 「おはようございます。○○旅館のものですが、神尾さんでしょうか?」 「はい。今準備して出るところです。」 「わかりましたー。体調が悪いのですか?失礼ですが声が、、」 「あ、すみません、寝起きなので」 「無理なさらずに。こちらについたらまずは温泉などつかって頂いて構いませんよ。 初日はゆっくりとしててください。そこまで忙しくはありませんので。」 「あ、、だいじょうぶです。でも、、ありがとうございます。」 電話をきって家を出る。あんなに親切で優しい電話。ありがたかった。 しかし、電話をきってから今度は寒気がしてきた。ドアをあけると眩暈がした。 「と、、とりあえず、旅館までつけば、、、」 私はとおる人が振りかえるほどフラフラと駅へ向かった。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:06:37.11 ID:EGZzh2Kc0
やがて雨が降り出した。傘をもってきてない私は駅まで傘なしで濡れながらいくことになった。 激しい咳が出る。 「、、旅館で休みたい、、、、」 私はびしょぬれで駅に辿りつき、切符を買った。そのとき自分の手を見て驚いた。 カサカサになっている。濡れているが肌がひび割れている。まるで老人のように。 「やばい病気か、、?旅館まで無事つければいいけど、、」 私は手すりにすがるようにして足を支えて階段を上った。何度も休みながら。 電車が来るまで時間があった。私はベンチに倒れるように座りこみ苦しい息をした。 ぜー、、、ぜー、、、声が枯れている。 手足が痺れている。波のように頭痛が押し寄せる。ごほごほ!咳をすると 足元に血が散らばった。私はハンカチで口を拭った。血がベットリ。 私は霞む目でホームを見ていた。 「はやく、、旅館へ、、、」 やがて電車が轟音をたててホームにすべりこんでき、ドアが開いた。 乗り降りする人々を見ながら、私はようやく腰を上げた。腰痛がすごい。 フラフラと乗降口に向かう。体中が痛む。あの電車にのれば、、、、、 そして乗降口に手をかけたとき、車中から鬼のような顔をした老婆が突進してきた。 どしん!私はふっとばされホームに転がった。 老婆もよろけたが再度襲ってきた。私は老婆と取っ組み合いの喧嘩を始めた。 悲しいかな、相手は老婆なのに私の手には力がなかった。 「やめろ!やめてくれ!俺はあの電車にのらないといけないんだ!」 「なぜじゃ!?なぜじゃ!?」 老婆は私にまたがり顔をわしづかみにして地面に抑えつけながら聞いた。 「りょ、、旅館にいけなくなってしまう!」 やがて駅員たちがかけつけ私たちは引き離された。 電車は行ってしまっていた。私は立ち上がることも出来ず、人だかりの 中心で座りこんでいた。やがて引き離された老婆が息をととのえながら言った。 「おぬしは引かれておる。危なかった。」 そして老婆は去っていった。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:07:23.62 ID:8di5WoSM0
>俺達はこのまま行ったらどうなるのだろう…… イミフより引用
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:07:33.90 ID:2uPQ99AZ0
かなり長介
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:07:45.45 ID:Cfafaqxo0
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:08:58.02 ID:rzOq7vvPO
しえん
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:08:59.76 ID:Cfafaqxo0
>>7 の続き
私は駅員と2〜3応答をしたがすぐに帰された。
駅を出て仕方なく家に戻る。
すると体の調子が良くなってきた。声も戻ってきた。
鏡を見ると血色がいい。
私は不思議に思いながらも家に帰った。
荷物を下ろし、タバコを吸う。
落ちついてからやはり断わろうと旅館の
電話番号をおした。すると無感情な軽い声が帰ってきた。
「この電話番号は現在使われておりません、、」
押しなおす
「この電話番号は現在使われておりません、、」
私は混乱した。まさにこの番号で今朝電話が掛かってきたのだ。
おかしいおかしいおかしい。。。
私は通話記録をとっていたのを思い出した。
最初まで巻き戻す。
、、、、、、、、、キュルキュルキュル、、、、、 ガチャ
再生
「ザ、、、ザザ、、、、、、、、はい。ありがとうございます。○○旅館です。」
あれ、、?私は悪寒を感じた。若い女性だったはずなのに、声がまるで
低い男性のような声になっている。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:11:11.10 ID:Cfafaqxo0
「あ、すみません。求人広告を見た者ですが、まだ募集してますでしょうか?」 「え、少々お待ち下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、 ・・い、・・・そう・・・・だ・・・・・・・・」 ん?? 私はそこで何が話し合われてるのか聞こえた。 巻き戻し、音声を大きくする。 「え、少々お待ち下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、 ・・い、・・・そう・・・・だ・・・・・・・・」 巻き戻す。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、 、、むい、、、、こご、そう・・・・だ・・・・・・・・」 巻き戻す。 「さむい、、、こごえそうだ」 子供の声が入っている。さらにその後ろで大勢の人間が 唸っている声が聞こえる。 うわぁ!!私は汗が滴った。。 電話から離れる。すると通話記録がそのまま流れる。 「あー、、ありがとうございます。こちらこそお願いしたいです。いつから これますか?」 「いつでも私は構いません」、、、 記憶にある会話。しかし、私はおじさんと話をしていたはずだ。 そこから流れる声は地面の下から響くような老人の声だった。 「神尾くんね、、はやくいらっしゃい」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:12:38.84 ID:Cfafaqxo0
そこで通話が途切れる。私の体中に冷や汗がながれおちる。 外は土砂降りの雨である。金縛りにあったように動けなかったが 私はようやく落ちついてきた。すると、そのまま通話記録が流れた。 今朝、掛かってきた分だ。 しかし、話し声は私のものだけだった。 、、、、、、 「死ね死ね死ね死ね死ね」 「はい。今準備して出るところです。」 「死ね死ね死ね死ね死ね」 「あ、すみません、寝起きなので」 「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」 「あ、、だいじょうぶです。でも、、ありがとうございます。」 私は電話の電源ごとひきぬいた。 かわいた喉を鳴らす。な、、、、なんだ、、、なんだこれ、、 なんだよ!? どうなってんだ??
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:14:05.90 ID:0GqrcSq00
支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:14:13.70 ID:Cfafaqxo0
私はそのとき手に求人ガイドを握っていた。 震えながらそのページを探す。 すると何かおかしい。 、、ん? 手が震える。。そのページはあった。 綺麗なはずなのにその旅館の1ページだけしわしわでなにか シミが大きく広がり少しはじが焦げている。どうみてもそこだけが 古い紙質なのです。まるで数十年前の古雑誌のようでした。 そしてそこには全焼して燃え落ちた旅館が写っていました。 そこに記事が書いてありました。 死者30数名。台所から出火したもよう。 旅館の主人と思われる焼死体が台所でみつかったことから 料理の際に炎を出したと思われる。 泊まりに来ていた宿泊客達が逃げ遅れて炎にまかれて焼死。 これ、、なんだ。。求人じゃない。。 私は声もだせずにいた。求人雑誌が風にめくれている。 私は痺れた頭で石のように動けなかった。 そのときふいに雨足が弱くなった。。一瞬の静寂が私を包んだ。 電話がなっている 以上洒落コワの旅館の求人より
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:20:01.12 ID:Cfafaqxo0
ある会社員が大阪の千日前の地下鉄の出口から出ると、外は雨だった。 傘を広げ、行き交う人をよけながら歩き出したが、何故か街には凄く嫌な雰囲気が漂っている。 それにすれ違う人も、どこか変だ。雨なのに誰も傘を差してない。 しかもみんな無口で、暗い顔して、同じ方を見ながら歩き去って行く。 と、少し離れたところで急にタクシーが止まり、会社員の方に手を振りながら「こっちへ来い!」と言う。 会社員は「いえ、タクシーには乗りませんから」と言ったが、運転手さんの「いいから、とにかく乗って!」という勢いに押され、また嫌な雰囲気もしていた事だし、その場から逃れるようにタクシーに乗った。 しばらく走った後、運転手さんは真っ青な顔をして言った。 「いやあ、あんたが“誰もいない道”を、“誰かをよけるように”して歩いてるもんだから、これは助けなきゃいかんと思って……」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:22:58.42 ID:Cfafaqxo0
ある病院に残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。 友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんはまだ、 その子の体がベットの上で起こせるうちに最後に写真を撮ろう とおもい、病気の子を真ん中にして三人の写真を撮りました。 結局それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、三ヶ月ともたずに その子はなくなってしまいました。 葬式も終わり、多少落ち着きを取り戻したお母さんはある日、 病院で撮った写真の事を思い出しました。それを現像に出し取りにいって 見てみると、その写真が見つかりません。写真屋さんに聞いてみると、 「いや、現像に失敗して、、、」というそうです。不審に思ったお母さんは 娘の生前の最後の写真だからとしつこく写真屋さんに迫ったそうです。 写真屋さんもしぶしぶ写真をとりだし、「見ない方がいいと思いますけれど、 驚かないで下さいね。」と写真を見せてくれました。 そこには、三人の女の子が写ってましたが、真ん中の亡くなった女の子だけが ミイラのような状態で写っていたそうです。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:23:47.42 ID:rzOq7vvPO
C
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:24:09.98 ID:Cfafaqxo0
それを見たお母さんはとても驚きましたが、供養して もらうといい写真を持ち帰りました。それにしても恐ろしい 写真だったため霊能者のところに供養してもらう時に これは何かを暗示してしているのではないかとたずねました。 すると、霊能者は言いたがりません。やはり無理に頼み込んで 話を聞ける事になりました。その霊能者が言うには、 「残念ですが、あなたの娘さんは地獄に落ちました。」 今まで聞いた中で一番恐かった話です。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:25:35.72 ID:Cfafaqxo0
964 名前:BEAR 投稿日:03/02/18 00:40 俺は、某所のある古いアパートで一人暮らしをしている。 このアパートは二階建てで、各階四号室までの、ごく普通のアパートだ。 ちなみに俺は104号室に住んでいる。 ある日、いつものスーパーに晩メシを買いに行こうと外に出たら、 アパートの前にはパトカーが数台止まっていた。 何だろうと思いながらも、そのままスーパーに足を進めた。 そして、そこでたまたま隣に住んでいるYさんに会った。 そして、Yさんは俺に何とも奇妙な事を聞いてきた。 『お宅の部屋、何ともない?』 『いや、別に今の所は…Yさんの部屋では何かあったのですか?』 俺は聞き返した。するとYさんは重々しい口を開き、しゃべり始めた。 『実は昨日の夜中、201号室の人と101号室の人が、ほぼ同じ時刻に 目玉と首を取られて死んでるんだって。それで、102号室の人が言ってたんだけど、 夜11時頃に、電話の鳴る音が聞こえたんだって。しばらく経ってその音が消えたと思ったら、 何て言ったか聞こえなかったけど、201号室から、数分後に101号室から、 決まった三文字の言葉が聞こえたんだって。それと同時に意味不明な叫び声が… それで、102の人がすごいおびえてて、次は自分なんじゃないかって… だから今日はうちに泊めてやる事にしたのさ。若い女性だから、一人じゃやっぱり不謹慎だろうからねぇ。 まあ空手五段のバリバリ主婦のあたしがついてればまず大丈夫だと思うけどね。 けどもし何かあったら助けに来るんだよ!一応隣さんなんだからさ!』 『は、はい…どうも…。』俺がそう言うと103の主婦は買い物を済ませ、部屋に戻って いった。俺も、晩メシを買い、部屋に戻った。 しかし、いつの間にそんな事件が…俺昨日は早く寝たからな…よし、今日は念のため遅く まで起きてるか。まあ、おそらく何かの偶然だと思うが…しかし、ほぼ同時に電話が来た といい、三文字の言葉といい…何か不気味だな。これでYさんたちに何かあったら洒落に ならないぞ…そう思いながら晩メシを食べ、それから黙々と雑誌を読んでいた。 …気付けばもう11時か。まあ30分ぐらい布団かぶって待って、何も無かったらそのま ま寝るか… つづく
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:28:23.98 ID:Cfafaqxo0
そしてしばらく待って、10分経ってから眠くなってきた。もう良いだろうと思い、眠り に落ちようとした時、ある音によって一瞬で目が覚めた。 『プルルルル』 103からだ。そしてよく耳を澄ますと、斜め隣の203、その隣の202号室からも聞 こえてくる。おそらく102号室も鳴ってるであろう。 こんな事があろうか。同時に4つの部屋の電話が鳴るなんて…すると上の方の電話の音が 消えた。何も知らずに取ったのであろうか(まあ俺もあまり分からないのだが)そして上 からかすかに声が聞こえた。それは確かに三文字だったが、上の方だったため、よく聞き 取れなかった。しかし、それは確かにその声は三文字だった。しかも、何かボソッと呟く ような…。 今まで半信半疑だった俺も、いよいよ怖くなってきた。Yさんの言ってた事が、今のとこ ろ現実に起きている。…ところでYさんたちは?まだ電話は鳴っている。警戒して取って いないのか。その方がおそらく正解だ。 『上は死んだな』何故か俺はほぼ確信していた。しかし、まだ102と103はまだ電話 が鳴っている。俺は、二人がいる103号室に行くことにした。急いで靴を履き、外に出 た。まだ電話は鳴っている。お願いだ、取らないでくれ…取らないでくれ…そう思いなが ら103のドアを開けた。 『その電話を取るな!』
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:30:09.17 ID:Cfafaqxo0
ところがもう遅かった。恐怖に耐えかねた主婦のYさんが、電話を取ってしまったのだ。 すると、はしばらく受話器に耳を当て、しばらくして、主婦は例の三文字の言葉を放っ た。 『はたよ』 ………何て意味不明な言葉だ…何かかなり意味深いものを感じ、何故かものすごい寒気が してくる…。 そして、102の若い女性がいつの間にかいなくなっていた。102に戻ったのか?危な い!102はまだ電話が鳴っている!取ったら…おそらく…!そう思ってた矢先、電話の 音が消え、また聞こえた。 『はたよ』 …もう終わりだ。すると、俺の部屋からも電話の音が聞こえてきた。まさか、 このアパート全体に…!?まあいい、そんなの取らないに決まってる!まず女性の所に…! そう思って102のドアを蹴飛ばした! つづく
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:32:04.41 ID:rzOq7vvPO
しえん
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:32:46.52 ID:Cfafaqxo0
…女性は無事だった。電話を取った後、部屋の隅 でうずくまっていた。 ひとまずホッとした。しかし、俺は忘れていた。あの主婦は…? 俺は急いで103に向かった。ドアを開けると、…驚いた。 主婦も無事だ。小刻みに震えながらやはり部屋の隅でうずくまっていた。僕は逆に不思議 に思った。何故電話を取った二人が助かったのか…?ただのイタズラだったのか?いや、 それは無い。実際にそれで101と201の人は目玉を取られて首を刈られ殺されてい る。………待てよ?101と201の人は電話を取ったのか?…もしかして、取ったから 死んだんじゃなくて、『取らなかった』から死んだんじゃ…。 ものすごい寒気がした。まだ俺は電話を取っていない!まだ電話は鳴っている。 『急げ!』 俺はあせりながらも、急いで自分の部屋に戻った。 『プルルルル』 『プルルルル』 『プルルルル』 『プルルルル』 『プルルルル』 よかった、まだ電話は鳴っている!あれを取れば……助かる…助かるんだあ!俺は急いで 電話を取った。だが、それは自分が予想していた三文字とは全く違う言葉だった。 『おそい』 そしてノックの音がした。 END
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:34:52.10 ID:XrahoESx0
俺はオタサークルに入ってるんだけど、そこにAという男が居た。彼はオタの中でもかなり痛々しいほうで、 「俺はオタクじゃねーもんw一般人だしww」とか言っていて、正直ウザがられていた。 Aはいつも彼女を作りたいと言っていた。彼は顔はそれほど悪くは無かったんだが、 彼の性格のウザさを考えると相手にされないか、付き合い始めてもすぐ別れるだろうとサークル内では囁かれていた。 コンパの際に酔った先輩がその事を面と向かって本人に言ってしまって、殴り合いの喧嘩になることもあった。 そんなAが一年前、とうとう「バイト先の女と付き合い始めた」と言い始めた。 当初は「二次元乙」とか言われてたんだが、彼が携帯の写真とかプリクラとかを提示したんで、皆も認めざるを得なかった。 Aは数少ない女子部員にプレゼントとかファッションとかの相談をよくするようになって、関係も良好だと語っていた。 だが、それと同時に彼がサークルの会合に出なくなり、クラブBOXに訪れる回数も減っていった。 数ヵ月後に全く現われなくなった。 で、12月に前に突然、大学の学部事務室が俺に電話をかけてきたんだ。 「Aが今学期の授業にも出てない。連絡もつかない。お前はAと同じ学部で同じサークルだから何か知らないか?」と。 俺は学部が同じとはいえ、Aと同じ授業とかは受けてなかったし、サークルには来ないんで、知らないとしか答えられなかった。 一応、俺自身もサークルの連絡網で連絡を試みたんだが応答は無かったし、携帯番号を変えたという話も誰も聞いてないらしい。 もう少し続く
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:36:06.85 ID:XrahoESx0
ヤバいんじゃないのと言う事でサークルの連中に色々聞いてみたんだが、皆、彼が失踪したことすら知らなかった。 だが、タイミングから考えて、サークル内では『彼女』のせいじゃないの?と噂され始めた。 最初は「ヤンデレ彼女に監禁されてるか、二次元ヤンデレ彼女に縛られて部屋から出れないんじゃね?」的な事を言って笑ってたんだが、 部の数人でAのアパートに行ってみると、チラシがポストに大量に放置されてて、チャイムを押しても反応が無かった。 もう外は暗かったのに電気も点いてなかったんで人が居ないらしかった。 そんな折、俺が大学で意外な人物を見つけた。例のプリクラの女が同じ授業を受けていた。 Aはバイト先で知り合ったと言ってたんで、最初は人違いかと思ったんだが、意を決して聞いてみると確かにAとは知り合いだったらしい。 だが、一年の頃に一、二回遊んだことがあるだけで、別に交際してたとかそういう事は一切無いと言っていた。 じゃあ、Aは女子部員に一体何を相談していたんだという話になるわけだが。 んで、大学で色々聞きまわった結果、同じ学部の男から一つ不気味な話を聞いた。 10月頃、Aが新京極通り(ちなみに大学は京都のFラン大学)を歩いてたらしいんだが、どうも様子が変だったらしい。 何かしゃべってたそうだ。大声で、なおかつなれなれしい感じで。だが、彼が話しかけてる方向には誰も居なかったそうだ。 周りを歩いてた連中は、その様子にドン引きしてたんだが、彼はそれに気付いてなかったそうだ。 俺は冗談だろ?確認したんだが、そいつは本当だと言い張ってた。しかもそいつはAに「彼女が出来た」事を知らなかったそうだ。 Aは未だ見つかってない。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:38:35.81 ID:rzOq7vvPO
し え ん
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:38:54.10 ID:Cfafaqxo0
1 本当にあった怖い名無し 04/09/10 01:17 ID:0l3qn2Oi 今年33歳になるが、もう30年近く前の俺が幼稚園に通ってた頃の話です。 昔はお寺さんが幼稚園を経営してるケースが多くて、俺が通ってた所もそうだった。 今にして思うと園の横は納骨堂だったし、その隣は古い墓地だった。 夕方、幼稚園の遊具で遊んでいた。外には俺一人だった。 室内には何人も人がいたんだと思う。でもそのときは何故か俺一人だった。 ジャングルジムの上に人が座っていた。男の子だった。 黒の半ズボンに黒い金ボタンの上着を着ていた。裸足だった。 坊主頭で小学生くらいだったんだろうか、すぐ自分より2つ3つ年上の子だと分った。 その子はじっと俺の方を見ていた。 特に怖いとかビックリした記憶は残って無い。ただ何故か無性に寂しくなったのを 覚えている。 672 本当にあった怖い名無し 04/09/10 01:33 ID:0l3qn2Oi その子は黙ってジャングルジムから下りると、納骨堂の横を通って 墓地の方へ歩いて行った。 俺はその子の後について行った。墓地と言っても園の隣で見慣れた景色 だったし、日頃かくれんぼをして遊ぶ場所だったので特に怖いとは思わなかった。 その子を目で追ってたつもりだったが、何故か今思い出そうとしてもその時の光景が 思い出せない。だが、その時見た苔の生えた小さな墓だけは鮮明に脳裏に焼き ついている。古い墓地によくある巨木が夕日を遮っていたので辺りは薄暗かった。 その薄暗さを意識した瞬間、すごく怖くなって走って園に戻った。 時間にして1〜2分の出来事だったんだろうが、今思うとすごい長い時間だった 様な気がしてならない。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:40:28.41 ID:Cfafaqxo0
673 本当にあった怖い名無し 04/09/10 01:45 ID:0l3qn2Oi しばらくして祖母が迎えに来てくれた。 今思うと祖母が迎えに来てくれたのはその時が最初で最後だった。 何故かその時、祖母の顔を見た瞬間の安堵感を覚えている。 そして祖母は墓の方を物悲しい顔でしばらく見ていた後、「○○ちゃん(俺) 何も心配せんでよか・・・ばあちゃんがちゃんとしてやっけんね」と 俺の顔をまじまじと見ながら言った。 二人で手を繋いで家に帰った。途中、駄菓子屋の前を通りかかった時、俺は 無性に寄り道したかったが、「今日はあかん!今日はあかん!早よ帰らんばあかん!」 と祖母にたしなめられた。 674 本当にあった怖い名無し 04/09/10 01:54 ID:0l3qn2Oi 祖母が死んだのはその日の深夜だった。 何故か俺には祖母の死が記憶としてハッキリ残っていない。葬儀で親戚やら 知人やらが家に大挙して慌しかったのは覚えているが、祖母が死んだ悲しさ が今でも全く記憶から消えている。 翌年、俺は小学生になった。小学校も幼稚園と道を挟んで隣接していたが、 俺はその後、一切近寄らなかった。正確に言えば近寄れなかった。 意識すると頭の中に苔にまみれたあの小さな墓が浮かからだ。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:42:12.00 ID:Cfafaqxo0
675 本当にあった怖い名無し 04/09/10 02:09 ID:0l3qn2Oi 中学2年になった時、町内のボランティアで再び幼稚園のあるその寺を 訪れることになった。墓地は整備され、古い無縁仏や墓石は撤去されて 以前の面影は残っていなかった。幼稚園も新築され、当時とは全く景色が 変わっていた。 寺の本堂が改築されるらしく、古い荷物やらゴミやらの掃除がボランティア の仕事だった。住職が何十年もの間、寺に持ち込まれた物を整理している。 その中に遺影が何十枚もあった。俺と友人はそれを外に運び出すよう言われた。 黄ばんだ新聞紙に包まれた遺影の中に一枚だけ裸の遺影があった。 俺はその遺影を手に取って見た瞬間、全身の血が凍った。 あの時みた少年の遺影だった。そしてその少年の背後からその少年の首を この世の物とは思えない形相で絞めている祖母の顔が写っていた。 俺は気を失い、目がさめた時は病院だった。 父も母も恐怖で顔が尋常ではなかった。 677 本当にあった怖い名無し 04/09/10 02:21 ID:0l3qn2Oi 後に写真は住職が供養して焼却処分したと聞いた。 父が住職に聞いた話では、その少年は戦時中、土地の地主が養子に引き取った 子で、かなりの冷遇を受けた後、病死したらしかった。 祖母は若い頃、その地主の家で手伝いをしていたらしく、かなりその子を可愛がって いたそうです。 その少年は多分俺を連れて行く為に現れたんだろうと住職は言っていたそうです。 祖母はそれをさせまいとして、その結果があの写真だったのだろうと言っていました。 その後、すぐ引っ越したのですが、今でも思い出します。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:45:13.79 ID:Cfafaqxo0
あらかじめお断りしておきますが、この話を読まれ たことでその後何が起きても保証しかねます。 *自己責任の下で読んで下さい。 *保証、責任は一切持ちません。 5年前、私が中学だった頃、一人の友達を亡くしま した。 表向きの原因は精神病でしたが、実際はある奴等に 憑依されたからです。 私にとっては忘れてしまいたい記憶の一つですが、 先日古い友人と話す機会があり、あのときのことを まざまざと思い出してしまいました。 ここで、文章にすることで少し客観的になり恐怖を 忘れられると思いますので、綴ります。 私たち、(A・B・C・D・私)は、皆家業を継ぐ ことになっていて、高校受験組を横目に暇を持て余 していました。 学校も、私たちがサボったりするのは、受験組の邪 魔にならなくていいと考えていたので、体育祭後は 朝学校に出て来さえすれば後は抜け出しても滅多に 怒られることはありませんでした。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:45:38.31 ID:rzOq7vvPO
ばーちゃん…
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:46:58.73 ID:Cfafaqxo0
ある日、友人A&Bが、近所の屋敷の話を聞いてき ました。改築したばかりの家が、持ち主が首を吊っ て自殺して一家は離散、空き家になってるというの です。 サボった後のたまり場の確保に苦労していた私たち は、そこなら酒タバコが思う存分できると考え、翌 日すぐに昼から学校を抜けて行きました。 外から様子のわからないような、とても立派なお屋 敷で、こんなところに入っていいのか、少しびびり ましたが、ABは「大丈夫」を連発しながらどんど ん中に入って行きます。 既に調べを付けていたのか、勝手口が空いていまし た。書斎のような所に入り、窓から顔を出さないよ うにして、こそこそ酒盛りを始めました。 でも大声が出せないのですぐに飽きてきて、5人で 家捜しを始めました。すぐCが「あれ何や」と、今 いる部屋の壁の上の方に気が付きました。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:48:16.00 ID:Cfafaqxo0
壁の上部に、学校の音楽室や体育館の放送室のよう な感じの小さな窓が二つついているのです。「こっ ちも部屋か」よく見ると壁のこちら側にはドアがあ って、ドアは、こちら側からは本棚で塞がれていま した。肩車すると、左上の方の窓は手で開きました。 今思うと、その窓から若干悪臭が漂っていることに そのとき疑問を持つべきでした。 それでもそのときの、こっそり酒を飲みたいという 願望には勝てず、無理矢理窓から部屋に入りました。 部屋はカビホコリと饐えたような臭いが漂っていま す。雨漏りしているのかじめっとしていました。 部屋は音楽室と言えるようなものではありませんで したが、壁に手作りで防音材のようなものが貼って あり、その上から壁紙が貼ってあることはわかりま した。湿気で壁紙はカピカピになっていました。 部屋の中はとりたてて調度品もなく、質素なつくり でしたが、小さな机が隅に置かれており、その上に、 真っ黒に塗りつぶされた写真が、大きな枠の写真入 れに入ってました。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:48:24.31 ID:inSDLcA4O
「はたよ」ってなんだよ怖いわ…
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:50:03.11 ID:wzjFgKA+O
長文って辛いよな。 読んでも身震いするような事ないし。 トトロと室井滋並の怖い話読みたいわ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:50:42.87 ID:Cfafaqxo0
漏れのは単なるコピペのつもりなんだけど… (スレ2に似た話があるのは十分承知) なんて云っても創作って云われるんだろうからまぁその辺 は行間を喚んでください またはレス間を喚んでください では続きを *自己責任で喚んでください 「なんやこれ、気持ち悪い」と言って友人Aが写真 入れを手にとって、持ち上げた瞬間、額裏から一枚 の紙が落ち、その中から束になった髪の毛がバサバ サ出てきました。紙は御札でした。 みんな、ヤバと思って声も出せませんでした。 顔面蒼白のAを見てBが急いで出ようと言い、逃げ るようにBが窓によじ登ったとき、そっちの壁紙全 部がフワッとはがれました。 写真の裏から出てきたのと同じ御札が、壁一面に貼 ってありました。「何やこれ」酒に弱いCはその場 でウッと反吐しそうになりました。「やばいてやば いて」「吐いてる場合か急げ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:52:21.26 ID:Cfafaqxo0
よじのぼるBの尻を私とDでぐいぐい押し上げまし た。何がなんだかわけがわかりませんでした。後ろ ではだれかが「いーーー、いーーー」と声を出して います。きっとAです。祟られたのです。恐ろしく て振り返ることもできませんでした。無我夢中でよ じのぼって、反対側の部屋に飛び降りました。 Dも出てきて、部屋側から鈍いCを引っ張り出そう とすると、「イタイタ」Cが叫びます「引っ張んな 足!」部屋の向こうではAらしき声がわんわん変な 音で呻いています。Cはよほどすごい勢いでもがい ているのか、Cの足がこっちの壁を蹴る音がずんず んしました。 「B!かんぬっさん連れて来い!」後ろ向きにDが 叫びました。「なんかAに憑いとる、裏行って神社 のかんぬっさん連れて来いて!」 Bが縁側から裸足でダッシュしていき、私たちは窓 からCを引き抜きました。 「足!足!」「痛いか?」 「痛うはないけどなんか噛まれた」見るとCの靴下 のかかとの部分は丸ごと何かに食いつかれたように、 丸く歯形がついて唾液で濡れています。相変わらず 中からはAの声がしますが、怖くて私たちは窓から 中を見ることができませんでした。「あいつ俺に祟 らんかなぁ」「祟るてなんやAはまだ生きとるんぞ」 「出てくるときめちゃくちゃ蹴ってきた」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:53:32.81 ID:rtjnCaDcO
67 本当にあった怖い名無し 064/09/12 05:21 ID:0l3qn2Oi ある日の事です。私は気分が高まっていたせいで、犬のうんちを踏んでやろう!と意気込んでいたのです。いつものように順調にうんちを踏んでいると、急に背中にゾクゾクッと寒気を感じました。やばい…やばい…そう思いました。金縛り状態だったのです。 30分が過ぎた頃、絶頂から収まった私はなんとか歩き始めました。 今思い返しても、あの時踏んだうんちの私を絶頂にするほどの威力はすげぇ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:53:55.28 ID:Cfafaqxo0
「しらー!」縁側からトレーナー姿の神主さんが真 青な顔して入ってきました。「ぬしら何か! 何しよ るんか! 馬鹿者が!」一緒に入ってきたBはもう 涙と鼻水でぐじょぐじょの顔になっていました。 「ええからお前らは帰れ、こっちから出て神社の裏 から社務所入ってヨリエさんに見てもらえ、あとお い!」といきなり私を捕まえ、後ろ手にひねり上げ られました。後ろで何かザキっと音がしました。 「よし行け」そのままドンと背中を押されて私たち は、わけのわからないまま走りました。 それから裏の山に上がって、神社の社務所に行くと、 中年の小さいおばさんが、白い服を着て待っていま した。めちゃめちゃ怒られたような気もしますが、 それから後は逃げた安堵感でよく覚えていません。 それから、Aが学校に来なくなりました。私の家の 親が神社から呼ばれたことも何回かありましたが、 詳しい話は何もしてくれませんでした。ただ山の裏 には絶対行くなとは、言われました。 私たちも、あんな恐ろしい目に遭ったので、山など 行くはずもなく、学校の中でも小さくなって過ごし ていました。期末試験が終わった日、生活指導の先 生から呼ばれました。今までの積み重ねまとめて大 目玉かな、殴られるなこら、と覚悟して進路室に行 くと、私の他にもBとDが座っています。神主さん も来ていました。生活指導の先生などいません。私 が入ってくるなり神主さんが言いました。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:54:59.42 ID:rzOq7vvPO
蛭子さんにまつわる怖い噂
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:55:04.11 ID:WWKXnkfVO
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:56:30.00 ID:Cfafaqxo0
「あんなぁ、Cが死んだんよ」 信じられませんでした。Cが昨日学校に来ていなか ったこともそのとき知りました。「学校さぼって、 こっちに括っとるAの様子を見にきよったんよ。病 院の見舞いじゃないとやけん危ないってわかりそう なもんやけどね。裏の格子から座敷のぞいた瞬間に ものすごい声出して、倒れよった。駆けつけたとき には白目むいて虫螺の息だった」 Cが死んだのにそんな言い方ないだろうと思ってち ょっと口答えしそうになりましたが、神主さんは真 剣な目で私たちの方を見ていました。「ええか、A はもうおらんと思え。Cのことも絶対今から忘れろ。 アレは目が見えんけん、自分の事を知らん奴の所に は憑きには来ん。アレのことを覚えとる奴がおった ら、何年かかってもアレはそいつのところに来る。 来たら憑かれて死ぬんぞ。 それと後ろ髪は伸ばすなよ。もしアレに会って逃げ たとき、アレは最初に髪を引っ張るけんな」 それだけ聞かされると、私たちは重い気持ちで進路 室を出ました。 あのとき神主さんは私の伸ばしていた後ろ毛をハサ ミで切ったのです。何かのまじない程度に思ってい ましたが、まじないどころではありませんでした。 帰るその足で床屋に行き、丸坊主にしてもらいまし た。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:57:47.51 ID:Cfafaqxo0
えーと続きます。 詠むのがきついひとはオシッコいって毒気を抜いてください だいぶん、違うと思います。 *自己責任で喚んでください *自己責任で喚んでください 卒業して家業を継ぐという話は、その時から諦めな ければいけませんでした。その後私たちはバラバラ の県で進路につき、絶対に顔を合わせないようにし よう、もし会っても他人のふりをすることにしなけ ればなりませんでした。 私は、1年遅れて隣県の高校に入ることができ、過 去を忘れて自分の生活に没頭しました。髪は短く刈 りました。しかし、床屋で「坊主」を頼むたび、私 は神主さんの話を思い出していました。今日来るか、 明日来るか、と思いながら、長い3年が過ぎました。 その後、さらに浪人して、他県の大学に入ることが できました。しかし、少し気を許して盆に帰省した のがいけませんでした。もともと私はおじいちゃん 子で、祖父はその年の正月に亡くなっていました。 急のことだったのですが、せめて初盆くらいは帰っ てこんか、と、電話で両親も言っていました。それ がいけませんでした。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 04:59:12.78 ID:Cfafaqxo0
駅の売店で新聞を買おうと寄ったのですが、中学時 代の彼女が売り子でした。彼女は私を見るなりボロ ボロと泣き出して、BとDがそれぞれ死んだことを まくし立てました。 Bは卒業後まもなく、下宿の自室に閉じこもって首 をくくったそうです。部屋は雨戸とカーテンが閉め られ、部屋じゅうの扉という扉を封印し、さらに自 分の髪の毛をその上から一本一本几帳面に張り付け ていたということでした。鑞で自分の耳と瞼に封を しようとした痕があったが、最後までそれをやらず に自害したという話でした。 Dは17の夏に四国まで逃げたそうですが、松山の 近郊の町で、パンツ1枚でケタケタ笑いながら歩い ているのを見つかったそうです。Dの後頭部は烏が むしったように髪の毛が抜かれていました。Dの瞼 は、閉じるのではなく、絶対閉じないようにと自ら ナイフで切り取ろうとした痕があったそうです。 このときほど中学時代の人間関係を呪ったことはあ りません。 BとDの末路など、今の私にはどうでもいい話でし た。つまり、アレを覚えているのは私一人しか残っ ていないと、気づかされてしまったのです。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:00:55.02 ID:Cfafaqxo0
*自己責任* 胸が強く締め付けられるような感覚で家に帰り着く と、家には誰もいませんでした。後で知ったことで すが、私の地方は忌廻しと云って、特に強い忌み事 のあった家は、本家であっても初盆を奈良の寺で行 うという風習があったのです。 私は連れてこられたのでした。 それから3日、私は9度以上の熱が続き、実家で寝 込まなければなりませんでした。このとき、私は死 を覚悟しました。仏間に布団を敷き、なるだけ白い 服を着て、水を飲みながら寝ていました。 3日目の夜明けの晩、夢にAが立ちました。Aは骨 と皮の姿になり、黒ずんで、白目でした。 「お前一人やな」「うん」 「お前もこっち来てくれよ」「いやじゃ」 「Cが会いたがっとるぞ」 「いやじゃ」 「おまえ来んとCは毎日リンチじゃ。逆さ吊りで口 に靴下詰めて蹴り上げられよるぞ、かわいそうやろ」 「うそつけ。地獄がそんな甘いわけないやろ」 「ははは地獄か地獄ちゅうのはなぁ」 そこで目を覚ましました。自分の息の音で喉がヒイ ヒイ音を立てていました。枕元を見ると、祖父の位 牌にヒビが入っていました。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:01:17.86 ID:5y15vdNGO
支援
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:01:58.22 ID:wzjFgKA+O
本当に怖い話はやっぱ都市伝説にしかないよな。 トトロ、アイドルへのプレゼント、カントリー娘、室井滋、ぐらい
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:02:19.12 ID:Cfafaqxo0
*自己ノ責任ニ負イテ* 私は、考えました。アレの話を私と同じように多く の人に話せば、アレが私を探し当て、私が憑依され る確率は下がるのではないか。 ここまでの長文たいへん失礼しましたが、おおざっ ぱな書き方では読んだ方の記憶に残らないと思った のです。 読んだ方は、申し訳ないのですが犬に噛まれたとで も思ってください。ご自分の生存確率を上げたけれ ばこの文章を少しでも多くの方の目に晒すことをお すすめします。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:03:41.03 ID:5y15vdNGO
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:03:54.44 ID:XrahoESx0
自己責任は長すぎるんだよなぁ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:06:15.82 ID:DBhsMBF1O
カントリー娘と室井誰か頼む
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:06:35.63 ID:Cfafaqxo0
>>49 >>52 じゃあ小泉八雲の時代からある古典を
あるところに美男美女の新婚夫婦がいました。
結婚生活もしばらくすると幸せな夫婦にもう一つ幸せが訪れました。
二人に子供ができたのです。妻のおなかも順調に大きくなり、幸せも最高潮でした。
しかし、生まれてきた子は夫婦の期待を裏切るものでした。
美談美女の掛け合わせなのにもかかわらず、その子供は醜くかったのです。
そのために夫婦の仲もだんだんと冷えてきました。幸せな生活がこの生まれてきた子の為に狂ってしまう…
二人は自分の子供をそんな風にしか考えていなかったのです。
そしてある日、二人は公園の池のボートに乗りました。
ボートで池の中ほどに行くと周りに誰もいないことを確認すると子供を抱き上げて池に突き落としてしまったのです。
二人は口裏を合わせて「事故だった」と主張し、その通りに処理されました。夫婦を疑うものはおらず、逆に同情も集めました。
それから数年が経ち夫婦にまた赤ん坊ができました。
今度生まれてきた赤ん坊は前の子とは違い、とてもかわいい赤ちゃんでした。
夫婦はとても喜び、愛情をたっぷり注いで育てました。
ある日言葉のしゃべれるようになった子供が「ボートに乗りたい」と言ったので、
夫婦は子供をつれてあの公園のボートに乗りました。
ボートに乗ると子供は大はしゃぎでした。
ですが、池の真ん中になると子供はボートの外を向いて沈黙してしまいました。
疑問に思った両親が話しかけようとすると子供は口を開いて
「今度は落とさないでね。」
と言ったそうです。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:06:44.02 ID:loxtfTet0
もうちょっと短いヤツが読みたいな
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:10:07.45 ID:wzjFgKA+O
>>54 乙マジで古典だな。
飯島愛でめっさ怖いのがあと数年でできないかな。
あっ伊集院創作の赤いクレヨンも怖い
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:11:39.49 ID:Ep0tj/SF0
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:12:22.13 ID:Cfafaqxo0
>>56 ちなみに元々のバージョンはこう
出雲に一人の百姓がいたが、家が貧しいので女房に子が生まれると、次々と川へ捨てた。全部で6人の子が殺された。そのうちに生活が徐々に楽になってきた。
女房が7人目の男の子を生み、百姓は今度は育てることにした。5ヶ月目になった子どもを抱いて庭に出た。百姓が、
「アア!コンヤハ メズラシイ エエ ヨダ!」というと、抱いていた子が、
「オトッツァン! ワシ ヲ シマイ ニ ステサシタトキモ チョウド コンヤ ノ ヨーナ
ツキヨ ダッタネ!」
と言った。百姓は坊主になった。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:12:38.44 ID:FnUVuKXZO
明日は月曜日
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:15:37.62 ID:Cfafaqxo0
あと短いのってことでDr林の別バージョンを貼っとく Q: 私は27歳女性です。【0580】あやつり人形のように体を動かされたという体験をしましたで、林先生はさせられ体験であると回答されていました・・・。 それは医学のお立場からの回答と思われますが、間違っています。正しい知識をみなさまにお伝えするため、私はこのメールを書きました・・・。 あれは、大司令症候群のテレパシーです。 本当に視線を意思的に動かされ、行動を命令されます。 実際、ラジオやテレビ、放送塔のような感じで脳内に命令します。 わたしも、あるボランティア活動のリーダーをしていましたが、 吸殻や空き缶や司令には、うるさく口を挟みました。 そんな、口を出すんだったら、自分でしろ!って言ってやりました。 司令されっぱなしは危険です。 しかし、相手のこころを変えることができます。 みんな、パニックになってしまい、それどころではナイのだと思います。 本当に、その状態が三日も続いたらバテてしまうでしょう。 だけど・・・ 私はがんばりました。 分裂症のお薬は脳を鈍感にすることを前提にしています。 しかし、お薬を飲み続けてしまうと副作用で、家事も育児も仕事もできなくなってしまいました・・・。 必要とされないこと。それがさらにどんどん自分を壊して崩れていきました・・・。 ある日決めました・・・。 声達をコントロールして仕事に復帰すると・・・。 そのときは一桁の足し算もできない脳の状態でした・・・。 お薬の副作用です・・・。 しかし私は意志が強かったのでお薬をやめました・・・。 副作用の世界で生きるか?自分のやりたいことが出来るか?
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:17:30.74 ID:Cfafaqxo0
自分のやりたい事を選びました。 おかげで質はちがいますけれど症状は児童の頃からです。 今回は、一番強い電撃反応会話でした。 いろいろな画面を相手に見せてあげることにより・・・。 お話を聴いてあげたり、話し合ったりということで・・・ こころを認め合い・・・ そして今、ついに・・・ 嫌がらせはなくなりました。 存在達はみんな優しくなりました・・・。 声達・・・曰く・・・ 「愛は憎しみかと思っていたら愛は優しさだった」・・・。 もちろん、大司令症候群の意志も、もうまったくありません・・・。 大司令症候群の声には、惑わされない! こころをこころとして認め合った結果報告です。 いま声達はおしゃべりで、夜になると 「お話し聴いて欲しい。お話し聴いてほしい。」と来ます。 だから、眠るために、アモバン、レンドルミン、セルシン、デパスを飲んだりしています。 出会えて良かった。と言う言葉をきくたびに、安心がひとつ増えます。 これこそが統合失調病が統合された状態だと、私ははっきりわかりました。 先生も医学の先入観にとらわれず、このような治り方があることを、是非是非全国に広めてください・・・。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:19:12.34 ID:Cfafaqxo0
林: あなたの病気は悪化しています。 薬をやめたのが原因です。 このままでは危険です。 薬を再開し、主治医の先生にあなたの今の状態をよくお伝えしてください。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:19:57.55 ID:N6FomJ1C0
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:22:13.87 ID:Cfafaqxo0
その晩は雨が強く降っていた。 現場に着き、トンネルの手前で車を脇に寄せ、一時停車。 その手の感覚は鈍いほうだが、不気味な雰囲気は感じた。 「恐い場所だ」という先行イメージのせいもあるだろうが。 しばらく休憩の後、ゆっくりと車を進めトンネルに進入開始。こういう体験は 始めてなので、ワクワクするような妙な高揚感を感じる。友人達も いい年して遊園地の乗り物を前にした子供のような表情で目を輝かせていた。 それほど寂れた場所ではないとは思うのだが、後続の車は来なかった。 なので、スピードをかなり落として進んだ。何かが起こる事を期待しながら。 かし、特に何もおこらずトンネルの終端まで着いてしまった。 トンネルの壁などを観察していた友人たちも、別に妙なモノを見たわけではなさそうだ。 もう1度いってみよう、と提案が出て、皆賛成した。車をトンネルの端でUターンさせた。 今度も、何も起こらなかった。不満なので(と言うか、暇なので) 何度が往復してみよう、という事になった。 雨が強くなってきたのか、雨粒が車を叩く音がうるさくなってきた。 3,4往復ほどしただろうか、友人の1人が、「おい、もう帰ろう」と言い出した。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:23:41.77 ID:Cfafaqxo0
何も変わった事も起こらず、飽きてきたのだろう、と思った。 だが、何か声の調子がおかしかった。トンネルの出口が見えるあたりで 一旦車を止め、後ろを振り向いた。 帰ろう、と言い出した友人は肩を縮め、寒さに震えるような格好をしている。 もう1人は、その様子を見てキョトンとしている。 「え、どうした?何か見えたのか?」と聞いたが、 「いいから、とにかくここを出よう」と言う。”何か”を見たのか?期待と不安で 動悸が激しくなってきた。雨は一層酷くなり、ボンネットを叩く音が耳ざわりに感じる。 とにかく、一旦ここを出て、どこか落ち着ける場所を探す事にした。 国道沿いのファミレスに寄り、ようやく一息ついた。 夏も近い季節だというのに凍えるように震えていた友人も、ようやく 落ち着いてきたようだ。 「なぁ、もう大丈夫だろ?何を見たんだよ」 「聞こえなかったのか?あれが」友人は怪訝そうな顔で僕達を見た。 妙な怪音の類か?それとも声?しかし、僕には心当たりはなかった。 もう1人の友人も、何が何やら、といった表情をしている。 「別になにも・・・まぁ、運転してたし、雨もうるさかったしなぁ。」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:25:05.44 ID:DBhsMBF1O
カントリー娘ググったら怖かった Mステに映ってた動画ってまだ見れる?
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:25:14.40 ID:Cfafaqxo0
「聞こえてたじゃんか!」いきなり声を張り上げられて、驚いた。 深夜なのでファミレスにはほとんど人はいなかったが、バイトの店員が 目を丸くしてこちらを振り向いた。 しかし、彼がなにを言っているのか理解できない。 「何が聞こえてたって?はっきり言ってよ」 気恥ずかしさと苛立ちもあって、少し強い口調で言ってしまった。 しばらく重い沈黙が続いたあと、彼が口を開いた。 「雨だよ、雨の音。」 「俺達はずっとトンネルの中に居ただろ!なんで雨が車に当たるんだよ!」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:25:24.38 ID:wzjFgKA+O
俺は怖い。 つか俺の友達分裂になって 精神病院入れられた。細木数子からテレパシー貰ったらしくて 抗議の電話と手紙を百通ほど送ったらしい
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:25:50.74 ID:DCdBflIPO
カントリー娘。のってなにやる
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:28:04.13 ID:DBhsMBF1O
なんか事故死しちゃったメンバーがテレビに映ってたとか
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:28:49.37 ID:VMTcOSpxO
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:29:42.55 ID:DCdBflIPO
間違えた…… カントリー娘。のってなに?
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:30:14.56 ID:Cfafaqxo0
なんか最近やたら怖い話スレ多くない? 好きなやつ多いんだな
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:31:21.96 ID:q43uEEThO
>>70 つべにでもあるのか
それ……いたずらの合成……だよな??
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:32:42.94 ID:DCdBflIPO
>>70-71 申し訳ない…^^
危うく俺がきちがいになるところだったW
事故死したのって誰?始終映ってたの?
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:34:24.51 ID:DBhsMBF1O
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:37:13.21 ID:bWrW4x/dO
実はこのスレに1がいるってウワサだぜ・・・?
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:38:38.65 ID:DBhsMBF1O
室井滋のは警察官がうんたらって奴か たしかに怖い
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:40:12.60 ID:Cfafaqxo0
ナイトスクープであった白いビニール紐に似たようなのが全国いろんなところにあるらしいけどどうなんだろ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:45:54.82 ID:Cfafaqxo0
じゃあさんざん言われてる偽の警察官を貼っとくわw ある日、女性は会社帰りに近所で黒い服を着た男が 走り去るのを目撃した。 次の日、その女性がテレビでニュースを見ていると、 近所で殺人事件があったことを伝えていた。 そのすぐ後に制服姿の警察官が来て「近所で殺人事件が あったが、何か知らないか?」と訪ねてきた。 女性は、走り去った男が気になったが、関係ないと思い 「何も知らない」と答えた。 警察官は立ち去ったが、次の日から毎日ほぼ同じ時間に 自宅に聞き込みに来た。 女性は仕事熱心な警察官だと思ったが、巻き込まれるのが 面倒なので毎日「知らない」と答えていた。 そして数日後、女性はテレビでニュースを見ていると、 事件の犯人が捕まったことを伝えていた。 しかし、女性は犯人の顔写真を見て愕然とした。 その男は、自宅まで毎日聞き込みに来ていた警察官だったのだ。 犯人は警察官に変装し、女性を監視していたのだ。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:49:51.13 ID:Cfafaqxo0
もう一つ有名なの そんなに怖くないのですがきいてください 私がまだ4〜5歳の頃の話です。 当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。 まだ小さかったので母と女湯に入っていました。 或る日のこと、身体を洗った後飽きてしまった私は、湯船の 中でプールよろしく遊んでいました。 今迄気付かなかったのですが、湯船の横から階段状になりドア が付いているんですね(何処もそうなのかも知れません) 私はふとそのドアが気になって段々を昇りドアの前まで行った。 ドアノブの直下に大きな鍵穴があるのです。 ワクワクして覗きました。・・・・・向こう側は何かに覆われて見えない。 なんだ、ツマらない。いったん顔をあげました。 何を思ったかもう一度鍵穴を覗き込んだのです。 ぼんやりとした明かりの中、ボイラーとおぼしき器械が見えました おわースゴい。夢中になって覗いていました。 ドアの向こうの気配、それとも何かが知らせてくれたのか 突然、私は目を離し身を引いたのです。 そして次の瞬間、鍵穴からはマイナスドライバーの先端が狂ったように 乱舞していました。・・・・・・ 私は息を呑みそこを離れ、コワくて母親にさえ話すことが出来ませんでした
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:52:06.21 ID:ZzyseE44O
短めでリアルなやつお願い
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:53:18.65 ID:TcMrBEwfO
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:54:44.42 ID:DCdBflIPO
カントリー娘。心霊 動画 でググっても出てこねー。。 怖い話しもっと教えてくだせい^^
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:55:10.60 ID:tryxefmnO
南アフリカ共和国の大都会ヨハネスブルグは半端でなく危険。 この世の終わりのような光景。 ・軍人上がりの8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格の20人に襲われた ・ユースから徒歩1分の路上で白人が頭から血を流して倒れていた ・足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみると死体が転がっていた ・車で旅行者に突っ込んで倒れた、というか轢いた後から荷物とかを強奪する ・宿が強盗に襲撃され、女も「男も」全員レイプされた ・タクシーからショッピングセンターまでの10mの間に強盗に襲われた。 ・女性の1/3がレイプ経験者。しかも処女交配がHIVを治すという都市伝説から「赤子ほど危ない」 ・「そんな危険なわけがない」といって出て行った旅行者が5分後血まみれで戻ってきた ・「何も持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行った旅行者が靴と服を盗まれ下着で戻ってきた ・中心駅から半径200mは強盗にあう確率が150%。一度襲われてまた襲われる確率が50%の意味 ・ヨハネスブルグにおける殺人事件による死亡者は1日平均120人、うち約20人が外国人旅行者
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:56:03.17 ID:ZzyseE44O
>>85 自分電話なんだから気使ってここにコピって貼れよ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:57:32.50 ID:7UecOq0AO
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:57:58.20 ID:Cfafaqxo0
私は最近一人暮らしを始めたばかりで、今のアパートを見つけるのもかなり苦労した。だが、ようやく生活も軌道に乗ってきた。 そんなある日の午前1時。私はリビングでテレビを見ていた。その時突然携帯と家の電話が同時に鳴り出した。家の電話に先に出た。友人からで、ちょっと焦っていた。 「どうしたの?」 「よかった、起きてた。…変なメール来てない?」 「メール?」 「なんか英語のメールでさ…携帯鳴ってるよ?」 私は後回しにしていた携帯を開いた。メールだった。そこにはこう書かれていた。 1em#g:wt4diks%7wmhtxrcb&j\7mdyvbqak+luh_/qyv3jmp!8mhxgbfme"q5gxgqnb??hil9kmzxyutrobh]g2zwbd*gj&hi-ur>vzx I'll give you ten minutes.Find my message...START! HINT:nine words 知らないアドレスからだった。 「…こっちにも来た」 「私には12時57分に来た。何なんだろうね。なんか気持ち悪いけど、答えも気になるからちょっとやってるんだ。時間まであと5分くらいか…」 「じゃあ一緒にやらない?」 私達は電話で相談しながらこの問題をやってみることにした。相手にしないほうがいいとは思っていたが、なんとなく、答えないといけない気がしていたのだ。 時間は1:02。 1:04。私達は頭を抱えていた。全く分からない。ただの文字の羅列にしか見えない。まずヒントといってもnine wordsという情報しかない。 「分かった?」 「全然。…でもヒントに9文字ってあるよね?あの中に9文字の何かがあるんじゃないの?」 「そうなんだろうけど…」 1:07。「あぁ…私ゲームオーバーだ」 友人のほうはもう10分経ったのだ。その時、電話越しにインターホンの音が聞こえた。私達は凍りついた。 「ねぇ……誰か来たの…?」 「夜中だよ!?そんなわけないじゃん!…このメールのせいかな…」 「大丈夫だよ!きっと…。一応ドア越しに覗いてくれば?開けなきゃいいんだからさ?」 「うん…。すぐ戻るから」 友人は電話を切らずに置いて、玄関に向かったようだ。 1:08。友人は戻ってこない。どうしたんだろ?まさか…しかしこちらもあと2分しかないので、ひとまず問題に取り組むことにした。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:59:29.33 ID:Cfafaqxo0
こんな制限時間に意味はないと分かっているはずなのに、私はとても焦っていた。 私は友人の言った「9文字」に注目した。この中から9文字の共通点のある言葉を探した。 1:09。 あと1分。私は何故か冷や汗をかいて、心臓がバクバクしていた。だが、こんな切羽詰まった時に私は冷静だった。全神経を携帯の画面に集中させた。 そして見つけた…数字だ。数字はたしかにこの中に9つしかない。しかし、なかなかそこから先に進めなかった。だが、ここで更に私に天啓が下った。 「数字の後」 そう、数字はそのあと何字先に答えがあるかを示しているのでは?そうなると、最初の1が示すのは「e」だ。じゃあ次の4は「s」… こうして、私はこんな文字を導き出した。 e s c a p e n o w escapenow…Escape now 「すぐ逃げろ」!? 私は戦慄した。友人は未だに戻らない。もしかして、10分以内に家から「逃げなかった」からではないのか?もう悪戯とは思えなかった。 時計を見た。ちょうど1:10を回ったところだった。時間がもう来てる! 逃げなくては…私は玄関に走った。 しかし、ドアノブに手をかけ、想像してしまう。もしドアの向こうに…いたら…しかし、ここにいては同じことだ。私は意を決してドアを開けた! そこには誰もいなかった。まだ間に合う! 私は鍵もかけずに外に飛び出し、外の通路を走り、階段を駆け下り、近くのコンビニに急いだ。そこがゴールに思えたのだ。 静かな夜の住宅街に、私の走る足音が響いた。逃げ切れる。私は安堵していた。 そして、あと2つ角を曲がったらコンビニだというところで、メールが来た。 もしかして、もしかして友人が戻ってきたのか?そして電話に出ない私を心配してくれているのか?何も起きなかったのか? 私は携帯を開いた。差出人は10分前のメールのアドレスだった。こう書かれていた。 G A M E O V E R そして、 後ろから、肩を掴まれた 『今朝、〇〇市の路上で右肩から右腕にかけてをもぎ取られた遺体、マンションの玄関前で首が無くなっている遺体が発見されました。 どちらも携帯電話を握りしめており、同じ差出人から、同じ内容のメールが送られていて…』 「へぇ…」 夜11時。僕はテレビでこのニュースを知った。 「メールねぇ…」 ブルルルルルッ 携帯にメールが来た。しかし、差出人は知らない奴だった。内容は訳の分からない文字の羅列の後、「10分以内にメッセージを探せ」というものだった。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 05:59:35.84 ID:wzjFgKA+O
>>86 「ウクライナ21」か「ビョーク ストーカー 自殺」でぐぐれ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:02:47.99 ID:Cfafaqxo0
>>89 外国人が旅行をするのにとんでもない国日本
・外国旅行だからと細心の注意を払っていたが、全く周りで犯罪が起きなかった
・夜地下鉄に乗った瞬間、酔っ払った外国人がいびきをかいて寝ていた
・地下鉄の中で銀座で買ったブランド品をいじっていても何もされなかった
・タクシーの中に荷物を忘れて電話したら会社に届いていた、というか次の日ホテルに送ってくれた
・タクシーで空港からホテルまでの10kmの間に居眠りをしていたが、正規料金で到着した
・「そんな安全なわけがない」といって出て行った旅行者が5日後遊び疲れて帰ってきた
・「現金を殆ど持っていかなければ使わない」と手ぶらで出て行った金持ちが、カード限度額一杯まで買い物をして戻ってきた
・最近流行っている街は「西成」 日本の中では数少ないスリリングな街だから
・日本で強盗にあわない確率は15000%。150回訪日して1回強盗に会うか会わないかの意味
・日本における殺人事件による死亡者は1年平均800人、うち犯人は90%以上が検挙済み
・一万円札が入る自販機が道端にいっぱいある
・そこらへんに普通に24時間営業の雑貨屋がある、しかも深夜だというのに
ねーちゃんが店番してても滅多に何かが起こらない
・マンガなんか子供が読むもんだと思ったら大人が電車内で読んでる
ていうか大臣までオタクが存在しやがる
・同じご町内に寺と神社と教会がしれっと共存してる
・最新技術の粋を集めた工場を建てるときに必須の行事は「地鎮祭」、土地神様にご報告しないと何か嫌だから
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:03:56.92 ID:6PNuEpTMO
今トイレいったらマイナスドライバーの先端が乱舞してたわ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:04:56.52 ID:5y15vdNGO
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:06:10.09 ID:Cfafaqxo0
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:06:55.10 ID:7UecOq0AO
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:10:47.86 ID:6PNuEpTMO
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:16:20.27 ID:mPr+z9iH0
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:17:04.09 ID:Cfafaqxo0
>>98 正解は
escape now であってるけど、逃げるのが遅すぎたって事だろ。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:21:23.68 ID:6PNuEpTMO
10分以内に逃げたのに肩もぎとか理不尽すぎてワロタw どう考えても生かす気ねえ…あれ?誰かなこんな時間に
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:21:47.94 ID:tryxefmnO
1941年6月22日、ナチスドイツはソ連に侵攻し、8月にはレニングラードが包囲された。 ドイツ軍の空爆や地上よりの砲撃に苛まれ、寒さと飢えに苦しめられつつ900日の間市民は侵入者を拒み、ついにソ連軍の巻き返しで包囲は破られた。 しかし、この抵抗には広島原爆の20倍もの犠牲が払われた。 1941年当時、レニングラード市の人口は250万あまり。 包囲が解かれた1943末には人口は60万に減っていた。 少なく見積もっても、80万もの市民が餓死したことになる。 詩人のルクニツキーの証言では、1942年から1943年にかけては、毎日6千から1万の市民が餓死凍死していったという。死体は袋小路、空き地、地下室を埋め尽くした。 死体回収のトラックはガソリンの欠乏で動かない。そこで、人力で引きずって共同墓地に運ぶ。 前線から戻った工兵がダイナマイトで凍った地面を砕き、埋葬用の塹壕に似た穴を掘る。 墓地に向かう道の両側には、塀のように凍った死体が積み上げられ、車がすれ違うことも出来ない。 当然、食糧を求めての窃盗、殺人が横行する。殺して配給証を奪い取る。 しかしやがて食糧そのものが無くなり、配給証は無用の長物。やがて、墓掘り人夫がおかしな事に気が付いた。 体の一部分が欠けている死体が頻繁に見つかると言うのだ。特に腿、尻、腕、肩の肉が無い。 墓地の前ではバラバラ死体すら発見されている。何者かが死体を切り取り、肉を喰らっているのは明らかだった。 やがて、生きた人間までもが殺されて喰われた。凍った死体は解体の前に解凍する必要がある。生きた人を殺して、即座に解体すれば手間がかからない。 特に女と兵士が襲われた。女は脂肪が多く、柔らかいから。兵士は、一般人よりも栄養状態が多いから。 人肉市場は俗に「干し草市場」と呼ばれていた。ここでは紙幣は価値はない。通貨は金貨と銀貨、それよりもパンとウオッカ。 売り主は盗人、密売人、前科者。人々は一番大切な物をパンや怪しげなソーセージ、パテと交換した。
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:26:04.70 ID:tryxefmnO
街には牛も馬も羊も居らず、犬や猫も居ない。そのパテやソーセージは犬や猫の肉だと市民は思った。いや、思うようにした。 1942年1月19日、物不足に悩むディミトリとタマラは、大切に保存しておいたパン600グラムを携えて「干し草市場」に向かった。 毛皮のブーツを買うためである。 そこで二人は大男に出会った。身なりもよく、栄養状態も良いようだ。 彼は女物のブーツを持っていたので、商談を持ちかける。値切った結果商談は成立。 ブーツがもう一足、数100メートル離れた男の家にあるという。ディミトリは行くことにしたが、タマラはそこで待っていた。 男に付いていったディミトリは妙な胸騒ぎがした。食人鬼の近づき方の噂を聞いていたからだ。 男は「ちょっと待ってろ」と言い、ドアに向かって「生きたのを連れてきた」と囁いた。 ドアが開いた。中からなま暖かくきつい臭いが漏れだした。 蝋燭の光が揺らめき、その炎に照らされて白い肉塊がいくつか、男の脚、女の血管の浮いた腕が照らし出された。 ディミトリは必死になって階段を駆け下りる。男が後を追う。運良く軍用トラックが外を通りかかった。 「助けてくれ、人食いだ!」 ディミトリはトラックにすがりついた。 トラックは停車、兵士が建物に乗り込む。銃声。 15分後、戻ってきた兵士が「5人分の肉塊を発見した」と発表した。 レニングラードの食人は、極悪非道の殺人鬼のみの仕業ではない。 「アパートの壁の裏で何が行われていたかは神のみが知る」 と住民は証言する。 この証人は、妻を食べた男、我が子を喰った親もいると断言する。 同じアパートの住民が妻を殺し、首を鍋で煮たという。この類の証言は際限がない。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 06:44:43.97 ID:q43uEEThO
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 07:14:40.07 ID:tryxefmnO
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/02/15(日) 08:24:12.28 ID:N6FomJ1C0
ほ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :
2009/02/15(日) 09:12:53.44 ID:bJrPcj4tO ほ