70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 22:33:06.39 ID:qzN73Fqn0
前編了、ちょいと休憩します。
一応、「夜は短し歩けよ乙女」という森見さんの小説を題名でパロったり
要素や文体は、つかわせていただいてますが
話は別物なので、ネタバレの心配も、
森見さんをしらなきゃ読めないということも、ないはずです。
多分、おそらく、きっと、十中八九。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 22:35:33.73 ID:e3Vz2F0H0
あー本屋で見たことあるな
面白いのかアレは
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 22:36:11.90 ID:fNr/nB8pO
乙ー
妹者って良キャラだったんだな、知らんかった
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 22:38:34.70 ID:ttx9G8W2O
ひとまず乙
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 22:42:32.13 ID:FtyXIf54O
なに、乙って言ってほしいの?
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 22:46:27.77 ID:ghlpxp4sO
すごい面白い
作者乙
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 22:59:00.82 ID:qzN73Fqn0
よし、ちょいちょい書いていきます
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:10:05.84 ID:ttx9G8W2O
星
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:11:42.57 ID:qzN73Fqn0
(;´_ゝ`)ガサガサ 「あああああああ、ここもいない」
「妹者ぁあああああ」
(´<_`;)「落ち着け兄者」
「自動販売機の飲み物がでてくるところをガサガサしても、妹者はいないぞ、おそらく」
(;´_ゝ`)「いやあ、わからんぞ妹者ときたら、ひよこ豆のように小さいからな」
「そしてかわゆい、同じくひよこ豆のように」
「その小ささと、かわいさで、どこに入り込むかわかったもんじゃないぞ」
(´<_` )「あいや、確かに!成るほど、一理ある」
「その可愛らしさといったら、俺らの心にまで入り込むほどだからな!なるほど」
(´<_` )「だとしたら、飲み物がでてくる所だけじゃなく、
つり銭が出てくる部分も見るべきじゃないか?兄者」
(;´_ゝ`)そ 「ハッ、確かに!」
( ´_ゝ`)「よし、じゃあ俺は自動販売機の飲み物がでるところを」
「弟者は、つり銭が出るところを、探していこう」
(´<_` )「そうだな、かわいい妹の為だ、町中はいずりまわろうぞ」
( ´_ゝ`)b 「「流石だよなおれら!」」d(´<_` )
相変わらずだなこの兄弟ww
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:22:47.65 ID:qzN73Fqn0
ミ,,゚Д゚彡(ダメだこいつら、なんとかしないと…)
読者諸賢、こんばんは、そして、はじめまして。
お嬢様に成り代わり、私の登場だ、名をフサギコをいう、よろしく。
「おい、てめェだれだ、無駄にフサフサしやがって!マイナーAA」
「いきなり主人公交代たぁ、大した後付設定だな、おい」
と言う読者のありがたいお言葉が、
聞こえてきそうでありますが、あえてスルーしよう、お嬢様のしたように。
気にしていたら、マイナーAAなど、勤まらないからね。
自己紹介を続けよう、
私は、流石家に勤める執事である。
由緒正しい執事だ、「執事かふぇ」なるものがあるこのご時勢
本職の執事である私なんか「きゃあきゃあ」といわれるべき存在であろう。
いや、言われたい、「というか言ってくれ!」
読者諸賢も存分に「はあはあ」「きゃあきゃあ」
するがいいだろう、主に私tか私が喜ぶだろう。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:26:21.52 ID:qzN73Fqn0
話が逸れた、悪い癖である。
このまま逸れ続けると。
「このお話、内容なんてほぼないよう!なんつってw」
と、いう寒いギャグや
「無駄話ばかりで、先に全然すすまないじゃあないか」
と、いう核心をついた読者レスが登場しそうなので、
そろそろ自己紹介の続きをしたいと思う。
そう、私は流石家に務める執事なのである。
いなくなったお嬢様―――妹者さまに仕える、ね。
そのお譲さまがつい先程「乙女になってきます、なむなむ」
と、いうかわいらしい書置きを残し、いなくなった事が発覚した。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:33:48.46 ID:qzN73Fqn0
(;´_ゝ`)そ「ええ、まじで!?」Σ(´<_` )
流石兄弟と、私はそれはそれは動揺した。
間が悪いというか、なんというか
丁度今日は聖夜、所謂「クリスマス」というヘドがでるべき日であり。
ご主人さまと、ご婦人は、財政会の会食へ出かけ、
いつもは三桁いる使用人も、暫し暇をもらい、
家にいる使用人は私ばかりであったからである。
探しに行くにも、圧倒的に人手が足りない。
ちなみに、この兄弟はスマブラをしたい、という理由で家に残っていた。
私は、「スマブラは多人数でしたほうがオモシロい」
と、いう実にクダラナい理由で、兄弟に家に縛り付けられていた。
(;´_ゝ`)「あわわわ、まずいぞまずいぞ」
(´<_`;)「妹者ときたら、かわいいもんだから、
外へ出たらきっと誰につれさられるに違いない!」
(;´_ゝ`)「余りの小ささに、プチッ と誰かが気付かず踏み潰してしまうかもしれぬ!
ともかく、さがしにいこうぞ!」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:33:59.77 ID:Vo1iKhY+O
乙。そして最後の支援
まとめさんがついてくれることを祈ってオレは寝るぜ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:41:17.37 ID:ttx9G8W2O
兄弟両ボケなのか?w
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:43:07.37 ID:qzN73Fqn0
と、いう訳で
天下の流石家の総勢としては、ちと寂しい数であるが
ありったけの3人が、夜の街に、妹者を探しに繰り出してきたのである。
(´<_` )ササッ「ハッ」
( ´_ゝ`)ササッ「ホッ」
阿吽の呼吸で、自動販売機の
飲み物口、つり銭口を、無駄にすばらしいコンビネーションで漁る。
もし、世界に自動販売機の飲み物出口と、つり銭出口を巧く漁る大会なるものがあれば
この兄弟の無駄に効率のいい動きは、世界を圧倒するのではないか。
そう思うと、エールの一つも送りたくなるものだ、
勿論、うそである
雇い主の息子と言えども思わず「このバカ兄弟!」
と、言いたくなる、兄弟の挙動を見つつ、
私はまた、新世界の神の如く、感想を漏らすのだ。
ミ,,゚Д゚彡(ダメだこいつら、なんとかしないと…)
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:48:15.26 ID:qzN73Fqn0
ミ,,゚Д゚彡「おっと、いかんいかん」
冷静に突っ込むものの、我に返る。
ミ,,゚Д゚彡「たしかにあの兄弟のしている事は
いささか意味の無い、無駄な行動であるが、
ともかく行動しているじゃあないか」
ミ,,゚Д゚彡「その意気は見習うべきだ、意気だけはな!」
そうして、私もついにその思い腰をあげたのである。
向こうの方から
「おい、フサギコ、もしや、妹者が自動販売機の中でつまってるかもしれぬ
お釣り返却バーをヒネる係りで、流石な我々の行動に参加するのだ!」
と、いう声が聞こえた気がするが、ほおっておこう。
頼れるのは、私ばかりである。
しかし、あの兄弟はどうして自動販売機ばかりに執着するのだろうか
思いながら、私も夜の街を、駆けた。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:54:08.81 ID:qzN73Fqn0
私とて、冷静であるように見えるかもしれんが、
心中ドッキドキのバックバクなのである。
雇い主である、ご主人の奥様がとても怖い
それもある。
執事として失格とみなされ、職を失うかもしれぬ
それもある。
あのままだと、あのバカ兄弟が日本中の自動販売機を漁るかもしれぬ
それもある。
ミ,,゚Д゚彡(どれも、かれもある、だがしかし、だがしかし!!)
私は、実はお嬢様に恋をしていたのだ。
俗に言う、身分違いの恋である
「なんだかわかんないけど、ロマンチック!」読者諸賢は叫ぶべきである。
支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:00:29.35 ID:bDHkygUG0
妹者かわいいよ妹者
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:01:39.53 ID:n0rnP6Uo0
ミ,,゚Д゚彡「はあはあ」
「恋とはマグロのようなものだ、常に前進してないと死んでしまう。」
誰が言ったかもわからぬ言葉を思い出しながら、
私はともかく、闇雲に夜の街を駆けた。
何処にお嬢様が露消えたかは、皆目解らん、わかりようもないのである。
だがしかし、なんとも言えない使命感に打ち震えていた。
ミ,,゚Д゚彡「ロマン・チックえんじん全開!」
訳の解らぬ言葉を叫びながら、私は走る走る。走る
何故走るか?
ミ,,゚Д゚彡「ドラマでは、いなくなったヒロインを
ヒーローが必死で探せば見つかるものだ!」
「別名、ご都合主義ともいう!」「物語とはそういうものだ!」「にょほほ!」
バカ兄弟と、変わらぬ根拠であったことは言うまでもない。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:02:19.63 ID:cdErgA4iO
ノリがいいね
支援
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:11:51.86 ID:n0rnP6Uo0
ミ,,゚Д゚彡「はあはあ、こりゃしんどいなあ」
冷たい空気の中走ると、何故かノドの奥が血の味がし、
とてつもなく、走る気が殺がれる。
読者の方々も、学校のマラソン大会などで経験済みであることと存じる、
そういう現象が我が身にも、今起きた。
ミ,,゚Д゚彡「ああ、こりゃたまらん」
ものすごく息をゼエゼエさせているが、
まだ走り出して、5分ほどである、体力の低下とは、手厳しい。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:14:22.71 ID:9/4eCFPkO
おもしろい
支援
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:15:38.81 ID:n0rnP6Uo0
ミ,,゚Д゚彡「ああ、もうこりゃ無理だ、
ロマンスの神様すまん、休憩をとる」
と、ヒーローの自覚があるのかないのか、
私は恬然と、開き直り、休憩をはじめた。しんどいんだもん、仕方ない。
火の付いた私のロマンチックエンジンの火は、
あれほどゴウゴウと燃え盛っていたにも関らず、瞬く間に霧散霧消した。
「恋とはやはり、儚いものなのだなあ」
口にだそうとした時、気付いた。
ミ,,゚Д゚彡「ん?」
落ち着いて、周りをみてみると、チカチカと“いるみねいしょん”が光っている。
周りにいる人々も、カップルばかりである。
ミ,,゚Д゚彡「ああ、そうかチクショウ、
今日はクリスマスだったな!」
「恋人いるやつ全員尿道結石になれ!」
声にならない叫びが、洛中を駆け巡ったという。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:19:11.63 ID:cdErgA4iO
支援
96 :
ゴクリン(´ε`ω´) ◆r0phL0bjbc :2009/01/17(土) 00:21:42.68 ID:ZirjXLRo0
お友達パンチのやつか
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:23:16.91 ID:n0rnP6Uo0
ミ,,゚Д゚彡「お、アレはもしや」
私の声にならない叫びに、
ロマンスの神様が悪く思ってくれたのか、
私の五分の頑張りを、精一杯のものと認め
ロマンスの神様が私をヒーロー認定してくれたのか、
l从・∀・ノ!リ人
豆粒のやうな、
小さき乙女が、視線の先に認められた。
実に、わがままそうである。
実に、甘いもの好きそうである。
実に、世間知らずそうである。
そして、かわいいのである。
私は思わず叫んだ「どうみても、妹者さま!」
周りの熱々カップルどもが、ジイと不審者を見るような目で見てきたが、
もはやどうでもいい、私たちも、キミ達カップルの一員と化すのだ!ぬはは!
そう思いながら、私は妹者がいる場所へ、駆けた。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:32:03.71 ID:n0rnP6Uo0
―――しかし、歩みは止まる。
ミ,,゚Д゚彡ゴクリ
( ゚∀゚)
一人でいると思われた妹者が、
モノスゴくイカつい男といっしょいると、わかったからである。
男は、裸に皮ジャンといった、某世紀末マンガで
「ヒャッハー」と活躍しそうな、出で立ちである。
ミ,,゚Д゚彡「ううむ、だとしたら私は
「ああ!明日が!たねもみがーっ!」って騒ぐ役だな」
言いながら、もう一度観察してみる、もしかしたらいい人かもしれぬのだ。
そう願いをこめ、ジイっと、見つめてみたのである。
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:35:25.87 ID:n0rnP6Uo0
( ゚∀゚)
l从・∀・ノ!リ人
うむ、見れば見るほど、イカつい、そしてデカい。
ひよこ豆のやうな、妹者の横にいるから、余計、そう思える。
ミ,,゚Д゚彡「息をするかのように、麻薬をすってそうだなあ」
私はびくりと、身構える。
電車などで近くにいたら、思わず違う車両に移ってしまうかもしれぬ。
ミ,,゚Д゚彡「うむ、だがしかし、今はそうも言ってられぬのだ」
仕えるべき、
そして愛すべきお嬢様の為である、
消えたはずの火を再度点火させ、
ロマンチックエンジンは再度動き出す。
ミ,,゚Д゚彡「おい、そこのおま――」
言いながら、駆けようとしたとき、頭になにかたらいのやうなものが落ちてきた。
「ああ!明日が!たねもみがーっ!」って騒ぐ役好きだなwww
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:41:06.41 ID:n0rnP6Uo0
ミ,,>Д<彡 「うっお…」
思わぬ後頭部の直撃に、私はよろめいた。
ロマンチックエンジンの火も、つゆ消えた。
と、いうかやばい、動けない。
気絶しそうなのである「走って酸素を消費しすぎたからだな」
言葉すら、もうでてこない。
「消灯の時間ですよ」
気絶しそうだ。
「大丈夫ですかー?」 と、私に駆け寄る人影と、
男に釣られ、ワゴンRに乗り込むお嬢様の姿を、
確認したところで、プツンと私の視界は黒に染まった。
意識を手放してしまった、
私が語れるのは、ここまでである。
私を大好きでいる読者諸賢には、
タイヘン申し訳ないが、一旦「さようなら」といわねばならない。
「さようなら、また会う日まで」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:42:23.78 ID:cdErgA4iO
しえ
103 :
藤崎瑞希 ◆zqmxZn/616 :2009/01/17(土) 00:44:14.71 ID:wtDuNh7G0
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:48:20.91 ID:n0rnP6Uo0
l从・∀・ノ!リ人「のじゃー」
再び、視点は私に戻ります。
あいや、ご無沙汰なのじゃ、ぺこり。
ロマンチック・エンジンに火を灯し、家を出たまではいいのですが。
何分、私はお嬢様です、世間知らずと相場が決まっています。
初めて一人で出た、外の世界は、
余りに広く、そして、騒々しくて。
始めはその自由さに
「おー!GTAみたいなのじゃー!」
と、喜び、駆けていましたが。
くう、という空腹の音に気付き、私は呆然としました。
l从・∀・ノ!リ人「ハッ、お金をもってきてないのじゃ!」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:52:01.87 ID:n0rnP6Uo0
家に帰れば、ご飯はいくらでもあります。
家に帰れば、お金もいくらでもあります。
ついでに、わがままを聞いてくれるしょぼい執事だっています。
が、今のワタクシは文字通り一文無し。
わがままを聞いてくれる人だって、イヤしません。
l从・∀・ノ!リ人「チーズケーキが…
あまあい紅茶といただきたいのじゃ……」
乾いた風に流されて、
言葉すら、消えてしまいました。
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:56:02.11 ID:n0rnP6Uo0
そんな時でした、ジョルジュとあったのは、
「お菓子が食べたい?なら働くんだな」
「働かざるもの食うべからずだ」「物知りだろ?おれはよ」
「丁度いい、人手が足りない仕事があるんだ」
「これを着て、車にのりな」
l从・∀・ノ!リ人「の、のじゃー!?」
無理やりトナカイの服を着せられ、
車にのせられてしまいます。
遠めで眠っている執事のフサらしき、影が見えましたが
アレはなんだったのでしょうか、幻影?
「……外の世界は仁義ないのじゃー」
思いながら、場面はようやく冒頭に。
長き、長き回想の終わりであります。
「ホントウに長かった!予想していた倍のレス数だ!」
と、だれかも呟いております、なむなむ。
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:00:49.66 ID:n0rnP6Uo0
そして、場面は冒頭の続きへと、参ります。
参りましょう。
l从・∀・ノ!リ人「あの、もし」
ふわふわのトナカイ服に身を包んだワタクシ。
対応するように、赤いサンタ服とツケヒゲの男に、尋ねます。
( ゚∀゚)「ん、どうした?」
l从・∀・ノ!リ人「いまから、なにをするのでしょうか…?」
私の問いに、ビッと笑顔で応えつつ、
男はハンドルを、ズバッと切りました。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:02:23.22 ID:n0rnP6Uo0
( ゚∀゚)「なにって」「みりゃわかんだろうが」
( ゚∀゚)「お前、今日はなんの日か知ってるか?」
「クリスマスだ」「クリスマス」
( ゚∀゚)「クリスマスに赤服とトナカイ着ぐるみの二人だ」
「なにするかぐらい想像つくだろうが」
l从・∀・ノ!リ人「おお、もしや!」
l从・∀・ノ!リ人「あの!クリスマスの名物!」
あの、コドモに夢を配る!
トナカイ役であるのが、至極残念ですが、やはりロマンチック。
精霊さまの仰ったとおり、歩いてみて正解だったのかもしれません
( ゚∀゚)「そう、そうだ」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:04:02.81 ID:n0rnP6Uo0
l从・∀・ノ!リ人「おお、もしや!」
( ゚∀゚)「そう、そうだ」
l从・∀・ノ!リ人「あの!クリスマスの名物!」
( ゚∀゚)「そう、そうだ」
( ゚∀゚)「泥棒だ、泥棒、察しがいいな」
l从・∀・ノ!リ人「そう!どろb…」
l从・∀・ノ!リ人「えぇー!」
思わず、叫んでしまいました。
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:05:55.46 ID:cdErgA4iO
wktk
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:06:18.51 ID:n0rnP6Uo0
l从・∀・ノ!リ人 「な」「なにをいってるのじゃー」
「常識的に考えてここは……」
( ゚∀゚)「常識?」「あほかお前」
「いや、あほだ、お前は」
「常識ってやつはなあてめえが18までに溜め込んだ偏見の塊のことなんだってば」
( ゚∀゚)「な?そうだろ?」
l从・∀・ノ!リ人 「……」
一抹の翳りも見せない、殿方の語りに
私は言葉をうしなってしまいます。
( ゚∀゚)「おいてくるか、もらってくるか」
「それだけの違いだろうが」
「あんま、かわりねーんだよ」「実はよ」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:09:42.32 ID:n0rnP6Uo0
泥棒という言葉に思わず私は、
昔再放送で見たアニメ、ドロンジョ的なのを想像してしまいます。
妖艶なる美女ととなり、ボンテージに身を包み、
「、女王様とおよび!」「やっておしまい」と言うワタクシ。
女王様となったワタクシを想像してみます。
l从;∀;ノ!リ人「そ、そんなのはイヤじゃー!!」
私の切なる願いもまた、
声にならない叫びと化し、洛中を駆け巡ったといいます。
あい、今日はここまで。 -中編・了-
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:10:15.86 ID:n0rnP6Uo0
以上、今日はここまで。
読んでくれた方、レスくらた方、感謝感激なのであります。
それでは、またあえる日まで
とりあえず乙
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:13:19.94 ID:cdErgA4iO
乙、続きもwktkしてみる
これは保守の必要無いんだよな?
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:29:48.10 ID:xindpSsHO
↑
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:51:38.62 ID:n0rnP6Uo0
ちょっと意識飛んでました、上記の通り、今日はもう書かないので
このスレを保守するのなら、もの申すを保守しましょう 後日また、改めてスレたてます
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
いまおいついた乙
閉じこめられる?