1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代理
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 19:53:38.85 ID:KeQim37Z0
wktk
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 19:55:50.44 ID:/MID3QrpO
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 19:58:09.15 ID:BV7ZfoDT0
志村ー逆!逆!
5 :
>>4脳内補完よろしくですw:2009/01/23(金) 19:59:14.04 ID:/MID3QrpO
(;^ω^)「え、何者って……」
ドクオの一言にブーンは明らかに狼狽していた。
('A`)「言葉の通りですよ。彼女、妹なんかじゃないでしょう?」
(;^ω^)「な、何を言って……」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:03:34.49 ID:KeQim37Z0
どじっ子www
しえん
7 :
>>4脳内補完よろしくですw:2009/01/23(金) 20:03:48.11 ID:/MID3QrpO
('A`)「まず第一に見た目です」
ドクオはとつとつと静かに言葉を紡ぐ。
ゆっくりと、それでいて確実にブーンを追い詰めていく。
('A`)「彼女は美しい金髪をしていました。根本などを見ても染めているようには感じられない」
(;^ω^)「そ、それは……その……」
('A`)「まあそれはいくらでも理由を考えることが出来ます」
('A`)「問題は目です。彼女の青い目はあなたのそれとは全くの別ものです」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:04:34.28 ID:BV7ZfoDT0
し
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:07:02.37 ID:L1+KXJad0
うお久しぶりだな
支援
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:08:36.14 ID:KT8hEywBP
支援
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:09:11.49 ID:/MID3QrpO
(;^ω^)「う……」
('A`)「まあ他にもいくらでも理由はありますが全部お聞かせしましょうか?」
ドクオは無表情を崩さないがブーンには酷く意地悪な笑みをたたえているように感じられた。
(;^ω^)「結構ですお……。確かに、ツンは僕の本当の妹ではありませんお」
('A`)「意外とあっさりと白状なさるんですね」
ドクオはようやく薄く笑った。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:10:01.09 ID:ROX8vF3hO
まとめサイトで読んでからずっと待ってたんだぜ。
wktkが止まらんw
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:14:41.07 ID:/MID3QrpO
(;^ω^)「まさか気付かれるとは……」
('A`)「僕もまさか当たるとは……」
(;^ω^)「え、理由があったんじゃ……」
ドクオの何気ない言葉にブーンはひどく驚いた表情を浮かべる。
('A`)「いや、ほとんど勘ですよ。『僕は父似で妹は母似なんですお』とか言われたらどうしようも無いですし」
そこでドクオは初めて声を上げて笑った。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:16:26.07 ID:ROX8vF3hO
支援
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:18:22.20 ID:KeQim37Z0
しえん
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:18:23.04 ID:/MID3QrpO
(;^ω^)「はあ……。どうやらあなたには敵いそうも無いですお」
ブーンは諦めと尊敬の同居する奇妙な表情で言った。
('A`)「それはどうも。ところで妹さんのことですが」
( ^ω^)「……どこから話しましょうかお……」
そう言ってブーンは思案するように天井を仰いだ。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:21:15.98 ID:/MID3QrpO
( ^ω^)「まだ僕が幼かった頃、この国に旅人が来たんですお」
('A`)「旅人が!?」
ドクオが少し身を乗り出した。
(;^ω^)「は、はい……」
それに気圧されるようにブーンは惑う。
('A`)「……失礼。それはいつ頃ですか?」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:21:51.16 ID:ROX8vF3hO
支援!
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:23:37.23 ID:L1+KXJad0
支援
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:24:45.08 ID:/MID3QrpO
( ^ω^)「大体10年ほど前ですお」
('A`)「10年前……」
小さく呟いた後、ドクオは押し黙った。
( ^ω^)「あの……ドクオさん?」
('A`)「あ、すいません。続きを」
( ^ω^)「はい。その旅人さんは二人連れで夫婦なのだとおっしゃっていました」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:27:56.35 ID:/MID3QrpO
('A`)「と、言うことはその旅人達とは顔見知りなんですか?」
( ^ω^)「そうですお。ドクオさんのようにうちに泊めてあげてあたので」
('A`)「なるほど……それで?」
( ^ω^)「この国に来て三日目ぐらいに奥さんの方が体調不良を訴えまして、病院に行くと妊娠していると言われたんですお」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:28:13.30 ID:zhkIQ37FO
('A`)
シコシコシコシコ…ウッ、ドプッ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:29:47.58 ID:ROX8vF3hO
しえん
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:30:00.39 ID:KT8hEywBP
支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:31:36.57 ID:/MID3QrpO
('A`)「…………」
( ^ω^)「我が国では中絶は認められておらず、何より奥さんの希望もあって、子供を産むことになったんですお」
そこでブーンの表情が少し暗くなった。
( ^ω^)「それから、彼女は半年以上僕の実家で過ごした後、子供を産みましたお。元気な女の子でしたお」
('A`)「…………」
恐らくドクオは話の全容に気付いているだろうが、それを止めようとはしなかった。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:34:35.90 ID:/MID3QrpO
( ^ω^)「それからさらに半年ほどして、旅人さん達はこの国を出ることになりましたお」
( ^ω^)「ベビーカーを押す二人を見送った後、家に戻ると聞き覚えのある泣き声が聞こえましたお」
('A`)「それは……」
( ^ω^)「はい、あの二人の娘に違いありませんでしたお」
('A`)「…………」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:34:47.54 ID:L1+KXJad0
しえしえ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:34:53.23 ID:KeQim37Z0
しえん
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:37:15.95 ID:ROX8vF3hO
試演
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:37:51.78 ID:/MID3QrpO
( ^ω^)「恐らく子供を連れての旅は危険だと判断したのでしょう」
('A`)「それは確かに自分もそう思います。誰かを守るのは、難しい」
( ^ω^)「僕たちもそう考えて、その娘を育てることにしましたお。名前は僕が考えましたお」
('A`)「それがツンちゃんというわけですか」
( ^ω^)「そうですお」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:38:15.55 ID:BV7ZfoDT0
C
うぉおおおおおおお久しぶりィィィいいいいいいイ!!!!!!!
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:41:11.84 ID:/MID3QrpO
('A`)「お話しして頂いてありがとうございました。変なことを聞いて申し訳ありませんでした」
( ^ω^)「いえいえ。あと、ついでに、というかなんというか……」
ブーンが歯切れ悪く言った。
('A`)「?」
( ^ω^)「実は最近少し悩みがありまして……」
('A`)「なんでしょう」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:43:49.58 ID:KeQim37Z0
しえんしえん
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:45:24.86 ID:/MID3QrpO
( ^ω^)「なんだかツンが誰かから見張られている気がするんですお」
('A`)「見張られている?」
( ^ω^)「はい、ここ一ヶ月ぐらいですお」
('A`)「何かあったんでしょうか……。例えば、その……」
突如として口ごもるドクオ。
( ^ω^)「ああ、それは心配無いですお。旅人が来た、それも二度目となると大ニュースですお」
その意図を汲んだブーンがすかさずフォローした。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:45:30.66 ID:ROX8vF3hO
支援
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:50:39.79 ID:/MID3QrpO
('A`)「それなら安心です」
( ^ω^)「最近のニュースというと新型のウイルスとか首相が代わったとか、そういうのだけですお」
('A`)「なるほど、それなら大丈夫でしょう。それで、自分は何をすれば……」
( ^ω^)「明日はツンも一日工場の手伝いなので一緒に工場にいて見張りをして貰えますかお?」
('A`)「宿の恩もあるのでやらせて頂きます。ですが明日の午後には出発ですので」
ドクオがそう言うとブーンはよろしくですお、と頭を下げた。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:55:20.50 ID:/MID3QrpO
そして、翌日。
ξ゚听)ξ「はいブーン、冷たいお茶よ」
( ^ω^)「おっおっどうもだお」
ξ゚听)ξ「はい、ドクオさんもどうぞ」
('A`)「ありがとうございます」
礼を言いながらもドクオは監視の目を休ませない。
どうやら工場の右手に広がる森から見張られているようだ。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 20:55:41.29 ID:L1+KXJad0
支援
援護射撃開始しますわよっ!!
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:00:14.38 ID:/MID3QrpO
しかし、プロの仕事では無いらしく、あまりにもお粗末なものである。
('A`)(一体誰が……)
ドクオの疑問をよそに時間は過ぎていき、午後を迎えた。
('A`)「それでは自分はそろそろ」
ξ゚听)ξ「またいらして下さいね」
( ^ω^)「本当にありがとうございましたお」
('A`)「どうやら森から監視されているようです」
ブーンの耳元でドクオが囁く。
( ^ω^)「分かりましたお」
('A`)「それでは本当にありがとうございました」
二人に礼を言いながらドクオは歩き出した。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:00:22.05 ID:ROX8vF3hO
しえん!
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:05:59.97 ID:/MID3QrpO
ただしその方向は入国した門とは真逆の森へ。
ドクオが踏み込むと慌てるようにガサゴソという音がした。
('A`)「別に襲ったりしませんよ」
そう言ってドクオは両手を挙げた。
(;,'3 )「だ、誰だ!?」
でてきたのは中年の男だった。
('A`)「監視をしていたのはあなたですね?」
(;,'3 )「だ、誰にも言わないでくれ!?」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:09:12.60 ID:/MID3QrpO
('A`)「落ち着いて下さい。自分は旅人で、もうすぐ出国しますから」
取り乱した様子の男をドクオは宥める。
(;,'3 )「た、旅人だと!?頼む、助けてくれ!!」
しかしドクオの言葉で男は更にヒートアップした。
('A`)「ちょっと待って下さい。話しが見えませんよ?」
( ,'3 )「……済まない。実はな……」
落ち着きを取り戻した男は語りだした。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:10:00.79 ID:L1+KXJad0
展開が読めん
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:10:29.16 ID:ROX8vF3hO
支援!支援!
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:13:52.47 ID:/MID3QrpO
( ,'3 )「……というわけだ」
('A`)「なるほど、だからツンちゃんを……」
( ,'3 )「ああ……別にあんたでも良いんだがな」
('A`)「お断りします」
( ,'3 )「何故だ!?我々の命が懸かっているのに!!」
語気を荒げる男に向かいドクオは
('A`)「すいません苦手なんですよ。注射とか」
そう言って足早にその場を去った。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:18:02.60 ID:/MID3QrpO
※
―――夜になり、その日の仕事は終わった。
僕は、一日の慌ただしさから解放され、汗を拭う爽快感に浸った。
ξ゚听)ξ「お疲れ様。森にゴミを捨ててくるわね」
旅人さんが来ていたとは思えないほどいつも通りに時間が流れる。
( ^ω^)「よろしくだお」
僕はそう言って妹を見送った。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:20:23.22 ID:VUBBOkjg0
抜けてる気がする
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:21:27.27 ID:/MID3QrpO
……しばらくしても妹が帰ってこない。
( ^ω^)「何かあったのかお……」
心配と同時に一つの言葉が頭を巡った。
(;^ω^)「あっ!!」
忘れていた。
森にはツンを見張っていたやつがいる。
自分の馬鹿さを嘆いた時、
ξ;;)ξ「助けてーっ!!」
最悪の知らせに近い叫び声が聞こえた。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:23:14.15 ID:ROX8vF3hO
支援
52 :
>>49ながらなので多分合ってます:2009/01/23(金) 21:25:23.60 ID:/MID3QrpO
(;^ω^)「ツン!?どうしたんだお!?」
大声で妹の名を呼ぶ。
ξ;;)ξ「ブ、ブーン、変なやつが……」
妹が工場に入って来た。少し安堵する。
(;,'3 )「ち、違う。話を聞いてくれ」
続いて入って来たのは中年の男。
コイツがツンを……
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:28:14.26 ID:VUBBOkjg0
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:28:48.15 ID:/MID3QrpO
(;^ω^)「ツン、後ろにいるんだお」
ξ;;)ξ「え、でも……」
( ω )「でもじゃないお!!お兄ちゃんに任せるんだお」
お兄ちゃん、この言葉をこれほどまで苦しいと感じたことがあっただろうか。
僕は傍にあった鉄パイプを手に取った。
(;,'3 )「お、落ち着け。もうすぐ私の仲間が来る。だから……」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:30:28.58 ID:ROX8vF3hO
「……というわけだ」
↑この……に全て入ってるんだろ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:32:47.71 ID:/MID3QrpO
( ω )「仲間が来たらツンはどうなるんだお?」
(;,'3 )「ど、どうって……」
この男も焦りの余り上手く喋れないようだ。
( ω )「お前らの考えてることはお見通しだお。ツンは……僕の妹は誰にも渡さないお」
( ω )「ツン……タイムマシンに乗るんだお」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:33:30.33 ID:L1+KXJad0
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:34:13.21 ID:ROX8vF3hO
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:37:50.21 ID:/MID3QrpO
ξ;;)ξ「え……?」
ツンはかなり驚いたようだ。
僕だって本当はこんなことをしたくない。
( ω )「良いから早く!!」
男の口ぶりからして仲間が来るのも時間の問題だろう。
だからその前にツンを逃がさなくては……。
ξ;;)ξ「わ、分かったわよう……」
泣きじゃくりながら、彼女はタイムマシンに乗り込む。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:41:57.05 ID:/MID3QrpO
(;,'3 )「や、やめろ!!」
( ω )「黙るんだお!!」
僕が鉄パイプを振りかざすと、男は動きを止めた。
( ω )「ツン……さよならだお」
別れもそこそこに、僕は転送を開始する。
行き先は五世紀後。彼女一人では帰って来られないだろう。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:42:24.22 ID:ROX8vF3hO
支援
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:46:08.67 ID:/MID3QrpO
ξ;;)ξ「迎えに来て……」
そんな彼女の言葉を最後に、時空が歪み、彼女は時間旅行へと旅立った。
(;,'3 )「あ、ああ……」
( ω )「ざまあみやがれ、だお」
大方ツンの親が他の国から指示を出している輩辺りだろう。
さすがの僕でもそれくらいの頭はある。
(;,'3 )「おお、お前!!自分が何をしたのか分かってるのか!?」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:46:24.55 ID:L1+KXJad0
クライマックスか?
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:51:44.84 ID:ceHkTIxcO
支援!
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:53:00.43 ID:/MID3QrpO
( ω )「?何って……」
(;,'3 )「新型ウイルスのニュースは見ただろう?」
( ω )「あああの風邪程度の……」
(;,'3 )「それが風邪程度じゃなく、感染力が高くほとんどが死に至る恐ろしいウイルスだったんだ」
(;,'3 )「そして何故かそのウイルスは我が国の国民にしか発生しない……」
(; ω )「まさか……」
(;,'3 )「そう、この国で国民の血が流れているのは今日出国した旅人とあの娘だけ……」
(;,'3 )「だから私は国からの依頼で君達を見張っていたのだが……」
そこまで聞いて、僕は鉄パイプを落とした。
カラカラという音の後はただただ男の啜り泣く声が響いていた。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:54:04.73 ID:L1+KXJad0
支援
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:54:50.82 ID:KT8hEywBP
やはりか…
69 :
>>66訂正:2009/01/23(金) 21:54:56.85 ID:/MID3QrpO
( ω )「?何って……」
(;,'3 )「新型ウイルスのニュースは見ただろう?」
( ω )「あああの風邪程度の……」
(;,'3 )「それが風邪程度じゃなく、感染力が高くほとんどが死に至る恐ろしいウイルスだったんだ」
(;,'3 )「そして何故かそのウイルスは我が国の国民にしか発生しない……」
(; ω )「まさか……」
(;,'3 )「そう、この国で国民の血が流れていないのは今日出国した旅人とあの娘だけ……」
(;,'3 )「だから私は国からの依頼で君達を見張っていたのだが……」
そこまで聞いて、僕は鉄パイプを落とした。
カラカラという音の後はただただ男の啜り泣く声が響いていた。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 21:55:32.96 ID:ceHkTIxcO
やっぱりなあ…
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 22:02:33.42 ID:/MID3QrpO
※
―――夜になり、その日の旅は終わった。
ドクオは、適当なところにテントを張ると、汗を拭う爽快感に浸っていた。
('A`)「時空間の整合性……だっけかな」
ドクオは全てを知っていたのだ。
ニュースで見た何故か五世紀前の記憶を持った美しい金髪を持った少女のことも、
学校で習った化学に比べて医学が未発達だったばかりに滅んだ国のことも。
('A`)「そう言えば向こうのタイムマシンには名前が付いてたな」
初めて作られたタイムマシンの名前はなんだっけ、と呟き
思い出したところでドクオは愉快そうに笑った。
星が綺麗な夜だった。
第二話 了
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 22:03:57.78 ID:BV7ZfoDT0
乙
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 22:04:59.36 ID:L1+KXJad0
良い雰囲気
乙でした
乙
75 :
◆5qrQon3yfY :2009/01/23(金) 22:07:13.80 ID:/MID3QrpO
本日はここまでです。
支援してくれた方、読んでくれた方ありがとうございました。
二ヶ月以上開けて申し訳ありません。
もう一つの現行も合わせて頑張って進めて行きますので今後ともよろしくです。
それから酉はこれにさせて頂きます。
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 22:09:03.01 ID:L1+KXJad0
もう一つの現行って聞いても良いのかな?
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 22:09:11.72 ID:KT8hEywBP
乙!!
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 22:11:52.65 ID:/MID3QrpO
>>76 オムライスさんにまとめて頂いてる
( ^ω^)嘘つきブーンとロボット三原則のようです
というのも書いてます。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/23(金) 22:12:53.70 ID:ROX8vF3hO
乙でした!
もう一つの方も読ませてもらいますね。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: