JUM「散歩の時間だ」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ジリリリリリ…

「………ンん…」

カチッ

半ば夢見心地のまま、目覚ましを止める

「…朝…か……」

週末の朝、冬真っ只中なのでまだ仄かに薄暗い

「くぁあ…起きるか」
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:17:43.89 ID:Xu3aH6qAO
眠気眼を擦りながら洗面台に立つ。

相変わらず酷い寝癖だ。

しかしJUMは髪型など一切気にせず、
石鹸を手に取り顔を洗う。

バシャバシャ…

「うー、冷てっ!」

真冬の冷水は、眠気醒ましには絶大的な効果だ。

「真紅達はもう起きてるかなぁ…」
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:19:39.60 ID:NSYW/wNp0
なんともいえない雰囲気を感じる
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:23:04.98 ID:Xu3aH6qAO
ようやく目が覚めて来たJUMはフラフラと階段を下りる。

食卓には、いつもの面々が既に着席していた。

「あ、JUM君おはよう」

のりが満面の笑顔で言う。

「遅いのだわJUM。だらしのない下僕だこと」

真紅はいつも通りだ。

「全く…遅いですぅ、このチビ人間!」

翠星石も相変わらずだ。

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:24:30.09 ID:azoonvk00
眠気眼が邪気眼に見えた
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:29:54.83 ID:Xu3aH6qAO
いつもと変わらぬ、いつもの朝食の風景。

「のり、ちょっとバターを取って頂戴」

「はい、真紅ちゃん」

「翠星石はジャムを塗るですぅ♪」

「お前、それ少し塗りすぎだぞ」

「細かい事を気にするなですぅ。全くそんなんだからいつまでたっても…」

「…何だよ」

「何でもないですぅ」
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:32:29.36 ID:NSYW/wNp0
原作かアニメの派生話か?
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:38:49.16 ID:Xu3aH6qAO
僕は何も付けない。

少し焦げたトースト

この程よい苦みと、耳のカリッとした食感
そして中のふんわりした風味

この三十奏が僕の舌の上で素晴らしいハーモニーを奏でる

これがいいのだ…

「…UM…JUM!聞いてるの?紅茶が温いわ」

そんな至福の世界も真紅にあっさりとかき消される。

「あぁ…はいはい」

「な〜に悦に浸った顔してボーッとしてやがるですか。シャキッとするですぅ」

「へいへい」
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:42:49.48 ID:iwh6h281O
あれ、誰か足りない気が…
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:47:06.14 ID:Xu3aH6qAO
僕は慣れた手つきでお湯を沸かしながらティーポットを温め、茶葉を取り出す。

毎日毎日、誰かさんにスパルタ教育されているおかげで
もはや身体が一連の作業を覚えてしまっている。

「あぁそうそう!JUM君、回覧版をお隣りにお願いしたいんだけど…」

「分かったよ。朝メシ食ったら散歩のついでに入れとく」

「お願いね」

「フフ…」

真紅が笑った

「何だよ」

「何でもないわ」
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:47:08.30 ID:Lyai8InF0
うにゅうのことでござるか?
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:54:06.13 ID:Xu3aH6qAO
「何だよもう…」

「貴方が私を巻いた時と比べ、随分と変わったわ…
そう思っただけよ」

「確かに、チビ人間なりにちったぁ成長したですぅ。
 そこは認めてやらんでもないですぅ」

「どーも」

全く感情の篭っていない礼を返す。

こいつらが来てから、本当に色々な事があった。

復学に向けての四苦八苦、そしてアリスゲーム…
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:59:40.58 ID:Xu3aH6qAO
アリスゲームは終わった

厳密に言えば決着は付いていない

薔薇水晶も、雪華綺晶もこの世界にいる

水銀燈とメグさんには、たまに見舞に行く

金糸雀とみっちゃんさんとも、ちょくちょく会っている
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:00:53.85 ID:iwh6h281O
しえん
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:01:25.51 ID:NSYW/wNp0
これは期待できそうだ
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:02:34.72 ID:cPXcRTWV0
雛がいないなんて....orz
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:03:16.97 ID:ZkTmnX810
巴はどうした
それを聞かんとズボンの位置が定まらん
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:05:37.10 ID:1niorJ+U0
変態はどうした
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:08:10.43 ID:Xu3aH6qAO
あの日が全ての終わりであり
そしてそれはまた同時に全ての始まりでもあった

ラプラスの呪縛から未だに解かれぬ彼は
今もNのフィールドで哀しい夢を見続けているだろう

いつか、近い将来
それは突然やって来る明日かも知れない

その時がいつ来てもいい
覚悟は出来ている

だから今は、ただ悔いのないように
掛け替えのない毎日を堪能している
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:19:51.99 ID:Xu3aH6qAO
トーストを食べ終え、紅茶の味にも及第点を貰った僕は
上着を羽織り、マフラーをして玄関を開ける。

観覧版に書かれているのは他愛のない町内会のお知らせだ。

外に出た瞬間、思わず身震いする。
今日はまた一段と…尋常じゃない寒さだ。

吐いた息が瞬時に白い煙になるどころか、凍ってしまいそうな勢いだ。
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:21:50.91 ID:Lyai8InF0
支援
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:24:18.49 ID:Xu3aH6qAO
庭先の犬小屋にも霜が垂れている。

中のあいつは大丈夫だろうか。
凍死なんて事は…有り得ないよな。

「おい、寝てるのか?出て来い。朝の散歩だよ」

犬小屋の中に向かい、声を掛ける。

…反応がない。

僕は犬小屋の中を覗き込んだ。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:24:28.31 ID:y9Kkd97IO
>>5
お前は俺か
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:30:52.95 ID:Xu3aH6qAO
犬小屋の奥で、雛苺が小刻みに震えていた。

「なんだ、起きてるなら返事しろよ」

『あ…あぁぁあああんまぁ……さささ寒いの…
 寒すぎて死んじゃうの……』

「なら散歩で身体を温めないとな。ホラ行くぞ」

雛苺の首輪にリードを付け、半ば強引に引きずり出す。

『うびぇッ…ぐ、ぐるじいの…引っ張らないでなのー!』

「うるせー、さっさと行くぞ」

スコップとビニル袋を持ち、いざ出発だ。
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:31:56.22 ID:ZkTmnX810
あれ?
出だしと色合いが変わってきた
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:33:21.35 ID:NSYW/wNp0
これはなんとも予想外の展開だな
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:34:04.32 ID:8pWEzj9K0
雛、ウチに来い
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:34:57.46 ID:hl0bQn070
雛苺かわいそうに・・・
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:37:45.64 ID:Lyai8InF0
何があったんだよ…
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:38:43.71 ID:Xu3aH6qAO
へっほへっほ、へっほへっほ…

間抜けな声を出しながら、雛苺が俺の後にトコトコついて来る。

「あらJUM君、おはよう」

犬の散歩中の近所のおばちゃんに出会った

「おはようございます」

「今朝も雛ちゃんのお散歩ね。寒いのに大変ね」

「えぇまぁ、お互い様ですね」

立ち止まり、他愛の無い会話をしている横で
おばちゃんの犬と雛苺が睨み合う
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:42:38.07 ID:cEiJ+vdZ0
また雛ちゃん虐待されてる
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:44:48.91 ID:V3QItXLo0
>>1は自分より弱いものを虐待して喜ぶクズですwwwww
どーしたの?無職になったの?
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:45:13.71 ID:Xu3aH6qAO
『うゆ…この犬苦手なの…JUM早く行くのー!』

僕は無視しておばちゃんと話を続ける。
というより、このおばちゃんの話が長い。

ウー… ワンワン!

『ひっ…!』

ブリブリッ

「あ!雛苺てめー、うんち漏らしやがったな!」

『……ひ、雛悪くないの…この犬がコワイの…』

「あらあら、ごめんなさいねぇオホホホ…」

やっとおばちゃんから解放された。
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:45:15.65 ID:+//U3+Da0
あれ?
良いほのぼのだと思ったらクソ苺スレか
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:47:56.27 ID:NSYW/wNp0
少々理解しがたいものになってきたな
すまんがリタイアだ
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:49:55.21 ID:Xu3aH6qAO
「あーあ…オムツの替え持って来てないぞ…雛苺、今はそのままで我慢しろ」

『びゃ、やーの!おしり気持ち悪いのー!』

「うるせー行くぞ」

『あぅっ…』

首輪のリードを引っ張られ、仕方なく雛苺がまたトコトコとついて来る。
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:50:41.65 ID:ZtFgCiB/O
蒼い子もこんな感じなら神
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:51:08.83 ID:V3QItXLo0
SSじゃねえからsageろ、クズ荒し
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:54:09.74 ID:lc6cdi2lO
………は?
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:55:48.90 ID:Xu3aH6qAO
しばらくすると、河川敷に出て来た
土手を一気に駆け降りる

ズザザザザ…

『びゃ…あんまぁああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙』

「ちょっと引きずられたくらいでうるさいぞ雛苺」

そのまま川岸に向かう

「ホラ雛苺、早くオムツ洗え」

『うゆー、JUMが洗ってなのー』
41ミスターマリック ◆/8Mr.Maric :2009/01/17(土) 02:57:46.59 ID:E4EjO8fgO
そのままJUMを川に叩き付けろ
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:59:56.87 ID:Xu3aH6qAO
「何言ってんだ。自分がちびった糞だろう。自分で処理しろ」

『ぐすっ…うー…分かったの〜』

雛苺はオムツを脱いで、川岸に屈み込んだ。

しかし手が短すぎて水面になかなか届かない。
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:02:15.88 ID:ySj0lEVoO
なんでキムじゃないんだ
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:04:43.01 ID:Xu3aH6qAO
『ゔー…ゔー!もう少し…もう少しで届くのー……ちゃっ!?』

バシャーン

雛苺が足を滑らせて川に落ちた。

「何やってんだよ!」

リードで繋がっていたのが幸いだ。
なんとか引っ張りあげてやった。

『ゲホッ…ゲホッ…ゔゆー…ぐるじかったのー』
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:05:42.50 ID:mU3WzsVv0
何ぞこの展開w
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:08:52.04 ID:azlFnfyc0
シリアスものだと思って読み進めていたらいつのまにか虐待ものになっていた…
な、何を言っているのか(AAry
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:10:34.75 ID:Xu3aH6qAO
「まぁオムツ洗えたからいいか」

『こんなビショビショのオムツ穿きたくないのー…』

「バカ、ただでさえパンツ一丁で散歩してんのに
 糞まみれのケツを見せびらかす気か。いいから穿け」

『うゆ…分かったの…うゆうぅぅ気持ち悪いの…』

「さ、行くぞ」

今度は土手を一気に駆け上がる

『あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!
あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!
あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!
あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!
あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!』
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:14:34.72 ID:gkpXqpscO
またこいつか
前もこいつ雛をフライパン焼いたりしてたぞ
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:15:16.96 ID:V3QItXLo0
虐待以外書けない文才無しだもんこいつ、そうしねーと人が集まらんからねwwww
荒し認定されてるし、前にID追ったらガチ無職だしwwww
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:15:37.82 ID:Xu3aH6qAO
『ハァ…ハァ…きつかったのー…』

「何言ってんだ。今からしばらく走るぞ」

『う、うゆ?』

「それ行くぞ!」

僕はゆっくり走り出す

『あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!
あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!
あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!』

足が極端に短い雛苺は死に物狂いで足を高速回転させ付いてくる。
もう必死だ。
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:21:10.19 ID:Xu3aH6qAO
『あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!
あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!』

ちょっと速度上げてみるか。

『…!!
あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!あいとっ!
あいっ…』

コテッ

足が縺れてこける雛苺。

僕はそのまま構わず走る。

『あ゙ん゙ま゙ぁ゙…JUMちょっと待っ…あばばばばばばばばばばんまぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙』

振り返るとアスファルトに擦り付けられる雛苺の身体から火花が飛び散っている。
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:26:06.20 ID:F5ECTkciO
薔薇乙女に金属使われてんの?
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:30:15.77 ID:Xu3aH6qAO
面倒なのでそのまま走って家まで帰った。

雛苺の足関節がボロボロになったが、鞄に放り込めば直る。問題無い。

気絶した雛苺の入った鞄を犬小屋に押し込んで、家に入った。
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:30:39.28 ID:mU3WzsVv0
>>52
そこはホラ・・・・さ、察してあげて
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:30:47.15 ID:Xu3aH6qAO
セルロイドは発火しやすい
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:35:21.78 ID:Xu3aH6qAO
「あらお帰りなさいJUM。随分早かったわね。」

真紅はくんくんのDVDを観ていた。

「あぁ、雛苺が走って帰りたいって言ったもんでね」

「そう…。JUM、メグから電話があったみたいだわ」

「メグさんから?」
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:35:56.80 ID:V3QItXLo0
バカスwwwwww原作もアニメも見てないにわかじゃんwwwwww

セルロイドは発火しやすいだっておwwwwww知ってますwwww

記憶力ないんですかwwwwセルロイドって・・・ドールの素材に関してどこにそんな描写ありました?ww

自分設定すんなよカスwwwwそんなんだからニートなんだよwww
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:38:37.08 ID:Xu3aH6qAO
「姉ちゃんは?」

「買い物よ。JUM、メグが貴方に頼み事があるらしいのだわ」

「え…何だよ一体」

「分からんです。とにかく行ってやれですぅ」
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:43:30.67 ID:Xu3aH6qAO
―めぐの病室―

コンコン

「入って」

「久しぶり…。カステラ持って来たけど、食べる?」

「ありがとう」

相変わらず殺風景な病室だ。
窓は開いているが、水銀燈の気配は無い。
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:47:36.18 ID:Xu3aH6qAO
「…で、僕に頼みって?」

「ええ…ちょっと水銀燈がね…」

やっぱり、そんな気がしてた。

「水銀燈がどうかしたの?」

「生ゴミ漁りに行ったきり、ずっと戻って来ないのよ…」

「また野良猫と交尾でもしてんじゃないの?」

「だといいんだけど…」
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:52:20.09 ID:Xu3aH6qAO
「で、僕に探しに行けと」

「お願い…貴方にしか頼めないのよ」

「そりゃあんな汚い呪い人形が出入りしてるってバレたら、 病院大パニックだもんな」

「呪い人形じゃないわ。私の黒い玩具よ。」

「へいへい、分かりましたよ…見つけたら連絡するよ」

「ありがとう」
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:52:41.98 ID:NEvoLH0k0
だと良くねぇよwww
一がんばれ
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:54:28.41 ID:DhrhsV3UO
俺と交尾にしとけよ…
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:57:53.93 ID:Xu3aH6qAO
とりあえず僕は、今までの経験から
水銀燈のいそうな場所を探し回った。

ゴミ捨て場、公衆便所、ドブ川、畑の肥え溜め…

過去に水銀燈をよく見かけたポイントを巡ったが、
なかなか見つからない
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:04:48.14 ID:Xu3aH6qAO
結局その日は見付けられなかった。

家に帰ると、真紅達は既に寝ていた。

僕は風呂からあがるとそっと鞄を開け、
真紅の愛らしい寝顔をしばし見つめた後、
そっと頬に口づけをした
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:06:08.44 ID:Xu3aH6qAO
寝ます

朝起きてまだあったら続き書きます
全ドール出すつもりです
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:08:23.69 ID:DhrhsV3UO
真紅だけあつかいがちがうな
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 04:57:27.78 ID:8BlU4DU9O
規制がうざいぜ


携帯から保
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 05:05:24.03 ID:E5LILMytO
こんなの保守するな
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 05:46:21.67 ID:NEvoLH0k0
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 06:51:06.47 ID:qK2WMfwgO
なんで蒼いのが出てこないんだよ!
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 07:49:28.15 ID:gVgaO6sqO
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 08:00:38.46 ID:F5U+PsW+O
雛かわいいよ
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 08:35:20.92 ID:qK2WMfwgO
蒼星石かわいい
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 09:13:09.00 ID:kVifljlY0
真紅様の可愛さは宇宙の神秘
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 09:21:56.81 ID:ztI5WbEn0
ho
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 09:33:11.31 ID:qK2WMfwgO
巴もかわいいよ
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 09:35:26.02 ID:ZmX1rj3S0
>>2の眠気眼が「眼」になってたせいで邪気眼に見えたどうしてくれる
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 10:19:29.14 ID:LWYMLIzAO
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします