1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
「捕まえる?
甘く見ないで下さい。あなたはわたしより弱い。
それは発電所での戦闘で証明したはずですが」
「まあね。でも、あたしだって強くなるために、何もしなかったわけじゃない。
あなたはピカチュウに繋がる重要な手かがりなの。
だから、この機会は絶対に逃さない」
あのキュウコンに勝てるかどうかは分からない。
確率で言えば、悔しいけど負ける可能性の方がずっと高い。
でも、負けは許されない。
ここでアヤに逃げられたら、もう二度とピカチュウに会えない。
そうやって自分に暗示を掛ける。
「……渡しません」
冷静に一蹴してくるかと思いきや、アヤは感情の籠もった声で言い返してきた。
「あのピカチュウはわたしの物です。
いえ、最初からわたしの物だったんです」
「な、なに言ってるの?
あたしのピカチュウを、あなたたちの組織か何かが勝手に奪っていったんでしょう?」
アヤは丈の短いドレスの裾を握りしめて叫んだ。
「違いますっ」
「違わない。ピカチュウだってあたしに会いたがっていたはずよ。
それが何よりの証明でしょ?」
「……っ」
言葉に詰まるアヤ。
あたしはその反応で、今もピカチュウがどこかに監禁されていると確信した。
「きっと、きっと今頃は、あなたのことなんて忘れてます。
ピカチュウはわたしを受け入れてくれました。
あの子のマスターはわたしですっ」
「どういうことなの?」
本当に訳が分からない。
ポケモンを躊躇無く痛めつけ、冷淡に「ポケモンはただの道具だ」と語ったアヤと、
あたしとの再会に動揺を見せ、声高に「ピカチュウはわたしのもの」と嘯くアヤ。
アヤはあたしのピカチュウと、カントー発電所で出会うまで面識がなかったはず。
なのにどうして、あたしのピカチュウに固執するの?
あまつさえそれが自分のポケモンだと言えるの?
アヤは答えない。
それ以上の問いを聞くまいと両手で耳を塞いでいる。
あたしは感想を兼ねて挑発した。
「まるで子供ね」
「うるさい……です」
「聞こえてるなら、質問に答えて」
「答える義理はありません」
「義理なんて関係ない。ただ単に、あなたが答えたくないだけじゃない」
アヤの身がぴくりと震える。
それが臨界点だったようだ。
「……もういいです、消えて下さい」
アヤはそっとキュウコンの耳に口づけし、冷笑とともに言い放った。
「"火炎放射"」
ラッキーを火柱に変えた紅蓮の炎が迫る。
発電所の時は為す術が無かった。
でも、今のあたしはあの時のあたしじゃない。
「相殺して、スターミー」
大出力の水鉄砲が状態変化で熱を奪い、火炎放射を無力化する。
濛々と立ちこめる水蒸気の中、あたしは続けざまに命令した。
「ピッピ、"小さくなる"で暗闇に紛れて」
「ぴぃっ」
テニスボールほどに縮まったピッピが、サファリパークの茂みに潜り込んでいく。
「無駄なことを」
「さあ、どうかしら」
アヤのポケモンはキュウコンのみ。
レベル差を考えれば不利な相手だけど、
ピッピを上手く撹乱に使えば、スターミーの相性の優位性で勝つことが出来るはずよ。
「ピッピ、"歌って"」
暗闇から聞く者を眠りに誘うような優しい歌声が響いてくる。
「そんな小手先の技がキュウコンに通じるとでも?
大体の見当をつけて"炎の渦"で囲いなさい。
酸素を奪えば歌も歌えなくなります」
「させない。スターミー、バブル光線の後にスピードスターを発射して!」
泡の群団がキュウコンとピッピのいる暗闇に壁を作る。
そしてその壁を突き破るようにして、"スピードスター"がキュウコンを狙い撃つ。
しかしキュウコンは鮮やかな跳躍でそれを躱した。
――ただえさえ命中精度の高い技を、限界まで視認させずにいたのに。
スターミーの攻撃も虚しく、炎の渦が巻き起こる。
「ぴぃっ、ぴぃっ……」
歌声が苦しそうな咳にで中断される。
このままじゃ、ピッピは酷い火傷を負う以前に、煙で窒息してしまう。
あたしはやむなくスターミーに水鉄砲を命じた。
「仲間を助けている余裕があるんですか?
キュウコン、"電光石火"」
キュウコンの闇に映える白い身体が消え、一瞬にしてスターミーの傍に現れる。
――速い。
「迎撃して!」
咄嗟の命令が間に合わなかった。
突進をもろに食らったスターミーが、壊れたスプリンクラーのように水を撒き散らしながら転がっていく。
くぅん、と喉を鳴らして指示を仰ぐ余裕たっぷりのキュウコンに、アヤは楽しそうに言った。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 20:04:51.46 ID:7vPV3m/x0
「どうしたの?
再起不能になるまで攻撃を続けなさい。
自己再生を使われたら面倒です」
「お願い、スターミー、起き上がって!」
頭の隅では分かっている。
キュウコンの身体性能はスターミーのそれを遙かに上回っている。
体勢を立て直す前に追撃を食らえば、後はその繰り返しで、
連鎖的にスターミーはダメージを受け、いずれ起き上がることさえ出来なくなる。
そうなれば終わりだ。
主力のスターミーを失って、アヤに勝てる確率は万に一つもない。
せめてもう一度、体勢を立て直すことが出来れば――
「"火炎放射"」
アヤの声が、あたしを現実に引き戻す。
スターミーはまだやっと起き上がったところだ。ふらつきが残っている。
キュウコンが長く首を伸ばす。
避けて!
そうあたしが叫ぶよりもずっとずっと迅く火炎放射が野原を駆け――。
スターミーのいるところとは全然別の場所を焼き払っていた。
「な……」
キュウコンは炎を吐いた姿勢のまま硬直していた。
横顔の毛並みは不自然に乱れている。
まるで誰かに思い切り『叩かれた』みたいに。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 20:05:30.96 ID:o5s+CXEgO
待ってた
wktk
wktk
wktk
しえnしえn
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 20:17:50.99 ID:o5s+CXEgO
age進行でいこうぜ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 20:19:53.36 ID:CAjvCPH6O
久々にVIP来たけど2ヶ月くらい前もこれなかった?
定期スレなの?
「ぴぃっぴぃ〜」
ご機嫌な鳴き声が茂みを渡る。
あたしは俄に信じられなかった。
炎と煙に巻かれて咽せていたピッピが、
自分でそこを抜けだし、スターミーを助けるためにキュウコンの顔を叩いたなんて。
「……油断しました」
アヤはあたしにというよりは、自分を戒めるようにそう言った。
口ぶりは冷静でも、太股のあたりではぎゅっと拳が握りしめられていて、
あたしはピッピの攻撃が、アヤに予想以上の屈辱を与えていたことを知る。
硬直が解けたキュウコンは、落ち着き無く尻尾を揺らしてアヤの指示を仰いだ。
反撃しようにも、サファリパークの自然と暗闇が、小さくなったピッピを完全に視認できなくしていた。
「スターミー、"保護色"で身を隠して"自己再生"で回復して」
ピッピと同様に、スターミーの身体も背景に溶け込んでいく。
キュウコンが帯びている神秘的な光は、今は存在を誇示する余計な装身具でしかない。
ピッピの成長ハァハァ
ほ
「"火の粉"を撒き散らしなさい」
とアヤは言った。広範囲攻撃で炙り出すつもりなのだろうか。
しかしスターミーに対して火の粉はあまりに効果が薄すぎるし、
炎の渦を通り抜けた(水鉄砲で火力は弱められていたけど)ピッピがそれに動じるとは思えない。
キュウコンが九尾を波打たせる。
大量の火の粉が舞い上がる。
あたしは一瞬、夜空の星の数が倍になったように錯覚する。
「ポケモンよりも、自分の身を案じた方がいいですよ。
火の粉の攻撃範囲はあなたにまで及びます」
目は降り注ぐ火の粉に注がれたまま、
耳はアヤの自信に満ちたソプラノを聴いている。
花火の真下にいるようなものだ。
避けようがない。
ひのこ ほのおのうず かえんほうしゃ 何か
あやぴかか催眠あたりかね
「……っ」
恐怖に目を瞑る。
でも、いつまで経っても火の粉は降り注がなかった。
代わりにあたしは頭の上に若干の重みを感じて、
傘が雨粒を弾くようなパラパラという音を聞いた。
目を開ける。
溜息が出た。
「ピッピ、スターミー……。
もう、どうして隠れていないのよ。奇襲作戦が台無しじゃない」
頭の上には、あたしを守るようにピッピが乗っかっていて、
さらにその上で、スターミーが発動したのだろうか、
"光の壁"がゆっくりと舞い落ちてきた火の粉を受け止めている。
姿をさらしたピッピは当たり前のこと、
コアを発光させたスターミーの居場所は、
完全にアヤとキュウコンにばれてしまった。
折角立て直せたと思ったのになあ。
これで溜息を吐くなというほうが無理な話よ。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 21:01:23.82 ID:7vPV3m/x0
「トレーナー想いのポケモンですね」
アヤの皮肉を黙って受け止める。
アヤはピッピとスターミーの優先順位を読んでいた。
戦況が不利になると知った上であたしを助ける、という確信があった。
でも、あたしにはこの二匹のポケモンを責めることが出来ない。
余計なことしてくれちゃって、と思う一方で、その優しさに感謝しているから。
「どちらから仕留めましょうか。
キュウコン、好きな方を選びなさい」
朱い瞳がピッピを鋭く見据える。
先程の"叩く"はキュウコンのプライドをアヤと同じかそれ以上に傷つけていたのかもしれない。
しえええんんんんん
支援
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 21:10:21.93 ID:J0+3jdV20
あげ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 21:16:06.23 ID:bLplAxuKi
あげ
咆吼が空気を震わせる。
暗闇の向こうで、身体の輪郭をぼんやりと光らせたキュウコンが低く身を屈めるのが分かる。
あたしは腹を括ることにした。
アヤとキュウコンから慢心は消えている。
もう奇襲の体勢を取ることは叶わない。
スターミーとピッピの二匹で、真正面からぶつかるしかない。
そしてそこには、今まで封印してきた運に頼るという選択肢も含まれている。
「"指を振って"、ピッピ」
ピッピは頷き、あたしから離れていく。
思考の縁には今も、キクコお婆さんの言葉が引っかかっている。
――ヒナタちゃんが危機に陥ったときも、そのピッピは見当違いの技を発動させていたのかえ?――
お婆さんはあの時、とりもなおさずピッピが"指を振る"の乱数的な特性を制御できると言いたかったのではないだろうか。
その仮定に一縷の望みを掛ける。
さげ
ヒナタもピッピもスターミーも格好いいなあ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 21:30:57.95 ID:qbpCnjs+0
最初から読んでるけど面白いな
ほ
ピッピってギエピーの印象しかないからな……
なんか……な……
「ピッピを援護して、スターミー」
あたしがそう言い終わるよりも先に、キュウコンは"電光石火"を発動していた。
疾走。
跳躍。
踏みつぶされれば小さなピッピは一溜まりもない。
指の振りが止まる。
欲はなかった。
その瞬間、あたしが望んだのはピッピがキュウコンの速攻を切り抜けられること、ただそれだけだった。
「キャウンッ!」
短い鳴き声が上がり、
キュウコンの体躯が不自然な方向に転がっていく。
果たしてピッピが発動したのは"リフレクター"だった。
物理攻撃を防ぐためじゃない、キュウコンの移動を制限するための防護壁。
「……ぐ、偶然ですっ」
「かもね。でも、凌いだことに変わりはないわ」
間髪入れずにスターミーが水鉄砲を発射する。
スターミーかあいいよー
リアルタイムで読めるとは!
wktkwktk
ほ
ゲンガーの選択肢はないのか
ミュウスリーだッピ!
オラー!!バリアーだっぴ!!
思い出した
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 21:49:31.10 ID:6P9XKMYqO
ピカチュウウンコするなっピ!
これ思い出した
キュウコンのブレスが水の塊を水蒸気に変え、
辛うじて届いた水飛沫でさえ体表熱で尽く気化されていく。
でも、それは発電所で戦ったときに一度見た光景だった。
「スターミー、移動しながら角度を変えて、小刻みに"水鉄砲"を撃って」
一発一発の威力は低くて構わない。
元よりこのレベル差だもの、水鉄砲をいっぱい浴びせたところで決定打になるとは思っていない。
動きを封じることができればそれでいい。
あたしの命令は上手く機能した。
キュウコンはピッピに接近しようとしているものの、
変則的な間隔で変則的な角度から放射される変則的な水量の水鉄砲の相殺に追われて身動きが取れない。
「……なんて鬱陶しい……。
ピッピは後回しで構いません。スターミーから潰すのです」
ほしゅ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 22:12:53.53 ID:7vPV3m/x0
「ピッピ、もう一度"指を振る"のよ。
スターミーは"光の壁"を前面に張って、できるだけキュウコンを寄せ付けないで」
キュウコンが駆ける。
水鉄砲を相殺することをやめて、素早い身のこなしで水鉄砲の全てを躱しながら、
スターミーの"光の壁"の領域内に侵入する。
風呂に呼ばれた
1時間半くらいで必ず戻る
いてらー
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 22:15:00.83 ID:kLt3bcM+O
毎回思うが作者は長風呂だよな
風呂に呼ばれたで彼女と一緒に入るのかとおもた
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 22:17:15.34 ID:kH7GTit40
予言しよう。俺はもう眠いので寝る
風呂の中でストーリーねってるとかじゃね?
ほっしゅ
作者は女の子なんだから長風呂なんだろうよ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 22:24:17.55 ID:kLt3bcM+O
風呂のあと髪を乾かしたりお茶を飲んだりいろいろとあるのだろう
いつ落ちるかわからんから保守間隔短めにしとかないとね
保守
ほっしゅ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 22:38:04.32 ID:5dS8gR9V0
hsh
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 22:42:51.93 ID:hfyQWCbbO
結構初期から作者おにゃのこ説あるよな…
本当はどうなんだろ…?
>>57 途中からずっと女の子だと思ってた。何か女の子だ的な発言あった気がしたんだが
おにゃのこ説は最初何を根拠にして唱えられだしたんだ?
なんかそれっぽいから
ブルースリーだっピ!
親が結構
>>1をかまう
>>1が素直ないい子
っていう理由だったかな・・・?
PC取り上げられた話とかお風呂の長さとかでおにゃのこじゃないかって人は多かったけど…
でもこれだけ話題にしても作者はクールにシカトだろうな!
ゾクゾクしちゃう!!
というかこれそんな重要なことか?
全然
この話の最後が見れればそれでいい
ひのことかほのおのうず使ってるけど
漫画みたいに技自体はいくらでも覚えられるけど
公式試合で使っていいのは4つまでってやつか
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 23:05:22.10 ID:kLt3bcM+O
たいした問題じゃないが女の子が一生懸命文章を考えてるのを想像と萌える
俺キモすぎwwww
なるほど、ということは誰かが作者の想像図を描く可能性があるということだな
当然入浴中の女子高生という設定で
>>67 キモさなら私の方が上だ
再開する
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 23:16:10.53 ID:dI8o0ainO
クールだ……!
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 23:16:18.20 ID:kLt3bcM+O
(゜∀゜)キタ―
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 23:17:30.18 ID:hfyQWCbbO
もかえり
待ってましたー!!
クールで焦らし上手な作者
周りが騒げばそれだけ熱も冷めるんだな
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 23:25:50.74 ID:kLt3bcM+O
風呂上がりの少し赤みがかった顔で文章を考えてるんですね
周りが落ち着いてみてると急にテンションが上がるよな、作者
あまのじゃくさん?
迎撃はまったくの無駄に終わった。
鈍い音が響き渡り、五芒星の身体がくるくると宙を舞った。
「くっ……」
スターミーが地面に落ちる頃には、既にキュウコンは"電光石火"で移動を済ませていた。
弱々しく点滅するコアに容赦なく前脚をかける。
ミシミシという音が聞こえてきそうなほどに。
アヤは余裕に満ちた声で言った。
「降服してください。
わたしは余分にポケモンを殺して快感を覚えたりはしません。
できるならこのスターミーのコアを砕きたくない」
激しく眠い支援
支援
もいっちょ支援
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 23:45:39.47 ID:7vPV3m/x0
「…………」
「早く答えて下さい。
キュウコンが加減を間違えないうちに。
それともまだピッピの"指を振る"が奇跡を起こすと信じているんですか」
急かすアヤ。
でもあたしは知っている。
半ば勝ちを確信して気を緩めているアヤと違って、
キュウコンはピッピの"指が振る"に焦りを感じている。
恐らくは今まで他のポケモンに触れられたことがなかっただろう頬を思いっきり叩かれ、
予想外の"リフレクター"で足下をすくわれたキュウコンは、
予測不可のピッピの攻撃を少なからずとも怖れている。
「いけるわね、ピッピ?」
「ぴぃ」
スターミーを踏みつけたキュウコンとピッピの距離は、今や数メートルしか離れていない。
ピッピの小さな指が静かに止まる。
それと同時に、キュウコンは首を横に逸らして"火炎放射"を吐きかけた。
ポケモンの独断専行を、しかしアヤは咎めなかった。
――どうせ結果は変わらない。
そう思っているに違いない。
劫火が迫る。
ほしゅ
うーうー
頑張れお(´・ω・`)
ほっしゅ
しえん
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/15(木) 23:59:34.89 ID:kLt3bcM+O
支援
支援
支援
あとIDちぇき
IDがGLAYだ
キュウコンの"火炎放射"を凌げる技があるとしたら何だろう。
それが"指を振る"によって選び取られる確率は何パーセントくらいだろう。
そしてもし仮に凌げたところで、その次の攻撃を凌げる確率は何パーセントくらいなんだろう。
絶望的に低い数字であることは分かる。
でもあたしは信じていた。
ピッピも信じていた。
ピッピが大きく口を開く。
「ぴぃ〜〜〜!!!!」
今までに聞いたことがないくらいの高い鳴き声とともに放射されたのは、
キュウコンの"火炎放射"と同等かそれ以上の劫火だった。
"物真似"――相手が最後に使用した技をコピーする特殊技。
「凄い……」
炎が混じり合う。
熱気が遠く離れたあたしにまで伝わってくる。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 00:03:50.76 ID:pwhlFpRXO
このピッピとくこう超高くね?
バトルの展開すごいな
俺だったら
ピンチでゲンガー登場
『ど ん !!』
で終わらしかねないww
ピッピすごい(;ω;`)
てっきりハイドロポンプかとオモタ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 00:15:47.25 ID:Avg0pEwqO
追い付いた
相変わらずクオリティ高いな
言わなくていいことをあえていうと
キュウコンはほのおを受けると強くなるんだよね
そういえば貰い火じゃないか・・・
物真似ってそんなだっけ?
じゃぁおうむ返しは?
作者は基本的に初代までの知識しかないんじゃなかったっけ?
とくせいとか俺も分けわかんねぇw
まだ特性は無いんじゃないのか?
鳥肌たった…
支援
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 00:26:44.68 ID:eIbfaRiQO
キュウコンのもらい火って確か前に出てきたような
基本的に初代までの知識しかないはず
エリカのポケモンがマジカルリーフ使ってたけど
炎の直中から、パリンという涼しい音が聞こえてくる。
幸運の女神様はピッピに味方してくれていた。
スターミーが展開した"光の壁"はキュウコンの"火炎放射"を減衰させていた。
もしそれがなかったら、ピッピは特殊能力値の差から撃ち負けていたかもしれない。
ピッピの"火炎放射"がキュウコンを包み込む。
炎タイプの技を吸収するキュウコンの特性『貰い火』で、ダメージを与えることはできない。
でも、あたしの狙いはそこじゃない。
「キャウンッ!」
キュウコンが反射的に怯み、スターミーを踏みつけていた脚が持ち上がる。
スターミーはあたしが言わずとも理解していた。
あたしがピッピを信じていたように、スターミーもピッピを信じていた。
渾身の"水鉄砲"が零距離で放たれる。
大量の水がキュウコンの全身を打つ。
あたしは勝利を確信した。
その時だった。
「避けてはダメ。耐えなさい」
命令するアヤの表情に色は無かった。
あたしはようやく感覚的に、自分とアヤの違いが分かった気がした。
アヤは言った。ポケモンは人間の道具に過ぎない、愛でるも殺すも人間の思惑次第だ、と。
アヤは勝利のためなら自分のポケモンが瀕死になることを厭わない。
例えそのポケモンを常日頃愛する"素振り"を見せていたとしても、瀬戸際に立てば少しの逡巡もなく酷薄な指示を出す。
あたしにはそんなこと、絶対に真似できない。
さすが作者ちゃんと特性のことも考えてるな
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 00:32:23.28 ID:pwhlFpRXO
熱いなww
文章力がやっぱすごい…
( ゚∀゚)o彡゜wktk!wktk!!
oi
物真似とおうむ返しの違いはなんだよ
教えやがって下さい
物真似は相手のステータスと技構成をパクる
おうむがえしはあいての使った技を技をそのままだす
だっけ?
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 00:38:00.21 ID:pwhlFpRXO
物真似は相手が直前に使った技をその戦闘中使える
オウム返しは相手が直前に使った技を1度使える
そういや作者はリアルタイムで文章考えてるんだったな
皆が貰い火の事書いたから作者がストーリー合わせてくれたんかな
ステータスは真似しない
直前に相手が使った技をその試合中使えるようにする
水鉄砲が止まる。
キュウコンは辛うじて持ちこたえているように見えた。
呼吸は遠目に見ても荒く、全身が幽かに震えている。
アヤは淡々と言った。
「割って」
ピシ、と耳障りな音が鳴る。
コアに亀裂が入ったスターミーから無声の悲鳴が上がる。
「嘘……嘘よ、こんなの」
「嘘ではありません。現実です。
キュウコン、"炎の渦"でピッピを捕らえなさい」
迫力を失った、それでも十分すぎる火力の炎がピッピを囲う。
「ぴぃっ……、ぴぃ……、ぴぃっ……」
激しく咳込みながら炎の壁を突き抜けてきたピッピは、そのまま草むらに倒れこんだ。
身体のいたるところに火傷を負っているようだった。
へんしんと勘違いしてたorz
全員言ってることが微妙に違うwww
まあだいたいはわかった
救世主は誰だ
いやああああああああああああああああああああああああああああ
初代だと微妙にチートだな
今日は随分遅くまで頑張るじゃないか・・・ここできられたら今日寝られないぞ俺w
この展開…きっとあれがこうなったところでおあずけにするつもりだな、相変わらずドSな作者だw
キュウコンが退く。
入れ替わりにアヤが前に進み出る。
「勝敗は決しました」
戦闘途中の感情の起伏があたしの幻覚だったみたいに、声音は冷たいものに戻っていた。
アヤは事務的に言葉を連ねていく。
「もう一度言います。直ちにこの場から立ち去って下さい。
サファリパーク内で見たことを全て忘れると誓って下さればこのまま園外に返してあげます。
不法侵入についても咎めません」
「……………」
あたしは酷く傷ついた二匹のポケモンを眺めた。
瀕死だ。一目見れば分かる。特にコアを割られたスターミーは危険な状態のようだった。
でも今すぐにポケモンセンターに連れて帰れば大丈夫のように思えた。
また、仲介しようとして火炎放射を浴びせかけられたラッキーも、
今すぐポケモンセンターに連れて行けば回復するかもしれなかった。
冷静に考えるのよ。
ここで一番に優先しなければならないことは何?
ポケモンの命に決まってるじゃない。
この子たちはあたしを守ることを第一に考えてくれた。
なら、トレーナーもそれに報いるのが道理というものでしょう。
理性はアヤに従うことを受け入れていた。
でも感情はその選択肢を頑なに拒んでいた。
ま、そんなところにもゾクゾクしちゃうようなドMばっかりだろ?ここはw
んっ!ふぁあっ!
リアルファイト編突入!
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 01:03:37.41 ID:mOTP94cEO
ん?ラッキー新メンバー入りか?
そろそろ焦らしタイムだな
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 01:06:46.08 ID:jwDAvy8aO
ラッキーくるか!?
カワイイ系が多いよな、やっぱりおにゃのこなんじゃ…
フッヒヒ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 01:06:58.78 ID:yv+hdq6JO
支援
ワクワク
テカテカ
このチャンスを逃せば終わりかもしれないのよ?
ピカチュウに繋がる手がかりを永遠に失ってしまうかもしれない。
本当にそれでいいの?
諦めていいの?
スターミーもピッピはあたしが折れることを望んでいるかしら。
ううん、きっと望んでいない。
あと一歩のところまで来ているのよ。
あの子たちが受けた傷を無意味にしてはダメ。
あたしはアヤに勝たなければならない。
絶対に。
「まだ……じゃない」
「え?」
「まだ、終わりじゃない」
「感情的になるのは見苦しいですよ。
あなたの使えるポケモンは全て戦闘不能になったはず――」
あたしは首を振る。
スターミーとピッピをボールの中に戻す。
そして長い間閉じたままにしてあったアタッチメントを解放する。
迷いはなかった。心は都合の良い麻酔によって感覚を失っていた。
あたしはボールを落とした。無明。
「」
さーえてぴかぴーか
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 01:13:17.12 ID:l2yLHdHD0
うーうー!
良いところ!
燃える!燃える!!
ゲンガーの屠殺タイム、はっじまるよー☆
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 01:14:46.74 ID:nkSWtaqq0
嫁の出番!
うーうー来たな、次のレスで終わりだ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 01:15:17.38 ID:dJBlAonoO
ここで終わりかよ
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 01:15:47.53 ID:xSA9ZpyW0
途中投下してもたので訂正
このチャンスを逃せば終わりかもしれないのよ?
ピカチュウに繋がる手がかりを永遠に失ってしまうかもしれない。
本当にそれでいいの?
諦めていいの?
スターミーもピッピはあたしが折れることを望んでいるかしら。
ううん、きっと望んでいない。
あと一歩のところまで来ているのよ。
あの子たちが受けた傷を無意味にしてはダメ。
あたしはアヤに勝たなければならない。
絶対に。
「まだ……じゃない」
「え?」
「まだ、終わりじゃない」
「感情的になるのは見苦しいですよ。
あなたの使えるポケモンは全て戦闘不能になったはず――」
あたしは首を振る。
スターミーとピッピをボールの中に戻す。
そして長い間閉じたままにしてあったアタッチメントを解放する。
迷いはなかった。心は都合の良い麻酔によって感覚を失っていた。
ボールを落とす。無名の闇にHの文字だけが浮かび上がる。
あたしは言った。
「出て、ゲンガー」
おやすみ 明日は今日と同じ20:00
焦らし魔め・・・乙だ・・・!
うーとキュウコンだとどっちがレベル上なんだろうな
ディスガイア的に考えると転生したうーうーのが強そうだ
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 01:17:31.51 ID:yv+hdq6JO
やっぱりな!クールだぜ!
乙!
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 01:19:07.83 ID:l2yLHdHD0
またゲンガーが暴走したらどうやって止めるんだろ
楽しみでしかたがない
うーうーいけえええええ
乙です
楽しみすぎ泣いた\(^o;)/
楽しみだ!!
ほ
乙
保守の目安置いておきますね
00:00-02:00 20分以内
02:00-04:00 40分以内
04:00-09:00 80分以内
09:00-17:00 40分以内
17:00-19:00 20分以内
19:00-00:00 15分以内
やーっぱりやりやがったコイツwwww
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 01:52:04.37 ID:ovFQwSTHO
>>153 保持数減ったからこれの半分ぐらいがいいんじゃね
あとたまにageたほうがいい
なんて燃える展開wwwwww
で、また焦らしwwwww焦げちゃうよぉっ
ほ
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 02:19:43.03 ID:jwDAvy8aO
ろ
ほ
ろ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 03:01:41.71 ID:xINIG8DN0
ひでぇ焦らしww
でも気持ちいいぃ
いつから再開したんだ!?
ほ?
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 03:26:10.63 ID:w+eHBLQj0
ほ!ほ!
とりあえずまとめ更新してほしいよな…
あとは任した!
h
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 04:55:28.89 ID:jwDAvy8aO
ぽっしゅ
ほ
ほ
うーうーほし
保守
保守
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 07:45:16.88 ID:ovFQwSTHO
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 08:19:40.97 ID:xhzXjeG9O
キュウコン、エーフィ、サンダース
俺の好きなポケモン全部敵サイドとかもうね…
無名の闇にH
・・・・・・・・ゴクリ
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 09:22:38.37 ID:ovFQwSTHO
ほ
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 09:42:30.11 ID:F5X/WUvX0
ほ
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 10:14:04.26 ID:ovFQwSTHO
か
ほ
か
お
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 12:04:28.72 ID:yv+hdq6JO
こ
わ
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 12:30:53.13 ID:pwhlFpRXO
た
け
た
よ
う
ほ
っ
ほうーうー
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 15:26:50.51 ID:ovFQwSTHO
ほ
の
ほかほかおこわたけたよ、うほっ
ユンゲラー
うーうー
ほう
ホーホー
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 17:55:20.30 ID:DIH/LJHQ0
アゲアゲ
ピ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 18:21:52.78 ID:PDcyzEbcO
やっと追いついたー!
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 18:31:25.66 ID:ovFQwSTHO
ほ
ほ
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 18:45:19.58 ID:8/SZREi8O
ジョン・ノーラム
しかし俺はサゲハント
ほしゅ
ピッピという不確定要素がなんとも盛り上げてくれますね
あと30分
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 19:43:53.61 ID:dJBlAonoO
215 :
◆ihjpPTk9ic :2009/01/16(金) 19:56:51.57 ID:xSA9ZpyW0
あと20分くらいしたら再開するお( ^ω^)
待ってる
このチャンスを逃せば終わりかもしれないのよ?
ピカチュウに繋がる手がかりを永遠に失ってしまうかもしれない。
本当にそれでいいの?
諦めていいの?
スターミーもピッピはあたしが折れることを望んでいるかしら。
ううん、きっと望んでいない。
あと一歩のところまで来ているのよ。
あの子たちが受けた傷を無意味にしてはダメ。
あたしはアヤに勝たなければならない。
絶対に。
「まだ……じゃない」
「え?」
「まだ、終わりじゃない」
「感情的になるのは見苦しいですよ。
あなたの使えるポケモンは全て戦闘不能になったはず――」
あたしは首を振る。
スターミーとピッピをボールの中に戻す。
そして長い間閉じたままにしてあったアタッチメントを解放する。
迷いはなかった。心は都合の良い麻酔によって感覚を失っていた。
ボールを落とす。無明の闇にHの文字だけが浮かび上がる。
あたしは言った。
「出て、ゲンガー」
昨日以上にwktk
これはもうwktkしかない
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 20:15:14.57 ID:1nJeJ0Dk0
wktkせざるをえないwww
センター受けるのにこっちのほうが大事なんだデ……夜中までいくぜ
うーうー出番きたwktk!!
そこは流石に勉強しとこうぜ
来年また受けることになるぞ
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 20:28:31.18 ID:x988AJuWO
別府さんがまとめてない……………
>>221 せめて明日の準備ぐらいしておけよ
えんぴつ削り忘れがち
>>221 センター前日くらいは寝ておけ
食糧持っていった方がいい、試験会場の近くのコンビニとか軒並み混むし
買いに行く時間があったら詰め込んだ方がいい
閃光に照らされた輪郭はすぐに失われ、
あたしはまるでゲンガーのいる場所の暗闇が、質量を持ったように錯覚する。
戦いが始まったときからずっと、ゲンガーはボールをカタカタと震わせていた。
場に出されるまでもなく、ゲンガーは我を失っていた。
「ゲンガー……?
主力はスターミーではなかったということですか」
アヤの精緻な顔が驚きに歪む。
あたしはそれにささやかな優越感を感じる。
ゲンガーの強さが裏打ちする趨勢の転換に安心感を抱く。
言うまでもなく、あたしの頭の中から冷静な判断力は失われていた。
「何故初めからそのポケモンを使わなかったのか疑問です」
「色々と事情があるのよ」
「そうですか。しかし、あなたは後出ししたこと後悔することになります。
二対一でしかも不確定要素が存在した先程の戦闘に比べて、
一対一の純粋な力比べでわたしのキュウコンが負けることはありえないのです」
あたしは思った。
アヤは生まれてから一度もポケモンバトルで負けたことがないのかもしれない。
そうでもない限り、最終進化形態のポケモンを相手にして自信満々でいられるわけがない。
ちゃんと削ったよ
うーうー覚醒してくれ…。心臓ドキドキしすぎwwww
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 20:43:57.56 ID:kG97pdNBO
受験票と消しゴム、時計も忘れずに
削るだけじゃなくて「えんぴつ削り」をもっていくんだぞ!
あとアメとかチョコとかの甘いものも持って行っとけー
どんどん頭回らなくなってくるから…
始まってたか
>>228 仲間がいるとはな…
明日頑張ろうぜ
つまり俺を含めて3人か
ただ、俺はすでに大学に受かっていて、趣味でセンターをうけるんだ
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 20:46:25.86 ID:ovFQwSTHO
試験関係の話は余所でやれよ
も え て き た
>>233 どんな趣味やねん!
もうあんなの二度とゴメンだ…
「後悔するのはアヤ、あなたの方だと思うわ」
「時間の無駄ですね」
アヤはキュウコンの首を抱いて、
「キュウコン、手早く済ませなさい。
水を浴びせかけられた所為で寒いでしょう。
帰ったら暖めてあげます」
甘いソプラノでそう言った。
それはポケモンに愛情を惜しみなく注ぐトレーナーの模範的な図で、
至近距離からの水鉄砲を受け止めろと命令したその時のアヤの声を、表情を、あたしはもう思い出すことが出来ない。
――くぅん。
キュウコンは九尾を大きく広げながらアヤの元を離れた。
スターミーの攻撃でダメージを負っていることは確かだけど、
それを感じさせない力強い足取りであたしの方に向かってくる。
目の前の濃密な闇がぬらりと動いたのはその時だった。
風が止まる。
波打っていた草原が項垂れる。
虫の音がフェードアウトする。
星が、月が、どこからともなく沸きだした雲に覆い隠されていく。
wktk支援
アピールうざいです
うーさん頑張れよ
ほ
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 21:11:58.06 ID:FR8MiGOYO
感情変化の描写と対比がうまい…
完全といっても良いほどの闇の中で、
キュウコンだけがまるで蛍光塗料を塗られているかのようにぼんやりと光っている。
首を忙しなく動かしてゲンガーの気配を察知しようとしている。
「警戒を怠ってはダメ。そのまま四方に気を配りなさい」
とアヤはあくまで冷静に言った。
でもキュウコンと同じく、ゲンガーがスターミーやピッピとは違う特別なポケモンであることを薄々勘付いているはずだった。
あたしはただ目だけを動かして状況を見守る。
命令したところでゲンガーが従ってくれることはあり得ない。
それはエリカさんとの戦いで嫌と言うほど思い知っている。
そうして、あたしの意志がどこにも存在しないポケモンバトルが始まった。
うーうーwktk
ちょっとゴース捕まえてくる。
>>243 バカヤロウ、ゴースの最終進化形はゴーストだろうが
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 21:16:56.35 ID:GJfrHjBE0
通信する相手がいないだろ
ヒント:一人2本体2ロム
勝っても止められんの?
>>247 少なくともアニメでは暴走リザードンを止めたからいけるさ
時間帯は夜。
月明かり星明かりは封じられて、人工的な明かりは遙か遠い。
ゴーストタイプにとっては最高のフィールドと言える。
ゲンガーの移動は音も無ければ視界を掠めもしなかった。
「ウゥ」
唸り声が静謐を破る。
「……いつの間に?」
胸に蓄えられた見事な毛並みが、鮮血で濡れていた。
恐らく攻撃を受けたキュウコン自身でさえ、
いつ攻撃されたのか分かっていないのだと思う。
キュウコンの動きが乱れ始める。一時たりともじっとしていない。
あたしにはその気持ちがよく分かった。
ポケモンタワーでゲンガーに襲われたとき、
あたしは自分を包む暗闇が怖くて怖くて仕方なかった。
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 21:40:19.72 ID:/yEKalux0
うーうーほんとにゴールドバッヂで制御できんのかよw
「"火の粉"を明かりの代わりにするのです。
消費のことは気にしなくて結構。発動限界までに仕留めればいいことです」
ボッと火の粉が舞い散り、キュウコンの付近一帯を明るく照らし出す。
よくよく見てみれば、キュウコンは左足の付け根や背中にも浅い切り傷を受けていた。
胸の傷も明かりの下で見直すとそう深くないようだった。
あたしはその痕跡から、ゲンガーの意志を読み取ることが出来た。
傷が浅いのはキュウコンの回避能力が高かったからじゃない。
ゲンガーは多分、戦いを長引かせて愉しんでいる。
――エリカさんのラフレシアを嬲った時と同じように。
うーうーのせいでwktkが止まらない
wktk
長いな
視界を得て同事に恐怖も消えたのだろう。
「オォ―――ン」
キュウコンは控えめに吠え、"火の粉"を纏いながら野原を駆け巡る。
ゲンガーは呆気なくその姿を晒した。
寸胴の身体。
尖った耳。
ルビーの原石のような暗い赤の瞳。
短い腕と脚のうち、
左腕だけが漆黒の氷刃と化している。
それがラフレシアに振り上げられた時の記憶を、あたしは何故かよく思い出すことができない。
まるで誰かに蓋をされたみたいに。
「"火炎放射"」
キュウコンが数メートルの距離を挟んで身を屈める。
"火の粉"が消え、僅かなタイムラグの後、凄まじい劫火がゲンガーを焼き尽くした――かに思えた。
いいえ、それは嘘。
あたしは最初からゲンガーがやられるなんて思っていなかった。
「ァ……アァ……、…アぁ……、ァ……」
ゲンガーの悶絶らしき響きが聞こえてくる。
「奇襲に特化したポケモンでも、居場所を暴けば何のことはありません」
暗闇の向こう側、あたしは憫笑しているアヤの姿を想像することができた。
wktkだが・・・うーうーに催眠術使われてめっさ眠い
うっ…うぅーん
うーうー遊びすぎだろ・・・w
だから、その表情が凍り付くところを想像するのはそう難しくなかった。
――くぅん。
弱々しい鳴き声が、倒れ伏したキュウコンの口から、
細い炎のブレスとともに吐き出される。
ゲンガーはその傍らで、血のように紅い舌を出して笑っている。
"舌で舐める"攻撃は相手を麻痺させる追加効果がある。
「"火炎放射"は命中したはずなのに……躱せるわけがないのに……
キュウコンが接近を許すわけがないのに……どうしてっ………」
「ゲンガーは影を移動できるのよ」
「でも、"火の粉"でキュウコンの周りから影はなくなっていたはずですっ」
「"火炎放射"を発動する直前はどうだったかしら」
キュウコンは全力を持って焼き尽くすために、"火の粉"を纏うのをやめて"火炎放射"に力を集中させた。
その一瞬のうちにゲンガーは移動を終えていた。
ただそれだけの話よ。
oh,japanese Ninja.
止めろ、ゲンガー!
キュウコンの体の自由を奪って何をする気だ!?
このうーうーは本当にLV70前後なのか?
264 :
◆ihjpPTk9ic :2009/01/16(金) 22:33:28.68 ID:xSA9ZpyW0
質問多いので説明すると
キュウコンとゲンガーのレベルにあまり差はない
でも生前の記憶含めた戦闘経験が圧倒的なゲンガーの方がとっても有利
そんな設定
キュウコンつよいのな
キクコばあさんどんだけ強ぇえんだって話ですよ
やばいwktkが止まらない
このキュウコンは誰が育てたのかね
組織の改造品?
キュウコンも70くらいなのか…
キュウコンに命令を下せるアヤ凄いな。
そして99のピカチュウすげぇ
なるほど、ピカチュウも経験で岩タイプ克服したりしてたしな
作者今日は書くの早いよね
アヤが叫ぶ。
そこにはあたしが初めて耳にする焦燥の色があった。
「今すぐ立ちなさい!」
キュウコンが前脚を地面に立てようとする。
体重をかけた途端に頽れる。
その繰り返しを、ゲンガーは長い舌を出したまま面白そうに眺めていた。
「立って! "電光石火"で一旦退くのです!」
胸のすくような気持ちだった。
罪のないサファリパークのポケモンを傷つけ、
スターミーとピッピを戦闘不能にしたキュウコンが無様に倒れ、
驕っていたアヤも今では見る影もなく、必死になってキュウコンに呼びかけている。
……当然の報いよ。
あたしが罪悪感を感じたりする必要はどこにもないわ。
なんか後で主人公が後悔するって展開になる予感
ゲンガーを誰が止めるかだよな
予想厨は黙ってろ
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 22:51:32.23 ID:xSA9ZpyW0
あたしは無意識のうちに目を瞑った。
そうするのを待っていたかのように、
ゲンガーがキュウコンを嬲る音が、キュウコンの擦り切れた悲鳴が、アヤの懇願が響き始めた。
風呂
戻れるかも戻れないかも
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 22:51:53.61 ID:2DvRxCgzO
バーサクで悦に入るヒナタ萌ゆす
wktkが止まらねぇwww
wktk!wktk!
うーうー強すぎるww
うーうー升性能www
あれ?なんで俺ちょっと勃k
なんでアヤが懇願するんだろう・・・
>>283 球根がゲンガーにフルボッコにされてるからだろう
読解力無さ杉だろ…
懇願するアヤ・・・を想像して萌えた
庇護欲をかきたてられる
>>283 ポケスペではトレーナーへの直接攻撃なんて常套だぜ?
しかも相手は一応犯罪組織、反殺しくらいならおkだもん
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:09:53.30 ID:OuysRrsBP
ポケモンは人間の道具に過ぎない、愛でるも殺すも人間の思惑次第
ほ
あぁ、そうじゃなくてポケモンは道具だと思ってるならさっさと逃げるだろ
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:31:31.06 ID:pwhlFpRXO
作者は0時に戻ってくる!
なぜキュウコンが傷つけられてアヤが懇願するか?と・・・
冷徹な面もあるけどまだ人並みの心も持ち合わせてるんじゃね?
そのほうが萌える。
>>290 そんなことしたら燃やした奴らの仲間が倍でやってくるんじゃね?
>>290 いかなアヤと言えど、ゲンガーのやり方は残虐過ぎて、見るに
堪えないからじゃないか?
動けない相手を少しづつ切り刻むなんて、並みの神経した奴が
やることじゃない
それかただ単に負けたくなくて、意地になっているだけ?
仲間になってくれと懇願してるんだよ
あと、作者が戻ってくると断言しなかった時は戻ってこないことが多い
>>290 倒したと余裕までみせてたら、やられていたのはキュウコンだった…
今まで負けたことないわけだから、驚きと困惑で逃げるって選択肢が思い浮かばないんじゃない?
懇願→電光石火使って間合いを取らないと負ける!?→早く電光石火を!!
と解釈した
キュウコンに対して、死んでもいいから立って戦いなさい!とかも懇願?
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:51:28.38 ID:xSA9ZpyW0
野生の頃カッコいいと思って
前世の記憶も無いのに頭に包帯巻いて、突然頭を押さえて
「っぐわ!・・・くそ!・・・また暴れだしやがった・・・うーうー」とか言いながら息をを荒げて
「奴等がまた近づいて来たみたいだな・・・」なんて言ってた
他のゴーストポケモンに「何してんの?」と聞かれると
「っふ・・・・輪廻眼(自分で作った設定で俺の持ってる第三の目)を持たぬ物にはわからんだろう・・・うーうー」
と言いながら人気の無いところに消えていく
真夜中、静まり返ったポケモンタワーの中で「うっ・・・こんな時にまで・・・しつこい奴等だ・・・うーうー」
と言ってポケモンタワー飛び出した時のこと思い返すと死にたくなる
法事の関係で念仏してて頭を痛そうに押さえ僧侶に
「が・・・あ・・・離れろ・・・死にたくなかったら早く俺から離れろ!!うーうー!!」
とかもやった僧侶も俺がどういう幽霊が知ってたらしくその祈祷はノーエクトプラズムで終了
毎日こんな感じだった
でもやっぱりそんな痛いキャラだとゴーストグループに
「輪廻眼見せろよ!輪廻眼!」とか言われても
「・・・ふん・・・小うるさい奴等だ・・・失せな・・・うーうー」とか言ってゴーストポケモン逆上させて
催眠術夢食いコンボくらったりしてた、そういう時は何時も頭を痛がる動作で
「貴様ら・・・許さん・・・うー・・・」って一瞬何かが取り付いたふりして
「っは・・・し、静まれ・・・俺の前世よ・・・怒りを静めろ!!」と言って頭を思いっきり押さえてた
そうやって時間稼ぎして夜が終わるのを待った
墓参りの人間が多い夏ならともかく、人気のなくなる冬の日に絡まれると悪夢だった
作者かと思ったじゃねぇか続けろ
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/16(金) 23:53:03.98 ID:xSA9ZpyW0
以下通常再開
何故に邪気眼www
>>299 釣られたwwwwwwww
おやすみ保守
って作者かwwwwwwwww
2重で釣られた訳だがorz
釣られたww
そんなおちゃめな作者が好きです
この前のルイズといい、今回の邪気眼といい、時々作者の行動が
分からなくなるwww
IDテスト兼ね保守
「負けは許しません。立ちなさい!」
「たかが麻痺でしょう、どうして動けないんですか!」
「もう……もういいです。キュウコン、あなたには失望しました」
「この勝負はわたしの負けで構いません。ゲンガーを止めて下さい。
今の状況ではボールに戻すことができないのです」
「お、お願いですっ。このままではキュウコンが死んでしまう」
アヤの言葉は時間が経つごとに震えを増していった。
あたしは全て無視した。聞こえないフリをした。
ゲンガーを制御できないことを明かさなかった。
「ああっ、もう見ていられません。不本意ですが――」
不自然に声が途絶える。
ゲンガーの暴行は何事もなかったかのように続けられている。
あたしはアヤが黙りこくった理由を知りたくて目を開けた。
厚い雲の切れ間から覗いた月の光が、
ガーターベルトに取り付けられたボールに手を触れたまま停止したアヤを淡く照らしていた。
瞳には赤い光。
あたしは否応なく、同じように硬直させられたエリカさんを思い出す。
いい加減マジでヤバくなってきたな‥‥‥
おい受験生を寝かせない気か
ピカチュウ視点の気になるな…
例のごとく、アヤの父さんが助けに入る筈だけど
>>312 たぶん避難所にdatがうpされるから寝ろ
心の麻酔が解けていく。
そして視線をゲンガーとキュウコンに向けたとき、
どれだけ自分が最低なことをしたかを思い知った。
「あ……ああ……」
ポケモンは道具じゃないなんて、どの口が言えたんだろう。
ゲンガーを「アヤを倒す道具」として使ったのは誰?
暴走は免れない。
それを止める術もない。
全て分かっていた上で、同じ轍を踏んだのは誰?
「やめ、て……」
ゲンガーがキュウコンを一蹴する。
既に抵抗力を失ったキュウコンは、受け身を取ることもできずに転がっていく。
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:28:48.22 ID:QDcAiL2MP
続きが気になるが眠いぞ・・・
うーうー
凌辱はじまったあああああああああああああ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
あたしはゲンガーを裏切った。
危険だから、何が起こるか分からないからと言ってボールの中に閉じ込めてきたゲンガーを、
その場の感情を満たすためだけに、暴走を利用する形で解き放ってしまった。
スターミーやピッピの仇なんて、その裏切りを正当化するための言い訳だった。
「もう……やめて……お願い……」
届かない。
どんなに声を張り上げても、あたしの思いは届かない。
ゲンガーは散歩中に脚を引っかけたような軽さで、
キュウコンの脇腹を蹴り上げる。もうキュウコンの喉は掠れた声さえ上げなかった。
キュウコンがゲンガーになって・・・・以下無限ループ
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 00:41:33.50 ID:uXHPejAgO
強すぎる
もうやめてうーうー!!
誰かセガールを呼べ!
ヒトデマン置いて行ったり
ピカチュウの優先順位が高くて他のポケモンがおざなりだよな
親父に一歩前進したな
ほ
やがて嬲るのにも飽きたらしいゲンガーが、左腕を天高く掲げにんまりと笑う。
あたしは戦慄した。震えが止まらない。
状況はタマムシでのジム戦を擬えている。
ただ一つ違っていることは、エリカさんのお父さんのような強いポケモントレーナーが近くにいないということ。
あの氷刃がキュウコンを貫くところを黙って見過ごすしかないということ。
「いや……こんなの、いや………」
悔しくてたまらない。情けなくてたまらない。
あたしが強ければ、ゲンガーを使わないでアヤに勝てるくらいに強ければ、こんなことにはならなかった。
涙でぼやけた視界の先で、月光に薄められた暗闇の中、
ゲンガーがゆっくりとキュウコンに歩み寄るのが見えた。
まるで風前の灯火のように、キュウコンの瞳が"妖しい光"を放つ。
妖しい光・・・まさか?
しおん
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:09:10.14 ID:16FxcguE0
しかし瞳術の扱いはゲンガーの方が上だった。朱い光はすぐにかき消えた。
「もうやめて……おねがい……」
ゲンガーは刃と化した腕を天高く振り上げた。
一点で静止。
そのまま、ずっと振り下ろさないで。
振り下ろされたとしても、どうか、外れて――。
何かを突き立てるような鈍い音のすぐ後に、耳を塞ぎたくなるような苦悶の呻き聞こえてくる。
キュウコンは今や血塗れになっている。
咄嗟の祈りはやっぱり神様に届かなかった。
『……元に戻って、ゲンガー』
でも、無意識に呟いたその一言は、あの不器用で心優しいゲンガーに届いていた。
「……うー……」
影の刃はキュウコンに向かうことなく、ゲンガーの胸を深々と貫いていた。
終わり
明日も20;00くら
え‥‥‥‥‥!?
乙
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:11:32.20 ID:uXHPejAgO
ゲンガー血出るのか…
・・・・・うー・・・・・・・・
うーうー…
乙!わくてか
終わり所がよすぎるだろ・・・悔しい・・・でもビクビク
うーう…うあぁああああ!!
乙
うーうーがあああああ
作者乙
このドS!!!!
明日もwktkだわ
乙
乙!
続きが気になるーーーーーーーー
>>335 1回刺してキュウコン悲痛の叫び→元に戻って→うーうーの胸に刺す
つまり、キュウコンとうーうー自身の計2回刺してるのか
乙
楽しみすぎる!!
毎日更新ってのはGJ!!
おつうーうー!!!
おつ!!!!!!!!
明日も楽しみだw
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:21:08.46 ID:4wVbyBOmO
どんだけ読解力ないんだよ
ゲンガーは自分を止めるために自分刺して
その血がキュウコンにかかったんだろ?
え、違うの?
あー、キュウコンのおまんまん貫かれちゃったよ
「きゅっ・・ん・・・きゅぅんんっ!!」
乙うーうー
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 01:25:41.24 ID:QDcAiL2MP
どこでゲンガーに血が掛かったの?
ちゃんと読めよ
乙
>影の刃はキュウコンに向かうことなく
たぶんゲンガーが自分刺しただけ
キュウコンが血塗れなのはその前に暴走うっうーに散々やられたからだろ?
ほ
ほしゅ
ほ
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 02:51:01.51 ID:qiXSI2coO
ほすです
│ ↑
└─┘
おらっしゃあぁぁ!!!
∩∧ ∧
ヽ( ゚Д゚)
\⊂\
O-、 )〜
∪
こんな感じか
ほ
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 03:40:44.85 ID:PTjcv26xO
り
っ
え
ゲンガーが体の一部を硬質化させて生成したおにんにんで
かなしばりにかかったあやたんのおまんまんをツノドリルするのはいつですか?
わけもわからずじぶんをこうげきした
じゃないのか
キュウコンには刺さってないな
ほしゅ
キュウコンは♀
九尾の狐だけに、その妖力は甚大で
時々擬人化してアヤたんとレズプレ(ry
糞して寝ま〜すwww
ほっけの煮付け
>>317 この辺りから作者の文章力が急に落ちてる気がするんだが…
> 心の麻酔が解けていく。
心情変化が唐突なのに、「解けていく」だと進行的でなんか違和感
いつもの作者なら
ヒナタ目を開ける→うーうーの暴力詳細 の途中にこれに対応する文が入りそうなもんだが。
うーうーが自分刺す辺りも描写が足りない気がする。
言い過ぎか。ごめん。でもやっぱり面白かった。
眠くなってきたんじゃない?しかし面白いな
>>372 リアルタイムで文章考えてる高校生に向かって何言ってんだ?
センター行ってくるほ
はやくね?
保守
落とすと縁起が悪いから保守するぜ
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 10:03:37.92 ID:4wVbyBOmO
ほ
え、まだ続いてたのかコレ……
夜は読み漁るっきゃないな保守
センターのやつらがんばれよ
もうすぐ会場(自分の学校)だ
頑張ってくるほしゅ
うーうー(がんばってー)
俺らはスレが落ちないように保守するから
お前も落とさないようにがんばってこいよ
ほしゅ!
ほ
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 11:38:29.18 ID:+4yy0xhMO
このスレ保守する意味あるのか?
2日ルールとか言うやつで落ちるんだろ?
ほしゅ
それでも保守するのがVIPPER
今日の20:00に落ちるのかよwwww
┌─────────┐
| ピカチュウは |
| 受験生を |
| 応援します |
└────┰────┘
<l ̄`丶、 ┃
___`>' ´ ̄`t、 ┃
<ヽ ' fj ・ Y(,)
| ̄ ̄ ̄7 ` ̄7 ,.-、 マ ノ/
L -‐ァ / ,ム `ー′ イ/
/  ̄7 / 、 \ /
 ̄Z''''''/ム `ー'゙ /
`ー〈 _, イ
( ( ( ( ( ヽ Y´ ̄ヽ,,ノ
`''′
まあ行けるとこまで行ってみるってことで
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 12:52:05.58 ID:if114Sa90
>>388 リアルタイムで見れない
wikiが編集されていない
あとは分かるな?
保守
保守
保守
保守
ho
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 14:16:39.57 ID:PTjcv26xO
☆
ほ
ほ
ほ
ほし
ほ
ほ
ほ
り
き
「ホ」「シ」「ユ」ではじまるポケモン用語
↓
「ほ」っぺたにチンチンこすりつけるならやっぱりピカチュウだな
「シ」オンタウンのBGMはトラウマ
「ユ」ンゲラーの念力でおにんにん曲げられたい
「シ」ェイミ
「ゆめくい」
「ホ」ウエン図鑑は202種類
「シ」ンオウ図鑑は151→202種類
「ユ」レイドルの触手にしごかれたい
「ユ」ンゲラーがいつまでたっても進化しない
「ほ」のおのうずで
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 18:43:41.54 ID:4wVbyBOmO
たまにはage
「ホ」エルオーは痴女
「し」おふき・メロメロ・のしかかり
「ゆ」うわくを覚えるんだから間違いない
ほ
ほえる
再開する
作者キタ―――――!!
sage進行で行くのか?
本物〜?
作者キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!
あと30分くらいで落ちるんじゃね?
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 19:33:51.59 ID:16FxcguE0
しかし瞳術の扱いはゲンガーの方が上だった。朱い光はすぐにかき消えた。
「もうやめて……おねがい……」
ゲンガーは刃と化した腕を天高く振り上げた。
一点で静止。
そのまま、ずっと振り下ろさないで。
振り下ろされたとしても、どうか、外れて――。
何かを突き立てるような鈍い音のすぐ後に、耳を塞ぎたくなるような苦悶の呻き聞こえてくる。
キュウコンは今や血塗れになっている。
咄嗟の祈りはやっぱり神様に届かなかった。
『……元に戻って、ゲンガー』
でも、無意識に呟いたその一言は、あの不器用で心優しいゲンガーに届いていた。
「……うー……」
影の刃はキュウコンに向かうことなく、ゲンガーの胸を深々と貫いていた。
暴走状態なのかそうでないのかは確認するまでもなかった。
前世の記憶に乗っ取られたゲンガーは、あのヘンテコな鳴き声を出さない。
でも、尋ねずにはいられない。
「……ゲンガー? ゲンガーなの?」
「うー、うー」
大きな口を三日月の形に歪む。
ポケモンタワーで出会ってからというもの、ずっと不気味にしか思えなかったその表情も、
今見直すと、ゲンガーの精一杯の笑顔であることが自然に理解できた。
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 19:34:59.85 ID:2b9BiPkeO
うーうーかわいいようーうー
あれパソコンが歪みだした?
434 :
◆ihjpPTk9ic :2009/01/17(土) 19:35:42.37 ID:16FxcguE0
訂正
大きな口を三日月の形に歪む。 ×
大きな口が三日月形に歪む。 ○
あと10分…
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 19:59:04.17 ID:2b9BiPkeO
誰か次スレ立てたか?
あと一分…
『心配しなくていい』
穏やかな赤色の瞳が語っていた。
『もう二度と暴走したりはしないから』
痛くてたまらないくせに、
苦しくてたまらないくせに、
間延びしたチェロの音のような、昔聞いた子守歌のような鳴き声で、
涙が止まらないあたしを宥めようとしてくれている。
「あたしが憎くないの?
あたし、あなたのことを利用したわ。
その所為で傷つけたくないポケモンを傷つけて、
あともう少しのところで殺しそうになって、
それで、それで――」
「うーう」
ゲンガーはゆるゆると首を振った。
刃が引き抜かれる。
黒々とした血がどっと噴き出し、足許のキュウコンの身を濡らす。
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 20:00:27.36 ID:2b9BiPkeO
落ちたか
うーうー