ハルヒ「アナル、いじめ、シュールのSSはここまで来なさい!」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
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・SS投下の際は空気を読んでくださぁぃ。byみくる
・長編は完結できるように、途中放棄した日にはあなたのアナルはいただきますよ!by ふんもっふ
・長編投下はわかりやすいようにトリップや文頭にアンカーを付けなさい!by ハルヒ
・…キャラクターの口調、及びそれぞれの呼称についてはまとめサイトを参照すること。by ユキ
・自分で投下した長編はなるべくWikiで自分で編集したほうがいいと思うぞ。by キョン
・落ちを予想するのはやめ・・うをっ チャック開いてるぞ!by wawawa
・荒らしさんにはスルーなのね。by 阪中
・とりあえず気楽に投下するっにょろよ。by めがっさ
・1レスには最大30行、全角で2048文字、1行全角120文字まで入るのです。by ○
DAT保管庫(停滞中)  http://haruhiss.xxxxxxxx.jp/
新DAT保管庫+SS推薦http://vipharuhi.s293.xrea.com/
新まとめサイト      http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/
DATうpろだ        http://www.uploader.jp/home/harussdat/
雑談所(避難所)     http://yy42.60.kg/haruhizatudan/
雑談所携帯用      http://same.ula.cc/test/p.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 18:00:09.37 ID:WzFbPq410
=====業務連絡===========

・まとめwikiの管理人さんが忙しいから、せめて長編だけでもSS作者は自分でまとめなさいっ!
・「SS作者だけど自分ではまとめられん!」と言うヤツは「まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド」に
 まとめ要請を書き込んでみるのも一つの手だな。
 まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド
 http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1196380901/ PC用 
 http://same.ula.cc/test/r.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/1196380901/携帯用
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 18:25:27.63 ID:WzFbPq410
人稲
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 18:38:21.56 ID:X4wPgeySO
発見いちおつ
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 18:59:30.31 ID:jNbg5enVO
いちおつ!
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 19:14:39.38 ID:3oBt4Jw00
     *      *
  *     +  うそです
     n ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
      Y     Y    *

aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 19:40:18.90 ID:WzFbPq410
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 19:51:30.15 ID:X4wPgeySO
保守はお早めに
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 20:08:22.22 ID:X4wPgeySO
○くほ
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 20:27:13.91 ID:X4wPgeySO
●<し
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 20:27:33.09 ID:y6e2ORXrO
いちもつ
今晩はバイトだ
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 20:49:12.56 ID:X4wPgeySO
ほしゅ
IDの数字数とIDの最後の文字(携帯やPCを識別する0やOではなく)が
数字数(数字合計(和(10を超えた場合は一の位)最後の文字

0 森園生+適当な接続詞        英語大文字(A〜L)・サンタのコスプレしてくれる
1 朝倉涼子+〃            英語小文字(A〜L)・禁則事項できる
2 喜緑江美里+〃           英語大文字(M〜Z)・一緒に食事できる
3 橘京子+〃             英語小文字(M〜Z)・繁華街に武力介入する
4 阪中+〃              数字奇数・部屋を荒らされる
5 涼宮ハルヒ+〃           数字偶数・ケーキを作る
6 朝比奈みくる+〃          記号・メリークリスマス!
7 佐々木+〃                    
8 周防九曜+〃                    
9 長門有希+〃  
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:05:00.03 ID:QCvQyjc7O
チャーック クリスマス!
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:10:03.35 ID:QCvQyjc7O
佐々木の 部屋を 荒らされる

キョン「ほほう、なんだこのBL系の本の数々は?」
佐々木「いや、これは、その……」
●<つまり僕がキョンたんを襲えばいいわけですね?
キョン「アッー!」
佐々木「ビクビクゥ!」

○<佐々木さん……あたしと言う人がありながら……
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:16:01.71 ID:lj38g1XG0
いちもつ&チャック
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:19:49.30 ID:lj38g1XG0
喜緑江美里 が サンタのコスプレしてくれる。

長門「サンタと言うよりもサタン……」
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:25:45.69 ID:EhKq32xU0
投下します
「願いを言える日」
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:26:39.59 ID:EhKq32xU0
 街のネオンに花の様な鮮やかな色が混じり、道行く人の心を躍らせてくれる今は12
月の終わり。
 師走を迎えて慌しさを増していた街も、今は優しい顔をしている。
 一年、365日で一番好きな日はいつですか?
 そんな質問をしてみたら、きっと多くの人が今日か明日を指定するだろうね。
 ――そろそろわかったかな? そう、今日は12月24日。クリスマスイブだ。

 
 願いを言える日


 九曜さん、それは人形だからお返事はしてくれないよ?
 店先に置かれていたバルーンのサンタクロースの目を、彼女は真剣な眼差しで見つめ
返している。
 これは困ったな。頼まれた買い物はまだ終わっていないし、彼女をここに1人置いて
いく事はできないし……。
 何か彼女の気を引く物は無かったかな。
 そう思ってハンドバックの中を探してみると――あ、カラオケの割引券。期限は……
今日までか。でも今日は予定があるし、残念だけどちょっと行けそうにないな。後は、
更新が来月末に近づいてる定期と……これは。
 カードとカードの隙間、隠すような位置に差し込まれているそれは――かつて自分が
通っていた、塾の会員カードだった。
 久しぶりに取り出してみたカードには、500円で取った照明写真がラミネートされ
ている。写真の中の僕は、今より少し髪が短くて……今よりも素直に笑っていた。
 ……その笑顔の先にあったのは……。
 ――なあ、いったい何回撮りなおすんだ? 
 ごめんごめん、どうしても顔が笑ってしまうんだよ。
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:27:02.21 ID:EhKq32xU0
「――どう――したの――?」
 え? ……ああ、何でもないんだ。
 そう、それはもう終わった事。期限が過ぎてしまったカラオケのチケットと同じで、
持っていても何の意味ももたない。
 それでも――僕はまた、そのカードを財布の奥へとそっとしまい込むのだった。


 シャンメリーとシャンパンって何が違うんだろう?
 店先に並んだ、カラフルな包装に包まれたビンのピラミッドを前に数分悩んだ僕は、
とりあえず自分が気に入った赤い色のビンを2本取った。
 さ、これで買い物は終わりだ。みんなの所に戻ろうか?
 頷く九曜さんの手を取り、僕は人波が溢れる街を歩いていった。
 帰り道の途中、何かイベントでも始まったらしく人だかりが道を塞いでしまっていた。
「――通れ――ない――の――?」
 そうだね。
 僕1人だけならなんとか行けなくもないけど、彼女を連れて通るにはちょっと危ない
気がする。
 少し、遠回りして行こうか。
 この辺りの地理に少し自信があった僕は、記憶のままに歩いていった。
 ――そして数分後、自分が辿り着いた場所を見て――僕には、それを切ないと感じる
権利はあるのだろうか。
 灰色のマンションや企業のビルが立ち並ぶ中、ひっそりとそこにあったはずの公園は、
姿を消してしまっていた。
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:27:23.34 ID:EhKq32xU0
 錆びて乗るたびに軋んだ音がしていたブランコも――お前、本当にブランコ好きだな。
 小さすぎて急な角度だった滑り台も――この幅だと、引っかかって滑れないだろ?
 いつも、君を待って座っていた……ベンチも。
 全てはもう、ここには無い。あるのは整地された敷地と、その中央に置かれたロード
ローラーだけ。
「――――どう――し――たの?」
 え? 
 九曜さんは不思議そうな顔で僕と繋いだままの手を差し出す、そこには街灯の光で照
らされた小さな水滴がいくつもあった。
 これって……僕の……?


 僕は忘れようとしていた。
 彼の事も、あの頃の僕の事も。
 だから、彼と離れてからこの公園には一度も来なかったんだ。
 それなのに……どうして?
 ――……嘘。
 うん……それは嘘なんだ。
 彼に否定されるのが怖くて、それでも諦め切れなくて。僕は強い自分を守ろうと、強
がって平気な振りをしているだけ。
 だってそうだろう? そうでなければ、何故財布の中にずっとあの頃の思い出を大切
に持っているのかわからないじゃないか……。
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:27:54.54 ID:EhKq32xU0


 その場にしゃがんで泣いていた僕の肩を、九曜さんは優しく撫でてくれる。
 小さな手から伝わる温もりは、優しく僕を包み――僕は彼女を守っているつもりだっ
たけれど、本当は守られているのかもしれないね。
 ありがとう……うん、もう大丈夫。
 きっと真っ赤になってしまっている目で僕は微笑み、それを見た九曜さんはそっと公
園へと視線を戻した。
「――ここ――は。――――大切な場所――?――」
 ……うん。大切な場所だったんだ。
 瞼の中で笑う君を振り払うように僕は目を開き、何もなくなってしまったその場所を
しっかりと見つめた。
 きっと、サンタさんはこう言ってるんだろうね。僕に前を向いて歩きなさいって。
 ……自分の言葉がまだ胸に痛いけど……きっと、いつかこの痛みも消える。
 その頃には……きっと。
「――――――」
 自分の気持ちを整理しようとしていた僕の隣では、九曜さんが整地されたその敷地を
じっと見つめていた。


 その日の夜の事だった。
 みんなで楽しんだパーティーも終わり、1人家路を歩いていた時、僕のポケットの中
で携帯電話が振動をはじめていた。
 背面の液晶には、メールの受信が表示されている。
 こんな時間に誰だろう?
 そう思いながらもメールを確認してみると……驚いたな。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:28:13.97 ID:EhKq32xU0
 差出人は、何と九曜さんからだった。こんな言い方は失礼かもしれないが、彼女が携
帯を片手にメールを送信する姿は、僕には想像できないのも事実だったりする。
 タ、タイトルは……なし。
 本文は『公園』――これだけ。
 いったい、これはどんな意味なんだろう?
 メールが来たという事は彼女はまだ起きているはずだけど、日付が変わりそうなこん
な時間に電話するのはなんだか気が引けるし……。
 ――それと、本文にある『公園』という二文字は、僕の心を不思議なくらいに揺さぶ
っていた。
 立ち止まっていた足が自然に歩き出す。
 それは家路へと向けられた物ではなくて……どうしてだろう? 何を僕は期待してい
るんだ?
 軒先に飾られた電飾の明かりが光る住宅街を抜けて、僕はあの場所へ向かって駆け出
していた。
 自分を今、走らせているのはいったいなんなのだろう。
 運動不足を否めない僕の体は急な運動に悲鳴を上げていて、デザインを重視して選ん
だブーツの中では踵が痛みを訴えても……それでも、気持ちはもっと早くと訴えている。
 あの頃と同じ住宅の路地の近道を抜け、ようやく公園に辿り着いた僕が見たのは……。
 巨大なツリーに巻かれた煌びやかな電飾が、夢の世界の様に光り輝いて煌々と辺りを
照らしている……。
 整地され、何もなくなってしまったはずの公園にあったのは――見上げるような大き
さのクリスマスツリーだった。
 突如街中に現れたそのツリーの周りには、たくさんのカップルが楽しそうに集まって
いる。
 ……九曜さんは、僕にこれを見せようとしてくれたのか。
 自然と携帯電話を取り出した僕は、電話帳から九曜さんを選んで……通話を押さずに、
違う相手を選びなおして通話ボタンを押していた。
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:28:29.86 ID:EhKq32xU0
 ――プルルルルル
 繋がらないかもしれない。
 ――プルルルルル
 無視されるかもしれない。
 ――プルルルルル
 もう、携帯電話の番号が変わっているかもしれない……それでも、願わせて欲しい。
 ――プルルルルル
 今日はクリスマスなんだから――プ 「……もしもし」
 え? 今――
「久しぶりじゃないか、元気だったか? ……おい、聞いてるのか?」
 あ、ああ。すまない。こんな時間に電話して。
「いや、今用事で外に出てるから別にいいぞ」
 久しぶりに聞いた彼の声は……記憶の中と全く変わっていなかった。
「それでどうかしたのか? お前がこんな時間に電話してくるなんて余程の事だろうし」
 えっと……その、いやたいした用事じゃないんだ。すまない。
 ――君の声が聞きたかっただなんて言えないじゃないか。
 君の用事はいいのかい?
「ああ。どうせサンタなんて探したところで見つかるはずもないしな」
 え、今、サンタって言わなかった?
「それはまあ気にしないでくれ。……これは奇遇って奴なのか知らんが……実は今、俺
もお前に電話しようかと思っていた所だ」
 え?
 君が……僕に?
 ――ツリーに仕掛けられた装置は、設定された時間を迎えて起動を始める――
「深夜だから躊躇してた所に電話がかかってくるからびっくりしたぜ。なあ佐々木、お
前に電話しようとしたその用事なんだが……――♪ ――♪♪ あれ?」
 携帯電話から聞こえてきたその音色は、同時に反対の――耳から――
 サンタさんは、本当に居るのかもしれない。
 視線を感じて振り向いた僕が見たのは……僕の少し後ろで、同じようにツリーを見て
立っている君の姿だったんだ。
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:28:59.82 ID:EhKq32xU0


 クリスマスソングを奏でるツリーの頂上、小さな星型の飾りの上にその少女は立って
いた。そんな場所に立つための場所があるはずはなく、さらに言えばそこまで上る為の
足場も存在しないのだが、それは彼女には何の問題でもないのだろう。
 少女は地上でそっと寄り添う二人を見つめて――微笑み、夜空に響く音色にあわせて
そっと口ずさみ始めた。
「ク――リスマス――が――今年も――やって――来る。――――悲し――かった――
出来事――を――消し――去る――――ように。――さ――あ――パジャマ――を――
脱い――だら――出かけよう。――少し――ずつ――白く――なる――街路樹を――駆
『け抜け〜て Happy happy holidays」 竹内まりや、すてきなホリディでした。この曲
を聞くと、いよいよクリスマスなのかぁ……って気分がしない? さあ、後僅かで本当
にクリス――あら、ここで臨時ニュースが入りました。このラジオでもお伝えしました
が、駅前にあった巨大ツリー盗難事件の続報です。突如消えた巨大ツリーと、その場に
残されたロードローラーなんですが、なんと住宅地の公園跡地でツリーが見つかったそ
うです! こんな時期にどうやって、誰がツリーを運んだのか? 謎が謎を呼ぶ事件で
すね〜。……もしかして、犯人はサンタさん? なんて事もあるかもしれません。あ〜
あ、本当にお時間となってしまいました。長い間お付き合いくれたみんな、本当にあり
がとう! 残り十数秒でクリスマス、ここまでの放送は朝倉涼子がお伝えしました。み
んなに、幸せが訪れますように。じゃあね!』



 願いを言える日 終わり

お題「佐々木とロードローラー」より 
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:32:49.70 ID:lj38g1XG0
支援できんかったが乙!
27朝キョン:2008/12/24(水) 21:48:08.91 ID:ustmobnF0
投下します

涼宮ハル○の性別
28朝キョン:2008/12/24(水) 21:48:37.75 ID:ustmobnF0
「キョン! 何か出た!」
 何もかもが灰色になった妙な部室で呆然としていたら、あいつが眼を輝かせて入ってきた。
 確かに出ていた。股間からスカートを突き上げるように。
「なにコレ? やたらでかいけど、怪物? 蜃気楼じゃないわよね」
 股間から棒状の突起がそそり立ってスカートが持ち上がりチラリと純白の下着すら見えている。
 輪郭がはっきりと見えるからそりゃ蜃気楼じゃないだろうなというか俺よりでかいじゃないか怪物と言って差し支えはないだろうよ畜生。
「宇宙人かも、それか古代人類が開発した超兵器が現代に蘇ったとか!」
 宇宙人……長門ならこんなこともできるかもな。んでもって、ある意味では超兵器だソレ。
「これさ、襲ってくると思う? あたしには邪悪なもんだとは思えないんだけど。そんな気がするのね」
「わからん」
 襲うかどうかや邪悪か否かは持ち主次第というかお前のそういった欲求の対象はどっちなんだ。ホモかヘテロか。どっちにしても俺は願い下げだ。
「何なんだろ、ホント。この変な世界もこの巨根も」
 お前なら作り出せるかも知れんが、いったい何考えてるんだ。

 と、そんなとき。
29朝キョン:2008/12/24(水) 21:49:33.91 ID:ustmobnF0
「キョンちゃん起きろー!」
 などと言って妹はわたしをふとん越しにぼすぼす叩きベッドに飛び乗ってとび跳ね怪力で引きずり出した。
 しばし呆然とした後、頭を抱えた。
 なんて夢を見たのだろう。
 見知った、いや、見覚えがない女の子と二人だけの世界に紛れ込んだ上に、その女の子の股間に男のアレが生えてるわそれが怪物並みの代物だわソレをわたしは冷静に見つめてるわ、しかも夢の中でわたしの一人称は俺になっていた。
 つまりわたしは男になっていたということだ。
 フロイト先生が引きつった笑みを浮かべそうな、そんな変態的な夢をわたしは見ていたのか。
 頭が痛くなってきた。
 わたしの深層意識はいったい何を考えてるのだろう?

 妹とともに洗面所で歯を磨くと、鏡に映るは無造作に縛られたポニーテールにクラスの男子谷口くんが言うところのAランクである割と整った顔。
 Aランクの女子はフルネームで覚えたとか言ってたが、彼もわたしをキョンとしか呼んでくれないのはなぜだろう?

「朝起きたら女の子になっていました」
 などと、なに訳のわからないことを呟いたんだろうねわたしは。なっていたもなにも、わたしは元から女だ。
30朝キョン:2008/12/24(水) 21:50:05.00 ID:ustmobnF0
 ちなみにキョンというのはわたしのことだ。
 最初に言い出したのは叔母さんの一人だったように記憶している。
 何年か前に久しぶりに会った時、「まあキョンちゃん綺麗になって」と勝手にわたしの名をもじって呼び、それを聞いた妹がすっかり面白がって「キョンちゃん」と言うようになり、家に遊びに来た友達がそれを聞きつけ、その日からめでたくわたしのあだ名はキョンになった。
 全く、それまでわたしを「お姉ちゃん」と呼んでいてくれてたのに。妹よ。

 その後、何食わぬ顔で身支度をし、登校する。
「よっ、キョン。今日はな……」
 わたしの真後ろの席に陣取った男子の奇妙奇天烈な思いつきに振り回される非日常的な日々があいも変わらず展開される。
 何かおかしい。
 なんだろう、この夢の続きみたいな変な感覚は。
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:50:35.68 ID:ustmobnF0
 SOS団なる団体を結成してわたしを巻き込み、合宿やら推理劇やら映画撮影やらでわたし達を振り回した団長、涼宮ハルキは今日も今日とて栗拾いがしたいなどと言い出し、都合よく鶴屋先輩が所有する山林に栗林があるとかでそこに向かった。
 そしてイガがついたままの栗でキャッチボールをおっぱじめる始末。
「ただトゲトゲ生やすだけじゃ能がない、触れたら周囲にトゲを飛ばすようなアグレッシブな進化をしてもいいだろうホウセンカを見習え」
 などと物騒なことを言い出した。栗は対人地雷じゃないしホウセンカが種飛ばすのは獲物をしとめるためではなく子孫を広範囲に広める戦略だ。
 まあ、カニは人間が食べやすいよう進化すればいいのになどと以前にのたまってた記憶があるから、それよりはマシかもしれない。
 喰われやすくなるためではなく、喰われまいとするのが生き物の進化だと、生き物それぞれの都合があるのだと理解しただけマシだと。
 ウシ、ブタなどの生き物は神様が人間の食べものにするために作ったなどという傲慢な教義を信奉する某一神教の連中ほどには自己中心的ではなくなったようだ。
 朝比奈さんが悲鳴を上げてうずくまり長門さんが淡々と受け止める異様なキャッチボールを遠巻きに眺めながら、古泉くんと共にハルキの困った世界改編能力について話す。
 バカハルキはロクな思いつきをしないが、それでも楽しそうに笑っている今は充分に平和だという。この世を揺るがすことはしないとのこと。
 だといいんだけど。
 古泉くんはわたしがわざとらしく溜息をついたのをどう取ったか、軽く鼻を鳴らすように笑い……。
 その時、彼は奇妙な表情をみせた。
 見慣れない表情、つまり薄ら笑い以外の顔つきになった。眉を寄せるような仕草。
 わたしの「どうしたの」という問いに珍しく言い淀んでいたが、すぐに微笑をとりもどした。
 脳の情報伝達に小難しいプロセスの齟齬があったのかも。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:50:59.37 ID:ustmobnF0
 そんな涼宮ハルキは今、わたしの愛車に跨り栗林からの帰り道をチェーンも切れそうな脚力で漕いでいる。
「ほらほらキョン、もっと力込めてしがみつけ、振り落とされるぞ」
 振り落とさんばかりに激しく動くアンタに言われたくはない。
 と言うかさ、健康な男子なんだから背中に伝わるわたしの胸の感触に戸惑ったりしないのかね? 朝比奈さんほどじゃないがわたしにもあるんだぞ、それなりに。
 って、なにを腹立ててるんだろうねわたしは。
 さてはて、今ハルキに漕がれているわたしの愛車は悲鳴を上げてるのか本来のスペックを出せると歓喜の声を上げているのかどっちだろう。
 もっとゆっくり走ってというわたしの要望は、「古泉に抜かれてる。負けてたまるか」とあえなく却下された。
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:51:46.23 ID:ustmobnF0
 なんとか無事に行きつけの喫茶店へと辿り着き、反省会の後に解散。そしてしばらくしてハルキ抜きで再集合した。
 困惑しきりの朝比奈さんは古泉くんに促され、おずおずと話し始める。
「未来に情報送るための『禁則事項』で涼宮さんに初めて部室に連れてこられたときの記憶を映像化していたら、身に覚えのない光景がいくつか出てきて、
でも『禁則事項』で検証してみたらまぎれもない現実で、その映像の中では団長である涼宮さんが女性で、あたしの胸を『禁則事項』……はううう言えません〜!」
 ひょっとしてその禁則事項ってのは放送禁止用語か何かなのかしら。
 顔を赤くして連発されるとますます放送禁止用語に思えてくる。
 前にもTPDDとかいうタイムマシンのようなものがなくなったと言ってたことがある。
 今回はそういった器具が不調をきたしたんだろうか。パソコンで例えるなら、インストールされたソフトの設定を間違えて自分の経験を溜め込むフォルダと映画かなんかの情報を溜め込むフォルダを入れ替えてしまったような。
「いえ、どうも涼宮さんは自分の性別を変えてしまってるようです」
 ……今、なんと言いましたか古泉くん?
34朝キョン:2008/12/24(水) 21:52:23.71 ID:ustmobnF0
「かつての涼宮さんは、自分を取り巻く退屈な状況は自分が女であるためだという発想に至ったようです」
 だから性別変えたって? いつから? あいつは出会ったときからずっと男だったはずだ。
「前にも言ったでしょう? 涼宮さんは言動こそエキセントリックですが、ああ見えて常識というものをよく理解してると。だから、男になれればなあと思う一方で、簡単かつ完全に性別が変わるなんてありえないと考える常識も持っている。
それらがぶつかりあった結果、世界をはじめから自分が男として生まれたものとして作り変えてしまったようです。もちろん、自分自身の体と記憶も含めて」
 長門さんが引き継いだ。
「わたしの観測対象である涼宮ハルヒが自らを過去情報に至るまで全て改変し構築した異性同位体、それが涼宮ハルキ。該当する個体が受精した瞬間にまでさかのぼり、本人だけでなく周辺情報も全て、自分が男性として生まれたという前提で世界を再構成している」
 まさかそこまでデタラメだとは。
 だが、言われてみれば時折抱く違和感は全て性別に基づくものだった。
 その違和感があった情況を掘り下げて考えると、あるはずのない情景が自らの経験という形で浮上する。
 わたしの脳をパソコンのハードディスクに例えるなら、『ハルキという男』というフォルダに、なぜかハルヒという女に関する記憶が大量に格納されていた。
 ハルヒという女が、まだ教室に男子が残ってるうちに無造作に着替えを始め、同性であるはずのわたしが慌てて教室を飛び出す光景。
 他にも、長門さんに呼び出され自分やハルキ……いや、ハルヒ? の正体について説明するため呼び出されたとき、女同士のはずなのに色々と戸惑った記憶もある。
 そもそも、ハルキの思いつきや発見の中でも最もロクでもないもの、SOS団の結成を授業中に思い付いたとき、真後ろにいたあいつはわたしの襟首を掴んで引っ張り、机の角に後頭部がぶつかって刻の涙を見た記憶がある。
 ポニーテールが邪魔になって掴みづらいはずだし、多少はその房がショックを軽減してくれそうなものなのに。第一、男子が女子にそんなことしたら流石にクラスにあいつの居場所などなくなるはずだ。
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:53:20.78 ID:Y8nTNo3q0
どけ!
36朝キョン:2008/12/24(水) 21:53:37.89 ID:ustmobnF0
 他にもおぼろげながら色々な記憶が浮上してきた。
 その女は、わたしが知るハルキという男よりずっと奔放に過ごしているようだ。
 とくに朝比奈さんへの行為はものすごく、自分の手で朝比奈さんの制服を剥いて着替えさせたり胸揉んだり写真撮ったりする光景が蘇った。そりゃ禁則事項にもしたくなるか。
 そのハルヒってのは女同士なら許されるじゃれあいと認識してるんだろうか。いや、女同士でもどうかと思うけど。
 同じ女として同情を禁じえない。
 泣き崩れる朝比奈さんを抱きしめ頭を撫でてやる。この人のほうが先輩なのにな。
 古泉くんは肩をすくめる。
「どうやら、今の涼宮さんは男としては許されないとわきまえ、自重しているようですね」
 あれでも自重してるの? だったら男としてやりたかった事をさっさとやって満足して、元に戻ればよさそうなものなのに。
「そうもいかないのですよ、そもそも、その願望は女性として生まれ育った故に抱いたもののようです。だから、男として生まれ育ったことになっている今の涼宮さんはその願望を抱きようがない。したがって、仮に実行していても満足することはない。
試しに、この前の不思議探索パトロールで彼と二人組になったとき連れション……おっと失礼、とにかく男性でないとできないことをやってみたわけですが、現状はこの通り。もちろん、女性としての涼宮さんがやってみたいと思ったことがアレとは限りませんが」
 わたしと朝比奈さんが赤面する一方で、長門さんが口を開いた。
「そういう方向でのアプローチは無意味となる可能性が高い。女性である涼宮ハルヒも、幼少期に野外で遊んでいた際は男子に混じって堂々と排尿を行っていた。彼女にとって女性であることが制限となる要素はあまりない」
 この年齢になっても平然と男子の前で着替えていたとしたらソレもあり得る……のかな?
 わたしと朝比奈さんをよそに、長門さんは淡々と、更にものすごいことを言い放つ。
37朝キョン:2008/12/24(水) 21:54:00.71 ID:ustmobnF0
「女性には生物学的に不可能な方向で考える必要がある。その一つが射精」
 ちょっと待てちょっと待て待ちなさい宇宙人に作られたインターフェースだか人造人間だか知らないけど年頃の乙女なんだから少しは恥じらいを持ちなさい。
「しかし既に、睡眠時の淫夢で数回。更に各種情報媒体や自分の記憶を用いたイマジネーションの喚起によって自発的かつ定期的に行われているため、その線の可能性も低い。あるいは、ただの射精ではなくパートナーを伴う……」
 とうとう耐え切れず、わたしと朝比奈さんとで口を塞ぐ。様々な意味で、その先の発言は聞きたくないし考えたくなかった。
 苦笑した古泉くんが肩をすくめる。
「……まあ、こうして日々を過ごしているうちに、また似たような願望を抱くようになります。今の退屈な状況は男として生まれ育ったためだとね。このようにして性別の変更をかれこれ10回は行っているようです。本人も、周囲も気付かないまま」
 いつだったか夏休みの後半を何度もループしてたことがあったが、あの時と同様に何度も記憶を消されるというか書き換えられているうちに耐性のようなものがついて、その結果書き換えられずに残った記憶を朝比奈さんがほじくり出してしまったらしい。
 実害はあまりない。それどころか男として自重してる分、まだハルヒよりはハルキのほうがマシみたい。朝比奈さんの平穏のためにも、今のままのほうがいいか。
「あなたがそれで構わないんでしたら」
 わたしが? 古泉くん、どういうこと?
「違和感がある記憶を照らし合わせて気付きませんでしたか?」
 そんな返事に困惑するわたしを長門さんが見つめて冷徹に言った。
「過去情報だけではなく肉体も改変された異性同位体はもうひとり存在する。それが、あなた」
 いやその、薄々とは感づいてたんだけどさ。
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:54:39.78 ID:ustmobnF0
 そんな衝撃の事実を告げられた数日後。
「妹汁って、知ってます?」
 普段接してる朝比奈さんよりもっと未来から来た、綺麗な大人になった朝比奈さんに会った時、赤面しながらこう聞かれた。
 そしてわたしは、知ってしまっていた。

 ハルキがコンピ研から強奪したパソコンのハードディスクを何気なく漁っていたとき、様々なアプリが格納されたフォルダの中にやけに容量を喰っているフォルダを見つけた。
 女のカンなのか、本来の性別である男としての経験によるものなのか、そこを探っているうちにインストールされていたゲームに辿り着いてしまった。
 元々そういう仕様なのか、コンピ研のメンバーがインストールの仕方を工夫していたのかはわからないけどゲームのCD無しでも起動したソレは、って、なぜ本来はCDなしでは起動できないって知ってるんだろうね。やっぱりわたしは本来男だったようだ。
 とにかくそれは、Hな画像とストーリーで構成されたいわゆるエロゲーであり、その中の一つが「妹汁」だった。

 困った状態になったときその言葉を思い出して欲しいとか何とか言ってたけど、困った状態なら今も継続してるんだけど。
 大人バージョン朝比奈さんによれば、詳しくいえないがそのとき傍にあいつが傍にいるとの事。これ以上困ることがあるんだろうか。あるんだろうな。

 相変わらず違和感を感じる日常が続く。今のわたしは女である。ということは相変わらず改変されたままなのか、それともあいつは一旦は元に戻ってまた女としての生活に飽きたのか。
 知覚はできていないがどうにもこういうループってのは気分が悪い。どっちかにしてほしい。
 って、わたしは本来の男に戻りたいと思ってるんだよね?
 でもまあ、朝比奈さんがハルキの無理難題で困り果てたときわたしに抱きついてくるときの柔らかい感じ、特に互いのほっぺや胸が当たるふにふにとした感触が結構気に入ってるわけで、
他にも女としての楽しい思いをしているわけで、こうして女として固定されて生きていくのも悪くはないなとか考ることが多くなった。
 他の仲間も変ではあるけど面白い人達で、そこそこ非日常な感じがして楽しい。
 こんな時間がずっと続けばいいと思っていた。そう思うでしょ? 普通。
 でも、思わなかった人がいた。
 決まっている。涼宮ハルキだ。
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:55:12.71 ID:ustmobnF0
 夕食や入浴、明日に備えた予習を終え、長門さんから借りた本をある程度読み進めて眠りに落ち……。

 ブレザーの制服姿のハルキに叩き起こされた。わたしはわたしで寝巻きがわりのスウェットではなく、セーラー服がわたしの身体をまとっていた。
 おまけに、ここは学校だった、見覚えのある静寂と薄闇に支配された状態。ああ勘弁して欲しい、閉鎖空間だった。
 ハルキは男として女であるわたしを支えなくてはと思ってるのか、勤めて冷静に振舞っている。
 でもベースがあのハルヒなせいなのか、この状況ではかなり弱気になっている。そう、改変される前の本来の世界の記憶が蘇りつつあった。
 行く当てがないので部室に向かった。そこで一休みしたあと、ハルキは探検してくるとかいって立ち上がった。
「お前はここにいろ。すぐ戻るから」
 言い残してさっさと出て行った。そういうところはハルキもといハルヒらしいなと思っていたらやっと彼が現れた。
 赤玉モードの古泉……くん。むぅ、君をつけるのも呼び捨てにするのも違和感が出てきた。
 などという戸惑いをよそに、この状況について話し合う。
 ハルキもといハルヒは現実世界に愛想を尽かし新しい世界を創造することにしたらしい。
 男として自重する生活が想像以上にストレスだったみたい。
「それでわたしがここにいるのはどういうわけ? そもそもどうしてわたしとあいつだけが性別を改変されてるの?」
「本当にお解りでないんですか? あなたは涼宮さんに選ばれたんですよ。こちらの世界から唯一、涼宮さんが共にいたいと思ったのがあなたです。そして、あなたは涼宮さんにとって異性でなくてはならないのですよ」
 わたしはこめかみを押さえるべきかどうか迷ってから、やっぱり押さえることにした。
 世の中にはああいった感情を同性に抱いたり男女の区別なしに抱く人いもいるようだが、あいつはその点でも普通の思考もとい嗜好だったようだ。
 その結果がコレか。
 考え込んでいるうちに赤玉の古泉……くんの光度は落ちていた。
「こんな灰色の世界で、わたしはハルキと二人で暮らさないとならないの?」
「アダムとイヴですよ。産めや増やせばいいじゃないですか」
「……殴るぞ、お前」
 ああ、この言い方、しっくりくるようで違和感が根強く残ってる。
 世界と性別、どちらもハルキが元に戻ることを望めば何とかなるとか古泉くんは言うが、さてどうしたものか。
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:55:34.50 ID:ustmobnF0
 そうこうしているうちに、古泉くんは朝比奈さんの謝罪と長門さんからの『パソコンの電源を入れるように』という伝言を残して消えてしまった。
 よくわからないが伝言に従いスイッチを押したが、いつまでたってもOSは起動せずモニタは真っ黒のまま、カーソルだけが点滅していた。
 OSが壊れたかと冷や汗掻いたとき、カーソルが動き出し文字を紡ぎ出した。

YUKI.N>みえてる。

 しばしほうけた後、わたしはキーボードを引き寄せた。指を滑らせる。
『うん』

YUKI.N>あなたの下着、水色のストライプ。

 噛み合わない返答にしばし困惑し、お尻に伝わる冷気で我に返った。慌てて立ち上がりスカートの裾を直す。
 無造作に座った際に椅子のひじ掛けに裾が引っかかり捲れあがっていたようだ。
 そして案の上と言うかなんと言うか、定位置のパイプ椅子に長門さんはいなかった。

YUKI.N>あなたの女性としての記憶や経験は数度に及ぶ改変で劣化し、本来の男性としてのソレに侵食されつつある。時折抱く違和感や今のような失敗もそのため。

『何とかならないの? 時折どころか、今ではずっとそう。このままってのは色々な意味で辛いよ』
 TVなどに出てくる性同一性障害の人みたいな悲壮感はないが、正直言ってしんどい、この状況。
 こうしてデタラメなこの世界や現状についてのややこしいチャットが続いたが、最終的に長門さんとしても親玉の情報統合思念体としても戻ってきて欲しいだのわたしに賭けるだのと言い出した。
 モニタの文字が薄れてきて、カーソルはやけにゆっくりと文字を生む。

YUKI.N>Xchange

 そこで普通に見慣れたOSのデスクトップが出た。
「どうしろってのよ。長門さん、古泉くん」
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:57:11.29 ID:WzFbPq410
しえn
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:57:48.76 ID:ustmobnF0
 そこで、何気なく見上げた窓の枠内を青い光が埋め尽くしていた。
 ハルキが飛び込んできた。
「キョン! なんか出た!」
 興奮した口調であれこれまくし立てる。先ほどの悄然とした様子が嘘のよう。不安など感じていないように目を輝かせている。
 古泉くんの話では、あの巨大な人型の青い光はハルキもといハルヒのイライラが具現したものであり、周りを破壊することでストレスを発散させているとのこと。
 つまり……!!
 咄嗟にハルキの手を取り部屋から飛び出す、と同時に轟音。
 攻撃の対象となった部室棟から脱出し、その際わたしが負った擦り傷の手当てをすべく保健室へ向かった。
 横目でうかがったハルキの顔は嬉しがってるように見える。
とんでもない事態だというのに、それを無自覚とはいえ引き起こした張本人なのに。
「何なんだろ、ホント、この変な世界もあの巨人も」
 アンタが生み出したものらしいわ、ここも、あいつもね。それよりわたしが聞きたいのは、なぜわたしを巻き込んだかということ。アダムとイブ? バカみたい。そんなベタな展開をわたしは認めない。認めてたまるもんですか。
 ハルキに元の世界に戻るよう諭すも、聴く耳をもたない。
 つまらん世界にうんざりしてなかったか? もっと面白い事が起きて欲しいと思わなかったかと問うてきた。確かにそう思ってはいた。
 だが、実際に世界は面白い方向に向かっていた。アンタが知らないだけで、ね。
 そのことを理解させるにはどうしたらいいか? そしてこの、自分の性別に違和感がある厄介な状況に終止符を打つにはどうしたらいいか?
 長門さんは言った、「進化の可能性」と。朝比奈さんによると「時間の歪み」で古泉くんに至っては「神」扱い。ではわたしにとってはどうなのか。涼宮ハルヒ、その異性同位体である涼宮ハルキの存在を、わたしはどう認識しているのか?
 小難しい理屈でこまかすつもりはない。
 わたしにとって、ハルキはただのクラスメイトじゃない。もちろん「進化の可能性」でも「時間の歪み」でもましてや「神様」でもない。あるはずがない。
 思い出して。朝比奈さんはなんと言ったか。その予言を。
 それから長門さんが最後にわたしに伝えたメッセージ。
 妹汁、Xchange。両者に共通することと言えば何? わたし達が今置かれている状況と合わせて考えてみたら答えは簡単だ。
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 21:58:20.10 ID:ustmobnF0
 強奪したパソコンにインストールされていたあのゲームは、どちらもいくつかのエンディングや要所要所の直前のセーブデータが保存されており、何となくいじっているうちにいくつかの展開を見てしまった。
 複数ある結末の一つとして、または冒頭からという違いこそあるものの、どちらも主人公の男が女になり、Hして悶えて男より女の方が気持ちいいと感じる場面があった。
 そしてハルヒもといハルキには願望を現実化するデタラメな能力がある。
 なんてベタなの、ベタすぎるわ、朝比奈さん、そして長門さん。それ何てエロゲってな展開をわたしは認めたくはない。絶対にない。
 わたしの理性がそう主張する。しかし人間は理性のみによって生きる存在にあらず。
 わたしはハルキの手を振り解いて、ブレザーの肩をつかんで振り向かせた。
「なんだよ……」
「わたし、実はポニーテール萌えなんだ」
「なに?」
「いつだったかのアンタのポニーテールはそりゃもう反則なまでに似合ってたわ」
 男としてのわたしの本来の記憶が蘇りつつある。
 あいつの奇矯な振る舞いの片鱗、その一つだった。アレはどこから見ても非の打ち所がなかった。
「バカじゃねーの? ポニーテールにしてるのは今のお前じゃ……!?」
 怪訝な顔をした。こいつもまた、男としての記憶や経験は数度に及ぶ改変で劣化し、本来の女としてのソレに侵食されつつあるのだろう。
 その隙にわたしは強引に唇を重ね、さらにベッドへと押し倒した。
 こういう時は男にリードさせるのが作法なのでわたしはそれに則った。ゆえに、ハルキもといハルヒだったらどういうやり方を望むかは知らない。
 本能に従い身体を開いているのか、今のわたしのように相手に合わせリードさせているのか、今にもぶん殴ろうと手を振りかざしているのか、わたしに知るすべはない。
 だがわたしは殴られてもいいような気分だった。賭けてもいい。誰がハルキにこうしたって、今のわたしのような気持ちになる。わたしはハルキの肩にかけた手に力をこめる。しばらく離したくない。
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 22:00:27.13 ID:ustmobnF0
 遠くでまた轟音が響き、巨人がまた校舎に殴る蹴るをしているんだろ、とか思った瞬間、わたしは初めてのはずなのに不意に無重力のようなふわふわとした心地になり、身体は反転し、左半身を嫌と言うほどの衝撃が襲って、
いくら何でもコトを終えたら後戯どころかベッドから放り出すことはないだろうと思いながら上体を起こして目を開き、見慣れた天井を目にして固まった。

 そこは部屋、俺の部屋。床に直接寝転がっており、着衣は当然スウェットの上下、下着は当然ながら男物のトランクス。そして、畜生、中身である男のシンボルはこれでもかと言わんばかりに元気になってやがる。
 夢か? 夢なのか?
 見知った女と二人だけの世界に紛れ込んだあげくに双方の性別が逆転していてSEXまでしてしてしまうという、フロイト先生が引きつった笑みを浮かべそうな、そんな変態的な夢を俺は見ていたのか。
 ぐあ、今すぐ首吊りてぇ!
 よりにもよってハルヒとは、おまけに性別が変わってるとは、俺の深層意識はいったい何を考えてるんだ?
 ぐったりとベッドに着席し頭を抱えた。夢だったとすると、俺はいまだかつてないリアルなもんを見たことになる。
 汗ばんだ右手、それに唇と股間に残る温かくて湿った感触。
 とどめに、下腹部には自分にはあるはずのない器官の疼きと、
ある意味では慣れ親しんだ熱く硬い物体がソコにねじ込まれ
出し入れされ熱い何かを注ぎ込まれる快感の余韻まで残ってやがった。
 いったいどうなっているのか? ここは既にもとの世界でないとか。ハルヒによって創造された新世界なのか。
 だったとして、俺にそんなことを確かめるすべはあるのか。

 結局、そんなことを考えて一睡もできなかった。
 這うようにして今日も不元気に登校。校舎は何もかもがそのまま正常だった。
 教室では窓際、一番後ろの席に、ハルヒはすでに座っていた。
 そう、男のハルキじゃない。女のハルヒ。そして俺は……自分を俺と呼称して違和感を抱かない俺はちゃんと男だ。
 ハルヒは俺を見て、視線を下に移し、なにやら未練がましい目で俺の股間を見つめ、あわててそっぽを向いた。
 後ろでくくった黒髪がちょんまげみたいに突き出していた。ポニーテールには無理がある。
 元気かとか話しかけりゃ悪夢を見たとの返答。そりゃ奇遇だ。
 表情が解りにくい。顔だけは上機嫌ではなさそうだ。
45朝キョン:2008/12/24(水) 22:01:45.50 ID:ustmobnF0
「ハルヒ」
「なに」
「似合ってるぞ」

 エピローグ

 古泉とは休み時間に廊下で出会った。
「世界は何も変わらず、涼宮さんは女性として、あなたは男性としてここにいる。いやいや、本当にあなたはよくやってくれましたよ。シモネタじゃありませんよ?
 まあ、この世界が昨日の晩に出来たばかりという可能性も否定できないわけですが。とにかく、あなたと涼宮さんにまた会えて、光栄です」
 長い付き合いになるかもしれませんね、と言いつつ、古泉は俺に手を振った。
 古泉を違和感なく呼び捨て出来ることに俺は安堵していた。

 昼休みに顔を出した文芸部部室では、長門がいつもの情景で本を読んでいた。
「あなたと涼宮ハルヒもといハルキは三時間、この世界から消えていた」
 第一声がそれである。そしてそれだけだった。
 色々戸惑って、説得試みて、行為に移って……妥当な時間か。生々しー。
46朝キョン:2008/12/24(水) 22:02:00.24 ID:ustmobnF0
 放課後の部室にいた朝比奈さんはセーラー服姿で、俺を目にするや全身でぶつかってきた。
「よかった、また会えて……」
 互いのほっぺたが擦れ合うことなく俺の胸に顔を埋めて、朝比奈さんは涙声で、もう二度とこっちに戻ってこないと思ったとしゃくりあげる。
 その後のかけあいの最中に、あいつが来た。
「なにやってんの、あんたら?」
 戸口のハルヒが呆れたように言った。
 提げていた紙袋を持ち上げ、着替えの時間だと宣告し朝比奈さんを取り押さえ、制服を脱がせにかかった。
 ものすごく見物していたかったが、今の俺は正真正銘の男なので失礼して部室を辞し、扉を閉めて合掌した。
 朝比奈さんには悪いが、女性ということで遠慮がなくなったハルキもといハルヒの暴挙に振り回される日常の復活が嬉しかった。

 ただ、あのおかしくなった世界を元に戻したことに後悔はない。だが、少しは未練も残ってるんだ。
 朝比奈さんに抱きつかれたとき、身長が同じくらいになってて、互いに胸やほっぺたを押し付け合いふにゅふにゅしあう感触が、さ。

 完
47朝キョン:2008/12/24(水) 22:03:22.95 ID:ustmobnF0
半角2次元朝おんスレの

932 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] 投稿日: 2008/04/16(水) 23:52:23 ID:w2NW7XuU
お前らが今夜、朝おんを願って眠りにつき、本当にお前らが女の子になったとしても。
その時点でお前らが産まれてくる過去まで遡って、お前がはじめから女子として生まれた歴史に
置き換わってしまい、同時にお前らの記憶も書き換わるので、お前らが朝おんを体感することはできないのだ。

というのが、俺の出した結論。


というレスとハルヒが合わさって書き、某所で発表したものを手直しし投稿しました。

支援ありがとうございました。
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 22:26:07.29 ID:KGTluHDrO
おつほ
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 22:51:04.17 ID:WzFbPq410
女になってみたいって1度ぐらいは思った事あるぜw
乙!
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:08:34.12 ID:SgYR7uZ4O
チャック
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:16:07.48 ID:y6e2ORXrO
書き込みテスト
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:17:35.39 ID:y6e2ORXrO
さっきまで原因不明のエラーで書けなかった
支援できなかったがどっちも乙なんだぜ
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:19:26.66 ID:y6e2ORXrO
>>13
周防九曜が繁華街に武力介入する


今日は平日だよな!だから繁華街人居ないよ!
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:22:24.56 ID:KGTluHDrO
プリンが崩れた…
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:30:17.06 ID:y6e2ORXrO
また乱立か?
今度はなんだ
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:35:54.46 ID:KGTluHDrO
落下確認したのが最終保守から30分
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:45:49.59 ID:y6e2ORXrO
10分置きでも不安だな
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:48:27.60 ID:MNsCK98N0
年末は瞬殺になるかもしれんな
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:54:39.77 ID:MNsCK98N0
とりあえず50分で落ちるな
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:57:38.80 ID:d600PiHo0
61ID変わる前にチャック:2008/12/24(水) 23:57:55.03 ID:X4wPgeySO
谷口「フヒヒwww阪中で一緒に食事出来るwwさあ阪中よ、お前は器じゃ、れっつ女体盛りじゃあwwww」

キョン「なんか外に妙なことを口走ってるやつが居るんだが」
ハルヒ「放っときなさい。どーせ谷口でしょ、幻覚くらい好きに見させてあげなさい。あ、阪中さん、そのお肉取って♪」
阪中「はいなのね。でも本当に私もSOS団のクリパにお呼ばれして良かったのね?」
ハルヒ「もっちろんよ!阪中さんは準団員なんだからね、無断欠席は許可しないわ」


チャック:阪中は一緒に食事出来る
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/24(水) 23:59:58.25 ID:y6e2ORXrO
ウホッ
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 00:00:26.60 ID:LrFox2530
>>60
雑談室がおかしくなった原因のやつか。そのおかげでいい思い出が無いぜ
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 00:02:58.95 ID:kwM+8CXhO
日付変更記念
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 00:15:32.57 ID:kwM+8CXhO
>>61
つか谷口哀れすぐるwww
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 00:30:26.49 ID:kwM+8CXhO
15分
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 00:49:36.02 ID:kwM+8CXhO
20分
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 01:08:35.02 ID:kwM+8CXhO
そろそろ通常ペースで大丈夫か?
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 01:35:04.45 ID:dlFW/xwPO
●<ほ
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 01:46:26.73 ID:LrFox2530
起きてる内は30分以内には保守しておこう。
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 01:47:48.63 ID:uht8eS7c0
あげ
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 02:13:17.34 ID:kwM+8CXhO
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 02:35:31.03 ID:7+xb1UzpO
●<早めに保守
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 02:52:44.59 ID:kwM+8CXhO
○<メリークリ○○ス
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 03:17:10.32 ID:MO1S9CjZO
クリスエス?
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 03:42:54.63 ID:LrFox2530
いいえアナルです
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 03:47:08.40 ID:kwM+8CXhO
○<すま
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 04:59:39.77 ID:kwM+8CXhO
森<クリ●●ス!?
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 06:01:10.47 ID:kwM+8CXhO
●<スマ
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 06:56:49.15 ID:ySkpxvfzO
喜緑さんとクリスマスを過ごしたい
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 07:12:20.12 ID:SLaHUn5dO
ハルヒ「髪の毛がごっそり抜けたわ」
みくる「ヒェーッ!」
キョン「十円禿っぽいのできてるな…」
みくる「ヒェーッ!」
ハルヒ「どうせすぐ生えてくるでしょ」
みくる「ヒェーッ!」
ハルヒ「みくるちゃんうるさい
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 07:37:47.62 ID:WfftITu90
jp
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 07:41:03.48 ID:kwM+8CXhO
ヒェー!
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 08:14:43.04 ID:fZgMMrlMO
おは
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 08:27:33.63 ID:kwM+8CXhO
後は頼む
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 08:34:12.96 ID:tFZFlhKtO
おはよう
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 09:09:42.08 ID:GijklnizO
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 09:10:58.80 ID:GijklnizO
ごめんsage忘れた
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 09:20:46.87 ID:SLaHUn5dO
ハルヒ「SS書く人いないわね」
キョン「そりゃ、仕事とかいろいろとあるんだろ」
ハルヒ「クリスマスなのにwwwかわいそっwwww」
キョン「………」
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/25(木) 10:14:43.21 ID:GijklnizO
にゃあ
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
会長「まさか、喜緑とクリスマスを過ごす事になるとはな…」
ピンポーン
会長「来たか」
喜緑「会長、メリークリスマス」
会長「メリー…クリスマス…なんでミニスカサンタコスなんだ?」
喜緑「男性の方はこういうのが好きだとお聞きしたので」
会長「き、嫌いじゃないが…普段の君からは想像出来なくてな」
喜緑「何か勘違いされてるようですね」

会長「え?」
喜緑「私がサンタの格好をしているんですから、当然、会長はトナカイなんですよ」
会長「トナ…カイ…?」
喜緑「今日の為に新しい道具も用意したんですよ。二人で楽しみましょう、会長」
会長「やっぱりかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


誰かサンタコスの朝倉と喜緑を描いてくれないかな?保守