1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
「雨雲はどれくらいの大きさなの?」
「暗くて正確な雲量までは測れない」
「雲の上を飛ぶことはできない?」
「エアームド単体ならな。
でもその高さまで上がると、空気は薄くなるし、
気温も極寒で生身の俺たちは耐えられない」
あたしは考える。
いつ晴れるともしれない雲をいちいち障害と認めていたら、いつまでたってもヤマブキシティに近づけない。
「……突っ切るわ」
「そう言うと思ったぜ」
エアームドが加速する。
「正面からの雨は俺の体で防げるけど、目は俺がいいって言うまで瞑っとけよ」
タイチがそう言ってから数秒後、
細やかな霧状の雨があたしの頬を撫で、その次の瞬間には、小粒の雨が容赦なくあたしを打ち始めた。
どっちが空で、どっちが地面なのか分からなくなるほどの雨の中、エアームドは確かな方向性を持って進んでいく。
どれくらい雨雲の下にいたのだろう、時間の感覚を失いかけていたあたしは、
「見ろよ」
というタイチの声で、恐る恐る瞼を開き、眼下の光景に息を呑んだ。
立体的な迷路を思わせる高層建築物の群れ。
昼と夜の境界を失わせる人工的な光の戯れ。
黒く濡れたヤマブキシティに、山吹色の華やかさはなかった。
kita-
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 20:07:02.18 ID:gXCopIwYO
きたこれ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 20:19:17.72 ID:2mgx24bx0
「同じ国の中にある街とは思えねえな」
クチバシティのような張りぼてじゃない。
けど、タマムシシティのように娯楽と道楽の香りが満ちているわけでもない。
ヤマブキシティは本当の意味での"都市"だった。
第三次産業を中心に急成長を遂げ、
近年では第四次、第五次産業の発展が目覚ましい――とカエデが語っていたことを思い出す。
よっしゃ支援
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 20:21:22.98 ID:x29HpGqfO
き……来…きだあぁぁあぁあぁぃぁぁぁぁぃぁぁぁぃぁ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 20:26:09.30 ID:2mgx24bx0
「とりあえず降りる場所を探そう」
とタイチは言った。
「地図を見てくれ」
あたしは言われたとおりに、バッグから地図を取り出した。
風に吹き飛ばされそうになるのを指で押さえながら、現在位置を確認――
「できるわけないじゃない」
「だよな」
二人揃って項垂れる。
整然と立錐する高層建築物の群れは、
まるで申し合わせたように灰色で、
大小の違いはあれど、どれも同じような形をしていた。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 20:26:58.64 ID:uI6HIsQu0
およ、いつのまにかヤマブキまできてたのか
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 20:27:26.90 ID:4ZAA+3u90
まだ続いてたんだ
支援
ワーオ!ktkr!
支援
待ってた支援
sageようぜパートスレなんだし
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 20:50:07.89 ID:2mgx24bx0
途方に暮れかけたその時、タイチは「閃いた」という感じに手を打って、勢いよく振り向いた。
エアームドが軽く揺れる。
「シルフカンパニーの社標を探そう」
シルフカンパニーの社標を知らない人間はいない。断言できる。
テレビで、インターネットで、雑誌で――様々なメディアを通して、あたしたちはその社標を認知している。
紫と白に塗り分けられ、上部にMの文字が刻印された、
モンスターボール最上位互換、マスターボール。
捕獲率は驚異の99.9パーセント。
年間十数個しか製造されず、極めて稀少価値が高い。
その理由をシルフカンパニーは技術的な問題だとしているが、真実は定かでない。
ポケモンリーグ優勝者には、スポンサーであるシルフカンパニーから、
マスターボールが授与されるのが通例となっている。
価格は一般公開されていない。
でも、例え公開されていたとしても、とても一般人が手を出せる金額じゃないことは確か。
完全なオーダーメイド方式で、オーダーできるのはVIPに限られている。
ポケモントレーナーなら、誰でも知っていることだった。
100%じゃないのか…
「見つかるかしら?」
「シルフカンパニーはヤマブキシティでも五指に入る高層ビルらしいぜ。
しばらく飛んでりゃ嫌でも目に入ってくるんじゃねえか?」
と楽観的にタイチは言い、続いてエアームドに高度を下げるよう指示した。
甲高い鳴き声が応え、徐々に街の風景が迫ってくる。
サーチライトの光が幾本も夜空を貫いている。
ビルとビルの隙間のずっと下の方から、微かに喧噪の気配がする。
「ヒナタも俺と一緒で、目が良かったよな?
俺は前方を担当するから、後ろの方を頼む」
「分かったわ」
あたしは前を向いたままのタイチに頷き、すぐに視線を斜め下に降ろした。
通り過ぎる景色は10分経っても変化を見せなかった。
同じようなビルばっかり。
雨に降られた体が、急速に冷え始めてきたのが分かる。
あたしはふと視線を上げた。そして暗闇に紛れて飛翔する四つ――いや、まだいる――五つの点を見た。
「……タイチ、あれを見て」
「どうした、何か見つけたのか?」
支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 21:27:05.26 ID:2mgx24bx0
あたしは指さした。タイチはその方角に目を凝らし、
「なんだありゃ」
「分からないわ。いつの間にかいたのよ」
さっき見た時よりも、距離は更に詰まっている。
それがただの大きな鳥の群れではなく、飛行ポケモンの編隊であることは明白だった。
「追跡……されてると考えるのが妥当だよな」
「とりあえず着陸するというのは?」
「ダメだ。大体の位置が割れてるんだ、すぐに包囲されちまう」
振り切れ、とタイチがエアームドに命令する。
あたしが反射的にタイチにしがみつくのと同時に、エアームドが安定を犠牲にして加速する。
振り向く。揺れる視界の先に、滑るように接近してくる紫色のポケモンを捉える。
何度数えても5体。それ以上増えもしなければ減りもしない。
紫の飛行ポケ?
クロバットかな?
もしくはグライガーか
保守
距離が狭まるにつれてそのポケモンの特徴が明らかになっていく。
両腕は大きな鋏で、尻尾の先端は蠍のように尖っている。
手と足にかけて鮮やかな青の飛膜がある。
でも、そんなことが分かったところで、あたしには何もできない。
ただタイチを信じて、その体にしがみつくことが精一杯だった。
先頭の飛行ポケモンが数mのところに迫る。
「タイチっ!!」
「今からちょっと派手な飛び方する。
だから、何があっても俺を離すな。余計なこと考えずに掴まってろ」
背中に向かって頷く。
刹那、エアームドは上昇に転じた。
眼下の空を、鋏をいっぱいに広げた飛行ポケモンが切り裂いていく。
ロールしつつ角度が垂直になったところで失速。
重力と推力が釣り合い、まるで宙に放り出されたような感覚に襲われる。
追撃にかかっていた別の飛行ポケモンが勢いを維持したままあたしたちを通り過ぎる。
「エアカッターだ」
タイチの声が聞こえる。エアームドの赤い羽が僅かに震え、
目に見えない空気の刃が放たれる。
その技の威力を知る前に、
エアームドは重力に身を任せ、街の光に向かって落ちていく。
恐怖は感じなかった。タイチを離さない――そのことだけしか頭になかった。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 21:57:27.75 ID:HmTJWRHMO
プテラじゃね
来てるー
ヤマブキって中枢都市なんだったっけか
あれ?タマムシ?
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 22:00:32.36 ID:lPlfoN7B0
グライガーか
ヤマブキ=東京
タマムシ=新宿
俺は脳内ではこう解釈している
マサラタウン…四国
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 22:08:43.32 ID:Fx3++CSxO
東京⊃新宿
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 22:13:33.75 ID:2mgx24bx0
地上と空の距離なんて、垂直降下すればあっという間に尽きてしまう。
視界に収まっていた風景の範囲が狭まっていく。
まるで航空写真を拡大するみたいに。
あたしは一瞬後ろを振り返る。
三体に減った飛行ポケモンはぴったりと後ろをついてきている。
個々による攻撃は効かないと判断したのだろうか。三体は固まって飛行していた。
前を向いたとき、既にビルは目前に迫っていた。
給水塔や室外機を細かく描写できるぐらいに。
ぶつかる――そう思った次の瞬間、
エアームドは軌道を僅かに反らし、ビルとビルの間に潜り込んだ。
信じられないほどの数の窓から漏れる白い光が、あたしの両脇を駆け抜けていく。
それを綺麗だと思う暇もなく、エアームドは身体を水平に戻す。
一時たりとも静止しない。視界に移る景色は目まぐるしく移り変わる。
しえん
ホ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 22:30:05.85 ID:2mgx24bx0
幅が4mにも満たないビルとビルの隙間を抜けていく。
ヤマブキシティを初めて見た時に感じたことは正しかった。
立体的な迷路とはまさにこのことだと思った。
ただしその迷路には、きちんとした出口が用意されていない。
左、右、右、左、右――。
いったいいくつの曲がり角を曲がったんだろう。
どれだけのビルを通り過ぎたんだろう。
突然目の前に現れた建設工事中のビルを見て、あたしは絶句した。
それはタイチも同じはずだった。
上昇に転じるにも下降に転じるにも遅すぎる。
残された道は、複雑に絡み合った鉄筋に突っ込んでいくことだけ。
背後の追跡ポケモンがどうしているのかを知る余裕なんてない。
「伏せろ!!」
タイチの怒鳴り声が聞こえる。
エアームドが外側の鉄筋を躱す。
柵状の骨子を飛び越える。
でも、そこまでだった。
金属と金属が激しくぶつかりあう音が聞こえ、あたしの視界は暗転した。
風呂 一時間
グライオンて空を飛ぶ覚えなくね?
いつもながら焦らし上手な作者だ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 22:38:49.08 ID:gXCopIwYO
情報が割れてたのかな
ヒナタとタイチの
ホ
これだけの大都市だと上空に航空管制が引かれてても不思議じゃなくね?
保守
ほ
うーうー
43 :
◆ihjpPTk9ic :2009/01/29(木) 23:20:47.43 ID:2mgx24bx0
再開する
早めに言っておくと
あと三日でまた一ヶ月ほど書けなくなる
テストとかテストとかテストとかで
ほしえん
おかえり保守
こんな時期にテストか
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 23:44:34.72 ID:2mgx24bx0
夢の終わりは現の目覚め。
見開く。即時に状況を確認する。
相手の数は?
属性の相性は?
推定レベルは?
総合戦力は?
地形の特徴は?
制限事項は?
趨勢はどちらに傾いている?
「ピィ……ピィ……」
"何を"しているんだ、僕は。
倒すべきポケモンなんてどこにもいないじゃないか。
さあ落ち着け。呼吸を整えろ。
どこかに焦点を合わせるんだ。
自分を落ち着かせるために言葉を並べ立てる。
それでも胸騒ぎが収まらない。
どうやら僕は飛び切り酷い悪夢を視ていたようだった。
タオルケットを除けて身を起こす。
シーツは汗でぐっしょり濡れていた。
僕は夢の内容を思い出そうと努力した。
光と影の対比が眩しい場面が連続する。
視点はまるで空を飛んでいるみたいに縦横無尽に動き回る。
しかしそれにも終わりがやってくる。
僕は耳慣れた誰かの声が、悲痛な叫びに変わるのを耳にした……。
「チュウッ!」
ヒナタ! そうだ、あの声は間違いなくヒナタのものだった。
!?
なん・・・だと・・・
面白くなってきたなwww
wktk
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 23:54:07.16 ID:lPlfoN7B0
ピカチュウはヤマブキにいたのか
?
どゆこと?
センター早期対策模試か?
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/29(木) 23:56:55.11 ID:2mgx24bx0
いてもたってもいられなくなる。
僕はベッドを抜けて、それまで一度も触れたことのなかったドアノブに手を掛ける。
身体の痛みは大分引いている。これも一重に看護婦さんたちの治療のおかげだ。
ヒナタを助けに行かなければ。
彼女はきっと今頃助けを求めている。
彼女はそれを、夢を通して僕に伝えようとしたんだ。
「ピカ、チュ……」
でも僕は結局、理性に従わざるを得なかった。
ノブに数秒ぶら下がったあと、それを内側に開かないまま床に着地した。
身体の痛みは引いている?
笑えない冗句だ。
僕は未だ元の力の半分も取り戻していない。
無理に動かそうとすれば、四肢が、内臓が、引き攣られるように痛む。
それにヒナタが自分の危険を夢で知らせようとしたという推測も、あまりに非現実的かつ非科学的すぎる。
夢と現実を混同してはならない。
境を見失ってはならない。
ぴかてうの正夢
親心の為せるわざか
雪山で何日も見つからない遭難者の捜索に、その人の親が参加すると、
不思議とすぐ遺体が見つかるっていう話思い出した
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 00:07:37.86 ID:rSd4PGrz0
「チュッ」
僕は未だに調子の戻らない電気袋を両側から叩き、ベッドに戻った。
サカキは最後の面談以来、一度も姿を見せていない。
必要な情報を聞き出したからもうお前と話す必要はない、私は多忙なのだ。
そういって約束を反故にされる可能性も十分にあったが、僕は彼を信じていた。
否、信じていたと言うと誤謬がある。
彼は一度交わした約束を――例えそれが口約束であったとしても、だ――破らないという確信があった。
仰向けになって天井を眺める。
黒というより青藍に近い色合いは僕の気分を落ち着かせてくれる。
浅い眠気が押し寄せてくる。
けれど言わずもがな、僕はその夜のほとんどを眠りの縁で過ごした。
ぴかてう、とどまりて、「こはゆめうつつのことたらむ。行かざるべし」とおもひて、
ふたたび寝床にあがりて寝つ。
10まんボルト
でんこうせっか
>しえん
かみなり
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 00:19:43.07 ID:xbcPC380O
けゅ
落とす
寝る
保守
rァ 支援
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 00:31:40.54 ID:rSd4PGrz0
瞬きを数回繰り返す。
あたしは荒削りな床に横たわっているようだった。
ゆっくりと身を起こす。激痛を覚悟する。
傷ついているのはどこ?
浅い傷が広範囲にあるのと、深い傷が狭い範囲にあるのとでは、どっちがマシなのかしら?
けれど、いつまで経っても来るべき痛みがやってこない。
これはもしかして、頭を強打して痛みの感覚が麻痺しているということなのかな。
頭にそっと手を這わしてみる。特に陥没しているところはなかったし、血を流しているところもなかった。
つまるところあたしは、まったくの無傷だった。
「九死に一生とはこのことね……」
カエデに自叙伝を書くことを薦められていたけど、本気で考えてみようかな。
工事途中の高層ビルに突っ込んで無傷でした、なんてそうそう起こりえることじゃない。
平たく言えば奇跡よ。
なんだか奇妙な感覚だった。全然面白くないのに笑ってしまうような、そんな感じだった。
あたしは辺りを見渡した。
柵状の骨子はあらぬ方向にねじ曲がっていた。
組み立て過程の配管は継手からバラバラになって散乱していた。
そしてふと視線を傍らに降ろすと、エアームドに寄り添うようにしてタイチが寝ていた。
最初は寝ているんだとばかり思っていた。だって、全然苦しいとか、そういう表情をしていなかったから。
「タイチ、起きて」
「…………」
「タイチ、あいつらはもうどこかにいっちゃったみたい。
あたしたちが死んだと思っているのかもしれないわ。だから――」
早くこのビルを出ましょう、と言いかけたところで気付く。
タイチは頭から血を流していた。
タイチィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!11111111
復帰したばっかでまたかよwwww
タアアアアアイチィィィィヤァァァアァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111
なんでタイチすぐ死んでしまうん?
タイチ・・・完全に怪我キャラとしての地位を・・・
・夢精
・KY
・怪我 NEW!!
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 00:42:50.58 ID:rSd4PGrz0
「イヤ! 起きて! 起きてよっ!!」
身体を揺さぶる。
怪我に響くかもしれないことなんて頭の中になかった。
ずっと昔に習った応急処置のやり方なんて跡形もなく吹き飛んでいた。
死んじゃったらどうしよう。
焦りがあたしを支配していた。
「…………ん」
小さく声が漏れる。目が薄く開かれる。
「タイチ!?」
「……ああ……どうしたんだ……、ヒナタ………?」
その瞬間、あたしは自分の感情を抑えることが出来なかった。
「……うっ……ひくっ……」
「おい……なんで……、お前が……、泣いてんだよ」
「良かった……タイチが生きてて良かった……」
おいおい今までのタイチと一緒にするなよ?
もうフラグは立ってんだ、夢精する必要があるかな?
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 00:44:17.15 ID:0hiZ/lkk0
そしてまた病院で夢精か…
ゆーめおっち!ゆーめっおっち!
ないな
…まぁ頭は少し切っただけでびっくりするほど血が出るらしいしな
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 00:52:28.76 ID:rSd4PGrz0
「ははは……勝手に殺されちゃ、たまらないからな」
タイチの言葉がはっきりしてくる。
起き上がろうとする身体を、あたしはその場に押しとどめた。
「ま、待って!」
「どうしたんだ?」
「タイチ、怪我してるのよ。頭からたくさん血が出てるの」
頭に手を遣り、暗闇の中で血を眺めるタイチ。
もしあたしがタイチならパニックを起こしているに違いないのに、
何故かタイチの表情は冷静で、今にも空気の読めない行動に走り出しそうに見えた。
「ヒナタ、お前に一つ質問がある」
「なっ、何?」
涙は収まったものの、声がまだ少し裏返ってしまう。
「お前ってさ、生まれてきて頭に怪我したこと、ねえだろ」
「え……う、うん。ないよ」
タイチはあたしの手を押し返して起き上がり、あぐらをかいて言った。
「あのな、頭部からの出血っつーのは、大抵大袈裟なモンなんだよ。
マジでヤバイ時は血が出ないんだ。どうだ、知ってたか?」
あたしは横に首を振る。
ほ
余計な茶々いれてホントすいませんでした
エアームド涙目wwwww
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 01:05:30.38 ID:rSd4PGrz0
「じゃあ、タイチの怪我は大したことないの? 平気なの?」
「怪我の程度は分からないが、命に関わるほどじゃねえと思う。
ちょっとクラクラするくらいだ。
あと、身体の色んなトコが痛む。
骨は折れてないみたいだけどな」
ヒナタはどうなんだ、とタイチは質問を返してきた。
あたしは声が裏返らないよう努力しながら答えた。
「元気よ。どこにも怪我はないわ」
「良かった。俺なんか怪我しまくっても全然かまわねーけど、ヒナタはそうもいかないからな」
「タイチは怪我してよくてあたしは怪我しちゃだめなの?」
タイチは真顔で言った。
「……だってほら、ヒナタは女だろ」
「…………」
束の間、言葉を失う。
そこでエアームドが苦しげな鳴き声を上げなかったら、
あたしは一時的な失語症になっていたかもしれない。
「降りよう」
とタイチは言い、エアームドをボールに仕舞った。
「エアームドの羽は片側が完全に折れてた。
多分俺たちを庇って、自分を犠牲にする姿勢でビルに突っ込んだんだろうな。
応急処置でどうにかなるような怪我じゃない。ポケモンセンターを探そう」
80 :
◆ihjpPTk9ic :2009/01/30(金) 01:07:44.68 ID:rSd4PGrz0
終わり 明日は夕方頃
あと二日の間に出来るだけ多く書いておきたい
この時期テストっていうと大学生?
乙!
乙
テスト頑張れ
おつ
乙
乙
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 01:26:55.95 ID:+WqIagEKO
おつ
そして保守
>>88期末じゃない?作者は高校生だったはず
テスト頑張ってください
お疲れ様
あぁそっか…河合模試終わったと思ったらもう期末か…一年て短いな
テスト頑張れ
保守
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 02:15:44.92 ID:8iN88uHt0
ニコ厨しね
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 02:19:43.97 ID:gnSJbc6XO
ちょww懐かしいww
ほ
ほせ
保守
☆
保守
うーうー
うーみーは
ひろいーな
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 06:15:21.66 ID:bWXD82Xf0
保守
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 06:54:49.31 ID:M3gpE4JLO
☆
うーうー
☆
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 07:41:19.74 ID:+WqIagEKO
ほ
ほし
保守
ピカチュウがヒナタの名前だすの超久し振りだな…
一時はあのまま忘れてしまうものかと
うっうーうー
ほ
これを読んでいて、懐かしくなって金銀引っ張りだしたら、
内蔵電池が切れていてセーブ出来ないのは俺だけではないはず
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 10:41:17.27 ID:PMk/eBFo0
>>117 やっぱりいたかww
自分で交換する方法もあるけど、失敗してカートリッジ破壊したくないから、
ネット上で内蔵電池交換をやってくれる店に頼んで復活させるか
金銀水晶全滅だわ
ストーリーが面白いからやりたいんだがな…
第二世代は時計内蔵機能の関係で特に寿命が短いらしい
そのくせカラー共通ソフトはサポートが終了してるから、金銀を任天堂に送っても
どうせ送り返されるっていうwww
orz
ピカチュウ
カイリュー
そういえば家に殴ると「ピカチュウ」って鳴くぬいぐるみがあったな
電池が無くなるにつれて鳴き声が遅くなっていった気がする
ほ
ビイ゛イ゛イ゛ガア゛ア゛ア゛ヂュ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 13:20:15.09 ID:+WqIagEKO
落ちるぞ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 13:51:56.37 ID:pqVCBgFVO
あ
ほ
sage
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 15:18:33.49 ID:+WqIagEKO
age
あげ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 16:00:21.93 ID:Z9KY4m5SO
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 16:28:43.93 ID:+WqIagEKO
あげ
>>132 なんか最期の方とかおっさんが喋ってるみたいになるよな
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 16:54:11.99 ID:bWXD82Xf0
☆
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 17:14:05.19 ID:bWXD82Xf0
ピカチュウwwwwwwwwwwww懐古でチュウwwwwwwwwwwwwwwwwww
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 17:22:14.94 ID:Y9YuOGel0
も
いちいちあげなくていいから
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 17:36:05.68 ID:bWXD82Xf0
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} 逆に考えるんだ
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ パートスレでも
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ 「ageちゃってもいいさ」と考えるんだ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 17:49:48.30 ID:pqVCBgFVO
agaってんの?sagaってんの?
142 :
◆ihjpPTk9ic :2009/01/30(金) 18:02:26.91 ID:rSd4PGrz0
再開する
ほしゅ
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
再開キター
支援
大丈夫だとは思うが保守
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 18:27:56.99 ID:rSd4PGrz0
――――――
――――
――
「ねえタイチ、あたし、ヤマブキシティとタマムシシティの共通点を見つけたわ」
「……なんだ?」
「路地裏の汚さよ」
「はは……言えてる」
あたしたちが突撃したビルの高さはそう高いものではなかった。
作業用に設置されていた外周の足場を使って、なんとか地上に降りることはできた。
けど、そこからが問題だった。
ビルの正面はちょっとした騒ぎになっていた。
脇の影から野次馬の姿をのぞき見ると、会社帰りと思しき人たちが群れを成し、互いに何かを囁きあっていた。
『何があったんだ?』
『さあな。俺も今来たところだ』
『物凄い音がした後に、あの部分から煙が上がったらしい』
『爆発か?』
『火は上がってないみたいだし、化粧板の繊維物質でも散ったのが煙に見えたんじゃないか』
『その繊維物質が飛び散った理由は?』
『それが分かれば苦労しないさ。けど、何にせよ非日常な事件には違いない』
あたしとタイチはしばらくそのまま身を潜めていた。
けど、野次馬はいっこうに立ち去ろうとせず、
仕舞いにはサイレンの音まで聞こえ始めたので、
あたしたちはそのまま裏道に逃げ込んだ。
うかつに出て行ったが最後、事情聴取されるのは目に見えていた。
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 18:37:58.77 ID:rSd4PGrz0
「タイチ、苦しくない?」
「……ん……ああ、大丈夫だよ」
俯けていた顔を上げ、その勢いで前髪を払い、小さく口角を上げて見せる。
カエデなら卒倒していたかもしれない。
でも、それを間近で見たあたしは全然嬉しくなかった。
頭からどくどくと流れ続ける血が、何もかもを台無しにしていたから。
「本当のことを言って」
あたしを安心させるための嘘なんて聞きたくない。
「ちょっと血、出過ぎかも」
やっぱり。ハンカチを押し当てる力を強くする。
繊維はとっくに、それ以上血を吸うことができなくなっていた。
飯 20分
支援
ご飯タイム短いな
支援
作者と俺等、何か熟年夫婦みたい
飯 20分 って
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 18:57:19.99 ID:pqVCBgFVO
>『それが分かれば苦労しないさ。けど、何にせよ非日常な事件には違いない』
最近のパンピーはこんな言い方するの?
>>153 察してやれよ。追い詰めたら可哀想だろ?
野良猫が異物を見るような目であたしたちを一瞥し、どこかに去っていく。
ゴミ溜めから発散される饐えた匂いは、吸った分だけ身体に害を与えているような気がする。
見上げる。長方形に切り取られた夜空だけが、この路地裏で唯一清浄な光景だった。
あたしは言った。
「メインストリートに出るわ」
「おいおい、今の俺たちはびしょ濡れでしかも埃塗れなんだぜ。
この街でこの格好は浮きすぎる。
メインストリートに出るのは、もう少し人通りが減ってからに……」
数度目の遣り取り。でも、今度ばかりは違っていた。
「そんなの待ってられない。
これ以上、タイチの怪我をほっとくことなんてできない!」
「ちょ、ちょっと待てって!」
もうタイチの言うことなんか聞かない。
強引に腕を引っ張って、それまで避けて歩いていた、目映い光の筋に近づいていく。
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 19:12:24.25 ID:pqVCBgFVO
え?…?言う……だろ……?
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 19:20:46.97 ID:pqVCBgFVO
>>157 言わないだろ。文中で使う事はあるだろうけど流石に会話文だと変に感じる
俺の周囲は普通に言うぞ?
「ゆとり」や「リア充」は知らないが。「一般人」はな。
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 19:30:31.32 ID:pqVCBgFVO
>>159 ねーよwwwお前どんだけ堅苦しい生活してんだよwwww
普通に会社勤めだとそうなると思うけど?(今は休職中だけどさ)
逆に言えば20も半ば超えて砕けた物言いしか出来ないほうが怖いと追うぞ
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 19:34:15.93 ID:rSd4PGrz0
そして――。
「………………」
言葉が出ない。
首を背中にくっつけなければ果てが見えないほどのビルが乱立し、
その足許でヤマブキシティに相応しい身なりの人々が、
ヤマブキシティに相応しい歩き方で、どこかへ向かっている。
「やれやれ。
またひとつ、ヒナタについて覚えることが増えたよ。
一旦決心したらテコでもそれを曲げない頑固者」
時折、脇道から出てきたあたしたちの存在に気付いた人が、
「気付かなければ良かった」という顔をして足を早めていく。
「これからどっちに向かう?
とりあえず雑踏に紛れてみるのもいいかもな。
頭から血を流した人間に近づく奴は警官以外にいないだろうし、すいすい進めると思うぜ」
皮肉を言ってくるタイチを睨みながら、
あたしはどうやってポケモンセンターを探すか思案する。
けど、妙案が思い浮かぶよりも先に、嫌な視線を首筋に感じた。
雑踏の中、二人組の男がじっとあたしたちを凝視していた。
片方が何か囁き、片方が頷く。
まあ表現の自由だしこんな話どうでもいいわ。
>>1の邪魔しないようにしようぜ
>『それが分かれば苦労しないさ。けど、何にせよ非日常な事件には違いない』
ヤマブキシティの会社員ならこんな言い回しをするかな、と思ってポイっと書いてしまった
今は反省している
フィクションに対して「現実にこんな喋り方のヤツいるか?wwww」とか、あまりに無粋なツッコミだろ・・・
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 19:40:00.26 ID:+WqIagEKO
台詞に突っ込みとか……
作者気にすんな
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 19:45:14.47 ID:pqVCBgFVO
すいませんでした、大人しくROMっときます
あれだろ、漫画とかの女キャラの「〜だわ」みたいなもんだろ
やっぱり敵のアジトに近いせいか、よく不審な人物に出くわすな
>二人組
ここまで読んでムサシコジロウを思い浮かべたのは俺だけじゃないはず
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 19:59:33.61 ID:rSd4PGrz0
「逃げないと」
「今度はどうしたんだ?」
「見つかったかもしれない」
「誰に?」
「追っ手に」
「そりゃ一大事だ」
タイチの手を引いて路地裏に引き返す。結果は既に見えていた。
タイチは身体の各部を痛めていて走る事ができないし、あたしはそのタイチを支えるので精一杯だった。
「ちょっと待て!」
路地裏に男二人の声が響き渡る。
あたしが観念しようとしたその時、
「ちょっと待ってくれってば!
あんたたちが誰か確認したいんだ。俺たちの知り合いかもしれないんだよ」
「え……?」
反射的に振り返る。片方の男が邪気のない笑顔を見せて、片方の男の肩をどついた。
「ほら、言った通りじゃねーかよ」
間髪入れずにどつき返しながら、
「お前の直感はたまにしか当たらねーから信頼性に欠けるんだよ」
「あの、あなたたちは一体……?」
「うわ、ちょっとショック。でもま、俺らもここ来て変わったし仕方ないか。
お久しぶりっす、ヒナタさん。確かクチバ以来っすよね?」
wktk
こいつらよくこんな口きけるなwwwwww
クチバ……だと…?
誰だ…?
それと、重箱の隅をつついて申し訳ないが
>>155 野良猫→野良ポケモン
の方が良いのでは?
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 20:11:31.31 ID:s1KRis+D0
溶かしてくれたタイチハスルーですかw
あいつらかww
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 20:19:38.80 ID:rSd4PGrz0
タイチは深々と溜息を吐いて言った。
「いい加減気付いてやれよ。
十番道路の発電所近くで、ヒナタとカエデが氷漬けにした、あいつらだ」
"その二人組"のことならよく覚えている。
クチバシティからシオンタウンの間にあるイワヤマトンネルを抜けるために、
フラッシュが使えるマルマインを貸して貰ったことも、
別れ際、二人が『これからヤマブキシティに向かう予定なんです』と言っていたことも。
でも、その二人組の外見と、目の前の二人組の外見は余りにもかけ離れすぎていた。
髪は黒で、ピアスは着けていなくて、服はそれなりに高そうなグレイのスーツで、靴は黒の革靴で。
頭の中で小さな混乱が起こる。
なん・・・だと・・・?
支援
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 20:33:14.54 ID:rSd4PGrz0
そんなあたしを余所に、二人組はテキパキと行動を始めていた。
片方がタイチの腕を取って自分の首に回し、
もう片方があたしとタイチの荷物を抱える。
「お久しぶりです、タイチさん。
何があったかは聞きませんけど、ひでぇ怪我っすね」
「こんな予定じゃなかったんだけどな。
あといい加減タメ語使えよ。クチバにいた時何度も言っただろ。
お前、俺より一つ年上なんだぜ」
「恩人相手だと自然と敬語になっちまうんですよ。いや、マジな話」
シエンヌ
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 20:43:48.95 ID:rSd4PGrz0
荷物を抱えた方の男は小さな声で尋ねてきた。
「カ、カエデさんは一緒じゃないんですね?」
頷き返す。男はホッと息を吐いた。
あたしはその仕草でやっと、目の前の二人組とクチバで出会った二人組が同一人物であると信じることが出来た。
タイチに肩を貸した男は言った。
「ここから数ブロック離れたところにポケモンセンターがあります。
案内しますよ」
30分ほど席を外す
明日休みだし今夜はおそくまで書ける
マルマイン辺りから良い感じになってきたな二人組。
支援
同じ不良でもセキチクのギャルとはえらく扱いが違う二人に期待
氷漬けにされたショックでまともになったか
あと済んだ話だけど
>>147こういう芝居がかった口調は非日常の演出になってる
ような気がしたりしなかったりする気がせんこともないようなあるような、多分
☆
そういやマルマイン借りたっけ
読み返すか
ポケセンに人間の医療施設があるのだろうか
そろそろかな?
☆
野良猫→野良ニャース?
ポケモン世界はとりあえずポケセンに行っとけばなんとかなるイメージがある・・・
197 :
◆ihjpPTk9ic :2009/01/30(金) 21:21:49.54 ID:rSd4PGrz0
休憩がてらこんなものを作った
適当に改良してもらえると嬉しかったりする
登場人物 所持ポケモン
------------------------------------------------------------------
ヒナタ ピカチュウ(現在別行動中)、スターミー、ピッピ、ゲンガー
カエデ ワニノコ、パウワウ、ミニリュウ
タイチ バクフーン、エアームド
リュウジ イワーク
アヤ キュウコン、ヘルガ―、オニドリル
カスミ 不明
アヤメ パルシェン、アズマオウ、不明
タケシ 不明
サトシ 不明
シゲル ウィンディ、不明
キクコ ゲンガー、不明
マチス 不明
ナツメ 不明
フユツグ 不明
キクコ ゲンガー、不明
ムサシ アーボック、不明
コジロウ マタドガス、不明
サカキ ペルシアン(元ニャース)、バンギラス、不明
タマムシの売人 ドーブル、不明
エリカ ラフレシア、キマワリ、キレイハナ、不明
アンズ 不明
ハギノ エーフィ、サンダース、不明
カレン ギャロップ
マサキ 不明
ラッキーは?
崩れすぎワロタ……
再開する
主要人物だけでいいんでねーか
寧ろ3人だけでいいかも
よく見るとキクコが二人いるしなw
Excelなら……Excelならこんなことにはならなかったのに……
不明の部分には1つしかポケモンが入らないってわけではない?
修正してみた
登場人物 所持ポケモン
------------------------------------------------------------------
ヒナタ ピカチュウ(現在別行動中)、スターミー、ピッピ、ゲンガー
カエデ ワニノコ、パウワウ、ミニリュウ
タイチ バクフーン、エアームド
リュウジ イワーク
アヤ キュウコン、ヘルガ―、オニドリル
カスミ 不明
アヤメ パルシェン、アズマオウ、不明
タケシ 不明
サトシ 不明
シゲル ウィンディ、不明
マチス 不明
ナツメ 不明
フユツグ 不明
キクコ ゲンガー、不明
ムサシ アーボック、不明
コジロウ マタドガス、不明
サカキ ペルシアン(元ニャース)、バンギラス、不明
タマムシの売人 ドーブル、不明
エリカ ラフレシア、キマワリ、キレイハナ、不明
アンズ 不明
ハギノ エーフィ、サンダース、不明
カレン ギャロップ
マサキ 不明
そういやラッキーはそのままか
☆
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 21:53:35.89 ID:rSd4PGrz0
>>205 ありがとう
―――――――
――――
――
濡れた髪を梳りながら、名刺の上に小さくプリントされた文字を読む。
Gardevoir――『高級』『上質』が売りの、服飾系有名ブランドだった。
もちろんその知識はカエデから教わったものだ。
「カエデがいないのが残念ね……」
いたら飛び上がって喜んだあと、
あの二人組に掛け合って、格安でGardevoirの服を購入していたに違いなかった。
ポケモンセンターまでの道すがら、
二人組のうち背の高い方は、クチバで分かれてからの経緯を短く話してくれた。
『実はあのとき、俺は親父に出頭命令食らってたんスよ。
才能がないお前がポケモントレーナーを続けても無意味だ、いい加減諦めて俺の仕事を手伝え、って。
親父は服飾プランナーって仕事で、俺は正直そんな仕事を手伝うのは嫌でした。
友達も一緒に連れてこい、って言われても乗り気じゃなかった。
もしクチバでヒナタさんやカエデさんに会ってなかったら、
俺とこいつは今もバカやってたかもしんないっスね。
あの時氷漬けにさせられて、マジ目が覚めたっつーか』
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 22:01:53.76 ID:zjshc4uJO
>>186 「今夜は寝かせないぞ☆」
に脳内で訳した
支援
シエンヌ
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 22:12:12.16 ID:rSd4PGrz0
名刺から視線を外し、ナイトランプの明かりを残して消灯する。
ダブルベッドに一人で横になる。
タイチが部屋に帰ってくる気配はなかった。
「医務室で一晩過ごすつもりなのかしら」
まあ、もちろんあたしとしてはその方がいいんだけど。
タイチと一緒の部屋で眠れば、"不慮の事故"がいつ起きても不思議じゃない。
年頃の男の子は色々と我慢が利かないものなのよ、とママが言っていたことを思い出す。
それはタイチとて例外じゃない……のよね。
ああもう、どうして今日の夜に限って、部屋が一つしか空いていないんだろう。
あたしにカードキーを手渡した時の、ジョーイさんの生暖かい笑みが忘れられない。
確かにヤマブキシティのポケモンセンターは真新しくて、職員の教育も行き届いていて、設備も最新の物が用意されているかもしれない。
でも、肝心なことを忘れてるわ。部屋の数よ――。
部屋の数よ ×
部屋の数が少なすぎることよ ○
wktk
「昨晩はお楽しみのようでしたね・・・^^」
支援
ローラ姫ktkr
わざわざダブルベッドの部屋が1部屋しか開いてなかった?わざとだろーw
ん?
訂正前のほうがよくないか……?
ヒナタと不慮の事故起こしたいぜ!!
いやっほう
ダブル1つか…わっふるわっふる
あと
>>218同意
まとめサイトってこういう訂正反映してんのか?
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 22:28:26.98 ID:rSd4PGrz0
みしり。
物音が聞こえた気がして身体を起こす。
「タイチ!? 帰ってきたの?」
……………。静寂が耳に痛かった。
タイチ、と口に出してしまったことがだんだん恥ずかしくなってくる。
断熱材か何かの軋みにいちいち反応するなんて、全然あたしらしくない。
ボールを三つまとめて展開する。
「ぴぃっ、ぴぃー」
ピッピが飛び出す。
「…………」
眠気たっぷりといった感じのスターミーが現れる。
「うー?」
最後に展開されたゲンガーが、人差し指を頬に当てて首を傾げる。
こんな時間にどうしたんだい、とでも言うように。
あたしは言った。
「一緒に寝ましょ。
大きなベッドだから、みんな入っても狭くないわ」
うーうー可愛い
うーうーにも棒はあるんだよな……
そこにはすでにベッドに横たわるタイチの姿が…!
保守
シエンヌ
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 22:54:08.10 ID:ijMTmXJjO
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 22:55:43.23 ID:rSd4PGrz0
翌朝。
普段よりもずっと早く起きたあたしは、
わざとゆっくり服を着替え、わざとゆっくりシーツを直し、
わざとゆっくりポケモンにポケモンフードを準備して、
フロントに朝食のルームサービスは要らないことを内線で伝えた。
それだけのことをしても、時計の短針はほとんど動いてくれなかった。
あたしは施錠を済ませて、タイチがいる医務室に向かった。
医務室の端のベッドで、タイチは案の定爆睡していた。
保険医はタイチのだらしない寝顔を見て微笑み、あたしに視線を移して言った。
「額の傷は綺麗に治ります。
体質的に血の気が多いようなので、失血による心配もありません。
また体の至る所に打撲傷がありましたが、どれも浅く、数日で痛みは引くでしょう」
ただ――、と保険医は顎に手を当てて、
「かなりの疲労が溜まっていたようですね。
縫合中に眠る人はなかなかいませんよ。本当に」
無茶しやがって・・・
我慢出来ない年頃…か
☆
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 23:16:31.19 ID:rSd4PGrz0
「あれから一度も目を覚まさなかったんですか」
ええ、と保険医が頷く。
タイチの寝顔を見つめる。後悔が押し寄せてくる。
アヤを追うことに夢中になって、タイチの疲労を慮ることを忘れていた。
あたしとカエデにセキチクで追いつき、あたしをアヤから助けだし、そのままヤマブキシティに飛ぶ。
熟練の飛行ポケモン遣いでも尻込みしそうなその行程を遂げて、
タイチはその間、ちっとも疲れている素振りを見せなかった。
「……タイチ?」
不意にタイチの瞼が震える。保険医が誰ともなしに頷き、静かにベッドから離れていく。
「タイチ?」
「ふぁ……あぁ……、ん……ヒナタか?
悪ぃ、ちょっと眠っちまってたみたいだ。
縫合はもう終わったのか?」
「ばか」
「ばか?」
「もうとっくに縫合は終わってるわ。
今は朝よ。朝。あれから一晩、タイチは眠りっぱなしだったの」
「マジかよ」
むくりと起き上がり、額のガーゼに触れるタイチ。
風呂 一時間程度
いてらー
いてらん
ほ
ほす
ほ
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/30(金) 23:55:40.54 ID:04j222RdO
ライアンさん、18歳でトライアスロンの選手ってだけでも凄いのに
今でも元気なのかな
ほしゅ
誤爆
244 :
◆ihjpPTk9ic :2009/01/31(土) 00:06:05.49 ID:xFFL6vxx0
再開する
雨が酷い
お帰り。うちの辺りも警報でて雷凄いよ
うちの辺りは昼頃ひどかったな
「エアームドは? エアームドはどうしてる?」
「昨日の夜、タイチが寝た後で容態を聞いたら、
やっぱり片側の羽がかなり傷ついていたみたい。
数日でなんとか飛べるまでには回復するけど、しばらくは長距離飛行は避けて、
戦闘も避けた方がいいって、ジョーイさんが言ってたわ」
「そうか……」
沈黙が流れる。あたしもタイチも、同じ事を考えていた。
「迎えに行けなくなっちゃったね、カエデのこと」
「ああ。エアームドがああなった以上、どうしようもねえな」
カエデかわいそす
昨日ピカチュウでスレ検索しても見つからなかったんだがどういうこった……
おおうもう31日だから一昨日からやってたんだと勘違いしてたぜ
7:00ぐらいに検索したんだな
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 00:31:45.47 ID:xFFL6vxx0
エアームドが怪我をする切欠になった、あの飛行ポケモンたちについて議論するつもりはなかった。
情報が不足しすぎているし、得られる結論にしても憶測の延長に過ぎないことは分かっていた。
「エアームドが完全に回復するまでは、俺たちだけでなんとかするしかないな」
「うん……」
カエデなしでアヤの組織に挑むのは、正直に言うと不安だった。
タイチにはアヤのヘルガ―と渡り合うほどのバクフーンがいるし、
あたしにだってピッピやスターミー、そして暴走する心配がなくなったゲンガーがいる。
でも、所詮は多勢に無勢。
相手の数や戦力は未知数で、正面から行って切り崩せる見込みはまずない。
「これからどうする?」
「ヤマブキシティジムに行って、ジムリーダーのナツメさんに話を伺いましょう?」
タマムシシティでエリカさんに助言を求めたように。
「それが一番無難だな。
まさかシルフカンパニーに乗り込んで、アヤを出せっていうわけにもいかねーし」
そんなことをしたが最後、あたしたちの存在はすぐに組織の人間に知れて、
アヤはピカチュウの端緒と共に、あたしの手の届かないところへ消えてしまうかもしれない。
「よし、それじゃあ早速行こうぜ」
「ちょっと。体は大丈夫なの?
保険医さんの話では、体のあちこちに打撲傷があるって……」
「それくらいどうってことねえよ。
一晩ぐっすり眠ったおかげで、元気は有り余ってるからな」
4○
起きるまで落ちないことを願うぜ!
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 00:41:06.29 ID:xFFL6vxx0
それよりもさっきから気になってたんだが、とタイチは目を細めてあたしの顔を覗き込んだ。
「お前さ、目の下にクマできてるぞ」
「嘘でしょ?」
朝、鏡を見た時には気付かなかったのに。
「マジだよ。どうしたんだ? 寝不足か?」
無言でタイチを睨み付ける。
誰の所為だと思ってるのよ。
昨夜は何か物音がする度に、タイチかと思って目が冴えて、また眠るの繰り返しで、ろくに眠れなかったんだから。
あたしは言った。
「荷物はここにあるわ。
あたしは外で待ってるから、早く準備して」
終わり 夜遅くまで書けるとかいっときながら眠すぎて無理
明日も夕方あたり
ヒナタたちはヤマブキジムへ
新キャラでるお( ^ω^)
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 00:41:59.08 ID:wZOq3jKl0
お疲れ様〜
乙!
乙
新キャラとは楽しみ
作者乙
新キャラktkr
小津
乙カレー
明日も楽しみにしてます
男ならもういいぞ
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 00:49:32.95 ID:eAbjlascO
乙!
新キャラとか続きが気になってしょうがないが俺も早めに眠れそうで良かった気もするw
この時間に眠すぎるとはなんという健康体
新キャラwktk乙
明日は夕方辺りってことは書き終わるまでにスレが落ちてしまうわけだな。
昼まで残ってれば御の字位の気持ちで読んでない人やまとめの人用に出来るだけは保守して置いたほうがいいか
今日も眠れないのかな・・・
作者乙!
ナツメたんにwktk
269ならこのスレの受験生全員落ちる
>>269 お前なんてことを・・・
じゃあこのレスが1000だったら全員合格(はぁと
一回落とそうぜ
まだ読んでない人ともしかしたらまだ来ていないまとめの人のために出来るだけ残すのが礼儀ってモンだぜ?
☆
ナツメの子供だったりしてな……
★
おつかれさん
そろそろ眠いしここまで頑張ったから結構な人が読んだよね?
もう落としていいよね?
いいんでね?
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 02:55:53.07 ID:wZOq3jKl0
よしこの保守最後で取り合えず私は手を引こう
みんなお休み(寝ないけど
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 03:13:29.76 ID:GvLNf7KRO
だが保守
寝る前に一応保守
筆者へ
マジで面白い。本当にありがとう。
夕方から読み始めてここまで読み続けずにいられなかった。
明日も朝から仕事なのに。
テストあったりして大変だと思うけど、頑張ってください。
まだ読んでる人がいるのならば・・・
俺はやはり限界までは保守するべきか。
★
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 03:56:29.55 ID:wZOq3jKl0
起きてる限りと思ったがかなり限界のようなのでやっぱ無理。
よし、俺が代わろう
ほっす
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 04:59:37.15 ID:2e/T3ivrO
ほし
ほ
す
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 06:21:24.65 ID:6WHuf87a0
ほ
ほ
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 06:42:32.53 ID:6WHuf87a0
よし寝よう
最後の保守
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 06:47:52.49 ID:i8f9Xw4GO
干す
結局朝まで残ったな
神奈川が警報を出し渋ってるせいで…学校がある……。
ほしゅ
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 08:57:21.97 ID:GvLNf7KRO
ほす
ほ
残っただと
☆
残ったけどもう落としてもいいかな?
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 10:38:35.33 ID:GvLNf7KRO
いいんじゃない
俺は保守るけど
おk。んじゃ後は任せた。
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 11:14:05.67 ID:C8EF5YHp0
二日間繋げなかったけど、保守されていたおかげで読むことができました。本当にありがとうごじいました
そしてsage忘れ。しかもごじいってなんだいor2
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 11:18:51.49 ID:5fOpW3RD0
登場人物 所持ポケモン
┌───────┬──────────────────────────
|ヒナタ .|ピカチュウ(現在別行動中)、スターミー、ピッピ、ゲンガー
|カエデ |ワニノコ、パウワウ、ミニリュウ
|タイチ .|バクフーン、エアームド
|リュウジ .|イワーク
|アヤ |キュウコン、ヘルガ―、オニドリル
|カスミ .|不明
|アヤメ |パルシェン、アズマオウ、不明
|タケシ |不明
|サトシ .|不明
|シゲル .|ウィンディ、不明
|キクコ |ゲンガー、不明
|マチス |不明
|ナツメ |不明
|フユツグ |不明
|キクコ |ゲンガー、不明
|ムサシ |アーボック、不明
|コジロウ .|マタドガス、不明
|サカキ .|ペルシアン(元ニャース)、バンギラス、不明
|タマムシの売人 .|ドーブル、不明
|エリカ .|ラフレシア、キマワリ、キレイハナ、不明
|アンズ |不明
|ハギノ |エーフィ、サンダース、不明
|カレン |ギャロップ
|マサキ .|不明
└───────┴──────────────────────────
うーうー
キクコ二人は修正されないままなんだなw
まぁ新キャラきたらキクコのとこいれればいいんじゃね
ナツメも楽しみだが格闘道場も気になるな
今まであんまり格闘ポケモン出てきてないし
☆いみき
☆のすみれ
結局未だに全部ヒナタの実力で勝てたジムリーダーは居ないのか
ナツメが初勝利になる事を祈る
☆そらのわるつ
☆のおうじにゅーよーくへいく
ピカチュウピッピとくれば穴久保的に考えてバルキーだよな
もういいんじゃないか?
乙
おまえはよくがんばっら
今日の夕方くらいには
>>1が来る
@5時間ほどでこのスレは寿命
ここまで保守しておけば大概の人は(まとめ含む)読んだであろう
もうゴールしても・・・良いよね?
ほ
命尽きるその時まで
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 15:55:15.79 ID:GvLNf7KRO
一回落として立て直そう
うそです
誰も書き込むんじゃないぞ!絶対だぞ!
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/31(土) 16:02:56.57 ID:sWhq+soj0
はい
おk
把握しますた
了解
お前らww
にやにや