新生活のゲームブックのようです

<ヽ｀∀´>さあ、14番に進むニダ！

（　＾ω＾）次代は内藤ホライゾン！
期待

期待
ｗｋｔｋ

>>１
代理ありがとうございます

これは『川∀・ﾐ新生活がやってくるようです』というお話しを基にしています。
とりあえず予備知識なしで一回目をやってみょうかと思います。

夢を見ていた。

それは不可思議でありながら渦巻くカプチーノのミルクを連想させ
混濁したプールで溺れていると隕石が衝突しコナゴナになったモデ
ルガンを一生懸命に繋ぎ合わせてふわふわとした食感が面白い豚の
角煮がスーパーの試食売り場で並んでいたから週末はジェットコー
スターに乗りたいという台詞をドラマのワンシーンで見たときに閃
いたのがそうだ学校を繋ぎ合わせたら他校の学生同士の交流が深ま
るんじゃないかという結論を波打ち際に佇む女性にそっと寄り添っ
てお綺麗ですねとささやきかけた時に狐色の羽が香ばしいギョーザ
が食卓に並ぶなんて夢みたい夢のようだ夢である夢の如く夢見がち
な夢の果てに夢の残骸夢の後始末夢の甲子園夢の結婚夢のハネムー
ン夢の東京タワー夢のジョグレス進化夢の親四順目立直一発断公九
平和ニ盃口ドラドラ裏二つ夢の天下一品ラーメン一杯にご飯おかわ
り10杯以上夢の助演男優賞役処は女装癖夢のコーナーポストから飛
びつきフランケンシュタイナーいやしかしその後に腕ひしぎを決め
ようとしたところで乱入してきたのは青い猫型ロボットに顔を押さ
えつけられてそのまま息ができないんだけどこのままだと沈んじゃ
うってマジやばいから酸素を俺に酸素サンソＯ�Uさんそさんそさん
そさんそサンそさんそさんそ酸素酸素さんそさんそ―――――――
――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――……………………………
………………………………………………………………………………

「――――――なんで俺ののりたま食べちゃったのッ！！！」


ストック切らすなっていつも言ってるのに！

……
…………
………………いや、いつもっていつだよ。


「……あ、さ――――――？」


和紙越しの柔らかな朝日が夜が明けたことを教えてくれる。

――――――そうして、自分が叫んだことを把握するのに数秒かかった。

セルフツッコミによって生まれた間を例えるなら。
時代劇でよく見る、ししおどしカコーンの間である、間違いない。


――――――どうやら悪夢を見ていたらしい。


頭の片隅に残っているイメージを振り払おうと、
布団から出るとそのまま一気に障子を開け放った。

この場この瞬間を誰もいないことを確認する。
……どうやら声は誰の耳にも入らず、霧散して消えたらしい。
ペニサスさん辺りに聞かれていたら二次災害の被害は尋常じゃなかっただろう。

窓の外では、小鳥が囀りの井戸端会議中。

その平和な光景を目の当たりにし、
前頭葉がすでに削除したであろう得体の知れない悪夢は過ぎ去ったのだと結論付けtた。


……大体のりたまなんてここの家に来てから見たこともないよ、懐かしい。

支援
>>5
作者さん、こないだ勝手にスレ立てて申し訳ないです
お題募集のときの「スワッガーというブランド」のやつ覚えてますか？

おぉ、待ってたよ！
本編とは関係無い奴かな？
とにかく支援

規制解けて嬉しいお(´;ω;`)
支援支援

目覚め云々はともかく、起きてからの覚醒具合は半端じゃなかった。

もともと寝起きは良い方だと思っていたけど、
この調子の良さはどこかに頭のねじを忘れてきたみたいだ。


ウェイクアッパーズハイとでも名づけようか。


大事な記憶も一緒に忘れていそうなのがアルツの別名っぽくていいんじゃないかな。

――――――さて、起きたからには



１：一階に下りる

>>12
わかりますたまた後で
　
無論 １で

「――――――おはようございます」

リビングに入る。
丁度朝の情報番組が後続の番組に変わる時で、
今週の天気をテロップスクロールでお知らせしているところだ。

「あ、もうできてる」

テーブルに並べられてあるのは食パン、中心にはサラダボール。
家族分の用意がすでに完了していた。

('、`*川「おーはよーっと！」

奥から出てきたのはジーンズにＶネックセーターを装備したペニサスさんだった。
……緩い着こなしなのか、胸元の主張が激しい。
よくわからないけど運命と父さんに感謝したくなった。
ありがとう、息子の思春期に退場してくれて。

('、`*川「あとは焼くだけだからデレ呼んで来てよ――――――ぷはぁ！
　 　　　　やっぱコレが一番だわ、朝」

腰に手を当ててぐいっと飲み干す豪快スタイル。
見ているこっちも気持ちが良くなるほどの飲みっぷりだ。


しかしなんというか、美人のオヤジ化というのはキャラ的に卑怯な気がする。


('、`*川「ん？　どったの？」

「別になんもですよ。あとヒゲついてるヒゲ……って、あーっ！　俺の分も飲んだでしょ！？」

('、`*川「あー……そういえばシチューの足しにしたかも。
　　　　　 てか自分の分を使う予定だったけど、まだ飲んでないから残った奴は私のだと勘違いしちゃった」

悪びれもせず言われては何も言えないというものだ。


「適当すぎですよ……牛乳くらいいいですけど」

好きだけど、そこまでフリークでもないし。シチューが出るのも喜ばしいし。
あー、これが逆だったら朝っぱらからプロレス３Ｒだったろうなぁ。


( ´∀｀)「モララくんも起きたモナね。あとはデレだけかな？」


声に振り返ると、そこにいたのは新聞片手のモナーさんだった。
大黒柱にして包容力・許容力ともに深く携えているから、部下にも頼りにされているんだろうなぁ。

ん？　でもこの人、なんの仕事してるんだっけ？

　　　 ヾﾉ
┏(┏┏;^ω^)┓ 支援

('、`*川「モラちゃん早く呼んで来てって」

「あ、了解です」


別に今こだわることじゃないか。
そう結論付け、リビングを出て、階段を上がった。

二階最奥の部屋の前に来た。


「デレちゃん」

声をかけつつ、ノックをしてみる。
この家にも慣れてきてわかったことだが、デレちゃんは休日の朝にとてつもなく弱い。
学校があるときは自分で起きてくるのに、休日は昼前にならないと自力で起きられないのだ。

あれ？　今日は――――――



１：休日だ

――――――休日じゃないか。


「ぜったい起きないな……」

というか壁越しに声をかけても彼女の惰眠ゲージは削れないだろう。
ここは直接起こすしかない。

ドアノブを捻り、ドカドカと足音を必要以上に立てながら、その領域に侵入を試みる。
やましい気持ちがないということをアピールするために、あえて存在感を出そうとする小物行為。
もしくはガラガラヘビ。あ、いや、嘘つきました。


「はーいーるーよー？」


……しーん。

許可が下りずとも、否定もされなかったので行動に移しても問題ないという解釈でいこうか。
姉上からの勅命でもあることだし、いざ尋常に全軍突撃せよー！

ζ(− *ζ「……ん」

その陽だまりの中、すやすやという擬音が聞こえてくるかと思った。
それは幻聴というよりも幻視。
彼女を取り巻く空気が、童話の中のような温かさ持つという錯覚。

あろうことかそれだけで終わらない。

突撃目標は同時に寝返りをし、寝顔をこちらに向けるという奇襲をかけてきた。


――――――ええと、つまりですね。

……こうやって不意に見せる無防備さで、毎度こちらを一撃ＫＯするんですけどよ、この子。

ζ(− *ζ「かゆ……うま……」


寝言を呟きながらデレちゃんは幸せそうに眠っている。
いっそのこと口でも開けて寝ていてくれたらよかった。その方が起こしやすい。


起こすことが罪に思えてくるほど、その横顔が綺麗なのだ。


「……っていってもこれじゃあ」

妹の部屋に勝手に入って、寝顔を観察する変態じゃないか。
一瞬それでもいいか、なんて思っていない。私は任務を遂行するためにここにいる。オーヴァー。

「デレちゃん、起きて。ご飯できてるよ」

声をかけるだけで起きるとは到底思えなかったので、肩部を揺すり物理的に起こす方法を併用した。

ユサユサ。
ユサ。ユササ。ユサササササ。


……しかし触っているのは肩部なのに、男女のつくりの違いを否応なしに意識させる。


特に寝ている時というのは意識が覚醒していない時であって、
そんな状態で身体に触れるのはアウトーッ！な気がしないでもない。
考えたら負けなのに墓穴るってるなぁ、俺。


ζ(っ−ζ「……んー」

「あ、起きた？」

起きたならミッション完了だな。
着替えもあるだろうし、先に下りてパンを焼――――――


ζ(っﾟ*ζ「――――――なんで私のコンソメ食べようとするのッ！！！」


……は？

ζ(っﾟ*ζ「……あれ？　夢？」


「……別にコンソメ食べてないよ、俺」

調味料単体は胃にくるし……。


ζ(/□//ζ「え！？　あ、違うの！？　夢なの！？　わかるでしょ！？　わかってるんでしょ！？
　　　　　　　　てかなんでおにぃちゃんが私の部屋にいるの！？」

起き抜けから元気いっぱいのデレちゃんに至近距離で怒鳴られる。
こ、こら！　女の子が着崩れした格好のまま暴れるものじゃ――――――


ζ( − *ζ「――――――あ、なんか貧血」


「えぇ！？　だ、大丈夫？　起きたてなのに騒ぐから……」

ζ( − *ζ「それもあるけど……なんか不思議な夢を見た気がする……」

「不思議な夢？　どんな？」


呼吸を落ち着け、こちらを見るデレちゃん。どうやら貧血とは、一瞬の目眩だったようだ。
……ん？　そういえば俺も今日は悪夢を見たっけ。
でも、悪夢だった、ということは思いだせるんだけど……内容の方はまったく覚えていないなぁ。

夢について話す前に、大きく伸びをするデレちゃん。
両の手を天井に突きつけて、大きく胸を張る姿勢になった。


……だからそうやってパジャマヘソチラとかする。ああ、誰かこの無防備娘を何とかしてくれ。


ζ(ﾟーﾟ*ζ「もう夢がどんなだったかは曖昧なんだけどね。はっきり覚えているのは途中から。

　　　　　　 全世界を混乱に巻き込んだ新世界の神様がいて、
　　　　　　 本当なら４・５年は神様の計画通りになるはずだったんだけど、
　　　　　　 何の因果か神様しか食べないポテチを、妹が強奪して食べちゃったの。

　　 　　　　それで神様の計画が狂って、神様のライバルだった人は睡眠時間が確保されて、
　　　 　　　トレードマークだった目元のクマが無くなっちゃう……そんな感じ」


「……へぇー」

それはまた……すごいね……。

夢というのは脈絡がなくても、『夢だから』で納得できる場合が多い。けど……これはすごいな。
感想を述べよ、と迫られたら、超展開オモシロッ！　……とでも言えばいいのだろうか。

うーん、迷いどころだ。

ζ(ﾟーﾟ*ζ「あ、あとね。私は神様視点で、妹はおねぇちゃんだったの。
　　　　　　　ポテチを夢の中まで強奪しにくるなんておねぇちゃんすごいよね（笑）」

いっじきったなーい、と笑ってしまった起床姫。
彼女もまた、ウェイクアッパーズハイに犯されてしまったのだろう。

――――――ただ、タイミングに運がなかったのはいただけない。


「えーっと……そこら辺はノーコメントで」

だってほら、ここで盛り上がっちゃったら共犯の言質になっちゃうし。

( 、 #川「……デレちゃーん。アンタの中のアタシってそんなに食いしん坊キャラなんだー？」


地獄の釜は開かれた。もちろん中身はシチューだけど。

ζ( □|||；ζ「……おにぃちゃん、ノーコメントってそういう……」

「よしっ、デレちゃんも起きたしミッションコンプリートか。着替えもあるだろうし先に下に行ってるねー」


死角で気づかなかったデレちゃんには悪いけど、
いつまでも起きて来ないことに業を煮やしたおねーさまに絞られるのはお一人でお願いしますよ、と。

そそくさと退場し、あとは姉妹水入らずで存分に語り合って欲しいと思いましたのです。

階段に差し掛かったところで聞こえてくる姉妹の喧騒。
喧嘩するほど――――――とは違うか。猫が二匹、じゃれ合っているだけなのだから。

それを背で聞きながら、


「神様ってコンソメパンチが好きなんだ」


八百万の神様がいる国だし、過去にポテチブームとかあったのかもしれない。

「知識をひとつ得て、ちょっとだけ賢くなれた朝でした。まる、っと」

想像だけど、さぞかしカッコ良く食べるんだろうなぁ……なんてったって神様だしね。

( ´∀｀)「二人は置いておいて、さっきに食べようか」

「そうですね」

ああ、今朝も平和だなぁ。

自室に戻って一息つく。

「休日って逆に暇だな」

暇は嫌いだ。手持ち無沙汰、というのも。

こんなときには――――――



１：デレの部屋に行く
２：ペニサスの部屋に行く
３：一階に下りる
４：自室で時間を潰す

安価>>32

３

一階に行こうか。


('、`*川「あ、ヘーイおとーとー」


リビングに入ると、ソファーに座るペニサスさんが手を拱いている。
あの人の上機嫌は無条件で警戒しないといけないから困る。

( ´∀｀)「モナ」

「あ、モナーさんも今日休みなんですか？」

( ´∀｀)「久しぶりに休みが取れたモナ。今日は一日家にいるモナ」


モナーさんが一日家にいるとは珍しい。
この人は家では仕事をしない主義で、仕事が残っているときにはわざわざ外に出てやるほど。
なんでも、集中するにいい場所があるんだとか。

でも言葉だけで判断すると浮気の常套句にも聞こえる。モナーさんだからそのまま信じられるけど。

……あれ？　なにか引っかかるような……。

('、`*川「さ、ここにお座りモラ男くん」

「なんなんですか……しかもモラ男って……」


よく見たらソファーテーブルの脇にはビール缶が二三本転がっていた。

――――――酒盛りはすでに開始されていただとっ！？


「朝っぱらから何やってんですか！？　さっき朝ごはん食べたばかりでしょ！？」

('、`*川「なーにいってんの？」

( ´∀｀)「はっはっはっ。はっはっはっはっはっ」

……二人とも見事に顔を赤く染めている。
これは薄く淡くの情緒ある頬染めではない。もうどっぷりと染料の瓶に頭から突っ込んだ酔っ払いだ。

すでに頭の中は警戒発令第一種。
ウィンウィンウィンと、そりゃもう五重六重奏を奏でている。

さらにこの場のカオスは加速度的にヤバくなるという虫の報せが、こう、ビビッ、と。二秒間隔くらいで。


('、`*川「でさぁ、モラ男もいける口なわけだしぃ」

( ´∀｀)「はっはっはっ。はっはっはっはっはっ。はっはっはっはっ――――――うぷっ」


……やはり分析に間違いは無い。状況は秒で悪化している。
おそらくソファーに座れば、席を立つ機会は二度と訪れないだろう。

判断を間違えることは許されないぞ。ここは――――――



１：あ、俺体調が……
２：冷蔵庫から追加もってきますか

安価>>37

久しぶりに来てたか

支援

最安価>>39

安価踏んでたかスマンorz

安価↓

支援
安価なら２

２

「お酒、結構減ってますね。座る前に持ってきます」


('、`*川「あ、悪いねー♪」

( ´∀｀)「お願いするモナ」

よし、計画通りだ！
台所に移動することに何も違和感を持たれていない。
自慢じゃないがポーカーフェイスは得意。……うん、自分では結構ポーカーフェイスだと思っていますよ？


そうして冷蔵庫の前に来た。
ここでとある仕掛けを仕込む。フフフ、人との接触を避ける術なら任せてくれ！
……あ、言ってて悲しくなってきたよパトラッシュ。

「おまたせでーす」


('、`*川「早く早くー♪」

( ´∀｀)「それじゃあ配るモナ」

　　　――――――Ｐｒｕｕｕｕｕｕｕｕｕｕ

と、そこに響き渡る音が。


「電話ですね」


そう言いながら電話を取りに向かった。
二人はソファー、俺は起立状態。
電話を取りにいくのに何も不自然さはない。


そうして、相槌を適当に挟んで受話器を置く。

「――――――すみません、俺ちょっと用事ができちゃいました」

('、`*川「えーなにそれ」

「ギコたちとスポーツ店に行く約束してたんですが、早めに集まることになったみたいで」

('、`*川「花札はー？」

( ´∀｀)「ペニサス、モララくんの友達付き合いの邪魔をしてはダメモナ。
　　　 　　いつでもできることを優先する必要はないモナ」

「……すみません」

まぁ嘘なのだが。
電話は自分の携帯でかけた自作自演。そこまで警戒しなければならないという予感があった。

……んだけど、あっさり引き下がられちゃった。なんか、本当に、ごめんなさい。

部屋に戻って外に出る用意を済ませる。


玄関に向かうとき、リビングをチラリと覗いた。どうやら二人で始めたようだ。

お酒を飲みながら子供と二人で遊ぶモナーさんはとても嬉しそうだ。

もしかしたら。
ペニサスさんが男らしい性格なのは、モナーさんが息子を欲しがっていたということに関係している？
……いや、気にするようなことじゃない。
性別なんか関係無しに、いくつになっても親子ではしゃげるのは、それだけで宝なんだから。

支援

↓

あの空間に自分がいるのは少し気が引ける……でも、名残惜しいくらい暖かな――――――


('、`*川「いよし！　千円の儲け！　出だしから調子がいいー♪」

( ´∀｀)「フハハハハ、今のうちに財布を肥やしておきなさいペニサス。
　　　　　夢は見れるうちに見ておくものモナ」


――――――あ、外の空気が吸いたくなった。


自作自演の電話をしてまで席を離れたのは賢明な判断だったと言えるだろう。
さらば魔窟。私はお外で風の子になります。

「――――――これはファンタジーだ」


呟いた時、視界は開かれた。
幻想。その言葉を持ってすれば、あらゆる超常を日常に変換できる。


それは夢と言い代えてもいい。


夢とは想像の到達する範囲で、すべてを網羅することができる。
それは本人の望む望まないに関わらず。
それは本人の持ちえるもの持たざるものにも制限はない。

可能性の代替品。夢とは、言わば『芽』なのだ。

深層意識を苗床に、ひたすらに広がっていくその枝葉は、
いつかその『芽』でしか到達しない窓を開けて新たな世界へ続く道になるだろう。


「――――――ゆえに、これはファンタジー。
　……夢としか言いようがなく、
　そういう結論でしか議論を終わらせることができないのもまた然り」


ともかく賽は投げられた。
それは意味するところに到達するのか。それとも彼の許容した日常に埋もれてしまうのか。


「――――――まぁ、役割的に出番がないのは寂しいけど」


賽の目が見えるところで会いましょう。
幾万に広がる過去よ。願わくば、いつかくる審判にはしっかりとした足場を造りたまえ。

�C

↓

昼食も取らずに出てきてしまったが、それもまたいいかもしれない。
そう思ってしまうのは、久しぶりに外食ができるという嬉しさからだった。

幸いにもカラリと晴れた空。街にくりだすには丁度良い。

よし、今日は外を目一杯満喫しよう！

じゃあまずは――――――



１：とりあえず歩き回ろうか

「――――――あてもなく歩くのもいいかな」


折角の休日をあれこれ目的に縛るのはもったいない気がした。

思えば最近は街の散策をしてなかったっけ。

引っ越した当初はよく一人で歩き回ったものだ。
思い出すだけで――――――苦笑ものだ。散策とは名ばかりの、時間潰し。
もとより見て回るだけでもそれは立派な散策といえるのだが。


あまりにも時間を潰すことだけを考えて、どこを回って何を見たのかをまるで覚えていない。

それさえ楽しめればウインドウショッピングの上級者なのかもしれないが。

「今度はしっかり見なくちゃなー」

１

　　　――――――そして、その一歩は踏み出された。

途端崩れる街並みと世界。

音を立ててコナゴナになるのは、三次元的なトリックアートの二次元的な背景。

今自分が立っているのか落下しているのかも判別つかない。

ああ、これは。

どこかで、体験した気がする。

投下ペース早くないか？
気をつけてないと猿喰らうよ

支援

↓

「――――――こんにちは」

声がする。

「こんにちは」

挨拶する。

「はじめまして……ではないけれども、はじめまして」

挨拶される。

「それじゃあ……はじめまして」

挨拶をする。

「ここは――――――どこですか？」

聞いてみる。

「あなたは道を間違った」

声がする。

「ああ、決して人生観上の提言などではありませんので、あしからず。
　私が言いたいのは純粋にその二本の足で歩く道を間違えた、ということです。
　あてもなく散歩を楽しむ。
　それはここで最も危険な行為です。
　少なくとも、今はまだ。
　この台詞もまるでオルゴールのようにささやかなければいけないのが悲しいです」

声がする。

「あなたはまだ私と会話すらできない、いわば赤ん坊だ。
　それでも私は待ちましょう。
　私たちのために。私たちの未来のため……おっと、これ以上は言えないな。
　喋りすぎましたがあなたがまだ赤ん坊でよかった。
　知恵をつける前の無垢は何者にも無害だ。
　それも行き過ぎると人には歪に見えてしまうものですが」

声が、――――――遠く、――――――、――――――。

――――――さようなら。

――――――また、会えますように。

支援

というわけで一回目でした。
顔から火が出そうです。

スレが落ちない程度の休憩を取ってからもう一回だけやります。
質問あれば答えられる範囲で。今までのことでもいいです。

それからお題ありがとうございました！５０個欲しいって言ったのも作者です。今も募集中

乙

休憩してからってことは、今日中にもう一回投下ってことで良いのか？
あと、データ三日落ちしなくなったこと把握してるか？

>>63
ていうか20分くらい休んだらもう一回やります。
鯖移転でしたっけ？はい、しってます。

この話しは物語が進行するフラッグを踏まないと永遠にパート�@を繰り返します。
一回目はまぁＢＡＤルートだったのでもう一回です。

試作品なので小説ではないな、と思ってゲームブックとスレタイに入れました。

乙
へんなルート選んですまん

>>65
というか全て伏線なので、
ＢＡＤを見てないで本筋ルートに入ったら今以上に意味不明になっちゃうんですよ。ナイス安価。

>>64
知ってたならいいｗ
前回、来年の６月あたりまで来ないような感じだったからさｗ

安価は……きんたまんじゃないからスナイプス出来ないかもｗ
ってことで猿避け的支援にまわるわｗ

試作品か。いろいろ企画考えてるなｗがんがれー

いろいろ説明不足なので一つ参考にと画像を上げました。
http://www.vipper.org/vip1037802.jpg

これは何度も繰り返す物語りなんです。
ＢＡＤルートと言ったのが悪かった。
物語に関するシーン・物語の袋小路のシーン・日常のシーンの三つで構成させていて、
どういう話にするかは読者次第、というゲームブックなわけです。

六月、というのは、新生活本編上の時間経過の話しです。
第二部は月単位で進むので。言葉足らずもうしわけないです。

じゃあまた振り出しから？

今回は体験版のような感じで、パート�@を少し削ったものを用意しました。
本当は全編完成してからがよかったのでしょうが、
今出来上がっている分だけでも結構な量なので、どういう受け取られ方するのかな、スレ立てしました。
あとフェードアウトしそうだって言われたので、書いてるよーという意思表示を。
本編も書いてます。

>>69
物語進行フラグを踏むまでループは繰り返されます。
つまり振り出しからです。まぁ選択肢までは>>でまとめればいいのでイライラさせ……するかなぁ怖いなぁ。

それとすいません。
用事ができてしまって、二回目できなくなりました。
家を出る時間まで質問に答えるということで。あと、お題募集です。

>>71
本編待ってる、がんばれ
お題は「紅茶の缶」

クロスチャンネルみたいな感じか

>>71
ちょｗｗｗｗｗ
お預けプレイが得意だなｗｗｗｗｗ

フェードアウトじゃなくて良かったｗ本編待ってるよ。

気をつけていってこいｗ
ﾉｼ


お題
ドクオとブーンとモララーの三人で買い物

>>71
wktkして次を待つぜ！
お題「コタツ」

今どうなってるの？支援

お題
(；｀ﾟ e ﾟ)「ぬぁぁぁぁぁぁぁぁにぃぃぃぃぃぃぃぃッ！？」

おや久々に見たな
お題「苺モンブラン争奪戦」

お題＜（｀^ω^´）ﾋｮｺﾝ＞