thx
始めよう
僕はイエスともノーとも答えなかった。
別に考える時間が欲しかったわけではない。
保留するような選択でもない。
「答えて」
安心したいんだろうな。
しかし何故このアヤという少女は僕に拘泥するのだろう。
純粋に強いポケモンを自分の所有物にしたいという欲求が、僕に興味を示したからか?
監守が牢の入り口でアヤに告げた。
「……アヤ様」
「解っています」
尖った声だった。
僕に向けられていたそれに比べるとボールと銃弾の違いがある。
支援
アヤは僕の頬のあたりを見つめて言った。
「わたしは長くこの施設に留まっていられません。
またすぐに任務に就かなければならないからです」
既視感。
散り散りになった記憶のひとつが、
同じような台詞を他の誰かに言われたことがあると告げている。
「おそらく最終テストが行われる時も、
わたしはこの施設にいないでしょう。
だから、約束してください。
絶対に被験体の相手を免れる、と。
ピカチュウ、あなたには死んで欲しくないのです」
「アヤ様、これ以上は――」
監守がアヤの肩に手を掛ける。
「触らないで下さい」
アヤは乱暴にその手を振り払うと、
僕を優しく床に下ろした。
彼女の腕の中と比べて、地面はとても冷たかった。
アヤは牢の扉をくぐりながら言った。
「迎えに来ます。待っていてください」
「……チュ」
さよなら。
支援
もう最終回までピカチュウとヒナタは会えないんだろうか…
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 21:00:03.27 ID:eyKlC2G6O
ここでやる意味あるの?
そんな悲しいこというなよ…
もしマサキが今の返事を聞いていたなら、
そこに込められた「さよなら」以外の意図も理解していただろう。
深紅のドレスを見送った後、僕はなにをするでもなく、
頭上の小窓から響いてくる潮騒に耳を傾ける。
アヤへの服従と、確実な死。
不思議なことに、それらを天秤にかけてみても、天秤はどちらか一方へ傾こうとしなかった。
水平を保っていた。
等価だからではない。どうでもよかったからだ。
僕の心は摩耗していた。
記憶に蓋がされていくことへの畏れは、いつしか消えていた。
眠っているあいだに見る明晰夢は日に日に色彩を増す。
対して起きているあいだに感じる感覚は日に日に色彩を失っていく。
揺るぎないのは、蓄積してきた戦闘経験だけだ。
体が覚えている、とはよく言ったものだと思う。
最終テストに協力するか否か。
その答えはアヤに話を聞かされるよりも前から決まっていた。
十四章下 終わり
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 21:06:41.83 ID:8x5VTAHHO
しばらくはage進行でいいんじゃね
荒らしが来てもいいと?
もう十五章か……別れてから結構経ったな
ピカチュウが地上最強の生物を目指すようです
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 21:19:00.29 ID:8x5VTAHHO
作者は気にしないと言ってる
俺たちがスルーできれば無問題
この組織含め、アヤも気になる存在だな。
まあ、カエデは俺の嫁だが..
「ウツギ博士は現在、グレン島に出張中です」
「いつセキチクに戻られるか分かりませんか?」
「申し訳ございません、分かりかねます」
カエデが横から口を出す。
「大体でいいんで教えてください」
「出発されたのが五日前ですので、早ければ十日以内にお戻りになられるかと――」
「ありがとーございましたー」
くるりと姿勢を反転して、すたすたと出口に向かうカエデ。
あたしは一瞬そのままカエデに行きそうになって、
慌てて受付の人に会釈してから、カエデを追いかけた。
サイクリングロードを抜けた後、
金髪と茶髪の二人組は、約束通りあたしとカエデをポケモン協会本部に案内してくれた。
やっとピカチュウを攫ったあいつらの手がかりが手に入る。
そう思っていたのに――どうしてここまで来て、待たされなくちゃならないんだろう。
タイミングが悪すぎるわ。
あたしは会ったことのないウツギ博士を恨んだ。
「あれ、あんたたち、まだ居たんだ」
ポケモン協会本部の外に出ると、とっくに家に帰ったと思っていた少女二人組が待ってくれていた。
金髪ロングが唇を尖らせて、
「先輩ひっどぉ〜い。折角待っててあげてたのにー、そんな言い方ないんじゃないんですかぁ?」
「ごめんごめん。でも、どうしてまだ家に帰ってないの?」
「先輩、ピンクバッジもらいに行くんですよねー? たぶんセキチクジムへの道も分かんないだろうから、案内してあげようと思って」
支援!
「あ、ありがと。でも、そこまで気を遣ってくれなくてもよかったのに」
「いいじゃないの。ヒナタ方向音痴だし、この際セキチクシティ全部案内してもらったら?」
カエデがあたしをからかう。
「もうっ。あたしは方向音痴じゃないってば」
あたしがそれにむくれる。
自然なように見えて、その実、不自然なカエデとの遣り取り。
あたしがゲンガーのことを告白してから、
カエデとあたしの間には目に見えない壁が出来ていた。
喧嘩しているわけでもないし、冷戦状態なわけでもないんだけれど……
なんというか、今まで零に近かったカエデとの距離が、少し離れてしまったような気がする。
こんなことは初めてだった。
距離が零ということは、
言い争いや喧嘩になりやすい分、仲直りもしやすい。
そこに空間が生まれれば、
傷つけあう機会が減る分、一度傷ついた関係は修復されにくい。
それは、集団生活を経験した人間なら誰もが知っていること。
今まであたしとカエデはの距離は零だった。
数え切れないほど喧嘩して、数え切れないほど仲直りもした。
そうやって絆が深まっていくのだと思う一方で、
いつまでもそれを繰り返していてもいいのかな、と思うこともあった。
あたしもカエデも、もう子供じゃない。
根はいい子なんや…
くうぅ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:07:10.22 ID:UvGt/aFk0
そろそろ潤滑油を引いてもいい頃だと思う。
共有する部分は共有して、それ以外のところは干渉しないようにして……。
ゲンガーのことにしても同じよ。
誰がどう言おうと、自分がどうするか最終的に決めるのは自分自身。
いくらカエデがあたしを非難したって、それは筋違いと言うものよ。
だってゲンガーは、カエデじゃなくてあたしのポケモンなんだから。
「せんぱぁ〜い、どこまで行くんですかー?」
「ヒナタったら、ジムの前通り過ぎてどうすんのよっ」
手を捕まれる。
「あはは……ごめん、ちょっと考え事してた」
考え事については訊かずに、、
カエデはただ眉根を寄せて「迷子になったら泣くのはヒナタなんだからね」と言った。
風呂 一時間程度
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:12:35.29 ID:B2xc4RSL0
今バッチ何個な訳?
4つかな?
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 22:45:23.29 ID:8x5VTAHHO
ほ
だからあぶねえ
番外編でロケット団のその後みたいなのやって欲しいな
ほしゅ
土曜の夜だ
注意しておこう
「セキチクシティジムは一見、タマムシシティジムと似通ったお屋敷のような外観をしていますけど、
中身は全然違ってて、絡繰り窓やどんでん返し、隠し梯子といったようなワクワクギミック満載の忍者屋敷なんですよ」
と簡単にジムについて解説してくれた茶髪ショートは、
「アンズちゃん、ヒナタさんにバッジをタダで渡すのが気に入らなくてごねると思いますけど、
そこは優しくしてあげてくださいね」
と小声で付け加え、今度こそ茶髪ロングと一緒に帰って行った。
カエデは屋根の瓦を一つ一つ数えるように目線を動かしながら、
「さすがは忍者屋敷、ってところかしらねー。
あたしみたいな大人も思わず童心に返っちゃうような空気を醸してるわ」
「まさか入り口のとこから仕掛けがあったりしないわよね……?」
「んなわけないでしょ。ヒナタ、あんた心配しすぎ」
「だってほら、試練は門をくぐった時から始まっている、みたいなシチュエーションがあるでしょ?」
カエデは自信満々に
「あたしもヒナタも挑戦者じゃないから、大丈夫」
と言い、受付のある離れに颯爽と歩き出して派手にコケた。
「いったぁ〜い……なにこれ、縄? はあ? なんでこんなとこに縄が張ってあるわけ?」
あたしは縄をそっと跨いで言った。
「人柱になってくれてありがと、カエデ」
「うるさい。ヒナタが先に行ってよ。あたしは後ろからついてくから」
ほ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 23:52:48.65 ID:UvGt/aFk0
結論から言えば、あたしたちは苦もなく離れにたどり着いた。
罠が仕掛けられているといっても、精々最初にカエデが引っかかった縄くらいで、
逆に拍子抜けしてしまったほどだ。
受付のお姉さん曰く、
「屋外の引っかけ罠は、雰囲気作りみたいなものですよ。
まず引っかかる人はいませんしね。
本格的な仕掛けは屋敷の中に集約されているんです」
とのことで、カエデは必死になってお尻についた土を払っていた。
また、ピンクバッジがなんの審査もなく入手できたことにも拍子抜けした。
あたしはレインボーバッジを見せるだけで良かった。
受付のお姉さんがぱちぱちとパソコンにあたしのパーソナルデータを入力し終えると、
「どうぞ」
と笑顔でバッジを渡してくれた。
「あのぅ、こんなに簡単にもらっちゃってもいいんですか。
それに、こういうバッジの受け渡しって、ジムリーダーがする決まりなんじゃ、」
「あなたにはピンクバッジを受け取る資格があります。
レインボーバッジの現物確認に加え、データベースにもあなたの功績が記録されていますから手違いはありえません。
それと、確かにバッジの譲渡は原則的にジムリーダーが行うことになっていますが、
アンズは現在ジム戦の最中ですので、例外です。安心してお受け取りください」
受け取りながら、あたしはちょっぴり残念だった。
アンズちゃんに会いたかったなあ。
茶髪ショートが絶賛していたから可愛いのは当たり前として、
やっぱりジム戦には、忍者の格好で臨んでいるのかしら。
アンズちゃんと戦わないのかなぁ
C
アンズが普通の服で現れたら萎えるよなw
「おめでと、ヒナタ。なんもしてないけど祝ってあげる」
「ん……、ありがと」
「今バッジ、何個だっけ?」
「五つよ。グレー、ブルー、オレンジ、レインボー、ピンク……」
口に出してみて、改めて自分が、
ほとんど自力でバッジを集めていないことに気づく。
純粋に実力勝負で手に入れたのは、レインボーバッジくらいかしら。
ううん、それにしたって、ゲンガーの暴走なくしては手に入れられなかった。
カエデは首を捻りつつ、
「半年でバッジ五つって、今考えたら凄いペースじゃん。
案外、ピカチュウを捜しながらでも今期のポケモンリーグに間に合うんじゃないの?」
「それは無理だと思うわ」
「なんで?」
「だって、次に行く街がヤマブキシティとは限らないでしょ」
「………」
あたしにはカエデの沈黙の理由が分かっていた。
カエデははっきりと口に出しはしないものの、
心の中では、早くあたしがゴールドバッジを手に入れて、
ゲンガーを外に出してあげるべきだと考えている。
でもあたしの考えている優先順位は、ゲンガーよりもピカチュウの方が数字が小さい。
というか、1だ。
もしウツギ博士の示してくれる手がかりがヤマブキシティでないのなら、
例えヤマブキシティを通過することになっても、滞在しない。
当然、ヤマブキシティジムにも挑戦しない。
うーうーはしばらく聞けないのかな……。
「あのね、ヒナタ――」
と、カエデが口を開いたその時だった。
ガララ、とけたたましい音とともに離れの戸が引かれ、
あの罠に引っかかって前のめりに地面に倒れ込んだのだろう、全身土埃まみれの男の子が入ってきた。
「しっ、失礼します!」
声が上擦っている。初めてのジム戦なのかな。
一生懸命登録用紙に必要事項を記入する男の子の微笑ましい姿に、あたしは少し和んだ。
カエデといえばあの罠に引っかかったのが自分だけでないことを知って胸を撫で下ろしていた。
カエデが言った。
「帰ろ? ウツギ博士が出張から戻ってくるまでの間、セキチクで何をして過ごすか計画立てなきゃ」
「そうね。最低でも一週間は待たなきゃいけないわけだから――」
とあたしが答えている途中、カランカラン、とペンが転がる音がした。
「その声……まさか……」
さっきの男の子が、ペンを拾うことも忘れてあたしを凝視していた。
あたしは自然と自分を指さしていた。え、あたし?
確信したのか、「なんて偶然なんだろう」と男の子は呟く。
「なになに? ヒナタ、この男の子と知り合いなの?」
「えっ……あの……それは……」
本当に知り合いだった時のことを考えて返答に窮していると、男の子は土埃にまみれた顔をぐしぐし拭って言った。
「忘れちゃったんですか? 僕ですよ! ニビシティのリュウジです!」
40 :
◆ihjpPTk9ic :2008/12/14(日) 00:40:31.78 ID:0hrHF59Q0
寝るお( ^ω^)
明日は昼から
残っているといいが
イワーク暴走させた少年だっけ?
乙、楽しみに待ってる
乙
同じ暴走仲間ですね
乙!
待ってるお!
急展開wwwww
作者乙
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 01:21:40.05 ID:3AkfpgzBO
また落ちるぞ
ニビシティと聞いてそういや勝俣とか居たな〜と思い出したwww
勝俣世代は何人残ってるだろう
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 01:35:21.03 ID:3AkfpgzBO
かなり脱落しただろうな
>>1から見てるやつはどれくらいいるんだ
あのピカチュウとニャースのやつ
二人でくだらないことしゃべってるやつか?
それ
一番最初のスレの
>>1から居るが
こういうことを話すのはアレだからやめとけ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 02:00:01.64 ID:8nK0rykTO
アンズ出現フラグ来たね
おつきみ山の勝俣
保守
>>54 今更フラグって言ってもあれだけ存在を仄めかしといて出番無しってことはないだろwww
勝又←パートスレが叩かれる原因
まあ下がっていればパートスレ叩く奴も滅多に沸かないだろ
それでも沸くならもはや執念か荒らしかのどっちか
馴れ合いは自重
保守
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 04:11:24.23 ID:8GjykZh/O
保守
ほす
ほ
ほしゅ
ほ
保守
勝俣懐かしいなw
あの場面を読み返してみるか..
ほ
ほ
ほ
も
ほ
保守でライ!
保守はまかせろ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 10:23:23.23 ID:zzLsPvOAO
ほしゅ
ごめん…ageてた
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 10:41:46.03 ID:3AkfpgzBO
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
保守だっピ!
再開する
ただしレポートの片手間なのでペースは非常にゆっくり
キタ――――――――――――!!
レポートに集中した方が…
「リュウジ……あ!」
次々に記憶が蘇ってくる。
あたしとのポケモンバトルでイワークを暴走させた、ジムリーダー代理の少年。
あの騒動の後は、代理の座を降ろされて、
ジムのサポートに回っていると聞いていたけど……
「なんでリュウジがセキチクシティにいるの?」
「僕もヒナタさんと同じように、旅の途中なんですよ」
「へえ……じゃあ、ジムの仕事から離れて、ポケモンマスターを目指すことにしたんだ?」
リュウジは細い目を瞬かせて首を振った。
「いや、僕はただ父さんの後をついてきただけです。
セキチクジムに挑むのは、丁度セキチクを通りかかったからで――」
「おいおい、いつまでかかってるんだ?」
振り返る。
離れの戸に姿を現したその人は、
ものすごく重そうな登山用のリュックを軽々背負って、
リュウジそっくりの細い目で、あたしたちを見つめていた。
リュウジのお父さんって、確か――。
「タケシさん、ですよね?」
あたしが気づくよりも早く、カエデはタケシさんの前に瞬間移動していた。
「ああ、うん。いかにも俺はタケシだが……」
「サインお願いします!」
タケシだと!?
タケシか……
タケシktkr
タケシはいったいどこのジュンサーさんまたはジョーイさんを落としたんだ……
タケシもいい歳いってるだろうし、渋い男になってるんだろうなあ
リュウジ親子との出会いから一時間後。
君がヒナタだったのか。
俺のバカ息子が迷惑をかけて本当にすまなかった。
ところでお昼ご飯はもうすませたのかな?
まだならご馳走するよ――。
お腹がぺこぺこだったあたしとカエデは、進んでそのお誘いを受け、
ポケモンセンターの一室で、タケシさんお手製のシチューをご馳走になっていた。
「ウマっ! 超おいしいんですけど!」
「本当に美味しい……」
ワイルドな男料理が出てくるかと思いきや、
タケシさんのシチューの見栄えは一流レストランのそれみたいに綺麗に整えられていて、
味に至っては具材とホワイトソースの絡み具合が絶妙で――とにかく絶品だった。
「リュウジが羨ましいわ。
毎日こんなに美味しい手料理が食べられるんでしょ?」
「父さんはなんでも作れるんですよ」
タケシさんは髪をかきながら、
子供みたいに顔をほころばせた。
シチューの残りが少なくなってきたところで、あたしはリュウジに訊いた。
「そういえば、リュウジはどうしてジムの仕事を離れたの?」
「僕、ヒナタさんが二ビシティを旅立った後、いろいろ考えてみたんです。
ジムリーダーになる、ならない以前に、まず色んなポケモンやトレーナーに会って、経験を積まなくちゃならないんじゃないかって。
それで次に父さんが帰ってきたら、父さんについて行こうと決めたんです。
実際、父さんが二ビシティに帰ってきたのは、それからすぐのことだったんですけど」
俺は女の子の二人旅が読みたいお……
タケシほ
妻が…気になる!
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 14:09:24.90 ID:0hrHF59Q0
「リュウジの変わりようにはびっくりしたよ。
昔は早くジムリーダーになりたい、早くジムリーダーになりたい、って駄々こねてばっかりだったのにな」
「ちょ、恥ずかしいからやめてくれよ、父さん」
さっきから異様に静かなカエデを見てみると、
丁度シチューの皿を傾けて、ずぞぞ、と啜っているところだった。ずっと食べてたのね……。
「お代わりはどうする?」
「ください!」
タケシさんが皿を受け取り、鍋に向かう。
カエデは口の周りについたシチューを上品に拭いつつ(初めから上品に食べていれば拭わずに済むのに)
タケシさんの後ろ姿に尋ねた。
「タケシさんて、確か全国のポケモントレーナー・ブリーダーの育成に力を入れておられるんですよねー?」
「その通りだよ」
「今はどこに向かってるんですか?」
「それは……」
リュウジが横やりを入れる。
「父さん、旅の行き先だけは絶対に教えてくれないんだ。
一応どこかには向かってるみたいなんだけど、
特に急いでる風でもないから、予想もできないし」
「まあまあそう拗ねるな、リュウジ。
とりあえず、しばらくはセキチクシティに滞在するから。
お前はピンクバッジに集中していればいいさ」
タケシたん
タケシにロコン渡した女誰だっけ
「またそうやってはぐらかすだろ。
そんなだから母さんに呆れられるんだよ」
「なっ、ななな、何を言うんだリュウジ!
俺と母さんの夫婦仲は円満で……」
「嘘だ。この前母さん、電話で言ってたよ。
父さんから毎日メールとか電話来て鬱陶しいって」
「嘘だぁあぁぁぁ」
おたまを持ったままガクリと崩れ落ちるタケシさん。
ガーン、という効果音が聞こえてきそうだった。
あたしとカエデは、反応に困って顔を見合わせる。
カエデが訊いた。
「あのさ、リュウジくん?」
「何ですか?」
「リュウジくんのお母さんて、誰なの?」
「ポケモンの研究者ですよ。
オレンジ諸島にある研究所の所長をやっていて――」
リュウジは母親の姓名を教えてくれた。
「知らないわ。カエデは知ってる?」
「ううん、知らない」
「そうですか。わたしは結構有名な学者なんだって、母さんは言ってたんだけどなぁ。
論文もいくつか発表していたみたいだし……。
あっ、そうだ。母さんが有名なのは、旧姓の方だから――」
ウチキド。
その言葉を聞いた瞬間、カエデの目の色が変わった。
おお
巨乳ktkr
ぐぐったらああーってなったわwwww
アニメ見てたの懐かしい
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 14:41:01.42 ID:kxZLpsaKO
タケシってウチキド博士のとこから帰ってきたとき、かなり落ち込んでたよな
タケシ勝ち組だなあ
「ウチキド博士なら知ってるわ!
てか、オレンジ諸島のポケモン研究の第一人者じゃない。
へえー、そっかー、リュウジくんのお母さん、ウチキド博士だったんだ」
「そんなに凄い人なの?」
「ええー、ヒナタ知らないの? あんたが会いたがってるウツギ博士に並ぶほど有名なポケモン研究者よ?」
「……うーん、だめ。授業で習ったはずだけど、思い出せないわ」
名前には聞き覚えがあるけど、どんな研究をしているのかまでは知らなかったし、
おそらくウチキド博士の名前を知った当時は、知ろうともしなかったに違いない。
リュウジは言った。
「やっぱりウチキドの方が、世間には馴染み深いんですね」
「そうね。ポケモン考古学の文献にも、時たまウチキド博士の名前が出てくるけど、
結婚していたなんて全然知らなかったわ」
「それは仕方ないですよ。
学会には未だにウチキドで通ってるみたいですし」
「うっ……うう……」
ふとタケシさんの方を見ると、備え付けのキッチンの片隅で、
膝を抱えてエプロンに顔を埋めて泣いていた。
カエデの「結婚していたなんて全然知らなかったわ」という一言が、胸に刺さったのかもしれない。
「……・タケシさんって、見かけによらず繊細な人なのね」
タケシかわいそうだな
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 15:29:48.57 ID:0hrHF59Q0
雑談が一段落ついたところで、あたしとカエデはお暇することにした。
リュウジは別れ際に、あたしに言った。
「次にヒナタさんに会ったときは、
僕の本当の実力と勝負してもらおうと思っていたんですけど、
その勝負は、もう少し待っていてもらってもいいですか。
今戦っても、僕が負けるのは一目瞭然です。
だから、僕がもう少し強くなったそのときに……」
「うん、待ってるわ。今度のジム戦、頑張ってね」
あ、ありがとう、とリュウジが尻すぼみの声で答える。
タケシさんが呟いた。
「……血は争えんな」
タケシさんとリュウジの部屋を出たところで、
あたしたちが泊まる場所も同じポケモンセンターだ。
あたしとカエデの部屋は、リュウジ親子の部屋から少し離れた斜向かいに決まった。
カエデがベッドに倒れ込む。
一瞬それに倣いそうになって、思いとどまり、
あたしはボールをベルトから外して、ベッドテーブルに並べた。
モンスターボールが二つ。
そして、ハイパーボールが一つ。
あたしは服を脱ぎ散らかすカエデを尻目に、自分を詰った。
ゲンガーが危険だとか、リスクは最小限に抑えるべきだ、とか言い訳して――。
結局は、暴走したゲンガーを思い出す度に、ボールを開ける手が止まってしまう、ただそれだけのことだった。
休憩
次ピカ視点
おつかれ
乙ほ
ほし
ピカ視点kt
おもすれー
つーか今までタケシとヒナタに面識がなかったのが不思議
オレンジ諸島まではみてたはずなのにどんなねーちゃんか思い出せん
おっとりしてる巨乳だよ
ほす
ほっほっ
ちょっとレポートが不味いことになってる
そっち集中しろよww
がんばれwww
ほ
ほし
ピカ
不定期な投下になってすまない
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 19:51:02.27 ID:ZvcC+U71O
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 19:51:25.33 ID:0hrHF59Q0
アヤと会ってから数日後の夜。
再び地下牢のドアが開けられた。
複数の人間の気配を、僕は背中で感じた。
分厚い手袋で覆われた手が、僕の体に触れる。
気持ち悪かった。
だがここで抵抗することの愚かしさを僕は知っていた。
コンディションチェックが済むと、
白衣を着た人間たちは揃って満足げに頷き、牢を出て行った。
――最終被験体の相手として条件を満たしている。
そう判断したのだろう。
最終テストの過程で死ぬかもしれない。
けれど僕はその未来に満足していた。
綺麗事を言えばこうだ。
コンディションチェックを通過せず、このまま記憶をみんな失い、
あのアヤという少女のポケモンになる道を選べば、
僕は一般的なポケモンよりもずっと長生きできるだろう。
しかしそんな余生に意味はあるだろうか。答えは否だ。
死ぬ可能性があるにしても、その最終被験体と相対し、
マサキの庇護下に戻ることができれば、僕はまだ脱出を夢見ることができる――。
そしてもう一つの本音を言うなら、
僕はその地球上で最強のポケモンとやらと、一戦交えてみたかった。
サトシに捨てられてからの約15年間、僕は出来るだけポケモンバトルを避けるようにして生きてきた。
僕はとっくに闘争心を失っていると、僕自身で自覚していたつもりだった。
最強ピカチュウVS最強ポケモン……wktkが止まらねぇ
展開やべえww
地球上最強とか言われたらラヴォスみたいなのしか思いつかん
ゴジラくるか
それがどうだ。
この地下牢で過ごしているうちに、僕は自然と夢の中で、戦う相手を捜していた。
いくら記憶が曖昧になろうと、
現実での感覚が希薄になろうと、
蓄積された経験は体に刻み込まれてる。
これまで戦った強敵の数々は精確に思い出せる。
タケシのイワークを倒して、相性に対する畏怖を消し。
カスミのギャラドスを沈めて、俊敏が威力に勝ることを知り。
マチスのエレブーを感電させて、自分が特殊であることを実感し。
エリカのウツボットを自滅させて、フィールドを利用することを学び。
ナツメのフーディンを昏倒させて、躊躇い無き特攻の突破力に気づき。
カツラのブーバーを麻痺させて、無傷で戦闘不能に追い込む術を体得し。
サカキのサイドンを打砕いて、電気属性と地面属性の相性を完全に克服し。
数多のランカーポケモンを撃破して、遍くポケモンの頂点にいるのだと理解した。
「……ピカ」
……だから、僕は勝つ。勝てる。勝てない理由がない。
半ば暗示をかけるようにして、僕は目を閉じた。
目の上の傷跡が引き攣れる痛みを感じるほど、かたく目を瞑った。
キョウ涙目wwwwwwww
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 20:31:18.54 ID:0hrHF59Q0
訂正
蓄積された経験は体に刻み込まれてる。 ×
蓄積された経験は体に刻み込まれている。 ○
最初から張り付いてたが、やばいwktkとまらん…
支援!ROMに戻る|ω・`)ノ
キョウごめんマジごめん
それがどうだ。
この地下牢で過ごしているうちに、僕は自然と夢の中で、戦う相手を捜していた。
いくら記憶が曖昧になろうと、
現実での感覚が希薄になろうと、
蓄積された経験は体に刻み込まれている。
これまで戦った強敵の数々は精確に思い出せる。
タケシのイワークを倒して、相性に対する畏怖を消し。
カスミのギャラドスを沈めて、俊敏が威力に勝ることを知り。
マチスのエレブーを感電させて、自分が特殊であることを実感し。
エリカのウツボットを自滅させて、フィールドを利用することを学び。
キョウのドガースを衰弱させて、敵の攻撃を逆手にとる戦法を見出し。
ナツメのフーディンを昏倒させて、躊躇い無き特攻の突破力に気付き。
カツラのブーバーを麻痺させて、無傷で戦闘不能に追い込む術を体得し。
サカキのサイドンを打砕いて、電気属性と地面属性の相性を完全に克服し。
数多のランカーポケモンを撃破して、遍くポケモンの頂点にいるのだと理解した。
「……ピカ」
……だから、僕は勝つ。勝てる。勝てない理由がない。
半ば暗示をかけるようにして、僕は目を閉じた。
目の上の傷跡が引き攣れる痛みを感じるほど、かたく目を瞑った。
ライバルの…あの…あいつ涙目www
なんか最終決戦っぽい雰囲気
試演
海底で留まっていた気泡が水面に浮上するかのような、穏やかな目覚め。
尻尾を振る。自在に動く。
手足を動かす。異常はない。
右耳と左耳を交互に動かす。支障はない。
電気袋から電流を迸らせる。まったくもってノープロブレム。
僕はうんと伸びをして、深呼吸してから、やっと辺りを見渡した。
真っ白な空間だった。汚れ一つ、瑕一つない白壁に、
これまたまともに見れば目が眩むほどの白い照明が反射していて、
なのに全体として見てみれば、優しい白色と認識できる。
初めてこの空間で目覚めたときと、何一つ変わらない。
人工的な静謐の中、僕は退屈凌ぎにと、
どうして昔、眠ることが怖かったのか考えてみた。
暗闇が怖いわけではなかった。
目を閉じることによって現れる形容できない色の群れも怖くなかった。
僕が怖かったのは、眠気だ。眠りそのものだ。
眠ってしまうと、もう二度と目覚められない。そんな錯覚があった。
眠ってはいけない。そんな脅迫観念があった。
しかしいざ眠気を前にすると、僕の決心は音もなく崩れ去る。
目覚めた時、僕は僕がそのままであることに、
空白の数時間に何事も起こらなかったことに、心の底から安堵する。
馬鹿げた話かもしれないが、
当時の僕はおそらく、眠る度に死の覚悟をして、起きる度に生を喜んでいたのだと思う。
でもそんな感覚は、いつしか消えていった。
サトシと出会う頃には、そんな時期があったという記憶さえも薄れていた――。
白い世界に黒の線が引かれる。
やがてそれは横に広がり、黒の長方形になった。
wktk
支援
瞬きする。
白の空間は初めからそうであったかのように完全に閉じられていた。
しかし空間の中心には、初めからいなかったポケモンがいる。
漆黒の体表に白銀の鎧。
足は地面に触れずに、僅かに浮いている。
背後には長くて太い尻尾が、何かの感覚器のようにゆったりと揺らいでいた。
「――――、―――」
アナウンスの声が遠くに聞こえる。
それほどまでに僕は目の前のポケモンに見入っていた。
僕はこのポケモンを知っている。
戦ったことがある。
名もない孤島の。名もない研究所で。
僕はこのポケモンに挑み。
手も足もでなかった。
名前は思い出せないが……。
なるほど、確かにこのポケモンは最強にして、
僕を"殺しうる"ポケモンだ。
アイシールドの一点が、青白い光を灯す。
奴か
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 21:25:52.31 ID:8u5GxvwJ0
もしかしてだけど・・・(まだ全部読んでないけど)
M3ってまさか・・・
奴だな
ミュウツー来たか
ミュースリーだっピ
152 :
148:2008/12/14(日) 21:31:04.15 ID:8u5GxvwJ0
>>151 やっぱり!
もう、既出なんですか?
すいません●持ってないんで・・・
黒い体表…?でかい尻尾…?
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 21:33:19.50 ID:0hrHF59Q0
レポートが危篤なので今日は終わらざるを得ない( ^ω^)
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 21:34:34.90 ID:SBVdygh5O
黒くて尻尾のあるポケモン…
ニョロモか!
初北
産業
ホゲピー
>>154 乙
こんなところで止めるなんて民放のドラマか!
ここでストップかww
毎回ドSなタイミングで止めやがってw
乙
なんという生殺し
しかし乙
じらしに定評のある作者だからな
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 21:44:39.63 ID:3AkfpgzBO
おつ
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 21:51:14.82 ID:N26w77YL0
乙
乙
乙!
明日が楽しみだ
乙
連載再開してからwktkが止まらない
作者乙
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 22:35:30.50 ID:g+9Lrr7sO
まとめサイト見てきたけど後半gdgdすぎて萎えた
ってかパー速行けよ。欝陶しい
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 22:38:07.02 ID:3AkfpgzBO
萎えたなら黙って消えろ屑
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 22:48:51.42 ID:uz+XUVC20
黙ってパー速行けよ屑
s忘れちゃった……てへっ
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 23:19:58.99 ID:3AkfpgzBO
ほ
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/14(日) 23:26:27.69 ID:1VDaxQEQ0
このスレ久しぶりに見たな
ほ
はいほ
漆黒のミュウトゥーktkrほす
作者すげえな
是非完結させてくれ
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 01:01:50.29 ID:IciBXAIZO
ほ
rー" ̄ ̄ヽ
/ /"ヽ ヽ \
// / ヽハ 、ヽ
〃{{−支援−リ||| |
レ小|● ● 从|、|
ヽ|⊃ 、__ ⊂⊃|ノ|
/⌒L|ヘ ヽ_) j/⌒リ
\/ | l>r、_イァ/ /|
`/ /| |ヾ|三/{ヘ_∧|
ヽ< | | ヾ∨/ヾ 彡"|
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 01:44:16.03 ID:qONqGYcXO
ほ
いつもながらwktkな展開!
おつ!
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 02:28:39.40 ID:MuZIpuYPO
sage進行で保守できるかな?
ageで荒らしにも保守要員になってもらうかw
ほ
保守
ほ
結構空いたけど何とかなったな
M3が生まれたなら、M2も動くのだろうか
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 06:48:45.12 ID:79FVII6aO
ほす
ほ
保守だワニ
ほ
も
ま
り
も
か
保守
かみてんかいほしゅ
ほ
ほ
ほ
い
ぞ
う
ほ
ほsh
ほ
ほ
^^
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 16:17:55.13 ID:qONqGYcXO
ほ
ほ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 16:59:04.34 ID:Df7Kgl6U0
ほ
ほうーうー
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 17:52:51.42 ID:Z4TJU43DO
うーうー
とりあえず保守
投下待ってる
(>'A`)> ウワァァァァ
( ヘヘ
帰った
今から書く
ktkr
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 18:38:58.34 ID:qONqGYcXO
いい加減釣りだと分かれよ
それに作者くるの大体7時以降じゃん
ああ
ピ
うーうー
ほちゅう
うしゅ
ほしゅ
保守
|l、{ j} /,,ィ//| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ | あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ | < 『Playstation home
fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人. | 思ったらいつのまにか一時間経っていた』
ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ | 催眠術だとか超スピードだとか
ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉. | そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ. │ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
/:::丶'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ \____________________
227 :
◆ihjpPTk9ic :2008/12/15(月) 20:48:12.46 ID:Vl2KxSIk0
華麗に誤爆しつつ再開
作者どうしたwww
ワロタww
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 20:57:59.37 ID:AEt4K6TAO
その光が――彼の瞳が、僕を捉えて離さない。
殺せ。
殺られる前に殺れ。
本能が訴えている。
僕に殺害嗜好はない。
即ちこれは僕の防衛本能だ。
「――ピッ」
動く。
それが合図となって、
最終テストと称された殺し合いは始まった。
電光石火。
対抗するように彼も前進する。
爆発的な加速力だ。
右手には燐光。
それがどんな意味を持つのかは分からない。
ただ一つ言えるのは、彼の攻撃はすべて致命傷に繋がっているということ。
交差の一瞬。
こちらの軌道に合わせた一薙ぎが、
しかし僕の背中を掠めて衝撃波を放つ。
轟音。
ニドキングの足踏みにビクともしなかった白の空間が震えている。
異常だ。
予備動作と威力が比例していない。
攻撃の余波に煽られて反転、彼の背中に電磁波を照射する。
ニドキングだと
受け身。
命中した?
ささやかな期待とともに身を起こす。
彼は無傷だった。
翳された掌のすぐ先に、綺麗な光の粒子が舞っていた。
「……チュ」
……そうこなくては。
三本の指が開かれ、
収束した光子が元の電磁波となって僕に返ってくる。
僕は再び電磁波を照射した。
空気が爆ぜる。
彼の中和に比べると荒っぽい相殺だが、あまり我儘は言えない。
彼の姿がかき消える。
その前触れのなさにテレポートを疑い、
数瞬後にそれが通常移動であると理解する。
目前を通り過ぎるバックブロー。
風圧で目が開けられない。
閉じた瞼の裏にライチュウとの一戦が過ぎり――
僕は姿勢を低くする代わりに、彼の頭上に跳躍した。
光を帯びた太い尻尾が、僕のいた場所を床ごと削り取っていく。
束の間の浮遊。
眼下のアイシールドに向けて電気ショックを放つ。
凌げるはずのない不意打ち。
必中の攻撃を、しかし彼はこともなげに相殺する。
M2さんぱねえっす
ほしゅ
身体が震えた。
恐れによってではない。興奮によってだ。
勝つか負けるか。
生きるか死ぬか。
ずっと昔に忘れてしまった感情が蘇ってくる。
それは僕に、身体能力の劣化と、顔の思い出せない科学者の諫言を忘れさせた。
「ピ!」
次はこちらの手番だ。
電光石火を小刻みに発動しながら攻撃を加えていく。
一撃一撃に電気ショックと同等の電流を付加させながら、
彼の攻撃の手がすべて相殺にまわるよう差し向ける。
反撃の隙を与えてはいけない。
彼はじりじりと後退する。
しかしアイシールドから覗く表情に、焦りの色はなかった。
このままでは埒が明かない。
電撃を絡めた打撃には自負があったが、このポケモンの反射速度は尋常ではない。
フェイントも。時折出力を変えた至近距離からの電気ショックも。
すべて相殺される。まるでこちらの攻撃をすべて読み切っていたかのように。
思索する。
得られた結論は単純明快。
浅い攻撃が通じないなら――相殺できないレベルの攻撃を与えてやればいい。
10万ボルトの充電に必要な時間は、全盛期で約3秒。
衰えを考慮し、そこに1秒足したとして約4秒。
彼を前にしてその空白時間はあまりに長すぎる。
しかも充電が完了するまで、電気系の技は使用できないという制約もある。
ポケスペネタかよwwwwwwwwww
どこかネタ被ってた?
ポケスペは消防の時に途中まで読んでたんだが
もうほとんど思い出せなくて、ネタ被ってても分からん
いや…スマン…サカキ戦で似たような場面があったから被せてくれてのかなと
気にせずバンバン書いちゃってください
あれはボールの中の時点から充電ってやつだったよな。
M3強すぎwwwwww
しかし他に方法はない。
約4秒間、彼の攻撃を躱し続けるしかない。
一瞬脳裏に甘い囁きが響いた。
"使え"
"楽になれる"
"或いはあのポケモンを圧倒できる"
僕は無意識に首を振る。
電光石火。
距離をとった直後、彼はふわりと上昇した。
まるで彼のまわりだけ重力がなくなったようだった。
両腕が前に突き出される。
その漆黒の腕は僕に砲身を連想させた。
そして――連想は現実となった。
空気中からわき出した黒点が球体になり、
彼の掌がそれに爆発的な推力を与える。
一発目が躱せたのは偶然だった。
彼の腕のラインの延長線上にいないように意識していなければ、とても反応できなかった。
僕は弾丸の穿った跡を見ようとした。
しかしそれは叶わなかった。
連射が始まったからだ。
連射速度は毎秒8発程度。
二本の射線が、的確にこちらの回避位置を予測し、追い詰めてくる。
一発ごとの威力はそう高くない。
だが一発でももらって姿勢を崩せば、
あとは全弾のシャワーを浴びて、彼の気が済む頃には、僕は原型を留めていないだろう。
おい、誰かノーマルタイプ呼んで来い
こええ・・・
wktk
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 22:49:40.82 ID:SmOiEZ+KO
なんという臨場感
スマブラのM2ももう少しこいつを見習え
ここでまた急展開ありそうだな
シャドーボールか
ミュウツー使えるの?
壁を斜めに駆け上がる。
射線が追いかけてくる。
脚下から迫り来る弾丸の雨。
あともう少しで飲み込まれるといったところで、
電光石火で天井を蹴り、
自由落下を超えた速度で床に着地する。
射線は上がりきったままだ。
僕は浮かんだ彼の真下に向かって疾駆した。
充電は完了していた。
電気袋の中でエネルギーが暴れているのを感じる。
遅れて、背後から射線が追いついてきた。
こちらが走らなければならないのに比べ、彼は腕を動かすだけでいい。
理不尽だ、と憤慨したいがそんな余裕はない。
黒い光の弾丸が僕のすぐそばの床を穿ち、
その破片が僕の背中に小さな傷を作る。
尻尾に裂傷が生まれる。
ついに射線が、重なる。
「ピーカー……」
眼前に弾丸が迫る。
それが僕を失明させる直前に、
「ヂュ〜〜〜〜!!」
僕は電圧を解放した。
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:04:54.19 ID:Vl2KxSIk0
終わり
昨日レポート書き終わったのが遅かったせいで眠気に抗えそうにない
今日は投下少なくてごめんお( ^ω^)
おいwwwwwじらすなwww
やっぱり焦らすwww
乙w
てめwwwww
乙
なんて焦らし上手な子
作者を例えるなら電池切れかけのバイブ
乙
相変わらず焦らしが上手いwww
無理せずゆっくり休んでくれ
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:42:42.85 ID:qONqGYcXO
おつー
作者は稀に見るドSだなwww
でも乙!
気になるwwwwww
作者おつ!
おつ!
otu
ピカチュウこの戦いに負けたら死ぬよな?
組織側は生かしたほうが得じゃね?
あと球根使う子のポケモンになる意味もよくわからん
このスレ潜在ROM含めたら住人100こえてそう
ほ
し
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 02:13:46.09 ID:9ICX8JBtO
保守
人すくな
ほ
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 04:46:24.66 ID:9ICX8JBtO
ほ
う
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 06:35:30.28 ID:vaPMwRzVO
う
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 07:02:43.10 ID:ljDajU8pO
補修
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 07:03:33.75 ID:97/EO2kFO
ほ
うっうー
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 07:35:12.46 ID:9TmCEP0tO
ほ
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 07:41:20.83 ID:OmHt0OCr0
ミュウツーは俺の嫁保守
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 08:19:32.98 ID:b3E2JrhvO
保守は俺のミュウツー
ほす
ほ
ほす
ピーカー
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 11:24:48.70 ID:LCwY0bOW0
チュー
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 11:26:18.59 ID:L4CDpdaxO
カー
チュ!
ほ
り
ほ
キ // /::::://O/,| /
ュ / |'''' |::::://O//| /
.ッ \ |‐┐ |::://O/ ノ ヾ、/
: |__」 |/ヾ. / /
ヽ /\ ヽ___ノ / . へ、,/
/ × / { く /
く /_ \ !、.ノ `ー''"
/\ ''" //
| \/、/ ゙′
|\ /|\ ̄
\|
キ // /::::://O/,| /
ュ / |'''' |::::://O//| /
.ッ \ |‐┐ |::://O/ ノ ヾ、/
: |__」 |/ヾ. / /
ヽ /\ ヽ___ノ / . へ、,/
/ × / { く /
く /_ \ !、.ノ `ー''"
/\ ''" //
| \/、/ ゙′
|\ /|\ ̄
\|
ほっ
うー
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 16:16:16.97 ID:/j2JCWbmO
保守
うー
ほ
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 17:27:46.10 ID:lXo3W9Sc0
ー
ほっくす
ほしうー
ほ
ほ!
保守
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 19:21:28.28 ID:9ICX8JBtO
今日は8時頃か?
ねむねむ……
落ちたかと思ったよぉお(;_;)
昨日見れなくて寂しかったぜ……in山形
ホゲピ
再開する
試合等々で部活の終わりが遅くなって困る
ポケモンバトルで忙しいんだな!
俺もポケモンバトルができる部活入りたいな
閉じた瞼を透かして、
電流が弾丸を黒い光の粒に分解し、
砲身もとい彼の掌にぶつかるのを感じる。
確かな手応えがあった。
だが、墜ちてこない。
見れば彼は両の手を翳して、僕の10万ボルトを相殺していた。
やれやれ――、
信じられないキャパシティだ。
徐々に出力が弱まっていく。
彼と僕を繋ぐ光の橋が細くなる。
片手で充分と判断したのだろう。
彼が右手を相殺に当てたまま、
左手を頭上に持ち上げる。
再び黒点が収束していく。
先ほどの弾丸の大きさを超えて膨らみ続ける。
肥大化したエネルギーが禍々しい音を立てて、
彼の掌から解き放たれる時を、僕を殺す時を待っている。
一撃で済ませるつもりなのだろう。
しかしもちろんのこと、それを黙ってみている道理はどこにもない。
僕は緩めていた出力を最大にした。
許容量を超えた電流が、紫電となって彼の身体を駆け巡る。
両腕の相殺にまわすことは叶わない。
左掌には自らが作り出した莫大なエネルギーの塊がある。
僕は10万ボルトを打ち止めた。最早放つ意味がない。彼は自滅するのだから。
制御を失った黒の球体が、ぶよぶよと形を変える。
彼はそれを押しとどめようとする。
が、高圧電流を通した身体は彼の意志に応えられない。
一瞬の静寂。僕は耳をたたんだ。
ピカチュウつえええええ!!
ピカチュウかっこいいよピカチュウ
策士だなw
>両腕の相殺にまわすことは叶わない。
両腕を、じゃね?
ほ
保守
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 21:35:20.72 ID:2Urgwtoz0
綺麗な爆発だった。
この空間に満ちている白い光を寄せ集めて凝縮し、
一気に解き放ったような、いつか観た花火を想記させる光景だった。
爆発の余波に煽られながら、僕はしっかりと目を開けていた。
白い閃光の中から異物を吐き出すように
吹き飛ばされた漆黒のポケモンは、
壁の一面に叩きつけられて地面に落下した。
生きてはいまい。
僕は一目見てそう推断した。
左腕は肩口から消し飛び、
身体の主に前面が酷い火傷を負っていた。
白銀の鎧もあの爆発の前には脆い銀細工に過ぎない。
ある部位は無残に砕け、ある部位はどろどろに溶解して、彼の身体を傷つけていた。
アイシールドの一点に湛えられた青白い光は、風前の灯火も同然だった。
歩み寄る。
傾眠ガスで眠らされる前に、
この世界最強と評されたポケモンの顔を見てみたかった。
とある孤島の、とある研究所で、
かつて僕が手も足もでなかった、
そして今となっては乗り越えた相手の正体を思い出したかった。
それが何もかもの間違いだった。
油断していたわけではない。警戒を解いていたわけでもない。
むしろ断末魔の無差別攻撃は想定していた。
しかし――誰があの状態からの、精確な反撃を予想できただろう?
自己再生からの…?
その状態からの反撃か……
こ、怖っ……
ピカチュウううう(ノд<。)゜。
日韓戦争の飛び火がここまで…
ほ
呼吸が止まる。
視界がぐらつく。
横薙ぎに吹き飛ばされたのか。
そう理解してから、僕はやっと彼の尻尾が撓る音を聞いた。
浮いていた身体が地面に触れ、
それでも勢いは止まらずに、壁の端にぶつかってようやく静止する。
神経はそれまで訴えを我慢してくれていたらしい。
痛いという一言では到底言い表わせない、
「森」という漢字のように、少なくとも「痛」という漢字が三つ必要なくらいの激痛が脇腹に広がる。
肋骨が少なくとも三本は折れているな、これは。
「ピィカ……チュッ」
無論、咳には血が混じっていた。
内臓も傷ついているのだ。
だが、いつまでも寝そべっているわけにはいかない。
打撃を受けた半身を庇うようにして身を起こす。
「……ピ?」
初め、幻覚を視ているのかと思った。
しかしジクジクと痛む脇腹が、それ現実なのだと教えてくれた。
彼の傷が癒えていた。
火傷が消えていた。
抉れた部位が埋まっていた。
完全に消し飛んだはずの左腕が、現在進行形で再生されていた。
つええ…ヒトデマンの自己再生とは格が違うぜ
反則だ
気で完全に消滅させなければならなかったのか
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 22:04:34.42 ID:+4RZPHTOO
これは「こんなのに勝てるわけが無い」と子供が大泣きしてテレビ局に苦情がくるレベル
マジごめん
ドラゴンボールで似たような場面があった気がする
>>331 セルかブウか
いずれにせよ強敵の再生はチートと同義
気で完全に消滅ry
大事な事でもないのに二回言ってスマン
書き込みに失敗してたと思ってたorz
馬鹿げている。
あれを"自己再生"と呼ぶのなら、
従前僕が目にしてきた再生術は応急処置ですらない。
彼は完全に元通りになった身体を眺め、天井を仰いだ。
すぅ、と白い空間に穴が生まれ、
アームが彼の欠損した強化骨格を取り外し、
真新しい強化骨格を取り付けていく。
僕はそれをただ呆然と見ているしかなかった。
振り出しに戻ったのは彼だけだ。
僕の身体は傷ついたまま、彼の相手しなければならない。
「第二フェーズ、開始します」
朦朧とした意識に、囁きが木霊する。
使え。
次は致命傷になる。
余計なことを考えるな。
今生き延びることだけを考えろ。
僕はその衝動を押さえ込もうとした。
しかし猛然と迫り来る彼を見て生まれた恐れと怒りが理性を殺し、
自棄をも厭わぬ本能が、完全に顔を覗かせる。
目を閉じて――開く。刃と化した彼の右腕が、首を撥ねんと振り上げられる。
そこで世界は停止した。
ほ
おいスレも停止したぞ
うー…?
うー!
ここで続くとかやめてくれよ!?w
しかし今日は不安定だな…
ピカチュウの高速移動があまりにもスゴイスピードだったため数秒間時を止めることができた
加えてパワーと精密動作もスゴイ
ピカチュウのせいで地球がヤバい
ピカチュウ の あまえる こうげき!!
ピカチュウ「ザ・ワールド!」
おあああああああ早く続きを…!!
ここでカエデ編に突入しそうで怖いお……。
うわあああああああああ早く早く
ウツギ博士との面会が叶ったのは、セキチクシティに到着してから実に八日後のことだった。
「一週間近くも待たせてしまって悪かったねえ。
待ち人がいると知っていたらもう少し早く帰ってこれたのだけど。
それにしても私の部屋にこんなに見目麗しい女の子が二人もいるなんてなんだか信じられないね。
ポケモン協会本部というと聞こえはいいが、
実情は激務の多さを嫌って多くの若い人材が数年で辞めるか地方への転属を願い出てくるかで、
言うなればここは忙殺されることに耐性がついた中年の溜まり場なんだよ。
かくいう私も今年で四十五だ」
「は、はあ」
「私にも一応妻子がいるんだが、
妻との関係は冷めて久しいし、娘も難しい年頃でね。
まるで思春期に素直さを置き忘れてしまったかのように反抗ばかりしてくる。
ソーシャルスキルを養う過程において対外人格の形成は避けて通れない道だが、
私としては純粋なままの娘が良かったよ。パパー、パパーっ無邪気に笑ってた頃が懐かしいな。
おっと、誤解を避けるために言っておくが、
私は決して娘のアルバムを見て懐古したりするような人種じゃないよ」
「あの、ウツギ博士?」
「この仕事を続けていて辛いのは、やはり家族との時間を持ちにくいことかな。
一昔前はそうでもなかったけれど、ここ最近はハードスケジュールでまともに家に帰っていないんだ。
今度の出張で、ようやく一段落ついたところだよ。
まあ、余暇が出来たところで急に妻や娘が優しくなったりはしなくて、
結局ここでポケモンと顔を突きつけ合わせて一日が終わるんだけどね」
「ウツギ博士!」
あたしが大きな声を出すと、
ウツギ博士は「ああ、またやってしまった」という顔をして後退気味の額を叩いて見せた。
「やれやれ。自分のことながら困ったものだ」
「喋るのがお好きなんですね」
349 :
◆ihjpPTk9ic :2008/12/16(火) 23:18:29.61 ID:2Urgwtoz0
視点移動して終わり
VIPの調子もおかしいみたい
ほしゅ
やっぱり視点移動か…この作者め、やってくれるぜ…
乙
乙!
泣けるなw
焦らすねぇwww
乙
おっつん
地味な博士キター
保守表置いておきますね
保守の目安(旧)
00:00-02:00 20分以内
02:00-04:00 40分以内
04:00-09:00 80分以内
09:00-17:00 40分以内
17:00-19:00 20分以内
19:00-00:00 15分以内
保守の目安(現)←推奨
00:00-23:59 60分以内
ウツギこんなキャラだったか?www
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/17(水) 00:40:11.43 ID:mxtFgiqTO
おつー
ピカチュウパートがwktkすぎるぜ
ピカチュウはあと一回変身を残している・・!
ウツギって具体的になにやった人?
たまご発見した人だったような
保守
保守
ほ〜
ほお
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/17(水) 04:21:24.20 ID:uMLnCt7sO
ほしゅ
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/17(水) 05:54:05.00 ID:+aTNtsBUO
ほ
ほうーう
うー
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/17(水) 08:26:50.53 ID:XhjjRHqnO
へ
ほっしゅ
ほ
ほ
ほし
ほ
ほ
うーうー
し
ゅ
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/17(水) 13:15:14.71 ID:L/HPO+q6O
ほ
は
ほ
うーうー
うほ
いい
男
!
や
ら
392 :
◆COLA.5v7SE :2008/12/17(水) 17:17:56.27 ID:n+A6ZOV9P BE:1962324487-PLT(13778)
な
い
い
男は黙って保守