2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/11(木) 19:52:14.18 ID:Bd6BjeP10
thx
それでは第十四章下を再開する
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/11(木) 19:52:42.54 ID:18NsxueuO
キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!
「あの一戦、というと?」
「古い話故に、名前はもう定かでないが、一人の少年がレインボーバッジを求めてやってきたのだ。
ちょうど今のお嬢さんと同じようにな。
エリカも当時はまだ14歳。プライドが高く、加減を知らぬ年頃だ。ジム戦では常に全力だった。
バトルフィールドも現在より、かなり草タイプのポケモンに有利なよう設定されていた。
こんなことを言うと親ばかのように聞こえるだろうが、エリカは幼少からポケモンバトルに特別秀でていてね。
あの子はほとんど負け知らずだったのだ。
その少年が門を叩いた時も、エリカは勝負が始まる前から勝利を確信していた。
少年は強力な炎タイプのポケモンを連れていたが、充分に躾られていなかった。
そして他のポケモンはいずれも、草タイプに対して五分五分、もしくは弱点となる相性だった。
それが分かった時点で、傍目で見ていたワシも、辛酸を舐めることになるのは少年の方だろう、と確信していた。
ところが蓋を開けてみれば、敗北したのはエリカの方だった。
しかも少年のパーティーには水ポケモンもいてね。これがエリカのプライドを酷く傷つけたのだろう。
以来、エリカはその少年ばかりを意識するようになってしまった」
先代頭首とは名乗っていても、やっぱりエリカさんのお父さんね……。
エリカさんのことになった途端に饒舌になるんだもの。
「その少年は、今はどうしているんですか?」
当時のエリカさんに勝つほど強いなら、
今は有名なトレーナーとして活躍していると考えるのが普通よね。
「さあ、どうしているのだろうな。
ワシはポケモンの世界から引退して久しい。
エリカはジム戦以後も、その少年と幾度か交流を持っていたようだが……詳しくは知らぬ。
まったく、年頃の娘とはどうしてああも秘密主義なのか」
連 載 再 開
ながかった・・・ほんとにながかった・・・
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/11(木) 19:57:17.66 ID:tXgj0qGpO
わーい
>>8 \ l
ーァ'´ ̄ ̄ ̄`ヽj
__ \
ハ.J! _ l
, - 、 `ー' ・{Jハ.
: : : :} ー--'、_ l <sageろ
ー‐' /:}
∨
\ /
丶 ー-- /
|\
l ヽ
| ',
l ヽ
l. __ソ
}
最初のスレ見たことあるけどスゲーなまだやってんのか
やっと始まった。
冨樫の連載再開以上に待った気分だぜ。
良いタイミングでスレ見つけました
支援
一ヶ月間ずっとこの日を待ってた
5年くらいに感じた
比喩じゃなくて、本当に
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/11(木) 20:09:03.83 ID:Bd6BjeP10
もしもお父さんと一緒に暮らしていたら……、
あたしも14歳くらいの時は、お父さんにたくさん隠し事をしていたかもしれない。
党首の問いにあたしは答えず、
エリカさんの容態を確認したいと言った。
語り終えてカエデを見ると、その目はどこか遠くを見つめていた。
「エリカさん、絶対その男の子のことが好きだったに違いないわ。
プライドを傷つけた相手を憎んでいるうちに
四六時中その人のことを考えてしまっている自分がいて、
もしかしてこれは恋? でもでもジムリーダーが挑戦者と交際してもいいのかしら?
いいえ、何を早合点しているんですの。恋なんてありえませんわ。
私を倒したあの方に抱くべきは絶対の敵愾心。それのみです。
ジムリーダーたるもの、いつまでも過去に囚われてはなりませんもの。
あと一度、そう、あと一度だけお逢いできれば、
その時こそ私の草ポケモンが最強であることを証明してみせますのに――みたいな?」
「みたいな? って言われても……」
「ヒナタもそう思うでしょ?」
「……まあね。カエデには話してなかったと思うけど、
エリカさんもかつてはポケモンマスターを目指そうとしていたらしいの。
もしかしたらその切欠は、その少年に負けたことだったのかもしれないわね」
「その男の子を意識するようになって、自由な生き方に憧れたのかもねー。
でも結局はジムリーダーに落ち着いちゃった、と。
案外、エリカさんが未婚なのも未だにその男の子を思い続けているからだったりして」
常識的に考えればあり得ないことだ。
でも、各界からも引く手数多に違いないのエリカさんに、
結婚はおろか特定の人がいるという噂さえ流れないのには、
お見合いを進めるエリカさんのお父さんと、エリカさんの折り合いがつかないから、
という理由とは、また違った何かがあるように思える。……って、どうして真剣にカエデの妄想に付き合ってるんだろ、あたし。
罪深い男だ・・・
>>16 /) /)
/ ⌒ ヽ
| ●_ ● |/\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(〇 〜 〇 | / <作者sageないの?
/ |く \______
| |_/ |/
>>18 書いた直後、早く投下しようと無心で書き込みボタンをクリックしてしまうことがある
できるだけsage忘れないようにするお
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!
専ブラのsage機能固定しとけよww
待ってた!
作者会いたかったよぉぉぉ
作者久しぶり!試験お疲れ!
めっちゃ楽しみにしてたよ!!
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/11(木) 20:25:49.20 ID:9wV4Jud2O
なんかもう作者愛してる
>>24 /l
∧:| __
/ / / /:::::/
レ ´ ̄` ∠ ̄
/_ 。 '⌒ √`', r  ̄ ̄\
ノ' _, ー' r‐/ | \ 丶 ̄ ̄
_ゝ) V l _、 \ <sageって重要!
} \ _ _ _ \ |, r―┘
丶. _ 、 〈 \ V::r┘
l l\ |┘
ヽ ー' /
\ /
\_, 〈
\_)
やだ恥ずかしい
これからはピカチュウによるsage布教が一般化するだろう
「その話はもうやめ。エリカさんに失礼じゃない?」
「聞かれてないんだし別にいいじゃん」
「そういう問題じゃないでしょ」
まったくヒナタは堅いんだからー、とカエデはわざとらしく首を竦めて、不意に唇を引き結んだ。
まるで悪夢から覚めた直後みたいに怖い顔になる。
あたしは訊いた。
「どうしたの?」
「エリカさんのことを話してる場合じゃなかったわ」
呼吸一つ分間をおいてから、
「ヒナタはゲンガーを、この先ずっとボールの中に閉じ込めとくつもりなの?」
「ずっと、って言い方は間違ってるわ。
ゲンガーが前世の性格に乗っ取られないようになるか、
あたしがゴールドバッジを手に入れて暴走したゲンガーを抑えつけられるようになるまで閉じ込めておくの」
あたしの言い分に間違っているところなんてないはずなのに、
どこかそう言い切ることに後ろめたさを感じる。
「ゲンガーが暴走する条件をもう一度言ってみて」
「ポケモンバトルに出すこと。
細かく言うと、相手のポケモンに真剣な敵意を向けられることよ」
「……ふーん」
カエデのミディアムブーツのかかとがアスファルトを叩く音が、耳障りだった。
「あたし不思議なんだけど。
条件がたったそれだけなら、こーいう休憩時間のあいだもゲンガーを閉じ込めておく理由って、なに?」
うっうー
一二三さんかと思った
あたしは用意していた答えをそのまま口にした。
「普段のゲンガーが危なくないことは知ってるわ。
でも、こうやって旅をしている以上、
どこで野生のポケモンや心ないトレーナーに襲われるか分からない。
ゲンガーが暴走してしまってからでは遅いの」
「危ないと感じたらすぐにボールに戻せばいいじゃない」
「リスクは最小限にしたいの」
「リスク管理、ね」
カエデは冷ややかな声で言う。
「バカヒナタのくせに難しく考えすぎなんじゃないの?」
「茶化さないで。
カエデはゲンガーを閉じ込めてるあたしのことを酷いと思ってるのかもしれないけど、
これはカエデや、カエデのポケモンのためでもあるんだから」
「どういう意味?」
分かってるくせに。
「暴走したゲンガーを止めるには、
エリカさんのお父さんがしたように、
ゲンガーをどんな形であれ、戦闘不能にするしかないの。
ゲンガーは抵抗するわ。
きっと、あたしやカエデに攻撃することも厭わないでしょうね」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/11(木) 21:01:24.66 ID:B+IcWZvzO
>>16 × 各界から引く手数多に違いないの
○ 各界から引く手数多に違いないはず
じゃね?
危ないもん持ち歩いてるなぁ・・・
>>32 /`!
/ヽ. ,′
/ l/
/ /
,し' ´ ̄ ̄ >-――‐- 、
/ / \
j、_ ` T ――一 '´
/} _。 、__ l
r―‐ヽ、 }` ァ r‐ 、 /_ ,ヘ
| \¨´ 、__ノ └ 〉 注意する前にsageようよ
| / | ´ /
レ'´{ ; イ
\/ 、
| |
\ ___ .ノ
r'´ _} {_ `ヽ
 ̄  ̄´
>>32 まちがえた
各界から引く手数多に違いないはずの
だた
訂正も懐かしいww
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/11(木) 21:21:07.93 ID:Bd6BjeP10
「あたしは別に構わないけど?
あ、これ別に売り言葉に買い言葉とかそんなんじゃないから」
その言葉が強がりでないことは、なんとなく理解できた。
「もし仮にゲンガーが暴走しちゃったとして、
あたしたちが全力で止めればいいだけの話でしょ?
エリカさんのお父さんがしたみたいに、一斉に複数のポケモンでかかれば大丈夫だって。
そりゃ無傷では抑えきれないかもしれないけど――」
「ダメよ」
と遮って、
「カエデは暴走したゲンガーを見たことがないからそんなことが言えるの。
エリカさんのラフレシアが為す術もなくやられたくらいなのよ?
今のあたしたちのポケモンじゃ歯が立たないに決まってるわ。
それに……暴走したゲンガ―を鎮めるために、別のポケモンが傷つくのは間違ってる」
押し黙るカエデ。やっと納得してくれたみたいね、と安堵の溜息を吐こうとしたときだった。
「間違ってるのはヒナタのほうよ」
と、カエデはきっぱりとした口調で言った。
解らない。どうしてカエデは、こんなにもゲンガーの肩を持つんだろう。
あの子が我を失った時、カエデのポケモンや、カエデ自身が傷つくかもしれないのに。
あたしが返す言葉を探していると、カエデはすたすたと二人の女の子の元へ行ってしまった。
「ポケモンはモノじゃない。生きてるのよ」
去り際に言われたその言葉が、耳の奥でいつまでも残響していた。
ヒナタたんがいらいらしてるお・・・
あんまりsageろsageろと煩いのもどうかと思うんだが
___ , -――‐ァーァ
r―r――― / ` __∠ '´
 ̄` ー--/_,、 r-、 `
/ Lノ ・ ー' l 「\
/) ,_、 l⌒ヽ l l \ 作者様のsageが・・・
V ー ' l l \
\ _ , ヽ _| 、 \
/ | 〈| | | \ /
| l l l 卜jヘ.「 ̄ \/
l l ヽ._ノ |:.:.:.:.|
ヽ._ノ 〈|」 ̄
l ノ
>>41 ウザくて結構。
誰か言わなきゃまた荒らされるぜ?
ヒナタ!ヒナタ!ヒナタ!ヒナタぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ヒナタヒナタヒナタぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!マサラタウン出身のヒナタたんの亜麻色ブラウンの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…うっーうっーうっー!!
小説初期のあどけないヒナタたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期放送されて良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ!
ヒトデマンも進化して嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!SSなんて現実じゃない!!!!あ…二次創作も原作もよく考えたら…
ヒ ナ タ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ポケモンマスタぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?まとめ絵のヒナタちゃんが僕を見てる?
まとめ絵のヒナタちゃんが僕を見てるぞ!ヒナタちゃんが僕を見てるぞ!wiki絵のヒナタちゃんが僕を見てるぞ!!
wiki絵のヒナタちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはヒナタちゃんがいる!!やったよカエデ!!ひとりでできるもん!!!
あ、まとめ絵のヒナタちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアヤ様ぁあ!!カ、カスミー!!サトシママぁああああああ!!!エリカァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよヒナタへ届け!!カントー地方のヒナタへ届け!
え?
作者どうしたw
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/11(木) 21:34:39.76 ID:tJHo9lu80
たまに壊れるよな
レポートしとかないと
あかん、バグってもうた!
ルイズwwwwwwww
>>47 / //
_/ ∠._
/ `ヽ __
r-、 /=、 __ 、 / \
〈 ‘ ハ ,゚ ⌒ |  ̄ ̄ ̄
l V /ヘ rー、/ sageなアカンで!
、 \ ー' ー{
\ / ‐-‐ \
/ \_ /\
, __'_ノ / \
/ l /\/ , \
l |、/':, /\ /
、 ハ:.:.:/\/ \_/
> ァー―t く V
└ー' \__〉
俺、ヒナタはヒカリで脳内再生されてる
はぁはぁ
ヒナタは俺の嫁にしたい
sage忘れスマン
>>50 何故か植田ボイスで再生されたw
支援
あれから三度季節が巡った。
カスミは無事に出産を果たしていた。
ポケモンの院内立ち入りは厳禁されており、
僕はその朗報をサトシの母から聞かされた。
赤ん坊が女の子であると知ったとき、僕も飛び上がらんばかりに喜んだ。
カスミが女の子を望んでいたことが表面的な理由で、
男の子だった場合、成長の過程でカスミがサトシの面影を重ねてしまうかもしれないというのが、内面的な理由だ。
出産するまでも、出産してからも、近所の人間のカスミに対する風当たりは強かった。
"噂によればサトシはまだ旅を続けているという"
"あのカスミという女は哀れにも捨てられたのだ"
"大方、勝手に身籠もって実家に押しかけ、「この子を産んでサトシの帰りを待つ」とでも言い張ったのだろう"
それが暗黙の了解だった。
しかしもちろん、現実は違っていた。
カスミは無責任に身籠もったわけではないし、
カスミがマサラタウンでサトシを待つことは、彼の母親が勧めたことだ。
非難されるべきはサトシなのだ。
白い視線にさらされるカスミの盾になりながら、いつだって僕はそう主張したかった。
実際、誰もが心の深い部分では解っていたはずだ。
しかしそれが表沙汰にされることはなかった。
讃えられた栄誉は数知れず、
マサラタウンが輩出した歴代ポケモンマスターの中で最優秀と謳われ、
当然のように名誉市民にも登録されたサトシの黒い噂は、
信じる者こそいたかもしれないが、進んで流そうとする者は皆無だった。
あの時の一回でできたのかな?
ピカ視点キター
支援
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/11(木) 22:32:19.16 ID:Bd6BjeP10
オーキド博士の予見通り苦境に立たされたカスミだったが、
彼女はあの夜以降、一時たりとも涙を流さなかった。弱音を吐かなかった。
「悲しい」という感情を忘れたかのように、気丈に振る舞ってきた。
サトシのことを思い出すこともあっただろう。
僕の知らないところで世間の辛い視線に耐えていたこともあったかもしれない。
それでも彼女は笑顔を絶やさなかった。
それが赤ん坊の成長に良い形で影響したのだろう。
――いつも日向にいるような子でいて欲しい。
そんな願いとともに名付けられたヒナタは、すくすくと成長した。
僕はそれをずっと見守ってきた。
少し、離れたところから。
いくらカスミの信頼を得ているからとはいえ、
赤ん坊のそばにはポケモンを寄せない、というのが常識だ。
もし仮に僕がヒナタのそばに寄ったところで、
産毛を撫でてみたり、柔らかそうな頬をぷにぷにしてみたい、
といった欲求を鉄の理性で抑えきる自信があるが、
それでも一応、生理的な問題(不定期に微弱電流を放電などなど)を考えた末、自粛した。
僕がヒナタと初めて言葉を交わしたのは、彼女が三歳の誕生日を迎えた次の日の朝のことだ。
「ピカチュウ、こっちに来て」
カスミが手招きする。幼いヒナタはカスミの服のすそをきゅっと摘んでいた。
家の中で時折見かける黄色いねずみポケモンの正体が明かされることに、
楽しみ半分、怖さ半分、といった様子だった。
風呂
一時間くらいで戻るかもだし、戻らないかも
曖昧w
ほしゅ
保守
ほしゅ
PC規制されてる
保守
保守
そこは戻ってほしいところだったが、今日はもうこないかな?
曖昧ワロタw
昨日やってなかったから飽きたのかと思ったよ〜
これで楽しみがふえたぜ!
あいでー見れ
ほちゅ
今北寝ちまったぜ
今更ながら、作者おかえりー
今北
待ってたぜ作者
今北
作者色んな意味で変わってないなw
>>70 せっかちさん、まだ勘違いしてたのかよwww
ほ?
保守でチュウ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 02:44:04.65 ID:7ugEw2FDO
寝る前保守
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 02:46:42.20 ID:5kfusJSxO
パー速でやれ
ほしゅ
カレー
作者お帰りほしゅ
ほひ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 06:49:19.04 ID:J68QDK2gO
ほす
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 07:25:11.24 ID:vzztO3uCO
☆
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 07:50:01.63 ID:nNnropRR0
ほ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 09:19:01.28 ID:QRlyfhYlO
ほ
支援
ほ
ほ
ほし
ほ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 11:50:12.38 ID:PdTBaOkFO
は
ほ
ageるのは携帯ばっかりだな
ほ
ほ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 14:06:05.26 ID:5rq4X5lqO
作者復活?
ほ
保守
ほ
ho
ほしゅ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほす
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 18:03:44.54 ID:2Cbv4ZKeO
age
sage
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 19:00:34.00 ID:2Cbv4ZKeO
age
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 19:23:09.17 ID:R+k9zuGD0
鰐ノ仔煩悶記 第十四帖「不安の種」
セキチクシティが近づくにつれて、空気からはどんどん湿気が消えていった。
おかげで俺の自慢の皮膚もぱさぱさだ。
休憩時間になるとスターミーさんが水を撒いてくれたけど、所詮、気休めでしかない。
保湿性の高いボールの中でぐうたらしていようかな、とも思ったけれど、できなかった。
理由? いつもの通り、ミニリュウのクソ野郎が俺のパウワウ姉さんにちょっかいをかけているからさ。
ミニリュウがこれ見よがしにヒレを振るう。
吐き気がした。
ミニリュウが僕や姉さんには見えない透明の敵に激しい攻撃を加えている。
姉さんは見向きもしていない。
へへん、ざまあみろ。
心の中で思い切り笑ってやる。と、そんな僕に気がついたのか、ミニリュウがこっちを睨んできた。
"今笑ったんじゃねえだろうな"
そんな意図を察して、僕は大きく首を振った。
悔しいことにやつは強い。喧嘩したところで勝ち目はない。
生まれたときから強いってなんだよ、と思う。格差社会かよ。
どうしようもなく苛々する。
俺の不快指数はぐんぐん上昇、みるみるうちにストップ高だ。
こんなときはピッピを虐めて気分を晴らそう。ピンクのボールを探すと、蝶々を追いかけて遊んでいた。暢気なやつだ。
「がう」おい、ピッピ。
「がうがう」おいってば。
無視された……だと?
くそっ、どいつもこいつも俺を舐めやがって。
ピッピなんて出会いたての頃はバカみたいに怯えていたのに、ポケモンタワーから帰ってきてから反抗することを覚えやがった。
極めつけはあのミニリュウだ。新参者のくせに偉そうにしやがって、いつか俺がアリゲイツになった時にボコボコにしてやる。
俺は寝っ転がってあの電気ネズミのことを思った。
なあ、あんたは今どこにいるんだ? あんたが帰ってきさえすれば全部片付くんだ。
ミニリュウの野郎が調子づいたり、パウワウ姉さんが心を煩わせることもねえってのに――。
以下通常再開
ワニノコかあいいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
一瞬偽物かと思ったぞwwwwwwwww
じゃ、頼んだwktk
ワニかわいいwww
ワニノコそんなこと考えてたのかwww
くっそワロタwwwww
ワニノコかわゆwww
昨日来れなかったから今日言うが
作者愛してる!!
ずっと待ってた!!
このポケモン目線から見るとゲンガーさんどうなるんだろう
カスミは優しく話しかけた。
「ヒナタ」
「なあに?」
「ポケモンのことは前に教えたわよね?」
「うんっ。知ってるよぉ」
彼女の視線は時々僕に注がれている。
カスミとの受け答えもどこか上の空だ。
「じゃあこのポケモンの名前はなに?」
とカスミが尋ねる。ヒナタは少し思案した後、
「それも知ってるよぉ。えっと、えっとね……、ピカチュー!」
と誇らしげに答えた。じん、とした喜びが胸に溢れてくる。
彼女の母親が――カスミが僕をそう呼んでいるのを、自然と覚えていたのだ。
「正解。それでね、今まではヒナタのそばに寄らないように、ピカチュウに約束させてたんだけど、
今日からそれをナシにしようと思うの」
「えっ……ほんとう?」
「ほんとうよ。ママは嘘をついたりしないでしょ?」
ヒナタの顔が、ぱぁっと明るくなる。
カスミもそんな娘の反応を見て、とても嬉しそうだった。
しかし彼女の表情に一筋の影が差していることに、僕は気がついていた。
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 20:05:12.12 ID:R+k9zuGD0
「ヒナタに黙っていたことがあるの」
「えっ?」
カスミは告げた。
幼いヒナタが理解するには余りにも重すぎる過去の断片を。
「このピカチュウはね、ヒナタのお父さんのポケモンなのよ」
ヒナタに論理的思考が可能だったなら、彼女の頭の中には次々と疑問が浮かんできていたことだろう。
――どうしてヒナタにはお父さんがいないの?
―――お父さんは今どこにいるの?
――――どうしてお父さんのポケモンがお父さんと一緒にいないの?
しかし彼女は「ふーん」と首をかしげた後、
「お父さんの――(お父様の)――ポケモンだったんだぁ――(ポケモンだったのですね)」
と反復して、僕に向かって微笑んだ。無垢な笑顔だった。
僕は慇懃にお辞儀を返す。
「ピカピカー」
よろしく、ヒナタ。仲良くしようね。
カスミが言った。
「呼んでみなさい」
ヒナタは頷いた。ぎこちなく両腕が伸ばされ、花が開くようにゆっくりと五指が開かれる。
おもすれー
「おいで――(こちらに来て)――ピカチュウ。抱っこして――(抱きしめて)――あげる(あげます)」
まただ。思考にノイズが走る。
ヒナタの声が二重に聞こえる。
僕はこめかみを押さえながら、誘われるようにヒナタの元へ歩み、その腕に抱かれた。
温かかった。
ノイズが視界を覆っていく。
僕はどうしようもなく眠たくなった。
夢の眠りは現の目覚め。
僕は"確かな"圧迫感を感じて、身じろぎした。
「んっ……、ダメ、暴れたりしてはいけないの」
焦りの混じったソプラノ。聞き覚えがある。
だがそれが誰のものか思い出せない。
僕を抱きしめている相手を確認する。
赤いドレス。燃えるような赤髪。
縁のくっきりとした、小さいながらにも意志の強そうな瞳。
すべてに見覚えがある。だがそれに該当する人間が思い浮かばない。
僕は身じろぎをやめた。
安心したような細い息が、女の子の唇から漏れた。
追いついた..
カエデが待ち遠しかったお
ここはどこだ? 地下牢だ。
この女の子はどうやってここに入った? 扉を開けて入ったに決まっている。
監守の目をかいくぐって? あり得ない。監視の目は厳しい。
この施設の関係者だろうか? 妥当だが、たとえ関係者であろうと、監守が牢の中での面会を許可するとは考えがたい。
「わたしの名前はアヤ。あなたの新しいマスターです」
彼女の自己紹介は一行で終わった。
しかし僕を困惑させるのに、その二言目は十分すぎた。
新しいマスター? 何を言っている。
僕のマスターはヒナタ、唯一人だ。
「ピッ……」
感情に駆られて身じろぎを再開する。
しかし、
「話を全部聞いてもらうまで、離しません」
途端に強くなった抱擁と、その一言にまたしても屈してしまう。
驚くべきことに、僕はその女の子の腕が不快ではなかった。
まるで幼いヒナタに抱かれているような感じさえした。
どうかしてる。
頭が熱にうかされたように、思考がまとまらない。
129 :
◆ihjpPTk9ic :2008/12/12(金) 20:45:45.13 ID:R+k9zuGD0
風呂
一時間程度で戻る
できるだけ早く戻ってきてくれ………!
奪われてしまうお……
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 20:50:43.84 ID:HJ5j1Exr0
もしやアヤはアイツのアレか!
アヤは超能力というか、ポケモンを従わせる能力があるのかな?
高レベルのキュウコンを操っていたが
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 20:56:07.63 ID:2Cbv4ZKeO
イエローですね
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 21:26:46.67 ID:HJ5j1Exr0
ほ
保守
ごめんねお風呂長くてごめんね
待ってたぜ
ほっ
風呂くらいゆっくり入ってくれていいんだぜ
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 22:44:56.18 ID:R+k9zuGD0
アヤは言った。
「通じるかどうか自信はないけど、聞いてください」
僕は文字通り耳を傾けて見せた。
彼女はわずかに目を瞠ってから、静かに深呼吸をした。
緊張しているのかもしれない。
「まず一つ目に断言しておきます。
ここからの脱出は不可能です。この地下牢から、或いはこの階層から脱出できたポケモンはいません。
二つ目にピカチュウ。あなたをこの地下牢に閉じ込めるように差し向けたのは、わたしです」
「………」
「驚かないんですね。でもまあ、それは余談です。
大事なのは、絶対にこの地下牢からは脱出できないという事実を、あなたが理解することです。
そして脱出計画など諦めて、わたしのポケモンになると誓うことです」
力なく首を振って見せる。彼女は特に落ち込んだ風もなく言った。
「時間の問題です。どうせ過去の記憶は否応なしに忘却されるのですから」
僕は視線でアヤを咎めた。
僕が記憶を喪失することによって自分に従うようになる、とでも考えているのか。
実態は知れないが、仮にもここは組織だろう。そんなアヤ一人の我儘が許されるとは思えない。
「卑怯なやり方だということは自覚しています。でもそれはピカチュウ、あなたのためでもあるのです」
声に後ろめたい響きはなかった。
アヤは見え透いた嘘はつかない性格のようだ。
婉曲に物事を運ぶのは苦手と見える。
おもすれー
ピカチュウ負けるな!
僕を独断で牢に移したことといい、
僕が記憶障害を引き起こす可能性を考慮していない投薬といい、
行動力に先見の明が伴っていない。
利発そうな顔をしているが、所詮、まだまだ子供ということか。
「続けます」
彼女は目を逸らすようにして言った。
「三つ目に、あなたが危険なポケモンだという理由でこの地下牢へ移したのは、
あなたをあの実験から遠ざけたかったがための建前なのです。
わたしは安心していました。わたしの采配によって、近いうちに行われる最終テストには、
使い物にならなくなったポケモン数体が宛がわれる予定になっていたからです」
僕は黙っていた。
「ところが前日のミーティングで、詳細なデータを採るために、あなたを起用することが決定されました。
わたしは最後まで反対したのですが、ダメでした。何故わたしが頑なに反対したか、解りますか」
「…………」
「最終テストの被験体が、地球上の生命体の中でも最も強いと言われているポケモンだからです。
いくらあなたが強くとも、勝ち目はありません。
最終テストでは被験体の勝利を前提として、どのレベルまで制御できるかを測定します」
つまり制御に失敗した場合、相手のポケモンは容赦なく殺される可能性がある、というわけか。
――ぞっとしないな。
僕が察したことを察したのだろう、アヤはこれまでの平坦なソプラノに抑揚をつけた、切実な声で言った。
「あなたが被験体の相手を免れるには、
戦闘が困難であると示すしか方法がありません。だからお願いです。
どうか実験前日に行われるコンディションチェックでは、戦闘できないことをアピールしてください」
追いついたwktk
ピカさんのジェノサイドモードでも・・・
僕はイエスともノーとも答えなかった。
別に考える時間が欲しかったわけではない。
保留するような選択でもない。
「答えて」
安心したいんだろうな。
しかし何故このアヤという少女は僕に拘泥するのだろう。
純粋に強いポケモンを自分の所有物にしたいという欲求が、僕に興味を示したからか?
監守が牢の入り口でアヤに告げた。
「……アヤ様」
「解っています」
尖った声だった。
僕に向けられていたそれに比べるとボールと銃弾の違いがある。
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 23:35:42.55 ID:R+k9zuGD0
明日の朝早いので寝るおっおっおっ( ^ω^)
おやす
明日は何時頃?
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 23:40:00.91 ID:jejqkuFF0
乙
乙!
サトシの子なんかな
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 00:06:03.63 ID:EeL2aes1O
乙です
パウワウの好きな人(?)はピカ様なのか?